JP3440491B2 - スーパーインポーズ装置 - Google Patents
スーパーインポーズ装置Info
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Description
文字や図形等を挿入するスーパーインポーズ装置に関
し、特に、ディジタルコンポーネントビデオ信号に文字
等のキャラクタを挿入するようなスーパーインポーズ装
置に関するものである。
て、映像(ビデオ)信号に対して各種の加工処理が施さ
れるが、その処理の一種として、いわゆるスーパーイン
ポーズが知られている。このスーパーインポーズとは、
例えば図10に示すように、タイトルや字幕のような文
字や図形等のキャラクタ91をベースとなる画像に重畳
して、いわゆるCRT(陰極線管)ディスプレイのスク
リーン等の表示面92上に表示するものである。
「0」のキャラクタ81をスーパーインポーズする場合
には、図11のBに示すようないわゆるフレーム信号
と、Cに示すようないわゆるキャラクタ信号とから成る
スーパーインポーズ信号が用いられる。この図11の例
では、キャラクタパターンの輪郭部分が白で縁どりされ
たいわゆるエッジ付きキャラクタ81を表示する場合を
示しており、このキャラクタ81のa、b間を走査(ス
キャン)するときのフレーム信号及びキャラクタ信号を
それぞれ図11のB、Cに示している。フレーム信号
は、“H”(ハイレベル)が挿入区間を示し、“L”
(ローレベル)の部分には元の(挿入される対象の)ベ
ースとなる画像が表示される。このフレーム信号Bが
“H”となる区間内において、キャラクタ信号Cが
“L”となる部分82は黒で、“H”となる部分83は
白でそれぞれ表示される。
いわゆる4:2:2フォーマットのディジタルコンポー
ネントビデオ信号にスーパーインポーズ処理を施す場合
に、色(クロマ)成分のサンプリング周波数である6.
75MHzのクロック信号に同期して、又はその整数分の
1のレートでのみ文字挿入が可能である。
ズ処理動作を説明するためのタイミングチャートであ
り、いわゆる4:2:2ディジタルコンポーネントフォ
ーマットのシリアルビデオ信号がAに示すビデオ入力デ
ータとして入力され、フレーム信号B、キャラクタ信号
Cによりスーパーインポーズ処理されて、Dに示すビデ
オ出力データとして取り出される。ビデオ入力データA
は、13.5MHzクロック(周期τY ≒74nsec )で
サンプルされた輝度(Y)データと、6.75MHzクロ
ック(周期τC ≒148nsec )でサンプルされたクロ
マ(色)データである色差(CB 、CR )データとが時
分割多重化され、27MHzのクロックに同期してクロマ
(色差)データと輝度データとが交互にCB 、Y、
CR 、Y、…の順に配列されている。これらのクロマサ
ンプルペアCB 、CR と、対応する2個の輝度データと
でペアブロックP1 、P2 、…等が構成されている。フ
レーム信号B、キャラクタ信号Cは、クロマサンプリン
グ用の6.75MHzクロックに同期したタイミング(時
刻t1 、t2 等)で遷移(立ち上がり、立ち下がり)が
生じている。この図12中のSAVは有効ビデオ領域の
開始部(Start of ActiveVideo )を示している。
サンプルペア単位で区切られたペアブロックP1 、
P2 、…等の内、フレーム信号Bが“H”となっている
区間(時刻t1 〜t5 )のペアブロックP1 〜P4 が、
スーパーインポーズ処理されたビデオ出力データDでは
他のペアブロックp1 〜p4 に置換されている。すなわ
ちフレーム信号Bが“H”となっている区間t1 〜t5
内の全てのクロマサンプルペアCB0、CR0、…、CB3、
CR3は、いずれもクロマブランキングデータCBLKとな
っている。また、この区間t1 〜t5 内で、キャラクタ
信号Cが“H”の区間t1 〜t2 及びt4 〜t5 の全て
の輝度データY0 、Y1 及びY6 、Y7 はいずれも白レ
ベルデータYWHとなり、キャラクタ信号Cが“L”の区
間t2 〜t4の全ての輝度データY2 〜Y5 はいずれも
黒レベルデータYBLとなっている。このようなビデオ出
力データDにより、図11のAに示すような表示が行わ
れるわけである。
スーパーインポーズ処理においては、クロマサンプルペ
アのクロック(6.75MHz)に同期したタイミングで
しか文字等のキャラクタ挿入が行えないため、挿入箇所
及び文字等のキャラクタの大きさ(小ささ、分解能)に
制限があることになる。従って、より細かいキャラクタ
を挿入したり挿入場所を細かく位置決めすることができ
ないという問題点がある。
たものであり、挿入される文字等のキャラクタや挿入位
置をより細かく設定でき、同じ表示面積内により多くの
情報をスーパーインポーズできるようなスーパーインポ
ーズ装置の提供を目的とするものである。
ンポーズ装置は、第1の周波数のサンプリングクロック
でカラー画像の輝度信号をサンプルし該第1の周波数よ
りも低い第2の周波数のサンプリングクロックで上記カ
ラー画像の色信号(クロマ信号)をサンプルして得られ
るディジタルコンポーネント映像信号に対して他の画像
情報のスーパーインポーズ信号を挿入するスーパーイン
ポーズ装置において、上記ディジタルコンポーネント映
像信号、輝度の第1レベル信号、輝度の第2レベル信
号、及び色ブランキング信号のいずれか1つを上記スー
パーインポーズ信号として選択的に出力する選択手段
と、挿入区間を示すフレーム信号、キャラクタ表示のた
めのキャラクタ信号、及び上記第1の周波数のサンプリ
ングクロックに基づいて上記選択手段の選択制御信号を
作成するスーパーインポーズ制御手段とを備え、上記ス
ーパーインポーズ制御手段は、上記フレーム信号を上記
第2の周波数のサンプリングクロックに同期した色フレ
ーム信号に変換し、この色フレーム信号、上記キャラク
タ信号、及び上記第1の周波数のサンプリングクロック
に基づいて上記選択手段の選択制御信号を作成すること
により、上述の課題を解決するものである。
は、上記フレーム信号を上記第2の周波数のサンプリン
グクロックに同期した色フレーム信号に変換する手段
と、この変換に要する時間だけ上記キャラクタ信号を遅
延する手段と、この遅延されたキャラクタ信号、上記色
フレーム信号、及び上記第1の周波数のサンプリングク
ロックに基づいて上記選択手段の選択制御信号を作成す
る論理手段とにより構成することが好ましい。
号として、いわゆる4:2:2コンポーネントフォーマ
ットの信号を用いる場合には、上記第1の周波数が1
3.5MHzとなり、上記第2の周波数が6.75MHzと
なる。このように、輝度サンプリング周波数が色(クロ
マ)サンプリング周波数の2倍となるものとしては、他
にもいわゆる2:1:1フォーマットや、8:4:4フ
ォーマット等が知られている。
タイミングでのスーパーインポーズに比べて、より高い
周波数の輝度サンプリングクロックに同期したタイミン
グでスーパーインポーズが行えるため、挿入される文字
等の分解能を高めることができ、より多くの情報を表示
することができる。
図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るスー
パーインポーズ装置の一実施例が適用されたディジタル
VTR(ビデオテープレコーダ)の概略構成を示すブロ
ック回路図である。このディジタルVTRは、いわゆる
4:2:2ディジタルコンポーネント規格(あるいはD
−1規格)のVTRである。この4:2:2ディジタル
コンポーネント規格においては、輝度信号を13.5M
Hzクロックでサンプルし、クロマ(色)信号を6.75
MHzクロックでサンプルしている。
磁気ヘッド12により再生され、ヘッドアンプ13で増
幅されたディジタルビデオ信号は、ビデオ信号処理回路
14に送られる。このビデオ信号処理回路14は、タイ
ミングジェネレータを含むビデオプロセス部分であり、
ディジタル生データにEAV(End of Active Video)
や、SAV(Start of Active Video )等を付加してい
わゆる4:2:2ディジタルコンポーネント規格のビデ
オ信号(ビデオデータA)とする。
号処理回路14から供給されたクロック信号や同期信号
(13.5MHzクロック、水平同期信号、垂直同期信号
等)に応じて、上述したフレーム信号B及びキャラクタ
信号Cをスーパーインポーズ信号として作成する。この
キャラクタジェネレータ15は、いわゆるマイコン等の
CPU16により制御されており、画面上に表示される
文字等はCPU16により指定される。
ム信号B及びキャラクタ信号Cは、スーパーインポーズ
回路20に送られている。このスーパーインポーズ回路
20においては、上記ビデオ信号処理回路14からのビ
デオ入力データAに対して、上記フレーム信号B及びキ
ャラクタ信号Cに基づくスーパーインポーズ処理が施さ
れ、ビデオ出力データDとなってインターフェース回路
18に送られる。
スイッチ(セレクタ)21、スーパーインポーズ制御回
路22、クロマブランキングデータ(CBLK )発生器2
3、第1のレベルである黒レベルデータ(YBL)発生器
24、及び第2のレベルである白レベルデータ(YWH)
発生器25を有して構成されている。上記フレーム信号
B及びキャラクタ信号Cは、スーパーインポーズ制御回
路22に供給されており、このスーパーインポーズ制御
回路22には輝度サンプリングクロックである13.5
MHzクロックEが供給されて、この13.5MHzクロッ
クに同期したタイミングでスーパーインポーズ制御動作
を行っている。スーパーインポーズ制御回路22から
は、選択制御信号Fが出力されて切換選択スイッチ21
に送られている。切換選択スイッチ21は、選択制御信
号Fに応じて、上記ビデオ入力データA、クロマブラン
キングデータCBLK 、黒レベルデータYBL、及び白レベ
ルデータYWHのいずれか1つを選択して出力する。この
出力信号が、スーパーインポーズ回路20からのビデオ
出力データDとして取り出される。
出力データDは、インターフェース回路18に送られ
て、例えばシリアル/パラレル変換や、スクランブル処
理や、NRZ変換等が施され、スーパーインポーズ処理
されたシリアル出力信号として取り出される。ここで
は、ビデオ信号処理回路14からスーパーインポーズ回
路20に送られる信号を4:2:2パラレルデータと
し、スーパーインポーズ処理されたパラレルデータをイ
ンターフェース回路18でシリアルデータに変換してい
る。
ズ回路20の動作を説明するためのタイミングチャート
である。この図2においてビデオ入力データAは、1
3.5MHzクロック(周期τY ≒74nsec )でサンプ
ルされた輝度(Y)データと、6.75MHzクロック
(周期τC ≒148nsec )でサンプルされた色(クロ
マ)データである色差(CB、CR )データとが時分割
多重化され、27MHzのクロックに同期してクロマ(色
差)データと輝度データとが交互にCB 、Y、CR 、
Y、…の順に配列されている。これらのクロマサンプル
ペアCB 、CR と、対応する2個の輝度データとによ
り、ペアブロックP1 、P2 、…等が構成されている。
例えば、ペアブロックP1 は、クロマサンプルペア
CB0、CR0と、2個の輝度データY0 、Y1 とが、
CB0、Y0 、CR0、Y1 の順に配列されて構成されてい
る。この図2のペアブロックP1 は、いわゆるアクティ
ブビデオの最初のペアブロックとなっており、アクティ
ブビデオの前にくる4ワードは、アクティブビデオ開始
を定義するSAV(Start of Active Video )である。
上述したように輝度サンプリング用の13.5MHzクロ
ックEに同期して遷移(立ち上がり、立ち下がり)が生
じるようになっている。フレーム信号Bの“H”(ハイ
レベル)区間が挿入区間を示し、“L”(ローレベル)
の部分には元の(挿入される対象の)ベースとなる画像
が表示される。このフレーム信号Bが“H”となる区間
内のクロマデータ位置にはクロマブランキングデータC
BLK が挿入され、このフレーム信号Bが“H”の区間内
の輝度データ位置においては、キャラクタ信号Cが
“L”となる部分に黒レベルデータYBLが、“H”とな
る部分に白レベルデータYWHがそれぞれ挿入される。
t1 、t3 ではクロマサンプリングクロックである6.
75MHzクロックにも同期したタイミングで遷移が生じ
ているが、時刻t4-5 、t6-7 では輝度サンプリングク
ロックである13.5MHzクロックEのみに同期したタ
イミングで遷移が生じている。キャラクタ信号Cは、フ
レーム信号Bが“H”の区間内の、それぞれ両側の境界
部分で幅τY の白の縁取りを有するパターンを表示する
波形となっている。
22は、これらのフレーム信号B、キャラクタ信号C、
及び13.5MHzクロックEに基づいて、これらの信号
を単純に論理演算することにより2ビットの選択制御信
号Fを作成して、切換選択スイッチ21(の切換制御端
子)に送る。この切換選択スイッチ21は、上述したよ
うに、ビデオ入力データA、クロマブランキングデータ
CBLK 、黒レベルデータYBL、及び白レベルデータYWH
のいずれか1つを選択して出力するものであり、上記選
択制御信号Fの各ビットの信号をそれぞれFa、Fbと
するときの選択されるデータとの関係を表1に示す。
CBLK 、YBL、YWHが切換選択されることにより、図2
のDに示すようなビデオ出力データが切換選択スイッチ
21より出力される。このビデオ出力データDにおい
て、ペアブロックp1 、p2 、p4 、p5 、及びp
6 が、元のペアブロックP1 、P2 、P4 、P5 、及び
P6 とは異なるデータとなっている。これらのペアブロ
ックp1 、p2 、p4 、p5 、p6の内、ペアブロック
p1 、p2 では、クロマブランキングがされている領域
内で輝度が変化する表示が行われ、ペアブロックp5 で
は、クロマブランキングされて黒が表示される。これに
対して、ペアブロックp4 、p6 では、各クロマサンプ
ルペアの内のそれぞれ一方の色差データが元のままで、
それぞれ他方の色差データのみがクロマブランキングデ
ータCBLK となっているため、元の色とは異なる不自然
な色、いわゆる疑似クロマが付くことになる。
状態を説明するための図である。これらの図3及び図4
において、Aは輝度データのみによる表示状態を示して
おり、黒レベルデータYBLによる黒部分51と、白レベ
ルデータYWHによる白部分52とが表示されている。B
はクロマ(色)データのみによる表示状態を示してお
り、クロマサンプルペアの両方がクロマブランキングデ
ータCBLK となって色の付かないクロマブランキング部
分53と、クロマサンプルペアの一方のみがクロマブラ
ンキングデータCBLK となって不自然な色が付いた疑似
クロマ部分54とが表示されている。Cは輝度データと
クロマデータとを用いたカラー表示状態を示しており、
上記クロマブランキングがなされた色の付かない黒、白
の表示部分である黒部分55と白部分56の他に、上記
疑似クロマ部分54に対応する部分として、輝度が白レ
ベルの高輝度疑似クロマ部分57と、元の画像(背景画
像)の輝度レベルの背景輝度疑似クロマ部分58とが表
示されている。また、図3は黒抜き白縁取りの文字等の
キャラクタを表示する例を、図4は矩形状の白の背景領
域内に黒のキャラクタを表示する例をそれぞれ示してい
る。
疑似クロマ部分57が目障りとなり易いが、図4の場合
には文字等のキャラクタ部分から離れて表示されるた
め、文字等が読み取り難くなることはない。特に、図4
の白の背景領域を広く設定しておき、その内部に複数の
文字等を表示させるようにすれば、文字の読み取りには
何等の支障も生じない。
別なクロマサンプリングクロックである6.75MHzク
ロックに同期させる必要がなく、従来のアナログのスー
パーインポーズで使用されているものと同様なものを輝
度サンプリングクロックである13.5MHzで動作させ
ることにより、アナログ、ディジタルを1個のキャラク
タジェネレータにて兼用させることができる。従って、
コストダウン、性能向上の効果が得られる。
防止した他の実施例について説明する。図5において、
A〜Cの各信号は上記図2のA〜Cの各信号と同様なも
のを用いている。この実施例においては、フレーム信号
B及びキャラクタ信号Cを上記クロマサンプリング用
6.75MHzクロック(周期τY )の1周期分だけ遅ら
せて、それぞれY(輝度)フレーム信号G及びY(輝
度)キャラクタ信号Hを作成している。また、フレーム
信号の遷移タイミングが上記6.75MHzクロックに同
期した位置となるようにパルス幅を広げる方向に処理さ
れたC(クロマ)フレーム信号Iを作成している。すな
わちこのCフレーム信号Iは、Yフレーム信号Gの立ち
上がり時刻t5-6 を左方向(時間的に前方向)にずらし
て上記6.75MHzクロックに同期した時刻t5 で立ち
上がらせ、Yフレーム信号Gの立ち下がり時刻t7-8 を
右方向(時間的に後方向)にずらして上記6.75MHz
クロックに同期した時刻t5 で立ち下がらせたものであ
る。
フレーム信号Iを用いてスーパーインポーズ処理を行う
ことにより、Dに示すようなビデオ出力データを得るこ
とができる。このビデオ出力データDにおいてペアブロ
ックp2 、p3 、p5 、p6及びp7 が、元のペアブロ
ックP2 、P3 、P5 、P6 及びP7 とは異なるデータ
となっている。これらのペアブロックの内、ペアブロッ
クp2 、p3 では、クロマブランキングがされている領
域内で輝度が白レベルYWHと黒レベルYBLとで変化する
表示が行われ、ペアブロックp5 、p7 では、クロマブ
ランキングがされている領域内で輝度が元の画像の輝度
レベルと白レベルYWHとで変化する表示が行われる。ペ
アブロックp6 では、クロマブランキングされて黒(Y
BL)が表示される。
インポーズ処理が行われた出力ビデオ信号により、例え
ば図6や図7に示すような表示が行われる。これらの図
6及び図7において、Aは輝度データのみによる表示状
態を示しており、黒レベルデータYBLによる黒部分61
と、白レベルデータYWHによる白部分62とが表示され
ている。Bはクロマ(色)データのみによる表示状態を
示しており、クロマサンプルペアの両方がクロマブラン
キングデータCBLK となって色の付かないクロマブラン
キング部分63のみが表示されている。Cは輝度データ
とクロマデータとを用いたカラー表示状態を示してお
り、上記クロマブランキングがなされた色の付かない上
記部分63に対応する領域内で、黒(YBL)及び白(Y
WH)の各表示部分である黒部分65及び白部分66と、
輝度が元の画像の輝度レベルである部分69とが表示さ
れている。また、図6は黒抜き白縁取りの文字等のキャ
ラクタを表示する例を、図7は矩形状の白の背景領域内
に黒のキャラクタを表示する例をそれぞれ示している。
上述したような疑似クロマ発生が防止され、挿入表示さ
れる文字の品位を高めることができる。なお、文字等の
キャラクタの挿入位置は数クロック程度遅れるが、実用
上では何等問題がなく、また上記CPU16からのキャ
ラクタ表示制御の際に予め上記数クロック程度を遅れを
考慮して、数クロック前の位置に文字等を挿入するよう
な制御を行わせてもよいことは勿論である。
ラクタ信号H、及びCフレーム信号Iを作成するための
具体的な回路構成の一例について、図8を参照しながら
説明する。この図8に示す回路は、上記図1のスーパー
インポーズ回路20としてそのまま使用可能なものであ
り、切換選択スイッチ21とスーパーインポーズ制御回
路22とを有して成っている。また、図8の回路の各部
の信号A〜Mの具体例を図9のA〜Mにそれぞれ示して
いる。
スイッチ21は、上述した2ビットの選択制御信号Fの
各ビットの信号Fb、Faにそれぞれ対応して、例えば
第1段階の切換スイッチ31、32と、第2段階の切換
スイッチ33とにより構成でき、第1段階の切換スイッ
チ31、32が信号Fbにより、第2段階の切換スイッ
チ33が信号Faにより、それぞれ制御される。切換ス
イッチ31の被選択端子aには上記図1のビデオ信号処
理回路14からのビデオ入力データAが、被選択端子b
にはクロマブランキングデータCBLK がそれぞれ供給さ
れ、切換スイッチ32の被選択端子aには黒レベルデー
タYBLが、被選択端子bには白レベルデータYWHがそれ
ぞれ供給されている。このときの各信号Fb、Faと選
択されるデータとの対応関係を次の表2に示す。
Dフリップフロップにより13.5MHzクロックEの2
周期分(6.75MHzクロックの1周期分)だけ遅延さ
れ、Yフレーム信号Gとなってロジック(論理)回路4
2に送られる。キャラクタ信号Cは、遅延回路43の2
段のDフリップフロップにより13.5MHzクロックE
の2周期分(6.75MHzクロックの1周期分)だけ遅
延され、Yキャラクタ信号Hとなってロジック回路42
に送られる。また、クロマサンプリングクロックである
6.75MHzクロックJがゲート回路45の反転ゲート
を介してANDゲートに送られ、このANDゲートには
13.5MHzクロックEが供給されることによって、図
9のKに示すようなサンプルパルスが取り出される。
の初段のDフリップフロップにより13.5MHzクロッ
クEの1周期分だけ遅延されて遅延フレーム信号Lとな
り、この遅延フレーム信号Lが回路46のORゲートに
送られている。このORゲートにはフレーム信号Bが供
給されており、このORゲートからは、各信号B、Lの
論理和をとった拡大フレーム信号Mが得られる。この拡
大フレーム信号Mは、回路46内のDフリップフロップ
に送られる。このDフリップフロップのサンプル(ある
いはラッチ)制御端子には、上記ゲート回路45からの
サンプルパルスKが供給されており、このサンプルパル
スKが“H”の間の信号Mを取り込んで13.5MHzク
ロックEに応じて出力するから、回路46(のDフリッ
プフロップ)からは、クロマサンプリングクロックであ
る6.75MHzクロックJに同期したタイミングで遷移
が生ずるCフレーム信号Iが得られる。
号Gとの位相関係に着目すると、入力されたフレーム信
号Bの立ち上がり又は立ち下がりが6.75MHzクロッ
クJに同期している場合は、出力されるCフレーム信号
Iの位相はYフレーム信号Gの位相と一致するのに対
し、入力フレーム信号Bが6.75MHzクロックJと同
期していない場合は、Cフレーム信号Iの立ち上がりが
Yフレーム信号Gの立ち上がり位置より手前(時間的に
前)に発生し、同じく立ち下がりがYフレーム信号Gの
立ち下がり位置より遅延した位置に発生することによっ
て、6.75MHzクロックJと同期するようにしてい
る。
信号G、Yキャラクタ信号H、Cフレーム信号I、及び
13.5MHzクロックEに基づいて論理演算を行い、2
ビットの選択制御信号F(各ビットの信号Fa、Fb)
を出力する。この選択制御信号Fにより切換選択スイッ
チ21が切換選択制御されることは上述した通りであ
り、切換選択スイッチ21からは、上述したようなビデ
オ出力データDが出力されるわけである。
パーインポーズ処理が施されることにより、上述した疑
似クロマ発生が防止され、高解像度で文字等のキャラク
タ挿入が行え、挿入文字数を倍増させることができる。
されるものではなく、例えば、いわゆる4:2:2ディ
ジタルコンポーネントフォーマットのビデオ信号へのス
ーパーインポーズ処理に適用されるのみならず、いわゆ
る2:1:1フォーマットや8:4:4フォーマット等
の各種ディジタルコンポーネントフォーマットのビデオ
信号に対するスーパーインポーズ処理に適用し得ること
は勿論である。また、上記白レベルや黒レベルの代わり
に、中間的なレベルも含む第1、第2のレベルを用いる
ようにしてもよい。
明によれば、第1の周波数のサンプリングクロックでカ
ラー画像の輝度信号をサンプルし該第1の周波数よりも
低い第2の周波数のサンプリングクロックで上記カラー
画像の色信号(クロマ信号)をサンプルして得られるデ
ィジタルコンポーネント映像信号に対して他の画像情報
のスーパーインポーズ信号を挿入するスーパーインポー
ズ装置において、上記ディジタルコンポーネント映像信
号、輝度の第1レベル信号、輝度の第2レベル信号、及
び色ブランキング信号のいずれか1つを上記スーパーイ
ンポーズ信号として選択的に出力する選択手段と、挿入
区間を示すフレーム信号、キャラクタ表示のためのキャ
ラクタ信号、及び上記第1の周波数のサンプリングクロ
ックに基づいて上記選択手段の選択制御信号を作成する
スーパーインポーズ制御手段とを備え、上記スーパーイ
ンポーズ制御手段は、上記フレーム信号を上記第2の周
波数のサンプリングクロックに同期した色フレーム信号
に変換し、この色フレーム信号、上記キャラクタ信号、
及び上記第1の周波数のサンプリングクロックに基づい
て上記選択手段の選択制御信号を作成するため、高い周
波数の第1のサンプリングクロックに同期してスーパー
インポーズ処理が行え、従来よりも高い分解能で文字等
のキャラクタの挿入が可能となって、より多くの情報を
表示することができるとともに、いわゆる擬似クロマ発
生を防止して、解像度のみならず品質も高いスーパーイ
ンポーズ処理が行える。
例が適用される映像信号再生装置(VTR)の一例を示
すブロック回路図である。
チャートである。
たビデオ出力信号による表示形態の具体例を示す図であ
る。
たビデオ出力信号による表示形態の他の具体例を示す図
である。
施例の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
れたビデオ出力信号による表示形態の具体例を示す図で
ある。
れたビデオ出力信号による表示形態の他の具体例を示す
図である。
となるスーパーインポーズ回路の具体例を示す回路図で
ある。
チャートである。
示す図である。
デオ出力信号による表示形態の具体例を示す図である。
タイミングチャートである。
生器 24・・・・・黒レベルデータ(YBL)発生器 25・・・・・白レベルデータ(YWH)発生器
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の周波数のサンプリングクロックで
カラー画像の輝度信号をサンプルし該第1の周波数より
も低い第2の周波数のサンプリングクロックで上記カラ
ー画像の色信号をサンプルして得られるディジタルコン
ポーネント映像信号に対して他の画像情報のスーパーイ
ンポーズ信号を挿入するスーパーインポーズ装置におい
て、上記ディジタルコンポーネント映像信号、輝度の第1レ
ベル信号、輝度の第2レベル信号、及び色ブランキング
信号のいずれか1つを上記スーパーインポーズ信号とし
て選択的に出力する選択手段と、 挿入区間を示すフレーム信号、キャラクタ表示のための
キャラクタ信号、及び上記第1の周波数のサンプリング
クロックに基づいて上記選択手段の選択制御信号を作成
するスーパーインポーズ制御手段とを備え、 上記スーパーインポーズ制御手段は、上記フレーム信号
を上記第2の周波数のサンプリングクロックに同期した
色フレーム信号に変換し、この色フレーム信号、上記キ
ャラクタ信号、及び上記第1の周波数のサンプリングク
ロックに基づいて上記選択手段の選択制御信号を作成す
ることを特徴とするスーパーインポーズ装置 - 【請求項2】 上記スーパーインポーズ制御手段は、 上記フレーム信号を上記第2の周波数のサンプリングク
ロックに同期した色フレーム信号に変換する手段と、 この変換に要する時間だけ上記キャラクタ信号を遅延す
る手段と、 この遅延されたキャラクタ信号、上記色フレーム信号、
及び上記第1の周波数のサンプリングクロックに基づい
て上記選択手段の選択制御信号を作成する論理手段とを
有して成り、 この論理手段からの出力信号により上記選択手段を選択
制御することを特徴とする請求項1記載のスーパーイン
ポーズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09030093A JP3440491B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | スーパーインポーズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09030093A JP3440491B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | スーパーインポーズ装置 |
Publications (2)
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