JP3437701B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3437701B2
JP3437701B2 JP01535196A JP1535196A JP3437701B2 JP 3437701 B2 JP3437701 B2 JP 3437701B2 JP 01535196 A JP01535196 A JP 01535196A JP 1535196 A JP1535196 A JP 1535196A JP 3437701 B2 JP3437701 B2 JP 3437701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子機器に関し、
特に複数の画面モードを有する表示コントローラを備え
た電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワーク
ステーション等の小型電子計算機の性能向上はめざま
し。特に、最近では、この様な小型計算機でも、高解像
度のカラーディスプレイを採用した機種が増えており、
これらには複数の画面モードを持つ表示コントローラが
組み込まれている。
【0003】ここで、画面モードとは、画面に表示され
る文字の文字数、グラフィックの画素数、色数、リフレ
ッシュ周波数などの違いで分けられた、画面の表示能力
の種類のことである。例えば、画面モードが1から3の
3種類であった場合、画面モード1は画素数640×4
80ドット、色数16色、リフレッシュ周波数60H
z、画面モード2は画素数640×480ドット、色数
256色、リフレッシュ周波数60Hz、画面モード3
は画素数1024×768ドット、色数256色、リフ
レッシュ周波数70Hzのように表現できる。
【0004】このような複数の画面モードを有する表示
コントローラを備えた従来のシステム構成を図8に示
す。図8において、1−1は表示コントローラであり、
ビデオメモリ1−2、表示デバイス1−4のコントロー
ルを行う部品である。この表示コントローラ1−1は、
前述したような複数の画面モードを持っている。
【0005】1−2はビデオメモリであり、表示に必要
なデータを蓄える部品である。1−3はメモリバスであ
り、表示コントローラ1−1がメモリ素子1−2とデー
タの送受を行うための信号線の集りである。1−4は表
示デバイスであり、表示コントローラ1−1から出力さ
れる文字やグラフィックのデータを表示するLCDなど
の表示装置である。
【0006】1−5は表示用信号線であり、表示コント
ローラ1−1はこの線1−5を通して、表示デバイス1
−4にデータを出力する。1−6はアプリケーションプ
ログラムであり、このシステム上で動作するプログラム
である。ユーザがこのプログラムを動作させた時や、こ
のプログラムが処理の過程で必要が生じた時に、1−7
の制御プログラムに対し、画面モードの切り替え命令を
出す。
【0007】1−7は制御プログラムであり、表示コン
トローラ1−1の初期化、画面モードの設定などを行
う。1−8は信号線であり、制御プログラム1−7はこ
の線を通して、表示コントローラ1−1の設定を行う。
1−9は電源供給装置であり、表示コントローラ1−
1、ビデオメモリ1−2、表示デバイス1−4に電源を
供給するための装置である。1−10は電源用配線であ
り、この線を通して、電源供給装置1−9から表示コン
トローラ1−1、ビデオメモリ素子1−2、表示デバイ
ス1−4へ電源を供給する。
【0008】このシステムにおいては、表示コントロー
ラ1−1が必要とする単位時間当たりのデータ量は各画
面モードごとに異なる。しかし、全ての画面モードにお
いて、ビデオメモリ1−2に対するアクセススピードは
単位時間当たりのデータ量が一番多い画面モードのアク
セススピードで規定されている。つまり、単位時間当た
りのデータ量が比較的少ない画面モードであっても、ビ
デオメモリ1−2に対するアクセススピードは単位時間
当たりのデータ量が一番多いときの画面モードのアクセ
ススピードで行われている。
【0009】また、ビデオメモリ1−2に供給する電源
電圧値についても全ての画面モードで同一であり、単位
時間当たりのデータ量が比較的少ない画面モードでであ
っても、ビデオメモリ1−2においては、単位時間当た
りのデータ量が一番多いときの画面モードと同じく、多
くの電力が消費されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、画面モードの違いに拘わらず、表示用メモリに供給
される電源電圧値は一定であり、その表示用メモリ部分
では画面モードとは無関係に常に多くの電力が消費され
ていた。
【0011】ノートブック型パーソナルコンピュータに
代表される可搬型コンピュータにおいては、バッテリー
動作時間が重要なポイントである。したがって、複数の
画面モードを持ち、高解像度または多色表示が可能な表
示コントローラを含むシステム構成を採用すると、可搬
型コンピュータとして最も重要なポイントであるバッテ
リー駆動での連続動作時間に悪影響を及ぼしてしまう。
【0012】また、表示メモリ部分では電力消費だけで
なく、発熱量も多くなるため、可搬型コンピュータの温
度が高くなり、放熱特性を考慮した設計が必要となると
いう問題もある。
【0013】この発明はこの様な点に鑑みてなされたも
のであり、表示コントローラが使用する表示メモリの消
費電力や発熱量を低く押さえられるようにし、バッテリ
ー動作が必要とされる可搬型コンピュータの実現に好適
な電子機器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の電子機器は、
表示手段と、前記表示手段へ表示する表示データを格納
する表示メモリと、前記表示メモリに格納した前記表示
データを複数の画面モードで前記表示手段へ表示するこ
とが可能な表示制御手段と、前記表示制御手段と接続
し、前記複数の画面モードの指定情報を送出する指定手
段と前記指定手段と接続し、前記指定手段によって
定された画面モードに応じて、前記表示メモリ供給す
る電源電圧値を変化させる電源制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0015】この電子機器においては、表示メモリに供
給する電源電圧値は一定ではなく、画面モードに応じて
可変設定される。通常、表示メモリの電源電圧値を落と
すと、表示メモリ内部の回路動作が遅くなるため、その
表示メモリに対するアクセス速度は低下される。しか
し、文字数や解像度が大きい画面モードでは、表示メモ
リに対するアクセス間隔が短くなるので、その高速アク
セスに対応するために表示メモリの電源電圧値も十分に
高い値に設定しておく必要があるが、文字数や解像度が
比較的小さい画面モードの場合には、表示メモリに対す
るアクセス間隔が比較的長くて済むため、表示メモリの
電源電圧値を落としても表示制御に何ら支障が来される
ことはない。従って、画面モードに応じて表示メモリに
供給する電源電圧値を可変設定することにより、表示性
能を低下させることなく、表示メモリの消費電力や発熱
量を低く押さえられるようになり、バッテリー動作が必
要とされる可搬型コンピュータの実現に好適な電子機器
を提供することが可能となる。
【0016】また、表示メモリに供給する電源電圧値だ
けでなく、画面モードに応じて、表示メモリに対するア
クセス速度も可変することにより、表示メモリ内部の回
路動作が遅くなることによる問題を解消することもでき
る。
【0017】さらに、文字数や解像度が比較的小さい画
面モードの場合には、表示メモリに対するアクセス間隔
が比較的長くなることを利用し、表示メモリに対するア
クセス間隔を検出する手段を設け、その検出したアクセ
ス間隔に応じて表示メモリに供給する電源電圧値を可変
設定することも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。図1には、この発明の第1
の実施形態に係るコンピュータシステムの構成が示され
ている。このシステムは、バッテリ駆動可能なノートブ
ックタイプのパーソナルコンピュータである。このコン
ピュータにおいて、2−1は表示コントローラであり、
ビデオメモリ2−2、表示デバイス2−4のコントロー
ルを行う部品である。この表示コントローラ2−1は、
文字数、解像度、色数、リフレッシュ周波数等の組み合
わせによって規定される複数の画面モードを持ってい
る。ここでは、前述した3つの画面モードを有する場合
を想定する。この場合、例えば、画面モード1は画素数
640×480ドット、色数16色、リフレッシュ周波
数60Hz、画面モード2は画素数640×480ドッ
ト、色数256色、リフレッシュ周波数60Hz、画面
モード3は画素数1024×768ドット、色数256
色、リフレッシュ周波数70Hzとなる。
【0019】2−2はビデオメモリであり、表示に必要
なデータを蓄える部品である。2−3はメモリバスであ
り、表示コントローラ2−1がビデオメモリ2−2とデ
ータの送受を行うための信号線の集りである。2−4は
表示デバイスであり、表示コントローラ2−1から出力
される文字やグラフィックのデータを表示するLCD等
の表示装置である。2−5は表示用信号線であり、表示
コントローラ2−1はこの線を通して、表示デバイス2
−4にデータを出力する。
【0020】2−6はアプリケーションプログラムであ
り、このシステム上で動作するプログラムである。ユー
ザがこのプログラムを動作させた時や、このプログラム
が処理の過程で必要が生じた時に、制御プログラム2−
7に対し、画面モードの切り替え命令を出す。2−7は
制御プログラムであり、次の2つの処理を行う。
【0021】1.表示コントローラ2−1の初期化、画
面モードの設定。 2.電源電圧設定プログラム2−9に画面モード番号を
送信する。 2−8は信号線であり、制御プログラム2−7、電源電
圧設定プログラム2−9はこの線を通して、表示コント
ローラ2−1の設定を行う。2−9は電源電圧設定プロ
グラムであり、次の2つの処理を行う。
【0022】1.制御プログラム2−7から受信した画
面モード番号と図2に示すパラメータテーブルを用い
て、表示コントローラ2−1が必要とする単位時間当た
りのデータ量に応じたビデオメモリ2−2に対するアク
セススピードの設定を表示コントローラ2−1に対して
行う。
【0023】2.制御プログラム2−7から受信した画
面モード番号と図2に示すパラメータテーブルを用い
て、ビテオメモリ2−2に供給する電源電圧の要求値を
電源電圧設定回路2−11に送信する。
【0024】2−10は電源供給装置であり、表示コン
トローラ2−1、ビデオメモリ2−2、表示デバイス2
−4に電源を供給するための装置である。但し、表示コ
ントローラ2−1と表示デバイス2−4に供給する電源
とビデオメモリ2−2に供給する電源は別々になってい
る。
【0025】2−11はビデオメモリ用電源電圧設定回
路であり、電源電圧設定プログラム2−9から電圧要求
値を受け、ビデオメモリ2−2に供給する電源電圧を変
化させる。例えば、電源電圧要求値が図2のように0、
1の2種類あった場合、電源電圧設定プログラム2−9
から信号「0」を受信すると、ビデオメモリ2−2の電
源電圧を3Vから5Vに変化させる(既にビデオメモリ
2−2の電源電圧が5Vに設定されていた場合は電源電
圧は変化させない)。また、信号「1」を受信すると、
ビデオメモリ2−2の電圧を5Vから3Vに変化させる
(既にビデオメモリ2−2の電源電圧が3Vに設定され
ていた場合は電源電圧は変化させない)。2−12は信
号線であり、電源電圧設定プログラム2−9はこの線を
通して、ビデオメモリ用電源電圧設定回路2−11に電
圧要求値を送信する。
【0026】前述のプログラム2−6、2−7、2−9
はシステム内に設けられているCPUによって実行され
るものであり、信号線2−8、2−12は、CPU、表
示コントローラ2−1、電源供給装置2−10間でデー
タを授受するためのバスとして実現できる。
【0027】2−13は第1の電源用配線であり、この
線を通して、電源供給装置2−10から表示コントロー
ラ2−1と表示デバイス2−4へ電源を供給する。2−
14は第2の電源用配線であり、この線を通して、ビデ
オメモリ用電源電圧設定回路2−11からビデオメモリ
2−2へ電源を供給する。
【0028】図1のシステムのような携帯型パーソナル
コンピュータにおいては、バッテリの持続時間を長くす
ることが、その製品の商品価値を決める要因の一つとな
っている。
【0029】バッテリの持続時間を長くするためには電
子機器が消費する電力を小さくすればよい。図1のシス
テムでは、システム全体の消費電力に占めるビデオメモ
リ2−2の消費電力の割合は比較的大きい。本実施形態
では、ビデオメモリ2−2の消費電力を、そのビデオメ
モリ2−2に供給する電源電圧を下げることで実現して
いる。ただし、電源電圧を下げると、メモリ素子内部の
回路動作が遅くなるため、規定されたアクセススピード
でアクセスすると動作に支障が出るという問題が発生す
る可能性がある。そこで、本実施形態では、単位時間当
たりのデータ量が比較的少ない画面モードの時には、表
示コントローラ2−1のビデオメモリ2−2に対するア
クセススピードを遅くする(余裕を持たせる)ことが出
来ることに着眼して、この時に、ビデオメモリ2−2の
電源電圧を下げることによって前述したアクセススピー
ドの問題を解決している。
【0030】以下、図3のフローチャートを参照して、
図1のシステムにおけるビデオメモリの電源電圧制御動
作を具体的な手順を説明する。まず、ステップS11に
おいては、ユーザがアプリケーションプログラム2−6
を動作させた時や、このプログラム2−6が処理の過程
で必要が生じた時に、制御プログラム2−7に対し、画
面モードの切り替え命令を出す。
【0031】ステップS12においては、制御プログラ
ム2−7は次の2つの処理を行う。 1.アプリケーションプログラム2−6から要求された
画面モードを表示コントローラ2−1に設定する。
【0032】2.電源電圧設定プログラム2−9に画面
モード番号を送信する。ステップS13においては、電
源電圧設定プログラム2−9は受信した画面モード番号
と図2に示すパラメータテーブルを用いて、表示コント
ローラ2−1が必要とする単位時間当たりのデータ量に
応じたビデオメモリ2−2に対するアクセススピードの
設定を表示コントローラ2−1に対して行う。また、同
じく画面モード番号と図2に示すパラメータテーブルを
用いて、ビデオメモリ2−2に供給する電源電圧の要求
値(図2の例の場合、0、1の1ビット)をビデオメモ
リ用電源電圧設定回路2−11に送信する。
【0033】ステップS14においては、ビデオメモリ
用電源電圧設定回路2−11は受信した電源電圧要求値
を受け、ビデオメモリ2−2に供給する電源電圧を変化
させる。例えば、電源電圧要求値が図2のように0、1
の2種類あった場合、電源電圧設定プログラム2−9か
ら信号「0」を受信すると、ビデオメモリ2−2の電圧
を3Vから5Vに変化させる(既にビデオメモリ2−2
の電源電圧が5Vに設定されていた場合は電源電圧は変
化させない)。また、信号「1」を受信すると、ビデオ
メモリ2−2の電圧を5Vから3Vに変化させる(既に
ビデオメモリ2−2の電源電圧が3Vに設定されていた
場合は電源電圧は変化させない)。このようにして、ビ
デオメモリ2−2の電源電圧が画面モードに応じて変化
される。
【0034】表示コントローラ2−1が必要とする単位
時間当たりのデータ量が比較的少ない画面モードを使用
する頻度が多い場合は、電源電圧が下がる頻度が多くな
るので消費電力を下げることができる。また、逆に、表
示コントローラ2−1が必要とする単位時間当たりのデ
ータ量が非常に多い画面モードを使用する場合は、十分
な電源電圧が供給されるため、高速アクセスに対応する
ことができる。
【0035】図4には、この発明の第2の実施形態に係
るコンピュータシステムの構成が示されている。このシ
ステムは、第1実施形態と同様に、バッテリ駆動可能な
ノートブックタイプのパーソナルコンピュータである。
このコンピュータにおいて、3−1は表示コントローラ
であり、ビデオメモリ3−2、表示デバイス3−4のコ
ントロールを行う部品である。この表示コントローラ3
−1は、文字数、解像度、色数、リフレッシュ周波数等
の組み合わせによって規定される複数の画面モードを持
っている。
【0036】3−2はビデオメモリであり、表示に必要
なデータを蓄える部品である。3−3はメモリバスであ
り、表示コントローラ3−1がビデオメモリ3−2とデ
ータの送受を行うための信号線の集りである。3−4は
表示デバイスであり、表示コントローラ3−1から出力
される文字やグラフィックのデータを表示するLCD等
の表示装置である。3−5は表示用信号線であり、表示
コントローラ3−1はこの線を通して、表示デバイス3
−4にデータを出力する。
【0037】3−6はアプリケーションプログラムであ
り、このシステム上で動作するプログラムである。ユー
ザがこのプログラムを動作させた時や、このプログラム
が処理の過程で必要が生じた時に、制御プログラム3−
7に対し、画面モードの切り替え命令を出す。3−7は
制御プログラムであり、表示コントローラ3−1の初期
化、画面モードの設定などを行う。また、アクセススピ
ード設定プログラム3−9に画面モード番号を送信す
る。
【0038】3−8は信号線であり、制御プログラム3
−7、アクセススピード設定プログラム3−9はこの線
を通して、表示コントローラ3−1の設定を行う。3−
9はアクセススピード設定プログラムであり、制御プロ
グラム3−7から受信した画面モード番号と、図2に示
すパラメータテーブルを用いて、表示コントローラ3−
1が必要とする単位時間当たりのデータ量に応じたビデ
オメモリ3−2に対するアクセススピードの設定を表示
コントローラ3−1に対して行う。
【0039】前述のプログラム3−6、3−7、3−9
はシステム内に設けられているCPUによって実行され
るものであり、信号線3−8は、CPUと表示コントロ
ーラ3−1間でデータを授受するためのバスとして実現
できる。
【0040】3−10はアクセス間隔監視回路であり、
メモリバス3−3からビデオメモリ3−2に対するアク
セス間隔を監視し、そのアクセス間隔に応じてビデオメ
モリ3−2に供給する電源電圧要求値をビデオメモリ用
電源電圧設定回路3−12に出力する。3−11は電源
供給装置であり、表示コントローラ3−1、ビデオメモ
リ3−2、表示デバイス3−4に電源を供給するための
装置である。但し、表示コントローラ3−1と表示デバ
イス3−4に供給する電源とビデオメモリ3−2に供給
する電源は別々になっている。
【0041】3−12はビデオメモリ用電源電圧設定回
路であり、アクセス間隔監視回路3−10からの電源電
圧要求値を受け、ビデオメモリ3−2に供給する電源の
電圧を変化させる。例えば、電源電圧要求値が図2のよ
うに0、1の2種類あった場合、アクセス監視回路3−
10から信号「0」を受信すると、ビデオメモリ3−2
の電圧を3Vから5Vに変化させる(既にビデオメモリ
3−2の電源電圧が5Vに設定されていた場合は電源電
圧は変化させない)。また、信号「1」を受信すると、
ビデオメモリ3−2の電圧を5Vから3Vに変化させる
(既にビデオメモリ3−2の電源電圧が3Vに設定され
ていた場合は電源電圧は変化させない)。
【0042】3−13は信号線であり、アクセス間隔監
視回路3−10はこの線を通して、ビデオメモリ電源電
圧設定回路3−12に電圧要求値を出力する。3−14
は信号線であり、アクセス間隔監視回路3−10はこの
線を通して、メモリバス3−3上の信号を取り込む。
【0043】3−15は第1の電源用配線であり、この
線を通して、電源供給装置3−11から表示コントロー
ラ3−1と表示デバイス3−4へ電源を供給する。3−
16は第2の電源用配線であり、この線を通して、ビデ
オメモリ用電源電圧設定回路3−12からビデオメモリ
3−2へ電源を供給する。
【0044】この第2実施形態と第1実施形態との違い
は、ビデオメモリに供給する電源電圧の要求値を出す指
示元が電源電圧設定プログラムからアクセス間隔監視回
路3−10になっていることである。図5にアクセス間
隔監視回路の一例を示す。
【0045】図5において、5−1はワンショットマル
チバイブレータである。前段、後段のワンショットマル
チバイブレータのタイマ値を適切な値にセットすること
で、図6(a),(b)のような周期が違う(アクセス
間隔が違う)入力信号(この図では表示コントローラ3
−1がビデオメモリ3−2をアクセスコントロールする
ための信号であるCAS信号を想定)が、0、1の出力
信号に変換される。この0、1の信号がビデオメモリ用
電源電圧設定回路3−12に送信する電源電圧要求値と
なる。
【0046】次に、図7のフローチャートを参照して、
図4のシステムにおけるビデオメモリの電源電圧制御動
作を具体的な手順を説明する。まず、ステップS21に
おいて、ユーザがアプリケーションプログラム3−6を
動作させた時や、このプログラムが処理の過程で必要が
生じた時に、制御プログラム3−7に対し、画面モード
の切り替え命令を出す。
【0047】次に、ステップS22においては、制御プ
ログラム3−7は次の2つの処理を行う。 1.アプリケーションプログラム3−6から要求された
画面モードを表示コントローラ3−1に設定する。
【0048】2.アクセススピード設定プログラム3−
9に画面モード番号を送信する。ステップS23におい
ては、アクセススピード設定プログラム3−9は受信し
た画面モード番号と図2に示すパラメータテーブルを用
いて、表示コントローラ3−1が必要とする単位時間当
たりのデータ量に応じたビデオメモリ3−2に対するア
クセススピードの設定を表示コントローラ3−1に対し
て行う。
【0049】ステップS24においては、アクセス間隔
監視回路3−10はメモリバス3−3から、表示コント
ローラ3−1によるメモリアクセス間隔の検出を行う。
そして、検出したアクセス間隔の長さに応じたビデオメ
モリ3−2に供給する電源電圧の要求値を、ビデオメモ
リ用電源電圧設定回路3−12に送信する。
【0050】ステップS25においては、ビデオメモリ
用電源電圧設定回路3−12は受信した電源電圧要求値
を受け、ビデオメモリ3−2に供給する電源電圧を変化
させる。例えば、電源電圧要求値が図2のように0、1
の2種類あった場合、アクセス間隔監視回路3−10か
ら信号「0」を受信すると、ビデオメモリ3−2の電圧
を3Vから5Vに変化させる(既にビデオメモリ3−2
の電源電圧が5Vに設定されていた場合は電源電圧は変
化させない)。また、信号「1」を受信すると、ビデオ
メモリ3−2の電圧を5Vから3Vに変化させる(既に
ビデオメモリ3−2の電源電圧が3Vに設定されていた
場合は電源電圧は変化させない)。このようにして、ビ
デオメモリ3−2の電源電圧が、アクセススピードすな
わち画面モードに応じて変化される。
【0051】表示コントローラ3−1が必要とする単位
時間当たりのデータ量が比較的少ない画面モードを使用
する頻度が多い場合は、電源電圧が下がる頻度が多くな
るので消費電力を下げることができる。また、逆に、表
示コントローラ3−1が必要とする単位時間当たりのデ
ータ量が非常に多い画面モードを使用する場合は、十分
な電源電圧が供給されるため、高速アクセスに対応する
ことができる。
【0052】なお、以上の説明では、画面モードとアク
セススピードを表示コントローラに設定したが、画面モ
ードに応じてアクセススピードを自動的に可変設定する
表示コントローラを使用することなどにより、アクセス
スピードの明示的な指定は不要となる。
【0053】また、本実施形態は、バッテリで動作可能
な電子機器(例:パソコン、電子手帳、PDA、ワープ
ロ、携帯電話、PHS、ポケットベル、電子ブック、電
子辞書、携帯TVなど)に適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画面モードに応じて表示メモリの電源電圧を可変設
定することにより、表示性能を落とさずに消費電力を低
減できるようになり、バッテリー動作が必要とされるポ
ータブルコンピュータに最適なシステム構成を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のコンピュータシステムでビデ
オメモリの制御のために使用されるパラメタテーブルの
一例を示す図。
【図3】同第1実施形態のコンピュータシステムにおけ
るビデオメモリに対する電源電圧制御動作の手順を示す
フローチャート。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図5】同第2実施形態に係るコンピュータシステムで
使用されるアクセス間隔監視回路の具体的な構成の一例
を示す回路図。
【図6】図5のアクセス間隔監視回路の入出力特性を示
す図。
【図7】同第2実施形態のコンピュータシステムにおけ
るビデオメモリに対する電源電圧制御動作の手順を示す
フローチャート。
【図8】従来のコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
2−1,3−1…表示コントローラ、2−2,3−2…
ビデオメモリ、2−4,3−4…表示デバイス、2−
7,3−7…制御プログラム、2−9…電源電圧設定プ
ログラム、3−9…アクセススピード設定プログラム、
3−10…アクセス間隔監視回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−84686(JP,A) 特開 平7−95495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/32 G09G 5/00 G09G 5/36 H04N 5/63

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、 前記表示手段へ表示する 表示データを格納する表示メモ
    リと、前記表示メモリに格納した前記表示データを複数の画面
    モードで前記表示手段へ表示することが可能な 表示制御
    手段と、前記表示制御手段と接続し、前記複数の画面モードの指
    定情報を送出する指定手段と前記指定手段と接続し、前記指定手段によって 指定され
    た画面モードに応じて、前記表示メモリ供給する電源
    電圧値を変化させる電源制御手段とを具備することを特
    徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記指定された画面モードに応じて、前
    記表示メモリのアクセス速度を変化させることを前記表
    示制御手段に指示する手段をさらに具備することを特徴
    とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 表示データを格納する表示メモリと、 複数の画面モードを有し、指定された画面モードに応じ
    た文字数または解像度で前記表示メモリの表示データを
    画面表示する表示制御手段と、 前記表示制御手段による前記表示メモリに対するアクセ
    ス間隔を検出する手段と、 前記検出されたアクセス間隔に応じて、前記表示メモリ
    に供給する電源電圧値を可変設定する電源制御手段とを
    具備することを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 前記指定された画面モードに応じて、前
    記表示メモリのアクセス速度を変化させることを前記表
    示制御手段に指示する手段をさらに具備することを特徴
    とする請求項3記載の電子機器。
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