JP3442947B2 - 刈刃装置の分草ガイド - Google Patents

刈刃装置の分草ガイド

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は刈刃装置における
最外側の刃の外側方に設けられた未刈り地側の穀稈が刈
刃に接触するのを防止するように外方に案内する刈刃装
置の分草ガイドに関する。 【0002】 【従来の技術】従来コンバインの前処理部には、上刃と
下刃をスライド自在に重ね合わせて保持し、左右逆方向
に各別に摺接駆動せしめて穀稈切断を行う刈刃装置と、
各刈刃の最外側の刃の上方位置に、該最外側の刃の外側
方に未刈り地側の穀稈を案内する分草ガイドとが設けら
れていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし上記分草ガイド
は刈刃の後方にまで延出したプレート状の形状をなして
おり、刈刃装置上や刈刃装置と分草ガイドとの間に泥や
切れわら等の堆積が発生し、刈刃性能が低下したり、搬
送乱れが発生する等の欠点があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の刈刃装置の分草ガイドは、上刃17と下刃
19をスライド自在に重ね合わせて保持し、少なくとも
一方の刃を摺接駆動せしめて穀稈切断を行う刈刃装置1
1を設け、最外側の刃の外側方に刈取作業に際し未刈り
地側の穀稈が刈刃17,19に接触するのを防止すべく
外方に案内する分草ガイド36bを設けたコンバインの
前処理部において、上記分草ガイド36bの少なくとも
後半部を、外側端が上下刃17,19の外側死点の外側
に位置する棒状のガイド杆37で形成し、該ガイド杆3
7の後半部上方に刈刃装置11上の堆積物を外部側方に
放出せしめる放出空間39を形成してなることを特徴と
している。 【0005】 【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明の1実施
形態について説明する。図1は本発明を応用したコンバ
インの前処理部の側面図である。機体1の前方には上下
揺動自在に前処理部3が設けられており、該前処理部3
の正面下端に複数のデバイダ7が、左右方向に横設され
た伝動ケース4側に取り付けられた略全幅に亘って横設
される横フレーム6から前方に突設された複数本のディ
バイダフレーム5に取り付けられて設けられている。そ
して該デバイダ7の後方からは複数の引起しケース9が
斜設されており、さらに上記引起しケース9の下端後方
には、刈取装置11がディバイダフレーム5に取り付け
られて左右方向に設けられている。 【0006】上記刈取装置11は、図2〜図4に示され
るように側面視でL字型をなす略全幅にわたるプレート
状の受刃台15上に上刃17と下刃19とが上下に重ね
られて、保持部41によって各左右摺動自在に保持され
て構成されており、上記受刃台15が後述するようにデ
ィバイダフレーム5に取り付けられて、前処理部3側に
取り付けられている。このとき上記上刃17と下刃19
はともに多数の刃が直線上に並ぶように1本の上下ナイ
フバー21,23の下面又は上面に皿ボルト又はリベッ
ト等の固着具20により一体的に固定されており、形状
構成は共に略同一のものとなっている。 【0007】次に刈取装置11のディバイダフレーム5
への取付構造について説明する。上記横フレーム6には
左右両端のディバイダフレーム5の下方位置で側面視で
略長方形形状をなすプレート状の取付ベース26が後方
下向きに(後傾して)固定されており、該取付ベース2
6に設けられた上下方向の長孔27にはヘッド28a付
きの回動軸28を介して支持部材29が上下揺動自在に
支持されている。このとき上記長孔27の長手方向は後
述する刈刃装置11の高さ変更方向と平行に形成されて
いる。 【0008】また上記長孔27は上方の孔27aの径と
下方の孔27bの径が異なっており、一方(本実施形態
では上方)の孔27aの径が上記回転軸28のヘッド2
8aを挿脱することができる程度の大きさとなっている
とともに、他方(本実施形態では下方)の孔27bの径
が上記ヘッド28aの挿脱が不可能な大きさとなってい
る。なお孔27aと孔27bとの連結孔27cもヘッド
28aの挿脱が不可能となっている。そして上記支持部
材29には上記受刃台15が固定されており、図3に示
されるように上記刈刃装置11が横フレーム6に上下揺
動自在に支持される。 【0009】一方各ディバイダフレーム5には下方に固
定ブラケット31が固着されており、図4(a),
(b)に示されるように刈刃装置11は受刃台15にお
けるディバイダフレーム5(固定ブラケット31)と相
対する部分が固定ブラケット31にボルト32,ナット
33及びカラー34を介して固定されてディバイダフレ
ーム5に位置決め固定されるが、刈刃装置11の位置
(圃場に対する高さ)は図4(a)に示されるようにカ
ラー34を受刃台15の下面とボルト32との間に位置
させることで圃場に対して刈刃装置11が比較的上方に
位置する上セット位置と、図4(b)に示されるように
カラー34を受刃台15の上面と固定ブラケット31と
の間に位置させることで圃場に対して刈刃装置11が比
較的下方に位置する下セット位置とをカラー34の取り
付け方法によって選択的に切り換える(高さ変更を行
う)ことができる。 【0010】このように構成された刈刃装置11は、後
方に突出したナイフヘッド(図示しない)を介して一対
のベルクランクによって構成された後方のクランク機構
35(図1参照)に接続されており、該クランク機構3
5は従来同様伝動ケース4の端部からリンク機構30
(図1参照)を介して駆動力を得て揺動し、前記ベルク
ランクを介して上刃17と下刃19をそれぞれ逆方向へ
スライド駆動せしめている。このとき上刃17と下刃1
9は半ピッチ変位した状態を始動待機位置として保持さ
れ、クランク機構35によって相互に逆方向へ1/4ピ
ッチづつスライド駆動し、穀稈の刈り取りを行う。 【0011】一方刈刃装置11の駆動する上刃17及び
下刃19の最側端の前方には、図2,図3に示すよう
に、分草ガイド36a,36bがデバイダフレーム5の
下側に取付られている。該分草ガイド36a,36bは
デバイダフレーム5の外側及び内側にそれぞれ設けら
れ、コンバインの進行とともに穀稈を外側及び内側へ案
内する。そして内側の分草ガイド36aは側面形状が三
角形で後方が内側方向へ傾斜して屈曲したプレートで形
成されており、上下刃17,19の最側端の内側死点
(上下刃17,19が最側端まで移動して折り返す時点
で瞬間的に停止する死点の内側の死点)まで穀稈を案内
する。 【0012】また外側の分草ガイド36bは、駆動する
上下刃17,19の外側死点(上記死点の外側の死点)
のさらに外側に位置しており、穀稈を刈刃装置11の無
い外側へ案内し、穀稈と刈刃(上下刃17,19)との
接触を防いでいる。次に分草ガイド36bの構造につい
て詳細に説明する。分草ガイド36bは図3に示される
ように側面視で略V字状に屈曲した棒状のガイド杆37
と、該ガイド杆37の一端部分から屈曲部分より該端部
側に至って取り付けられた補強プレート38によって構
成されており、ディバイダフレーム5に外方に突設する
ように固定された補強板40に下方に突出するように固
定されている。 【0013】このときガイド杆37の外側面(棒状のた
め外側端)は上記のように上下刃17,19の外側死点
の外側に位置しており、また後端は側面視において刈刃
17,19の略中間位置(刃部後端位置)にまで延出し
ている。なお分草ガイド36bは補強プレートの後方、
つまり後半部上方は開放して放出空間39を形成してお
り、上刃17及び下刃19の端部側方は上記放出空間3
9となっている。 【0014】以上に示される分草ガイド36bの構造に
より、穀稈は分草ガイド36bの刃部後端位置にまで延
出したガイド杆37によって確実に刈刃17,19の切
断部分より後方に案内され、刈取作業に際し未刈り地側
の穀稈が刈刃17,19に接触することを防止し、上記
穀稈が誤って刈り取られることがない。また分草ガイド
36bにおける刈刃機構11の側方部分は放出空間39
によって開放されているため、従来のように刈刃装置1
1上や分草ガイド36bと刈刃装置11部分との間に泥
等が溜まることが無く、刈取性能の低下や搬送乱れ等が
発生しない。このとき前述のように取付ベース26が後
傾して取り付けられ、刈取部下方に大きく突出しないよ
うに構成されているため、取付ベース26部分への泥詰
まり等も防止されている。 【0015】また固定ブラケット31と受刃台15との
固定を解除することで、刈刃装置11を横フレーム6に
対して支持部材29を介して揺動自在な状態でディバイ
ダフレーム5から取り外すことができるが、長孔27の
長手方向が上記刈刃装置11の高さ変更方向と平行とな
っているとともに、回動軸28を長孔27の下方側に移
動させることで回動軸28のヘッド28aが長孔27か
ら抜けないため、刈刃装置11は前処理部3から完全に
外れる(分離する)こと無く上記高さ変更方向に平行移
動することができる。 【0016】これにより刈刃装置11の高さ変更時に刈
刃装置11を前処理部3から完全に分離させる必要が無
く、高さ変更を容易に行うことができるだけでなく、さ
らに刈刃の交換等の刈刃装置11のメンテナンス時にも
固定ブラケット31と受刃台15との固定を解除した後
回動軸28を長孔27の下方側に移動させることで図3
に示されるように刈刃装置11が前処理部3から外れる
ことなく下方の孔27cで横フレーム6に揺動自在に支
持され整備性が向上する。なお回動軸28を長孔27の
上方側に移動させ、ヘッド28aを長孔27の上方側の
孔27aから抜くことで刈刃装置11を前処理部3から
容易に取り外すこともできる。 【0017】 【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、刈取作業に際し未刈り地側の穀稈が分草ガイド
を構成するガイド杆によって刈刃装置の刃部より後方に
案内され、誤って刈り取られることがないという利点の
他、分草ガイドにおける刈刃装置の側方部分が放出空間
により開放されているため、刈刃装置上や分草ガイドと
刈刃装置部分との間の泥等が外部側方に放出され溜まる
ことが無く、刈取性能の低下や搬送乱れ等が発生しない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】コンバイン前方の要部側面図である。 【図2】刈取装置部分の要部平面図である。 【図3】刈取装置部分の要部側面図及び背面部分断面図
である。 【図4】(a),(b)は刈取装置の受刃台への取り付
け状態を示す要部側面図である。 【符号の説明】 17 上刃 19 下刃 11 刈刃装置 39b 分草ガイド 37 ガイド杆 39 放出空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 63/00 - 63/04 A01D 57/00 - 57/24

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上刃(17)と下刃(19)をスライド
    自在に重ね合わせて保持し、少なくとも一方の刃を摺接
    駆動せしめて穀稈切断を行う刈刃装置(11)を設け、
    最外側の刃の外側方に刈取作業に際し未刈り地側の穀稈
    が刈刃(17),(19)に接触するのを防止すべく外
    方に案内する分草ガイド(36b)を設けたコンバイン
    の前処理部において、上記分草ガイド(36b)の少な
    くとも後半部を、外側端が上下刃(17),(19)の
    外側死点の外側に位置する棒状のガイド杆(37)で形
    成し、該ガイド杆(37)の後半部上方に刈刃装置(1
    1)上の堆積物を外部側方に放出せしめる放出空間(3
    9)を形成してなる刈刃装置の分草ガイド。
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