JP3438105B2 - 迂回経路探索方法 - Google Patents

迂回経路探索方法

Info

Publication number
JP3438105B2
JP3438105B2 JP04955494A JP4955494A JP3438105B2 JP 3438105 B2 JP3438105 B2 JP 3438105B2 JP 04955494 A JP04955494 A JP 04955494A JP 4955494 A JP4955494 A JP 4955494A JP 3438105 B2 JP3438105 B2 JP 3438105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
node
cross
approval
channels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04955494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07264184A (ja
Inventor
康之 佐藤
啓二 宮崎
衡平 伊勢田
孝文 中条
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP04955494A priority Critical patent/JP3438105B2/ja
Priority to US08/405,606 priority patent/US5513345A/en
Priority to GB9505463A priority patent/GB2287863B/en
Publication of JPH07264184A publication Critical patent/JPH07264184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3438105B2 publication Critical patent/JP3438105B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/22Alternate routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/0016Arrangements providing connection between exchanges
    • H04Q3/0062Provisions for network management
    • H04Q3/0075Fault management techniques
    • H04Q3/0079Fault management techniques involving restoration of networks, e.g. disaster recovery, self-healing networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q3/00Selecting arrangements
    • H04Q3/64Distributing or queueing
    • H04Q3/66Traffic distributors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワーク内におい
て、ノードやリンクに障害が発生した場合に、障害箇所
を迂回する経路を探索する方法に関するものである。
【0002】近年における、超高速伝送技術の実用化に
伴って、網における障害発生時の影響波及範囲は、次第
に大きくなっている。特に、火災,地震等によるノード
障害は、発生頻度は小さいが、影響を受ける回線数がリ
ンク障害の場合よりも多くなる傾向があるため、無視で
きないような重大な問題になってきた。
【0003】そのため、単一リンク障害に対してだけで
なく、ノード障害や多重リンク障害に対しても迅速な障
害復旧処理を行うことができる、高速な迂回経路探索方
式が必要となっている。
【0004】
【従来の技術】従来の迂回経路探索方式は、単一リンク
障害における高速な復旧を目標としたものであって、復
旧メッセージのフラッディングによって、最も早く到達
したメッセージの経路に対して迂回路を割り当て、その
経路を経て割り当てることができる、最大の回線束を設
定するとともに、一回の迂回経路探索ですべてを復旧す
ることができなかったときは、さらにリトライを行うこ
とによって、できるだけ多くの回線に対して、迂回路を
設定するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の迂回経路探索方式では、ノード障害および多重リ
ンク障害の場合には、障害の復旧率が著しく低下すると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、ノード障害および多重リ
ンク障害に対しても、対応可能にすることによって、高
速かつ、できるだけ復旧率の高い、障害復旧を行うこと
ができる、迂回経路探索方式を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 複数のノードで構成されたネットワークにおけるリ
ンクまたはノードの障害時に分散制御によって迂回パス
の探索を行う迂回経路探索方式において、リンクまたは
ノードにおける障害を検出したノードが起動メッセージ
に応じて障害復旧処理起動ステージを実行して、障害パ
スの決定とバンドリングを行うとともに、迂回経路を探
索するための復旧メッセージを創作して発信する。復旧
メッセージを受信したノードが復旧メッセージ処理ステ
ージを実行して、復旧メッセージに記載された選択ノー
ド候補のとき迂回経路を予約するための承認メッセージ
を返送するとともに、選択ノード候補でないときこの復
旧メッセージを中継する。承認メッセージを受信したノ
ードが承認メッセージ処理ステージを実行して、復旧メ
ッセージの発信ノードのときは予約された迂回経路を確
認し決定する確認メッセージを送信してクロスコネクト
切替を開始するとともに、発信ノードでないときは承認
メッセージを中継し、迂回経路の予約を継続出来なかっ
た分に対して迂回経路の予約を撤回する撤回メッセージ
を返送する。撤回メッセージを受信したノードが撤回メ
ッセージ処理ステージを実行して、予約された予備チャ
ネルを解放するとともに、さらに再び別方路に対して、
承認メッセージ処理ステージと同様、承認メッセージの
送出を試み、選択ノードで迂回経路の予約を継続できな
かった分に対しては処理を取り止める。確認メッセージ
を受信したノードが確認メッセージ処理ステージを実行
して予備チャネルを確定するとともに、選択ノードであ
ればクロスコネクト切替を開始し、選択ノードでなけれ
ば確認メッセージを中継する。クロスコネクト切替を終
了したノードがクロスコネクション終了メッセージに応
じてクロスコネクション終了メッセージ処理ステージを
実行して、発信ノードのときはクロスコネクション承認
メッセージを発信し、発信ノードでないときはクロスコ
ネクション承認メッセージをすでに受信していれば、選
択ノードのときはクロスコネクション確認メッセージを
発信し、選択ノードでなければクロスコネクション承認
メッセージを中継し、クロスコネクション承認メッセー
ジを未受信であれば直ちに、クロスコネクト切替未開始
がなければ処理を終了し、クロスコネクト切替未開始が
あればクロスコネクト切替を命令する。クロスコネクシ
ョン承認メッセージを受信したノードがクロスコネクシ
ョン承認メッセージ処理ステージを実行して、クロスコ
ネクト切替終了時、選択ノードであればクロスコネクシ
ョン確認メッセージを発信し、選択ノードでなければク
ロスコネクション承認メッセージを中継する。クロスコ
ネクション確認メッセージを受信したノードがクロスコ
ネクション確認メッセージ処理ステージを実行して、発
信ノードでなければクロスコネクション確認メッセージ
を中継し、発信ノードであれば終了することによって、
自律分散的に迂回路を形成する。
【0008】(2) (1)の場合に、障害復旧処理起動ステ
ージにおいて、障害を検出したノードが、その障害の影
響を受けている障害パスをグループ化して、そのグルー
プのすべての選択ノード候補と、それらに対応するパス
のチャネル数の情報をメッセージに持つことによって、
各障害パスに対してまとめて迂回路の探索を開始し、各
障害パスにおいて、障害側の次のノードが終端になって
いればそのノードを、終端になっていなければさらに次
のノードをメッセージの選択ノード候補とするととも
に、障害側パス端のノード番号と、非障害側パス端のノ
ード番号をもとに障害パスの復旧処理を担うノードを一
意に決定する。
【0009】(3) (2)の場合に、障害復旧処理起動ステ
ージにおいて、多重リンク障害時、連続する2つの障害
リンクを通過する障害パスについて、両リンクから障害
を検出したノードは、両リンクを通過している障害パス
に対しては、復旧処理を担わないようにする。
【0010】(4) (2)の場合に、復旧メッセージ処理ス
テージにおいて、迂回経路探索のための復旧メッセージ
を、送出可能な各ポートごとに、そのポートへそれまで
に送出した同一任務のメッセージの供給可能チャネル数
の合計が、総要求チャネル数を超えるか、またはホップ
数が制限を超えないかぎり、ブロードキャストを続け
る。
【0011】(5) (4)の場合に、各ノードにメッセージ
待ち行列を2つ用意し、一方を復旧メッセージ用の待ち
行列とし、他方をそれ以外の種類のメッセージ用の待ち
行列として、復旧メッセージの処理を非優先的に実行す
る。
【0012】(6) (4)の場合に、復旧メッセージ処理ス
テージにおいて、復旧メッセージに記載された選択ノー
ド候補がその復旧メッセージを受信したとき、迂回経路
を予約するための承認メッセージを受信したポートへ送
り返したのち、そのノードを選択ノード候補から除外し
た復旧メッセージを作成して、さらにブロードキャスト
を続ける。
【0013】(7) (2)の場合に、復旧メッセージ処理ス
テージにおいて、各ノードに、受信した復旧メッセージ
と、それを受信したポート番号と、承認メッセージによ
って予約されているチャネル数とを情報として持つ復旧
メッセージテーブルを備えて迂回経路情報を記録する。
【0014】(8) (2)の場合に、承認メッセージ処理ス
テージにおいて、各ノードに、受信したメッセージを格
納する入力メッセージテーブルと、出力したメッセージ
と、その処理を引き起こしたメッセージを入力したポー
ト番号と、承認メッセージについて確認メッセージによ
って確定されたチャネル数を情報として持つ出力メッセ
ージテーブルとを備えて、迂回経路の予約,確定の情報
を記録する。
【0015】(9) (2)の場合に、承認メッセージ処理ス
テージにおいて、承認メッセージの送出を前記復旧メッ
セージテーブルをもとに行い、同一任務の復旧メッセー
ジのうち、最も早く到達したものから一つ以上、供給可
能チャネル数が満たされるか、または復旧メッセージが
なくなるまで選択して、それぞれの復旧メッセージの入
力ポートへ承認メッセージを送出することによって、承
認メッセージを複数に分岐可能にする。
【0016】(10) (9)の場合に、承認メッセージ処理
ステージにおいて、承認メッセージに逆行承認メッセー
ジ数と逆行撤回メッセージ数の情報を持ち、承認メッセ
ージを受信したノードが、この承認メッセージとすれ違
った承認メッセージ,撤回メッセージの数を求めること
によって、承認メッセージどうしの予備チャネルの取り
合いを調停する。
【0017】(11) (10)の場合に、承認メッセージ処理
ステージにおいて、ノードが受信した承認メッセージ
が、そのノードの番号と、一つ前に通過したノードの番
号とから、この承認メッセージがすれ違った承認メッセ
ージより優先度があるか否かを決定し、優先度がある場
合は、競合相手の承認メッセージのための撤回メッセー
ジを送出してこの承認メッセージを通過させ、優先度が
ない場合は、ポートの予備チャネルを参照して、不足分
の送出をとりやめる。
【0018】(12) (9)の場合に、撤回メッセージ処理
ステージにおいて、承認メッセージと撤回メッセージが
予約しつつある迂回経路情報を持ち、各ノードが供給可
能チャネル数分の承認メッセージを送出できなかったと
き、不足数分を撤回メッセージとして、この承認メッセ
ージを送出した一つ前のノードに送り返すことによっ
て、そのノードにおいて再び承認メッセージの送出を試
みる。
【0019】(13) (2)の場合に、確認メッセージ処理
ステージにおいて、各ノードに、切替を命令した確認メ
ッセージと、入力ポート番号と、出力ポート番号と、ク
ロスコネクト切替の開始,終了,承認の状態とを情報と
して持つクロスコネクションテーブルを備えて、クロス
コネクト装置の切替を管理する。
【0020】(14) (2)の場合に、クロスコネクション
承認メッセージ処理ステージおよびクロスコネクション
確認メッセージ処理ステージにおいて、確認メッセージ
の処理においてクロスコネクト装置の切替開始を命令
し、この切替命令を受信したとき対応するクロスコネク
ト切替が終了していれば、迂回経路に沿って発信ノード
から選択ノードへクロスコネクション承認メッセージを
送出し、このクロスコネクト切替が終了していなけれ
ば、迂回経路に沿って発信ノードから選択ノードへ切替
終了時に送出すべきクロスコネクション承認メッセージ
を送出したのちに、選択ノードから発信ノードへクロス
コネクション確認メッセージを送出することによって、
クロスコネクト切替を確認する。
【0021】
【作用】図1は、本発明の基本的原理を示したものであ
って、ノードがメッセージを受け取った際に行う処理の
アルゴリズムを流れ図によって示している。以下、図1
に基づいて、本発明の迂回経路探索方式の作用を説明す
る。
【0022】〔1〕基本的原理 本発明の迂回経路探索方式においては、障害を検出した
ノードが、復旧メッセージを周囲のノードへ送出し、障
害区間の他端のノードに到達することによって、その迂
回経路の存在を認識し、次に復旧メッセージを受信した
障害区間の他端のノードが、メッセージを逆方向に送る
ことによって、その経路を迂回経路として割り当てるこ
とを、基本的原理としている。
【0023】以下、まず、本発明における各メッセージ
の構成要素とその機能を説明する。 (1) コマンド番号 そのメッセージの種類を識別するためのものである。
【0024】(2) 発信ノード 障害を検出して、そのメッセージを創作したノードであ
る。
【0025】(3) 選択ノード番号リスト そのメッセージに対応する障害パスの迂回経路の宛先
(またはその候補)のリストである。1つの第1接続選
択ノードのためのレコードと、(ネットワークの最大接
続性−1)個の第2接続選択ノードのためのレコード
が、そのリストに存在する。復旧メッセージにおいて
は、それらを選択ノード候補と呼ぶ。それ以外の種類の
メッセージにおいては、1つの第2接続選択ノードが存
在する場合は、その第2接続選択ノードを、第1接続選
択ノードしか存在しない場合には、その第1接続選択ノ
ードを、選択ノードと呼ぶ。
【0026】(4) 要求チャネル数リスト 対応する選択ノード候補を宛先とする障害パスの本数で
ある。このリストの中のi番目の要素は、選択ノード番
号リストの中のi番目の選択ノード候補に対する要求チ
ャネル数である。
【0027】(5) 供給可能チャネル数 その時点での、そのメッセージによって確保できるであ
ろう迂回経路のチャネル数である。
【0028】(6) ホップ数 復旧メッセージにおいては、そのメッセージがその先、
経由することができるノード数が定められており、これ
をホップ数で示す。それ以外のメッセージにおいては、
ホップ数は、そのメッセージが予約しつつある (または
予約した) 迂回経路における、選択ノードから経由した
ノード数を示す。
【0029】(7) 逆行承認メッセージ数 そのメッセージを送出したノードが、そのメッセージを
送出したポートから、それまでに受け取った承認メッセ
ージの総数である。逆行承認メッセージ数は、承認メッ
セージの競合調停に用いられる。
【0030】(8) 逆行撤回メッセージ数 そのメッセージを送出したノードが、そのメッセージを
送出したポートから、それまでに受け取った撤回メッセ
ージの総数である。逆行撤回メッセージ数は、承認メッ
セージの競合調停に用いられる。
【0031】(9) 迂回経路ノード番号リスト そのメッセージが予約しつつある (または予約した) 迂
回経路を示す、ノードのリストである。
【0032】(10) 起動メッセージ 障害が発生したリンクから、その両端のノードに送出さ
れる、または、障害が発生したノードから、それに接続
されているすべてのリンクを通って、それぞれのリンク
の反対側に接続されているノードへ送出される、とみな
される仮想上のメッセージである。このメッセージを受
け取ったノードは、障害復旧処理ステージを起動する。
【0033】(11) 復旧メッセージ 迂回経路を探索するためのメッセージである。発信ノー
ドから発信され、あるアルゴリズムに従って、周辺のノ
ードにブロードキャストされて、選択ノード候補を探
す。このメッセージを受け取ったノードは、復旧メッセ
ージ処理ステージを実行する。
【0034】(12) 承認メッセージ 迂回経路を予約するためのメッセージである。復旧メッ
セージを受け取った選択ノードから発信され、復旧メッ
セージと逆方向に進んで、経路を予約しながら発信ノー
ドに到達する。このメッセージを受け取ったノードは、
承認メッセージ処理ステージを実行する。
【0035】(13) 撤回メッセージ 迂回経路の予約を撤回するためのメッセージである。そ
のメッセージに記載されている、予約した経路情報をも
とに、その予約を解除しながら、そのメッセージに対応
する承認メッセージがやってきた、発信ノードの1つ前
のノードに戻る。このメッセージを受け取ったノード
は、撤回メッセージ処理ステージを実行する。
【0036】(14) 確認メッセージ 予約された迂回経路を確認し、決定するためのメッセー
ジである。発信ノードから、その迂回経路に沿って、選
択ノードまで送られる。このメッセージを受信したノー
ドは、確認メッセージ処理ステージを実行する。
【0037】(15) クロスコネクション終了メッセージ クロスコネクト装置切替が終了したことを通知するため
にノードに送られる、とする仮想上のメッセージであ
る。このメッセージを受け取ったノードは、クロスコネ
クション終了メッセージ処理ステージを実行する。
【0038】(16) クロスコネクション承認メッセージ 発信ノードからそのノードまでの、クロスコネクト装置
切替が終了したことを、決定した迂回経路における、次
のノードに知らせるために送出されるメッセージであ
る。このメッセージを受け取ったノードは、クロスコネ
クション承認メッセージ処理ステージを実行する。
【0039】(17) クロスコネクション確認メッセージ クロスコネクト装置の切替がすべて終了したことを、選
択ノードが発信ノードに知らせるために送られるメッセ
ージである。このメッセージを受け取ったノードは、ク
ロスコネクション確認メッセージ処理ステージを実行す
る。
【0040】〔2〕ノード 各ノードは、復旧メッセージテーブル,クロスコネクシ
ョンテーブルおよびメッセージ待ち行列を持っている。
また、各ノードは、それに接続されたリンクに対するデ
ータを入出力するためのポートを有し、1個のリンクに
1個のポートが対応するようになっている。各ポート
は、予備チャネルテーブル、入力メッセージテーブル、
および出力メッセージテーブルを有している。
【0041】〔2.1〕予備チャネルテーブル 各ポートは、予備チャネルテーブルを有し、これによっ
て、そのポートに対応するリンクの予備チャネルを管理
する。予備チャネルの状態には、開放,予約,確定の3
種類がある。予備チャネルテーブルには、各状態にある
チャネルごとの合計数が、それぞれ示されている。すな
わち、開放チャネル数、予約チャネル数、および確定チ
ャネル数の3項目が示されている。
【0042】〔2.2〕復旧メッセージテーブル 各ノードは、復旧メッセージテーブルを有し、そのノー
ドが任意のポートから受信して、処理を行った復旧メッ
セージを、処理した順番に格納している。復旧メッセー
ジテーブルを構成する任意のレコードは、受信した復旧
メッセージ、承認メッセージによって予約されているチ
ャネル数を示す使用チャネル数、およびそのメッセージ
を受信したポート番号からなっている。
【0043】〔2.3〕クロスコネクションテーブル 各ノードは、クロスコネクションテーブルを有し、その
ノードにおけるクロスコネクト切替の状態と、それに対
応するメッセージの管理を行う。クロスコネクションテ
ーブルを構成する任意のレコードは、クロスコネクト切
替を指示した確認メッセージ、確認メッセージを受信し
た入力ポート番号、確認メッセージの処理の結果メッセ
ージを出力した出力ポート番号、およびクロスコネクト
切替が開始されているか否かを表すクロスコネクト切替
開始ブール代数、クロスコネクト切替が終了したか否か
を表すクロスコネクト切替終了ブール代数、クロスコネ
クション切替に対応するクロスコネクション承認メッセ
ージをすでに受け取ったか否かを表すクロスコネクト切
替承認ブール代数からなっている。
【0044】〔2.4〕入力メッセージテーブル 各ポートは、入力メッセージテーブルを有し、そのポー
トが属するノードが、そのポートから受信して処理を行
った承認メッセージ、撤回メッセージ、および確認メッ
セージを、処理した順番に格納している。入力メッセー
ジテーブルを構成する任意のレコードは、受信したメッ
セージからなっている。
【0045】〔2.5〕出力メッセージテーブル 各ポートは、出力メッセージテーブルを有し、そのポー
トが属するノードが、そのポートへ出力した承認メッセ
ージ、撤回メッセージ、および確認メッセージを、その
出力した順番に格納している。出力メッセージテーブル
を構成する任意のレコードは、出力したメッセージ、出
力したメッセージの処理を引き起こした入力メッセージ
を受信したポート番号、および承認メッセージの場合
は、確認メッセージによって確定されたチャネル数を示
す使用チャネル数からなっている。
【0046】〔2.6〕メッセージ待ち行列 各ノードは、メッセージ待ち行列を有し、そのノードが
任意のポートから受信したメッセージを、それを処理す
ることができるようになるまで格納しておく。受信され
たメッセージは、メッセージ待ち行列の中で、自身に処
理の順番が回ってくるのを待つ。このメッセージ待ち行
列の具現方法として、2種類の手法が用意されている。
その1つは、単一メッセージ待ち行列手法と呼ばれる手
法であり、もう1つは、二重メッセージ待ち行列手法と
呼ばれる手法である。
【0047】〔2.6.1〕単一メッセージ待ち行列手
法 各ノードにおいて、待ち行列を1つだけ用意し、受信し
たメッセージを、メッセージの種別に無関係に、受信し
た順番のみに基づいて、待ち行列に格納してゆく手法で
ある。
【0048】〔2.6.2〕二重メッセージ待ち行列手
法 各ノードにおいて、待ち行列を2つ用意し、一方を復旧
メッセージ待ち行列とし、他方を汎用メッセージ待ち行
列とする。受信したメッセージが、復旧メッセージであ
った場合は、それを復旧メッセージ待ち行列に格納す
る。それ以外の任意のメッセージであった場合は、それ
を汎用メッセージ待ち行列に格納する。汎用メッセージ
待ち行列に、処理を待っているメッセージが存在する間
は、処理するために復旧メッセージ待ち行列からメッセ
ージが取り出されることはない。この手法によれば、復
旧メッセージの処理は、他の種類のメッセージに対して
後回しにされる。
【0049】〔3〕障害復旧処理起動ステージ 図2は、障害復旧処理起動ステージを示す流れ図であ
る。ネットワーク中の、任意のリンクに障害が発生する
と、その両端のノードが、障害発生を検知する。また、
ネットワーク中の、任意のノードに障害が発生すると、
そのノードに1本のリンクを介して接続されているノー
ドが、障害発生を検知する。
【0050】図2に示すように、障害発生の通知を受け
取ったノードは、まず、障害パス決定フェーズによっ
て、障害パスを決定する。次に、障害パスバンドリング
フェーズによって、障害パスを束ねて、復旧メッセージ
創作フェーズを実行する。そして、復旧メッセージ発信
フェーズを実行して、このステージを終了する。
【0051】〔3.1〕障害パス決定フェーズ このフェーズでは、ノードは、障害が通知されたポート
を通過していた稼働中パスを、障害パス候補として扱
う。ノードは、障害パス候補のパス端の2つのノード番
号をもとに、自身が障害復旧処理を起動するか否かを決
定する。
【0052】〔3.2〕障害パスバンドリングフェーズ このフェーズでは、当該ノードは、まず、各障害パスに
ついて、それ自身の選択ノードを決定する。すなわち、
第2接続選択ノードを通過している障害パスは、そのノ
ードをその障害パスの選択ノードとする。それ以外の障
害パス、すなわち、第1接続選択ノードがパス端になっ
ている障害パスでは、その第1接続選択ノードをその障
害パスの選択ノードとする。ここで、第1接続選択ノー
ドとは、当該ノードに対して、障害側に隣接するノード
をいう。また第2接続選択ノードとは、第1接続選択ノ
ードに対して、さらに障害側に隣接するノードをいうも
のとする。
【0053】それらの障害パスの選択ノードのすべて
を、そのノードで作成する復旧メッセージにおける選択
ノード候補とする。ただし、第1接続選択ノードだけ
は、それらの障害パスの選択ノードになっていると否と
にかかわらず、常に、その復旧メッセージの選択ノード
候補とする。
【0054】次に、その復旧メッセージの、各選択ノー
ド候補に対する要求チャネル数を決定する。この場合、
その選択ノード候補を選択ノードとする、障害パスのチ
ャネル数を合計して、その選択ノード候補に対する要求
チャネル数とする。
【0055】〔3.3〕復旧メッセージ創作フェーズ このフェーズでは、ノードは、障害パスを束ねたのち、
復旧メッセージを創作する。 (1) そのメッセージのコマンド番号は、復旧コマンドと
する。 (2) そのメッセージの発信ノード番号は、そのノード番
号とする。 (3) そのメッセージの選択ノード番号リスト、および要
求チャネル数リストについては、障害パスバンドリング
フェーズの項で述べたようにする。
【0056】(4) そのメッセージの供給可能チャネル数
は、すべての選択ノード候補に対する要求チャネル数の
合計に等しくする。 (5) そのメッセージのホップ数は、予め決定された最大
ホップ数とする。ここで、ホップ数は復旧メッセージの
ノード伝達回数であって、一定の制限が設けられてい
る。 (6) そのメッセージの逆行承認メッセージ数、および逆
行撤回メッセージ数は0とする。 (7) そのメッセージの迂回経路ノード番号リストは、空
リストにする。
【0057】〔3.4〕復旧メッセージ発信フェーズ このフェーズでは、ノードは、障害によって落ちている
ポート以外の任意のポートに対して、創作された復旧メ
ッセージの複製を作成して、復旧メッセージ発信ステッ
プを連続的に、かつ独立的に実行する。
【0058】〔3.4.1〕復旧メッセージ発信ステッ
プ このステップでは、ノードは、ポートにおける開放チャ
ネル数と、メッセージの供給可能チャネル数とを比較す
る。供給可能チャネル数が開放チャネル数を超えないよ
うに、供給可能チャネル数を下方修正する。そして、供
給可能チャネル数が0でなければ、そのメッセージを当
該ポートへ送出する。
【0059】〔4〕復旧メッセージ処理ステージ 図3は、復旧メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。図3に示されるように、復旧メッセージを受け取っ
たノードは、まず、復旧メッセージ調整フェーズを実行
する。そして、復旧メッセージ登録フェーズを実行す
る。その後、そのノード自身が、そのメッセージに記載
されている発信ノードであるか、選択ノード候補の1つ
であるか、またはこれら以外の任意のノードであるかを
調べる。調べた結果、
【0060】(1) もしも、そのノードが発信ノードであ
ったときは、そのステージを終了する。 (2) もしも、そのノードが選択ノード候補の1つであっ
たときは、そのノードは、承認メッセージ発信フェーズ
を実行し、その後、復旧メッセージ継続フェーズを実行
したのち、そのステージを終了する。 (3) 以上のいずれでもないときは、そのノードは復旧メ
ッセージ中継フェーズを実行したのち、そのステージを
終了する。
【0061】〔4.1〕復旧メッセージ調整フェーズ このフェーズでは、ノードは、受け取った復旧メッセー
ジの供給可能チャネル数を、そのメッセージを受け取っ
たポートの開放チャネル数と比較する。そして、供給可
能チャネル数が開放チャネル数を超えないように、その
供給可能チャネル数を下方修正する。そして、修正され
たメッセージが、受信メッセージであるとみなして、以
後の処理を続ける。
【0062】〔4.2〕復旧メッセージ登録フェーズ このフェーズでは、ノードは、復旧メッセージをそのノ
ードが所有する復旧メッセージテーブルに登録する。そ
のポート番号は、その復旧メッセージを受信したポート
の番号である。この場合、使用チャネル数は0にする。
【0063】〔4.3〕復旧メッセージ中継フェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、受け取った復旧メ
ッセージのホップ数から1を差し引く。そして、そのメ
ッセージについて、それを受け取ったポート以外のすべ
てのポートに対して、復旧メッセージ送出ステップを連
続的に、かつ独立的に実行する。
【0064】〔4.3.1〕復旧メッセージ送出ステッ
プ このステップでは、ノードは、まず、ポートの解放チャ
ネル数と、それ以前に受け取って処理した復旧メッセー
ジのうち、当該メッセージと同一任務の復旧メッセージ
の供給可能チャネル数の合計、すなわち総供給済チャネ
ル数とを比較する。ここで、解放チャネル数から、総供
給済チャネル数を差し引いた値を、供給許容チャネル数
と呼ぶものとする。このような処理を行った結果、
【0065】(1) 供給許容チャネル数が0以下である場
合、そのポートへは、そのメッセージを送出しない。 (2) 供給許容チャネル数が、そのメッセージの供給可能
チャネル数以上である場合は、そのポートへそのメッセ
ージをそのまま送出する。 (3) 供給許容チャネル数が、そのメッセージの供給可能
チャネル数を下回っている場合は、そのメッセージの供
給可能チャネル数をその供給許容チャネル数の値に変更
したのち、そのメッセージをそのポートへ送出する。
【0066】〔4.4〕承認メッセージ発信フェーズ このフェーズでは、ノードは、受け取った復旧メッセー
ジをもとに、そのノードを選択ノードとする承認メッセ
ージを作成する。 (1) その承認メッセージのコマンド番号を、承認コマン
ドにする。 (2) その承認メッセージの発信ノード番号を、その復旧
メッセージの発信ノード番号と同じにする。 (3) その承認メッセージの選択ノード番号リスト、およ
び要求チャネル数リストを作成する。すなわち、
【0067】(a) 当該ノードが、その復旧メッセージの
第1接続選択ノードである場合には、 * その復旧メッセージの選択ノード番号リストから、
2番目以降の要素を削除したリストを作成し、これをそ
の承認メッセージのノード番号リストとする。 * その復旧メッセージの要求チャネル数リストから、
2番目以降の要素を削除したリストを作成し、これをそ
の承認メッセージの要求チャネル数リストとする。
【0068】(b) 当該メッセージが、その復旧メッセー
ジの第2接続選択ノードの一つである場合には、 * その復旧メッセージの選択ノード番号リストから、
その2番目の要素、すなわち第2接続選択ノードの1番
目の要素として当該ノード番号を指定し、それ以降の要
素を空きとしたリストを作成し、これをその承認メッセ
ージの選択ノード番号リストとする。 * その復旧メッセージの要求チャネル数リストから、
1番目の要素を0とし、2番目の要素を、そのメッセー
ジに記載されていた当該ノードに対する要求チャネル数
の値にしたリストを作成して、これをその承認メッセー
ジの要求チャネル数リストとする。
【0069】(4) すべてのポートの出力メッセージテー
ブルを参照して、これと同一任務の承認メッセージの供
給可能チャネル数をすべて合計して、総供給済チャネル
数を求める。ここで、当該ノードに対する要求チャネル
数からその総供給済チャネル数を差し引いた値を、供給
許容チャネル数と呼ぶものとする。このような処理を行
った結果、
【0070】(a) 供給許容チャネル数が0以下である場
合は、その承認メッセージの供給可能チャネル数を0に
する。 (b) 供給許容チャネル数が、その復旧メッセージの供給
可能チャネル数以上である場合は、その承認メッセージ
の供給可能チャネル数を、その復旧メッセージの供給許
可能チャネル数の値にする。 (c) 供給許容チャネル数が、その復旧メッセージの供給
可能チャネル数を下回っている場合には、その承認メッ
セージの供給可能チャネル数を、その供給許容チャネル
数の値にする。
【0071】(5) その承認メッセージのホップ数を1と
する。 (6) そのポートの入力メッセージテーブルを参照して、
そのポートから受け取った承認メッセージの総数を求
め、その承認メッセージの逆行承認メッセージ数を、そ
の値にする。 (7) そのポートの入力メッセージテーブルを参照して、
そのポートから受け取った撤回メッセージの総数を求
め、その承認メッセージの逆行撤回メッセージ数を、そ
の値にする。 (8) その承認メッセージの迂回経路ノード番号リスト
を、当該ノード番号を唯一の要素とするリストにする。
【0072】その後、そのノードの復旧メッセージテー
ブルの、その復旧メッセージを持つレコードの使用チャ
ネル数を、その承認メッセージの供給可能チャネル数分
だけ増加する。そして、その供給可能チャネル数が0で
なければ、その復旧メッセージを受け取ったポートにつ
いて、予備チャネル予約ステップと出力承認メッセージ
登録ステップを実行したのち、そのポートへその承認メ
ッセージを発信する。
【0073】〔4.4.1〕予備チャネル予約ステップ このステップでは、ポートの解放チャネル数を、承認メ
ッセージの供給可能チャネル数分だけ減少させるととも
に、そのポートの予約チャネル数を、この供給可能チャ
ネル数分だけ増加させる。
【0074】〔4.4.2〕出力承認メッセージ登録ス
テップ このステップでは、ノードは、ポートの出力メッセージ
テーブルに、承認メッセージを登録する。そのレコード
の入力ポート番号は、その処理を引き起こした、もとの
メッセージを受け取ったポート番号にする。また、その
レコードの使用チャネル数は0にする。
【0075】〔4.5〕復旧メッセージ継続フェーズ このフェーズでは、ノードは、受け取った復旧メッセー
ジから、そのノードに対する要求が削除された復旧メッ
セージを作成する。まず、ノードが受け取った復旧メッ
セージのコピーを作成し、以下のように変更する。
【0076】(1) 新しい復旧メッセージのホップ数を1
減少させる。 (2) 新しい復旧メッセージの選択ノード番号リストと、
要求チャネル数リストを変更する。
【0077】(a) ノードがもとの復旧メッセージに記載
された第1接続選択ノードである場合は、その要求チャ
ネル数リストの1番目の要素を0にする。 (b) ノードがもとの復旧メッセージに記載された第2接
続選択ノードである場合は、その選択ノード番号リスト
から、当該ノードを指す要素を削除する。同様に、その
要求チャネル数リストから、当該ノードに対する要求チ
ャネル数を示す要素を削除する。
【0078】(3) その要求チャネル数リストの要求チャ
ネル数の合計、すなわち総要求チャネル数と、もとの復
旧メッセージの供給可能チャネル数とを比較する。その
結果、 (a) その総要求チャネル数が、もとの復旧メッセージの
供給可能チャネル数以上である場合は、新しい復旧メッ
セージの供給可能チャネル数を、もとの復旧メッセージ
の供給可能チャネル数の値にする。 (b) 総要求チャネル数が、もとの復旧メッセージの供給
可能チャネル数を下回っている場合は、新しい復旧メッ
セージの供給可能チャネル数を、その総要求チャネル数
の値にする。
【0079】そして、作成された復旧メッセージの供給
可能チャネル数が0でなければ、新しい復旧メッセージ
について、もとの復旧メッセージを受け取ったポート以
外のすべてのポートに対して、復旧メッセージ送出ステ
ップを、連続的にかつ独立的に実行する。
【0080】〔5〕承認メッセージ処理ステージ 図4は、承認メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。図4に示されるように、承認メッセージを受け取っ
たノードは、まず、承認メッセージ調整フェーズを実行
し、次に入力承認メッセージ登録フェーズを実行する。
その後、そのノードが、そのメッセージに記載されてい
る発信ノードであるか、またはそれ以外の任意のノード
であるかを調べる。その結果、
【0081】(1) そのノードが発信ノードであるなら
ば、そのノードは確認メッセージ発信フェーズを実行
し、その後、クロスコネクト装置切替開始フェーズを実
行して、このステージを終了する。 (2) そのノードが発信ノードでないときは、承認メッセ
ージ中継フェーズを実行してから、撤回メッセージ送出
フェーズを実行したのち、このステージを終了する。
【0082】〔5.1〕承認メッセージ調整フェーズ このフェーズでは、ノードが、承認メッセージどうしの
競合、すなわち、リンクの予備チャネルの取り合いを調
停する。まず、承認メッセージの優先度を調べる。これ
には、承認メッセージを送信したポートの番号と、当該
ノードの番号とを比較して、その承認メッセージに優先
権があるか否かを決定する。ここで、当該ポートの解放
チャネル数を、ポート解放チャネル数と呼ぶこととす
る。
【0083】(1) 承認メッセージに優先権がない場合に
は、もしも、ポート解放チャネル数が、その承認メッセ
ージの供給可能チャネル数を下回っている場合には、そ
の承認メッセージの供給可能チャネル数を、そのポート
解放チャネル数の値にする。
【0084】(2) 当該承認メッセージの逆行承認メッセ
ージ数と逆行撤回メッセージ数の合計を、逆行メッセー
ジ数と呼ぶ。当該メッセージを受け取ったポートの出力
メッセージテーブルから、承認メッセージを検索したと
き、その総数を出力承認メッセージ数と呼ぶ。その出力
メッセージテーブルから、撤回メッセージを検索したと
き、その総数を出力撤回メッセージ数と呼ぶ。承認メッ
セージ出力数と撤回メッセージ出力数の合計を、出力メ
ッセージ数と呼ぶ。さらに、出力承認メッセージ数か
ら、逆行承認メッセージ数を差し引いた値を、交差承認
メッセージ数と呼ぶ。出力撤回メッセージ数から逆行撤
回メッセージ数を差し引いた値を、交差撤回メッセージ
数と呼ぶ。出力メッセージ数から、逆行メッセージ数を
差し引いた値を、交差メッセージ数と呼ぶ。
【0085】承認メッセージに優先権がある場合、もし
も、交差承認メッセージ数が0である場合には、予備チ
ャネル予約ステップを実行して、そのステップを終了す
る。交差承認メッセージ数が0でない場合には、次に、
交差メッセージテーブル作成ステップを実行して、交差
メッセージテーブルを作成する。撤回済チャネル数を0
とし、次の処理を、交差メッセージ数が0になるまで繰
り返し実行する。
【0086】(a) 交差メッセージテーブルの交差メッセ
ージ数番目のメッセージが、承認メッセージである場
合、承認メッセージ競合調停ステップを実行し、交差メ
ッセージ数を1減少させる。
【0087】その後、そのポートの解放チャネル数がそ
の承認メッセージの供給可能チャネル数を下回っている
場合は、その承認メッセージの供給可能チャネル数を、
その解放チャネル数の値にする。そして、予備チャネル
予約ステップを実行する。
【0088】〔5.1.1〕交差メッセージテーブル作
成ステップ 交差メッセージテーブルには、承認メッセージまたは撤
回メッセージが、交差メッセージ数だけ存在する。出力
メッセージテーブルから、より後に処理した承認メッセ
ージまたは撤回メッセージから順に取り出し、順次、交
差メッセージテーブルに登録する。このような処理を、
交差メッセージ数の分だけ実行する。
【0089】〔5.1.2〕承認メッセージ競合調停ス
テップ このステップでは、まず、当該承認メッセージの供給可
能チャネル数から、ポート解放チャネル数を差し引き、
さらに撤回済チャネル数を差し引く。これを、撤回チャ
ネル数と呼ぶ。さらに撤回チャネル数を、交差メッセー
ジテーブルの1番目から、交差メッセージ数番目までの
うちの、承認メッセージの供給可能チャネル数の合計分
だけ減少させる。さらに、その撤回チャネル数を、交差
メッセージテーブルの1番目から、交差メッセージ数番
目までのうちの、撤回メッセージの供給可能チャネル数
の合計分だけ増加させる。その結果、
【0090】(1) 撤回チャネル数が0以下である場合
は、交差メッセージ数を1減少させて、そのステップを
終了する。 (2) 撤回チャネル数の値が正である場合には、まず、そ
のポートの予約チャネル数を、その撤回チャネル数の分
だけ減少させ、そのポートの解放チャネル数を、その撤
回チャネル数の分だけ増加させる。そして、そのポート
の出力メッセージテーブルから、交差メッセージテーブ
ルの交差メッセージ数番目の承認メッセージに対応する
レコードを検索し、その供給可能チャネル数をその撤回
チャネル数の分だけ減少させる。次に、その承認メッセ
ージのコピーを作成して、そのレコードの入力ポート番
号が示すポートから、受け取ったとする擬製承認メッセ
ージを作成するために、以下の変更を行う。
【0091】(a) その擬製承認メッセージの供給可能チ
ャネル数を、撤回チャネル数の値にする。 (b) その擬製承認メッセージのホップ数を、1減少させ
る。 (c) その擬製承認メッセージの逆行承認メッセージ数を
0にする。 (d) その擬製承認メッセージの逆行撤回メッセージ数を
0にする。 (e) その擬製承認メッセージの迂回経路ノード番号リス
トを、その最後の要素を削除したものにする。
【0092】そしてあたかも、それを承認メッセージと
して受け取ったかのように、承認メッセージ中継フェー
ズを実行する。その後、そのノード自身が、そのメッセ
ージに記載されている選択ノードであるか、またはそれ
以外の任意のノードであるかを調べる。その結果 (a) そのノードが選択ノードであれば、交差メッセージ
数を1減少させて、そのステップを終了する。 (b) そのノードが選択ノードでないときは、そのノード
は撤回メッセージ送出フェーズを実行してから、交差メ
ッセージ数を1減少させて、そのステップを終了する。
【0093】〔5.2〕入力承認メッセージ登録フェー
ズ このフェーズでは、ノードは、承認メッセージを、その
メッセージを受け取ったポートの入力メッセージテーブ
ルに登録する。
【0094】〔5.3〕承認メッセージ中継フェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、送出するための承
認メッセージを作成する。すなわち、そのノードが受け
取った承認メッセージのコピーを作成して、以下のよう
に変更する。
【0095】(1) その新しい承認メッセージのホップ数
を、1増加させる。 (2) その新しい承認メッセージの迂回経路ノード番号リ
ストに当該ノード番号を付け足す。
【0096】次に、承認メッセージの供給可能チャネル
数の値を、残り供給可能チャネル数としておく。そし
て、そのノードの復旧メッセージテーブルを参照して、
それと同一任務の復旧メッセージを検索する。より先に
到着した復旧メッセージから取り出し、それぞれについ
て、承認メッセージ送出ステップを実行する。この作業
は、残り供給可能チャネル数が0となるか、または該当
する復旧メッセージが、それ以上存在しなくなった時点
で終了する。
【0097】〔5.3.1〕承認メッセージ送出ステッ
プ このステップでは、ノードは、まず、そのノードの復旧
メッセージテーブルの当該レコードから、その復旧メッ
セージの入力ポートを知る。そのポートの入力メッセー
ジテーブルに、その承認メッセージと同一任務の撤回メ
ッセージが存在するか否かを検索し、存在する場合は、
そのステップを終了する。次に、その復旧メッセージテ
ーブルの当該レコードから、使用チャネル数を知る。そ
して、その復旧メッセージの供給可能チャネル数から、
使用チャネル数を差し引いた値を求める。この値を、未
使用チャネル数と呼ぶ。そして、そのポートの情報をも
とに、送出予定の承認メッセージに、以下の変更を加え
る。
【0098】(1) そのポートの解放チャネル数と、未使
用チャネル数と、残り供給可能チャネル数とを比較す
る。その結果、 (a) 解放チャネル数が、残り供給可能チャネル数以上
で、かつその未使用チャネル数が、残り供給可能チャネ
ル数以上である場合は、承認メッセージの供給可能チャ
ネル数を、その残り供給可能チャネル数の値にする。 (b) 解放チャネル数が、未使用チャネル数以上で、かつ
その残り供給可能チャネル数が、その未使用チャネル数
以上である場合は、承認メッセージの供給可能チャネル
数を、その未使用チャネル数の値にする。 (c) 未使用チャネル数が、解放チャネル数以上で、かつ
その残り供給可能チャネル数が、その解放チャネル数以
上である場合は、その承認メッセージの供給可能チャネ
ル数を、その解放チャネル数の値にする。
【0099】(2) そのポートの入力メッセージテーブル
を参照して、そのポートから受け取った承認メッセージ
の総数を求め、変更中の承認メッセージの逆行承認メッ
セージ数を、その値にする。 (3) そのポートの入力メッセージテーブルを参照して、
そのポートから受け取った撤回メッセージの総数を求
め、変更中の承認メッセージの逆行撤回メッセージ数
を、その値にする。
【0100】そして、その残り供給可能チャネル数を、
その承認メッセージの供給可能チャネル数の分だけ減少
させる。また、その使用チャネル数をその供給可能チャ
ネル数の分だけ増加させる。そして、その供給可能チャ
ネル数が0でなければ、その復旧メッセージを受け取っ
たポートについて、予備チャネル予約ステップと出力承
認メッセージ登録ステップを実行したのち、そのポート
へその承認メッセージを発信する。
【0101】〔5.4〕撤回メッセージ送出フェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、そのノードが受け
取った承認メッセージをもとに、撤回メッセージを作成
する。
【0102】(1) その撤回メッセージのコマンド番号
を、撤回コマンドにする。 (2) その撤回メッセージの発信ノード番号を、その承認
メッセージの発信ノード番号と同じにする。 (3) その撤回メッセージの選択ノード番号リストを、そ
の承認メッセージの選択ノード番号リストと同じにす
る。 (4) その撤回メッセージの要求チャネル数リストを、そ
の承認メッセージの要求チャネル数と同じにする。 (5) その撤回メッセージの供給可能チャネル数を、残り
供給チャネル数の値にする。
【0103】(6) その撤回メッセージのホップ数を、そ
の承認メッセージのホップ数と同じにする。 (7) その撤回メッセージの逆行承認メッセージ数を0に
する。 (8) その撤回メッセージの逆行撤回メッセージ数を0に
する。 (9) その撤回メッセージの迂回経路ノード番号リスト
を、その承認メッセージの迂回経路ノード番号リストと
同じにする。
【0104】そして、その承認メッセージを受け取った
ポートの入力メッセージテーブルの、その承認メッセー
ジを持つレコードの供給可能チャネル数を、その撤回メ
ッセージの供給可能チャネル数の分だけ減少させる。そ
して、作成された撤回メッセージの供給可能チャネル数
が0でなければ、その承認メッセージを受け取ったポー
トについて、予備チャネル解放ステップと出力撤回メッ
セージ登録ステップを実行したのちに、そのポートへ、
その撤回メッセージを送出する。
【0105】〔5.4.1〕出力撤回メッセージ登録ス
テップ このステップでは、ノードは、当該ポートの出力メッセ
ージテーブルに、撤回メッセージを登録する。そのレコ
ードの入力ポート番号は、その処理を引き起こしたメッ
セージを受け取ったポートの番号にする。また、そのレ
コードの使用チャネル数は0にする。
【0106】〔5.4.2〕予備チャネル解放ステップ このステップでは、当該ポートの予約チャネル数を撤回
メッセージの供給可能チャネル数の分だけ減少させると
ともに、そのポートの解放チャネル数を、その供給可能
チャネル数の分だけ増加させる。
【0107】〔5.5〕確認メッセージ発信フェーズ このフェーズでは、ノードは、受け取った承認メッセー
ジをもとに、確認メッセージを作成する。
【0108】(1) その確認メッセージのコマンド番号
を、確認コマンドにする。 (2) その確認メッセージの発信ノード番号を、その承認
メッセージの発信ノード番号と同じにする。 (3) その確認メッセージの選択ノード番号リストを、そ
の承認メッセージの選択ノード番号リストと同じにす
る。 (4) その確認メッセージの要求チャネル数リストを、そ
の承認メッセージの要求チャネル数リストと同じにす
る。 (5) その確認メッセージの供給可能チャネル数を、その
承認メッセージの供給可能チャネル数と同じにする。
【0109】(6) その確認メッセージのホップ数を、そ
の承認メッセージのホップ数と同じにする。 (7) その確認メッセージの逆行承認メッセージ数を0に
する。 (8) その確認メッセージの逆行撤回メッセージ数を0に
する。 (9) その確認メッセージの迂回経路ノード番号リスト
は、その承認メッセージの迂回経路ノード番号リストに
当該ノード番号を付け足したものにする。
【0110】そして、その承認メッセージを受け取った
ポートの入力メッセージテーブルの、その承認メッセー
ジを持つレコードの使用チャネル数を、その確認メッセ
ージの供給可能チャネル数の分だけ増加させる。そし
て、その承認メッセージを受け取ったポートについて、
予備チャネル確定ステップと出力確認メッセージ登録ス
テップを実行したのち、その確認メッセージをそのポー
トへ送出する。
【0111】〔5.5.1〕予備チャネル確定ステップ このステップでは、ポートの予約チャネル数を、当該確
認メッセージの供給可能チャネル数の分だけ減少させ、
そのポートの確定チャネル数をその供給可能チャネル数
の分だけ増加させる。
【0112】〔5.5.2〕出力確認メッセージ登録ス
テップ このステップでは、ノードは、そのポートの出力メッセ
ージテーブルに、当該確認メッセージを登録する。その
レコードの入力ポート番号は、その処理を引き起こした
メッセージを受け取ったポートの番号にする。また、そ
のレコードの使用チャネル数は0にする。
【0113】〔6〕撤回メッセージ処理ステージ 図5は、撤回メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。図5に示されるように、撤回メッセージを受け取っ
たノードは、まず、予備チャネル解放ステップを実行
し、次に入力撤回メッセージ登録フェーズを実行する。
次に、承認メッセージ擬製フェーズによって、そのノー
ドが受け取った撤回メッセージをもとに、擬製承認メッ
セージを作成して、あたかも、それを承認メッセージと
して受け取ったかのように、承認メッセージ中継フェー
ズを実行する。その後、そのノード自身がそのメッセー
ジに記載されている選択ノードであるか、またはそれ以
外の任意のノードであるかを調べる。その結果、
【0114】(1) そのノードが選択ノードであれば、そ
のステージを終了する。 (2) そのノードが選択ノードでなければ、そのノードは
撤回メッセージ送出フェーズを実行してから、そのステ
ージを終了する。
【0115】〔6.1〕入力撤回メッセージ登録フェー
ズ このフェーズでは、ノードは、撤回メッセージを、その
メッセージを受け取ったポートの、入力メッセージテー
ブルに登録する。
【0116】〔6.2〕承認メッセージ擬製フェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、そのノードが受け
取った撤回メッセージの供給可能チャネル数の値を、残
り供給可能チャネル数としておく。そして、その撤回メ
ッセージを受け取ったポートの出力メッセージテーブル
から、その撤回メッセージと同定可能な承認メッセージ
を持つレコードを検索する。ここで、ある撤回メッセー
ジと同定可能な承認メッセージとは、以下の条件を満た
すものである。
【0117】(1) その承認メッセージの発信ノード番号
が、その撤回メッセージの発信ノード番号と同じであ
る。 (2) その承認メッセージの選択ノード番号リストが、そ
の撤回メッセージの選択ノード番号リストと同じであ
る。 (3) その承認メッセージの要求チャネル数リストが、そ
の撤回メッセージの要求チャネル数リストと同じであ
る。 (4) その承認メッセージの供給可能チャネル数が、その
撤回メッセージの供給可能チャネル数以上である。 (5) その承認メッセージのホップ数が、その撤回メッセ
ージのホップ数と同じである。 (6) その承認メッセージの迂回経路ノード番号リスト
が、その撤回メッセージの迂回経路ノード番号リストと
同じである。
【0118】より後に到着した承認メッセージから取り
出し、それぞれについて以下の処理を実行する。 (1) そのレコードの供給可能チャネル数から、そのレコ
ードの使用チャネル数を差し引く。この値を未使用チャ
ネル数と呼ぶこととし、この未使用チャネル数と、残り
供給可能チャネル数とを比較して、 (a) この未使用チャネル数が、残り供給可能チャネル数
以上であったときは、その使用チャネル数を、この残り
供給可能チャネル数の分だけ増加させる。そして、残り
供給可能チャネル数を0にする。 (b) この未使用チャネル数が、残り供給可能チャネル数
を下回る場合は、その使用チャネル数を、この未使用チ
ャネル数の分だけ増加させる。そして、その残り供給可
能チャネル数を、この未使用チャネル数の分だけ減少さ
せる。
【0119】この作業は、残り供給可能チャネル数が0
になった時点で終了する。これらのレコードのポート番
号から、その承認メッセージの入力ポートが知られる。
これによって、そのポートから受け取ったとする擬製承
認メッセージを作成する。
【0120】(1) その擬製承認メッセージのコマンド番
号を、承認コマンドにする。 (2) その擬製承認メッセージの発信ノード番号を、その
撤回メッセージの発信ノード番号と同じにする。 (3) その擬製承認メッセージの選択ノード番号リスト
を、その撤回メッセージの選択ノード番号リストと同じ
にする。 (4) その擬製承認メッセージの要求チャネル数リスト
を、その撤回メッセージの要求チャネル数リストと同じ
にする。 (5) その擬製承認メッセージの供給可能チャネル数リス
トを、その撤回メッセージの供給可能チャネル数リスト
と同じにする。
【0121】(6) その擬製承認メッセージのホップ数
を、その撤回メッセージのホップ数から1を減じた値に
する。 (7) その擬製承認メッセージの逆行承認メッセージ数を
0にする。 (8) その擬製承認メッセージの逆行撤回メッセージ数を
0にする。 (9) その承認メッセージの迂回経路ノード番号リスト
を、その撤回メッセージの迂回経路ノード番号リストの
最後の要素を削除したものにする。
【0122】〔7〕確認メッセージ処理ステージ 図6は、確認メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。図6に示すように、確認メッセージを受け取ったノ
ードは、まず、予備チャネル確定ステップを実行し、次
に入力確認メッセージ登録フェーズを実行する。その
後、そのノード自身が、受け取った確認メッセージに記
載されている選択ノードであるか、またはそれ以外の任
意のノードであるかを調べる。その結果、 (1) そのノードが、選択ノードでなければ、ノードは、
確認メッセージ中継フェーズを実行する。その後、クロ
スコネクト装置切替開始フェーズを実行したのち、この
ステージを終了する。
【0123】〔7.1〕入力確認メッセージ登録フェー
ズ このフェーズでは、ノードは、入力確認メッセージを、
それを受け取ったポートの入力メッセージテーブルに登
録する。
【0124】〔7.2〕確認メッセージ中継フェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、送出するための確
認メッセージを作成する。すなわち、そのノードが受け
取った確認メッセージのコピーを作成して、以下のよう
に変更する。 (1) その新しい確認メッセージのホップ数を1減少させ
る。
【0125】次に、もとの確認メッセージの供給可能チ
ャネル数の値を、残り供給可能チャネル数としておく。
そして、この確認メッセージを受け取ったポートの出力
メッセージテーブルから、その確認メッセージと同定可
能な承認メッセージを持つレコードを検索する。ここ
で、ある確認メッセージと同定可能な承認メッセージと
は、以下の条件を満たすものである。
【0126】(1) その承認メッセージの発信ノード番号
が、その確認メッセージの発信ノード番号と同じであ
る。 (2) その承認メッセージの選択ノード番号リストが、そ
の確認メッセージの選択ノード番号リストと同じであ
る。 (3) その承認メッセージの要求チャネル数リストが、そ
の確認メッセージの要求チャネル数リストと同じであ
る。
【0127】(4) その承認メッセージの供給可能チャネ
ル数が、その確認メッセージの供給可能チャネル数以上
である。 (5) その承認メッセージのホップ数が、その確認メッセ
ージのホップ数と同じである。 (6) その承認メッセージの迂回経路ノード番号リスト
が、その確認メッセージの迂回経路ノード番号リストと
同じである。
【0128】より先に到着した確認メッセージから取り
出して、それぞれについて、以下の処理を行う。 (1) そのレコードの供給可能チャネル数から、そのレコ
ードの使用チャネル数を差し引く。この値を未使用チャ
ネル数と呼ぶこととし、この未使用チャネル数と、残り
供給可能チャネル数とを比較して、 (a) この未使用チャネル数が、残り供給可能チャネル数
以上である場合、その使用チャネル数を、その残り供給
チャネル数の分だけ増加させる。そして、残り供給可能
チャネル数を0にする。 (b) この未使用チャネル数が、残り供給可能チャネル数
を下回る場合、その使用チャネル数を、この未使用チャ
ネル数だけ増加させる。そして、その残り供給可能チャ
ネル数を、この未使用チャネル数の分だけ減少させる。
【0129】その作業は、残り供給可能チャネル数が0
となった時点で終了する。次に、それらのレコードのポ
ート番号が指すポートについて、予備チャネル確定ステ
ップと出力確認メッセージ登録ステップを実行したの
ち、そのポートへ、この新しく作成された確認メッセー
ジを送信する。
【0130】〔8〕クロスコネクション終了メッセージ
処理ステージ 図7は、クロスコネクション終了メッセージ処理ステー
ジを示す流れ図である。図7に示すように、クロスコネ
クション終了メッセージを受け取ったノードは、まず、
そのノードのクロスコネクションテーブルから、当該ク
ロスコネクション終了メッセージと同定可能な確認メッ
セージを持ち、かつクロスコネクト切替中を示すレコー
ドを検索して、そのレコードのクロスコネクト切替終了
ブール代数を“真”にする。そして、そのノードが発信
ノードであるか、選択ノードであるか、またはそれ以外
の任意のノードであるかを調べる。その結果、
【0131】(1) そのノードが発信ノードである場合
は、クロスコネクション承認メッセージ発信フェーズを
実行する。 (2) そのノードが選択ノードである場合は、対応するク
ロスコネクション承認メッセージをすでに受信し処理し
ている場合に限り、クロスコネクション確認メッセージ
発信フェーズを実行する。 (3) そのノードが発信ノードでもなく、選択ノードでも
ない場合は、対応するクロスコネクション承認メッセー
ジをすでに受信し処理している場合に限り、クロスコネ
クション承認メッセージ中継フェーズを実行する。
【0132】その後、そのクロスコネクションテーブル
を参照して、まだ、クロスコネクト切替を開始していな
いレコードがあれば、その一つについて、クロスコネク
ト切替開始ブール代数を“真”にし、クロスコネクト切
替命令ステップを実行したのちに、このステージを終了
する。
【0133】〔8.1〕クロスコネクト装置切替開始フ
ェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、 (1) そのノードが発信ノードである場合は、送信した確
認メッセージをクロスコネクションテーブルに登録す
る。 (a) 入力ポート番号を、その処理を引き起こした承認メ
ッセージを受信したポートの番号にする。 (b) 出力ポート番号を、その確認メッセージを送信した
ポートの番号にする。 (c) クロスコネクト切替承認ブール代数を“真”にす
る。
【0134】(2) そのノードが選択ノードである場合
は、受信した確認メッセージをクロスコネクションテー
ブルに登録する。 (a) 入力ポート番号を、その受信したポートの番号にす
る。 (b) 出力ポート番号を、その受信したポートの番号にす
る。 (c) クロスコネクト切替承認ブール代数を“偽”にす
る。 (3) クロスコネクト切替終了ブール代数を“偽”にす
る。
【0135】(4) そのノードが発信ノードでもなく、選
択ノードでもない場合は、受信した確認メッセージをク
ロスコネクションテーブルに登録する。 (a) 入力ポート番号を、その受信したポートの番号にす
る。 (b) 出力ポート番号を、その処理の結果、確認メッセー
ジを出力したポートの番号にする。 (c) クロスコネクト切替承認ブール代数を“偽”にす
る。
【0136】(5) そのクロスコネクションテーブルを参
照して、現在、クロスコネクト切替が行われている最中
であるか否かを調べる。すなわち、 (a) クロスコネクト切替開始ブール代数が“真”で、か
つクロスコネクト切替終了ブール代数が“偽”であるレ
コードが存在すれば、クロスコネクト切替開始ブール代
数を“偽”にする。 (b) クロスコネクト切替開始ブール代数が“真”で、か
つクロスコネクト切替終了ブール代数が“偽”であるレ
コードが存在しなければ、クロスコネクト切替開始ブー
ル代数を“真”にし、クロスコネクト装置切替命令ステ
ップを実行する。
【0137】ノードの障害復旧処理用CPUは、クロス
コネクト切替の終了を待たない。クロスコネクト装置
は、命令された切替が終了すると、その障害復旧処理用
CPUに対して、そのことを通知する。シミュレーショ
ン上では、終了時刻に、そのノードがクロスコネクショ
ン終了メッセージを受け取ることによって、シミュレー
トされる。これによって、そのノードは、クロスコネク
ション終了メッセージ処理ステージを実行する。
【0138】〔8.1.1〕クロスコネクト装置切替命
令ステップ このステップでは、ノードは、そのノードのクロスコネ
クト装置に対して、切替を命令する。シミュレーション
上では、そのノードが切替終了時刻に、クロスコネクシ
ョン終了メッセージを受け取るように仕掛けることで、
シミュレートされる。そのクロスコネクション終了メッ
セージは、その承認メッセージのコマンド番号が、クロ
スコネクション終了コマンドに変更されただけのもので
ある。
【0139】
〔9〕クロスコネクション承認メッセージ
処理ステージ 図8は、クロスコネクション承認メッセージ処理ステー
ジを示す流れ図である。図8に示すように、クロスコネ
クション承認メッセージを受け取ったノードは、まず、
そのノードのクロスコネクションテーブルから、当該ク
ロスコネクション承認メッセージと同定可能な確認メッ
セージを持ち、かつクロスコネクト切替承認が済んでい
ないレコードを検索して、そのクロスコネクト切替承認
ブール代数を“真”にする。そして、そのクロスコネク
ト装置切替がすでに終了しているか否かを調べる。その
結果、
【0140】(1) クロスコネクト装置切替がすでに終了
していれば、次に、そのノード自身が受け取ったクロス
コネクション承認メッセージに記載されている選択ノー
ドであるか、またはそれ以外の任意のノードであるかを
調べる。その結果 (a) そのノードが選択ノードであれば、そのノードはク
ロスコネクション確認メッセージ発信フェーズを実行し
たのち、そのステージを終了する。 (b) そのノードが選択ノードでなければ、そのノードは
クロスコネクション承認メッセージ中継フェーズを実行
したのち、このステージを終了する。 (2) クロスコネクト装置切替がまだ終了していなけれ
ば、このステージを終了する。
【0141】〔9.1〕クロスコネクション承認メッセ
ージ発信フェーズ このフェーズでは、ノードは、そのノードのクロスコネ
クションテーブルの、当該レコードの確認メッセージを
もとに、クロスコネクション承認メッセージを作成す
る。すなわち、その確認メッセージのコピーを作成し
て、以下のように変更する。 (1) そのクロスコネクション承認メッセージのコマンド
番号を、クロスコネクション承認コマンドにする。
【0142】そして、予備チャネル復旧ステップを実行
して、そのレコードの出力ポート番号が示すポートに、
このクロスコネクション承認メッセージを送出する。
【0143】〔9.1.1〕予備チャネル復旧ステップ このステップでは、ノードのクロスコネクションテーブ
ルの、当該レコードの入力ポート番号が示すポートの確
定チャネル数を、そのレコードの供給可能チャネル数の
分だけ減少させる。
【0144】〔9.2〕クロスコネクション承認メッセ
ージ中継フェーズ このフェーズでは、ノードは、そのノードのクロスコネ
クションテーブルの当該レコードの確認メッセージをも
とに、クロスコネクション承認メッセージを作成する。
すなわち、その確認メッセージのコピーを作成して、以
下のように変更する。
【0145】(1) そのクロスコネクション承認メッセー
ジのコマンド番号を、クロスコネクション承認コマンド
にする。 (2) そのクロスコネクション承認メッセージのホップ数
を、1減少させる。
【0146】そして、そのレコードの出力ポート番号が
示すポートに、このクロスコネクション承認メッセージ
を送出する。
【0147】〔9.3〕クロスコネクション確認メッセ
ージ発信フェーズ このフェーズでは、ノードは、そのノードのクロスコネ
クションテーブルの当該レコードの確認メッセージをも
とに、クロスコネクション確認メッセージを作成する。
すなわち、その確認メッセージのコピーを作成して、以
下のように変更する。
【0148】(1) そのクロスコネクション確認メッセー
ジのコマンド番号を、クロスコネクション確認コマンド
にする。 (2) そのクロスコネクション確認メッセージのホップ数
を、1にする。
【0149】そして、そのレコードの出力ポート番号が
示すポートに、このクロスコネクション確認メッセージ
を送出する。
【0150】〔10〕クロスコネクション確認メッセー
ジ処理ステージ 図9は、クロスコネクション確認メッセージ処理ステー
ジを示す流れ図である。図9に示すように、クロスコネ
クション確認メッセージを受け取ったノードは、そのノ
ード自身が、受け取ったクロスコネクション確認メッセ
ージに記載されている、発信ノードであるか否かを調べ
る。その結果、
【0151】(1) そのノードが発信ノードであれば、そ
のステージを終了する。 (2) そのノードが発信ノードでなければ、そのノード
は、クロスコネクション確認メッセージ中継フェーズを
実行したのち、そのステージを終了する。
【0152】〔10.1〕クロスコネクション確認メッ
セージ中継フェーズ このフェーズでは、ノードは、まず、当該クロスコネク
ション確認メッセージをもとに、送出するクロスコネク
ション確認メッセージを作成する。すなわち、当該クロ
スコネクション確認メッセージのコピーを作成して、以
下のように変更する。
【0153】(1) その新しいクロスコネクション確認メ
ッセージのホップ数を、1増加させる。
【0154】次に、そのノードのクロスコネクションテ
ーブルから、当該クロスコネクション確認メッセージと
同定可能な確認メッセージを持ち、すでにクロスコネク
ト切替が終了していて、かつすでにクロスコネクト切替
が承認されているレコードを検索する。そのレコードの
入力ポート番号で示されたポートへ、その新たに作成さ
れたクロスコネクション確認メッセージを送出する。
【0155】
【実施例】図10〜図29は、ある小さなネットワーク
トポロジーであって、それぞれ本発明の一実施例の、ネ
ットワーク(1)〜(20)を示している。各図におい
て、円はノードを表している。円の中に書かれた記号N
1,N2,…は、ノード名を示し、数字はノード番号を
示す。ノードとノードを結ぶ直線は、リンクを表す。リ
ンク名は、両端のノード番号で表し、例えばL1⇔3等
と記載する。ただし、特にその方向に注目する場合は、
例えばL1→2,L2→1等と表すものとする。
【0156】リンクの近傍に記載された数字は、それぞ
れのリンクの解放チャネル数であって、例えば、図10
において、L8⇔9には12本の予備チャネルがあるの
で、12chと記載されている。また、点線で表された
ノードおよびリンクは、現在、有効でないことを示して
いる。
【0157】図30〜図42は、本実施例における各種
メッセージの内容を示したものであって、図30はノー
ドN8で創作される復旧メッセージ、図31はリンクL
9→10へ送出される復旧メッセージ、図32はノード
N6で作成される承認メッセージ、図33はノードN6
からノードN3へ継続される復旧メッセージ、図34は
ノードN11からノードN10へ中継される承認メッセ
ージ、図35はノードN6で作成される撤回メッセー
ジ、図36はノードN8で作成される確認メッセージ、
図37はノードN3で擬製される承認メッセージ、図3
8はノードN3からノードN4へ送出される承認メッセ
ージ、図39はノードN9からノードN10へ中継され
る確認メッセージ、図40はノードN8からノードN9
へ送出されるクロスコネクション承認メッセージ、図4
1はノードN9からノードN10へ中継されるクロスコ
ネクション承認メッセージ、図42はノードN6からノ
ードN11へ送出されるクロスコネクション確認メッセ
ージである。
【0158】各図において、リンク上に記載された、例
えばRS4は復旧メッセージを示し、4は供給可能チャ
ネル数である。例えばN7,2,6は選択ノード(候
補)を示し、7,2,6はそれぞれノード番号である。
例えばch2,4,8はそれぞれ、例えば選択ノードN
7,2,6に対応するチャネル数を示し、N7に対して
2ch、N2に対して4ch、N6に対して8chであ
ることを示している。例えばH4はホップ数を示し、4
は経由ノード数である。例えばAck 8は承認メッセー
ジを示し、8は供給可能チャネル数である。例えばCF
8は確認メッセージを示し、8は供給可能チャネル数で
ある。例えばCan2は撤回メッセージを示し、2は供
給可能チャネル数である。例えばAck XC2はクロス
コネクション承認メッセージを示し、2は供給可能チャ
ネル数である。例えばCFXC2はクロスコネクション
確認メッセージを示し、2は供給可能チャネル数であ
る。
【0159】図43は、承認メッセージが競合する実施
例のタイムテーブルを示したものである。図44は、実
施例中のメッセージの供給可能チャネル数(1)を示し
たものである。図45は、実施例中のメッセージの供給
可能チャネル数(2)を示したものである。図46は交
差メッセージテーブル(1)を示したものである。図4
7は交差メッセージテーブル(2)を示したものであ
る。
【0160】〔1〕障害の検出 図10においては、ノードN7で障害が発生したことが
示されている。そして、隣接するノードN2,N6,N
8およびN10において、障害が検出されたものとす
る。
【0161】〔2〕障害復旧処理の起動 図10において、ノードN8に注目する。ノードN8
は、リンクL7→8から障害を検出して、障害復旧処理
起動ステージを実行する。ただし、ノードN8は、その
障害が、リンクL7→8におけるリンク障害なのか、ま
たはノードN7におけるノード障害なのかを知ることは
できない。ノードN8は、まず、障害パス決定フェーズ
を実行する。すなわち、リンクL7⇔8を通過していた
稼働中のパスを障害バス候補として扱う。
【0162】図11において、各ノードを結ぶ曲線は、
ネットワークの障害が発生する直前のリンクL7⇔8を
経由していた、稼働中パスを示している。すなわち、
(1) 〜(4) に示す4本のパスが存在する。括弧内は、そ
れぞれのパスの解放チャネル数である。
【0163】 (1) N12⇔N5⇔N4⇔N3⇔N2⇔N7⇔N8 (2ch) (2) N10⇔N9⇔N8⇔N7 (2ch) (3) N9⇔N8⇔N7⇔N2⇔N1 (4ch) (4) N8⇔N7⇔N6⇔N3 (8ch)
【0164】非障害側パス端のノード番号が、障害側パ
ス端のノード番号より大きい場合に、その障害パス候補
を障害パスと決定することにすると、パス(2),(3),(4)
が障害パスとなる。残りのパス(1) については、ノード
N6がこれを障害パスとして扱うことになる。しかしこ
こでは、理解を容易にするため、ノードN8以外の復旧
処理起動は、一切、考慮しないこととする。
【0165】次に障害パスバンドリングフェーズを実行
して、図30で示されるように復旧メッセージを創作す
る。そして、復旧メッセージ発信フェーズを実行する。
リンクL8⇔9の予備チャネル数は12chなので、供
給可能チャネル数を12にして、創作された復旧メッセ
ージを、リンクN8→9に送出する。リンクL1⇔8の
予備チャネル数は0なので、リンクL8→1には、その
復旧メッセージを送出しない。
【0166】〔3〕復旧メッセージの中継 図12において、ノードN9に注目する。ノードN9
は、リンクL8→9から復旧メッセージを受信すると、
復旧メッセージ処理ステージを起動する。まず、復旧メ
ッセージ調整フェーズと復旧メッセージ登録フェーズを
実行する。そして、ノードN9は、その復旧メッセージ
に記載されている発信ノードでも、選択ノード候補でも
ないので、復旧メッセージ中継フェーズを実行し、リン
クL9→10へ図31で示された復旧メッセージが中継
される。このようにして、復旧メッセージのブロードキ
ャストが行われる。
【0167】〔4〕承認メッセージの発信 図13において、ノードN6に注目する。ノードN6
は、リンクL11→6から復旧メッセージを受信する
と、復旧メッセージ処理ステージを起動する。まず、復
旧メッセージ調整フェーズと復旧メッセージ登録フェー
ズを実行する。そして、ノードN6は、その復旧メッセ
ージに記載されている選択ノード候補の1つなので、承
認メッセージ発信フェーズを実行し、図32に示された
承認メッセージを作成して、リンクL6→11へ送出す
る。
【0168】〔5〕復旧メッセージの継続 図13において、ノードN6は、承認メッセージを送出
したのち、続いて、復旧メッセージ継続フェーズを実行
し、リンクL6→3へ、図33に示された復旧メッセー
ジを送出する。リンクL6→5へは、解放チャネル数が
0chなので送出しない。
【0169】〔6〕承認メッセージの中継 図13,図14において、ノードN11に注目する。ノ
ードN11は、リンクL6→11から承認メッセージを
受信すると、承認メッセージ処理ステージを起動する。
まず、承認メッセージ調整フェーズを実行する。ここで
は、承認メッセージの競合は生じていないので、特別な
処理が行われることなく、そのフェーズを終了する。次
に、入力承認メッセージ登録フェーズを実行する。その
後、ノードN11はそのメッセージに記載されている発
信ノードではないので、承認メッセージ中継フェーズを
実行し、リンクL11→10に図34に示す承認メッセ
ージを送出する。続いて撤回メッセージ送出フェーズを
実行するが、ここでは、撤回メッセージは送出されな
い。
【0170】〔7〕撤回メッセージの発信 図15において、ノードN6に注目する。ノードN6は
リンクL3→6から承認メッセージを受信すると、承認
メッセージ中継フェーズを起動する。まず、承認メッセ
ージ調整フェーズを実行し、次に、入力承認メッセージ
登録フェーズを実行して、リンクL6→11に承認メッ
セージを送出する。続いて、撤回メッセージ送出フェー
ズを実行し、リンクL6→3へ図35に示す撤回メッセ
ージが送出される。
【0171】〔8〕確認メッセージの発信 図15において、ノードN8に注目する。ノードN8
は、リンクL9→8から承認メッセージを受信すると、
承認メッセージ処理ステージを起動する。まず、承認メ
ッセージ調整フェーズを実行し、次に入力承認メッセー
ジ登録フェーズを実行する。そして、ノードN8は、そ
の確認メッセージに記載されている発信ノードなので、
確認メッセージ発信フェーズを実行し、リンクL8→9
へ図36に示された確認メッセージを送出する。続い
て、クロスコネクト装置切替開始フェーズを実行する。
【0172】
〔9〕撤回メッセージの処理 図16において、ノードN3に注目する。ノードN3
は、リンクL6→3から撤回メッセージを受信すると、
撤回メッセージ処理ステージを起動する。まず、予備チ
ャネル解放ステップと入力撤回メッセージ登録フェーズ
を実行する。そして、承認メッセージ擬製フェーズによ
って、図37に示す擬製承認メッセージを作成して、こ
れを、承認メッセージを受信したかのようにして、承認
メッセージ中継フェーズを実行する。その結果、リンク
L3→4に、図38に示す承認メッセージが送出され
る。
【0173】〔10〕確認メッセージの中継 図16において、ノードN9に注目する。ノードN9
は、リンクL8→9から確認メッセージを受信すると、
確認メッセージ処理ステージを起動する。まず、入力確
認メッセージ登録フェーズと予備チャネル確定ステップ
を実行する。そして、ノードN9は選択ノードではない
ので、確認メッセージ中継フェーズを実行し、リンクL
9→10へ図39に示す確認メッセージを送出する。続
いて、クロスコネクト切替開始フェーズを実行する。
【0174】また、以下、同様の手続きが、図17〜図
21に示すにようにして、他のノードについても実行さ
れる。
【0175】〔11〕クロスコネクション承認メッセー
ジの発信 図22において、ノードN8に注目する。ノードN8
は、クロスコネクト装置切替が終了すると、クロスコネ
クト装置切替終了フェーズを実行する。ノードN8は、
発信ノードなので、直ちに、クロスコネクション承認メ
ッセージ発信フェーズを実行し、リンクL8→9に、図
40に示すクロスコネクション承認メッセージを送出す
る。
【0176】〔12〕クロスコネクション承認メッセー
ジの中継 図22において、ノードN9に注目する。ノードN9
は、リンクL8→9からクロスコネクション承認メッセ
ージを受信すると、クロスコネクション承認メッセージ
処理ステージを起動する。対応するクロスコネクト装置
切替がすでに終了していれば、ノードN9は、そのメッ
セージに記載されている選択ノードではないので、クロ
スコネクション承認メッセージ中継フェーズを実行し、
リンクL9→10へ、図41に示されたクロスコネクシ
ョン承認メッセージを送出する。
【0177】〔13〕クロスコネクション確認メッセー
ジの発信 図23において、ノードN6に注目する。ノードN6
は、リンクL11→6からクロスコネクション承認メッ
セージを受信すると、クロスコネクション承認メッセー
ジ処理ステージを起動する。対応するクロスコネクト装
置切替がすでに終了していれば、ノードN9は、そのメ
ッセージに記載されている選択ノードなので、クロスコ
ネクション確認メッセージ発信フェーズを実行し、リン
クL6→11へ、図42に示されたクロスコネクション
確認メッセージを送出する。
【0178】〔14〕障害復旧処理の終了 以上の手続きが、図24〜図27に示すように、他の経
路についても実行される。図28は、障害復旧処理がす
べて終了した後の、各リンクの解放チャネル数を示して
いる。また図29は、この障害復旧処理の結果、確保さ
れた迂回経路を示し、図示の(1),(2),(3) のような3本
の迂回経路が形成されたことが示されている。
【0179】〔15〕承認メッセージの競合調停 図43においては、承認メッセージの競合調停の一例の
タイムテーブルが示されている。図43は、あるネット
ワークトポロジーの中の、2つのノードA,Bの承認メ
ッセージと撤回メッセージの、入出力のタイミングを示
したものである。図中において、実線の矢印は承認メッ
セージを示し、点線の矢印は撤回メッセージを示してい
る。また各メッセージの近傍に記載されているa〜h,
c’,d’,g’,h’は、それぞれのメッセージの供
給可能チャネル数を示している。いま、ノードAがノー
ドBより優先度が高く、復旧処理が開始される直前のリ
ンクA⇔Bの解放チャネル数ωが20chで、それぞれ
のメッセージの供給可能チャネル数が、図44に示され
る通りであったとする。
【0180】〔15.1〕ノードAが承認メッセージd
を受信したとき ノードAは、ノードBより優先度が高い。交差メッセー
ジ数は3である。この場合の交差メッセージテーブル
は、図46のようになる。いま、撤回済チャネル数σを
0とおくと、ポート解放チャネル数πは、 π=ω−a−b−c+e−g =20−7−5−7+2−3 =0 であるから、撤回チャネル数χを求めると、 χ=d−σ−π−g+e =4−0−0−3+2 =3 となる。従って、交差メッセージテーブルの3番目のメ
ッセージを、3チャネル分、撤回する。
【0181】次に、交差メッセージ数を1にする。撤回
済チャネル数σを3にする。これから撤回チャネル数χ
を求めると、 χ=d−σ−π =4−3−0 =1 となる。従って、交差メッセージテーブルの1番目のメ
ッセージgを1チャネル分、撤回する。
【0182】〔15.2〕ノードAが承認メッセージh
を受信したとき ノードAは、ノードBより優先度が高い。交差メッセー
ジ数は3である。この場合の交差メッセージテーブル
は、図47のようになる。撤回済チャネル数σを0とお
く。ポート解放チャネル数πは、 π=0+f =0+3 =3 であるから、撤回チャネル数χを求めると、 χ=h−σ−π−g+e =5−0−3−2+2 =2 となる。従って、交差メッセージテーブルの3番目のメ
ッセージcを2チャネル分、撤回する。
【0183】次に、交差メッセージ数を1にする。撤回
済チャネル数σを2にする。撤回チャネル数χを求める
と、 χ=h−σ−π =5−2−3 =0 となる。従って、交差メッセージテーブルの1番目のメ
ッセージgは撤回しない。
【0184】〔15.3〕ノードBが承認メッセージc
を受信したとき ノードBは、ノードAより優先度が高い。ポート解放チ
ャネル数πは、 π=ω−a−b−d+f−h =20−7−5−4+3−5 =2 であるから、メッセージcの供給可能チャネル数を2に
する。
【0185】〔15.4〕ノードBが承認メッセージg
を受信したとき ノードBは、ノードAより優先度が高い。ポート解放チ
ャネル数πは、 π=0+e =0+2 =2 であるから、メッセージgの供給可能チャネル数を2に
する。
【0186】このようにして、結局、承認メッセージc
は5チャネル分撤回されて、2チャネルの承認メッセー
ジが流れたことと等価になり、承認メッセージgは1チ
ャネル分撤回されて、2チャネルの承認メッセージが流
れたことと等価になる。また承認メッセージc’,
d’,g’,h’は図45に示されるようになる。
【0187】従って、このような競合調停アルゴリズム
によって、矛盾なく、またほとんど無駄なく、承認メッ
セージによる予備チャネルの奪い合いを処理することが
できる。
【0188】〔16〕動作例 図48は、本発明方式の動作例(1)を示したものであ
って、多重リンク障害時の処理を例示している。図示の
ように、順次隣接するノードN1,N2,N3間におけ
るリンクL1⇔2,L2⇔3において、多重リンク障害
が発生した場合には、ノードN1,N2,N3において
障害を検出するが、この場合は、両端のノードN1,N
3のみが、図示されている両リンクを通過している障害
パスに対する障害復旧処理を起動し、中央のノードN2
はそれらに対する障害復旧処理を起動しない。
【0189】このように、多重リンク障害時に、連続し
た2つの障害リンクを通過している障害パスにおいて、
2つのリンクから障害を検出したノードは、それら両方
のリンクを通過している障害パスに対しては、復旧処理
を担わないようにして、複数のノードが障害復旧処理を
担うことを防止している。
【0190】図49は、本発明の動作例(2)を示した
ものであって、復旧メッセージのブロードキャスト時の
処理を例示している。図示のように、ノードN1におい
て、パスBにおける復旧メッセージに対する総要求チャ
ネル数が8であった場合に、パスAから総要求チャネル
数8,供給可能チャネル数5(5/8)の復旧メッセー
ジが到着したときは、そのままパスBに送出される。さ
らにその後、パスCから総要求チャネル数8,供給可能
チャネル数4(4/8)の復旧メッセージが到着したと
きは、そのうち3チャネルだけ、すなわち総要求チャネ
ル数8,供給可能チャネル数3(3/8)の復旧メッセ
ージがパスBに送出される。パスBにおいては、これで
総要求チャネル数が満たされるので、その後、パスDか
ら総要求チャネル数8,供給可能チャネル数(3/8)
の復旧メッセージが到着しても、パスBには送出されな
い。
【0191】なお、復旧メッセージには、ノードを伝達
できる回数(ホップ数)が規定されているので、ノード
N1においてホップ数が制限を超えた場合も、その復旧
メッセージは、ノードN1から送出されない。
【0192】このように、あるノードへ送出された同一
任務の復旧メッセージの供給可能チャネル数が、総要求
チャネル数を超えないかぎり、またはホップ数の制限を
超えないかぎり、ノードから復旧メッセージのブロード
キャストが続けられる。
【0193】図50は、本発明の動作例(3)を示した
ものであって、(a)は従来の場合、(b)は本発明方
式の場合を示し、復旧メッセージの非優先処理を例示し
ている。(a)に示すように、最初、第1の種類のメッ
セージa1 について処理中であり、キュー11に第1の
種類のメッセージa2 と、第2の種類のメッセージb 1
と、復旧メッセージc1,2,3 とが図示のように格納
されている状態で、復旧メッセージc4 が入力されたと
すると、復旧メッセージは優先度が低いので、復旧メッ
セージc4 を格納するとともに、メッセージb1 を取り
出して処理しなければならないが、この場合のキュー1
1の制御が複雑になる。
【0194】これに対して、本発明の場合は、(b)に
示すように、復旧メッセージ専用のキュー12と、それ
以外のメッセージを格納するキュー13とに、それぞれ
のメッセージを別個に格納する。従って、本発明方式で
は、復旧メッセージの非優先処理と、他の種類のメッセ
ージの優先処理とを容易に行うことができる。
【0195】復旧メッセージは、各方向に送出されるた
め、その数の増大に伴って、従来の方式では、メッセー
ジ処理量が増加することを避けられなかったが、本発明
によれば、復旧メッセージに対する非優先処理を容易に
行うことができるので、復旧メッセージの増大に伴う、
メッセージ処理の非効率化を防止することができる。
【0196】図51は、本発明の動作例(4)を示した
ものであって、選択ノード候補における復旧メッセージ
の処理を例示している。いま、あるノードN2に対し
て、パスAから供給可能チャネル数を12(Sup./
12ch)として、パスBにおける図示されないノード
N1およびノードN2を選択ノード候補(N1/8c
h,N2/6ch)とする復旧メッセージが到着したと
き、ノードN2は、パスAの供給可能チャネル数を6
(Sup./6ch)として、N2を選択ノード(N2
/6ch,N1/0ch)とする承認メッセージを返送
する。
【0197】さらに、ノードN2は、ノードN2を選択
ノード候補から除外した8チャネルの復旧メッセージ
(N1/8ch)を作成して、供給可能チャネル数を6
(Sup./6ch)として、他の2つのパスB,Cに
対して、それぞれ送出する。
【0198】このように復旧メッセージに記載された選
択ノード候補が、その復旧メッセージを受信したとき、
迂回経路を予約するための承認メッセージを受信したポ
ートへ送り返したのち、そのノードを選択ノード候補か
ら外した復旧メッセージを作製して、さらにブロードキ
ャストを続ける。
【0199】図52は、本発明の動作例(5)を示した
ものであって、承認メッセージの分岐を例示している。
いまパスBにおける予備チャネル数が8チャネルであっ
たとし、ノードN1にパスBを迂回経路として、復旧メ
ッセージテーブルに記録されている、すでに受信した6
チャネルの復旧メッセージがあるとき、6チャネルの承
認メッセージがパスAから到着したときは、この承認メ
ッセージは、そのままノードN1からパスBに送出され
る。
【0200】その後さらにノードN1にパスBを迂回経
路として、復旧メッセージテーブルに記録されている、
すでに通過した4チャネルの復旧メッセージがあると
き、4チャネルの承認メッセージがパスAから到着した
ときは、パスBにおける残りの予備チャネルに2チャネ
ル分の承認メッセージを送出するとともに、ノードN1
にパスCを迂回経路として復旧メッセージテーブルに記
録されている、すでに通過した2チャネル以上の復旧メ
ッセージがあるとき、残りの2チャネルの承認メッセー
ジを別のパスCを迂回経路として送出する。
【0201】このように、承認メッセージの送出を復旧
メッセージテーブルをもとに行い、同一任務の復旧メッ
セージのうち、最も早く到達したものから一つ以上、供
給可能チャネル数が満たされるか、または復旧メッセー
ジがなくなるまで選択して、それぞれの復旧メッセージ
の入力ポートへ承認メッセージを送出する。このように
本発明では、承認メッセージを複数の経路に分岐可能に
したので、より柔軟に迂回経路の設定を行うことができ
る。
【0202】図53は、本発明の動作例(6)を示した
ものであって、承認メッセージのクランクバックを例示
している。いま、パスAからノードN1を通過してパス
Bに6チャネルの承認メッセージが送出されたが、その
後パスBにおいて4チャネルしか通過することができ
ず、2チャネルの撤回メッセージが返送されてきたと
き、これをパスAに送り返す代わりに、ノードN1から
別のパスCに対して、2チャネルの承認メッセージの送
出を試みる。
【0203】このように、供給可能チャネル数分の承認
メッセージを送出できなかったとき、不足分を撤回メッ
セージとして、承認メッセージを送出したノードに返送
し、そのノードで、撤回メッセージをそのまま発信ノー
ドに戻すのではなく、別の経路に対して再び承認メッセ
ージの送出を試みる。すなわち承認メッセージのクラン
クバックができるようにして、迂回経路探索を高速化す
ることができる。このようなことを可能にするために、
承認メッセージと撤回メッセージは、予約しつつある迂
回経路情報を有している。
【0204】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ネット
ワーク内のノード障害および多重リンク障害に対して
も、各ノードの自律的な処理により、迂回経路を探索し
て高速に復旧することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的原理を示す図である。
【図2】障害復旧処理起動ステージを示す流れ図であ
る。
【図3】復旧メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。
【図4】承認メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。
【図5】撤回メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。
【図6】確認メッセージ処理ステージを示す流れ図であ
る。
【図7】クロスコネクション終了メッセージ処理ステー
ジを示す流れ図である。
【図8】クロスコネクション承認メッセージ処理ステー
ジを示す流れ図である。
【図9】クロスコネクション確認メッセージ処理ステー
ジを示す流れ図である。
【図10】本発明の一実施例のネットワーク(1)を示
す図である。
【図11】本発明の一実施例のネットワーク(2)を示
す図である。
【図12】本発明の一実施例のネットワーク(3)を示
す図である。
【図13】本発明の一実施例のネットワーク(4)を示
す図である。
【図14】本発明の一実施例のネットワーク(5)を示
す図である。
【図15】本発明の一実施例のネットワーク(6)を示
す図である。
【図16】本発明の一実施例のネットワーク(7)を示
す図である。
【図17】本発明の一実施例のネットワーク(8)を示
す図である。
【図18】本発明の一実施例のネットワーク(9)を示
す図である。
【図19】本発明の一実施例のネットワーク(10)を
示す図である。
【図20】本発明の一実施例のネットワーク(11)を
示す図である。
【図21】本発明の一実施例のネットワーク(12)を
示す図である。
【図22】本発明の一実施例のネットワーク(13)を
示す図である。
【図23】本発明の一実施例のネットワーク(14)を
示す図である。
【図24】本発明の一実施例のネットワーク(15)を
示す図である。
【図25】本発明の一実施例のネットワーク(16)を
示す図である。
【図26】本発明の一実施例のネットワーク(17)を
示す図である。
【図27】本発明の一実施例のネットワーク(18)を
示す図である。
【図28】本発明の一実施例のネットワーク(19)を
示す図である。
【図29】本発明の一実施例のネットワーク(20)を
示す図である。
【図30】ノードN8で創作される復旧メッセージを示
す図である。
【図31】リンクL9→10へ送出される復旧メッセー
ジを示す図である。
【図32】ノードN6で作成される承認メッセージを示
す図である。
【図33】ノードN6からノードN3へ継続される復旧
メッセージを示す図である。
【図34】ノードN11からノードN10へ中継される
承認メッセージを示す図である。
【図35】ノードN6で作成される撤回メッセージを示
す図である。
【図36】ノードN8で作成される確認メッセージを示
す図である。
【図37】ノードN3で擬製される承認メッセージを示
す図である。
【図38】ノードN3からノードN4へ送出される承認
メッセージを示す図である。
【図39】ノードN9からノードN10へ中継される確
認メッセージを示す図である。
【図40】ノードN8からノードN9へ送出されるクロ
スコネクション承認メッセージを示す図である。
【図41】ノードN9からノードN10へ中継されるク
ロスコネクション承認メッセージを示す図である。
【図42】ノードN6からノードN11へ送出されるク
ロスコネクション確認メッセージを示す図である。
【図43】承認メッセージが競合する実施例のタイムテ
ーブルを示す図である。
【図44】実施例中のメッセージの供給可能チャネル数
(1)を示す図である。
【図45】実施例中のメッセージの供給可能チャネル数
(2)を示す図である。
【図46】交差メッセージテーブル(1)を示す図であ
る。
【図47】交差メッセージテーブル(2)を示す図であ
る。
【図48】本発明方式の動作例(1)を示す図である。
【図49】本発明方式の動作例(2)を示す図である。
【図50】本発明方式の動作例(3)を示す図であっ
て、(a)は従来の場合、(b)は本発明方式の場合を
示す。
【図51】本発明方式の動作例(4)を示す図である。
【図52】本発明方式の動作例(5)を示す図である。
【図53】本発明方式の動作例(6)を示す図である。
【符号の説明】
1 障害復旧処理起動ステージ 2 復旧メッセージ処理ステージ 3 承認メッセージ処理ステージ 4 撤回メッセージ処理ステージ 5 確認メッセージ処理ステージ 6 クロスコネクション終了メッセージ処理ステージ 7 クロスコネクション承認メッセージ処理ステージ 8 クロスコネクション確認メッセージ処理ステージ
フロントページの続き (72)発明者 中条 孝文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−57428(JP,A) 特開 平4−152735(JP,A) 特開 平3−117140(JP,A) H.Komine,et.al.,A distributed resto ration algorithm f or multiple−link a nd node failures o f transport networ ks,GLOBECOM’90,IEE E,pp.459−463 小倉孝夫他,ノード障害を考慮した分 散処理型セルフヒーリングアルゴリズム の検討,1990年電子情報通信学会秋季全 国大会B−503 中条孝文他,分散処理型セルフヒーリ ングアルゴリズムとその最適予備容量設 定アルゴリズム,電子情報通信学会論文 誌 B−I,Vol.J73−B−I,N o.5,pp.479−486 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードで構成されたネットワーク
    におけるリンクまたはノードの障害時に分散制御によっ
    て迂回パスの探索を行う迂回経路探索方法において、 リンクまたはノードにおける障害を検出したノードが起
    動メッセージに応じて障害復旧処理起動ステージを実行
    し、障害パスの決定とバンドリングを行うとともに、迂
    回経路を探索するための復旧メッセージを送出する過程
    と、 前記 復旧メッセージを受信したノードが復旧メッセージ
    処理ステージを実行し、該復旧メッセージに記載された
    選択ノード候補のとき迂回経路を予約するための承認メ
    ッセージを返送し、選択ノード候補でないとき該復旧メ
    ッセージを中継送出する過程と前記 承認メッセージを受信したノードが承認メッセージ
    処理ステージを実行し、前記復旧メッセージの発信ノー
    ドのときは予約された迂回経路を確認し決定する確認
    メッセージを送信してクロスコネクト切替を開始、発
    信ノードでないときは承認メッセージを中継送出し、迂
    回経路の予約を継続出来なかった分に対して迂回経路の
    予約を撤回する撤回メッセージを返送する過程と前記 撤回メッセージを受信したノードが撤回メッセージ
    処理ステージを実行し、予約された予備チャネルを解放
    し、別方路に対して承認メッセージの送出を試み、選択
    ノードで迂回経路の予約を行えなかった分に対しては処
    理を取り止める過程と、 前記 確認メッセージを受信したノードが確認メッセージ
    処理ステージを実行して予備チャネルを確定するととも
    に、選択ノードであればクロスコネクト切替を開始し、
    選択ノードでなければ確認メッセージを中継送出する過
    程と、 クロスコネクト切替を終了したノードがクロスコネクシ
    ョン終了メッセージに応じてクロスコネクション終了メ
    ッセージ処理ステージを実行し、発信ノードのときはク
    ロスコネクション承認メッセージを発信し、発信ノード
    でないときはクロスコネクション承認メッセージをすで
    に受信していれば、選択ノードであればクロスコネクシ
    ョン確認メッセージを発信し、選択ノードでなければク
    ロスコネクション承認メッセージを中継送出し、クロス
    コネクション承認メッセージを未受信であれば直ちに、
    クロスコネクト切替未開始がなければ処理を終了し、ク
    ロスコネクト切替未開始があればクロスコネクト切替を
    命令する過程と、 クロスコネクション承認メッセージを受信したノードが
    クロスコネクション承認メッセージ処理ステージを実行
    、クロスコネクト切替終了時、選択ノードであればク
    ロスコネクション確認メッセージを発信し、選択ノード
    でなければクロスコネクション承認メッセージを中継
    出する過程と、 クロスコネクション確認メッセージを受信したノードが
    クロスコネクション確認メッセージ処理ステージを実行
    、発信ノードでなければクロスコネクション確認メッ
    セージを中継送出し、発信ノードであれば処理を終了す
    る過程とを含むことを特徴とする迂回経路探索方法
  2. 【請求項2】 前記障害復旧処理起動ステージおい
    て、障害を検出したノードが、その障害の影響を受けて
    いる障害パスをグループ化して、そのグループのすべて
    の選択ノード候補と、それらに対応するパスのチャネル
    数の情報をメッセージに持つことによって、各障害パス
    に対してまとめて迂回路の探索を開始し、各障害パスに
    おいて、障害側の次のノードが終端になっていればその
    ノードを、終端になっていなければさらに次のノードを
    メッセージの選択ノード候補とするとともに、障害側パ
    ス端のノード番号と、非障害側パス端のノード番号をも
    とに障害パスの復旧処理を担うノードを一意に決定する
    過程を含むことを特徴とする請求項1に記載の迂回経路
    探索方法
  3. 【請求項3】 前記障害復旧処理起動ステージおい
    て、多重リンク障害時、連続する2つの障害リンクを通
    過する障害パスについて、両リンクから障害を検出した
    ノードは、両リンクを通過している障害パスに対して
    は、復旧処理を担わないようにしたことを特徴とする請
    求項2に記載の迂回経路探索方法
  4. 【請求項4】 前記復旧メッセージ処理ステージおい
    て、迂回経路探索のための復旧メッセージを、送出可能
    な各ポートごとに、該ポートへそれまでに送出した同一
    任務のメッセージの供給可能チャネル数の合計が、総要
    求チャネル数を超えるか、またはホップ数が制限を超え
    ないかぎり、ブロードキャストを続けることを特徴とす
    る請求項2に記載の迂回経路探索方法
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の迂回経路探索方法にお
    いて、各ノードにメッセージ待ち行列を2つ用意し、一
    方を復旧メッセージ用の待ち行列とし、他方をそれ以外
    の種類のメッセージ用の待ち行列として、復旧メッセー
    ジの処理を非優先的に実行することを特徴とする迂回経
    路探索方法
  6. 【請求項6】 前記復旧メッセージ処理ステージおい
    て、復旧メッセージに記載された選択ノード候補がその
    復旧メッセージを受信したとき、迂回経路を予約するた
    めの承認メッセージを受信したポートへ送り返したの
    ち、そのノードを選択ノード候補から除外した復旧メッ
    セージを作成して、さらにブロードキャストを続けるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の迂回経路探索方法
  7. 【請求項7】 前記復旧メッセージ処理ステージおい
    て、各ノード、受信した復旧メッセージと、それを受
    信したポート番号と、承認メッセージによって予約され
    ているチャネル数とを情報として持つ復旧メッセージテ
    ーブル、迂回経路情報を記録することを特徴とする請
    求項2に記載の迂回経路探索方法
  8. 【請求項8】 前記承認メッセージ処理ステージおい
    て、各ノード、受信したメッセージを格納する入力メ
    ッセージテーブルと、出力したメッセージと、その処理
    を引き起こしたメッセージを入力したポート番号と、承
    認メッセージについて確認メッセージによって確定され
    たチャネル数を情報として持つ出力メッセージテーブル
    とを備えて、迂回経路の予約,確定の情報を記録するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の迂回経路探索方法
  9. 【請求項9】 前記承認メッセージ処理ステージおい
    て、承認メッセージの送出を前記復旧メッセージテーブ
    ルをもとに行い、同一任務の復旧メッセージのうち、最
    も早く到達したものから一つ以上、供給可能チャネル数
    が満たされるか、または復旧メッセージがなくなるまで
    選択して、それぞれの復旧メッセージの入力ポートへ承
    認メッセージを送出して、承認メッセージを複数に分岐
    可能にしたことを特徴とする請求項2に記載の迂回経路
    探索方法
  10. 【請求項10】 前記承認メッセージ処理ステージ
    いて、承認メッセージに逆行承認メッセージ数と逆行撤
    回メッセージ数の情報を持ち、承認メッセージを受信し
    たノードが、該承認メッセージとすれ違った承認メッセ
    ージ,撤回メッセージの数を求めることによって、承認
    メッセージどうしの予備チャネルの取り合いを調停する
    ことを特徴とする請求項9に記載の迂回経路探索方法
  11. 【請求項11】 前記承認メッセージ処理ステージ
    いて、ノードが受信した承認メッセージが、該ノードの
    番号と、一つ前に通過したノードの番号とから、該承認
    メッセージがすれ違った承認メッセージより優先度があ
    るか否かを決定し、優先度がある場合は、競合相手の承
    認メッセージのための撤回メッセージを送出して該承認
    メッセージを通過させ、先度がない場合は、ポートの
    予備チャネルを参照して、不足分の送出をとりやめるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の迂回経路探索方法
  12. 【請求項12】 前記撤回メッセージ処理ステージ
    いて、承認メッセージと撤回メッセージが予約しつつあ
    る迂回経路情報を持ち、各ノードが供給可能チャネル数
    分の承認メッセージを送出できなかったとき、不足数分
    を撤回メッセージとして、該承認メッセージを送出した
    一つ前のノードに送り返すことによって、該ノードにお
    いて再び承認メッセージの送出を試みることを特徴とす
    る請求項9に記載の迂回経路探索方法
  13. 【請求項13】 前記確認メッセージ処理ステージ
    いて、各ノードに、切替を命令した確認メッセージと、
    入力ポート番号と、出力ポート番号と、クロスコネクト
    切替の開始,終了,承認の状態とを情報として持つクロ
    スコネクションテーブルを備えて、クロスコネクト装置
    の切替を管理することを特徴とする請求項2に記載の迂
    回経路探索方法
  14. 【請求項14】 前記クロスコネクション承認メッセー
    ジ処理ステージよびクロスコネクション確認メッセー
    ジ処理ステージおいて、確認メッセージの処理におい
    てクロスコネクト装置の切替開始を命令し、該切替命令
    を受信したとき対応するクロスコネクト切替が終了して
    いれば、迂回経路に沿って発信ノードから選択ノードへ
    クロスコネクション承認メッセージを送出し、該クロス
    コネクト切替が終了していなければ、迂回経路に沿って
    発信ノードから選択ノードへ切替終了時に送出すべきク
    ロスコネクション承認メッセージを送出したのちに、選
    択ノードから発信ノードへクロスコネクション確認メッ
    セージを送出することによって、クロスコネクト切替を
    確認することを特徴とする請求項2に記載の迂回経路探
    方法
JP04955494A 1994-03-18 1994-03-18 迂回経路探索方法 Expired - Fee Related JP3438105B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04955494A JP3438105B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 迂回経路探索方法
US08/405,606 US5513345A (en) 1994-03-18 1995-03-17 Searching system for determining alternative routes during failure in a network of links and nodes
GB9505463A GB2287863B (en) 1994-03-18 1995-03-17 Searching for alternative routes in networks

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04955494A JP3438105B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 迂回経路探索方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07264184A JPH07264184A (ja) 1995-10-13
JP3438105B2 true JP3438105B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=12834425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04955494A Expired - Fee Related JP3438105B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 迂回経路探索方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5513345A (ja)
JP (1) JP3438105B2 (ja)
GB (1) GB2287863B (ja)

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699008A1 (en) * 1994-08-23 1996-02-28 BELL TELEPHONE MANUFACTURING COMPANY Naamloze Vennootschap Method for rerouting a data stream
US5657320A (en) * 1995-06-06 1997-08-12 Mci Corporation Method and system for resolving contention of spare capacity circuits of a telecommunications network
US5646936A (en) * 1995-06-22 1997-07-08 Mci Corporation Knowledge based path set up and spare capacity assignment for distributed network restoration
WO1997011543A1 (en) * 1995-09-22 1997-03-27 Mci Communications Corporation Communication system and method providing optimal restoration of failed paths
US5768256A (en) * 1995-12-29 1998-06-16 Mci Corporation Communications system and method providing optimal restoration of failed-paths
US6199172B1 (en) * 1996-02-06 2001-03-06 Cabletron Systems, Inc. Method and apparatus for testing the responsiveness of a network device
JP3001410B2 (ja) * 1996-03-28 2000-01-24 日本電気テレコムシステム株式会社 自動迂回ルーティング方式
US6032266A (en) * 1996-04-05 2000-02-29 Hitachi, Ltd. Network system having function of changing route upon failure
US5933590A (en) * 1996-04-18 1999-08-03 Mci Communications Corporation Restoration of multiple span cuts with priority hand-off using SHN
US5850536A (en) * 1996-05-01 1998-12-15 Mci Communications Corporation Method and system for simulated multi-tasking
US5809286A (en) * 1996-05-01 1998-09-15 Mci Communications Corporation Method and apparatus for emulating a dynamically configured digital cross-connect switch network
US5867689A (en) * 1996-05-01 1999-02-02 Mci Communications Corporation Method and apparatus for emulating a digital cross-connect switch network using a flexible topology to test MCS network management
US5748617A (en) * 1996-05-01 1998-05-05 Mci Corporation Method and apparatus for emulating a digital cross-connect switch network
US5781535A (en) * 1996-06-14 1998-07-14 Mci Communications Corp. Implementation protocol for SHN-based algorithm restoration platform
US5734811A (en) * 1996-06-26 1998-03-31 Mci Corporation Segment substitution/swap for network restoration pre-plans
US5812826A (en) * 1996-06-27 1998-09-22 Mci Communications Corporation Method and apparatus for emulating a network of state monitoring devices
US5748611A (en) * 1996-06-27 1998-05-05 Mci Corporation System and method for restoring a telecommunications network using conservative bandwidth reservation and selective message rebroadcast
US5954829A (en) * 1996-12-30 1999-09-21 Mci Communications Corporation System, method, and computer program product for digital cross connect testing
US5854930A (en) * 1996-12-30 1998-12-29 Mci Communications Corporations System, method, and computer program product for script processing
US6327669B1 (en) * 1996-12-31 2001-12-04 Mci Communications Corporation Centralized restoration of a network using preferred routing tables to dynamically build an available preferred restoral route
US5935215A (en) * 1997-03-21 1999-08-10 International Business Machines Corporation Methods and systems for actively updating routing in TCP/IP connections using TCP/IP messages
US6421349B1 (en) * 1997-07-11 2002-07-16 Telecommunications Research Laboratories Distributed preconfiguration of spare capacity in closed paths for network restoration
US6377543B1 (en) 1997-08-13 2002-04-23 Telecommunications Research Laboratories Path restoration of networks
US7013467B1 (en) 1997-12-09 2006-03-14 Mci Communications Corporation System and method for managing computer system resources using command control vectors
US5974532A (en) * 1997-12-09 1999-10-26 Mci Communications Corporation System and method for generating responses for inputs using a hybrid state engine table
US6256659B1 (en) 1997-12-09 2001-07-03 Mci Communications Corporation System and method for performing hybrid preemptive and cooperative multi-tasking in a computer system
US6404734B1 (en) 1998-10-06 2002-06-11 Telecommuncations Research Laboratories Scalable network restoration device
US6990068B1 (en) * 1999-01-15 2006-01-24 Cisco Technology, Inc. Virtual path restoration scheme using fast dynamic mesh restoration in an optical network
US6856627B2 (en) * 1999-01-15 2005-02-15 Cisco Technology, Inc. Method for routing information over a network
US6801496B1 (en) 1999-01-15 2004-10-05 Cisco Technology, Inc. Network addressing scheme for reducing protocol overhead in an optical network
US6671819B1 (en) * 2000-04-06 2003-12-30 Bbnt Solutions Llc System and methods routing packets on alterate paths
US7225467B2 (en) * 2000-11-15 2007-05-29 Lockheed Martin Corporation Active intrusion resistant environment of layered object and compartment keys (airelock)
US7213265B2 (en) * 2000-11-15 2007-05-01 Lockheed Martin Corporation Real time active network compartmentalization
US8762568B1 (en) 2001-07-06 2014-06-24 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for inter-zone restoration
US7536546B2 (en) * 2001-08-28 2009-05-19 Acme Packet, Inc. System and method for providing encryption for rerouting of real time multi-media flows
US7031311B2 (en) * 2001-07-23 2006-04-18 Acme Packet, Inc. System and method for providing rapid rerouting of real-time multi-media flows
US7362707B2 (en) * 2001-07-23 2008-04-22 Acme Packet, Inc. System and method for determining flow quality statistics for real-time transport protocol data flows
JP2003309595A (ja) * 2002-04-12 2003-10-31 Fujitsu Ltd ネットワークにおけるルーチング装置およびルーチング方法
US7302692B2 (en) * 2002-05-31 2007-11-27 International Business Machines Corporation Locally providing globally consistent information to communications layers
US7146643B2 (en) * 2002-10-29 2006-12-05 Lockheed Martin Corporation Intrusion detection accelerator
US20070061884A1 (en) * 2002-10-29 2007-03-15 Dapp Michael C Intrusion detection accelerator
US20040083466A1 (en) * 2002-10-29 2004-04-29 Dapp Michael C. Hardware parser accelerator
US7080094B2 (en) * 2002-10-29 2006-07-18 Lockheed Martin Corporation Hardware accelerated validating parser
JP2004173136A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Fujitsu Ltd ネットワーク管理装置
CA2434115A1 (en) * 2002-12-05 2004-06-05 Telecommunications Research Laboratories Method for design of networks based on p-cycles
US7437452B2 (en) * 2003-02-26 2008-10-14 Ricoh Company, Ltd. Method and system for monitoring network connected devices with multiple protocols
EP1604277A2 (en) * 2003-02-28 2005-12-14 Lockheed Martin Corporation Hardware accelerator personality compiler
JP4485309B2 (ja) * 2004-09-28 2010-06-23 富士通株式会社 ネットワーク障害の影響を解析する装置
JP4461485B2 (ja) * 2005-04-05 2010-05-12 株式会社ジェイテクト 分散制御装置
JP2007266850A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Fujitsu Ltd 伝送装置
JP5095823B2 (ja) 2008-08-11 2012-12-12 株式会社日立製作所 トランスポート制御サーバ、ネットワークシステム及びトランスポート制御方法
CN104662859B (zh) * 2013-06-29 2017-12-05 华为技术有限公司 一种连接恢复的方法、装置及系统
US10917801B2 (en) 2018-04-27 2021-02-09 At&T Intellectual Property I, L.P. Predictive impact analysis for designing a resilient cellular backhaul network

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4686669A (en) * 1985-02-07 1987-08-11 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Path hunting in a distributed control switching system
US4918686A (en) * 1987-07-27 1990-04-17 Hitachi, Ltd. Data transfer network suitable for use in a parallel computer
US4999771A (en) * 1987-08-31 1991-03-12 Control Data Corporation Communications network
US4905233A (en) * 1987-11-23 1990-02-27 Harris Corporation Multiple path routing mechanism for packet communications network
JP2610976B2 (ja) * 1988-12-22 1997-05-14 ローム 株式会社 Dtmfダイヤラ
US5086499A (en) * 1989-05-23 1992-02-04 Aeg Westinghouse Transportation Systems, Inc. Computer network for real time control with automatic fault identification and by-pass
US5367642A (en) * 1990-09-28 1994-11-22 Massachusetts Institute Of Technology System of express channels in an interconnection network that automatically bypasses local channel addressable nodes
JP2579246B2 (ja) * 1990-12-21 1997-02-05 シャープ株式会社 データ伝送装置
JPH0581216A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Hitachi Ltd 並列プロセツサ

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
H.Komine,et.al.,A distributed restoration algorithm for multiple−link and node failures of transport networks,GLOBECOM’90,IEEE,pp.459−463
中条孝文他,分散処理型セルフヒーリングアルゴリズムとその最適予備容量設定アルゴリズム,電子情報通信学会論文誌 B−I,Vol.J73−B−I,No.5,pp.479−486
小倉孝夫他,ノード障害を考慮した分散処理型セルフヒーリングアルゴリズムの検討,1990年電子情報通信学会秋季全国大会B−503

Also Published As

Publication number Publication date
GB2287863B (en) 1998-03-04
GB9505463D0 (en) 1995-05-03
GB2287863A (en) 1995-09-27
JPH07264184A (ja) 1995-10-13
US5513345A (en) 1996-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3438105B2 (ja) 迂回経路探索方法
US5835482A (en) Communication system and method providing optimal restoration of failed paths
JPS5941031A (ja) コンピユ−タ相互接続のためのデユアル通路バス構造
JP2770749B2 (ja) マルチリング型障害回復システム
JPH05114910A (ja) 通信ネツトワーク制御方式
CA2156375A1 (en) Method for rerouting a data stream
JP4547314B2 (ja) 故障復旧方法および管理ノードならびに通信ノード
JP2656741B2 (ja) 情報管理方法及びブリッジノード
US6473761B1 (en) Agent system
JPH072574B2 (ja) エレベ−タの群管理制御装置
JP3406246B2 (ja) 迂回経路選定方法及び装置、障害回復方法及び装置、ノード並びにネットワークシステム
JPH03504912A (ja) 通信システム及び通信システムに使用されるスイッチング素子
CA2371634A1 (en) Method and system for multi-initiator support to streaming devices in a fibre channel network
WO1997024886A1 (en) Communications system and method providing optimal restoraton of failed paths
Cidon et al. Distributed store-and-forward deadlock detection and resolution algorithms
JPS61228751A (ja) ル−ト選択方式
KR100248406B1 (ko) 회선분배시스템을 이용한 메시구조의 네트워크에서 선계획다중선택기 다중계층복구방법
JP2002509655A (ja) 非同期転送モード(atm)ネットワークのための方法及び装置
Struyve et al. Design and evaluation of distributed link and path restoration algorithms for ATM meshed networks
CN116708282A (zh) 面向ieee 802.1 tsn时间感知整形器的容错调度方法
JPH08204729A (ja) 受動ローカルネットワークを介するatmセルの伝送方式
JPH10224389A (ja) マルチリング通信装置およびそのノード装置
Chen Deadlock prevention in message switched networks
JPH0496447A (ja) バーチャルパス切り替え装置
JPS6053350A (ja) 多段中継伝送システムの自動試験方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees