JPH0750085A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH0750085A
JPH0750085A JP6122513A JP12251394A JPH0750085A JP H0750085 A JPH0750085 A JP H0750085A JP 6122513 A JP6122513 A JP 6122513A JP 12251394 A JP12251394 A JP 12251394A JP H0750085 A JPH0750085 A JP H0750085A
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tray
cabinet
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disc
motor unit
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昇 青山
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博 中根
Takuo Ono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱振動に対するディスク再生動作の安定
化、装置の小形化、美観性向上、装置姿勢制限の解消を
図ることを目的としている。 【構成】 ディスクを搭載したトレー300をキャビネ
ット400から出し入れ可能なディスク再生装置であっ
て、モータ201およびターンテーブル203を搭載し
たモータユニット200を、トレー300と、キャビネ
ット400内のメカユニット100との間で移送できる
ディスク再生装置に関する。ガイドシャフト101の一
端をトレー排出方向に延長して設けるとともに、モータ
ユニット200にガイドシャフト101の前記延長部が
挿入される溝穴202b、202cを設ける。トレー3
00がキャビネット400内の所定位置まで挿入された
時点から前記溝穴にガイドシャフト101の延長部が侵
入し、以降このガイドシャフトに沿って溝穴を案内する
ことで、モータユニット200をメカユニット100上
の規定の場所に位置付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDプレーヤ、CD−
ROMドライブ、光磁気ディスクドライブ等のディスク
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CDプレーヤ、CD−ROMドラ
イブ等、光ディスクを記録媒体とするディスク再生装置
の小形、軽量化が進みつつある。これに連れて、コンピ
ュータに内蔵されるタイプのディスク再生装置の開発も
盛んに行われている。従来、この種のディスク再生装置
として、キャビネットから、ディスクが搭載されたトレ
ーを出し入れできるように構成されたものがある。
【0003】図17および図18は従来のディスク再生
装置を示す図である。
【0004】これらの図において、1はキャビネットで
ある。このキャビネット1の内部にはメカユニット2が
収納されている。メカユニット2はディスク10の記録
情報を読み取る光学式ピックアップ3、トレー4、ター
ンテーブル12、クランパー5等から構成される。ピッ
クアップ3は、ベース6に固定されたガイド軸13に支
持されており、このガイド軸13に従って矢印A−B方
向に移動することができる。トレー4は、メカユニット
2の両サイドに設けられた各ガイド溝2a、2aに支持
され、これらガイド溝2a、2aに従って矢印A−B方
向に移動することができる。また、トレー4はキャビネ
ット1内から矢印A方向に一定量引き出すことができ
る。クランパー5は、上下方向に移動自在な状態で板7
に保持されている。ピックアップ3のベース6には、タ
ーンテーブル12を駆動するためのモータ11が固定さ
れている。このモータ11の回転軸にはターンテーブル
12が固定されている。ターンテーブル12の上面に
は、ディスク10の中心穴10aと嵌め合わされるディ
スクチャック12aが設けられている。ベース6の一端
部は、メカユニット2の本体に軸14を介して回転自在
に支持されている。ベース6の他端部はピン15を通じ
て回転カム16と連結されている。回転カム16はピン
15を挿入するための螺旋状の溝を周面に有する。この
回転カム16が回転することによって、ピン15の位置
は上下に変位する。このピン15の上下動によってベー
ス6は回転軸14を中心に矢印C−D方向に回転する。
これによって、ターンテーブル12の位置を、クランパ
ー5との間でディスク10を挟持するための第1の位置
と、クランパー5との間でディスク挿入口を形成するた
めの第2の位置との間で切り替えることができる。
【0005】図18(a)に示すように、トレー4がキ
ャビネット1から排出されている時、ベース6は傾斜状
態にあり、ターンテーブル12はディスク挿入口を開放
した第2の位置にある。回転カム16は、トレー4がキ
ャビネット1内に挿入された後、所定の方向に回転す
る。図18(b)に示すように、この回転カム16の回
転によって、ベース6は回転軸14を中心に矢印C方向
に所定の角度回転する。これによって、ターンテーブル
12が上昇し、トレー4に収納されたディスク10は、
ターンテーブル12とクランパー5との間に挟持され
る。
【0006】このように、このディスク再生装置は、タ
ーンテーブル12を上下方向に移動させるための機構を
有する。しかし、この機構は、キャビネット1内の大き
なスペースを占有するため、コンパクトなディスク再生
装置を実現するためには不向きである。
【0007】そこで、ターンテーブルやディスクモータ
等のディスクドライブ機構をディスクと共に収納したト
レーを、キャビネットから出し入れできるように構成さ
れたディスク再生装置が開発されている。このディスク
再生装置は、ターンテーブル上にディスクを固定した状
態で搭載するための手段を設けることによって、キャビ
ネット内のディスククランプ機構等が不要になり、装置
を薄くすることができる。
【0008】ところで、ディスク再生装置は、外部から
多少の衝撃が加えられても、ディスク再生に乱れが生じ
ないようにすること重要である。特に、自動車に搭載さ
れるタイプのディスク再生装置は、かなりの大きさの衝
撃にも耐えられることを必須の条件としている。図17
および図18に示したディスク再生装置は、キャビネッ
トにダンパーを介してメカユニットを支持することによ
って、キャビネットからメカユニットに伝わる振動の多
くを遮断することができ、また、仮にメカユニットが振
動しても、ディスクドライブ機構とピックアップが共通
のベースに支持されているため、ディスク再生に大きな
乱れが生じる心配はない。しかし、トレーにディスクド
ライブ機構が固定的に取り付けられたディスク再生装置
の場合、トレーの振動がそのままディスクドライブ機構
に伝達されるため、ディスクとピックアップとの間で無
視できない程度の位置ずれを起こし、データの読み出し
不良を誘発する危険がある。
【0009】このような振動によるディスク再生不良
は、トレーにディスクドライブ機構のみを支持したもの
に比べ、トレーにディスクドライブ機構とピックアップ
の両方を支持したディスク再生装置の方が少ない。
【0010】しかし、トレーにディスクドライブ機構と
ピックアップの両方を支持したディスク再生装置は、キ
ャビネット側の回路基板とトレー側の回路基板とを多数
の信号線路を有する長いフレキシブルケーブルを通じて
接続しなければならない。このため、トレーをキャビネ
ットから排出した時、外部に露出したフレキシブルケー
ブルがアンテナとなって放射ノイズ(不要輻射)の発生
源となり、外部機器(例えばホストコンピュータ)にそ
のノイズ障害を及すことになる。
【0011】不要輻射の発生は、ディスクからデジタル
データを読み出すためのクロックを発生する回路内の発
振器から漏れる電気的エネルギーに因る。近年、標準の
読み出し速度に対して2倍、4倍、あるいはそれ以上の
倍率の速度でディスクからデジタルデータを読み出すこ
とのできるディスク再生装置が求められており、前クロ
ック発生回路から発生されるクロックの周波数も高まる
傾向を呈している。このように、クロック発生回路のク
ロック周波数が高くなると、それだけ高周波の電気的エ
ネルギーが不要放射となって漏れ易くなる。
【0012】また、キャビネット側の回路基板とトレー
側の回路基板とをフレキシブルケーブルで接続した場
合、トレーを収納した時のフレキシブルケーブルの収納
場所をキャビネット内に確保する必要があり、奥行寸法
が大きくなってしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようにターンテー
ブルおよびディスクモータをトレーに搭載したディスク
再生装置では、トレーを通じて外部からの振動がターン
テーブルおよびディスクモータに伝達されてしまう。こ
のため、ピックアップによるディスク上の読取位置のず
れが生じ、動作信頼性を大きく損ねる恐れがある。
【0014】本発明はこのような課題を解決するための
もので、外乱振動に対するディスク再生動作の安定化と
ともに、装置の小形化、美観性向上、装置据え置き姿勢
の制限の緩和を図ることのできるディスク再生装置の提
供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明のディスク再
生装置は上記した目的を達成するために、キャビネット
と、再生されるディスクを収納するためのトレーであっ
て、前記キャビネットから出し入れできるように前記キ
ャビネットに支持されたトレーと、前記トレーに収納さ
れた前記ディスクを固定するためのターンテーブルと前
記ターンテーブルを駆動するためのモータとからなるモ
ータユニットと、前記ディスクに記録されたデータを読
み取るためのピックアップと、前記ピックアップを、前
記トレーに収納された前記ディスクの径方向に沿って移
動自在に支持するための機構を含むメカユニットと、前
記トレーに設けられた第1の保持部であって、少なくと
も前記トレーが前記キャビネットから排出されている
時、前記モータユニットを前記トレー上の所定の位置で
保持するための第1の保持部と、前記メカユニットに設
けられた第2の保持部であって、少なくとも前記トレー
が前記キャビネット内に収納されている時、前記モータ
ユニットを、前記ターンテーブルに保持された前記ディ
スクに対して前記ピックアップによるデータの読取りが
可能な位置で保持するための第2の保持部と、前記トレ
ーを前記キャビネット内に挿入する時、前記第1の保持
部に保持された前記モータユニットを前記第2の保持部
に移送し、且つ、前記トレーを前記キャビネット内から
排出する時、前記第2の保持部に保持された前記モータ
ユニットを前記第1の保持部に移送する移送手段と、前
記キャビネットから前記トレーを出し入れする方向に沿
って前記モータユニットに設けられた軸穴と、前記ピッ
クアップを、前記トレーに収納された前記ディスクの径
方向に沿って移動自在に支持するためのガイド軸であっ
て、前記移送手段によって前記モータユニットが前記第
1の保持部から前記第2の保持部に移送される時、前記
軸穴に侵入して前記モータユニットを保持する一端部を
有するガイド軸とを具備することを特徴とする。
【0016】第2の発明のディスク再生装置は上記した
目的を達成するために、キャビネットと、再生されるデ
ィスクを収納するためのトレーであって、前記キャビネ
ットから出し入れできるように前記キャビネットに支持
されたトレーと、前記トレーに収納された前記ディスク
を固定するためのターンテーブルと前記ターンテーブル
を駆動するためのモータとからなるモータユニットと、
前記ディスクに記録されたデータを読み取るためのピッ
クアップと、前記ピックアップを、前記トレーに収納さ
れた前記ディスクの径方向に沿って移動自在に支持する
ための機構を含むメカユニットと、前記トレーに設けら
れた第1の保持部であって、少なくとも前記トレーが前
記キャビネットから排出されている時、前記モータユニ
ットを前記トレー上の所定の位置で保持するための第1
の保持部と、前記メカユニットに設けられた第2の保持
部であって、少なくとも前記トレーが前記キャビネット
内に収納されている時、前記モータユニットを、前記タ
ーンテーブルに保持された前記ディスクに対して前記ピ
ックアップによるデータの読取りが可能な位置で保持す
るための第2の保持部と、前記トレーを前記キャビネッ
ト内に挿入する時、前記第1の保持部に保持された前記
モータユニットを前記第2の保持部に移送し、且つ、前
記トレーを前記キャビネット内から排出する時、前記第
2の保持部に保持された前記モータユニットを前記第1
の保持部に移送する移送手段と、前記トレーを前記キャ
ビネットから出し入れする方向に沿って前記トレーに移
動自在に設けられたシャッターであって、少なくとも、
前記トレーが前記キャビネットから排出されている時、
前記トレーの前記第1の保持部に保持された前記モータ
ユニットの上面を前記ターンテーブルの部分を除いて覆
うためのシャッターとを具備することを特徴とする。
【0017】第3の発明のディスク再生装置は上記した
目的を達成するために、キャビネットと、再生されるデ
ィスクを収納するためのトレーであって、前記キャビネ
ットから出し入れできるように前記キャビネットに支持
されたトレーと、前記トレーに収納された前記ディスク
を固定するためのターンテーブルと前記ターンテーブル
を駆動するためのモータとからなるモータユニットと、
前記ディスクに記録されたデータを読み取るためのピッ
クアップと、前記ピックアップを、前記トレーに収納さ
れた前記ディスクの径方向に沿って移動自在に支持する
ための機構を含むメカユニットと、前記トレーに設けら
れた第1の保持部であって、少なくとも前記トレーが前
記キャビネットから排出されている時、前記モータユニ
ットを前記トレー上の所定の位置で保持するための第1
の保持部と、前記メカユニットに設けられた第2の保持
部であって、少なくとも前記トレーが前記キャビネット
内に収納されている時、前記モータユニットを、前記タ
ーンテーブルに保持された前記ディスクに対して前記ピ
ックアップによるデータの読取りが可能な位置で保持す
るための第2の保持部と、前記トレーを前記キャビネッ
ト内に挿入する時、前記第1の保持部に保持された前記
モータユニットを前記第2の保持部に移送し、且つ、前
記トレーを前記キャビネット内から排出する時、前記第
2の保持部に保持された前記モータユニットを前記第1
の保持部に移送する移送手段と、前記モータユニットに
固定された磁性体または第1のマグネットと、前記トレ
ーに固定された第2のマグネットであって、前記モータ
ユニットを前記磁性体または前記第1のマグネットを介
して前記トレーに引き付けるための第2のマグネットと
を具備することを特徴とする。
【0018】
【作用】第1の発明では、トレーが排出されている時に
モータユニットをトレーに搭載していることで、キャビ
ネット内のディスククランプ機構が不要になり、装置の
小形化(薄形化)を図ることができると同時に、トレー
が収納されている時、モータユニットはキャビネット内
のメカユニットに保持されるので、外部からの振動がト
レーを介してモータユニットに伝達されることがない。
したがって、メカユニットをダンパーを介してキャビネ
ットに支持するように構成すれば、外部からモータユニ
ットへの振動伝達経路をほぼ全て遮断することができ
る。よって、外乱振動に対するディスク再生動作の安定
化を図ることができる。また、ピックアップのガイド軸
を、モータユニットをメカユニットに移送する際のガイ
ド軸としても用いることで、モータユニット専用のガイ
ド機構が不要になり、装置の小形化を図ることができ
る。
【0019】第2の発明では、トレーがキャビネットか
ら排出されている時、このトレーに載せられたモータユ
ニットの上面はターンテーブルを除いてシャッターで覆
われるので、美観性の向上は勿論、モータユニットをユ
ーザがむやみに取り出すような行為を阻止できる。また
モータユニットをトレー上で上下両方向から脱落するこ
となく支持することができる。よって、ディスク再生装
置を据え置く姿勢に制限がなくなり、ディスクを立てた
状態で再生する装置等を実現できる。さらに、トレー内
への異物の侵入をシャッターで防止できると言う効果も
生じる。
【0020】第3の発明では、トレーに保持されたモー
タユニットを磁力でトレーに引き付けることで、トレー
上にモータユニットをより安定した状態で保持できる。
これにより、ディスクを立てた状態で再生する装置を実
現できる。特にモータユニットの点検、交換作業等を行
う際にシャッターを開放しても、モータユニットが磁力
でトレーに引き付けられているため、モータユニットが
落下してしまう危険が解消される。またモータユニット
を取り付ける際にも磁力が有効に働き、モータユニット
の着脱操作性が大幅に改善される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0022】図1は本発明に係る一実施例のディスク再
生装置の全体的な構造を示す斜視図、図2はその平面図
である。
【0023】これらの図に示すように、このディスク再
生装置は、大別すると、メカユニット100、モータユ
ニット200、トレー300、およびキャビネット40
0から構成される。
【0024】メカユニット100は各種部品を搭載する
シャーシ100aを有する。シャーシ100aには一対
のガイドシャフト101、101が互いに平行に支持さ
れている。各ガイドシャフト101、101の一端部は
ガイド軸支持部100b(図2に示す)を貫通して正面
側にそれぞれ突出している。ガイド軸支持部100bよ
り突出された各ガイドシャフト101、101の先端は
ほぼ円錐形に尖らせてある。各ガイドシャフト101、
101の間にはピックアップ102が掛け渡されて支持
されている。ピックアップ102は各ガイドシャフト1
01、101に沿って矢印X−Y方向に移動可能であ
る。
【0025】またメカユニット100は一対のロックレ
バー103、103と一対の案内突起104、104を
有する。各ロックレバー103、103はそれぞれ、正
面側の先端部分にフック103b、103bを持つ。各
ロックレバー103、103は、シャーシ100aに固
定された回転軸103a、103aを介して、回転自在
にシャーシ100a上に支持されている。そして各ロッ
クレバー103、103はそれぞれ、互いのフック10
3b、103bの間の距離を狭めようとする回転方向の
圧力をスプリング107、107から受けている。各案
内突起104、104はそれぞれ、二股状に分割された
一対の爪104a、104aを有する。各爪104a、
104aはそれぞれ、上および左右の先端部分にテーパ
面を有する。
【0026】シャーシ100aの各コーナの部分には4
つのダンパーゴム105…が取り付けられている。各ダ
ンパーゴム105…はキャビネット400からシャーシ
100aに伝わる振動を遮断、減衰するためのものであ
る。また、シャーシ100aにはピックアップを駆動す
るための送りモータ106が搭載されている。
【0027】モータユニット200は、トレー300が
キャビネット400から排出されている時、トレー30
0の2つの窪み部300a、300aに保持される。ま
た、モータユニット200は、トレー300がキャビネ
ット100内に収納されている時、メカユニット100
の各ガイドシャフト101、101、各ロックレバー1
03、103および各案内突起104、104によって
構成される保持部に保持される。
【0028】トレー300は、モータユニット200を
保持するための2つの窪み部300aと、正面パネル3
01と、シャッター302とを有する。トレー300の
個々の補強板303には複数の案内ピン304、304
が突出して設けられている。これらの案内ピン304、
304はキャビネット400の各側壁に設けられた案内
溝(図示せず)に挿入されている。これらの案内ピン3
04、304と案内溝との係わり合いによって、トレー
300は矢印X−Y方向に移動でき、キャビネット40
0から出し入れできる。
【0029】シャッター302は両サイドにそれぞれ案
内突起302a、302aを有する。各案内突起302
a、302aはそれぞれ、トレー300の側壁を成す2
つの補強板303、303の案内溝303a、303a
に挿入されている。これらの案内突起302a、302
aと案内溝303a、303aとによって、シャッター
302は、トレー300に保持されたモータユニット2
00の上面を覆う第1の位置と、モータユニット200
の上面を露出する第2の位置との間で矢印X−Y方向に
移動できる。
【0030】また、シャッター302は、常にこのシャ
ッター302を矢印X方向(第2の位置から第1の位置
に向う方向)に移動させるように2つのスプリング30
2c、302cからの引っ張り力を受けている。各スプ
リング302c、302cの力は、トレー300がキャ
ビネット400から排出されている時、シャッター30
2をモータユニット200の上面を覆う第1の位置に保
つように働く。トレー300が第1の位置に在るとき、
各補強板303、303にそれぞれ設けられた個々のロ
ック部材305、305が、シャッター302の両側面
にそれぞれ設けられた個々のロック穴302b、302
bに嵌まる。このことにより、シャッター302が第1
の位置にある時、シャッター302の開閉がロックされ
る。したがって、ユーザがシャッター302を手で開け
ることによってモータユニット200をトレー300か
ら取り出すような不利益な行為は阻止される。このシャ
ッターロック機構の詳細は後で説明する。
【0031】キャビネット400には、図2に示すよう
に、挿入されたトレー300をキャビネット400内の
所定の位置で固定するためのトレーロック装置110が
配置されている。このトレーロック装置110は、トレ
ー300に固定されたストライカー110aと結合する
ことによって、トレー300をキャビネット400内の
定位置に固定する。このトレーロック装置110を含む
トレーロック機構の詳細は後で説明する。
【0032】また、キャビネット400内の奥側の壁面
にはソケット531が配置されている。このソケット5
31は、トレー300がキャビネット400内に収容さ
れている時、トレー300の一方の補強板303の先端
に取り付けられたコネクタ500と結合される。これら
ソケット531およびコネクタ500の詳細は後で説明
する。
【0033】次に、このディスク再生装置内の各部の詳
細を詳しく説明する。
【0034】図3はモータユニット200を分解して示
す図である。
【0035】同図に示すように、モータユニット200
は、ディスクモータ201、モータブロック202、タ
ーンテーブル203、磁性板204、2つのスプリング
205、205および2つのピン206、206から構
成される。ディスクモータ201はモータブロック20
2に2つのビス207、207で固定されている。ディ
スクモータ201の回転軸201aにはターンテーブル
203が固定されている。また、モータブロック202
には磁性板204が2つのピン206、206で固定さ
れている。各ピン206、206はそれぞれの中間にネ
ジ山の部分206a、206aを有し、モータブロック
202に設けられた2つのネジ穴202a、202aに
挿入され固定される。各ピン206、206の外周には
それぞれスプリング205、205が嵌め込まれてお
り、各スプリング205、205はそれぞれピン20
6、206の頭部206b、206bと磁性板204と
の間に挟まれたかたちで保持されている。ところで、各
ピン206、206の先端部206c、206cはそれ
ぞれモータブロック202の反対の面より突出させてあ
る。これらピン206、206の突出部206c、20
6cはそれぞれ、前述した各ロックレバー103、10
3のフック103b、103bと係わり合う。
【0036】モータブロック202は、磁性板204と
の間でトレー300の出し入れ方向に沿った2つの空間
(案内穴)を形成するための2つの欠込み202e、2
02eを有する。これら2つの案内穴には、トレー30
0がキャビネット400内に収納されている時、前述し
たメカユニット100の各案内突起104、104がそ
れぞれ挿入される。
【0037】モータブロック202は、トレー300が
キャビネット400内に収納されている時、前述した2
つのガイドシャフト101、101の先端部(ガイド軸
支持部100bからの突出部)がそれぞれ挿入されるV
溝202bと楕円穴202cを有する。V溝202b
は、モータブロック202をガイドシャフト101に対
して正確に位置決めできるように、V字状の断面形状を
有する。また、図には示されないが、V溝202bおよ
び楕円穴202cの各入り口の部分にはそれぞれ、各ガ
イドシャフト101、101のスムーズな挿入を助ける
ためのテーパが形成されている。なお、溝202bの断
面形状は、その内の定位置にガイドシャフト101を導
くことができるならば、例えば半円状等、どのような形
状であってもよい。
【0038】さらにモータブロック202は、その両端
部に、トレー300に設けられた2つの窪み部300
a、300aに嵌め込まれる脚部202d、202dを
有する。これらの脚部202d、202dがトレー30
0の各窪み部300a、300aに嵌め込まれることに
よって、トレー300上の所定の位置にモータユニット
200を保持することができる。
【0039】図4は脚部202d、202dと窪み部3
00a、300aとの結合の関係を示す図である。図4
(a)はモータブロック202がトレー300上に保持
される直前の状態、図4(b)はモータブロック202
がトレー300上に保持された状態を示している。また
同左図はこの部分を装置正面側から、同右図は装置側面
側から見た図である。
【0040】同図に示すように、トレー300の窪み部
300aは、その内部に、上から挿入された脚部202
dを窪み部300a内の定位置に導くための4つのテー
パ面を有する。一方、モータブロック202の脚部20
2dは、先端部に、窪み部300aの各テーパ面と接触
する4つのテーパ面を有する。窪み部300aの開口面
および底面の平面サイズは脚部202dの平面サイズよ
りも大である。これら平面サイズの差は、各脚部202
d、202dを各窪み部300a、300aに嵌め込む
時のマージンとして必要である。各脚部202d、20
2dを各窪み部300a、300aに嵌め込む時、互い
の位置関係が多少ずれていても、それぞれ対応するテー
パ面どうしよる誘導作用によって、各脚部202d、2
02dは窪み部300a、300a内の定位置まで滑り
落ちる。
【0041】モータユニット200がメカユニット10
0側に保持されている時は、第4図(a)に示すよう
に、各脚部202d、202dはそれぞれ各窪み部30
0a、300aの底面から若干浮いた位置に置かれる。
したがって、トレー300とモータユニット200は非
接触の状態となり、振動がトレー300からモータユニ
ット200に伝達されることがない。
【0042】次に、図5を用いてターンテーブル203
の詳細を説明する。同図において、(a)はディスク6
00をターンテーブル203上に載せる前の状態、
(b)はディスク600をターンテーブル203上に載
せた後の状態を示している。
【0043】ターンテーブル203は、ディスク600
の中心穴600aと結合されるディスクチャック203
aを有する。このディスクチャック203aの外周部に
は、複数のボール203b…が一部を露出するようにし
て埋め込まれている。これらのボール203b…は、拡
大図において、実線で示される位置と点線で示される位
置との間で移動できるようにディスクチャック203a
内に保持されている。そして、各ボール203b…はそ
れぞれ、ディスクチャック203aの中心から外周に向
けて押し出されるように、ディスクチャック203a内
に配置されたスプリング(図示せず)からの圧力を受け
ている。
【0044】ディスク600をターンテーブル203上
に載せる時、各ボール203b…はディスク600の中
心穴600aの内壁と接触し、外側からの圧力を受ける
ことによってディスクチャック203内に点線で示され
る位置まで一旦移動する。ディスク600がターンテー
ブル203上の定位置に載ると、各ボール203b…は
スプリングの力によって再び外側に押し出される。この
結果、図5(b)に示すように、ディスク600は、各
ボール203b…によって上から押え付けられるように
してターンテーブル203上に固定される。
【0045】次に、図6を用いてシャッター302のロ
ック機構の詳細を説明する。ここで図6(a)はロック
状態、図6(b)は非ロック状態を示している。
【0046】トレー300の各補強板303、303に
それぞれ設けられたロック部材305、305は例えば
モールド製の弾性部材からなる。同図に示すように、こ
のロック部材305の一方の端部はトレー300上にビ
ス306で固定されている。また、ロック部材305
は、他方の端部に、シャッター302に設けられたロッ
ク穴302bに嵌め込まれる突起305bを有する。加
えて、このロック部材305は、その中間部に、U字状
に折り返されてなる湾曲部305aを有する。
【0047】次にこのシャッターロック機構の動作を説
明する。トレー300がキャビネット400から排出さ
れている時、図6(a)に示すように、ロック部材30
5の突起305bがシャッター302のロック穴302
bに嵌る。これによりシャッター302の開閉はロック
される。
【0048】ロックを解除する場合は、ロック部材30
5の突起305bの先端を矢印A方向に押圧し、少なく
とも突起305bの面cがロック穴302の面と接触す
る位置に到達するまでロック部材305を弾性変形させ
る。突起305bの面cがロック穴302bの面と接触
した後、シャッター302を矢印Y方向に移動させれ
ば、ロック部材305の弾性変形によって突起305b
はトレー300の内側に押し込まれる。これにより図6
(b)に示すように、ロック部材305の突起305b
がロック穴302bから抜け出し、ロックが解除され
る。
【0049】次に、上述したトレーロック機構の詳細を
説明する。図7はトレーロック機構の構成を示す図であ
る。
【0050】同図において、110はキャビネット40
0内に設けられたトレーロック装置、110aはトレー
300に固定されたストライカーである。トレーロック
装置110はスライダー120の上に取付部120aを
介して固定されている。スライダー120は、キャビネ
ット400に回転軸450を介して回転自在に支持され
ている。スライダー120の回転範囲は、キャビネット
400に固定されたピン460とスライダー120に設
けられた長穴120cとによって制限される。スライダ
ー120の端部にはスプリング700の一端が接続され
ている。スプリング700の他端はキャビネット400
に固定されたピン470に支持されている。すなわち、
スライダー120には、自身を回転軸450を中心に矢
印X方向に回転させるようとする力がスプリング700
より加えられている。スライダー120の回転範囲はピ
ン460と長穴120cとによって制限されているた
め、スライダー120は通常、スプリング700の引っ
張り力によって図7(A)の状態を保っている。
【0051】図7(B)は、大きな衝撃がトレー300
を通してトレーロック装置110に加えられた時の状態
を示している。この時、もし、スプリング700の引っ
張り力を上回る大きさの衝撃がトレーロック装置110
に加わった場合、瞬間的に、スプリング700がL′−
Lの長さ伸び、スライダー120が角度θだけ回転す
る。このことによって、トレーロック装置110に加わ
る衝撃力のピーク値が下がり、トレーロック装置110
の破損を阻止することができる。この場合、スライダー
120をキャビネット400の上で面接触させる構造に
すれば、摩擦効果によってさらに衝撃の吸収性を高める
ことができる。また、スライダー120とキャビネット
400との間にゴム等の摩擦抵抗の大きい部材を配置し
てもよい。図8はトレーロック装置110の詳細を示す
図である。同図において、(a)はアンロック時のトレ
ーロック装置110の状態、(b)はロック時のトレー
ロック装置110の状態をそれぞれ示している。
【0052】同図に示すように、このトレーロック装置
110は、矢印X−Y方向に移動自在なロックスライダ
ー131を内部に有する。このロックスライダー131
には矢印Y方向への圧力がスプリング(図示せず)から
加えられている。そしてアンロック時、ロックスライダ
ー131は(a)に示す位置に在る。ロックスライダー
131は、その一端に、ストライカー110aの先端部
分を保持するための一対のアーム132、132を有す
る。ロックスライダー131の表面には案内溝133が
設けられている。この案内溝133には、トレーロック
装置110の本体134に回転自在に支持された部材1
35のピン136が挿入されている。この部材135に
は、これを矢印R方向に回転させようとする力がスプリ
ング(図示せず)から加えられている。
【0053】次にこのトレーロック装置110の動作を
説明する。トレー300をロックする時、まず、ストラ
イカー110aの先端141がロックスライダー131
の対向面151に当たる。ストライカー110aからの
圧力によって、ロックスライダー131はトレーロック
装置110(本体134)の内部に押し込まれる。ロッ
クスライダー131が本体134内に押し込まれるに連
れて、各アーム132、132が互いの距離を縮めよう
とする方向にそれぞれ回転する。同時に、案内溝133
に挿入されたピン136がP1の位置からP2、P3の
位置へ順次移動する。トレー300がキャビネット40
0内に限界まで挿入された時点で、図8(b)に示すよ
うに、各アーム132、132によるストライカー11
0aの保持が完了する。この時、ピン136はP4の位
置にある。この後、ユーザがトレー300から指を離す
と、ロックスライダー131はスプリング(図示せず)
の力で僅かに矢印Y方向に戻り、ピン136はP5の位
置に移動する。これによりトレーロックが完了となる。
【0054】トレーロックを解除したい場合は、トレー
300を矢印X方向に押す。これによってピン136は
P5の位置からP6の位置に移動する。ピン136がP
6の位置にある時にトレー300から指を離すことによ
って、ロックスライダー131はスプリング(図示せ
ず)の力で矢印Y方向に弾き出される。これにより各ア
ーム132、132が互いの距離を広げようとする方向
に回転すると同時に、ストライカー110aは矢印Y方
向に押し出される。同時にピン136はP6の位置から
P7の位置を通じて元のP1の位置まで戻る。これによ
りトレー300のロックが解除される。
【0055】次に、図9を参照して、上述したソケット
531とコネクタ500の詳細について説明する。同図
に示すように、トレー300に取り付けられたコネクタ
500は、個々に板バネとしての性質を持つ一対の電極
板502、504を有する。各電極板502、504は
それぞれ、互いの面を向き合わせるようにしてコネクタ
500の表面に垂直に立てて固定されている。各電極板
502、504はそれぞれ、ディスクモータ201に駆
動電力を供給するための電源ライン(プラス極/マイナ
ス極)と接続されている。また、各電極板502、50
4の先端には、互いに対照的な湾曲形状を有する曲げ部
503、505が設けられている。ソケット531とコ
ネクタ500とが結合されていな時、各曲げ部503、
505は、自らの弾性によって互いに圧力を受けた状態
でそれぞれの中間部で接触している。 ソケット531
は、上述した一対の電極板502、504とそれぞれ接
合される一対の接点532、534を有する。各接点5
32、534はそれぞれ、キャビネット400内の電源
回路(図示せず)に通じる電源ライン(プラス極/マイ
ナス極)と接続されている。また、ソケット531には
絶縁突起535が設けられている。トレー300がキャ
ビネット400内に挿入される時、絶縁突起535は、
コネクタ500の各電極板502、504の曲げ部50
3、505の間を通じて各電極板502、504の間に
入り込み、各電極板502、504を押し広げながら各
曲げ部503、505の先端をソケット531の各接点
532、534にそれぞれ導く。
【0056】トレー300をキャビネット400から引
き出す時、コネクタ500の各電極板502、504の
先端(曲げ部503、505)がソケット531の各接
点532、534からそれぞれ離れ、ディスクモータ2
01への駆動電力の供給が絶たれる。ディスクモータ2
01への駆動電力の供給が絶たれてからしばらくの間、
ディスクモータ201は慣性によって回転しつづける。
この間、コネクタ500の各電極板502、504の曲
げ部503、505は絶縁突起535によって互いに非
接触の状態にある。その後、さらにトレー300が外へ
引き出されることによって、コネクタ500の各電極板
502、504の曲げ部503、505が絶縁突起53
5から外れる。この結果、コネクタ500の各電極板5
02、504の曲げ部503、505が、互いにそれぞ
れの中間部で接触し、ディスクモータ201に通じる電
源ラインが短絡する。この瞬間、それまで慣性によって
回転していたディスクモータ201に逆起電力が生じ
る。この逆起電力によって、ディスクモータ201に自
らの回転を制動する力が発生し、ディスクモータ201
の回転が強制的に停止される。したがって、このディス
ク再生装置は、トレー300がキャビネット400から
完全に引き出された時、ディスクモータ201は既に静
止状態にあるので、トレー300からディスク600を
取り出す時に、ディスク600等にダメージが加わるこ
とを防止することができる。
【0057】ところで、このディスク再生装置は、上述
したディスクモータ201に電源を供給するライン以外
は、トレー側とキャビネット側とを電気的に接続するラ
インを他に持たない。すなわち、トレー300には、デ
ィスクモータ201以外の電気的な部品は搭載されてい
ないため、トレー側とキャビネット側との電気的な接続
は、キャビネット400内に配置された電源回路からデ
ィスクモータ201に駆動電力を供給するためのライン
だけで済む。したがって、フレキシブルケーブル等の使
用が不要になる。これにより、トレー300をキャビネ
ット400内に収納した時のフレキシブルケーブルの収
納場所をキャビネット400内に確保する必要がなくな
り、キャビネット400を小形化することができる。
【0058】さらに、電源回路からディスクモータ20
1に駆動電力を供給するためのラインは、トレー300
がキャビネット400から排出されている時に切断され
るため、この電源ラインから放射ノイズ(不要輻射)が
発信される心配もなくなる。すなわち、キャビネット4
00内には、デジタルデータ読み出し用のクロックを発
生するクロック発生器を搭載した回路基板が不要輻射の
発生源として存在しているものの、トレー300がキャ
ビネット400から排出されている時に電源ラインは切
断されているため、この電源ラインから放射ノイズ(不
要輻射)が発生する心配はなくなる。
【0059】次にこのディスク再生装置の全体的な動作
を説明する。
【0060】図2はトレー300がキャビネット400
から排出されている時の状態を示す図である。このとき
トレー300に保持されたモータユニット200の上面
は、シャッター302によって覆われている。また、こ
の時、シャッター302は図6に示したシャッターロッ
ク機構によりロックされ、開閉が禁止されている。
【0061】図10は図2を装置の正面側より見た図で
ある。同図に示すように、この時、モータユニット20
0はトレー300の窪み部300a、300aに保持さ
れている。また、トレー300に固定された2つのマグ
ネット306、306がモータユニット200の磁性板
204を下に引き寄せることで、モータユニット200
はトレー300上に安定的に保持される。
【0062】ここで注意すべき点は、メカユニット10
0の各ガイドシャフト101、101および各案内突起
104、104と、モータブロック202との間の相対
的な位置(高さ)関係である。図10に示す状態では、
各ガイドシャフト101、101および各案内突起10
4、104の高さは、いずれも、モータブロック202
のV溝202b、楕円穴202c、およびモータブロッ
ク202と磁性板204との間に形成される各空間
(穴)よりも高い位置にある。
【0063】その後、トレー300を手で矢印X方向に
押し込む。図11はトレー300のローディング途中の
状態を示す図である。同図に示すように、トレー300
がキャビネット400内にある程度押し込まれると、キ
ャビネット400の両側面に配置された各トレーガイド
401、401の表面が、シャッターロック機構の各ロ
ック部材305、305の突起305b、305bと接
触し、これらの突起305b、305bをそれぞれトレ
ー300内に押し込む。これにより、シャッター302
のロックが解除される。
【0064】一方、シャッター302の両サイドに設け
られた各突起302aは、ローディングの途中で、各ト
レーガイド401の内部にスプリング(図示せず)を介
して支持されたスライダー(図示せず)に嵌まる。そし
て、図11の位置までトレー300が押し込まれると、
スプリングの力がスライダーを通じてシャッター302
に伝達されて、シャッター302は開放される。図11
において、シャッター302は全開となり、モータユニ
ット200が露出する。
【0065】その後、トレー300がキャビネット40
0内にさらに深く押し込まれると、図12に示すよう
に、メカユニット100の各案内突起104、104の
先端部分(爪104a、104a)が、モータブロック
202と磁性板204との間に形成された2つの空間
(穴)に入り込む。案内突起104、104が穴に入り
込む際、案内突起104、104と穴との高さの違い
は、案内突起104、104の先端部分(爪104a、
104a)の上面に設けられたテーパ面によってスムー
ズに修正される。これにより、モータユニット200は
トレー300の窪み部300a、300aから僅かに持
ち上げられる。
【0066】なお、図12の時点では、各ガイドシャフ
ト101、101は未だモータブロック202のV溝2
02bと楕円穴202cに挿入されていない。
【0067】その後、トレー300がキャビネット40
0内にさらに深く押し込まれると、図13に示すよう
に、各ガイドシャフト101、101の先端部分がモー
タブロック202のV溝202bおよび楕円穴202c
にそれぞれ入り込む。この時、各ガイドシャフト10
1、101の上端はモータブロック202のV溝202
bおよび楕円穴202cの上端よりも僅かに高い位置に
ある。したがって、各ガイドシャフト101、101が
モータブロック202のV溝202bおよび楕円穴20
2cに挿入されることで、図14に示すように、モータ
ブロック202の各脚部202d、202dはトレー3
00の各窪み部300a、300aからさらに高く持ち
上げられる。
【0068】一方、図13に示すように、モータブロッ
ク202の上面から突出した2つのピン206、206
は、メカユニット100に設けられた2つのロックレバ
ー103、103のフック103b、103bの第1の
カム面に接触し、各ロックレバー103、103に圧力
を加える。これによって、各ロックレバー103、10
3は回転軸103a、103aを中心にそれぞれ矢印方
向に回転する。また、この時点から、トレー300に設
けられたストライカー110aがトレーロック装置11
0の中に入り込み始める。
【0069】この後、モータブロック202がトレー3
00の二箇所の端面310、310に押されることによ
って、モータブロック202の各脚部202d、202
dがトレー300の各窪み部300a、300a内のX
方向の限界位置まで移動される。図4に示すように、窪
み部300aのX−Y方向の長さは脚部202dのX−
Y方向の長さよりも大きく設定されている。したがっ
て、トレー300の各端面310、310でモータブロ
ック202を矢印X方向に押すことによって、各脚部2
02d、202dは各窪み部300a、300a内で矢
印X方向に一定の距離だけ移動させることが可能であ
る。
【0070】このモータユニット200の移動により、
各ロックレバー103、103の回転角度が増大する。
そして、各ロックレバー103、103が所定の角度ま
で回転した時、図15に示すように、モータユニット2
00の上面から突出した2つのピン206、206は、
各ロックレバー103、103のフック103b、10
3bの第1のカムを載り越えて第2のカムに乗り移る。
これによって、各ロックレバー103、103はそれぞ
れスプリング107、107の引っ張り力によって先と
は反対の方向に回転する。このロックレバー103、1
03の回転力によって、モータユニット200はメカユ
ニット100側へ引き込まれる。この結果、モータユニ
ット200は、その奥側の壁面210がガイド軸支持部
100bの端面111と当たる位置まで移動される。こ
れによってモータユニット200のX−Y方向の位置決
めが達成される。
【0071】また、この時、モータユニット200は、
各ガイドシャフト101、101と各ロックレバー10
3、103とによって上下方向から挟み込まれた状態で
メカユニット100に保持される。これによって、モー
タユニット200の高さ方向の位置決めが達成される。
【0072】一方、この時、トレーロック装置110内
のロックオン位置までストライカー110aが入り込
む。このトレーロック装置110は、ストライカー11
0aがロックオン位置まで到達した後、内部に組み入れ
られたスプリング(図示せず)の力で僅かにストライカ
ー110aを押し戻す構造を持つ。このため、最終的に
は、図16に示すように、トレー300は、図15の状
態から若干Y方向に戻った位置でロックされる。この
時、モータユニット200は各ロックレバー103、1
03によって矢印Y方向への移動は規制されているた
め、モータブロック202の端面211とトレー300
の端面310との間には僅かな隙間が形成される。これ
によって、トレー300とモータユニット200とは非
接触の状態になる。 トレーロックが完了した状態を図
14を用いてさらに詳しく説明する。トレーロックの完
了時、モータブロック202は、各ガイドシャフト10
1、101をV溝202bと楕円穴202cに挿入した
かたちでメカシャーシ100側に保持される。これによ
って、モータブロック202は規定の高さに設定され
る。また、モータブロック202に設けられたV溝20
2cはV字状の断面形状を有する。したがって、このV
溝202cで一方のガイドシャフト101を受けること
によって、モータブロック202は横方向の規定の位置
に設定される。
【0073】一方、各案内突起104、104はモータ
ブロック202と磁性板204との間に形成された各空
間(穴)内で下降し、磁性板204を、各スプリング2
05、205の力に逆らって押し下げる。すると、各ス
プリング205、205の反発力はピン206、206
を通してモータブロック202に伝達され、モータブロ
ック202を下に引き寄せる力となって作用する。これ
により、モータブロック202は各ガイドシャフト10
1、101上にしっかりと支持される。
【0074】さらに、この時、モータブロック202の
各脚部202d、202dはトレー300の各窪み部3
00a、300aから浮上した位置にあり、トレー30
0とモータブロック202とは非接触の状態になる。し
たがって、振動がトレー300を伝ってモータユニット
200に伝達されることはない。
【0075】このようにして、メカユニット100への
モータユニット200の移送が完了した後、ピックアッ
プ102は、ディスク600のデータエリアから平面上
外れた位置から矢印Y方向に移動する。図15におい
て、Mで示すラインはディスク600上のデータエリア
の最も外周側のトラックの位置を示している。このピッ
クアップ102の矢印Y方向への移動によって、ガイド
軸支持部100bの端面にピックアップ102の軸保持
部102aが当った時にピックアップ102の移動が停
止され、再生動作が開始される。またトレー300をア
ンローディングする期間も、ピックアップ102はロー
ディング時と同様、ディスク600のデータエリアの外
側の位置で待機される。
【0076】このように、トレー300をキャビネット
400から出し入れする時、ピックアップ102は、デ
ィスク600のデータエリアから平面上外れた位置で待
機される。これによって、トレー300をキャビネット
400から出し入れする時、ピックアップ102がディ
スク600のデータエリアと接触して記録データを破壊
してしまう危険を解消することができる。
【0077】また、このディスク再生装置では、モータ
ユニット200がメカユニット100に移送される時、
モータユニット200は各案内突起104、104のテ
ーパ面に沿って一旦斜め上方向に移動した後、再び平行
な状態に戻される。したがって、モータユニット200
が平行な状態に戻る時、モータユニット200に保持さ
れたディスク600が慣性によって一瞬傾くことがあ
る。しかし、トレー300をキャビネット400から出
し入れする時、ピックアップ102を、ディスク600
のデータエリアから平面上外れた位置で待機させること
によって、ディスク600が傾いた場合でも、ピックア
ップ102とディスク600のデータエリアとが接触す
ることはない。
【0078】また、メカユニット100にモータユニッ
ト200が保持されている時、各ロックレバー103、
103はスプリング107、107の弾性力でソフトに
モータユニット200を保持する。このため、大きな衝
撃が装置に加わって、慣性によりモータユニット200
がトレー側に瞬間的に移動しても、ロックレバー10
3、103が破壊される心配はない。また、その際、モ
ータユニット200のトレー側への移動距離は、トレー
300の端面310によって、ロックレバー103、1
03による引き戻しが可能な範囲内に制限できる。
【0079】トレー300をキャビネット400から排
出したい場合は、トレー300を指で矢印X方向に押
す。これによってトレーロック機構のロックが解除さ
れ、トレー300が若干手前に引き出される。このよう
にトレー300が若干量自動的に引き出ることによっ
て、ユーザはそのトレー300に手を掛けて矢印Y方向
に引き出すことができる。図4に示すように、モータユ
ニット200の各脚部202d、202dは、トレー3
00の各窪み部300a、300aの内に、浮いた状
態、または接触した状態で置かれている。したがって、
トレー300を矢印Y方向に引き出すことによって、モ
ータユニット200をメカユニット100側の保持位置
から引き離してトレー300の保持位置(窪み部300
a、300a)に移すことができる。
【0080】ところで、各ガイドシャフト101、10
1の一端部を支持しているガイド軸支持部100bの両
端面の位置は、ピックアップ102とモータユニット2
00とを正確に位置合せするために重要である。例えば
ディスクがCD(コンパクトディスク)の場合、最初
に、ディスク600の内周側に記録されているTOC
(Table Of Content)情報を読み取ることが必要であ
る。TOC情報とは、ディスク600に記録されている
データの収録情報(インデックス情報)である。
【0081】このディスク再生装置では、ピックアップ
102が矢印Y方向の末端まで移動して、ピックアップ
102の軸保持部102aがガイド軸支持部100bの
端面に当っているとき、ピックアップ102のレーザビ
ームによる読取位置が、ディスク600上の最内周トラ
ック側に設けられたTOC領域と一致するように、ガイ
ド軸支持部100bのX−Y方向幅が最適に選択されて
いる。
【0082】各ロックレバー103、103のフック1
03a、103aは、トレー挿入時、スプリング10
7、107の力でモータユニット200をメカユニット
100側に引き込むことについては既に触れたが、トレ
ー排出時には逆にスプリング107、107の力でモー
タユニット200をトレー300側に押し出す。これに
より、トレー排出時のモータユニット200の移送も安
定して行うことができる。 本実施例のディスク再生装
置では、ピックアップ102のガイドシャフト101、
101を、モータユニット200のガイド手段および保
持手段としても利用している。したがって、モータユニ
ット専用のガイド機構を設ける必要がなくなり、装置の
小形化を図ることができる。
【0083】また、本実施例のディスク再生装置では、
モータユニット200をメカユニット100からトレー
300に移送する際、平面上の多少の位置ずれがあって
も、モータブロック202の脚部202d、202dに
設けられたテーパと、トレー300の窪み部300a、
300aに設けられたテーパとの働きによって、モータ
ユニット200をトレー300上の規定位置に案内する
ことができる。また、モータユニット200の点検、交
換作業等の際、容易にモータユニット200をトレー3
00から取り出すことができる。さらに、モータユニッ
ト200を取り付けるときも、モータブロック202の
各脚部202d、202dをトレー300の各窪み部3
00a、300aの位置に目視により合わせるだけで、
モータユニット200をトレー300上の規定位置に正
しく載せることができる。
【0084】また本実施例のディスク再生装置では、ト
レー300が排出されている時、トレー300に保持さ
れたモータユニット200の上面をターンテーブル20
3を除いてシャッター302で覆われるので、美観性の
向上は勿論、モータユニット200をユーザがむやみに
取り出すような行為を阻止できる。またシャッター30
2を設けたことで、モータユニット200を上下両方向
から支えることができ、モータユニット200の脱落防
止を図ることができる。また装置を据え置く姿勢に制限
がなくなり、ディスクを立てた状態で再生する装置を実
現できる。さらに、モータユニット搭載部分への異物の
侵入をシャッター302で防止できる。
【0085】なお、本実施例は、メカユニット100を
ダンパーゴムを介してキャビネット400に支持する構
造としているが、本ディスク再生装置を搭載する例えば
パーソナルコンピュータ本体にメカユニット100を支
持せしめた構造としてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク再
生装置によれば、トレーが排出されている時にモータユ
ニットをトレーに搭載していることで、キャビネット内
のディスククランプ機構が不要になり、装置の小形化
(薄形化)を図ることができる。本発明によれば、トレ
ーが収納されている時、モータユニットはキャビネット
内のメカユニットに保持されるので、外部からの振動が
トレーを介してモータユニットに伝達されることがな
い。したがって、メカユニットをダンパーを介してキャ
ビネットに支持するように構成すれば、外部からモータ
ユニットへの振動伝達経路をほぼ全て遮断することがで
きる。よって、外乱振動に対するディスク再生動作の安
定化を図ることができる。
【0087】また、本発明によれば、ピックアップのガ
イド軸を、モータユニットをメカユニットに移送する際
のガイド軸としても用いることで、モータユニット専用
のガイド機構が不要になり、装置の小形化を図ることが
できる。
【0088】さらに、本発明によれば、トレーがキャビ
ネットから排出されている時、このトレーに載せられた
モータユニットの上面はターンテーブルを除いてシャッ
ターで覆われるので、美観性の向上は勿論、モータユニ
ットをユーザがむやみに取り出すような行為を阻止でき
る。またモータユニットをトレー上で上下両方向から脱
落することなく支持することができる。よって、ディス
ク再生装置を据え置く姿勢に制限がなくなり、ディスク
を立てた状態で再生する装置等を実現できる。さらに、
トレー内への異物の侵入をシャッターで防止できると言
う効果も生じる。 また、本発明によれば、トレーに保
持されたモータユニットを磁力でトレーに引き付けるこ
とで、トレー上にモータユニットをより安定した状態で
保持できる。これにより、ディスクを立てた状態で再生
する装置を実現できる。特にモータユニットの点検、交
換作業等を行う際にシャッターを開放しても、モータユ
ニットが磁力でトレーに引き付けられているため、モー
タユニットが落下してしまう危険が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のディスク再生装置の全
体的な構成を示す斜視図である。
【図2】図1のディスク再生装置の平面図である。
【図3】図1におけるモータユニットの構成を示す分解
斜視図である。
【図4】図3のモータブロックに設けた脚部とトレーの
窪み部との結合関係を示す断面図である。
【図5】図3のモータユニットにおけるターンテーブル
の構成を示す図である。
【図6】シャッターロック機構の構成を示す平面図であ
る。
【図7】トレーロック機構の構成を示す平面図である。
【図8】図7のトレーロック機構におけるトレーロック
装置の構成を示す平面図である。
【図9】トレーとキャビネットとの電気的な接続部分の
構成を示す斜視図である。
【図10】図2のディスク再生装置を正面側より見た断
面図である。
【図11】ローディング中のディスク再生装置の状態を
示す平面図である。
【図12】ローディング中のディスク再生装置の状態を
正面側より見た断面図である。
【図13】モータユニットをメカユニットに移送する途
中の、ディスク再生装置の状態を示す平面図である。
【図14】図13のディスク再生装置を正面側より見た
断面図である。
【図15】メカユニットへのモータユニットの移送が完
了した時の、ディスク再生装置の状態を示す平面図であ
る。
【図16】ローディング完了時のディスク再生装置の状
態を示す平面図である。
【図17】従来のディスク再生装置を示す斜視図であ
る。
【図18】図17に示す従来のディスク再生装置の動作
を説明するための断面図である。
【符号の説明】
100…メカユニット、100a…シャーシ、100b
…ガイド軸支持部、101…ガイドシャフト、102…
ピックアップ、103…ロックレバー、103a…回転
軸、103b…フック、104…案内突起、107…ス
プリング、110…トレーロック装置、110a…スト
ライカー、200…モータユニット、201…ディスク
モータ、202…モータブロック、202b…V溝、2
02c…楕円穴、202d…脚部、203…ターンテー
ブル、204…磁性板、205…スプリング、206…
ピン、300…トレー、300a…窪み部、302…シ
ャッター、302b…ロック穴、305…ロック部材、
400…キャビネット、600…ディスク。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットと、 再生されるディスクを収納するためのトレーであって、
    前記キャビネットから出し入れできるように前記キャビ
    ネットに支持されたトレーと、 前記トレーに収納された前記ディスクを固定するための
    ターンテーブルと前記ターンテーブルを駆動するための
    モータとからなるモータユニットと、 前記ディスクに記録されたデータを読み取るためのピッ
    クアップと、 前記ピックアップを、前記トレーに収納された前記ディ
    スクの径方向に沿って移動自在に支持するための機構を
    含むメカユニットと、 前記トレーに設けられた第1の保持部であって、少なく
    とも前記トレーが前記キャビネットから排出されている
    時、前記モータユニットを前記トレー上の所定の位置で
    保持するための第1の保持部と、 前記メカユニットに設けられた第2の保持部であって、
    少なくとも前記トレーが前記キャビネット内に収納され
    ている時、前記モータユニットを、前記ターンテーブル
    に保持された前記ディスクに対して前記ピックアップに
    よるデータの読取りが可能な位置で保持するための第2
    の保持部と、 前記トレーを前記キャビネット内に挿入する時、前記第
    1の保持部に保持された前記モータユニットを前記第2
    の保持部に移送し、且つ、前記トレーを前記キャビネッ
    ト内から排出する時、前記第2の保持部に保持された前
    記モータユニットを前記第1の保持部に移送する移送手
    段と、 前記キャビネットから前記トレーを出し入れする方向に
    沿って前記モータユニットに設けられた軸穴と、 前記ピックアップを、前記トレーに収納された前記ディ
    スクの径方向に沿って移動自在に支持するためのガイド
    軸であって、前記移送手段によって前記モータユニット
    が前記第1の保持部から前記第2の保持部に移送される
    時、前記軸穴に侵入して前記モータユニットを保持する
    一端部を有するガイド軸とを具備することを特徴とする
    ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 キャビネットと、 再生されるディスクを収納するためのトレーであって、
    前記キャビネットから出し入れできるように前記キャビ
    ネットに支持されたトレーと、 前記トレーに収納された前記ディスクを固定するための
    ターンテーブルと前記ターンテーブルを駆動するための
    モータとからなるモータユニットと、 前記ディスクに記録されたデータを読み取るためのピッ
    クアップと、 前記ピックアップを、前記トレーに収納された前記ディ
    スクの径方向に沿って移動自在に支持するための機構を
    含むメカユニットと、 前記トレーに設けられた第1の保持部であって、少なく
    とも前記トレーが前記キャビネットから排出されている
    時、前記モータユニットを前記トレー上の所定の位置で
    保持するための第1の保持部と、 前記メカユニットに設けられた第2の保持部であって、
    少なくとも前記トレーが前記キャビネット内に収納され
    ている時、前記モータユニットを、前記ターンテーブル
    に保持された前記ディスクに対して前記ピックアップに
    よるデータの読取りが可能な位置で保持するための第2
    の保持部と、 前記トレーを前記キャビネット内に挿入する時、前記第
    1の保持部に保持された前記モータユニットを前記第2
    の保持部に移送し、且つ、前記トレーを前記キャビネッ
    ト内から排出する時、前記第2の保持部に保持された前
    記モータユニットを前記第1の保持部に移送する移送手
    段と、 前記トレーを前記キャビネットから出し入れする方向に
    沿って前記トレーに移動自在に設けられたシャッターで
    あって、少なくとも、前記トレーが前記キャビネットか
    ら排出されている時、前記トレーの前記第1の保持部に
    保持された前記モータユニットの上面を前記ターンテー
    ブルの部分を除いて覆うためのシャッターとを具備する
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスク再生装置におい
    て、 前記シャッターは、前記モータユニットが前記第2の保
    持部に保持されている時、前記モータユニットの上面を
    露出することを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のディスク再生装
    置において、 前記トレーが前記キャビネットから排出されている時、
    前記シャッターの開放を禁止する開放禁止手段を有する
    ことを特徴とするディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のディスク再生装置におい
    て、 前記開放禁止手段は、 前記シャッターに設けられたロック穴と、 弾性体からなるロック部材であって、前記トレーに支持
    された一端部と、前記トレーが前記キャビネットから排
    出されている時、前記ロック穴に挿入される突起部を有
    する他端部と、湾曲状の中間部とから構成されるロック
    部材とを有することを特徴とするディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のディスク再生装置におい
    て、 前記移送手段は、 前記メカユニットに回転自在に取り付けられたレバー
    と、 前記レバーに一回転方向の力を弾性的に付与する弾性力
    付与手段と、 前記レバーに設けられた第1のカムであって、前記トレ
    ーが前記キャビネット内の第1の位置からこれより奥の
    第2の位置まで挿入される間、前記第1の保持部に保持
    された前記モータユニットと接触しながら、前記レバー
    を、前記弾性力付与手段から加えられた力による回転の
    方向と逆の方向に回転させるための第1のカムとを有す
    ることを特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のディスク再生装置におい
    て、 前記移送手段は、 前記レバーに設けられた第2のカムであって、前記トレ
    ーが前記第2の位置よりさらに奥の第3の位置まで挿入
    された時、前記モータユニットと接触しながら、前記モ
    ータユニットを前記弾性力付与手段の力によって前記第
    2の保持部まで引き込むための第2のカムをさらに有す
    ることを特徴とするディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のディスク再生装置におい
    て、 前記トレーは前記第1の保持部として、前記モータユニ
    ットを嵌め込むための窪み部または突出部を有し、前記
    モータユニットは前記窪み部または前記突出部に嵌め込
    まれる嵌め込み部を有することを特徴とするディスク再
    生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のディスク再生装置におい
    て、 前記トレーの前記窪み部または前記突出部および前記モ
    ータユニットの前記嵌め込み部はそれぞれ、相対的な平
    面上の位置ずれを修正できるように、互いの接触面にテ
    ーパ面を有することを特徴とするディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 キャビネットと、 再生されるディスクを収納するためのトレーであって、
    前記キャビネットから出し入れできるように前記キャビ
    ネットに支持されたトレーと、 前記トレーに収納された前記ディスクを固定するための
    ターンテーブルと前記ターンテーブルを駆動するための
    モータとからなるモータユニットと、 前記ディスクに記録されたデータを読み取るためのピッ
    クアップと、 前記ピックアップを、前記トレーに収納された前記ディ
    スクの径方向に沿って移動自在に支持するための機構を
    含むメカユニットと、 前記トレーに設けられた第1の保持部であって、少なく
    とも前記トレーが前記キャビネットから排出されている
    時、前記モータユニットを前記トレー上の所定の位置で
    保持するための第1の保持部と、 前記メカユニットに設けられた第2の保持部であって、
    少なくとも前記トレーが前記キャビネット内に収納され
    ている時、前記モータユニットを、前記ターンテーブル
    に保持された前記ディスクに対して前記ピックアップに
    よるデータの読取りが可能な位置で保持するための第2
    の保持部と、 前記トレーを前記キャビネット内に挿入する時、前記第
    1の保持部に保持された前記モータユニットを前記第2
    の保持部に移送し、且つ、前記トレーを前記キャビネッ
    ト内から排出する時、前記第2の保持部に保持された前
    記モータユニットを前記第1の保持部に移送する移送手
    段と、 前記モータユニットに固定された磁性体または第1のマ
    グネットと、 前記トレーに固定された第2のマグネットであって、前
    記モータユニットを前記磁性体または前記第1のマグネ
    ットを介して前記トレーに引き付けるための第2のマグ
    ネットとを具備することを特徴とするディスク再生装
    置。
  11. 【請求項11】 キャビネットと、 再生されるディスクを収納するためのトレーであって、
    前記キャビネットから出し入れできるように前記キャビ
    ネットに支持されたトレーと、 前記トレーに収納された前記ディスクを固定するための
    ターンテーブルと前記ターンテーブルを駆動するための
    モータとからなるモータユニットと、 前記ディスクに記録されたデータを読み取るためのピッ
    クアップと、 前記ピックアップを、前記トレーに収納された前記ディ
    スクの径方向に沿って移動自在に支持するための機構を
    含むメカユニットと、 前記トレーに設けられた第1の保持部であって、少なく
    とも前記トレーが前記キャビネットから排出されている
    時、前記モータユニットを前記トレー上の所定の位置で
    保持するための第1の保持部と、 前記メカユニットに設けられた第2の保持部であって、
    少なくとも前記トレーが前記キャビネット内に収納され
    ている時、前記モータユニットを、前記ターンテーブル
    に保持された前記ディスクに対して前記ピックアップに
    よるデータの読取りが可能な位置で保持するための第2
    の保持部と、 前記トレーを前記キャビネット内に挿入する時、前記第
    1の保持部に保持された前記モータユニットを前記第2
    の保持部に移送し、且つ、前記トレーを前記キャビネッ
    ト内から排出する時、前記第2の保持部に保持された前
    記モータユニットを前記第1の保持部に移送する移送手
    段と、 前記モータユニットに固定された第1のマグネットと、 前記トレーに固定された磁性体または第2のマグネット
    であって、前記モータユニットを前記第1のマグネット
    を介して前記トレーに引き付けるための第2のマグネッ
    トとを具備することを特徴とするディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324455A (ja) * 1989-06-21 1991-02-01 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフィー用カラム充填材

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