JP3443943B2 - 電子回路部品の製造方法 - Google Patents
電子回路部品の製造方法Info
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Description
られた絶縁基板上に、スルーホールの少なくとも一方の
開口部を覆うように電子部品を搭載したものを外装樹脂
で覆って、例えばハイブリッドIC(混成集積回路)の
ような電子回路部品を製造する方法に関し、より具体的
には、外装工程において外装樹脂にピンホールや膨れ部
が発生するのを防止して歩留まりを向上させる手段に関
する。
その耐湿性等を向上させるために、絶縁基板上に電子部
品を搭載したものを、外装樹脂で覆うことが行われてい
る。
縁基板2上に幾つかの電子部品4を搭載したものを、樹
脂槽8中の樹脂10に浸漬した後、樹脂を例えば加熱し
硬化させることにより、図5に示すような、外装樹脂1
2で覆われた電子回路部品を製造することができる。
ック基板である。電子部品4は、例えばチップコンデン
サ、チップ抵抗器のような受動部品だけの場合もある
し、それと例えばICのような能動部品との組み合わせ
の場合もある。絶縁基板2には、例えば幾つかのリード
端子6が接続されている。
り、作業が比較的簡単で量産性に富み、かつコストが安
いという理由から多用されている。
2には、例えば図6に示すように、表裏両面に設けられ
た導体膜14、16間を導通させる幾つかのスルーホー
ル18が設けられている場合があり、しかもそのスルー
ホール18の開口部の一方(図示例の場合)、または両
方を覆うように電子部品4が搭載されている場合があ
る。
記のような浸漬法によって被覆すると、絶縁基板2と電
子部品4の底面との間の隙間20に存在していた空気
が、外装樹脂12が硬化するときに、スルーホール18
を抜けて反対面から大気中に出ようとして、図7に示す
ように外装樹脂12にピンホール22を発生させたり、
図8に示すように膨れ部24を発生させたりすることが
起こる。スルーホール18は、このときノズルのような
働きをする。
や耐湿性等を悪化させるので、不良品が発生し、従って
製品の歩留まりが低下する。
品4が配置されている場合も、絶縁基板2と両方の電子
部品4の底面との間の隙間に存在していた空気が、外装
樹脂12が硬化するときに、スルーホール18を通して
一方の電子部品4の側部から大気中に出ようとして、上
記と同様の問題が生じる。
樹脂にピンホールや膨れ部が発生するのを防止して、製
品の歩留まりを向上させることができる電子回路部品の
製造方法を提供することを主たる目的とする。
め、この発明の製造方法は、スルーホールが設けられた
絶縁基板上に、スルーホールの少なくとも一方の開口部
を覆うように電子部品を搭載したものを、樹脂に浸漬す
る浸漬法を用いて外装樹脂で覆って電子回路部品を製造
する方法において、前記外装樹脂で覆う前に、前記電子
部品の下に位置するスルーホールを厚膜ペーストで埋め
ておくことを特徴とする。
部品の下に位置するスルーホールを厚膜ペーストで埋め
ておくので、絶縁基板と電子部品との間の隙間に存在し
ていた空気が、当該スルーホールを抜けて大気中に出る
ことは無くなる。従って、外装工程において外装樹脂に
ピンホールや膨れ部が発生するのを防止することができ
る。
た一例を示す概略断面図である。先に説明した従来例と
同一または相当する部分には同一符号を付し、以下にお
いては当該従来例との相違点を主に説明する。
装樹脂12で絶縁基板2等を覆う前に、電子部品4の下
に位置するスルーホール18を、厚膜ペースト28で埋
めておくようにしている。なお、先の図6では説明を省
略したが、スルーホール18の内壁には、図1に示すよ
うに、スルーホール18の両側の導体膜14、16間を
接続する導体膜19が設けられている。
18をも厚膜ペースト28で埋めるか否かは任意であ
る。
める程度は、図1に示すようにスルーホール18を厚膜
ペースト28で完全に埋めても良いし、途中まで埋めて
も良く、要はスルーホール18を空気が通り抜けないよ
うに埋めておけば良い。
ト、抵抗ペースト、ガラスペースト、樹脂ペースト、そ
の他の絶縁ペースト、接着剤等である。
8を厚膜ペースト28で埋めることは、電子部品4の搭
載後でもその反対側から行う等すれば可能であるが、電
子部品4の搭載前に行っておく方が、電子部品4の影響
を受けることなく厚膜ペースト28を付与することがで
き、作業が簡単になるので好ましい。
8で埋めることは、それ単独の工程として行っても良い
が、絶縁基板2の表面に厚膜ペーストを付与する他の工
程に含めて行う方が、工程を簡略化することができるの
で好ましい。
例を次に説明する。
では、絶縁基板2上にスルーホール18を含む所要の導
体膜14a〜14cを形成しておき、かつ抵抗器印刷用
のスクリーンパターンに、スルーホール18上にも印刷
できるパターンを含めておき、そして絶縁基板2上に抵
抗器形成用の抵抗ペースト28aを印刷する工程に含め
て、スルーホール18を抵抗ペースト28bで埋めたも
のである。
では、絶縁基板2上にスルーホール18を含む所要の導
体膜14aおよび14dを形成しておき、かつ交差部印
刷用のスクリーンパターンに、スルーホール18上にも
印刷できるパターンを含めておき、そして絶縁基板2上
に交差部形成用のガラスペースト28cを印刷する工程
に含めて、スルーホール18をガラスペースト28dで
埋めたものである。交差部の上には後に導体膜14eが
形成される。
基板上にスルーホールを含む導体膜や抵抗膜等を形成し
た後、電子部品を搭載する前に、基板全体にオーバコー
ト膜(絶縁膜)を印刷する際に、スキージを往復させて
ダブルウェットパス印刷を行い、スルーホールをオーバ
コート膜用の絶縁ペーストで埋めた。ダブルウェットパ
ス印刷を行うのは、スルーホールをより確実に埋めるた
めである。
に電子部品を搭載し、かつリード端子付けしたものに、
図4に示したような浸漬法で外装樹脂を被覆したとこ
ろ、スルーホール部でのピンホールや膨れ部の発生は全
く見られなかった。
径(穴径)が1.0mm以下のスルーホールに対して効
果的であった。これは、スルーホールの直径が1.0m
mを超えると、現行の厚膜ペーストでは、その物性上、
スルーホールを完全に埋めるのが困難になるからであ
る。また、スルーホールの直径が0.2mm以下の場合
は、必ずしも第3の例のようにダブルウェットパス印刷
する必要はなく、スキージを1回動かすシングルウェッ
トパス印刷でスルーホールを埋めることも可能である。
るので、次のような効果を奏する。
いて外装樹脂で覆う前に、電子部品の下に位置するスル
ーホールを厚膜ペーストで埋めておくので、絶縁基板と
電子部品との間の隙間に存在していた空気が、外装樹脂
が硬化するときに、当該スルーホールを抜けて大気中に
出ることは無くなる。従って、浸漬法を用いた外装工程
において外装樹脂にピンホールや膨れ部が発生するのを
防止することができる。その結果、不良品の発生を防止
して、製品の歩留まりを向上させることができ、ひいて
は製造コストの低減を図ることができる。
下に位置するスルーホールを、当該電子部品搭載前に厚
膜ペーストで埋めておくので、電子部品の影響を受ける
ことなく厚膜ペーストを付与することができ、作業が簡
単になる。
ルを厚膜ペーストで埋めることを、絶縁基板上に厚膜ペ
ーストを付与する他の工程に含めて行うので、スルーホ
ールを埋める単独の工程が不要になり、工程を簡略化す
ることができる。
す概略断面図である。
す平面図である。
示す平面図である。
する状態の一例を示す概略図である。
る。
である。
側面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 スルーホールが設けられた絶縁基板上
に、スルーホールの少なくとも一方の開口部を覆うよう
に電子部品を搭載したものを、樹脂に浸漬する浸漬法を
用いて外装樹脂で覆って電子回路部品を製造する方法に
おいて、前記外装樹脂で覆う前に、前記電子部品の下に
位置するスルーホールを厚膜ペーストで埋めておくこと
を特徴とする電子回路部品の製造方法。 - 【請求項2】 前記電子部品の下に位置するスルーホー
ルを、当該電子部品搭載前に厚膜ペーストで埋めておく
請求項1記載の電子回路部品の製造方法。 - 【請求項3】 前記スルーホールを厚膜ペーストで埋め
ることを、絶縁基板上に厚膜ペーストを付与する他の工
程に含めて行う請求項2記載の電子回路部品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15786194A JP3443943B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 電子回路部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15786194A JP3443943B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 電子回路部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH088517A JPH088517A (ja) | 1996-01-12 |
JP3443943B2 true JP3443943B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=15658996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15786194A Expired - Fee Related JP3443943B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 電子回路部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3443943B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP15786194A patent/JP3443943B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH088517A (ja) | 1996-01-12 |
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