JP3445953B2 - 固定子巻線のコイルインサータ - Google Patents

固定子巻線のコイルインサータ

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JP3445953B2 JP2000047143A JP2000047143A JP3445953B2 JP 3445953 B2 JP3445953 B2 JP 3445953B2 JP 2000047143 A JP2000047143 A JP 2000047143A JP 2000047143 A JP2000047143 A JP 2000047143A JP 3445953 B2 JP3445953 B2 JP 3445953B2
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道 桝谷
潔 田上
秀樹 岡
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    • H02K15/06Embedding prefabricated windings in machines
    • H02K15/062Windings in slots; salient pole windings
    • H02K15/065Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves
    • H02K15/067Windings consisting of complete sections, e.g. coils, waves inserted in parallel to the axis of the slots or inter-polar channels
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の回転電機
における固定子鉄心のスロットに固定子巻線のコイルを
挿入するコイルインサータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のコイルインサータ100の
概要図である。インサータツール101には固定子鉄心
200のスロット間の歯に対応するように所定の間隔を
とって複数のブレード102が円筒状に配設されてい
る。該ブレード102の先端にはアライメントツール1
03が嵌装されている。このアライメントツール103
は固定子鉄心の内周面にブレードを案内するものであ
る。又、円筒状に配設された複数のブレード102の内
側にはストリッパ104が配設されている。該ストリッ
パ104は駆動源105によりシャフト106を介して
駆動され、ブレード102に対して相対的に移動可能に
取り付けられている。すなわち、ストリッパ104はブ
レード102に対してこのブレード102の軸方向に進
退(図4において上下方向の移動)可能となっている。
【0003】さらに、所定間隔をあけて円筒状にウェッ
ジガイド107がウェッジガイドホルダ108に植設さ
れ、該ウェッジガイド107はブレード102の外側に
配設されている。このウェッジガイド107はその外側
に絶縁紙等で構成されるウェッジ110を保持する構成
となっている。又、ウェッジガイド107をブレード1
02に対して相対的に移動させるウェッジプッシャ10
9を備えている。
【0004】巻回されたコイル300を間隙に挿入した
後アライメントツール103をブレード102の先端に
嵌合させ、アライメントツール103を固定子鉄心20
0の内面に挿入し、該アライメントツール103で案内
しながら、ウェッジガイド107の先端が固定子鉄心2
00のスロットの端部に接するまで固定子鉄心200を
このコイルインサータ100に対して相対移動させる。
その後、駆動源105を駆動しストリッパ104を前進
(図4において上方向)させる。巻回されたコイル30
0はストリッパ104で押し上げられ固定子鉄心200
のスロットに挿入される。さらに、駆動源105がウェ
ッジプッシャ109を押圧駆動しウェッジガイドホルダ
108を押し上げると、ウェッジガイド107も押し上
げられ、ウェッジ110がスロットに挿入され、コイル
300が挿入されたスロット開口部を覆うことになる。
【0005】ストリッパ104が固定子鉄心200の反
挿入側端面(図4における上端面)を通過してコイル3
00が、完全に固定子鉄心200のスロットに挿入さ
れ、ウエッジガイド107が固定子鉄心200の反挿入
側端面位置に達し、ウェッジ110がスロット開口部を
全て覆う状態になった後、駆動源105の駆動を停止
し、アライメントツール103を取り外し、固定子鉄心
200をブレード102の軸方向に移動させてこのコイ
ルインサータ100から固定子鉄心200を抜き取る。
ブレード102及びウェッジガイド107は、固定子鉄
心200から離脱するが、コイル300及びウェッジ1
10は摩擦等によりその移動が阻止され、固定子鉄心2
00のスロット内に保持されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコイル
インサータ100では、ストリッパ104が移動して巻
回されたコイル300を直接押し上げ移送させて、固定
子鉄心200のスロットに挿入するものである。ストリ
ッパ104により巻回されたコイル300が移送され、
かつスロットに挿入されるものであることから、特定の
コイルがストリッパ104の押し上げ力によって押しつ
ぶされ、ブレード102とブレード102の間隙におい
てコイル300が詰まる、いわゆるロッキング現象を起
こすことがある。又、コイルがストリッパで移送させら
れるものであるから、コイルがブレードによって傷付け
られるという不具合も等も生じる。そのため、このロッ
キング現象等の発生を抑えるために、コイル素材径の選
定やスロット内へのコイル充填率の設定に注意をする必
要があった。
【0007】又、ストリッパ104でコイル300を押
し上げブレード102でガイドしてコイル300を固定
子鉄心200のスロットに挿入するものであるから、ブ
レード102の長さは最低限固定子鉄心200の長さ
(図4の上下方向の長さ)分必要である。すなわち、図
4においてウェッジガイド107の先端が固定子鉄心2
00のスロットの端部に接した位置で固定子鉄心200
とコイルインサータ100の相対移動を停止させ、スト
リッパ104を移動させてコイル300をスロットに挿
入開始させたとき、ブレード102が固定子鉄心200
の上端部まで達していなければ、ストリッパ104を固
定子鉄心200の上端面を越える位置まで移動させたと
しても、コイル300をスロット内に完全に挿入させる
ことはできない。完全にスロット内にコイル300を挿
入させるには、ブレード102の長さは最小限固定子鉄
心200の長さ分必要である。なお、特開昭54−12
6905号公報において、ブレード長さを短くするコイ
ルインサータが提案されている。
【0008】さらに、従来のコイルインサータ100は
ウェッジプッシャ109などの押し上げ機構が必要なた
め、コイルインサータ100としての装置が軸方向に長
くなり省スペース化が困難であるといった問題があっ
た。
【0009】そこで、本発明は、上述した従来の問題点
を改善し、ロッキング現象を回避することができるコイ
ルインサータを提供することにある。さらに、機構が簡
単で、小型化できるコイルインサータを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコイルインサー
タは、固定子鉄心のスロットに前記コイルを案内する複
数本のブレードの一端をブレードホルダーに連結固定し
支え、ブレードの内周側にコイルを支持するストリッパ
を配置する。このストリッパはインサータ全体を支える
ベースに固定するようにした。そして、固定子鉄心挿入
手段により前記固定子鉄心を前記電動機の軸方向に押圧
し、該固定子鉄心のスロット間に沿って前記ブレードを
挿入することによって、前記ストリッパに支持されたコ
イルを該固定子鉄心のスロットに挿入するようにした。
【0011】特に、ブレードホルダーは進退自在とす
る。又、ウェッジの両端を保持し、ウェッジの背面を長
手方向にサポートするウェッジガイドを設け、ウェッジ
ガイドの両端が前記ストリッパと前記ベースにそれぞれ
連結固定する。上述したコイルインサータを使用し、該
コイルインサータに対して固定子鉄心を相対的に進退さ
せることによりコイルを固定子鉄心のスロットに挿入す
るようにした。又、コイルインサータに対して固定子鉄
心を相対的に進退させることによりスロットへのコイル
挿入を開始し、前記コイルが前記固定子鉄心の予め設定
された位置に達するまでは前記ブレードホルダーを進退
させず、前記コイルが設定位置に達した後は、固定子鉄
心の進退に応じ、前記ブレードホルダーも進退させて、
コイルを挿入することで、ロッキング現象の発生を防止
した。また、コイルインサータに対して固定子鉄心を相
対的に進退させることによって、ウェッジを押し上げる
ことなく、ウェッジのスロット内への挿入をも行うよう
にした。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態のコ
イルインサータ1の斜視図及び該コイルインサータ1を
用いて固定子鉄心に巻回されるコイルを挿入する際の概
要図である。コイルインサータ1のベース10にはウェ
ッジ11を内側からサポートするウェッジガイド12が
所定間隔をあけて円筒状に固定されている。該ウェッジ
ガイド12の他端にはストリッパ15が固定されてい
る。ウェッジガイド12は巻回されたコイル30を装着
しようとする固定子鉄心40の各スロットに対応するよ
うに間隔がとられ、各ウェッジガイド12の外面は取り
付けられたウェッジ11を保持可能な構成とされてい
る。又、ベース10とストリッパ15間のウェッジガイ
ド12さらにはウェッジ11で構成される円筒状部分の
剛性不足を補うために本実施形態ではベース10とスト
リッパ15間を支柱20で連結し、ストリッパ15をベ
ース10に保持するようにしている。なお、ウェッジガ
イド12の剛性が高いものであれば、必ずしもこの支柱
20は設ける必要はない。
【0013】円筒状に配置されたウェッジガイド12で
囲まれた内部空間にはブレードホルダが該ウェッジガイ
ド12でガイドされながら軸方向(図1において上下方
向)に移動可能に配置されている。この実施形態ではベ
ース10とストリッパ15間を支柱20で連結している
ことから、ブレードホルダ13にはこの支柱20が貫通
する孔が設けられており、ブレードホルダ13はこの支
柱20でガイドされながら上下方向にし摺動可能に構成
されている。
【0014】ブレードホルダ13には、固定子鉄心40
のスロットにコイル30を案内する複数本のブレード1
6が所定間隔をあけて円筒状に立設されている。各ブレ
ード16は固定子鉄心40のスロット間の歯の部分に対
応するものであり、固定子鉄心40の歯の間隔と同一の
間隔をあけて各ブレード16は立設されているものであ
る。又ブレードホルダ13の中心には、連結棒19が固
定されており、該連結棒19はストリッパ15に設けら
れた孔を貫通し、図1において上方に延びている。
【0015】ブレード16の他端にはアライメントツー
ル7が装着自在に設けられている。アライメントツール
7はその中心部に設けられた孔を介して連結棒19に挿
入されブレード16の他端に装着され、ピン18によっ
てこのアライメントツール7はブレード16他端への装
着位置を保持するように構成されている。
【0016】アライメントツール7はその外周面に突条
と溝条が所定ピッチで形成され、各突条は固定子鉄心4
0の各スロットに係合する構成となっている。又溝条部
にはブレード16の先端が係合するように構成されてい
る。
【0017】円筒状に配設されたウェッジガイド12を
包むようにウェッジケース14が軸方向移動可能に装着
されている。又、符号50はブレード16に固定子鉄心
40を挿入する固定子鉄心挿入手段を構成する固定子プ
ッシャである。この固定子プッシャ50と上述した連結
棒19によって、固定子鉄心挿入手段を構成する。な
お、後述するように、ウェッジケース14とベース10
との間にスプリング21等を設け、該ウェッジケース1
4の上部先端位置がストリッパ15の位置とほぼ一致す
る位置に保持するように構成してもよい。
【0018】以上が本発明のコイルインサータ1の一実
施形態の構成である。次に、このコイルインサータ1を
用いて固定子鉄心40のスロットに巻回されたコイル3
0を挿入する動作について、図1及び図2、図3に示す
コイル挿入動作説明図を参照しながら説明する。なお、
この図2,図3に示す例では、ウェッジケース14とベ
ース10との間にスプリング21等を設け、該スプリン
グ21によってウェッジケース14の上部先端位置がス
トリッパ15の位置とほぼ一致する位置に保持するよう
に構成している。
【0019】まず、ピン18を取り外し、アライメント
ツール7をブレード16の先端から取り外すと共に連結
棒19からも取り外す。そして、予め巻回されたコイル
30を該コイル30を挿入しようとする固定子鉄心40
のスロットに合わせてブレード16間の間隙に図1及び
図2(a)に示すように装着する。
【0020】次に、固定子鉄心40を巻回されたコイル
30がセットされたコイルインサータ1の上部に配置
し、かつ、この固定子鉄心40の各スロットとアライメ
ントツール7の各突条が係合する位置に固定子鉄心40
を位置決めし、固定子プッシャ50で該固定子鉄心40
を押し下げる。固定子鉄心40のスロットとアライメン
トツール7の突条が係合し、このアライメントツール7
の突条及び各ブレード16に案内されながら固定子鉄心
40は下降し、図2(b)に示すように、固定子鉄心4
0の下部端部がウェッジ11ケースに当接するまで下降
させる。さらに続けて、図3(a)に示すように、ブレ
ード16の先端及びアレンジメントツールが固定子鉄心
40の上端位置に達するまで固定子鉄心40及びウェッ
ジケース14を押し下げる。なお、この押し下げ位置に
達するまで固定子プッシャ50が連結棒19の先端と当
接しないように、固定子プッシャ50の足、若しくは連
結棒19の長さを調整しておく。望ましくは、後述する
ように、固定子鉄心40と連結棒19を共に同期して押
し下げることから、ブレード16の先端が固定子鉄心4
0の上端位置に達したとき、図3(a)に示すように固
定子プッシャ50が連結棒19の先端に当接するように
固定子プッシャ50の足若しくは連結棒19の長さを調
整しておくとよい。又、この連結棒19はブレードホル
ダ13に固定するのではなく、固定子プッシャに取り付
け固定し、連結棒の先端でブレードホルダ13を押圧す
るようにしてもよい。
【0021】この際、図3(a)に示すように、ストリ
ッパ15は固定子鉄心40に対して相対的に移動し固定
子鉄心40の中程まで挿入されることになる。その結
果、巻回されたコイル30は固定子鉄心40のスロット
の中間部まで挿入されることになる。さらに、ウェッジ
11及びウエッジガイドは固定子鉄心40のスロットに
係合しウェッジ11をスロットに挿入されたコイル30
の上面(スロットの開口部側面)に挿入することにな
る。
【0022】しかし、従来と相違する点は、移動させら
れるものが固定子鉄心40であり、ストリッパ15では
ないことから、ストリッパ15、ブレード16及び巻回
されたコイル30は相対的には移動しない。そのため物
理的にロッキング現象(コイル詰まり)は発生しない。
固定子鉄心40が下降し、巻回されたコイル30を固定
子鉄心40のスロットに挿入されるように該コイル30
を移動させる現象が生じても、ブレード16間でのコイ
ル30の移動はほとんどないからロッキング現象は発生
しない。
【0023】次に、連結棒19を介してアライメントツ
ール7とブレードホルダ13を固定していたピン18を
取り外し、アライメントツール7を取り外し、固定子プ
ッシャ50を押し下げることにより固定子鉄心40及び
ウェッジケース14、さらには連結棒19を介してブレ
ードホルダ13をスプリング21の力に抗して最終位置
まで押し下げる。すなわちストリッパ15が固定子鉄心
40の上端位置に達するまで押し下げる。本実施形態で
は、ブレードホルダ13がベース10に当接するまで押
し下げられたとき、ストリッパ15が固定子鉄心40の
上端位置に達しているように調整されている(図3
(b)参照)。
【0024】この際、ブレードホルダ13と固定子鉄心
40は同期して押し下げられるのでブレード16と固定
子鉄心40間には相対的な移動は生じない。しかしスト
リッパ15はベース10に固定されていることから、ス
トリッパ15は固定子鉄心40に対して相対的に移動
し、巻回されたコイル30をスロットに完全に挿入する
ことになる。又、ベース10とストリッパ15間に配置
されたウェッジホルダ13に保持されたウェッジ11は
スロットの全長に亘って挿入された状態となる。これに
より、スロット内へのコイル30の挿入とウェッジ11
の挿入は完了する。しかも、この動作時においても、固
定子鉄心40とブレード16が共に同期して押し下げら
れるだけで、巻回されたコイル30は押し上げられるこ
とはないのでロッキング現象は生じない。又、固定子鉄
心40の移動(下降)に合わせてブレード16も一緒に
移動(下降)しているため、ブレード16は常に固定子
鉄心40のガイドの役割を果たしており、ブレード16
長さは固定子鉄心40の長さよりも短くてもよく、この
実施形態においても短くできている。
【0025】最後に、固定子鉄心40を押し下げていた
力を開放すると、スプリング21の力によってウェッジ
ケース14及び固定子鉄心40が図3(c)に示すよう
に押し上げられる。この際、スロットに挿入されたコイ
ル30はスロット内に残り、又、ウェッジホルダで保持
されスロット内に挿入されたウェッジ11もスロットな
いに残り、ウェッジホルダのみが固定子鉄心40から離
脱する。さらに、固定子鉄心40をブレード16の軸方
向に移動させてブレード16から取り外せば、コイル3
0のスロットへの挿入作業は完了する。
【0026】以上の通り、本実施形態においては、スト
リッパ15は固定されたままであり移動せず、スロット
に挿入しようとする巻回されたコイル30は、挿入しよ
うとする固定子鉄心に対しては相対移動をするが、コイ
ル30が装着されているブレード16に対しては、ブレ
ード16の先端が固定子鉄心の上端面に達するまでは、
コイル30ブレード16に対して相対移動をない。そし
て、その後は、ストリッパ15が固定子鉄心の上端面に
達し、コイル挿入が完了するまでは、ブレード16と固
定子鉄心が同期して共に移動することから、ロッキング
現象の発生を防止できる。さらにウェッジホルダを移動
させるものでもなく、固定子鉄心40を移動させるだけ
であることから、コイル30を押し上げる機構、ウェッ
ジホルダを押し上げる機構を必要とせず、かつブレード
長さも短くできることから、小型な、簡潔な構成のコイ
ルインサータ1を得ることができる。さらにコイル30
が詰まるロッキング現象も防げるものである。
【0027】なお、上記実施形態では、スプリング21
を設けたが必ずしもこのスプリング21を設ける必要は
ない。さらに、ウエッジケースも必ずしも設ける必要は
ない。
【0028】
【発明の効果】本発明においては、ロッキング現象が生
ぜず、機構が簡潔で、小型のコイルインサータを得るこ
とができる。又、ロッキング現象が防止できるから、コ
イル30の素材径のセンタ選定が自由にでき、固定子鉄
心40のスロット内へのコイル30の充填率を高いもの
にすることができる。又、簡潔な機構で、小型化され、
高さも低くできることから、低コスト、省スペースのコ
イルインサータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図と該実施形態を用
いて固定子鉄心に巻回されるコイルを挿入する際の概要
図である。
【図2】同実施形態による固定子鉄心にコイルを挿入す
る作業動作の説明図である。
【図3】図2に示す作業動作の説明図の続きである。
【図4】従来のコイルインサータの概要説明図である。
【符号の説明】
1 コイルインサータ 10 ベース 11 ウェッジ 12 ウェッジガイド 13 ブレードホルダ 14 ウェッジケース 15 ストリッパ 16 ブレード 18 ピン 19 連結棒 20 支柱 21 スプリング 30 コイル 40 固定子鉄心 50 固定子プッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 秀樹 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社 内 (56)参考文献 特開 平9−215281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/085

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の固定子巻線のコイルを固定子鉄
    心のスロットに挿入するコイルインサータにおいて、前
    記固定子鉄心のスロットに前記コイルを案内する複数本
    のブレードと、該ブレードの一端を連結固定し、該ブレ
    ードを支えるブレードホルダーと、前記ブレードの内周
    側に配置された前記コイルを支持するストリッパと、該
    ストリッパを支持固定し、インサータ全体を支えるベー
    スとを備え、固定子鉄心挿入手段により前記固定子鉄心
    を前記電動機の軸方向に押圧し、該固定子鉄心のスロッ
    ト間に沿って前記ブレードを挿入することによって、前
    記ストリッパに支持されたコイルを該固定子鉄心のスロ
    ットに挿入することを特徴とする固定子巻線のコイルイ
    ンサータ。
  2. 【請求項2】 前記ブレードホルダーを進退自在にした
    請求項1記載の固定子巻線のコイルインサータ。
  3. 【請求項3】 ウェッジの両端を保持し、ウェッジの背
    面を長手方向にサポートする、ウェッジガイドを備え、
    該ウェッジガイドの両端が前記ストリッパと前記ベース
    にそれぞれ連結固定されている請求項1又は請求項2記
    載の固定子巻線のコイルインサータ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の固定子巻線の
    コイルインサータを使用し、該コイルインサータに対し
    て固定子鉄心を相対的に進退させることによりコイルを
    固定子鉄心のスロットに挿入することを特徴とするコイ
    ル挿入方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の固定子巻線のコイルイン
    サータを使用し、該コイルインサータに対して固定子鉄
    心を相対的に進退させることによりスロットへのコイル
    挿入を開始し、前記コイルが前記固定子鉄心の予め設定
    された位置に達するまでは前記ブレードホルダーを進退
    させず、前記コイルが設定位置に達した後は、固定子鉄
    心の進退に応じ、前記ブレードホルダーも進退させて、
    コイルを挿入することを特徴とするコイル挿入方法。
  6. 【請求項6】 コイルインサータに対して固定子鉄心を
    相対的に進退させることによって、ウェッジを押し上げ
    ることなく、ウェッジのスロット内への挿入をも行う請
    求項5記載のコイル挿入方法。
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