JP3437341B2 - Atm交換装置 - Google Patents

Atm交換装置

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JP3437341B2
JP3437341B2 JP21146695A JP21146695A JP3437341B2 JP 3437341 B2 JP3437341 B2 JP 3437341B2 JP 21146695 A JP21146695 A JP 21146695A JP 21146695 A JP21146695 A JP 21146695A JP 3437341 B2 JP3437341 B2 JP 3437341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換装置に関
し、更に詳しくは出力セル流の輻輳状態を緩和可能なA
TM交換装置(ATMクロスコネクト装置を含む)に関
する。B−ISDNでは音声、映像、データの各種メデ
ィアについて低速から高速までのサービスを提供し、ユ
ーザは使用メディアの特徴に応じた品質でサービスを利
用できる。ATM(Asynchronous Transfer Mode)交換技
術はその基幹をなす技術として注目されている。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のATM交換機のブロック図
で、図において1は入力セルの処理を行う入回線対応
部、2はセルのルーティングタグ情報RTG等を有する
ヘッダ変換テーブル、3はATMスイッチ部(ATMS
W)、4は中継線信号処理部、5は加入者線信号処理
部、6はATM交換機の主制御を行う制御部、8は出力
セルの処理を行う出回線対応部、9は出力セルの輻輳監
視を行う輻輳監視部である。
【0003】なお、図は上り回線(加入者線→中継線)
の構成のみを示すが、下り回線(中継線→加入者線)の
構成についても同様である。制御部6は、呼の設定時
に、ヘッダ変換テーブル2の該呼に対応する欄に所定の
パラメータ(RTG,QOS,VPI,VCI等)を設
定する。その際には、制御部6は加入者線信号処理部5
及び中継線信号処理部4を介して加入者端末及び中継局
との間で該呼の設定に係る各種情報のやり取りを行う。
【0004】呼の設定が終了すると、通信状態となる。
入回線対応部1において、ヘッダ(H)変換部は、入力
セルのコネクション識別子VPI,VCIによりヘッダ
変換テーブル2を参照し、対応する欄のルーティングタ
グ情報RTG(即ち、ATMスイッチ部3の出力ポート
番号01〜05)を該セルのヘッダ部に付加する。ま
た、必要なら、品質クラスQOSをセットし、かつ入力
セル中のVPI,VCIをヘッダ変換テーブル2のVP
I,VCIで書き換える。
【0005】ATMスイッチ3は、入力セルをそのルー
ティングタグ情報RTGに従って自己ルーティングし、
対応する出力ポートに出力する。例えばRTG=O1の
場合は出力ポートO1に出力する。出回線対応部8にお
いて、出力バッファBFMは出力ポート毎の各出力セル
をFIFOモードでバッファリングする。そして、セル
調整部は、BFMの出力セルからルーティングタグ情報
RTGを除去すると共に、出力セル流を整え、中継線伝
送路に送信する。
【0006】係る構成では、複数の入力ポートI1〜I
5の各入力セルが特定の出力ポート(例えば出力ポート
O1)にスイッチングされる場合があり、このために当
該出力ポートでは出力セル流が輻輳する。輻輳監視部9
は、出力バッファBFM毎のセル充当率をモニタしてお
り、該充当率が第1の所定値を越えた時は、その旨を対
応するセル調整部に通知する。該通知を受けたセル調整
部は出力セルのヘッダ部に輻輳ビットをセットし、これ
により相手側端末はネットワークが輻輳状態にあること
を知ることができる。
【0007】また、セル充当率がより高く、該充当率が
第2の所定値を越えた時は、その旨を対応するセル調整
部に通知する。該通知を受けたセル調整部は例えば品質
クラスQOSの低い(通常優先順位の)セルを廃棄し、
こうして品質クラスQOSの高いセルの転送が確保され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような輻
輳状態は一時的なものである場合も少なくない。また、
一般に品質クラスQOSの低いセルには、実時間性の要
求が緩いものも少なくなく、このようなセルは多少のセ
ル遅延があっても有効に利用できる。従って、上記輻輳
によるセル廃棄は、これをできるだけ回避したい。
【0009】本発明の目的は、簡単な構成により輻輳又
は回線障害によるセル廃棄を有効に回避できるATM交
換装置を提供することにある。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記の課題は例えば図3
の構成により解決される。即ち、本発明()のATM
交換装置は、入力の1コネクション識別子VPI及び又
はVCI当たり主及び副出力ポートO1〜O5,〜
宛のルーティングタグ情報RTGを備えるヘッダ変換テ
ーブル2と、入力セルのコネクション識別子VPI,V
CIによりヘッダ変換テーブル2を参照して対応するル
ーティングタグ情報RTGを該入力セルに付加する入回
線対応部1と、主及び副の出力ポートO1〜O5,〜
を備え、ルーティングタグ情報RTGに従ってセルの
ルーティングを行うATMスイッチ部3と、副出力ポー
ト〜の出力セルを記憶すると共に、該記憶セルを読
み出してそのルーティングタグ情報〜に対応する主
出力ポートO1〜O5のラインに供給するセル退避部7
と、主出力ポートO1〜O5の出力セル流を整えると共
に、該出力セル流の隙間にセル退避部7からの記憶セル
を挿入する出回線対応部8と、主出力ポートO1〜O5
の輻輳有無を監視する輻輳監視部9とを備え、ATMス
イッチ部3は、輻輳監視部9の輻輳有りの検出O1〜O
5により、当該輻輳出力ポートに向かう所定の入力セル
を対応する副出力ポートにスイッチングするものであ
る。
【0015】係る構成により、全主出力ポートO1〜O
5が非輻輳状態の場合は、各入力セルは主出力ポートO
1〜O5宛のルーティングタグ情報RTGに従って対応
する主出力ポートO1〜O5にスイッチングされる。そ
して、例えば主出力ポートO1で輻輳状態が検出される
と、ATMスイッチ部3は、輻輳監視部9の輻輳有りの
検出O1により、当該輻輳出力ポートO1に向かう所定
の入力セルを対応する副出力ポートにスイッチングす
る。
【0016】ここで、輻輳出力ポートO1に向かう所定
の入力セルとは、例えば品質クラスQOSが低いものを
言う。その結果、主出力ポートO1にスイッチングされ
るべき各入力セルのうち、一部又は全部が副出力ポート
に分流され、もって主出力ポートO1の輻輳状態が緩
和される。また、副出力ポートに分流された各セル
は、セル退避部7に一時的に記憶され、その後、主出力
ポートO1の出力セル流に影響を与えない範囲で挿入さ
れる。ところで、ATMスイッチ部3がQOSビットを
直接自己ルーティングに使用しない場合は、予めルーテ
ィングタグ情報RTGにQOSビットの情報を含めてお
く。
【0017】例えばRTG=「b3,b2,b1,b0 」=「10
01」とする時に、b3=「1」はQOSが低いこと、
b2〜b1=「001」は出力ポート番号を表す。輻輳
無しの時は、ATMスイッチ部3はb3をマスクして動
作するので、RTG=「1001」は主スイッチ部MS
によりRTG=「0001」=O1と解釈され、主出力
ポートO1にスイッチングされる。輻輳有りの時は、A
TMスイッチ部3はb3をマスクしないで動作するの
で、RTG=「1001」は主スイッチ部MSによりR
TG=「1001」=と解釈され、主出力ポートO1
にはスイッチングされない。一方、RTG=「100
1」は副スイッチ部SSによりRTG=「1001」=
と解釈され、副出力ポートにスイッチングされる。
なお、QOSが高いものは始めからRTG=「b3,b2,b
1,b0 」=「0001」とされているので、主出力ポー
トO1にスイッチングされる。
【0018】本発明(1)によれば、簡単な構成により
輻輳によるセル廃棄を有効に低減(又は回避)できる。
また、ヘッダ変換テーブル2を書き換える必要がないの
で、制御が簡単かつ高速に行える。
【0019】好ましくは、本発明()においては、例
えば図2に示す如く、ATMスイッチ部3は複数の入力
ポートI1〜I5の各入力セルを共通の副出力ポート
(この例では一つの副出力ポート)にスイッチングす
る副スイッチ部SSを備える。
【0020】輻輳により廃棄されるセル数が多くない場
合は、副出力ポート数を1又は2に低減できる。この場
合でも各退避セルはルーティングタグ情報RTGとして
主出力ポート番号O1〜O5に対応した副出力ポート番
号〜を有するので各中継線に正しく分配される。ま
た好ましくは、本発明()においては、セル退避部7
は輻輳監視部9が輻輳無しを検出したことにより記憶セ
ルを読み出す。従って、各退避セルは速やかに送信され
る。
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図1は第1の実施の形態によるATM交換機のブロ
ック図で、図において1は入回線対応部、2はヘッダ変
換テーブル、3はATMスイッチ部(ATMSW)、4
は中継線信号処理部、5は加入者線信号処理部、6は制
御部、7はセル退避部、8は出回線対応部、9は輻輳監
視部である。
【0024】この例のATMスイッチ部3は、入力ポー
トI1〜I5を共通とする主スイッチ部MS及び副スイ
ッチ部SSを備えており、主スイッチ部MSの出力は主
出力ポートO1〜O5に、また副スイッチ部SSの出力
は副出力ポート〜に夫々接続している。なお、入出
力ポート数は一例を示すものであり、これに限定されな
い。
【0025】また、このようなATMスイッチ部3は不
図示のセル多重部及びセル分離部を含んでいても良い。
この場合の入力ポートはセル多重部の入力端子であり、
出力ポートはセル分離部の出力端子である。セル退避部
7において、バッファBFは副出力ポート〜の各出
力セルをFIFOモードでバッファリングする。多重部
MUXは各バッファBFの記憶セルを読み出し、これを
副出力ポート番号〜に対応するRAM中の各所定エ
リアにFIFOモードでプールする。分離部DMUXは
RAMにプールされた退避セルを先頭から読み出し、対
応する出線〜に分配出力する。
【0026】出回線対応部8において、出力バッファB
FMは主出力ポートO1〜O5毎の各出力セルをFIF
Oモードでバッファリングする。そして、セル調整部
は、BFMの出力セルからルーティングタグ情報RTG
を除去し、出力セル流を整流する。この場合に、もし分
離部DMUXから読み出された待機セル(セル調整部で
1セル分がバッファされる)がある時は、好ましくは輻
輳状態の有/無に係わらず、前記セル整流により出力1
セル分の隙間ができた時に、そこに待機セルを挿入す
る。こうして、各退避セルは主出力のセル流に影響を与
えること無く、できるだけ速やかに遅滞無く送信され
る。勿論、輻輳無しになっていれば、各退避セルは一斉
に送信される。
【0027】なお、輻輳監視部9が輻輳無しを検出した
時に、当該出力ポートの読出命令〜を出力し、これ
に従って退避セルを読み出すように構成しても良い。輻
輳監視部9は、各出力バッファBFMのセル充当率をモ
ニタしており、該充当率が第1の所定値を越えた時は、
その旨を対応するセル調整部に知らせる。これを受けた
セル調整部は当該ルートの出力セルヘッダに輻輳ビット
をセットする。また輻輳監視部9は、併せて、どの主出
力ポートが輻輳しているかの輻輳情報O1〜O5を制御
部6に知らせる。
【0028】これを受けた制御部6は、ヘッダ変換テー
ブル2の前記輻輳情報に対応する欄の所定のルーティン
グタグ情報RTGを副出力ポート番号に書き換える。例
えば主出力ポートO1が輻輳中の場合は、ヘッダ変換テ
ーブル2中のRTG=O1で、かつQOSの低い(例え
ばQOS=1)欄の該RTGを「O1」から「」に書
き換える。他の主出力ポートが輻輳した場合も同様であ
る。勿論、同時に2以上の主出力ポートが輻輳しても良
い。
【0029】これにより、その後の、主出力ポートO1
宛で、かつQOSの低いセル(通常セル)は副出力ポー
トの側に分流(退避)され、一旦セル退避部7に記憶
される。一方、QOSの高いセルはそのまま主出力ポー
トO1にスイッチングされる。こうして、主出力ポート
O1のセル流は低減され、輻輳は緩和される。一方、セ
ル退避部7の退避セルは記憶後速やかに分離部DMUX
により読み出され、対応するセル調整部で待機する。こ
れに続く各退避セルはRAM中にプールされる。そし
て、セル調整部で1セル分の空きが生じると、該待機セ
ルは主出力ルートに挿入され、中継線伝送路に送信され
る。そして、RAMより次の退避セルが読み出され、セ
ル調整部で待機する。
【0030】輻輳監視部9は、出力バッファBFMのセ
ル充当率が第1の所定値以下となると、その旨を対応す
るセル調整部に知らせる。これを受けたセル調整部は輻
輳ビットのセットを止める。また輻輳監視部9は、併せ
て、制御部6に輻輳解除情報O1〜O5を知らせる。こ
れを受けた制御部6はヘッダ変換テーブル2中の輻輳解
除情報に対応する欄のルーティングタグ情報RTGを副
から主出力ポート番号に書き換える。例えば主出力ポー
トO1が輻輳解除の場合は、RTG=の欄の該RTG
を「」から「O1」に書き換える。他の場合も同様で
ある。これによりセル退避部7へのセルの分流は停止す
る。そして、この区間にもセル退避部7の各退避セルは
対応する出力ルートに順次出力され、やがてRAMは空
になる。
【0031】かくして、本第1の実施の形態によれば、
簡単な構成によりセル廃棄が有効に回避され、サービス
の信頼性が向上する。図2は第2の実施の形態によるA
TM交換機のブロック図である。このATM交換機の基
本的な動作は図1の第1の実施の形態によるものと同様
で良い。
【0032】但し、ATMスイッチ3において、この例
の副スイッチ部SSは入力ポートI1〜I5の各入力セ
ルの内、ルーティングタグ情報RTGとして副出力ポー
ト番号〜を有するものを一つの副出力ポートにス
イッチする。例えばRTG=「b3,b2,b1,b0 」とする時
に、主スイッチ部MSはRTGのb3=「0」を見て動
作する。即ち、入力セルのRTG=「0001」の時は
主出力ポートO1にスイッチングする。同様にしてRT
G=「0010」〜「0101」の時は夫々主出力ポー
トO2〜O5にスイッチングする。一方、副スイッチ部
SSはRTGのb3=「1」のみを見て該入力セルを副
出力ポートにスイッチする。これにはRTG=〜
が含まれる。
【0033】実際上、廃棄対象となるようなセル数は多
くはないと考えれば、これらを一つの副出力ポートに
分流させても輻輳状態となる可能性は少ない。勿論、副
出力ポートを複数設けても良い。また、セル退避部7に
おいて、分配部はバッファBFの各記憶セルを記憶順に
読み出し、これらをRTGの副出力ポート番号〜に
対応するRAM中の各所定エリアにFIFOモードでプ
ールする。そして、分離部DMUXは必要に応じてRA
M中の退避セルを先頭から読み出し、対応する出線〜
に出力する。
【0034】かくして、本第2の実施の形態によれば、
ATMスイッチ3及びセル退避部7の構成が大幅に簡単
になる。図3は第3の実施の形態によるATM交換機の
ブロック図である。ヘッダ変換テーブル2において、こ
の例のルーティングタグ情報RTGの中には予め主出力
ポート番号(例えばO1)及びこれに対応する副出力ポ
ート番号(例えば)の双方が含まれている。
【0035】制御部6は、輻輳監視部9からの輻輳状態
情報O1〜O5に従ってATMスイッチ3の動作モード
を規定する制御信号SSE〜を出力する。ATMス
イッチ3において、全制御信号SSE〜=0の時は
主スイッチ部MSのみが作動する。即ち、主スイッチ部
MSはルーティングタグ情報RTG中の主出力ポート番
号O1〜O5の部分を使用して入力セルを主出力ポート
O1〜O5に振り分ける。この場合は、副スイッチ部S
Sは動作しない。
【0036】この状態で、例えば主出力ポートO1が輻
輳状態になると、制御部6は制御信号SSE=1を出
力する。これにより、主スイッチ部MSは、主出力ポー
ト番号O1を有する入力セルに対しては、QOSの高い
セルのみを主出力ポートO1にスイッチする。一方、副
スイッチ部SSはQOSの低い入力セルのみを副出力ポ
ートにスイッチする。
【0037】ところで、ATMスイッチ部3がQOSビ
ットを直接自己ルーティングに使用しない場合は、予め
ルーティングタグ情報RTGにQOSビットの情報を含
めておく。なお、この点は前にも説明したが、再度説明
しておく。例えばRTG=「b3,b2,b1,b0 」=「100
1」とする時に、b3=「1」はQOSが低いこと、b
2〜b1=「001」は出力ポート番号を表す。輻輳無
しの時は、ATMスイッチ部3はb3をマスクして動作
するので、RTG=「1001」は主スイッチ部MSに
よりRTG=「0001」=O1と解釈され、主出力ポ
ートO1にスイッチングされる。輻輳有りの時は、AT
Mスイッチ部3はb3をマスクしないで動作するので、
RTG=「1001」は主スイッチ部MSによりRTG
=「1001」=と解釈され、主出力ポートO1には
スイッチングされない。一方、RTG=「1001」は
副スイッチ部SSによりRTG=「1001」=と解
釈され、副出力ポートにスイッチングされる。なお、
QOSが高いものは始めからRTG=「b3,b2,b1,b0 」
=「0001」とされているので、主出力ポートO1に
スイッチングされる。
【0038】これにより、主出力ポートO1の輻輳状態
が緩和される。他の制御信号SSE〜=1の場合も
同様である。なお、入力セル自体がQOSビット(即
ち、CLP:Cell Loss Priority)を備えている場合も
ある。この場合は、H変換部が、ヘッダ変換テーブル1
より読み出されたルーティングタグ情報RTGに対して
CLPによる修飾を加えれば良い。この点は他の実施の
形態についても同様である。
【0039】図4は第4の実施の形態によるATM交換
機のブロック図で、図において10はタグ(T)変換部
である。本ATM交換機の基本的な動作は図1の第1の
実施の形態によるものと同様で良い。但し、セル退避部
7の退避セルは、出回線対応部8に分配される代わり
に、もう一度ATMスイッチ部3に入力される。
【0040】輻輳監視部9は、例えば主出力ポートO1
の輻輳状態が緩和される(非輻輳状態になる)と、セル
退避部7の読出制御部に読出命令を出力する。これに
より、読出制御部はRAMにプールされている副出力ポ
ート番号の退避セルを読み出す。そして、これを受け
たT変換部10は入力の退避セルの副出力ポート番号
を対応する主出力ポート番号O1に変換する。退避セル
の他の情報(QOS,VPI,VCI等)については既
に変換済みであるので、ここでは操作する必要はない。
こうして、ルーティングタグ情報TRGをO1に戻され
た退避セルはATMスイッチ3の例えば予備入力ポート
I6に再入力し、通常に従って主出力ポートO1にスイ
ッチングされる。
【0041】かくして、本第4の実施の形態によれば、
出回線対応部8の構成及び制御が大幅に簡単になる。図
5は第5の実施の形態によるATM交換機のブロック図
で、図において11は予備回線対応部、12は予備回線
の切替スイッチ(切替SW)である。この例のATM通
信システムでは各方路の中継線O1〜O5が夫々に1本
の予備回線〜を備えている。各予備回線〜は切
替スイッチ12を介して予備回線対応部11に接続可能
である。
【0042】例えば通信システムの運用中に、中継線O
1で障害(回線断等)が発生すると、相手局O1からの
アラームメッセージが下り線路を介して本機に受信さ
れ、内部でアラーム信号ALMO1が生成される。これ
を受けた制御部6は、ヘッダ変換テーブル2のRTG=
O1の欄の該RTGを全て副出力ポート番号に書き換
えると共に、切替スイッチ12の選択信号SEL=1
を出力する。これにより、予備回線と予備回線対応部
11とが接続する。なお、相手局O1でも中継線O1と
予備回線とを切り替える。
【0043】かかる状態では、加入者線からの中継線O
1宛の入力セルに対してはH変換部で副出力ポート番号
が付加され、該セルは副出力ポートに出力される。
更に、予備回線対応部11では出回線対応部8と同等の
処理を受け、予備回線を介して相手側中継局O1に入
力する。やがて、アラーム信号ALMO1が解除される
と、制御部6は、ヘッダ変換テーブル2のRTG=の
欄の該RTGを全て主出力ポート番号O1に書き換え
る。これにより本機の出力セルは中継回線O1を介して
中継される。
【0044】かくして、本第5の実施の形態によれば、
簡単な冗長構成で、通信システム運用の信頼性を向上で
きる。なお、上記各実施の形態では本発明のATM交換
機ヘの適用例を述べたが、本発明のATM交換装置には
セル多重伝送線を束ねて交換を行うATMクロスコネク
ト装置も含まれる。
【0045】また、ATMスイッチ部3については、上
記の出力バッファ方式のもの以外にも様々な方式(例え
ば共通バッファ、クロスポイントバッファ、入出力バッ
ファ等)のものを採用可能である。また、上記本発明に
好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸
脱しない範囲内で、構成、制御、及びこれらの組合せの
様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0046】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、簡単な
構成により輻輳又は回線障害によるセル廃棄の発生を有
効に回避できる。従って、通信サービス及び通信システ
ム運用の信頼性向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態によるATM交換機の
ブロック図である。
【図2】図2は第2の実施の形態によるATM交換機の
ブロック図である。
【図3】図3は第3の実施の形態によるATM交換機の
ブロック図である。
【図4】図4は第4の実施の形態によるATM交換機の
ブロック図である。
【図5】図5は第5の実施の形態によるATM交換機の
ブロック図である。
【図6】図6は従来のATM交換機のブロック図であ
る。
【符号の説明】 1 入回線対応部 2 ヘッダ変換テーブル 3 ATMスイッチ部 4 中継線信号処理部 5 加入者線信号処理部 6 制御部 7 セル退避部 8 出回線対応部 9 輻輳監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−284453(JP,A) 特開 平3−117137(JP,A) 特開 平7−202897(JP,A) 特開 平5−316140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力の1コネクション識別子当たり主及
    び副出力ポート宛のルーティングタグ情報を備えるヘッ
    ダ変換テーブルと、 入力セルのコネクション識別子によりヘッダ変換テーブ
    ルを参照して対応するルーティングタグ情報を該入力セ
    ルに付加する入回線対応部と、 主及び副の出力ポートを備え、ルーティングタグ情報に
    従ってセルのルーティングを行うATMスイッチ部と、 副出力ポートの出力セルを記憶すると共に、該記憶セル
    を読み出してそのルーティングタグ情報に対応する主出
    力ポートのラインに供給するセル退避部と、 主出力ポートの出力セル流を整えると共に、該出力セル
    流の隙間にセル退避部からの記憶セルを挿入する出回線
    対応部と、 主出力ポートの輻輳有無を監視する輻輳監視部とを備
    え、 ATMスイッチ部は、輻輳監視部の輻輳有りの検出によ
    り、当該輻輳出力ポートに向かう所定の入力セルを対応
    する副出力ポートにスイッチングすることを特徴とする
    ATM交換装置。
  2. 【請求項2】 ATMスイッチ部は複数の入力ポートの
    各入力セルを共通の副出力ポートにスイッチングする副
    スイッチ部を備えることを特徴とする請求項1のATM
    交換装置。
  3. 【請求項3】 セル退避部は輻輳監視部が輻輳無しを検
    出したことにより記憶セルを読み出すことを特徴とする
    請求項1又は2のATM交換装置。
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