JP3440596B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3440596B2
JP3440596B2 JP33140594A JP33140594A JP3440596B2 JP 3440596 B2 JP3440596 B2 JP 3440596B2 JP 33140594 A JP33140594 A JP 33140594A JP 33140594 A JP33140594 A JP 33140594A JP 3440596 B2 JP3440596 B2 JP 3440596B2
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健彦 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なディスク再生装置
に関する。詳しくは、記録媒体ディスクを収容した大き
さの異なる2種類以上のカートリッジを選択的に装着し
て当該カートリッジに収容された記録媒体ディスクの再
生を行うディスク再生装置において、大型カートリッジ
の装着時に、小型カートリッジ用の位置決めピンが大型
カートリッジの装着の邪魔にならないようにした新規な
ディスク再生装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】大きさの異なる、例えば、直径8cmと
12cmの記録媒体ディスクを各別に収容した大きさの
異なる2種類のカートリッジを選択的に装着して再生を
行うディスク再生装置が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、大きさが異なるカートリッジを装着しようとする
場合、小型のカートリッジを装着する場合は、大型カー
トリッジ用の位置決めピンが小型カートリッジと干渉し
ないようにすることは容易であるが、大型カートリッジ
を装着する場合に、小型カートリッジ用の位置決めピン
が大型カートリッジと干渉してしまうという問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ディスク
再生装置は、上記した課題を解決するために、大型カー
トリッジの装着時には、小型カートリッジ用の位置決め
ピンの載置面は移動せず、大型カートリッジの外筐の下
面のうち周縁部寄りの部分がディスク再生装置に設けら
れた被押圧ピンの上端部を押圧することにより、位置決
め突起が載置面と同一平面以下まで没することによって
大型カートリッジの装着に邪魔にならない位置に退避す
るようにしたものである。
【0005】
【作用】従って、本発明ディスク再生装置にあっては、
大型カートリッジの装着時には、小型カートリッジ用の
位置決めピンの載置面は移動せず、位置決め突起が載置
面と同一平面以下まで没することによって大型カートリ
ッジの邪魔にならないようになるので、小型カートリッ
ジ用の位置決めピンと大型カートリッジとの干渉の問題
が起こらず、大きさの異なるカートリッジを選択的に使
用することができる。また、大型カートリッジの外筐の
下面のうち比較的強度のある周縁部寄りの部分でディス
ク再生装置に設けられた被押圧ピンの上端部を押圧する
ので、空洞になっている部分が多いため強度的に余り強
くない中心寄りの部分が変形したり傷付いたりするとい
う不都合も解消することができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明ディスク再生装置の詳細を
図1乃至図6及び図10乃至図12に示す比較例ととも
説明する。
【0007】図1乃至図6は本発明光ディスク記録再生
装置の第1の比較例を示すものである。
【0008】図中1はメカデッキであり、シャーシ2に
所要の機構及び部材が配置されて成る。
【0009】3はシャーシ2の略中央部に配置されたス
ピンドルであり、後述するディスクカートリッジ内の光
ディスクを載置かつチャッキングして回転せしめるよう
になっている。
【0010】4は光学ピックアップであり、シャーシ2
上に配置された送り軸5に案内されて光ディスクの半径
方向に移動可能にされている。6はシャーシ2上に固定
された送りモータであり、該送りモータ6の回転は中間
ギヤ7を介して送りギヤ8に伝達され、該送りギヤ8は
その小ギヤ8aが光学ピックアップ4のベース9の側面
に形成されたラック10に噛合されており、従って、上
記送りモータ6の回転により、光学ピックアップ4が上
記送り軸5に案内されて光ディスクの半径方向に移動さ
れることになる。
【0011】シャーシ2上には大型ディスクカートリッ
ジ用の位置決めピン11、12及び高さ基準ピン13、
14が立設されている。また、これらピン11、12、
13、14の内側に小型ディスクカートリッジ用の位置
決めピン15、16及び高さ基準ピン17、18が立設
されている。
【0012】大型ディスクカートリッジ用の位置決めピ
ン11、12は上端部に載置面11a、12aを有し、
該載置面11a、12aの中央から位置決め突起19、
19が突設され、該位置決め突起19、19はその基端
部19a、19aを除く部分19b、19bが円錐状に
形成され、該円錐部19b、19bの上端部は半球状に
形成されている。
【0013】そして、高さ基準ピン13、14はその上
端面13a、14aが載置面とされ、該載置面13a、
14aは上記位置決めピン11、12の載置面11a、
12aと同一の平面内に位置している。
【0014】小型ディスクカートリッジ用の位置決めピ
ン15、16は支持筒部20、20と該支持筒部20、
20に摺動自在に支持された位置決め部材21、21と
を備える。
【0015】支持筒部20は上端に行くに従って僅かに
外径が小さくなる筒状を為し、下端寄りの位置に仕切壁
22が形成され、該仕切壁22の中心部に挿通孔23が
形成されている。そして、該支持筒部20の上端縁20
aは載置縁とされている。
【0016】位置決め部材21は稍弾性のある合成樹脂
で形成され、上記支持筒部20の内径に略等しい外径を
有するフランジ部24と該フランジ部24の上面の中央
から突設された位置決め突起25とフランジ部24の下
面の中央から垂設された脚部26とが一体に形成されて
いる。
【0017】位置決め突起25、25はその基端部25
a、25aを除く部分25b、25bが円錐状に形成さ
れ、該円錐部25b、25bの上端部は半球状に形成さ
れている。
【0018】脚部26はその下半部が軸方向に延び下端
に開口したV字状の切欠によって2つの係合片27、2
7が形成され、該係合片27、27の下端部外面に係合
爪28、28が突設されている。該係合爪28、28の
外面は下端に行くに従って中心方向に変位する傾斜面2
8a、28aに形成され、上端面は軸方向に垂直な係合
面28b、28bに形成されている。
【0019】しかして、位置決め部材21はその脚部2
6側から支持筒部20内に挿入され、係合片27、27
が仕切壁22の挿通孔23に挿通される。係合片27、
27は挿通孔23に挿通される時は、その係合爪28、
28の傾斜面28a、28aが挿通孔23の縁で押圧さ
れて互いに近付くように撓み、係合爪28、28が挿通
孔23を通過すると、互いに離れるように元に戻り、係
合爪28、28の上端の外径が挿通孔23の孔径より大
きくなった状態となる。
【0020】29はコイルスプリングであり、位置決め
部材21の脚部26に外嵌された状態でフランジ部24
と支持筒部20の仕切壁22との間で圧縮された状態と
されている。従って、該コイルスプリング29によって
位置決め部材21は上方への移動力を付勢されており、
無負荷の状態、即ち、上方から押圧する外力が加えられ
ていない状態ではその係合爪28、28の係合面28
b、28bが支持筒部20の挿通孔23の下側開口縁に
係合した状態まで上昇しており、位置決め突起25の基
端部25aの下端部を除く部分から上の部分が支持筒部
20の載置縁20aより上方へ突出した状態となってい
る。
【0021】そして、高さ基準ピン17、18の上端
面、即ち、載置面17a、18aは上記位置決めピン1
5、16の載置縁20a、20aと同一の平面内に位置
している。
【0022】また、上記載置面11a、12a、13
a、14a、17a、18a及び載置縁20a、20a
は全て同一の平面内に位置している。
【0023】しかして、上記したメカデッキ1に小型デ
ィスクカートリッジ、例えば、8cm光ディスク30が
収容されたディスクカートリッジ31が装着された状態
が図3に示す状態である。
【0024】このように、小型ディスクカートリッジ3
1が装着された状態では、大型ディスクカートリッジ用
の位置決めピン11、12及び高さ基準ピン13、14
は小型ディスクカートリッジ31の装着領域の外側に位
置しており、小型ディスクカートリッジ31の装着に関
しては全く障害とならない。そして、位置決めピン1
5、16の位置決め部材21、21の位置決め突起2
5、25は小型ディスクカートリッジ31の外筐32に
形成された位置決め穴33、34に嵌挿され、これによ
って、小型ディスクカートリッジ31の平面方向での位
置決めが為される。また、外筐32の下側の面が位置決
めピン15、16の支持筒部20、20の載置縁20
a、20a及び高さ基準ピン17、18の載置面17
a、18a上に載置され、これによって、小型ディスク
カートリッジ31の高さ方向での位置決めが為される。
【0025】次に、大型ディスクカートリッジ、例え
ば、12cm光ディスク35が収容されたディスクカー
トリッジ36が装着された状態が図5に示されている。
【0026】この状態において、位置決めピン11、1
2の位置決め突起19、19がディスクカートリッジ3
6の外筐37に形成された位置決め穴38、39に嵌挿
され、これによって、大型ディスクカートリッジ36の
平面方向での位置決めが為され、また、外筐37の下側
の面が位置決めピン11、12の載置面11a、12a
及び高さ基準ピン13、14の載置面13a、14a上
に載置され、これによって、大型ディスクカートリッジ
36の高さ方向での位置決めが為される。
【0027】そして、大型ディスクカートリッジ36が
装着されると、小型ディスクカートリッジ用の位置決め
ピン15、16及び高さ基準ピン17、18は大型ディ
スクカートリッジ36の装着領域の内側に位置している
が、高さ基準ピン17、18の方は、上述したように、
その載置面17a、18aが該ディスクカートリッジ3
6の高さを決めている上記載置面11a、12a、13
a、14aと同一の平面内に位置しているので、該ディ
スクカートリッジ36の装着には何等障害とならない。
そして、位置決めピン15、16の位置決め部材21、
21の位置決め突起25、25は上記載置面11a、1
2a、13a、14aと同じ平面内に位置している支持
筒部20、20の載置縁20a、20aより突出してい
るが、該位置決め部材21、21は上記コイルスプリン
グ29、29によって上方への移動力を付勢されている
ので、大型ディスクカートリッジ36の重量によって下
方へ押圧され、これによって、コイルスプリング29、
29の弾発力に抗して下降され、その位置決め突起2
5、25の上端が支持筒部20、20の載置縁20a、
20aと同じ位置まで下降せしめられる。従って、該位
置決め突起25、25が大型ディスクカートリッジ36
の装着に障害となることが回避される。
【0028】図7乃至図9は本発明ディスク再生装置の
実施例を示すものであり、本発明を光ディスク記録再生
装置に適用したものである。
【0029】尚、この実施例は、上記した第1の比較例
と比較して、小型ディスクカートリッジ用の位置決めピ
ンの構造及びそれを退避させる機構が相違しているのみ
で、その外の部分については第1の比較例におけると同
様であるので、該同様の部分については第1の比較例
おける同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明
を省略する。
【0030】1Aはメカデッキであり、シャーシ2にス
ピンドル3、光学ピックアップ4、送りモータ6、送り
軸5等の所要部材及び所要部品が配設されている。
【0031】40、41は小型ディスクカートリッジ用
の位置決めピンであり、これら位置決めピン40、41
はシャーシ2から立設された支持筒部42、42と該支
持筒部42、42に摺動可能に支持された位置決め部材
43、43とを備えている。
【0032】支持筒部42は略円筒状をしており、その
下端を閉塞しているシャーシ2には支持筒部42の内孔
44に連通し、かつ、該内孔44より小径の挿通孔45
が形成されている。
【0033】そして、支持筒部42、42の上端縁42
a、42aは載置縁とされ、大型ディスクカートリッジ
用の位置決めピン11、12、高さ基準ピン13、1
4、小型ディスクカートリッジ用高さ基準ピン17、1
8の載置面11a、12a、13a、14a、17a、
18aと同一の平面内に位置している。
【0034】位置決め部材43は稍弾性のある合成樹脂
で形成され、上記支持筒部42の内孔44の内径に略等
しい外径を有するフランジ部46と該フランジ部46の
上面の中央から突設された位置決め突起47とフランジ
部46の下面の中央から垂設された脚部48とが一体に
形成されている。
【0035】位置決め突起47はその基端部47aを除
く部分47bが円錐状に形成され、該円錐部47bの上
端部は半球状に形成されている。
【0036】脚部48はその下半部が軸方向に延び下端
に開口したV字状の切欠によって2つの係合片49、4
9に形成され、該係合片49、49の下端部外面に係合
爪50、50が突設されている。該係合爪50、50の
外面は下端に行くに従って中心方向に変位する傾斜面5
0a、50aに形成され、上端面は軸方向に垂直な係合
面50b、50bに形成されている。
【0037】しかして、位置決め部材43はその脚部4
8側から支持筒部42内に挿入され、係合片49、49
が挿通孔45に挿通される。係合片49、49は挿通孔
45に挿通される時は、その係合爪50、50の傾斜面
50a、50aが挿通孔45の縁で押圧されて互いに近
付くように撓み、係合爪50、50が挿通孔45を通過
すると、互いに離れるように元に戻り、係合爪50、5
0の上端の外径が挿通孔23の孔径より大きくなった状
態となる。
【0038】51はコイルスプリングであり、位置決め
部材43の脚部48に外嵌された状態でフランジ部46
と挿通孔45の上側開口縁部との間で圧縮された状態と
されている。従って、該コイルスプリング51によって
位置決め部材43は上方への移動力を付勢されている。
【0039】52は連動部材であり、連結バー53と該
連結バー53の一端部に立設された被押圧ピン54とか
らなり、連結バー53の他端部には取付孔55が穿設さ
れている。
【0040】56はシャーシ2のうち大型ディスクカー
トリッジの装着領域の内側であってその外縁寄りの位置
に対応した箇所に形成された挿通孔であり、該挿通孔5
6に上記連結部材52の被押圧ピン54が摺動自在に挿
通されている。そして、連結バー53はシャーシ2の下
側に位置している。
【0041】そして、連結バー53の取付孔55に上記
位置決め部材43の係合片49、49が挿通され、その
係合爪50、50の係合面50b、50bが取付孔55
の下側開口縁に係合した状態とされる。
【0042】そして、上記被押圧ピン54が上方から押
圧されていない状態、即ち、無負荷の状態で、位置決め
部材43及び連動部材52はコイルスプリング51によ
って付勢された移動力により移動範囲の上端に位置して
おり、位置決め部材43の位置決め突起47はその基端
部47aの下端部を除く部分から上の部分が支持筒部4
2の載置縁42aから上方に突出した状態となってい
る。また、この状態で、上記被押圧ピン54の上端は位
置決め部材43の位置決め突起47の上端と同じか稍上
方の位置に位置している。
【0043】図9は大型ディスクカートリッジ36を装
着した状態を示し、この状態で、外筐37の下面のうち
周縁部寄りの位置が被押圧ピン54、54の上端部を押
圧し(図では一方のもののみ示す。)、これによって、
連結部材52、52はコイルスプリング51、51によ
って付勢されている上方への移動力に抗して下降され、
該連結部材52、52に連結された位置決め部材43、
43も下降されて、その位置決め突起47、47はその
上端が支持筒部42、42の載置縁42a、42aより
下側に位置した状態となる。
【0044】従って、小型ディスクカートリッジ用の位
置決めピン40、41が大型ディスクカートリッジ36
の装着の障害となることがない。
【0045】また、ディスクカートリッジの外筐は、中
心寄りの部分は内部が空洞になっている部分が多く、強
度的に余り強くはない部分である。また、シャッターな
ども位置している場合が有り、このような部分に上記第
1の実施例におけるような小型ディスクカートリッジ用
の位置決めピン15、16の位置決め突起25、25が
当接すると、例えば、コイルスプリング29、29の力
が強かった場合など、シャッターや外筐が変形したり、
傷付いたりするという不都合も生じうる。それに対し
て、ディスクカートリッジの外筐の周縁部は周壁や仕切
壁等があることによって中央部に比べると強度が強い部
分である。そこで、この実施例におけるように、連結部
材52、52を介して小型ディスクカートリッジ用位置
決めピン40、41の位置決め突起47、47を上下動
させるようにすれば、被押圧ピン54、54の位置を任
意に設定することが出来、これによって、比較的強度の
あるディスクカートリッジの外筐の周縁部によって押圧
するようにすることができる。
【0046】図10乃至図12は本発明ディスク再生装
置の第2の比較例を示すものである。
【0047】尚、この第2の比較例は、上記した第1の
比較例と比較して、小型ディスクカートリッジ用の位置
決めピンの構造及びそれを退避させる機構が相違してい
るのみで、その外の部分については第1の比較例におけ
ると同様であるので、該同様の部分については第1の
較例における同様の部分に付した符号と同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0048】1Bメカデッキであり、シャーシ2にスピ
ンドル3、光学ピックアップ4、送りモータ6、送り軸
5等の所要部材及び所要部品が配設されている。
【0049】57、58は小型ディスクカートリッジ用
の位置決めピンであり、これら位置決めピン57、58
はシャーシ2から立設された支持筒部59、59と該支
持筒部59、59に摺動可能に支持された位置決め部材
60、60とを備えている。
【0050】支持筒部59は略円筒状をしており、その
下端を閉塞しているシャーシ2には支持筒部59の内孔
61に連通し、かつ、該内孔61より小径の挿通孔62
が形成されている。
【0051】そして、支持筒部59、59の上端縁59
a、59aは載置縁とされ、大型ディスクカートリッジ
用の位置決めピン11、12、高さ基準ピン13、1
4、小型ディスクカートリッジ用高さ基準ピン17、1
8の載置面11a、12a、13a、14a、17a、
18aと同一の平面内に位置している。
【0052】位置決め部材60は上記支持筒部59の内
孔61の内径に略等しい外径を有するフランジ部63と
該フランジ部63の上面の中央から突設された位置決め
突起64とフランジ部63の下面の中央から垂設された
丸棒状をした脚部65とが一体に形成されている。
【0053】位置決め突起64はその基端部64aを除
く部分64bが円錐状に形成され、該円錐部64bの上
端部は半球状に形成されている。
【0054】しかして、位置決め部材60はその脚部6
5側から支持筒部59内に挿入され、脚部65が挿通孔
62に挿通される。
【0055】66は上記脚部65の下端に側方へ突出す
るように取着された摺動ピンである。
【0056】67、67はシャーシ2の下面のうち上記
挿通孔62、62に近接した位置に回転自在に支持され
たカムギヤであり、モータ68、68によって回転され
るようになっている。
【0057】カムギヤ67はドラム状をしており、その
周面に上下方向に斜めに延びるカム溝69が形成されて
おり、また、上端寄りの位置に平ギヤ70が一体に形成
されている。
【0058】モータ68はカムギヤ67配置位置の近傍
のシャーシ2上面に配置されており、そのシャーシ2下
面へ突出した回転軸にはピニオンギヤ71が固定されて
いて、該ピニオンギヤ71が中間ギヤ72を介してカム
ギヤ67の平ギヤ70と噛合されている。そして、上記
摺動ピン66の先端部がカムギヤ67のカム溝69に摺
動自在に係合されている。
【0059】73はコイルスプリングであり、位置決め
部材60の脚部65に外嵌された状態でフランジ部63
と挿通孔62の上側開口縁部との間で圧縮された状態と
されている。従って、該コイルスプリング73によって
位置決め部材60は上方への移動力を付勢されている。
【0060】しかして、大型ディスクカートリッジ36
が装着されていない状態では、図11に示すように、摺
動ピン66がカム溝69の上端部と係合した状態に有
り、この状態で、位置決め部材60の位置決め突起64
はその基端部64aの下端部を除く部分から上の部分が
支持筒部59の載置縁59aから上方に突出した状態と
なっている。
【0061】そして、大型ディスクカートリッジ36が
装着される時には、図示しないセンサーが大型ディスク
カートリッジ36が装着されて来ることを検出し、該検
出結果に基づいてモータ68、68が回転され、これに
よって、カムギヤ67、67が所定の方向に回転され
て、摺動ピン66、66の係合位置がカム溝69、69
の下端方向へと移って行き、これによって、位置決め部
材60、60が下降されて行き、摺動ピン66、66の
係合位置がカム溝69、69の下端部に達したところで
モータ68、68が停止する。この状態で、位置決め突
起64、64はその上端が支持筒部59、59の載置縁
59a、59aよりやや下側に位置し、大型ディスクカ
ートリッジ36の装着の邪魔にならないようになってい
る。
【0062】尚、上記実施例等において、大型ディスク
カートリッジ36及び小型ディスクカートリッジ31双
方の記録再生に関し同一の光学ピックアップを使用する
関係等の理由により、小型ディスクカートリッジの高さ
基準面と大型ディスクカートリッジの高さ基準面とを同
じ高さにするように、即ち、小型ディスクカートリッジ
用の載置縁20a、20a(、42a、42a又は59
a、59a)及び載置面17a、18aと大型ディスク
カートリッジ用の載置面11a、12a、13a、14
aとが同一の平面内にあるように説明したが、これらの
高さは公差の範囲内で上下することがある。すると、大
型ディスクカートリッジ36を装着した場合、その高さ
基準がどの載置縁及び/又は載置面によって決まってい
るのか分からない状態が生じうる。
【0063】そこで、小型ディスクカートリッジ用の載
置縁20a、20a(、42a、42a又は59a、5
9a)及び載置面17a、18aが大型ディスクカート
リッジ用の載置面11a、12a、13a、14aに対
して常に下方に位置するようにする。即ち、公差の範囲
内で、小型ディスクカートリッジ用の載置縁20a、2
0a(、42a、42a又は59a、59a)及び載置
面17a、18aをその下限値に近い値に設定し、大型
ディスクカートリッジ用の載置面11a、12a、13
a、14aをその上限値に近い値に設定する。即ち、公
差が±0.5mmの範囲で認められているとすると、小
型ディスクカートリッジ用の載置縁20a、20a(、
42a、42a又は59a、59a)及び載置面17
a、18aを基準値から−0.5mmの高さに設定し、
大型ディスクカートリッジ用の載置面11a、12a、
13a、14aを基準値から+0.5mmの高さに設定
する。これによって、設計値において、両者の間に1.
0mmの差が出来、上記したような問題が解決される。
尚、この場合、小型ディスクカートリッジ用の載置縁2
0a、20a(、42a、42a又は59a、59a)
及び載置面17a、18aに関してはその公差をプラス
側のみの+0.5mmとし、大型ディスクカートリッジ
用の載置面11a、12a、13a、14aに関しては
その公差をマイナス側のみの−0.5mmとする必要が
ある。
【0064】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ディスク再生装置は、記録媒体ディスクを収
容した大きさの異なる2種類以上のカートリッジを選択
的に装着して当該カートリッジに収容された記録媒体デ
ィスクの再生を行うディスク再生装置であって、大型カ
ートリッジと小型カートリッジの位置決めピンを各別に
有し、小型カートリッジ用の位置決めピンは、上端部に
小型カートリッジを載置する載置面と、該載置面から出
没自在に配設された位置決め突起を有し、大型カートリ
ッジの装着時には、小型カートリッジ用の位置決めピン
の載置面は移動せず、大型カートリッジの外筐の下面の
うち周縁部寄りの部分がディスク再生装置に設けられた
被押圧ピンの上端部を押圧することにより、位置決め突
起が載置面と同一平面以下まで没することによって大型
カートリッジの装着に邪魔にならない位置に退避するよ
うにしたことを特徴とする。
【0065】従って、本発明ディスク再生装置にあって
は、大型カートリッジの装着時には、小型カートリッジ
用の位置決めピンの載置面は移動せず、位置決め突起が
載置面と同一平面以下まで没することによって大型カー
トリッジの邪魔にならないようになるので、小型カート
リッジ用の位置決めピンと大型カートリッジとの干渉の
問題が起こらず、大きさの異なるカートリッジを選択的
に使用することができる。また、大型カートリッジの外
筐の下面のうち比較的強度のある周縁部寄りの部分でデ
ィスク再生装置に設けられた被押圧ピンの上端部を押圧
するので、空洞になっている部分が多いため強度的に余
り強くない中心寄りの部分が変形したり傷付いたりする
という不都合も解消することができる。
【0066】尚、上記した実施例等において示した各部
の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際しての
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6と共に本発明ディスク再生装置の
第1の比較例を示すものであり、本図はメカデッキの概
略平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】小型ディスクカートリッジを装着した状態を示
す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】大型ディスクカートリッジを装着した状態を示
す平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】図8及び図9と共に本発明ディスク再生装置の
実施例を示すものであり、本図は概略平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う拡大断面図
である。
【図9】大型ディスクカートリッジを装着した状態を図
8と同じ部位で切断して示す拡大断面図である。
【図10】図11及び図12と共に本発明ディスク再生
装置の第2の比較例を示すものであり、本図は概略平面
図である。
【図11】図10のXI−XI線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】大型ディスクカートリッジを装着した状態を
図11と同じ部位で切断して示す拡大断面図である。
【符号の説明】
11、12 大型ディスクカートリッジ用位置決めピン
(大型カートリッジ用位置決めピン) 30 光ディスク(小型記録媒体ディスク) 31 小型ディスクカートリッジ(小型カートリッジ) 35 光ディスク(大型記録媒体ディスク) 36 大型ディスクカートリッジ(大型カートリッジ) 1A メカデッキ(ディスク再生装置) 40、41 小型ディスクカートリッジ用位置決めピン
(小型カートリッジ用位置決めピン) 42a 載置面 47 位置決め突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04 413 G11B 19/12 501

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体ディスクを収容した大きさの異
    なる2種類以上のカートリッジを選択的に装着して当該
    カートリッジに収容された記録媒体ディスクの再生を行
    うディスク再生装置であって、 大型カートリッジと小型カートリッジの位置決めピンを
    各別に有し、 上記小型カートリッジ用の位置決めピンは、上端部に小
    型カートリッジを載置する載置面と、該載置面から出没
    自在に配設された位置決め突起を有し、 大型カートリッジの装着時には、小型カートリッジ用の
    位置決めピンの上記載置面は移動せず、該大型カートリ
    ッジの外筐の下面のうち周縁部寄りの部分が上記ディス
    ク再生装置に設けられた被押圧ピンの上端部を押圧する
    ことにより、上記位置決め突起が上記載置面と同一平面
    以下まで没することによって大型カートリッジの装着に
    邪魔にならない位置に退避するようにしたことを特徴と
    するディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 小型カートリッジ用の位置決めピンの高
    さ基準面を大型カートリッジ用の位置決めピンの高さ基
    準面より僅かに低くしたことを特徴とする請求項1に記
    載のディスク再生装置。
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