JP2003309595A - ネットワークにおけるルーチング装置およびルーチング方法 - Google Patents

ネットワークにおけるルーチング装置およびルーチング方法

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JP2003309595A
JP2003309595A JP2002110962A JP2002110962A JP2003309595A JP 2003309595 A JP2003309595 A JP 2003309595A JP 2002110962 A JP2002110962 A JP 2002110962A JP 2002110962 A JP2002110962 A JP 2002110962A JP 2003309595 A JP2003309595 A JP 2003309595A
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label
network
lsp
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Yasushi Sasagawa
靖 笹川
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/10Routing in connection-oriented networks, e.g. X.25 or ATM

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の中継装置間でのラベルスイッチングを
サポートするネットワークにおけるルーチング装置であ
って、そのルーチングの自由度と柔軟性を高めることを
目的とする。 【解決手段】 ネットワーク20内においてラベルスイ
ッチされるべきパスを設定するためのパス設定手段11
と、設定すべき上記のパスの中で、通過すべきでない1
つまたは複数の箇所を、パス設定手段11に対して指定
する除外箇所指定手段12と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにお
けるルーチング装置およびルーチング方法に関し、より
具体的には、本発明は、MPLS/GMPLS(Multi
Protocol Label Switching and/or Generalized Multi
Protocol Label Switching)を適用したイントラネッ
ト、インターネット・バックボーン、オプティカルネッ
トワーク、トランスポートネットワーク等、における制
約条件付きルーチングあるいは明示ルーチング手法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ラベルスイッチング(label switching
)は、イントラネットおよびインターネット・バック
ボーン向けの、高速データ転送、トラヒックの負荷分
散、帯域制御等、を本格的に実現するための基盤技術で
あり、IPレベル(レイヤ3)でのルーチング処理と、
ATM、フレームリレー、イーサネット(登録商標)
(Etherne(登録商標)t)等の下位レイヤ(レ
イヤ2)のスイッチング処理と、を融合し、IPパケッ
トに「ラベル」を付与して、この「ラベル」により、レ
イヤ2のフォワーディングを行うものである。このラベ
ルスイッチングは現在、IETF(Internet Engineeri
ng Task Force )のMPLS−WG(Working Group )
において、MPLSとして標準化作業が進んでおり、そ
の基本機能のいくつかは、作業を完了している。
【0003】また、このMPLSをオプティカルネット
ワーク、トランスポートネットワーク等へ適用するため
に拡張したGMPLSについて、IETF,ITU−
T,OIF(Optical Internetworking Forum )等、で
標準化作業が始まっている。
【0004】MPLSは、そのフォワーディングプレー
ンに関して、パケット単位またはセル単位でフォワーデ
ィングするための、パケット境界またはセル境界を認識
する能力と、パケットヘッダまたはセルヘッダを処理す
ることのできる能力と、があるものと仮定していた。し
かし、GMPLSでは、フォワーディングプレーンが、
パケット境界もセル境界も認識しない装置をも包含す
る。
【0005】そこで、GMPLSでは、パケットヘッダ
またはセルヘッダ内に記述される情報に基づいてデータ
のフォワードをすることができないLSR(Label Swit
ching Router)も含むように拡張することによって、時
分割スイッチ(例えば、SONETやADMs)、波長
スイッチ(光λ)および空間スイッチ(例えば、入力側
のポートまたはファイバから、出力側のポートまたはフ
ァイバへのスイッチ)を、サポート可能としている。
【0006】ここで、このMPLS/GMPLS(MP
LSおよび/またはGMPLS)の主要なアプリケーシ
ョンとしては、イントラネット、インターネット・バッ
クボーン、オプティカルネットワーク/トランスポート
ネットワークにおいて、各種リソースの最適化を、動的
かつ自動的に行うためのトラヒックエンジニアリングが
ある。MPLS−TE(Traffic Engineering )または
GMPLSである。このMPLS−TEまたはGMPL
Sにおいては、ネットワーク内の各種リソースの状態に
より、パスLSP(Label Switched Path )設定ルート
を変える必要がある。このため、制約条件付きルーチン
グ(constraint-based routing)や明示的ルーチング
(explicit routing)が重要な機能となる。
【0007】なお、現状のMPLS−TEとGMPLS
とについては、後に、パスプロクテクション(リストレ
ーション)サービス(図12)とリンクプロテクション
(リストレーション)サービス(図13)とを、実現す
べきサービスの一例として取り上げながら、詳しく説明
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図12および図1
3、ならびに図14〜図17を参照して後に詳しく説明
するとおり、例えばプロテクション(リストレーショ
ン)用のLSP(Label Switched Path)等を、従来の
明示的ルート指定機能によって設定する場合には、
(i)プライマリパスの全中継ノードを除外したパスを
張るときも、(ii)プライマリパス上のある特定のノー
ドまたはリンクのみを除外したパスを張るときも、共
に、明示的に通過すべきノードを指定しなければならな
い。
【0009】このため、後述するように、 1)ネットワークのトポロジーの入手、 2)プライマリLSP(Label Switched Path)が通過
するLSR(Label Switching Router)の情報の入手、 3)上記ネットワークのトポロジー情報と、プライマリ
LSPの中継ノードの情報とによる、リンクプロテクシ
ョン用のセカンダリLSPのルートの計算、 4)その計算結果において複数のルートが存在する場合
に対応するための、ルート決定ポリシーの実装と、その
ポリシーを使用した1つのルートの決定、の各機能が必
須となる。
【0010】従来は、上記の諸機能1)〜4)を常に働
かせてルーチングを行うため、そのルーチングの自由度
は失なわれ、また、そのルーチングの柔軟性に著しく欠
ける、という問題があった。このため例えば、ネットワ
ーク管理者が種々のサービスをネットワーク上で提供し
ようとしても、その自由度や柔軟性がないことから、そ
の実現が困難になっている。
【0011】また、上記の諸機能1)〜4)を果すに十
分な能力(ハードおよびソフト)を全て備えなければな
らないことから、上記LSRがコスト高になっている、
という問題もある。
【0012】したがって本発明は、コスト増なしに、高
い自由度と柔軟性とを満足できるルーチング装置および
方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係るルー
チング装置の基本構成を示す図である。
【0014】本図において、参照番号10は、複数の中
継装置間でのラベルスイッチングをサポートするネット
ワークにおけるルーチング装置を示し、パス設定手段1
1と、除外箇所指定手段12とを少なくとも備えて構成
される。ここに、パス設定手段11は、上記のネットワ
ーク内においてラベルスイッチされるべきパスを設定す
るためのものであり、除外箇所指定手段12は、設定す
べき上記のパスの中で、通過すべきでない1つまたは複
数の箇所を、上記のパス設定手段11に対して指定する
ものである。
【0015】ここで、上記の箇所とは、上記の中継装置
の所在箇所および複数の中継装置間にまたがるリンクの
所在箇所、の少なくとも一方を意味する。
【0016】さらに、上記の中継装置は、上記のネット
ワークを構成するノードまたはインタフェースである。
【0017】一方、本発明を方法として把握すると、下
記のステップからなる。
【0018】図2は本発明に係るルーチング方法の基本
ステップを示すフローチャートである。
【0019】本図に示す方法は、複数の中継装置間での
ラベルスイッチングをサポートするネットワークにおい
て、入口中継装置から、少なくとも1つの中間中継装置
を経て、出口中継装置に至るまでのパスを設定するため
のルーチング方法である。そして、2つの主要なステッ
プS11およびS12からなる。
【0020】ステップS11:設定すべきパスの中で、
通過すべきでない中継装置および/または通過すべきで
ない2以上の中継装置にまたがるリンクを指定する。
【0021】ステップS12:指定された上記の通過す
べきでない中継装置および/またはリンクを、明示的に
除外して、パスの設定を行う。
【0022】かくして、従来であれば、あるノード、イ
ンタフェース、ノード群またはインタフェース群だけを
除外したい場合でも、入口中継装置(入口LSRまたは
入口サーバ)において、既述の1)〜4)の諸機能を実
装し、明示的にルートを決定する必要があったが、本発
明によれば、その諸機能を全て同時に実装する必要がな
くなり、既述した従来技術の問題は解消される。
【0023】
【発明の実施の形態】まず初めに、本発明の理解を容易
にするため、従来技術を詳しく説明しておく。
【0024】ここでは主として、パスプロテクション
(リストレーション)とリンクプロテクション(リスト
レーション)を例にとって説明する。
【0025】図12はネットワーク内にパスプロテクシ
ョンを構築した一例を示す図であり、図13はネットワ
ーク内にリンクプロテクションを構築した一例を示す図
である。
【0026】これらの図において、参照番号20はネッ
トワーク全体を表しており、該ネットワーク20は、複
数の中継装置21とこれらを例えばメッシュ状に結ぶ伝
送路22とからなる。なお中継装置21としては、その
代表例としてLabel Switching Router(LSR)を図示
している(以下、単にLSRとも称す)。また両図中、
Ppはメインのプライマリパスを表し、Psは、プロテ
クションとしてのセカンダリパスを表す。
【0027】図12を参照すると、入口LSRから出口
LSRへのプライマリパスPpとしてのLSP(Label
Switched Path )が、入口LSR→LSR−4→LSR
−7→出口LSRの各LSRを通して設定されているも
のとする。プロテクションのために、そのPpに対し
て、セカンダリパスを設定するものとする。
【0028】ここで仮に、LSR−4およびLSR−7
とそれに接続する経路とについて、耐故障性を高めたい
という要請が、ユーザやプロバイダ等からあったとする
と、LSR−4およびLSR−7を通過しないルート、
例えば入口LSR→LSR−1→LSR−3→LSR−
6→出口LSRからなるセカンダリパスPsが設定され
る。
【0029】一方図13を参照すると、入口LSRから
出口LSRへのプライマリパスPpとしてのLSPが、
前述と同様に、入口LSR→LSR−4→LSR−7→
出口LSRの各LSRを通して設定されているものとす
る。そのPpに対して、セカンダリパスPsが、本図の
例では、LSR−4とLSR−7との間のリンクのみを
通過しないルート、例えば入口LSR→LSR−4→L
SR−6→出口LSRのように設定される。
【0030】上記のようなパスプロテクションおよびリ
ンクプロテクションを構築するためのシーケンス例を、
それぞれ、図14および図15を参照して説明するが、
その前に、そのシーケンス例を容易に理解するため、従
来技術の背景について述べておく。
【0031】現在、MPLS−TEのシグナリングとし
てはCR−LDP(Constraint-based Route-Label Dis
tribution Protocol)およびRSVP−TE(Resource
Reservation Protocol-Traffic Engineering )が、さ
らにGMPLSのシグナリングとしてはCR−LDP拡
張およびRSVP−TE拡張が、それぞれ、IETFの
MPLS−WGで標準化の作業中である。
【0032】[A]上記のCR−LDPおよびRSVP
−TEの主な機能としては、下記の(1)〜(5)があ
る。 (1)明示的ルートの指定 シグナリングメッセージ内において、制約条件付きルー
トに沿った中継装置(ノードまたはノードのグループ)
のリストを明示的に指定して、LSP(LabelSwitched
Path )を設定する。 (2)トラヒックパラメータの指定 シグナリングメッセージ内において、Peak Data Rate
(PDR),Peak BurstSize(PBS),Committed Da
ta Rate(CDR),Committed Burst Size(CB
S),Excess Burst Size(EBS)等、のトラヒックパ
ラメータを指定して、LSPを設定する。 (3)自動最適化(ルートピニング:route pinning ) トポロジーの変化およびリソースの使用状況の変化によ
り、設定されたLSPの一部に関して、より最適なルー
トができたときに、自動的に、再最適化を行う。 (4)プリエンプション制御(preemption control) LSPの設定に際して、十分なリソースを持ったルート
を見つけることができなかった場合には、既に存在する
パスのリソースを再割当てするために、新しいパスにリ
ルート(reroute )する(パスプリエンプション)。な
おそのためのパラメータとして、セットアッププライオ
リティ(setup priority)およびホールディングプライ
オリティ(holding priority)等が規定されている。 (5)リソースクラス(カラー) ネットワークリソースはネットワークオペレータによっ
て様々な方法で分類され得る。これをリソースクラス
(カラー)と呼び、LSPを設定するときに、これを指
定することによって、ある分類されたグループ(リソー
ス)を明示的に、含めたりあるいは外したりするため
に、このリソースクラス(カラー)を用いる。
【0033】[B]上記のGMPLSのためのCR−L
DP拡張およびRSVP−TE拡張の主な機能として
は、下記の(1)〜(7)がある。
【0034】(1)複数のタイプのスイッチングをサポ
ートする。例えばTDM,λ、およびファイバ(ポー
ト)のスイッチングをサポートする。
【0035】(2)LSPのペイロードのタイプとし
て、SONET、SDH、および1または10Gbitイー
サネットのようなペイロードを許容する。
【0036】(3)上流のノードによって提案されるラ
ベル(suggested label )をサポートする。
【0037】(4)下流のノードによって選択されるラ
ベルの範囲を制限するという概念を導入する。
【0038】(5)双方向LSPの確立をサポートす
る。
【0039】(6)特定のインタフェースで使用する特
定のラベルの通信をサポートする。
【0040】(7)迅速な故障通知。
【0041】[C]LSPのプロテクション(リストレ
ーション) このプロテクション(リストレーション)には、大別す
ると、下記の2つの方式(1)および(2)があり、こ
れら(1)および(2)が、それぞれ、既述の図12お
よび図13に対応する。 (1)パスプロテクション(リストレーション)(図1
2) プライマリパスPpが張られる全てのノードまたはリン
クを通過するルートとは全く別のルートを通過するセカ
ンダリパスPsを設定する。 (2)リンクパスプロテクション(リストレーション)
(図13) プライマリパスPpが張られるある特定のノードまたは
リンクを通過するルートのみが、別のルートを通過する
ようなセカンダリパスPsを設定する。
【0042】ここで図14および図15を参照する。
【0043】図14はパスプロテクション(図12)を
設定するシーケンスの一例を示す図であり、図15はリ
ンクプロテクション(図13)を設定するシーケンスの
一例を示す図である。
【0044】ここでは、現状検討されているシグナリン
グすなわち前述のMPLS−TEの明示的ルート指定機
能を使用したシグナリングに基づくシーケンス例を示
す。
【0045】またプロテクションの設定には、CR−L
DPでプロテクションを設定する方式と、RSVP−T
Eでプロテクションを設定する方式とが考えられるが、
考え方はどちらも同じであるので、ここではCR−LD
Pで設定する場合を例示することとする。
【0046】まず図14を参照すると、本図の上欄に
は、後述する手順で決定されたLSR群すなわちLSR
−1,LSR−3およびLSR−6と、もともと定めら
れている入口LSRおよび出口LSR(図12のPsの
ルート参照)が示されている。この入口LSRがトリガ
となって、Label Request が各LSRを次々と転送さ
れ、出口LSRへ到達する。続いて出口LSRを始点と
して、Label Mapping が各LSRを次々と転送される。
以下、順を追って説明する。
【0047】〈1〉入口LSR(21)は、ネットワー
ク(20)のトポロジーを、各種方法例えばコンフィギ
ュレーションの参照、サーバからの設定、OSPF(Op
en Shortest Path First)およびBGP(Boarder Gate
way Protocol)等のプロトコルによる入手、等の方法に
より、知っているものとする。
【0048】〈2〉入口LSRは、プライマリパス(L
SP)Ppが、入口LSR,LSR−4,LSR−7お
よび出口LSRを通して設定されていることを、各種方
法例えばコンフィギュレーションの参照、サーバからの
設定、LDPのパスベクトル等のプロトコルによる入
手、等の方法により、知る。
【0049】〈3〉入口LSRは、ネットワーク(2
0)のトポロジー情報と、プライマリパス(LSP)P
pの中継ノードの情報とから、パスプロテクション用の
セカンダリパス(LSP)として、LSR−1,LSR
−3およびLSR−6を通るルートと、LSR−2,L
SR−5およびLSR−8を通るルートとが存在するこ
とを計算により知り、さらに、何らかのポリシーによ
り、前者のLSR−1,LSR−3およびLSR−6を
通るルートの方を、セカンダリパス(LSP)として決
定する。
【0050】〈4〉入口LSRは、その決定に基づい
て、ER−TLV(LSR1,LSR3,LSR6、出
口LSR)を指定した情報を含むラベルリクエスト(La
bel Request )と称するメッセージを、LSR−1に向
けて送出する。ER−TLVは、Explicit Route-TLVで
あり、TLVは例えば図16等に示す、Type, Lengthお
よびValue である。
【0051】〈5〉上記ラベルリクエスト(Label Requ
est )を受信したLSR−1は、その受信Label Reques
t 内のER−TLV(LSR1,LSR3,LSR6、
出口LSR)を評価し、ER−TLVの先頭オブジェク
ト(すなわちLSR1)を削除すると共に、中継先がL
SR−3であることを知る。そしてLSR−3に対し
て、ER−TLV(LSR3,LSR6、出口LSR)
を指定した情報を含むLabel Request を送出する。
【0052】〈6〉同様に、上記ラベルリクエスト(La
bel Request )を受信したLSR−3は、その受信Labe
l Request 内のER−TLV(LSR3,LSR6、出
口LSR)を評価し、ER−TLVの先頭のオブジェク
ト(すなわちLSR3)を削除すると共に、中継先がL
SR−6であることを知る。そしてLSR−6に対し
て、ER−TLV(LSR6、出口LSR)を指定した
情報を含むLabel Request を送出する。
【0053】〈7〉さらに上記ラベルリクエスト(Labe
l Request )を受信したLSR−6は、その受信Label
Request 内のER−TLV(LSR6、出口LSR)を
評価し、ER−TLVの先頭のオブジェクト(すなわち
LSR6)を削除すると共に、中継先が出口LSRであ
ることを知る。そして出口LSRに対して、ER−TL
V(出口LSR)を指定した情報を含むLabel Request
を送出する。
【0054】〈8〉最後に出口LSRは、受信したLabe
l Request 内のER−TLV(出口LSR)を評価し、
ER−TLVの先頭のオブジェクト(すなわち出口LS
R)を削除すると共に、出口LSR自身が当該LSPの
終端であることを知ると、続いてラベルマッピング(La
bel Mapping )と称するメッセージを、LSR−6に返
送する。
【0055】〈9〉以下、LSR6→LSR−3→LS
R−1→入口LSRの順に遡ってそのLabel Mapping が
返送されると当該セカンダリパス(LSP)が確立す
る。
【0056】なお上記の〈1〉〜〈3〉の機能について
は、LSR(21)自身内に実装されても良いし、ある
いはLSR(21)の外部に配備されても良い。
【0057】次に図15を参照して、リンクプロテクシ
ョンの設定シーケンスを説明する。ただし、上記
〈1〉,〈2〉,〈3〉…の説明と基本的には同じであ
る。以下にその概要を示す。
【0058】〈1〉入口LSR(21)は、ネットワー
ク(20)のトポロジーを各種方法例えばコンフィギュ
レーションの参照、サーバからの設定、OSPFおよび
BGP等のプロトコルによる入手、等の方法により、知
っているものとする。
【0059】〈2〉入口LSRは、プライマリパス(L
SP)が、入口LSR,LSR−4,LSR−7および
出口LSRを通して設定されていることを、各種方法例
えばコンフィギュレーションの参照、サーバからの設
定、LDPのパスベクトル等のプロトコルによる入手、
等の方法により、知る。
【0060】〈3〉入口LSRは、ネットワーク(2
0)のトポロジー情報と、プライマリパス(LSP)の
中継ノードの情報とから、LSR−4とLSR−7との
間のリンクプロテクション用のセカンダリパス(LS
P)として、LSR−4およびLSR−6を通るルート
と、LSR−4およびLSR−8を通るルートと、LS
R−4,LSR−3およびLSR−6を通るルートと、
LSR−2,LSR−5およびLSR−8を通るルー
ト、等が存在することを計算により知り、さらに、何ら
かのポリシーにより、LSR−4およびLSR−6を通
るルートを、セカンダリパス(LSP)として決定す
る。
【0061】〈4〉入口LSRは、その決定に基づい
て、ER−TLV(LSR4,LSR6、出口LSR)
を指定したLabel Request を、LSR−4に向けて送出
する。
【0062】〈5〉上記ラベルリクエストを受信したL
SR−4は、その受信Label Request 内のER−TLV
(LSR4,LSR6、出口LSR)を評価し、ER−
TLVの先頭オブジェクトを削除すると共に、中継先が
LSR−6であることを知る。そしてLSR−6に対し
て、ER−TLV(LSR6、出口LSR)を指定した
Label Request を送出する。
【0063】〈6〉同様に、上記ラベルリクエストを受
信したLSR−6は、その受信Label Request 内のER
−TLV(LSR6、出口LSR)を評価し、ER−T
LVの先頭のオブジェクトを削除すると共に、中継先が
出口LSRであることを知る。そして出口LSRに対し
て、ER−TLV(出口LSR)を指定したLabel Requ
est を送出する。
【0064】〈7〉最後に出口LSRは、受信したLabe
l Request 内のER−TLV(出口LSR)を評価し、
ER−TLVの先頭のオブジェクトを削除すると共に、
出口LSR自身が当該LSPの終端であることを知る
と、ラベルマッピング(LabelMapping )と称するメッ
セージを、LSR−6に返送する。
【0065】〈8〉以下、LSR6→LSR−4→入口
LSRの順に遡ってそのLabel Mapping が返送される
と、当該セカンダリパス(LSP)が確立する。
【0066】なお上記の〈1〉〜〈3〉の機能は、LS
R(21)自身内に実装されても良いし、あるいはLS
R(21)の外部に配備されても良い。
【0067】図14と図15を参照して説明した、MP
LS−TEのシグナリングにおける明示的ルート指定機
能を使用したシーケンス例は、最も一般的な例である。
ただしこれ以外にも、自動最適化機能やリソースクラス
を使用しても、ある限定した条件下では、プロテクショ
ン(リストレーション)を実現可能である。しかしこれ
は一般的ではないので、ここでは説明を省略する。
【0068】以上述べた説明の中で特にキーワードとな
るのは、ER−TLVである。例えば図14を参照した
既述のステップ〈4〉では、「入口LSRはステップ
〈3〉での既述の決定に基づいて、ER−TLV(LS
R1,LSR3,LSR6、出口LSR)を指定した情
報を含むラベルリクエスト(Label Request )を、LS
R−1に向けて送出する」ようにしている。
【0069】図16の(a),(b)および(c)はE
R−TLVのデータフォーマットを示す図(その1)で
あり、図17の(a),(b),(c)および(d)は
ER−TLVのデータフォーマットを示す図(その2)
である。
【0070】ただしここに示すデータフォーマットは公
知である。
【0071】図16において、ER−TLVは、1つ以
上のExplicit Route LSP Hop TLVs(ER Hop T
LVs)によって構成され、LSPが確立されるべきパ
スを指定する。なお現在定義されている値(Value )
は、本図(c)に示すとおりである。
【0072】また図17について、説明を補足すると、
同図(a)において、 Lビット:Loose hop を示すためにセットされ、Strict
hopを示すためにクリアされるビット PreLen:プレフィックス長(1〜32) IPv4 Address:IPv4アドレスを示す4バイトフィー
ルド である。
【0073】同図(b)において、 Lビット:Loose hop を示すためにセットされ、Strict
hopを示すためにクリアされるビット PreLen:プレフィックス長(1〜128) IPv6 address:128ビットのユニキャストホストアド
レス である。
【0074】同図(c)において、 Lビット:Loose hop を示すためにセットされ、Strict
hopを示すためにクリアされるビット AS Number :自律システム番号 である。
【0075】同図(d)において、 Lビット:Loose hop を示すためにセットされ、Strict
hopを示すためにクリアされるビット Local LSPID :その入口LSRでの参照に、ユニークな
LSPID(identification)を示す2バイトフィール
ド Ingress LSR Router ID :入口LSR IDを示す4バ
イトフィールド である。なお、LooseとStrictについては後
述する。
【0076】図16および図17に示すとおり、ER−
TLVを使用した明示的ルートの指定は、LSPが確立
されるパスを明示的に指定するものであり、以下の
〈1〉および〈2〉の指定が可能である。
【0077】〈1〉IPv4 prefix, IPv6 prefix, Autono
mous system numberまたはLSPIDをStrictに指定
する。ここにStrictとは、自ER−Hop TL
Vと直前のER−Hop TLVとの間に、これら2つ
のER−Hop TLVで指定したネットワーク以外の
任意のネットワークのノードが存在してはならないこと
を表す。
【0078】〈2〉IPv4 prefix, IPv6 prefix, Autono
mous system numberまたはLSPIDをLooseに指定す
る。ここにLooseとは、自ER−Hop TLVと
直前のER−Hop TLVとの間にこれら2つのER
−Hop TLVで指定したネットワーク以外の任意の
ネットワークのノードが存在しても良いことを表す。
【0079】上述のように、IPv4プレフィックス、
IPv6プレフィックス、自律システムまたはLSPI
Dによって、様々な細粒性(granularity )をもって、
ルートを明示することが可能であり、Strictまた
はLooseの指定によって、通過すべきネットワーク
を限定したり、任意のネットワークを通過可能とするこ
とができる。ただし、通過すべき箇所を必ず、明示的に
指定しなければならない。
【0080】したがって、既述したように、プロテクシ
ョン(リストレーション)用のLSP等を、明示的ルー
ト指定機能によって設定する場合には、プライマリパス
の全中継ノード(21)だけを除いたパスを張る場合
も、プライマリパスのある特定のノードまたはリンクだ
け除いたパスを張りたい場合も、共に、明示的に、通過
すべきノードを指定する必要がある。
【0081】よって、図14および図15の説明で述べ
たように、 1)ネットワーク(20)のトポロジーの入手、 2)プライマリLSPが通過するLSRの情報の入手、 3)上記ネットワーク(20)のトポロジー情報と、プ
ライマリパス(LSP)上の中継ノードの情報とによ
り、リンクプロテクション用のセカンダリパス(LS
P)のルートの計算、 4)その計算結果において複数のルートが存在する場合
に対応するためのルート決定ポリシーの実装と、そのポ
リシーを使用したルートの決定、の機能が必須となる。
ただし、LSR内への実装は必須ではない。
【0082】ここで、例えば、図14の例では、LSR
−4とLSR−7を除外すれば、どのルートを通過して
も良いので、その旨の情報のみをシグナリングで通知
し、NEXT Hopの決定自体は、各LSRに任せれ
ば、上記3)および4)の機能は実装不要となる。
【0083】また図15の例では、LSR−4とLSR
−7との間のリンクを除外すれば、どのルートを通過し
ても良いので、その旨の情報のみをシグナリングで通知
し、NEXT Hopの決定自体は、各LSRに任せれ
ば、上記3)および4)の機能は実装不要となる。
【0084】このように従来技術では、あるノードまた
はインタフェース(21)、あるいはノード群またはイ
ンタフェース群(21)だけを除外したい場合にも、入
口LSR(またはサーバ)においては、上記1)〜4)
機能を実装し、明示的にルートを決定する必要があっ
た。
【0085】このような背景のもとで考え出されたの
が、既述した本発明に係るルーチング装置(図1参照)
および既述した本発明に係るルーチング方法(図2参
照)である。
【0086】かかるルーチング装置またはルーチング方
法によれば、MPLS/GMPLSを適用したイントラ
ネット、インターネット・バックボーン、オプティカル
ネットワーク、トランスポートネットワーク等における
制約条件付きルーチング/明示的ルーチングに関し、様
々な制約条件付きルーチングあるいは明示的ルーチング
サービス、特に様々なレベルのプロテクション(リスト
レーション)サービス等を実現することが可能となる。
【0087】以下、本発明をさらに具体的に説明する。
まず、[A]本発明の作用について説明し、[B]その
作用に必要なTLVのデータフォーマットについて説明
し、[C]さらにルーチング装置10の具体例を説明
し、[D]ネットワーク20内でのシグナリングメッセ
ージのシーケンス例を説明し、[E]最後に、本発明を
実施するための経路選択アルゴリズムの実施例を説明す
る。
【0088】[A]本発明の作用 なお以下の説明では、中継装置21を、「ノードまたは
インタフェース」あるいは「ノード群またはインタフェ
ース群」のように一層具体的に呼ぶこととする。また単
に「ノード」あるいは「インタフェース」とも呼ぶ。
【0089】(1)特定のノードまたはインタフェース
を除外した、または特定のノード群またはインタフェー
ス群を除外したLSPの設定について LSP(Label Switched Path )の設定に際し、制約条
件として、そのLSPが通過すべき特定のノードまたは
インタフェース、あるいは特定のノード群またはインタ
フェース群を明示的に指定する(従来技術)のではな
く、LSPが通過すべきでない特定のノードまたはイン
タフェース、あるいは特定のノード群またはインタフェ
ース群を明示的に指定することにより、LSPを設定す
るのが本発明のポイントである。
【0090】例えば、図12を参照すると、入口LSR
→LSR−4→LSR−7→出口LSRを通るプライマ
リパス(LSP)Ppに対して、パスプロテクションと
してのセカンダリパス(LSP)Psを確立する場合
に、入口LSR,LSR−1,LSR−3,LSR−7
および出口LSRを明示的に指定する(従来技術)ので
はなく、LSR−4およびLSR−7の2つノードを除
外すべきことを、明示的に指定してLSPを設定するの
が本発明の方式である。
【0091】また、図13を参照すると、入口LSR→
LSR−4→LSR−7→出口LSRを通るプライマリ
パス(LSP)Ppに対して、LSR−4およびLSR
−7間のリンクプロテクションとしてのセカンダリパス
(LSP)を確立する場合に、入口LSR→LSR−4
→LSR−6→出口LSRのルートを明示的に指定する
(従来技術)のではなく、LSR−4およびLSR−7
の間のリンクを除外すべきことを、明示的に指定してL
SPを設定するのが本発明の方式である。
【0092】すなわち本発明のルーチング装置10(図
1)によれば、ラベルスイッチングに関与する複数の中
継装置21の各々は、前述した除外箇所の制約条件に従
うこと以外は、中継装置21毎に分散して自律的にパス
の設定を行うことができる。
【0093】これを既述の図2に即して言えば、第2ス
テップS12については、中継装置21毎に分散して自
律的に実行することになる。
【0094】さらに具体的に説明すれば、特定のノード
またはインタフェース、あるいは特定のノード群または
インタフェース群を除外するという制約条件を除いて
は、各ノード(21)で分散して、自律的にLSPを設
定することが可能となる。図12に即して言えば、入口
LSR,LSR−1,LSR−3およびLSR−7は、
それぞれ、LSR−4およびLSR−7の2つノードを
除外する、という制約条件を考慮しつつ、自律的にNE
XT Hopを決定する。また図13に即して言えば入
口LSR,LSR−4およびLSR−6は、それぞれ、
LSR−4およびLSR−7間のリンクを除外する、と
いう制約条件を考慮しつつ、自律的にNEXT Hop
を決定する。
【0095】この決定に関する具体例については、下記
(2)において説明する。
【0096】(2)除外すべき特定のノードまたはイン
タフェース、あるいは特定のノード群またはインタフェ
ース群の実現サービス情報と、LSPの通過ノード情報
と、ネットワークのトポロジー情報、障害情報と、経路
決定ポリシーと、を元にした計算ならびに決定について
除外すべき特定のノードまたはインタフェース、あるい
は特定のノード群またはインタフェース群の決定には、
実現しようとするサービスにより、多種多様な情報を必
要とする。その例としては、実現サービス情報、LSP
の通過ノード情報、ネットワークのトポロジー情報、障
害情報、経路決定ポリシー等が上げられる。
【0097】これらの情報を元に、除外すべき特定のノ
ードまたはインタフェース、あるいは特定のノード群ま
たはインタフェース群を決定することにより、上記
(1)を実現することができる。
【0098】既述の図1に即して言えば、除外箇所指定
手段12は、ネットワーク20内で実現すべきサービス
に関するサービス情報と、ラベルスイッチされるパスを
通過する中継装置21に関する通過情報と、ネットワー
クの構成に関するトポロジー情報と、ネットワーク内で
発生する障害に関する障害情報と、設定可能な2以上の
経路があるときに、いずれの経路に設定すべきかを決定
するポリシー情報、の少なくとも1つの情報に基づい
て、当該除外箇所を決定する。
【0099】なお、上記のサービス情報の示すサービス
としては、プライマリパスPpのバックアップとしての
セカンダリパスPsを提供するプロテクションサービス
またはトラヒックが急増したときに補助パスを提供する
負荷分散サービスを含むことができる。
【0100】ここで例えば、図12の例で以下の条件
で、除外すべき特定のノードまたはインタフェース、あ
るいは特定のノード群またはインタフェース群を決定す
る場合を考えてみる。
【0101】(i)実現サービスは、リストレーション
とする。
【0102】(ii)LSP(プライマリパス)の通過ル
ートは、入口LSR,LSR−4,LSR−7および出
口LSRとする。
【0103】(iii) トポロジー情報は、図12の通り
とする。なおこのサービスの場合は、NEXT Hop
の決定にのみ使用する。
【0104】(iv)障害情報は、LSR−4またはLS
R−7または出口LSRからの、LSPの障害通知か、
または自身でLSP障害を検出したものとする。
【0105】(v)経路決定ポリシーは、パスレベルで
のポリシーとし、プライマリパス(LSP)の通過LS
Rを全て除外する。
【0106】この場合、まず入口LSR(図12)は、
LSPの障害の検出(iv)をトリガーとして、リストレ
ーションサービス(i)の実行を開始する。このとき、
プライマリパス(LSP)の通過ルートは上記(ii)の
とおりてあり、かつ、パスレベルのリストレーション
(v)であることから、新たに設定するLSP上のノー
ドの除外条件として、LSR−4およびLSR−7を決
定する。さらに前記ノードの除外条件と、ネットワーク
のトポロジー情報(iii )と、を元にNEXTHop
(LSR−1)を決定する。
【0107】この除外条件の明示的指定の仕方について
は、下記(3)において説明する。
【0108】(3)除外すべき特定のノードまたはイン
タフェース、あるいは特定のノード群またはインタフェ
ース群の明示的指定について既述の図1に即して言う
と、除外箇所指定手段12は、シグナリングメッセージ
を用い、そのシグナリングメッセージの中で、前述した
通過すべきでない1つまたは複数の箇所を特定する。
【0109】この場合、そのシグナリングメッセージ
は、MPLS−TEシグナリングメッセージであり、ま
たはGMPLSシグナリングメッセージである。
【0110】さらに、上記除外箇所の明示的指定のため
に、(i)上記のメッセージを構成する明示的経路指定
データセット(例えば、ER−TLV)の中に、明示的
経路除外データを混在させるか(混在型)、(ii)その
明示的経路指定データセット(例えば、ER−TLV)
とは独立に、上記の明示的経路除外データを含む明示的
経路除外データセット(例えば、後述のEX−TLV)
を生成し、これら明示的経路指定データセットと明示的
経路除外データセットとにより、上記のメッセージを構
成する(独立型)。
【0111】これについてさらに具体的に説明する。
【0112】上記(2)において決定した、除外すべき
特定のノードまたはインタフェース、あるいは特定のノ
ード群またはインタフェース群を、MPLS−TEシグ
ナリングおよびGMPLSシグナリングメッセージを用
いて明示的に指定する。詳細には、前述したCR−LD
PまたはRSVP−TEをそれぞれ拡張して、これを実
現する。
【0113】例えば、CR−LDPの場合は、ER−T
LVのER−Hop TLVに、特定のノードまたはイ
ンタフェースを除外することを示すTLVを追加し、E
R−TLVの中に当該TLVを1つまたは複数設定する
(上記の混在型)。
【0114】あるいは、ER−TLVとは独立に、特定
のノードまたはインタフェースを除外することを示すT
LVと前記TLVをリスト形式としたTLVを定義する
(上記の独立型)。
【0115】これにより、上記(1)におけるLSPの
設定を、ルーチング装置10が、特定のノードまたはイ
ンタフェース、あるいは特定のノード群またはインタフ
ェース群の除外を考慮した上で、自律的かつ分散的に実
現することが可能となる。
【0116】かかるLSPの設定をした後、最後に、L
SPを確立する。これを下記(4)により説明する。
【0117】(4)除外すべき特定のノードまたはイン
タフェース、あるいは特定のノード群またはインタフェ
ース群の情報と、ネットワークのトポロジー情報と、を
元にしたルーチングについてこのルーチングによって、
各ノード(21)でNEXT Hopを決定し、そして
その決定の結果に基づいてLSPが確立される。
【0118】まず、入口LSR(21)および中継LS
R(21)において、ネットワーク20のトポロジー情
報によるルーチングすなわちNEXT Hopの決定に
加えて、除外すべき特定のノードまたはインタフェー
ス、あるいは特定のノード群またはインタフェース群の
情報を考慮し、これにより、ルーチング(NEXT H
opの決定)を行い、Label Request の中継先を決定し
てこれに送信する。その結果として、特定のノードまた
はインタフェース、あるいは特定のノード群またはイン
タフェース群を除外したLSPが確立される。
【0119】かくして、上記(1)におけるLSPの設
定を、特定のノードまたはインタフェース、あるいは特
定のノード群またはインタフェース群の除外を考慮した
上で、自律的かつ分散的に、実現することが可能とな
る。
【0120】[B]TLVのデータフォーマット 上記[A]の作用を実現する上述の各種TLVについ
て、図を参照しながら具体的に説明する。
【0121】図3の(a),(b)および(c)は本発
明に基づくER−TLV(混在型)のデータフォーマッ
ト例を示す図(その1)、図4の(a),(b),
(c)および(d)は本発明に基づくER−TLV(混
在型)のデータフォーマット例を示す図(その2)であ
る。なお、「混在型」および「独立型」については既述
のとおりである。また、図5の(a),(b)および
(c)は本発明に基づくEX−TLV(独立型)のデー
タフォーマット例を示す図である。
【0122】これら図3、図4および図5の見方は、前
述した図16および図17と同じであるが、図3はER
−TLVへのEX−Hopの追加例であって、ER−H
opTLVと一緒にEX−Hop TLVを構成するこ
とを示す図であり、図4は新たに定義されるEX−Ho
p1,EX−Hop2,EX−Hop3およびEX−H
op4のフォーマット例を示す図であり、図5はCR−
LDPの拡張により明示的に除外ルートを指定するため
のシグナリングメッセージ構成例であって、EX−TL
Vは、1つ以上のExclude Route LSP Hop TLVs(EX−
Hop TLVs)によって構成され、LSPが確立さ
れるパスで排除されるべきものを指定する。
【0123】また図4については、このTLVは、ER
−Hop TLVと同様に、IPv4 prefix, IPv6 prefi
x, Autonomous system number およびLSPIDの4種
類のTLVで構成され、それぞれの構造もLビットがS
trict Hop固定であることを除いては、既述の
ER−Hop TLVと同一である。
【0124】さらに説明を補足すると、図3において、
(a)のER−TLVは、1つ以上のExplicit Route L
SP Hop TLVs (ER−Hop TLVs)によって構成
され、LSPが確立されるパスを指定する。また(a)
と(c)において、「追加」と記された部分が本発明に
よって導入されたデータ領域である。
【0125】また図4について補足すると、(a)のE
X−Hop1において、 Lビット:Strict Hop固定 PreLen:プレフィックス長(1〜32) IPv4 Address:IPv4アドレスを示す4バイトフィー
ルド であり、 (b)のEX−Hop2において、 Lビット:Strict Hop固定 PreLen:プレフィックス長(1〜128) IPv6 address:128ビットのユニキャストホストアド
レス であり、 (c)のEX−Hop3において、 Lビット:Strict Hop固定 AS Number :自律システム番号 であり、 (d)のEX−Hop4において、 Lビット:Strict Hop固定 Local LSPID :その入口LSRでの参照に、ユニークな
LSPIDを示す2バイトフィールド Ingress LSR Router ID :入口LSR IDを示す4バ
イトフィールドである。
【0126】以上述べたTLVを用いて動作する中継装
置21について下記[C]において説明する。
【0127】[C]ルーチング装置10の具体例 図6は中継装置21の具体的構成を示す図である。
【0128】本発明の主体をなすルーチング装置10
は、本図の中で主としてハッチングを付した構成要素に
よって実現されている。このように、ルーチング装置1
0は、中継装置21内に形成されても良いし、あるい
は、このルーチング装置10は、複数の中継装置21に
より共有される単一の装置であっても良い。後者の場合
は、該ルーチング装置10はネットワーク20内のいず
れかに設けられ、各中継装置21と個別の伝送路により
結ばれる。
【0129】本図に示すとおり、中継装置21は、リス
トレーションサービス処理部30、ラベル配付用シグナ
リング処理部31、トポロジー情報管理部32、経路計
算処理部33、障害管理部34、ラベル管理部35、ラ
ベルスイッチング処理部36、IPルーチング処理部3
7、スイッチ制御部38および回線インタフェース処理
部(#1〜#m)39以下、各構成要素毎に機能を説明
する。 リストレーションサービス処理部30:ラベルスイッチ
ングに関するリストレーションサービスを司るものであ
る。例えばネットワークオペレータから、パソコンを介
して、送信される外部コマンド(例えば、パスプロテク
ションの構築)により、起動される。
【0130】本装置21が入口LSRとして動作する場
合は、初期LSPの設定を行うと共に、障害管理部34
と連携して当該LSPの障害を監視する。ここで、当該
LSPの障害を検出(本図のLSR(21)自身が検出
する場合と、他のLSR(221)からの障害通知によ
り検出する場合とがある)すると、当該LSPのリスト
レーション用LSPを設定する。このLSPの設定に際
し、トポロジー情報管理部32を参照し、除外すべきノ
ードを決定し、ラベル配付用シグナリング(Signaling
)処理部31に対して、除外すべきノードと出口LS
Rとを指定して、当該LSPの設定を要求する。
【0131】本図の装置21が中継LSRまたは出口L
SRとして動作する場合は、障害管理部34と連携し
て、LSPの障害を監視し、障害を検出したときは、L
SPの障害を、上記入口LSRに通知する。 ラベル管理部35:リストレーションサービス処理部3
0から与えられた動作条件に基づいて、ラベルを管理
し、ラベル配付用シグナリング処理部31からの要求に
より、ラベルの割り当てならびにラベルの解放を行う。 ラベル配付用シグナリング処理部31:リストレーショ
ンサービス処理部30からの要求により、当該LSR
(図6のLSR)に隣接するLSR(図示せず)内のラ
ベル配付用シグナリング処理部および自装置(図6の装
置)のラベル管理部35との相互動作により、その隣接
LSRとの間でFEC(Forwarding Equivalence Clas
s)に対応するラベルを割り当てかつ配付する。これに
よりLSPを設定して、ラベルスイッチング処理部36
およびラベル管理部35に当該設定LSPを通知する。 ラベルスイッチング処理部36:ラベル配付用シグナリ
ング処理部31からの通知により、ラベル管理部35か
ら必要情報を取得し、スイッチ制御部38に対してスイ
ッチング情報を通知すると共に、回線インタフェース処
理部39およびスイッチ制御部38との相互動作によ
り、ラベルスイッチングを実現する。 スイッチ制御部38:ラベルスイッチング処理部からの
要求によりスイッチ(ラベルスイッチ)の制御を行う。 回線インタフェース処理部(#1〜#m)39:ラベル
スイッチング処理部36およびスイッチ制御部38との
相互動作により、上記ラベルスイッチを実現すると共
に、リストレーションサービス処理部30およびラベル
配付用シグナリング処理部31からのまたは該処理部3
1へのメッセージの送受信を、スイッチ制御部38を介
して行う。 IPルーチングプロトコル処理部37:IPルーチング
プロトコルによる他ルータ(LSR)との相互動作によ
り、あるいは、ネットワークのコンフィギュレーション
に従って、IPルーチングテーブルを作成し、FECの
設定または解放のトリガとなる情報を、リストレーショ
ンサービス処理部30、ラベルスイッチング処理部36
およびラベル配付用シグナリング処理部31に与える。 トポロジー情報管理部32:IPルーチングプロトコル
処理部37およびラベル配付用シグナリング処理部31
を介して、ネットワークのトポロジー情報を管理する。 障害管理部34:LSPやリンク等の障害を監視し、障
害を検出したときは、リストレーションサービス処理部
30に対してその障害の発生を通知する。 経路計算処理部33:トポロジー情報管理部32からの
情報と、リストレーションサービス処理部30からの経
路選択条件(ポリシー)と、を元に、経路を計算し、既
述のシグナリングメッセージの送出先を決定する。
【0132】このシグナリングメッセージのネットワー
ク20内での転送シーケンスについては、下記[D]に
て説明する。
【0133】[D]ネットワーク20内でのシグナリン
グメッセージの転送シーケンス図7は本発明に基づいて
パスプロテクションを設定するシーケンスの一例を示す
図(その1)、図8は同図(その2)である。
【0134】両図は既述の図14のシーケンス(従来技
術)と対応する。
【0135】なお図7のシーケンスは、一例としてEX
−TLVにEX−Hop TLVを設定する場合(図5
参照)のシーケンスを示しており、CR−LDPの拡張
により、明示的に除外ルートを指定する場合のメッセー
ジ転送シーケンスである。以下、順を追って動作を説明
する。
【0136】〈1〉入口LSRは、明示的に除外すべき
ルート決定する。これは、サービス処理部からの要求で
経路計算処理部30(図6)が決定する。この決定後、
出口LSRをER−TLVに設定(Looseを指定)
し、さらにEX−TLVにLSR−4およびLSR−7
を設定して、LSR−1にLabel Request メッセージを
送出する。
【0137】〈2〉Label Request メッセージを受信し
たLSR−1は、その受信メッセージ内のER−TLV
とEX−TLVとを評価し、Label Request メッセージ
の中継先をLSR−3と決定する。これは、図6の経路
計算処理部33が決定し、LSR−3にLabel Request
メッセージを送出する。
【0138】〈3〉そのLabel Request メッセージを受
信したLSR−3は、その受信メッセージ内のER−T
LVとEX−TLVとを評価し、Label Request メッセ
ージの中継先をLSR−6と決定する。これは、図6の
経路計算処理部33が決定し、LSR−6にそのLabel
Request メッセージを送出する。
【0139】〈4〉上記Label Request メッセージを受
信したLSR−6は、その受信メッセージ内のER−T
LVとEX−TLVとを評価し、Label Request メッセ
ージの中継先を出口LSRと決定する。これは、図6の
経路計算処理部33が決定し、出口LSRにそのLabel
Request メッセージを送出する。
【0140】〈5〉上記Label Request メッセージを受
信した出口LSRは、その受信メッセージ内のER−T
LVから、出口LSR自身が出口LSRであることを認
識する。これは、経路計算処理部33により認識し、隣
接するLSRとの間でLSP(ラベル)の決定ならびに
設定処理を行う。さらに、LSR−6に対しLabel Mapp
ing メッセージ(図8)を返送する。
【0141】〈6〉上記Label Mapping メッセージを受
信したLSR−6は、その下流のLSR−3に対するL
SPの設定処理を行うと共に、上流の隣接LSRとの間
でLSP(ラベル)の決定ならびに設定処理を行う。そ
してLSR−3に対し、Label Mapping メッセージを返
送する。
【0142】〈7〉上記Label Mapping メッセージを受
信したLSR−3は、その下流のLSR−1に対するL
SPの設定処理を行うと共に、上流の隣接LSRとの間
でLSP(ラベル)の決定ならびに設定処理を行う。そ
してLSR−1に対し、Label Mapping メッセージを返
送する。
【0143】〈8〉上記Label Mapping メッセージを受
信したLSR−1は、その下流に対するLSPの設定処
理を行うと共に、上流の隣接LSRとの間でLSP(ラ
ベル)の決定ならびに設定処理を行う。そして入口LS
Rに対し、Label Mapping メッセージを返送する。
【0144】〈9〉上記Label Mapping メッセージを受
信した入口LSRは、その下流に対するLSPの設定処
理を行って本シーケンスを終了する。
【0145】[E]本発明のルーチング装置10におけ
る経路選択アルゴリズム 図9は本発明のルーチング装置10に適用される経路選
択アルゴリズムの一例を示す図(その1)、図10は同
図(その2)、図11は同図(その3)である。なお、
図面相互接続関係は、図11内の右下に示す。
【0146】図9〜図11において、点線の枠P,Q,
R,S,T,UおよびVで囲んだ部分の処理(ステッ
プ)が、本発明に従って導入された処理(ステップ)で
あり、図9および図10において、これらの処理(ステ
ップ)以外の処理(ステップ)は、標準規格により勧告
されている公知のものである。
【0147】したがって、本発明において特に注目すべ
き機能のみを説明すると、次のとおりである。
【0148】図9〜図10に示すとおり、ER−TLV
により経路を選択し決定する基本的アルゴリズムを実行
した後に、当該NEXT HopがEX−TLVで指定
されているかどうかをチェックする。もしそのEX−T
LVで指定されていなければ、それを最終的にNEXT
Hopと定める。一方、当該NEXT HopがEX
−TLVで指定されている場合には、再度ER−TLV
による経路を選択し決定するためのアルゴリズムを実行
する。このような操作を、NEXT Hopの候補が無
くなるまで繰り返す。
【0149】以上述べた本発明の実施の態様は以下のと
おりである。
【0150】(付記1)複数の中継装置間でのラベルス
イッチングをサポートするネットワークにおけるルーチ
ング装置であって、前記ネットワーク内においてラベル
スイッチされるべきパスを設定するためのパス設定手段
と、設定すべき前記パスの中で、通過すべきでない1つ
または複数の箇所を、前記パス設定手段に対して指定す
る除外箇所指定手段と、からなることを特徴とするネッ
トワークにおけるルーチング装置。
【0151】(付記2)前記箇所は、前記中継装置の所
在箇所および複数の該中継装置間にまたがるリンクの所
在箇所、の少なくとも一方である付記1に記載のルーチ
ング装置。
【0152】(付記3)前記中継装置は、前記ネットワ
ークを構成するノードまたはインタフェースである付記
1に記載のルーチング装置。
【0153】(付記4)前記ラベルスイッチングに関与
する複数の前記中継装置の各々は、前記除外箇所の制約
条件に従うこと以外は、中継装置毎に分散して自律的に
前記パスの設定を行う付記1に記載のルーチング装置。
【0154】(付記5)前記除外箇所指定手段は、前記
ネットワーク内で実現すべきサービスに関するサービス
情報、前記のラベルスイッチされるパスを通過する前記
中継装置に関する通過情報、前記ネットワークの構成に
関するトポロジー情報、前記ネットワーク内で発生する
障害に関する障害情報、設定可能な2以上の経路がある
ときに、いずれの経路に設定すべきかを決定するポリシ
ー情報、の少なくとも1つの情報に基づいて、前記除外
箇所を決定する付記1に記載のルーチング装置。
【0155】(付記6)前記サービス情報の示すサービ
スが、プライマリパスのバックアップとしてのセカンダ
リパスを提供するプロテクションサービスまたはトラヒ
ックが急増したときに補助パスを提供する負荷分散サー
ビスを含む付記1に記載のルーチング装置。
【0156】(付記7)前記除外箇所指定手段は、シグ
ナリングメッセージを用い、そのシグナリングメッセー
ジの中で、前記の通過すべきでない1つまたは複数の箇
所を特定する付記1に記載のルーチング装置。
【0157】(付記8)前記シグナリングメッセージ
は、MPLS−TEシグナリングメッセージである付記
7に記載のルーチング装置。
【0158】(付記9)前記シグナリングメッセージ
は、GMPLSシグナリングメッセージである付記7に
記載のルーチング装置。
【0159】(付記10)前記メッセージを構成する明
示的経路指定データセットの中に、明示的経路除外デー
タを混在させる付記8または9に記載のルーチング装
置。
【0160】(付記11)明示的経路指定データセット
とは独立に、明示的経路除外データを含む明示的経路除
外データセットを生成し、これら明示的経路指定データ
セットと明示的経路除外データセットとにより、前記メ
ッセージを構成する付記8または9に記載のルーチング
装置。
【0161】(付記12)前記ルーチング装置は、前記
中継装置内に形成される付記1に記載のルーチング装
置。
【0162】(付記13)前記ルーチング装置は、前記
複数の中継装置により共有される単一の装置である付記
1に記載のルーチング情報。
【0163】(付記14)複数の中継装置間でのラベル
スイッチングをサポートするネットワークにおいて、入
口中継装置から、少なくとも1つの中間中継装置を経
て、出口中継装置に至るまでのパスを設定するためのル
ーチング方法であって、設定すべき前記パスの中で、通
過すべきでない中継装置および/または通過すべきでな
い2以上の中継装置にまたがるリンクを指定する第1ス
テップと、指定された前記の通過すべきでない中継装置
および/またはリンクを、明示的に除外して、前記パス
の設定を行う第2ステップと、を有することを特徴とす
るネットワークにおけるルーチング方法。
【0164】(付記15)前記第2ステップについて
は、前記中継装置毎に分散して自律的に実行する付記1
4に記載のルーチング方法。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、M
PLS/GMPLSを適用したイントラネット、インタ
ーネット・バックボーン、オプティカルネットワーク、
トランスポートネットワーク等において、下記の効果が
期待できる。
【0166】(i)様々な条件による制約条件付きルー
チングあるいは明示的ルーチングを、より柔軟かつ簡単
に実現できる。
【0167】(ii)特に、プロテクション(リストレー
ション)機能の提供を、より柔軟かつ簡単に実現でき
る。
【0168】(iii) 上記(i)および(ii)の効果
を、中継装置のコスト増を伴うことなく、得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るルーチング装置の基本構成を示す
図である。
【図2】本発明に係るルーチング方法の基本ステップを
示すフローチャートである。
【図3】(a),(b)および(c)は本発明に基づく
ER−TLV(混在型)のデータフォーマット例を示す
図(その1)である。
【図4】(a),(b),(c)および(d)は本発明
に基づくER−TLV(混在型)のデータフォーマット
例を示す図(その2)である。
【図5】(a),(b)および(c)は本発明に基づく
EX−TLV(独立型)のデータフォーマット例を示す
図である。
【図6】中継装置21の具体的構成を示す図である。
【図7】本発明に基づいてパスプロテクションを設定す
るシーケンスの一例を示す図(その1)である。
【図8】本発明に基づいてパスプロテクションを設定す
るシーケンスの一例を示す図(その2)である。
【図9】本発明のルーチング装置10に適用される経路
選択アルゴリズムの一例を示す図(その1)である。
【図10】本発明のルーチング装置10に適用される経
路選択アルゴリズムの一例を示す図(その2)である。
【図11】本発明のルーチング装置10に適用される経
路選択アルゴリズムの一例を示す図(その3)である。
【図12】ネットワーク内にパスプロテクションを構築
した一例を示す図である。
【図13】ネットワーク内にリンクプロテクションを構
築した一例を示す図である。
【図14】パスプロテクション(図12)を設定するシ
ーケンスの一例を示す図である。
【図15】リンクプロテクション(図13)を設定する
シーケンスの一例を示す図である。
【図16】(a),(b)および(c)はER−TLV
のデータフォーマットを示す図(その1)である。
【図17】(a),(b),(c)および(d)はER
−TLVのデータフォーマットを示す図(その2)であ
る。
【符号の説明】
10…ルーチング装置 11…パス設定手段 12…除外箇所指定手段 20…ネットワーク 21…中継装置 22…伝送路 30…リストレーションサービス処理部 31…ラベル配付用シグナリング処理部 32…トポロジー情報管理部 33…経路計算処理部 34…障害管理部 35…ラベル管理部 36…ラベルスイッチング処理部 37…IPルーチング処理部 38…スイッチ制御部 39…回線インタフェース処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中継装置間でのラベルスイッチン
    グをサポートするネットワークにおけるルーチング装置
    であって、 前記ネットワーク内においてラベルスイッチされるべき
    パスを設定するためのパス設定手段と、 設定すべき前記パスの中で、通過すべきでない1つまた
    は複数の箇所を、前記パス設定手段に対して指定する除
    外箇所指定手段と、 からなることを特徴とするネットワークにおけるルーチ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記箇所は、 前記中継装置の所在箇所および複数の該中継装置間にま
    たがるリンクの所在箇所、の少なくとも一方である請求
    項1に記載のルーチング装置。
  3. 【請求項3】 前記ラベルスイッチングに関与する複数
    の前記中継装置の各々は、前記除外箇所の制約条件に従
    うこと以外は、中継装置毎に分散して自律的に前記パス
    の設定を行う請求項1に記載のルーチング装置。
  4. 【請求項4】 複数の中継装置間でのラベルスイッチン
    グをサポートするネットワークにおいて、入口中継装置
    から、少なくとも1つの中間中継装置を経て、出口中継
    装置に至るまでのパスを設定するためのルーチング方法
    であって、 設定すべき前記パスの中で、通過すべきでない中継装置
    および/または通過すべきでない2以上の中継装置にま
    たがるリンクを指定する第1ステップと、 指定された前記の通過すべきでない中継装置および/ま
    たはリンクを、明示的に除外して、前記パスの設定を行
    う第2ステップと、 を有することを特徴とするネットワークにおけるルーチ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 前記第2ステップについては、前記中継
    装置毎に分散して自律的に実行する請求項4に記載のル
    ーチング方法。
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