JP3442618B2 - 多方向スイッチ - Google Patents

多方向スイッチ

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JP3442618B2
JP3442618B2 JP17311097A JP17311097A JP3442618B2 JP 3442618 B2 JP3442618 B2 JP 3442618B2 JP 17311097 A JP17311097 A JP 17311097A JP 17311097 A JP17311097 A JP 17311097A JP 3442618 B2 JP3442618 B2 JP 3442618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ゲーム装置等
に主として用いられる多方向スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多方向スイッチとしては、実開平
4−76228号公報において掲載されているように、
縦方向キートップ部材と横方向キートップ部材とが一体
成形されたキートップ部材を有したものがある(以下、
この多方向スイッチを「第1の多方向スイッチ」と呼
ぶ。)。また、別の従来の多方向スイッチとしては、実
開平6−68272号公報において掲載されているよう
に、縦方向キートップ部材と横方向キートップ部材とが
別々の部材として形成され、それらを組合せてなるキー
トップ部材を有したものがある(以下、この多方向スイ
ッチを「第2の多方向スイッチ」と呼ぶ。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第1の多方向スイッチにおいては、操作者が押圧操作す
るキートップ部は、上下方向を操作するための縦方向キ
ートップ部材と、左右方向を操作するための横方向キー
トップ部材とが一体成形されているため、操作者が例え
ば、上方向のキー部を押圧している状態から、右方向の
キー部を押圧する場合には、上方向のキー部が押圧され
ている段階で既に右方向のキー部も若干押圧されている
ため、右方向のキー部の押圧段階へ移行する際のいわゆ
るクリック感が少なかった。よって、良好な操作感が得
られなかった。
【0004】また、従来の第2の多方向スイッチにおい
ては、縦方向キートップ部材と横方向キートップ部材と
が別々の部材として形成され、その内、縦方向キートッ
プ部材は、中心から離れた位置に形成された突起部で支
持されている。このため、この縦方向キートップ部材の
全体に上方向から力が加えられた場合に、縦方向キート
ップ部材の下に位置されている横方向キートップ部材ま
でのクリアランス(隙間)の分だけ、縦方向キートップ
部材の全体が沈み込んでしまう。したがって、次に縦方
向キートップ部材のいずれかの方向のキー部のみを押圧
しても、いわゆるクリック感が少なかった。よって、良
好な操作感が得られなかった。更に、縦方向キートップ
部材は、中心から離れた位置に形成された突起部で支持
されているため、中心における上からの押しに弱い。
【0005】本発明の主たる目的は、操作感の向上を図
った多方向スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の多方向スイッチは、キートップ部材が、第
1のキートップ部材と、これと別体の第2のキートップ
部材とを有した多方向スイッチであって、第1のキート
ップ部材と第2のキートップ部材とが相互に交わる位置
に、第1のキートップ部材は、その下面側に突設された
第1の凸部を有し、且つ、第2のキートップ部材は、
1のキートップ部材が嵌まり込む凹部を有しており、前
記第2のキートップ部材の凹部には、前記第1のキート
ップ部材の第1の凸部が挿入される貫通孔である透孔部
と、この透孔部の下側の開口縁部の両側から下方に向け
て各々突出する第2の凸部とが設けられており、前記第
2のキートップ部材には、略コ字状の撓み防止部材が第
1のキートップ部材を跨ぎ、且つ当接するように取り付
けられていることを特徴としている。
【0007】したがって、本発明の多方向スイッチは、
第1のキートップ部材と第2のキートップ部材とが相互
に交わる位置(つまり、通常この位置は、多方向スイッ
チの中心付近である)に、第1のキートップ部材が、そ
の下面側に突設された第1の凸部によって支持される。
また、第2のキートップ部材も、その下面側に突設され
た第2の凸部によって支持される。また、本発明の多方
向スイッチは、第2のキートップ部材に対して撓み防止
部材を設けたため、この第2のキートップ部材の撓みが
防止される。
【0008】また、前記第1及び/又は第2の凸部の先
端部が曲面状にされていることを特徴としている。この
手段によって、本発明の多方向スイッチは、第1のキー
トップ部材または/および第2のキートップ部材が前記
曲面に沿って滑らかに傾斜する。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多方向スイッ
チをテレビゲーム装置の一部として実施した場合の多方
向スイッチが設けられている部分、つまり通常、テレビ
ゲーム装置では多方向スイッチが左手親指で操作される
ため、多方向スイッチが設けられているテレビゲーム装
置の左側部分の実施の形態について、図1〜図9を参照
しつつ説明する。
【0011】図1は本発明に係る多方向スイッチの一部
をなす縦方向キートップ部材と横方向キートップ部材と
撓み防止部材とを示す分解斜視図、図2は本発明に係る
縦方向キートップ部材を示す図で、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、図3は本発明に係る
横方向キートップ部材を示す図で、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、図4は本発明に係る
多方向スイッチの一部をなす横方向キートップ部材と縦
方向キートップ部材と撓み防止部材とを組み合わせた状
態を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は底面図、図5は本発明に係る多方向スイッチの
カバー部を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面
図、(C)は底面図、図6は本発明に係る多方向スイッ
チのクリックラバー部を示す図で、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、図7は多方向スイッ
チの基板部を示す平面図、図8は本発明に係る多方向ス
イッチのボトムケース部を示す図で(A)は平面図、
(B)は正面図、図9は本発明に係る多方向スイッチの
正面図である。
【0012】本発明に係る多方向スイッチαは、図1や
図9等に示されるように、第1のキートップ部材として
の縦方向キートップ部材100と、第2のキートップ部
材としての横方向キートップ部材200と、撓み防止部
材300と、これらの上部側から位置されるカバー部4
00と、縦方向キートップ部材100と横方向キートッ
プ部材200との下部に位置されるクリックラバー部5
00と、クリックラバー部500の下部に位置される基
板部600と、基板部600の下部に位置されるボトム
ケース部700とを有している。
【0013】縦方向キートップ部材100は、図2に示
されるように、2つの略円柱形状のキー部110、11
0と、これらのキー部110、110の底面側を相互に
連結する略角柱状の連結部120と、この連結部120
の下面側に突設された第1の凸部としての凸部121
と、連結部120の延長線上であって、キー部110、
110の外縁部に突設された抜け防止凸部130、13
0とを有している。尚、凸部121は、先端側が曲面を
有している。キー部110は、その上縁部がテーパとし
ての曲面を有している。
【0014】横方向キートップ部材200は、図3に示
されるように、2つの略円柱形状のキー部210、21
0(形状は110と同じ)と、これらのキー部210、
210の底面側を湾曲部220aを介して相互に連結す
る連結部220と、この連結部220の中央部に設けら
れた略方形状の開口を有した透孔部222と、連結部2
20の中央部下面側であって、透孔部222の両側(横
方向キートップ部材200の長手方向に直交する位置の
両側)に突設された第2の凸部としての凸部221、2
21と、連結部220の上面側であってキー部210、
210側に形成された撓み防止部材300を挿入するた
めの穴部223、223と、連結部220の(湾曲部2
20aを除いた)上部部分の延長線上であって、キー部
210、210の外縁部に突設された抜け防止凸部23
0、230とを有している。
【0015】尚、連結部220の凸部221、221
は、先端側が曲面を有している。連結部220の湾曲部
220aの上部側に位置する凹状空間部分220bの幅
y1〔図3(B)参照〕は、前記縦方向キートップ部材
100の連結部120の幅x1〔図2(A)参照〕より
もやや広く設定されている。透孔部222の開口は、縦
方向キートップ部材100の凸部121が余裕をもって
挿入されうる大きさに形成されている。連結部220の
凸部221の高さとその上部に位置する連結部220の
高さの合算値y2〔図3(B)参照〕は、縦方向キート
ップ部材100の凸部121の高さx2〔図2(B)参
照〕よりも小さく設定されている。横方向キートップ部
材200は、その高さy3(つまり、キー部210の上
面側から凸部221の先端側までの垂直距離)〔図3
(B)参照〕が、縦方向キートップ部材100の高さx
3(つまり、キー部110の上面側から凸部121の先
端側までの垂直距離)〔図2(B)参照〕と同じに形成
されている。
【0016】撓み防止部材300は、図1に示されるよ
うに、略コ字状に形成されている。その材質は金属が好
ましい。
【0017】カバー部400は、図5に示されるよう
に、多方向スイッチαの上側のハウジングであり、天面
部401と、この天面部401の下面側に突設された円
柱状の支柱部402、402、402、402と、天面
部401の下面側であって支柱部402、402、40
2、402よりも内側に略角筒状に突設されたクリック
ラバー押え用枠部403とを有している。
【0018】尚、天面部401は、4つの略楕円形の透
孔部410、410、410、410が設けられてい
る。この透孔部410、410、410、410の大き
さおよび間隔は、横方向キートップ部材100のキー部
110、110の先端側と縦方向キートップ部材200
のキー部210、210の先端側とがそれぞれ挿入され
うる大きさおよび間隔であり、且つキー部110、11
0、210、210の先端側が押圧された後に、後述の
クリックラバー部500によって再び押し戻された際に
透孔部410、410、410、410の外縁部に引っ
掛からないような大きさおよび間隔に設定されている。
【0019】また、支柱部402は、その高さa1が、
クリックラバー押え用枠部403の高さa2と、後述の
クリックラバー部500の底面部500aの厚みb1
〔図6(B)参照〕とを合算した値(a2+b1)より
もやや低くなるように形成されている。つまり、カバー
部400の下面側に後述の基板部600が設置された際
に、この基板部600の上面側と、クリックラバー押え
用枠部403の下面側の間隔a3が、後述のクリックラ
バー部500の底面部500aの厚みb1よりもやや小
さくなっている(よって、その間隔a3にクリックラバ
ー部500の底面部500aが圧接固定されることにな
る。)。また、支柱部402は、その下面側からネジ穴
402aが形成されている。
【0020】クリックラバー部500は、図6に示され
るように、1枚の略方形状の絶縁性を有したゴム製シー
トである。このクリックラバー部500は、キー部11
0、110、210、210を押圧した際にクリック感
を出すためのものである。クリックラバー部500は、
その上部に4つのクリック凸部501、501、50
1、501が形成されている。クリック凸部501、5
01、501、501は、縦方向キートップ部材100
のキー部110、110の下面と、横方向キートップ部
材200のキー部210、210の下面とが接触しうる
位置に設けられている。
【0021】尚、クリック凸部501、501、50
1、501の下面側には、略円形シート状の導電性ゴム
511、511、511、511が接着固定されてい
る。この導電性ゴム511の下面位置は、クリックラバ
ー部500の底面部500aの下面位置よりも上に設定
されている。また、クリック凸部501、501、50
1、501の下面側には、その周囲に向かって複数の浅
溝部520が形成されている。この浅溝部520は、ク
リック凸部501が押圧された際に、その下面側の空気
を周囲に抜くためのものである。クリックラバー部50
0の中心部には、縦方向キートップ部材100の凸部1
21と、横方向キートップ部材200の凸部221、2
21とが少なくとも挿入されうる大きさの透孔部530
が設けられている。
【0022】基板部600は、その上面に、図示しない
スイッチパターンとそれに連なる回路パターン等が形成
されており、その回路パターンから図9において図示し
ていないテレビゲーム装置の右側部分の所定の位置まで
図示しない配線材によって接続されている。また、基板
部600は、その四隅にネジ孔600a、600a、6
00a、600aが設けられている。
【0023】ボトムケース部700は、図8に示される
ように、カバー部400に対応した下側のハウジングで
ある。その上面側には、カバー部400の支柱部40
2、402、402、402の下面側の位置に突設され
た基板支持柱部702、702、702、702と、こ
れら基板支持柱部702、702、702、702の内
側であってクリックラバー部500のクリック凸部50
1、501、501、501の下面側の位置に突設され
た基板中心支持柱部703とを有している。基板支持柱
部702は、ネジ孔702a、702a、702a、7
02aが形成されている。これら基板支持柱部702、
702、702、702および基板中心支持柱部703
の上面位置から、ボトムケース部700の上面位置まで
の間隔c1は、基板部600の厚みが納まるように設定
されている。
【0024】以上のような構成部品で形成された多方向
スイッチαの組立方法を説明する。先ず、図1に示され
るように、横方向キートップ部材200の透孔部222
に対して、縦方向キートップ部材100の凸部121を
挿入する。次に、撓み防止部材300を横方向キートッ
プ部材200の穴部223、223に対して挿入する。
その際、撓み防止部材300は、図示しない接着剤等の
固定手段を用いて、横方向キートップ部材200に固定
される。この段階における状態が図4に示されている。
【0025】この図4に示されているように、この状態
で、撓み防止部材300は、横方向キートップ部材20
0の2つのキー部210、210が同時押しされても、
横方向キートップ部材200に撓みが起きにくいように
機能する。また、図4(B)等でわかるように、この状
態で、縦方向キートップ部材100は、そのキー部11
0を押圧すると、縦方向キートップ部材100の凸部1
21を支点として、シーソーのように滑らかに揺動可能
となっている。横方向キートップ部材200も、そのキ
ー部210を押圧すると、横方向キートップ部材200
の凸部221、221を支点として、シーソーのように
滑らかに揺動可能となっている。
【0026】次に、この縦方向キートップ部材100と
横方向キートップ部材200と撓み防止部材300とを
組み合わせたものを、カバー部400の下面側からセッ
トする。よって、カバー部400の天面部401に設け
られている透孔部410、410、410、410か
ら、キー部110、110、210、210の先端側が
露出する。この際、縦方向キートップ部材100の抜け
防止凸部130、130と、横方向キートップ部材20
0の抜け防止凸部230、230とは、透孔部410、
410、410、410の下面側縁部に当接する。
【0027】次に、縦方向キートップ部材100のキー
部110、110の下面側と横方向キートップ部材20
0のキー部210、210の下面側に対して、クリック
ラバー部500のクリック凸部501、501、50
1、501の上面側を当接させる。この際、クリックラ
バー部500の上面側周囲は、カバー部400のクリッ
クラバー押え用枠部403の下面に当接される。
【0028】次に、図9に示されるように、クリックラ
バー部500の底面側に対して、基板部600の上面側
を当接させつつ、ボトムケース部700をカバー部40
0に対して当接させる。それと共に、図示しないネジを
ネジ孔702a、ネジ孔600aを介してネジ穴402
aに螺入されることによって、カバー部400と基板部
600とボトムケース部700とが相互に固定される。
以上で多方向スイッチαの組立が完了する。
【0029】尚、この状態では、クリックラバー押え用
枠部403の下面側と基板部600の上面側との間で、
クリックラバー部500は圧接固定されている。また、
クリックラバー部500は、その上部に位置される縦方
向キートップ部材100のキー部110、110と横方
向キートップ部材200のキー部210、210とを支
持している。
【0030】したがって、縦方向キートップ部材100
のキー部110、110と横方向キートップ部材200
のキー部210、210との内のいずれかのキー部を押
圧すると、クリックラバー部500のクリック凸部50
1が変形され、クリック感を操作者に対して与えるとと
もに導電性ゴム511が図示しないスイッチパターンに
接触して、スイッチオンとなる。また、押圧を解除する
と、クリック凸部501が元の形状に戻って、導電性ゴ
ム511と図示しないスイッチパターンとが離れ、スイ
ッチオフとなる。
【0031】また、縦方向キートップ部材100は、そ
の支持部として機能する凸部121が縦方向キートップ
部材100の中心部の下部側に設けられているので、2
つのキー部110、110を同時押ししようとしても撓
みにくい。横方向キートップ部材200も、その支持部
として機能する凸部221、221が横方向キートップ
部材200中心部付近の下部側に設けられており、且つ
撓み防止部材300が設けられているので、2つのキー
部210、210を同時押ししようとしても撓みにく
い。更に、縦方向キートップ部材100の凸部121
と、横方向キートップ部材200の凸部221、221
とは、互いに上下方向に重なって設けられているのでは
ないため、キー部110、110、210、210を同
時押ししようとしても、縦方向キートップ部材100や
横方向キートップ部材200が沈み込むことはない。
【0032】したがって、2つのキー部110、110
の同時押し、若しくはキー部210、210の同時押
し、または、4つのキー部110、110、210、2
10の同時押しが試みられた後に(実際には上記同時押
しはできないのであるが)、4つのキー部110、11
0、210、210の内のいずれか1つのキー部または
2つのキー部110、210(つまりいわゆる斜め押し
となる)が押圧されても、いわゆるクリック感を確実に
得られる。よって、多方向スイッチαの操作感が良好で
ある。また、操作者は、2つのキー部110、110の
同時押し、若しくはキー部210、210の同時押し、
または、4つのキー部110、110、210、210
の同時押しが出来ないので、希望の方向のキー部を確実
に操作できる。
【0033】尚、以上の構成において、縦方向キートッ
プ部材100の構造を横方向キートップ部材の構造にす
るとともに、横方向キートップ部材200の構造を縦方
向キートップ部材の構造にしてもよい。また、縦方向キ
ートップ部材100と横方向キートップ部材200と
は、直交するように形成するのではなく、例えばX状に
なるように形成してもよい。また、キー部110の形状
等を初め、多方向スイッチαの中に登場した形状・固定
手段等は、単に例示であり、上述のものに限定されない
ことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多方向ス
イッチは、キートップ部材が、第1のキートップ部材
と、これと別体の第2のキートップ部材とを有した多方
向スイッチであって、第1のキートップ部材と第2のキ
ートップ部材とが相互に交わる位置に、第1のキートッ
プ部材は、その下面側に突設された第1の凸部を有し、
且つ、第2のキートップ部材は、第1のキートップ部材
が嵌まり込む凹部を有しており、前記第2のキートップ
部材の凹部には、前記第1のキートップ部材の第1の凸
部が挿入される貫通孔である透孔部と、この透孔部の下
側の開口縁部の両側から下方に向けて各々突出する第2
の凸部とが設けられており、前記第2のキートップ部材
には、略コ字状の撓み防止部材が第1のキートップ部材
を跨ぎ、且つ当接するように取り付けられていることを
特徴としている。
【0035】したがって、この手段によって、本発明の
多方向スイッチは、第1のキートップ部材と第2のキー
トップ部材とが相互に交わる位置(つまり、通常この位
置は、多方向スイッチの中心付近である)に、第1のキ
ートップ部材が、その下面側に突設された第1の凸部に
よって支持される。また、第2のキートップ部材も、そ
の下面側に突設された第2の凸部によって支持される。
よって、多方向スイッチの第1のキートップ部材のキー
部同士または第2のキートップ部材のキー部同士を同時
押ししようとしても撓みにくい。つまり、いわゆるキー
の同時押しを防止でき、操作者が希望の方向のキー部を
確実に操作できる。また、同時押しされかかった後に、
いずれのキー部を押圧した時でも、クリック感を確実に
感じることができる。よって、多方向スイッチの操作感
が良好である。更に、第1のキートップ部材も第2のキ
ートップ部材も、通常その中心付近にそれぞれ凸部が設
けられるので、中心における上からの押しに強い。
【0036】また、本発明の多方向スイッチは、第2の
キートップ部材に対して撓み防止部材を設けたため、こ
の第2のキートップ部材の撓みが防止される。したがっ
て、多方向スイッチのキー部を同時押ししようとしても
更に撓みにくい。つまり、キーの同時押しを防止でき、
操作者が希望の方向のキー部を確実に操作できる。ま
た、同時押しされかかった後に、いずれのキー部を押圧
した時でも、クリック感を更に確実に感じることができ
る。よって、多方向スイッチの操作感が更に良好であ
る。
【0037】また、前記第1及び/又は第2の凸部の先
端部が曲面状にされていることを特徴としている。この
手段によって、本発明の多方向スイッチは、第1のキー
トップ部材または/および第2のキートップ部材が前記
曲面に沿って滑らかに傾斜する。したがって、スムーズ
なキー操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多方向スイッチの一部をなす縦方
向キートップ部材と横方向キートップ部材と撓み防止部
材とを示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る縦方向キートップ部材を示す図
で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図
である。
【図3】本発明に係る横方向キートップ部材を示す図
で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図
である。
【図4】本発明に係る多方向スイッチの一部をなす横方
向キートップ部材と縦方向キートップ部材と撓み防止部
材とを組み合わせた状態を示す図で、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図5】本発明に係る多方向スイッチのカバー部を示す
図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面
図である。
【図6】本発明に係る多方向スイッチのクリックラバー
部を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は底面図である。
【図7】本発明に係る多方向スイッチの基板部を示す平
面図である。
【図8】本発明に係る多方向スイッチのボトムケース部
を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図9】本発明に係る多方向スイッチの正面図である。
【符号の説明】
100 縦方向キートップ部材(第1のキートップ部
材) 121 凸部(第1の凸部) 200 横方向キートップ部材(第2のキートップ部
材) 221 凸部(第2の凸部) 222 透孔部 223 穴部 300 撓み防止部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップ部材が、第1のキートップ部
    材と、これと別体の第2のキートップ部材とを有した多
    方向スイッチにおいて、第1のキートップ部材と第2の
    キートップ部材とが相互に交わる位置に、第1のキート
    ップ部材は、その下面側に突設された第1の凸部を有
    し、且つ、第2のキートップ部材は、第1のキートップ
    部材が嵌まり込む凹部を有しており、前記第2のキート
    ップ部材の凹部には、前記第1のキートップ部材の第1
    の凸部が挿入される貫通孔である透孔部と、この透孔部
    の下側の開口縁部の両側から下方に向けて各々突出する
    第2の凸部とが設けられており、前記第2のキートップ
    部材には、略コ字状の撓み防止部材が第1のキートップ
    部材を跨ぎ、且つ当接するように取り付けられている
    とを特徴とする多方向スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び/又は第2の凸部の先端部
    が曲面状にされていることを特徴とする請求項1記載の
    多方向スイッチ。
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