JP3447316B2 - 台車搬送装置 - Google Patents

台車搬送装置

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JP3447316B2
JP3447316B2 JP05271993A JP5271993A JP3447316B2 JP 3447316 B2 JP3447316 B2 JP 3447316B2 JP 05271993 A JP05271993 A JP 05271993A JP 5271993 A JP5271993 A JP 5271993A JP 3447316 B2 JP3447316 B2 JP 3447316B2
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Daifuku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、直線的な搬送経路の長
さ方向全体にわたって延在し、かつ長さ方向に往復動自
在に設けられた台車搬送用ロードバーと、該台車搬送用
ロードバーの長さ方向に互いに離間して設置された複数
の台車位置決め機構とを具備し、前記台車搬送用ロード
バーには、係合した状態で台車を搬送する係合部材が、
台車搬送用ロードバーの長さ方向に等間隔で互いに離間
して複数設けられてなる台車搬送装置に係り、特に自動
車工場において、ボディの製造ライン等に適用される台
車搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】直線的な搬送経路において、搬送しなが
ら製品を加工する場合、加工すべき製品を台車に積載
し、この台車を搬送する方法があるが、前記台車を搬送
する搬送装置としては、例えば、自動車のボディの製造
ラインに適用される装置がある。以下、ボディの製造ラ
インに適用される従来の台車搬送装置の一例を説明す
る。前記搬送装置としては、搬送経路の長さ方向全体に
わたって延在し、かつ長さ方向に往復動自在に設けられ
た台車搬送用バーと、該台車搬送用ロードバーの長さ方
向に互いに離間して設置された複数の台車位置決め機構
とを具備してなり、搬送経路中に設けられたボディの加
工位置毎にボディを載せたドーリーと呼ばれる台車を停
止させつつ間欠的に順次一方向に搬送するものがある。
該搬送装置は、前記台車搬送用ロードバーの長さ方向に
等間隔で互いに離間して複数設けた係合部材を台車と係
合させることにより、台車搬送用ロードバーの移動と一
体的に台車を搬送するようになっている。 【0003】以下、前記ボディの製造ラインに適用され
る搬送装置について、図4ないし図7を参照して詳述す
る。図中符号1はドーリー(台車)、10は台車搬送装
置、11は台車搬送用ロードバー、12はストッパー用
ロードバー(第1のロードバー)、13はプッシャー用
ロードバー(第2のロードバー)、14はドーリー搬送
用ロードバー11に固定された係合部材、20は位置決
め機構、30は固定式スキーバー、A,B,C,Dはす
べてドーリー1の所定のステージである。搬送装置10
は、走行自在なドーリー1を、ドーリー1の上部に設け
られている加工台2上にボディBを載置した状態で、製
造ラインに沿って配設された台車搬送用ロードバーの駆
動力でステージA,B,C,Dで一時停止させつつ搬送
するものである。なお、各ステージの間は、等間隔にな
っている。 【0004】図5に示すように、前記ドーリー1は、前
記加工台2と、加工台2の進行方向中央部前後(図中左
右)に配設された支持台車3とで構成されている。前記
加工台2は、概略長方形板状であって、進行方向中央部
前後に前記支持台車3上に立設された脚部が設けられて
なっている。各支持台車3は、概略ロッド状であって、
4箇所から走行自在のトロリ4が下方に突設されてい
る。前記進行方向前部(図中右側)に位置する支持台車
3の最前部には、係合部材14と係合することによりド
ーリー1に台車搬送用ロードバーの駆動力を伝達する係
止部材5が垂設されている。 【0005】前記係止部材5は、剛の長細い部材であっ
て、側面視係止部材5の一側の先端から中央部にかけて
次第に肉厚に形成された導入部6と、該導入部6より係
止部材5の中央部側に形成された係合溝7とを有してな
り、支持台車3からトロリ4の下方に突出する状態で取
り付けられている。また、係止部材5の係合溝7より中
央部側には、係止部材5の長さ方向他側から係合溝7方
向にかけて次第に肉厚に形成された接触部8が設けられ
ている。そして、係止部材5は、長さ方向中央部を中心
として垂直な平面内を回動自在に設けられているので、
前記係合部材14が係合溝7に対して係脱自在となって
いる。 【0006】図5に示すように、前記ドーリー1は、前
記加工台2の搬送方向前方の下部に設けられ、前記位置
決め機構20の押圧力をドーリー1に伝達する支圧板9
に水平方向の押圧力が作用した際に、前後方向に移動可
能に構成されている。 【0007】前記搬送装置10は、互いに平行に配設さ
れたドーリー搬送用ロードバー11と、ストッパー用ロ
ードバー12と、プッシャー用ロードバー13と、位置
決め機構20とで構成されている。 【0008】ドーリー搬送用ロードバー11と、ストッ
パー用ロードバー12と、プッシャー用ロードバー13
とは、共に長尺なロッド状の部材であって、図示しない
駆動機構の作用で、自身の長さ方向にそれぞれ所定のス
トロークで往復動するようになっている。ドーリー搬送
用ロードバー11は、所定の往復動ストロークを有し、
4基の係合部材14がステージA,B,C,Dと一致す
る位置で、ドーリー搬送用ロードバー11の長さ方向に
互いに離間して固定されている。図4に示すように、前
記係合部材14は、前記係止部材5の係合溝7と係合可
能な外形凸状の剛の部材であって、突出部分を上方に向
けてドーリー搬送用ロードバー11に固定されている。
隣接する各ステージの間を往復動するようになってい
る。前記ドーリー搬送用ロードバー11は、係合部材1
4が係合溝7に係合されることにより、ドーリー1にド
ーリー搬送用ロードバー11の駆動力を伝達可能とな
る。 【0009】前記ストッパー用ロードバー12は、ドー
リー搬送用ロードバー11と水平の位置に配設され、所
定のストロークで往復動するようになっている。プッシ
ャー用ロードバー13は、ストッパー用ロードバー12
の上方に配設され、所定のストロークで往復動するよう
になっている。 【0010】図4に示すように、位置決め機構20は、
ドーリー1の搬送方向に等間隔で配設されたボックス状
の位置決め機構本体21と、該位置決め機構本体21に
回動自在に設けられた位置決めストッパー22と位置決
めプッシャー23とで構成されている。位置決めストッ
パー22及び位置決めプッシャー23は、位置決めスト
ッパー22をドーリー1の搬送方向前方として、ドーリ
ー1の搬送方向に連設され、ドーリー1の搬送方向に平
行な同一の垂直面内を回動するようになっている。 【0011】図4に示すように、固定式スキーバー30
は、側面視先端から後端に向かって滑らかに肉厚が増加
する形状の部材であって、ドーリー1の搬送方向位置決
め機構20より前方に設けられている。固定式スキーバ
ー30は、前記先端を搬送方向後方に向け、かつ後端が
最も上方に位置するように固定されている。また、固定
式スキーバー30の設置位置は、前記支圧板9が位置決
め機構20に到達した際の前記係止部材5の直下であ
る。そして、固定式スキーバー30は、係合部材14と
支持台車3と係合した状態のドーリー1が通過する際
に、前記係止部材5の接触部8が固定式スキーバー30
の表面に当接するので、ドーリー1の前進に伴って係止
部材5が上方に押し上げられる結果、係合溝7から係合
部材14を離脱させて、係止部材5と係合部材14との
係合を解除するようになっている。 【0012】以下、前記搬送装置10の作用を説明す
る。前記搬送装置10により、各ステージA,B,C,
Dで停止させつつドーリー1を搬送する際には、以下の
ようにして行う。図4に示すように、まず、ステージに
ボディBをセットしたドーリー1を設置し、前記ドーリ
ー搬送用ロードバー11を後退させて係合部材14と係
止部材5とを係合させる。この際、ドーリー1の係止部
材5は、前記固定式スキーバー30の搬送方向前方に位
置して、垂れ下がった状態になっている。前記係合部材
14と係止部材5との係合は、ドーリー搬送用ロードバ
ー11の後退で係合部材14が接触部8に当接して係止
部材5を図中時計回り方向に回動つつ後方に移動するこ
とにより、係合部材14が係合溝7に嵌合する。 【0013】ドーリー搬送用ロードバー11の前進時に
は、ストッパー用ロードバー12も後退させて、位置決
めストッパー22を時計回りに回動させてストッパを解
除するとともに、プッシャー用ロードバー13も後退さ
せて位置決めプッシャー23を待機位置(図中符号2
4)に後退させる。この際、位置決めプッシャー23
は、回動自在に構成されているので、前記待機位置24
に位置した際に横倒し状態になって下方に位置し、前進
する支圧板9が接触しないようになっている。なお、位
置決めストッパー22の起立は、ドーリー搬送用ロード
バー11が前進を開始し、位置決めストッパー22を支
圧板9が通過した後、ドーリー1がステージBに到達す
る前までにストッパー用ロードバー12を起立方向に動
かすことにより完了する。ドーリー搬送用ロードバー1
1は、前進を続け、ドーリー1をステージBに牽引し、
支圧板9が待機位置24に待機する位置決めプッシャー
23の前面となる位置に位置させる。この際、係止部材
5は、接触部8の下面に前記固定式スキーバー30が当
接されて、係合部材14との係合が解除されるようにな
っている。 【0014】前記ドーリー搬送用ロードバー11による
ドーリー1の牽引が完了したら、プッシャー用ロードバ
ー13を前進させて位置決めプッシャー23を前方に移
動させることにより支圧板9を位置決めストッパー22
に当接するまで前方に押し出すことによりドーリー1を
前進させ、位置決めする。ドーリー1の位置決めは、支
圧板9を起立した位置決めストッパー22と位置決めプ
ッシャー23との間に挟持する。なお、ドーリー1の位
置決め時には、係止部材5は、位置決めプッシャー23
からの押圧力でドーリー1が移動することにより前記固
定式スキーバー30の上面に沿って時計方向に回動し
て、係合部材14との係合が解除された状態を経由し、
位置決め完了時には、係止部材5は、固定式スキーバー
30より落下し、反時計方向に回動して、垂れ下がった
状態になる。 【0015】前記位置決め時において、ドーリー搬送用
ロードバー11を後退すれば、前方に位置するステージ
の係合部材14が接触部8を介して係合溝7に嵌入する
ので、以下、ストッパー用ロードバー12及びプッシャ
ー用ロードバー13を前記の通り操作することで、ドー
リー1を前方のステージに搬送することができる。以
下、前記操作を繰り返すことにより、ドーリー1を、順
次、図7に示す搬送方向前方のステージに搬送する。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような台車搬送装置の場合、以下のような問題が生じて
いた。すなわち、前記搬送装置10は、複数のドーリー
1をドーリー搬送用ロードバー11の駆動力で同時に移
動するシステムなので、図8に示すように、ドーリー1
のステージA,B,C,Dを不等間隔に設置することが
困難であった。詳述すれば、搬送装置10は、ドーリー
搬送用ロードバー11に係合部材14が等間隔に設けら
れているので、ドーリー1をステージA,B,C,Dに
位置決めする位置決め機構20が不等間隔に設けられて
いれば、係合部材14とステージA,B,C,Dとの設
置間隔とが一致しないので、搬送したドーリー1の位置
決めや、各ステージA,B,C,Dに位置決めしたドー
リー1の搬送が不可能である。 【0017】また、係合部材14をドーリー搬送用ロー
ドバー11に不等間隔に設けたとしても、ロードバー1
1のストロークが各係合部材に対して同一の為、ストロ
ーク修正機構を設けない限り、同一のドーリー搬送用ロ
ードバー11を駆動源にすることが困難である。加え
て、前記搬送装置10において、敢えて位置決め機構2
0を不等間隔に設置しようとすれば、ドーリー1を移動
するための補助機器を必要とし、コストの上昇を招くと
いった不都合が生じる。 【0018】前記の結果、前記搬送装置10は、ステー
ジA,B,C,Dの間隔で一定に制限されるので、ボデ
ィBの加工機器等に制約が生じて、加工の能率向上の妨
げの一因であった。また、所定の規模を超える大型の機
器を前記ステージに設置しようとすれば、全ての係合部
材14の取り付けスパンを拡張する必要が生じて、搬送
装置全体の大型化が必要となるため、ステージA,B,
C,Dを不等間隔で設置することができる安価なドーリ
ー搬送装置の開発が求められていた。 【0019】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、簡便かつ安価な可動式係合解除機構を用い、ドー
リー搬送用ロードバー11,ストッパー用ロードバー1
2,プッシャー用ロードバー13の駆動ストロークを変
更することなく台車の停止位置を不等間隔に設置するこ
とができる台車搬送装置を提供することを目的とするも
のである。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明の台車搬送装置で
は、前記台車搬送用ロードバー及び位置決め機構と、台
車搬送用ロードバーに沿って互いに平行に配設され、か
つそれぞれ独立して長さ方向に往復動自在の第1、第2
のロードバーと、第1のロードバーに連結されたカムと
該カムのカム面を転動するローラと共に昇降するスキー
バー本体とを有し前記第1のロードバーの長さ方向への
往復動に応じて前記スキーバー本体が前記カムのカム面
に倣って作動し前記係合部材と台車とを係脱する係合解
除機構とを備え、前記位置決め機構を、第1のロードバ
ーの長さ方向への往復動に応じて台車の搬送経路に出没
自在に構成されたストッパー機構と、前記位置決め機構
本体に軸支されスリットが形成されるレバーと前記スリ
ットに係合する位置決めプッシャー用ピンを介して前記
レバーと連結される位置決めプッシャーとを有し前記レ
バーと第2のロードバーとが前記スリットに係合する駆
動力伝達用ピンを介して連結され第2のロードバーの往
復動に応じて前記位置決めプッシャーが台車の搬送経路
の長さ方向に変位して台車を前記ストッパー機構に向か
って押し出すことが可能であると共にこの押し出し量が
前記レバーと位置決めプッシャー及び第2のロードバー
との連結位置の設定により変更可能である押圧機構とで
構成し、少なくとも係合解除機構とストッパー機構とを
連動可能に構成したことを前記課題の解決手段とした。 【0021】 【作用】本発明の台車搬送装置によれば、台車の停止位
置と係合部材の往復動のストロークの端部とが一致して
いない場合、係合解除機構を停止位置の台車と係合部材
との係合位置に設け、台車の搬送時以外に前記係合位置
を通過する係合部材と台車との係合を係合解除機構で解
除する。台車の搬送時には、係合解除機構を作動して、
係合部材と台車の係合を可能な状態とする。また、台車
搬送装置は、係合解除機構とストッパー機構とが第1の
ロードバーを介して連動するので、係合解除機構が前記
係合可能状態となれば、ストッパー機構も連動して台車
の移動規制を解除する。 【0022】 【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図3を
参照して説明する。図中符号50は台車搬送装置、60
は位置決め機構、70は可動式スキーバー機構(係合解
除機構)である。なお、台車搬送装置50が前記搬送装
置10と相異する部分は、ステージCに位置決め機構2
0及び固定式スキーバー30に換えて配設した前記位置
決め機構60及び可動式スキーバー機構70のみであっ
て、図中、前記図4ないし図7と同一の構成部分には、
同一の符号を付し、その説明を簡略化する。 【0023】図1に示すように、本実施例の台車搬送装
置50は、前記ドーリー搬送用ロードバー11,ストッ
パー用ロードバー12,プッシャー用ロードバー13
と、固定式スキーバー30と、位置決め機構60と、可
動式スキーバー機構70とで構成されている。固定式ス
キーバー30は、ストッパー用ロードバー12に従来の
搬送装置10と同様の位置で固定されている。図2に示
すように、位置決め機構60は、前記位置決め機構20
を、位置決めストッパー22及び位置決めプッシャー2
3に代えて、位置決め位置を変更した位置決めストッパ
ー(ストッパー機構)62及びレバー63により、押圧
ストロークを増加させた位置決めプッシャー(押圧機
構)64を装備して構成されている。位置決めストッパ
ー62は、前記位置決めストッパー22と概略同様の形
状の部材である。 【0024】レバー63は、プッシャー用ロードバー1
3の下方に支点アを持ち、プッシャー用ロードバー13
の上方に突出して設けられ、先端に位置決めストッパー
62の先端に当接される位置決めプッシャー64が設け
られている。位置決めプッシャー64は、レバー63に
加工されたスリットの中に位置決めプッシャー用ピン
(ローラー付き)67にて結合され、時計回り方向に回
転自在になっている。レバー63のスリットの中には、
図中に示す駆動力伝達用ピン(ローラー付き)66と、
前記位置決めプッシャー用ピン(ローラー付き)67が
収まっており、駆動力伝達用ピン66の駆動源は、プッ
シャー用ロードバー13であり、ストロークも当然、プ
ッシャー用ロードバー13と同様である。位置決めプッ
シャー64の押圧ストローク増加方法は、レバー63の
支点アと、駆動力伝達用ピン位置イと,位置決めプッシ
ャー用ピン位置ウとの位置関係を任意に設定し、相似形
扇型の半径と円弧の比例関係より、位置決めプッシャー
64の押圧ストロークをプッシャー用ロードバー13の
ストロークより増加させるという手法である。位置決め
プッシャー64は、プッシャー用ロードバー13と連動
するため、他のステージA,B,Dの位置決めプッシャ
ー23と同様に作動する。また、位置決めストッパー6
2もストッパー用ロードバー12と連動する為、他のス
テージA,B,Dの位置決めストッパー22と同様に作
動する。 【0025】図3に示すように、可動式スキーバー機構
70は、ストッパー用ロードバー12の近傍に設けられ
たガイドシャフト71と、該ガイドシャフト71からド
ーリー搬送用ロードバー11の上方に水平に配設された
スキーバー本体72と、ストッパー用ロードバー12に
設けられた駆動力伝達体73とで構成され、ステージC
において、位置決めされたドーリー1の係止部材5の直
下に設けられている。 【0026】前記ガイドシャフト71は、ガイド部材1
5に設けられた棒状の部材であって、ストッパー用ロー
ドバー12に沿って2本設置され、スキーバー本体72
を2個のボールブッシュ74を介して支えている。前記
駆動力伝達体73には、ストッパー用ロードバー12に
沿ってカム75が配設されている。カム75は、2つの
水平面と、それを繋ぐ斜面とで構成されている。スキー
バー本体72には、前記カム75のカム面に接する位置
でローラー80が突設されている。前記ローラー80
は、カム75のカム面に倣って、カム面に対する垂直面
内を上下移動可能になっている。なお、前記ガイド部材
15は、内部をストッパー用ロードバー12がスライド
移動可能な断面コ字状の長尺な部材である。 【0027】スキーバー本体72は、側面視細長い台形
の剛の部材であって、長い方の底辺を下にした状態でガ
イドシャフト71に水平に固定されている。スキーバー
本体72は、前記カム75が移動し、かつローラー80
がカム75のカム面に倣って上下動した際に、ローラー
80の上下動に連動して水平を保持したまま上下動する
ようになっている。なお、スキーバー本体72の上下方
向への移動範囲は、係止部材5と係合部材14との係合
が成立する位置から解除される位置までの範囲である。 【0028】駆動力伝達体73は、ストッパー用ロード
バー12の途中のい介装された側面視凸状の剛の部材で
あって、底部76が係合部材14内に挿入されている。
駆動力伝達体73は、底部76の長さ方向両端部に車輪
77が設けられているので、ストッパー用ロードバー1
2の長さ方向への移動に対して、滑らかに移動するよう
になっている。また、駆動力伝達体73の突出部78に
は、駆動力伝達部材79が水平に突設されている。駆動
力伝達部材79は、一端が突出部78に固定されるとと
もに、他端が前記カム75に結合されている。駆動力伝
達部材79は、駆動力伝達体73の移動に伴って、カム
75の長さ方向にスライド移動するようになっている。 【0029】したがって、可動式スキーバー機構70
は、ストッパー用ロードバー12が長さ方向に移動した
際に、駆動力伝達部材79を介してストッパー用ロード
バー12の駆動力がローラー80に伝達され、スキーバ
ー本体72がストッパー用ロードバー12の移動に追従
してストッパー用ロードバー12と同方向に移動すると
ともに、駆動力伝達部材79に結合されたカム75がロ
ーラー80を作動させるに伴い、スキーバー本体72の
ドーリー搬送用ロードバー11からの離間距離が決定さ
れて上下動する構成になっている。なお、可動式スキー
バー機構70のスキーバー本体72の動きは、駆動力伝
達部材79に結合するカム75のカム形状で決定される
ので、カム75は、ストッパー用ロードバー12のスト
ロークと前記スキーバー本体72の上下移動範囲を満た
す形状で形成する必要がある。 【0030】以下、本実施例の作用及び効果を説明す
る。本実施例では、現状で互いに一様に離間間隔に配設
されているステージA,B,C,Dを、前記台車搬送装
置50により、ステージBとステージCとの間を拡張
し、ステージCとステージDとの間を縮小する場合を、
具体的に説明する。前記台車搬送装置50は、ステージ
Cのみを位置決め機構20及び可動式スキーバー機構3
0に換えて、前記位置決め機構60及び可動式スキーバ
ー機構70を配設することにより、ステージCを搬送方
向前方に移設して前記ステージの離間距離を変更してい
る。 【0031】前記台車搬送装置50でステージBのドー
リー1をステージCを経てステージDに搬送する際に
は、まず、ドーリー搬送用ロードバー11を後方に移動
してステージBの係合部材14と係止部材5を係合させ
るとともに、ストッパー用ロードバー12及びプッシャ
ー用ロードバー13を作動させて支圧板9を位置決めス
トッパー22と位置決めプッシャー23との挟持から開
放する。前記支圧板9の開放が完了したら、ドーリー搬
送用ロードバー11を前進してドーリー1を、係止部材
5が前記位置決め機構60の位置決めプッシャー64の
前方となる位置に搬送する。前記支圧板9が、ステージ
Bのストッパー22上を通過後、ストッパー用ロードバ
ー12を作動させ位置決めストッパー22,62を起立
させる。レバー63は、回転中心から位置決めプッシャ
ー64までの距離を延長して前記ストロークを延ばして
形成しておき、従来の位置決めプッシャー23と同じ位
置でステージBから搬送されてきたドーリー1を受け取
る。支圧板9がレバー63の前方に出た際には、レバー
63の押圧力でドーリー1が前進すれば、係止部材5が
固定式スキーバー30上に乗り上げて、係止部材5と係
合部材14との係合が解除される。 【0032】支圧板9がレバー63の受け取り位置にド
ーリー1を移動することが完了したら、プッシャー用ロ
ードバー13を前進してレバー63を前方に回動するこ
とにより、支圧板9を介してドーリー1を位置決めスト
ッパー62に支圧板9が当接されるまで前方に押し出
す。ドーリー1の押し出し量は、位置決めストッパー6
2を従来の位置決めストッパー22に比して前方に設置
すること、及び位置決めストッパー62のストロークで
移設した位置決め機構60の移動距離が容易に確保され
る。前記支圧板9が位置決めストッパー62に当接した
際には、係止部材5が可動式スキーバー機構70の上方
に位置している。 【0033】そして、支圧板9が位置決めストッパー6
2に押圧されてもレバー63の押圧力を弛めないで、支
圧板9を位置決めストッパー62とレバー63との間に
安定に挟持することでドーリー1の位置決めを行う。な
お、位置決めストッパー62を起立させた際には、スト
ッパー用ロードバー12の前進に伴って駆動力伝達部材
79に結合されたカム75がローラー80を作動させス
キーバー本体72が上方に押し上げられているので、位
置決めプッシャー63により、ドーリー1が移動する
際、係止部材5は、可動式スキーバー本体72により、
時計回りに回動し、前記係合部材14と干渉しない位置
に押し下げられる。 【0034】ドーリー1の位置決めの完了後、ボディB
の加工中にドーリー搬送用ロードバー11を後退させ
る。この際、可動式スキーバー機構70のスキーバー本
体72が係止部材5を上方に押し上げたままなので、係
合部材14は、係止部材5に接触することなく通過して
固定式スキーバー30の位置まで後退する。ボディBの
加工を完了したら、ストッパー用ロードバー12とプッ
シャー用ロードバー13を作動させ、位置決めストッパ
ー62と位置決めプッシャー63とを解除する。この場
合も、ドーリー搬送用ロードバー11及びプッシャー用
ロードバー13の駆動は、従来例と同様で、しかも駆動
量にも変更は無い。 【0035】ストッパー用ロードバー12により位置決
めストッパー62が解除されたとき、可動式スキーバー
機構70の駆動力伝達体73もストッパー用ロードバー
12に連動して作動し、スキーバー本体72も位置決め
ストッパー62に連動して下降するので、係止部材5
は、自然に垂下されて係合部材14と係合状態となる。 【0036】前記状態が確保された後、前記状態でドー
リー搬送用ロードバー11を再び前進させ、係合部材1
4は、係止部材5まで前方に移動した時、係合部材14
は、係止部材5の斜面6を押し上げて係合溝7と係合
し、ドーリー1をドーリー搬送用ロードバー11の進行
に伴って、ステージDに搬送可能状態とする。なお、ス
テージCにおける係合部材14と係止部材5との係合
は、他のステージA,B,Dに比して時間が遅れること
になる。また、ステージCにおける、ステージBから搬
送したドーリー1の受け取りと、台車搬送装置50にお
ける位置決めの時間は、他のステージA,B,Dと同様
である。以下、同様の動作を繰り返すことで、台車搬送
装置50は、ドーリー1を連続して搬送する。 【0037】したがって、台車搬送装置50は、装置の
改良部分が少ない上、ドーリー搬送用ロードバー11,
ストッパー用ロードバー12及びプッシャー用ロードバ
ー13の作動方法や、往復動のストロークを変更するこ
となく固定式スキーバー30もそのまま用いることが出
きるので、低コストでしかも容易にステージA,B,
C,Dの離間距離の変更を行うことができる。 【0038】また、台車搬送装置50は、各ロードバー
の駆動力で位置決めストッパー62やレバー63や可動
式スキーバー機構70が作動するので、前記各機器に作
動用モータ等を設置することが不要で、塗装ブース等の
使用条件が悪い場所においても使用することができ、高
圧ジェット洗浄等にも耐えるから、使用条件によらずド
ーリー1の搬送を連続してボディBの製造能率を向上す
ることができる。 【0039】なお、台車搬送装置50は、ドーリー1に
積載するものは、前記自動車のボディB以外の何でもよ
く、また、台車を用いた物品の搬送であれば、自動車工
場以外のいかなる産業にも応用することができ、前記し
た様な優れた作用効果をそうするものであることは言う
までもない。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の台車搬送
装置によれば、前記台車搬送用ロードバー及び位置決め
機構と、台車搬送用ロードバーに沿って互いに平行に配
設され、かつそれぞれ独立して長さ方向に往復動自在の
第1、第2のロードバーと、第1のロードバーに連結さ
れたカムと該カムのカム面を転動するローラと共に昇降
するスキーバー本体とを有し前記第1のロードバーの長
さ方向への往復動に応じて前記スキーバー本体が前記カ
ムのカム面に倣って作動し前記係合部材と台車とを係脱
する係合解除機構とを備え、前記位置決め機構を、第1
のロードバーの長さ方向への往復動に応じて台車の搬送
経路に出没自在に構成されたストッパー機構と、前記位
置決め機構本体に軸支されスリットが形成されるレバー
と前記スリットに係合する位置決めプッシャー用ピンを
介して前記レバーと連結される位置決めプッシャーとを
有し前記レバーと第2のロードバーとが前記スリットに
係合する駆動力伝達用ピンを介して連結され第2のロー
ドバーの往復動に応じて前記位置決めプッシャーが台車
の搬送経路の長さ方向に変位して台車を前記ストッパー
機構に向かって押し出すことが可能であると共にこの押
し出し量が前記レバーと位置決めプッシャー及び第2の
ロードバーとの連結位置の設定により変更可能である押
圧機構とで構成し、少なくとも係合解除機構とストッパ
ー機構とを連動可能に構成したことを特徴とするから、
装置の改良部分が少ない上、台車搬送用ロードバーや第
1,第2のロードバーの作動制御や、往復動のストロー
クを変更することないので、低コストでしかも容易に台
車停止位置の離間距離の変更を行うことができる。ま
た、台車搬送装置は、ストッパー機構や押圧機構や係合
解除機構が各ロードバーの駆動力で作動するので、前記
各機器に作動用モータ等を設置することが不要で、しか
も使用条件が悪い場所においても使用することができる
から、使用条件によらず設置することが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。 【図2】位置決め機構を示す拡大側面図である。 【図3】可動式スキーバー機構を示す拡大斜視図であ
る。 【図4】従来例を示す側面図である。 【図5】ドーリーを示す側面図である。 【図6】改良前のステージの位置を示す全体図である。 【図7】改良後のステージの位置を示す全体図である。 【符号の説明】 1 ドーリー 11 ドーリー搬送用ロードバー 12 ストッパー用ロードバー 13 プッシャー用ロードバー 14 係合部材 60 位置決め機構 62 位置決めストッパー 64 位置決めプッシャー 70 可動式スキーバー機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 章彦 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番 11号 株式会社ダイフク内 (56)参考文献 実開 平3−72078(JP,U) 実開 昭63−190118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 25/04 - 25/12 B65G 35/06 B61B 10/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 直線的な搬送経路の長さ方向全体にわた
    って延在し、かつ長さ方向に往復動自在に設けられた台
    車搬送用ロードバーと、該台車搬送用ロードバーの長さ
    方向に互いに離間して設置された複数の台車位置決め機
    構とを具備し、前記台車搬送用ロードバーには、係合し
    た状態で台車を搬送する係合部材が、台車搬送用ロード
    バーの長さ方向に等間隔で互いに離間して複数設けられ
    てなる台車搬送装置であって、 前記台車搬送用ロードバー及び位置決め機構と、台車搬
    送用ロードバーに沿って互いに平行に配設され、かつそ
    れぞれ独立して長さ方向に往復動自在の第1、第2のロ
    ードバーと、第1のロードバーに連結されたカムと該カ
    ムのカム面を転動するローラと共に昇降するスキーバー
    本体とを有し前記第1のロードバーの長さ方向への往復
    動に応じて前記スキーバー本体が前記カムのカム面に倣
    って作動し前記係合部材と台車とを係脱する係合解除機
    とを備え、前記位置決め機構を、第1のロードバーの
    長さ方向への往復動に応じて台車の搬送経路に出没自在
    に構成されたストッパー機構と、前記位置決め機構本体
    に軸支されスリットが形成されるレバーと前記スリット
    に係合する位置決めプッシャー用ピンを介して前記レバ
    ーと連結される位置決めプッシャーとを有し前記レバー
    と第2のロードバーとが前記スリットに係合する駆動力
    伝達用ピンを介して連結され第2のロードバーの往復動
    に応じて前記位置決めプッシャーが台車の搬送経路の長
    さ方向に変位して台車を前記ストッパー機構に向かって
    押し出すことが可能であると共にこの押し出し量が前記
    レバーと位置決めプッシャー及び第2のロードバーとの
    連結位置の設定により変更可能である押圧機構とで構成
    し、少なくとも係合解除機構とストッパー機構とを連動
    可能に構成したことを特徴とする台車搬送装置。
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