JP3444715B2 - 研磨装置およびこの研磨装置を用いた研磨方法 - Google Patents

研磨装置およびこの研磨装置を用いた研磨方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多角形の被研磨物
を研磨する研磨装置とこの研磨装置を用いた研磨方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば図5,図6に示すよう
に、多角形の被研磨物の一例である電子部材用の正方形
のガラス基板51を研磨する場合、このガラス基板51を定
盤52にセットしてこの定盤52を鉛直軸心53周りに回転さ
せ、上記ガラス基板51よりも大きな研磨工具54を鉛直軸
心55周りに回転させながら上記ガラス基板51の上面に押
圧していた。これによると、ガラス基板51の上面の全範
囲が一度に研磨工具54で研磨されるため、均一な研磨を
行うことができた。しかしながら、近年、ガラス基板51
の大型化により、ガラス基板51よりも大きな研磨工具54
を用いることが困難になってきた。
【0003】このような事情により、図7に示すよう
に、ガラス基板51よりも小さな研磨工具58で部分的な研
磨を行いながらガラス基板51の上面の全範囲を研磨する
ことが考えられた。すなわち、ガラス基板51がセットさ
れた定盤52とガラス基板51よりも小さな研磨工具58とを
それぞれ回転させるとともに、実線と仮想線で示したよ
うに、上記研磨工具58をガラス基板51の外周部から回転
中心(すなわち上記鉛直軸心53の位置)付近まで径方向
へ連続的に移動させて研磨していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような従来の形式では、図8に示すように研磨工具
58がガラス基板51の外周部に位置している場合には、ガ
ラス基板51の角部51aを研磨する際、研磨工具58がはみ
出し量A(斜線部)だけガラス基板51からはみ出し、図
9に示すようにガラス基板51の辺部51bを研磨する際、
研磨工具58がはみ出し量B(斜線部)だけガラス基板51
からはみ出すことになる。その後の研磨により、図10に
示すように研磨工具58がガラス基板51の外周部から回転
中心53寄りに位置した場合には、ガラス基板51の角部51
aを研磨する際、研磨工具58がはみ出し量C(斜線部)
だけガラス基板51からはみ出し、図11に示すようにガラ
ス基板51の辺部51bを研磨する際、研磨工具58がはみ出
し量D(斜線部)だけガラス基板51からはみ出すことに
なる。
【0005】ここで、図8,図10に示すように、上記は
み出し量A>Cであるため、ガラス基板51の角部51aを
研磨する際に、研磨工具58のはみ出し量が研磨過程で異
なってしまい、ガラス基板51の角部51aの研磨が不均一
になるといった問題があった。同様に、図9,図11に示
すように、上記はみ出し量B>Dであるため、ガラス基
板51の辺部51bを研磨する際に、研磨工具58のはみ出し
量が研磨過程で異なってしまい、ガラス基板51の辺部51
bの研磨が不均一になるといった問題があった。
【0006】さらに、上記研磨工具58のはみ出し量が大
きくなると、スクラッチ等の研磨不良を発生させる要因
となった。そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、
被研磨物からの研磨工具のはみ出し量を一定かつ小さく
することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、多角形
の被研磨物を研磨する研磨装置であって、上記被研磨物
を支持しかつ第1の鉛直軸心周りに回転自在な定盤の上
方に、第2の鉛直軸心周りに回転自在でかつ上記定盤に
セットされた被研磨物の上面に押圧されて被研磨物を研
磨する研磨工具を設け、上記研磨工具は、被研磨物の角
部を研磨範囲内とする第1研磨位置と、この第1研磨位
置よりも第1の鉛直軸心に接近しかつ上記被研磨物の辺
部から上記第1の鉛直軸心にかけてを研磨範囲内とする
第2研磨位置との間で径方向へ往復移動自在とし、上記
定盤の回転に応じて、上記研磨工具の移動経路上を角部
が通過する際に、上記研磨工具を第1研磨位置まで移動
させて被研磨物の角部を研磨させ、かつ、上記研磨工具
の移動経路上を辺部が通過する際に、上記研磨工具を第
2研磨位置まで移動させて被研磨物の辺部から上記第1
の鉛直軸心にかけてを研磨させることを繰り返す駆動装
置が設けられたことを特徴としたものである。
【0008】これによると、被研磨物の中心を第1の鉛
直軸心に合わせた状態で、被研磨物を定盤にセットした
後、この定盤を第1の鉛直軸心周りに回転させ、研磨工
具を第2の鉛直軸心周りに回転させて上記被研磨物の上
面に押圧するとともに、駆動装置により、上記研磨工具
の移動経路上を角部が通過する際に、研磨工具を第1研
磨位置まで移動させて、被研磨物の角部を研磨し、その
後、上記研磨工具の移動経路上を辺部が通過する際に、
研磨工具を第2研磨位置まで移動させて、被研磨物の辺
部から上記第1の鉛直軸心にかけてを研磨することを繰
り返して被研磨物を研磨する。
【0009】これにより、被研磨物の角部を研磨してい
る際は、研磨工具は常に第1研磨位置に位置しているた
め、被研磨物からの研磨工具のはみ出し量が一定とな
る。同様に、被研磨物の辺部から上記第1の鉛直軸心に
かけてを研磨している際は、研磨工具は常に第2研磨位
置に位置しているため、被研磨物からの研磨工具のはみ
出し量が一定となる。このように、研磨工具のはみ出し
量が、被研磨物の角部を研磨している際と辺部を研磨し
ている際の両方において、それぞれ一定となるため、被
研磨物を均一に研磨することができる。また、被研磨物
からの研磨工具のはみ出し量を小さくし得るため、スク
ラッチ等の研磨不良の発生を防止することができる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、被研磨物を
定盤にセットした後、この定盤を第1の鉛直軸心周りに
回転させ、研磨工具を第2の鉛直軸心周りに回転させて
上記被研磨物の上面に押圧するとともに、駆動装置によ
り、研磨工具の移動経路上を角部が通過する際に、研磨
工具を第1研磨位置まで移動させて被研磨物の角部を研
磨し、その後、上記研磨工具の移動経路上を辺部が通過
する際に、研磨工具を第2研磨位置まで移動させて被研
磨物の辺部から上記第1の鉛直軸心にかけてを研磨する
ことを繰り返すことを特徴としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、
1は研磨装置であり、その支持構造体2は、ベース台3
と、このベース台3に立設されたポスト体4とで構成さ
れている。上記ベース台3には、正方形のガラス基板5
(多角形の被研磨物の一例)を支持しかつ第1の鉛直軸
心6周りに回転自在な定盤7が設けられている。
【0012】すなわち、上記定盤7は、ガラス基板5よ
りも大きな円板状に形成され、上記第1の鉛直軸心6を
回転中心とする第1回転軸8の上端に取付けられてい
る。この第1回転軸8は、複数のベアリング9を介し
て、上記ベース台3に設置された支持台10に回転自在に
支持されている。また、ベース台3には、上記第1回転
軸8を回転させる第1モータ11が設置され、この第1モ
ータ11の駆動軸に取付けられた駆動歯車12が上記第1回
転軸8に設けられた従動歯車13に噛合している。
【0013】上記定盤7の上方には、第2の鉛直軸心15
周りに回転自在でかつ定盤7にセットされたガラス基板
5の上面へ押圧されてガラス基板5を研磨する研磨工具
16(ラップやポリッシングなど)が設けられている。こ
の研磨工具16は、ガラス基板5よりも小さな円板状に形
成され、上記第2の鉛直軸心15を回転中心とする第2回
転軸17の下端に取付けられている。
【0014】上記第2回転軸17は、箱状の可動フレーム
体18の内部に挿通され、外嵌された上下一対のブッシュ
19により回転自在に保持されている。上記第2回転軸17
の下部は可動フレーム体18から下方へ突出している。上
記可動フレーム体18の外側には、第2回転軸17を回転さ
せる第2モータ20がブラケット21を介して設けられてい
る。この第2モータ20の駆動軸に取付けられた駆動スプ
ロケット22と上記第2回転軸17に外嵌された従動スプロ
ケット23との間には、駆動用のチェーン24が巻回されて
いる。上記従動スプロケット23は、可動フレーム体18の
内部に設けられた上下一対のベアリング25間に回動自在
に支持されており、上記従動スプロケット23の内周面
は、第2回転軸17の外周面に形成されたスプライン26に
噛合している。これにより、第2回転軸17は、スプライ
ン26を介して従動スプロケット23に周方向で連動連結
し、かつ従動スプロケット23に対して上下方向に摺動自
在となっている。
【0015】上記可動フレーム体18の上部には、第2回
転軸17を昇降させる昇降用シリンダ装置27が設けられて
いる。この昇降用シリンダ装置27のピストンロッド27a
の先端には、上下一対のベアリング28を介して、第2回
転軸17を回動自在に支持する支持部材29が設けられてい
る。
【0016】さらに、上記研磨工具16は、ガラス基板5
の角部5aから上記第1の鉛直軸心6にかけてを研磨範
囲内とする第1研磨位置イと、この第1研磨位置イより
も第1の鉛直軸心6に接近しかつ上記ガラス基板5の辺
部5bから上記第1の鉛直軸心6にかけてを研磨範囲内
とする第2研磨位置ロとの間で径方向へ往復移動自在と
なっている。このような上記研磨工具16の第1研磨位置
イと第2研磨位置ロとの間の往復移動は、駆動シリンダ
装置30(駆動装置の一例)が可動フレーム体18を研磨工
具16の移動経路32に沿って往復移動させることによって
行っている。
【0017】すなわち、上記ポスト体4の上部には支持
フレーム33が設けられ、上記可動フレーム体18は、支持
フレーム33に設けられた上下一対のガイド体34により支
持案内されて往復移動自在になっている。また、上記駆
動シリンダ装置30は支持フレーム33に設けられ、そのピ
ストンロッド30aの先端は可動フレーム体18に設けられ
た連結板35に連結されている。そして、ピストンロッド
30aの突出により、可動フレーム体18が一方へ移動し
て、研磨工具16が第1研磨位置イまで移動し、ピストン
ロッド30aの退入により、可動フレーム体18が他方へ移
動して、研磨工具16が第2研磨位置ロまで移動する。
【0018】上記ポスト体4には、定盤7とともに回転
しているガラス基板5の各角部5aを上方から検出する
検出装置36(光電スイッチやソニックセンサなど)が定
盤7の径方向へ移動自在に取付けられている。また、ポ
スト体4には、上記検出装置36の検出に基づいて、研磨
工具16の移動経路32上を角部5aが通過する際に、研磨
工具16を第1研磨位置イまで移動させて、ガラス基板5
の角部5aから上記第1の鉛直軸心6にかけてを研磨さ
せ、かつ、研磨工具16の移動経路32上を辺部5bが通過
する際に、研磨工具16を第2研磨位置ロまで移動させ
て、ガラス基板5の辺部5bから上記第1の鉛直軸心6
にかけてを研磨させることを繰り返すように上記駆動シ
リンダ装置30を制御する制御装置37が設けられている。
【0019】尚、図3に示すように、ガラス基板5が正
方形の場合は、研磨工具16の径方向への移動距離(すな
わち第1研磨位置イと第2研磨位置ロとの間の距離)L
は、 L=(ガラス基板5の対角長さ−ガラス基板5の辺の長
さ)/2 に設定されている。
【0020】以下、上記構成における作用を説明する。
ガラス基板5の中心を第1の鉛直軸心6に合わせた状態
で、ガラス基板5を定盤7にセットした後、第1モータ
11を駆動させて、第1回転軸8を介して定盤7を第1の
鉛直軸心6周りに回転させる。さらに、第2モータ20を
駆動させて、第2回転軸17を介して研磨工具16を第2の
鉛直軸心15周りに回転させる。そして、昇降用シリンダ
装置27のピストンロッド27aを下向きに突出させること
により、図1の仮想線で示すように、第2回転軸17はス
プライン26を介して従動スプロケット23に噛合した状態
で下降するため、研磨工具16がガラス基板5の上面に押
圧される。
【0021】この際、検出装置36が、定盤7とともに回
転しているガラス基板5の角部5aを検出した場合、こ
の検出に基づいて制御装置37が駆動シリンダ装置30のピ
ストンロッド30aを突出させることにより、図3の
(a)で示すように、ガラス基板5の角部5aが研磨工
具16の移動経路32上を通過する際に、研磨工具16が第1
研磨位置イまで移動するため、ガラス基板5の角部5a
から上記第1の鉛直軸心6にかけてが研磨工具16で研磨
される。
【0022】その直後、検出装置36はガラス基板5の角
部5aを検出せずに非検出となるため、これに基づいて
制御装置37が駆動シリンダ装置30のピストンロッド30a
を退入させることにより、図3の(b)で示すように、
ガラス基板5の辺部5bが研磨工具16の移動経路32上を
通過する際に、研磨工具16が第2研磨位置ロまで移動す
るため、ガラス基板5の辺部5bから上記第1の鉛直軸
心6にかけてが研磨工具16で研磨される。
【0023】このように、図3の(a)で示すように、
ガラス基板5の角部5aが研磨工具16の移動経路32上を
通過する際に、研磨工具16を第1研磨位置イまで移動さ
せて上記角部5aから上記第1の鉛直軸心6にかけてを
研磨し、図3の(b)で示すように、ガラス基板5の辺
部5bが上記移動経路32上を通過する際に、研磨工具16
を第2研磨位置ロまで移動させて上記辺部5bから上記
第1の鉛直軸心6にかけてを研磨することを繰り返して
行う。
【0024】ここで、ガラス基板5の角部5aから上記
第1の鉛直軸心6にかけてを研磨している際は、図3の
(a)で示すように、研磨工具16は常に第1研磨位置イ
に位置しているため、ガラス基板5からの研磨工具16の
はみ出し量A(斜線部)が一定となる。同様に、ガラス
基板5の辺部5bから上記第1の鉛直軸心6にかけてを
研磨している際は、図3の(b)で示すように、研磨工
具16は常に第2研磨位置ロに位置しているため、ガラス
基板5からの研磨工具16のはみ出し量B(斜線部)が一
定となる。このように、研磨工具16のはみ出し量が、ガ
ラス基板5の角部5aを研磨している際と辺部5bを研
磨している際の両方において、それぞれ一定となるた
め、ガラス基板5を均一に研磨することができる。ま
た、ガラス基板5からの研磨工具16のはみ出し量を小さ
くし得るため、スクラッチ等の研磨不良の発生を防止す
ることができる。
【0025】図4の(a)〜(h)は、定盤7の回転角
45°ごとにおける、研磨工具16の1本の研磨条痕を代
表して記載したものである。これによると、定盤7が一
回転すると、研磨工具16の第1研磨位置イと第2研磨位
置ロとの間の往復移動により、ガラス基板5の上面全体
に均一な研磨条痕を形成でき、さらに、ガラス基板5の
角部5aと辺部5bとに同期して第2回転軸17の位置を
往復させることができる。
【0026】尚、上記実施の形態では、被研磨物の一例
として正方形のガラス基板5を挙げたが、このガラス基
板5の辺の長さが変わった場合は、これに応じて、図1
の仮想線で示すように、検出装置36の取付位置を定盤7
の径方向へ動かして調節すればよい。また、ガラス基板
5は長方形でもよく、さらに他の多角形であってもよ
い。
【0027】尚、ガラス基板5が長方形の場合は、研磨
工具16の径方向への移動距離L1,L2は、 L1=(ガラス基板5の対角長さ−ガラス基板5の長辺
の長さ)/2 L2=(ガラス基板5の対角長さ−ガラス基板5の短辺
の長さ)/2 に設定され、ガラス基板5の短辺部から角部(または角
部から短辺部)へかけての研磨においては上記L1だけ
研磨工具16を移動させ、長辺部から角部(または角部か
ら長辺部)へかけての研磨においては上記L2だけ研磨
工具16を移動させればよい。
【0028】さらに、上記実施の形態では、被研磨物の
一例として電子部材に使用されるガラス基板5を挙げた
が、ガラス基板5の上面に形成された薄膜形成体を研磨
する場合でもよく、また、ガラス基板5に限らず、鏡や
レンズなどにも適応される。
【0029】また、上記実施の形態では、駆動装置の一
例である駆動シリンダ装置30を用いて可動フレーム体18
を往復移動させることによって、研磨工具16の第1研磨
位置イと第2研磨位置ロとの間の往復移動を行っている
が、駆動シリンダ装置30に限らず、支持フレーム33にラ
ックを設け、可動フレーム体18に、上記ラックに噛合し
てモータで回転駆動されるピニオンを設け、このピニオ
ンを回転駆動することにより可動フレーム体18を往復移
動させてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、被研磨物の角部を研磨してい
る際は、研磨工具は常に第1研磨位置に位置しているた
め、被研磨物からの研磨工具のはみ出し量が一定とな
る。同様に、被研磨物の辺部から第1の鉛直軸心にかけ
てを研磨している際は、研磨工具は常に第2研磨位置に
位置しているため、被研磨物からの研磨工具のはみ出し
量が一定となる。このように、研磨工具のはみ出し量
が、被研磨物の角部を研磨している際と辺部を研磨して
いる際の両方において、それぞれ一定となるため、被研
磨物を均一に研磨することができる。また、被研磨物か
らの研磨工具のはみ出し量を小さくし得るため、スクラ
ッチ等の研磨不良の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における研磨装置の一部切
欠き正面図である。
【図2】研磨装置の平面図である。
【図3】研磨装置を用いた研磨方法を示した平面図であ
る。
【図4】研磨過程においてガラス基板に形成される研磨
条痕の図である。
【図5】従来の研磨装置の概略正面図である。
【図6】従来の研磨装置の概略平面図である。
【図7】従来の他の研磨装置の概略正面図である。
【図8】図7における研磨装置を用いた研磨方法を示し
た平面図である。
【図9】図7における研磨装置を用いた研磨方法を示し
た平面図である。
【図10】図7における研磨装置を用いた研磨方法を示
した平面図である。
【図11】図7における研磨装置を用いた研磨方法を示
した平面図である。
【符号の説明】
1 研磨装置 5 ガラス基板(被研磨物) 5a 角部 5b 辺部 6 第1の鉛直軸心 7 定盤 15 第2の鉛直軸心 16 研磨工具 30 駆動シリンダ装置(駆動装置) 32 移動経路 イ 第1研磨位置 ロ 第2研磨位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 7/04 B24B 37/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形の被研磨物を研磨する研磨装置で
    あって、上記被研磨物を支持しかつ第1の鉛直軸心周り
    に回転自在な定盤の上方に、第2の鉛直軸心周りに回転
    自在でかつ上記定盤にセットされた被研磨物の上面に押
    圧されて被研磨物を研磨する研磨工具を設け、上記研磨
    工具は、被研磨物の角部を研磨範囲内とする第1研磨位
    置と、この第1研磨位置よりも第1の鉛直軸心に接近し
    かつ上記被研磨物の辺部から上記第1の鉛直軸心にかけ
    てを研磨範囲内とする第2研磨位置との間で径方向へ往
    復移動自在とし、上記定盤の回転に応じて、上記研磨工
    具の移動経路上を角部が通過する際に、上記研磨工具を
    第1研磨位置まで移動させて被研磨物の角部を研磨さ
    せ、かつ、上記研磨工具の移動経路上を辺部が通過する
    際に、上記研磨工具を第2研磨位置まで移動させて被研
    磨物の辺部から上記第1の鉛直軸心にかけてを研磨させ
    ることを繰り返す駆動装置が設けられたことを特徴とす
    る研磨装置。
  2. 【請求項2】 被研磨物を定盤にセットした後、この定
    盤を第1の鉛直軸心周りに回転させ、研磨工具を第2の
    鉛直軸心周りに回転させて上記被研磨物の上面に押圧す
    るとともに、駆動装置により、研磨工具の移動経路上を
    角部が通過する際に、研磨工具を第1研磨位置まで移動
    させて被研磨物の角部を研磨し、その後、上記研磨工具
    の移動経路上を辺部が通過する際に、研磨工具を第2研
    磨位置まで移動させて被研磨物の辺部から上記第1の鉛
    直軸心にかけてを研磨することを繰り返すことを特徴と
    する請求項1記載の研磨装置を用いた研磨方法。
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