JP3441234B2 - 天井見切部材 - Google Patents
天井見切部材Info
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- JP3441234B2 JP3441234B2 JP11764195A JP11764195A JP3441234B2 JP 3441234 B2 JP3441234 B2 JP 3441234B2 JP 11764195 A JP11764195 A JP 11764195A JP 11764195 A JP11764195 A JP 11764195A JP 3441234 B2 JP3441234 B2 JP 3441234B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の居室における
壁面と天井との接合部に用いられる天井見切部材に係
り、特に天井の廻り縁部に居室と天井裏との間の通気口
を設ける場合に用いられる天井見切部材に関する。
壁面と天井との接合部に用いられる天井見切部材に係
り、特に天井の廻り縁部に居室と天井裏との間の通気口
を設ける場合に用いられる天井見切部材に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等における居室の換気は、一般に天
井、壁、出入口等に換気口を設けることによって行われ
る。しかし、換気口を一つの居室について一ケ所又は複
数ケ所に設けるとしても限られた数しか設けられないの
が一般的である。このように換気口が限られた位置にの
み設けられていると、居室内の気流が場所によって大き
く異なり、一部の範囲で空気が局部的に滞留することが
ある。特に家具等が置かれることによって空気が循環し
にくいところや天井と壁との隅角部では空気の滞留が生
じやすい。コンクリート構造の建物や地下室等でこのよ
うな空気の滞留が生じると、その部分に結露が発生し、
壁面の汚れ、壁内装材の損傷等の原因となる。
井、壁、出入口等に換気口を設けることによって行われ
る。しかし、換気口を一つの居室について一ケ所又は複
数ケ所に設けるとしても限られた数しか設けられないの
が一般的である。このように換気口が限られた位置にの
み設けられていると、居室内の気流が場所によって大き
く異なり、一部の範囲で空気が局部的に滞留することが
ある。特に家具等が置かれることによって空気が循環し
にくいところや天井と壁との隅角部では空気の滞留が生
じやすい。コンクリート構造の建物や地下室等でこのよ
うな空気の滞留が生じると、その部分に結露が発生し、
壁面の汚れ、壁内装材の損傷等の原因となる。
【0003】このような事態を回避するために、壁面と
天井との接合部分に換気口を設け、居室内の周囲の壁面
に沿った気流を生じさせ、結露を防ぐ方法が提案されて
いる。そして、天井と壁面との接合部に設けられる換気
構造として、例えば、実開昭59−60433号公報、
実開昭59−84332号公報、特開平6−33061
5号公報に開示されるものがある。
天井との接合部分に換気口を設け、居室内の周囲の壁面
に沿った気流を生じさせ、結露を防ぐ方法が提案されて
いる。そして、天井と壁面との接合部に設けられる換気
構造として、例えば、実開昭59−60433号公報、
実開昭59−84332号公報、特開平6−33061
5号公報に開示されるものがある。
【0004】上記実開昭59−60433号公報および
実開昭59−84332号公報に記載されている換気構
造は、天井の廻り縁部に居室空間と天井裏とを連通する
隙間ができるように天井部材を壁面から離して設け、天
井と壁面との隅角部に換気孔を有する縁部材を居室側か
ら取り付けたものである。また、特開平6−33061
5号公報に記載されている構造では、天井と壁面との隅
角部に換気孔を有する筒状部材を取り付け、この筒状部
材を送風装置又は空調装置等に接続して、上記筒状部材
の換気孔から空気を吹き出すようにしたものである。
実開昭59−84332号公報に記載されている換気構
造は、天井の廻り縁部に居室空間と天井裏とを連通する
隙間ができるように天井部材を壁面から離して設け、天
井と壁面との隅角部に換気孔を有する縁部材を居室側か
ら取り付けたものである。また、特開平6−33061
5号公報に記載されている構造では、天井と壁面との隅
角部に換気孔を有する筒状部材を取り付け、この筒状部
材を送風装置又は空調装置等に接続して、上記筒状部材
の換気孔から空気を吹き出すようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来から知られている構造には次のような問題点
がある。実開昭59−60433号公報および実開昭5
9−84332号公報に記載の構造では、天井部材を所
定の隙間が生じるように取り付けた後、さらに換気孔を
有する縁部材を取り付けるため、施工に手間を要する。
また、縁部材の換気孔が居室内に露出し、体裁が悪くな
る。さらに、縁部材を居室内側から取り付けるため、ビ
ス・釘等を用いると頭部が露出し、仕上がり状態が悪く
なるという問題もある。
ような従来から知られている構造には次のような問題点
がある。実開昭59−60433号公報および実開昭5
9−84332号公報に記載の構造では、天井部材を所
定の隙間が生じるように取り付けた後、さらに換気孔を
有する縁部材を取り付けるため、施工に手間を要する。
また、縁部材の換気孔が居室内に露出し、体裁が悪くな
る。さらに、縁部材を居室内側から取り付けるため、ビ
ス・釘等を用いると頭部が露出し、仕上がり状態が悪く
なるという問題もある。
【0006】特開平6−330615号公報に記載の構
造でも、筒状部材が居室内から取り付けられるので、上
記と同様に、換気孔や取り付けに用いたビス・釘等が居
室内に露出して、体裁が悪くなるという問題がある。ま
た、この構造では、空調装置等から筒状部材に空気が送
り込まれるが、装置の近傍では換気孔から多量の空気を
吹き出し、筒状部材の空調装置等と離れた位置からは少
ししか空気を吹き出さず、壁面に沿って均等な気流を生
じさせることが難しい。
造でも、筒状部材が居室内から取り付けられるので、上
記と同様に、換気孔や取り付けに用いたビス・釘等が居
室内に露出して、体裁が悪くなるという問題がある。ま
た、この構造では、空調装置等から筒状部材に空気が送
り込まれるが、装置の近傍では換気孔から多量の空気を
吹き出し、筒状部材の空調装置等と離れた位置からは少
ししか空気を吹き出さず、壁面に沿って均等な気流を生
じさせることが難しい。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、壁と天井との接合部に沿
って通気口を容易に形成することができ、居室内から見
た壁と天井との接合部の体裁を優れたものに仕上げるこ
とができる天井見切部材を提供することである。
れたものであり、その目的は、壁と天井との接合部に沿
って通気口を容易に形成することができ、居室内から見
た壁と天井との接合部の体裁を優れたものに仕上げるこ
とができる天井見切部材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の天井見切部材は、 上部に水平
板部を有し、その長軸方向の両縁からほぼ鉛直下方に突
き出して互いに対向する二つの鉛直板部を有する長尺部
材であって、 前記水平板部の一方の縁に連続する第1
の鉛直板部の外側面が、居室内の壁面に当接される壁当
接面となっており、 前記水平板部の他方の縁に連続す
る第2の鉛直板部には通気孔が設けられ、 該第2の鉛
直板部の下端付近には天井部材の端部が係止される天井
部材支持部を有するものとする。
めに、請求項1に記載の天井見切部材は、 上部に水平
板部を有し、その長軸方向の両縁からほぼ鉛直下方に突
き出して互いに対向する二つの鉛直板部を有する長尺部
材であって、 前記水平板部の一方の縁に連続する第1
の鉛直板部の外側面が、居室内の壁面に当接される壁当
接面となっており、 前記水平板部の他方の縁に連続す
る第2の鉛直板部には通気孔が設けられ、 該第2の鉛
直板部の下端付近には天井部材の端部が係止される天井
部材支持部を有するものとする。
【0009】また請求項2に記載の発明は、 請求項1
に記載の天井見切部材において、前記第2の鉛直板部に
設けられた通気孔の開口面積を変えることができる開閉
部材を有するものとする。
に記載の天井見切部材において、前記第2の鉛直板部に
設けられた通気孔の開口面積を変えることができる開閉
部材を有するものとする。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、 請求項
1または請求項2に記載の天井見切部材において、 前
記第2の鉛直板部の通気孔が設けられた位置より下方
と、この位置と対向する前記第1の鉛直板部の下部との
間に、除塵用のフィルターが着脱可能に架け渡されてい
るものとする。
1または請求項2に記載の天井見切部材において、 前
記第2の鉛直板部の通気孔が設けられた位置より下方
と、この位置と対向する前記第1の鉛直板部の下部との
間に、除塵用のフィルターが着脱可能に架け渡されてい
るものとする。
【0011】また請求項4に記載の発明は、 請求項1
に記載の天井見切部材において、前記第2の鉛直板部の
通気孔が設けられた位置より下方と、この位置と対向す
る前記第1の鉛直板部の下部との間に、着脱が可能に架
設された開閉蓋を有するものとする。
に記載の天井見切部材において、前記第2の鉛直板部の
通気孔が設けられた位置より下方と、この位置と対向す
る前記第1の鉛直板部の下部との間に、着脱が可能に架
設された開閉蓋を有するものとする。
【0012】請求項1の記載において、上記通気孔は該
天井見切部材の構造上の強度を害しないように間隔をお
いて設けられるものであり、その形状・大きさ・間隔等
は適宜に設計することができる。上記天井部材支持部
は、第2の鉛直板部と天井部材の端部とが相対的に動か
ないように係止できるものであればよく、その形状・構
造等は適宜設計することができる。また、天井部材の端
部を居室側から見えないように覆って体裁よく仕上げる
ことができる構造が望ましい。
天井見切部材の構造上の強度を害しないように間隔をお
いて設けられるものであり、その形状・大きさ・間隔等
は適宜に設計することができる。上記天井部材支持部
は、第2の鉛直板部と天井部材の端部とが相対的に動か
ないように係止できるものであればよく、その形状・構
造等は適宜設計することができる。また、天井部材の端
部を居室側から見えないように覆って体裁よく仕上げる
ことができる構造が望ましい。
【0013】請求項2の記載において、上記開閉部材
は、上記第2の鉛直板部に沿って移動可能に設けられた
板状部材であって、上記通気孔とほぼ同じ間隔で開口を
有する開閉板等を採用することができる。ただし、これ
に限定されることはなく、他の様々な構造のものを採用
することもできる。また、上記請求項1から請求項4ま
でに記載の天井見切部材を構成する材料は、充分な強度
と加工性とを有するものであれば特に限定されるもので
はないが、例えば合成樹脂やアルミニウム・ステンレス
スチール等の金属を用いることが望ましい。
は、上記第2の鉛直板部に沿って移動可能に設けられた
板状部材であって、上記通気孔とほぼ同じ間隔で開口を
有する開閉板等を採用することができる。ただし、これ
に限定されることはなく、他の様々な構造のものを採用
することもできる。また、上記請求項1から請求項4ま
でに記載の天井見切部材を構成する材料は、充分な強度
と加工性とを有するものであれば特に限定されるもので
はないが、例えば合成樹脂やアルミニウム・ステンレス
スチール等の金属を用いることが望ましい。
【0014】
【作用】請求項1に記載の天井見切部材では、第1の鉛
直板部の外側面すなわち壁当接面が居室の壁面にぴった
りと接するように取り付けられ、第2の鉛直板部の下端
付近にある天井部材支持部に天井部材の端部が接合され
ると、壁と天井との隅角部に沿って上方に溝状の凹部が
形成される。この溝状の凹部は居室内の空間と連続して
おり、さらにこの溝状の凹部は第2の鉛直板部に設けら
れた通気孔を介して天井裏空間と連通する。したがっ
て、天井裏空間から第1および第2の鉛直板部と水平板
部とで形成される溝状の凹部、そして居室内へと連通す
る通気口が形成される。このような壁と天井との隅角部
に沿って通気口が設けられていると、天井裏空間に導入
された空気は、上記第2の鉛直板部が有する通気孔から
溝状の凹部内に排出され、居室の周囲の壁に沿って下方
へ送り出される。したがって、居室内に空気の滞留部が
生じるのが防止されるとともに、壁面に沿って気流が生
じて結露が生じにくい状態となる。
直板部の外側面すなわち壁当接面が居室の壁面にぴった
りと接するように取り付けられ、第2の鉛直板部の下端
付近にある天井部材支持部に天井部材の端部が接合され
ると、壁と天井との隅角部に沿って上方に溝状の凹部が
形成される。この溝状の凹部は居室内の空間と連続して
おり、さらにこの溝状の凹部は第2の鉛直板部に設けら
れた通気孔を介して天井裏空間と連通する。したがっ
て、天井裏空間から第1および第2の鉛直板部と水平板
部とで形成される溝状の凹部、そして居室内へと連通す
る通気口が形成される。このような壁と天井との隅角部
に沿って通気口が設けられていると、天井裏空間に導入
された空気は、上記第2の鉛直板部が有する通気孔から
溝状の凹部内に排出され、居室の周囲の壁に沿って下方
へ送り出される。したがって、居室内に空気の滞留部が
生じるのが防止されるとともに、壁面に沿って気流が生
じて結露が生じにくい状態となる。
【0015】また、請求項1に記載の天井見切部材を用
いて天井の廻り縁を仕上げる場合に、まず該天井見切部
材を壁面に取り付けておき、天井部材の端部を上記天井
部材支持部に係止して固定することによって、廻り縁部
を容易に施工することができる。また、天井部材の端部
を天井見切部材で隠すことができるし、この天井見切部
材を固定するためのビスや釘は上記溝状の凹部の奥に設
けることができ、居室か見えないようにして、廻り縁部
を体裁よく仕上げることが可能となる。さらに、通気孔
は上方に窪んだ溝状の凹部内で壁面と対向した第2の鉛
直板部に設けられており、居室内からはほとんど見え
ず、天井の廻り縁部が体裁よく仕上げられる。
いて天井の廻り縁を仕上げる場合に、まず該天井見切部
材を壁面に取り付けておき、天井部材の端部を上記天井
部材支持部に係止して固定することによって、廻り縁部
を容易に施工することができる。また、天井部材の端部
を天井見切部材で隠すことができるし、この天井見切部
材を固定するためのビスや釘は上記溝状の凹部の奥に設
けることができ、居室か見えないようにして、廻り縁部
を体裁よく仕上げることが可能となる。さらに、通気孔
は上方に窪んだ溝状の凹部内で壁面と対向した第2の鉛
直板部に設けられており、居室内からはほとんど見え
ず、天井の廻り縁部が体裁よく仕上げられる。
【0016】請求項2に記載の天井見切部材では、通気
孔の開口面積を変える開閉部材を有しているので、通気
量を調整することが可能となり、換気装置や空調装置の
作動状態等に応じて操作することにより、居室内の空気
調和、結露の防止を適切に行うことが可能となる。
孔の開口面積を変える開閉部材を有しているので、通気
量を調整することが可能となり、換気装置や空調装置の
作動状態等に応じて操作することにより、居室内の空気
調和、結露の防止を適切に行うことが可能となる。
【0017】請求項3に記載の天井見切部材では、通気
孔の位置より下方で、第1の鉛直板部と第2の鉛直板部
との間に除塵用のフィルターが装着されているので、天
井裏から通気孔を介して居室内へ導入される空気がこの
フィルターを通過することになり、フィルターで塵等が
除去されて清浄な空気が居室に供給されることになる。
また、フィルターは第1の鉛直板部と第2の鉛直板部の
下部に架け渡すように取り付けられるので、居室内から
容易に着脱することが可能となり、フィルターの清掃・
交換等が容易となる。
孔の位置より下方で、第1の鉛直板部と第2の鉛直板部
との間に除塵用のフィルターが装着されているので、天
井裏から通気孔を介して居室内へ導入される空気がこの
フィルターを通過することになり、フィルターで塵等が
除去されて清浄な空気が居室に供給されることになる。
また、フィルターは第1の鉛直板部と第2の鉛直板部の
下部に架け渡すように取り付けられるので、居室内から
容易に着脱することが可能となり、フィルターの清掃・
交換等が容易となる。
【0018】請求項4に記載の天井見切部材では、通気
孔より下方で第1の鉛直板部と第2の鉛直板部との下部
に架設される開閉蓋を有しているので、簡単な構造で居
室内から通気孔を開放又は閉鎖することができる。した
がって季節的に通気孔を閉鎖しておきたい期間には、開
閉蓋で通気孔を閉鎖し、開放しておきたい期間には開閉
蓋を除去又は開放することが容易に行える。
孔より下方で第1の鉛直板部と第2の鉛直板部との下部
に架設される開閉蓋を有しているので、簡単な構造で居
室内から通気孔を開放又は閉鎖することができる。した
がって季節的に通気孔を閉鎖しておきたい期間には、開
閉蓋で通気孔を閉鎖し、開放しておきたい期間には開閉
蓋を除去又は開放することが容易に行える。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は請求項1に記載の発明の一実施例である天井
見切部材を示す概略斜視図である。この天井見切部材1
0は、アルミニウムの型材でできており、長軸方向にほ
ぼ均一な形状の断面を有し、壁面に当接される第1の鉛
直板部11と、この第1の鉛直板部11と間隔をおいて
対向し、通気孔15が設けられた第2の鉛直板部12
と、これらの頂部を連結する水平板部13と、第2の鉛
直板部12の下端付近に設けられた天井部材支持部14
とで主要部が構成されている。
る。図1は請求項1に記載の発明の一実施例である天井
見切部材を示す概略斜視図である。この天井見切部材1
0は、アルミニウムの型材でできており、長軸方向にほ
ぼ均一な形状の断面を有し、壁面に当接される第1の鉛
直板部11と、この第1の鉛直板部11と間隔をおいて
対向し、通気孔15が設けられた第2の鉛直板部12
と、これらの頂部を連結する水平板部13と、第2の鉛
直板部12の下端付近に設けられた天井部材支持部14
とで主要部が構成されている。
【0020】上記天井部材支持部14は、第2の鉛直板
部12の下端から、第1の鉛直板部11と対向する側と
反対側に水平に突き出した第1の水平突出部14aと、
この上方に間隔をおいて同方向に突き出した第2の水平
突出部14bとからなり、この間に天井部材の端部を挿
入して支持することができるようになっている。上記通
気孔15は、第2の鉛直板部の長軸方向に等間隔で設け
られたほぼ矩形の開口である。上記天井見切部材10の
寸法は、用いられる居室の大きさや用いられる天井部材
の種類等によって適宜設定することができるが、第2の
鉛直板部の高さを3cm〜6cm程度、水平板部の幅を
2cm〜5cm、部材の厚さを1mm〜3mm程度とす
るのが望ましい。
部12の下端から、第1の鉛直板部11と対向する側と
反対側に水平に突き出した第1の水平突出部14aと、
この上方に間隔をおいて同方向に突き出した第2の水平
突出部14bとからなり、この間に天井部材の端部を挿
入して支持することができるようになっている。上記通
気孔15は、第2の鉛直板部の長軸方向に等間隔で設け
られたほぼ矩形の開口である。上記天井見切部材10の
寸法は、用いられる居室の大きさや用いられる天井部材
の種類等によって適宜設定することができるが、第2の
鉛直板部の高さを3cm〜6cm程度、水平板部の幅を
2cm〜5cm、部材の厚さを1mm〜3mm程度とす
るのが望ましい。
【0021】図2は、図1に示す天井見切部材10を用
いた天井廻り縁の構造を示す概略斜視図である。この天
井見切部材10は、壁内装材22の表面に当接するよう
に設けられており、壁体21に固定された野縁材23に
水平板部13を当接してビス24で固着されている。天
井部材25は天井部材支持部の二つの水平突出部14
a、14b間に挿入して支持されている。このように天
井の廻り縁が構成されることにより、天井裏31から通
気孔15を介して、溝状の凹部32、居室33への通気
が確保される。また、通気孔15および天井見切部材を
固定するビス24の頭部は居室内からはほとんど見える
ことがなく、居室内の外観が優れたものとなる。
いた天井廻り縁の構造を示す概略斜視図である。この天
井見切部材10は、壁内装材22の表面に当接するよう
に設けられており、壁体21に固定された野縁材23に
水平板部13を当接してビス24で固着されている。天
井部材25は天井部材支持部の二つの水平突出部14
a、14b間に挿入して支持されている。このように天
井の廻り縁が構成されることにより、天井裏31から通
気孔15を介して、溝状の凹部32、居室33への通気
が確保される。また、通気孔15および天井見切部材を
固定するビス24の頭部は居室内からはほとんど見える
ことがなく、居室内の外観が優れたものとなる。
【0022】このような天井見切部材を用いた通気口
は、例えば図3に示すように、居室の周囲の外壁面と天
井との接合部、ウォークインクロゼット内の外壁面と天
井との接合部、および物入内の外壁面と天井との接合部
に設けられる。これによってウォークインクロゼットや
物入等、通常の状態では空気が滞留しやすい部分にも壁
面に沿って気流を発生させることができる。また、外気
温又は壁体の温度と室内の気温との差によって生じる結
露の防止が可能となる。さらに、外部に面した窓・出入
口の上部における壁面と天井との接合部に、上記通気口
を設けることによって、窓等に沿って下方への気流を形
成することができ、ガラス面・窓枠等の結路を防止する
ことができる。
は、例えば図3に示すように、居室の周囲の外壁面と天
井との接合部、ウォークインクロゼット内の外壁面と天
井との接合部、および物入内の外壁面と天井との接合部
に設けられる。これによってウォークインクロゼットや
物入等、通常の状態では空気が滞留しやすい部分にも壁
面に沿って気流を発生させることができる。また、外気
温又は壁体の温度と室内の気温との差によって生じる結
露の防止が可能となる。さらに、外部に面した窓・出入
口の上部における壁面と天井との接合部に、上記通気口
を設けることによって、窓等に沿って下方への気流を形
成することができ、ガラス面・窓枠等の結路を防止する
ことができる。
【0023】また、このような通気口から居室内への空
気の導入は、天井裏と屋外とを連通する換気孔から導入
された空気を自然換気によって居室内へ導くものであっ
てもよいが、図4(a)に示すように屋外から換気扇2
6によって天井裏に導入された空気を居室内に吹き出す
ものとすることができる。さらに、地下室等のように季
節によって居室内又は壁体の温度が外気温より低下し、
外気を導入するとかえって結露を誘引するような場合に
は、図4(b)に示すように、居室内の空気を天井裏に
導くファン27を設け、居室内から天井裏・廻り縁の通
気口を介して居室内へ循環させることもできる。このよ
うに空気を循環させるものでは、居室内の気温をほぼ一
定に維持しつつ、壁面に沿って下方への気流が形成さ
れ、結露が防止される。
気の導入は、天井裏と屋外とを連通する換気孔から導入
された空気を自然換気によって居室内へ導くものであっ
てもよいが、図4(a)に示すように屋外から換気扇2
6によって天井裏に導入された空気を居室内に吹き出す
ものとすることができる。さらに、地下室等のように季
節によって居室内又は壁体の温度が外気温より低下し、
外気を導入するとかえって結露を誘引するような場合に
は、図4(b)に示すように、居室内の空気を天井裏に
導くファン27を設け、居室内から天井裏・廻り縁の通
気口を介して居室内へ循環させることもできる。このよ
うに空気を循環させるものでは、居室内の気温をほぼ一
定に維持しつつ、壁面に沿って下方への気流が形成さ
れ、結露が防止される。
【0024】図5は請求項2に記載の発明の一実施例で
ある天井見切部材を示す概略斜視図である。この天井見
切部材40は、通気孔45が設けられた第2の鉛直板部
42に沿って摺動する開閉板46を有しており、この開
閉板46には通気孔45とほぼ同じ形状及び大きさの開
口47が通気孔45と同じ間隔で設けられている。した
がって、この開閉板46を摺動し、開口47が通気孔4
5と重なる位置におくと通気孔45が開放され、開口4
7が通気孔と通気孔との間にあるときには通気孔45が
閉鎖される。このように開閉板46の位置を変えること
によって容易に通気孔45の開閉が可能となり、さらに
開閉板46の開口47が通気孔45の一部と重なるよう
に配置して通気量を微妙に調整することもできる。
ある天井見切部材を示す概略斜視図である。この天井見
切部材40は、通気孔45が設けられた第2の鉛直板部
42に沿って摺動する開閉板46を有しており、この開
閉板46には通気孔45とほぼ同じ形状及び大きさの開
口47が通気孔45と同じ間隔で設けられている。した
がって、この開閉板46を摺動し、開口47が通気孔4
5と重なる位置におくと通気孔45が開放され、開口4
7が通気孔と通気孔との間にあるときには通気孔45が
閉鎖される。このように開閉板46の位置を変えること
によって容易に通気孔45の開閉が可能となり、さらに
開閉板46の開口47が通気孔45の一部と重なるよう
に配置して通気量を微妙に調整することもできる。
【0025】図6は、請求項3に記載の発明の一実施例
である天井見切部材を用いた回り縁の構造を示す概略構
成図である。ここで用いられる天井見切部材50は、第
1の鉛直板部51と第2の鉛直板部52とがほぼ同じ高
さを有しており、これらの下端には、互いに対向する側
へ突き出した張出部51a,52aを備えている。そし
て、これらの張出部の上に除塵用のフィルター58が架
け渡すように載置されている。このような天井見切部材
50を用いた廻り縁では、天井裏31の空気が通気孔5
5を通って溝状の凹部32に入り、さらに除塵用のフィ
ルター58を通過して居室33内に送り出される。この
ため、フィルター58によって空気中に浮遊する塵やほ
こりが除去され、清浄な空気が居室33に供給される。
また、フィルター58は第1および第2の鉛直板部が有
する張出部上に架け渡すように載置されているので居室
内から容易に取り外すことができる。したがって、フィ
ルター58が塵等で目詰まりしたときに、清掃を行なっ
たり、フィルターを交換したりすることが容易となって
いる。
である天井見切部材を用いた回り縁の構造を示す概略構
成図である。ここで用いられる天井見切部材50は、第
1の鉛直板部51と第2の鉛直板部52とがほぼ同じ高
さを有しており、これらの下端には、互いに対向する側
へ突き出した張出部51a,52aを備えている。そし
て、これらの張出部の上に除塵用のフィルター58が架
け渡すように載置されている。このような天井見切部材
50を用いた廻り縁では、天井裏31の空気が通気孔5
5を通って溝状の凹部32に入り、さらに除塵用のフィ
ルター58を通過して居室33内に送り出される。この
ため、フィルター58によって空気中に浮遊する塵やほ
こりが除去され、清浄な空気が居室33に供給される。
また、フィルター58は第1および第2の鉛直板部が有
する張出部上に架け渡すように載置されているので居室
内から容易に取り外すことができる。したがって、フィ
ルター58が塵等で目詰まりしたときに、清掃を行なっ
たり、フィルターを交換したりすることが容易となって
いる。
【0026】図7は、請求項4に記載の発明の一実施例
である天井見切部材を用いた廻り縁の構造を示す概略斜
視図である。この構造で用いられる天井見切部材60
は、図6に示すものとほぼ同じ構成を有するものである
が、第1の鉛直板部61と第2の鉛直板部62との間
に、フィルターに代えて、開閉蓋69が設置されてい
る。この開閉蓋69も、第1の鉛直板部61および第2
の鉛直板部62に設けられた張出部61a,62aに架
け渡すように載置されるものであり、着脱が容易となっ
ている。このため、冬季等においては上記開閉蓋69に
よって通気孔のすべてを閉鎖して居室の気密性を高め、
暖房による熱が居室外に逃げるのを防止することができ
る。
である天井見切部材を用いた廻り縁の構造を示す概略斜
視図である。この構造で用いられる天井見切部材60
は、図6に示すものとほぼ同じ構成を有するものである
が、第1の鉛直板部61と第2の鉛直板部62との間
に、フィルターに代えて、開閉蓋69が設置されてい
る。この開閉蓋69も、第1の鉛直板部61および第2
の鉛直板部62に設けられた張出部61a,62aに架
け渡すように載置されるものであり、着脱が容易となっ
ている。このため、冬季等においては上記開閉蓋69に
よって通気孔のすべてを閉鎖して居室の気密性を高め、
暖房による熱が居室外に逃げるのを防止することができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
天井見切部材では、これを用いることによって、壁と天
井との隅角部に沿って通気口を設けるともに、壁と天井
との接合部を体裁よく仕上げることができ、その施工が
容易となる。請求項2に記載の天井見切部材では上記効
果に加え、開閉部材によって通気孔からの空気流入量を
調整することができ、居室内の空気調和、結露の防止を
適切に行なうことが可能となる。また、請求項3に記載
の天井見切部材では、除塵用のフィルターを有している
ので居室内に流入する空気から塵やほこりを除去し、清
浄な空気を居室内に供給することができる。また、フィ
ルターは第1の鉛直板部と第2の鉛直板部の下部に取り
付けられるので居室内から容易に着脱することが可能と
なり、フィルターの清掃・交換等が容易となる。請求項
4に記載の天井見切部材では、通気孔より下方で第1の
鉛直板部と第2の鉛直板部との下部に架設される開閉蓋
を有しているので、簡単な構造で居室内から通気口を開
放又は閉鎖することができる。したがって、居室の気密
性を高め、冷暖房の効率を上げたり、季節の変化等に応
じて換気を促進したりして居室内の環境の調整を容易に
行なうことが可能となる。
天井見切部材では、これを用いることによって、壁と天
井との隅角部に沿って通気口を設けるともに、壁と天井
との接合部を体裁よく仕上げることができ、その施工が
容易となる。請求項2に記載の天井見切部材では上記効
果に加え、開閉部材によって通気孔からの空気流入量を
調整することができ、居室内の空気調和、結露の防止を
適切に行なうことが可能となる。また、請求項3に記載
の天井見切部材では、除塵用のフィルターを有している
ので居室内に流入する空気から塵やほこりを除去し、清
浄な空気を居室内に供給することができる。また、フィ
ルターは第1の鉛直板部と第2の鉛直板部の下部に取り
付けられるので居室内から容易に着脱することが可能と
なり、フィルターの清掃・交換等が容易となる。請求項
4に記載の天井見切部材では、通気孔より下方で第1の
鉛直板部と第2の鉛直板部との下部に架設される開閉蓋
を有しているので、簡単な構造で居室内から通気口を開
放又は閉鎖することができる。したがって、居室の気密
性を高め、冷暖房の効率を上げたり、季節の変化等に応
じて換気を促進したりして居室内の環境の調整を容易に
行なうことが可能となる。
【図1】請求項1に記載の発明の一実施例である天井見
切部材を示す概略斜視図である。
切部材を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す天井見切部材を用いた天井廻り縁の
構造を示す概略斜視図である。
構造を示す概略斜視図である。
【図3】図1に示す天井見切部材を用いて廻り縁に通気
口が設けられた居室の平面図である。
口が設けられた居室の平面図である。
【図4】図1に示す天井見切部材を用いて通気口が形成
された居室における、空気流の例を示す図である。
された居室における、空気流の例を示す図である。
【図5】請求項2に記載の発明の一実施例である天井見
切部材を示す概略斜視図である。
切部材を示す概略斜視図である。
【図6】請求項3に記載の発明の一実施例である天井見
切部材を用いた回り縁の構造を示す概略構成図である。
切部材を用いた回り縁の構造を示す概略構成図である。
【図7】請求項4に記載の発明の一実施例である天井見
切部材を用いた廻り縁の構造を示す概略斜視図である。
切部材を用いた廻り縁の構造を示す概略斜視図である。
10,40,50,60 天井見切部材
11,41,51,61 第1の鉛直板部
12,42,52,62 第2の鉛直板部
13,43 水平板部
14,44 天井部材支持部
15,45,55 通気孔
21 壁体
22 壁内装材
23 野縁材
24 ビス
25 天井部材
26 換気扇
27 ファン
31 天井裏
32 溝状の凹部
33 居室
46 開閉板
47 開口
58 除塵用のフィルター
69 開閉蓋
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−248944(JP,A)
実開 昭63−136148(JP,U)
実開 昭63−101615(JP,U)
実開 昭62−112029(JP,U)
実開 昭59−84332(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F24F 7/08 - 7/10
Claims (4)
- 【請求項1】 上部に水平板部を有し、その長軸方向
の両縁からほぼ鉛直下方に突き出して互いに対向する二
つの鉛直板部を有する長尺部材であって、 前記水平板部の一方の縁に連続する第1の鉛直板部の外
側面が、居室内の壁面に当接される壁当接面となってお
り、 前記水平板部の他方の縁に連続する第2の鉛直板部には
通気孔が設けられ、 該第2の鉛直板部の下端付近には天井部材の端部が係止
される天井部材支持部を有することを特徴とする天井見
切部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載の天井見切部材におい
て、 前記第2の鉛直板部に設けられた通気孔の開口面積を変
えることができる開閉部材を有することを特徴とする天
井見切部材。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の天井
見切部材において、前記第2の鉛直板部の通気孔が設け
られた位置より下方と、この位置と対向する前記第1の
鉛直板部の下部との間に、除塵用のフィルターが着脱可
能に架け渡されていることを特徴とする天井見切部材。 - 【請求項4】 請求項1に記載の天井見切部材におい
て、 前記第2の鉛直板部の通気孔が設けられた位置より下方
と、この位置と対向する前記第1の鉛直板部の下部との
間に、着脱が可能に架設された開閉蓋を有することを特
徴とする天井見切部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11764195A JP3441234B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 天井見切部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11764195A JP3441234B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 天井見切部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08291931A JPH08291931A (ja) | 1996-11-05 |
JP3441234B2 true JP3441234B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=14716727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11764195A Expired - Fee Related JP3441234B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 天井見切部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3441234B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP11764195A patent/JP3441234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08291931A (ja) | 1996-11-05 |
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Legal Events
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