JP3441909B2 - 内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents

内燃機関の燃焼状態検出装置

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JP3441909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の点火
直後に点火プラグから検出されるイオン電流に基づいて
燃焼状態を検出する装置に関し、特にイオン電流の波形
整形用のスレッショルド値を点火制御毎に変化させ、各
スレッショルド値毎に得られた複数のイオン電流パルス
を統計処理することにより、種々の燃焼状態を高い信頼
性で検出することのできる内燃機関の燃焼状態検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関においては、燃焼室内
に導入された空気および燃料の混合気をピストンの上昇
により圧縮し、燃焼室内に設置された点火プラグに点火
用高電圧を印加して発生する電気火花により燃焼させ、
このときの爆発行程により発生するピストン押し下げ力
を回転出力として取り出している。
【0003】また、燃焼室内において燃焼が行われる
と、燃焼室内の分子は電離してイオン化するので、燃焼
室内に設置したイオン電流検出用電極に高電圧を印加す
ると、電荷を有するイオンの移動によりイオン電流が流
れる。このイオン電流は、燃焼室内の燃焼状態により敏
感に変化するので、イオン電流の検出値(イオン発生
量)に基づいて内燃機関の燃焼状態(たとえば、失火な
ど)を検出することができる。
【0004】点火直後のイオン電流検出量から燃焼が正
常に行われなかったこと(失火)を検出する装置は、た
とえば、特開平2−104978号公報に参照されるよ
うに良く知られており、また、このとき、点火プラグを
イオン電流検出用電極として兼用することも良く知られ
ている。
【0005】図7はイオン電流を用いた従来の内燃機関
の燃焼状態検出装置を概略的に示す構成図であり、各気
筒の点火プラグに対してディストリビュータによる高圧
配電を行う場合を示している。図8は図7内の各信号の
動作波形を示すタイミングチャートであり、正常燃焼時
の波形を示す。
【0006】図7において、内燃機関すなわちエンジン
(図示せず)のクランク軸にはクランク角センサ1が設
けられており、クランク角センサ1は、エンジン回転数
に応じたパルスからなるクランク角信号SGTを出力す
る。
【0007】クランク角信号SGTの各パルスエッジ
は、内燃機関の各気筒(#1〜#4)のクランク角基準
位置を示しており、クランク角信号SGTは、マイクロ
コンピュータからなるECU2に入力されて種々の制御
演算に用いられる。
【0008】通常、クランク角信号SGTの立ち上がり
エッジは、イニシャル通電開始時期に対応するB75°
(上死点から75°手前)のクランク角位置に設定さ
れ、立ち下がりエッジは、イニシャル点火時期に対応す
るB5°(上死点から5°手前)のクランク角位置に設
定されている。
【0009】また、ここでは図示しないが、ECU2に
は、各種センサからの運転情報とともに、エンジン回転
に同期して生成される気筒識別信号が入力されており、
気筒識別信号は、クランク角信号SGTと関連して、E
CU2内における各制御対象気筒の識別に寄与してい
る。
【0010】ECU2は、クランク角センサ1からのク
ランク角信号SGT、気筒識別信号および各種センサか
らの運転情報に基づいて種々の制御演算を行い、その演
算結果として、各種アクチュエータ(点火コイル4を含
む)に対する駆動信号を出力する。
【0011】たとえば、点火コイル4に対する駆動信号
Pは、点火コイル4の一次巻線4aに接続されたパワー
トランジスタ3のベースに印加され、パワートランジス
タ3をオンオフ制御して一次電流i1を通電遮断する。
一次電流i1の遮断により一次電圧V1が上昇し、点火
コイル4の二次巻線4bは、さらに昇圧された二次電圧
V2を点火用高電圧(数10kV)として発生する。
【0012】二次巻線4bの出力端子に接続されたディ
ストリビュータ7は、内燃機関の回転に同期して、二次
電圧V2を各気筒(#1〜#4)毎の点火プラグ8a〜
8dに順次分配して印加することにより、点火制御気筒
の燃焼室内に放電火花を発生させて混合気を燃焼させ
る。
【0013】一次巻線4aの一端に接続された整流ダイ
オードD1、電流制限用の抵抗器R、電圧制限用のツェ
ナーダイオードDZに並列接続されたコンデンサ9、お
よび整流ダイオードD2からなる直列回路は、一次巻線
4aの一端からグランドに接続され、イオン電流検出用
のバイアス電源(後述する)に対する充電電流を流す経
路を構成している。
【0014】コンデンサ9は、一次電圧V1によって流
れる充電電流により、所定のバイアス電圧VBi(数1
00V)に充電されて、イオン電流iを検出するための
バイアス電源として機能し、点火プラグ8a〜8dのう
ちの点火制御直後(爆発行程の後半期間)の点火プラグ
を介して放電することによりイオン電流iを流す。
【0015】コンデンサ9の一端とグランドとの間のイ
オン電流iの経路に挿入された検出抵抗器10は、イオ
ン電流検出信号すなわちイオン電流波形Eiを出力する
ためのイオン電流検出回路を構成している。コンデンサ
9の他端にアノードが接続されてイオン電流iの経路に
挿入された高圧ダイオード11a〜11dは、点火極性
と同極性となるように各点火プラグ8a〜8dの一端に
カソードが接続されている。
【0016】イオン電流検出信号すなわちイオン電流波
形Eiは、比較回路14において所定のスレッショルド
値THと比較されてイオン電流パルスGiとなり、燃焼
状態(失火)判定を行うためのイオン電流検出値として
ECU2に入力される。パルス化のための比較基準とな
るスレッショルド値THは、分圧された電源電圧により
一定値に設定されている。
【0017】図8において、点火信号Pは、#1気筒、
#3気筒、#4気筒、#2気筒の制御順に生成され、各
気筒の一次電流i1を通電して二次電圧V2を発生させ
る。イオン電流波形Eiは、点火信号Pの遮断タイミン
グ(点火時期)の直後に発生し、ピーク値ipを示して
立ち下がる。また、イオン電流パルスGiは、イオン電
流波形Eiがスレッショルド値TH以上となる時刻tu
で立ち上がり、パルス幅τの区間でオンとなる。
【0018】次に、図8を参照しながら、図7に示した
従来の内燃機関の燃焼状態検出装置の動作について説明
する。通常、ECU2は、クランク角信号SGT等に基
づいて、インジェクタ(図示せず)に対する燃料噴射信
号およびパワートランジスタ3に対する点火信号Pを出
力し、点火信号Pによりパワートランジスタ3をオンオ
フして一次電流i1を通電遮断する。
【0019】一次電流i1の遮断時において、一次巻線
4aからは昇圧された一次電圧V1が発生し、これによ
り、整流ダイオードD1、抵抗器R、コンデンサ9およ
び整流ダイオードD2からなる経路を介して充電電流が
流れ、コンデンサ9が充電される。コンデンサ9の充電
動作は、コンデンサ9の充電電圧がツェナーダイオード
DZの逆方向降伏電圧(バイアス電圧VBi)と等しく
なった時点で終了する。
【0020】また、一次巻線4aに一次電圧V1が発生
すると、点火コイル4内の二次巻線4bは、さらに点火
用高電圧に昇圧された数10kVの二次電圧V2を発生
し、ディストリビュータ7を介して各気筒の点火プラグ
8a〜8dに順次(#1→#3→#4→#2の順序で)
印加する。これにより、点火制御対象となる気筒の点火
プラグにおいて火花放電が発生し、混合気を燃焼させ爆
発トルクを得る。
【0021】こうして混合気が燃焼すると、燃焼気筒の
燃焼室内にイオンが発生するので、コンデンサ9に充電
されたバイアス電圧VBiによってイオン電流iが流れ
る。たとえば、点火プラグ8aで混合気が燃焼した場合
は、コンデンサ9→整流ダイオード11a→点火プラグ
8a→検出抵抗器10→コンデンサ9の経路でイオン電
流iが流れる。
【0022】イオン電流iは、検出抵抗器10を介して
電圧に変換されてイオン電流波形Eiとなり、さらに比
較回路14を介してイオン電流パルスGiとなってEC
U2に入力される。以下、ECU2は、イオン電流パル
スGiの有無、または、イオン電流パルスGiの立ち上
がりタイミングtuやパルス幅τが判定条件を満たすか
否か等に基づいて、点火制御気筒の燃焼状態が良好か否
か(失火の有無)を判定する。
【0023】通常燃焼の場合、各気筒の点火プラグ8a
〜8dに介在する混合気は、圧縮行程にある気筒の点火
プラグのみで燃焼され、前述(#1気筒→#3気筒→#
4気筒→#2気筒)の順序で次々と点火制御されてい
く。また、4サイクルエンジンの場合、各気筒の制御行
程は、吸入行程→圧縮行程→爆発行程→排気行程の順序
で、1行程ずつシフトしながら繰り返される。
【0024】これにより、ECU2は、燃料噴射および
点火制御対象気筒を順次識別しながら、各点火プラグ8
a〜8dに対応した1系列のイオン電流パルスGiを検
出して、燃焼状態(たとえば、各気筒毎の失火の有無)
を判定する。
【0025】しかしながら、比較回路14におけるスレ
ッショルド値THが一定値に設定されているので、たと
えばイオン電流パルスGiのパルス幅τは、一定のスレ
ッショルド値THに依存して決定される。
【0026】したがって、一定のスレッショルド値TH
を用いて得られたイオン電流パルスGiのパルス幅τか
ら内燃機関の燃焼状態を判定する場合、内燃機関の燃焼
状態を示すイオン電流iの変動要因(すなわち、ピーク
値ip、発生期間すなわちパルス幅τ、波形の乱れな
ど)を正確に把握することは困難であり、内燃機関の燃
焼状態を正確に認識することも困難となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関の燃焼
状態装置は以上のように、比較回路14内のスレッショ
ルド値THが一定値に設定されており、イオン電流パル
スGiの所定レベルでの変動要因のみしか検出すること
ができないので、イオン電流iのピーク値ip、発生期
間τ、波形の乱れ、などの変動要因を正確に検出するこ
とができず、燃焼状態を正確に認識することができない
という問題点があった。
【0028】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、スレッショルド値を点火制御毎
に変化させて、各スレッショルド値毎に得られた複数の
イオン電流パルスを統計的に処理することにより、種々
の燃焼状態を高い信頼性で検出することのできる内燃機
関の燃焼状態検出装置を得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置は、内燃機関の回転に同期して基準
クランク角位置に対応したパルスエッジを有するクラン
ク角信号を出力するクランク角センサと、内燃機関の回
転に同期して順次に点火制御される複数の気筒と、各気
筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するための点火コ
イルと、各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧
を印加して点火制御直後の点火プラグを介して流れるイ
オン電流を検出するイオン電流検出回路と、イオン電流
の検出信号をスレッショルド値と比較してイオン電流パ
ルスに波形整形する比較回路と、クランク角信号に基づ
いて点火コイルを駆動するとともに、イオン電流パルス
に基づいて内燃機関の燃焼状態を判定するために、点火
制御毎に前記スレッショルド値を変化させて、前記各ス
レッショルド値と前記イオン電流パルスの発生状態に基
づいて前記燃焼状態を判定するECUとを備え、イオン
電流検出回路は、複数の気筒のうちの第1の気筒群に対
応した各イオン電流を検出するための第1のイオン電流
検出回路と、複数の気筒のうちの第2の気筒群に対応し
た各イオン電流を検出するための第2のイオン電流検出
回路とを含み、比較回路は、第1および第2のイオン電
流検出回路に個別に接続された第1および第2の比較回
路を含み、ECUは、第1および第2の比較回路に対す
る各スレッショルド値を個別に変化させるものである。
【0030】
【0031】
【0032】また、この発明に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置は、内燃機関の回転に同期して基準クランク角
位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号を
出力するクランク角センサと、内燃機関の回転に同期し
て順次に点火制御される複数の気筒と、各気筒の点火プ
ラグに点火用高電圧を印加するための点火コイルと、各
点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印加して
点火制御直後の点火プラグを介して流れるイオン電流を
検出するイオン電流検出回路と、イオン電流の検出信号
をスレッショルド値と比較してイオン電流パルスに波形
整形する比較回路と、クランク角信号に基づいて点火コ
イルを駆動するとともに、イオン電流パルスに基づいて
内燃機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎にス
レッショルド値を変化させて、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの発生状態に基づいて燃焼状態を判定す
るECUとを備え、ECUは、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの有無とに基づき、点火制御毎に、スレ
ッショルドを最小値から所定値ずつ増大させ、イオン電
流パルスが発生しなくなるスレッショルド値をイオン電
流のピーク値として検出し、ピーク値に基づいて燃焼状
態を判定するものである。また、この発明に係る内燃機
関の燃焼状態検出装置のECUは、点火制御毎に、スレ
ッショルドを最小値から所定値ずつ増大させ、イオン電
流パルスが発生しなくなるスレッショルド値をイオン電
流のピーク値として検出し、ピーク値に基づいて燃焼状
態を判定するものである。
【0033】また、この発明に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置は、内燃機関の回転に同期して基準クランク角
位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号を
出力するクランク角センサと、内燃機関の回転に同期し
て順次に点火制御される複数の気筒と、各気筒の点火プ
ラグに点火用高電圧を印加するための点火コイルと、各
点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印加して
点火制御直後の点火プラグを介して流れるイオン電流を
検出するイオン電流検出回路と、イオン電流の検出信号
をスレッショルド値と比較してイオン電流パルスに波形
整形する比較回路と、クランク角信号に基づいて点火コ
イルを駆動するとともに、イオン電流パルスに基づいて
内燃機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎にス
レッショルド値を変化させて、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの発生状態に基づいて燃焼状態を判定す
るECUとを備え、ECUは、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの有無とに基づき、点火制御毎に、スレ
ッショルドを最大値から所定値ずつ減少させ、イオン電
流パルスが発生し始めるスレッショルド値をイオン電流
のピーク値として検出し、ピーク値に基づいて燃焼状態
を判定するものである。
【0034】また、この発明に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置は、内燃機関の回転に同期して基準クランク角
位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号を
出力するクランク角センサと、内燃機関の回転に同期し
て順次に点火制御される複数の気筒と、各気筒の点火プ
ラグに点火用高電圧を印加するための点火コイルと、各
点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印加して
点火制御直後の点火プラグを介して流れるイオン電流を
検出するイオン電流検出回路と、イオン電流の検出信号
をスレッショルド値と比較してイオン電流パルスに波形
整形する比較回路と、クランク角信号に基づいて点火コ
イルを駆動するとともに、イオン電流パルスに基づいて
内燃機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎にス
レッショルド値を変化させて、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの発生状態に基づいて燃焼状態を判定す
るECUとを備え、ECUは、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスのパルス幅とに基づいて燃焼状態を判定
するものである。
【0035】また、この発明に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置のECUは、スレッショルド値を最小値に設定
したときのパルス幅をイオン電流の発生期間として検出
し、イオン電流の発生期間に基づいて燃焼状態を判定す
るものである。
【0036】また、この発明に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置は、内燃機関の回転に同期して基準クランク角
位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号を
出力するクランク角センサと、内燃機関の回転に同期し
て順次に点火制御される複数の気筒と、各気筒の点火プ
ラグに点火用高電圧を印加するための点火コイルと、各
点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印加して
点火制御直後の点火プラグを介して流れるイオン電流を
検出するイオン電流検出回路と、イオン電流の検出信号
をスレッショルド値と比較してイオン電流パルスに波形
整形する比較回路と、クランク角信号に基づいて点火コ
イルを駆動するとともに、イオン電流パルスに基づいて
内燃機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎にス
レッショルド値を変化させて、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの発生状態に基づいて燃焼状態を判定す
るECUとを備え、ECUは、各スレッショルド値とイ
オン電流パルスの有無とに基づいてイオン電流のピーク
値を検出するとともに、各スレッショルド値とイオン電
流パルスのパルス幅とに基づいてイオン電流の発生期間
を検出し、ピーク値および発生期間に基づいて燃焼状態
を判定するものである。
【0037】また、この発明に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置のECUは、スレッショルド値とイオン電流パ
ルスのパルス数とに基づいて燃焼状態を判定するもので
ある。
【0038】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を概略的
に示す構成図であり、前述と同様の構成については、同
一符号を付してここでは詳述を省略する。
【0039】この場合、同一構成からなる2系統のイオ
ン電流検出回路と比較回路14aおよび14bとが並設
されており、#1気筒および#4気筒(点火制御順序が
不連続関係にある第1の気筒群)に関連した第1のイオ
ン電流パルスGiaと、#3気筒および#2気筒(点火
制御順序が不連続関係にある第2の気筒群)に関連した
第2のイオン電流パルスGibとを個別に出力する場合
を例にとって示している。
【0040】また、ECU2Aは、各比較回路14aお
よび14bでの比較基準となるスレッショルド値TH1
およびTH2を、点火制御毎に変化させながら、個別に
生成するものとする。
【0041】第1のイオン電流検出回路は、コンデンサ
9aおよび検出抵抗器10aからなる直列回路を含み、
検出抵抗器10aの一端には第1の比較回路14aが接
続されている。第2のイオン電流検出回路は、コンデン
サ9bおよび検出抵抗器10bからなる直列回路を含
み、検出抵抗器10bの一端には比較回路14bが接続
されている。
【0042】#1気筒および#4気筒の点火プラグ8a
および8cは、高圧ダイオード11aおよび11cを介
して一方のイオン電流検出回路内のコンデンサ9aに接
続され、コンデンサ9aからバイアス電圧VBiが印加
される。また、#3気筒および#2気筒の点火プラグ8
bおよび8dは、高圧ダイオード11bおよび11dを
介して他方のイオン電流検出回路内のコンデンサ9bに
接続され、コンデンサ9bからバイアス電圧VBiが印
加される。
【0043】したがって、#1気筒および#4気筒(第
1の気筒群)に関するイオン電流iaは、一方のイオン
電流検出回路内の検出抵抗器10aを介してイオン電流
波形Eiaとして検出され、比較回路14aを介してイ
オン電流パルスGiaとなってECU2Aに入力され
る。
【0044】また、#3気筒および#2気筒(第2の気
筒群)に関するイオン電流ibは、他方のイオン電流検
出回路内の検出抵抗器10bによりイオン電流波形Ei
bとして検出され、比較回路14bを介してイオン電流
パルスGibとなってECU2Aに入力される。
【0045】上記構成により、点火制御順序が連続する
気筒に対するイオン電流は、交互に別系統のイオン電流
検出回路を介して検出され、それぞれ、イオン電流波形
EiaおよびEib、ならびに、イオン電流パルスGi
aおよびGibとなる。
【0046】図2〜図4は正常燃焼時における図1内の
各信号波形を示すタイミングチャートであり、各図にお
いて、スレッショルド値TH1およびTH2の設定値が
異なり、図2は最小値、図3は最大値、図4はイオン電
流波形EiaおよびEibのピーク値ip1およびip
2よりわずかに低く設定された場合をそれぞれ示してい
る。
【0047】また、図5は#1気筒に燃焼異常が発生し
たときの図1内の各信号波形を示すタイミングチャート
であり、スレッショルド値TH1およびTH2が最小値
に設定された場合を示している。
【0048】図2〜図5において、各イオン電流波形E
iaおよびEibはピーク値ip1およびip2を有
し、各イオン電流パルスGiaおよびGibは、時刻t
u1およびtu2で立ち上がり、パルス幅τ1およびτ
2を有する。
【0049】また、図5において、燃焼異常時のイオン
電流波形Eieは、通常よりも低いピーク値ipeを有
し、このときのイオン電流パルスGieは、通常よりも
長いパルス幅τeを有する。次に、図2〜図5を参照し
ながら、図1に示したこの発明の実施の形態1の動作に
ついて説明する。
【0050】まず、図1において、一方のイオン電流検
出回路および比較回路14aは、#1気筒および#4気
筒の各点火プラグ8aおよび8cの点火制御毎に、第1
のイオン電流パルスGiaを生成し、同様に、他方のイ
オン電流検出回路および比較回路14bは、#3気筒
(#1気筒に続いて点火される)および#2気筒(#4
気筒に続いて点火される)の各点火プラグ8bおよび8
dの点火制御毎に、第2のイオン電流パルスGibを生
成する。
【0051】このとき、#1気筒と#4気筒との関係、
および、#3気筒と#2気筒との関係は、互いに対称行
程(たとえば、一方が圧縮行程に対して他方が排気行
程)の関係となっているので、1つのイオン電流検出回
路から連続してイオン電流パルスGiaまたはGibが
生成されることはない。したがって、検出抵抗器10a
および10bは、気筒グループ毎のイオン電流iaおよ
びibに基づくイオン電流波形EiaおよびEibを交
互に出力する。
【0052】こうして検出されたイオン電流波形Eia
およびEibは、比較回路14aおよび14bを介し
て、スレッショルド値TH1およびTH2を上回る区間
(パルス幅τ1およびτ2)でオンレベルとなるイオン
電流パルスGiaおよびGibに変換され、たとえば、
図2のように交互のパルス波形となる。
【0053】一方、図3のように、スレッショルド値T
H1およびTH2が最大値(イオン電流波形Eiaおよ
びEibのピーク値ip1およびip2以上)に設定さ
れた場合には、イオン電流パルスGiaおよびGibは
生成されない。
【0054】また、図4のように、スレッショルド値T
H1およびTH2がイオン電流波形EiaおよびEib
のピーク値ip1およびip2よりもわずかに小さい値
に設定された場合には、短いパルス幅τ1およびτ2の
イオン電流パルスGiaおよびGibが生成される。
【0055】ECU2Aは、点火制御毎に、スレッショ
ルド値TH1およびTH2を、最小値(図2参照)から
最大値(図3参照)までの範囲内で、所定値ずつ変化さ
せながら、イオン電流パルスGiaおよびGibの有無
およびそのパルス幅τ1およびτ2などを検出し、複数
の検出結果を総合した統計的処理により、イオン電流i
の発生状況を認識して点火制御気筒の燃焼状態を判定す
る。
【0056】このとき、ECU2Aは、クランク角信号
SGT等に基づいて現在の制御気筒を把握しているの
で、今回の点火制御気筒に対応したイオン電流パルスG
iaまたはGibのみに基づいて、高い信頼性で燃焼状
態を検出することができる。
【0057】たとえば、ピーク値ip1およびip2に
基づいて燃焼状態を検出する場合、ECU2Aは、スレ
ッショルド値TH1およびTH2を最小値(図2参照)
から最大値(図3参照)に変化させ、イオン電流パルス
GiaおよびGibが検出されなくなる直前のスレッシ
ョルド値TH1およびTH2(図4参照)をピーク値i
p1およびip2として検出する。
【0058】または、スレッショルド値TH1およびT
H2を最大値(図3参照)から最小値(図2参照)に変
化させ、イオン電流パルスGiaおよびGibが検出さ
れ始めたときのスレッショルド値TH1およびTH2
(図4参照)をピーク値ip1およびip2として検出
する。
【0059】図4のように、イオン電流波形Eiaおよ
びEibを波形整形するためのスレッショルド値TH1
およびTH2を、ピーク値ip1およびip2の付近の
高いレベルに設定することにより、イオン電流パルスG
iaおよびGibのパルス幅τ1およびτ2が短くなる
ので、イオン電流パルスGiaおよびGibが検出され
なくなる時点または検出し始める時点でのスレッショル
ド値TH1およびTH2からイオン電流のピーク値ip
1およびip2を検出することができる。
【0060】一般に、イオン電流波形EiaおよびEi
bは、燃焼状態に応じて種々の波形となり、燃焼状態が
良好で燃焼速度が速い場合には、イオン電流波形Eia
およびEibが短期間に集中して検出されるので、ピー
ク値ip1およびip2が高い値となる。したがって、
図5のように、低いピーク値ipeが検出された場合
に、燃焼異常状態の発生を判定することができる。
【0061】このように、点火制御毎に変化するスレッ
ショルド値TH1およびTH2と、イオン電流波形Ei
aおよびEibのピーク値ip1およびip2とからな
る複数の二次元データを用いることにより、特にコスト
アップを招くことなく、イオン電流iaおよびibの発
生状況を正確且つ高精度に検出することができ、高い信
頼性で燃焼状態を判定することができる。
【0062】また、イオン電流波形EiaおよびEib
のピーク値ip1およびip2により、燃焼時のイオン
発生量を認識することができるので、たとえば、EGR
制御を行う場合に、イオン発生量に応じてEGR率を最
適化することができる。
【0063】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、燃焼状態検出用の変動要因として、イオン電流パル
スGiaおよびGibの有無からイオン電流のピーク値
を検出したが、イオン電流パルスGiaおよびGibの
有無のみを検出してもよい。
【0064】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、燃焼状態検出用の変動要因として、或るスレッショ
ルド値TH1およびTH2におけるイオン電流パルスG
iaおよびGibの有無に基づくピーク値ip1および
ip2を検出したが、イオン電流パルスGiaおよびG
ibのパルス幅τ1およびτ2に基づくイオン電流発生
期間を検出してもよい。
【0065】この場合、ECU2Aは、図2および図5
のように、スレッショルド値TH1およびTH2を最小
値に設定し、イオン電流パルスGiaおよびGibのパ
ルス幅τ1およびτ2を、イオン電流波形Eiaおよび
Eibの発生期間とほぼ一致させることにより、パルス
幅τ1およびτ2からイオン電流の発生期間を検出す
る。
【0066】もし、内燃機関の燃焼状態が良好でなく燃
焼速度が遅ければ、イオン電流の発生期間が非常に長く
なり、図5のように、異常燃焼気筒(#1気筒)に対応
して長いパルス幅τeが検出されることになる。したが
って、イオン電流発生期間が長い(燃焼速度が遅い)場
合、ECU2Aは、パルス幅τeの検出結果をフィード
バックして、点火時期を最適化することができる。
【0067】このように、点火制御毎に変化するスレッ
ショルド値TH1およびTH2と、イオン電流パルスG
iaおよびGibのパルス幅τ1およびτ2とからなる
複数の二次元データを用いることにより、イオン電流i
aおよびibの発生状況を正確且つ高精度に検出するこ
とができ、高い信頼性で燃焼状態を判定することができ
る。
【0068】また、イオン電流の発生期間により、燃焼
時のイオン発生量を認識することができるので、たとえ
ば、EGR制御を行う場合に、イオン発生量に応じてE
GR率を最適化することができる。
【0069】実施の形態4.なお、上記実施の形態3で
は、燃焼状態検出用の変動要因として、イオン電流パル
スGiaおよびGibのパルス幅τ1およびτ2からイ
オン電流の発生期間を検出したが、パルス幅τ1および
τ2のみを検出してもよい。
【0070】実施の形態5.また、上記実施の形態1〜
4では、燃焼状態検出用の変動要因として、イオン電流
波形EiaおよびEibのピーク値ip1およびip
2、または、イオン電流パルスGiaおよびGibのパ
ルス幅τ1およびτ2を検出したが、イオン電流のピー
ク値および発生期間の両方を検出してもよい。
【0071】この場合、ECU2Aは、イオン電流発生
量に対応したイオン電流波形EiaおよびEibの面積
を高精度に推定することができるので、ピーク値および
発生期間の両方に基づいてさらに高い信頼性で燃焼状態
を判定することができる。
【0072】実施の形態6.また、上記実施の形態1〜
5では、燃焼状態検出用の変動要因として、イオン電流
波形EiaおよびEibのピーク値ip1およびip
2、またはイオン電流パルスGiaおよびGibのパル
ス幅τ1およびτ2を検出したが、イオン電流パルスG
iaおよびGibのパルス数を検出してもよい。
【0073】図6はこの発明の実施の形態6によるパル
ス数検出動作を説明するためのタイミングチャートであ
り、燃焼異常が発生した場合を示している。また、この
発明の実施の形態6の構成は図1に示した通りであり、
ECU2Aの機能の一部が異なるのみである。
【0074】この場合、ECU2Aは、スレッショルド
値TH1およびTH2を変化させながら、イオン電流波
形EiaおよびEibの乱れを検出するのに最適値なス
レッショルド値TH1およびTH2を設定する。
【0075】一般に、点火制御気筒内で不安定な段階的
燃焼が発生した場合、図6に示すように、イオン電流波
形EiaおよびEibが複数のピーク値をもつようにな
る。したがって、ECU2Aは、イオン電流パルスGi
aおよびGibのパルス数nを計数し、パルス数nから
イオン電流波形EiaおよびEibの乱れを検出し、燃
焼状態を判定することができる。
【0076】このように、点火制御毎に変化するスレッ
ショルド値TH1およびTH2と、イオン電流パルスG
iaおよびGibのパルス数nとからなる複数の二次元
データを用いて、イオン電流の乱れを検出することによ
り、この検出結果からイオン電流iaおよびibの発生
状況を正確且つ高精度に検出することができ、高い信頼
性で燃焼状態を判定することができる。
【0077】実施の形態7.なお、上記実施の形態1〜
6では、気筒群毎に2系統のスレッショルド値TH1お
よびTH2を設定し、燃焼状態の検出精度および信頼性
を向上させたが、気筒群毎のイオン電流の変動量を無視
することができれば、同一のスレッショルド値を設定し
てもよい。
【0078】実施の形態8.また、上記実施の形態1〜
6では、4気筒エンジンを例にとって、イオン電流の検
出対象となる各気筒を第1の気筒群(#1気筒、#4気
筒)および第2の気筒群(#3気筒、#2気筒)に分割
し、2系統のイオン電流検出回路に振り分けて検出する
ようにしたが、気筒群およびイオン電流検出回路の系統
数は、必要に応じて任意に設定することができ、たとえ
ば、図7のように1系統で検出してもよい。
【0079】実施の形態9.さらに、上記実施の形態1
〜6では、点火コイル4の二次巻線4bからディストリ
ビュータ7を介して各点火プラグ8a〜8dに高圧配電
を行う場合について説明したが、配電形式については何
ら限定されるものではなく、低圧配電を行う場合であっ
ても同様に適用することができる。
【0080】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、内燃機関の回転に同期して基準クランク角位置に対
応したパルスエッジを有するクランク角信号を出力する
クランク角センサと、内燃機関の回転に同期して順次に
点火制御される複数の気筒と、各気筒の点火プラグに点
火用高電圧を印加するための点火コイルと、各点火プラ
グの少なくとも1つにバイアス電圧を印加して点火制御
直後の点火プラグを介して流れるイオン電流を検出する
イオン電流検出回路と、イオン電流の検出信号をスレッ
ショルド値と比較してイオン電流パルスに波形整形する
比較回路と、クランク角信号に基づいて点火コイルを駆
動するとともに、イオン電流パルスに基づいて内燃機関
の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記スレッ
ショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値と前
記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼状態
を判定するECUとを備え、イオン電流検出回路は、複
数の気筒のうちの第1の気筒群に対応した各イオン電流
を検出するための第1のイオン電流検出回路と、複数の
気筒のうちの第2の気筒群に対応した各イオン電流を検
出するための第2のイオン電流検出回路とを含み、比較
回路は、第1および第2のイオン電流検出回路に個別に
接続された第1および第2の比較回路を含み、ECU
は、第1および第2の比較回路に対する各スレッショル
ド値を個別に変化させるようにしたので、種々の燃焼状
態を高い信頼性で検出することのできる内燃機関の燃焼
状態検出装置が得られる効果がある。
【0081】
【0082】
【0083】また、この発明の請求項2によれば、内燃
機関の回転に同期して基準クランク角位置に対応したパ
ルスエッジを有するクランク角信号を出力するクランク
角センサと、内燃機関の回転に同期して順次に点火制御
される複数の気筒と、各気筒の点火プラグに点火用高電
圧を印加するための点火コイルと、各点火プラグの少な
くとも1つにバイアス電圧を印加して点火制御直後の点
火プラグを介して流れるイオン電流を検出するイオン電
流検出回路と、イオン電流の検出信号をスレッショルド
値と比較してイオン電流パルスに波形整形する比較回路
と、クランク角信号に基づいて点火コイルを駆動すると
ともに、イオン電流パルスに基づいて内燃機関の燃焼状
態を判定するために、点火制御毎にスレッショルド値を
変化させて、各スレッショルド値とイオン電流パルスの
発生状態に基づいて燃焼状態を判定するECUとを備
え、ECUは、各スレッショルド値とイオン電流パルス
の有無とに基づき、点火制御毎に、スレッショルドを最
小値から所定値ずつ増大させ、イオン電流パルスが発生
しなくなるスレッショルド値をイオン電流のピーク値と
して検出し、ピーク値に基づいて燃焼状態を判定するよ
うにしたので、ピーク値を容易に検出して種々の燃焼状
態を高い信頼性で検出することのできる内燃機関の燃焼
状態検出装置が得られる効果がある。
【0084】また、この発明の請求項3によれば、内燃
機関の回転に同期して基準クランク角位置に対応したパ
ルスエッジを有するクランク角信号を出力するクランク
角センサと、内燃機関の回転に同期して順次に点火制御
される複数の気筒と、各気筒の点火プラグに点火用高電
圧を印加するための点火コイルと、各点火プラグの少な
くとも1つにバイアス電圧を印加して点火制御直後の点
火プラグを介して流れるイオン電流を検出するイオン電
流検出回路と、イオン電流の検出信号をスレッショルド
値と比較してイオン電流パルスに波形整形する比較回路
と、クランク角信号に基づいて点火コイルを駆動すると
ともに、イオン電流パルスに基づいて内燃機関の燃焼状
態を判定するために、点火制御毎にスレッショルド値を
変化させて、各スレッショルド値とイオン電流パルスの
発生状態に基づいて燃焼状態を判定するECUとを備
え、ECUは、各スレッショルド値とイオン電流パルス
の有無とに基づき、点火制御毎に、スレッショルドを最
大値から所定値ずつ減少させ、イオン電流パルスが発生
し始めるスレッショルド値をイオン電流のピーク値とし
て検出し、ピーク値に基づいて燃焼状態を判定するよう
にしたので、ピーク値を容易に検出して種々の燃焼状態
を高い信頼性で検出することのできる内燃機関の燃焼状
態検出装置が得られる効果がある。
【0085】また、この発明の請求項4によれば、内燃
機関の回転に同期して基準クランク角位置に対応したパ
ルスエッジを有するクランク角信号を出力するクランク
角センサと、内燃機関の回転に同期して順次に点火制御
される複数の気筒と、各気筒の点火プラグに点火用高電
圧を印加するための点火コイルと、各点火プラグの少な
くとも1つにバイアス電圧を印加して点火制御直後の点
火プラグを介して流れるイオン電流を検出するイオン電
流検出回路と、イオン電流の検出信号をスレッショルド
値と比較してイオン電流パルスに波形整形する比較回路
と、クランク角信号に基づいて点火コイルを駆動すると
ともに、イオン電流パルスに基づいて内燃機関の燃焼状
態を判定するために、点火制御毎にスレッショルド値を
変化させて、各スレッショルド値とイオン電流パルスの
発生状態に基づいて燃焼状態を判定するECUとを備
え、ECUは、各スレッショルド値とイオン電流パルス
のパルス幅とに基づいて燃焼状態を判定するようにした
ので、種々の燃焼状態を高い信頼性で検出することので
きる内燃機関の燃焼状態検出装置が得られる効果があ
る。
【0086】また、この発明の請求項5によれば、請求
項4において、ECUは、スレッショルド値を最小値に
設定したときのパルス幅をイオン電流の発生期間として
検出し、イオン電流の発生期間に基づいて燃焼状態を判
定するようにしたので、種々の燃焼状態を高い信頼性で
検出することのできる内燃機関の燃焼状態検出装置が得
られる効果がある。
【0087】また、この発明の請求項6によれば、内燃
機関の回転に同期して基準クランク角位置に対応したパ
ルスエッジを有するクランク角信号を出力するクランク
角センサと、内燃機関の回転に同期して順次に点火制御
される複数の気筒と、各気筒の点火プラグに点火用高電
圧を印加するための点火コイルと、各点火プラグの少な
くとも1つにバイアス電圧を印加して点火制御直後の点
火プラグを介して流れるイオン電流を検出するイオン電
流検出回路と、イオン電流の検出信号をスレッショルド
値と比較してイオン電流パルスに波形整形する比較回路
と、クランク角信号に基づいて点火コイルを駆動すると
ともに、イオン電流パルスに基づいて内燃機関の燃焼状
態を判定するために、点火制御毎にスレッショルド値を
変化させて、各スレッショルド値とイオン電流パルスの
発生状態に基づいて燃焼状態を判定するECUとを備
え、ECUは、各スレッショルド値とイオン電流パルス
の有無とに基づいてイオン電流のピーク値を検出すると
ともに、各スレッショルド値とイオン電流パルスのパル
ス幅とに基づいてイオン電流の発生期間を検出し、ピー
ク値および発生期間に基づいて燃焼状態を判定するよう
にしたので、種々の燃焼状態をさらに高い信頼性で検出
することのできる内燃機関の燃焼状態検出装置が得られ
る効果がある。
【0088】また、この発明の請求項7によれば、内燃
機関の回転に同期して基準クランク角位置に対応したパ
ルスエッジを有するクランク角信号を出力するクランク
角センサと、内燃機関の回転に同期して順次に点火制御
される複数の気筒と、各気筒の点火プラグに点火用高電
圧を印加するための点火コイルと、各点火プラグの少な
くとも1つにバイアス電圧を印加して点火制御直後の点
火プラグを介して流れるイオン電流を検出するイオン電
流検出回路と、イオン電流の検出信号をスレッショルド
値と比較してイオン電流パルスに波形整形する比較回路
と、クランク角信号に基づいて点火コイルを駆動すると
ともに、イオン電流パルスに基づいて内燃機関の燃焼状
態を判定するために、点火制御毎にスレッショルド値を
変化させて、各スレッショルド値とイオン電流パルスの
発生状態に基づいて燃焼状態を判定するECUとを備
え、ECUは、スレッショルド値とイオン電流パルスの
パルス数とに基づいて燃焼状態を判定するようにしたの
で、種々の燃焼状態を高い信頼性で検出することのでき
る内燃機関の燃焼状態検出装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜6を示す構成図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1〜5の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1〜5の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1〜5の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1〜5の燃焼異常発生
時の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態6の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図7】 従来の内燃機関の燃焼状態検出装置を示す構
成図である。
【図8】 従来の内燃機関の燃焼状態検出装置による正
常燃焼時の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 クランク角センサ、2A ECU、3 パワートラ
ンジスタ、4 点火コイル、8a〜8d 点火プラグ、
9a、9b コンデンサ、10a、10b 検出抵抗
器、14a、14b 比較回路、B75°、B5° 基
準クランク角、ia、ib イオン電流、Eia、Ei
b、Eie イオン電流波形、Gia、Gib、Gie
イオン電流パルス、ip1、ip2、ipe ピーク
値、n パルス数、P 点火信号、SGT クランク角
信号、TH1、TH2 スレッショルド値、V2 二次
電圧(点火用高電圧)、VBi バイアス電圧、τ1、
τ2、τe パルス幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34244(JP,A) 特開 平4−22743(JP,A) 特開 平5−202797(JP,A) 特開 平4−54283(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 17/12 F02D 45/00 G01M 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に同期して基準クランク
    角位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号
    を出力するクランク角センサと、 前記内燃機関の回転に同期して順次に点火制御される複
    数の気筒と、 前記各気筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するため
    の点火コイルと、 前記各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印
    加して点火制御直後の前記点火プラグを介して流れるイ
    オン電流を検出するイオン電流検出回路と、 前記イオン電流の検出信号をスレッショルド値と比較し
    てイオン電流パルスに波形整形する比較回路と、 前記クランク角信号に基づいて前記点火コイルを駆動す
    るとともに、前記イオン電流パルスに基づいて前記内燃
    機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記ス
    レッショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値
    と前記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼
    状態を判定するECUとを備え、前記イオン電流検出回路は、 前記複数の気筒のうちの第1の気筒群に対応した各イオ
    ン電流を検出するための第1のイオン電流検出回路と、 前記複数の気筒のうちの第2の気筒群に対応した各イオ
    ン電流を検出するための第2のイオン電流検出回路とを
    含み、 前記比較回路は、前記第1および第2のイオン電流検出
    回路に個別に接続された第1および第2の比較回路を含
    み、 前記ECUは、前記第1および第2の比較回路に対する
    各スレッショルド値を個別に変化させる ことを特徴とす
    る内燃機関の燃焼状態検出装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の回転に同期して基準クランク
    角位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号
    を出力するクランク角センサと、 前記内燃機関の回転に同期して順次に点火制御される複
    数の気筒と、 前記各気筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するため
    の点火コイルと、 前記各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印
    加して点火制御直後の前記点火プラグを介して流れるイ
    オン電流を検出するイオン電流検出回路と、 前記イオン電流の検出信号をスレッショルド値と比較し
    てイオン電流パルスに波形整形する比較回路と、 前記クランク角信号に基づいて前記点火コイルを駆動す
    るとともに、前記イオン電流パルスに基づいて前記内燃
    機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記ス
    レッショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値
    と前記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼
    状態を判定するECUと を備え、 前記ECUは、前記各スレッショルド値と前記イオン電
    流パルスの有無とに基づき、点火制御毎に、前記スレッ
    ショルドを最小値から所定値ずつ増大させ、前記イオン
    電流パルスが発生しなくなるスレッショルド値を前記イ
    オン電流のピーク値として検出し、前記ピーク値に基づ
    いて前記燃焼状態を判定することを特徴とする 内燃機関
    の燃焼状態検出装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の回転に同期して基準クランク
    角位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号
    を出力するクランク角センサと、 前記内燃機関の回転に同期して順次に点火制御される複
    数の気筒と、 前記各気筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するため
    の点火コイルと、 前記各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印
    加して点火制御直後の前記点火プラグを介して流れるイ
    オン電流を検出するイオン電流検出回路と、 前記イオン電流の検出信号をスレッショルド値と比較し
    てイオン電流パルスに波形整形する比較回路と、 前記クランク角信号に基づいて前記点火コイルを駆動す
    るとともに、前記イオン電流パルスに基づいて前記内燃
    機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記ス
    レッショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値
    と前記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼
    状態を判定するECUと を備え、 前記ECUは、前記各スレッショルド値と前記イオン電
    流パルスの有無とに基づき、点火制御毎に、前記スレッ
    ショルドを最大値から所定値ずつ減少させ、前記イオン
    電流パルスが発生し始めるスレッショルド値を前記イオ
    ン電流のピーク値として検出し、前記ピーク値に基づい
    て前記燃焼状態を判定することを特徴と する 内燃機関の
    燃焼状態検出装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関の回転に同期して基準クランク
    角位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号
    を出力するクランク角センサと、 前記内燃機関の回転に同期して順次に点火制御される複
    数の気筒と、 前記各気筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するため
    の点火コイルと、 前記各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印
    加して点火制御直後の前記点火プラグを介して流れるイ
    オン電流を検出するイオン電流検出回路と、 前記イオン電流の検出信号をスレッショルド値と比較し
    てイオン電流パルスに波形整形する比較回路と、 前記クランク角信号に基づいて前記点火コイルを駆動す
    るとともに、前記イオン電流パルスに基づいて前記内燃
    機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記ス
    レッショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値
    と前記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼
    状態を判定するECUと を備え、 前記ECUは、前記各スレッショルド値と前記イオン電
    流パルスのパルス幅とに基づいて前記燃焼状態を判定す
    ることを特徴とする 内燃機関の燃焼状態検出装置。
  5. 【請求項5】 前記ECUは、前記スレッショルド値を
    最小値に設定したときの前記パルス幅を前記イオン電流
    の発生期間として検出し、前記イオン電流の発生期間に
    基づいて前記燃焼状態を判定することを特徴とする請求
    項4に記載の内燃機関燃焼状態検出装置。
  6. 【請求項6】 内燃機関の回転に同期して基準クランク
    角位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号
    を出力するクランク角センサと、 前記内燃機関の回転に同期して順次に点火制御される複
    数の気筒と、 前記各気筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するため
    の点火コイルと、 前記各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印
    加して点火制御直後の前記点火プラグを介して流れるイ
    オン電流を検出するイオン電流検出回路と、 前記イオン電流の検出信号をスレッショルド値と比較し
    てイオン電流パルスに波形整形する比較回路と、 前記クランク角信号に基づいて前記点火コイルを駆動す
    るとともに、前記イオン電流パルスに基づいて前記内燃
    機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記ス
    レッショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値
    と前記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼
    状態を判定するECUと を備え、 前記ECUは、前記各スレッショルド値と前記イオン電
    流パルスの有無とに基づいて前記イオン電流のピーク値
    を検出するとともに、 前記各スレッショルド値と前記イオン電流パルスのパル
    ス幅とに基づいて前記イオン電流の発生期間を検出し、 前記ピーク値および前記発生期間に基づいて前記燃焼状
    態を判定することを特徴とする 内燃機関の燃焼状態検出
    装置。
  7. 【請求項7】 内燃機関の回転に同期して基準クランク
    角位置に対応したパルスエッジを有するクランク角信号
    を出力するクランク角センサと、 前記内燃機関の回転に同期して順次に点火制御される複
    数の気筒と、 前記各気筒の点火プラグに点火用高電圧を印加するため
    の点火コイルと、 前記各点火プラグの少なくとも1つにバイアス電圧を印
    加して点火制御直後の前記点火プラグを介して流れるイ
    オン電流を検出するイオン電流検出回路と、 前記イオン電流の検出信号をスレッショルド値と比較し
    てイオン電流パルスに波形整形する比較回路と、 前記クランク角信号に基づいて前記点火コイルを駆動す
    るとともに、前記イオン電流パルスに基づいて前記内燃
    機関の燃焼状態を判定するために、点火制御毎に前記ス
    レッショルド値を変化させて、前記各スレッショルド値
    と前記イオン電流パルスの発生状態に基づいて前記燃焼
    状態を判定するECUと を備え、 前記ECUは、前記スレッショルド値と前記イオン電流
    パルスのパルス数とに基づいて前記燃焼状態を判定する
    ことを特徴とする 内燃機関燃焼状態検出装置。
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