JP2005131167A

JP2005131167A - 口中拭き取り式歯磨具

Info

Publication number: JP2005131167A
Application number: JP2003371842A
Authority: JP
Inventors: Noriko Yamazaki; 徳子山崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-10-31
Filing date: 2003-10-31
Publication date: 2005-05-26

Abstract

【課題】子供や老人、病人までも、水を使用することなく、短時間で効率的に歯や歯ぐき等に付いた汚れを拭き取ることのできる口中拭き取り式歯磨具を提供することを目的とする。
【解決手段】一端に指先ａが入る開口部３を有する袋体１を備え、この袋体１を、少なくともフッ素添加歯磨剤、お茶エキス、精製水を備えた虫歯予防材４を含浸させた木綿布２にて形成して構成される。
【選択図】図３

Description

本発明は、水がなくとも使用可能な使い勝手の良い、使い捨て口中拭き取り式歯磨具に関する。

従来、この種の歯磨具としては、例えば文献１に示すように、衛生ふき取り式歯磨きドライシートが知られている。

この歯磨きドライシートは、キシリトール、重曹、硼酸水、お茶のポリフェノール、ワサビ、ペパーミント等を含む体に無害の抗菌・防臭効果のあるシートで、天然の樹脂、紙を使用し、取り出し易いボックス入りやポケットティッシュタイプとする。そして、衛生上、一回毎使い捨てとし、そのまま燃えるゴミに捨てるものである。
第３０６０１１３号の登録実用新案公報

しかしながら、文献１に示す歯磨きドライシートでは、多数枚が重ね合せられており、使用する際には上から一枚一枚取り出した後、指先にまるめるなどして口中に入れなければならないため、使い勝手が良くないものであった。また、時には使用中指先の一部が露出するおそれもあり、非衛生的であると共に、口中の全ての歯を短時間で効率良く磨くことはできないものであり、さらに、従来の歯磨材のような十分な歯磨き効果をもたらすものでもなかった。

本発明は、このような従来の技術が有する諸問題を考慮してなされたものであり、大人はもちろん、子供や老人、病人までも、水を使用することなく、短時間で効率的に歯や歯ぐき等に付いた汚れを拭き取ることのできる口中拭き取り式歯磨具を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために、本発明の口中拭き取り式歯磨具は、一端に指先が入る開口部を有する袋体を備え、この袋体を、少なくともフッ素添加歯磨剤、お茶エキス、精製水を備えた虫歯予防材を含浸させた木綿布にて形成したことを特徴とする。

本発明の口中拭き取り式歯磨具によれば、次のような効果を有する。
（１）あらかじめ指先が入る袋状に形成されているため、体が不自由な病人、老人、赤ちゃん等でも容易に使用でき、従来品と比べて頗る使い勝手が良いと共に、携帯に便利であり、かつ常に衛生的に使用することができる。

（２）袋体の材料として木綿布が使用されているため、使用時の触感が良く、使用後はそのまま生ゴミとして捨てることができる。

（３）木綿布に含浸させる虫歯予防材として、フッ素添加歯磨剤、お茶エキス、精製水を使用して濡れているため、水を使うことなく、歯、義歯、舌、歯ぐき等に押し当てて擦るだけで十分な歯磨き効果が得られる。

以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は本発明の口中拭き取り式歯磨具を示す正面図、図２は同上のＡ−Ａ矢視断面図、図３は同上の使用状態を示す参考斜視図である。

一端に、指先ａが入る開口部３が形成された袋体１を備えている。この袋体１は、２枚の木綿布２、２からなり、既述開口部３が形成されるよう一端を残して周縁全体をシールすることによって形成される。図中２ａはそのシール部を示す。
なお、袋体１の他端は丸められており、差し込まれた指先ａに適応できるようになっている。図中２ｂはその丸め部分を示す。

そして、袋体１を形成する木綿布２には、少なくともフッ素添加歯磨剤、お茶エキス、精製水を備えた虫歯予防材４を含浸させるものである。

フッ素添加歯磨剤としては、歯触予防を目的としてフッ化物を添加したもの、例えば不溶性メタリン酸ナトリウムを基剤として０．７％のフッ化リン酸ナトリウムを配合した歯磨剤が好適である。また、お茶エキスの材料としては、ビタミンＣやビタミンＥ等が含まれる番茶や緑茶が好適である。これらのお茶エキスに含まれるカテキンは殺菌効果があり、虫歯や歯槽膿漏の原因となる種々な口内殺菌、歯垢を付着させ難くするものである。

なお、虫歯予防材４には、前記以外の材料、例えば虫歯予防に効果があると共に、体に無害なキシリトール、重曹、硼酸水、ペパーミント等を混入しても良いものである。

使用に際しては、図３に示したように、袋体１の開口部３から指先ａを差し込み、口中に入れた袋体１先端（丸め部分２ｂ）を歯ｂに押し当てて上下左右に擦るものである。これによって義歯、入れ歯、舌、歯ぐき等に付着した汚れなども水を使わずに摩擦力で落すことができると共に、虫歯予防材の働きによって歯磨きの効能が得られる。

なお、本発明の歯磨具は、袋体１を一個一個、個包装することにより衛生的に保管でき、且つ外出時の携帯にも便利である。そして、使用後はそのまま燃えるゴミとして捨てることができる。

本発明の口中拭き取り式歯磨具を示す正面図である。同上のＡ−Ａ矢視断面図である。同上の使用状態を示す参考斜視図である。

符号の説明

１袋体
２木綿布
３開口部
４虫歯予防材

Claims

一端に指先が入る開口部を有する袋体を備え、この袋体を、少なくともフッ素添加歯磨剤、お茶エキス、精製水を備えた虫歯予防材を含浸させた木綿布にて形成したことを特徴とする口中拭き取り式歯磨具。