JP3438636B2 - 非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池 - Google Patents
非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池Info
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Description
水電解液とこれを用いたリチウム二次電池に関する。
話、カメラ一体型ビデオカメラなどの小型電子機器の普
及が目覚ましく、これらの駆動用電源として小型、軽量
でかつ高容量の二次電池が強く求められている。これら
の観点からコバルト酸リチウムやニッケル酸リチウム、
マンガン酸リチウムなどの複合酸化物を正極活物質と
し、リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能な炭素材
料を負極活物質および非水溶媒にリチウム塩を溶解させ
た非水電解液からなるリチウム二次電池が好適とされ、
さらなる改良を目指して研究開発が活発に進められてい
る。
な炭素材料の中でも黒鉛は、(1)電気容量が大きい、
(2)電位の平坦性が高い、などの特徴を持つためリチ
ウム二次電池用負極活物質として最適な化合物の一つで
あり多用されている。
して用いたリチウム二次電池では、エチレンカーボネー
ト(EC)やプロピレンカーボネート(PC)、ブチレ
ンカーボネート(BC)などの環状カーボネート類を電
解液溶媒に使用すると、黒鉛系負極活物質によってこれ
らのカーボネート類が分解され、その際に炭素材料の剥
離が起って、電気容量やサイクル特性、保存特性などの
電池特性が低下する。特にPCを含む電解液ではこの現
象が顕著に現れ、初回充電時にPCがグラファイト負極
で分解され、充放電ができない。
ーボネート類の分解および炭素材料の剥離を抑える方法
として、種々の添加剤が提案されている。例えばJ. Ele
ctrochem. Soc., Vol.140, No.6, L101(1993)には、P
CとECとをベースとする電解液にクラウンエーテル
(12−クラウン−4)を添加することによって電解液
の分解が抑制されることが提案されている。しかしなが
ら、この場合には高価なクラウンエーテルをかなり多量
に加えなければ分解抑制効果が小さく、電池特性もいま
だ十分ではなく実用上問題であった。また、特開平8−
45545号公報には、ビニレンカーボネート(以下、
VCという。)を添加することによって、PCまたはE
Cをベースとした電解液の分解が抑えられることが記載
されている。この方法によると、添加剤が充電時に負極
で還元されて、グラファイト表面に不働体皮膜を形成
し、これによってPCやECなどの他の溶媒の還元が抑
制されると考えられている。しかしながら、これらの方
法では初回のクーロン(充放電)効率は必ずしも高くな
いうえに、充放電を繰り返すことによって電気容量は次
第に低下し、満足なサイクル特性や保存安定性が得られ
ない。
The Electrochemical Society, Inc. and Internationa
l Society of Electrochemistry, Abstracts, P.153(1
997)には、VC5vol%を含み、1M LiPF6の
電解質を含み、PC/EC/DMC(但し、DMCはジ
メチルカーボネートを表す。)の容量比が1/1/3の
電解液からなり、グラファイト電極(作用極)/Li
(対極)/Li(参照極)からなるセルを用いたボルタ
モグラム測定において、1Vに還元ピークが現れ、これ
が負極に不働体皮膜を形成して他の溶媒の還元を抑制す
ることが報告されている。また、J. Electrochem. So
c., Vol. 140, No.9, L161(1995)には電解液にクロロ
エチレンカーボネートを添加することによって、グラフ
ァイト電極表面でのPC分解が抑制されることが述べら
れている。これはクロロエチレンカーボネートの分解生
成物が、グラファイト表面で不働体皮膜を形成すること
によると考えられているが、電解液の分解に対する抑制
効果が必ずしも良好でない。
り、環状カーボネートがグラファイトなどの高結晶性炭
素負極での使用が可能になったとはいえ、まだ充分な電
池特性になっていない。本発明は、上記課題を解決する
ものであり、リチウム電池の電気容量やサイクル特性並
びに保存特性に優れたリチウム二次電池を提供すること
ができる電解液、およびそれを用いたリチウム二次電池
に関するものである。
るグラファイト電極表面での電解液の分解に対する抑制
効果について鋭意研究を行い、従来のVC合成法で合成
されたVCでは満足すべき電池特性が得られず、また電
池特性にもばらつきが見られることが分かった。そし
て、さらに検討を重ねた結果、これら従来の方法により
製造されたVCには、VC合成時に副生する有機塩素化
合物がVC中に不純物としてかなり含まれており、これ
らの有機塩素化合物のVCへの混入を避けることができ
ず、電池特性の低下や、電池特性のばらつきをもたらし
ていることを見出した。本発明は、非水溶媒に電解質が
溶解されているリチウム二次電池用非水電解液におい
て、環状カーボネート、鎖状カーボネートおよび塩素含
有量が100ppm以下のビニレンカーボネートが含有
されていることを特徴とするリチウム二次電池用非水電
解液に関する。また、本発明は、正極、結晶面間隔(d
002)が0.34nm以下のグラファイト負極および非
水溶媒に電解質が溶解されている非水電解液からなるリ
チウム二次電池において、該非水電解液として環状カー
ボネート、鎖状カーボネートおよび塩素含有量が100
ppm以下のビニレンカーボネートが含有されている非
水電解液を用いることを特徴とするリチウム二次電池に
関する。本発明によれば、塩素含有量が100ppm以
下のビニレンカーボネート(VC)を電解液中に含有さ
せることにより、優れた電池特性を有し、しかも電池特
性にもばらつきのないリチウム二次電池用非水電解液、
およびそれを用いたリチウム二次電池を与えることがで
きる。本発明における塩素量を低減することによる電池
特性に及ぼす作用効果は明確ではないが、以下のように
推定される。通常VCに少なくとも3000ppm程度
含有されている下記化1〜化3の化学式で示されるよう
な有機塩素化合物が、VCや電解液組成物より高い還元
電位を有しており、VCや電解液組成物に先立って負極
のグラファイト表面で還元されて皮膜を形成し、VCや
電解液の分解をある程度抑制する効果を有している。
んでおり、また皮膜が厚いために十分満足な効果を示さ
ないものと推定される。すなわち、VC中に不純物とし
て含まれる有機塩素化合物が、VCが持っている本来の
性能を阻害して、十分な効果を与えないものと推定され
る。そこで、本発明者らはVCの合成法および精製法を
鋭意検討した結果、塩素化合物の含有量が極めて少ない
高純度のVCを製造する方法を見出した。すなわち、従
来のVC合成法としては、J. Am. Chem. Soc., 75, 126
3(1953)等にも記載されているように、ECの塩素化反
応によりモノクロルエチレンカーボネートを合成し(第
1工程)、これをエーテル系の低沸点溶媒中でアミンに
より脱塩化水素化反応(第2工程)を行ってVCを製造
する方法が知られている。この第2工程の溶媒をジブチ
ルカーボネート(DBC)のようなエステル系の高沸点
溶媒に代え、さらに蒸留または晶析で精製することによ
って、有機塩素化合物をほとんど含まない高純度VCを
製造する方法を見出した。この高純度VCを添加剤とす
る電解液を用いたリチウム二次電池は、極めて優れた電
気容量、サイクル特性および保存特性を有している。
下に説明する。本発明のリチウム二次電池用電解液にお
いて、前記高純度VC中の塩素含有量は100ppm以
下、特に50ppm以下が好ましい。塩素含有量が多い
と電池性能が低下する。そして前記非水溶媒中の高純度
VCの含有量は0.01重量%以上10重量%以下が好
ましく、特に0.1重量%以上5重量%以下が好まし
い。高純度VCの量が過度に少ないとグラファイト負極
で電解液の分解が起こり易く、過度に多いと電池特性が
悪くなる。
BCなどが挙げられ、これらは単独でもまたは2種類以
上の混合物としても用いられる。鎖状カーボネートとし
ては、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチル
カーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DE
C)、メチルプロピルカーボネート(MPC)、メチル
ブチルカーボネート(MBC)などが挙げられ、これら
は単独でもまたは2種類以上の混合物としても用いられ
る。そして環状カーボネートと鎖状カーボネートの割合
は、容量比率で2:8〜6:4が好適である。
PF6、LiBF4、LiClO4、LiN(SO2C
F3)2、LiN(SO2C2F5)2、LiC(SO2C
F3)3などが挙げられる。これらの電解質は1種類で使
用してもよく、2種類以上組み合わせて使用してもよ
い。これらの電解質は、前記の非水溶媒に通常0.1〜
3M、好ましくは0.5〜1.5Mの濃度で溶解されて
使用される。本発明の電解液は、例えば、前記非水溶媒
の環状カーボネート、鎖状カーボネートおよび高純度V
Cを混合し、これに前記電解質を溶解することによって
得られる。
造部材として好適に使用される。二次電池を構成する電
解液以外の構成部材については、特に限定されず、従来
使用されている種々の構成部材が使用できる。例えば、
正極活物質としては、コバルト、ニッケル、マンガン、
クロム、バナジウムおよび鉄からなる群より選ばれる少
なくとも一種類の金属とリチウムとの複合金属酸化物が
使用される。このような複合金属酸化物としては、例え
ば、LiCoO2、LiNiO2、LiMn2O4などが挙
げられる。正極は、前記正極活物質をアセチレンブラッ
クやカーボンブラックなどの導電剤、およびポリフッ化
ビニリデン(PVDF)やポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)などの結着剤、およびN−メチルピロリド
ン溶剤などと混練して正極合剤とした後、この正極合剤
をアルミニウム箔やステンレス製ラス板などの集電体に
塗布し、50〜250℃で乾燥し、次に圧縮成型して作
製される。負極活物質としては、結晶面間隔(d002)
が0.34nm以下の天然または人造の黒鉛が好まし
い。負極は、前記黒鉛をPVDF、PTFE、エチレン
プロピレンジエンモノマー(EPDM)などの結着剤お
よびN−メチルピロリドン溶剤と混練して、負極合剤と
した後、この負極合剤を銅箔やステンレス製ラス板など
の集電体に塗布し、50〜250℃で乾燥し、次に圧縮
成型して作製される。リチウム二次電池の構成は特に限
定されるものではなく、正極、負極、多孔膜セパレータ
および電解液を有するコイン電池や円筒型電池、角型電
池、積層型電池などが一例として挙げられる。
を具体的に説明するが、これらは、本発明を何ら限定す
るものではない。
た3種類のVCの入手先、合成法および性状を次に示
す。 〔VCの入手先、合成法〕 (1)Aldrich製VC Aldrich Chemical Company. Inc.社から試薬として市
販されているVCを使用した。以下、このVCを「Aldr
ich製VC」とする。 (2)公知法によるVC合成 J. Am. Chem. Soc., 75, 1263(1953)およびJ. Am. Che
m. Soc., 77, 3789(1955)の方法に準じて合成した。す
なわち、前もって蒸留精製したEC600gに塩素ガス
を吹き込みながら紫外線照射下、65℃、24時間反応
を行い、反応後、減圧蒸留によってモノクロルエチレン
カーボネート560gを分取した。つぎにモノクロルエ
チレンカーボネート493gを乾燥ジエチルエーテル5
00ml中に溶解させ、これにトリエチルアミン440
gを還流下、6時間にわたって滴下し、さらに還流させ
ながら14時間撹拌を続けた。その後、固体のトリエチ
ルアミン塩酸塩を濾過し、エーテルとn−ヘキサン混合
溶媒で洗浄した。濾液を単蒸留して、溶媒と過剰のアミ
ンを留去した後、さらに30mmHgの減圧下で単蒸留
を行い、290gのVC留分を分取した。このVCをさ
らに30mmHgの減圧下で精密蒸留することによっ
て、沸点73℃のVC104gを得た。以下、このVC
を「従来合成法VC」とする。 (3)高純度VCの合成 モノクロルエチレンカーボネートの合成は前記(2)の
方法で合成した。得られたモノクロルエチレンカーボネ
ート494gをジブチルカーボネート500mlに溶解
させて、2リットルの反応器に仕込み、これにトリエチ
ルアミン440gを50℃、6時間かけて滴下しながら
反応し、さらに14時間撹拌を続けた。このあと反応液
を室温まで冷却して、トリエチルアミン塩酸塩を濾過
し、DBCで十分に洗浄した。得られた濾液2100g
を30mmHgの減圧下で単蒸留を行い、過剰のトリエ
チルアミンを留去した後、390gのVC留分を分取し
た。このVCをシリカゲルカラムで処理した後、30m
mHgの減圧下で精密蒸留を行うことによって不純物の
極めて少ない沸点73℃のVC195gを得た。このよ
うにして得られたVCを「高純度VC」とする。
Aldrich製VCおよび従来合成法VCのガスクロマトグ
ラフ分析では、少量ながら多種類の不純物が検出され、
ガスクロマトグラフ−質量分析を行った結果、VC合成
時に生成したと思われる前記化1および化2、化3と推
定される塩素化合物が含まれていることが認められた。
しかし、高純度VCには不純物はほとんど認められず、
化1および化2、化3と推定される塩素化合物も検出さ
れなかった。
理して、気体を水に吸収させ、吸収液中の塩素イオンを
イオンクロマトグラフで測定し、結果を表1に示す。塩
素としてAldrich製VCには3200ppm、従来合成
法VCには3550ppmと多く含まれているが、高純
度VCには29ppmと極めて少ない。
媒に、高純度VCを2重量%となるように非水溶媒を調
製し、これにLiPF6を1Mの濃度になるように溶解
して電解液を調製した。 〔リチウム二次電池の作製および電池特性の測定〕Li
CoO2(正極活物質)を80重量%、アセチレンブラ
ック(導電剤)を10重量%、ポリフッ化ビニリデン
(結着剤)を10重量%の割合で混合し、これをN−メ
チルピロリドンで希釈して正極合剤を調製した。この合
剤をアルミニウム箔集電体に塗布、乾燥、圧縮成型して
正極とした。一方、天然黒鉛(d002=0.3354)
90重量%とポリフッ化ビニリデン(結着剤)10重量
%とを混合し、これをN−メチルピロリドンで希釈して
負極合剤を調製した。この合剤を銅箔集電体に塗布、乾
燥、圧縮成型して負極とした。正極と負極の比率は、ほ
ぼ同じ電気容量となるようにした。これらの正極および
負極、ポリプロピレン微多孔性フィルムからなるセパレ
ータ、電解液から構成したコイン型電池(直径20m
m、厚さ3.2mm)を作製し、室温(25℃)におい
て、0.8mAの定電流、定電圧で電圧4.2Vまで5
時間充電後、0.8mAの定電流で電圧2.7Vまで放
電を行った。図1に初回の充放電特性を、縦軸に電池電
圧(V)を、横軸に容量(mAh/g炭素)をとってグ
ラフに示す。さらに充放電を繰り返し放電容量のサイク
ル変化も調べた。
製して充放電試験した。しかし、初回充電時にPCの分
解が起こって所定電圧に達せず、放電はできなかった。
充放電後に電池を解体した結果、負極のグラファイトが
剥離していた。
施例1と同様に電池を作製して充放電試験を行った。初
回充放電特性を図2に示す。
施例1と同様に電池を作製して充放電試験を行った。
ン効率を表2に示す。これから明らかなように、高純度
VCを用いることによって良好なクーロン効率が得られ
る。
3のサイクル特性を、縦軸に放電容量(mAh)、横軸
にサイクル数をとって示す。
加した比較例2および従来合成法VCを添加した比較例
3にくらべて、高純度VCを添加した実施例1では良好
なサイクル特性を維持している。
CとDMCの容量比1:1の混合溶媒を用いた以外は実
施例1と同様に電池を作製して充放電試験を行った。図
4に初回の充放電曲線を示す。
充放電試験を行った。図5に初回の充放電曲線を示す。
施例2と同様に電池を作製して充放電試験を行った。
施例2と同様に電池を作製して充放電試験を行った。図
6に初回の充放電曲線を示す。
よびDMCの容量比1:1:2とした以外は実施例1と
同様に電池を作製して充放電試験を行った。
ーロン効率を表3に示す。これから明らかなように、高
純度VCを用いることによって良好なクーロン効率が得
られる。
5、比較例6のサイクル特性を、縦軸に放電容量(mA
h)、横軸にサイクル数をとって示す。
較例4およびAldrich製VCを添加した比較例5の、従
来合成法VCを添加した比較例6にくらべて、高純度V
Cを添加した実施例2では良好なサイクル特性を維持し
ている。
に放電容量(mAh)、横軸にサイクル数をとって示す
が、良好なサイクル特性を維持している。
施例1と同様に電池を作製して充放電試験を行った。初
回のクーロン効率を表4に示す。また、実施例1と同様
に良好なサイクル特性を有していることが判った。
明の非水電解液およびそれを用いたリチウム二次電池
は、非水溶媒に高純度VCを含有しているので、負極活
物質としてグラファイトを用いることが可能であり、し
かもクーロン効率にみられるように大きな電気容量が得
られる。さらに良好なサイクル特性が得られる。
特性を示す図である。
のサイクル特性を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 非水溶媒に電解質が溶解されているリ
チウム二次電池用非水電解液において、環状カーボネー
ト、鎖状カーボネートおよび塩素含有量が100ppm
以下のビニレンカーボネートが含有されていることを特
徴とするリチウム二次電池用非水電解液。 - 【請求項2】 正極、結晶面間隔(d002)が0.
34nm以下のグラファイト負極および非水溶媒に電解
質が溶解されている非水電解液からなるリチウム二次電
池において、該非水電解液として環状カーボネート、鎖
状カーボネートおよび塩素含有量が100ppm以下の
ビニレンカーボネートが含有されている非水電解液を用
いることを特徴とするリチウム二次電池。
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