JP3445179B2 - Δς変調を用いるスイッチング増幅器 - Google Patents

Δς変調を用いるスイッチング増幅器

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JP3445179B2
JP3445179B2 JP37211298A JP37211298A JP3445179B2 JP 3445179 B2 JP3445179 B2 JP 3445179B2 JP 37211298 A JP37211298 A JP 37211298A JP 37211298 A JP37211298 A JP 37211298A JP 3445179 B2 JP3445179 B2 JP 3445179B2
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switching
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清 増田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響信号に関連し
て好適に実施され、該音響信号などを高効率で増幅する
ことができるΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】前記ΔΣ変調によって得られる1ビット
信号は、後述する積分器や加算器の係数を適宜選択する
ことによって、有効周波数帯域を広くしたり、またはダ
イナミックレンジを広くしたりするなどの、音源等に合
わせた周波数特性を設定できるという優れた特徴を有し
ている。このため、CD(コンパクトディスク)やDV
D(デジタルビデオディスク)の新しい規格では、この
1ビット信号が採用され、本年から製品化が始まろうと
している。
【0003】一方、前記ΔΣ変調によって得られる1ビ
ット信号は、上述のような音響信号の記録や、機器間の
伝送にあたって使用されるだけでなく、前記1ビット信
号をそのまま半導体電力増幅素子に入力し、得られた大
電圧のスイッチングパルスにローパスフィルタを通過さ
せるだけで、電力増幅された復調アナログ音響信号を得
ることもできる。しかも、前記半導体電力増幅素子は、
従来の増幅器のように、その線形域(不飽和域)が使用
されるのではなく、非線形域(飽和域)で使用されるの
で、このようなΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器
は、極めて高効率に電力増幅を行うことができるという
利点を有しており、製品化が目前に迫っている。
【0004】図10は、典型的な従来技術のΔΣ変調を
用いるスイッチング増幅器1の電気的構成を示すブロッ
ク図である。アナログ信号源2からのアナログの入力音
声信号は、該スイッチング増幅器1の入力回路3を介し
てΔΣ変調回路4に入力され、このΔΣ変調回路4によ
って、1ビットデジタル信号に変換される。
【0005】前記ΔΣ変調回路3は、積分器・加算器群
5と、前記積分器・加算器群5の前記加算器からの出力
をクロック発生回路6からのクロック信号に応答して1
ビット信号に量子化する量子化器7と、量子化器7から
の前記1ビット信号を1標本化クロックだけ遅延する遅
延器8と、遅延器8からの1ビット信号をデジタル/ア
ナログ変換するデジタル/アナログ変換器9と、前記ア
ナログ信号源2からの入力音声信号から前記デジタル/
アナログ変換器9からフィードバックされる音声信号を
減算する加算器10とを備えて構成されている。これに
よって、量子化器7からの1ビット信号が入力アナログ
音声信号に対応したものとなるように、フィードバック
制御が実現されている。
【0006】前記量子化器7からの1ビット信号は、定
電圧スイッチ11に与えられ、作成された前記1ビット
信号に対応した所定の定電圧のパルス信号は、ローパス
フィルタ12でアナログ音声信号に復調された後出力さ
れ、スピーカ13によって音響化される。
【0007】このように構成されるスイッチング増幅器
1は、前述のように、定電圧スイッチ11に使用される
前記半導体電力増幅素子を非線形域で使用しており、極
めて高効率に電力増幅を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記積分器・加算器群
5は、たとえば図11で示すように、入力された前記音
声信号を順次積分してゆく縦属接続された7次の積分器
m1〜m7と、各積分器からの出力を相互に加算する加
算器kと、積分器m2〜m7の入力側にそれぞれ介在さ
れる係数器a2〜a7と、部分負帰還ループを形成する
係数器a11,a12,a13および加算器k1,k
2,k3とを備えて構成される。この図11で示すΔΣ
変調回路は、山崎他著の「音響システムとデジタル処
理」(電子通信学会編)に記載されているものである。
【0009】ΔΣ変調のアルゴリズムがこの図11で示
されているように構成される場合、各係数器a2〜a
7;a11〜a13の係数を、たとえばこの図11で示
すように選ぶと、負帰還信号を±1VP-P とした場合、
入力音声信号が±0.59VP-P が発振限界値、すなわ
ちΔΣ変調ループが発振しない許容最大入力振幅とな
る。図12(a)に、前記発振限界値の入力音声信号の
一例を表し、図12(b)に、それによって得られた1
ビット信号を表す。
【0010】したがって、前記スイッチング増幅器1で
発振が発生してしまうと、前記半導体電力増幅素子およ
びスピーカ13には直流が流れ、過電流状態となり、素
子破壊を起こしてしまうという問題がある。
【0011】本発明の目的は、半導体電力増幅素子の素
子破壊を防止することができるΔΣ変調を用いるスイッ
チング増幅器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るΔ
Σ変調を用いるスイッチング増幅器は、ΔΣ変調回路が
入力信号をΔΣ変調し、その変調信号に応答してスイッ
チング回路が電源からの予め定める定電圧をスイッチン
グし、そのスイッチング出力をローパスフィルタによっ
てアナログ変換して出力するΔΣ変調を用いるスイッチ
ング増幅器において、前記ΔΣ変調のために用いられる
標本化クロックに応答し、前記変調信号のパルス数をカ
ウントするパルスカウント手段と、前記電源からスイッ
チング回路への電源ラインに直列に介在され、前記パル
スカウント手段の出力に応答し、前記変調信号がハイレ
ベルまたはローレベルで連続するカウント値が予め定め
る閾値以上であるとき、または予め定める時間当りの前
記ハイレベルまたはローレベルであるカウント値が予め
定める閾値以上であるときの少なくともいずれか一方の
条件を満足するとき、前記電源ラインを遮断する電源遮
断手段とを含むことを特徴とする。
【0013】上記の構成によれば、前記変調信号が、た
とえば2値ΔΣ変調信号である場合には「1」のハイレ
ベルのパルスまたは「0」のローレベルのパルス、また
3値ΔΣ変調信号の場合には「+1」のハイレベルまた
は「−1」のローレベルのパルスが、パルスカウント手
段によってカウントされて、前記予め定める閾値以上連
続するとき、または予め定める時間当りのパルス数が予
め定める閾値以上であるときには、ΔΣ変調回路に対す
る入力信号が前記発振限界値を超えた過大レベルである
と判断することができる。これに応答して、電源遮断手
段は、スイッチング回路への電源ラインを遮断する。
【0014】したがって、半導体電力増幅素子が過電流
状態となることを未然に防止することができ、素子破壊
を防止することができる。
【0015】また、請求項2の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、ΔΣ変調回路が入力信号を
ΔΣ変調し、その変調信号に応答してスイッチング回路
が電源からの予め定める定電圧をスイッチングし、その
スイッチング出力をローパスフィルタによってアナログ
変換して出力するΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器
において、前記ΔΣ変調のために用いられる標本化クロ
ックに応答し、前記変調信号のパルス数をカウントする
パルスカウント手段と、前記ΔΣ変調回路への入力信号
ラインに介在され、前記パルスカウント手段の出力に応
答し、前記変調信号がハイレベルまたはローレベルで連
続するカウント値が予め定める閾値以上であるとき、ま
たは予め定める時間当りの前記ハイレベルまたはローレ
ベルであるカウント値が予め定める閾値以上であるとき
の少なくともいずれか一方の条件を満足するとき、前記
入力信号を0信号に差換え、または入力信号を減衰する
入力回路とを含むことを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、前記変調信号が、た
とえば2値ΔΣ変調信号である場合には「1」のハイレ
ベルのパルスまたは「0」のローレベルのパルス、また
3値ΔΣ変調信号の場合には「+1」のハイレベルまた
は「−1」のローレベルのパルスが、パルスカウント手
段によってカウントされて、前記予め定める閾値以上連
続するとき、または予め定める時間当りのパルス数が予
め定める閾値以上であるときには、ΔΣ変調回路に対す
る入力信号が前記発振限界値を超えた過大レベルである
と判断することができる。これに応答して、入力回路
は、入力信号を零信号に差換えるか、または減衰して発
振限界値以下に抑制し、ΔΣ変調回路へ入力する。
【0017】したがって、半導体電力増幅素子が過電流
状態となることを未然に防止することができ、素子破壊
を防止することができる。
【0018】さらにまた、請求項3の発明に係るΔΣ変
調を用いるスイッチング増幅器は、ΔΣ変調回路が入力
信号をΔΣ変調し、その変調信号に応答してスイッチン
グ回路が電源からの予め定める定電圧をスイッチング
し、そのスイッチング出力をローパスフィルタによって
アナログ変換して出力するΔΣ変調を用いるスイッチン
グ増幅器において、前記ΔΣ変調のために用いられる標
本化クロックに応答し、前記変調信号のパルス数をカウ
ントするパルスカウント手段と、前記ΔΣ変調回路にお
ける量子化結果の入力側へのフィードバックループに介
在され、前記パルスカウント手段の出力に応答し、前記
変調信号がハイレベルまたはローレベルで連続するカウ
ント値が予め定める閾値以上であるとき、または予め定
める時間当りの前記ハイレベルまたはローレベルである
カウント値が予め定める閾値以上であるときの少なくと
もいずれか一方の条件を満足するとき、前記フィードバ
ックループのゲインを増大させるゲイン変更手段とを含
むことを特徴とする。
【0019】上記の構成によれば、前記変調信号が、た
とえば2値ΔΣ変調信号である場合には「1」のハイレ
ベルのパルスまたは「0」のローレベルのパルス、また
3値ΔΣ変調信号の場合には「+1」のハイレベルまた
は「−1」のローレベルのパルスが、パルスカウント手
段によってカウントされて、前記予め定める閾値以上連
続するとき、または予め定める時間当りのパルス数が予
め定める閾値以上であるときには、ΔΣ変調回路に対す
る入力信号が前記発振限界値を超えた過大レベルである
と判断することができる。これに応答して、ゲイン変更
手段は、フィードバックループのゲインを増大する。前
記フィードバックループによって、前記量子化結果は入
力側へ負帰還されている。
【0020】したがって、入力信号から減算される該フ
ィードバック信号が入力信号よりも大きくなり、前記発
振限界値を超える入力信号に対して、実際のΔΣ変調回
路への入力を前記発振限界値以下に抑制し、スイッチン
グ回路における前記半導体電力増幅素子の素子破壊を未
然に防止することができる。
【0021】また、請求項4の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器では、前記フィードバックルー
プは、量子化結果の取出しを前記スイッチング回路の出
力とし、前記入力側への帰還をデジタル/アナログ変換
器に代えて減衰器によって行い、前記フィードバックゲ
インの増大を前記減衰器の減衰率を小さくすることで実
現することを特徴とする。
【0022】上記の構成によれば、前記フィードバック
信号には、前記ΔΣ変調回路の量子化ノイズにスイッチ
ング回路のスイッチングノイズを含めることができ、前
記ΔΣ変調回路からスイッチング回路によって形成され
るΔΣ変調ループでは、これらのノイズを抑制するよう
にフィードバック制御を行うことができる。
【0023】さらにまた、請求項5の発明に係るΔΣ変
調を用いるスイッチング増幅器では、前記閾値は、前記
ΔΣ変調回路の発振限界値に対応した値であり、該ΔΣ
変調回路内のパラメータ変化に連動して変化されること
を特徴とする。
【0024】上記の構成によれば、アルゴリズムが変化
するような場合でなく、同じアルゴリズムであっても、
係数が変化するような場合でも、それぞれのパラメータ
に対応して発振限界値が定められることになる。したが
って、音源等に合わせて、たとえば有効周波数帯域を重
視するのか、またはダイナミックレンジを重視するのか
などに対応して前記パラメータを変化させると、前記閾
値も連動して変化され、発振限界値を超える過大入力に
よる半導体電力増幅素子の素子破壊を未然に防止するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図6に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0026】図1は、本発明の実施の一形態のスイッチ
ング増幅器21の電気的構成を示すブロック図である。
アナログ信号源22からのアナログの入力音声信号は、
該スイッチング増幅器21のΔΣ変調回路23に入力さ
れると、入力回路24を介して加算器25に与えられ
る。加算器25において、後述のフィードバック信号が
減算された前記入力音声信号は、積分器・加算器群26
に入力される。積分器・加算器群26は、大略的に、た
とえば後述するような、7次の積分器と、各積分器から
の出力を相互に加算する加算器となどを備えて構成さ
れ、該積分器・加算器群26からの出力は、量子化器2
7に入力される。
【0027】前記量子化器27は、クロック発生回路2
8からのクロック信号に応答して、前記積分器・加算器
群26からの出力を予め定められる量子化基準値でレベ
ル弁別し、1ビットのスイッチング信号を作成する。前
記スイッチング信号は、定電圧スイッチ29に入力さ
れ、作成された前記1ビットのスイッチング信号に対応
した所定の定電圧のパルス信号は、ローパスフィルタ3
0でアナログ音声信号に復調された後出力され、スピー
カ31によって音響化される。
【0028】前記定電圧スイッチ29からのスイッチン
グパルスはまた、アッテネータ32で減衰された後、前
記加算器25にフィードバックされ、入力音声信号から
減算される。これによって、定電圧スイッチ29からの
スイッチングパルスが入力アナログ音声信号に対応した
ものとなるように、フィードバック制御が実現されてい
る。
【0029】前記積分器・加算器群26に関連して、係
数設定回路33が設けられている。この係数設定回路3
3は、プリセット係数器34とスイッチ35とを備えて
構成されており、プリセット係数器34内には、積分器
・加算器群26内の積分器および加算器の各係数の組合
わせが、参照符a,b,cで示されるように、予めスト
アされている。各係数群a,b,cは、前記入力音声信
号の種類や、ΔΣ変調特性などに対応して、スイッチ3
5を切換えることによって、選択的に積分器・加算器群
26内の対応する積分器および加算器にそれぞれ設定さ
れる。この係数設定回路33内のスイッチ35のスイッ
チング状態は、パルスカウント回路36に与えられる。
【0030】前記パルスカウント回路36にはまた、前
記クロック発生回路28からのクロック信号が与えられ
るとともに、量子化器27からのスイッチングパルスが
与えられる。このパルスカウント回路36は、量子化器
27からのスイッチングパルスが、ハイレベルまたはロ
ーレベルで連続している期間を、前記クロック信号に応
答してカウントし、そのカウント値が予め定める閾値N
1以上であるか、または予め定める時間当りの前記ハイ
レベルまたはローレベルであるカウント値が予め定める
閾値N2以上である場合には、電源遮断回路37へ電源
遮断信号を出力する。電源遮断回路37は、電源と定電
圧スイッチ29との間に直列に介在されている。定電圧
スイッチ29は、後述する図4で示すように構成されて
おり、この場合には、電源は高電位+E0 と低電位−E
0 との定電位出力を導出している。
【0031】前記閾値N1,N2は、積分器・加算器群
26が、たとえば前記図11で示すアルゴリズムで構成
され、また係数設定回路33によって設定された係数
も、この図11で示すように選ばれるとき、N1=12
パルスであり、N2=80%程度に選ばれる。これらの
閾値N1,N2は、係数設定回路33のスイッチ35の
スイッチング状態に対応して変化される。
【0032】図2は、パルスカウント回路36の具体的
な一構成例を示すブロック図である。図2(a)は、量
子化器27の出力がn回、同一値で連続して出力された
ときにハイレベルの出力を導出するパルスカウント回路
36aの一構成例であり、図2(b)は、n>m(n,
mは正の整数)とするとき、2n 回のクロックをカウン
トする間に、ハイレベルまたはローレベルである区間が
m +α(<2n )回以上カウントされたときにハイレ
ベルの出力を導出するパルスカウント回路36bの一構
成例である。
【0033】すなわち、パルスカウント回路36aで
は、シフトレジスタ41が入力SL1がハイレベルであ
ると、クロック信号に応答して、順次、出力Q0
1 ,…,Qn に出力してゆき、総ての出力Q0 〜Qn
がハイレベル、または総ての出力Q0 〜Qn がローレベ
ルとなると排他的論理和ゲートG1がローレベルを出力
し、インバータB1で反転されてハイレベル出力とな
る。
【0034】また、前記パルスカウント回路36bで
は、カウンタ42が2n 回のクロックをカウントする間
に、カウンタ43がカウントするハイレベルであるパル
ス数、またはカウンタ44がカウントするローレベルで
あるパルス数が、2m +αとなると、ハイレベルが出力
される。
【0035】図3は、前記定電圧スイッチ29の一構成
例を示す電気回路図である。この定電圧スイッチ29で
は、前記高電位+E0 の電源と前記低電位−E0 の電源
との間に、半導体スイッチング素子Q11,Q12の直
列回路と、半導体スイッチング素子Q13,Q14の直
列回路とが相互に並列に配置されて構成されており、半
導体スイッチング素子Q11,Q12間の接続点が一方
の出力端子P21となり、半導体スイッチング素子Q1
3,Q14間の接続点が他方の出力端子P22となる。
【0036】半導体スイッチング素子Q11の制御入力
端子P11には、後述する1ビット信号Vo1が与えら
れ、半導体スイッチング素子Q13の制御入力端子P1
3には、もう1つの1ビット信号Vo2が入力される。
また、半導体スイッチング素子Q12の制御入力端子P
12には、前記1ビット信号Vo1の反転信号が与えら
れ、半導体スイッチング素子Q14の制御入力端子P1
4には、前記1ビット信号Vo2の反転信号が入力され
る。
【0037】この定電圧スイッチ29の動作波形を図4
で示す。図4から明らかなように、出力端子P21,P
22間には、+2E0 または−2E0 の電圧が印加され
るだけでなく、両出力端子P21,P22間が短絡状態
となる0電圧の印加タイミングを有しているので、小信
号時には0電圧を印加する期間が長くなり、電力効率の
向上を図ることができる。
【0038】図5は、電源遮断回路37の具体的な一構
成例を示すブロック図である。電源遮断回路37は、リ
レー駆動回路51と、2つのリレー52,53とを備え
て構成されている。リレー52のリレースイッチ52a
は前記高電位+E0 の電源と定電圧スイッチ29との間
の電源ラインに直列に介在され、リレー53のリレース
イッチ53aは前記低電位−E0 の電源と定電圧スイッ
チ29との間の電源ラインに直列に介在される。
【0039】リレーコイル52b,53bは、前記パル
スカウント回路36の出力に応答して、リレー駆動回路
51によって励磁/消磁が制御され、前記量子化器27
からのスイッチングパルスがハイレベルまたはローレベ
ルで連続している期間のカウント値が前記閾値N1,N
2以上である場合には、前記リレースイッチ52a,5
3aは遮断される。
【0040】図6は、ΔΣ変調回路23の具体的な一構
成例を示す電気回路図である。この図6において、図1
に対応する部分には同一の参照符号を付して示してい
る。このΔΣ変調回路23では、量子化器27は前記2
つの1ビット信号Vo1,Vo2を出力し、またその1
ビット信号Vo1,Vo2に応答した定電圧スイッチ2
9からの出力をフィードバックするために、アッテネー
タ32内には2つの可変抵抗器VR1,VR2が設けら
れるとともに、それらの可変抵抗器VR1,VR2を介
するフィードバック信号に対応して、積分器・加算器群
26内の第1段目の積分器は、アンプA11を備える積
分器M11と、アンプA12を備える積分器M12との
2つ設けられている。これに対応して、入力回路24側
では、結合コンデンサCを介して入力される音声信号V
iを反転増幅するアンプA01と、さらにそれをゲイン
1で反転増幅して正転出力とするアンプA02とが設け
られている。
【0041】前記アンプA11側では、入力回路24の
アンプA01からの出力が入力抵抗R111を介して与
えられ、アンプA12側では、アンプA02からの出力
が入力抵抗R121を介して与えられる。また、アッテ
ネータ32からのフィードバック信号は、入力抵抗R1
12,R122をそれぞれ介して、前記アンプA11,
A12にそれぞれ入力される。したがって、アンプA1
1,A12の入力側では、入力回路24からの出力とフ
ィードバック信号とが相互に加算されることになり、前
記加算器25にも対応する。積分器M11,M12から
の出力は、アンプA13によって相互に加算される。
【0042】アンプA13からの出力は、入力抵抗R2
1を介して、アンプA2を備える第2段目の積分器M2
に入力される。積分器M2からの出力は、入力抵抗R3
1を介して、アンプA3を備える第3段目の積分器M3
に入力される。積分器M2,M3間には、抵抗R23
1,R232,R233およびアンプA23から成り、
ΔΣ変調における零点制御のための部分負帰還ループが
形成されている。
【0043】積分器M3からの出力は、入力抵抗R41
を介して、アンプA4を備える第4段目の積分器M4に
入力され、その出力は、入力抵抗R51を介して、アン
プA5を備える第5段目の積分器M5に入力される。積
分器A4,A5間にも、抵抗R451,R452,R4
53およびアンプA45から成り、前記零点制御のため
の部分負帰還ループが形成されている。
【0044】前記積分器M5からの出力は、入力抵抗R
61を介して、アンプA6を備える第6段目の積分器M
6に入力され、その出力が、入力抵抗R71を介して、
アンプA7を備える第7段目の積分器M7に入力され
る。積分器M6,M7間にも、抵抗R671,R67
2,R673およびアンプA67から成る零点制御のた
めの部分負帰還ループが形成されている。
【0045】各積分器M1(M11とM12とを総称し
て表す),M2,M3,M4,M5,M6,M7からの
出力は、それぞれ抵抗R10,R20,R30,R4
0,R50,R60,R70を介して、係数処理されて
相互に加算されることになる。その加算器には、アンプ
A81から成る負側の加算器と、アンプA82から成る
正側の加算器と、それらの出力を相互に加算するアンプ
A83から成る加算器とを備えて構成されている。この
図6で示す例では、奇数次の積分器M1,M3,5,M
7からの出力はアンプA81によって加算され、偶数次
の積分器M2,M4,M6からの出力はアンプA82に
よって加算される。アンプA83からの出力が、量子化
器27に入力される。
【0046】前記量子化器27は、2つのヒステリシス
コンパレータQ1,Q2と、それらの量子化基準値を作
成する抵抗R1,R2,R3とを備えて構成されてい
る。前記抵抗R1,R2,R3の直列回路は、高電位+
5V側の電源と、低電位−5V側の電源との間に介在さ
れている。
【0047】上述のように構成されるスイッチング増幅
器21において、音源の種類などに対応して、ノイズレ
ベルの低減や発振限界値の拡大などを目的として、積分
器・加算器群26における、たとえば入力抵抗R21,
R31,R41,R51,R61,R71や、抵抗R1
0,R20,R30,R40,R50,R60,R70
などの抵抗値である係数値を係数設定回路33によって
切換えると、切換えられた係数群a,bまたはcを表す
スイッチ35のスイッチング状態はパルスカウント回路
36に与えられ、前記閾値N1,N2が決定される。
【0048】パルスカウント回路36は、前記量子化器
27からの1ビット信号Vo1,Vo2がハイレベルで
連続している期間を、前記クロック信号に応答してカウ
ントする。図5で示すΔΣ変調出力において、前記1ビ
ット信号Vo1のハイレベルは「+1」に対応し、1ビ
ット信号Vo2のハイレベルは「−1」に対応し、1ビ
ット信号Vo1,Vo2のローレベルは「0」に対応す
る。
【0049】パルスカウント回路36は、そのカウント
値が前記閾値N1またはN2以上となると、電源遮断回
路37を制御して、定電圧スイッチ29への電源ライン
を遮断する。したがって、前記係数値に応じて発振限界
値が変化しても、その発振限界値を超えると、定電圧ス
イッチ29への電源ラインが遮断され、前記半導体スイ
ッチング素子Q11〜Q14を過電流による素子破壊か
ら確実に保護することができる。
【0050】本発明の実施の他の形態について、図7お
よび図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0051】図7は、本発明の実施の他の形態のスイッ
チング増幅器61の電気的構成を示すブロック図であ
る。このスイッチング増幅器61は、前述のスイッチン
グ増幅器21に類似し、対応する部分には同一の参照符
号を付してその説明を省略する。注目すべきは、このス
イッチング増幅器61では、入力回路24に関連して、
0信号発生回路62が設けられていることである。
【0052】図8は、前記0信号発生回路62を含む入
力回路24の具体的な一構成例を示すブロック図であ
る。0信号発生回路62は、この図8で示すアナログス
イッチなどで実現され、前記パルスカウント回路36の
カウント値が前記閾値N1またはN2以上となると、入
力音声信号を0信号に差換える。具体的には、ミュート
スイッチが、前記入力回路24において、アンプA01
の入力を接地する。
【0053】したがって、前記入力音声信号が発振限界
値を超えると、積分器・加算器群26への入力は強制的
に0レベルとされ、発振を抑え、前記半導体スイッチン
グ素子Q11〜Q14を過電流による素子破壊から確実
に保護することができる。
【0054】なお、図8において、前記アナログスイッ
チの接地されている端子に、前記音声信号Viを抵抗を
介して入力することによって、パルスカウント回路36
のカウント値が前記閾値N1またはN2以上となったと
き、積分器・加算器群26への入力を、0レベルとする
のではなく、所定レベルだけ減衰することができる。
【0055】本発明の実施のさらに他の形態について、
図9に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0056】図9は、本発明の実施のさらに他の形態の
スイッチング増幅器71の電気的構成を示すブロック図
である。このスイッチング増幅器71は、前述のスイッ
チング増幅器21,61に類似し、対応する部分には同
一の参照符号を付してその説明を省略する。注目すべき
は、このスイッチング増幅器71では、アッテネータ3
2に関連して、ゲイン変更回路72が設けられているこ
とである。ゲイン変更回路72は、前記パルスカウント
回路36のカウント値が前記閾値N1またはN2以上と
なると、前記アッテネータ32内の可変抵抗器VR1,
VR2の抵抗値を変化し、該アッテネータ32による減
衰率を小さくして、フィードバックループのゲインを増
大させる。したがって、音声信号Viから減算される該
フィードバック信号が音声信号Viよりも大きくなり、
前記発振限界値を超える音声信号Viに対して、実際の
積分器・加算器群26への入力を前記発振限界値以下に
抑制し、発振を抑え、前記半導体スイッチング素子Q1
1〜Q14を過電流による素子破壊から確実に保護する
ことができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明に係るΔΣ変調を用いる
スイッチング増幅器は、以上のように、ΔΣ変調のため
に用いられる標本化クロックに応答して、変調信号がハ
イレベルまたはローレベルで連続するパルス数をカウン
トし、そのカウント値が予め定める閾値以上であると
き、または予め定める時間当りの前記ハイレベルまたは
ローレベルであるカウント値が予め定める閾値以上であ
るときの少なくともいずれか一方の条件を満足すると
き、ΔΣ変調回路に対する入力信号が発振限界値を超え
た過大レベルであると判断し、スイッチング回路への電
源ラインを遮断する。
【0058】それゆえ、半導体電力増幅素子が過電流状
態となることを未然に防止することができ、素子破壊を
防止することができる。
【0059】また、請求項2の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、以上のように、ΔΣ変調の
ために用いられる標本化クロックに応答して、変調信号
がハイレベルまたはローレベルで連続するパルス数をカ
ウントし、そのカウント値が予め定める閾値以上である
とき、または予め定める時間当りの前記ハイレベルまた
はローレベルであるカウント値が予め定める閾値以上で
あるときの少なくともいずれか一方の条件を満足すると
き、ΔΣ変調回路に対する入力信号が発振限界値を超え
た過大レベルであると判断し、入力信号を0信号に差換
え、または入力信号を減衰する。
【0060】それゆえ、半導体電力増幅素子が過電流状
態となることを未然に防止することができ、素子破壊を
防止することができる。
【0061】さらにまた、請求項3の発明に係るΔΣ変
調を用いるスイッチング増幅器は、以上のように、ΔΣ
変調のために用いられる標本化クロックに応答して、変
調信号がハイレベルまたはローレベルで連続するパルス
数をカウントし、そのカウント値が予め定める閾値以上
であるとき、または予め定める時間当りの前記ハイレベ
ルまたはローレベルであるカウント値が予め定める閾値
以上であるときの少なくともいずれか一方の条件を満足
するとき、ΔΣ変調回路に対する入力信号が発振限界値
を超えた過大レベルであると判断し、量子化結果を入力
側へ負帰還するフィードバックループのゲインを増大す
る。
【0062】それゆえ、入力信号から減算される該フィ
ードバック信号が入力信号よりも大きくなり、前記発振
限界値を超える入力信号に対して、実際のΔΣ変調回路
への入力を前記発振限界値以下に抑制し、スイッチング
回路における前記半導体電力増幅素子の素子破壊を未然
に防止することができる。
【0063】また、請求項4の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、以上のように、前記フィー
ドバックループの量子化結果の取出しをスイッチング回
路の出力とし、入力側への帰還をデジタル/アナログ変
換器に代えて減衰器によって行い、前記フィードバック
ゲインの増大を前記減衰器の減衰率を小さくすることで
実現する。
【0064】それゆえ、前記フィードバック信号には、
前記ΔΣ変調回路の量子化ノイズにスイッチング回路の
スイッチングノイズを含めることができ、前記ΔΣ変調
回路からスイッチング回路によって形成されるΔΣ変調
ループでは、これらのノイズを抑制するようにフィード
バック制御を行うことができる。
【0065】さらにまた、請求項5の発明に係るΔΣ変
調を用いるスイッチング増幅器は、以上のように、前記
閾値を、前記ΔΣ変調回路の発振限界値に対応した値と
し、該ΔΣ変調回路内のパラメータ変化に連動して変化
させ、それぞれのパラメータに対応して発振限界値に対
応させる。
【0066】それゆえ、音源等に合わせて前記パラメー
タを変化させると、前記閾値も連動して変化され、発振
限界値を超える過大入力による半導体電力増幅素子の素
子破壊を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のスイッチング増幅器の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示すスイッチング増幅器におけるパルス
カウント回路の一構成例を示すブロック図である。
【図3】図1で示すスイッチング増幅器におる定電圧ス
イッチの一構成例を示す電気回路図である。
【図4】図3で示す定電圧スイッチの動作を説明するた
めの波形図である。
【図5】図1で示すスイッチング増幅器における電源遮
断定回路の一構成例を示すブロック図である。
【図6】図1で示すΔΣ変調回路の具体的な一構成例を
示す電気回路図である。
【図7】本発明の実施の他の形態のスイッチング増幅器
の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】図7で示すスイッチング増幅器における0信号
発生回路の一構成例を含む入力回路の電器回路図であ
る。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態のスイッチング
増幅器の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】典型的な従来技術のスイッチング増幅器の電
気的構成を示すブロック図である。
【図11】ΔΣ変調回路における積分器・加算器群の一
構成例を示すブロック図である。
【図12】図11で示すΔΣ変調回路の動作を説明する
ための波形図である。
【符号の説明】
21,61,71 スイッチング増幅器 22 アナログ信号源 23 ΔΣ変調回路 24 入力回路 25 加算器 26 積分器・加算器群 27 量子化器 28 クロック発生回路 29 定電圧スイッチ(スイッチング回路) 30 ローパスフィルタ 31 スピーカ 32 アッテネータ(フィードバックループ) 33 係数設定回路(係数設定手段) 34 プリセット係数器 35 スイッチ 36 パルスカウント回路(パルスカウント手段) 37 電源遮断回路(電源遮断手段) 51 リレー駆動回路 52,53 リレー 52a,53a リレースイッチ 52b,53b リレーコイル 62 0信号発生回路(入力回路) 72 ゲイン変更回路(ゲイン変更手段) M11,M12,M2〜M7 積分器 Q1,Q2 ヒステリシスコンパレータ Q11〜Q14 半導体スイッチング素子 R1〜R3 抵抗 VR1,VR2 可変抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−92111(JP,A) 特開 平4−115722(JP,A) 特開 平9−294074(JP,A) 特開 平5−63457(JP,A) 特開 平5−176387(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/217 H03M 3/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ΔΣ変調回路が入力信号をΔΣ変調し、そ
    の変調信号に応答してスイッチング回路が電源からの予
    め定める定電圧をスイッチングし、そのスイッチング出
    力をローパスフィルタによってアナログ変換して出力す
    るΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器において、 前記ΔΣ変調のために用いられる標本化クロックに応答
    し、前記変調信号のパルス数をカウントするパルスカウ
    ント手段と、 前記電源からスイッチング回路への電源ラインに直列に
    介在され、前記パルスカウント手段の出力に応答し、前
    記変調信号がハイレベルまたはローレベルで連続するカ
    ウント値が予め定める閾値以上であるとき、または予め
    定める時間当りの前記ハイレベルまたはローレベルであ
    るカウント値が予め定める閾値以上であるときの少なく
    ともいずれか一方の条件を満足するとき、前記電源ライ
    ンを遮断する電源遮断手段とを含むことを特徴とするΔ
    Σ変調を用いるスイッチング増幅器。
  2. 【請求項2】ΔΣ変調回路が入力信号をΔΣ変調し、そ
    の変調信号に応答してスイッチング回路が電源からの予
    め定める定電圧をスイッチングし、そのスイッチング出
    力をローパスフィルタによってアナログ変換して出力す
    るΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器において、 前記ΔΣ変調のために用いられる標本化クロックに応答
    し、前記変調信号のパルス数をカウントするパルスカウ
    ント手段と、 前記ΔΣ変調回路への入力信号ラインに介在され、前記
    パルスカウント手段の出力に応答し、前記変調信号がハ
    イレベルまたはローレベルで連続するカウント値が予め
    定める閾値以上であるとき、または予め定める時間当り
    の前記ハイレベルまたはローレベルであるカウント値が
    予め定める閾値以上であるときの少なくともいずれか一
    方の条件を満足するとき、前記入力信号を0信号に差換
    え、または入力信号を減衰する入力回路とを含むことを
    特徴とするΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器。
  3. 【請求項3】ΔΣ変調回路が入力信号をΔΣ変調し、そ
    の変調信号に応答してスイッチング回路が電源からの予
    め定める定電圧をスイッチングし、そのスイッチング出
    力をローパスフィルタによってアナログ変換して出力す
    るΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器において、 前記ΔΣ変調のために用いられる標本化クロックに応答
    し、前記変調信号のパルス数をカウントするパルスカウ
    ント手段と、 前記ΔΣ変調回路における量子化結果の入力側へのフィ
    ードバックループに介在され、前記パルスカウント手段
    の出力に応答し、前記変調信号がハイレベルまたはロー
    レベルで連続するカウント値が予め定める閾値以上であ
    るとき、または予め定める時間当りの前記ハイレベルま
    たはローレベルであるカウント値が予め定める閾値以上
    であるときの少なくともいずれか一方の条件を満足する
    とき、前記フィードバックループのゲインを増大させる
    ゲイン変更手段とを含むことを特徴とするΔΣ変調を用
    いるスイッチング増幅器。
  4. 【請求項4】前記フィードバックループは、量子化結果
    の取出しを前記スイッチング回路の出力とし、前記入力
    側への帰還をデジタル/アナログ変換器に代えて減衰器
    によって行い、前記フィードバックゲインの増大を前記
    減衰器の減衰率を小さくすることで実現することを特徴
    とする請求項3記載のΔΣ変調を用いるスイッチング増
    幅器。
  5. 【請求項5】前記閾値は、前記ΔΣ変調回路の発振限界
    値に対応した値であり、該ΔΣ変調回路内のパラメータ
    変化に連動して変化されることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載のΔΣ変調を用いるスイッチング増
    幅器。
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