JP3442555B2 - ポリエステル及びコポリエステルの製法 - Google Patents

ポリエステル及びコポリエステルの製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル及び
コポリエステルの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル及びコポリエステルは、多
数の可能な変体にわたり、脂肪族系から完全芳香族系ま
で拡大しうるその構造に関係なく、一般に2段階方法に
より製造される。第1段階では、特に、ジカルボン酸エ
ステルのエステル交換によって、又は過剰のジアルコー
ルでのジカルボン酸のエステル化によって、重縮合すべ
きエステル又はオリゴエステルの混合物から生じるポリ
エステル前縮合物が製造され、その平均相対分子量は、
出発化合物のモル比に応じて、通例100〜2000で
あり得る。場合により所望される分枝変態化のために、
限定量の高級官能性出発成分、例えば、グリセリン、ペ
ンタエリスリット及びトリメリット酸を使用することも
できる。第1段階のための当量的方法は、ジカルボン酸
クロリドとジオールとの反応、ジカルボン酸へのエチレ
ンオキシドの付加、無水物とジアルコールとのエステル
交換、無水物とエポキシドとの反応及びジカルボン酸又
はジカルボン酸エステルとジオールのジアセテートとの
反応である。第2反応段階は、本来の重縮合であり、そ
の際、アルコール及び/又は水の離脱下に、ポリエステ
ル又はコポリエステルの所望の高分子量が達成されなけ
ればならない。重縮合は、真空の設定、不活性ガスの導
入及び反応温度の上昇と共に、特に、特殊な重縮合触媒
によって、促進される。
【0003】薄膜生成性及び繊維生成性ポリエステルの
製造のために、重縮合反応の促進のための多数の重縮合
触媒がすでに提案されている。多数の特許に挙げられた
大多数の化合物は、不十分な触媒活性又は他の欠点を有
するので、工業技術においては、殆んど排他的に、Sb
23が、重縮合触媒として一般に使用されてきた。残念
ながら、この触媒は、最近、環境政策上の疑念に突き当
たり、従って、その代替物が一般に望ましく思われる。
【0004】Sb23の代替触媒を製造する試みが繰り
返し行なわれている。特に、アルコキシチタネート、詳
しくはテトラブチルチタネートがすでに提案されたが、
この際、この化合物は、エステル交換のため(特公昭
(JA−PS)49−11474号明細書)だけか、エ
ステル交換及び重縮合のため(特開昭(JA−OS)5
2−86496号明細書)だけにか、又は重縮合(特開
昭(JA−OS)55−23136号明細書)のために
だけに使用された。それというのも、それは両方の段階
に触媒的に有効であるからである。チタン化合物の使用
は、重縮合されたポリエステルでの変色を惹起するの
で、特公昭(JA−OS)53−106792号に依れ
ば、チタン化合物を、種々の有機物質、例えばアミンで
予備処理すること、又は他の重縮合触媒、特にSb23
と組合せること(特開昭(JA−OS)53−1095
97号明細書)が必要である。
【0005】西ドイツ国特許(DEP)第947517
号明細書から、ポリエチレンテレフタレートの製造のた
めに、金属酸化物、例えば、酸化亜鉛、三酸化硼素、酸
化鉛及び二酸化チタンを重縮合触媒として使用すること
が公知である。しかしこれらの金属酸化物での重縮合時
間は、極度に長く、かつそこでの実施例に依ると、7〜
14時間かかる。この理由から、ベルギー国特許(BE
P)第619210号明細書では、TiO2を使用する
そこでのポリエステルの製造のために、他の重縮合触媒
としてSb23が使用され(例1参照)ており、それに
よって、重縮合の速さが非常に高まる。これらの事情か
ら、重縮合触媒としてSb23又はチタンテトラブチレ
ートだけで操作することが当然利点をもたらした(ベル
ギー国特許(BEP)第619210号明細書の他の
例、参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリエステ
ル及びコポリエステルの一般的合成のための新規の重縮
合触媒をSb23の代用として提供するという課題を有
し、これは、生態系(Oekosystem)のために
高められた安全性をもたらし、かつ特に、それらSb2
3、TiO2及びチタンテトラブチレートが各々同じ濃
度で有するよりも高い触媒活性を特徴とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、ポリエ
ステル生成性出発成分の重縮合による、ポリエステル及
びコポリエステルの製法であり、ここでは、第1反応段
階で、エステル又はオリゴエステルを製造し、第2反応
段階で、チタン触媒の存在で重縮合させ、この方法は、
エステル又はオリゴエステルの重縮合のための重縮合段
階において、重縮合触媒として、1価又は多価アルコー
ルから生成された相応する金属アルコラートの加水分解
沈殿によって得られた、二酸化チタン−沈殿及び/又は
>90:10モル/モルのTiO2:SiO2からなる組
成を有する二酸化チタン/二酸化珪素−共沈物及び/又
は>95:5モル/モルのTiO2:ZrO2からなる組
成を有する二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−共沈物
を使用することを特徴とする。
【0008】TiO2は、ポリエステルの合成にはよく
ない重縮合触媒であるという事実に基づいて(比較例1
a及び1b、参照)、請求項1に依り使用される二酸化
チタン−沈殿、二酸化チタン−二酸化珪素−共沈物及び
二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−共沈物が、特に糸
生成性の高分子ポリエステル及びコポリエステルの製造
のために、全般に極めて有効な、更にその上、有利な方
法で使用される極めて僅少な使用量での、重縮合触媒で
あることは、意想外であった。
【0009】本発明による使用のために、重縮合触媒と
して、二酸化チタン−沈殿、二酸化チタン/二酸化珪素
−共沈物及び二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−共沈
物を、1〜6個のC−原子を有する1価のアルコールか
ら生成される相応する金属アルコラートの加水分解沈殿
によって得ることは有利である。二酸化チタン−沈殿又
は要求された組成範囲からなる二酸化チタン/二酸化珪
素−共沈物は、相応する二酸化チタン/二酸化ジルコニ
ウム−共沈物と同様に、単独で又は各々他の種類の沈殿
と混合して、又は前記の共沈物の場合には、要求された
組成範囲内での他の組成を有する別個の種類の混合物と
して、重縮合触媒として使用され得る。
【0010】本発明により使用される二酸化チタン−沈
殿、二酸化チタン/二酸化珪素−共沈物及び二酸化チタ
ン/二酸化ジルコニウム−共沈物の製造は、原則的に公
知である(例えば、B.E.Yoldes,J.Non
−Cryst.Solids,38及び39,81(1
980);E.A.Barringer,H.K.Bo
wen,J.Am.Ceram.Soc.,65C19
9(1982);E.A.Barringer,Ph.
D.Thesis,MIT(1982);B.Fegl
ey jr.,E.A.Barringer,H.K.
Bowen,J.Am.Ceram.Soc.,67,
C113(1984)参照)。式:M(OR)m[式中
Mは、所望のオキシド又は混合オキシドに応じて、T
i、Si及びZrを表わし、かつmは整数4を表わす]
の金属アルコキシドから出発し、これを加水分解させ
る。この際、オキシド網状構造は、重合反応によって、
形成される。
【0011】自体公知の方法による金属アルコキシドの
製造のための好適なアルコールは、例えば1価のアルコ
ール、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブ
タノール、イソブチルアルコール、n−アミルアルコー
ル、3−メチル−1−ブタノール、n−ヘキサノール、
2−ヘキサノール、2−ヘプタノール、n−オクタノー
ル及びn−デカノールであり、これらは単独で、又は混
合物として使用され得る。しかし、多価アルコール、例
えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
1,10−デカンジオール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン及びペンタエリスリットを、場合により、1
価のアルコールとの混合物として使用することもでき
る。
【0012】有機金属化合物、二酸化チタン−沈殿の製
造の場合には、例えばチタンテトライソプロピレートを
加水分解させ、この加水分解を様々の方法で行なう。す
なわち、例えば、無水アルコール、例えばエタノール中
に溶かしたチタンテトラアルコキシドを、水又は水性ア
ルコールの添加によって、約20分間から2時間以内
に、0〜50℃で加水分解し得る。しかし、加水分解
は、不溶の純粋なチタンテトラアルコキシドに、水又は
アルコール水溶液を、前記の条件下で滴加させるよう
に、行なうこともできる。しかし、例えば、チタンテト
ラアルコキシド中に、3〜30時間、0〜50℃で、含
湿窒素を導入することによって、加水分解に必要な水
は、ガス相中の水分として含有されていてもよい。ま
た、反応器に装入するのに好適な、グリコール中のTi
2−沈殿の分散液の、いわば“その場での形成”が有
利でありうる。この場合には、不溶の純粋なチタンテト
ラアルコキシドを、加水分解に必要な水量を含有するグ
リコールの添加によって、TiO2−沈殿として、前記
の条件下で、沈殿させることができる。グリコールがよ
り少ない水量を含有する場合には、加水分解を付加的
に、例えば含湿窒素の反応容器への導入によって実施す
ることができる。
【0013】TiO2/SiO2−共沈物及びTiO2
ZrO2−共沈物の製造は、それらの沈殿のために、各
々、チタン及び珪素もしくはチタン及びジルコニウムの
2種のテトラアルコキシドから出発することを除いて、
同様の方法で行なわれ、それらのアルコキシド以外のこ
とは、同じ又は異なっていてよい。室温での本発明によ
り使用される沈殿及び共沈物の製造の有利な態様は、実
験部分Aにおける例1〜6に記載されている。回避すべ
きゲル化は、そこの加水分解条件下で除外され、かつT
iO2及びTi/Si−及びTi/Zr−混合酸化物
(Mischoxide)の均質沈殿が行なわれる。
【0014】本発明による、重縮合触媒として使用され
る沈殿及び共沈物の添加量は、広範囲で変えることがで
き、かつ重縮合すべきエステル又はオリゴエステルに対
して、約5〜500ppmの総量が包含される。従っ
て、それは原則的に、通例約300〜400ppmの量
で重縮合触媒として使用されるSb23の使用の場合に
おけるのと同様の大きさの程度から上であってよい。
【0015】しかしながら、製造されたポリエステル及
びコポリエステルの一定の適用範囲で、良好な色価の達
成に注意すべき場合には、二酸化チタン−沈殿及び/又
は二酸化チタン/二酸化珪素−共沈物及び/又は二酸化
チタン/二酸化ジルコニウム−共沈物を、重縮合すべき
エステル又はオリゴエステルに対して、ほんの10〜1
00ppmの総量で使用するのが有利である。本発明に
より使用される沈殿及び共沈物の高められた触媒活性
は、Sb23の使用の場合よりも著しく少ない添加量の
使用を許し、その際、更に、そうして製造されたポリエ
ステルの場合には、同一の重縮合時間及び完全に受け入
れられるb*−値3.0〜8.0が達成される。このb
*−値範囲は、特に、ポリエチレンテレフタレートの製
造の際に、重縮合触媒としてSb23 400ppmを
使用して同様に得られる値に相応する。本発明により使
用される二酸化チタン−沈殿、二酸化チタン/二酸化珪
素−共沈物及び二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−共
沈物の添加は、殊に、それを、第1反応段階で合成され
たエステル又はオリゴエステル、例えば重縮合すべき1
種又は数種のジカルボン酸のビスグリコールエステル及
び/又は1種又は数種のそのようなビスグリコールエス
テルからなる前縮合物に、その重縮合の前に、5〜20
%のグリコール性懸濁液の形で添加するように、行なわ
れる。しかし、原則的には、すでに第1反応段階中のい
ずれかの時点で、エステル交換の場合には、場合により
1種又は数種のエステル交換触媒と一緒に添加すること
も可能である。第1反応段階でエステル交換の場合に
は、エステル交換触媒を、エステル交換後に、自体公知
の方法で、燐化合物の添加によって遮断することが、時
として、有利でありうる。好適な燐化合物は、例えば、
カルボエトキシ−メチル−ジエチルホスホネート、ジ
(ポリオキシエチレン)−ヒドロキシメチルホスホネー
ト、テトライソプロピル−メチレン−ジホスホネート及
びH3PO4であり、この際、一般に、添加P−濃度30
〜50ppmが十分である。
【0016】本発明により使用される沈殿及び共沈物
は、原則的に、従来、Sb23が重縮合触媒として、ま
た場合により、1種又は数種の他の重縮合触媒と組合せ
て使用された、極めて種々のポリエステル及びコポリエ
ステルの製造のために、重縮合触媒として、通常の反応
条件下で、好適である。また、ポリエステル及びコポリ
エステルの異なる種類には、極めて異なる使用範囲が相
応する。
【0017】本発明により使用される沈殿及び共沈物を
用いて、相対分子量<10000を有するアルキド樹脂
及び飽和ポリエステル樹脂(ヒドロキシポリエステル)
を製造する限りでは、これらは、ラッカー及び塗料中の
バイダーとして使用されうる。この際アルキド樹脂と
は、今日の語法に依れば、ポリカルボン酸及びポリアル
コールからなる油−もしくは脂肪酸変性のポリエステル
並びに、例えばビニル化合物、エポキシド樹脂、シリコ
ーン、ジイソシアネート及び有機金属化合物とのその反
応生成物と解される(“変性”アルキド樹脂)。アルキ
ド樹脂のためのポリカルボン酸として、本質的に、フタ
ル酸、イソフタル酸、マロン酸、コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸、二量化
脂肪酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸、マレイン酸、フマル酸及び防炎目的の、ハロゲン
含有のジカルボン酸、例えば、無水テトラクロルフタル
酸を使用する。ポリオールとして、一般に、グリセリ
ン、ペンタエリスリット、ジペンタエリスリット、トリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、ソルビト
ール及び二官能性ポリオール、例えば、エチレングリコ
ール、1,2−プロピレングリコール、1,3−及び
1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール及びネオペンチルグリコールを使用
する。アルキド樹脂の製造のための第3成分は、長鎖の
脂肪酸、合成脂肪酸であれば、例えば、ペラルゴン酸、
アビエチン酸及び合成脂肪酸混合物(C7〜C9)、又は
殆んど排他的に、その脂肪及び油の形で使用される天然
脂肪酸、例えば、亜麻仁油、ヒマシ油、ヤシ油、大豆油
及び綿実油である。それに対して、DIN55945に
定義されている飽和ポリエステル樹脂の製造のための重
縮合の際に、より長い連鎖の脂肪酸は使用されないが、
一方で、使用される飽和ポリカルボン酸及びポリアルコ
ールは、本質的に、アルキド樹脂の製造の際に使用する
ものと同じものである。
【0018】問題の沈殿及び共沈物を用いて、相対分子
量<10000を有するポリウレタンのための前生成物
としての(コ)ポリエステルを合成する場合には、これ
は、公知方法に基づいて、それ以上のその加工に依り、
ポリウレタン−ラッカーになるばかりでなく、種々の重
要な使用特性を有する多様な異なる型のプラスチックに
なる(熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、注型エラストマ
ー、硬質及び軟質発泡材料、圧縮成形材料、硬質及び軟
質被覆、接着剤)。ポリウレタンのための前生成物とし
ての低分子のポリエステル及びコポリエステルは、一般
に、飽和脂肪族又は芳香族ジカルボン酸及び二官能又は
二官能及び三官能のアルコールから製造され、かつ直鎖
であるか、又は軽い〜強い分枝鎖である。本発明により
使用される共沈物を用いて、KOH28〜300mg/
gのヒドロキシル価及び大抵KOH1mg/g以下の酸
価を有するヒドロキシルポリエステルの、それについて
公知の全体の広いパレット(Palette)の製造が
可能である。主に、芳香族又はヒドロ芳香族ジカルボン
酸を基礎として得られる、それらのうちの強分枝鎖のポ
リエステルは、主に、ポリウレタンラッカーのためのバ
インダーとして用いられる。
【0019】本発明により使用される沈殿及び共沈物
は、通常の反応条件下で、特に、公知の高融点の繊維−
及び薄膜形成性のポリエステル、例えば、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
(エチレン−2,6−ナフタリン−ジカルボキシレー
ト)、ポリ(ブチレン−2,6−ナフタリン−ジカルボ
キシレート)、ポリ(1,4−ジメチレンシクロヘキサ
ンテレフタレート)及び熱可塑性ポリエステルの種類に
属する、少なくとも80モル%の高いホモポリエステル
成分を基礎とするその混合ポリエステルの製造のための
重縮合触媒として好適である。この種のポリエステル及
びコポリエステルは、原則的に、分子量>10000を
有する。共沈で有利に重縮合されたポリアルキレンテレ
フタレート、特にポリエチレンテレフタレート及びポリ
ブチレンテレフタレートは、混合ポリエステルとして、
20モル%まで、少なくとももう1種のポリエステル形
成性成分から誘導される単位から成り得る。その他の点
では、重縮合すべき1種又は数種のジカルボン酸のビス
グリコールエステル及び/又は1種又は数種のそのよう
なビスグリコールエステルからなる前縮合物が、エステ
ル交換法によるか、又は直接エステル化法により製造さ
れているかどうかは、本発明による重縮合触媒の使用に
とっては、当然、問題ではない。
【0020】すなわち、本発明による重縮合触媒は、通
例、織物目的のためのステープルファイバーに更に加工
される、固有粘度[η]0.65〜0.75を有する、
繊維形成性ポリエチレンテレフタレートの製造のためば
かりでなく、工業目的のためのフィラメント糸がそれか
ら製造される、固有粘度[η]0.75〜0.80及び
0.95〜1.05を有する、繊維形成性ポリエチレン
テレフタレートの製造のためにも、好適である。高めら
れた分子量は、直接紡糸を伴なう連続的重縮合によっ
て、又は殊に固相での後縮合によって、達成されうる。
固相での後縮合には、場合によって存在するエステル交
換触媒を、自体公知の方法で、燐化合物によって、遮断
することが有利である。そのために好適な燐化合物は、
例えば、ジ(ポリオキシエチレン)ヒドロキシメチルホ
スホネート、テトライソプロピル−メチレン−ジホスホ
ネート及びH3PO4であり、この際、30〜50ppm
の添加P−濃度で十分である。
【0021】本発明による重縮合触媒で製造された繊維
−及び薄膜形成性の熱可塑性ポリエステル、特にポリエ
チレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレート
は、例えば、当然、射出成形及び押出成形によっても、
全ての種類の成形体及び形材に加工されうる。例えば、
本発明による重縮合触媒で製造されたポリエチレンテレ
フタレートをPET−ボトルに加工する場合には、これ
はより高い透明性及びより低いアセトアルデヒド−含量
を有する。
【0022】繊維−及び薄膜形成性のコポリエステルを
得るための他のポリエステル形成性成分は、脂肪族ジオ
ール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリ
コール、ヘキサメチレングリコール、ポリエチレングリ
コールポリプロピレングリコール及びポリ(テトラヒド
ロフラン)ジオール、芳香族ジオール、例えば、ベンズ
カテキン、レゾルシン及びヒドロキノン、脂環ジオー
ル、例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノール及び
シクロヘキサンジオール、脂肪族ジカルボン酸、例えば
アジピン酸、セバシン酸、及びデカンジカルボン酸、芳
香族ジカルボン酸、例えばイソフタル酸、5−ナトリウ
ム−スルホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル
酸及び2,6−ナフタリンジカルボン酸、及び脂環ジカ
ルボン酸、例えば、ヘキサヒドロテレフタル酸及び1,
3−シクロヘキサンジカルボン酸であってよい。混合ポ
リエステル形成のための同類のポリエステル形成性成分
は、ポリアルキレンテレフタレートの種類に属さない、
一部はすでに前記された、繊維形成性ホモポリエステル
についても考慮される。
【0023】勿論、薄膜−及び繊維形成性ポリエステル
は、常用の変性剤として、公知の分枝剤、例えば、ペン
タエリスリット、トリメリット酸、ピロメリット酸及び
トリメシン酸又はそのエステルを、その通常の少ない量
で、例えば、ポリマー1g当り1〜15ミクロ当量の量
で含有してもよく、これは、3000〜4000m/分
及びそれ以上の高速紡糸を、しかしまた少なくとも10
00m/分の速度の伸展紡織(Strecktextu
rieren)を保証する。この分枝剤は、有利に、エ
チレングリコール中の溶液として、重縮合すべき1種又
は数種のジカルボン酸のビスグリコールエステルに添加
される。
【0024】コポリエステルという用語は、同様に広範
囲のポリエーテルエステル群を包含する。熱可塑性ポリ
エーテルエステルは、周知のように、ブロックコポリマ
ーであり、これは相互に不相容性の、硬い結晶性の、及
び軟かい非晶質のセグメントから合成される。硬くかつ
短鎖のセグメントは、一般に主に、芳香族ポリエステ
ル、例えば、エチレンテレフタレート−又はブチレンテ
レフタレート−単位から成り、一方軟かくかつ長鎖のセ
グメントは、特に、脂肪族ポリエーテル、例えば、ポリ
(ブチレングリコール)又はポリ(エチレングリコー
ル)と、脂肪族、環状脂肪族又は芳香族ジカルボン酸と
の反応生成物から成る。長鎖並びに短鎖のエステル単位
は、屡々、1種又は数種の他のジカルボン酸−及びグリ
コール成分の限定併用から得られるコポリエステルであ
る。本発明により重縮合触媒として使用される二酸化チ
タン−沈殿、二酸化チタン/二酸化珪素−二酸化チタン
/二酸化ジルコニウム−共沈物が、その製造のために同
様に好適である熱可塑性ポリエーテルエステルは、例え
ば、米国特許(US−PS)第3023192号明細
書、英国特許(GB−PS)第682866号明細書、
西独国特許(DE−PS)第2352584号明細書、
欧州特許(EP−A)第0051220号明細書及び欧
州特許(EP−A)第0109123号明細書に記載さ
れている。
【0025】本発明により使用される二酸化チタン−沈
殿、二酸化チタン/二酸化珪素−及び二酸化チタン/二
酸化ジルコニウム−共沈物は、完全芳香族もしくは液晶
ポリエステルの製造のためにも、それが通常の重縮合触
媒、例えばSb23及びチタンアルコキシドを基礎とし
て行なわれる場合に、好適である。すなわち、例えば米
国特許(US−PS)第4421908号明細書によ
り、ヒドロキシナフタリン−カルボン酸10〜90モル
%、少なくとも1種の他の芳香族ジカルボン酸、例えば
テレフタル酸5〜45モル%及び少なくとも1種の芳香
族ジオール、例えばヒドロキノン5〜45モル%からな
る完全芳香族ポリエステルが公知である。欧州特許(E
P−A)第0472366号明細書によれば、(A)イ
ソフタル酸、(B)ヒドロキノン、(C)4,4−ジヒ
ドロキシジフェニル及び/又はp−ヒドロキシ安息香酸
及び/又は2−ヒドロキシ−6−ナフタリン−カルボン
酸及び(D)フェノールから、完全芳香族ポリエステル
が製造される。更に欧州特許(EP−A)第04964
04号明細書に、少なくとも1種の芳香族ジカルボン酸
のジアルキルエステル、例えばDMTと、少なくとも1
種の芳香族ポリカルボネート、例えばポリ(4,4′−
イソプロピリデン−ジフェニレン−カルボネート)及び
/又は芳香族ジアルキルジカルボネートとの反応によっ
て得られる完全芳香族ポリエステルが記載されている。
この例に挙げた完全芳香族ポリエステルの製法におい
て、その中で使用される重縮合触媒、例えばSb23
チタンアルコキシド及びジルコンアルコキシドを、有利
な方法で、本発明による特殊な沈殿及び共沈物と代える
ことができ、それをすでに第1反応段階で添加するか、
又はその後の本来の重縮合段階で添加するかは、全てど
ちらでもかまわない。
【0026】本発明を次の実施例によって詳述する。そ
の中に挙げられた相対溶液粘度は、25℃で、m−クレ
ゾール中1重量%の溶液として測定された。カルボキシ
ル基の数は、カルボキシル基−当量/ポリマー106
又はミリモル/kgとして挙げられたこの大きさは、水
酸化カリウムで、o−クレゾール中のポリマーを滴定す
ることによって測定された。
【0027】ポリエステルの色の評価は、L*a*b*
−色系を根拠とした。これは、色測定の統一のための色
系の1つであり、かつ1976年におけるCIE−委員
会(Commission Internationa
le de 1′Eclairage)により、可測色
及び色差の表示におけるより高い正確性に基づいて、推
奨された。この系において、L*は、明度ファクターで
あり、かつa*もしくはb*は、色測定数である。この
場合、黄/青−バランスを示すb*−値が重要である。
正のb*−値は、黄−変色を表わし、負のb*−値は青
−変色を表わす。三酸化アンチモンで製造された従来の
ポリエステルは、b*−値3〜8を示す。色に批判的で
ない生成物については、より高い値も受け入れられる。
【0028】
【実施例】
TiO2−沈殿、TiO2/SiO2−及びTiO2/Zr
2−共沈物の製造 例1 触媒作用を有する二酸化チタン−沈殿No.1 チタン(IV)−テトライソプロピレート10.80g
(38ミリモル)を、無水エタノール263ml中に溶
かす(溶液A)。蒸留水27.02g(1.5モル)
を、無水エタノール263gと混合させる(溶液B)。
溶液Aを前もって装入し、かつ30分間以内に、22℃
で、溶液Bを滴加する。白色沈殿が生成する。混合物
を、3回、20分間遠心分離させ、かつ残渣を、蒸留水
で1回、かつエタノールで1回後洗浄する。得られた二
酸化チタン−沈殿を65℃で真空下で乾燥させる。
【0029】例2 触媒作用を有する二酸化チタン−沈殿No.2 チタン(IV)−テトライソプロピレート10.80g
(38ミリモル)に、無水エタノール263gと場合に
より混合させた蒸留水27.02g(1.5モル)を滴
加する。白色沈殿が生じる。混合物を3回20分間遠心
分離させ、かつ残渣を蒸留水で1回、かつエタノールで
1回後洗浄する。得られる二酸化チタン沈殿を65℃で
真空下で乾燥させる。
【0030】例3 触媒作用を有する二酸化チタン沈殿No.3 チタン(IV)−テトライソプロピレート10.80g
(38ミリモル)中に、洗浄ビンを経て水で飽和される
窒素80Nl/時を、24時間、導入する。白色沈殿が
生じる。混合物を3回20分間遠心分離させ、かつ残渣
を蒸留水で1回かつエタノールで1回後洗浄する。得ら
れた二酸化チタン沈殿を65℃で真空下で乾燥させる。
【0031】例4 触媒作用を有する二酸化チタン沈殿No.4 チタン(IV)−テトライソプロピレート10.80g
(38ミリモル)に、グリコール(水含量約0.02重
量%)150mlを加える。付加的に、洗浄ビンを経て
水で飽和される窒素80Nl/時を60分間導入する。
白色沈殿が生じる。形成された二酸化チタン沈殿分散液
を、それ以上処理することなしに、使用する。
【0032】例5 触媒作用を有する二酸化チタン沈殿No.5 チタン(IV)−テトラブチレート34.04g(0.
1モル)を、グリコール62.07g(1.0モル)と
一緒に、約120℃に加熱する。この温度で、エステル
交換触媒として、ジブチルアミン32.4g(0.25
モル)を滴加する。撹拌下で、生ずるブタノールを一晩
留去させる。グリコールから形成されたチタンアルコラ
ートの残渣を塩酸水(pH=3)で沈殿させ、この際、
白色沈殿が生じる。混合物を3回20分間遠心分離さ
せ、かつ残渣を蒸留水で1回、かつエタノールで1回後
洗浄する。得られる二酸化チタン沈殿を65℃で真空下
で乾燥させる。
【0033】例6 触媒作用を有する二酸化チタン沈殿No.6 チタン(IV)−テトラブチレート34.04g(0.
1モル)を、グリセリン92.09g(1.0モル)と
一緒に、約120℃に加熱する。この温度で、エステル
交換触媒としてジブチルアミン32.4g(0.25モ
ル)を滴加する。生ずるブタノールを撹拌下で一晩留去
させる。グリセリンから形成されるチタンアルコラート
の残渣を、塩酸水(pH=3)で沈殿させると、この
際、帯褐色の沈殿が生じる。混合物を3回20分間遠心
分離させ、かつ残渣を蒸留水で1回及びエタノールで1
回後洗浄する。得られる二酸化チタン沈殿を65℃で真
空下で乾燥させる。
【0034】例7 触媒作用を有する二酸化チタン/二酸化珪素−共沈物
(TiO2:SiO2=95:5モル/モル) チタン(IV)−テトライソプロピレート11.37g
(40ミリモル)及びテトラエトキシシラン0.44g
(2.1ミリモル)を、無水エタノール100mlで溶
かす(溶液A)。蒸留H2O 10.27g(0.57
モル)を無水エタノール100mlと混合させる(溶液
B)。溶液Aを前もって装入し、かつ30分間以内に、
22℃で、溶液Bを滴加する。白色沈殿が生じる。1時
間撹拌後に、混合物を遠心分離させ、残渣を蒸留H2
で3回洗浄する。得られるTiO2/SiO2−共沈物
を、70℃で真空下で乾燥させる。
【0035】例8 触媒作用を有する二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−
共沈物(TiO2:ZrO2=97:3モル/モル) チタン(IV)−テトライソプロピレート25.58g
(90.0ミリモル)及びジルコニウム(IV)−テト
ラプロピレート0.92g(2.8ミリモル)を、無水
エタノール263g中に溶かす(溶液A)。蒸留H2
27.02g(1.5モル)を、無水エタノール26
3gと混合させる(溶液B)。溶液Aを前もって装入
し、30分間以内に、22℃で、溶液Bを滴加する。白
色沈殿が生じる。1時間撹拌後に、混合物を遠心分離さ
せる。残渣を蒸留H2Oで洗浄し、次いでエタノールで
洗浄し、かつそのつど20分間遠心分離させる。得られ
るTiO2/ZrO2−共沈物を、60〜70℃で、24
時間にわたり、真空下で乾燥させる。
【0036】B 重縮合の例 例9 2段階方法で、ポリエチレンテレフタレートを製造し
た。第1段階、エステル交換で、エチレングリコール及
びジメチルテレフタレート(=DMT)の、モル比2.
5:1での反応を、DMTに対して、ZnAc2:2H2
O(Ac=アセテート)100ppm及びMnAc2
4H2O 150ppmの存在で、165〜265℃の
範囲の温度で行ない、この際、DMTの昇華を避けるた
めに、165℃から265℃への連続的温度上昇は性急
すぎずに行なわれた。エステル交換で遊離されたメタノ
ールを、カラムを経て留去させる。240℃の反応温度
の達成の際に、エステル交換触媒の遮断のために、使用
されたDMTに対して、燐50ppmを、ホスホノ酢酸
エチルエステルとして添加した。
【0037】250℃の反応温度が達成したら直ちに、
該当のビス−(2−ヒドロキシエチル)−テレフタレー
トに対して、例1により製造された二酸化チタン沈殿1
00ppmを、グリコール中の5重量%の懸濁液の形で
添加した。重縮合反応は、290℃で、1.3ミリバー
ルの真空下で行なった。96分間の反応時間後に、相対
溶液粘度1.665を有するポリマーを得た。b*−値
は9.0、COOH−末端基含量は、18.3当量/ポ
リマー106gであった。
【0038】例10 2段階方法で、ポリエチレンテレフタレートを製造し
た。第1段階、エステル交換でエチレングリコール及び
ジメチルテレフタレートの反応を、DMTに対して、M
nAc2・4H2O 55ppm又はMnAc2・2H2
75ppmの存在で、その他は例7の場合と同様にし
て行なった。しかしながら、エステル交換触媒の遮断
は、70重量%のグリコール性溶液の形で添加された、
亜燐酸の当量を用いて行なった。
【0039】該当のビス−(2−ヒドロキシエチル)−
テレフタレートに対して、例3により製造された二酸化
チタン沈殿100ppmを、グリコール中5重量%の懸
濁液の形で、250℃で添加した。重縮合反応は、28
3℃で、0.8ミリバールの真空下で行なった。88分
間の反応時間後に、相対溶液粘度1.654を有するポ
リマーが得られた。b*−値は7.5であり、COOH
−末端基含量は、19.3当量/ポリマー106gであ
った。
【0040】例11 該当のビス−(2−ヒドロキシエチル)−テレフタレー
トに対して、例4により製造された二酸化チタン沈殿1
00ppmを、グリコール中の5重量%の懸濁液の形
で、250℃で添加した点を変更して、例9を繰り返し
た。重縮合反応は、276℃で、0.5ミリバールの真
空下で行なわれた。82分間の反応時間後に、相対溶液
粘度1.614を有するポリマーを得た。b*−値は
7.5であり、COOH−末端基含量は、20.1当量
/ポリマー106gであった。
【0041】例12 例9を繰り返したが、250℃で、該当のビス−(2−
ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、例2に
より製造された二酸化チタン沈殿100ppmを、5重
量%の懸濁液の形で添加した点を変更した。重縮合反応
は、290℃で、1.3ミリバールの真空下で行なわれ
た。98分間の反応時間後に、相対溶液粘度1.653
を有するポリマーが得られた。b*−値は6.5であ
り、COOH−末端基含量は、14.8当量/ポリマー
106gであった。
【0042】例13 例9を繰り返したが、250℃で、該当のビス−(2−
ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、例6に
より製造された二酸化チタン沈殿100ppmを、5重
量%の懸濁液の形で添加したことで変更した。重縮合反
応は、290℃で、1.3ミリバールの真空下で行なわ
れた。92分間の反応時間後に、相対溶液粘度1.63
4を有するポリマーを得た。b*−値は10.4であ
り、COOH−末端基含量は、17.7当量/ポリマー
106gであった。
【0043】例15 例9を繰り返したが、250℃で、該当のビス−(2−
ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、例8に
より製造された、組成TiO2:ZrO2=97:3モル
/モルを有する、二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−
共沈物100ppmを、グリコール中5重量%の懸濁液
の形で添加した点を、変更した。重縮合反応は、290
℃で、1.3ミリバールの真空下で行なわれた。80分
間の反応時間後に、相対溶液粘度1.634を有するポ
リマーを得た。b*−値は、7.3であり、COOH−
末端基含量は、16.9当量/ポリマー106gであっ
た。
【0044】例16 例9を繰り返したが、250℃で、該当のビス−(2−
ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、例7に
より製造された、組成TiO2:SiO2=95:5モル
/モルを有する二酸化チタン/二酸化珪素−共沈物10
0ppmを、グリコール中の5重量%の懸濁液の形で添
加したことで変更した。重縮合反応は、290℃で、
1.3ミリバールの真空下で行なわれた。97分間の反
応時間後に、相対溶液粘度1.646を有するポリマー
が得られた。b*−値は、9.2であり、COOH−末
端基含量は、17.5当量/ポリマー106gであっ
た。
【0045】例17 2段階方法で、ポリエチレンテレフタレートを製造し、
この際、第1段階で、テレフタル酸とエチレングリコー
ルとの直接エステル化を実施して、ビス−(2−ヒドロ
キシエチル)−テレフタレートを得た。第2反応段階
で、重縮合を、重縮合触媒として、a)Sb23 40
0ppm、b)TiO2/SiO2(95:5モル/モ
ル)100ppm及びc)TiO2/ZrO2(97:3
モル/モル)の使用下で行なった。
【0046】a) 重縮合触媒としてのSb23 テレフタル酸1707g(10.3モル)を、グリコー
ル1020g(16.4モル)及び抑泡剤M10(Do
w Corning社製)1ppmと一緒に、エステル
化オートクレーブ中で、脱水によって7バールの過圧が
生じるまで(装入温度235℃)加熱する。この圧力の
達成が反応の開始時間として評価される。過圧を60分
間保持し、この際、内部温度は約250℃にまで上昇さ
れる。その際、発生した水蒸気を冷却器中で凝縮させか
つメスシリンダー中に集める。合計して60分間後に、
内圧を徐々に更に60分間以内に標準圧に下げる(温度
250〜260℃)。引続いて、生成物を重縮合オート
クレーブ中に入れる。入れたら直ちに、ホスホン酢酸エ
チルエステル(PEE)としての燐50ppmを、24
0℃で添加する。次いで、内温250℃で(約5分間
後)、当該のビス−(2−ヒドロキシエチル)−テレフ
タレートに対して、グリコール中の1.1%の溶液の形
のSb23 400ppmの添加を行なう。更に加熱し
ながら、内圧を、25分間以内に、約1トルに下げる真
空プログラムを開始する。内温は、ピーク操作法により
(ピーク温度:298℃)調整する。反応終点は、撹拌
器工率収容(Ruehrwerksleistungs
aufnahme)の測定によって追跡する。95分間
後に、溶液粘度1.681を有する生成物が得られる。
カルボキシル末端基−含量は20.1ミリモル/kgで
あった。
【0047】b) 重縮合触媒としてのTiO2/Si
2(95:5モル/モル) 例17a)を繰り返したが、250℃で、重縮合触媒と
して、当該のビス−(2−ヒドロキシエチル)−テレフ
タレートに対して、グリコール中の5%の分散液の形
で、TiO2/SiO2(95:5モル/モル)100p
pmを添加したことで変更した。95分間後に、溶液粘
度1.669を有する生成物が得られた。カルボキシル
末端基−含量は、12.2ミリモル/kgであり、これ
は要するに、実験17a)の場合よりも、明らかに良好
である。
【0048】c) 重縮合触媒としてのTiO2/Zr
2(97:3モル/モル) 例17a)を繰り返したが、250℃で、当該のビス−
(2−ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、
グリコール中の5%の分散液の形で、TiO2/ZrO2
(97:3モル/モル)50ppmを添加したことで変
更した。84分間後に、溶液粘度1.682を有する生
成物が得られた。カルボキシル末端基−含量は13.4
ミリモル/kgであり、要するに同様に実験17a)の
場合よりも有利である。
【0049】例18 固相での後縮合 a) 重縮合触媒Sb23 例17a)による重縮合触媒としてSb23 400p
pmの使用下に製造された、相対溶液粘度(LV)1.
681及びカルボキシル末端基濃度20.1ミリモル/
kgを有するポリエチレンテレフタレート約2gを、金
属浴中に浸したガラス管中に入れる。連続的な窒素流下
で、ポリマーを先ず1時間140℃で(前結晶化)、か
つ引続いて更に4時間以上231℃で保つ。後縮合の後
に、LV=1.880、カルボキシル末端基−含量1
1.0ミリモル/kgであった。
【0050】b) 重縮合触媒TiO2−沈殿 例9による重縮合触媒としてTiO2−沈殿100pp
mの使用下で製造された、相対溶液粘度(LV)1.65
4及びカルボキシル末端基含量19.3ミリモル/kg
を有するポリエチレンテレフタレート約2gを、金属浴
中に浸したガラス管中に入れる。連続的な窒素原子下
に、ポリマーを先ず1時間140℃で(前結晶化)、か
つ引続いて更に4時間以上231℃で保つ。後縮合後
に、LV=1.982、及びカルボキシル末端基−含量
10.6ミリモル/kgであった。
【0051】例19 マロネート−樹脂の製造 a) 触媒:ジブチル錫オキシド この例のための装置として、金属撹拌機、滴下ロート、
窒素−導入管、内温用の温度センサー、300mm長さ
のビグリュー(Vigreux−)銀ジャケットカラム
及び蒸留塔頂部を備えた、200ml入りの5頚フラス
コを使用した。反応装入物は、次の成分から成った:成
分Aとしての1,5−ペンタンジオール312.45g
(3モル)、成分Bとしてのジエチルマロネート56
0.60g(3.5モル)、成分Cとしてのジブチル錫
オキシド0.87g(=0.1重量%、A+Bに対し
て)、成分Dとしてのm−キシロール43.5g(15
重量%、A+Bに対して)、成分Eとしてのキシロール
130.5g(15重量%、A+Bに対して)。
【0052】この反応のための触媒として、常用のジブ
チル錫オキシドを使用した。成分A、B、C及びDを、
フラスコ中に秤り入れ、かつ窒素で掃気した。その後
に、混合物を徐々に加熱し、かつエタノールの初滴を1
15℃の内温で留去した。蒸留速度が低下した際に、内
温を200℃まで高めた。その後に、成分Eを蒸留のた
めの駆出剤として、補足滴加し、かつ更にエタノール/
m−キシロール−蒸留物を留出させた。変換率99.5
%が達成された際に、重縮合を中止した。この変換率
は、16時間後に達成された。蒸留物の総量は、この時
点で、378.03gであった。エタノールの留去量
は、274.92g(理論的総量=276.42g)で
あった。Gardnerによる色数は13であった。
【0053】b) 触媒:TiO2−沈殿 a)での実験を、本発明による触媒を用いて繰り返し
た。反応装入物は、次の成分から成った:成分Aとして
の1,5−ペンタンジオール312.45g(3モ
ル)、成分Bとしてのジエチルマロネート560.60
g(3.5モル)、成分Cとしての例3によるTiO2
−沈殿0.87g(0.1重量%、A+Bに対して)、
成分Dとしてのm−キシロール43.5g(5重量%、
A+Bに対して)、成分Eとしてのm−キシロール8
7.0g(10重量%、A+Bに対して)。
【0054】成分A、B、C及びDをフラスコ中に秤り
入れ、かつ窒素で掃気した。その後、混合物を徐々に加
熱し、かつm−キシロールと混合したエタノールの初滴
を142℃の内温で留去した。蒸留速度が低下した際
に、内温を200℃まで高めた。その後に、成分Eを蒸
留のための駆出剤として、補足滴加し、かつ更にエタノ
ール/m−キシロール−蒸留物を留去させた。変換率9
9.8%が達成された際に、重縮合を中止した。この変
換率は、6時間後にすでに達成された。蒸留物の総量
は、この時点で、342.28gであった。エタノール
の留去量は、276.04g(エタノールの理論的総量
=276.42g)であった。Gardnerによる色
数は10であった。
【0055】C 比較例 比較例1a及び1b a) ポリエチレンテレフタレートを製造するために、
例7と同様に実験し、この際、市販の二酸化チタンを重
縮合触媒として作用させた。この目的のために、例7に
より実施したエステル交換後及びエステル交換触媒の遮
断後に、250℃の反応温度の達成の際に、反応装入物
に、当該のビス−(2−ヒドロキシエチル)−テレフタ
レートに対して、グリコール中の10重量%の懸濁液の
形で、Hombitec KO 3 TiO2(Sac
htleben社の二酸化チタン)500ppmを、重
縮合触媒として添加した。重縮合反応を、290℃で、
1.3ミリバールの真空下で行なった。180分間の反
応時間後に、重縮合生成物の低すぎる分子量の故に、十
分な溶融粘度が得られず、従って十分な相対粘度も得ら
れなかったので、実験を中止した。
【0056】b) 重縮合触媒として、当該のビス−
(2−ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、
グリコール中の10重量%の懸濁液の形で、Tilco
m HPT 3 TiO2(Tioxide社の二酸化
チタン)500ppmを添加した、第2の、同一の反応
条件下で実施された実験は、同一の否定的な結果で経過
した。比較例2 例8を繰り返したが、250℃で、当該のビス−(2−
ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、Sb2
3 340ppmを添加したことで変更した。重縮合
反応は、同様に、283℃で、0.8ミリバールの真空
下で行なった。180分間の反応時間後に、相対溶液粘
度1.590を有するポリマーが得られた。b*−値は
4.8であり、COOH−末端基含量は、22.5当量
/ポリマー106gであった。
【0057】この比較例は、特に、本発明により使用さ
れた触媒の触媒活性が、Sb23のそれよりも著しく高
く、かつ従って、前者では、使用される触媒量の著しい
減少によって、Sb23の使用の際と同様の重縮合時間
及び−一定の使用のために糸形成性ポリエステルの色値
が問題である場合に−実際に同一のb*−値も達成する
ことが可能であることを示す(例7、8及び9)。
【0058】比較例3 例7を繰り返したが、250℃で、当該のビス−(2−
ヒドロキシエチル)−テレフタレートに対して、グリコ
ール中の5重量%の溶液の形で、チタンテトラブチレー
ト213ppmを、重縮合触媒として添加したことで変
更した。重縮合反応は、290℃で、3.5ミリバール
の真空下で行なった。134分間の反応時間後に、相対
溶液粘度1.633を有するポリマーが得られた。b*
−値は15.5であり、COOH−末端基含量は、2
0.2当量/ポリマー106gであった。この比較例
は、特に、チタンテトラブチレートは、Sb23より
も、明らかに悪いb*−値で、より高い触媒活性を有す
るが、比較例に短かい重縮合時間を達成するために、本
発明により使用される触媒よりも高い濃度で使用されね
ばならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルンハルト クーン ドイツ連邦共和国 フィッシュバッハタ ール ハウプトシュトラーセ 22 (72)発明者 ゲルリート オーバーライン ドイツ連邦共和国 ヴッペルタール ノ ルマンネンシュトラーセ 64 (72)発明者 クラウス ハーフェルラント ドイツ連邦共和国 ヴッペルタール ア ム エックブッシュ 35−1 (72)発明者 ベルトラム ベーリンガー ドイツ連邦共和国 ヴッペルタール ラ ーテナウシュトラーセ 5 (72)発明者 ウルリヒ ベルガー ドイツ連邦共和国 ハインスベルク ビ ルケンヴェーク 10 (56)参考文献 特開 昭52−36189(JP,A) 特公 昭45−33671(JP,B1) 特公 昭43−13233(JP,B1) 特許3266265(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91 WPI/L(QUESTEL)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル生成性出発成分の重縮合に
    よるポリエステル及びコポリエステルの製造のために、
    第1反応段階でエステル又はオリゴエステルを製造し、
    第2反応段階でそれをチタン触媒の存在で重縮合させる
    方法において、エステル又はオリゴエステルの重縮合の
    ための重縮合段階において、重縮合触媒として、1価又
    は多価のアルコールから生成された相応の金属アルコラ
    ートの加水分解沈殿によって得られた、TiO:Si
    =>90:10モル/モルからなる組成を有する二
    酸化チタン/二酸化珪素−共沈物及び/又はTiO
    ZrO=>95:5モル/モルからなる組成を有する
    二酸化チタン/二酸化ジルコニウム−共沈物を使用する
    ことを特徴とする、ポリエステル及びコポリエステルの
    製法。
  2. 【請求項2】 1〜6個のC−原子を有する1価のアル
    コールから生成された相応の金属アルコラートの加水分
    解沈殿によって得られた、二酸化チタン−沈殿、二酸化
    チタン−二酸化珪素−共沈物及び二酸化チタン/二酸化
    ジルコニウム−共沈物を使用する、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 二酸化チタン−沈殿及び/又は二酸化チ
    タン/二酸化珪素−共沈物及び/又は二酸化チタン/二
    酸化ジルコニウム−共沈物を、重縮合すべきエステル又
    はオリゴエステルに対して、5〜500ppmの総量で
    使用する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 二酸化チタン−沈殿及び/又は二酸化チ
    タン/二酸化珪素−共沈物及び/又は二酸化チタン/二
    酸化ジルコニウム−共沈物を、重縮合すべきエステル又
    はオリゴエステルに対して、10〜100ppmの総量
    で使用する、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 二酸化チタン−沈殿及び/又は二酸化チ
    タン−二酸化珪素−共沈物及び/又は二酸化チタン/二
    酸化ジルコニウム−共沈物を、重縮合すべきエステル又
    はオリゴエステルに、その重縮合の前に、5〜20重量
    %のグリコール性懸濁液の形で添加する、請求項1から4
    までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 場合により存在する、第1反応段階から
    のエステル交換触媒を、1種又は数種の燐化合物の付加
    的な添加によって遮断する、請求項1から5までのいず
    れか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 遮断剤として、カルボエトキシ−メチル
    −ジエチルホスホネート、ジ(ポリオキシエチレン)ヒ
    ドロキシ−メチルホスホネート、テトライソプロピル−
    メチレン−ジホスホネート及び/又はH3PO4を使用す
    る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の重縮合触媒1種以上を使用する、<10000の相
    対分子量を有するアルキド樹脂の製法。
  9. 【請求項9】 請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の重縮合触媒1種以上を使用する、<10000の相
    対分子量を有する飽和ポリエステル樹脂の製法。
  10. 【請求項10】 請求項1から5までのいずれか1項に
    記載の重縮合触媒を使用する、<10000の相対分子
    量を有するポリウレタンのための前生成物としてのポリ
    エステル及びコポリエステルの製法。
  11. 【請求項11】 >10000の相対分子量を有する熱
    可塑性ポリエステル及びコポリエステルの製造のために
    重縮合触媒1種以上を使用する、請求項1から5までの
    いずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
    チレンテレフタレート、ポリ(エチレン−2,6−ナフ
    タリン−ジカルボキシレート)、ポリ(ブチレン−2,
    6−ナフタリン−ジカルボキシレート)、ポリ(1,4
    −ジメチレンシクロヘキサンテレフタレート)及び少な
    くとも80モル%の高いホモポリエステル成分を基礎と
    するその混合ポリエステルの製造のために、重縮合触媒
    1種以上を使用する、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ポリエーテルエステルの製造のために
    1種以上の重縮合触媒1種以上を使用する、請求項11
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から5までのいずれか1項に
    記載の重縮合触媒1種以上を使用する、完全芳香族もし
    くは液晶ポリエステルの製法。
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