JP3443866B2 - ペダル鍵盤構造 - Google Patents

ペダル鍵盤構造

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JP3443866B2 JP07603393A JP7603393A JP3443866B2 JP 3443866 B2 JP3443866 B2 JP 3443866B2 JP 07603393 A JP07603393 A JP 07603393A JP 7603393 A JP7603393 A JP 7603393A JP 3443866 B2 JP3443866 B2 JP 3443866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電子楽器のペダル鍵盤構
造に関し、特に演奏性改良のためのペダル鍵先端部の構
造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】床置き型の電子楽器のペダル鍵盤の先端
部構造の一例を図5(A)に示す。床1上に脚材2を介
してフレーム30が設置され、このフレーム30内にペ
ダル鍵40が奥側端部(図示しない)を回転可能に支持
され、図示した先端部側が上下に揺動して押鍵動作を行
う。ペダル鍵40内には復帰用スプリング(図示しな
い)が設けられペダル鍵40を常に上方向に付勢して押
鍵復帰を行わせる。ペダル鍵40の先端部外側には突起
部41が設けられ、この突起部41に対向する位置のフ
レーム30に上限ストッパ31が設けられる。押鍵復帰
時には、図の一点鎖線で示すように、ペダル鍵40がス
プリングにより上昇動作し、突起部41がストッパ31
に当接して押鍵前の上限位置に停止する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術に係るペダル鍵盤においては、図に示すように、
押鍵時に足の踵12がペダル鍵40の先端部外側のフレ
ーム30の外縁部に当接してペダル鍵40を十分に踏み
込めない場合があった。また、踵が剛体であるフレーム
構造体に直接当るため衝撃が大きく痛みを感じたり演奏
感覚を悪化させたりしていた。この場合単にペダル鍵の
高さを高くしたのでは、鍵盤が大型化かつ重量化すると
ともに重心が高くなり安定性の点で問題となる。 【0004】このような点に対処するため、図5(B)
に示す構造が考えられている。この図5(B)の構造
は、ペダル鍵40の先端部外側の上側に突出延長部42
を形成してフレーム30の上限ストッパ31の上面側を
覆った構成である。このような構造により、実質上ペダ
ル鍵40の長さが長くなり、踵12はフレーム30に直
接当ることはない。しかしながら、この場合、ペダル鍵
40とフレーム30との衝突音が発生して耳ざわりな雑
音となって問題となり、また突出延長部42の強度上の
問題として破損等のおそれがあった。 【0005】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、押鍵時にペダル鍵を踏み込んだときに
踵がペダル鍵外側のフレームに当らないペダル鍵盤構造
の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、フレームに対し奥側の後端部が回転可
能に支持され、手前側の先端部がフレームに対し上下に
揺動して押鍵動作を行うペダル鍵を具備したペダル鍵盤
構造において、押鍵復帰動作時の上限ストッパを前記ペ
ダル鍵の内側に設け、前記フレームに前記ペダル鍵先端
部形状に合わせた形状の切欠きを形成して該切欠き内に
前記ペダル鍵を挿入した。 【0007】 【作用】ペダル鍵の上限ストッパは鍵先端部外側に突出
させずに鍵の内側に設けられ、これに対向するフレーム
側のストッパ部材も鍵の内側に設けられるため、ペダル
鍵先端外側のフレーム突出長さが短縮され、さらにペダ
ル鍵形状に対応する切欠きをフレーム側に形成してこの
切欠き内にペダル鍵を挿入して嵌め込みペダル鍵先端部
がフレーム外縁になるべく近づくように薄肉部を形成し
てペダル鍵先端外側のフレーム突出長さをさらに短縮す
る。 【0008】 【実施例】図1は本発明の実施例に係るペダル鍵盤構造
の手前側(演奏者側)部分の断面図である。床1上に脚
材2を介してフレーム3が設置される。このフレーム3
に対しペダル鍵4が奥側の支点部(図示しない)を中心
に回転可能に装着されペダル鍵先端が上下に揺動して押
鍵および復帰動作が可能になる。ペダル鍵4を足の踵1
2で矢印Aのように踏み込むことにより、押鍵動作が行
われる。ペダル鍵4とフレーム3との間には復帰用スプ
リング6がフレーム3上の突起5に係止して装着され
る。このスプリング6はペダル鍵4を常に上方向に付勢
し、押鍵動作後足を離すとペダル鍵4を上方に復帰させ
る。7はH字断面形状のキーガイドであり、ペダル鍵側
に設けた被ガイド部材(図示しない)を上下方向に案内
して押鍵動作時の鍵の横振れを防止する。 【0009】ペダル鍵4の先端部内側のフレーム3には
逆L字形状の上限ストッパ8が設けられる。この上限ス
トッパ8の上片下面側にはフェルト材9が貼付される。
この上限ストッパ8のフェルト材9に対向する位置のペ
ダル鍵4に当接片10が設けられる。押鍵復帰動作時に
前述のスプリング6により上昇動作するペダル鍵4は、
その内側の当接片10が上限ストッパ8のフェルト材9
に当接して上昇移動が停止し上限位置に保持される。 【0010】この上限ストッパ8に隣接してフレーム3
上にフェルト材からなる下限ストッパ11が設けられ
る。この下限ストッパ11により押鍵ストロークの下限
位置が定まり、ペダル鍵4を踵12で押圧してその下縁
部が下限ストッパ11に当接すると(一点鎖線)、ペダ
ル鍵4は押鍵ストロークの下限位置に達して下降動作が
停止する。 【0011】このような構成のペダル鍵4は、図2に示
すように、先端部13がフレーム3に形成した切欠き1
5内に挿入されて装着される。この切欠き15はペダル
鍵4の先端部形状に対応した形状であって、ペダル鍵4
の先端部13に対向する位置のフレーム3に薄肉部14
を形成する。このような切欠き15による薄肉部14を
設けることにより、ペダル鍵4の先端部外側に突出する
フレーム3の長さが短くなるとともに、ペダル鍵4の先
端部をフレーム3の外縁に極力近づけることが可能にな
りペダル鍵4の長さを長くして演奏操作性を向上させる
ことができる。このような構成のペダル鍵盤を演奏する
場合、ペダル鍵外側のフレーム部分の突出長さが短いた
め、ペダル鍵を踏み込んだときに踵部分がフレームに当
ることはなく、衝撃や痛みを与えることがなくなり演奏
感覚が良好になる。 【0012】図3および図4は本発明の実施例に係るペ
ダル鍵盤構造全体の断面図であり、図3は押鍵動作前の
状態、図4は押鍵動作時の状態を示す。床1上に脚材2
を介して設置されたフレーム3に対し奥側端部の支点部
16を介してペダル鍵4が回転可能に装着される。ペダ
ル鍵4の下側のフレーム3には回路基板17が固定さ
れ、この回路基板17上にアフターセンサー18および
鍵スイッチ19が設けられる。これらのアフターセンサ
ー18および鍵スイッチ19に対向してペダル鍵4の内
面側にそれぞれアクチュエータ20,21が形成され
る。 【0013】ペダル鍵4の先端部内側には上限ストッパ
当接片10が設けられ、この当接片10に対応してフレ
ーム側にフェルト材9を貼付した上限ストッパ8が設け
られる。また、この上限ストッパに隣接して下限ストッ
パ11が設けられる。ペダル鍵4の先端部13の外側に
突出するフレーム3は前述のように薄肉部14として形
成される。この例の薄肉部14はフレーム材の厚さのみ
により構成されている。 【0014】このような構成のペダル鍵4を足で踏み込
んで、矢印Bのように支点部16を中心に回動させ押鍵
動作を行うと、アクチュエータ21により鍵スイッチ1
9が駆動されキーオンおよび押鍵速度が検出されるとと
もに押鍵ストローク下端位置でアフターセンサー18が
アクチュエータ20により押圧駆動され圧力に応じた検
出信号が得られ各種楽音制御に用いられる。これよりさ
らにペダル鍵4の弾性範囲内の下方位置でペダル鍵4が
下限ストッパ11に当接して押鍵動作が完全に停止す
る。このようにペダル鍵4が下限ストッパ11に当接し
た最下端位置において、演奏者の踵12はペダル鍵4の
先端部13より外側に突出するフレーム3側の薄肉部1
4より高い位置にありフレームに当らない。 【0015】なお、ペダル鍵盤中の全鍵が、奥側に支点
のあるものに限らず、例えば黒鍵については手前側に支
点があるようなペダル鍵盤の白鍵に対してのみこの発明
を適用するようにしてもよい。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ペダル鍵の内側に上限ストッパを設けてペダル鍵先
端部外側に突出する部材をなくすとともに、フレームに
ペダル鍵先端部形状の切欠きを形成して薄肉部を構成し
ペダル鍵先端部に対向する位置のフレーム厚さを最小限
にしたため、押鍵時にペダル鍵を踏み込んで下限ストッ
パに達した最下端位置において演奏者の踵がフレームに
当ることはなく、衝撃による衝突音を発したり痛みを与
えることはなく、演奏操作性が向上し快適な操作感覚で
演奏を楽しむことができる。また、フレーム形状を大き
くすることなくペダル鍵の長さを長くすることができ小
型で演奏制御のしやすいペダル鍵盤が達成される。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例に係るペダル鍵盤の要部断面
図である。 【図2】 図1の実施例の要部斜視図である。 【図3】 本発明の実施例に係るペダル鍵盤装置の押鍵
動作前の断面図である。 【図4】 図3の実施例の押鍵動作時の断面図である。 【図5】 (A)(B)はそれぞれ従来のペダル鍵盤の
要部構成説明図である。 【符号の説明】 3:フレーム、 4:ペダル鍵、 6:復帰用スプリン
グ、 8:上限ストッパ、 10:当接片、 11:下
限ストッパ、 12:踵、 13:ペダル鍵の先端部、
14:薄肉部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】フレームに対し奥側の後端部が回転可能に
    支持され、手前側の先端部がフレームに対し上下に揺動
    して押鍵動作を行うペダル鍵を具備したペダル鍵盤構造
    において、押鍵復帰動作時の上限ストッパを前記ペダル
    鍵の内側に設け、前記フレームに前記ペダル鍵の先端部
    形状に合わせた形状の切欠きを形成して該切欠き内に前
    記ペダル鍵を挿入したことを特徴とするペダル鍵盤構
    造。
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