JP6144852B1 - 口腔ケア具 - Google Patents

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Abstract

口腔のケアを充分に行うことのできる口腔ケア具を提供する。口腔ケア具(1)は、口腔用の薬剤が収容された袋体(10)を備えている。袋体(10)は、袋体(10)の左端から右端まで延在する開封予定部(12)を有している。袋体(10)における開封予定部(12)と袋体(10)の上端との間の部分(10a)の裏面には、歯を磨くための第1の歯磨き部が設けられている。袋体(10)における開封予定部(12)と袋体(10)の下端との間の部分(10b)の裏面には、歯を磨くための第2の歯磨き部が設けられている。口腔ケア具(1)は、薬剤が取り出された後に袋体(10)の部分(10a),(10b)を裏返すことにより、第1及び第2の歯磨き部で歯を磨けるように構成されている。

Description

本発明は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具に関する。
従来の口腔ケア具としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された口腔ケア具は、洗口液が充填された袋体を備えている。袋体の上部には、洗口液を吸引するための口部が設けられている。
特開2014−30518号公報
上述の口腔ケア具によれば、袋体から吸引した洗口液で口内を洗浄することにより、口腔のケアをすることができる。しかしながら、歯磨きをするには、歯ブラシ等の歯磨き具を別に用意しなければならない。それゆえ、この口腔ケア具だけでは、口腔のケアを充分に行うことができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、口腔のケアを充分に行うことのできる口腔ケア具を提供することを目的とする。
本発明による口腔ケア具は、口腔用の薬剤が収容された袋体を備え、上記袋体は、当該袋体の左端から右端まで延在する開封予定部を有し、上記袋体における上記開封予定部と当該袋体の上端との間の部分である第1の部分の裏面には、歯を磨くための第1の歯磨き部が設けられており、上記袋体における上記開封予定部と当該袋体の下端との間の部分である第2の部分の裏面には、歯を磨くための第2の歯磨き部が設けられており、上記薬剤が取り出された後に上記袋体の上記第1及び第2の部分を裏返すことにより、上記第1及び第2の歯磨き部で歯を磨けるように構成されていることを特徴とする。
この口腔ケア具においては、袋体に、口腔用の薬剤が収容されている。このため、袋体から取り出した薬剤で口内を洗浄することができる。さらに、袋体の第1及び第2の部分の裏面には、それぞれ第1及び第2の歯磨き部が設けられている。この口腔ケア具は、薬剤が取り出された後の袋体の第1及び第2の部分を裏返すことにより、第1及び第2の歯磨き部で歯を磨けるように構成されている。このため、薬剤による口内の洗浄だけでなく、歯磨きをも行うことができる。
本発明によれば、口腔のケアを充分に行うことのできる口腔ケア具が実現される。
本発明による口腔ケア具の第1実施形態を示す正面図である。 図1の袋体10を構成するシート20を示す断面図である。 図1の袋体10が開封された後の部分10a,10bを示す斜視図である。 図3の部分10a,10bが裏返された状態を示す斜視図である。 本発明による口腔ケア具の第2実施形態を示す正面図である。 図5の袋体10を構成するシート20を示す断面図である。 図5の袋体10が開封された後に部分10a,10bが裏返された状態を示す斜視図である。 変形例に係るシート20を示す断面図である。 変形例に係る袋体10を示す正面図である。 開封予定部12が部分的に切断されるように袋体10が開封された後の部分10a,10bを示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による口腔ケア具の第1実施形態を示す正面図である。口腔ケア具1は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具であって、袋体10を備えている。袋体10は、正面視で、縦長の長方形をしている。袋体10の長さd1は、例えば、8〜12cm程度である。また、袋体10の幅d2は、例えば、3〜6cm程度である。ここで、長さd1は、袋体10を平坦にした状態(後述する薬剤が収容されていない状態)における上端から下端までの距離として定義される。幅d2も、同様の状態における左端から右端までの距離として定義される。
袋体10には、口腔用の薬剤(図示せず)が収容されている。本実施形態においては、液体状の薬剤(薬液)が収容されている。液体状の薬剤としては、例えば、マウスウォッシュ(洗口液)、液体歯磨き等が挙げられる。袋体10は、薬剤が外に漏れないように密封されている。
袋体10は、開封予定部12を有している。開封予定部12は、袋体10を開封する位置の目安となる部分である。開封予定部12は、袋体10の左端から右端まで延在している。本実施形態において開封予定部12は、袋体10の長さd1を略二等分する線上に存在している。開封予定部12の端部には、袋体10の開封を容易にするための切り口13が形成されている。切り口13の延長線上に開封予定部12が存在する。袋体10は、開封予定部12と袋体10の上端との間の部分10a(第1の部分)、及び開封予定部12と袋体10の下端との間の部分10b(第2の部分)からなる。本実施形態において部分10aの長さと部分10bの長さとは、互いに略等しい。また、部分10aの幅と部分10bの幅とも、互いに略等しい。
図2は、袋体10を構成するシート20を示す断面図である。袋体10は、2枚のシート20からなる。具体的には、2枚のシート20を重ね合わせて両シート20の周縁部全体をシールすることにより、袋体10が形成されている。
シート20は、表面層22及び裏面層24からなる。表面層22は、袋体10の表面を構成する層であり、開封前の袋体10において外側に露出している。表面層22は、防水性を有する材料からなり、薬剤を透過させたり吸収したりしない。表面層22の材料としては、例えば、アルミニウム又はプラスチックを用いることができる。表面層22の少なくとも一部は、袋体10から剥離可能であることが好ましい。ここで、表面層22が剥離可能であるとは、裏面層24を損傷することなく、袋体10から表面層22を容易に剥がせるということである。
本実施形態において裏面層24は、表面層22の略全体に積層されている。裏面層24は、袋体10の裏面を構成する層であり、開封前の袋体10において薬剤に直接触れている。裏面層24は、吸水性を有する材料からなり、薬剤を吸収する。裏面層24は、後述するように、歯を磨くための歯磨き部として機能する。すなわち、本実施形態においては、袋体10の部分10aの裏面全体に歯磨き部(第1の歯磨き部)が設けられるとともに、袋体10の部分10bの裏面全体にも歯磨き部(第2の歯磨き部)が設けられている。
裏面層24(第1及び第2の歯磨き部)の摩擦係数は、表面層22(袋体10の表面)の摩擦係数よりも大きい。裏面層24の表面粗さ(Ra)は、表面層22の表面粗さよりも大きい。裏面層24には、凹凸が形成されていることが好ましい。また、裏面層24は、表面層22よりも柔らかい材料からなることが好ましい。裏面層24の材料としては、例えば、不織布、コットン(ガーゼ)、又はナイロン等の合成繊維を用いることができる。
続いて、図3及び図4を参照しつつ、口腔ケア具1の使用方法の一例を説明する。まず、切り口13から袋体10を開封する。このとき、概ね開封予定部12に沿って袋体10が切断されるようにする。これにより、図3に示すように、袋体10が部分10aと部分10bとに分断される。各部分10a,10bは、一端に口部11a(開口部)を有している。このように開封された袋体10から取り出した薬剤で、口をゆすぐ。
さらに、図4に示すように、薬剤が取り出されて空になった各部分10a,10bを裏返す。例えば、各部分10a,10bの底部11bが口部11aをくぐり抜けるように、底部11bを上方に押し込むことにより、袋体10を裏返すことができる。これにより、各部分10a,10bの裏面が外側に露出する。その後、裏返された各部分10a,10bを手指に被せて第1及び第2の歯磨き部(裏面層24)で歯を擦ることにより、歯を磨くことができる。このとき、例えば、部分10aを中指に被せるとともに、部分10bを親指に被せることが考えられる。このように袋体10の部分10a及び部分10bの各々は、裏返された状態で、指サックのように手指に被せることが可能である。また、口腔ケア具1は、薬剤が取り出された後に袋体10の部分10a,10bを裏返すことにより、第1及び第2の歯磨き部で歯を磨けるように構成されている。
口腔ケア具1の効果を説明する。口腔ケア具1においては、袋体10に、口腔用の薬剤が収容されている。このため、袋体10から取り出した薬剤で口内を洗浄することができる。さらに、袋体10の部分10a及び部分10bの裏面には、それぞれ第1及び第2の歯磨き部が設けられている。口腔ケア具1は、薬剤が取り出された後の袋体10の部分10a及び部分10bを裏返すことにより、第1及び第2の歯磨き部で歯を磨けるように構成されている。このため、薬剤による口内の洗浄だけでなく、歯磨きをも行うことができる。したがって、口腔のケアを充分に行うことのできる口腔ケア具1が実現されている。かかる口腔ケア具1は、人の歯に限らず、ペット等の動物の歯を磨くのにも好適に使用することができる。
このように口腔ケア具1によれば、歯ブラシ等の歯磨き具を別に用意しなくても、口内の洗浄から歯磨きまでの一連の口腔ケアを実行することができる。それゆえ、口腔ケア具1を携帯していれば、外出先でも充分な口腔ケアを行うことが可能である。例えば、旅行先は勿論、飛行機や列車の中でも口腔ケア具1を用いて口腔ケアを行うことができる。かかる口腔ケア具1は、避難所においても好適に用いることができるため、防災グッズとしても役立つ。
また、各部分10a,10bの裏面は、開封前の袋体10において外側に露出せず、しかも薬剤に直接触れていた面である。それゆえ、かかる裏面で歯を磨くことは、各部分10a,10bの表面で歯を磨く場合に比して、格段に衛生的である。
袋体10の部分10a及び部分10bの各々は、裏返された状態で手指に被せることが可能である。これにより、2本の指で挟むようにして歯を磨くことができるため、歯の表裏を磨きやすくなる。また、2本の指で同時に歯を磨くことができるため、歯磨きを効率良く行うことができる。
開封予定部12は、袋体10の長さを略二等分する線上に存在する。これにより、各部分10a,10bの長さが大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりするのを防ぐことができる。
裏面層24の摩擦係数は、表面層22の摩擦係数よりも大きい。このように歯磨き部である裏面層24の摩擦係数を大きくすることにより、歯磨き効果を高めることができる。ただし、裏面層24の摩擦係数を表面層22のそれよりも大きくすることは、必須でない。
裏面層24の表面粗さは、表面層22の表面粗さよりも大きい。このように歯磨き部である裏面層24の表面粗さを大きくすることによっても、歯磨き効果を高めることができる。ただし、裏面層24の表面粗さを表面層22のそれよりも大きくすることは、必須でない。
裏面層24は、吸水性を有する材料からなっている。この場合、歯磨き部である裏面層24に薬剤が染み込んだ状態で歯を磨くことができるため、歯磨き効果を高めることができる。ただし、裏面層24に吸水性をもたせることは、必須でない。
シート20は、表面層22及び裏面層24を有している。このように袋体10の表面を構成する層と裏面を構成する層とを別々に設けることにより、各層の機能に応じて最適な材料を選択しやすくなる。例えば、表面層22には防水に適した材料を用いる一方で、裏面層24には歯磨きに適した材料を用いることができる。
表面層22が袋体10から剥離可能である場合、部分10a,10bを裏返す前に表面層22を剥がすことができる。このように表面層22を袋体10から取り除くことにより、裏面層24で歯を磨く際に表面層22が口内に入るのを防ぐことができる。表面層22は、開封前の袋体10において外側に露出していた層である。それゆえ、表面層22を口内に入れないようにすることが、衛生上の観点から好ましい。
(第2実施形態)
図5は、本発明による口腔ケア具の第2実施形態を示す正面図である。口腔ケア具2は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具であって、袋体10を備えている。本実施形態においては、袋体10を構成するシート20の構造が第1実施形態と異なっている。すなわち、シート20において裏面層24は、図6に示すように、表面層22の一部にのみ積層されている。同図においては、左側が袋体10の上端側であり、右側が袋体10の下端側である。
このように、裏面層24は、袋体10の裏面の一部にのみ設けられている。具体的には、袋体10の部分10aの裏面の一部に裏面層24a(第1の歯磨き部)が設けられるとともに、部分10bの裏面の一部に裏面層24b(第2の歯磨き部)が設けられている。
裏面層24aは、袋体10の開封予定部12よりも上端寄りに設けられている。すなわち、裏面層24aから袋体10の上端までの距離の方が、裏面層24aから開封予定部12までの距離よりも短い。裏面層24aは、部分10aの底部11bまで達する一方で、口部11a(開封予定部12)には達しないように設けられている。すなわち、裏面層24aは、口部11aを避けるようにして、部分10aの裏面の一部にのみ設けられている。また、裏面層24bは、袋体10の開封予定部12よりも下端寄りに設けられている。すなわち、裏面層24bから袋体10の下端までの距離の方が、裏面層24bから開封予定部12までの距離よりも短い。裏面層24bは、部分10bの底部11bまで達する一方で、口部11a(開封予定部12)には達しないように設けられている。すなわち、裏面層24bは、口部11aを避けるようにして、部分10bの裏面の一部にのみ設けられている。
袋体10の裏面における裏面層24以外の部分には、表面層22が露出している。すなわち、表面層22の上面は袋体10の表面を構成する一方で、表面層22の下面の一部(裏面層24が積層されていない部分)は、裏面層24と共に、袋体10の裏面を構成している。
裏面層24aの摩擦係数は、部分10aの裏面における裏面層24a以外の部分(表面層22の下面)の摩擦係数よりも大きい。裏面層24aの表面粗さは、部分10aの裏面における上記部分の表面粗さよりも大きい。また、裏面層24bの摩擦係数は、部分10bの裏面における裏面層24b以外の部分(表面層22の下面)の摩擦係数よりも大きい。裏面層24bの表面粗さは、部分10bの裏面における上記部分の表面粗さよりも大きい。
袋体10を開封した後に部分10a及び部分10bを裏返すことにより、図7に示すように、部分10a及び部分10bの外側に、それぞれ第1の歯磨き部(裏面層24a)及び第2の歯磨き部(裏面層24b)を露出させることができる。口腔ケア具2のその他の構成は、口腔ケア具1と同様である。
口腔ケア具2の効果を説明する。第1の歯磨き部(裏面層24a)は、口部11aを避けるようにして、部分10aの裏面の一部にのみ設けられている。これにより、裏面層24aで歯を磨く際、部分10aが口内に深く入りすぎるのを防ぎやすくなる。部分10aの裏面は、口部11aにおいて表面(開封前の袋体10において外側に露出していた面)につながっている。それゆえ、衛生上の観点から、部分10aを口内に深く入れすぎないようにすることが好ましい。
第1の歯磨き部は、袋体10の開封予定部12よりも上端寄りに設けられている。このため、第1の歯磨き部が開封予定部12寄りに設けられている場合に比して、部分10aを口内に浅く入れた状態で歯を磨くことができる。それゆえ、かかる構成は、部分10aが口内に深く入りすぎるのを防ぐのに有利である。
第1の歯磨き部は、部分10aの底部11bまで達するように設けられている。このため、部分10aの底部11b付近でも歯を磨くことができる。これにより、部分10aが口内に深く入りすぎるのを一層防ぎやすくなる。
裏面層24aの摩擦係数は、部分10aの裏面における裏面層24a以外の部分の摩擦係数よりも大きい。このように第1の歯磨き部である裏面層24aの摩擦係数を大きくすることにより、歯磨き効果を高めることができる。
裏面層24aの表面粗さは、部分10aの裏面における裏面層24a以外の部分の表面粗さよりも大きい。このように第1の歯磨き部である裏面層24aの表面粗さを大きくすることによっても、歯磨き効果を高めることができる。
第2の歯磨き部(裏面層24b)は、口部11aを避けるようにして、部分10bの裏面の一部にのみ設けられている。これにより、裏面層24bで歯を磨く際、部分10bが口内に深く入りすぎるのを防ぎやすくなる。部分10bの裏面は、口部11aにおいて表面につながっている。それゆえ、衛生上の観点から、部分10bを口内に深く入れすぎないようにすることが好ましい。
第2の歯磨き部は、袋体10の開封予定部12よりも下端寄りに設けられている。このため、第2の歯磨き部が開封予定部12寄りに設けられている場合に比して、部分10bを口内に浅く入れた状態で歯を磨くことができる。それゆえ、かかる構成は、部分10bが口内に深く入りすぎるのを防ぐのに有利である。
第2の歯磨き部は、部分10bの底部11bまで達するように設けられている。このため、部分10bの底部11b付近でも歯を磨くことができる。これにより、部分10bが口内に深く入りすぎるのを一層防ぎやすくなる。
裏面層24bの摩擦係数は、部分10bの裏面における裏面層24b以外の部分の摩擦係数よりも大きい。このように第2の歯磨き部である裏面層24bの摩擦係数を大きくすることにより、歯磨き効果を高めることができる。
裏面層24bの表面粗さは、部分10bの裏面における裏面層24b以外の部分の表面粗さよりも大きい。このように第2の歯磨き部である裏面層24bの表面粗さを大きくすることによっても、歯磨き効果を高めることができる。口腔ケア具2のその他の効果は、口腔ケア具1と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、シート20が表面層22及び裏面層24からなる場合を例示した。しかし、シート20は、図8に示すように、表面層22、裏面層24及び中間層26からなっていてもよい。中間層26は、表面層22と裏面層24との間に挟まれた層である。中間層26は、防水性を有する材料からなり、薬剤を透過させたり吸収したりしない。中間層26は、表面層22と同一の材料からなっていてもよいし、異なる材料からなっていてもよい。表面層22の少なくとも一部は、中間層26を残して、袋体10から剥離可能であることが好ましい。つまり、中間層26を残したまま表面層22のみを袋体10から剥がせるように構成されていることが好ましい。
このように中間層26を設けることにより、表面層22を剥がした後も、袋体10の防水性を確実に維持することができる。すなわち、袋体10の裏面から表面に薬剤が浸透するのを、中間層26によって確実に阻止することができる。特に中間層26が表面層22と同一の材料からなる場合、袋体10の形成コストひいては口腔ケア具の製造コストを削減することができる。
上記実施形態においては、表面層22の少なくとも一部が袋体10から剥離可能である場合を例示した。しかし、裏面層24の少なくとも一部が、袋体10から剥離可能であってもよい。ここで、裏面層24が剥離可能であるとは、表面層22を損傷することなく、袋体10から裏面層24を容易に剥がせるということである。その場合、袋体10から剥がした裏面層24で歯を磨いてもよい。
上記実施形態においては、シート20が複数の層からなる場合を例示した。しかし、シート20は、単一の層からなっていてもよい。その場合、例えば、シート20の下面(袋体10の裏面)の全体又は一部に表面処理(例えば粗面化処理)を施すことにより、第1及び第2の歯磨き部を形成してもよい。
上記実施形態においては、部分10aの幅と部分10bの幅とが互いに等しい場合を例示した。しかし、部分10bの幅は、図9に示すように、部分10aの幅よりも大きくてもよい。同図においては、袋体10の幅が上端から下端に向かうにつれて次第に大きくなっている。このように部分10bの幅を部分10aの幅よりも大きくすることにより、異なる太さを有する手指に対して部分10a及び部分10bをフィットさせやすくなる。すなわち、比較的小さい幅を有する部分10aを比較的細い指(例えば中指)に被せる一方で、比較的大きい幅を有する部分10bを比較的太い指(例えば親指)に被せることにより、それぞれの指に部分10a及び部分10bをフィットさせやすくなる。
上記実施形態においては、袋体10の開封時に開封予定部12が全体的に切断される場合、すなわち開封後に部分10aと部分10bとが離れ離れになる場合を例示した。しかし、袋体10の開封時、開封予定部12は、部分的に切断されてもよい。すなわち、図10に示すように、開封後も、部分10aと部分10bとが繋がっていてもよい。
上記実施形態においては、開封予定部12が袋体10の長さを略二等分する線上に存在する場合を例示した。しかし、各部分10a,10bについて第1及び第2の歯磨き部で歯を磨くのに支障のない長さを確保できる限り、開封予定部12の位置は任意である。ただし、部分10aと部分10bとの長さの差が大きくなりすぎないようにするため、開封予定部12は、袋体10の長さを三等分する2本の線の間の領域内に存在することが好ましい。
上記実施形態においては、第1及び第2の歯磨き部で歯を磨く際にも各部分10a,10bが袋の形状を維持する場合を例示した。しかし、第1及び第2の歯磨き部で歯を磨く際には、各部分10a,10bは、袋の形状を維持していなくてもよい。すなわち、各部分10a,10bを展開してシート状にしてから第1及び第2の歯磨き部で歯を磨いてもよい。
上記実施形態においては、袋体10が2枚のシート20からなる場合を例示した。しかし、袋体10は、1枚のシート20からなっていてもよい。その場合、1枚のシート20を折り返して、当該シート20における折返し部以外の周縁部をシールすることにより、袋体10を形成することができる。また、袋体10は、ガゼット袋の形状を有していてもよい。
上記実施形態においては、口腔用の薬剤が液体状である場合を例示した。しかし、かかる薬剤は、ペースト状又は粉末状であってもよい。
1 口腔ケア具
2 口腔ケア具
10 袋体
10a 袋体の部分(第1の部分)
10b 袋体の部分(第2の部分)
11a 口部
11b 底部
12 開封予定部
13 切り口
20 シート
22 表面層
24 裏面層(第1及び第2の歯磨き部)
24a 裏面層(第1の歯磨き部)
24b 裏面層(第2の歯磨き部)
26 中間層

Claims (23)

  1. 口腔用の薬剤が収容された袋体を備え、
    前記袋体は、当該袋体の左端から右端まで延在する開封予定部を有し、
    前記袋体における前記開封予定部と当該袋体の上端との間の部分である第1の部分の裏面には、歯を磨くための第1の歯磨き部が設けられており、
    前記袋体における前記開封予定部と当該袋体の下端との間の部分である第2の部分の裏面には、歯を磨くための第2の歯磨き部が設けられており、
    前記薬剤が取り出された後に前記袋体の前記第1及び第2の部分を裏返すことにより、前記第1及び第2の歯磨き部で歯を磨けるように構成されていることを特徴とする口腔ケア具。
  2. 請求項1に記載の口腔ケア具において、
    前記袋体の前記第1及び第2の部分の各々は、裏返された状態で手指に被せることが可能である口腔ケア具。
  3. 請求項1又は2に記載の口腔ケア具において、
    前記第2の部分の幅は、前記第1の部分の幅よりも大きい口腔ケア具。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記開封予定部は、前記袋体の長さを略二等分する線上に存在する口腔ケア具。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第1及び第2の歯磨き部の摩擦係数は、前記袋体の表面の摩擦係数よりも大きい口腔ケア具。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第1及び第2の歯磨き部の表面粗さは、前記袋体の表面の表面粗さよりも大きい口腔ケア具。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第1の歯磨き部は、前記第1の部分の前記裏面の一部にのみ設けられている口腔ケア具。
  8. 請求項7に記載の口腔ケア具において、
    前記第1の歯磨き部は、前記袋体の前記開封予定部よりも前記上端寄りに設けられている口腔ケア具。
  9. 請求項7又は8に記載の口腔ケア具において、
    前記第1の歯磨き部の摩擦係数は、前記第1の部分の前記裏面における当該第1の歯磨き部以外の部分の摩擦係数よりも大きい口腔ケア具。
  10. 請求項7乃至9の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第1の歯磨き部の表面粗さは、前記第1の部分の前記裏面における当該第1の歯磨き部以外の部分の表面粗さよりも大きい口腔ケア具。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第2の歯磨き部は、前記第2の部分の前記裏面の一部にのみ設けられている口腔ケア具。
  12. 請求項11に記載の口腔ケア具において、
    前記第2の歯磨き部は、前記袋体の前記開封予定部よりも前記下端寄りに設けられている口腔ケア具。
  13. 請求項11又は12に記載の口腔ケア具において、
    前記第2の歯磨き部の摩擦係数は、前記第2の部分の前記裏面における当該第2の歯磨き部以外の部分の摩擦係数よりも大きい口腔ケア具。
  14. 請求項11乃至13の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第2の歯磨き部の表面粗さは、前記第2の部分の前記裏面における当該第2の歯磨き部以外の部分の表面粗さよりも大きい口腔ケア具。
  15. 請求項1乃至14の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第1及び第2の歯磨き部は、吸水性を有する材料からなる口腔ケア具。
  16. 請求項1乃至15の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記第1及び第2の歯磨き部は、不織布、コットン又は合成繊維からなる口腔ケア具。
  17. 請求項1乃至16の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記袋体は、当該袋体の表面を構成する表面層と、当該袋体の裏面を構成する裏面層とを有するシートからなる口腔ケア具。
  18. 請求項17に記載の口腔ケア具において、
    前記表面層の少なくとも一部は、前記袋体から剥離可能である口腔ケア具。
  19. 請求項17又は18に記載の口腔ケア具において、
    前記裏面層の少なくとも一部は、前記袋体から剥離可能である口腔ケア具。
  20. 請求項17乃至19の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記表面層は、アルミニウムからなる口腔ケア具。
  21. 請求項17乃至20の何れかに記載の口腔ケア具において、
    前記シートは、前記表面層と前記裏面層との間に挟まれた中間層を有する口腔ケア具。
  22. 請求項21に記載の口腔ケア具において、
    前記中間層は、防水性を有する材料からなる口腔ケア具。
  23. 請求項21又は22に記載の口腔ケア具において、
    前記中間層は、前記表面層と同一の材料からなる口腔ケア具。
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