JP3440472B2 - 歯磨組成物の製造方法 - Google Patents

歯磨組成物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、有効成分としての食塩
配合効果が速やかにかつ十分に発現する上、外観が良好
であり、歯周疾患の治療に有用な粒状食塩含有歯磨組成
物の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食品産
業、医療等の各分野における食塩の効能・効果には古来
からの長い歴史と実績があり、口腔分野においても食塩
が歯肉炎や歯槽膿漏などの歯周疾患に対して予防、治療
効果があることが知られ、種々の食塩配合口腔用組成物
が提案かつ市販されている(特開昭49−62651
号、同49−13341号、同54−140740号、
同55−153709号、同60−92208号、同6
3−150216号、特開平1−181762号、特公
平3−2122号公報等参照。)。特に、食塩配合歯磨
組成物については、これら提案にもあるように食塩の粒
径、配合量、加工法等の様々な工夫が行われている。 【0003】しかし、従来の食塩配合歯磨組成物は、食
塩の配合効果が満足に発揮されているか否かが不明で、
その効果の発現性が明確ではなかった。しかも、この食
塩配合歯磨組成物は食塩の粒径等によりその外観が変わ
り、商品価値が低下してしまう場合もあった。 【0004】 【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
問題点を解決するため食塩配合歯磨組成物について鋭意
検討を重ねた結果、食塩を14重量%以上配合し、かつ
粒状食塩(粒径150μm以上)の含有量を組成物全体
の4重量%以上とすると共に、この粒状食塩の10〜5
0重量%を粒径300μm以上の粒子にした場合、食塩
配合効果が満足に発揮し得、しかも粒状外観に優れた歯
磨組成物が得られることを見出した。 【0005】この場合、食塩配合効果は食塩が溶解して
口腔内細胞外のイオン濃度が高くなることにより細胞内
外での浸透圧の差が生じ、このため組織液交換の促進、
浮腫の減少(脱水作用)、血行促進等の作用が発現する
ものと考えられる。本発明では、食塩の配合量を特定
し、かつ粒状食塩の配合量及び粒径を上記範囲に限定し
たことにより、使用者が歯磨きしている時間内に粒状食
塩が完全に溶解し、それ故、上述した食塩配合効果が速
やかにかつ十分に発現し得る上、歯磨組成物中に粒状食
塩がきれいに分散されて認知でき、外観が良好で高い商
品価値を有し、歯肉炎、歯槽膿漏等の歯周疾患の予防及
び治療に有効な食塩配合歯磨組成物を得ることができる
ものである。 【0006】また、上記の粒状食塩の配合量及び粒径を
有する本発明の粒状食塩含有歯磨組成物は、特に粒径1
50μm以下の粒子量が10重量%以下、かつ粒径30
0μm以上の粒子量が10〜50重量%である粒度分布
を持つ食塩を使用し、これを研磨剤、粘稠剤、粘結剤,
水を含む歯磨主剤と組成物全体の14重量%以上の割合
で混合することにより、この使用原料の食塩中の300
μm以上の粒子が歯磨製造中に溶解して粒径が300μ
mより小さく減少することなく維持されるので、簡単に
かつ確実に製造されることを見い出し、本発明をなすに
至ったものである。 【0007】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の歯磨組成物は、練歯磨として調製されるも
ので、食塩を必須有効成分として含有するものである。 【0008】本発明の歯磨組成物は、食塩を組成物中に
14%(重量%、以下同様)以上、好ましくは15%〜
30%含有する。食塩含有量を14%以上に設定したの
は、通常、歯磨組成物を調製する際の食塩の溶解量を考
慮し、粒状食塩が存在し得る濃度としたものであり、食
塩含有量が14%に満たないと本発明の効果が満足に発
揮されない。 【0009】また、本発明組成物は、粒径が150μm
以上の粒状食塩を組成物中に4%以上、好ましくは5〜
20%含有する。製剤中の粒状食塩含有量が4%に満た
ないと製剤化した際に十分に塩の粒を認知することがで
きず、塩粒入り歯磨としての特性が発揮されない上、外
観に劣る。 【0010】更に、組成物中に存在する粒状食塩は、3
00μm以上の粒子を10〜50%、望ましくは20〜
40%含有することが必要である。300μm以上の粒
子の含有量が10%に満たないと粒状食塩粒子が細かす
ぎてよく認知できず、外観が悪くなり、50%を超える
と使用時の粒状食塩の溶解性が悪く、食塩配合効果の発
現性に劣る。 【0011】ここで、かかる食塩含有歯磨組成物を製造
するためには、配合原料の食塩として、その粒度分布が
粒径150μm以下の粒子量が10%以下、300μm
以上の粒子量が10〜50%、望ましくは25〜45%
であるものを用いることが有効であり、これにより歯磨
組成物中での粒状食塩の最適化を図ることができる。原
料食塩の粒径及びその含有量が上記範囲外では歯磨組成
物中の粒状食塩の粒径及び含有量を上述した範囲に限定
できない場合がある。 【0012】また、上記粒度分布を有する原料食塩は、
これを研磨剤,粘稠剤,粘結剤,水を含有し、水の量が
望ましくは15〜50%である歯磨主剤と組成物全体の
14%以上、望ましくは15〜30%の割合で混合する
もので、これにより上記の本発明に係る歯磨組成物が製
造される。 【0013】ここで、研磨剤としては、第2リン酸カル
シウム,炭酸カルシウム,ピロリン酸カルシウム,不溶
性メタリン酸ナトリウム,水酸化アルミニウム,無水ケ
イ酸等が挙げられ、その配合量は5〜60%であること
が好ましい。また、粘稠剤としては、グリセリン,ソル
ビット,プロピレングリコール,ポリエチレングリコー
ル等が挙げられ、その配合量は10〜50%であること
が好ましい。粘結剤としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム,カラギーナン,アルギン酸ナトリウ
ム,ビーガム,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタ
ンガム,ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられ、好ま
しくは0.3〜3%配合される。 【0014】本発明の歯磨組成物は、上記成分に加えて
更に種々の公知成分を本発明の効果が損なわれない範囲
で配合することができる。例えば、α−スルホ脂肪酸ア
ルキルエステル又はその水溶性塩,アルキル硫酸エステ
ル塩,N−アシルアミノ酸塩等のアニオン界面活性剤、
脂肪酸モノグリセリド,脂肪酸アルカノールアミド,ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル,ラウリン
酸デカグリセリル,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,
ショ糖脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、アルキ
ルベタイン,イミダゾリニウムベタイン,スルホベタイ
ン等の両性界面活性剤、アルキルアミンオキシド等の半
極性界面活性剤などの各種界面活性剤、サッカリンナト
リウム,ステビオサイド,パラメトキシシンナミックア
ルデヒド,ネオヘスペリジルジヒドロカルコン,ペリラ
ルチン等の甘味剤、メントール,カルボン,アネトール
等の香料などが使用される。更に必要に応じて食塩以外
の有効成分、例えばモノフルオロリン酸ナトリウム,フ
ッ化ナトリウム等のフッ化物、デキストラナーゼ等の酵
素、クロルヘキシジン塩類,トリクロロヒドロキシジフ
ェニルエーテル,イソプロピルメチルフェノール等の殺
菌剤、トラネキサム酸,ε−アミノカプロン酸,グリチ
ルリチン酸類,β−グリチルレチン酸酪酸酸トコフェロ
ール,黄柏エキス,アラントイネート等の坑炎症剤、リ
ン酸ナトリウム,ピロリン酸ナトリウム,トリポリリン
酸ナトリウム,テトラポリリン酸ナトリウム等のリン酸
化合物,乳酸アルミニウムなどを適宜使用することも可
能である。 【0015】 【発明の効果】本発明の歯磨組成物は、食塩の配合効果
が速やかにかつ十分に発現する上、食塩粒子が均一に分
散して認知できる良好な外観を有し、商品価値が高い。
従って、本発明の食塩配合歯磨組成物は、歯肉炎、歯槽
膿漏等の歯周疾患の予防及び治療に有用である。 【0016】また、本発明の製造方法によれば、かかる
歯磨組成物を簡単かつ確実に製造することができる。 【0017】 【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。 【0018】〔実験例〕下記組成の炭酸カルシウムを基
剤とした練歯磨に表1に示す種々の粒度分布を示す食塩
を配合し、下記方法で組成物中の粒状食塩(粒径150
μm以上)量、粒状食塩中の300μm以上の粒子の割
合、食塩配合効果の発現性及び外観を評価した。 【0019】組 成: 炭酸カルシウム 30% 無水ケイ酸 6 ソルビット 15 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ラウリル硫酸ナトリウム 2.5 サッカリンナトリウム 0.3 香料 1 塩化ナトリウム 15精製水 残 計 100.0% 【0020】組成物中の粒状食塩量、粒状食塩中の30
0μm以上の粒子の割合:練歯磨100gを適量の飽和
食塩水を用いて分散し、150μmの篩で篩過し、篩上
の残留物を同液で洗浄、乾燥した。得られた残留物を測
定して、組成物中の150μm以上の粒状食塩量を求め
た。 【0021】更に、この150μm以上の粒状食塩を3
00μmの篩で篩過し、上記と同様にして処理し、粒状
食塩中の300μm以上の粒子の割合を求めた。 【0022】食塩配合効果の発現性の評価方法:練歯磨
中の溶解していない食塩の溶解性を下記要領で測定し
た。 【0023】練歯磨100gを適量の飽和食塩水を用い
て分散し、150μmの篩で篩過し、篩上の残留物を同
液で洗浄、乾燥した。 【0024】別に20W/V%食塩水100mlを20
0mlビーカーに入れ、攪拌子を用いて攪拌させてお
き、この溶液中に先に得た残留物2gを約5秒間で投入
した。投入開始時を測定開始時間とし、完全に溶解する
までの時間(秒)を測定した。なお、これは粒状食塩が
存在する製剤が口中で希釈され、20W/V%食塩水と
なる時点からの粒状食塩の溶解時間を測定したものであ
る。また、攪拌は一般にブラッシング速度を考慮し、口
中分散モデルとして攪拌速度220rpmで行った。 【0025】更に、溶解時間から食塩配合効果の発現性
を下記基準で評価した。なお、効果の発現性を溶解時間
2分で区別した理由は、歯磨きの平均時間を3分間と
し、遅くとも2分以内に溶解しなければ食塩の配合量に
見合う効果が十分に発揮されないためである。 ○:溶解時間が2分以内であり、溶け易い。 ×:溶解時間が2分を超え、溶け難い。 【0026】外観:調製した練歯磨を歯刷子に押し出し
た場合の食塩粒子の認知性を下記基準により評価した。 ○:食塩の粒が認知できる。 ×:食塩の粒が細かすぎてよく認知できない。 【0027】以上の結果を表1に示す。 【0028】 【表1】【0029】表1の結果より、食塩を組成物中に14%
以上配合し、かつ組成物中の粒状食塩含有量を量を4%
以上にすると共に、粒径300μm以上の粒状食塩の割
合を10〜50%とすると(No.2〜5)、粒状食塩
を含む配合食塩が通常の歯磨時間内に全て溶解し、食塩
配合効果の発現性に優れ、外観の良好な歯磨組成物が得
られることがわかった。 【0030】更に、表1の結果より、300μm以上の
粒子の粒度分布が約20、30、40%を示す食塩を配
合原料に使用すると(No.3〜5)、歯磨組成物中の
300μm以上の粒状食塩濃度が約30%と近似した値
を示した。また、300μm以上の粒子の粒度分布が約
40%を示す食塩を配合原料に使用する場合(No.
5,7)、配合原料食塩の150μm以下の粒子の粒度
分布が多いと(No.7)、歯磨組成物中の300μm
以上の粒状食塩濃度が高くなることがわかった。これら
のことから、組成物中の粒状食塩含有量を4%以上に
し、かつ粒径300μm以上の粒状食塩の割合を10〜
50%とするには、配合原料として粒径150μm以下
の粒子が10%以下、かつ粒径300μm以上の粒子が
10〜50%の粒度分布を持つ食塩を使用することが望
ましいことがわかった。 【0031】次に、実施例を示す。 【0032】〔実施例1〕練歯磨 第二リン酸カルシウム 25% 無水ケイ酸 2 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ソルビット 16 グリセリン 5 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20EO) 0.3 トラネキサム酸 0.05 β−グリチルレチン酸 0.01 塩化ナトリウム(150μm以下:1%, 17 300μm以上:40%) パラオキシ安息香酸メチル 0.2 安息香酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は6.2%,300μm
以上の粒子の割合は35%であった。 【0033】〔実施例2〕練歯磨 第二リン酸カルシウム 30% カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 カラギーナン 0.2 ソルビット 14 ラウリル硫酸ナトリウム 0.7 ラウロイルサルコシン酸ナトリウム 0.3 酢酸トコフェロール 0.1 ε−アミノカプロン酸 0.03 黄柏エキス 0.1 塩化ナトリウム(150μm以下:2%, 20 300μm以上:30%) パラオキシ安息香酸ブチル 0.01 安息香酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は8.5%,300μm
以上の粒子の割合は26%であった。 【0034】〔実施例3〕練歯磨 炭酸カルシウム 30% 無水ケイ酸 5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 ソルビット 10 グリセリン 10 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 1.0 ニコチン酸トコフェロール 0.1 アラントインクロルヒドロキシアルミニウム 0.01 塩化ナトリウム(150μm以下:0.5%, 14 300μm以上:45%) パラオキシ安息香酸メチル 0.02 安息香酸ナトリウム 0.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 0.9精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は4.7%,300μm
以上の粒子の割合は39%であった。 【0035】〔実施例4〕練歯磨 水酸化アルミニウム 25% 無水ケイ酸 3 カラギーナン 1.0 アルギン酸ナトリウム 0.5 ソルビット 18 プロピレングリコール 3 ラウリル硫酸ナトリウム 0.8 ラウロイルサルコシン酸ナトリウム 0.2 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.75 塩化ナトリウム(150μm以下:3%, 21 300μm以上:35%) パラオキシ安息香酸エチル 0.1 安息香酸ナトリウム 1.0 ステビオサイド 0.1 香料 1.1精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は12.1%,300μ
m以上の粒子の割合は31%であった。 【0036】〔実施例5〕練歯磨 ピロリン酸カルシウム 35% カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 グリセリン 25 ポリエチレングリコール400 3 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 フッ化ナトリウム 0.2 塩化ナトリウム(150μm以下:5%, 15 300μm以上:25%) パラオキシ安息香酸エチル 0.05 安息香酸ナトリウム 0.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨の粒状食塩の量は8.6%,300μm
以上の粒子の割合は21%であった。 【0037】〔実施例6〕練歯磨 無水ケイ酸 30% カラギーナン 1.5 ソルビット 10 グリセリン 5 ポリエチレングリコール400 5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ラウリン酸デカグリセリル 0.5 塩酸クロルヘキシジン 0.01 塩化ナトリウム(150μm以下:8%, 20 300μm以上:40%) パラオキシ安息香酸メチル 0.1 安息香酸ナトリウム 1.0 アスパルテーム 0.1 香料 1.5精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は11.3%,300μ
m以上の粒子の割合は40%であった。 【0038】〔実施例7〕練歯磨 無水ケイ酸 2% ジルコノシリケート 18 カラゲナン 0.3 ヒドロキシエチルセルロース 1.5 ソルビット 25 プロピレングリコール 3 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ラウリン酸ジエタノールアミド 1.5 トリクロロヒドロキシジフェニルエ−テル 0.3 ポリリン酸ナトリウム 1.0 塩化ナトリウム(150μm以下:1%, 18 300μm以上:45%) パラオキシ安息香酸メチル 0.05 パラオキシ安息香酸エチル 0.03 安息香酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.1精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は8.7%,300μm
以上の粒子の割合は37%であった。 【0039】〔実施例8〕練歯磨 炭酸カルシウム 20% 無水ケイ酸 2 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 ソルビット 10 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウリン酸ジエタノールアミド 0.5 β−グリチルレチン酸 0.1 塩化ナトリウム(150μm以下:2%, 30 300μm以上:30%) パラオキシ安息香酸ブチル 0.02 安息香酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 香料 0.9精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は18.1%,300μ
m以上の粒子の割合は25%であった。 【0040】〔実施例9〕練歯磨 第二リン酸カルシウム 25% キサンタンガム 1.0 グリセリン 15 プロピレングリコール 5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ラウロイルサルコシン酸ナトリウム 0.5 酢酸トコフェロール 0.1 塩化ナトリウム(150μm以下:1%、 25 300μm以上:40%) イソプロピルメチルフェノール 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 香料 0.9精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は15.9%,300μ
m以上の粒子の割合は35%であった。 【0041】〔実施例10〕練歯磨 炭酸カルシウム 25% 無水ケイ酸 5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ソルビット 10 グリセリン 5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ポリオキシレチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.3 グリチルリチン酸カリウム 0.05 塩化ナトリウム(150μm以下:4%, 18 300μm以上:38%) パラオキシ安息香酸メチル 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0精製水 残 計 100.0% 得られた練歯磨中の粒状食塩量は6.2%,300μm
以上の粒子の割合は36%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−92208(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 粒径150μm以下の粒子量が10重量
    %以下、かつ粒径300μm以上の粒子量が10〜50
    重量%である粒度分布を持つ食塩を、研磨剤,粘稠剤,
    粘結剤,水を含み、水の量が15〜50重量%である
    磨主剤と組成物全体の14〜30重量%の割合で混合し
    て、食塩を組成物中に14〜30重量%含有し、かつ
    径が150μm以上の粒状食塩を組成物中に4〜20重
    量%含有すると共に、該粒状食塩の10〜50重量%が
    粒径300μm以上の粒子である歯磨組成物を得ること
    を特徴とする歯磨組成物の製造方法。
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