JP2003115157A - ディスク式記録再生装置 - Google Patents

ディスク式記録再生装置

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JP2003115157A
JP2003115157A JP2001305865A JP2001305865A JP2003115157A JP 2003115157 A JP2003115157 A JP 2003115157A JP 2001305865 A JP2001305865 A JP 2001305865A JP 2001305865 A JP2001305865 A JP 2001305865A JP 2003115157 A JP2003115157 A JP 2003115157A
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学 小畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トレーによって記録再生位置へ引込まれるカー
トリッジを上記トレーの移動動作を利用してシャッタを
開くとともに、トレーの引出し位置への移動によってシ
ャッタを閉じるようにした記録再生装置におけるシャッ
タの開閉動作の信頼性の向上を図る。 【解決手段】トレーの下面に設けられている凹部に移動
自在にシャッタ開閉機構65を設けるようにし、このシ
ャッタ開閉機構65の開閉ベース66上にラック71と
一対の位相ずれ矯正部材75、79とを配し、これらの
部材をそれぞればね74、78、82によって弾性的に
カートリッジ側に押圧してシャッタ板100の開閉動作
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク式記録再生
装置に係り、とくにディスク状記録媒体をケース内に収
納したカートリッジをトレーによって記録再生位置へ移
動させ、ヘッドによって記録および/または再生を行な
うようにしたディスク式記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)やDVDの
ような光ディスクから成るディスク状記録媒体を用いて
記録および/または再生を行なうようにしたディスク式
記録再生装置が音楽や映像の記録再生に広く用いられて
いる。さらにはこのようなディスク状記録媒体はコンピ
ュータ等の情報処理装置の記憶装置として用いられてい
る。
【0003】この場合に上記のディスク状記録媒体はト
レーに載置されるとともに、トレーが引出し位置から記
録再生位置に引込まれる。そしてこの状態で回転駆動部
を構成するターンテーブルが下方から上昇し、トレーか
らディスク状記録媒体を浮上がらせて回転駆動させる。
このような状態においてディスク状記録媒体に対して光
学ピックアップを半径方向に移動させながら記録あるい
は再生を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような光ディスク
から成るディスク式記録再生装置において、とくに高密
度記録を行なうDVRにおいては、ダスト等による光デ
ィスクの汚損を防止するために、光ディスクをケース内
に収納したカートリッジを用いることになる。一般にカ
ートリッジのケースは開口を備え、この開口を不使用時
にシャッタによって閉じるとともに、記録再生位置に装
着したならば上記シャッタを開き、これによって光学ヘ
ッドによるアクセスを可能にする。
【0005】従ってカートリッジを用いるディスク式記
録再生装置においては、カートリッジが記録再生位置に
ローディングされるのに同期してシャッタが完全に開放
されるようにすることが好ましい。ここでシャッタはそ
の閉鎖状態が中途半端な状態であっても必ず完全に開放
されなければならない。また記録再生を終ってカートリ
ッジを取出す際に、ケースの開口をシャッタによって確
実に閉める必要がある。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、カートリッジが記録再生位置に装着さ
れるとケースの開口が完全に開かれ、カートリッジが記
録再生位置から取出された場合にはケースの開口がシャ
ッタによって完全に閉鎖されるようにしたディスク式記
録再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の主要な発明は、デ
ィスク状記録媒体をケース内に収納したカートリッジを
トレーによって記録再生位置へ移動させ、ヘッドによっ
て記録および/または再生を行なうようにしたディスク
式記録再生装置において、前記トレーによって前記カー
トリッジを記録再生位置へ移動させるときに前記カート
リッジのシャッタを開放するとともに、前記トレーによ
って前記カートリッジを引出し位置へ移動させるときに
前記カートリッジのシャッタを閉鎖するシャッタ開閉機
構を具備し、該シャッタ開閉機構は前記カートリッジの
側面に接して前記シャッタを開閉するラックと、前記シ
ャッタの開放時における開度の不定を吸収する第1の位
相ずれ矯正部材と、前記シャッタの閉鎖時における開度
の不定を吸収する第2の位相ずれ矯正部材とを具備し、
前記シャッタ開閉機構のラックが前記カートリッジのケ
ース側のセグメントギヤに噛合うとともに、前記第1の
位相ずれ矯正部材と前記第2の位相ずれ矯正部材とがそ
れぞれ前記ケース側の第1の係合部と第2の係合部とに
それぞれ係合して前記シャッタの開閉を行なうことを特
徴とするディスク式記録再生装置に関するものである。
【0008】ここで前記カートリッジがディスク状記録
媒体を収納する中シェルを具備し、該中シェルに前記シ
ャッタが回動自在に取付けられ、しかも前記中シェルの
一側部に前記セグメントギヤと前記第1の係合部と前記
第2の係合部とが設けられ、前記開閉機構が前記中シェ
ルの一側部に沿って接線方向に移動すると前記中シェル
がケース内で回転して前記カートリッジの開口を前記シ
ャッタが開閉するようにしてよい。
【0009】また前記開閉機構の第1の位相ずれ矯正部
材と前記ラックの端部との間の長さが前記カートリッジ
側の前記第1の係合部と前記セグメントギヤの端部との
間の円弧長よりも大きくなるようにしてよい。また前記
開閉機構の第1の位相ずれ矯正部材と前記ラックの端部
との間の長さが前記カートリッジ側の前記第1の係合部
と前記セグメントギヤの端部との間の円弧長よりも、前
記ラックおよび前記セグメントギヤの歯のピッチをpと
したときに、0.2p〜0.5p長くなるようにしてよ
い。また前記ラックと前記セグメントギヤの歯のモジュ
ールが0.7であってよい。また前記セグメントギヤの
ピッチサークルと前記ラックのピッチサークルとが接す
る位置よりも深い位置で前記セグメントギヤと前記ラッ
クとが噛合うようにしてよい。
【0010】また前記カートリッジのケースの側面の切
欠きの軸線方向の寸法に対して前記第2の位相ずれ矯正
部材の軸線方向の寸法を小さくし、前記トレー上に前記
カートリッジが載置されている状態および前記トレーか
ら前記カートリッジが支持手段によって浮上った状態で
前記第2の位相ずれ矯正部材が前記切欠きと干渉しない
ようにし、前記開閉機構の前記カートリッジに対する退
避ストロークの後退位置においてなお前記第2の位相ず
れ矯正部材の先端部が前記ケースの切欠き内にあるよう
に前記開閉機構の後退ストロークを設定してよい。また
前記開閉機構が後退した状態であって前記第2の位相ず
れ矯正部材の先端部が前記中シェルの第2の係合部から
外れた状態でしかも前記カートリッジのケースの内側に
干渉しない状態で存在するように前記開閉機構の退避ス
トロークが設定してよい。
【0011】また前記ケースにロックレバーが回動自在
に設けられ、該ロックレバーが前記中シェルの被ロック
部と係合することによって該ロックレバーが前記中シェ
ルがシャッタを開放する方向に回転するのを阻止し、し
かも前記開閉機構に押圧用突部が設けられ、該押圧用突
部は前記シャッタが完全に開かれた状態で前記ロックレ
バーをロック解除方向に押圧して前記中シェルの回転負
荷を軽減するようにしてよい。
【0012】また前記開閉機構の長さ方向の両端がそれ
ぞれ弾性手段を介してカートリッジ側に付勢され、前記
開閉機構の一端がカートリッジの切欠き内において移動
方向に対して傾斜していても前記ラックが前記セグメン
トギヤに噛合うようにしてよい。また前記開閉機構の前
記ラック、前記第1の位相ずれ矯正部材、および前記第
2の位相ずれ矯正部材が開閉ベース上に取付けられると
ともに、それぞれ別々の弾性手段によってカートリッジ
側に付勢されてよい。
【0013】本願に含まれる発明の好ましい態様は、シ
ャッタ開閉機構の位相ずれ矯正部材とラックの1歯目と
の間の寸法をカートリッジの中シェルの側面の係合用凹
部とセグメントギヤの1歯目との間の円弧状の長さより
も長くし、これによってとくに位相ずれ矯正部材と係合
用凹部との間のガタによる差分を吸収するようにしたも
のであって、理想移動距離(ギヤモジュール×整数)よ
りも長くしている。
【0014】またシャッタ開閉機構のラックとカートリ
ッジの中シェルのセグメントギヤの噛合い深さの方向の
位置関係を互いに両者のピッチサークルが接する位置関
係にはせず、むしろばねによってシャッタ開閉機構のラ
ックギヤをカートリッジの中シェルのセグメントギヤに
深く噛合うようにし、これによって噛合いの外れを防止
するようにしている。またシャッタ開閉機構の開閉ベー
スの長さ方向の両端の背面側をそれぞればねで押すこと
によって、カートリッジの中シェルのセグメントギヤの
噛合い方向に対して開閉ベースのラックの法線が一致し
ない場合であって片端がカートリッジの切欠き内におい
て傾斜していても噛合いを確保できるようにしている。
またシャッタ開閉機構の開閉ベースに対してラックおよ
び前後の位相ずれ矯正部材を互いに別部材から構成する
とともに、ラックおよび一対の位相ずれ矯正部材をそれ
ぞれ独立にばねによってシャッタ側に押圧することによ
り、トレーあるいはカートリッジの部品寸法のばらつき
を吸収してラックとセグメントギヤとの確実な噛合いを
達成し、これによってシャッタの開閉動作の信頼性を高
めている。
【0015】またカートリッジの側面の切欠きに対して
ラックおよび一対の位相ずれ矯正部材の軸線方向の寸法
を、トレーによるカートリッジの搬送時とベースユニッ
トによるチャックアップ動作の完了後における高さ方向
の移動量以上に小さくすることによって、カートリッジ
のシャッタが開放された状態でシャッタ開閉機構の先端
部がカートリッジの外形投影面積の外側まで移動するこ
とを不要にしている。
【0016】またカートリッジの中シェルをシャッタが
閉じた状態でロックするロックレバーの被押圧部に作用
する押圧用突部をシャッタ開閉機構の開閉ベースに設
け、完全にシャッタが閉じた状態において上記押圧用突
部によってカートリッジ側のロックレバーをロック解除
方向に押込むようにしており、これによってシャッタが
完全に開放された状態からシャッタが閉じる方向に中シ
ェルが回転する際におけるシャッタ開閉機構のとくに後
側の位相ずれ矯正部材の負荷を軽減するようにしてい
る。
【0017】このような態様のディスク式記録再生装置
は、トレーによってカートリッジを記録再生位置と引出
し位置との間で移動させるようにしたディスク式記録再
生装置におけるシャッタの開閉機構に適用され、とくに
シャッタの開閉動作の信頼性の向上に大きく貢献するこ
とになる。とくにトレーおよびカートリッジの部品寸法
のばらつきを吸収し、確実なシャッタの開閉動作を実現
することになる。
【0018】
【発明の実施の形態】(1)構成の説明 図1および図2は本願発明の一実施の形態に係るディス
ク式記録再生装置の全体の構成を示すものであって、こ
の装置は偏平な直方体状をなす外筐10を備えている。
なお図1および図2に示すように、ここでは上部を開放
して示している。そしてこの外筐10の前面側の開口を
閉塞するフロントパネル11には横長開口12が形成さ
れ、この横長開口12によって引出し可能にトレー13
が外筐10内に組込まれるようになっている。
【0019】トレー13はそのほぼ中央部にカートリッ
ジまたはベアディスクを受入れる凹部14を有するとと
もに、凹部14を横切るように縦方向に延びる開口15
が形成されている。この開口15の奥側にはU字状の切
込み16が連設され、手前側には半円形の切込み17が
形成されている。
【0020】またトレー13上であってそのの奥側の側
部には駆動ユニット18が設けられ、さらに駆動ユニッ
ト18を駆動するためのモータ19が取付けられてい
る。トレー13は外筐10の内側であってその両側の段
部20によって摺動可能に支持されるとともに、駆動ユ
ニット18の出力端を構成するピニオンが段部20の下
側のラック21と噛合い、これによって図1および図2
に示すように、横長開口12に対して引出しおよび収納
自在に自走するようになっている。
【0021】上記外筐10の底板の上部には図3〜図6
に示すようなベースユニット25が設けられている。ベ
ースユニットは板金製のシャーシから構成され、そのほ
ぼ中央部にはブラケット26を介して回転駆動部を構成
するターンテーブル27が設けられている。ターンテー
ブル27はその下側のモータによってダイレクトに駆動
されるようになっている。
【0022】またベースユニット25は上記ターンテー
ブル27に対してその手前側にDVD用ピックアップ3
1が、奥側にDVR用ピックアップ32が配されてい
る。ここでDVD用ピックアップ31はガイドロッド3
3と送りねじ34とによってその両側が支持されるとと
もに、送りねじ34がステッピングモータ35によって
回転駆動され、これによって光ディスクの半径方向に移
動されるようになっている。
【0023】これに対して奥側のDVR用ピックアップ
32は両側の一対のガイドロッド37、38によって案
内されるようになっており、しかもDVR用ピックアッ
プ32を光ディスクに対してその半径方向に移動させる
ための送りねじ39が設けられている。この送りねじ3
9はステッピングモータ40によって駆動されようにな
っており、しかも送りねじ39はピックアップ32のナ
ット41に螺合されている。
【0024】またベースユニット25上にはその前方の
両側に一対のサポートロッド45が立設されるととも
に、後方の両側には一体にサポートアーム46が連設さ
れている。これらのサポートロッド45およびサポート
アーム46はベースユニット25が昇降機構によって上
昇すると、トレー13の開口47、48から突出するよ
うになり、これによってトレー13上に載置されるDV
R用カートリッジ51をその4つのコーナの部分で下面
から支持するようになっている。
【0025】次にカートリッジ型のディスク状記録媒体
であるDVR用カートリッジ51に設けられているシャ
ッタを開閉する機構について説明する。図13に示すよ
うにこの記録再生装置は外筐10の底板上にチャッキン
グスライダ56を備えている。チャッキングスライダ5
6は外筐10の両側板の内側に位置するとともに、両側
のスライダ56は連結板57によって結合されている。
そして連結板57には長孔58が形成されるとともに、
この長孔58が外筐10の底板上に螺着されたねじを受
入れ、これによって摺動動作するようになっている。ま
た両側のチャッキングスライダ56にはそれぞれ一対ず
つのカム溝59が形成されている。
【0026】上記カム溝59はベースユニット25の両
側にそれぞれ植設されているピン60を受入れるように
なっている。しかもピン60の先端部は外筐10の内側
の表面に形成されている縦溝61に係合され、これによ
ってチャッキングスライダ56が前後に移動するとベー
スユニット25が昇降動作を行なうようになっている。
また一方のチャッキングスライダ56の内側の表面には
ラック21が形成され、このラック21が上記トレー1
3の駆動ユニット18の出力端を構成するピニオンと噛
合うようになっており、これによってトレー13はモー
タ19の出力によって自走しながら記録再生位置と引出
し位置との間を移動するようになっている。
【0027】上記左右一対のチャッキングスライダ56
の内の一方のスライダ56の上部には図14〜図17に
示すようなシャッタ開閉機構65が取付けられている。
このシャッタ開閉機構65は図14および図15に示す
ように開閉ベース66を備えるとともに、長さ方向の両
端には保持部67を備えている。そしてこれらの保持部
67がばね68を受入れるようになっている。ばね68
はこのベース66をチャッキングスライダ56から離間
するように付勢している。また開閉ベース66はその一
端に突部69を備えている。
【0028】上記開閉ベース66にはその長さ方向の中
間位置にラック71が取付けられる。ラック71はその
長さ方向の両端にそれぞれ係合爪72を備え、これらの
係合爪72が開閉ベース66の係合孔73に係合される
ようになっている。しかもラック71は一対のばね74
によってベース66の表面から突出するように付勢され
る。
【0029】さらに上記開閉ベース66にはその長さ方
向の一端であって前端側の部分に位相ずれ矯正部材75
を備えている。この矯正部材75は一対の係合爪76を
備え、これらの係合爪76が係合孔77に係合されると
ともに、ばね78によって突出する方向に付勢されてい
る。またベース66の後端側には別の位相ずれ矯正部材
79が取付けられ、その両端の係合爪80がベース66
の係合孔81に係合されている。またこの位相ずれ矯正
部材79はばね82によって飛出す方向に付勢されてい
る。
【0030】上記シャッタ開閉機構65の開閉ベース6
6上に設けられている位相ずれ矯正部材75とラック7
1の1歯目との間の図14Bにおける距離Aは後述する
カートリッジの内側シェル101の係合用凹部110と
セグメントギヤ109の1歯目との間のピッチサークル
の円弧状の長さよりも長く設定されている。これはラッ
ク71と位相ずれ矯正部材75、79を有する開閉ベー
ス66が直線運動を行なうのに対してセグメントギヤ1
09と係合用凹部110とを有する内側シェル101が
回転運動を行なうのと、位相ずれ矯正部材75とカート
リッジ51側の係合用凹部110との間のガタを吸収す
るためである。
【0031】ここで両者の長さの差はラック71あるい
はセグメントギヤ109の歯のピッチpとしたときに、
0.2p〜0.5pの範囲内であることが好ましく、と
くに約p/3の値が好適である。このようにシャッタ開
閉機構65側の位相ずれ矯正部材75とラック71との
間の距離Aをやや長くすることによって、カートリッジ
51の内側シェル101の回転によるシャッタ板100
の開閉動作が円滑に行なわれる。
【0032】なおシャッタ開閉機構65の位相ずれ矯正
部材75とラック71の1歯目との間の距離を長くする
代りに、位相ずれ矯正部材75を開閉ベース66に取付
ける構造を変更して距離の差を吸収するようにしてもよ
い。すなわち開閉ベース66に対して位相ずれ矯正部材
75を開閉ベース66の長さ方向に微小量だけ摺動可能
にするか、あるいはまた開閉ベース66に対して位相ず
れ矯正部材75を首振り可能にしてよい。
【0033】なお開閉ベース66に対する後側の位相ず
れ矯正部材79の取付けについても、同様にこの位相ず
れ矯正部材79を開閉ベース66に対して摺動可能ある
いは首振り可能に取付けるようにしてよい。このような
構成によれば、位相ずれ矯正部材75、ラック71、お
よび位相ずれ矯正部材79のカートリッジ51の内側シ
ェル101の係合用凹部110、セグメントギヤ10
9、および被ロック部108に対する係合がそれぞれ確
実に行なわれるようになり、円滑なシャッタ板100の
開閉動作が可能になる。
【0034】このような開閉ベース66にラック71と
位相ずれ矯正部材75、79を備えるシャッタ開閉機構
65は図13に示すようにチャッキングスライダ56に
取付けられるとともに、図21に示すようにトレー13
の移動によってこのトレー13の下側に侵入し、図22
および図23に示すように開閉ベース66に設けられて
いるラック71、位相ずれ矯正部材75、79がトレー
13のスリット64によってこのトレー13の凹部14
の内側に臨むようになっており、これによってDVR用
カートリッジ51にアクセスするようになっている。
【0035】トレー13の下面にはとくに図24〜図2
7に示すように上記シャッタ開閉機構65の摺動位置に
臨むようにカム85と突当て86とがそれぞれ設けられ
ている。カム85はシャッタ開閉機構65をカートリッ
ジ51から離間させるように作用し、これに対して突当
て86は逆にシャッタ開閉機構65がカートリッジ51
に近接するように押圧するようになっている。
【0036】次に上記のようなシャッタ開閉機構65に
よって開閉されるDVR用カートリッジ51のシャッタ
の構造について説明する。図28はこのカートリッジ5
1のディスク状記録媒体の収納部よりも下側の部分の構
成を示したものであって、カートリッジ51のケースの
下側部分が下側シェル90から構成されている。下側シ
ェル90にはDVR用ピックアップ32のアクセスを可
能にする開口91が形成されている。
【0037】また下側シェル90の開口91の一方の側
部にはピン92が植設され、このピン92にロックレバ
ー93が開閉自在に支持されている。ロックレバー93
はその一端にロック部94と弾性片95とを備え、これ
に対して反対側の部分が被押圧部96になっている。こ
のようなロックレバー93はとくにそのロック部94が
後述する内側シェルのロックを行なうようにしている。
また下側シェル90の上面には一対の開閉ピン97が設
けられている。
【0038】このような下側シェル90の上部に一対の
シャッタ板100が配される。シャッタ板100は内側
シェル101の下面にそれぞれ支点ピン102を介して
回動自在に支持されている。しかもそれぞれのシャッタ
板100にはスリット103が形成され、これらのスリ
ット103が下側シェル90の表面の開閉ピン97と係
合し、これによって内側シェル101の回転に連動して
シャッタ板100の開閉動作が行なわれるようになって
いる。すなわちシャッタ板100は下側シェル90上に
おいて内側シェル101が回転動作をすると、図29〜
図38に示すように運動して開口91を開放するように
している。内側シェル101を逆方向に回転させると、
図38〜図29に示すように、開口91がシャッタ板1
00によって閉鎖される。
【0039】上記下側シェル90上において回転運動を
行なう内側シェル101には下側シェル90の開口91
とほぼ整合する開口106が形成されている。また内側
シェル101の外周部のリブには被ロック部108が形
成されるとともに、この被ロック部108に対して円周
方向に若干ずれた位置にセグメントギヤ109が形成さ
れ、さらにこのセグメントギヤ109に対して所定の角
度ずれた位置に係合用凹部110が形成されている。こ
れらの被ロック部108、セグメントギヤ109、およ
び係合用凹部110に上記シャッタ開閉機構65がアク
セスしながらカートリッジ51に対して相対的に摺動動
作することによって、シャッタ板100の開閉動作が行
なわれる。
【0040】(2)動作の説明 次に以上のような構成に係る記録再生装置の動作につい
て説明する。図2に示すトレー13の凹部14にDVR
用カートリッジ51が載置された状態でこのトレー13
が外筐10内に引込まれた場合には、DVR用カートリ
ッジ51が図7〜図9に示すようにこの装置に装着され
る。このときにステッピングモータ35および送りねじ
34によってDVD用ピックアップ31がDVR用カー
トリッジ51の外周側であってトレー13の前方側の部
分に退避する。そしてこのときにはDVR用カートリッ
ジ51はベースユニット25上の一対のサポートロッド
45と一対のサポートアーム46とによってそれぞれ支
持される。これらのロッド45およびアーム46は何れ
もベースユニット25の上昇動作によってトレー13の
開口47、48を通してトレー13の凹部14上に臨
み、DVR用カートリッジ51を正しく位置決めする。
【0041】これに対してベアディスク52がトレー1
3の凹部14に載置された状態でトレー13が引込まれ
ると、トレー13は外筐10内に引込まれる。このとき
のベアディスク12のベースユニット25上における位
置関係は図10〜図12に示すようになる。すなわちこ
の場合にはステッピングモータ40によって送りねじ3
9がDVR用ピックアップ32をトレー13の奥側の部
分に退避させる。すなわちベアディスク52に対してそ
の外周側にDVR用ピックアップ32が位置する。言換
えれば、ベアディスク52の投影面積の内側にDVR用
ピックアップ32の少なくともレンズの部分が入らない
ように退避させる仕組になっている。そしてステッピン
グモータ35によって送りねじ34を介してDVD用ピ
ックアップ31がベアディスク52の下面に位置するこ
とになる。このような状態においてターンテーブル27
によってベアディスク52が回転駆動され、このベアデ
ィスク52に対して記録および/または再生が行なわれ
る。
【0042】このように本実施の形態の記録再生装置
は、DVD/CD、DVRの2つの互いに互換性のない
フォーマットのディスク状記録媒体を使用することがで
きる記録再生装置である。ここでベースユニット25は
板金あるいは樹脂によって形成され、この装置の筐体1
0内に設けられている。そしてベースユニット25上に
おいてDVD/CD用の光学ピックアップ31を手前側
あるいは前方側に配するとともに、DVR用光学ピック
アップ32を奥側に配するようにしている。これに対し
て光ディスク回転用モータはターンテーブル27ととも
に共通化して単一のものを用い、このターンテーブル2
7を中心に上記2種類の光学ピックアップ31、32を
ターンテーブル27の円周方向に180度ずれた位置で
それぞれ光ディスクの半径方向に移動自在にしている。
なお2種類の光学ピックアップ31、32はそれぞれ独
立にチルトおよび位置調整を可能にしている。
【0043】ここでとくに装置内に侵入する可能性のあ
るダストに対して弱い高密度記録のためのフォーマット
の光学ピックアップであるDVR用ピックアップ32を
外筐10に対して奥側に位置するようにベースユニット
25の後方に配置することによって、ダスト対策を可能
にしている。なおここで2種類の光学ピックアップ3
1、32が移動するガイド33、37、38の何れかの
主軸または副軸について、少なくとも1本を共通化させ
るようにすると、部品点数の削減が図られる。
【0044】またこの装置はDVD/CDから成るベア
ディスク52を用いる場合には、DVR用ピックアップ
32がベアディスク52に対して当らないようにするた
めに、平面的にターンテーブル27とは反対側に移動す
るようにDVR用ピックアップ32の移動のためのガイ
ドロッド37、38を設けている。これらのガイドロッ
ド37、38はDVR用ピックアップ32がDVR用カ
ートリッジ51にアクセスし、このカートリッジ内の光
ディスクに対して半径方向に移動させるために必要な部
品であるが、その長さを少し長くするだけでDVR用ピ
ックアップ32の退避機構を完成している。
【0045】逆にDVR用カートリッジ51を使用する
場合には、DVD/CD用のピックアップ31がDVR
用カートリッジ51と干渉しないように、ここではター
ンテーブル27に対して反対側の外周側に移動するよう
にガイドロッド33および送りねじ34の長さを長くし
ている。ガイドロッド33および送りねじ34はDVD
用ピックアップ31がベアディスク52にアクセスする
ために必要な部品であるが、その長さを少し長くするだ
けで、このDVD用ピックアップ31の退避を可能にし
ている。
【0046】なお上記実施の形態においては、一対の光
学ピックアップ31、32の配置をターンテーブル27
の円周方向に対して180度ずれた位置であってベース
ユニット25の手前側と奥側とに配するようにしている
が、2種類の光学ピックアップ31、32の配置関係は
必ずしも180度対向である必要はない。すなわち90
度直交する方向に2つのピックアップ31、32を移動
可能に配するようにしてよく、あるいはまた両者の移動
方向の交差する角度を60度等の任意の角度に設定する
ことが可能である。これら2種類の光学ピックアップ3
1、32の移動方向の配置は、外筐10あるいはベース
ユニット25内の他の部品の配置との関係において適宜
選択できるものである。
【0047】次にDVR用カートリッジ51をローディ
ングして記録再生位置へ移動したときに、このカートリ
ッジ51のシャッタ板100が開放される動作について
説明する。図18に示すようにトレー13を引出した状
態でその凹部14内にカートリッジ51を載置する。そ
してこの後にトレー13を駆動部18によって駆動しな
がら自走させ、図19および図20に示すように外筐1
0内に引込む。このときにチャッキングスライダ56の
上端に取付けられているシャッタ開閉機構65がトレー
13のスリット64によってトレー13の凹部14に臨
むようになる(図19、図20、図22、図23参
照)。すなわちトレー13が引込まれると図21に示す
ようこのトレー13の後端側からシャッタ開閉機構65
が相対的にトレー13の下側に侵入する。
【0048】そしてトレー13が自走しながら記録再生
位置側へ移動するに従って図22および図23に示すよ
うに、シャッタ開閉機構65はトレー13のスリット6
4の外側を摺動することになり、このときにシャッタ開
閉機構65のラック71、一対の位相ずれ矯正部材7
5、79がともにトレー13のスリット64によって凹
部14内に臨むようになる。このようなシャッタ開閉機
構65のトレー13に対する相対的な移動によって、こ
のトレー13によってローディングされるDVR用カー
トリッジ51のシャッタ板100が開放される。
【0049】なおシャッタ開閉機構65によるDVR用
カートリッジ51のシャッタ板100の開閉動作の際
に、図26に示す突当て86がシャッタ開閉機構65の
開閉ベース66を背面側から押圧し、これによってスリ
ット64を通してトレー13の凹部14内に開閉ベース
66が突出するように押圧する。これに対してシャッタ
開閉機構65による開閉動作を終了したならば、カム8
5が図27に示すようにシャッタ開閉機構65を後退さ
せ、これによってこのシャッタ開閉機構65がスリット
64から後退し、トレー13の凹部14から逃げるよう
になる。なおこのときに突当て86は開閉ベース66に
設けられている凹部87内に受入れられる。
【0050】シャッタ開閉機構65によるDVR用カー
トリッジ51のシャッタ板100の具体的な開閉の動作
を図29〜図38によって説明する。カートリッジ51
を搭載したトレー13を外筐10内に引込むように自走
させると、まず開閉ベース66の先端部によってロック
レバー93の被押圧部96が押され、ロックレバー93
がピン92を中心として時計方向に回動して内側シェル
101のロックが解除され、やがて図29に示すように
シャッタ開閉機構65の先端側の位相ずれ矯正部材75
がカートリッジ51の側面の溝の部分に侵入する。そし
てシャッタ開閉機構65の相対的な移動によりカートリ
ッジ51の内側シェル101の係合用凹部110に図3
0に示すように位相ずれ矯正部材75が係合する。これ
によって内側シェル101が下側シェル90に対して図
31に示すように時計方向に回転される。
【0051】内側シェル101は図28に示すように支
点ピン102を介して一対のシャッタ板100を開閉自
在に支持するとともに、このシャッタ板100のスリッ
ト103が下側シェル90の内表面に設けられているピ
ン98に係合されているために、内側シェル101が回
転されるとこれによって図31〜図36に示すようにシ
ャッタ板100が内側シェル101に対して支点ピン1
02を中心として回動運動を行ない、これによって内側
シェル101の開口106を開放する。
【0052】図31に示すように位相ずれ矯正部材75
は内側シェル101が比較的小さな角度回動されている
内はその係合用凹部110に係合されているものの、開
閉ベース66のラック71が内側シェル101のセグメ
ントギヤ109に図32に示すように噛合うと、この位
相ずれ矯正部材75が内側シェル101の係合用凹部1
10から離脱する。従ってこの後は開閉ベース66の移
動によってラック71がセグメントギヤ109と係合し
ながら内側シェル101を同じ方向に回動させることに
なり、これによってシャッタ板100が内側シェル10
1の開口106を徐々に広くようになる(図33参
照)。
【0053】図34に示すように内側シェル101が図
29に示す位置から約40度開かれると開閉ベース66
の後側の位相ずれ矯正部材79が内側シェル101の被
ロック部108に係合する。従ってこの後は主として後
側の位相ずれ矯正部材79が内側シェル101を時計方
向に回転させるようになる。そして図35に示す状態を
経て図36に示すように約50度内側シェル101が回
転されると、シャッタ板100は開口106を完全に開
放する。
【0054】そしてさらにこの内側シェル101が開閉
ベース66の後側の位相ずれ矯正部材79によって時計
方向に回転されると、図37に示すように開放された内
側シェル101の開口106と下側シェル90の開口9
1とがほぼ完全に整合するようになる。なおこのときに
内側シェル101の被ロック部108は真横の位置にあ
る。そしてこの状態でロックレバー93のロック部94
が内側シェル101の突部111の終端に係合し、開放
状態で内側シェル101がロックされる。
【0055】そしてこの後に図25および図27に示す
ように、トレー13の裏側のカム85が開閉ベース66
の突部69を押戻し、これによってこのシャッタ開閉機
構65を退避させる。従って図38に示すようにシャッ
タ板100が完全に開放されるとともに内側シェル10
1の開口106と下側シェル90の開口91とが整合さ
れた状態で、シャッタ開閉機構65がカートリッジ51
から離間する。
【0056】なおシャッタ板100を閉じる動作は上記
とは逆の動作によって行なわれる。すなわち図20に示
すように記録再生位置に移動されたトレー13を引出し
て図18に示すように引出し位置へ移動させるのに連動
して、トレー13に搭載されているDVR用カートリッ
ジ51のシャッタ板100が閉じるようになっている。
【0057】この動作は逆に図38〜図29の順序で行
なわれる。すなわちまず開閉ベース66の後端の突部1
25によってカートリッジ51のロックレバー93の被
押圧部96が押され、内側シェル101の突部111の
ロックレバー93によるロックが解除される。そしてそ
の後に開閉ベース66の後側の位相ずれ矯正部材79が
まず内側シェル101の被ロック部108と係合して内
側シェル101を反時計方向に回転させる。そして位相
ずれ矯正部材79が被ロック部108から離間する前に
セグメントギヤ109がラック71によって押されて同
方向に回転する。そして最後には前方の位相ずれ矯正部
材75が内側シェル101の係合用凹部110に係合し
ながら最初の回転位置へ復帰させ、内側シェル101の
開口106と下側シェル90の開口91とがずれるとと
もに、一対のシャッタ板100が内側シェル101の開
口106を完全に閉鎖するようになる。
【0058】図38に示されるようにカートリッジ51
のシャッタ板100が完全に開かれた状態からトレー1
3を引出し方向に移動させると、図38〜図29に示す
ようにシャッタ開閉機構65が相対的にカートリッジ5
1の側面を上方へ移動することになる。そして図37お
よび図36に示すように開閉機構65が少し移動を開始
した状態で上述の如く、開閉ベース66の押圧用突部1
25がカートリッジ51側のロックレバー93の被押圧
部96を押圧し、これによってロックレバー93をピン
92を中心として時計方向に回動させ、ロック部94を
内側シェル101の突部111の終端から離脱させる。
従ってこれにより、ロックレバー93が中シェル101
の回転を阻害しないようになる。
【0059】ロックレバー93は内側シェル101が大
きな力で反時計方向に回動されるとロツク部94が突部
111の上へ乗上げるようになっているものの、このと
きに大きな負荷を要する。ところがシャッタ開閉機構6
5のベース66の押圧用突部125によって予めロック
レバー93をロック解除方向に回動させておくことによ
り、内側シェル101の反時計方向への回転の負荷を大
幅に軽減することができ、これによってシャッタ板10
0の閉鎖動作が円滑に行なわれることになる。
【0060】ここでカートリッジ51のシャッタ板10
0が図29および図30に示すように完全に内側シェル
100の開口106を閉じた状態ではなく、図31ある
いは図32に示すように開口106が半開状態でローデ
ィングが行なわれた場合のシャッタ板100の開放動作
について説明する。この場合にはシャッタ開閉機構65
の前方の位相ずれ矯正部材75が完全に機能しないで開
放動作が行なわれる。すなわち位相ずれ矯正部材75が
必ずしも内側シェル101の係合用凹部110に係合せ
ず、むしろセグメントギヤ109に係合したり、あるい
はまた位相ずれ矯正部材75が開放動作を行なわない。
そしてシャッタ開閉機構75のラック71が直接内側シ
ェル101のセグメントギヤ109に係合して内側シェ
ル101を時計方向に回転させる。従ってこの場合には
シャッタ100が完全に閉じた状態でのローディング動
作の場合に比べてシャッタ100の開放動作が早く行な
われる。
【0061】そしてこの後にさらにシャッタ開閉機構6
5の開閉ベース66がカートリッジ51の側面を相対的
に摺動し、ラック71がセグメントギヤ109から離れ
た状態で、シャッタ開閉機構65の位相ずれ矯正部材7
9が内側シェル101の外周部のセグメントギヤ109
と被ロック部108との間の突部の上面を摺動する。上
述の如く位相ずれ矯正部材79はばね82によって押圧
されてリミッタ機能が付与されているために、このリミ
ッタ機能によって内側シェル101の外周面上をスリッ
プしながら最終的には図35に示すように位相ずれ矯正
部材79が内側シェル101の被ロック部108に噛合
う。
【0062】すなわち位相ずれ矯正部材79の内側シェ
ル101の外周面上の相対的なスリップによって半開状
態のシャッタ板100の開閉ストロークの誤差を吸収す
る。従って図37および図38に示すように、最終的に
は位相ずれ矯正部材79によって強制的にシャッタ板1
00が全開状態になる。すなわちシャッタ板100が半
開状態でトレー13上に載置されてローディングが行な
われても、必ずカートリッジ51のシャッタ板100は
図38に示すように全開状態で記録再生位置へ移動さ
れ、円滑な記録再生動作が可能になる。
【0063】次に図38に示すようにシャッタ板100
が全開状態ではなく、例えば図35あるいは図36に示
すように部分的に閉じられた状態でトレー13によって
記録再生位置から引出し位置へ移動された場合について
考察する。この場合においては、位相ずれ矯正部材79
が内側シェル101の被ロック部108に係合して内側
シェル101を回動させる動作が不完全であったりこの
動作が行なわれず、開閉ベース66上のラック71が内
側シェル101のセグメントギヤ109を反時計方向に
回動させる。
【0064】そしてこの後に前方の位相ずれ矯正部材7
5が内側シェル101のセグメントギヤ109と係合用
凹部110との間の外周面上を摺動する。このような後
側の位相ずれ矯正部材75の内側シェル101の外周面
上の摺動動作によって、シャッタ板100の半開状態の
不定ストロークを吸収する。そして最終的には図30に
示すように開閉ベース66の前側の位相ずれ矯正部材7
5が正しく内側シェル101の係合用凹部110に係合
した状態で内側シェル101の開口106がシャッタ板
100によって完全に閉じられる。従って半開状態でD
VR用カートリッジ51の排出を行なっても、完全にシ
ャッタ板100によって閉じられた状態で排出される。
【0065】このようにシャッタ開閉機構65を利用し
てDVR用カートリッジ51の内側シェル101を回転
させ、これによってシャッタ板100の開閉動作を行な
うようにしている。ここでシャッタ開閉機構65のラッ
ク71と内側シェル101のセグメントギヤ109の位
置関係を両者のピッチサークルが互いに接する理想ピッ
チ距離関係にはせず、むしろ開閉機構65側のばね6
8、74によってラック71をカートリッジ51側へ押
圧することによって、深い噛合いを達成し、これによっ
て両者の間の噛合いの外れを防止している。
【0066】またシャッタ開閉機構65のラック71の
与圧を2個のばね71によって行なうことにより、セグ
メントギヤ109との噛合い方向に対してラック71の
移動方向に対する法線が一致しない場合であって、ラッ
ク71の一端がカートリッジ51側の切欠き118内に
おいて傾斜した状態であってもラック71とセグメント
ギヤ109との噛合いを達成している。
【0067】またシャッタ開閉機構65のラック71、
位相ずれ矯正部材75、79をそれぞればね74、7
8、82によってカートリッジ51側に与圧することに
よって、トレー13によってカートリッジ51を搬送す
る機構において、とくにトレー13やカートリッジ51
の部品寸法のばらつきを吸収し、これによってシャッタ
開閉機構65のラック71とセグメントギヤ109との
確実な噛合いを達成し、シャッタ板100の開閉動作を
確実に行なうようにしている。
【0068】このように本実施の形態のディスク式記録
再生装置におけるシャッタ開閉機構65は開閉ベース6
6と、排出時にシャッタ板100を全閉させる前方側の
位相ずれ矯正部材75と、ローディング時にシャッタ板
100を全開させる後側の位相ずれ矯正部材79と、カ
ートリッジ51の内側シェル101のセグメントギヤ1
09と噛合ってこの内側シェル101を回動させるラッ
ク71とから構成されている。
【0069】ここでシャッタ開閉機構65はトレー13
の記録再生位置への引込み動作によって、トレー13上
のカートリッジ51の側面を相対的に摺動することによ
って、カートリッジ51の側面に露出する内側シェル1
01のセグメントギヤ109および係合用凹部110を
捕えて内側シェル101を回動させ、この内側シェル1
01に回動自在に支持されている一対のシャッタ板10
0を開放する。
【0070】そしてシャッタ板100の全開後において
はトレー13の裏面に設けられているカム85によって
シャッタ開閉機構65をカートリッジ51の側面から離
脱させ、これによってカートリッジ51に対するガタ寄
せを解除する。従ってこの後にカートリッジ51のケー
ス内におけるディスクのチャッキング時にケースの位置
決めを阻害することがない。
【0071】またトレー13を記録再生位置から引出し
位置へ移動させる工程において、ケース内のディスクの
チャッキングを解除した後に開閉ベース66に設けられ
た圧縮コイルばね68の力によって再びシャッタ開閉機
構65がカートリッジ51の側面に押当てられ、これに
よってカートリッジ51に対するガタ寄せを行なう。そ
してトレー13の排出が始まるとトレー13の引込み時
とは逆方向の工程で上述の如く一対のシャッタ板100
が閉じられ、そしてシャッタ板100によって内側シェ
ル101の開口106と下側シェル90の開口91とが
ともに全閉された後にトレー13の排出が行なわれる。
これによってケース内の光ディスクの汚損を防止してい
る。
【0072】またこのディスク式記録再生装置はトレー
13によって記録再生位置に引込まれたカートリッジ5
1を図7〜図9に示すようにベースユニット25上の一
対のサポートロッド45とサポートアーム46とによっ
て高精度に支持している。このときにカートリッジ51
の下側シェル90はトレー13の凹部14の表面から約
1mm浮いた状態になっている。そしてこのような状態
において上側から押圧機構によってカートリッジ51を
分離して弾性的に押圧している。
【0073】図39〜図41は上記シャッタ開閉機構6
5による開閉動作の際におけるシャッタ開閉機構65の
カートリッジ51に対する退避動作を示している。すな
わちここではDVR用カートリッジ51の側部の切欠き
118に対してラック71、一対の位相ずれ矯正部材7
5、79の軸線方向の寸法をトレー13によるカートリ
ッジ51の搬送時とベースユニット25によるチャック
アップ動作完了時の高さ方向の移動量以上に小さくする
ことによって、シャッタ板100が開放された状態で、
シャッタ開閉機構65の先端部がカートリッジ51の外
形投影面積の外側に移動する必要なしに、カートリッジ
51の保持部とシャッタ開閉機構65の高さ方向の移動
機構を設けるようにしている。
【0074】図39はカートリッジ51がトレー13の
凹部14上に載置された状態を示しており、この状態で
開閉機構65の位相ずれ矯正部材79が図37に示すよ
うにカートリッジ51の内側シェル101の被ロック部
108に係合される。
【0075】この後にトレー13がさらに記録再生装置
側へ引込まれると、このトレー13に設けられているカ
ム85によって図40に示すように開閉ベース66が右
方に後退され、この開閉ベース66に取付けられている
位相ずれ矯正部材79は後退し、内側シェル101の被
ロック部108から離脱する。ところがこの状態におい
てもなお位相ずれ矯正部材79はカートリッジ51の上
下のシェル117、90の切欠き118内に位置してい
る。すなわちカートリッジ51の投影面積の内側に位置
している。
【0076】このような状態でチャッキングスライダ5
6がトレー13の引込み方向とは逆方向に押出され、こ
のチャッキングスライダ56のカム溝59によってベー
スユニット25が上方に押上げられると、図41に示す
ようにカートリッジ51はトレー13の凹部14から上
方に浮上がる。なおこのときにカートリッジ51はサポ
ートロッド45とサポートアーム46とによって支持さ
れる。そしてこのような状態において図41に示すよう
に、シャッタ開閉機構65の位相ずれ矯正部材79はカ
ートリッジ51の切欠き118内を下方に移動するもの
の、この位相ずれ矯正部材79はなお切欠き118の下
面よりも上側に位置しており、両者の間に隙間が存在す
る。
【0077】従ってこのような構造によれば、シャッタ
開閉機構65のカートリッジ51に対する図41におけ
る右方への退避のストロークを小さくすることが可能に
なる。
【0078】以上本願発明を図示の実施の形態によって
説明したが、本願に含まれる発明は上記実施の形態によ
って限定されることなく、本願に含まれる発明の技術的
思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば
上記実施の形態は光ディスクと一対の光学ピックアップ
33、34から成る光学ヘッド装置によって構成される
装置に関するものであるが、本願の発明はこのような構
成のみに限定されるものではなく、光磁気ディスクや磁
気ディスク、静電容量ディスク等の記録媒体と、この記
録媒体に対して記録および/または再生を行なうヘッド
装置の組合わせから成る装置に広く適用可能である。
【0079】
【発明の効果】本願の主要な発明は、ディスク状記録媒
体をケース内に収納したカートリッジをトレーによって
記録再生位置へ移動させ、ヘッドによって記録および/
または再生を行なうようにしたディスク式記録再生装置
において、トレーによってカートリッジを記録再生位置
へ移動させるときにカートリッジのシャッタを開放する
とともに、トレーによってカートリッジを引出し位置へ
移動させるときにカートリッジのシャッタを閉鎖するシ
ャッタ開閉機構を具備し、該シャッタ開閉機構はカート
リッジの側面に接してシャッタを開閉するラックと、シ
ャッタの開放時における開度の不定を吸収する第1の位
相ずれ矯正部材と、シャッタの閉鎖時における開度の不
定を吸収する第2の位相ずれ矯正部材とを具備し、シャ
ッタ開閉機構のラックがカートリッジのケース側のセグ
メントギヤに噛合うとともに、第1の位相ずれ矯正部材
と第2の位相ずれ矯正部材とがそれぞれケース側の第1
の係合部と第2の係合部とにそれぞれ係合してシャッタ
の開閉を行なうようにしたものである。
【0080】従ってこのようなディスク式記録再生装置
によれば、シャッタ開閉機構のとくにラックによってカ
ートリッジのケース側のセグメントギヤを駆動すること
によって、シャッタを確実に開閉することが可能にな
る。またシャッタの開放時における開度が不定の場合に
おいても、第1の位相ずれ矯正部材の作用によってこの
開度の不定を吸収し、正しくシャッタを全開の状態にで
き、またシャッタの閉鎖時に開度が不定の場合において
も、第2の位相ずれ矯正部材によって上記シャッタの開
度の不足を吸収することが可能になり、これによって信
頼性の高いシャッタの開閉動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク式記録再生装置の要部斜視図である。
【図2】同トレーを引出した状態の斜視図である。
【図3】ベースユニットの平面図である。
【図4】ベースユニットの側面図である。
【図5】ベースユニットの正面図である。
【図6】ベースユニットの斜視図である。
【図7】DVR用カートリッジを装着したベースユニッ
トの平面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】同斜視図である。
【図10】ベアディスクを搭載したベースユニットの平
面図である。
【図11】同側面図である。
【図12】同斜視図である。
【図13】チャッキングスライダの取付けを示す分解斜
視図である。
【図14】シャッタ開閉機構の正面図、底面図、および
背面図である。
【図15】シャッタ開閉機構の分解斜視図である。
【図16】同外観斜視図である。
【図17】シャッタ開閉機構の分解平面図である。
【図18】トレーを引出した状態のシャッタ開閉機構の
配置を示す外観斜視図である。
【図19】トレーを引込んだ状態のシャッタ開閉機構の
配置を示す外観斜視図である。
【図20】同シャッタ開閉機構が後退した状態の斜視図
である。
【図21】トレーの底部に対するシャッタ開閉機構の導
入動作を示す斜視図である。
【図22】シャッタ開閉機構が下側に引込まれたトレー
の斜視図である。
【図23】同シャッタ開閉機構が後退した状態の斜視図
である。
【図24】トレーの底部を示す裏側の要部斜視図であ
る。
【図25】シャッタ開閉機構を後退させた状態のトレー
の裏側の斜視図である。
【図26】突当てによるシャッタ開閉機構の前進動作を
示すトレーの底面図である。
【図27】カムによるシャッタ開閉機構の後退動作を示
すトレーの底面図である。
【図28】DVR用カートリッジのシャッタ支持機構を
示す要部分解斜視図である。
【図29】シャッタの開放を開始する直前の状態を示す
平面図である。
【図30】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図31】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図32】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図33】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図34】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図35】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図36】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図37】シャッタの開放動作を示す平面図である。
【図38】シャッタが完全に開放された状態を示す平面
図である。
【図39】シャッタ開閉機構の要部縦断面図である。
【図40】シャッタ開閉機構を後退させた状態の要部縦
断面図である。
【図41】カートリッジをトレーから浮上がらせた状態
のシャッタ開閉機構の要部縦断面図である。
【符号の説明】
10‥‥外筐、11‥‥フロントパネル、12‥‥横長
開口、13‥‥トレー、14‥‥凹部、15‥‥開口、
16‥‥U字状切込み、17‥‥半円形の切込み、18
‥‥駆動ユニット、19‥‥モータ、20‥‥段部、2
1‥‥ラック、25‥‥ベースユニット、26‥‥ブラ
ケット、27‥‥ターンテーブル、31‥‥DVD用ピ
ックアップ(光学ヘッド)、32‥‥DVR用ピックア
ップ(光学ヘッド)、33‥‥ガイドロッド、34‥‥
送りねじ、35‥‥ステッピングモータ、37、38‥
‥ガイドロッド、39‥‥送りねじ、40‥‥ステッピ
ングモータ、41‥‥ナット、45‥‥サポートロッ
ド、46‥‥サポートアーム、47、48‥‥開口、5
1‥‥DVR用カートリッジ、52‥‥ベアディスク、
56‥‥チャッキングスライダ、57‥‥連結板、58
‥‥長孔、59‥‥カム溝、60‥‥ピン、61‥‥縦
溝、64‥‥スリット、65‥‥シャッタ開閉機構、6
6‥‥開閉ベース、67‥‥保持部、68‥‥ばね、6
9‥‥突部、71‥‥ラック、72‥‥係合爪、73‥
‥係合孔、74‥‥ばね、75‥‥位相ずれ矯正部材
(前)、76‥‥係合爪、77‥‥係合孔、78‥‥ば
ね、79‥‥位相ずれ矯正部材(後)、80‥‥係合
爪、81‥‥係合孔、82‥‥ばね、85‥‥カム、8
6‥‥突当て、87‥‥凹部、90‥‥下側シェル、9
1‥‥開口、92‥‥ピン、93‥‥ロックレバー、9
4‥‥ロック部、95‥‥弾性片、96‥‥被押圧部、
97‥‥開閉ピン、100‥‥シャッタ板、101‥‥
内側シェル、102‥‥支点ピン、103‥‥スリッ
ト、106‥‥開口、108‥‥被ロック部、109‥
‥セグメントギヤ、110‥‥係合用凹部、111‥‥
突部、117‥‥上側シェル、118‥‥切欠き、11
9‥‥スリット、120‥‥凹部、125‥‥押圧用突
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月30日(2001.11.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27
【補正方法】変更
【補正内容】
【図27】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】変更
【補正内容】
【図30】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】変更
【補正内容】
【図31】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図32
【補正方法】変更
【補正内容】
【図32】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図33
【補正方法】変更
【補正内容】
【図33】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図34
【補正方法】変更
【補正内容】
【図34】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図35
【補正方法】変更
【補正内容】
【図35】
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図36
【補正方法】変更
【補正内容】
【図36】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図37
【補正方法】変更
【補正内容】
【図37】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図38
【補正方法】変更
【補正内容】
【図38】
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図39
【補正方法】変更
【補正内容】
【図39】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図40
【補正方法】変更
【補正内容】
【図40】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図41
【補正方法】変更
【補正内容】
【図41】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体をケース内に収納した
    カートリッジをトレーによって記録再生位置へ移動さ
    せ、ヘッドによって記録および/または再生を行なうよ
    うにしたディスク式記録再生装置において、 前記トレーによって前記カートリッジを記録再生位置へ
    移動させるときに前記カートリッジのシャッタを開放す
    るとともに、前記トレーによって前記カートリッジを引
    出し位置へ移動させるときに前記カートリッジのシャッ
    タを閉鎖するシャッタ開閉機構を具備し、 該シャッタ開閉機構は前記カートリッジの側面に接して
    前記シャッタを開閉するラックと、前記シャッタの開放
    時における開度の不定を吸収する第1の位相ずれ矯正部
    材と、前記シャッタの閉鎖時における開度の不定を吸収
    する第2の位相ずれ矯正部材とを具備し、 前記シャッタ開閉機構のラックが前記カートリッジのケ
    ース側のセグメントギヤに噛合うとともに、前記第1の
    位相ずれ矯正部材と前記第2の位相ずれ矯正部材とがそ
    れぞれ前記ケース側の第1の係合部と第2の係合部とに
    それぞれ係合して前記シャッタの開閉を行なうことを特
    徴とするディスク式記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記カートリッジがディスク状記録媒体を
    収納する中シェルを具備し、該中シェルに前記シャッタ
    が回動自在に取付けられ、しかも前記中シェルの一側部
    に前記セグメントギヤと前記第1の係合部と前記第2の
    係合部とが設けられ、前記開閉機構が前記中シェルの一
    側部に沿って接線方向に移動すると前記中シェルがケー
    ス内で回転して前記カートリッジの開口を前記シャッタ
    が開閉することを特徴とする請求項1に記載のディスク
    式記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記開閉機構の第1の位相ずれ矯正部材と
    前記ラックの端部との間の長さが前記カートリッジ側の
    前記第1の係合部と前記セグメントギヤの端部との間の
    円弧長よりも大きくなるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のディスク式記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記開閉機構の第1の位相ずれ矯正部材と
    前記ラックの端部との間の長さが前記カートリッジ側の
    前記第1の係合部と前記セグメントギヤの端部との間の
    円弧長よりも、前記ラックおよび前記セグメントギヤの
    歯のピッチをpとしたときに、0.2p〜0.5p長く
    なるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のディ
    スク式記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記ラックと前記セグメントギヤの歯のモ
    ジュールが0.7であることを特徴とする請求項1に記
    載のディスク式記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記セグメントギヤのピッチサークルと前
    記ラックのピッチサークルとが接する位置よりも深い位
    置で前記セグメントギヤと前記ラックとが噛合うことを
    特徴とする請求項1に記載のディスク式記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記カートリッジのケースの側面の切欠き
    の軸線方向の寸法に対して前記第2の位相ずれ矯正部材
    の軸線方向の寸法を小さくし、前記トレー上に前記カー
    トリッジが載置されている状態および前記トレーから前
    記カートリッジが支持手段によって浮上った状態で前記
    第2の位相ずれ矯正部材が前記切欠きと干渉しないよう
    にし、 前記開閉機構の前記カートリッジに対する退避ストロー
    クの後退位置においてなお前記第2の位相ずれ矯正部材
    の先端部が前記ケースの切欠き内にあるように前記開閉
    機構の後退ストロークを設定することを特徴とする請求
    項2に記載のディスク式記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記開閉機構が後退した状態であって前記
    第2の位相ずれ矯正部材の先端部が前記中シェルの第2
    の係合部から外れた状態でしかも前記カートリッジのケ
    ースの内側に干渉しない状態で存在するように前記開閉
    機構の退避ストロークが設定されることを特徴とする請
    求項7に記載のディスク式記録再生装置。
  9. 【請求項9】前記ケースにロックレバーが回動自在に設
    けられ、該ロックレバーが前記中シェルの被ロック部と
    係合することによって該ロックレバーが前記中シェルが
    シャッタを開放する方向に回転するのを阻止し、 しかも前記開閉機構に押圧用突部が設けられ、該押圧用
    突部は前記シャッタが完全に開かれた状態で前記ロック
    レバーをロック解除方向に押圧して前記中シェルの回転
    負荷を軽減することを特徴とする請求項2に記載のディ
    スク式記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記開閉機構の長さ方向の両端がそれぞ
    れ弾性手段を介してカートリッジ側に付勢され、前記開
    閉機構の一端がカートリッジの切欠き内において移動方
    向に対して傾斜していても前記ラックが前記セグメント
    ギヤに噛合うことを特徴とする請求項1に記載のディス
    ク式記録再生装置。
  11. 【請求項11】前記開閉機構の前記ラック、前記第1の
    位相ずれ矯正部材、および前記第2の位相ずれ矯正部材
    が開閉ベース上に取付けられるとともに、それぞれ別々
    の弾性手段によってカートリッジ側に付勢されることを
    特徴とする請求項1に記載のディスク式記録再生装置。
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