JP3440920B2 - 半導体装置の検査パターン及び半導体装置の製造工程管理方法 - Google Patents

半導体装置の検査パターン及び半導体装置の製造工程管理方法

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JP3440920B2
JP3440920B2 JP2000117501A JP2000117501A JP3440920B2 JP 3440920 B2 JP3440920 B2 JP 3440920B2 JP 2000117501 A JP2000117501 A JP 2000117501A JP 2000117501 A JP2000117501 A JP 2000117501A JP 3440920 B2 JP3440920 B2 JP 3440920B2
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film pattern
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
製造工程等において、化学的機械研磨法により埋め込み
配線またはプラグを形成する際の工程管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】埋め込み配線またはプラグを化学的機械
研磨法により多層に形成する場合、その研磨工程が正常
に行われているかを製造工程において管理する必要があ
る。具体的には研磨不足および研磨過多を研磨工程終了
後、または拡散終了後の製品において検査しなければな
らない。
【0003】図1(a)及び図2(a)は、基板上に形
成した層間絶縁膜11上に埋め込み配線12を形成した
配線構造の上面図を示し、図1(b)及び図2(b)
は、その断面図を示したものである。
【0004】埋め込み配線は層間絶縁膜11に形成した
配線溝パターンに配線材料となる金属膜を埋め込んだ
後、化学機械研磨(CMP)法により埋め込んだ金属膜
全体を研磨して形成する。しかし、CMPの研磨量が不
足した場合には、図1(a)及び(b)に示すように研
磨残り13が発生する。配線材料からなる研磨残り13
は、配線またはプラグ間の短絡(ショート)の原因とな
る。
【0005】逆に、CMPの研磨が過多であった場合に
は、図2に示すように、配線またはプラグの膜厚が配線
の中央部分で大きく減少するという、研磨過多(いわゆ
るディッシング)14が起こるため、配線抵抗の増大を
招く原因となる。
【0006】研磨量不足の管理を行うための従来の方法
としては、例えば走査型電子顕微鏡(SEM)による方
法が知られている。研磨残りの発生した配線をSEMに
より観察すると、導電材料と絶縁材料間で像にコントラ
ストが生じるため、図1(a)に示すような研磨不足に
よる配線材料の研磨残り13を表面から観察することが
でき、研磨量不足と判断することができる。
【0007】一方、研磨過多(ディッシング)の管理を
行うための従来の方法としては、例えば特定のパターン
上を触針式表面段差測定器(プロファイラー)や原子間
力顕微鏡(AFM)により表面形状の測定を行い、その
仕上がり形状から研磨量の推定を行うという方法が知ら
れている。ディッシングが発生した配線はプロファイラ
ーやAFMにより観察することができディッシング量が
ある規格値(例えば100nm)より大きい時に工程異
常と判断することができる。
【0008】上述した研磨量不足及びディッシング管理
方法を併用した検査を行うことにより研磨量不足、過多
の両方を判断することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術による研磨量不足、過多の判定方法は、判断の
基準値を明確に指標化するのが困難である。その理由は
以下の通りである。
【0010】(1)研磨量不足を判定するためにSEM
観察を用いる上記従来方法では、配線材料の研磨残りが
例えば数nmと極めて僅かであった場合には、周辺の絶
縁膜部とのコントラストが十分取れず、研磨残りが検出
できない。
【0011】(2)ディッシングを判定するために表面
形状の測定を行う上記従来方法では、研磨過多を検出す
る場合はあくまで表面の段差の測定により配線またはプ
ラグ膜厚の減りを判断しているため、配線部だけではな
く周辺の絶縁膜部も全体的に膜厚減りを起こしていた場
合はこれを異常と検出することができない。
【0012】これらの様子を図3を用いて説明する。同
図はCMPによる研磨過多が層間絶縁膜11と配線材料
12との両方に対して起こった場合を示したものであ
る。研磨工程前の絶縁膜表面16が研磨過多によって絶
縁膜減り15を発生させ、ディッシングが単に層間絶縁
膜と膜減りした配線の段差を計測する従来の方法では、
上述したように研磨過多の判定を行うことができないと
いう問題があった。
【0013】本発明は、化学機械研磨法により埋め込み
配線等を形成する際に、研磨不足および研磨過多を精度
良く検出することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の問題を解決するた
めに、本発明が講じた手段は、研磨不足を検出する検査
パターンには走査型電子顕微鏡を用いた目視検査により
明確に研磨残りを検出できるパターンと、電気的に導電
膜の研磨残りによる配線の短絡(ショート)を検出する
パターンの2つを持ち合わせるようにした。一方、研磨
過多を検出する検査パターンには、研磨過多による配線
膜厚の減少を電気抵抗値の上昇により検出するパターン
を備えるようにした。
【0015】具体的には、本願発明に係る半導体装置
は、金属配線が絶縁膜中に埋め込まれた埋め込み配線層
が基板上に積層された多層配線構造を有する半導体装置
であって、第1の配線層が形成されている絶縁膜の一部
に、孤立した埋め込み導電膜パターンからなる第1の検
査パターンと、前記第1の配線層の上層の配線層におけ
る前記第1の検査パターンの鉛直上方に位置する領域
に、導電膜パターン及び配線のいずれもが形成されない
ブランク領域からなる第2の検査パターンとを備え、前
記第1の検査パターンは、その一部が膜減りして凹部形
状となっていることを特徴とするものである。
【0016】第1の半導体装置によると、第1の配線層
(以下、「下層配線層」という。)に設けた孤立パター
ンに生じたディッシングが第2の配線層(以下、「上層
配線層」という。」)が形成される層間絶縁膜上に転写
され、上層の層間絶縁膜に孤立した凹部が形成されるた
め、この凹部に研磨されずに残った上層配線形成用の金
属の有無を調べることで、上層の埋め込み配線層形成時
における研磨不足を検出することができる。
【0017】また、第1の半導体装置において、前記第
1の検査パターンは、前記第2の配線層が形成されてい
る絶縁膜の一部にも形成されており、前記第2の配線層
の上層の配線層における前記第1の検査パターンの鉛直
上方に位置する領域にも前記第2の検査パターンが形成
されるようにしてもよい。
【0018】このようにすると、上層に形成した孤立し
た埋め込み導電膜パターンは、更にその上層の層間絶縁
膜上に凹部を転写するので、配線層の数が増大しても研
磨不足の検出を行うことができる。
【0019】また、前記第2の検査パターンに代えて、
前記第1の検査パターンの凹部の鉛直上方に位置する領
域に孤立した多数の微小な埋め込み導電膜パターンから
なる第3の検査パターンを備えるようにしてもよい。こ
れは、上層に転写された凹部に残る上層配線層形成用の
金属が、ごくわずかであるときは、研磨残りの観察が困
難であるため、視覚上補助的な作用を持つパターンを配
置することにより、更に確実に研磨残りを検出できるよ
うになる。
【0020】また、前記第2の検査パターンに代えて、
前記第1の検査パターンの凹部の鉛直上方に位置する領
域に導通試験を行うことのできる互いに分離した2つの
埋め込み導電配線パターンからなる第4の検査パターン
が形成されるようにしてもよい。
【0021】このようにすると、装置研磨不足の検出を
目視検査ではなく電気的な導通試験を利用するために、
より確実に研磨不足の検出を行うことができる。
【0022】
【0023】
【0024】このようにすると、ディッシング量が最も
大きい部分のみの電気抵抗測定パターンを測定すること
で配線膜厚の減少を電気抵抗上昇により極めて正確に検
出することができる。
【0025】以上のような半導体装置における前記第
1、第4又は第5の検査パターンの大きさは、前記第2
の配線層を形成するために埋め込んだ導電膜をCMP法
により研磨した時に、前記第2のブランク領域に研磨さ
れずに残留する研磨残りが最も発生しやすい大きさであ
ることが好ましい。
【0026】ここで、「研磨残りが最も発生しやすい大
きさ」とは、後述するように、CMPの研磨条件との関
係で決まる値である。具体的には、前記第1、第4及び
第5の検査パターンの大きさは、10μm〜50μm程
度の多角形であることが好ましい。
【0027】本発明に係る第1の半導体装置の工程管理
方法は、基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記
第1の絶縁膜の一部に孤立した第1の凹部を形成しつつ
前記絶縁膜の他の領域に第1の配線溝を形成する工程
と、前記第1の凹部及び前記第1の配線溝の内部を含む
前記第1の絶縁膜上に第1の金属膜を堆積する工程と、
前記第1の金属膜をCMP法により研磨して第1の埋め
込み導電膜パターンからなる第1の検査パターンと第1
の埋め込み配線とを形成する第1の研磨工程と、前記第
1の検査パターンと前記第1の埋め込み配線とを覆う第
2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜の前記
第1の検査パターンの鉛直上方に位置する領域に、ブラ
ンク領域からなる第2の検査パターンのための領域を確
保しつつ第2の配線溝を形成する工程と、前記第1の配
線溝の内部を含む前記第2の絶縁膜上に第2の金属膜を
堆積する工程と、前記第2の金属膜をCMP法により研
磨して第2の埋め込み配線を形成する第2の研磨工程と
を備え、前記第1の研磨工程の際に前記第1の検査パタ
ーンの一部に第1の凹部形状を形成し、前記第2の検査
パターンのための領域に前記第1の凹部形状に起因する
第2の凹部形状が形成されるようにして前記第2の配線
を形成する前記第2の研磨工程の研磨不足を検出するこ
とを特徴とする。
【0028】本発明に係る第2の半導体装置の工程管理
方法は、基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記
第1の絶縁膜の一部に孤立した第1の凹部を形成しつつ
前記絶縁膜の他の領域に第1の配線溝を形成する工程
と、前記第1の凹部及び前記第1の配線溝の内部を含む
前記第1の絶縁膜上に第1の金属膜を堆積する工程と、
前記第1の金属膜をCMP法により研磨して第1の埋め
込み導電膜パターンからなる第1の検査パターンと第1
の埋め込み配線とを形成する第1の研磨工程と、前記第
1の検査パターンと前記第1の埋め込み配線とを覆う第
2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜の前記
第1の検査パターンの鉛直上方に位置する領域に、孤立
した多数の微小な埋め込み導電膜パターンからなる第3
の検査パターンを形成しつつ、前記第2の絶縁膜の他の
領域に第2の配線溝を形成する工程と、前記第1の配線
溝の内部を含む前記第2の絶縁膜上に第2の金属膜を堆
積する工程と、前記第2の金属膜をCMP法により研磨
して第2の埋め込み配線を形成する第2の研磨工程とを
備え、前記第1の研磨工程の際に前記第1の検査パター
ンの一部に第1の凹部形状を形成し、前記第2の検査パ
ターンのための領域に前記第1の凹部形状に起因する第
2の凹部形状が形成されるようにして前記第2の配線を
形成する前記第2の研磨工程の研磨不足を検出すること
を特徴とする。
【0029】本発明に係る第3の半導体装置の工程管理
方法は、基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記
第1の絶縁膜の一部に孤立した第1の凹部を形成しつつ
前記絶縁膜の他の領域に第1の配線溝を形成する工程
と、前記第1の凹部及び前記第1の配線溝の内部を含む
前記第1の絶縁膜上に第1の金属膜を堆積する工程と、
前記第1の金属膜をCMP法により研磨して第1の埋め
込み導電膜パターンからなる第1の検査パターンと第1
の埋め込み配線とを形成する第1の研磨工程と、前記第
1の検査パターンと前記第1の埋め込み配線とを覆う第
2の絶縁膜を堆積する工程と、前記第2の絶縁膜の前記
第1の検査パターンの鉛直上方に位置する領域に、互い
に分離した2つの埋め込み導電配線パターンからなる第
4の検査パターンを形成しつつ、前記第2の絶縁膜の他
の領域に第2の配線溝を形成する工程と、前記第1の配
線溝の内部を含む前記第2の絶縁膜上に第2の金属膜を
堆積する工程と、前記第2の金属膜をCMP法により研
磨して第2の埋め込み配線を形成する第2の研磨工程と
を備え、前記第1の研磨工程の際に前記第1の検査パタ
ーンの一部に第1の凹部形状を形成し、前記第2の検査
パターンのための領域に前記第1の凹部形状に起因する
第2の凹部形状が形成されるようにして、かつ、前記第
4の検査パターンを用いて電気的な導通試験を行うこと
により前記第2の配線を形成する前記第2の研磨工程の
研磨不足を検出することを特徴とする。
【0030】本発明に係る第4の半導体装置の工程管理
方法は、基板上に絶縁膜を堆積する工程と、前記絶縁膜
の一部に孤立した凹部を形成しつつ前記絶縁膜の他の領
域に配線溝を形成する工程と、前記凹部及び前記配線溝
の内部を含む前記絶縁膜上に金属膜を堆積する工程と、
前記第金属膜をCMP法により研磨して埋め込み導電膜
パターンからなる検査パターンと埋め込み配線とを形成
する研磨工程とを備え、前記検査パターンに外部回路を
接続して、前記埋め込み導電膜パターンの電気抵抗を測
定することにより前記埋め込み配線の研磨過多を検出す
ることを特徴とする。
【0031】この場合、前記検査パターンは、互いに孤
立した第1、第2及び第3の領域に形成された埋め込み
導電膜パターンからなる検査パターンであって、前記第
2の領域に形成された埋め込み導電膜パターンの面積
は、前記第1及び第3の領域に形成された埋め込み導電
膜パターンの面積よりも小さいパターンであるように構
成しておき、前記第2の領域に形成された埋め込み導電
膜パターンは、前記第1及び第3の領域に形成された埋
め込み導電膜パターンよりも相対的に大きく膜減りする
位置に配置し、前記第2の領域に形成された埋め込み導
電膜パターンに外部回路を接続して、前記埋め込み導電
膜パターンの電気抵抗を測定することにより前記埋め込
み配線の研磨過多を検出するように構成してもよい。
【0032】本発明に係る半導体装置及びこれを用いた
工程管理方法によれば、これらの検査パターンを半導体
集積回路の一部分に配置し、目視検査又は電気特性評価
を行うことにより化学的機械研磨工程における製造工程
管理を容易に行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
に係る半導体装置の製造工程管理方法についての第1の
実施形態を、図4を参照しながら説明する。まず、図4
(a)に示すような、例えば50μm×50μmの四角
形の第1の埋め込み導電膜のパターン112と、それと
隣り合う同じ大きさのパターンの存在しない第1のブラ
ンク領域(ブランク領域)113とを、基板上の第1の
埋め込み配線が形成されている層間絶縁膜内に、第1の
埋め込み配線形成と同時に形成する。このような第1の
埋め込み導電膜パターンについて導電膜の研磨を行うと
仕上がりの形状の断面は図4(b)に示すようになる。
なお、この埋め込み導電膜パターンの深さはディッシン
グによって導電膜の中央部が貫通しない程度であり、例
えば380nm程度である。この第1の埋め込み導電膜
パターン112は、例えば導電膜パターンの四角形の形
状に開口した開口部に導電膜を埋め込み、CMPにより
研磨して形成する。
【0034】このようにすると、導電膜のパターン領域
は研磨によるディッシングによって皿状に凹部が形成さ
れたような形状となる。なお、第1のブランク領域11
3は、実際には金属埋め込み等の工程は全く不要であ
り、そのようなブランク領域を確保するだけでよい。以
下、第1の埋め込み導電膜パターンと第1のブランク領
域とを合わせて、下層検査パターン(第1の検査パター
ン)ということにする。
【0035】この下層検査パターンを形成した第1の埋
め込み配線層のすぐ上層、しかも、図4(a)のパターン
が形成されている真上、つまり基板断面図において鉛直
上方に、図4(a)の埋め込み導電膜パターンとブラン
ク領域を入れ替えたパターン(以下、上層に形成する検
査パターンを総称して「上層検査パターン(第2の検査
パターン)」という。)を重ねて形成する。
【0036】具体的には、前述の下層検査パターンを含
む、第2配線層を形成する際に、第1配線層上に確保さ
れている第1のブランク領域の真上に前述の下層検査パ
ターンを形成したと同様の工程により、第2の埋め込み
導電膜パターン(上層の導電膜研磨残り検出用パターン
112)を形成する。
【0037】このような構造を持つ積層配線の上層の研
磨を行うと、上層の配線層の研磨不足を特に精度良く検
査することができる。
【0038】今、仮に上層の配線の研磨量が不足してい
た場合、図4(c)及び(d)に示すように、下層の埋
め込み導電膜パターンの上部に上層の導電膜の研磨残り
115が生じる。この研磨残り115の有無を光学顕微
鏡やSEMなどを用いて観察することにより、上層の研
磨不足を検出することができる。例えば、研磨工程の途
中に研磨残り115を光学顕微鏡等により測定し、図1
0(a)に示す状態にあれば研磨量が不足していると判
断でき、一方同図(b)に示す状態にあれば研磨不足な
しと判断することができる。
【0039】ここで、上層のブランク領域に金属膜が残
るのは下層の導電膜パターンを研磨した際のディッシン
グによって生じた凹部の形状が上層の絶縁膜のブランク
領域に転写され、この転写された凹部に上層の導電膜が
研磨されずに残るためである(図10(a)のa−a’
断面図参照)。
【0040】なお、上層の1層分だけの研磨不足を検査
するのであれば、下層の導電膜パターンとその上層のブ
ランクパターンの組合せのみで十分であるが、多層配線
の各層について、連続して研磨不足を検査するために
は、あらかじめ下層の導電膜パターン領域とは別の領域
にブランク領域を設け、両者の真上に位置する領域にブ
ランクパターンと導電膜パターンをそれぞれ設けるよう
にすればよい。こうすれば、上層の導電膜パターンは、
更に1層上層の配線層を形成したときに、その真上にブ
ランク領域を設ければ、そこでの研磨不足を検出するこ
とが可能となる。
【0041】このように、本発明は、一定の面積を有す
る閉領域に形成された埋め込み導電膜とそれと隣り合い
かつ大きさの同じブランク領域を交互に積み重ねていく
ことにより、研磨工程後の表面の凹凸を利用して研磨不
足を発生しやすくさせて検出精度を向上させる、換言す
れば、下層の研磨過多(ディッシング)を利用して上層
の研磨不足を精度良く検査するものである。従って、こ
の方法により研磨不足を精度良く検出するためには下層
の研磨過多(ディッシング)を効率よく発生させること
が必要となる。本実施形態では、上述した埋め込み導電
膜パターンとブランク領域の大きさを、それぞれ50μ
m×50μmの四角形としたが、これは、本件発明者
が、導電膜の配線幅とディッシングの大きさとの関係を
調べたところ、図5に示すようなデータが得られたこと
による。研磨後のディッシングによる導電膜の凹部の大
きさはその埋め込み導電膜パターンのサイズに依存して
おり、パターンサイズの対数に対してほぼ線形的なディ
ッシング量の増加を示すことが分かる。そこで、様々な
サイズの埋め込み導電膜パターンを研磨しディッシング
を発生させた導電膜上に絶縁膜を堆積し、更に上層配線
を形成した場合の研磨残りを評価した。
【0042】その結果、パターンサイズは10μm〜5
0μm時に、上層の導電膜上に研磨残りが発生しやすい
ことが分かった。これは、10μm以下では上層の絶縁
膜部に転写される凹部の大きさが小さいために研磨残り
が発生しにくく、また、50μm以上では絶縁膜部に転
写された凹部は大きいが、研磨布が弾性変形により十分
追随するため凹部にも十分な研磨圧力がかかり、結果と
して研磨残りが発生しにくいためと考えられる。
【0043】これらの理由から、研磨布の弾性変形によ
る追随が不十分で、かつ絶縁膜部に転写された凹みが十
分大きい場合に研磨残りが最も発生しやすいと結論づけ
られる。研磨残りが発生しやすいパターンサイズは上記
の通り10〜50μm程度であるとの知見に基づき、本
実施形態におけるパターンサイズは上述のように50μ
m×50μmとした。なお、パターンの形状は四角形に
限られず、上記サイズの条件を満たす閉領域形状(例え
ば、多角形など)であれば任意の形状とすることができ
る。もっとも、CMP研磨残りを検出するということが
目的であるので、上記閉領域形状は正方形などの対称性
のある図形が望ましい。
【0044】第1の実施形態によると、研磨後の研磨不
足の判定は、上層の研磨残りを走査型電子顕微鏡(SE
M)や光学顕微鏡などで検査することができる。研磨残
りがあると、SEMによれば周辺絶縁膜領域とのコント
ラスト差となって、また、光学顕微鏡によれば、明確な
色の違いとなって観察でき、確実にかつ簡便な工程管理
を行うことができる。
【0045】(第2の実施形態)次に、本発明に係る半
導体装置の製造工程の工程管理方法についての第2の実
施形態2について図6を参照しながら説明する。第1の
実施形態では研磨残りの判断に際し、まずブランク領域
の観察を行いその領域に下層の導電膜のディッシングの
影響による上層の導電膜の研磨残りがないかどうかの見
極めを行った。
【0046】その際、観察には光学顕微鏡か、もしくは
走査型電子顕微鏡(SEM)を用いることになる。とこ
ろが、研磨残りが極僅かの数nmの場合は光学顕微鏡で
はほとんど観察できず、研磨残りを見逃す可能性が高く
なる。また、走査型電子顕微鏡(SEM)により観察す
る場合は導電膜の残りがあると周辺の絶縁膜111との
コントラストで判断できるため、光学顕微鏡用より精度
は向上するが、研磨残りが同様に極僅かになると絶縁膜
111とのコントラストが十分にとれず研磨残りを明確
に判断することが困難になる。
【0047】そこで、本実施形態は第1の実施形態の導
電膜パターンの一部を改良し、図6(a)に示すように
ブランク領域に、例えば0.25×0.25μmの埋め
込みドットパターン121をブランク領域の中心付近に
例えば1×1μm程度の領域に配置した。同図(b)は
ドットパターン部の拡大図である。このようにドットパ
ターンを配置することにより、走査型電子顕微鏡(SE
M)で研磨残りを観察した場合、配線材料の研磨残り1
22がドットパターン領域に存在すると、図6(c)に
示す様にドットのエッジで明瞭なコントラストが取れず
隣接するドットと分離されていない像が得られることに
なる。
【0048】第2の実施形態によると、上層検査パター
ンのブランク領域に走査型電子顕微鏡(SEM)で観察
する場合に視覚上補助的な作用を持つパターンを配置す
ることにより、第1の実施形態の場合よりも更に確実に
研磨残りを検出できるようになる。
【0049】なお、この場合配置するパターンは特にド
ットパターンに限定する必要はなく、ブランク領域に絶
縁膜の減り(エロージョン)による段差を発生させない
程度の小さい、かつユニークなパターンで、上述のよう
な視覚上の補助的機能を果たすものであれば、特に制約
はない。
【0050】(第3の実施形態)次に、本発明に係る半
導体装置の製造工程の工程管理方法についての第3の実
施形態について図7を参照しながら説明する。第1及び
第2の実施形態においては、主に光学顕微鏡や走査型電
子顕微鏡(SEM)による目視検査によって研磨残りを検
出していた。第3の実施形態は、目視検査ではなく電気
的な導通試験を利用するものである。
【0051】第1の実施形態における上層検査パターン
の、ブランク領域の中心付近に、例えば図7(a)に示す
ような、互いに分離した埋め込み配線131を配置す
る。これにより、仮にこの配線領域に研磨残りが存在し
た場合は電気特性評価(導通試験)により、ディッシン
グの有無を判断することができる。
【0052】図7(b)に研磨残りがない場合の、図7
(c)に研磨残りがある場合の埋め込み導電膜パターン
の等価回路をそれぞれ示す。本発明において特徴的であ
る点は第1の実施形態でも示したように、下層でのディ
ッシングによって生じた凹みを上層での研磨残りの判定
に効果的に利用したところにある。
【0053】第3の実施形態によると、目視検査を基本
とする第1及び第2の実施形態よりも、電気特性評価を
用いているので更に確実に研磨残りを検出できるだけで
はなく、研磨工程後の目視検査においてもブランク領域
に配線パターンが存在するため第2の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0054】なお、本発明の基本的前提となる埋め込み
配線形成時の工程管理とは全く関係がないが、ドライエ
ッチングにより形成する配線、つまり埋め込みではない
通常の配線のエッチング不足を検査するために導通試験
を利用した従来技術として特開平02−310942号
公報がある。一方、本発明は、第1の実施形態において
説明したように、CMPによって起こるディッシングに
よる導電膜の凹部の大きさが、パターンサイズの対数に
比例することや、CMP装置の研磨布の弾性変形による
研磨圧力の関係に関する本件発明者の知見を前提とした
上で、さらに、研磨工程後の表面の凹凸を利用して研磨
不足を発生しやすくすることにより検出精度を向上させ
ているという点において、ここに示されるエッチング不
足の検出方法とは、大きく異なるものである。
【0055】(第4の実施の形態)次に、本発明に係る
半導体装置の製造工程の工程管理方法についての第4の
実施形態について図8を参照しながら説明する。
【0056】研磨プロセスにおいて研磨過多のプロセス
異常が発生した場合、第1から第3の実施形態では、研
磨過多の検出は、触針式段差測定器等を用いて上層検査
パターンの埋め込み導電膜パターン部を測定することに
より行っていたが、本発明においては埋め込み導電膜パ
ターンの研磨過多は、電気抵抗測定による評価により行
う。
【0057】図8(a)は、第3の実施形態で示した上層
検査パターンのうちの、埋め込み導電膜パターン部に特
徴がある。同図に示すような、埋め込み導電膜パターン
の電気抵抗を測定できる引き出し電極として機能する配
線パターン141を形成することにより、電源回路およ
び電流計を接続することにより、埋め込み導電膜パター
ンの研磨過多の検出を数値的に評価できるようにした。
図8(b)に本発明による埋め込み導電膜パターンの等価
回路を示す。
【0058】第4の実施形態によると、触針式表面段差
測定器(プロファイラー)や原子間力顕微鏡(AFM)
により表面形状の測定を行い、その仕上がり形状から研
磨量の推定を行う第1から第3の実施形態よりも、電気
特性評価を用いているので更に確実に研磨残りを検出で
きる。また研磨過多による配線抵抗の上昇を直接検出す
ることができ、検査精度が大幅に向上する。
【0059】(第5の実施の形態)次に、本発明に係る
半導体装置の製造工程の工程管理方法についての第5の
実施形態について図9を参照しながら説明する。第4の
実施形態では電気抵抗の測定により研磨過多の検出を行
う方法を示したが、本実施形態ではこの測定を更に精度
良く行うために図9(a)に示す様な埋め込み導電膜パタ
ーンを持つことを特徴とする。図9(a)に示すようにデ
ィッシングが発生しやすい埋め込み導電膜パターン11
3中に151の様な例えば0.3μm幅の配線でかつ埋
め込み導電膜パターン113からは例えば0.5μm程
度ずつ分離された配線パターンを設ける。図9(b)に本
発明による埋め込み導電膜パターンの等価回路を示す。
研磨後にこの配線パターン151の電気抵抗を測定する
ことにより、判断の基準値を明確に指標化した研磨過多
を検出することができる。
【0060】第4の実施形態では広い埋め込み導電膜パ
ターンの電気抵抗を直接測定し研磨過多の検出を行った
が、本実施形態ではディッシング量が最も大きい部分の
みの電気抵抗測定パターンを測定することでより正確に
配線膜厚の減少を(電気抵抗上昇により)正確に検出す
ることができる。
【0061】なお、電気抵抗測定のための配線パターン
とその配線パターンを周辺の導電膜と分離している絶縁
膜領域152は埋め込み導電膜パターンにディッシング
を起こすのに十分なくらい微細である必要がある。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、半導体装置の製造工
程、特に、埋め込み配線を研磨によって形成する工程の
工程管理において時間の短縮と簡略化が図られ、かつ、
判断の基準値を明確に指標化した確実なプロセス管理が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術を説明する表面および断面図
【図2】従来の技術を説明する表面および断面図
【図3】従来の技術を説明する断面図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を
示す断面図
【図5】導電膜の配線幅とディッシングの大きさとの関
係を示す図
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を
示す断面図
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置を
示す断面図及び等価回路図
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置を
示す断面図及び等価回路図
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置を
示す断面図及び等価回路図
【図10】同研磨量の状態を示す図
【符号の説明】
11 絶縁膜 12 埋め込み配線 13 配線材料の研磨残り 14 ディッシング 15 絶縁膜減り 16 研磨工程前の絶縁膜表面 111 絶縁膜 112 導電膜研磨残り検出用パターン 113 絶縁膜ブランク領域 114 上層の導電膜研磨残り検出用パターン 115 配線材料研磨残り 121 研磨残り検出用ドットパターン 122 配線材料研磨残り 131 研磨残り検出用配線パターン 141 研磨過多検出用配線パターン 151 研磨過多検出用配線パターン 152 研磨過多検出用配線パターン分離絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/88 K

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属配線が絶縁膜中に埋め込まれた埋め
    込み配線層基板上に積層して多層配線構造を形成する
    ときに用いる半導体装置の検査パターンであって、 前記基板上に形成された第1絶縁層と、 前記第1絶縁層に形成された導電膜パターンと第1配線
    と、 前記導電膜パターンと前記第1配線とを有する前記第1
    絶縁層上に形成された第2絶縁層と、 前記第2絶縁層に形成されたブランク領域と第2配線を
    有し、 前記導電膜パターン及び前記ブランク領域の上面は凹部
    形状となっており、 前記ブランク領域は前記導電膜パターンの直上に形成さ
    れていることを特徴とする半導体装置の検査パターン
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記導電膜パターンの凹部上の前記ブラ
    ンク領域にドットパターンが形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置の検査パターン
  3. 【請求項3】 前記導電膜パターンの凹部上の前記ブラ
    ンク領域の中心付近に導通試験を行うことができる互い
    に分離した2つの埋め込み配線を備えていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置の検査パターン
  4. 【請求項4】 金属配線が絶縁膜中に埋め込まれた埋め
    込み配線層基板上に積層して多層配線構造を形成する
    ときに用いる半導体装置の検査パターンであって、 前記基板上に形成された第1絶縁層と、 前記第1絶縁層に形成された第1導電膜パターンと第1
    ブランク領域と第1配線と、 前記第1導電膜パターンと前記第1ブランク領域と前記
    第1配線とを有する前記第1絶縁層上に形成された第2
    絶縁層と、 前記第2絶縁層に形成された第2導電膜パターンと第2
    ブランク領域と第2配線を有し、前記第2導電膜パターンは、電気抵抗を測定するための
    パターンであり、 前記第1導電膜パターン及び第2ブランク領域の上面は
    凹部形状となっており、 前記第2ブランク領域は前記第1導電膜パターンの直上
    に形成されており、 前記第1ブランク領域は前記第2導電膜パターンの直下
    に形成されていることを特徴とする半導体装置の検査パ
    ターン
  5. 【請求項5】 前記第2導電膜パターンに、前記第2導
    電膜パターンの電気抵抗を測定するための引き出し配線
    が形成されていることを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置の検査パターン
  6. 【請求項6】 前記第2導電膜パターンから分離された
    電気抵抗測定パターンが前記第2導電膜パターンのディ
    ッシングが最も大きい部分に形成されていることを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置の検査パターン
  7. 【請求項7】 前記第1導電膜パターンと前記第2導電
    膜パターンは、対称性を有する多角形であることを特徴
    とする請求項4記載の半導体装置の検査パターン
  8. 【請求項8】 基板上に第1絶縁層を形成する工程
    (a)と、 前記第1絶縁層に導電膜パターン溝と第1配線溝を形成
    する工程(b)と、 前記導電膜パターン溝と前記第1配線溝を埋め込むよう
    に前記第1絶縁層上に第1導電膜を形成する工程(c)
    と、 前記第1導電膜をCMP法により研磨を行い導電膜パタ
    ーンと第1配線を形成する工程(d)と、 前記工程(d)の後に、第2絶縁層を形成する工程
    (e)と、 前記導電膜パターン直上にブランク領域を設けて前記第
    2絶縁層に第2配線溝を形成する工程(f)と、 前記第2配線溝を埋め込むように前記第2絶縁層上に第
    2導電膜を形成する工程(g)と、 前記第2導電膜をCMP法により研磨を行い、第2配線
    を形成する工程(h)とを備え、 前記工程(d)では前記導電膜パターンの一部に凹部形
    状が形成され、 前記工程(e)では前記導電膜パターン直上の前記第2
    絶縁層に前記凹部が転写され、 前記工程(f)では前記第2絶縁層に転写された前記凹
    部をブランク領域とし、 前記工程(h)では前記第2絶縁層上の前記凹部に前記
    第2導電膜の研磨残りが生じないように管理することを
    特徴とする半導体装置の製造工程管理方法。
  9. 【請求項9】 基板上に第1絶縁層を形成する工程
    (a)と、 前記第1絶縁層に導電膜パターン溝と第1配線溝を形成
    する工程(b)と、 前記導電膜パターン溝と前記第1配線溝を埋め込むよう
    に前記第1絶縁層上に第1導電膜を形成する工程(c)
    と、 前記第1導電膜をCMP法により研磨を行い導電膜パタ
    ーンと第1配線を形成する工程(d)と、 前記工程(d)の後に、第2絶縁層を形成する工程
    (e)と、 前記導電膜パターン直上にブランク領域を設けて前記第
    2絶縁層に第2配線溝を形成すると同時に、前記ブラン
    ク領域にドットパターンの溝を形成する工程(f)と、 前記第2配線溝と前記ドットパターンの溝を埋め込むよ
    うに前記第2絶縁層上に第2導電膜を形成する工程
    (g)と、 前記第2導電膜をCMP法により研磨を行い前記ドット
    パターンと第2配線を形成する工程(h)とを備え、 前記工程(d)では前記導電膜パターンの一部に凹部形
    状が形成され、 前記工程(e)では前記導電膜パターン直上の前記第2
    絶縁層に前記凹部が転写され、 前記工程(f)では前記第2絶縁層に転写された前記凹
    部をブランク領域とし、 前記工程(h)では前記第2絶縁層上の前記凹部に前記
    第2導電膜の研磨残りが生じないように管理することを
    特徴とする半導体装置の製造工程管理方法。
  10. 【請求項10】 基板上に第1絶縁層を形成する工程
    (a)と、 前記第1絶縁層に導電膜パターン溝と第1配線溝を形成
    する工程(b)と、 前記導電膜パターン溝と前記第1配線溝を埋め込むよう
    に前記第1絶縁層上に第1導電膜を形成する工程(c)
    と、 前記第1導電膜をCMP法により研磨を行い導電膜パタ
    ーンと第1配線を形成する工程(d)と、 前記工程(d)の後に、第2絶縁層を形成する工程
    (e)と、 前記導電膜パターン直上にブランク領域を設けて前記第
    2絶縁層に第2配線溝を形成すると同時に、前記ブラン
    ク領域の中心付近に導通試験を行うための互いに分離し
    た2つの配線パターンの溝を形成する工程(f)と、 前記第2配線溝と前記2つの配線パターンの溝を埋め込
    むように前記第2絶縁層上に第2導電膜を形成する工程
    (g)と、 前記第2導電膜をCMP法により研磨を行い前記2つの
    配線パターンと導電膜パターンと第2配線を形成する工
    程(h)とを備え、 前記工程(d)では前記導電膜パターンの一部に凹部形
    状が形成され、 前記工程(e)では前記導電膜パターン直上の前記第2
    絶縁層に前記凹部が転写され、 前記工程(f)では前記第2絶縁層に転写された前記凹
    部をブランク領域とし、 前記工程(h)では前記第2絶縁層上の前記凹部に前記
    第2導電膜の研磨残りが生じないように管理することを
    特徴とする半導体装置の製造工程管理方法。
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