JP3445715B2 - ドロップインコンロ - Google Patents

ドロップインコンロ

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JP3445715B2
JP3445715B2 JP01713497A JP1713497A JP3445715B2 JP 3445715 B2 JP3445715 B2 JP 3445715B2 JP 01713497 A JP01713497 A JP 01713497A JP 1713497 A JP1713497 A JP 1713497A JP 3445715 B2 JP3445715 B2 JP 3445715B2
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徳彦 松行
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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばシステム
キッチン等のカウンタートップの開口へ組み込まれたド
ロップインコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】図18はシステムキッチンの一部を示す
斜視図であり、その本体内部に収容されたドロップイン
コンロを示す。また図20はシステムキッチンの長手方
向の一部を断面視した、ドロップインコンロの部分断面
図である。これらの図においてドロップインコンロは上
面にバーナが臨み、正面側に操作つまみpやグリル扉q
が設けられている。3基のバーナC1〜C3を内部に備
えたコンロケースeが、カウンタートップaの開口内部
に落とし込まれ、その上部のフランジによりカウンター
トップaの開口周縁で吊持される。そしてバーナC1〜
C3の上半部分のみをカウンタートップaの上方に臨ま
せ、これらを除きコンロケースeの開口を被覆する天板
bが設けられ、コンロケースeのフランジと同様に、そ
の外周縁nでカウンタートップaの開口縁に吊持されて
取り付けられる。天板bには、バーナC1〜C3のそれ
ぞれ炎孔部に対応する爪片gを備えたゴトクdが載置さ
れている。ゴトクdは各爪片gとそれらを連結支持する
と共に天板b上に接触される枠体hとが一体に形成され
ている。また近時では、鍋等の被加熱物をカウンタート
ップa面からゴトクdへの上げ下ろしが容易となるよ
う、カウンタートップa面とゴトクdの爪片gとの落差
をできるだけ小さく設定される、いわゆるフラット化が
行われている。即ち図21 (a)に示すようにカウンター
トップa面と爪片gの上辺との高さH1に対し、図21
(b)のように天板bやコンロケースeを深くして高さH
2とすることで上記落差を小さくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、種々の
システムキッチンのワークトップ高さに応じて、深さの
相違する上記各部品を用いることは、部品の種類が増加
し、組み立て上も管理上においても煩雑となり、生産コ
ストを押し上げる要因となっていた。本発明は、上記問
題に鑑みてなされたものであって、種々のワークトップ
高さに対応できる一方、新たな専用部品の種類を最小限
に抑えて、既存の主要部品の共通化を図り、生産性の向
上と管理コストが低減できるドロップインコンロを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた請求項1記載のドロップインコンロは、『筒状
を成す胴部がカウンタートップの開口へ落とし込まれ、
前記胴部の開口上端から外方へ張り出したフランジが、
前記カウンタートップの開口周縁に当接して前記カウン
タートップに吊持される吊下げ枠体と、前記吊下げ枠体
の下側に連結され、前記カウンタートップの正面側に張
り出し部を備える一方、内部にバーナを備えたコンロ本
体と、前記バーナが臨む開口が形成された底部と前記底
部から立ち上がる周壁とを備え、前記周壁の上端から外
方に張り出すフランジにより支持されると共に、前記胴
部内に内装されて前記コンロ本体を被覆する天板と、前
記天板の上に載置され、爪片の上端部が前記カウンター
トップの上面に対してほぼ同じ高さ又は突出するよう、
前記天板の内部に配設されたゴトクと、前記コンロ本体
張り出し部の上側と下側とに装着可能なフィラー部材と
を備え、前記吊下げ枠体と前記コンロ本体との連結が着
脱自在に設けられると共に、前記カウンタートップ下側
と前記コンロ本体張り出し部の上側との間に間隙が生じ
ると該間隙には該間隙寸法に合致した前記フィラー部材
が介在される一方、前記コンロ本体張り出し部を露出さ
せる前面パネル開口の底辺とコンロ本体下部との間に間
隙が生じると前記フィラー部材を前記コンロ本体の前面
下部に取付ける構成とした』ことを特徴とする。
【0005】尚、上記フィラー部材の高さは、請求項2
の発明のように、コンロ本体に取付けられる、深さの異
なる二種類の吊下げ枠体の深さの差に略一致する値に設
定することができる。この解決手段によれば、コンロの
吊下げ枠体とコンロ本体との連結を、着脱自在に設けら
れるようにすると共に、カウンタートップの正面におけ
る、このカウンタートップの下側とコンロ本体の張り出
し部の上側との間隙にフィラー部材を介在させるように
した。このため、コンロ本体やバーナは既存のものをそ
のまま共通構成品とし、種々のワークトップ高さに応じ
て、上記着脱自在により、深さの相違する別の吊下げ枠
体と自由に組み合わせ組み立てることができる。その
際、コンロ本体と元の吊下げ枠体との高さ寸法に対し
て、上記コンロ本体と新たな吊下げ枠体との高さ寸法が
相違するが、この寸法差に対応したフィラー部材を用い
るようにしたから、カウンタートップの正面において、
何ら遜色なく見劣りすることがない。また、システムキ
ッチンの前面パネル開口の底辺とコンロ本体下部との間
に間隙が生じる場合は、フィラー部材を前記コンロ本体
の前面下部に取付けるようにすると、これによって、カ
ウンタートップ正面の見栄えを損なうことなく、ワーク
トップ高さのドロップインコンロを適正に装着すること
ができる。
【0006】従って、ワークトップ高さに応じて、上記
フィラー部材の他、深さの相違する吊下げ枠体、天板及
びゴトクを新たな専用部品として用意するだけでよく、
その他のコンロ本体やバーナ等の主要構成部品は共通に
用いることができる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のドロップ
インコンロによれば、種々のワークトップ高さに対し
て、専用部品を必要最小限に抑えつつ、既存の主要部品
がそのまま使用できるから、生産性の向上と管理コスト
が低減できる。しかも、システムキッチンにおいて前面
パネル開口を共通構造とするものでも、高さの異なるド
ロップインコンロを見栄えを損なわずに適正に装着する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ、
本発明のドロップインコンロについて詳述する。図1は
本発明のドロップインコンロの全体を示す斜視図であ
り、図18に示すようなシステムキッチンに組み込まれ
る。図2はそのようなシステムキッチンに組み込まれた
状態のドロップインコンロを前面の操作部側から見た正
面図である。図3は図1のドロップインコンロの組み立
て状態を示す分解斜視図である。また図9は本発明のド
ロップインコンロの前面操作部から反操作側に至る横断
断面図であり、図の向って左側が前面操作部10側であ
る。更に図10は、図9における前面操作部側を示した
拡大断面図であり、図11は同様に図9における反操作
部側を示した拡大断面図である。なお、図1にはシステ
ムキッチンに組み込まれる際に、前面操作部側に取り付
ける図3に示したフィラー9が省略されている。
【0009】本発明のドロップインコンロは、内部に三
基のバーナ61,62,63を備えるコンロ本体1が最
下部に位置付けられ、その上部方向へ順次、吊下げ枠体
2、天板3、補助天板4及びゴトク5を備えた構成と
し、そして上記バーナ61,62,63の火口を上向き
としてカウンタートップ7の上面に臨ませるようにし
た。尚、コンロ本体1と吊下げ枠体2とでコンロケース
100を構成する。またコンロ本体1の前面操作部10
側には、これらバーナの点火及び調整等を行う各ツマミ
81〜84が設けられ、その中央部にはグリル部85の
グリル扉85aが設けられている。本発明のドロップイ
ンコンロは、カウンタートップに穿設された開口内部へ
落とし込まれて保持されるが、その取付状態は、図10
に示すように吊下げ枠体2の上端に張り出した鍔部22
が、パッキン28を介してカウンタートップ7の開口縁
部に当接され、これによりカウンタートップ7に対して
吊持される。その際、吊下げ枠体2とコンロ本体1と
は、予め連結されており、図9に示すように、吊下げ枠
体2の下辺部23とコンロ本体1の上辺部11とが、両
者を着脱自在に固定ならしめるネジ止め99a,99b
により連結されている。
【0010】吊下げ枠体2の上部に保持される天板3
は、吊下げ枠体2と同じように、上端に張り出した鍔部
31が、パッキン28を介してカウンタートップ7の開
口縁部に当接され、同様に吊持ちされている。図4はこ
の天板の部分平面図であり、主としてドロップインコン
ロの向って左側を示している。また図5は、図4の天板
の断面図であり、うち (a)はXX−XX断面を示し、
(b)はYY−YY断面を示している。図に示すように、
天板3は略方形の鍋状を成し、その底部36には、バー
ナ61,62,63のそれぞれ対応部位において円形の
開口をなす孔部34,35が穿設されると共に、グリル
部85からの排気をカウンタートップ7上方へ排出させ
るための方形状の開口、即ち孔部(排気口)36bが穿
設されている。孔部34,35のそれぞれ内周縁部は僅
かに上方へ起き上がるよう隆起状に形成されている。天
板開口を規定する周壁32は、底部36を包囲状として
一体に形成され、外方上方に向けて拡大開口するよう傾
斜状に設けられている。その開口上端に、前述した外周
方向へ張り出す鍔部31が設けられている。天板3がカ
ウンタートップ7の開口縁部に吊持されることにより、
カウンタートップ7の上面に臨むバーナ61,62,6
3の部位及びグリル部85の排気口36b及びその両側
の開口36a,36cを除き、実質的にカウンタートッ
プ7の開口が被覆される。天板3の周壁32に設けられ
た段部38は、後述する補助天板4の載置部であり、ま
た周壁32に設けられた段部39は、後述するゴトク5
の載置部とされる。
【0011】天板3の上面には、補助天板4とゴトク5
が載置される。先ず補助天板4は、天板3の周壁32の
内部側に位置付けられると共に、天板3上面に所定間隔
をもって載置される。図6に、この補助天板4を示す。
図は、中央部に補助天板4の部分平面図を示し、その向
って左側に左側面図、右側にX−X断面図そして下側に
Y−Y断面図を示している。補助天板4の底部42は、
天板3と同様に、バーナ61,62,63の対応部位に
孔部43,44が設けられ、それぞれ内周縁部は僅かに
上方に起き上がるよう隆起状に形成されている。補助天
板4の外周縁は、底部42を取り囲むよう隆起して形成
され、その内部側に傾斜状の周壁47が形成される一
方、外部側に鉛直状の外縁垂下壁48が形成されてい
る。周壁47は、補助天板4が外方上方に向けて拡大開
口するよう傾斜状に形成される。そして周壁47と外縁
垂下壁48との上端部に、これらを接続する周壁上辺部
41が一体に設けられている。周壁上辺部41は、補助
天板4の外周縁全域にわたって所定高さに形成され、う
ち、図3及び図6に示すように、二箇所において他の周
壁上辺部41よりも低く設けられた凹部45,45が形
成されている。また補助天板4は、天板3の底部36に
対応させて形成されており、図9から図11に示すよう
に、天板3上に載置されると天板3の底部36を実質的
に被覆する。補助天板4が天板3上面へ載置される状態
は、図9から図11に示すように、補助天板4の外縁垂
下壁48の下端部のみが、天板3の上面に当接し、補助
天板4の底部42と天板3の上面とは所定の間隔となる
ように載置される。補助天板4の外縁垂下壁48が当接
する天板3の上面は、平坦状に形成され、これにより補
助天板4は位置決め載置される。尚、外縁垂下壁48の
下端部には複数の脚48bが形成されていて、これら脚
48b,48b間に切欠48aが形成されている。
【0012】また補助天板4の孔部43,44には、そ
れぞれ開口の内周縁部を被覆するリング状のカバーリン
グ70,71が取り付けられている。上記補助天板4に
より、鍋等からの煮汁が天板3側へ流下しても、補助天
板4によって受け止められ、天板3へ流下することが阻
止される。補助天板4は天板3の上面に載置されている
のみであるから、天板3に比べて容易に取り外しができ
丸洗い等により清掃が簡単となる。
【0013】次に鍋等の被加熱部材を受け止めるゴトク
5は、二つのゴトクが天板3上に並列配置され、天板3
の周壁32の内部側に位置付けられ、天板3内部で沈み
込むように設けられている。ゴトク5は、図7に示すよ
うに、バーナ61,62に対応した前側ゴトク51と、
図8に示すように、バーナ63に対応した後側ゴトク5
2とから構成される。なおそれぞれの図において (b)は
平面図であり、この平面図の向って下側が前面操作部側
を示している。これに対応して (a)は背面(反操作部
側)図であり、 (c)は正面(前面操作部側)図を示して
いる。これらのゴトク51,52は、天板3から臨むバ
ーナ61,62,63に対応して形成され、バーナ6
1,62,63を取り囲むようそれぞれ複数配列された
爪片(51a,52a)と、これら爪片(51a,52
a)をそれぞれ支持する枠体51f,52fとから構成
される。この枠体51f,52fにより、それぞれのゴ
トク外形が規定される。また各ゴトク51,52には、
補強的に中間枠体51g,52gがそれぞれ枠体51
f,52fに設けられている。
【0014】前側ゴトク51の枠体51fのうち、図7
(c)に示すように、前面操作部側の枠片には、下辺が切
り欠かれた切欠部51eを備え、そして切欠部51eと
切欠部51eとの間に、天板3の上面に当接される支持
部51dが設けられている。これによりゴトク51が天
板3の上面に載置されると、図9及び図10に示すよう
に切欠部51eと天板3との間に間隙51hが生成され
る。尚、図示されていないが、枠体51fの両側の枠片
にも同様に切欠部51e及び支持部51dが設けられて
いる。また枠体51fのうち、図7 (a)に示すように、
反操作部側の枠片、即ち隣りの枠体52fと隣接する隣
接枠片51f1では、枠体中央部の51kの部位を除
き、上辺が他の上辺部よりも低く形成された低上辺部5
1jが形成されている。一方、これとは逆に、後側ゴト
ク52では、その枠体52fのうち、図8 (c)に示すよ
うに前面操作部側の枠片、即ち隣りの枠体51fと隣接
する隣接枠片52f1では、枠体中央部の52kの部位
を除き、上辺が他の上辺部よりも低く形成された低上辺
部52jが形成されている。ゴトク51の低上辺部51
jとゴトク52の低上辺部52jのそれぞれの高さは、
天板3の上面に載置された状態において、略同一高さに
設定されている。そして図8 (a)に示すように、ゴトク
52の枠体52fのうち、反操作部側の枠片において下
辺が切り欠かれた切欠部52eが形成され、これら切欠
部52eと切欠部52eとの間に、天板3の上面に当接
される支持部52dが形成されている。尚、この例で
は、両側の枠片にこれらは設けていないが、形成しても
よい。これにより、ゴトク52が天板3の載置部39に
載置されると、図9及び図11に示すように切欠部52
eと天板3との間に間隙52hが生成される。これら枠
体51,52の上記間隙51h((ニ)) ,52h
((ヲ)) は、枠体51,52と天板3の周壁32との間
の間隙(ホ) ,(ワ) と共に、カウンタートップ7上部側と
バーナ61,62,63側とを通気する通気通路とされ
る。そして更に、前側ゴトク51と後側ゴトク52とが
隣接して枠体51f,52f同士が重なり合い、これに
より天板3の上面において前側ゴトク51側から後側ゴ
トク52側への通気が阻害されようとするが、上記低上
辺部51j,52jの形成により、鍋がゴトク51,5
2に載置されても、低上辺部51j,52jと鍋底との
間に間隙(ヌ) が生成され、両ゴトク51,52間で容易
に通気がなされる。なお、これら枠体51f,52f同
士が重なり合う部位には、上記ゴトク低上辺部51j,
52jに加えて、ゴトク枠体51f,52fの下辺部と
天板3の底部36との間に間隙があるので、同様に両ゴ
トク51,52間の通気を容易にすることができる。
【0015】更に、補助天板4の周壁上辺部41に設け
られた凹部45,45には、図3に示すように、その上
方において、前側ゴトク51,後側ゴトク52が位置付
けられ、そしてそれぞれ枠体51f,52fのうち、合
い隣り合うゴトクとの隣接枠片51f1,52f1が、
凹部45,45の上を跨ぐように設けられている。これ
により、ゴトク51,52と補助天板4との接触を回避
することができ、ゴトク51,52は補助天板4を介さ
ずに直接に天板3の上面に載置できる。もしゴトク5
1,52を補助天板4の上面に載置すると、ゴトク5
1,52自体の加工精度上のバラツキや熱歪みによる変
形等の寸法バラツキに加え、補助天板4自体の外形寸法
上のバラツキや熱歪みによる変形が加わる。このため、
累積誤差が大きくなり、この結果ゴトク51,52は天
板3上でガタツキが生じやすくなる。しかしながら、上
記のようにゴトク51,52を天板3上に直接載置させ
たから、このような不都合を解消できる。このように、
掃除等の手入れが容易なようにゴトク5(51,52)
を分割しても、直接にゴトク5(51,52)を天板3
に載置できる。そして複数のゴトクの隣接部、即ち枠体
51f,52fの隣接片51f1,52f1を、凹部4
5,45の上で跨がせるようにしているため、ゴトクを
分割して複数載置する場合に好適であり、ドロップイン
コンロの大型化に容易に対応することができる一方、ゴ
トク自体の小型化も図れる。そしてこれに加えて、ゴト
クの隣接部を、凹部45,45の上で跨がせたから、高
さ方向の寸法を小さくすることができ、ドロップインコ
ンロのフラット化を図ることができる。尚、図例では、
補助天板4の周壁上辺部41側に凹部45,45を設け
たが、これとは逆に、周壁上辺部41は通常高さのまま
で、ゴトクの隣接片51f1,52f1に、既に別に上
記した51e,52eのような切欠部を設けることもで
きる。
【0016】本発明のドロップインコンロは、以上のよ
うな構成を備え、カウンタートップ7の開口に落とし込
まれて組み込まれる。そして組み込みに際し、図2,図
3及び図9に示すように、前面操作部10側において、
カウンタートップ7の下部とコンロ本体1の上辺部11
との間で生じた間隙H3(図9参照)に、フィラー9が
介装される。フィラー9は、フィラー部材として、間隙
H3に対応するよう所定高さ(図17に示すように、深
い枠体2と浅い枠体20の深さの差S分に略一致する高
さ)に形成されると共に、コンロ本体側に開口するよう
上辺92と下辺93とを備える。フィラー9の取り付け
は、上辺92から内部に延びた舌片92aが、吊下げ枠
体2の周壁21に形成された窓25に挿通されると共
に、この窓25の形成で周壁21に切り起し形成された
折曲片24へネジ26により固定される。そしてフィラ
ー9の下辺93から内部へ延びた先端93aがコンロ本
体1の上辺部11と吊下げ枠体2との隙間に差し込まれ
て固定される。またフィラー9には、両端部に通気孔9
1が設けられ、コンロ本体1の内部側と通気するよう設
けられている。
【0017】本発明のドロップインコンロは、ワークト
ップ高さ、即ちゴトク上辺部51b(52b)の高さの
相違する種々のシステムキッチンに対応できるよう図ら
れ、上述したようにコンロ本体1と吊下げ枠体2とをネ
ジ99a,99bにより着脱自在ならしめるよう連結固
定される。これにより、図21 (a)の高さH1のドロッ
プインコンロから図21 (b)の高さH2のドロップイン
コンロへワークトップ高さを変更し、ドロップインコン
ロをカウンタートップ7へ落とし込む場合であっても、
コンロ本体1やバーナ61,62,63はそのまま共通
構成部品として用いることができる。即ち、図17に示
すように、図の右側の縦列に示す高さH1のドロップイ
ンコンロの構成部品であるゴトク50,天板30及び吊
下げ枠体20を、図の左側の縦列に示す本実施例のよう
に、高さH2のドロップインコンロのゴトク5,深さの
大きい天板3、及び深さの大きい吊下げ枠体2へ置き換
えることにより、コンロ本体1やバーナ61,62,6
3は共通のままでワークトップ高さを変更することがで
きる。そして上記したようにコンロ本体1と吊下げ枠体
20とが、着脱自在に連結固定でき、種々の組み合わせ
に応じた組み立てが可能となり、例えば上記とは逆の場
合の高さH2のドロップインコンロから高さH1のドロ
ップインコンロへの変更も容易に対応することができ
る。
【0018】また、上記した深さの大きい天板3や吊下
げ枠体2に変更すると、図9に示したように前面操作部
10側において、カウンタートップ7の下部とコンロ本
体1の上辺部11との間に間隙H3が生じ、前面操作部
10側から見て、見栄えを損なう恐れがある。言うまで
もなく、この間隙を埋めるよう、予めこれに見合った形
状や寸法の前面パネルを用意しておけばよいが、そのた
めの部品交換が大掛かりとなる。しかしながら、本実施
例のように、この間隙寸法に対応した高さのフィラー9
を取り付けることにより、大掛かりとならず、しかもド
ロップインコンロとして何ら見栄えを損なうことがな
い。そして種々のワークトップ高さに対応する必要上、
この間隙H3が上記組み合わせにより変化しても、それ
に対応した高さ寸法のフィラー9を取り付けることがで
き、見栄えを損なうことなく種々の変更に対応できる。
【0019】このように、本発明のドロップインコンロ
は、種々のワークトップ高さに対応できる一方、コンロ
本体1及び内部のバーナ61,62,63等の主要構成
部品はそのまま使用することができ、部品点数を必要最
小限とすることができ、組み立ての煩雑さが解消される
と共に部品管理の手間も必要としない。なお、上記ネジ
99a,99bに代えて、孔部と係合片とによる係止手
段を、吊下げ枠体2とコンロ本体1に設けることができ
る。図示省略するが、吊下げ枠体2とコンロ本体1のそ
れぞれ側壁を嵌合してこれら係止手段で止めてもよい。
このような種々の係合方法を採用することにより、吊下
げ枠体20とコンロ本体1とを着脱自在に構成すること
ができる。
【0020】尚、深い天板3と深い枠体2(図17参
照)を具備する高さH2のドロップインコンロ(図21
の(b) のタイプ)に代えて、浅い天板30と浅い枠体2
0を具備する高さH1のドロップインコンロ(図21の
(a) のタイプ)をカウンタートップ7に装着するとき
は、フィラー9をコンロ本体1の前面下部に取付ける。
これにより、共通構造を有する前面パネルP1(図2参
照)に対して上記深さの異なる種々のドロップインロを
間隙のない状態に装着することができる。
【0021】これを更に詳しく説明すると、図2に示す
ように、ドロップインコンロを吊持するカウンタートッ
プ7の下方前面には、開口L1を具備する前面パネルP
1が連設されて該開口L1からコンロ本体1の前面10
aが露出するように構成されている場合がある(システ
ムキッチンの収納室の扉等がコンロ本体1の下方や両側
方に設けれらている場合は、これらの扉等が前面パネル
P1となり、これらでコンロ本体1を囲む空間が前記開
口L1となる)。
【0022】高さH2のドロップインコンロに対応する
深さh1の開口L1が形成された前面パネルP1に、高
さH1のドロップインコンロを装着するときは、開口L
1の底辺とコンロ本体1の底面の間に間隙(浅い枠体2
0と深い枠体2の深さの差S分だけの間隙)が生じるか
ら、この場合は、コンロ本体1の下部と前記開口L1の
底辺の間に前記深さの差S分の高さに略一致する高さの
フィラー9を配設してこれら両者間の間隙を閉塞する。
これにより、高さH2のドロップインコンロに対応する
深さh1の開口L1が形成された前面パネルP1に、高
さH1のドロップインコンロを適正に装着することがで
きる。そして、該前面パネルP1に高さH2のドロップ
インコンロを装着する場合は、既述のようにコンロ本体
1とカウンタートップ7の間に、この場合も前記深さの
差S分に略一致する高さのフィラー9を装着すればよい
から、共通構造を有する前面パネルP1の開口L1に深
さの異なるドロップインコンロを装着することができ
る。よって、上記枠体20等の深さに応じて開口L1の
深さh1の異なる前面パネルP1を用意する必要がな
い。尚、フィラー9をコンロ本体1の下面に取付けるに
は、フィラー9の下辺93にネジ穴を形成し、この下辺
93を上にして前記ネジ穴とコンロ本体1の下面に形成
したネジ穴を合致させて該部分をビスでネジ止めすれば
よいが、この他にも、フィラー9又はコンロ本体に設け
た穴と他方に設けた爪を係合させるようにしてもよい。
【0023】以下、本発明のドロップインコンロについ
て、図10から図16を用いて更に詳述する。図10に
おいて、バーナ61はバーナ混合管61aと本体部とが
一体に設けられ、本体上端部61bには本体内外部を連
通する孔部61eが周方向に複数穿設されている。バー
ナ61の上部には、バーナキャップ53が被冠される。
バーナキャップ53は略円盤状に形成され、内部には円
柱状の空隙が設けられている。バーナキャップ53の外
周縁53aの下側には、櫛歯状の突起が周方向へ複数設
けられ、バーナ61の上端部61bとの間で生成された
通路により、バーナ61の炎孔部55が形成される。ま
たバーナキャップ53の上部には、内部空隙と連通する
通気孔55aが設けられている。バーナ61の本体部の
外周部61cには、リング状のカバーリング70が外嵌
固定され、その外周縁部が補助天板4の孔部43を被覆
するよう載置されている。このカバーリング70の外嵌
により、天板3の孔部34とバーナ外周部61cとの間
隙が、ゴトク51側から見て閉じられる。尚、カバーリ
ング70を用いないで、補助天板4の孔部43をバーナ
61の外周部61cに略密接する大きさとしてもよい。
また補助天板4の外縁垂下壁48には、下側に切り欠か
れた切欠部48aが形成され、脚48bで天板3に載置
されるので、天板3の上面とこの切欠部48aとの間で
間隙(ハ) が生成される。尚、この切欠部48aは、外縁
垂下壁48の内、前面操作部10側及び左右両側には形
成されているが、反操作部側には形成されていない(図
11参照)。これはグリル部85の排気口36aの上方
に鍋を載置したときに、排気が補助天板4と天板3との
間に入り込まないようにしたためである。
【0024】これによりコンロケース100の内部空間
とカウンタートップ7の上部側との間で、次の通気通路
が形成される。即ちコンロケース100の内部空間か
ら、天板孔部34とバーナ外周部61cとの間隙(イ) 、
補助天板4と天板3の上面との間隙(ロ) 、補助天板4の
切欠部48aの間隙(ハ) 、及びゴトク51における枠体
51fの下部の間隙51h(ニ) 、そして天板3の周壁3
2とゴトク枠体51fとの間隙(ホ) を経てカウンタート
ップ7の上部側へ連通する通気通路が形成される。
【0025】こうして、バーナ61の燃焼により、上記
通気通路を介してコンロケース100内の空気がカウン
タートップ7側へ排出される。この通気の流れにより、
天板3,補助天板4が冷却され、ひいてはカウンタート
ップ7も冷却される。そして炎孔部から放射される炎の
輻射熱により、天板3及びこれに連設する吊下げ枠体2
等が加熱されようとするが、補助天板4により天板3側
に対して遮熱され、又ゴトク51,52の枠体51f,
52fにより天板3の周壁32も遮熱され、加えて上記
通気通路の空気の流通により天板3等が冷却される。こ
のため、天板3及び吊下げ枠体2の温度上昇が抑制さ
れ、カウンタートップ7の過熱が防止される。
【0026】図11において、バーナ63の上部に、バ
ーナキャップ54が被冠され、炎孔部56が設けられて
いる。またバーナ混合管63aを取り囲むハウジング上
部には、これを上方から被覆するカバー63bが設けら
れ、その外周下端63cにカバーリング71が載置され
ている。このカバーリング71により補助天板4の孔部
44が被覆され、同時に天板3の孔部35もゴトク52
側から見て閉じられる。また、バーナ63の下部側に
は、グリル部85からの排気をカウンタートップ7の上
方へ排出案内するためのダクト87が設けられ、ダクト
87の出口87aは天板3の開口36bに臨み、開口3
6bの上方はゴトク52が覆っている。そして開口36
b,36a,36cを覆うように網状のガード88が天
板3へ載置されている。
【0027】これにより、コンロケース100の内部空
間とカウンタートップ7の上部側との間で、次の通気通
路が形成される。即ち、コンロケース100の内部空間
から、カバーリング71の外周縁部71aと補助天板4
の周壁47との間隙(ト) 、ガード88の上部空間(チ) を
経てカウンタートップ7の上部側へ連通する通気通路が
形成される。こうして、バーナ63の燃焼により、上記
通気通路を介してコンロケース100内の空気がカウン
タートップ7側へ排出される。この通気の流れにより、
天板3,補助天板4が冷却され、ひいてはカウンタート
ップ7も冷却される。更にこの流れの一部は、カバーリ
ング71の外周縁部71aと補助天板4の周壁47との
間隙(ト) から、カバーリング71の上部を経てバーナ6
3に二次空気として供給が行われてバーナの燃焼が良好
に維持される。そして炎孔部から放射される炎の輻射熱
により、天板3及びこれに連設する吊下げ枠体2等が加
熱されようとするが、補助天板4,枠体52fにより天
板3側に対して遮熱され、加えて上記通気通路の空気流
通により天板3が冷却される。このため天板3及び吊下
げ枠体2の温度上昇が抑制され、カウンタートップ7の
過熱が防止される。またグリル部85が使用された時、
その排気がダクト87からガード88を経て、上方へ排
出される。しかし仮にダクト87の出口87aの上方の
ゴトク52に鍋等が載置され、排気が邪魔されたとして
も、次の経路、即ちゴトク52の間隙52h(ヲ) から、
ゴトク枠体52fと天板周壁32との間隙(ワ) を経て、
カウンタートップ7側へ容易に排出される。
【0028】本発明のドロップインコンロでは、こうし
た各バーナ61,62,63が単独で使用される場合の
他、全部が一度に使用され、しかもゴトク51,52を
覆うように鍋が載置されても、上記した各通気通路によ
り空気の流通が行われる。又前側ゴトク51と後側ゴト
ク52とが隣接して枠体51f,52f同士が重なり合
う枠片51f1,52f1に、低上辺部51j,52j
が形成されたから、鍋がゴトク51,52に載置されて
も、これら低上辺部51j,52jと鍋底との間に間隙
が生成され、両ゴトク51,52間で容易に通気がなさ
れる。これにより、コンロケース100の内部空間から
カウンタートップ7の上部へ通気する既述の通気通路
と、グリル部85からカウンタートップ7の反操作部側
へ排気される通気通路が形成される一方、図9に示す次
の通気通路が形成される。即ちカウンタートップ7の前
面操作部側から空気が流入し、天板周壁32と枠体51
fとの間隙(ホ) を経て、間隙51h(ニ) を通り、補助天
板4の上面空間(リ) を通り、枠体51f,52f同士が
重なり合う低上辺部51j,52jと鍋底との間隙(ヌ)
を通り、(補助天板4の上面空間(ル) を通り、)間隙5
2h(ヲ) を通り、そして天板周壁32と枠体52fとの
間隙(ワ) を経て、鍋反操作部側のカウンタートップ7の
上部へ排出される。
【0029】また本ドロップインコンロでは、図3,図
4及び図5などに示すように、天板3の周壁の一部に、
天板3の内部側(周壁で囲まれる内部側)が隆起した隆
起部37及びその下端が開口したルーバ孔37aが形成
されている。これにより、図16に示すように、コンロ
ケース100の内部空間と天板3の上部とが連通し、ル
ーバ孔37aが通気孔となる。このため、コンロケース
100の内部空間で加熱された空気が、天板鍔部31の
内部(下部)で滞留することなく容易に外部へ排出さ
れ、天板3及び吊下げ枠体2の側壁21等の温度上昇が
抑制され、この場合もカウンタートップ7の過熱が防止
される。このように、天板3及びこれに連設した吊下げ
枠体2等の部材は、上記した種々の通気通路及び断熱に
より、温度上昇が抑制され、これによりカウンタートッ
プ7の過熱が防止される。
【0030】更に、図10及び図11に示すように、ゴ
トク51,52の枠体51f,52fは、バーナ61,
63と天板周壁32との間に位置付けられると共に、バ
ーナ61,63からの輻射熱が天板3の周壁32へ直接
に輻射しないよう、その高さが設定されている。これに
より枠体51f,52fが遮熱部材として機能し、上記
した天板3の過熱防止を行う上でさらに効果を高めてい
る。
【0031】次に示す図12は、図10の変形例であり
別の実施の形態を示す。図10では、補助天板4の外縁
垂下壁48に切欠部48aが設けられていたが、本実施
例ではこれが閉じられ、その代わりにカバーリング70
に上下方向に貫通する貫通孔70aが設けられている。
貫通孔70aはカバーリング70の曲折部に周方向へ複
数箇所設けられている。これにより、次のような通気通
路、即ちコンロケース100の内部空間から、バーナ外
周部61cと天板孔部34との間隙(イ) を経て、補助天
板4と天板3との間隙(ロ) を通り、貫通孔70aから炎
孔部55側に至る通気通路が形成される。この通気によ
り、バーナ61の二次空気が供給される一方、補助天板
4自体による天板3への断熱に加えて天板3の冷却が行
われ、ひいてはカウンタートップ7への過熱が防止され
る。尚、カバーリング70の裏面又は補助天板4の裏面
は、前記二次空気を炎孔部55へ導くガイドとして機能
する。またこの例でも補助天板4の外縁垂下壁48に切
欠部48aを設けてもよく、その場合、図10に示した
ように、ゴトク51側との通気が良好となり、間隙(ニ)
,間隙(ホ) を経てカウンタートップ7側との通気がよ
り一層に図れるから、カウンタートップ7の過熱がさら
に防止できる。
【0032】次に示す図13及び図14は、更に別の実
施の形態を示し、既に用いた図10,図12の構成にお
いて別のカバーリングを用いた場合を示している。カバ
ーリング72は、円筒状に形成された胴部72aに、そ
の上部が放射状に曲折形成され鍔状部72bが一体に形
成され、胴部72aがバーナ外周部61cに外嵌される
と共に、バーナ外周下部61dで受け止められている。
鍔上部72bは、補助天板4と天板3との(鉛直方向
の)間に設けられると共に、その外径は補助天板4及び
天板3のそれぞれ孔部43,34の開口よりも大きく形
成されている。これにより、先ず図13の実施例では、
次のような通気通路、即ちコンロケース100の内部空
間から、バーナ外周部61cと天板孔部34との間隙
(イ) を経て、鍔状部72bと天板3との間隙(カ) を通
り、補助天板4と天板3との間隙(ロ) を通り、そして補
助天板4と鍔状部72bとの間隙(ヨ) から炎孔部55側
に至る通気通路が形成される。この通気により、バーナ
61の二次空気が供給される一方、補助天板4自体によ
る天板3への断熱に加えて天板3の冷却が行われ、ひい
てはカウンタートップ7への過熱が防止される。鍔状部
72bは補助天板4と天板3との間でイレコ状に設けら
れているため、図10や図12と同様に、煮汁等が天板
3側侵入することが阻止され、又補助天板4の孔部43
の方がカバーリング72の鍔状部72bより小さいの
で、補助天板4の裏面が前記二次空気を炎孔部55側へ
導くガイドとなる。
【0033】また図14では、図13における補助天板
4の外縁垂下壁に切欠部48aを設けた構成であり、こ
れにより、図13の通気通路に加えて、ゴトク51側と
の通気が良好となり、間隙51を経てカウンタートップ
7側との通気がより一層に図れるから、カウンタートッ
プ7の過熱がさらに防止できる。次に示す図15は、更
に別の実施の形態を示し、図13におけるカバーリング
の変形例を示す。図の (a)は断面を示し、 (b)は補助天
板を取り除き上部からカバーリング73を見下ろした状
態を示している。この実施例では、図 (b)に示すよう
に、カバーリング73を外形が略三角形とし、各辺の部
位73a,73b,73cを上方に曲折して起立状とし
た。このため、カバーリング73の各辺73a,73
b,73cと天板孔部34との間隙が取れると共に、大
きく形成でき、この間隙の通気が促進される一方、上記
各辺が起立状とされるため、煮汁等がこの間隙からコン
ロケース100の内部側へ流下することが阻止される。
この実施例においても、図13と同様の通気通路が形成
され、上記説明したようにカウンタートップ7の過熱が
防止される。この場合も外縁垂下壁48に上述した切欠
部48aを設けると更に良い。
【0034】以上、本発明のドロップインコンロについ
て詳述したが、各実施の形態で示した構成は、任意に組
み合わせて用いることができ、また本発明の主旨の範囲
で設計変更等自由であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドロップインコンロの全体斜視図であ
る。
【図2】本発明のドロップインコンロの正面図である。
【図3】本発明のドロップインコンロの分解斜視図であ
る。
【図4】本発明のドロップインコンロに組み込まれる天
板の部分平面図である。
【図5】本発明のドロップインコンロに組み込まれる天
板の全体断面図である。
【図6】本発明のドロップインコンロに組み込まれる補
助天板の部分図である。
【図7】本発明のドロップインコンロに組み込まれる前
側ゴトクの全体図である。
【図8】本発明のドロップインコンロに組み込まれる後
側ゴトクの全体図である。
【図9】本発明のドロップインコンロの全体断面図であ
る。
【図10】図9のうち、主としてカウンタートップ正面
側を示す部分断面図である。
【図11】図9のうち、主としてカウンタートップ背面
側を示す部分断面図である。
【図12】本発明のドロップインコンロの別の実施の形
態を示し、カウンタートップ正面側の部分拡大断面図で
ある。
【図13】本発明のドロップインコンロの更に別の変形
例を示し、カウンタートップ正面側の部分拡大断面図で
ある。
【図14】本発明のドロップインコンロの更に別の変形
例を示し、カウンタートップ正面側の部分拡大断面図で
ある。
【図15】本発明のドロップインコンロの更に別の変形
例を示し、カウンタートップ正面側の部分拡大断面図で
ある。
【図16】本発明のドロップインコンロの更に別の変形
例を示し、カウンタートップ正面側の部分拡大断面図で
ある。
【図17】本発明のドロップインコンロの組み合わせ例
を説明するための分解斜視図である。
【図18】従来のドロップインコンロが収容されたシス
テムキッチンの斜視図である。
【図19】従来のドロップインコンロに用いられるゴト
クの全体斜視図である。
【図20】従来のドロップインコンロの部分断面図であ
る。
【図21】従来のドロップインコンロのワークトップ高
さを説明するための部分断面図である。
【符号の説明】
1・・・コンロ本体 2・・・吊下げ枠体 3・・・天板 4・・・補助天板 5・・・ゴトク 9・・・フィラー 61,62,63・・・バーナ 70,71・・・カバーリング 85・・・グリル部 尚、各図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 15/08 A47B 77/08 F24C 15/06 A47B 77/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状を成す胴部がカウンタートップの開
    口へ落とし込まれ、前記胴部の開口上端から外方へ張り
    出したフランジが、前記カウンタートップの開口周縁に
    当接して前記カウンタートップに吊持される吊下げ枠体
    と、 前記吊下げ枠体の下側に連結され、前記カウンタートッ
    プの正面側に張り出し部を備える一方、内部にバーナを
    備えたコンロ本体と、 前記バーナが臨む開口が形成された底部と前記底部から
    立ち上がる周壁とを備え、前記周壁の上端から外方に張
    り出すフランジにより支持されると共に、前記胴部内に
    内装されて前記コンロ本体を被覆する天板と、 前記天板の上に載置され、爪片の上端部が前記カウンタ
    ートップの上面に対してほぼ同じ高さ又は突出するよ
    う、前記天板の内部に配設されたゴトクと、 前記コンロ本体張り出し部の上側と下側とに装着可能な
    フィラー部材とを備え、 前記吊下げ枠体と前記コンロ本体との連結が着脱自在に
    設けられると共に、前記カウンタートップ下側と前記コ
    ンロ本体張り出し部の上側との間に間隙が生じると該間
    隙には該間隙寸法に合致した前記フィラー部材が介在さ
    れる一方、前記コンロ本体張り出し部を露出させる前面
    パネル開口の底辺とコンロ本体下部との間に間隙が生じ
    ると前記フィラー部材を前記コンロ本体の前面下部に取
    付ける構成とした、ことを特徴とするドロップインコン
    ロ。
  2. 【請求項2】 前記吊下げ枠体は、前記コンロ本体に選
    択的に取付けられる深さの異なる二種類の吊下げ枠体の
    深い方の吊下げ枠体であって、 前記フィラー部材の高さは、前記二種類の吊下げ枠体の
    深さの差に略一致する値に設定されている請求項1のド
    ロップインコンロ。
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