JP3446937B2 - プラスチック管用の管継手 - Google Patents
プラスチック管用の管継手Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上水道、ガス、下水
道など流体の輸送に使用するプラスチック管の管継手に
係る。
道など流体の輸送に使用するプラスチック管の管継手に
係る。
【0002】
【従来の技術】近年は上下水道、ガス、その他の管路と
してプラスチック管の適用が認められ、従来の鋳鉄管や
鋼管に比べると耐食性に優れて内外面に施す防食塗装が
省ける上、軽量で施工性もよく、可撓性も具えて耐震、
耐振管路としても有利であると評価されている。もっと
も強度、耐圧力、伸びなどの物性値では、鉄鋼材や他の
金属材料に比べると、なお、及ばない点も指摘される
が、研究開発によってプラスチック材自体の改良も進
み、比較的軽負荷の埋設小口径管では十分に利点の方が
勝っていると認められる場合も少なくない。
してプラスチック管の適用が認められ、従来の鋳鉄管や
鋼管に比べると耐食性に優れて内外面に施す防食塗装が
省ける上、軽量で施工性もよく、可撓性も具えて耐震、
耐振管路としても有利であると評価されている。もっと
も強度、耐圧力、伸びなどの物性値では、鉄鋼材や他の
金属材料に比べると、なお、及ばない点も指摘される
が、研究開発によってプラスチック材自体の改良も進
み、比較的軽負荷の埋設小口径管では十分に利点の方が
勝っていると認められる場合も少なくない。
【0003】管路の形成には当然、管接合が不可欠であ
り、如何に効率的に施工できるかという観点と、地中へ
埋設後、如何に地盤の変動や衝撃などに対応できるかと
いう観点から管継手の構成が比較評価される。
り、如何に効率的に施工できるかという観点と、地中へ
埋設後、如何に地盤の変動や衝撃などに対応できるかと
いう観点から管継手の構成が比較評価される。
【0004】図7は従来技術の一つを例示するものであ
り、プラスチック管101の管軸を一致させて対向し、
両管端を共通して挿入する継手本体102の両端をテー
パ面で立ち上げ、逆テーパ面を具えた押輪104との間
でゴム輪103とロックリング107とを挾圧するよう
にボルトナット108で締結する構成である。なお、こ
の場合プラスチック管101の内周面にインナーコア1
09を添着しているが、これはプラスチック管の抗圧力
を補強するために一般に採用される周知の技術である。
ロックリング107は一つ割で内周面に歯形を周設して
押輪104を締め込むと、前記両テーパ面に挾圧されて
縮径し、プラスチック管の外周面に食込んで固定する。
この結果、プラスチック管の離脱を阻止する作用が発揮
され、プラスチック管は管継手に完全に固定されるか
ら、伸縮はできないが引き抜き力が作用しても管が破断
するまで離脱は阻止される。この方式の管継手を離脱防
止型メカニカル継手と呼ぶ所以である。
り、プラスチック管101の管軸を一致させて対向し、
両管端を共通して挿入する継手本体102の両端をテー
パ面で立ち上げ、逆テーパ面を具えた押輪104との間
でゴム輪103とロックリング107とを挾圧するよう
にボルトナット108で締結する構成である。なお、こ
の場合プラスチック管101の内周面にインナーコア1
09を添着しているが、これはプラスチック管の抗圧力
を補強するために一般に採用される周知の技術である。
ロックリング107は一つ割で内周面に歯形を周設して
押輪104を締め込むと、前記両テーパ面に挾圧されて
縮径し、プラスチック管の外周面に食込んで固定する。
この結果、プラスチック管の離脱を阻止する作用が発揮
され、プラスチック管は管継手に完全に固定されるか
ら、伸縮はできないが引き抜き力が作用しても管が破断
するまで離脱は阻止される。この方式の管継手を離脱防
止型メカニカル継手と呼ぶ所以である。
【0005】図8は別の従来技術を示し、プラスチック
管201を同一軸線上に対向し、両管端の外周面上に共
通する継手本体202に挿入し、該継手本体端面のテー
パ面と押輪204の逆テーパ面との間にゴム輪203を
介装して両押輪204をボルトナット208で締結して
ゴム輪203を挾圧した構成である。ゴム輪203は挾
圧されて止水に必要な面圧を発揮する。この場合、前例
と同様にインナーコア209を適用してプラスチック材
を補強しているが、接合後の機能を見れば、接合当初に
設定した継手本体のテーパ面同士の範囲内で引き抜き
力、または押込み力の外力が作用すれば、これに対抗す
る固定力はゴム輪の面圧、すなわちプラスチック管の外
周面とゴム輪の内周面との間における摩擦力だけである
から、プラスチック管は容易に管端間の間隔を伸縮して
対応できるが、離脱を阻止する機能は与えられていない
から、この方式を伸縮型メカニカル継手と呼ぶ所以であ
る。
管201を同一軸線上に対向し、両管端の外周面上に共
通する継手本体202に挿入し、該継手本体端面のテー
パ面と押輪204の逆テーパ面との間にゴム輪203を
介装して両押輪204をボルトナット208で締結して
ゴム輪203を挾圧した構成である。ゴム輪203は挾
圧されて止水に必要な面圧を発揮する。この場合、前例
と同様にインナーコア209を適用してプラスチック材
を補強しているが、接合後の機能を見れば、接合当初に
設定した継手本体のテーパ面同士の範囲内で引き抜き
力、または押込み力の外力が作用すれば、これに対抗す
る固定力はゴム輪の面圧、すなわちプラスチック管の外
周面とゴム輪の内周面との間における摩擦力だけである
から、プラスチック管は容易に管端間の間隔を伸縮して
対応できるが、離脱を阻止する機能は与えられていない
から、この方式を伸縮型メカニカル継手と呼ぶ所以であ
る。
【0006】図9はさらに別の従来技術である実公平5
−009582号公報に係り、プラスチック管301の
端部に外嵌する外殻302は段差とテーパ面を具え、こ
の内周面と管外周面との間に内ねじ筒体307と弾性パ
ッキン環303と、膨潤ゴム輪304とで形成してい
る。内ねじ筒体307は内周面にねじが刻設されてプラ
スチック管外周面へ噛合し、外周面は外殻302と同一
勾配のテーパ面よりなる一つ割環状体で拡径、縮径自在
に嵌合している。内ねじ筒体307はプラスチック管を
挿入するときに押し広げられるが、その弾性によって管
外周面に内ねじが食込む。もし水圧や外部からの引き抜
き力が作用すると、外殻302のテーパ面に沿ってさら
に締め付ける力が作用し離脱防止機能が発現する。弾性
パッキン環303はプラスチック管の挿入によって外殻
302とプラスチック管301との間に挟まって圧縮を
受けて、止水に必要な面圧を維持することができる。ま
た、膨潤ゴム輪304は管継手よりの漏水や外部からの
侵入水と反応して膨張し、それらの水の流動を阻止する
働きをする。
−009582号公報に係り、プラスチック管301の
端部に外嵌する外殻302は段差とテーパ面を具え、こ
の内周面と管外周面との間に内ねじ筒体307と弾性パ
ッキン環303と、膨潤ゴム輪304とで形成してい
る。内ねじ筒体307は内周面にねじが刻設されてプラ
スチック管外周面へ噛合し、外周面は外殻302と同一
勾配のテーパ面よりなる一つ割環状体で拡径、縮径自在
に嵌合している。内ねじ筒体307はプラスチック管を
挿入するときに押し広げられるが、その弾性によって管
外周面に内ねじが食込む。もし水圧や外部からの引き抜
き力が作用すると、外殻302のテーパ面に沿ってさら
に締め付ける力が作用し離脱防止機能が発現する。弾性
パッキン環303はプラスチック管の挿入によって外殻
302とプラスチック管301との間に挟まって圧縮を
受けて、止水に必要な面圧を維持することができる。ま
た、膨潤ゴム輪304は管継手よりの漏水や外部からの
侵入水と反応して膨張し、それらの水の流動を阻止する
働きをする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここに掲げた従来技術
3件に代表されるように、止水の性能についてはすべて
問題はないと考えられる。しかし、引き抜き力や圧縮力
が作用した場合はそれぞれ問題が発生する虞れがないと
は言えず、この点が埋設管路を形成する上で万全とは断
定できない課題となる。すなわち、プラスチック管のみ
ならず全ての管路には水圧以外に引き抜き力や圧縮力等
の外力が作用するが、とくに地震が発生した場合は、衝
撃を伴った非常に大きな力が作用する。また一般にプラ
スチック管は、金属管に比較して線膨張係数が大きいこ
とから、管の温度変化による伸縮が大きい。さらに弾性
率が小さいため、水圧が作用したときにポアソン比の関
係で管軸方向に縮みやすい傾向がある。これらは引き抜
き力または圧縮力として管継手に作用するが、その観点
から各従来技術を顧みれば、それぞれ課題が残っている
ことは否定し難い。
3件に代表されるように、止水の性能についてはすべて
問題はないと考えられる。しかし、引き抜き力や圧縮力
が作用した場合はそれぞれ問題が発生する虞れがないと
は言えず、この点が埋設管路を形成する上で万全とは断
定できない課題となる。すなわち、プラスチック管のみ
ならず全ての管路には水圧以外に引き抜き力や圧縮力等
の外力が作用するが、とくに地震が発生した場合は、衝
撃を伴った非常に大きな力が作用する。また一般にプラ
スチック管は、金属管に比較して線膨張係数が大きいこ
とから、管の温度変化による伸縮が大きい。さらに弾性
率が小さいため、水圧が作用したときにポアソン比の関
係で管軸方向に縮みやすい傾向がある。これらは引き抜
き力または圧縮力として管継手に作用するが、その観点
から各従来技術を顧みれば、それぞれ課題が残っている
ことは否定し難い。
【0008】図7に示す従来技術1では、離脱阻止力は
十分に具えているが伸縮機能は欠落しているから、衝撃
を伴った引き抜き力が作用すれば、管体にも衝撃が加わ
り破壊する懸念が払拭できない。また、継手部が伸縮し
ないため管体が伸びることによって縮径し、結果的に管
内の流量が減小する可能性もある。もし圧縮力が加わっ
た場合には、プラスチック管が変位を吸収し切れずに屈
曲して、やはり管内の流量が減小する懸念がある。
十分に具えているが伸縮機能は欠落しているから、衝撃
を伴った引き抜き力が作用すれば、管体にも衝撃が加わ
り破壊する懸念が払拭できない。また、継手部が伸縮し
ないため管体が伸びることによって縮径し、結果的に管
内の流量が減小する可能性もある。もし圧縮力が加わっ
た場合には、プラスチック管が変位を吸収し切れずに屈
曲して、やはり管内の流量が減小する懸念がある。
【0009】図8に示す従来技術2においては、伸縮機
能は具えているが離脱阻止機能は欠落しているから、引
き抜き力が作用して一定以上の変位を超えると簡単に離
脱してしまう。もし離脱しないように構成しようとすれ
ば、管継手の飲み込み代を十分に深く採る必要があり、
継手本体が非常に長くならざるを得ず、経済的に極めて
不利な態様となる。
能は具えているが離脱阻止機能は欠落しているから、引
き抜き力が作用して一定以上の変位を超えると簡単に離
脱してしまう。もし離脱しないように構成しようとすれ
ば、管継手の飲み込み代を十分に深く採る必要があり、
継手本体が非常に長くならざるを得ず、経済的に極めて
不利な態様となる。
【0010】さらに図9に示す従来技術3については、
引き抜き力が作用すれば内ねじ筒体がさらに管外周面に
食込み離脱阻止力が一層強くなる。また内ねじ筒体が食
込んでいく過程において若干の変位量は吸収できるが、
圧縮方向には縮み代がないので、変位を吸収し切れずに
プラスチック管が屈曲して管内の流量を減小させる懸念
も否定できない。
引き抜き力が作用すれば内ねじ筒体がさらに管外周面に
食込み離脱阻止力が一層強くなる。また内ねじ筒体が食
込んでいく過程において若干の変位量は吸収できるが、
圧縮方向には縮み代がないので、変位を吸収し切れずに
プラスチック管が屈曲して管内の流量を減小させる懸念
も否定できない。
【0011】このように何れの従来技術においても万能
の効用、とくに離脱阻止と伸縮可能の二つの重要な機能
のどちらかが欠落することは、地震の多発国である我が
国の埋設管路としては大きな懸念材料であることは誰し
も認めるところであるし、さらに車両の通行に伴う一過
性の偏荷重に対する耐性や、緩慢な地盤沈下などの変動
に対応する点でも適性を欠くものと認めざるを得ない。
本発明は以上の課題を解決するために、伸縮機能と離脱
阻止機能を併せ兼ね具え、地震などの突発的な振動、震
動、衝撃によく耐えて対応し、変位を吸収して通水能力
自体を確実に保証するプラスチック管用の管継手の提供
を目的とする。
の効用、とくに離脱阻止と伸縮可能の二つの重要な機能
のどちらかが欠落することは、地震の多発国である我が
国の埋設管路としては大きな懸念材料であることは誰し
も認めるところであるし、さらに車両の通行に伴う一過
性の偏荷重に対する耐性や、緩慢な地盤沈下などの変動
に対応する点でも適性を欠くものと認めざるを得ない。
本発明は以上の課題を解決するために、伸縮機能と離脱
阻止機能を併せ兼ね具え、地震などの突発的な振動、震
動、衝撃によく耐えて対応し、変位を吸収して通水能力
自体を確実に保証するプラスチック管用の管継手の提供
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラスチッ
ク管用の管継手は、管軸を揃えて対向する2本のプラス
チック管1の管端11を共通して継手本体2に挿入し、
該管端11から所望の距離を隔ててプラスチック管の外
周面へ外嵌した移動フランジ5と継手本体2を締結し、
該締結によって継手本体2と移動フランジ5間に介装し
た押輪4とテーパリング6の楔作用によって、プラスチ
ック管と共に一定距離内で伸縮自在、かつ離脱不能にプ
ラスチック管の外周面へ噛合するようにロックリング7
を付勢することによって前記の課題を解決した。
ク管用の管継手は、管軸を揃えて対向する2本のプラス
チック管1の管端11を共通して継手本体2に挿入し、
該管端11から所望の距離を隔ててプラスチック管の外
周面へ外嵌した移動フランジ5と継手本体2を締結し、
該締結によって継手本体2と移動フランジ5間に介装し
た押輪4とテーパリング6の楔作用によって、プラスチ
ック管と共に一定距離内で伸縮自在、かつ離脱不能にプ
ラスチック管の外周面へ噛合するようにロックリング7
を付勢することによって前記の課題を解決した。
【0013】なお、具体的には継手本体2の端面21と
共にゴム輪3を挾圧する外端面41を具え管端11から
逆方向に向って拡径するテーパ面42を経て移動フラン
ジ5と圧接する内端面43よりなる押輪4と、前記テー
パ面42の内周面と同一勾配のテーパ面61を外周面と
し水平面62を内周面とする一つ割で拡がり勝手のテー
パリング6と、該水平面62と圧接してプラスチック管
1の外周面に噛合する歯形71を刻設した一つ割で縮み
勝手のロックリング7と、前記移動フランジ5と継手本
体2端部のフランジ22とを締結するボルトナット8か
らなる態様が極めて望ましい。
共にゴム輪3を挾圧する外端面41を具え管端11から
逆方向に向って拡径するテーパ面42を経て移動フラン
ジ5と圧接する内端面43よりなる押輪4と、前記テー
パ面42の内周面と同一勾配のテーパ面61を外周面と
し水平面62を内周面とする一つ割で拡がり勝手のテー
パリング6と、該水平面62と圧接してプラスチック管
1の外周面に噛合する歯形71を刻設した一つ割で縮み
勝手のロックリング7と、前記移動フランジ5と継手本
体2端部のフランジ22とを締結するボルトナット8か
らなる態様が極めて望ましい。
【0014】さらに前記の態様において、プラスチック
管の接合工事で移動フランジ5の接合側の側面51と押
輪4の縮径した段差面44との距離をL1 とし、プラス
チック管外周面に噛合するロックリング7の長さをL2
としたとき、ロックリング7の押輪4内における取り付
け位置を前記側面51からと段差面44からとがそれぞ
れ(L1−L2)/2として、伸び代と縮み代をほぼ均等
に設定した構成がとくに優れた効果に繋がる。
管の接合工事で移動フランジ5の接合側の側面51と押
輪4の縮径した段差面44との距離をL1 とし、プラス
チック管外周面に噛合するロックリング7の長さをL2
としたとき、ロックリング7の押輪4内における取り付
け位置を前記側面51からと段差面44からとがそれぞ
れ(L1−L2)/2として、伸び代と縮み代をほぼ均等
に設定した構成がとくに優れた効果に繋がる。
【0015】この構成によってロックリング7は、プラ
スチック管の外周面に食込んだままテーパリング6の内
周面に対して並行な隙間を自由に移動できるから伸縮代
が見込まれる。そして一定以上伸びた後はロックリング
7が移動フランジ5に突き当り十分な離脱阻止力が働
く。逆に縮んだ場合はロックリング7が押輪4の内端面
に突き当りそれ以上入り込むことを防止する。伸縮代は
押輪およびテーパリングの長さを適宜変えることによっ
て自由に設定できる。
スチック管の外周面に食込んだままテーパリング6の内
周面に対して並行な隙間を自由に移動できるから伸縮代
が見込まれる。そして一定以上伸びた後はロックリング
7が移動フランジ5に突き当り十分な離脱阻止力が働
く。逆に縮んだ場合はロックリング7が押輪4の内端面
に突き当りそれ以上入り込むことを防止する。伸縮代は
押輪およびテーパリングの長さを適宜変えることによっ
て自由に設定できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す一
部縦断正面図であり、敷設工事において地下に管路とし
て接合を完了した状態である。継手本体2は対向するプ
ラスチック管1に共通して外嵌し、その端面21は傾斜
して外周面側へ立ち上がってゴム輪3の一方と圧接する
と共に、さらに外周面側へ起立するフランジ22を具え
ている。移動フランジ5は通称ルーズフランジと呼ばれ
る部材であり、ボルト孔が少なくとも3箇所穿孔されて
いる。
部縦断正面図であり、敷設工事において地下に管路とし
て接合を完了した状態である。継手本体2は対向するプ
ラスチック管1に共通して外嵌し、その端面21は傾斜
して外周面側へ立ち上がってゴム輪3の一方と圧接する
と共に、さらに外周面側へ起立するフランジ22を具え
ている。移動フランジ5は通称ルーズフランジと呼ばれ
る部材であり、ボルト孔が少なくとも3箇所穿孔されて
いる。
【0017】継手本体2と移動フランジ5との間に収容
される押輪4は、一方の内端面41が縮径されてゴム輪
4の他方と圧接して前記継手本体の端面21と共にゴム
輪4を挾圧して管継手部の水封作用を果す。押輪4は接
合方向とは逆方向に拡径するテーパ面42を経てその外
端面43が移動フランジ5の接合側の側面51と圧接し
ている。
される押輪4は、一方の内端面41が縮径されてゴム輪
4の他方と圧接して前記継手本体の端面21と共にゴム
輪4を挾圧して管継手部の水封作用を果す。押輪4は接
合方向とは逆方向に拡径するテーパ面42を経てその外
端面43が移動フランジ5の接合側の側面51と圧接し
ている。
【0018】押輪4のテーパ面42の内周面側に同一勾
配のテーパ面61を外周面として全面的に接触し、水平
面62を内周面とする断面が鋭角三角形のテーパリング
6が介装され、該三角形の底面に相当する接面63が移
動フランジ5の接合側の側面51と圧接している。テー
パリング5は図2(A)(B)のように円周上一箇所割
りが入った一つ割64の環状体からなり、拡がり勝手に
作られている。
配のテーパ面61を外周面として全面的に接触し、水平
面62を内周面とする断面が鋭角三角形のテーパリング
6が介装され、該三角形の底面に相当する接面63が移
動フランジ5の接合側の側面51と圧接している。テー
パリング5は図2(A)(B)のように円周上一箇所割
りが入った一つ割64の環状体からなり、拡がり勝手に
作られている。
【0019】ロックリング7はその内面に鋭利な歯形7
1が刻設されており、図3(A)(B)のように円周上
に一つ割72の環状体からなり、縮み勝手に作られてい
るから、一つ割環状体を押し拡げる力を加えることによ
って自由に拡径できるが、力を除去するとその弾性によ
って再び縮径するように作られている。インナーコア9
は接合するプラスチック管の内径とほぼ等しい外径を具
え、その一端には管端11で止まるようにフランジを有
し、他端はテーパ状に縮径させてプラスチック管内に挿
入しやすくしている。またその長さは管端11よりロッ
クリング7の取り付け部分まで達するように設定するの
が望ましい。
1が刻設されており、図3(A)(B)のように円周上
に一つ割72の環状体からなり、縮み勝手に作られてい
るから、一つ割環状体を押し拡げる力を加えることによ
って自由に拡径できるが、力を除去するとその弾性によ
って再び縮径するように作られている。インナーコア9
は接合するプラスチック管の内径とほぼ等しい外径を具
え、その一端には管端11で止まるようにフランジを有
し、他端はテーパ状に縮径させてプラスチック管内に挿
入しやすくしている。またその長さは管端11よりロッ
クリング7の取り付け部分まで達するように設定するの
が望ましい。
【0020】各部材の材質としては、ゴム輪以外は強
度、剛性、耐食性を併せ具えたものであればとくに限定
する必要はない。たとえば、金属材料であれば防食塗装
を施した鋳鉄や鋼材、砲金などの銅合金、ステンレス鋼
などが適当であり、プラスチック材としてはポリアミド
やポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチック
が挙げられる。またロックリングとしてはとくに弾性、
硬度に留意する必要があり、銅合金やステンレス鋼から
選ぶのが好ましい。ゴム輪は合成ゴムの中から適宜選択
すれば足りる。
度、剛性、耐食性を併せ具えたものであればとくに限定
する必要はない。たとえば、金属材料であれば防食塗装
を施した鋳鉄や鋼材、砲金などの銅合金、ステンレス鋼
などが適当であり、プラスチック材としてはポリアミド
やポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチック
が挙げられる。またロックリングとしてはとくに弾性、
硬度に留意する必要があり、銅合金やステンレス鋼から
選ぶのが好ましい。ゴム輪は合成ゴムの中から適宜選択
すれば足りる。
【0021】本発明に係る管継手の接合手順を図4に基
づいて説明する。 (1)図4(A)までの工程 (イ)あらかじめプラスチック管1に移動フランジ5、テ
ーパリング6を預けておく。(図示せず) (ロ) 管内周面にインナーコア9を挿入する。 (ハ) 管外周面にロックリング7および押輪4のセット位
置をマーキングする。 (ニ) ロックリング7を挟み治具によって拡径し、管の所
定の位置(マーキング位置)にセットする。ロックリン
グ7から治具を取り外すと、ロックリング自体の弾性に
よってプラスチック管外周面に張りつく。 (2)図4(B)までの工程 (ホ) 押輪4を所定の位置(マーキング位置)にセットす
る。 (ヘ) ゴム輪3を押輪の内端面41に接するようにセット
する。 (3)図4(C)までの工程 (ト) 継手本体2に接合部品ごとプラスチック管1に挿入
する。ゴム輪3が継手本体の所定の位置に来るまで挿入
する。 (チ) テーパリング6をプラスチック管1と押輪4との間
の隙間へ挿入する。テーパリング6の先端はロックリン
グ7と押輪4の隙間を押し拡げるように入り込む。しか
し、この時点ではテーパリング6は奥まで入り切らな
い。 (4)図4(D)までの工程 (リ) ボルトナット8を締め付けると、移動フランジ5に
よってテーパリング6が押輪4の内面に圧入され押輪内
面のテーパ面に沿って縮径する。これによって楔作用が
発現しロックリング7がプラスチック管外周面に強く食
込む。 (ヌ) ボルトナット8を締め続けると、テーパリング6と
押輪4の端面が同一面となり、この時点より押輪4がゴ
ム輪3を圧縮し、止水に必要な面圧が発生する。
づいて説明する。 (1)図4(A)までの工程 (イ)あらかじめプラスチック管1に移動フランジ5、テ
ーパリング6を預けておく。(図示せず) (ロ) 管内周面にインナーコア9を挿入する。 (ハ) 管外周面にロックリング7および押輪4のセット位
置をマーキングする。 (ニ) ロックリング7を挟み治具によって拡径し、管の所
定の位置(マーキング位置)にセットする。ロックリン
グ7から治具を取り外すと、ロックリング自体の弾性に
よってプラスチック管外周面に張りつく。 (2)図4(B)までの工程 (ホ) 押輪4を所定の位置(マーキング位置)にセットす
る。 (ヘ) ゴム輪3を押輪の内端面41に接するようにセット
する。 (3)図4(C)までの工程 (ト) 継手本体2に接合部品ごとプラスチック管1に挿入
する。ゴム輪3が継手本体の所定の位置に来るまで挿入
する。 (チ) テーパリング6をプラスチック管1と押輪4との間
の隙間へ挿入する。テーパリング6の先端はロックリン
グ7と押輪4の隙間を押し拡げるように入り込む。しか
し、この時点ではテーパリング6は奥まで入り切らな
い。 (4)図4(D)までの工程 (リ) ボルトナット8を締め付けると、移動フランジ5に
よってテーパリング6が押輪4の内面に圧入され押輪内
面のテーパ面に沿って縮径する。これによって楔作用が
発現しロックリング7がプラスチック管外周面に強く食
込む。 (ヌ) ボルトナット8を締め続けると、テーパリング6と
押輪4の端面が同一面となり、この時点より押輪4がゴ
ム輪3を圧縮し、止水に必要な面圧が発生する。
【0022】図5は前記のマーキングの指標となる理想
的なロックリングの取り付け位置を示した一部縦断正面
図であり、押輪の内端面41から段差44までの長さを
L1とし、ロックリング7の全長をL2としたとき、縮み
代、伸び代を何れも(L1−L2)/2と等しく採った位
置関係を図示したものである。またこのように伸縮自在
に設定した管継手部に引き抜き力が働いて最大限一方の
プラスチック管が移動したときの状態を図6に示し、ロ
ックリング7がプラスチック管1と共に移動して移動フ
ランジ5の接合側の側面51と突き当り、これ以上の移
動を阻止して離脱を防止する機能が発現した状態であ
る。
的なロックリングの取り付け位置を示した一部縦断正面
図であり、押輪の内端面41から段差44までの長さを
L1とし、ロックリング7の全長をL2としたとき、縮み
代、伸び代を何れも(L1−L2)/2と等しく採った位
置関係を図示したものである。またこのように伸縮自在
に設定した管継手部に引き抜き力が働いて最大限一方の
プラスチック管が移動したときの状態を図6に示し、ロ
ックリング7がプラスチック管1と共に移動して移動フ
ランジ5の接合側の側面51と突き当り、これ以上の移
動を阻止して離脱を防止する機能が発現した状態であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上に述べた通りプラスチック
管の外周面にロックリングが噛み込んだまま一体的に押
輪内を移動できるから、地震や車両の通行など一過性の
偏荷重や緩慢な地盤の沈下などによって誘発される引き
抜き方向や押し込み方向に外力が負荷しても、プラスチ
ック管間の相対的な間隔を伸縮して吸収する一方、押輪
端と移動フランジ端とで特定する移動範囲の限界をスト
ッパとして離脱阻止機能も発揮するから、耐震管継手と
して求められる二大要件を兼ね具えた理想的な管路を形
成する効果が顕われる。
管の外周面にロックリングが噛み込んだまま一体的に押
輪内を移動できるから、地震や車両の通行など一過性の
偏荷重や緩慢な地盤の沈下などによって誘発される引き
抜き方向や押し込み方向に外力が負荷しても、プラスチ
ック管間の相対的な間隔を伸縮して吸収する一方、押輪
端と移動フランジ端とで特定する移動範囲の限界をスト
ッパとして離脱阻止機能も発揮するから、耐震管継手と
して求められる二大要件を兼ね具えた理想的な管路を形
成する効果が顕われる。
【0024】さらに本発明に係る管継手においては、離
脱阻止機構と止水機構とが完全に分離して形成されてい
るから、つぎのような副次的な効果が含まれることも看
過できない特徴の一つである。 (1)ロックリングとゴム輪とが直接接触しない構造で
あるから、ロックリング分割部への噛み込みからゴム輪
を保護する、バックアップリングのような部材の必要性
がなくなった。 (2)管継手に防食塗装を施した金属材料を使用した場
合、ロックリングが通水領域にないから 継手が急速に伸縮 ロックリングが移動フランジ、または押輪内端面に激
突 塗装の剥離 腐食 という過程を経ても赤水が水道水に混入して最終需要先
に配水される虞れがない利点もあり、信頼性の高い管路
を提供して安定したアーバンライフを支える一要因とな
る効果がある。
脱阻止機構と止水機構とが完全に分離して形成されてい
るから、つぎのような副次的な効果が含まれることも看
過できない特徴の一つである。 (1)ロックリングとゴム輪とが直接接触しない構造で
あるから、ロックリング分割部への噛み込みからゴム輪
を保護する、バックアップリングのような部材の必要性
がなくなった。 (2)管継手に防食塗装を施した金属材料を使用した場
合、ロックリングが通水領域にないから 継手が急速に伸縮 ロックリングが移動フランジ、または押輪内端面に激
突 塗装の剥離 腐食 という過程を経ても赤水が水道水に混入して最終需要先
に配水される虞れがない利点もあり、信頼性の高い管路
を提供して安定したアーバンライフを支える一要因とな
る効果がある。
【図1】本発明の実施形態を示す一部断面正面図であ
る。
る。
【図2】同形態におけるテーパリングの縦断正面図
(A)と側面図(B)である。
(A)と側面図(B)である。
【図3】同形態におけるロックリングの一部断面正面図
(A)と側面図(B)である。
(A)と側面図(B)である。
【図4】(A)〜(D)によって本発明の実施形態を現
地で取り付ける手順をそれぞれの一部断面正面図で示
す。
地で取り付ける手順をそれぞれの一部断面正面図で示
す。
【図5】同形態でとくに好ましい部材間の位置関係を示
す一部断面正面図である。
す一部断面正面図である。
【図6】図4の形態において引き抜き力が作用して一方
の管が最大限移動したときの位置関係を示す一部断面正
面図である。
の管が最大限移動したときの位置関係を示す一部断面正
面図である。
【図7】従来技術を示す縦断正面図である。
【図8】別の従来技術を示す縦断正面図である。
【図9】さらに別の従来技術を示す縦断正面図である。
1 プラスチック管
2 継手本体
3 ゴム輪
4 押輪
5 移動フランジ
6 テーパリング
7 ロックリング
8 ボルトナット
9 インナーコア
11 管端
21 端面
22 フランジ
41 内端面
42 テーパ面
43 外端面
44 段差面
51 接合側の側面
61 テーパ面
62 水平面
63 接面
64 一つ割
71 歯形
72 一つ割
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭51−123917(JP,A)
特開 昭51−82420(JP,A)
特開 昭60−40890(JP,A)
実開 昭63−59290(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16L 21/08
F16L 47/06
Claims (3)
- 【請求項1】 プラスチック管を接合する管継手におい
て、管軸を揃えて対向する2本のプラスチック管1の管
端11を共通して継手本体2に挿入し、該管端11から
所望の距離を隔ててプラスチック管の外周面へ外嵌した
移動フランジ5と継手本体2を締結し、該締結によって
継手本体2と移動フランジ5間に介装した押輪4とテー
パリング6の楔作用によって、プラスチック管と共に一
定距離内で伸縮自在、かつ離脱不能にプラスチック管の
外周面へ噛合するようにロックリング7を付勢すること
を特徴とするプラスチック管用の管継手。 - 【請求項2】 請求項1において、継手本体2の端面2
1と共にゴム輪3を挾圧する内端面41を具え管端11
から逆方向に向って拡径するテーパ面42を経て移動フ
ランジ5と圧接する外端面43よりなる押輪4と、前記
テーパ面42の内周面と同一勾配のテーパ面61を外周
面とし水平面62を内周面とする一つ割で拡がり勝手の
テーパリング6と、該水平面62と圧接してプラスチッ
ク管1の外周面に噛合する歯形71を刻設した一つ割で
縮み勝手のロックリング7と、前記移動フランジ5と継
手本体2端部のフランジ22とを締結するボルトナット
8からなることを特徴とするプラスチック管用の管継
手。 - 【請求項3】 請求項2においてプラスチック管の接合
工事で移動フランジ5の接合側の側面51と押輪4の縮
径した段差面44との距離をL1とし、プラスチック管
の外周面に噛合するロックリング7の長さをL2とした
とき、ロックリング7の押輪4内における取り付け位置
を前記側面51からと段差面44からとをそれぞれ(L
1−L2)/2として、伸び代と縮み代をほぼ均等に設定
したことを特徴とするプラスチック管用の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28279697A JP3446937B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | プラスチック管用の管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28279697A JP3446937B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | プラスチック管用の管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11101384A JPH11101384A (ja) | 1999-04-13 |
JP3446937B2 true JP3446937B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=17657212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28279697A Expired - Fee Related JP3446937B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | プラスチック管用の管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3446937B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP28279697A patent/JP3446937B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11101384A (ja) | 1999-04-13 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |