JP3443774B2 - クリーンボックス用材料供給装置 - Google Patents

クリーンボックス用材料供給装置

Info

Publication number
JP3443774B2
JP3443774B2 JP2000403274A JP2000403274A JP3443774B2 JP 3443774 B2 JP3443774 B2 JP 3443774B2 JP 2000403274 A JP2000403274 A JP 2000403274A JP 2000403274 A JP2000403274 A JP 2000403274A JP 3443774 B2 JP3443774 B2 JP 3443774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
processing chamber
box
supply device
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000403274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002200431A (ja
Inventor
貴將 田中
禎則 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nara Machinery Co Ltd
Original Assignee
Nara Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000403274A priority Critical patent/JP3443774B2/ja
Application filed by Nara Machinery Co Ltd filed Critical Nara Machinery Co Ltd
Priority to EP05077037A priority patent/EP1623765B1/en
Priority to AT05077037T priority patent/ATE410234T1/de
Priority to PCT/JP2001/004233 priority patent/WO2001089701A1/ja
Priority to DE60136111T priority patent/DE60136111D1/de
Priority to US10/276,980 priority patent/US6905085B2/en
Priority to AU2001258789A priority patent/AU2001258789A1/en
Priority to DE60131173T priority patent/DE60131173T2/de
Priority to EP01932172A priority patent/EP1300195B1/en
Priority to AT01932172T priority patent/ATE376884T1/de
Publication of JP2002200431A publication Critical patent/JP2002200431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443774B2 publication Critical patent/JP3443774B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンボックス
に一体的に組み付けられる粉粒体の表面改質装置、粉砕
機、混合機、混練機、造粒機、供給機、乾燥機等の各種
粉粒体処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、医薬品(原体)などの粉粒体材料
を処理する場合には、異物が混入しないよう密閉された
クリーンルーム建造物の室内に粉粒体処理装置を設置
し、この室内において作業が行われていたが、最近で
は、クリーンルーム建造物のような大掛かりなものでな
く、設備コスト、ランニングコストの低減を図るため、
上記各種粉粒体処理装置をその処理目的に適合したサイ
ズのクリーンボックス内に収納した、所謂クリーンボッ
クス一体型の粉粒体処理装置が採用されるようになって
きた。しかしながら、クリーンボックス一体型化を図る
にあたっては、装置全体のコンパクト化は勿論である
が、特にこの装置によって処理される粉粒体材料は、医
薬品(原体)などの高価なものが多く、その取り扱いも
少量、かつ多品種に及ぶため、その使い勝手において、
処理原料の切り換え頻度が多く、その都度処理室の組
立、分解および洗浄作業を行う使い勝手が要求されるこ
とから、これら作業の簡易化など、実用性の向上と共に
幾つかの解決すべき問題点がある。
【0003】先ず、一の解決すべき問題点は、装置全体
のコンパクト化とそれに付随する軸封構造の改良に関す
るものである。すなわち、従来のものを粉砕機を例にし
て説明すると、クリーンボックスを構成する外壁部を隔
てて、その内部に粉粒体処理室(粉砕機)を配置させ、
外部に配設させた駆動機構の回転軸を前記外壁部に貫通
させて、この回転軸を前記粉粒体処理室内に備えられた
ローターに連結した構造となっており、粉粒体処理室
は、クリーンボックス外壁部から離間させて単に回転軸
を介して独立収容させた程度のものであった。従って、
クリーンボックス内や粉粒体処理室を洗浄する際には、
処理室の背面側の洗浄が難しいことから、前記回転軸が
貫通された外壁部周辺を切り欠いて、ボックス本体外壁
部とボルト等の固着具を用いて脱着できるようにし、駆
動機構を架台から取り外し、粉粒体処理室を駆動機構と
連結されたままの状態でボックス内から抜き出して処理
室を分解することで行うなどしていたため、洗浄作業に
おけるボックスとの組立組付分解作業が煩雑で時間を要
するという問題があった。また、前記回転軸と外壁部と
の貫通部位の隙間から外部の粉塵等がボックス内に侵入
するのを防止するにあたり、ボックス内部にN2 ガス等
の清浄ガスを充填して前記貫通部位の隙間から外部に排
出させたり、あるいはこれに加えて当該隙間をカバーで
覆うなどの簡易的な密封手段によって行われていた。こ
のため、微粉砕処理を行おうとすると、ボックス内部に
単に清浄ガスを充填する上記の密封手段では、粗粉砕機
では然程問題とならないものであっても、微粉砕機にお
いては、微粉体が前記貫通部位の隙間から前記ガスに同
伴して外部に流出してしまう欠点があり問題を有してい
た。しかも、このものは、簡易的な密封手段等と相まっ
て、クリーンボックスとの配設構造上、軸受け部から前
記ローターまでの距離が長くなるため、回転軸を太くし
たりするなどの構造が要求され、また、前記ローターを
高速で回転させる場合には、使用できるベアリングやオ
イルシールなどにも限界があり、装置自体も大がかりな
ものとなってしまうなどの実情から、比較的低速回転で
処理される処理装置に供され、装置自体のコンパクト化
と共に高速回転による運転処理が可能で、かつ微粉体の
処理も行うことができる処理装置の出現が望まれてい
た。
【0004】一方、高速回転用の装置とする場合には、
軸受け部から前記ローターまでの距離をできるだけ短く
して回転軸を短尺なものとし、かつ、軸受け部を潤滑油
によって潤滑し、この潤滑油がクリーンボックス内や処
理室内に侵入しないようオイルシール手段により規制す
ると共に、処理室の粉粒体が前記軸受け部側に侵入しな
いよう軸封手段により規制する必要がある。ところで、
従来の高速回転用に採用されている軸封手段は、一般的
には、シングルガスシールと言われる方法で、処理室と
軸受け部に跨るように軸封部を構成し、該軸封部に軸封
シールガスの供給と排出の循環路を設けた軸受け一体型
軸封構造となっている。そのため、処理室内の圧力が上
昇しても、軸封シールガスの排出口のバルブを調節する
ことにより、軸封シールガスの処理室内への噴出量を調
整することはできるが、前記オイルシール手段が近接配
置された場合に、前記軸封部にラビリンス構造を設けて
流路抵抗を高めたり、油切りリングを設けても、処理
室内への潤滑油入の可能性がある。軸受け部への粉
粒体入の可能性がある。軸封シールガスの処理室内
への噴出量を調整することはできても、処理室内の圧力
上昇を検知することができない。という問題点があり、
いずれにせよこれら従来型の軸封手段をそのまま採用す
ることはできなかいものであった。
【0005】そこで本願出願人は、これら問題点の解決
を図るべく特願2000−149986号を開示するこ
とで、粉粒体処理室がクリーンボックスの外壁面によっ
て確実に支持され、粉粒体処理室とクリーンボックスと
が一体的なものとなり、クリーンボックス内側の回転軸
を短尺なものにでき、ローターの高速回転を可能とし、
しかも、クリーンボックスと駆動機構とが架台に取り付
けられたままの状態で、粉粒体処理室や軸封手段を構成
する各部材を分解することができ、洗浄作業などに伴う
分解や組立組付作業を容易かつ短時間で行うことができ
るようにした。また、装置全体のコンパクト化に伴い、
軸封手段を、粉粒体処理室側に設けた第1の軸封手段と
駆動機構側に設けた第2の軸封手段とで構成することに
より、たとえ軸封手段とオイルシール手段とが近接配置
されていても、第1の軸封手段への軸受け用潤滑油の侵
入と、オイルシール手段への粉粒体の侵入とを第2の軸
封手段によって確実に防止できるようにし、ガス供給量
の調整作業、管理、制御が容易に行い得て、粉粒体の製
品回収率を改善し、オイルシール手段の破損による交換
や装置全体へ与える影響を解消または最小限にとどめる
ことができ、コンパクト化が要求されるクリーンボック
スにおいても高速回転による微粉体の処理を可能とし
た。
【0006】更に、他の一の解決すべき問題点として
は、処理室の組み付け分解作業の簡略化に関するもので
ある。すなわち、従来のものは、図7、図8に示す衝撃
式粉砕機のように、該衝撃式粉砕機は、取付構造体とし
ての後カバー101aを境にして粉粒体の処理室1a側
と駆動機構2a側(図は軸受け手段とカップリング部ま
でで、モーターは図示しない)とに区画されている。そ
して、処理室1a側に配設される構成部材としてのステ
ーター(ケーシング)102aと前カバー103aが、
後カバー101aに対して重層状に組付されており、か
つ、これらは分解可能な構成となっている。つまり、こ
のステーター102aは、後カバー101aにその背面
側からビス止め固定されており、後カバー101aと前
カバー103aとは、両者の一端側にそれぞれ形成され
た連結部3a、3bの軸孔を、抜き差し自在な連結軸3
cによって相互に軸着した丁着手段により連結されてい
て、連結軸3cを中心に前カバー103aが水平回動自
在な構成となっている。また、両者の他端側は、後カバ
ー101aに水平回動自在に設けられた緊締ハンドル4
aを、前カバー103aに設けられた凹溝4bに係合
し、締め付け操作することで前カバー103aをステー
ター102aに圧接させて閉戸するようになっている。
そして、組付された各構成部材を分解するには、先ず緊
締ハンドル4aを緩めて凹溝4bとの係合を解除し、前
記前カバー103aを開放する。次いで後カバー101
aに取り付けられたステーター102aを取り外せば分
解が完了し、各構成部材の洗浄作業を行うことができ
る。
【0007】しかしながら、このものは、前カバー10
3aとステーター102aとが夫々異なるセット手段に
よって後カバー101aへ組付されているため、構造が
複雑なものとなり、組立組付、分解作業をする際には、
部材を支えながらのビスの緊締操作が強いられ、特に分
解時にあっては、全てのビスを外すまでの間、長時間に
わたり支え続けなければならず、一人で作業を行うこと
が容易でなく、効率性を欠くものであった。そして、洗
浄作業をするにあたっても、前カバー103aには前記
連結部3bが存在し、後カバー101aには前記連結部
3aや緊締ハンドル4aが存在し、更には、前記セット
手段の存在もあって、連結部3a、3bの孔内や取付基
端の入隅部、緊締ハンドル4aの回動継ぎ手部や緊締ネ
ジ部、ステーター102aのビス孔などは洗浄しづら
く、作業に時間を要するという問題があり、しかも、軸
封部を構成するケーシングなどが加わって構成部材が多
層のものとなると、その作業は一層手間取るものとなっ
ていた。特に、処理する原料の切換えが多い場合には、
組立組付、分解、洗浄の作業頻度が必然的に多くなり、
生産効率が悪くなるばかりか、洗浄不良を誘発する要因
ともなっていた。また、医薬品(原体)などの粉粒体材
料を処理する場合には、異物が混入しないよう密閉され
たクリーンボックス内に粉粒体処理室を収納した、所謂
クリーンボックス一体型の粉粒体処理装置により行われ
るが、その場合には更なる作業効率の低下をきたすとい
う問題を有していた。
【0008】そこで本願出願人は、これら問題点の解決
を図るべく特願2000−177619号を開示するこ
とで、組立・分解作業に伴う各構成部材のセット手段の
一元化が図られて、組立組付構造全体の簡略化や部品点
数を削減することができ、しかも、各構成部材が多層の
ものであっても、各々を単に支持体に支承するだけの簡
単な操作で重層状に仮組立組付した状態でセットでき、
作業中に各構成部材を支え続ける必要が無くなり、一人
での作業を容易に行い得て、組立組付作業が簡素化され
作業効率が向上されるばかりか、ボルト・ナット構成な
どの一般的な緊締手段の採用を可能ならしめ、殊更別途
丁着手段や緊締ハンドルなどを設ける必要性を回避する
ことが可能となり、それらの存在に起因する突起物や孔
などの成形部分を可及的に不要なものとし得て、分解さ
れた各構成部材は勿論、これらを取り付けする取付構造
体の洗浄作業も容易に行えるようになり、もって、組立
組付、分解、洗浄の作業頻度が多くなる場合において
も、生産の効率性を損なうことがなく、また、これらの
作業がしづらいクリーンボックス内においても、洗浄作
業などに伴う分解や組立組付作業を容易かつ短時間で行
うことができるようにした。
【0009】ところで、本発明における問題点として
は、原料の供給手段処理態様が掲げられる。すなわち、
処理室において一度に処理できる量は、処理すべき原料
の物性によつても異なるが、粉砕品粒度がばらつくこと
なく均一なものを生成するためには定量供給することが
望ましい。従来、この種クリーンボックスにおける原料
の供給は、ボックス外壁部の前面側を操作部とし、そこ
に設けられたメンテナンス用の左右のアームグローブに
作業操作者が手を挿入し、定量カップなどを用いて原料
ホッパーに手動供給することで行われていた。しかしな
がら、同種原料を連続的に供給しなければならない生産
過程において、係る手動による供給では、作業効率が悪
いばかりか、長時間均一に供給するにはかなりの熟練を
要する等、特に連続的な供給に対応することが極めて困
難であるという実情がある。そこで、定量供給する自動
供給装置を設けることが提案されるが、クリーンボック
スという特殊環境下にあっては、手動による供給と前記
供給装置による供給との使い分けを、短期または長期の
期間的な供給態様との兼ね合いにおいて要・不要に応じ
た選択的な使われ勝手が要求されると共に、ボックス内
外の気密性や、洗浄作業に伴う組立分解時の作業性をも
考慮したものとしなければならず、クリーンボックス固
有の使い勝手に適した定量供給装置の出現が望まれてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を一掃すべく創案されたものであって、生産過程
における原料の処理量や供給態様によって、定量供給が
必要な場合と不要の場合との使い分けを、クリーンボッ
クス内外の密封状態を確保させて行うことができ、例え
ば、原料の切換え頻度が多くなり、供給装置を不要とす
る使われ勝手が要求される場合には、所定の原料ホッパ
ーから直接的に処理室への原料供給が行なえ、処理室の
組立組付、分解、洗浄の作業が頻繁に行われても、供給
装置全体を取り外した場合は勿論、供給装置を装着した
状態であっても供給部を取り外すことにより、殊更供給
装置の洗浄作業等が強いられることもなく、また、供給
装置を必要とする使われ勝手が要求される場合には、短
期または長期の期間的な供給態様との兼ね合いにおい
て、供給装置全体または供給部のみの着脱操作を供給態
様に応じて選択的に行うことができるようになり、前記
供給装置を不要とする場合と相俟って、必然的に処理室
の組立組付、分解、洗浄の作業頻度よりも少ない状態で
着脱操作を行なうことができる。したがって、供給装置
が常設されたものに比し、洗浄作業に伴う脱着操作と、
定量供給の要・不要に応じた脱着操作との関係で両者間
に調和のとれた使い勝手ができるようになり、作業負担
を軽減することのできるクリーンボックス用材料供給装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、クリーンボックスを構
成する外壁部を介して、粉粒体の処理室をボックス内部
に、駆動用回転体を有する駆動機構をボックス外部にそ
れぞれ配設させて、前記処理室内に設けられるローター
と前記駆動用回転体を連動連結せしめてなる粉粒体処理
装置であって、原料を処理室へ定量供給する供給装置を
装着するに、該供給装置を、所定の連繋手段によって連
繋解離可能な供給部と駆動部とで構成する一方、前記処
理室が配設された上方の外壁部に供給装置装着用の装着
孔を穿設し、前記駆動部を、前記装着孔部分で前記供給
部との連繋手段を形成するようボックス内部側へ臨ませ
て前記装着孔の外部側に取着せしめ、前記供給部は、前
記連繋手段と共にボックス内部側から着脱可能に構成し
てあることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好適
な実施の形態として例示するクリーンボックス一体型の
粉粒体処理装置に基づいて詳細に説明する。図1〜図6
において、1はフレーム状のキャスター付き架台であっ
て、該架台1には、クリーンボックス2と粉粒体処理装
置の具体例としてのワンパス式の衝撃式粉砕機3が一体
的に取り付けられている。粉砕機3は、所定の開口部が
設けられたクリーンボックス2の外壁部の一部を構成す
る取付構造体としてのL字状のフレーム板21を介し
て、クリーンボックスの内部に粉粒体の処理室(粉砕
室)31を、その外部に駆動機構32をそれぞれ配設さ
せて、後述する密封手段(シールボックス63,64)
によってクリーンボックス内外部の気密性が外部側から
保持されるよう処理室31と駆動機構32とが一体的に
装着されている。なお、前記駆動機構32は、前記L字
状のフレーム板21に固定されている。クリーンボック
ス2には、その上部にライトユニット22が、前面に全
体が開閉可能に構成された操作部23が、底部に粉砕処
理品を回収して排出する排出シュート24がそれぞれ設
けられている。なお、排出シュート24の下部には、
ブルダンパーを介してコレクター(回収容器)を連設し
(以上、図示省略)、粉砕処理品を系外の空気に接触さ
せることなく回収し、密封することができる構造になっ
ている。そして、操作部23には、作業操作者が手を挿
入して原料の供給、処理室31のメンテナンスなどを行
うための図示しない左右のアームグローブが設けられて
いる。
【0013】処理室31側には、前記フレーム板21に
密接させて設けられるケーシング312b、ケーシング
312a、リング状のステーター311、前カバー31
0よりなる各構成部材が重層状に配設されており、処理
室31内には、駆動機構32の駆動用回転軸320に連
動連結されたローター313が回動可能に備えられ、ボ
ルト4により前記回転軸320に固定されている。前記
各構成部材は、対向する接触面にOリングを介して前記
の順番で組付ることによって装着される。すなわち、前
記フレーム板21には、円柱棒状に形成された一対の支
持体26、26が片持ち状に支持されており、また、そ
れぞれの構成部材には、前記支持体26に係合するよう
左右に突出せしめた係合腕部33が一体形成されてい
て、この係合腕部33を前記支持体26に支承せしめて
セットする構成となっている。つまり、前記係合腕部3
3は、各構成部材をセットする際の把持部としての機能
を有し、また、ケーシング312bの係合腕部33は前
カバー310を含む他の構成部材のそれに比し小さな形
状となっており、これら係合腕部33に形成した下向き
凹溝部331を前記支持体26に掛着するようになって
いる。一方、前記支持体26に各構成部材をセットした
後、支持体26の先端部に設けられた緊締手段、即ち、
ボルト(支持体26の先端部に切られた雄ネジ)26a
と摘みナット26bによる締め付け操作によって、前カ
バー310を押圧することにより、前カバー310と前
記フレーム板21との間にあるステーター311、ケー
シング312a、312bをフレーム板21側へ圧接さ
せて組付られる。これにより処理室31は、フレーム板
21に一体的に支持され、前記クリーンボックス2と前
記密封手段と共に三位一体のものとして構成され、これ
ら構成部材と前記ローター313は、それぞれ容易に分
解できる構造となっている。なお、前記摘みナット26
bに換えて蝶ナットなどを含む一般的なナットを用いる
ことは勿論、緊締手段は、ボルト・ナット構成によるも
ののみでなく、ハンドルレバーやクランプ構成のもの
等、要は各構成部材をフレーム板21側へ圧接させるこ
とのできる任意のものとすることができる。
【0014】5は処理室31に設けられた原料投入ホッ
パー、51は原料投入管、52は原料ホッパー5と原料
投入管51の対向する開口端面を着脱自在に結合するク
ランプである。240はステーター311の一部を切り
欠いた開口部から前記排出シュート24へ粉砕処理品を
排出する排出管で、241は該排出管240と、排出シ
ュート24の上面に連設された短管の対向する開口端面
を着脱自在に結合するクランプである。また、314
は、粉砕処理品の粒度を調整するスクリーン(打ち抜き
多孔板)である。前カバー310とローター313の各
々対向する面には、複数の衝撃ピン310a、313a
が、それぞれ半径方向と円周方向に所定間隔を存して回
転軸320の回転軸芯を中心に放射状に対向して設けら
れており、ローター313が回転したときに、衝撃ピン
313aが軸芯方向衝撃ピン310a間を回転する。こ
れにより、原料ホッパー5から投入管51を介して処理
室31に投入された被粉砕物(原料)は、高速回転する
ローター313の多数の衝撃ピン313a、および前カ
バー310の衝撃ピン310aによって瞬間的な打撃作
用を受け、さらに周辺のステーター311に衝突して粉
砕される。そして、スクリーン314の孔径より小さい
粉砕処理品は、衝撃ピン313aの回転に伴って発生す
る気流に同伴して、速やかに排出管240を通って排出
シュート24に排出され、該排出シュート24の上面に
連設された図示しないバグフィルターにより、気流と粉
砕処理品とに分離され、気流は、クリーンボックス2内
に排出され、粉砕処理品は前記図示しないコレクターで
回収される。なお、前記衝撃ピン313aに代えてロー
ター313の外周に所定間隔を置いて放射状にブレード
を周設しても良いが、この場合は、前カバー310に
は、衝撃ピン、ブレードは周設しない。
【0015】前記回転軸320はベアリング321によ
り軸支され、該回転軸320は、駆動機構32であるモ
ーターに直結して、または該モーターの回転をVベルト
等の伝達手段を介して回動可能に構成されている。そし
て、前記ベアリング321部を密閉して、潤滑油が外部
に漏洩するのを防止するために、シールボックス63の
内周面にオイルシール323を嵌設し、回転軸320に
外嵌された円筒状のカラー324bの外周面が前記オイ
ルシール323のリップ先端部を摺動するよう構成され
ている。
【0016】6は処理室31とオイルシール323との
間に設けられた軸封手段であって、該軸封手段6は、前
記ベアリング321部の潤滑油が前記処理室31に
しないように規制すると共に、処理室31で粉砕処理さ
れた粉砕処理品が前記駆動機構32側へ侵入しないよう
規制するものであって、前記回転軸320に外嵌され、
該回転軸320と共に駆動用回転体を構成する各カラー
324a、324bおよび325の外周面に対面して設
けられた第1の軸封手段61と第2の軸封手段62によ
って構成されている。第1の軸封手段61は、その構成
部材であるシールボックス63、64を前記密封手段の
構成部材に兼用することで、前記処理室31とこの密封
手段との対向面間に形成される。すなわち、第1の軸封
手段61は、ケーシング312aのカラー325との対
向部に断面矩形に切り欠いて形成された環状溝611
a、この環状溝611aに連通してシールガスGを供給
するようケーシング312aに穿設されたガス供給路6
10、ケーシング312b、シールボックス63、64
により前記フレーム板21を挟み込む状態で形成された
シールガスGの環状溝611b、および該環状溝611
bに連通するようシールボックス64に穿設された排出
路612とによって構成されている。325aは、カラ
ー325の外周面に突設して設けられた円板状のラビリ
ンスリングで、該ラビリンスリング325aとこれを囲
む環状溝とによってラビリンスシールを形成している。
そして、前記環状溝611aと処理室31は、カラー3
25とケーシング312a間に形成された軸封間隙によ
って連通し、環状溝611aと611bは、カラー32
5とケーシング312aおよび312b間に形成された
軸封間隙、並びに前記ラビリンスシールによって連通し
ている。以上により、シールガスGの供給と排出を行わ
しめる第1の循環路が構成される。
【0017】一方、第2の軸封手段62は、前記密封手
段としてのシールボックス63、64を構成部材として
その駆動機構32側に形成される。すなわち、シールボ
ックス63のカラー324bの対向部に断面矩形に切り
欠いて形成された環状溝621と、この環状溝621に
連通してシールガスGの供給と排出を行うようブラケッ
ト322とシールボックス63に穿設されたガス供給路
620および排出路622とによって構成されている。
そして、前記環状溝611bと環状溝621は、カラー
324bとシールボックス63間に形成された軸封間隙
によって連通し、オイルシール323と環状溝621と
は、カラー324bとシールボックス63間に形成され
た軸封間隙によって連通されている。また、326は、
カラー324aと324bとで狭着された円板状の油切
りである。以上により、シールガスGの供給と排出を行
わしめる第2の循環路が構成される。また、図示してい
ないが、ガス供給路610,620には各々ガス供給ラ
インが、排出路612,622には各々排出ラインが連
接されると共に、各排出ラインの途中には流量調節用の
バルブが、該排出ラインの先端部にはフィルターが連設
されている。
【0018】次に、軸封手段6の操作方法について説明
する。なお、クリーンボックス2内は、予めN2ガスで
置換してから各種の処理を行い、処理中も連続的にN2
ガスを供給および排出し、外部の空気をクリーンボック
ス2内に入れてはいけない場合には、該クリーンボック
ス2内を若干のプラス圧(100〜200Pa)に、処
理品を外部に出してはいけない場合には、若干のマイナ
ス圧(−100〜−200Pa)に制御する。まず、ロ
ーター313を回転させる前にガス供給管(供給路)
10から一定流量でN2ガスを供給する。このN2ガス
は、環状溝611a内を循環しながら、その一部はカラ
ー325とケーシング312a間に形成された軸封間隙
を通って処理室31内に噴出され、他の一部はカラー3
25とケーシング312aおよび312b間に形成され
た軸封間隙、並びにラビリンスシールを通って環状溝6
11b内を循環してから、排出路612から排出され
る。また、ガス供給管620からも一定流量でN2ガス
を供給する。このN2ガスは、循環溝621内を循環し
て排出路622から排出される。ここで、軸受け部への
粉粒体浸入の防止よりも、処理室31内への潤滑油の
入の防止を優先する必要がある。そこで、軸封手段6
1,62に供給するN2ガス量は、前記図示しない両排
出ライン間の差圧を測定して、常に排出路612側が若
干のプラス圧になるように調節すればよい。また、供給
路610に供給されたシールガスがカラー324bとシ
ールボックス63間に形成された軸封間隙から循環溝6
21に噴出されることはあっても、供給路620に供給
されたシールガスが前記軸封間隙から環状溝611bに
噴出されることは好ましくないので、供給管620から
供給するシールガスは圧縮エアーとし、排出路612に
連接された排出ラインに酸素濃度計を連設し、連続的に
酸素濃度を測定することによって、常に排出路612側
が若干のプラス圧になるように調節することができる。
【0019】次に、所定の回転速度でローター313を
回転させる。ここで、粉粒体処理装置の処理室(中心
部)31の内圧は、処理装置に起因する処理室31の構
造、ローター313の形状およびローター313の回転
速度によって変わる。そして、内圧がプラス圧の場合
は、処理室31内のガスがカラー325とケーシング3
12a間に形成された軸封間隙を通って環状溝611a
内に噴出され、マイナス圧の場合は、反対に前記間隙を
通って環状溝611a内のガスが処理室31側に吸引さ
れる。そこで、プラス圧の場合にも、前記間隔からシー
ルガスを処理室31内に噴出するよう、シールガスの供
給量を調節し、マイナス圧の場合には、前記吸引量より
若干多めのシールガスを供給するよう調節する。以上の
調節は、前記各ガス供給ラインおよび/または排出ライ
ンの途中に設けられたバルブによって行う。クリーンボ
ックス2の内部、および該ボックス2内に配設された処
理室31の内部を洗浄するときは、次の要領で行う。ク
リーンボックス2の内部を洗浄するときは、該ボックス
2内に配設された洗浄液スプレー装置(図示省略)か
ら、例えば処理品を溶かす各種溶剤を噴霧し、廃液はク
リーンボックス2下部の排出口25から排出する。この
とき、クリーンボックス2内部には処理中と同様に連続
的にN2ガスを供給および排出することによって、クリ
ーンボックス2内部を速やかに乾燥することができる。
処理室31の内部を洗浄するときは、処理中と同様に連
続的にシールガス(N2ガス)を供給しながらローター
313を低速で回転させた状態で、原料ホッパー5から
前記と同じ溶剤を供給し、廃液は排出管240、排出シ
ュート24、ダブルダンパーを介して、前記コレクター
で回収される。引き続きN2ガスを供給(および排出)
することによって、処理室31の内部(各構成部材)の
みならず、原料ホッパー5、排出管240、排出シュー
ト24等も速やかに乾燥することができる。
【0020】7は原料を処理室31へ定量供給するため
の自動供給装置であって、該自動供給装置7は、供給部
71と駆動部72とから成り、夫々が連繋手段73によ
って連繋解離可能に構成されており、前記フレーム板2
1の前記処理室31の上方に穿設された装着孔21aに
対して、供給口714が所定間隔を持って原料ホッパー
5の直上に位置するよう取り付けられている。前記駆動
部72は、モーターが取り付けられたブラケット721
を備えており、該ブラケット721をボックス外部側よ
り前記装着孔21aに被嵌した態様、つまり前記装着孔
21aの部分で前記供給部71との連繋手段73を形成
するようボックス内部側へ臨ませた態様でボルトにより
装着され、外部側からボックス2内外を密封する構造と
なっている。前記供給部71の一実施例であるスクリュ
ーフィーダは、原料ホッパー711から供給される原料
を前記処理室31へ移送するスクリューシャフト712
を内装しており、前記フレーム板21に取り付けられた
取付部材713に対して結合されるベアリング部715
を有しており、また、該ベアリング部715と前記取付
部材713とはクランプ716aの緊緩操作でボックス
内部側から容易に着脱できる構成となっている。なお、
ベアリングには、オイレスベアリングを用いることが好
ましい。716bは原料ホッパー711を供給部71本
体と結合するクランプ、716cは供給部71本体とベ
アリング部715を結合するクランプで、供給部71は
これら結合部位で任意に分解可能となっている。
【0021】前記連繋手段73は、前記取付部材713
に一体成形された隔壁732を挟んで配置される多極構
造のインナー磁石730とアウター磁石731との関係
によって従動伝達すべく構成された、所謂マグネットカ
ップリング機構が採用されている。マグネットカップリ
ング機構は、非接触でトルクを伝達することができるた
め、前記スクリューシャフト712の軸基端部に前記イ
ンナー磁石730を、前記モータの駆動軸先端部にアウ
ター磁石731を夫々設けて、このインナー磁石730
とアウター磁石731との間隙に断面視凹状の隔壁73
2を設けることにより、従動側となる前記供給部71と
駆動側となる前記駆動部72とを完全に隔離し、取付部
材713と一体成形された隔壁732とによって内部側
からボックス内外を密封する構造となっている。なお、
前記隔壁732は、前記取付部材713と一体的に成形
したが、単品部材で構成し前記ブラケット721のボッ
クス内部へ臨む面を取付面としてビス等により取り付け
るようにしても良い。
【0022】これにより、前記処理室31への原料供給
は、定量供給を必要とする場合には前記供給部71を介
して行われ、定量供給を必要としない場合には前記取付
部材713より供給部71を取り外すか、供給口714
が横向きとなるよう回転させるか、または前記供給口7
14と原料ホッパー5との間隔を広めに設定しておくな
どして、原料ホッパー5より直接的に行うことができる
よう夫々が選択的に使い分け可能に構成される。また、
自動供給装置7は、駆動部72を含む全体がフレーム板
21に着脱できる構成となっていて、全体を取り外した
態様においては、前記装着孔21aに対してカバー部材
を被嵌装着してボックス内外を密封し、自動供給装置7
を装着し前記供給部71のみを取り外した態様では、前
記取付部材713にカバー部材を被嵌装着して連繋手段
73(隔壁732)のくぼみ内に粉粒体などが入り込ま
ないようにしておく。なお、本実施例においては、原料
ホッパー5をそのまま活用する構造のものを示したが、
原料ホッパー5を取り外し、前記供給口714を連結管
を介して原料投入管51に連接し、直接処理室31に原
料を供給する供給路を形成するようにしても良い。その
際、供給口714の直上に、稼働中における処理室31
内圧を調整する粉砕機の場合に、衝撃ピン313aの回
転に伴って発生する気流分を供給するガス流入口を設
け、このガス流入口に原料ホッパー711を定量供給の
要・不要に応じて付け替えるようにしても良い。また、
上記連結管を通気性のある材質で形成し、そこを通じて
必要とするガス量をボックス内から吸引しても良い。自
動供給装置7としてスクリューフィーダに替えてロータ
リーバルブやテーブルフィーダを採用し、連繋手段73
のマグネットカップリング機構に替えて一般的な凹凸嵌
合構成によるジョイント機構のものを採用しても良く、
要は定量供給が適正に行え、かつ、ボックス内部の洗浄
作業の際に任意に着脱できる構成のもので有ればよい。
【0023】叙述の如く構成された本発明の実施例の形
態において、処理室31および軸封手段6を構成する各
部材を厳密に洗浄する場合は、先ずクランプ241を外
すと共に、クランプ52を外して原料ホッパー5を取り
外す。次いで、摘みナット26bを緩め(または外し
て)、前カバー310を取り外した後、ボルト4、ロー
ター313をシャフト320から取り外す。その後、ス
テーター311、ケーシング312a、カラー325、
ケーシング312b、カラー324a、油切り326を
この順番で取り外す。そして、前記各部材をクリーンボ
ックス2内部で、または外部に取り出して洗浄および乾
燥する。その際、前カバー310、ステーター311、
ケーシング312aおよび312bの各構成部材は、そ
の係合腕部33をフレーム板21に片持ち支持された支
持体26に支承させ、前カバー310を前記緊締手段2
6a、26bにより固定することで組立組付分解可能
な構成となっているため、組立組付・分解作業に伴う各
構成部材のセット手段の一元化が図られて、組立組付構
造全体の簡略化や部品点数を削減することができる。そ
のため、各構成部材が本実施例の如く4重のものとなっ
ても、単に支持体に支承するだけの簡単な操作で重層状
に仮組立組付した状態でセットでき、また、この仮組立
組付された状態からの取り外し作業が行えることとなっ
て、作業中に各構成部材を支え続ける必要性を解消し、
一人での作業が容易に行えるようになるばかりか、必要
に応じて構成部材の任意のもののみを取り外すこともで
き、極めて効率の良い作業が行える。さらに、前カバー
310やフレーム板21に直接形成する必要のない係脱
可能なボルト・ナット構成などによる一般的な緊締手段
を採用でき、殊更別途丁着手段や緊締ハンドルなどを設
ける必要性を回避することが可能となり、それらの存在
に起因する突起物や孔などの成形部分を可及的に不要な
ものとし得えて、分解された各構成部材は勿論、これら
を取付する取付構造体の洗浄作業も容易に行えるように
なり、もって、処理する原料の切換えに伴い組立組付、
分解、洗浄の作業頻度が多くなる場合においても、生産
の効率性を損なうことがなく、また、これら作業のしづ
らいクリーンボックス内においても、洗浄作業などに伴
う分解や組立組付作業を容易かつ短時間で行うことがで
きる。
【0024】しかも、前記構成部材は、前記支持体26
により同一軸線上で支承されているため、係合腕部33
の凹溝部331を前記支持体26に引っ掛けてそのまま
スライドすることで所定の位置にセットできるばかり
か、各構成部材の組立組付分解作業には、前カバー31
0の水平回動操作を伴わないものとすることができ、セ
ット構造のコンパクト化が図られて、クリーンボックス
内の限られた空間においても、各構成部材相互のセット
作業を正確かつ簡単に行うことができる。また、支持体
26は、円柱の棒体により形成されており、凹溝部33
1の掛着や洗浄が行い易く、係合腕部33を前記支持体
26に支承する場合にも、各構成部材を、支持体に対す
る軸線方向から上方向に至る任意の方向へ、かつ垂直姿
勢から傾斜姿勢に至る任意の姿勢でセットや引き抜き作
業が可能な構成となっており、摘みナット26bを緩め
るだけで外さなくとも組立組付分解操作が行えると共
に、作業者の身長などの違いや、装置の高さ設定の違い
があっても、セット作業や引き抜き作業が行い易く、洗
浄作業などに伴う分解や組立組付作業を容易かつ短時間
で行うことができる。また、ケーシング312bの係合
腕部33は、前カバー310を含む他の構成部材のそれ
よりもその大きさが小さいものとなっており、隣設する
比較的幅の狭いケーシング312aの係合腕部33が近
接配置されていても、把持し易く、操作し易いものとな
っており、両係合部33,33間に指が挟まれてしま
うことを防止している。
【0025】また、ローター313を回転させて原料を
粉砕処理する際には、前記処理室31は、前記架台1へ
の取付構造体として機能し、かつその外部側からボック
ス2内外の密封性を保持する密封手段が一体的に装着さ
れたフレーム板21に対し、ケーシング312a、31
2bを介して密接して設けられている。このため、処理
室31は、フレーム板21によってクリーンボックス2
と一体的かつ確実に支持されることになり、前記クリー
ンボックス2と前記密封手段とによる三位一体となった
構成となり、全体をコンパクトに構成できるばかりか、
クリーンボックス2内に挿通される回転軸320を短尺
なものにでき、ローターの高速回転を可能とすることが
できる。しかも、クリーンボックス2の内部や処理室3
1内、更には軸封手段6を洗浄する際にも、クリーンボ
ックス2と駆動機構32とが架台1に取り付けられたま
まの状態で、従来と同様の形で処理室31や軸封手段6
を構成するステーター311やケーシング312a、3
12b等の各構成部材を分解することができ、洗浄作業
などに伴う分解や組立作業を容易かつ短時間で行うこと
ができる。
【0026】また、前記密封手段は、軸封手段6を構成
する部材であるシールボックス63、64が兼用されて
おり、別途カバー部材を設ける必要が無く、部品点数を
削減することができると共に、駆動機構32を密封手段
に近接して配置することができる。すなわち、この密封
手段を境にしてクリーンボックス2の内側と外側におい
て、前記処理室との対向面間に第1の軸封手段61が、
オイルシール323との対向面間に第2の軸封手段62
がそれぞれ形成されている。第1の軸封手段61がクリ
ーンボックス2の内側に形成されることによって、前記
クリーンボックス2の内側の回転軸320を短尺にでき
ることと相俟って、外側の回転軸320をも短尺にで
き、殊更回転軸320を太くすることなく前記ローター
313の高速回転を可能ならしめるばかりか、粉粒体の
駆動機構側への侵入が阻止され微粉体の処理物を取り扱
うこともできる。しかも、第1の軸封手段61は、前記
フレーム板21を前記密封手段とケーシング312bで
挟持した状態で形成できるので、外壁部の厚さ領域を有
効に活用でき、装置全体のコンパクト化に極めて有効で
ある。
【0027】また、前記第1の軸封手段61によって形
成されるシールガス用の循環路は、クリーンボックス2
の内部側のガス供給路610から外部側の排出路612
に跨らせて形成され、処理室31側と駆動機構32側と
に分割されるよう構成されているため、処理室31から
粉粒体が侵入してきたときは、該侵入粉粒体を環状溝6
11aで受け止めて環状溝611b側に流出させ、流入
シールガスGと共に排出口612より排出することがで
き、このシールガス用循環路を境にして、クリーンボッ
クス2内の処理室31とクリーンボックス2外の駆動機
構32側とは、確実に区画された分割構造とすることが
できる。また、クリーンボックス2内部の気密性を保持
したまま洗浄する際には、前記排出路612を塞いでお
くだけで密封することができる利点がある。しかも、前
記シールガス用循環路は、処理室の分解に際しケーシン
グ312bを取り外すことで、前記密封手段であるシー
ルボックス63、64がボックス内部側から外観露出す
るよう縦断分割可能に構成されているため、シールボッ
クス63、64による外部との遮断が確実に行われ、
とえ軸封手段6とオイルシール323とが近接配置され
ていても、オイルシール323が直接的に外観露出する
ことはなく、クリーンボックス2内の洗浄時においても
オイルシール323を保護し、洗浄液の侵入を防止する
ことができるという利点がある。
【0028】また、前記第2の軸封手段62によって形
成されるシールガス用の循環路は、前記密封手段と前記
オイルシール323との間隔調整領域として機能し、処
理する原料の物性、粒度等、あるいは前記間隔幅との兼
ね合いを考慮して必要に応じて使用することができる。
すなわち、前記第1の軸封手段61との関係において、
この第2の軸封手段62は、第1の軸封手段61からの
粉粒体の侵入と駆動機構32側からの潤滑油等の異物侵
入をそれぞれ許容することで、前記粉粒体の駆動機構3
2側への侵入と前記異物の第1の軸封手段61側への侵
入を規制する構成となっている。したがって、たとえシ
ールボックス63とオイルシール323とが近接配置さ
れた場合であっても、粉粒体処理室側の第1の軸封手段
61への軸受け部の潤滑油の侵入と、オイルシール32
3への粉粒体の侵入とが駆動機構側の第2の軸封手段6
2によって確実に防止され、ガス流入量の調整作業、管
理、制御が容易に行え、粉粒体の製品回収率を改善し、
オイルシールの破損による交換や装置全体へ与える影響
を解消または最小限にとどめることができ、コンパクト
化が要求されるクリーンボックスにおいても高速回転に
よる微粉粒体の処理を可能とすることができる利点があ
る。
【0029】しかも、それぞれの軸封手段61、62
は、独立形成されたシールガスGの流入と排出を行なわ
しめるシールガス用の循環路によって構成されているた
め、流入するガス圧力の設定調整独自に行うことがで
き、ガス流入量の調整作業、管理、制御が容易に行える
利点がある。
【0030】また、第1の軸封手段61と第2の軸封手
段62とは、カラー324bとシールボックス63間に
形成された軸封間隙を介して連通されており、第1の軸
封手段61と第2の軸封手段62とのシールガスGの流
入圧力が、第2の軸封手段62が第1の軸封手段61の
よりも低圧に設定されている。これにより、第1の軸封
手段61のシールガスGは、第2の軸封手段62側への
流入許容されるが、第2の軸封手段62のシールガス
の第1の軸封手段61側への流入規制する制御を行う
ことができるようになり、熟練度に影響されることなく
ガス流入量の調整作業、管理、制御を容易に行うことが
できる。
【0031】すなわち、処理室31から第1の軸封手段
61に粉粒体が侵入してきたときは、該侵入粉粒体を環
状溝611aで受け止めて環状溝611b側に流出さ
せ、流入シールガスGと共に排出口612より排出させ
るが、ここで排出されず低圧に設定された第2の軸封手
段62の環状溝621に流入した場合であっても排出口
(排出路)622より排出させることができる。一方、
回転軸320を伝わってオイルシール323の潤滑油な
ど異物が第2の軸封手段62に侵入してきたときは、こ
れを環状溝621で受け止めて排出口(排出路)622
より排出させる。これにより、粉粒体のオイルシール3
23側への侵入と、潤滑油など異物の処理室31内への
侵入を確実に防止できる。
【0032】また、万が一環状溝621より環状溝61
1bに潤滑油など異物が侵入した場合であっても、油切
り326と、ラビリンスリング325aとこれを囲む環
状溝とによって形成されたラビリンスシールとによっ
て、環状溝611a側への侵入が規制されて、排出口6
12より確実に排出することができる。
【0033】一方、短期または長期の期間的な供給態様
との兼ね合いにおいて供給装置の要・不要に応じた選択
的な使われ勝手が要求される場合において、前記フレー
ム板21の装着孔21aに対して自動供給装置7を装着
するのであるが、該供給装置7は、供給部71と駆動部
72とが、所定の連繋手段73によって連繋解離可能に
構成されているため、供給部71をボックス内部へ、駆
動部72をボックス外部へそれぞれ分割して取り付ける
ことができる。しかも、両部材を取り付けるにあたり、
前記駆動部72は、前記装着孔21aの部分で前記供給
部71との連繋手段を形成するようボックス内部側へ臨
ませて前記装着孔21aの外部側にボルト等により取着
せしめ、また、前記供給部71は、前記連繋手段73と
共にボックス内部側からの着脱が可能な構成となってい
るため、生産過程における原料の処理量や供給態様によ
って、定量供給が必要な場合と不要の場合との使い分け
を、クリーンボックス2内外の密封状態を確保したまま
の状態で行うことができ、例えば、供給装置7を不要と
する使われ勝手が要求される場合には、供給装置7自体
を取り外し、或いは供給部71のみを取り外したり、供
給口714が横向きとなるよう回転させるなどの操作に
より、原料ホッパー5(または原料ホッパー711)か
ら直接的に処理室31への原料供給が行なえ、処理室3
1の組立、分解、洗浄の作業が頻繁に行われても、殊更
ボックス内部の供給部71に対して洗浄作業等が強いら
れることもない。また、供給装置7を必要とする使われ
勝手が要求される場合には、短期または長期の期間的な
供給態様との兼ね合いにおいて、供給装置7全体または
既に供給装置7が取り付けられている場合には供給部7
1を、適宜供給態様に応じた着脱操作が選択的に行える
ようになり、前記供給装置を不要とする場合と相俟っ
て、必然的に処理室31の組立、分解、洗浄の作業頻度
よりもも少ない状態で着脱操作が行なえる。したがっ
て、供給装置が常設されたものに比し、洗浄作業に伴う
脱着操作と、定量供給の要・不要に応じた脱着操作との
関係で両者間に調和のとれた使い勝手ができるようにな
り、作業負担を軽減することができる。
【0034】また、前記処理室31への原料供給は、定
量供給を必要とする場合には前記供給装置7(供給部7
1)を介して行われ、定量供給を必要としない場合には
原料ホッパー5、または前記供給部71に設けられる原
料ホッパー711の配置構成を変更することにより直接
的に行われるよう夫々が選択的に使い分け可能に構成す
ることが可能となり、ボックス内部の限られた空間を殊
更部品点数を増やすことなく簡素化して有効に活用する
ことができる。そして、前記処理室31の原料ホッパー
5前記供給装置7(供給部71)を上段に所定間隔を開
けてそのまま配設せしめ、前記供給部71からの供給原
料を前記原料ホッパー5を経由して処理室31に供給す
べく構成してあるため、前記供給口714と前記原料ホ
ッパー5との間に空間ができ、処理装置が粉砕機の場合
に衝撃ピン313aの回転に伴って発生する気流の通気
口としての役割を果たすことができる。さらに、定量供
給の要・不要の使い勝手に際しても、供給部71を取り
外すことなくそのまま前記原料ホッパー5への原料投入
を可能とし、処理にかかる作業効率を著しく向上させる
ことができる。さらに、前記供給部71は、前記フレー
ム板21に取り付けられた取付部材713に対し、フレ
ーム板21より離間したベアリング部715と共に着脱
可能に結合されており、前記クランプ716aの緊緩操
作が行い易い構成となっている。なお、フレーム板21
に直接的に設ける構造として良いことは勿論である。
【0035】また、前記装着孔21aをボックス外部側
より前記ブラケット721に被嵌することでボックス内
外を密封しているので、前記供給部71を取り外した場
合にもボックス内部の環境に影響を与えることが無く、
取り外し部分にキャップやカバー材を装着するだけの簡
単な構成によって、稼働中に前記連繋手段73(隔壁7
32)のくぼみ内部に処理粉体が入り込むことを防止で
きる利点がある。また、前記連繋手段73を、前記隔壁
732を挟んで配置される多極構造のインナー磁石73
0とアウター磁石731との関係によって従動伝達する
所謂マグネットカップリング機構で構成してあるため、
ボックス内部側と前記駆動部72側とを完全に隔離し密
封することができる。しかも、前記隔壁732は、前記
取付部材713に一体形成されているため、前記フレー
ム板21を挟んで、ボックス外部側の前記ブラケット7
21と相俟って、ボックス内部側からも確実な密封構造
とすることができるばかりか、キャップを外した状態で
の洗浄作業を更に容易なものとしている。なお、本実施
例における供給装置7の取り付け構造は、クリーンボッ
クス2との関係において例示したが、これに限定される
ものでなく、クリーンボックスを有しない一般の装置に
おいても採用することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、原料を処理室31へ定量供給
する供給装置7を装着するに、該供給装置7を、所定の
連繋手段73によって連繋解離可能な供給部71と駆動
部72とで構成する一方、前記処理室31が配設された
上方の外壁部に供給装置装着用の装着孔21aを穿設
し、前記駆動部72を、前記装着孔21a部分で前記供
給部71との連繋手段を形成するようボックス内部側へ
臨ませて前記装着孔21aの外部側に取着せしめ、前記
供給部71は、前記連繋手段73と共にボックス内部側
から着脱可能に構成してあることにより、生産過程にお
ける原料の処理量や供給態様によって、定量供給が必要
な場合と不必要の場合との使い分けを、クリーンボック
ス内外の密封状態を確保させて行うことができ、例え
ば、供給装置7を不要とする使われ勝手が要求される場
合には、所定の原料ホッパー5(または711)から直
接的に処理室31への原料供給が行なえ、処理室31の
組立、分解、洗浄の作業が頻繁に行われても、供給装置
全体7を取り外した場合は勿論、供給装置7を装着した
状態であっても供給部71を取り外すことにより、殊更
供給装置7の洗浄作業等が強いられることもなく、ま
た、供給装置7を必要とする使われ勝手が要求される場
合には、短期または長期の期間的な供給態様との兼ね合
いにおいて、供給装置全体または供給部71のみの着脱
操作を選択的に行うことができるようになり、前記供給
装置7を不要とする場合と相俟って、必然的に処理室の
組立、分解、洗浄の作業頻度よりも少ない状態で着脱操
作を行なうことができ、したがって、供給装置7が常設
されたものに比し、洗浄作業に伴う脱着操作と、定量供
給の要・不要に応じた脱着操作との関係で両者間に調和
のとれた使い勝手ができるようになり、作業負担を軽減
することができる作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーンボックス一体型の粉粒体処理装置の要
部破断全体図
【図2】図1の処理室部分の要部破断部の詳細断面図
【図3】粉粒体処理装置の正面図
【図4】粉粒体処理室側の平面図
【図5】粉粒体処理室側の各構成部材の分解平面図
【図6】図1の供給装置の要部詳細断面図
【図7】従来の衝撃式粉砕機を示す斜視図
【図8】従来の衝撃式粉砕機を示す平面図
【符号の説明】
1 架台 2 クリーンボックス 21 フレーム板 21a 装着孔 22 ライトユニット 23 操作部 24 排出シュート 240 排出管 241 クランプ 25 排出口 26 支持体 26a ボルト 26b 摘みナット 3 粉砕機 31 処理室 310 前カバー 310a 衝撃ピン 311 ステーター 312a、312b ケーシング 313 ローター 313a 衝撃ピン 314 スクリーン 32 駆動機構 320 回転軸 321 ベアリング 322 ブラケット 323 オイルシール 324a、324b、325 カラー 325a ラビリンスリング 326 油切り 33 係合腕部 331 凹溝部 4 ボルト 5 原料ホッパー 51 原料投入管 52 クランプ 6 軸封手段 61 第1の軸封手段 610 ガス供給路 611a、611b 環状溝 612 排出路 62 第2の軸封手段 620 ガス供給路 621 環状溝 622 排出路 63、64 シールボックス 7 供給装置 71 供給部 711 原料ホッパー 712 スクリューシャフト 713 取付部材 714 供給口 715 ベアリング部 716a、716b、716c クランプ 72 駆動部 721 ブラケット 73 連繋手段 730 インナー磁石 731 アウター磁石 732 隔壁 G シールガス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 13/00 - 13/31 B02C 18/00 - 25/00 B01L 1/00 - 11/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンボックスを構成する外壁部を介
    して、粉粒体の処理室をボックス内部に、駆動用回転体
    を有する駆動機構をボックス外部にそれぞれ配設させ
    て、前記処理室内に設けられるローターと前記駆動用回
    転体を連動連結せしめてなる粉粒体処理装置であって、
    原料を処理室へ定量供給する供給装置を装着するに、該
    供給装置を、所定の連繋手段によって連繋解離可能な供
    給部と駆動部とで構成する一方、前記処理室が配設され
    た上方の外壁部に供給装置装着用の装着孔を穿設し、前
    記駆動部を、前記装着孔部分で前記供給部との連繋手段
    を形成するようボックス内部側へ臨ませて前記装着孔の
    外部側に取着せしめ、前記供給部は、前記連繋手段と共
    にボックス内部側から着脱可能に構成してあることを特
    徴とするクリーンボックス用材料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記処理室への原料
    供給は、定量供給を必要とする場合には前記供給装置を
    介して行われ、定量供給を必要としない場合には処理室
    または供給装置に設けられる原料ホッパーより直接的に
    行われるよう夫々が選択的に使い分け可能に構成されて
    いることを特徴とするクリーンボックス用材料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記供給装置を、前
    記処理室に直接的に設けられた原料ホッパーの上段に所
    定間隔を有して配設せしめ、供給装置からの供給原料を
    原料ホッパーを経由して処理室に供給すべく構成した
    ことを特徴とするクリーンボックス用材料供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、定量供給を必要とし
    ない場合には、前記供給装置の原料ホッパーが用いられ
    ることを特徴とするクリーンボックス用材料供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかにおいて、前記
    供給部は、前記外壁部の一部を構成するフレーム板に取
    り付けられた取付部材に対して着脱可能に構成されてい
    ることを特徴とするクリーンボックス用材料供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかにおいて、前記
    装着孔に前記駆動部を構成するブラケットをボックス外
    部側より被嵌することでボックス内外を密封し、前記連
    繋手段を、前記供給部側と駆動部側とを区画せしめる隔
    壁を挟んで配置される多極構造のインナー磁石とアウタ
    ー磁石との関係によって従動伝達するマグネットカップ
    リング機構で構成せしめたことを特徴とするクリーンボ
    ックス用材料供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記隔壁は、前記取
    付部材に一体形成してあることを特徴とするクリーンボ
    ックス用材料供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかにおいて、前記
    供給部は、原料ホッパーから供給された原料を前記処理
    室へ移送するスクリューフィーダーによって構成してあ
    ることを特徴とするクリーンボックス用材料供給装置。
JP2000403274A 2000-05-22 2000-12-28 クリーンボックス用材料供給装置 Expired - Lifetime JP3443774B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403274A JP3443774B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 クリーンボックス用材料供給装置
EP01932172A EP1300195B1 (en) 2000-05-22 2001-05-21 Powder processing unit
PCT/JP2001/004233 WO2001089701A1 (fr) 2000-05-22 2001-05-21 Unite de traitement de poudre
DE60136111T DE60136111D1 (de) 2000-05-22 2001-05-21 Vorrichtung zur Behandlung von Partikeln
US10/276,980 US6905085B2 (en) 2000-05-22 2001-05-21 Particle processing apparatus
AU2001258789A AU2001258789A1 (en) 2000-05-22 2001-05-21 Powder processing unit
EP05077037A EP1623765B1 (en) 2000-05-22 2001-05-21 Particle processing apparatus
AT05077037T ATE410234T1 (de) 2000-05-22 2001-05-21 Vorrichtung zur behandlung von partikeln
AT01932172T ATE376884T1 (de) 2000-05-22 2001-05-21 Pulververarbeitungsanlage
DE60131173T DE60131173T2 (de) 2000-05-22 2001-05-21 Pulververarbeitungsanlage

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403274A JP3443774B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 クリーンボックス用材料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002200431A JP2002200431A (ja) 2002-07-16
JP3443774B2 true JP3443774B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=18867429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000403274A Expired - Lifetime JP3443774B2 (ja) 2000-05-22 2000-12-28 クリーンボックス用材料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443774B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6193023B2 (ja) * 2013-07-09 2017-09-06 株式会社ダルトン 粉粒体処理装置を収容するアイソレータ
CN109999959A (zh) * 2019-04-19 2019-07-12 韶关铸锻机械设备有限公司 电磁直驱重型锤式破碎机
CN114950696A (zh) * 2022-05-10 2022-08-30 江苏麦格森特新材料技术有限公司 一种自动定量供给料的高纯硅粉碎机
CN116921014B (zh) * 2023-09-16 2023-11-24 福建敏捷机械有限公司 一种具有自动投料功能的连续式球磨机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002200431A (ja) 2002-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001089701A1 (fr) Unite de traitement de poudre
JP3443774B2 (ja) クリーンボックス用材料供給装置
US6029853A (en) Dispersing method, dispersing apparatus and dispersing system having dispersing apparatus
WO2000021674A1 (en) Disintegrating and grain-regulating device for granules
JP4057408B2 (ja) バスケット型押出造粒機
JP2750325B2 (ja) 解砕・整粒機
JP4928252B2 (ja) ロータリー・シフタ
JP3475395B2 (ja) 粉粒体処理装置
KR20040025710A (ko) 교반장치가 설치된 사출기용 호퍼
WO2001017684A1 (fr) Procede de broyage et de separation de cereales et machine de broyage et de separation de cereales
JP2001327892A (ja) 粉粒体処理装置
KR20190001739A (ko) 전후방이 개방되는 분쇄통유닛이 구비된 미세분쇄장치
CN211246847U (zh) 一种贵细中药材超微粉碎装置
CN114950682A (zh) 一种防止药材结块的生物医药研磨设备
KR101915674B1 (ko) 개구부가 구비된 송풍기가 설치되는 미세분쇄장치
JP5872242B2 (ja) 粉砕機
JP2002273135A (ja) 粉粒体処理装置のバグフィルター
CN207951641U (zh) 一种药材粉碎混合自动上料设备
JP2008264750A (ja) 粉粒体分級機
JP3413570B2 (ja) 粉粒体処理装置の軸封構造
JP6189114B2 (ja) 粉粒体処理装置
US20030146314A1 (en) Moveable granulating container
CN219190851U (zh) 吸塑托盘生产原料混料机
CN205868410U (zh) 制药用锤片式物料粉碎机
CN220160537U (zh) 干法制粒机用输送装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3443774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term