JP2009173572A - 歯磨き組成物 - Google Patents

歯磨き組成物

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Abstract

【課題】カテキン類を組成物中に安定に保持して変色を抑制し、使用時にカテキン類が効果的に歯や歯ぐきに対して作用することができ、且つ使用感の良好な歯磨き組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)カテキン類及びカテキン類と水不溶性の複合体を形成する水溶性ポリマー(以下ポリマーAという)を含むハイドロゲル粒子、
(B)モノフルオロリン酸又はその塩
(C)粘結剤
を含有する歯磨き組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、カテキン類を含む歯磨き組成物に関する。
むし歯や歯周病は、口腔内細菌が原因であることが知られている。従って、むし歯や歯周病を予防するために、口腔用組成物に殺菌剤を配合し、口腔内細菌を殺菌もしくはその活性を抑えることが一般的である。特に近年、天然志向が高まる中、殺菌剤として、天然物由来の成分が注目されている。例えば、緑茶抽出物及びその成分である茶ポリフェノール化合物(カテキン類等)は口腔内細菌の増殖抑制に有効であることが知られている(例えば、特許文献1〜3等)。これらの文献によると、緑茶抽出物等は、むし歯の原因菌であるStereptcoccus mutansや歯周病の原因菌とされるPorphyromonas gingivalisの増殖を阻止するため、むし歯、歯周病の予防に有効な口腔用組成物を提供できることが記載されている。
しかしながら、ポリフェノール化合物(カテキン類等)は酸素に触れることにより酸化、重合がおこり、顕著に変色するため、それを配合した口腔用組成物自体の経時変色は避けられない。
これらの変色を抑制する方法として、例えば、ポリフェノールを含む植物抽出物に炭素数4〜5の糖アルコール(例えばキシリトール、エリスリトール等)を配合し酸素不透過性の個袋に分封する方法が提案されている(特許文献4)。
一方、各種の薬剤、変性しやすい有効成分等を口腔用組成物に配合する方法として、当該成分をカプセル化することやシェル等に内包して安定化するという方法も提案されている(特許文献5、6等)。
特開平1−90124号公報 特開平2−25413号公報 特開平3−86814号公報 特開2000−297022号公報 特開昭61−225115号公報 特開平1−275520号公報
本発明の課題は、カテキン類を組成物中に安定に保持して変色を抑制し、使用時にカテキン類が効果的に歯や歯ぐきに対して作用することができ、且つ使用感の良好な歯磨き組成物を提供することにある。
本発明者らは、カテキン類と、カテキン類と水不溶性複合体を形成する特定のポリマーとを内包したハイドロゲル粒子を歯磨き組成物に含有させることにより、カテキン類を安定に保持して変色を抑制することができ、ブラッシングにより前記ゲル粒子が容易に破壊されて歯や歯ぐきの表面近傍でカテキン類が効果的に作用し、且つ使用感の良好な歯磨き組成物が得られることを見出した。また、モノフルオロリン酸又はその塩を併用することで変色抑制効果が向上することを見出した。さらに、粘結剤を併用することでより使用感が向上することを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)カテキン類及びカテキン類と水不溶性の複合体を形成する水溶性ポリマー(以下ポリマーAという)を含むハイドロゲル粒子、
(B)モノフルオロリン酸又はその塩
(C)粘結剤
を含有する歯磨き組成物を提供するものである。
本発明の歯磨き組成物は、カテキン類を安定に保持するため変色しにくい。また、歯や歯ぐきの表面近傍でカテキン類が効果的に作用することができ、使用感も良好である。
[ハイドロゲル粒子]
本発明の歯磨き組成物に含まれる成分(A)ハイドロゲル粒子は、カテキン類、及びカテキン類と水不溶性の複合体を形成する水溶性ポリマー(以下ポリマーAという)を含有するものである。
本明細書において、「ハイドロゲル」とは、水を溶媒として形成された、水に不溶な高分子(ゲル形成剤)の含水膨潤体をいう。
本発明に用いられるカテキン類としては、非重合性カテキン類であって、例えばカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート等の非エピ体カテキン類;エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類などが挙げられる。カテキン類は、茶葉から熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出された緑茶抽出物を濃縮、精製等を行うことによって得ることができる。また、市販の三井農林(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」などの緑茶抽出物の濃縮物を用い、成分調整を行うことにより、本発明の目的に適うカテキン類を得ることができる。
本発明に用いられるポリマーAとしては、カテキン類と水不溶性の複合体を形成するポリマーであれば特に限定されない。
尚、水不溶性の複合体とは、カテキン類の水溶液とポリマーAの水溶液を混合した際に不溶物として水中から析出する物質のことである。水不溶性の複合体の析出は、混合液の濁り、あるいは、混合液をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定した際に水不溶性複合体由来のピークが存在することによって確認することができる。
ポリマーAとしては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられ、ポリビニルピロリドン(以下PVPと略記する場合もある)が好ましい。
ポリマーAの重量平均分子量は、カテキン類の変色を効果的に抑制する観点から、6,000以上が好ましく、60,000以上がより好ましく、400,000以上が更に好ましく、1,200,000以上が特に好ましい。また、水不溶性複合体が塊状の凝集物となることを抑制し微細な水不溶性複合体を得る観点から、3,000,000以下が好ましく、2,000,000以下がより好ましい。
本発明において、ポリマーAの重量平均分子量は、一般的な重量平均分子量測定法である粘度法によって測定した値である。尚、ポリマーAの重量平均分子量は、光散乱法等の他の方法によっても測定することができる。そして、ポリマーAがポリビニルピロリドンである場合は、粘度の測定値からFikentscherの公式に基づいて計算されたK-値によって重量平均分子量を決定する。
本発明におけるハイドロゲル粒子中の、カテキン類の含有量は、カテキンが歯ぐきに対して十分に作用し、かつハイドロゲル粒子の安定性の観点から、ハイドロゲル粒子の全重量を基準として、0.001〜10質量%が好ましく、0.001〜6質量%がより好ましく、0.01〜3質量%が更に好ましい。
また、ポリマーAの含有量は、カテキン類の変色を効果的に抑制する観点から、カテキン類に対して1〜4質量倍が好ましく、1〜3.5質量倍がより好ましく、1.2〜3質量倍が更に好ましい。
また、ハイドロゲル粒子中に含まれる水不溶性複合体の含有量は、水不溶性複合体が塊状の凝集物となることを抑制し微細な水不溶性複合体を得る観点から、0.01質量%以上、さらに0.05質量%以上、特に0.1質量%以上が好ましく、その上限は、12質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、6質量%以下が更に好ましい。
本発明において、ハイドロゲル粒子に用いられるゲル形成剤としては、天然系高分子化合物が好ましい。ゲル形成剤としては、例えば、寒天、κ−カラギーナン、ι−カラギーナン、λ−カラギーナン、ファーセレラン、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル等の海藻抽出物;グアーガム、ローカストビーンガム、タマリンド種子多糖類、タラガム、カシアガム等の植物種子粘質物質;ペクチン、アラビノガラクタン等の植物果実粘質物;キサンタンガム、スクレログルカン、プルラン、デキストラン、ジュランガム、カードラン等の微生物産生粘質物;ゼラチン、アルブミン、カゼイン等の動物蛋白質;大豆蛋白質、小麦蛋白質等の植物蛋白質;カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、微結晶セルロース等のセルロース及びその誘導体;澱粉、澱粉リン酸エステル、澱粉グリコール酸エステル等の澱粉及びその誘導体が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができる。物理的に崩壊しやすい脆いゲル粒子を形成する高分子として、κ−カラギーナン、寒天、ジュランガムが好ましい。
本発明におけるハイドロゲル粒子中のゲル形成剤の含有量は、ハイドロゲル粒子を歯磨き組成物へ配合する時の壊れを防止する観点から、0.25〜5質量%が好ましく、0.5〜4質量%がより好ましく、1〜4質量%が更に好ましい。
本発明におけるハイドロゲル粒子は、カテキン類、ポリマーA、ゲル形成剤及び水以外に、糖類、多価アルコール等の水溶性有機化合物や、着色剤、防腐剤、水溶性香料等の成分を含有していてもよい。
糖類としては、グルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、マンニトール、サッカロース、マルトース、ラクトース等が挙げられる。多価アルコールとしては、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、オリゴサッカライド等が挙げられる。
本発明におけるハイドロゲル粒子の製造法は特に限定されないが、例えば、寒天等のゲル形成剤及びポリマーAをイオン交換水と混合し、ゲル形成剤の溶解温度以上の温度に加熱して十分に溶解させる。ここにカテキン類の水溶液を添加混合した後、この混合液から一般的な滴下法、噴霧法、或いは、攪拌法等によりハイドロゲル粒子を得ることができる。
滴下法は、孔から混合液を吐出させ、吐出された混合液がその表面張力又は界面張力によって液滴になる性質を利用し、その液滴を空気等の気相中又は液相中で冷却固化させてハイドロゲル粒子を製造する方法である。なお、粒径の均一なハイドロゲル粒子を製造する観点から、孔から吐出される混合液に振動を与えることが好ましい。
噴霧法は、噴霧ノズルを用い、噴霧ノズルから混合液を気相に噴霧させると共に、その表面張力によって液滴を形成させ、その液滴を気相で冷却固化させてハイドロゲル粒子を製造する方法である。
攪拌法は、混合液と実質的に混じり合わない性状を有し且つゲル化温度以上の温度に調整した液に混合液を投入し、攪拌による剪断力により混合液を微粒化し、界面張力によって液滴になる性質を利用し、その液滴を混合液と実質的に混じり合わない液中で冷却固化させてハイドロゲル粒子を製造する方法である。
滴下法、噴霧法、及び攪拌法のいずれの場合も、吐出時、噴霧時、又は投入時の混合液の温度を、ゲル化温度以上で且つ100℃以下の温度とすることが好ましい。また、美観に優れた球状の粒子を容易に製造することができるという観点から、この混合液の温度を、ゲル化温度+10℃以上とすることが好ましく、ゲル化温度+20℃以上とすることがより好ましい。なお、この温度の上限は、水の沸点である100℃である。
また、寒天の水への溶解温度は、一般に75℃以上、その主なものについては75〜90℃であり、寒天を水に溶解させた後、冷却したときのゲル化温度は30〜45℃である。
本発明のハイドロゲル粒子中において、カテキン類とポリマーAとの水不溶性複合体はゲル形成剤及び水を含む連続相中に分散して内包されている。
本発明におけるハイドロゲル粒子の平均粒径は、外観及び生産性の観点から、5〜1000μmが好ましく、10〜1000μmがより好ましく、50〜500μmが特に好ましい。ハイドロゲル粒子の平均粒径は、各種目開きのふるいを用い、粒子100gを水中で湿式分級し、余分な水分を濾紙で除去した後に重量を測定して重量平均粒径で表す(フルイ法)。
また、本発明におけるハイドロゲル粒子の形状は、特に限定されないが、曲面で構成された回転体の形状を有することが好ましい。ここで、「曲面で構成された回転体」とは、仮想軸及び連続的な曲線で構成された閉じた図を仮想軸で回転させたものをいい、三角錐や円柱等の平面を有する形状は含まない。ハイドロゲル粒子の形状は、美観の観点から、球状又は楕円状であることがより好ましい。
[歯磨き組成物]
本発明の歯磨き組成物は、上記の成分(A)ハイドロゲル粒子に、成分(B)モノフルオロリン酸(MFP)又はその塩、及び成分(C)粘結剤を含有する。
本発明の歯磨き組成物におけるハイドロゲル粒子の含有量は、歯磨き組成物の安定性の観点から、0.01〜15質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましく、1〜5質量%が更に好ましい。以下、本発明の歯磨き組成物における各成分の含有量は、歯磨き組成物の全重量を基準とするものをいう。
本発明に用いられる成分(B)モノフルオロリン酸の塩としては、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム、モノフルオロリン酸マグネシウム、モノフルオロリン酸カルシウム等が挙げられるが、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム、モノフルオロリン酸カルシウムが特に好ましい。
本発明の歯磨き組成物におけるMFP又はその塩の含有量は、齲蝕予防効果の観点から、0.0038〜3.03質量%が好ましく、0.019〜1.52質量%がより好ましく、0.076〜1.14質量%が更に好ましい。尚、本発明の歯磨き組成物におけるMFP又はその塩の含有量は、全量を塩(ナトリウム塩)に換算して測定したものを採用する。
本発明に用いられる成分(C)粘結剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキプロピルセルロース、ペクチン、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸ナトリウム及びメトキシエチレン無水マレイン酸共重合体等が挙げられる。このうち、特にカルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン及びキサンタンガムが好ましい。粘結剤は、1種もしくは2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の歯磨き組成物における粘結剤の含有量は、保存安定性、組成物の粘性、より高い清涼感を得る観点から、0.1〜3質量%が好ましく、0.1〜2質量%がより好ましく、0.2〜1.2質量%が更に好ましい。
本発明の歯磨き組成物は、ハイドロゲル粒子中の水以外に、水を含有していることが好ましく、組成物中の水分量は、保存安定性、より高い清涼感を得る観点から、1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、5〜30質量%が更に好ましい。
本発明の歯磨き組成物は、清涼感、冷涼感および味の観点から、更に粒子径が355μm未満の粉末もしくは粒子状のエリスリトールを配合することができる。
エリスリトールの構造としては、L−エリスリトール、D−エリスリトール、meso−エリスリトールの3種の異性体が存在するが、本発明はこれらいずれの構造も使用できる。エリスリトールとしては、通常入手可能なものを使用でき、例えばブドウ糖を発酵させた後、再結晶して得られる結晶状のエリスリトール等が挙げられる。結晶状のエリスリトールは、市販品としては、日研化学(株)、三菱化学フーズ(株)、セレスター社製等のものが入手可能である。また、粒径の大きなものは、粉砕して粒子径を調整したものを使用することもできる。エリスリトールの粉砕には、ローラミル、ハンマーミル、高速度粉砕機、パルベライザーなどを使用するのが一般的であるが、粒度の調整が簡便で、かつ、生産効率にも優れる高速度粉砕機、ハンマーミルによる粉砕が好ましい。
エリスリトールの粒子径は、口腔内で冷涼感が長く続くという観点から45μm以上355μm未満が好ましく、53μm以上300μm未満がより好ましく、75μm以上250μm未満が更に好ましい。エリスリトールの粒子径が45μm以上のものは、口の中で瞬時に溶けることがなく、冷涼感が長く続き好ましい。また355μm未満のものは、口腔内で溶けやすく冷涼感を発揮することができる。
なお、エリスリトールの粒子径は以下のように測定される。
篩:JIS標準篩 φ75mm
目開き:上段より、それぞれ500μm、355μm、250μm、180μm、125μm、90μm及び45μmの目開きを有する篩の下に受器を有する。
振盪機:ミクロ型電磁振動機M−2型(筒井理化学器機(株))
方法:試料15gを500μm篩上に載せ、電磁振動機にて5分間分級する。250μm、180μm、125μm、90μm及び45μmの目開きを有する篩上に存在するエリスリトールの合計量を粒子径45μm以上355μm未満のエリスリトールとする。
本発明の歯磨き組成物におけるエリスリトールの含有量は、清涼感及び冷涼感の観点から、15〜60質量%が好ましく、20〜55質量%がより好ましく、25〜50質量%が特に好ましい。
エリスリトールは、粉末の状態で歯磨き組成物中に分散しているのが望ましい。そのためには、エリスリトールは製造の最終工程に、粉体のままで投入することが好ましい。このような方法を用いることで、エリスリトールは水にほとんど溶解せずに、歯磨き組成物中に粉末の状態で存在させることが可能となる。
本発明の歯磨き組成物には、口腔用組成物に使用可能なその他の配合成分、例えば、抗酸化剤、発泡剤、研磨剤、湿潤剤、甘味剤、香味料、pH調整剤、保存剤、各種薬効成分などを、本発明の目的が阻害されない範囲で適宜配合してもよい。
抗酸化剤としては、抗酸化力又は還元力を有し、口腔内組成物に使用可能な成分、例えばL−アスコルビン酸及びその塩、エリソルビン酸及びその塩、ローズマリー抽出物、ステビア抽出物、ヒマワリ種子抽出物、没食子酸プロピル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、L−システイン塩酸塩、ハイドロキノン及びその配糖体、ノルジヒドログアヤレチン酸、アスコルビン酸高級脂肪酸エステル(ラウリン酸エステル、ステアリン酸エステル、イソステアリン酸エステル、パルミチン酸エステルなど)、グアヤク脂等が挙げられる。L−アスコルビン酸、エリソルビン酸の塩としては、ナトリウム塩、カルシウム塩、第一鉄の塩、パルミチン酸エステルの塩等が挙げられる。これら抗酸化剤は、単独で用いてもよく、2種以上を選択して用いてもよい。
抗酸化剤の含有量は、外観色の変化抑制効果の点から、本発明の歯磨き組成物中、0.0005〜50質量%、さらに0.001〜20質量%、特に0.01〜5質量%が好ましい。
発泡剤としては、陰イオン、非イオン、陽イオン、及び両性界面活性剤が挙げられる。
陰イオン界面活性剤としては、例えばアシルグルタミン酸ナトリウム、アシルサルコシンナトリウム等のアシルアミノ酸塩、アルキルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、高級脂肪酸スルホン化モノグリセリド塩、イセチオン酸の脂肪酸エステル塩、N−メチル長鎖アシルタウリンナトリウム塩、ポリオキシエチレンモノアルキルリン酸塩等が挙げられる。これらの陰イオン界面活性剤における疎水基のアルキル基、アシル基は炭素数6〜18、特に10〜14のものが好ましい。また、その塩としてはナトリウム塩が好ましい。陰イオン界面活性剤としては、発泡性が良く、また、安価に入手可能な点からアルキル硫酸エステル塩が特に好ましい。
陰イオン界面活性剤は、本発明の歯磨き組成物中に0〜5質量%含有することが好ましく、さらに好ましくは0〜2質量%である。
非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシアルキレン付加系界面活性剤、アミンオキサイド系界面活性剤、モノ又はジエタノールアミド系界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルを挙げることができる。この中でもソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルが好ましく、モノステアリン酸デカグリセリン、モノミリスチン酸ペンタグリセリン等のポリグリセリン脂肪酸エステルが特に好ましい。本発明ではこれらを1種以上用いることができる。
非イオン界面活性剤の含有量は、本発明の歯磨き組成物中に0.1〜30質量%、さらに好ましくは0.2〜10質量%である。
研磨剤としては、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、シルコノシリケート、グルコノシリケート等のシリカのほか、炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム等が挙げられる。
研磨剤の含有量は、本発明の歯磨き組成物中、0〜15質量%が好ましく、特に0〜12質量%が好ましい。
湿潤剤としては、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、トレハロース等が好適に用いられる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、ソーマチン、アセスルファムカリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等が挙げられる。
香味剤としては、l−メントール、カルボン、アネトール、オイゲノール、リモネン、ペパーミント油、スペアミント油、オシメン、n−アミルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、サリチル酸メチル、メチルアセテート、シトロネオールアセテート、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、シソ油、丁子油、ユーカリ油、ハツカ油、アニス油、冬緑油等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸及びその塩、リン酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩、グルコン酸及びその塩、マレイン酸及びその塩、アスパラギン酸及びその塩、コハク酸及びその塩、グルクロン酸及びその塩、フマル酸及びその塩、グルタミン酸及びその塩、アジピン酸及びその塩、塩酸、アルカリ金属水酸化物等が挙げられる。
保存剤としては、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、安息香酸ナトリウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等があげられる。
各種薬効成分としては、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物;アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アズレン、グリチルレチン酸、エピジヒドロコレステリン、α−ビサボロール、グリチルリチン酸及びその塩類等の抗炎症剤;ヒノキチオール等のフェノール性化合物;トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗プラスミン剤;α−トコフェロール、酢酸α−トコフェロール(dl体、d体)及びその塩;銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物;塩化ナトリウム、硝酸カリウム等の塩類;トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム等の第四級アンモニウム化合物、クロルヘキシジン塩類、トリクロロカルバニリド等の殺菌剤;デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、塩化リゾチーム等の酵素;トウキ、オウバク、チョウジ、オウゴン、ベニバナ等の抽出物;乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、ジヒドロコレステロール、クエン酸亜鉛等が挙げられる。
本発明の歯磨き組成物のpHは、カテキン類の安定性、及び香味の点から、5〜7が好ましく、さらに5.5〜7、特に5.5〜6.5が好ましい。ここで、本発明歯磨き組成物のpHは、10%水溶液として測定できる。
本発明の歯磨き組成物は、その用途に応じて、常法に従って練歯磨き組成物、液状歯磨き組成物、ゲル状歯磨き組成物などとすることができる。
例中の%は、特記しない限り質量%である。
製造例1
イオン交換水319gに寒天(伊那食品工業(株)、UP−37)を15g、PVP(ISP社、K−90、重量平均分子量1300000)を16g溶解させて調製した水溶液(85℃)と、イオン交換水140gに茶エキス(サンフェノン100S 太陽化学(株)、カテキン含有量60〜70%)10gを溶解させて調製した水溶液(20℃)を、ホモミキサーによって混合(8000r/min、1分)した後、気相中に噴霧することによって表1に示す組成のハイドロゲル粒子を得た。ハイドロゲル粒子の平均粒径は200μmであった。
Figure 2009173572
実施例1
製造例1で得られたハイドロゲル粒子又は茶エキス(サンフェノン100S 太陽化学(株)、カテキン含有量60〜70%)を用い、表2に示す組成の歯磨き組成物を調製した。得られた歯磨き組成物について、下記方法で変色及び味を評価した。結果を合わせて表2に示す。
<変色の評価法>
得られた歯磨き組成物を容器に充填し、50℃、1ヶ月保存し、保存後の明度差を下記方法により測定し、この明度差によって変色度合いを評価した。保存後の歯磨き組成物を透明で内容量が3cm×3cm×1cmのケース(AS ONE社、PS CASE No.1)に、いっぱいになるように詰める。そのケースと共に、CASMATCH(大日本印刷製)が同視野に入るようにし、白紙の上で撮影を行った。撮影条件はリングライト一様照明の下、一定のシャッター速度、しぼり、焦点距離で行った。撮影した画像をADOBE PHOTOSHOPにてCASMATCHを基準に用いて色補正後、ImageJ(NIH)にて被測定部位のRGBを定量化し、50℃、1ヶ月保存品の明度と製造直後(初期)の明度の差異を下記式(I)で求め変色度とした。
変色度=[([初期のR]-[50℃、1ヶ月保存後のR])
+([初期のG]-[50℃、1ヶ月保存後のG])
+([初期のB]-[50℃、1ヶ月保存後のB])]/3 (I)
<味の評価法>
歯磨き組成物A、B及びCの香味について、6名のパネラーにより、下記の3段階の基準で味の評価を行い、その平均値で示した。
評価基準
1:渋くない
2:あまり渋くない
3:渋い
Figure 2009173572
表2から明らかなように、カテキン類とカテキン類と水不溶性の複合体を形成するポリマーを含むハイドロゲル粒子、モノフルオロリン酸塩、および粘結剤含有する歯磨き組成物Aは、モノフルオロリン酸塩を含有しない歯磨き組成物B、もしくは茶カテキンをそのまま含有する歯磨き組成物Cに比べ、顕著に変色が抑制され、味も優れていた。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)カテキン類及びカテキン類と水不溶性の複合体を形成する水溶性ポリマー(以下ポリマーAという)を含むハイドロゲル粒子
    (B)モノフルオロリン酸又はその塩
    (C)粘結剤
    を含有する歯磨き組成物。
  2. ポリマーAがポリビニルピロリドンである請求項1記載の歯磨き組成物。
  3. 粘結剤が、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキプロピルセルロース、ペクチン、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸ナトリウム及びメトキシエチレン無水マレイン酸共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2記載の歯磨き組成物。
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