JP3438145B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3438145B2 JP07454893A JP7454893A JP3438145B2 JP 3438145 B2 JP3438145 B2 JP 3438145B2 JP 07454893 A JP07454893 A JP 07454893A JP 7454893 A JP7454893 A JP 7454893A JP 3438145 B2 JP3438145 B2 JP 3438145B2
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毅 斉藤
芳紀 若月
弘司 菱山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジやオーブンレ
ンジ等の加熱調理器に係わり、更に詳しくは加熱庫の中
に配置された加熱容器の位置を検出する加熱容器検出器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は従来の加熱調理器の外観の概要
を示す斜視図である。図19において、1は本体、2は
扉、3は扉に設けた取手、4は操作パネルである。4a
は操作パネル4に設けられた表示部、4bはメニューキ
ーや手動調理キー及びスタートキー等よりなる各種の操
作キー、4cは調理時間や温度或いは調理材料の重量等
を設定する設定ツマミである。この外、図示されていな
いが制御回路に含まれるマイコンが設けられ、このマイ
コンはCPUとデータや演算結果等を格納するメモリ及
び入出力回路などを備えている。
【0003】このような構成の従来の加熱調理器でオー
ブン調理をするときは、調理材料を載せた受け皿を加熱
庫内の棚に配置する。そして、操作パネル4の表示部4
aを見ながら操作キー4bやツマミ4cを手動で操作し
て、調理の種類、配置した加熱容器の位置に応じて加熱
源、加熱時間、加熱温度等を入力する。操作パネル4上
で入力された情報は制御回路のCPUに伝えられ、予め
記憶させたプログラムに基づいて加熱調理の各種動作が
制御されて調理材料が調理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の加熱調理器は上
記のように調理に先立って、予め調理の種類や配置した
受け皿の棚の段数に応じて加熱源及び加熱時間或いは加
熱温度等を調理条件に合わせてその都度選択し手動で入
力する必要があった。従って、テキストを見ながら操作
キー4bやツマミ4c等を操作しなければならず、入力
操作が煩わしく極めて面倒である。面倒な操作を怠る
と、出来上がりに不具合が出て折角の調理が失敗して、
結果的に顧客に商品の不評を買う恐れがある等の問題点
があった。
【0005】本発明は従来の加熱調理器のこのような問
題点を解消するためになされたもので、加熱庫内の棚上
に配置された加熱容器の位置を検出して、簡単な操作で
自動調理を行なうことができる加熱調理器を得るように
構成したものである。そして、関連した複数の調理を単
一のキーで纏めて入力できる、所謂ゆる“ワンキー操
作”で調理を行う加熱調理器を実現することを目的とす
る。また、上記加熱調理器を実現するために、ヒータ加
熱容器の複数棚の載置、ヒータ加熱容器および高周波加
熱容器の載置等の誤使用を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヒ−タ調理用
のヒ−タ加熱源と、高周波調理用の高周波加熱源と、ヒ
−タ加熱容器を載置する複数段の棚と、高周波加熱容器
を載置する載置台とを備えた加熱調理器であって、前記
ヒ−タ加熱容器検出手段及び高周波加熱容器検出手段
が、それぞれ、前記棚にヒ−タ加熱容器の載置の有無及
び有りの場合はその載置棚を検出し、また、前記載置台
に高周波加熱容器の載置の有無を検出し、前記ヒ−タ加
熱容器検出手段の前記ヒ−タ加熱容器の前記棚の単一載
置有りの検出情報または前記高周波加熱容器検出手段の
高周波加熱容器の載置有りの検出情報により、加熱条件
制御手段が、それぞれ、前記ヒ−タ加熱源のヒ−タ加熱
条件または前記高周波加熱源の高周波加熱条件を設定
し、前記ヒ−タ加熱容器検出手段及び前記高周波加熱容
器検出手段の、前記ヒ−タ加熱容器の複数棚の載置、ヒ
−タ加熱容器及び高周波加熱容器の載置、またはヒ−タ
加熱容器及び高周波加熱容器の載置なしの検出情報によ
り、前記加熱条件制御手段が、前記ヒ−タ加熱源及び高
周波加熱源を不動作とする加熱調理器である。
【0007】また、本発明は、ヒ−タ調理用のヒ−タ加
熱源と、ヒ−タ加熱容器を載置する複数段の棚とを備え
た加熱調理器であって、前記ヒ−タ加熱容器検出手段
が、前記棚にヒ−タ加熱容器の載置の有無及び有りの場
合はその載置棚を検出し、前記ヒ−タ加熱容器検出手段
の前記ヒ−タ加熱容器の前記棚の単一載置有りの検出情
報により、加熱条件制御手段が前記ヒ−タ加熱源のヒ−
タ加熱条件を設定し、前記ヒ−タ加熱容器検出手段の、
前記ヒ−タ加熱容器の複数棚の載置、または棚の載置な
しの検出情報により、前記加熱条件制御手段が、前記ヒ
−タ加熱源を不動作とする加熱調理器である。
【0008】また、本発明は、ヒータ調理用のヒータ加
熱源により庫内の調理材料が加熱され内壁部に複数段の
棚を設けた非磁性体からなる加熱庫と、加熱庫の棚に載
置された磁性体からなるヒータ加熱容器と、ヒータ加熱
容器を検出するヒータ加熱容器検出手段と、ヒータ加熱
容器検出手段の検出情報に基づいてヒータ加熱源の加熱
条件を制御する加熱条件制御手段とを備え、ヒータ加熱
容器検出手段を、加熱庫の外側壁の上部に揺動自在に支
持された可動板と、可動板に設けられて棚段に載置され
たヒータ加熱容器に磁気吸引力を作用する磁石体と、磁
石体の磁気吸引力で揺動する可動板の押圧力で接点を開
閉するスイッチとを備えた複数の磁気検出器から構成し
たものである。また、各磁気検出器のスイッチに作用す
る可動板の押圧力を磁石体の保磁力の差によりほぼ均一
にしたものである。また、各磁気検出器のスイッチに作
用する可動板の押圧力を磁石体とヒータ加熱容器との距
離の差によりほぼ均一にしたものである。また、加熱庫
最上段の棚に配置されたヒータ加熱容器検出手段の磁石
体の個数Hと、加熱庫最上段以外の棚に配置されたヒー
タ加熱容器検出手段の磁石体の個数hとをH>hの関係
に選定したものである。
【0009】さらに、本発明は、ヒータ調理用のヒータ
加熱源により庫内の調理材料が加熱され1段もしくは複
数段の棚を設けた加熱庫と、加熱庫の棚に載置されたヒ
ータ加熱容器を検出するヒータ加熱容器検出手段と、ヒ
ータ加熱容器検出手段の検出情報に基づいてヒータ加熱
源の加熱条件を制御する加熱条件制御手段とを備え、加
熱庫の外側壁に配置されて棚段と対応する位置に磁石体
を取付けた可動板と磁石体の磁気吸引力で可動板を変位
させて検出回路を開閉するスイッチとからなる磁気検出
器でヒータ加熱容器検出手段を構成し、加熱容器検出手
段の可動板の個数Nと棚の段数nとを次式の関係に選定
したものである。 n=2N
【0010】
【作用】調理メニューに対応した調理材料をヒータ加熱
容器に入れて、加熱庫内の例えば中段棚にセットする。
ヒータ加熱容器が庫内の中段棚にセットされると、中段
用のヒータ加熱容器検出器の磁石とヒータ加熱容器の間
に磁気吸引力が生じて、可動板がヒータ加熱容器に引き
付けられて変位する。可動板の変位で中段棚用のスイッ
チが作動して、接点が閉じてオンになる。ここで、操作
パネルの調理スタートキーが押されると、ヒータ加熱容
器が中段にセットされていることが判断される。判断の
結果、中段加熱条件が自動的に設定されて、設定された
中段加熱条件によって加熱が開始される。その後、設定
時間の経過のチェックが繰り返されて、設定時間経過後
に加熱が停止して調理が終了する。
【0011】ヒータ加熱容器が中段にセットされないで
中段用のヒータ加熱容器検出器のスイッチがOFFと判
断されたときは、引き続いて下段用のスイッチの開閉状
態がチェックされる。このとき、ヒータ加熱容器が下段
にセットされていると、下段用の可動板が引き付けられ
てスイッチがONになる。この結果、ヒータ加熱容器が
下段にセットされたことが判断されて下段棚の加熱条件
が設定されて、今度は下段の加熱条件に制御されて加熱
が開始される。
【0012】また、ヒータ加熱容器が中段と下段にセッ
トされていないときは、上段にセットされていると見做
されて上段加熱条件が設定される。そして、同様に上段
加熱条件で加熱が開始され、設定時間を経過したときに
調理が終了する。即ち、単一の調理スタートキーの操作
で、上,中,下各段の各加熱条件が選択的に設定される
ことになる。
【0013】グリルやオーブン調理用のヒータ加熱の外
に、マグネトロンで発振されるマイクロ波を用いた高周
波加熱の場合も高周波加熱容器検出器が高周波加熱容器
を検出する。そして、同様の動作でヒータ加熱容器また
は高周波加熱容器が検出されてヒータ加熱と高周波加熱
を含めた複数の加熱条件の中から、調理メニューに適し
た加熱条件が自動的に設定される。特に、庫内が空のと
きに調理をスタートさせるような誤操作が判断されたと
きは、誤操作が報知されると共に加熱が停止され以降の
調理動作が中断される。
【0014】
【実施例】実施例1. 図1は本発明の実施例1の加熱庫の構成を示す斜視図、
図2は図1のヒータ加熱容器検出器の側面図、図3はヒ
ータ加熱容器検出器の正面図、図4は構成説明図であ
る。図1乃至4において、5は加熱調理器の加熱庫、6
は操作パネル4が設けられた操作部、7と8はヒータ加
熱容器とヒータ加熱容器に載せた調理材料でいずれも一
点鎖線で示されている。加熱庫5にはSUS304ステ
ンレス鋼のような非磁性材料が用いられ、ヒータ加熱容
器7の形状は四角形で、磁性材料で構成されている。
【0015】また、操作部6は操作パネル4やマイコン
36を含む制御回路が実装された印刷配線基板等で構成
され、図示されていないが裏側には高周波を発振させる
マグネトロンも設けられている。マグネトロンで発振し
た高周波は、導波管に導かれて加熱庫5の給電口5cか
ら庫内に照射されるようになっている。また、加熱庫5
の上面部と下面部には、上ヒータ28と下ヒータ29が
設けられている。
【0016】5aと5bは加熱庫5の右側と左側の壁
部、10,11,12は左右の壁部5a,5bに水平方
向に設けられた上,中,下の各段の棚である。棚10,
11,12は、ここでは壁部5aと5bにプレスの絞り
加工により庫内側に突出させて、各棚が同じ高さになる
ように左右が対称的に作られている。この場合、加熱庫
5にオーステナイト(Austenite)を含むSU
S304のような非磁性材料を用いて絞り加工すると、
加工硬化(歪み硬化)に伴ってオーステナイトがマルテ
ンサイト(Martensite)に変態して磁化され
る。このため絞り加工の深さを規制して透磁率の上昇を
押さえて、壁部5a,5bの磁化の防止策が図られてい
る。
【0017】13,14は可動板で、加熱庫5の壁部5
bの外側に上下方向に並べて設けられている。15は可
動板13に固定された中段棚用の磁石、16は可動板1
4に固定された下段棚用の磁石、37,38は可動板1
3,14に固定された上段棚用の磁石、17は支持板、
18は可動板13,14を回動可能に支持するヒンジで
ある。
【0018】支持板17は壁部5bの外側面の上部に固
定され、可動板13,14が矢印Aに示すようにヒンジ
18を支点に揺動可能に支持されて垂下している。1
9,20は箱体等に固定されたマイクロスイッチであ
る。マイクロスイッチ19,20の夫々のアクチュエー
タは、可動板13,14の下端に対向している。可動板
13,14と磁石15,16,37,38及びマイクロ
スイッチ19,20により、ヒータ加熱庫5の内部のヒ
ータ加熱容器7の位置を検出するヒータ加熱容器検出器
(手段)21が構成される。
【0019】31は高周波加熱容器、32は載置台、3
3はモータ軸、34はモータである。載置台32はモー
タ軸33に着脱可能に取り付けられ、載置台32の上に
高周波加熱容器31が載置される。高周波加熱容器31
は、円形でガラスのような非磁性体が用いられる。35
は重量センサ、36は前記したマイコンである。重量セ
ンサ35は高周波加熱容器31上の調理材料8の重量を
検出して、検出信号をマイコン36に出力する。マイコ
ン36は重量センサ35の検出信号に基づいて、高周波
加熱容器31上の調理材料8に加える加熱条件を制御す
ると共に、高周波加熱容器31が載置台32上に有る
か、無いかを判断する。
【0020】上述のような構成の本発明実施例につい
て、ヒータ加熱容器検出器21の検出動作と、高周波加
熱及びヒータ加熱による調理動作との2つの動作に分け
て説明する。ヒータ加熱容器7を中段棚11に載せる
と、中段棚用の磁石15の吸引力で可動板13がヒータ
加熱容器7の方へ引き付けられる。また、ヒータ加熱容
器7を下段棚12に載せると、下段棚用の磁石16の吸
引力で可動板14がヒータ加熱容器7の方へ引き付けら
れる。これらの動作でマイクロスイッチ19及び20が
それぞれONとなり、ヒータ加熱容器7の中段棚及び下
段棚の2位置が検出される。
【0021】ヒータ加熱容器7を上段棚10に載せる
と、上段棚用の2つの磁石37と38の吸引力で2つの
可動板13と14がヒータ加熱容器7に引きつけられ、
磁石37と38が加熱庫壁部に圧接すると共にヒータ加
熱容器7も磁石37と38に引き付けられ、加熱庫壁部
に圧接される。このため、2つのマイクロスイッチ19
と20が同時にONとなり、ヒータ加熱容器7の上段棚
の位置が検出される。
【0022】次に、高周波加熱とヒータ加熱による調理
動作を、図5のフローチャートにより説明する。先ず上
中段棚のマイクロスイッチ19がONかチェックする
(S1)。ステップS1がYESのときは、上下段棚の
マイクロスイッチ20がONかチェックする(S2)。
ステップS2もYESのときは、ヒータ加熱容器7が上
段棚にのみ載せてあると判断し、上段棚加熱を設定する
(S3)。またステップS2がNOのときは、ヒータ加
熱容器7が中段棚にのみ載せてあると判断し中段棚加熱
を設定する(S4)。
【0023】ステップS1がNOのときは、上下段棚の
マイクロスイッチ20がONかチェックする(S5)。
ステップS5がYESのときは、ヒータ加熱容器7が下
段棚にのみ載せてあると判断し、下段棚加熱を設定する
(S6)。ヒータ加熱容器7が載っている棚が判断され
ると、次に重量センサ35で載置台32の上に高周波加
熱容器31が有るか、無いか判断する(S7)。また、
ステップS5がNOのときも重量センサ35で載置台3
2の上に高周波加熱容器31が有るか、無いか判断する
(S8)。
【0024】ステップS7がYESで調理スタートキー
が押される(S9)と、それぞれの棚に応じた加熱条件
でヒータ加熱が開始する(S10)。ヒータ加熱が開始
され設定時間の経過をチェック(S11)し、ステップ
S11がYESでヒータ加熱を終了する(S12)。ま
た、ステップS7がNOで調理スタートキーが押される
(S13)と、加熱庫5の内部に、ヒータ加熱容器7と
高周波加熱容器31の両方が有り、誤使用と判断する
(S14)。ステップS14で誤使用と判断すると共
に、ブサー、表示等で誤使用を警告する(S15)。
【0025】ステップS8がYESで調理スタートキー
4bが押される(S16)と、高周波加熱が設定される
(S17)。次に重量センサ35で高周波加熱容器上の
調理材料8の重量を測定(S18)し、調理材料8の重
量に応じた加熱時間を設定する(S19)。ステップS
19で加熱時間を設定後、高周波加熱を開始する(S1
0)。高周波加熱が開始され設定時間の経過をチェック
(S11)し、ステップS11がYESで高周波加熱を
終了する(S12)。
【0026】また、ステップS8がNOで調理スタート
キー4bが押される(S20)と、加熱庫5の内部にヒ
ータ加熱容器7と高周波加熱容器31の両方が無く、誤
使用と判断する(S21)。ステップS21で誤使用と
判断すると共に、ブザー、表示等で誤使用を警告する
(S22)。
【0027】図6の(a),(b)は、実施例1におけ
るヒータ加熱容器検出器21の変形例の説明図である。
図において41は可動板13に設けられヒンジ18を構
成する長方形の貫通孔で、可動板13を支持板17へ引
っ掛けるためのものである。この変形例では例えば、角
柱状の磁石15,37の回りを囲んで、磁性材料からな
る無蓋で角箱状の遮磁体42が設けられている。遮磁体
42及び可動板13は、接着剤等で固定される。図6の
変形例によれば遮磁体42に磁石15,37の磁路が形
成されて漏洩磁束がなくなり、加熱庫5の外壁方向に磁
気吸引力を強くすることができる。
【0028】ヒータ加熱容器検出器21を構成する磁石
15,16,37,38の磁気力が強すぎると、磁気吸
引力でヒータ加熱容器7の加熱庫5の出し入れが不円滑
になり、支障を来たすことがある。したがって、ヒータ
加熱容器7の有無及び位置の検出が可能で出し入れ操作
が円滑になるように、磁石15,37の磁力やヒータ加
熱容器7との距離及び材質、重量等を選定することが必
要である。
【0029】発明者達の実験研究の結果、次のような仕
様で効果的な実施例1のヒータ加熱容器検出器21を実
現することができた。前提条件として可動板13を介し
て磁石15,37の吸引力によりマイクロスイッチ19
を動作させた状態で、上段棚用の磁石37の表面と加熱
庫5の外側壁との間隔が約1.0mmとなるように各部
の寸法を設定した。また、中段棚用の磁石15は1.7
mm、下段棚用の磁石16は2.2mmとなるように各
部の寸法を設定した。
【0030】 1.磁石の仕様 材質 …(フェライト異方性焼結磁石:B36) 残留磁束密度 Br …3800〜4200[G] 保磁力 bHc …2700〜3300[Oe] 保磁力 iHc …2700〜3300[Oe] 最大エネルギー積(BH)max …3.6〜4.2[MGOe] 温度係数 ΔBr/Br/ΔT …−0.18[%/℃] 温度係数 ΔiHc/iHc/ΔT…+0.30[%/℃] キュリー温度 Tc …460[℃] 外形寸法 …25×19×5(mm)
【0031】 2.可動板の仕様(図6の記入寸法も参照) ヒンジ18から可動板先端までの寸法 …210mm ヒンジ18から上段棚用磁石37の中心迄の寸法 … 58mm ヒンジ18から中段棚用磁石15の中心迄の寸法 … 94mm ヒンジ18から下段棚用磁石16の中心迄の寸法 …130mm
【0032】既に説明した可動板を用いた機械的なヒー
タ加熱容器検出器21について、図3では可動板が13
と14の2個で、棚が10〜12の3段の場合が示され
ている。ここで、可動板の個数及び棚の段数をそれぞれ
N及びnとすれば、両者の間に次式(a)のような関係
がある。 n=2N …(a) N=1,2,3,4としたときの磁石の配置図を、図7
の(a),(b),(c),(d)に示す。例えば
(c)図では、3個の可動板で最大8段のヒータ加熱容
器7の位置を検出することができる。
【0033】実施例2 図8は本発明の実施例2の高周波加熱とヒータ加熱によ
る調理動作を示すフローチャートである。以下、図8の
フローチャートにより説明する。
【0034】先ず、調理スタートキー4bが押されたか
どうか判断する(S23)。ステップS23がYESの
ときは上中段棚のマイクロスイッチ19がONかチェッ
クする。(S24)。ステップS24がYESのときは
上下段棚のマイクロスイッチ20がONかチェックする
(S25)。ステップS25もYESのときは、ヒータ
加熱容器7が上段棚にのみ載せてあると判断し、上段棚
加熱を設定する(S26)。また、ステップS25がN
Oのときは、ヒータ加熱容器7が中段棚11にのみ載せ
てあると判断し、中段棚加熱を設定する(S27)。
【0035】ステップS24がNOのときは、上下段棚
のマイクロスイッチ20がONかチェックする(S2
8)。ステップS28がYESのときは、ヒータ加熱容
器7が下段棚12にのみ載せてあると判断し、下段棚加
熱を設定する(S29)。ヒータ加熱容器7が載ってい
るいずれかの棚が判断されると、ヒータ加熱が開始する
(S30)。次に、重量センサ35で載置台32の上に
高周波加熱容器31が無いか、有るか判断する(S3
1)。ステップS31がYESのときはヒータ加熱の設
定時間の経過をチェック(S32)し、ステップS32
がYESでヒータ加熱を終了する(S33)。
【0036】また、ステップS31がNOのときは、加
熱庫5の内部にヒータ加熱容器7と高周波加熱容器31
の両方が有り、誤使用と判断する(S34)。ステップ
S34で誤使用と判断すると共にヒータ加熱を停止し、
ブザー、表示等で誤使用を警告する(S35)。ステッ
プS28がNOのときは、高周波加熱を開始する(S3
6)。次に重量センサ35で載置台32の上に高周波加
熱容器31が有るか、無いか判断する(S37)。ステ
ップS37がYESのときは調理材料8の重量を測定
(S38)し、調理材料8の重量に応じた加熱量を設定
する(S39)。ステップS39で加熱量設定後、高周
波加熱の設定時間の経過をチェック(S32)し、ステ
ップS32がYESで高周波加熱を終了する(S3
3)。
【0037】また、ステップS37がNOのときは、加
熱庫5の内部にヒータ加熱容器7と高周波加熱容器31
の両方が無く、誤使用と判断する(S40)ステップS
40で誤使用と判断すると共に高周波加熱を停止し、ブ
ザー、表示等で誤使用を警告する(S41)。
【0038】実施例3 図9は本発明の実施例3のヒータ加熱容器検出器21の
正面図、図10は構成説明図、図11は高周波加熱とヒ
ータ加熱による調理動作を示すフローチャートである。
【0039】図において、43,44,45は可動板、
46,47,48は箱体等に固定されたマイクロスイッ
チである。以下図11のフローチャートにより説明す
る。先ず調理スタートキー4bが押されたかどうか判断
する(S42)。ステップS42がYESのときは上段
棚用のマイクロスイッチ46がONかチェックする(S
43)。ステップS43がYESのときは中段棚用のマ
イクロスイッチ47がOFFかチェックする(S4
4)。ステップS44がYESのときは下段棚のマイク
ロスイッチ48もOFFかチェックする(S45)。ス
テップS45がYESのときはヒータ加熱容器7が上段
棚10にのみ載せてあると判断し、上段棚加熱を設定す
る(S46)。
【0040】ステップS44、ステップS45がNOの
ときは、加熱庫5の内部にヒータ加熱容器7が複数有
り、誤使用と判断する(S47)。ステップS47で誤
使用と判断すると共にブザー、表示等で誤使用を警告す
る(S48)。また、ステップS43がNOのときは中
段棚用のマイクロスイッチ47がONかチェックする
(S49)。スイップS49がYESのときは下段棚用
のマイクロスイッチ48がOFFかチェックする(S5
0)。ステップS50がYESのときはヒータ加熱容器
7が中段棚11にのみ載せてあると判断し、中段棚加熱
を設定する(S51)。
【0041】ステップS50がNOのときは、加熱庫5
の内部にヒータ加熱容器7が複数有り、誤使用と判断す
る(S47)。ステップS47で誤使用と判断すると共
にブザー、表示等で誤使用を警告する。また、ステップ
S49がNOのときは、下段棚のマイクロスイッチ48
がONかチェックする(S52)。ステップS52がY
ESのときは下段棚加熱を設定する(S53)。ステッ
プS52がNOのときは高周波加熱を設定する(S5
4)。各加熱条件が設定されると加熱を開始する(S5
5)。ステップS55で加熱を開始した後、設定時間の
経過をチェックする(S56)。ステップS56がYE
Sのときは加熱を終了する(S57)。
【0042】図12は実施例3のヒータ加熱容器検出器
21の変形例の正面図、図13は実施例3のヒータ加熱
容器検出器21の第2の変形例の側面図である。図12
のヒータ加熱容器検出器21では、大きさが異なり順次
小さくなる磁石37,15,16が用いられている。そ
して、各磁石37,15,16のヒンジ18からの距離
L1,L2,L3の差に基づくマイクロスイッチ46,
47,48に加えるの押圧力を補償して、ほぼ均一の駆
動力で接点を開閉するように構成されている。この場
合、同一磁性体の個数を変化させたり、異なる磁性体の
材質(例えば、磁石37に普通のフェライト磁石に対し
て保持力の強い希土類コバルト磁石)を選択して使用す
ることもできる。
【0043】また、第2の変形例を示す図13では、右
側の棚10の側壁5aに張出部5cが形成されている。
張出部5cによりヒータ加熱容器7が、棚10の上に左
にズレて載置される。この結果、磁石37とヒータ加熱
容器7の距離Lが短縮されて、上段棚を検出する可動板
43の押圧力が補償される。このほか、磁石37や15
の取付面を突出させることもできる。このように、実施
例3の各変形例によれば、各磁気検出器のマイクロスイ
ッチ46の押圧力がほぼ均一で、スイッチの接点の開閉
動作が正確に行われることになる。
【0044】実施例4 図14は本発明の実施例4のヒータ加熱容器検出器21
の正面図、図15は高周波加熱とヒータ加熱による調理
動作を示すフローチャートである。以下、図15のフロ
ーチャートにより説明する。先ず調理スタートキー4b
が押されたかどうか判断する(S58)。ステップS5
8がYESのときは中段棚用のマイクロスイッチ47が
ONかチェックする(S59)。ステップS59がYE
Sのときは下段棚用のマイクロスイッチ48がOFFか
チェックする(S60)。ステップS60がYESのと
きは重量センサ35で載置台32の上に高周波加熱容器
31が無いかチェックする(S61)。ステップS61
がYESのときは中段棚加熱を設定する(S62)。
【0045】ステップS60がNOのときは加熱庫5の
内部にヒータ加熱容器7が下段棚12と中段棚11に載
っているため誤使用と判断する(S63)。また、ステ
ップS61がNOのときはヒータ加熱容器7が中段棚1
1、高周波加熱容器31が載置台32に載っているため
誤使用と判断する(S63)。ステップS63で誤使用
と判断すると共にブザー、表示等で誤使用を警告する
(S64)。ステップS59がNOのときは下段棚のマ
イクロスイッチ48がONかチェックする(S65)。
ステップS65がYESのときは重量センサ35で載置
台32の上に高周波加熱容器31が無いかチェックする
(S66)。ステップS66がYESのときは下段棚加
熱を設定する。ステップS66がNOのときは加熱庫5
の内部にヒータ加熱容器7が下段棚12に、また高周波
加熱容器31が載置台32に載っているため誤使用と判
断する(S63)。
【0046】ステップS65がNOのときは重量センサ
35で載置台32の上に高周波加熱容器31が有るかチ
ェックする(S68)。ステップS68がYESのとき
は高周波加熱を設定する(S69)。ステップS69が
NOのときは上段棚加熱を設定する(S70)。各加熱
条件が設定されると加熱を開始する(S71)。ステッ
プS71で加熱を開始した後、設定時間の経過をチェッ
クする(S72)。ステップS72がYESのときは加
熱を終了する(S73)。
【0047】なお、上述の各実施例で棚の上,中,下の
3段階に対する各加熱条件と調理メニューの対応関係を
例示すると、次表の様になる。
【0048】
【表1】
【0049】図16は上述した各実施例におけるヒータ
加熱容器検出器の変形例を示す断面図である。図16に
おいて、23と24は発光ダイオードのような投光器、
25と26はホトトランジスタからなる受光器、27は
加熱庫5に貫設された光の通過孔である。
【0050】このような構成のヒータ加熱容器検出器に
おいて、中段棚11にヒータ加熱容器7が載せられると
通過孔27が塞がれて投光器23からの投射光が遮断さ
れる。したがって受光器25の受光変化により、中段棚
11に載せられたヒータ加熱容器7が検出される。同様
にして、受光器26の受光変化により、下段棚12に載
せられたヒータ加熱容器7が検出される。
【0051】実施例5 図17は本発明の実施例5の構成説明図、図18は加熱
温度tの特性図である。実施例5は、ヒータ加熱の加熱
条件で加熱量に対応する加熱時間Tを“木目細く”変化
させて調理の出来ばえを向上させることを目的としてい
る。図において51は排気口、52は排気ダクト、53
は加熱庫5の内部温度をコントロールする温度センサで
ある。
【0052】このような構成の実施例5おいて、調理材
料8をヒータ加熱容器7に載せて、上,中,下のいずれ
かの棚に載せる。調理スタートキー4bが押されてヒー
タ加熱が開始すると、加熱庫5の内部温度tが上昇す
る。tは温度センサ53で検出されて、マイコン36に
出力される。温度センサ53の検出信号は、調理材料8
の分量、温度と電源電圧及び初期の庫内温度t0に依存
する。そこで、マイコン36は温度センサ53の検出信
号により時間に対する温度の変化率、即ち温度勾配ta
nδ=Δt/ΔTを演算する。そして、マイコン36は
初期の庫内温度t0 と温度勾配tanδから、調理メ
ニューに最適な加熱量を設定する。
【0053】
【発明の効果】本発明は、ヒ−タ調理用のヒ−タ加熱源
と、高周波調理用の高周波加熱源と、ヒ−タ加熱容器を
載置する複数段の棚と、高周波加熱容器を載置する載置
台とを備えた加熱調理器であって、前記ヒ−タ加熱容器
検出手段及び高周波加熱容器検出手段が、それぞれ、前
記棚にヒ−タ加熱容器の載置の有無及び有りの場合はそ
の載置棚を検出し、また、前記載置台に高周波加熱容器
の載置の有無を検出し、前記ヒ−タ加熱容器検出手段の
前記ヒ−タ加熱容器の前記棚の単一載置有りの検出情報
または前記高周波加熱容器検出手段の高周波加熱容器の
載置有りの検出情報により、加熱条件制御手段が、それ
ぞれ、前記ヒ−タ加熱源のヒ−タ加熱条件または前記高
周波加熱源の高周波加熱条件を設定し、前記ヒ−タ加熱
容器検出手段及び前記高周波加熱容器検出手段の、前記
ヒ−タ加熱容器の複数棚の載置、ヒ−タ加熱容器及び高
周波加熱容器の載置、またはヒ−タ加熱容器及び高周波
加熱容器の載置なしの検出情報により、前記加熱条件制
御手段が、前記ヒ−タ加熱源及び高周波加熱源を不動作
とする。
【0054】また、本発明は、ヒ−タ調理用のヒ−タ加
熱源と、ヒ−タ加熱容器を載置する複数段の棚とを備え
た加熱調理器であって、前記ヒ−タ加熱容器検出手段
が、前記棚にヒ−タ加熱容器の載置の有無及び有りの場
合はその載置棚を検出し、前記ヒ−タ加熱容器検出手段
の前記ヒ−タ加熱容器の前記棚の単一載置有りの検出情
報により、加熱条件制御手段が前記ヒ−タ加熱源のヒ−
タ加熱条件を設定し、前記ヒ−タ加熱容器検出手段の、
前記ヒ−タ加熱容器の複数棚の載置、または棚の載置な
しの検出情報により、前記加熱条件制御手段が、前記ヒ
−タ加熱源を不動作とする。
【0055】また、本発明は、ヒータ調理用のヒータ加
熱源により庫内の調理材料が加熱され内壁部に複数段の
棚を設けた非磁性体からなる加熱庫と、加熱庫の棚に載
置された磁性体からなるヒータ加熱容器と、ヒータ加熱
容器を検出するヒータ加熱容器検出手段と、ヒータ加熱
容器検出手段の検出情報に基づいてヒータ加熱源の加熱
条件を制御する加熱条件制御手段とを備え、ヒータ加熱
容器検出手段を加熱庫の外側壁の上部に揺動自在に支持
された可動板と、可動板の棚段と対応する位置に設けら
れた磁石体と、磁石体の棚段上のヒータ加熱容器に作用
する磁気吸引力で揺動する可動板の押圧力で接点を開閉
するスイッチとを備えた複数の磁気検出器から構成し、
各磁気検出器のスイッチに作用する可動板の押圧力をほ
ぼ均一にした。また、各磁気検出器のスイッチに作用す
る可動板の押圧力を磁石体の保磁力の差によりほぼ均一
にした。また、各磁気検出器のスイッチに作用する可動
板の押圧力を磁石体とヒータ加熱容器との距離の差によ
りほぼ均一にした。また、加熱庫最上段の棚に配置され
たヒータ加熱容器検出手段の磁石体の個数Hと、加熱庫
最上段以外の棚に配置されたヒータ加熱容器検出手段の
磁石体の個数hとをH>hの関係に選定した。
【0056】さらに、本発明は、ヒータ調理用のヒータ
加熱源により庫内の調理材料が加熱され1段もしくは複
数段の棚を設けた加熱庫と、加熱庫の棚に載置されたヒ
ータ加熱容器を検出するヒータ加熱容器検出手段と、ヒ
ータ加熱容器検出手段の検出情報に基づいてヒータ加熱
源の加熱条件を制御する加熱条件制御手段とを備え、加
熱庫の外側壁に配置されて棚段と対応する位置に磁石体
を取付けた可動板と磁石体の磁気吸引力で可動板を変位
させて検出回路を開閉するスイッチとからなる磁気検出
器でヒータ加熱容器検出手段を構成し、加熱容器検出手
段の可動板の個数Nと棚の段数nとを次式の関係に選定
した。 n=2N
【0057】この結果、ヒータ加熱容器または高周波加
熱容器が複数配置または無配置のときには、加熱源によ
る加熱を不動作または停止させる。したがって、誤使用
を防止でき、加熱条件の合わない加熱条件での調理が防
止できる。また、調理するものがないのに加熱源を動作
させる無駄が防止できる。
【0058】加熱庫の棚の外壁に沿って配置されたヒー
タ加熱容器と磁気吸着する磁性体を取り付けた可動板の
変位により、検出回路を開閉するスイッチを有するヒー
タ加熱容器検出手段で構成したため、加熱庫の壁部に穴
や突起等を設けることなく、簡単な構造で安価なヒータ
加熱容器検出手段が実現できる。また、棚の段数より少
ない数のヒータ加熱容器検出手段で検出手段を構成した
ため、全体の構造が簡単になり、製作費が安価でコンパ
クトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の加熱庫の構成を示す斜視図
である。
【図2】図1のヒータ加熱容器検出器の側面図である。
【図3】図1のヒータ加熱容器検出器の正面図である。
【図4】本発明の実施例1の構成説明図である。
【図5】本発明の実施例1の調理動作のフローチャート
である。
【図6】実施例1におけるヒータ加熱容器検出器の変形
例の説明図である。
【図7】本発明の実施例1におけるヒータ加熱容器検出
器の可動板数と棚段に対応する磁石の配置位置の説明図
である。
【図8】本発明の実施例2の高周波加熱とヒータ加熱に
よる調理動作のフローチャートである。
【図9】本発明の実施例3のヒータ加熱容器検出器の正
面図である。
【図10】本発明の実施例3の構成説明図である。
【図11】本発明の実施例3の高周波加熱とヒータ加熱
による調理動作のフローチャートである。
【図12】本発明の実施例3の変形例の正面図である。
【図13】本発明の実施例3の第2変形例の側面図であ
る。
【図14】本発明の実施例4のヒータ加熱容器検出器の
正面図である。
【図15】本発明の実施例4の高周波加熱とヒータ加熱
による調理動作のフローチャートである。
【図16】本発明の各実施例におけるヒータ加熱容器検
出器の変形例の断面図である。
【図17】本発明の実施例5の構成説明図である。
【図18】本発明の実施例5の加熱温度の特性図であ
る。
【図19】従来の加熱調理器の外観を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 4 操作パネル 4a 表示部 4b 操作キー 5 加熱庫 5a 右側の壁部 5b 左側の壁部 6 操作部 7 ヒータ加熱容器 8 調理材料 10 棚(上段) 11 棚(中段) 12 棚(下段) 13,14,39 可動板 15,16 磁石 19,20 マイクロスイッチ 21 ヒータ加熱容器検出器(手段) 23,24 投光器 25,26 受光器 28 上ヒータ 29 下ヒータ 31 高周波加熱容器 32 載置台 33 モータ軸 34 モータ 35 重量センサ〔高周波加熱容器検出器(手段)〕 36 マイコン 37,38 磁石 39 可動板 42 遮磁体 43,44,45 可動板 46,47,48 マイクロスイッチ 53 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 11/00 H05B 11/00 D (72)発明者 山田 勝義 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 金井 孝博 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 斉藤 毅 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 若月 芳紀 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 菱山 弘司 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−211318(JP,A) 特開 昭63−153329(JP,A) 実開 昭50−63254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 335 F24C 7/02 301 F24C 7/02 511 H05B 3/00 330 H05B 6/68 320 H05B 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒ−タ調理用のヒ−タ加熱源と、高周波
    調理用の高周波加熱源と、ヒ−タ加熱容器を載置する複
    数段の棚と、高周波加熱容器を載置する載置台とを備え
    た加熱調理器であって、 前記ヒ−タ加熱容器検出手段及び高周波加熱容器検出手
    段が、それぞれ、前記棚にヒ−タ加熱容器の載置の有無
    及び有りの場合はその載置棚を検出し、また、前記載置
    台に高周波加熱容器の載置の有無を検出し、 前記ヒ−タ加熱容器検出手段の前記ヒ−タ加熱容器の前
    記棚の単一載置有りの検出情報または前記高周波加熱容
    器検出手段の高周波加熱容器の載置有りの検出情報によ
    り、加熱条件制御手段が、それぞれ、前記ヒ−タ加熱源
    のヒ−タ加熱条件または前記高周波加熱源の高周波加熱
    条件を設定し、 前記ヒ−タ加熱容器検出手段及び前記高周波加熱容器検
    出手段の、前記ヒ−タ加熱容器の複数棚の載置、ヒ−タ
    加熱容器及び高周波加熱容器の載置、またはヒ−タ加熱
    容器及び高周波加熱容器の載置なしの検出情報により、
    前記加熱条件制御手段が、前記ヒ−タ加熱源及び高周波
    加熱源を不動作とすることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 ヒ−タ調理用のヒ−タ加熱源と、ヒ−タ
    加熱容器を載置する複数段の棚とを備えた加熱調理器で
    あって、 前記ヒ−タ加熱容器検出手段が、前記棚にヒ−タ加熱容
    器の載置の有無及び有りの場合はその載置棚を検出し、 前記ヒ−タ加熱容器検出手段の前記ヒ−タ加熱容器の前
    記棚の単一載置有りの検出情報により、加熱条件制御手
    段が前記ヒ−タ加熱源のヒ−タ加熱条件を設定し、 前記ヒ−タ加熱容器検出手段の、前記ヒ−タ加熱容器の
    複数棚の載置、または棚の載置なしの検出情報により、
    前記加熱条件制御手段が、前記ヒ−タ加熱源を不動作と
    することを特徴とする加熱調理器。
  3. 【請求項3】 ヒ−タ調理用のヒ−タ加熱源により庫内
    の調理材料が加熱さ れ内壁部に複数段の棚を設けた非磁
    性体からなる加熱庫と、該加熱庫の棚に載置された磁性
    体からなるヒ−タ加熱容器と、該ヒ−タ加熱容器を検出
    するヒ−タ加熱容器検出手段と、該ヒ−タ加熱容器検出
    手段の検出情報に基づいて前記ヒ−タ加熱源の加熱条件
    を制御する加熱条件制御手段とを備え、前記ヒ−タ加熱
    容器検出手段を、前記加熱庫の外側壁の上部に揺動自在
    に支持された可動板と、該可動板に設けられて前記棚段
    に載置されたヒ−タ加熱容器に磁気吸引力を作用する磁
    石体と、該磁石体の磁気吸引力で揺動する可動板の押圧
    力で接点を開閉するスイッチとを備えた複数の磁気検出
    器から構成したことを特徴とする加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記各磁気検出器のスイッチに作用する
    可動板の押圧力を前記磁石体の保持力の差によりほぼ均
    一にしたことを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 前記各磁気検出器のスイッチに作用する
    可動板の押圧力を前記磁石体とヒ−タ加熱容器との距離
    の差によりほぼ均一にしたことを特徴とする請求項3記
    載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 前記加熱庫最上段の棚に配置されたヒ−
    タ加熱容器検出手段の磁石体の個数Hと、加熱庫最上段
    以外の棚に配置されたヒ−タ加熱容器検出手段の磁石体
    の個数hとをH>hの関係に選定したしたことを特徴と
    する請求項3記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 ヒ−タ調理用のヒ−タ加熱源により庫内
    の調理材料が加熱され1段もしくは複数段の棚を設けた
    加熱庫と、該加熱庫の棚に載置されたヒ−タ加熱容器を
    検出するヒ−タ加熱容器検出手段と、該ヒ−タ容器検出
    手段の検出情報に基づいて前記ヒ−タ加熱源の加熱条件
    を制御する加熱条件制御手段とを備え、前記加熱庫の外
    側壁に配置されて棚段と対応する位置に磁石体を取付け
    た可動板と前記磁石体の磁気吸引力で可動板を変位させ
    て検出回路を開閉するスイッチとからなる磁気検出器で
    前記ヒ−タ加熱容器検出手段を構成し、該加熱容器検出
    手段の可動板の個数Nと前記棚の段数nとを次式の関係
    に選定したことを特徴とする加熱調理器。 n=2 N
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