JP3437347B2 - 文字認識装置及びその方法及びコンピュータ - Google Patents

文字認識装置及びその方法及びコンピュータ

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JP3437347B2
JP3437347B2 JP23121795A JP23121795A JP3437347B2 JP 3437347 B2 JP3437347 B2 JP 3437347B2 JP 23121795 A JP23121795 A JP 23121795A JP 23121795 A JP23121795 A JP 23121795A JP 3437347 B2 JP3437347 B2 JP 3437347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標準文字を構成す
る複数のストロークを、各ストロークにおける所定の点
の位置に基づき、所定の順序で記憶する辞書を用いて文
字認識を行なう文字認識装置及びその方法、コンピュー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタイザ等の座標入力装置を用
いて入力された文字の認識において、文字の筆順に依存
しない認識方法を実現するために、入力される文字を構
成する各ストロークに対して、予めハードディスク等の
記憶装置に記憶させている辞書(例えば、常用漢字表等
で表現される標準文字の文字コードとその文字を構成す
るストロークの情報を記憶している辞書)とのマッチン
グを行うことで認識を行っていた。この方法では、各ス
トローク毎にマッチングを行っていたので、入力される
文字を認識する認識時間が文字画数の2乗に比例する時
間がかかっていた。
【0003】そこで、特公平4−65431号に開示さ
れているように、辞書ストロークの一部(例えば、入力
されたストロークの画数に対応する辞書ストロークとそ
の前後1画の範囲にある辞書ストローク)と、入力され
た文字のストロークをマッチングすることによって、不
完全ではあるが筆順に依存しない認識を可能とすること
で認識時間を削減する方法が存在した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
4−65431号に開示されているような文字認識にお
けるマッチング方法は、基本的には入力される文字の筆
順に基づいてマッチングを行っていたので、例えば、
「必」のようなユーザによって入力される筆順がまった
くでたらめになるような漢字に対して、高速でかつ筆順
に依存しない文字認識を実現することができないという
欠点があった。
【0005】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、高速でかつ筆順に依存せずに文字認識する文
字認識装置及びその方法及びコンピュータを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による文字認識装置は以下の構成を備える。
即ち、X座標値とY座標値とを変数として含む所定の関
数に対して標準文字の各ストロークにおける所定の点の
X座標値とY座標値とを入力することにより得た値に基
づき該標準文字を構成する複数のストロークの順序付け
をおこなって記憶している辞書を用いて、文字認識を行
う文字認識装置であって、入力された認識対象文字の各
ストロークにおける所定の点のX座標値とY座標値とを
前記所定の関数に入力することにより得た値に基づい
て、該認識対象文字を構成する複数のストロークの順序
付けを行って記憶する記憶手段と、前記順序付けされて
記憶された前記認識対象文字を構成する複数のストロー
クと、前記辞書に記憶された標準文字を構成する複数の
ストロークとを比較する比較手段と、前記比較手段の比
較結果に基づいて、前記認識対象文字の文字認識結果を
出力する出力手段とを有する。
【0007】また、好ましくは、前記比較手段は、前記
順序付けされて記憶された前記認識対象文字を構成する
複数のストロークと、前記辞書に記憶された標準文字を
構成する複数のストロークとを比較する際に、それぞれ
の対応する順番のストローク及びそれぞれの対応する順
番の前後のストロークについて比較する。
【0008】また、好ましくは、前記所定の関数は、1
次関数である。また、好ましくは、各ストロークにおけ
る所定の点として、当該ストローク上の少なくとも2つ
以上の複数点を用いる。
【0009】また、好ましくは、前記所定の点は、少な
くともストロークの始点、終点、中点、重心のうち少な
くとも1つを含む。
【0010】上記の目的を達成するための本発明による
文字認識方法は以下の構成を備える。即ち、X座標値と
Y座標値とを変数として含む所定の関数に対して標準文
字の各ストロークにおける所定の点のX座標値とY座標
値とを入力することにより得た値に基づき該標準文字を
構成する複数のストロークの順序付けをおこなって記憶
している辞書を用いて、文字認識を行う文字認識方法で
あって、入力された認識対象文字の各ストロークにおけ
る所定の点のX座標値とY座標値とを前記所定の関数に
入力することにより得た値に基づいて、該認識対象文字
を構成する複数のストロークの順序付けを行って記憶手
段に記憶させる記憶ステップと、前記順序付けされて記
憶された前記認識対象文字を構成する複数のストローク
と、前記辞書に記憶された標準文字を構成する複数のス
トロークとを比較する比較ステップと、前記比較ステッ
プの比較結果に基づいて、前記認識対象文字の文字認識
結果を出力する出力ステップとを有する。
【0011】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータは以下の構成を備える。即ち、メモリ媒体
から所定のプログラムを読み込んで実行するコンピュー
タであって、前記メモリ媒体は、X座標値とY座標値と
を変数として含む所定の関数に対して標準文字の各スト
ロークにおける所定の点のX座標値とY座標値とを入力
することにより得た値に基づき該標準文字を構成する複
数のストロークの順序付けをおこなって記憶している辞
書を用いて、文字認識を行う文字認識プログラムを記憶
するものであり、前記文字認識プログラムは、入力され
た認識対象文字の各ストロークにおける所定の点のX座
標値とY座標値とを前記所定の関数に入力することによ
り得た値に基づいて、該認識対象文字を構成する複数の
ストロークの順序付けを行って記憶手段に記憶させる記
憶ステップと、前記順序付けされて記憶された前記認識
対象文字を構成する複数のストロークと、前記辞書に記
憶された標準文字を構成する複数のストロークとを比較
する比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に基
づいて、前記認識対象文字の文字認識結果を出力する出
力ステップと の各ステップをコンピュータに実行させる
ためのプログラムコードを含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を詳細に説明する。 <実施の形態1>図1は実施の形態1の文字認識装置の
構成を示すブロック図である。201は座標入力部であ
り、デジタイザ201aとペン201bで構成される。
ペン201bによってデジタイザ201a上に文字や図
形の座標データを入力することができる。また、入力さ
れた座標データはCPU203の制御により表示部20
2で表示することができる。202は表示部であり、C
RT等のディスプレイからなり、座標入力部201で入
力された文字や図形の座標データやCPU203の制御
によってメモリ204等から読み込まれる文字データを
表示する。
【0013】205はFDD(フロッピーディスクドラ
イブ)であり、FDを装着しデータの読み書きが可能で
ある。また、装着されたFD(不図示)に後述する処理
フロー(図2)のプログラムを書き込み、該プログラム
を本装置のRAM204bに読み込むことで処理を実行
させることもできる。尚、本実施の形態1では、該プロ
グラムをROM204aに記憶させておき、CPU20
3の制御により後述する処理フロー(図2)を実行して
いる。
【0014】206はHDD(ハードディスクドライ
ブ)であり、デジタイザ201aより入力された文字の
認識を行うための後述する認識用辞書206aを内蔵し
ている。尚、認識用辞書206aは大容量のデータを記
憶できるHD(ハードディスク)等の記憶媒体に記憶さ
れている。203はCPUであり、入力された文字の認
識を行なったり、各種制御を行う。204はメモリであ
り、ROM204a、RAM204bで構成される。R
OM204aは、CPU203が文字認識に用いる認識
プログラムや各種制御プログラムを記憶している。ま
た、文字のフォント情報や文字コード等を記憶してい
る。RAM204bは、HDD206に内蔵されるHD
(不図示)に記憶される辞書より読み込んだデータや入
力された座標データ、認識プログラムが使用する変数等
のデータを一時的に格納する領域あるいは各種データの
作業領域である。
【0015】次に、図1の本実施の形態の文字認識装置
における処理フローを図2のフローチャートを用いて説
明する。図2は実施の形態1の処理フローを示すフロー
チャートである。まず、ステップS101で、デジタイ
ザ201aよりストロークを入力する。ステップS10
2で、CPU203は入力される各ストロークを構成す
る点列の所定の点それぞれをストロークソート関数に従
って1次元上に投射し、その投射順に基づいて各ストロ
ークの順序付けを行う。そして、順序付けされた各スト
ロークとその順序をRAM204bに記憶する。
【0016】尚、ストロークソート関数とは、デジタイ
ザ201aに入力される各ストロークの入力位置関係に
基づき、各ストロークの順序付けを行う機能を有するも
のである。しかし、1次元上に広がる点列を順序付ける
ことは可能であっても、連続な2次元空間上に広がる点
列(ストローク)を順序付けることは厳密には(数学的
には)不可能である。よって、実施の形態1では、2次
元の空間(デジタイザ201a)に入力されるストロー
クを順序付けるために、各ストロークを構成する点列の
中からそのストロークを代表する点として所定の点をス
トロークソート関数を用いて、1次元上に投射し、その
投射した順を用いて各ストロークの順序付けを行ってい
る。また、ストロークソート関数は、例えば、ROM2
04aに格納されているとするが、これに限らない。例
えば、HDD206に内蔵されるHD(不図示)に記憶
する構成にしても良い。
【0017】ステップS103で、RAM204bに記
憶されている順序付けされた各ストロークとその順序に
対し、例えば、常用漢字表等に従う全ての標準文字の各
ストロークと各ストロークがステップS102で用いた
ストロークソート関数によって投射される順序を記憶し
ている認識用辞書とでマッチング処理を行う。ステップ
S104で、マッチング処理によって各ストロークの文
字認識が完了し、入力された文字または文字列が確定す
る。ステップS105で、認識された文字または文字列
は、例えば、ROM204aに記憶されるフォント情報
と文字コードに従って対応する文字または文字列が表示
部202に認識結果として表示される。
【0018】次に、ステップS102の具体的な処理に
ついて、図3を用いて説明する。図3はステップS10
2の具体的な処理を説明するための図である。例えば、
ペン201bによってユーザが「=」という字をデジタ
イザ201aに書き、その結果が図3に示すような
「=」という字が表示部202に表示されたとする。ま
た、デジタイザ201aに対し図に示すようなXY座標
の座標面を定義し、ストロークソート関数として、ベク
トル301に進む方向に、投射するx+y上での値が小
さくなるような始点を持つストロークから順次x+y上
に投射していく。
【0019】その結果、表示部202に表示される
「=」という字を構成する2つのストロークの各始点3
02、303の順でそれぞれx+y上に投射され、それ
ぞれの始点302、303に対しx+y上に302a、
303aを得る。図の、「=」という文字を構成する2
つのストロークの各始点の中に書かれている数字は各始
点がx+y上に投射された順番である。また、このスト
ロークソート関数を用いて、複数のストロークの各始点
がx+y上に投射される点が同じ位置になってしまう場
合は、順番をつけることができない。その場合は、例え
ば、xーyで表現されるベクトルを新たなストロークソ
ート関数として、再度各ストロークの始点の投射を行い
順番を決めればよい。
【0020】尚、実施の形態1では、ストロークソート
関数にx+yのような直線上に各ストロークの始点を投
射したが、これに限らない。例えば、図4の(a)のよ
うな極座標(同心円)で表現される同心円に従ってデジ
タイザ201a上の各ストロークの始点を投射しても良
い。また、一般的にいえば、図4の(b)、(c)に示
すような、ある曲線を用いて表示部202上に複数の等
高線を描き、その複数の等高線に従ってデジタイザ20
1a上の各ストロークの始点を投射しても良い。
【0021】図4の全ての図について、太い矢印方向が
等高線の高い方から低い方への方向を示している。ま
た、図4(b)はある曲線を拡大することによって、等
高線を描き、(c)はある曲線を平行移動することによ
って等高線を描いている。尚、実施の形態1では、入力
される各ストロークの始点を代表点として選んでいる
が、これに限らない。例えば、始点のかわりに、終点、
中点や重心等の基準となる所望の点を、入力されたスト
ロークの位置を代表する点とすることも容易に可能であ
る。また、入力されたストロークによってこれらの所望
の点の基準を変えてもよい。例えば、ある入力されたス
トロークには始点を代表点とし、ある入力されたストロ
ークには終点を代表点にしてもよい。
【0022】更に、また、実施の形態1では、ストロー
クを代表する点をストローク毎に1点ずつ選び、それら
を1次元上に投射していたが、これに限らない。例え
ば、ストロークを代表する点を2点以上選び、それらを
1次元上に投射した結果を用いて文字認識を行うことも
容易に可能である。また、ストロークを代表する点を、
各ストロークを構成する全ての点列を代表する点とする
ことも可能である。 例えば、図5(a)は、終点をス
トロークの代表点として「ソ」の字を投射した例であ
る。この場合、ストローク301、ストローク302の
各終点の中に書かれている数字は投射位置に基づいて決
定される順番である。一方(b)では、各ストロークの
始点と終点(合計4点)を投射している。この場合、投
射順に従って4つの順番がつけられるが、各ストローク
に付けられる複数の順番は、各ストロークの中で一番早
い順番を各ストロークの順番として認識される。例え
ば、ストローク502には始点が1番目、終点が4番目
のとなっているが、ストローク502の順番は1番目と
認識される。
【0023】次に、ステップS103の具体的な処理に
ついて、図6を用いて説明する。図6はステップS10
3の具体的な処理を説明するための図である。認識用辞
書206aに格納されているストローク(以下、辞書ス
トロークと呼ぶ)とその順番、RAM204bに格納さ
れた入力された各ストロークとその順番は、同じストロ
ークソート関数によって順番付けされていあるので、筆
記順序に依存しない2次元(デジタイザ201a)上の
位置関係に従った順番が付加されているはずである。こ
の順番に基づいて、認識用辞書206aの辞書ストロー
クと入力されたストロークのマッチングが行われる。但
し、実際にはストロークソート関数が極めて安定に各ス
トロークの所定の点を投射し順番づけができることは希
であるため、順番に適当な幅を持たせてマッチングを行
っている。
【0024】例えば、図6の(a)では、入力ストロー
クとその順番に対応する辞書ストロークとその順番、そ
の順番の前後の順番の辞書ストロークがマッチングされ
る。一方、図6の(b)では、辞書ストロークとその順
番に対応する入力ストロークとその順番、その順番の前
後の順番のストロークがマッチングされる。その結果、
最もマッチング結果が良かったストロークとその順番の
組み合わせを決定する。そして、最終的には全ての対応
付けされたストロークとその順番の組み合わせに関する
マッチング度数を集計して、部分パターン、文字、また
は文字列の認識結果とする。
【0025】尚、実施の形態1において、順番に持たせ
る適当は幅は、その順番の前後の順番としたが、これに
限るものではなく、全てのストロークに関して一定であ
る必要もない。以上説明したように、実施の形態1によ
れば、入力された各ストロークの代表点をストロークソ
ート関数に従ってある1次元上に投射し、その投射順序
と各ストロークをRAM等の記憶媒体に記憶しておく。
一方、認識用辞書に、予め同じストロークソート関数に
従ってある1次元上に標準文字を構成する各ストローク
の代表点を投射し、その投射順序と各ストロークを記憶
させておく。そして、記憶媒体に記憶された入力ストロ
ークの各ストロークと筆順に依存しない各ストロークの
順序に従って、認識用辞書とマッチングすることで、文
字の認識率を損なうことなく筆順に依存しない文字認識
を可能とすることができる。また、認識用辞書を用いて
マッチングを行う処理において、相対的な位置に基づい
て各ストロークに順番がついているので、その順番に依
存するマッチングを行うだけでも、かなり高い確率で文
字の認識が可能となり、その結果、マッチング処理にか
かる時間を削減することができ、ひいては、文字の認識
処理の処理速度を向上することができる。
【0026】<実施の形態2>実施の形態1で、連続な
2次元(デジタイザ201a)上に広がる点列を順序付
けることは厳密には(数学的には)不可能であると述べ
たが、デジタイザ201a上で表現される2次元は連続
ではなく、デジタルなものである。よって、2次元に広
がる点列を順序づけるすることも可能となる。具体的に
は、デジタイザ201aで表現される規則的に並ぶ格子
状の入力面を少なくとも1回通過するようなストローク
ソート関数を用いることによって、各ストロークのデジ
タルな点列に順序をつけることが実現される。その具体
的な例を図7を用いて説明する。尚、順序付け以外の文
字認識装置の構成、マッチング処理等にかかわる動作等
は、実施の形態1と同様なので省略する。
【0027】図7の(a)は、格子状の入力面を少なく
とも1回通過するストローク関数として、図に示すよう
な往復する線に沿って、各ストロークの始点が存在する
度に順序付けを行うことで、2次元空間に存在する複数
ストロークの順序付けを行っている。また、図7の
(b)はジグザグな線に沿って、各ストロークの始点が
存在する度に順序付けを行っている。
【0028】尚、図7の(a)、(b)では基本となる
方向が上から下の方向であるが、一般的には任意の方向
のベクトルを基準にして往復する線やジグザグした線を
設定することも可能であり、順序付けを行う線の種類は
往復とジグザクのみに限定されない。例えば、図7の
(d)のように、螺旋型の線に沿って、いずれかの格子
に存在する各ストロークの始点の順序付けを行うことも
できる。
【0029】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、デジタイザで表現される規則的に並ぶ格子状の入力
面を少なくとも1回通過するようなストロークソート関
数を用いることによって、相対的な位置に基づいて各ス
トロークに順序をつけることが可能となり、筆順に依存
しない文字認識を図ることができる。尚、上記FDDの
機能若しくは方法の機能によって達成される本発明の目
的は、前述の実施の形態のプログラムを記憶させたFD
等の記憶媒体によっても達成できる。即ち、上記記録装
置に、その記憶媒体を装着し、その記憶媒体から読み出
したプログラム自体が本発明の新規な機能を達成するか
らである。このための本発明にかかるプログラムの構造
的特徴は図8に示すとおりである。
【0030】実施の形態1の制御を実現するために、F
Dには1つの辞書と3つのモジュールで構成されてい
る。図に示すように辞書1011、記憶モジュール10
12、比較モジュール1013、認識モジュール101
4である。この記憶媒体に記憶されるモジュールに従っ
て、図8に示すようなステップS1002〜ステップS
1004、「記憶」、「比較」、「認識」の順で処理が
実行される。それぞれの記憶媒体に記憶されるモジュー
ルにおいて、記憶モジュール1012で実行される「記
憶」(ステップS1002)処理は、図2のフローチャ
ートのステップS101、ステップS102に対応す
る。
【0031】比較モジュール1013で実行される「比
較」(ステップS1003)処理は、図2のフローチャ
ートのステップS103に対応する。認識モジュール1
014で実行される「認識」(ステップS1004)処
理は、図2のフローチャートのステップS104、ステ
ップS105に対応する。また、本発明は、複数の機器
から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から
なる装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或
は装置にプログラムを供給することによって実施される
場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、
本発明に係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を
構成することになる。そして、該記憶媒体からそのプロ
グラムをシステム或は装置に読み出すことによって、そ
のシステム或は装置が、予め定められた仕方で動作す
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速でかつ筆順に依存せずに文字認識する文字認識装置
及びその方法及びコンピュータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の文字認識装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】実施の形態1の処理フローを示すフローチャー
トである。
【図3】実施の形態1のステップS102の具体的な処
理を説明するための図である。
【図4】実施の形態1の他のストロークソート関数を示
す図である。
【図5】実施の形態1のストロークソート関数による投
射させる点を複数にした場合の処理を説明するための図
である。
【図6】実施の形態1のマッチング処理を説明するため
の図である。
【図7】実施の形態2のストロークソート関数による処
理を説明するための図である。
【図8】本実施の形態の処理フローのプログラムを記憶
させたFDのメモリマップの構造と制御手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
201 座標入力部 201a デジタイザ 201b ペン 202 表示部 203 CPU 204 メモリ 204a ROM 204b RAM 205 FDD 206 HDD 206a 認識用辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−14007(JP,A) 特開 昭59−186074(JP,A) 特開 昭55−83970(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/76

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X座標値とY座標値とを変数として含む
    所定の関数に対して標準文字の各ストロークにおける所
    定の点のX座標値とY座標値とを入力することにより得
    た値に基づき該標準文字を構成する複数のストロークの
    順序付けをおこなって記憶している辞書を用いて、文字
    認識を行う文字認識装置であって、入力された認識対象文字の各ストロークにおける所定の
    点のX座標値とY座標値とを前記所定の関数に入力する
    ことにより得た値に基づいて、該認識対象文字を構成す
    る複数のストロークの順序付けを行って 記憶する記憶手
    段と、前記順序付けされて記憶された前記認識対象文字を構成
    する複数のストロークと、 前記辞書に記憶された標準文
    字を構成する複数のストロークとを比較する比較手段
    と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記認識対象文字
    の文字認識結果を出力する出力手段とを有することを特
    徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段は、前記順序付けされて記
    憶された前記認識対象文字を構成する複数のストローク
    と、前記辞書に記憶された標準文字を構成する複数のス
    トロークとを比較する際に、それぞれの対応する順番の
    ストローク及びそれぞれの対応する順番の前後のストロ
    ークについて比較する ことを特徴とする請求項1に記載
    の文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の関数は、1次関数である こと
    を特徴とする請求項1に記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 各ストロークにおける所定の点として、
    当該ストローク上の少なくとも2つ以上の複数点を用い
    ることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の
    文字認識装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の点は、ストロークの始点、終
    点、中点、重心のうち少なくとも1つを含むことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の文字認識装
    置。
  6. 【請求項6】 X座標値とY座標値とを変数として含む
    所定の関数に対して標準文字の各ストロークにおける所
    定の点のX座標値とY座標値とを入力するこ とにより得
    た値に基づき該標準文字を構成する複数のストロークの
    順序付けをおこなって記憶している辞書を用いて、文字
    認識を行う文字認識方法であって、入力された認識対象文字の各ストロークにおける所定の
    点のX座標値とY座標値とを前記所定の関数に入力する
    ことにより得た値に基づいて、該認識対象文字を構成す
    る複数のストロークの順序付けを行って 記憶手段に記憶
    させる記憶ステップと、前記順序付けされて記憶された前記認識対象文字を構成
    する複数のストロークと、 前記辞書に記憶された標準文
    字を構成する複数のストロークとを比較する比較ステッ
    プと、 前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記認識対象
    文字の文字認識結果を出力する出力ステップとを有する
    ことを特徴とする文字認識方法。
  7. 【請求項7】 前記比較ステップでは、前記順序付けさ
    れて記憶された前記認識対象文字を構成する複数のスト
    ロークと、前記辞書に記憶された標準文字を構成する複
    数のストロークとを比較する際に、それぞれの対応する
    順番のストローク及びそれぞれの対応する順番の前後の
    ストロークについて比較する ことを特徴とする請求項6
    に記載の文字認識方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の関数は、1次関数である こと
    を特徴とする請求項6に記載の文字認識方法。
  9. 【請求項9】 各ストロークにおける所定の点として、
    当該ストローク上の少なくとも2つ以上の複数点を用い
    ることを特徴とする請求項6乃至のいずれかに記載の
    文字認識方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の点は、ストロークの始点、
    終点、中点、重心のうち少なくとも1つを含むことを特
    徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の文字認識方
    法。
  11. 【請求項11】 メモリ媒体から所定のプログラムを読
    み込んで実行するコンピュータであって、前記メモリ媒
    体は、X座標値とY座標値とを変数として含む所定の関数に対
    して標準文字の各ストロークにおける所定の点のX座標
    値とY座標値とを入力することにより得た値に 基づき該
    標準文字を構成する複数のストロークの順序付けをおこ
    なって記憶している辞書を用いて、 文字認識を行う文字
    認識プログラムを記憶するものであり、前記文字認識プ
    ログラムは、入力された認識対象文字の各ストロークにおける所定の
    点のX座標値とY座標値とを前記所定の関数に入力する
    ことにより得た値に基づいて、該認識対象文字を構成す
    る複数のストロークの順序付けを行って 記憶手段に記憶
    させる記憶ステップと、前記順序付けされて記憶された前記認識対象文字を構成
    する複数のストロークと、 前記辞書に記憶された標準文
    字を構成する複数のストロークとを比較する比較ステッ
    プと、 前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記認識対象
    文字の文字認識結果を出力する出力ステップと の各ステ
    ップをコンピュータに実行させるためのプログラムコー
    ドを含むことを特徴とするコンピュータ。
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