JP2001245725A - フィンガー歯ブラシ - Google Patents

フィンガー歯ブラシ

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JP2001245725A
JP2001245725A JP2000062371A JP2000062371A JP2001245725A JP 2001245725 A JP2001245725 A JP 2001245725A JP 2000062371 A JP2000062371 A JP 2000062371A JP 2000062371 A JP2000062371 A JP 2000062371A JP 2001245725 A JP2001245725 A JP 2001245725A
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finger
toothbrush
slit
extension
friction surface
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Tomoko Tsuji
智子 辻
Yoshikazu Tanaka
良和 田中
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    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B5/00Brush bodies; Handles integral with brushware
    • A46B5/04Brush bodies; Handles integral with brushware shaped as gloves or finger-stalls or other special holding ways, e.g. by the tongue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D44/00Other cosmetic or toiletry articles, e.g. for hairdressers' rooms
    • A45D44/18Receptacles for hair brushes or tooth brushes as travelling equipment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B2200/00Brushes characterized by their functions, uses or applications
    • A46B2200/10For human or animal care
    • A46B2200/1066Toothbrush for cleaning the teeth or dentures

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  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着及び脱着が容易で、かつ衛生的で誤飲の
ないフィンガー歯ブラシおよびフィンガー歯ブラシ包装
体を提供すること。 【解決手段】 少なくとも片面に摩擦面を形成した指サ
ック部と、指サック部に連接して設けられた延長部と、
延長部のほぼ中間領域に設けられたスリットまたは孔と
を有していることを特徴とするフィンガー歯ブラシ。摩
擦面が密封されて包装された当該フィンガー歯ブラシを
複数個連接してなるフィンガー歯ブラシ包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指に装着して用い
るフィンガー歯ブラシ、及びフィンガー歯ブラシ包装体
に関する。より詳細には、指への装着及び脱着が容易
で、かつ衛生的である使い捨てのフィンガー歯ブラシ及
びその包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】虫歯予防あるいは歯槽膿漏予防等のため
に行う歯磨きあるいは歯ぐきマッサージには、通常、棒
状柄部と植毛部とを有する棒状歯ブラシが用いられてい
る。しかし、通常の棒状歯ブラシを用いる場合には、歯
ぐきの損傷や磨き残しが生じるおそれがあり、それらを
防止するための歯ブラシとして、従来、指に装着して用
いるフィンガー歯ブラシが提供されている。また、幼児
や高齢者や障害者などの棒状歯ブラシの使用が困難な者
には、指に装着でき、指先で歯磨きを行えるフィンガー
歯ブラシは、利便性が高い。
【0003】このようなフィンガー歯ブラシとして、従
来知られているものに、可撓性スリーブと、スリーブの
一面上の刷子とからなるものがあるが(特公昭45−3
709号公報、図1参照)、この歯ブラシは指から容易
に外れてしまい、誤飲のおそれがあった。
【0004】そこで、誤飲のおそれがないフィンガー歯
ブラシとして提供されたものに、不織布を2枚重ねて袋
状とし、袋本体の開口部から一方の不織布を延長して舌
片を形成し、舌片内部側に粘着体を設けてなるものがあ
る(実開平6−143号公報、図2参照)。しかしなが
ら、このフィンガー歯ブラシにおいては、手に水やパウ
ダー等がついている場合には、粘着体が本来の接着力を
発揮できないため、袋本体を指先に装着しても、簡単に
外れたり、指を曲げたり伸ばしたりする場合に袋本体が
回動したりする欠点があった。また、このフィンガー歯
ブラシは、使用中に口中から流れ出る液状物が、舌片を
伝って流れ落ち、手や指を汚してしまうという問題点も
有するものであった。
【0005】さらに、特表平10−503409号公報
には、指に装着可能なフィンガーサック状のキャップ部
分と、キャップ部分の作用面に保持された剛毛状のクリ
ーニングエレメントと、指内側に沿って案内された保持
部分とを有するフィンガー歯ブラシであって、保持部分
がたわみ弾性的な保持柄であり、該保持柄が装着状態で
ほぼ手のひら内まで達していることを特徴とするフィン
ガー歯ブラシが記載されている(図3参照)。このフィ
ンガー歯ブラシは、装着及び脱着が容易で、回動や外れ
がなく、また、無意識の飲み込みがないことを目的とす
るものではあるが、フィンガー歯ブラシの使用の間、継
続して保持柄を把持しなければならないので、特に、握
力の弱い幼児や高齢者や障害者にとっては使用が困難で
あるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解決することを課題とする。すなわち、
握力が弱く、物を握る力が殆どない幼児や高齢者や障害
者であっても、簡便に使用できて、指から外れることが
なく、装着及び脱着が容易で、かつ衛生的であり、誤飲
するおそれがないフィンガー歯ブラシを提供することを
課題とする。また、装着や脱着、及び使用中に指や手が
汚れることも防止できるフィンガー歯ブラシを提供する
ことも課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために、鋭意研究した結果、本発明により
上記課題を解決することができた。すなわち本発明は、
(1)少なくとも片面に摩擦面を形成した指サック部
と、指サック開口部に連続して設けられた延長部と、延
長部のほぼ中間領域に設けられたスリット又は孔とを有
していることを特徴とするフィンガー歯ブラシ、(2)
スリットが延長部の長手方向に対して直角に設けられた
上記(1)のフィンガー歯ブラシ、(3)スリットが複
数本平行に配置されている上記(2)のフィンガー歯ブ
ラシ、(4)スリットが延長部の長手方向に平行に設け
られた上記(1)のフィンガー歯ブラシ、及び(5)摩
擦面が密封して包装された上記(1)〜(4)のいずれ
かに記載のフィンガー歯ブラシを、複数個連接してなる
フィンガー歯ブラシ包装体、に関するものである。
【0008】本発明のフィンガー歯ブラシは、指サック
部に連続して設けられた延長部と、延長部のほぼ中間領
域に設けたスリット又は孔とを有することにより、指サ
ック部に一方の手の指を挿入し、他方の手指で下方に垂
下している延長部の端部を挟んで上方に持ち上げて折り
返して、スリット又は孔を指に貫通させ、さらに延長部
を押し下げるという簡単な操作で、指サック部が抜けな
いように指に固定することができる。また、この固定操
作の結果、指の付け根部にできる折り返し部により、液
だれを防止することができ、使用中に指や手が汚れるこ
とを防ぐことができる。さらにまた、スリット又は孔に
よって指サック部を固定できるため、フィンガー歯ブラ
シが指から外れることが防止できて、誤飲の心配も解消
できる。また、本発明のフィンガー歯ブラシ包装体は、
摩擦面が密封されていてコンパクトであるので、販売に
際しての流通や保管、あるいは購入後の保管や旅行など
の携帯に際して、衛生的で便利である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面を参照して
詳細に説明するが、本発明は、これに限定されるもので
はない。図4には本発明のフィンガー歯ブラシの一つの
実施形態を示す。図4(a)は、その表側の正面図、図
4(b)は、その側面図、図4(c)は、その裏側の正
面面である。指サック部(1)は使用者の親指、人差し
指などの指を挿入するための袋状部であり、指サック部
(1)の開口部には、細長の延長部(3)が連続して設
けられ、延長部(3)のほぼ中間領域に延長部の長手方
向に直角にスリット(2)が設けられている。さらに、
指サック部の片面には、歯ブラシまたは歯ぐきのマッサ
ージのための摩擦面(5)が設けられている。延長部
(3)のうち、指サック部に近い領域が折り返し部
(4)であり、先端部に近い領域(6)が装着・脱着の
ための把持部である。なお、図4(c)には、寸法を記
載しているが、この寸法は、一例にすぎないものであっ
て、用途に応じて種々の寸法をとることができる。
【0010】指サック部(1)は、一枚の布状物を輪に
して形成することもできるし、あるいは2枚の布状物を
張り合わせて形成することもできる。指サック部の寸法
は、使用者の指が挿入し易く、かつ外れにくい大きさで
あれば良く、成人用では、先端部近くの幅が20〜30
mm、好ましくは25〜30mm、開口部の幅が25〜50
mm、好ましくは35〜45mm、最も好ましくは40mm前
後である。指サック部の長さは、短すぎると外れ易くブ
カブカし易いし、また、長すぎると先端に指が届かなく
なってしまい、扱いにくくなる。好ましくは長さ40〜
100mm程度であり、特に好ましくは60〜80mm程度
である。
【0011】延長部(3)の長さは、指サック部(1)
の長さの2倍程度が好適であり、短かすぎると、脱着に
際して、摩擦面を覆うことができないので不便であり、
長すぎると取り扱い易さ、およびコンパクト性に劣って
くる。成人用の場合100〜240mmが好ましく、さら
に好ましくは、140〜200mm程度である。延長部の
幅は、指サック部の開口部の幅と同程度が好ましい。
【0012】延長部のうち、指サック部に近い領域が折
り返し部(4)であって、折り返し部は、フィンガー歯
ブラシの装着時に折り返し縁を形成し、歯磨き時に口中
からたれてくる液状物を該折り返し縁でとめることがで
き、それにより液だれを防止できる。折り返し部の長さ
は、スリットまたは孔が設けられる位置との関係で異な
ってくるが、指サック部から50〜70mm前後が良好で
ある。また、延長部のうち、先端に近い領域が把持部
(6)であって、装着あるいは脱着の際に、他方の指で
把持してスリットを指サック部または他の指に貫入させ
ることができる。
【0013】スリット(2)は、延長部のほぼ中間領域
に設ける。スリットの長さは、指サック開口部の幅より
小さく、かつ指周囲長さの1/2より若干大きくするの
が好ましい。スリット長さを指サック開口部の幅より小
さく、かつ指周囲長さの1/2より若干大きくすること
で、スリットに指サック部を貫入させたときに、指サッ
ク部が締まって指に固定される。成人用の場合、スリッ
トは20〜30mm程度で、好ましくは20〜25mm前後
である。
【0014】スリットは、図4のように、延長部の長手
方向に直角に設けることもできるし、図5(a)のよう
に延長部の長手方向に平行に設けることもできる。直角
方向に設けた方が、指サック部を固定し易く安定し易い
というメリットがある。この時スリットを図5(b)の
ように複数本平行して設けることもできる。この場合、
使用者の指の長さに応じて、適当なスリットを選択して
使用することができるので、より好ましい。また、指を
貫入させるための構成は、図5(c)のように、スリッ
トに代えて孔にすることもできる。孔の形状は円、長
円、四角、長四角のいずれでも可能である。
【0015】摩擦面(5)は、歯の掃除(クリーニン
グ)、または歯ぐきのマッサージのために作用させるも
のである。摩擦面は、指サック部の片面のみに配設する
ことも、指サック部の周囲全てに配設することもでき
る。片面のみに配設するとき、通常は指サック部の表側
に配設するが、指サック部の背面側に配設することも可
能である。また、指サック部に配設する摩擦面の形状は
限られない。指サック部全域に亘り配設することも、そ
の一部に配設することもできる。図6には、摩擦面の形
状の実施態様の例を示した。
【0016】また、歯のクリーニング、あるいは歯ぐき
のマッサージのために作用できるのであれば、摩擦面の
素材は限られない。例えば、通常の歯ブラシに使用する
刷子を指サック部に植毛することもできるし、刷子を指
サック部に接着あるいは添着することも可能である。ま
た、刷子に代えて、凹凸面を摩擦面として用いてもよ
い。凹凸面は、指サック部に接着あるいは添着すること
も可能であるし、また凹凸を有する素材を用いて指サッ
ク部自体に凹凸を形成することも可能である。さらに、
摩擦面には、歯磨き剤や虫歯、歯周病あるいは歯槽膿漏
などを防止するための薬剤を予め塗布しておき、フィン
ガー歯ブラシ使用時に摩擦によって有効成分が浸出する
ようにすることもできる。
【0017】以下に、本発明のフィンガー歯ブラシの装
着、使用、及び脱着方法を説明する。図7は、装着方法
の一例を示す説明図である。指サック部に右または左の
手の指を挿入し(図7(a)参照)、他方の手指で下方
に垂下している延長部の先端部である把持部を挟んで上
方に持ち上げて(図7(b)参照)、延長部を折り返し
て、スリット又は孔を指に貫通させ(図7(c)参
照)、さらに延長部を押し下げて、装着する(図7
(d)参照)。この装着の結果、スリット又は孔で指サ
ック部の開口部近くが締まり指サックが指に固定され
る。また、この装着固定の結果、図7dに示されるよう
に、指の付け根部に折り返し縁(7)が形成される。指
の付け根部に折り返し縁(7)が形成されることによっ
て、フィンガー歯ブラシを使用中に口中から流れ出る液
状物を折り返し縁(7)で受け止めることができて、液
だれを防止することができる。スリット又は孔は、指サ
ックを挿入した指とは別の指に貫入することも可能であ
る。この時には折り返し部により弛みが形成され、液だ
れの防止をすることができる。
【0018】装着したフィンガー歯ブラシは、摩擦面
(5)を歯または歯ぐきに押し当て、指を左右あるいは
上下に動かすことによって、歯のクリーニングあるいは
歯ぐきのマッサージを行うことができる。使用中は、前
記折り返し部で形成された縁あるいは弛みにより液だれ
を防止することができるので、使用中に指や手が汚れる
ことを防ぐことができる。さらにまた、スリット又は孔
によって指サック部を固定できるため、フィンガー歯ブ
ラシが指から外れることがなく、よって、誤飲の心配も
解消できる。
【0019】図8は、本発明のフィンガー歯ブラシの脱
着方法を説明する説明図である。図8(a)のように、
延長部末端の把持部を持ち、引き上げることにより、指
サック部の開口部が開放されて指サック部の上部が締ま
ってくるので、指サック部は、指から簡単に抜けて脱着
することができる。指サック部を指で把持する必要がな
いので、脱着時に指が汚れることもない。
【0020】また図8(b)のように、延長部末端の把
持部を指で挟んだまま、摩擦面を覆うように折り返し、
延長部で摩擦面を覆いかぶせた状態で、指先でつまん
で、指から外すこともできる。この時も、摩擦面に手指
が触れることなくつまんで捨てることができるので、脱
着時に指が汚れることはない。さらに、スリットまたは
孔に延長部の先端部を差し込むことによって、使用後に
汚れた摩擦面を露出しないようにして捨てることもでき
るので、捨てた後もゴミ箱を汚すことがない。
【0021】次に、本発明のフィンガー歯ブラシを構成
する素材について述べる。図4において、(a)を袋状
形成材、(b)を基体とする(図4(b)参照。)指サ
ック部(1)は、袋状形成材(a)と基体(b)の一部
とで構成されることになる。袋状形成材(a)の素材と
しては、(b)の基体と同一素材であっても良いし、異
なるものでも良い。袋状形成材(a)の素材は、指の挿
入のためにスベリが良く、指を挿入した状態で使用する
ので触感が良くて、蒸れにくい素材が好ましい。また、
袋状形成材(a)素材及び/又は基体(b)素材にエン
ボスを行うことで、スベリが良く、触感が良くかつ蒸れ
にくいという特性を(a)、(b)素材に付与すること
もできる。さらに、袋状形成材(a)を基体(b)とは
異なる素材を用いて、基体(b)と熱圧着により接合す
る場合には、基体(b)の素材と親和性の良い素材が好
ましい。例えば、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレ
ン)のエンボスフィルムが用いられる。厚さは30μm
程度のものが好ましい。
【0022】基体(b)を構成する素材としては、手の
濡れや細菌汚染を防止する目的で、不透水性のものが好
ましい。また、基体(b)を構成する素材には、手の動
きに追従できるに十分な柔軟性と風合い、適度な強度が
求められる。コストや加工のし易さから、ラミネート不
織布及びラミネートフィルムを選択するのが好ましい。
基体(b)を構成する素材の例としては、PE(ポリエ
チレン)/PP(ポリプロピレン)シースコアタイプの
スパンボンドからなる不織布(2d(デニール)、目付
20g/m2)にLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレ
ン):LDPE(低密度ポリエチレン)=8:2の樹脂
をラミネート(13μm厚さ)したラミネート不織布が
挙げられる。ラミネート不織布を用いる場合には、ラミ
ネート側を指サック部の内側で指が接触する側に用いる
ことが好適である。
【0023】摩擦面は、植毛でも凹凸でも良いが、摩擦
面を形成する素材として、パーフォレートウェブ(開孔
フィルム、PFW)を用いることもできる。PFWと
は、樹脂フィルムにホットエアージェットによって多数
の脚付き微細孔をあけたものであり、この脚部(凸部)
の形成された面を摩擦面に使用する。PFWの凹凸面を
摩擦面として用いることで、歯の清掃効果(クリーニン
グ効果)を高めることができる。例えば、LLDPE:
LDPE=7:3で厚さ30μmのPFWを用るのが好
適である。さらにまた、摩擦面を形成する素材として
は、起毛加工をした不織布を用いることもできる。
【0024】本発明のフィンガー歯ブラシは、使用前に
おける流通あるいは保管の際、あるいは購入後における
携帯の際において、衛生状態を保ち、かつコンパクトで
あることが求められる。本発明者らは、衛生的でコンパ
クトである包装形態についても検討した結果、本発明の
フィンガー歯ブラシの摩擦面を密封状態で包装し、複数
個連接してなるフィンガー歯ブラシ包装体を得た。
【0025】図9には、本発明の包装体の断面図の例を
示す。図9(a)〜9(d)は、包装体のそれぞれ異な
る実施の形態である。dのシート状物を摩擦面に仮接着
することで、摩擦面が密封された状態に各包装体が形成
されている。なお、図9(d)の態様では、シート状物
dと延長部(3)とを接合することにより、フィンガー
歯ブラシを使用するに際して、シート状物を剥がして廃
棄する必要がないという利点も有している。図10に
は、個々の包装体が複数個連接された状態を示す。複数
個連設された包装体は、蛇腹状に折り曲げてさらにコン
パクトに包装することもできる(図11参照)。摩擦面
を覆うシート状物の素材には、紙、アルミシート、樹脂
フィルムなどが用いられる。特に、摩擦面を覆うシート
状物は、上質紙が好ましく、パルプ100%で目付30
〜50g/m2の上質紙が最適である。
【0026】以下に、本発明のフィンガー歯ブラシの実
施例を記載するが、本発明は、これに限定されるもので
はない。
【実施例1】厚さ30μmのLLDPE(直鎖状低密度
ポリエチレン)エンボスフィルムを袋状形成材とし、P
E(ポリエチレン)/PP(ポリプロピレン)シースコ
アタイプのスパンボンドからなる不織布(2d(デニー
ル)、目付20g/m2)にLLDPE(直鎖状低密度
ポリエチレン):LDPE(低密度ポリエチレン)=
8:2の樹脂をラミネート(13μm厚さ)したラミネ
ート不織布を基体素材とし、LLDPE:LDPE=
7:3で厚さ30μmのPFWを摩擦面素材として、ラ
ミネート不織布のラミネート側がLLDPEエンボスフ
ィルムと対抗するように3者を積層して熱圧着して図4
(c)に示すとおりの寸法を有する成人用のフィンガー
歯ブラシを得た。
【0027】
【実施例2】縦300mm×横250mmのパルプ100
%、目付30〜50g/m2の上質紙の上に、実施例1
で得たフィンガー歯ブラシを摩擦面を下にして、間隔を
おいて5個並列し、フィンガー歯ブラシ周縁部を熱圧着
して上質紙に添着した。フィンガー歯ブラシ同士の中間
にミシン目を形成し、ミシン目で折り返し蛇腹を作成し
フィンガー歯ブラシ包装体を得た(図10、11参
照)。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のフィンガー歯ブ
ラシ及びフィンガー歯ブラシ包装体は、指サック部をス
リット又は孔に貫入させて使用することにより、装着及
び脱着が容易であり、かつ衛生的で誤飲がないという効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のフィンガー歯ブラシの一例を示す。
【図2】 従来のフィンガー歯ブラシの他の一例を示
す。
【図3】 従来のフィンガー歯ブラシのさらに他の一例
を示す。
【図4】 本発明のフィンガー歯ブラシの一つの実施形
態を示す。
【図5】 本発明のフィンガー歯ブラシの別の実施形態
を示す。
【図6】 本発明の指サック部の摩擦面の実施の態様を
示す。
【図7】 本発明のフィンガー歯ブラシを指に装着する
方法を順番に示す。
【図8】 本発明のフィンガー歯ブラシを使用後に指か
ら脱着する方法を示す。
【図9】 本発明のフィンガー歯ブラシ包装体の断面図
の例を示す。
【図10】 本発明の連接されたフィンガー歯ブラシ包装
体を示す。
【図11】 本発明のフィンガー包装体の他の例を示す。
【符号の説明】
1 指サック部 2 スリット 3 延長部 4 折り返し部 5 摩擦面 6 把持部 7 折り返し縁 a 袋状形成材 b 基体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に摩擦面を形成した指サ
    ック部と、指サック開口部に連続して設けられた延長部
    と、延長部のほぼ中間領域に設けられたスリット又は孔
    とを有していることを特徴とするフィンガー歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 スリットが延長部の長手方向に対して直
    角に設けられた請求項1記載のフィンガー歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 スリットが複数本平行に配置されている
    請求項2記載のフィンガー歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 スリットが延長部の長手方向に平行に設
    けられた請求項1記載のフィンガー歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 摩擦面が密封して包装された請求項1〜
    4のいずれかに記載のフィンガー歯ブラシを、複数個連
    接してなるフィンガー歯ブラシ包装体。
JP2000062371A 2000-03-07 2000-03-07 フィンガー歯ブラシ Pending JP2001245725A (ja)

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