JP3443674B2 - 拭き具 - Google Patents

拭き具

Info

Publication number
JP3443674B2
JP3443674B2 JP10588594A JP10588594A JP3443674B2 JP 3443674 B2 JP3443674 B2 JP 3443674B2 JP 10588594 A JP10588594 A JP 10588594A JP 10588594 A JP10588594 A JP 10588594A JP 3443674 B2 JP3443674 B2 JP 3443674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
thumb
opening
insertion portion
fingers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10588594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07275175A (ja
Inventor
弘子 吉本
俊之 手島
Original Assignee
弘子 吉本
俊之 手島
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 弘子 吉本, 俊之 手島 filed Critical 弘子 吉本
Priority to JP10588594A priority Critical patent/JP3443674B2/ja
Publication of JPH07275175A publication Critical patent/JPH07275175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443674B2 publication Critical patent/JP3443674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被拭き取り面を挟んで
表裏同時にクリーニングできる手袋状の拭き具に関する
ものであり、作業しやすくした形状に特徴を有するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、被拭き取り面の表裏を同時に効率
良くクリーニングする拭き具として満足できるものはな
かった。例えば、乳幼児や寝たきりの病人の歯や歯茎の
汚れを拭き取る時は、一般のコットン不織布やガーゼが
使用されていたが単なるシート状のものでは歯や歯茎を
表裏から挟んで拭くには不便であった。またコンパクト
ディスクを表裏同時に挟んでクリーニングしようとする
場合はシートがずれたりクリーニングしたあと手で持ち
替えると指跡が残る等の不便があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、被拭き取り
面を挟んで表裏同時にクリーニングすることができて、
被拭き取り面の厚み、奥行き、さらに使用する人の手の
サイズ等にも関わりなくかつ、指を自由に動かせること
ができる形状の拭き具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、親指挿入部と他の指の挿入部の開角度が35度乃
至90度の手袋状に形成し、下端開口部を指の付け根よ
りやや下方に形成して開口部両側下端にスリットを設け
たことを特徴とし、付加的構成要件として、親指挿入部
と他の指の挿入部の成すV字状連設部を開口したことを
特徴とするものである。
【0005】
【作用】被拭き取り面を挟んで表裏同時にクリーニング
するには、例えば、狭い口内の歯や歯茎の細かい部分を
拭く時、或いは、コンパクトディスクをクリーニングす
る時のように、親指を小指側に向けて深く挟持しなけれ
ばならない場合などには親指と他の指を自由に動かせる
ようにしておかねばならない。ところで、防寒用や鍋つ
かみ用のふたまたの手袋は殆どのものが34度以下の開
きを有しており、人が通常指を広げた場合は58度乃至
60度ぐらいである。そこで、本発明では被拭き取り面
を深く挟持する場合や厚みのある物を挟持する場合など
を考慮して種々実験の結果、親指と他の指の挿入部を3
5度乃至90度の開きをもって形成するに到ったもので
ある。親指の挿入部と他の指の挿入部で形成されるほぼ
V字状の連設部の角度を広くしたことにより物を掴みや
すくなるとともに、自然の状態より指を広げて挿入され
た拭き具は、指や手の甲の厚さの体積増大によって親指
の挿入部と他の指の挿入部が相互に引き寄せられて角度
が狭まり、どのように指を動かしても常時親指と人指し
指の内側に拭き具が密接することになるので作業がしや
すくなる。さらに、下端開口部を手首に到らない位置に
設けたので液状の薬剤等を含浸させた場合に衣類の袖口
を汚損しないとともに開口部両側下端のスリットと相乗
的に指の付け根の自由度を高め、指をどの方向に動かし
ても拭き具が容易に脱落しない。そしてほぼV字状の連
設部に形成した開口部は指の長さによって指の股がつか
えて拭き具の先が余ったり短すぎたりするという不都合
を防止するものである。使用に際して口内用としては、
一方に親指を他方に人指し指を挿入して歯や歯茎を挟む
ようにして拭くと、指の感触で加減しながら歯や歯茎の
表裏の隅々をクリーニングできる。コンパクトディスク
のクリーニング用には口内用よりも大きめに形成し、一
方に親指を他方に他の4本の指を挿入して両手でコンパ
クトディスクを挟んで拭き具を摺接させると表裏を同時
にクリーニングできる。そして手袋状であるからクリー
ニング後素手で持ち替えなくてもよいので指跡が付着す
るおそれがない。
【0006】
【実施例1】図1に示す実施例は口内用に適するもので
ある。図Aは、コットンまたはレーヨンから成る織物、
或いはコットンまたはレーヨン不織布単体から成る拭布
1を、一方に親指を他方に人指し指または人指し指と中
指が入る程度のふたまた状に裁断して二枚を重ね両側下
端を残してスリット2・2を形成して他をオーバーロッ
クミシンで逢着したものである。図示しないが、襠を設
けてもよい。指の付け根よりやや下方の位置に下端開口
部3を形成している。図Bに例示したものは、コットン
またはレーヨンとアクリル、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリエチレン等を適宜に混合または積層した不織
布から成る拭布1を図Aの場合と同様に重ねて熱融着し
たものである。不織布の目付は、20g/m乃至10
0g/m、厚さ0・1mm乃至0・5mm程度が好ま
しい。拭き取り面に極細繊維または極細繊維不織布を用
いると、被拭き取り面を傷つけないでクリーニングでき
るので、例えば、歯や歯茎、或いはコンパクトディスク
等のようにデリケートなクリーニングを要する場合には
最適である。
【0007】
【実施例2】この実施例はコンパクトディスク用のもの
で例示する。図2は、拭布1を親指と他の4本の指が入
る程度のふたまた状に裁断して二枚を重ね両側下端を残
してスリット2・2を形成し、実施例1の場合と同様に
逢着または熱融着するのであるが、親指挿入部と隣接す
る他の指の挿入部で形成されるほぼV字状の連設部4を
シールしないで開けておくものである。この場合の下端
開口部は、親指と小指のやや下方、即ち、手首に到らな
い位置に形成する。
【0008】図示しないが、ふたまたの手袋状のものに
限らず、五本指の挿入部を設けてもよいのは勿論であ
る。本発明の拭き具は上記の構成を有するので、拭き具
として使用する他にインナー用としても応用できる。例
えば、使用例として、医療用の手術用インナー手袋があ
げられる。親指挿入部と他の指の挿入部を広角度に形成
しているので作業しやすいとともに、下端開口部が指の
付け根のやや下方に形成されていることと、ほぼV字状
の連設部を開口したことにより手術用手袋内の通気性を
良好にし、手の蒸れを防止する効果が得られて便利であ
る。また、他の使用例としては、営業用のおにぎり用手
袋のインナーとしても、上記と同様の効果が得られるも
のである。これらの場合は、薄手の不織布を用いて使い
捨てにするとよい。
【0009】本発明の拭き具は、内側に他の不織布や布
或いはスポンジや非透水性フィルムを積層してもよい。
不織布や布或いはスポンジ等を積層した場合は厚みやこ
しができてコンパクトディスク用には使用しやすくな
り、非透水性フィルムを内側に積層すると拭き取り面に
除塵用薬剤を含浸させた時薬剤が手に触れることがない
ので便利である。この場合はV字状の連設部4は開口し
ないのが好ましい。また、液状物を含浸させた場合はポ
リエチレンラミネート、アルミ箔フィルム等の非透水性
フィルムからなるフラップ付ピロ包装にしておいてもよ
い。液状物は、除塵液として例えば、エチルアルコール
溶液10%乃至30%または界面活性剤、合成洗剤0・
1%乃至3%が好ましく、水ならば防腐剤としてパラオ
キシ安息香酸エチル0・01乃至0・1%を混入するの
が好ましい。ふたまたの手袋状で液状物を含浸させた場
合は、乳幼児や寝たきり病人の身体やお尻拭きように便
利である。
【発明の効果】本発明は親指挿入部と他の指の挿入部を
広角度に形成しているので被拭き取り面を掴みやすい。
従って、奥行きの深いものや厚みのあるものでも挟んで
両面を同時にクリーニングできる。指を挿入する時に自
然の状態より指を広げて挿入された拭き具は、指や手の
甲の厚さの体積増大によって親指の挿入部と他の指の挿
入部が相互に引き寄せられて角度が狭まり、常時親指と
人指し指の内側に拭き具が密接して容易に脱落しないと
いう効果が得られる。そして、手首に到らない位置に開
口部を設けたことにより液状の薬剤を含浸させた場合に
衣類の袖口を汚損しないとともに、両側下端のスリット
と相乗的に指を自由に動かしやすくする等の効果が得ら
れる。さらに、ほぼV字状の連設部に開口部を設けた場
合は、指のサイズにより指の股がつかえて拭き具の先が
余ったり短すぎたりするという不都合を防止する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例2を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・拭布 2・・・・・スリト 3・・・・・下端開口部 4・・・・・ほぼV字状の連設部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親指挿入部と他の指の挿入部の開角度が
    35度乃至90度の手袋状に形成し、下端開口部を指の
    付け根よりやや下方に形成して開口部両側下端にスリッ
    トを設けたことを特徴とする拭き具。
  2. 【請求項2】 親指挿入部と他の指の挿入部の成すほぼ
    V字状の連設部を開口したことを特徴とする請求項1記
    載の拭き具。
JP10588594A 1994-04-08 1994-04-08 拭き具 Expired - Fee Related JP3443674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10588594A JP3443674B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 拭き具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10588594A JP3443674B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 拭き具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07275175A JPH07275175A (ja) 1995-10-24
JP3443674B2 true JP3443674B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=14419389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10588594A Expired - Fee Related JP3443674B2 (ja) 1994-04-08 1994-04-08 拭き具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443674B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5155434B1 (ja) * 2011-11-01 2013-03-06 栄子 岩田 指間装具とそれをパッケージしたもの
JP6420739B2 (ja) * 2015-09-04 2018-11-07 千惠子 石川 手袋雑巾

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07275175A (ja) 1995-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3638789A (en) Disposable finger protecting cleansing mitt
USRE35814E (en) Clean up with cut resistant layer
US3675264A (en) Dentifrice applicator
KR20200076673A (ko) 구강 세정용 세정 슬리브
US6748603B1 (en) Disposable glove
WO1992013713A1 (en) Liquid-impermeable tissue
RU2513771C2 (ru) Блок салфеток
US20240049813A1 (en) Finger Glove With Tail
JP3443674B2 (ja) 拭き具
AU713649B2 (en) Clean up device with closures
JP3223067U (ja) 体拭き用おしぼり
JP2001245725A (ja) フィンガー歯ブラシ
JP4422931B2 (ja) 清拭用物品
JPS6128567Y2 (ja)
JP3182114B2 (ja) シート状開閉蓋を有する包装体
JP2005160979A (ja) 口内用クリーナー
EP1183977A1 (en) Wipe with tunnel-shaped holding means
RU2514860C2 (ru) Способ очистки с использованием блока салфеток
JPH06143U (ja) サック歯ブラシ
JP3232350U (ja) 顔タオル
US20220088643A1 (en) Disposable hygenic cleaning mitt
JP3003296U (ja) 袋型洗浄具
JP6910868B2 (ja) 歯磨きシート
JPH08521A (ja) 洗浄用手袋
KR102469132B1 (ko) 일회용 세정 파우치

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees