JP3437244B2 - 化学発光化合物およびそれを試験検定に使用する方法 - Google Patents
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Description
または黄の光を発光する新たな類の化学発光芳香族環融
合アクリジニウム化合物(AFAC)に関するものであ
る。本発明はまたAFACおよび結合パートナー、例え
ば生物学的分子から形成される接合体、並びに該接合体
を利用する試験検定に関するものである。さらに本発明
は、2つ以上の化学発光接合体が有する識別可能な非干
渉発光特性により、試験試料中の2つ以上の物質または
分析物の検出および/または定量を同時に行なえる試験
検定に関するものである。
るが、発光スペクトルが補正可能な光を放出する化学発
光化合物は、分析検定、特に工業検定、および多数の物
質、例えば多数分析物(multi-analyte )測定のための
臨床診断検定において非常に有用である。そのような化
合物は、結合パートナー、例えば、抗原、抗体、および
核酸のような生物学的分子をタグ付けまたは標識付けす
るのに用いられ、相互に非干渉の、または重複が最小限
の発光信号またはスペクトルを放出できる接合体または
トレーサを形成できる。その信号またはスペクトルによ
り、試験試料中の多数の物質を同時に検出および/また
は定量できる。2つの化学発光化合物は、ピーク高さの
5%より大きい信号強度を有するスペクトル領域が約10
0 −250 nmに亘る発光スペクトルを有するが、信号が
識別できるように発光の最大値が異なるので、例えば、
ある患者の試料からの黄体化ホルモン(LH)および卵
胞刺激ホルモン(FSH)の血清水準の同時測定が可能
であり、これを以下に記載する。ある実施例において、
抗−LHおよび抗−FSHを標識付けまたはタグ付けす
るためには、2つの化学発光信号の発光最大値は、約60
nm、好ましくは80nm以上異なる。ここに記載する方
法により同時測定が可能なさらなる実施例は、増幅核酸
配列、例えば、悪性転換に関連する癌遺伝子の検定につ
いてである。本出願人に譲渡され、ここに参照文献とし
て包含するヨーロッパ特許公開第0 481704 号(米国特
許出願第598,269 号(10/16/90)およびこの中に述べら
れた参照文献を優先権とする)を参照のこと。そのよう
な検定においては、同一の検定容器または反応媒質中の
公知の異なる標的配列のために正の調節として並行な
(parallel)内部参照材料を含有することが、例えば、
疑似的な負の結果(false negative result )を保障す
るため、検定性能にとって重要であると認識されてい
る。別の検定方式においては、公知の対照物質を含有し
て検定性能を評価するのに役立てている。
物を測定および/または定量する実験的必要性と経済的
な利益が、本発明の多数トレーサ(multiple-tracer )
検定を開発する2つの主要な基本的動機であった。さら
に、理想的な多数トレーサシステムが同一の化学条件下
で多数の波長信号を放出することを予見した。信号を発
するために他の化学物質または酵素を使用する、ルミノ
ール系(luminol series)または安定なジオキシエタン
(dioxetane )と対になるアクリジニウム化合物のよう
な2つの異なる種類の化学発光化合物を用いる場合のよ
うに、2つの異なる信号発生機構、条件およびタイミン
グの組を必要とする複数分析物検定システムにおいて2
つの化学発光トレーサを組み合わせることは望ましくな
く、扱いにくいことが分かった。さらに、2つ以上の異
なる化学発光化合物または接合体は、1桁以下の大きさ
しか異ならない発光効率を有さなければならない。
は環境における化学発光化合物の適切な安定性であっ
た。この安定性によって、化合物はキットの状態にされ
たときの市販製品の出荷条件に耐える。
omic shift)を示し、同一の化学処理により同等の効率
を有する光を放出する同一の一般級にある安定化学発光
類似体を開発することにより、これらの目的を達成し
た。
り青光を放出することをここに示した化学発光アクリジ
ニウム化合物について詳しく記載する。米国特許第4,74
5,181 号、第4,918,192 号、第5,110,932 号、米国特許
出願第07/826,186号および第07/871,601号は、安定多置
換(polysubstituted )アリールアクリジニウムエステ
ルを記載している。これらの文献は全て、本出願人に譲
渡され、参照文献としてここに包含する。そのようなア
クリジニウム化合物を、一般的に「参照アクリジニウム
エステル」または「アクリジニウムエステル」と称する
ことにする。上述したような化合物は、アクリジニウム
環系を含み、その化合物の用法に応じて、例えば、本発
明の検定を含む試験検定に使用するための接合体を形成
する物質に標識を付着させるための、適切な官能基をさ
らに含む。
第0 478 626 号(イギリス国特許第2,233,450 号(6/24
/89 )を優先権主張とする)は、異なるトレーサ接合体
を調製するために発光が変化する、すなわち、速い持続
時間および遅い持続時間(fast and slow duration)の
アクリジニウム化合物を使用して、2つ以上の異なる分
析物の「実質的に同時の」定量を行なうことを記載して
いる。しかしながら、この手法はいくつかの重大な欠点
を有する。第一に、アクリジニウムエステルの1つは、
発光の非常に短い持続時間を達成するために、すなわ
ち、1秒で発光または発光最大値を完了するために、フ
ェノール部位に電子求引性置換基を含む。しかしなが
ら、この種の化合物、例えば、オルト−ジハロゲン化ア
リールアクリジニウムエステルは、水性環境においては
安定性が欠如するかもしれない。第二に、発光の重複期
間中に2つのトレーサにより個々に帰属する発光を区別
するために、発光運動学を注意深く試験して正確に補正
しなければならない。記載された方法は、光強度の順次
積分(sequential integration)のための2つの別々の
時間窓(time window )に放出される光子の測定による
ものである。発光重複が比較的小さくない場合には、そ
のような補正は、特に大きく異なる濃度を有する2つの
分析物の検出については、不十分な検定精度の潜在的な
源となり得る。より小さな発光の重複を必要条件とする
と、代わりに、一方が非常に短い持続時間の発光を有
し、他方が非常に長い持続時間の発光を有する一組の化
学発光化合物を利用することが必要となり、安定性に問
題があるか、または過剰に長引いた信号集積時間により
二重分析物検定を非実用的にする化合物に導かれる。
試験試料において2つの検定を行なう利点が失われる。
化学発光検出および/または定量を用いたある自動分析
器において、最初の試験結果は、15分後に得られ、その
後操作中に20秒毎に結果が得られることを言及してお
く。本出願人に譲渡され、ここに参照文献として包含さ
れるヨーロッパ特許公開第0 502 638 号(米国特許出願
第665,196 号(3/4/91)を優先権とする)を参照のこ
と。
サ接合体を調製するための、異なる発光スペクトルを有
するアクリジニウム化合物について記載した。彼等が用
いた手法は、アクリジニウム核の電子接合(electronic
conjugation)を延長して、特許のアクリジニウムエス
テル(化合物2a)と比較して、発光最大値において約
80nm深色シフトした3−(4−カルボキシブタジエニ
ル)−アクリジニウムエステル(化合物2b)を得るこ
とであった。アクリジニウム核の電子接合の延長によ
り、二重分析物免疫学的検定を構成するのに実際に必要
とされる発光最大値における主要な深色シフトあるいは
発光効率の減少が必ずしも導かれるわけではない。その
ような検定において使用するベンズアクリジニウム化学
発光化合物について、何も教示されていなかった。
322 926 号(米国特許出願第140,040 号(12/31/87)お
よび第291,843 号(12/29/88)を優先権とする)は、環
または環系の炭素原子の1つに結合したエステル結合、
アミド結合を有する複素環式環または環系からなる「化
学発光部分」を示唆した。この化学発光化合物は、ベン
ズ[a]アクリジニウム、ベンズ[b]アクリジニウ
ム、およびベンズ[c]アクリジニウムを含有すると言
われたが、これらの化合物または接合体の合成および構
造は記載されていなかった。これらの構造物の発光波長
最大値、または発光効率のいずれも予言しておらず、ま
た、検定法において少なくとも2つの化学発光化合物ま
たは接合体を使用すること、そして発光スペクトルに基
づいて検定を行なう場合にそのような化合物を利用する
ことも予言していなかった。
ウムおよびベンズ[b]アクリジニウムの命名法は、有
機化合物の命名法に関する委員会による1957年の報告書
における国際純粋および応用化学連合(International
Union of Pure and AppliedChemistry )発行の有機化
合物の命名法に関する決定規則の規則21.5に基づく。
と、アクリジニウム核(下記の構造)の周辺側にベンゼ
ン環を融合することにより生じた化合物は、したがって
アクリジニウム核の側a、b、またはcのいずれがベン
ゼン環と融合するかにより命名すべきである。
ム化合物 2. AFAC: 芳香族環融合(aromatic ring
fused )アクリジニウム化合物 3. EtO: エトキシ 4. DMAE: ジメチルアクリジニウムエステ
ル 5. DIPAE: ジイソプロピルアクリジニウム
エステル 6. LBAC: 鎖状ベンズ[b]アクリジニウ
ム化合物 7. LEAC: 長期発光(longer emission )
アクリジニウム化合物 8. LEAE: 長期発光アクリジニウムエステ
ル 9. MeO: メトキシ 10. NSE: N−スルホエチル 11. NSP: N−スルホプロピル 12. PCT: 漏話百分率(percent cross ta
lk) 13. PMP: 常磁性粒子 14. QAE: 第四アンモニウムエトキシ 15. RLU: 相対光単位(relative light u
nit )
信号を同時に検出することからなる、試験試料中の少な
くとも2つの物質の検出および/または定量のための方
法を提供するが、ここで各化学発光接合体は、試験試料
中で検出および/または定量すべき物質と結合してい
る。化学発光接合体のそれぞれの発光信号はスペクトル
発光により識別できるので、物質が検出および/または
定量できる。
以下に記載する:
W、C9 またはC10は−N=と置換でき;またはWを省
き、C7 をC9 に結合させ、C7 、C9 またはC10は−
O−、−S−、−NH−、または−NR−と置換でき;
Yは、必要に応じて20までの炭素原子を含有する、ハロ
ゲン化または非ハロゲン化の側鎖または直鎖アルキル、
または下記の化学式の多置換アリール部分である:
するアルキル、アルケニル、アルキニルまたはアラルキ
ルを含む;R2 、R3 、R9 およびR10は、水素、置換
または非置換アリル(ArRまたはAr)、ハロゲン化
物、アミノ、ヒドロキシル、ニトロ、スルホネート、−
R、−CN、−COOH、−SCN、−OR、−SR、
−SSR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)
NHR、または−NHC(O)Rから選択される同一の
群または異なる群のものである;R2 はC1-4 で1つま
たは多数の置換基を含む;R2 はまた、ヘテロ原子を有
するかまたは有さない融合芳香環であってもよい; R
3 はC7 、W、C9 またはC10で1つまたは多数の置換
基を含む;A−は、CH3 SO4 - 、FSO3 - 、CF
3 SO4 - 、C4 F9 SO3 - 、CH3 C6 H4 SO3
- およびハロゲン化物を含む対イオンである;Xは窒
素、酸素または硫黄を含むヘテロ原子であり、Xが酸素
または硫黄のときにZが省かれ、Xが窒素のときにZが
−SO2 −Y′であり、そしてY′がYと等しい場合に
は、YとY′の置換基は同一である必要はない;R4 お
よびR8 はアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコ
キシル、アルキルチオールまたはアミドである、R5 お
よびR7 は上述したR3 、R9 およびR10である; R6 =−R11−R12、 R11は、必要条件ではないが、必要に応じて、20までの
ヘテロ原子を任意に含有する、側鎖または直鎖アルキ
ル、置換または非置換アリールまたはアラルキルであ
る;そしてR12は、リービング基(leaving group )、
またはリービング基もしくは−Q−R−Nu、−Q−R
(I)n Nu、−Q−Nu、−R−Nu、または−Nu
に結合する求電子官能基を含み、ここでnは少なくとも
1であり、Nuは求核基であり、Qは官能結合であり、
Iはイオンまたはイオン化基である;R5 とR6 、およ
びR6 とR7 は相互に交換可能である;Rは必要に応じ
て20までのヘテロ原子を含有するアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、アリールまたはアラルキルである。
により該化合物または接合体が、識別できる発光スペク
トルピークまたは最大値を有する青−緑、緑、黄、橙お
よび赤−橙の光を放出する点で特徴付けられる。ある実
施態様、すなわちある化合物において、発光最大値は、
480 nm以上であり、好ましい実施態様においては、51
5 nm以上である。
する標的配列の増幅方法は、1つ以上の標的配列を含有
すると思われる試験試料を調製し、その試験試料に内部
参照を加え、標的配列を増幅し、それぞれの化学発光接
合体が標的配列および内部参照と結合する、少なくとも
2つの化学発光接合体を調製し、化学発光接合体の発光
により増幅した標的配列および内部参照を同時に検出お
よび/または定量することからなる。
れ識別可能な発光スペクトルを有する少なくとも2つの
異なる化学発光化合物または接合体を使用することによ
り、試験試料中の少なくとも2つの物質を同時に検出お
よび/または定量する方法を提供することにある。
は移送管中の分析物および内標準または対照を同時に検
出および/または定量する検定方法を提供することにあ
る。
または移送管中の試験試料について2つの検定を同時に
行なう準備をすることにより、自動分析器の効率を高め
ることにある。
およびそのような化学発光化合物を合成するのに用いる
中間体生成物を合成する方法を提供することにある。
る化学発光の芳香族環融合アクリジニウム化合物(arom
atic ring-fused acridinium compound ;AFAC)を
提供することにある。
最大値またはピークを有する緑または黄の光を放出する
芳香族環融合アクリジニウム化合物(AFAC)を提供
することにある。
学発光標識検定方法を提供することにある。
または巨大分子との共有結合またはリポソーム内のカプ
セル封じを形成するのに有用な反応官能基を有する、ま
たは有さない1つ以上のイオン基および/またはイオン
化可能基を担持する親水性AFACを提供することにあ
る。
合パートナー、例えば生物学的分子を有するAFACの
間に形成されたAFAC接合体を提供することにある。
テルおよびAFAC接合体を使用することを含む試験検
定方法を提供することにある。
試料中に存在する2つ以上の分析物または物質またはそ
の組合せの測定が、2つ以上の異なる化学発光トレーサ
または化合物により生成される、相互非干渉、または重
複が最小であるが補正可能な光信号により、同一の反応
媒質または転移管中で同時に行なえる多分析物検定方法
を提供することにある。
識試験検定を行なう試験キットを提供することにある。
2つの物質を同時に検定する2つ以上の化学発光試薬を
有する試験キットを提供することにある。
標識の合成に利用する中間体化合物を提供することにあ
る。
5%より大きい信号強度を有するスペクトル領域が約10
0 −250 nmに亘る発光スペクトルを有する化学発光化
合物を提供することにある。
ように、本発明は、明細書に記載し、特許請求の範囲に
包含される要素の組合せにある。
詳細に説明する。
クリジニウム(LBAC)、フラノアクリジニウム、チ
オフェノアクリジニウム、ピロアクリジニウム化合物お
よびピリドアクリジニウム化合物からなる。アクリジニ
ウム核に融合した芳香族環の特異的な位置によって、予
期せぬことに、LBACが、核間ベンズ[a]アクリジ
ニウム化合物(ABAC)より、そして対応する「参照
アクリジニウムエステル」、すなわち、DMAE−B
z、DIPAE−Bzおよび3−MeO−DMAE−B
zよりかなり大きな深色シフトを有する化学発光信号を
生じることが分かった。図1および2参照のこと。
す。
よび異性体、フラノ−、チオフェノ−、ピロ−およびピ
リド−アクリジニウム化合物の一般的な構造を、式II、
IIIA−III C、およびIVA−IVDにそれぞれ示す。
質を有する主要な化学発光化合物に加え、形成を可能に
する、すなわち、結合パートナー、特に生物学的分子と
の共有結合により、結合検定における非同位体トレーサ
として、または多分析物検定システムの主要な必須の部
分として有用な接合体を生成する反応官能基を含有す
る。AFACの別のサブクラスは、水性媒質中の化合物
の溶解度を高めることおよび/またはそれら化合物をリ
ポソーム内に漏れが少なくカプセル封じする1つ以上の
イオン基および/またはイオン化可能基を含有する。そ
のような親水性LBACを追加の反応官能基を担持する
ように修飾して、他のミクロ分子または巨大分子との接
合体を形成せしめられる。
た好ましいLBAC、フラノアクリジニウム化合物、チ
オフェノアクリジニウム化合物、ピロアクリジニウム化
合物およびピリドアクリジニウム化合部は、それぞれ上
述した式I、II、III A−III C、およびIVA−IVDに
示した化学発光化合物を含む。ここで:Wが炭素の場
合、式Iは式IIに示したようなLBACクラスの化学発
光化合物となる;またはWは省略でき、C7をC9に結
合させ、C7、C9またはC10のうちの1つを−O
−、−S−、−NH−、または−NR−と置換して、式
IIIA−Cに示したようなアクリジニウム核に線状に融
合した5員芳香環を形成できる;またはC7、W、C
9、またはC10は−N=と置換して、式IVA−Dに示
したようなアクリジニウム核に線状に融合した6員ピリ
ド環を形成できる;R1 は、20までのヘテロ原子、好ま
しくは窒素、酸素、ハロゲン、リンまたは硫黄を必要に
応じて含有するアルキル、アルケニル、アルキニル、ま
たはアラルキルである。
換または非置換アリール(ArRまたはAr)、ハロゲ
ン化物、アミノ、ヒドロキシル、ニトロ、スルホネー
ト、−R、−CN、−COOH、−SCN、−OR、−
SR、−SSR、−C(O)R、−C(O)OR、−C
(O)NHR、または−NHC(O)Rから選択される
同一の群または異なる群のものである。
有するアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、
またはアラルキルである。
含む。
たは多数の置換基を含む。
有さない融合芳香環であってもよい。
F3 SO4 −、C4 F9 SO3 −、CH3 C6 H4 SO
3 −およびハロゲン化物を含む対イオンである。
子であり、Xが酸素または硫黄のときにZが省かれ、X
が窒素のときにZが−SO2 −Y′である。
有する、ハロゲン化または非ハロゲン化の側鎖または直
鎖アルキル、または式Vの多置換アリール部分である:
は同一である必要はない。
ル、アルキニル、アルコキシル、アルキルチオ、アミ
ド、水性媒質または環境中でAFACの安定性を良好に
確保するように位置した基である。商業化に適するAF
ACの安定性は、立体効果、電子効果、またはこれら2
つの群の存在により生じた組合せによるものである。R
5 およびR7 は、式IのR3 、R9 、およびR10につい
て列挙したものと同様である。AFACを生物学的分子
に接合するために、R6 は、リービング基(leaving gr
oup )、またはリービング基により結合された求電子官
能基、もしくはスペーサにより環に直接結合または連結
したそのような反応基に容易に転化できる官能基であり
得る。「スペーサ」を、必要に応じて0−20のヘテロ原
子を含有する、側鎖または直鎖アルキル、置換または非
置換アリールまたはアラルキルとして定義する。そのよ
うな官能基の実施例は、
−、−N3 、−COOH、−U、または−SO2 U、こ
こでUはハロゲン化物である。
接結合または連結された保護または非保護求核性官能基
であり得る。したがって、R6 は、−Q−R−Nu、−
Q−R(I)n−Nu、−Q−Nu、−R−Nu、また
は−Nuであり、ここでRは上述のように定義したもの
である。
uの置換基として存在する2つの官能基の間の共有結合
により生じた官能結合である。R6 への構成物中へのQ
の導入は、R−Nu、R(I)n−NuまたはNuをプ
リフォームAFACに直接結合できるモジュール概念を
示す。Qの実施例は、−C(O)−、−C(O)NH
−、−NHC(O)−、−NHC(O)O−、−NH
−、−O−、−S−、−NHC(O)NH−、−NHC
(S)NH−、−C(=N+H2 )NH−、−SO
2 −、−SO3 −を含む。
4アンモニウム、−COOH、−SO3 H、−SO
4 H、−PO3 H2 、および−PO4 H2 、を含有する
イオン基またはイオン化可能基であり、nは1以上の整
数である。
と、AFACの親水性および水性媒質中での用途の適合
性が高まる。そのようなイオン基またはイオン化可能基
を選択し位置させると、生物学的分子/AFAC接合体
を生物学的分子の対応する結合パートナーに結合させる
のを高められるという利点がある。
もしれないが、求電子性基またはその容易に転化される
前駆体を有するかもしれない生物学的分子を有する化合
物の接合を促進する化合物の求核基である。保護求核性
官能基の実施例またはグルーピングは、t−ブチルオキ
シカルボニルアミノおよび3−(2−ピリジニルジチ
オ)−プロピオニル(PDP)を含有する。
c)は、酸、例えば、トリフルオロ酢酸の処理により除
去できるアミノ上の保護基である。PDP中のS−2−
ピリジニル基は、適切なpHでのジチオスレオトール
(DTT)の処理により除去して遊離−SH基を生成で
きる保護部分である。−NH2 および−SH求核性基の
これらの保護基の用法は、有機化学の当業者に知られて
いる。非保護の求核性官能基の実施例は、アミノ、チオ
ール、ヒドロキシル、強い電子求引性基である有機金属
部分に隣接した活性メチレンを含む。そのような求核性
R6 グルーピングの実施例、生物学的分子への接合、お
よび接合体の効用がヨーロッパ特許公開第0 361 817 号
(米国特許出願第249,620 号(9/26/88 )を優先権とす
る)に記載されており、この特許は、本出願人に譲渡さ
れ、参照文献としてここに包含する。
umisome )を構成することを目的としてリポソーム内に
カプセル封じできる多くの親水性化合物を提供するため
に、R2 、R3 またはR6 は、スペーサにより芳香環に
直接結合したまたはより適切に連結した強力なイオン化
可能基であり得る。強力なイオン化可能基は、ホスフェ
ート、ホスホネート、スルフェート、およびスルホネー
トを含む。そのようなR6 グルーピングの実施例、親水
性化学発光分子のリポソームへの取り込み、および生成
したルミソームの効用がヨーロッパ特許公開第0 361 81
7 号(米国特許出願第249,620 号(9/26/88 )を優先権
とする)に記載されており、この特許は、本出願人に譲
渡され、参照文献としてここに包含する。同様に、生物
学的分子に直接接合できる親水性AFACを提供するた
めに、R2 および/またはR3 は、スペーサにより芳香
環融合アクリジニウム核に直接結合したまたはより適切
に連結したイオン基または強力なイオン化可能基であり
得、R6 は上述したような反応性官能基含有側鎖であり
得る。全てのAFACにおけるR2 、R3 、R5 および
R6 の位置、そしてR6 とR7 の置換基は相互に交換で
きる。
は、R6 の置換基が水素またはRであり、Rが上述のよ
うに定義されるAFACである。
原子の側鎖または直鎖アルキルまたは上述したような全
ての可能性のある置換基を有する式Vに等しい部分であ
ってもよく、そしてZは以下の式VIにより示される: Z=−SO2−Y′ (式VI) ここでY′は1から20の炭素原子のハロゲン化または非
ハロゲン化、側鎖または直鎖アルキル、または上述した
可能性のある置換基の全てを有する式Vと等しい部分で
ある。YおよびY′両者の置換基は必ずしも同一である
必要はない。
(AFAC)は、上述したものである。より好ましく
は、AFACは以下の置換基を有するLBAC系であ
る:R1はメチル基、スルホプロピル基またはスルホエ
チル基である;R9 、R10は水素、メトキシ基またはハ
ロゲンである;R2 は水素、2−MeO基、2−第四ア
ンモニウムアルコキシ基、3−MeO基、3−EtO
基、3−第四アンモニウムアルコキシ基、または3−カ
ルボキシアルキルオキシ基である;R3 、R5 およびR
7 は水素である;Xが酸素または硫黄である場合、R4
およびR8 はメチル基、エチル基、イソプロピル基であ
る;R6 は式Vの4の位置に結合した以下の基のうちの
1つである、カルボキシレート、N−サクシンイミジル
オキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、N
−アミノアルキルカルバモイル基、スルホメチルカルバ
モイル基、N−[N−(2−アミノ−3−S−(3′−
スルホプロピル)−チオプロピオニル)−2−アミノエ
チル]カルバモイル基、N−7−(1、3−ジスルホナ
フタレニル)カルバモイル基、N−[1−カルボキシル
−2−(3−スルホプロピルチオ)エチル]カルバモイ
ル基、N−(2−スルホニルオキシエチル)カルバモイ
ル基、N−(2−ホスホノエチル)カルバモイル基、N
−(2−ホスホンオキシエチル)カルバモイル基および
アルコキシイミノエチル基;Xが窒素である場合、Yは
R5 およびR7 が水素であり、R6 がカルボキシレー
ト、N−サクシンイミジルオキシカルボニル基、N−サ
クシンイミジルオキシカルボニルアルキル基、ベンジル
オキシカルボニル基、またはN−アミノアルキルカルバ
モイル基である式Vを示す;ZはY′がアルキル基また
はフェニル基である式VIを示す。
いる中間体化合物は下記の式の中間体を含む:
9 またはC10は−N=と置換でき;またはWを省き、C
7 をC9 に結合させ、C7 、C9 またはC10は−O−、
−S−、−NH−、または−NR−と置換でき;R2 、
R3 、R9 およびR10は、水素、置換または非置換アリ
ール(ArRまたはAr)、ハロゲン化物、アミノ、ヒ
ドロキシル、ニトロ、スルホネート、−R、−CN、−
COOH、−SCN、−OR、−SR、−SSR、−C
(O)R、−C(O)OR、−C(O)NHR、または
−NHC(O)Rから選択される同一の群または異なる
群のものである;R2 はC1-4 で1つまたは多数の置換
基を含む;R3 はC7 、W、C9 またはC10で1つまた
は多数の置換基を含む;R2 はまた、ヘテロ原子を有す
るまたは有さない融合芳香環であってもよい;Rは必要
に応じて20までのヘテロ原子を含有するアルキル、アル
ケニル、アルキニル、アリールまたはアラルキルであ
る。
W、C9 またはC10は−N=と置換でき;またはWを省
き、C7 をC9 に結合させ、C7 、C9 またはC10は−
O−、−S−、−NH−、または−NR−と置換でき;
Yは、必要に応じて20までの炭素原子を含有する、ハロ
ゲン化または非ハロゲン化の側鎖または直鎖アルキル、
または下記の化学式の多置換アリール部分である:
換または非置換アリール(ArRまたはAr)、ハロゲ
ン化物、アミノ、ヒドロキシル、ニトロ、スルホネー
ト、−R、−CN、−COOH、−SCN、−OR、−
SR、−SSR、−C(O)R、−C(O)OR、−C
(O)NHR、または−NHC(O)Rから選択される
同一の群または異なる群のものである;R2 はC1-4 で
1つまたは多数の置換基を含む;R3 はC7 、W、C9
またはC10で1つまたは多数の置換基を含む;R2 はま
た、ヘテロ原子を有するまたは有さない融合芳香環であ
ってもよい;Xは窒素、酸素または硫黄を含むヘテロ原
子であり、Xが酸素または硫黄のときにZが省かれ、X
が窒素のときにZが−SO2 −Y′であり、そしてY′
がYと等しい場合には、YとY′の置換基は同一である
必要はない;R4 およびR8 はアルキル、アルケニル、
アルキニル、アルコキシル、アルキルチオールまたはア
ミドである、R5 およびR7 は上述したR3 、R9 およ
びR10である; R6 =−R11−R12、 R11は、必要条件ではないが、必要に応じて、20までの
ヘテロ原子を任意に含有する、側鎖または直鎖アルキ
ル、置換または非置換アリールまたはアラルキルであ
る;そしてR12は、リービング基(leaving group )、
またはリービング基もしくは−Q−R−Nu、−Q−R
(I)n Nu、−Q−Nu、−R−Nu、または−Nu
に結合する求電子官能基を含み、ここでnは少なくとも
1であり、Nuは求核基であり、Qは官能結合であり、
Iはイオンまたはイオン化基である;R5 とR6 、およ
びR6 とR7 は相互に交換可能である;Rは必要に応じ
て20までのヘテロ原子を含有するアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、アリールまたはアラルキルである。
および中間体の合成について記載したものであり、その
構造を図1および2に示す。実施例は説明を意図したも
のであり、限定を意図するものではなく、実施例に示し
た置換基以外の置換基を有する化合物を当業者が合成す
るガイドとして用いてもよい。
ニル−2、6−ジメチル)フェニル5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオ
ロスルホネート(LEAE−Bz)の調製3−アニリノ−2−ナフトエ酸 3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(アルドリッヒ カタ
ログ#H4600−7)(376 g、2.0 モル)およびア
ニリン(376 ml、4.1 モル)の混合物を窒素雰囲気で
撹拌しながら16時間に亘り170 ℃で加熱した。生成した
混合物を、熱いうちに1N HCl(2.5 ml)中に注
ぎ入れ、100 ℃に加熱し、この温度で5分間撹拌した。
この混合物を熱いうちに濾過し、固体を0.2 N HCl
(600 ml)で洗浄した。湿った材料を沸騰させ、0.5
Nのカルボン酸ナトリウム(6.0ml)で10分間に亘り
機械的に撹拌し、冷却して濾過した。撹拌しながら赤み
がかった濾液に5N HClを滴下して〜pH7とし
た。生成した黄色の沈殿物を集積し、少量の水で洗浄
し、エタノール(400 ml)により結晶化し、3−アニ
リノ−2−ナフトエ酸(36g、7%).Rf 0.6 (シ
リカゲル、EMアート.5715、20% メタノール/
クロロホルム)、MS(EI):m/z264 (M)を得
た。
ル)およびオキシ塩化リン(35.4ml、379.8 mモル)
の混合物を窒素雰囲気で撹拌しながら2時間に亘り150
℃で還流した。生成した紫色の混合物を冷却し、減圧下
で乾燥するまで蒸発させた。含有物を撹拌しながらクロ
ロホルム/氷/濃縮水酸化アニモニウム(200 ml/20
0 g/200 ml)の混合物に加えた。クロロホルム層を
分離し、塩化カルシウムにより乾燥した。減圧下で溶剤
を除去して、12−クロロ−ベンズ[b]アクリジン
(9.4 g、95%).Rf 0.8 (シリカゲル、ヘキサン
/酢酸エチル2:1).MS(EI):m/z263
(M)を得た。
[b]アクリジン(2.3g、8.68mモル)、シアン化カ
リウム(620 mg、9.55mモル)およびシアン化銅
(I)(391 mg、4.43mモル)の混合物を1分間窒素
で泡立て、密封管中に保持した。混合物を撹拌しながら
4.5 時間に亘り160 ℃に加熱して、冷却した。赤−茶色
の混合物を蒸発させ、残留物を、ヘキサンを充填したシ
リカカラム(ベイカーシリカゲル、カタログ#7024
−1)上でフラッシュ−クロマトグラフ(flash-chroma
tographed )し(W.C.スティル等:J.有機化学、
43、2923、(1978))、10%の酢酸エチル/ヘキサンに
より溶出し、赤色の12−シアノ−ベンズ[b]アクリ
ジン(1.54g、70%).Rf 0.7 (シリカゲル、ヘキ
サン/酢酸エチル2:1).MS(FAB、チオグリセ
ロールマトリックス):m/z255 (M+1)を得た。
酸ヒドロクロライド 50%の硫酸(容量/容量、50ml)中で12−シアノ−
ベンズ[b]アクリジン(557 mg、2.19mモル)およ
びテトラブチルアンモニウム臭化物(71mg、0.22mモ
ル)の混合物を窒素雰囲気で撹拌しながら44時間に亘り
160 −170 ℃に加熱して、冷却した。生成した混合物を
氷水(500 ml)中に注ぎ入れた。紫色の沈殿物を集積
し、水で洗浄した。湿った物質を2N NaOH(100
ml)中で暖めて溶解させ、濾過した。濾液を氷水浴中
で濃縮HClによりpH3−4に酸性化し、紫色のベン
ズ[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロクロライ
ド(510 mg、75%).Rf 0.4 (シリカゲル、クロ
ロホルム/メタノール/水65:25:4).MS(FA
B、チオグリセロールマトリックス):m/z 274
(M+1)を得た。
−ジメチル)フェニルベンズ[b]アクリジン−12−
カルボキシレート 無水ピリジン(50ml)中でベンズ[b]アクリジン−
12−カルボン酸ヒドロクロライド(370 mg、1.2 m
モル)の懸濁液を5分間に亘り60℃で暖めた。やや濁っ
た溶液を0℃に冷却し、10分間に亘り0℃で、もう15分
間室温でp−トルエンスルホニル塩化物(388 mg、2.
33mモル)により処理し、最初の反応混合物を得た。こ
の反応混合物をさらにベンジル2、6−ジメチル−4−
オキシ安息香酸塩(694 mg、2.71mモル)(米国特許
第4,745,181 号を参照のこと)で処理し、第二の反応混
合物を得た。この混合物を窒素雰囲気で40時間に亘り室
温で撹拌し、減圧下で乾燥するまで蒸発させた。ヘキサ
ンを充填したシリカカラム上で残留物をフラッシュ−ク
ロマトグラフして、50%のエーテル−ヘキサンにより溶
出し、橙−赤色の(4−ベンジルオキシカルボキシル−
2、6−ジメチル)フェニル ベンズ[b]アクリジン
−12−カルボキシレート(450 mg)、74%).Rf
0.6 (シリカゲル、20%酢酸エチル/トルエン).M
S(FAB、チオグリセロールマトリックス):m/z
512 (M+1)を得た。
−ジメチル)フェニル5−メチル−ベンズ[b]アクリ
ジニウム−12−カルボキシレートフルオロスルホネー
ト(LEAE−Bz) 無水塩化メチレン(5ml)中の(4−ベンジルオキシ
カルボニル−2、6−ジメチル)フェニル ベンズ
[b]アクリジン−9−カルボキシレート(115 mg、
0.23mモル)に、フルオロスルホン酸メチル(0.128 m
l、2.25mモル)を加えた。この溶液を窒素雰囲気で20
時間に亘り室温で撹拌し、無水エーテル(10ml)で処
理した。生成した沈殿物を集積し、エーテル(100 m
l)で洗浄し、暗茶色の(4−ベンジルオキシカルボニ
ル−2、6−ジメチル)フェニル5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオ
ロスルホネート(136 mg、97%).MS(FAB、チ
オグリセロールマトリックス):m/z526 (M)を得
た。
−サクシンイミジルオキシカルボニル)フェニル 5−
メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキ
シレートフルオロスルホネート(LEAE−NHS)の
調製(4−カルボキシ−2、6−ジメチル)フェニル ベン
ズ[b]アクリジン−12−カルボキシレート臭化水素
酸塩 30%無水臭化水素−酢酸(5ml)中の実施例1におい
て調製した(4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−
ジメチル)フェニル ベンズ[b]アクリジン−12−
カルボキシレート(198 mg、0.39mモル)の溶液を窒
素雰囲気で4時間に亘り55−60℃で撹拌した。混合物を
無水エーテル(20ml)で処理した。沈殿物を集積し、
エーテル(100 ml)で洗浄し、定量的に(4−カルボ
キシ−2、6−ジメチル)フェニル ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート臭化水素酸塩.Rf
0.4 (シリカゲル、5%メタノール/クロロホルム).
MS(EI):m/z 421 (M)を得た。
ミジルオキシカルボニル)フェニルベンズ[b]アクリ
ジン−12−カルボキシレート 無水N、N−ジメチルホルムアミド(5ml)中の(4
−カルボキシ−2、6−ジメチル)フェニル ベンズ
[b]アクリジン−12−カルボキシレート臭化水素酸
塩(108 mg、0.22mモル)の溶液に、0℃でジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(111 mg、0.54mモル)を加
えた。この温度で30分間に亘り撹拌した後、N−ヒドロ
キシルサクシンイミド(62mg、0.54mモル)を加え
た。この溶液を窒素雰囲気で10分間に亘り0℃で、次い
で24時間に亘り室温で撹拌した。生成した混合物を酢酸
(3滴)で処理し、減圧下で乾燥するまで蒸発させた。
残留物をクロロホルムで抽出し、クロロホルム抽出物を
減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物を充填したシ
リカカラム上でフラッシュ−クロマトグラフし、エーテ
ルで溶出して(2、6−ジメチル−4−N−サクシンイ
ミジルオキシカルボニル)フェニル ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート(20mg、18%).R
f 0.6 (シリカゲル、20%).MS(EI):m/z
518 (M)を得た。
ミジルオキシカルボニル)フェニル5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオ
ロスルホネート(LEAE−NHS) 無水塩化メチレン(1ml)中の(2、6−ジメチル−
4−N−サクシンイミジルオキシカルボニル)フェニル
ベンズ[b]アクリジン−12−カルボキシレート
(14mg、0.026 mモル)溶液に、フルオロ硫酸メチル
(0.021 ml、0.26mモル)を加えた。生成した茶色の
溶液を窒素雰囲気で20時間に亘り室温で撹拌し、無水エ
ーテル(1ml)で処理した。沈殿物を集積し、エーテ
ル(40ml)で洗浄し、(2、6−ジメチル−4−N−
サクシンイミジルオキシカルボニル)フェニル 5−メ
チル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシ
レートフルオロスルホネート(11mg、65%).MS
(FAB、チオグリセロールマトリックス):m/z53
3 (M)を得た。
ニル−2、6−ジイソプロピル)フェニル 5−メチル
−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレー
トフルオロスルホネート(DIP−LEAE−Bz)の
調製3、5−ジイソプロピル−4−オキシ安息香酸 この酸をW.H.ミーク等のJ.化学および工学デー
タ、14(3)、388 、(1969)の方法により調製した。
無水N、N−ジメチルアセトアミド(150 ml)中の
2、6−ジイソプロピルフェノール(アルドリッヒ カ
タログ#D12660−8)(37.0ml、0.20モル)溶
液に、ナトリウムメトキシド(16.2g、0.30モル)を加
えた。続いての反応期間に亘り、二酸化炭素を混合物に
通過させた。混合物を撹拌しながら加熱し、ポットの温
度が180 ℃に達するまで、2時間に亘りゆっくりと蒸留
して溶剤を除去した。混合物をさらに1.5 時間に亘り18
0 ℃で撹拌し続け、次いで90℃に冷却した。二酸化炭素
の供給を停止し、水(400 ml)を加えた。さらに室温
まで冷却した後、混合物をトルエン(4×60ml)で洗
浄し、氷水浴中でpH3まで濃縮塩酸で処理した。生成
した混合物をジエチルエーテル(2×150 ml)で抽出
した。エーテル抽出物を塩水(100 ml)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムにより乾燥させた。減圧下で溶剤を
除去して、3、5−ジイソプロピル−4−オキシ安息香
酸(10.4g、23%).Rf 0.5 (シリカゲル、50%ジ
エチルエーテル/ヘキサン).MS(CI、CH4):
m/z223 (M+1)を得た。
キシベンゾエート メタノール(25ml)中の3、5−ジイソプロピル−4
−オキシ安息香酸(1.223 g、5.50mモル)に、水(5
ml)中の水酸化カリウム(308 mg、5.50mモル)を
加えた。生成した溶液を窒素雰囲気で1時間に亘り室温
で撹拌し、減圧下で乾燥するまで完全に蒸発させた。こ
のカリウム塩を、無水アセトニトリル(30ml)および
N、N−ジメチルホルムアミド(15ml)中に溶解さ
せ、ジベンゾ−18−クラウン−6(198 mg、0.55m
モル)で処理した。窒素雰囲気下の80℃での撹拌から30
分後、溶液をさらに臭化ベンジル(0.712 ml、6.05m
モル)で処理した。撹拌を窒素雰囲気下の80℃で4時間
に亘り続けた。冷却した後、生成した混合物を濾過し
た。濾液を減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物
を、ヘキサンを充填したシリカカラム上でフラッシュク
ロマトグラフして20%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出
し、結晶ベンジル、3、5−ジイソプロピル−4−オキ
シベンゾエート(1.35g、79%)、Rf 0.6 (シリカ
ゲル、20%酢酸エチル/トルエン)、MS(EI)、m
/z 312 (M)を得た。
−ジイソプロピル)フェニル ベンズ[b]アクリジン
−12−カルボキシレート 無水ピリジン(30ml)中の実施例1からのベンズ
[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロクロライド
の懸濁液(200 ml、0.65mモル)を5分間に亘り60℃
で暖めた。次いでやや濁った溶液を0℃に冷却し、p−
トルエンスルホニル塩化物(247 mg、1.29mモル)で
処理した。その溶液を40分間に亘り0℃で、さらに10分
間室温で撹拌し、そこにベンジル2、6−ジイソプロピ
ル−4−オキシベンゾエート(202 mg、0.65mモル)
を加えた。この反応混合物を窒素雰囲気で20時間に亘り
室温で撹拌し続け、減圧下で乾燥するまで蒸発させた。
残留物を、ヘキサンを充填したシリカカラム上でフラッ
シュクロマトグラフして25%のエーテル/ヘキサンで溶
出し、橙色の(4−ベンジルオキシカルボニル−2、6
−ジイソプロピル)フェニル ベンズ[b]アクリジン
−12−カルボキシレート(187 mg、51%)、Rf
0.6 (シリカゲル、20%酢酸エチル/トルエン)、MS
(CI、CH4):m/z 570 (M+3)を得た。
−ジイソプロピル)フェニル5−メチル−ベンズ[b]
アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオロスル
ホネート(DIP−LEAE−Bz) 無水塩化メチレン(3ml)中の(4−ベンジルオキシ
カルボニル−2、6−ジイソプロピル)フェニル ベン
ズ[b]アクリジン−12−カルボキシレート(50m
g、0.088 mモル)の溶液に、フルオロスルホン酸メチ
ル(0.072 ml、0.088 mモル)を加えた。茶色の溶液
を窒素雰囲気下で24時間に亘り室温で撹拌し、次いで無
水エーテル(4ml)で処理した。生成した沈殿物を集
積し、エーテル(10ml)で洗浄し、暗茶色の(4−ベ
ンジルオキシカルボニル−2、6−ジイソプロピル)フ
ェニル5−メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12
−カルボキシレートフルオロスルホネート(39mg、64
%)、MS(FAB、チオグリセロールマトリック
ス):m/z 582 (M)を得た。
−N−[3−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルス
ルホニル]5−メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−
12−カルボキシアミドフルオロスルホネート(LEA
C−Bz)の調製3−[N−(4−メトキシフェニル)スルファミド]安
息香酸 無水塩化メチレン(40ml)中の3−(クロロスルホニ
ル)安息香酸(コダック カタログ#1188655)
(4.4 g、20.00 mモル)およびトリエチルアミン(2.
78ml、20.00 mモル)の溶液に、0℃で4−アニシジ
ン(2.46g、200 mモル)を加えた。0℃での10分間の
撹拌後、大量の沈殿物が溶液中に形成した。混合物を、
窒素雰囲気下で2時間に亘り室温で撹拌し続けた。濾過
後、わずかに灰色がかった白色の、集積した固体を水
(50ml)で洗浄し、次いでエーテル(50ml)で洗浄
し、3−[N−(4−メトキシフェニル)スルファミ
ド]安息香酸(4.50g、74%)、Rf 0.5 (シリカゲ
ル、クロロホルム/メタノール/水 65:25:4)、M
S(CI、CH4):m/z 308 (M+1)を得た。
ル)スルファミド]ベンゾエート N、N−ジメチルホルムアミド(20ml)中の3−[N
−(4−メトキシフェニル)スルファミド]安息香酸
(2.00g、6.52mモル)の溶液に、水(5ml)中の水
酸化ナトリウム(260.6 mg、6.52mモル)溶液を加え
た。生成した溶液を窒素雰囲気で1時間に亘り室温で撹
拌し、次いで減圧下で乾燥するまで完全に蒸発させた。
このナトリウム塩を、無水アセトニトリル(40ml)お
よびN、N−ジメチルホルムアミド(20ml)中に溶解
させ、ジベンゾ−18−クラウン−6(235 mg、0.65
mモル)で処理した。窒素雰囲気下での80℃での撹拌か
ら30分後、溶液をさらに臭化ベンジル(0.852 ml、7.
27mモル)で処理した。窒素雰囲気下の80℃で撹拌を4
時間に亘り続けた。冷却後、生成した混合物を濾過し
た。白色の固体を少量のアセトニトリルで洗浄した。ア
セトニトリルと濾液の混合物を減圧下で乾燥するまで蒸
発させた。残留物を、ヘキサンを充填したシリカカラム
上でフラッシュクロマトグラフし、15%の酢酸エチル/
ヘキサンで溶出し、結晶ベンジル3−[N−(4−メト
キシフェニル)スルファミド]ベンゾエート(2.00g、
77%)、Rf 0.5 (シリカゲル、20%酢酸エチル/ト
ルエン)、MS(CI、CH4):m/z 397 (M+
1)を得た。
−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルスルホニル]
ベンズ[b]アクリジン−12−カルボキシアミド 無水ピリジン(30ml)中のベンズ[b]アクリジン−
12−カルボン酸ヒドロクロライド(200 mg、0.65m
モル)の懸濁液を5分間に亘り60℃で暖めた。わずかに
濁った溶液を0℃に冷却し、p−トルエンスルホニル塩
化物(247 mg、1.29mモル)で処理した。この溶液
を、0℃で40分間、さらに室温で10分間撹拌し、ベンジ
ル3−[N−(4−メトキシフェニル)スルファミド]
ベンゾエート(257 mg、0.65mモル)を加えた。この
反応混合物を、窒素雰囲気で20時間に亘り室温で撹拌し
続け、次いで減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物
を、ヘキサンを充填したシリカカラム上でフラッシュク
ロマトグラフし、25%のヘキサン−エーテルで溶出し、
N−(4−メトキシフェニル)−N−[3−(ベンジル
オキシカルボニル)フェニルスルホニル]ベンズ[b]
アクリジン−12−カルボキシアミド(177 mg、68
%)、Rf 0.4 (シリカゲル、20%酢酸エチル/トル
エン)、MS(CI、CH4):m/z 653 (M+
1)を得た。
−(ベンジルオキシカルボニル)フェニルスルホニル]
5−メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カル
ボキシアミドフルオロスルホネート(LEAC−Bz) 無水塩化メチレン(3ml)中のN−(4−メトキシフ
ェニル)−N−[3−(ベンジルオキシカルボニル)フ
ェニルスルホニル]ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボキシアミド(50mg、0.077 mモル)に、フルオロ
スルホン酸メチル(0.062 ml、0.77mモル)を加え
た。暗茶色の溶液を窒素雰囲気で20時間に亘り室温で撹
拌し、次いで無水エーテル(10ml)で処理した。生成
した沈殿物を集積し、エーテル(10ml)で処理し、青
黒色のN−(4−メトキシフェニル)−N−[3−(ベ
ンジルオキシカルボニル)フェニルスルホニル]5−メ
チル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシ
アミドフルオロスルホネート(38mg、65%)、MS
(FAB、チオグリセロールマトリックス):m/z66
7 (M)を得た。
ニル−2、6−ジメチル)フェニル3−エトキシ−5−
メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキ
シレートフルオロスルホネート(3−EtO−LEAE
−Bz)の調製ベンゾ[5、6]イサチン A.エチエネおよびA.ステヘリン、Bull.Soc.Chim.フ
ランス、6、743 、(1954)の方法にしたがって、ベン
ゾ[5、6]イサチンを調製した。
−12−カルボン酸 n−ブタノール(2ml)および水(2ml)中のベン
ゾ[5、6]イサチン(500 mg、2.54mモル)および
水酸化カリウム(996 mg、17.78 mモル)の混合物を
撹拌しながら100 ℃まで加熱して、均質な溶液とし、続
いてレソルシノール(1.95g、17.78 mモル)を加え
た。溶液をさらに140 ℃に加熱し、30分間の期間に窒素
により溶剤を徐々にとばした後、さらに2mlの水およ
び1mlのn−ブタノールを加えた。溶液の温度を140
℃に保持しつつ、窒素の吹付けを合計で2時間に亘り続
けた。粘着性の混合物を冷却し、100 mlの水に溶解さ
せた。この溶液を氷水浴中で濃縮塩酸によりpH2に酸
性化した。生成した沈殿物を集積し、水で洗浄し、クロ
ロホルムを充填したシリカカラム上でフラッシュクロマ
トグラフして、20%のメタノール−クロロホルムで、続
いてクロロホルム−メタノール−水(65:25:4)で溶
出し、3−ヒドロキシ−ベンズ[b]アクリジン−12
−カルボン酸(210 mg、29%)、Rf 0.3 (シリカ
ゲル、クロロホルム/メタノール/水 65:25:4)、
MS(FAB、チオグリセロールマトリックス):m/
z 290 (M+1)を得た。
ジン−12−カルボキシレート メチルスルホキシド(3.5 ml)中の3−ヒドロキシ−
ベンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸(90mg、
0.28mモル)および炭酸セシウム(451 mg、1.38mモ
ル)の混合物に、ブロモエタン(207 ul、2.77mモ
ル)を加えた。混合物を窒素雰囲気で4時間に亘り25℃
で撹拌し、次いで水(10ml)で処理した。混合物を5
%のHClでpH5に調整し、生成した沈殿物を集積し
て水で洗浄した。粗生成物を、クロロホルムを充填した
シリカカラム上で精製し、5%のメタノール−クロロホ
ルムで溶出し、エチル3−エトキシ−ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート(36mg、38%)、R
f 0.5 (シリカゲル、ジエチルエーテル/ヘキサン
3:1)、MS(FAB、チオグリセロールマトリック
ス):m/z 346 (M+1)を得た。
ム−12−カルボン酸ヒドロクロライド メタノール(3ml)および16%の水酸化ナトリウム
(1ml)中のエチル3−エトキシ−ベンズ[b]アク
リジニウム−12−カルボキシレート(35mg、0.10m
モル)の溶液を窒素雰囲気で2日間に亘り25℃で、さら
に4時間に亘り40℃で撹拌し、次いで減圧下で乾燥す
るまで蒸発させた。残留物を水(20ml)中に懸濁さ
せ、氷水浴中で濃縮HClによりpH3に調整した。沈
殿物を集積し、水で洗浄して3−エトキシ−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボン酸ヒドロクロラ
イド(30mg、83%)、Rf 0.8 (シリカゲル、クロ
ロホルム/メタノール/水 65:25:4)、MS(C
I、CH4):m/z 318 (M+1)を得た。
−ジメチル)フェニル3−エトキシ−ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート N、N′−ジメチルプロピレン尿素(DMPR、1.5 m
l)およびピリジン(1ml)中の3−エトキシ−ベン
ズ[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロクロライ
ド(19mg、0.054 mモル)のわずかに濁った溶液を0
℃で冷却し、p−トルエンスルホニル塩化物(21mg、
0.11mモル)を加えた。20分間の撹拌後、ベンジル3、
5−ジメチル−4−オキシベンゾエート(14mg、0.05
5 mモル)およびN、N′−ジメチルアミノピリジン
(1mg)を加えた。混合物を窒素雰囲気で20時間に亘
り25℃で撹拌し、次いで減圧下で乾燥するまで蒸発させ
た。残留物を水(5ml)で処理し、エーテル(5×5
ml)で抽出した。混合したエーテル層を水(1×10m
l)、塩水(1×10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム
により乾燥させた。減圧下で溶剤を除去して粗混合物を
得た。この混合物を、エーテル/ヘキサン(3:2)で
展開することにより、準備(preparative )TLC板
(2mmシリカゲル、EMアート、5717)上で分離
した。主に橙色の帯を集積し、10%のメタノール/エー
テルで抽出した。減圧下で溶剤を除去して、橙色の(4
−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメチル)フェ
ニル3−エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボキシレート(5mg、17%)、Rf 0.6 (シリカ
ゲル、ジエチルエーテル/ヘキサン)、MS(FAB、
チオグリセロールマトリックス):m/z 556 (M+
1)を得た。
−ジメチル)フェニル3−エトキシ−5−メチル−ベン
ズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフル
オロスルホネート(3−EtO−LEAE−Bz) 塩化メチレン(1ml)中の(4−ベンジルオキシカル
ボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−エトキシ−ベ
ンズ[b]アクリジン−12−カルボキシレート(9m
g、0.0162mモル)に、フルオロスルホン酸メチル(1
3.1ul、0.162mモル)を加えた。この溶液を窒素雰囲
気で36時間に亘り25℃で撹拌し、次いでジエチルエーテ
ル(10ml)で処理した。沈殿物を集積し、ジエチルエ
ーテル´(20ml)で洗浄し、(4−ベンジルオキシカ
ルボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−エトキシ−
5−メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カル
ボキシレートフルオロスルホネート(3−EtO−LE
AE−Bz、7mg、65%)MS(CI、CH4):m
/z 570 (M+2)を得た。
ニル−2、6−ジメチル)フェニル3−(N、N−ジエ
チル−N−メチル−アンモニウム)エトキシ−5−メチ
ル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレ
ートジフルオロスルホネート(3−QAE−LEAE−
Bz)の調製N、N−ジエチルアミノエチル3−(N、N−ジエチル
アミノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボキシレート メチルスルホキシド(12ml)中の3−ヒドロキシ−ベ
ンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸(415 mg、
1.28mモル)の溶液を10分間に亘り25℃で炭酸セシウム
(5g、15.4mモル)により処理し、ジエチルアミノエ
チル臭化物臭化水素酸塩(1.5 g、6.4 mモル)を加え
た。混合物を窒素雰囲気で4時間に亘り25℃で処理し、
水(100 ml)で冷却した。沈殿物を集積し、水(50m
l)で洗浄した。粗生成物を、20%のメタノール/クロ
ロホルムを展開させることにより4つの準備TLC板
(2mmシリカゲル)上で分離した。橙色の帯を集積
し、10%のメタノール/クロロホルムで抽出した。減圧
下で溶剤を除去することにより、N、N−ジエチルアミ
ノエチル3−(N、N−ジエチルアミノ)エトキシ−ベ
ンズ[b]アクリジン−12−カルボキシレート(73m
g、12%)、Rf 0.6(シリカゲル、20%メタノール
/クロロホルム)、MS(CI、CH4):m/z 48
8 (M+1)を得た。
−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロク
ロライド メタノール(12ml)および4Nの水酸化ナトリウム
(4ml)中のN、N−ジエチルアミノエチル3−
(N、N−ジエチルアミノ)エトキシ−ベンズ[b]ア
クリジン−12−カルボキシレート(60mg、0.123 m
モル)の溶液を窒素雰囲気で16時間に亘り65℃で撹拌
し、減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物を水(10
ml)中に溶解させた。この溶液を、氷水浴中で濃縮H
ClによりpH4まで注意深く酸性化した。生成した沈
殿物を集積し、ジエチルエーテル(5ml)で洗浄し、
3−(N、N−0ジエチルアミノ)エトキシ−ベンズ
[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロクロライド
(32mg、61%)、Rf 0.3 (シリカゲル、クロロホ
ルム/メタノール/水 65:25:4)を得た。
−ジメチル)フェニル3−(N、N−ジエチルアミノ)
エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボキシ
レート ピリジン(12ml)中の3−(N、N−ジエチルアミ
ノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボ
ン酸ヒドロクロライド(29mg、0.069 mモル)および
p−トルエンスルホニル塩化物(29mg、0.152 mモ
ル)の混合物を5分間に亘り80℃で撹拌した。生成した
均質な溶液を25℃に冷却し、さらにベンジル4−ヒドロ
キシ−3、5−安息香酸ジメチル(20mg、0.078 mモ
ル)で処理した。窒素雰囲気で16時間に亘り25℃で撹拌
した後、溶剤を減圧下で除去した。残留物を、15%のメ
タノール/クロロホルムで展開することにより準備TL
C板(2mmシリカゲル)上で精製した。橙色の帯を集
積し、10%のメタノール/クロロホルムで抽出した。減
圧下で溶剤を除去することにより、(4−ベンジルオキ
シカルボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−(N、
N−ジエチルアミノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジ
ン−12−カルボキシレート(17mg、39%)、Rf
0.6 (シリカゲル、10%メタノール/クロロホルム)、
MS(FAB、グリセロールマトリックス):m/z
627 (M+1)を得た。
−ジメチル)フェニル3−(N、N−ジエチル−N−メ
チル−アンモニウム)エトキシ−5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートジフル
オロスルホネート(3−QAE−LEAE−Bz) 塩化メチレン(1.9 ml)中の(4−ベンジルオキシカ
ルボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−(N、Nジ
エチルアミノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−1
2−カルボキシレート(13mg、0.0208mモル)をフル
オロスルホン酸メチル(25ul、0.308 mモル)で処理
した。窒素雰囲気で15時間に亘る25℃での撹拌後、反応
混合物をゆっくりとジエチルエーテル(5ml)に加え
た。沈殿物を集積し、エーテル(10ml)で洗浄し、
(4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメチル)
フェニル3−(N、N−ジエチル−N−メチル−アンモ
ニウム)エトキシ−5−メチル−ベンズ[b]アクリジ
ニウム−12−カルボキシレートジフルオロスルホネー
ト(3−QAE−LEAE−Bz、9mg、53%)、M
S(FAB、グリセロールマトリックス):m/z 65
9 (M+3)を得た。
ニル−2、6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−5−
メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキ
シレートフルオロスルホネート(2−MeO−LEAE
−Bz)の調製3−(4−メトキシ)アニリノ−2−ナフトエ酸 p−アニシジン(84.7g、687.7 mモル)および3−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸(64.7g、343.9 mモル)の
混合物を、窒素雰囲気で22時間に亘り160 ℃で機械的に
撹拌した。130 ℃に冷却した後、混合物を熱い1Nの塩
酸(1000ml)で処理し、10分間に亘り130 ℃で撹拌
し、熱いうちに濾過した。生成したケーキを熱い0.5 N
の炭酸ナトリウム(2200ml)とともに15分間に亘り撹
拌し、熱いうちに濾過した。濾液を冷却し、氷水浴中で
濃縮HClによりpH6.5 に酸性化した。沈殿物を集積
し、メタノール(150 ml)で洗浄し、3−(4−メト
キシ)アニリノ−2−ナフトエ酸(14.8g、15%)、R
f 0.6 (シリカゲル、10%メタノール/クロロホル
ム)、MS(CI、CH4):m/z 294 (M+1)
を得た。
[b]アクリジン 3−(4−メトキシ)アニリノ−2−ナフトエサン(1
5.4g、49.44 mモル)およびオキシ塩化リン(46m
l、494.4 mモル)の混合物を窒素雰囲気で3.5 時間に
亘り120 ℃で還流し、次いで減圧下で乾燥するまで蒸発
させた。残留物を、クロロホルム(500 ml)/氷(45
0 g)/水酸化アンモニウム(450 ml)を含有する混
合溶剤中に加えた。生成した2つの層を分離した。水性
の層をクロロホルム(3×250 ml)で抽出した。混合
クロロホルム層を塩化カルシウムにより乾燥させ、減圧
下で乾燥するまで蒸発させ、12−クロロ−2−メトキ
シ−ベンズ[b]アクリジン(12.5g、86%)、Rf
0.8 (シリカゲル、60%ジエチルエーテル/ヘキサ
ン)、MS(CI、CH4):m/z 294 (M+1)
を得た。
[b]アクリジン メタノール(3.7 ml)中の、12−クロロ−2−メト
キシ−ベンズ[b]アクリジン(562 mg、1.905 mモ
ル)、シアン化カリウム(136 mg、2.096 mモル)お
よびシアン化銅(I)(86mg、0.953 mモル)の混合
物を密封管中で4.5 時間に亘り170 ℃で撹拌した。生成
した混合物を濾過し、固体をクロロホルム/メタノール
(2:1、10ml)で洗浄した。混合濾液を減圧下で蒸
発させて残留物を得た。この残留物を、クロロホルムを
充填したシリカカラム上でフラッシュクロマトグラフ
し、1%のメタノール/クロロホルムで溶出し、12−
シアノ−2−メチキシ−ベンズ[b]アクリジン(477
mg、88%)、Rf 0.6(シリカゲル、1%メタノー
ル/クロロホルム)、MS(CI、CH4):m/z
285 (M+1)を得た。
−12−カルボン酸ヒドロスルフェート 12−シアノ−2−メトキシ−ベンズ[b]アクリジン
(8.3 g、29.1mモル)および50%の硫酸(容量/容
量、280 ml)の混合物を窒素雰囲気で48時間に亘り16
0 ℃で機械的に撹拌した。生成した混合物を冷却し、氷
水中(1800ml)に注ぎ入れた。沈殿物を集積し、水
(200 ml)で洗浄し、クロロホルムを充填したシリカ
カラム上でフラッシュクロマトグラフを行ない、20%の
メタノール/クロロホルムと、続いてクロロホルム/メ
タノール/水(65:25:4)で溶出し、2−ヒドロキシ
−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロス
ルフェート(4.8 g、43%)、Rf 0.4 (シリカゲ
ル、クロロホルム/メタノール/水 65:25:4)を得
た。
ジン−12−カルボキシレート メチルスルホキシド(4ml)中の2−ヒドロキシ−ベ
ンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロクロラ
イド(186 mg、0.572 mモル)の溶液に、炭酸セシウ
ム(746 mg、2.29mモル)およびヨードメタン(143
ul、2.29mモル)を加えた。生成した混合物を窒素雰
囲気で4時間に亘り25℃で撹拌し、次いで水(50ml)
で処理した。混合物を、氷水浴中で濃縮HClによりp
H6に酸性化した。生成した沈殿物を集積し、水(5m
l)で洗浄し、空気乾燥させた。粗混合物を、ジエチル
エーテル/ヘキサン(5:1)により展開した4つの準
備TLC板(2mmシリカゲル)上で精製した。主な橙
色の帯を集積し、10%のメタノール/クロホルムで抽出
した。減圧下で溶剤を除去することにより、メチル2−
メトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボキシ
レート(35mg、17%)、Rf 0.8 (シリカゲル、ジ
エチルエーテル/ヘキサン5:1)を得た。
12−カルボン酸 メタノール(9ml)および4Nの水酸化ナトリウム
(3ml)中のメチル2−メトキシ−ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート(35mg、0.10mモ
ル)の溶液を65℃で15時間に亘り撹拌した。生成した混
合物を減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物を水
(40ml)に溶解させた。この水性溶液を、氷水浴中で
濃縮HClによりpH5に酸性化した。沈殿物を集積
し、水(5ml)で洗浄し、2−メトキシ−ベンズ
[b]アクリジン−12−カルボン酸(20mg、59%)
Rf 0.5 (シリカゲル、クロロホルム/メタノール/
水 65:25:4)、MS(CI、CH4):m/z 30
4 (M+1)を得た。
−ジメチル)フェニル2−メトキシ−ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート ピリジン(5ml)中の2−メトキシ−ベンズ[b]ア
クリジン−12−カルボン酸(18mg、0.0529mモル)
を、25℃で15分間に亘りp−トルエンスルホニル塩化物
(20mg、0.106 mモル)で処理し、次いでベンジル
3、5−ジメチル−4−オキシ−ベンゾエート(27m
g、0.106 mモル)を加えた。窒素雰囲気で15時間に亘
り25℃で撹拌した後、反応混合物を減圧下で蒸発させて
ピリジンを除去した。残留物をジエチルエーテル/ヘキ
サン(3:2)を展開させることにより準備TLC(2
mmシリカゲル)上で精製した。橙色の帯を集積し、5
%のメタノール/クロロホルムで抽出した。減圧下で溶
剤を除去して、(4−ベンジルオキシカルボニル−2、
6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−ベンズ[b]ア
クリジン−12−カルボキシレート(2.7 mg、9
%)、Rf 0.5 (シリカゲル、60%ジエチルエーテル
/ヘキサン)を得た。
−ジメチル)フェニル2−メトキシ−5−メチル−ベン
ズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフル
オロスルホネート(2−MeO−LEAE−Bz) 塩化メチレン(1ml)中の(4−ベンジルオキシカル
ボニル−2、6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−ベ
ンズ[b]アクリジン−12−カルボキシレート(2.5
ml、0.0046mモル)を窒素雰囲気で15時間に亘り25℃
で撹拌しながらフルオロスルホン酸メチル(3.7 ul、
0.56mモル)で処理した。反応混合物を無水ジエチルエ
ーテル(4ml)に加えた。精製した沈殿物を集積し、
ジエチルエーテル(5ml)で洗浄し、(4−ベンジル
オキシカルボニル−2、6−ジメチル)フェニル2−メ
トキシ−5−メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−1
2−カルボキシレートフルオロスルホネート(2−Me
O−LEAE−Bz)(1.5 mg、49%)、MS(FA
B、チオグリセロールマトリックス):m/z 556
(M)を得た。
クシンイミジルオキシカルボニル)フェニル5−メチル
−2−(トリメチルアンモニウム)エトキシ−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートジフル
オロスルホネート(2−QAE−LEAE−NHS)の
調製N、N−ジメチルアミノエチル2−(N、N−ジメチル
アミノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボキシレート メチルスルホキシド(11ml)中の2−ヒドロキシ−ベ
ンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸ヒドロクロラ
イド(360 mg、1.108 mモル)の溶液に、炭酸セシウ
ム(3.61g、11.08 mモル)およびN、N−ジメチルア
ミノエチル臭化物臭化水素酸塩(1.03g、4.432 mモ
ル)を加えた。窒素雰囲気で15時間に亘り60℃で撹拌し
た後、反応混合物をメチルスルホキシド(20ml)で希
釈して、濾過し、不溶性不純物を除去した。濾液を減圧
下で小さな容量まで濃縮した。この濾液を、クロロホル
ム/メタノール/水(47:48:5)で展開することによ
り準備TLC板(2mmシリカゲル)上で分離した。所
望の橙色の帯を集積し、25%のメタノール/クロロホル
ムで抽出した。減圧下で溶剤を除去して、N、N−ジメ
チルアミノエチル2−(N、N−ジメチルアミノ)エト
キシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボキシレー
ト(86mg、18%)、Rf 0.6 (シリカゲル、クロロ
ホルム/メタノール/水 65:24:4)、MS(FA
B、グリセロールマトリックス):m/z 432 (M+
1)を得た。
−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸 メタノール(22ml)および4Nの水酸化ナトリウム
(7.3 ml)中のN、N−ジエチルアミノエチル2−
(N、N−ジメチルアミノ)エトキシ−ベンズ[b]ア
クリジン−12−カルボキシレート(86mg、0.20mモ
ル)を、1時間に亘り65℃で、15時間に亘り35℃で撹拌
した。反応混合物を減圧下で乾燥するまで蒸発させた。
残留物を水(5ml)で洗浄し、空気乾燥し、2−
(N、N−ジメチルアミノ)エトキシ−ベンズ[b]ア
クリジン−12−カルボン酸(23mg、32%)、Rf
0.3 (シリカゲル、クロロホルム/メタノール/水 6
5:25:4)、MS(FAB、グリセロールマトリック
ス):m/z 361 (M+1)を得た。
オキシベンゾエート N、N−ジメチルホルムアミド(150 ml)中の3、5
−ジメチル−4−オキシ安息香酸(5.0 g、30.0mモ
ル)の溶液を0℃に冷却し、N−ヒドロキシサクシンイ
ミド(3.45g、30.0mモル)および1、3−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(6.81g、33.0mモル)で処理し
た。溶液を窒素雰囲気で、2時間に亘り0℃で、16時間
に亘り25℃で撹拌した。生成した混合物を15分間に亘り
0.5 mlの酢酸とともに撹拌し、次いで濾過して不溶性
の尿素を除去した。濾液を減圧下で乾燥するまで蒸発さ
せた。乾燥した物質をジエチルエーテル(100 ml)で
洗浄し、沸騰した酢酸エチル(200 ml)中に懸濁させ
た。この懸濁液を熱いうちに濾過し、不溶性不純物を除
去した。濾液を濃縮し、熱い酢酸エチル/塩化メチレン
(1:1、200 ml)中に懸濁させ、冷却して、2.91g
(37%)の灰色がかった白色の粉末Rf 0.6 (シリカ
ゲル、ジエチルエーテル)を得た。
ルオキシカルボニル)フェニル2−(N、N−ジメチル
アミノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボキシレート ピリジン(4ml)中の2−(N、N−ジメチルアミ
ノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボ
ン酸(30mg、0.0833mモル)の溶液を25℃で10分間に
亘りp−トルエンスルホニル塩化物(31.8mg、0.166
mモル)で処理し、次いでサクシンイミジル3、5−ジ
メチル−4−オキシベンゾエート(32mg、0.0833mモ
ル)を加えた。窒素雰囲気で15時間に亘る25℃での撹拌
後、溶液をクロロホルム(10ml)で希釈し、ただちに
水(3×4ml)で洗浄し、減圧下で乾燥するまで蒸発
させた。残留物を、10%のメタノール/クロロホルムに
より展開させた2つの準備TLC板(1mmシリカゲ
ル)上で精製した。所望の橙色の帯を集積し、10%のメ
タノール/クロロホルムにより抽出した。減圧下で溶剤
を除去し、(2、6−ジメチル−4−サクシンイミジル
オキシカルボニル)フェニル2−(N、N−ジメチルア
ミノ)エトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カル
ボキシレート(7mg、14%)、Rf 0.8 (シリカゲ
ル、10%のメタノール/クロロホルム)、MS(FA
B、チオグリセロールマトリックス):m/z 606
(M+1)を得た。
ルオキシカルボニル)フェニル5−メチル−2−(トリ
メチルアンモニウム)エトキシ−ベンズ[b]アクリジ
ニウム−12−カルボキシレートジフルオロスルホネー
ト(2−QAE−LEAE−NHS) 無水塩化メチレン(4ml)中の(2、6−ジメチル−
4−N−サクシンイミジルオキシカルボニル)フェニル
2−(N、N−ジメチルアミノ)エトキシ−ベンズ
[b]アクリジンカルボキシレート(1.9 mg、0.0031
mモル)の溶液をフルオロスルホン酸メチル(3.8 u
l、0.0465mモル)で処理した。溶液を窒素雰囲気で16
時間に亘り25℃で撹拌した。生成した沈殿物を集積し、
ジエチルエーテル(2ml)で洗浄し、(2、6−ジメ
チル−4−サクシンイミジルオキシカルボニル)フェニ
ル5−メチル−2−(トリメチルアンモニウム)エトキ
シ−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレ
ートジフルオロスルホネート(2−QAE−LEAE−
NHS)(1.0 mg、39%)を得た。
ニル−2、6−ジメチル)フェニル5−(3−スルホプ
ロピル)−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボ
キシレート(NSP−LEAE−Bz)の調製(4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメチル)
フェニル5−(3−スルホプロピル)−ベンズ[b]ア
クリジウニム−12−カルボキシレート(NSP−LE
AE−Bz) 実施例1からの(4−ベンジルカルボキシル−2、6−
ジメチル)フェニルベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボキシレート(30mg、0.0587mモル)および1、3
−プロパンスルトン(600 mg、4.9 mモル)の混合物
を窒素でフラッシングし、密封管中に保持した。この管
を180 ℃で5時間に亘り撹拌しながら加熱し、次いで冷
却した。生成した混合物を、C−18カラム(YMC
SH−344−15、S−15、128)上の逆相準備
HPLCにより精製し、0から20分まで0.05Mの水性ト
リフルオロ酢酸中で25%から40%のアセトニトリルで、
5分間以上に亘り40%から90%で、さらに10分間は90%
のアセトニトリルを保持する傾斜条件で溶出した。17分
の保持時間の画分を集積し、減圧下で蒸発させて3.2 g
の(4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメチ
ル)フェニル5−(3−スルホプロピル)−ベンズ
[b]アクリジウニム−12−カルボキシレート(NS
P−LEAE−Bz)、MS(FAB、グリセロールマ
トリックス):m/z 634 (M+1)を得た。
N−サクシンイミジルオキシカルボニル)フェニル2−
メトキシ−5−(2−スルホエチル)−ベンズ[b]ア
クリジニウム−12−カルボキシレート(2−MeO−
NSE−LEAE−NHS)の調製(2、6−ジメチル−4−N−サクシンイミジルオキシ
カルボニル)フェニル2−メトキシ−ベンズ[b]アク
リジニウム−12−カルボキシレート ピリジン(20ml)中の実施例7からの2−メトキシ−
ベンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸(208 m
g、0.6118mモル)の混合物を25℃で10分間に亘りp−
トルエンスルホニル塩化物(233 mg、1.2235mモル)
で処理し、次いでサクシンイミジル3、5−ジメチル−
4−オキシベンゾエート(161 mg、0.6118mモル)を
加えた。窒素雰囲気で24時間に亘り25℃で撹拌した後、
減圧下での蒸発によりピリジンを除去した。生成した混
合物を、充填したシリカカラム上でフラッシュクロマト
グラフして、ジエチルエーテルで溶出した。集積した粗
生成物をさらに、ジエチルエーテルの溶出によりクロマ
トロン板(1mmシリカゲル)上で精製し、80mg(24
%)の純粋な生成物、Rf 0.8 (シリカゲル、酢酸エ
チル/ヘキサン2:1)、MS(FAB、チオグリセロ
ールマトリックス):549 (M+1)を得た。
ミジルオキシカルボニル)フェニル2−メトキシ−5−
(2−スルホエチル)−ベンズ[b]アクリジニウム−
12−カルボキシレート(2−MeO−NSE−LEA
E−NHS) (2、6−ジメチル−4−N−サクシンイミジルオキシ
カルボニル)フェニル2−メトキシ−ベンズ[b]アク
リジン−12−カルボキシレート(23mg、0.04197 m
モル)およびエチレンスルホニル塩化物(C.S.ロン
デストレッドJr.、J.Amer.Chem.Soc.、76、1926、
(1954)の方法にしたがって調製した)(378 ul、4.
197 mモル)の混合物を窒素雰囲気で63時間に亘り25℃
で撹拌した。生成した混合物を、C−18カラム上の逆
相準備HPLCにより精製し、0.05Mの水性トリフルオ
ロ酢酸中のアセトニトリルで0から10分は35%で、10か
ら30分は35%から80%で、30から35分は80%から90%
で、さらに5分間は90%での傾斜条件で溶出した。25分
の保持時間の画分を集積し、減圧下で蒸発させて、2.2
mg(8%)の(2、6−ジメチル−4−N−サクシン
イミジルオキシカルボニル)フェニル2−メトキシ−5
−(2−スルホエチル)−ベンズ[b]アクリジニウム
−12−カルボキシレート(2−MeO−NSE−LE
AE−NHS)、MS(FAB、チオグリセロールマト
リックス):m/z 657 (M+1)を得た。
(2−メトキシイミノエチル)]フェニル2−メトキシ
−5−メチル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カ
ルボキシレート二塩化物(2−MeO−LEAE−イミ
デート)の調製(4−シアノエチル−2、6−ジメチル)フェニル2−
メトキシ−ベンズ[b]アクリジン−12−カルボキシ
レート ピリジン(15ml)中の実施例7からの2−メトキシ−
ベンズ[b]アクリジン−12−カルボン酸(100 m
g、0.2941mモル)を、0℃で40分間に亘りp−トルエ
ンスルホニル塩化物(112 mg、0.5882mモル)で処理
し、続いてトリエチルアミン(164 ul、1.1789mモ
ル)および4−シアノエチル−2、6−ジメチル−フェ
ノール(E.ジェクソバ等、CS158810、1975年7月15
日;CA84(13):898299の方法にしたがって調製し
た)(51mg、0.2914mモル)を加えた。窒素雰囲気で
18時間に亘り25℃で撹拌した後、反応溶液を減圧下で蒸
発させてピリジンを除去した。残留物を、酢酸エチル/
ヘキサン(3:4)を2度展開させた4つの準備TLC
板(2mmシリカゲル)上で精製した。主要な橙色の帯
を集積し、メタノール/クロロホルム(1:30)で抽出
した。減圧下で溶媒を除去して、(4−シアノエチル−
2、6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−ベンズ
[b]アクリジン−12−カルボキシレート(75mg、
55%)、Rf 0.5(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサ
ン 2:3)、MS(FAB、チオグリセロールマトリ
ックス):m/z 461 (M+1)を得た。
フェニル2−メトキシ−5−メチルベンズ[b]アクリ
ジニウム−12−カルボキシレートフルロオスルホネー
ト 塩化メチレン(1ml)中の(4−シアノエチル−2、
6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−ベンズ[b]ア
クリジン−12−カルボキシレート(20mg、0.04338
mモル)の溶液を、窒素雰囲気で18時間に亘り25℃で撹
拌しながらフルオロスルホン酸エチル(17.5ul、0.21
69mモル)で処理した。反応混合物を無水ジエチルエー
テル(5ml)に加えた。生成した沈殿物を集積し、C
−18カラム上の逆相準備HPLCにより精製し、0.05
Mの水性トリフルオロ酢酸中のアセトニトリルで0から
30分は40%から80%で、残りはさらに40分間80%のアセ
トニトリルでの傾斜条件により溶出した。24分の保持時
間の画分を集積し、減圧下で蒸発させて、(4−シアノ
エチル−2、6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−5
−メチルベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキ
シレートフルロオスルホネート(15.7mg、65%)、M
S(FAB、チオグリセロールマトリックス):m/z
475 (M)を得た。
イミノエチル)]フェニル2−メトキシ−5−メチル
ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレート
二塩化物(2−MeO−LEAE−イミデート) 無水メタノール(0.5 ml)中の(4−シアノエチル−
2、6−ジメチル)フェニル2−メトキシ−5−メチル
ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシレー
トフルオロスルホネート(4mg、0.00697 mモル)の
溶液を、0℃で10分間に亘り無水塩化水素(気体)で処
理した。次いで反応溶液を、窒素を吹き付けることによ
り小さな容量に減少させた。濃縮物を無水ジエチルエー
テル(3ml)に加えた。生成した沈殿物を集積し、ジ
エチルエーテル(5ml)で洗浄し、[2、6−ジメチ
ル−4−(2−メトキシイミノエチル)]フェニル2−
メトキシ−5−メチル ベンズ[b]アクリジニウム−
12−カルボキシレート二塩化物(2−MeO−LEA
E−イミデート)(1.5 mg、37%)を得た。
6−ジイソプロピル)フェニル10−メチル−アクリジ
ニウム−9−カルボキシレートフルオロスルホネート
(DIPAE−Bz)の調製(4−ベンシルオキシスルボニル−2、6−ジイソプロ
ピル)フェニル アクリジン−9−カルボキシレート 塩化チオニル(3ml、41.1mモル)中のアクリジン−
9−カルボン酸ヒドロクロライド(74mg、0.33mモ
ル)の混合物を、窒素雰囲気で2時間に亘り110℃で還
流した。冷却後、溶液を減圧下で乾燥するまで蒸発させ
た。固体を無水ジエチルエーテル(5ml)で洗浄し、
アクリジン−9−ホスゲンヒドロクロライドを得た。こ
の酸塩化物を無水ピリジン(4ml)中に溶解させ、次
いでベンジル3、5−ジイソプロピル−4−オキシ安息
香酸(102 mg、0.33mモル)および4−N、N−ジメ
チルアミノ−ピリジン(16mg、0.13mモル)を加え
た。窒素雰囲気で16時間に亘る25℃での撹拌後、溶液を
減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物を、20%のジ
エチルエーテル/ヘキサンの溶出によりクロマトトロン
板(1mmシリカゲル)上で精製し、(4−ベンシルオ
キシスルボニル−2、6−ジイソプロピル)フェニル
アクリジン−9−カルボキシレート(64mg、38%)、
Rf 0.6 (シリカゲル、20%酢酸エチル/トルエ
ン)、MS(EI):m/z 517 (M)を得た。
−ジイソプロピル)フェニル10−メチル−アクリジニ
ウム−9−カルボキシレートフルオロスルホネート(D
IPAE−Bz) 無水塩化メチレン(3ml)中の(4−ベンジルオキシ
カルボニル−2、6−ジイソプロピル)フェニル アク
リジン−9−カルボキシレート(62mg、0.120 mモ
ル)の溶液をフルオロスルホン酸メチル(97ul、1.19
8 mモル)で処理した。窒素雰囲気で21時間に亘る25℃
での撹拌後、溶液を無水ジエチルエーテル(10ml)で
処理した。生成した沈殿物を集積し、ジエチルエーテル
(20ml)で洗浄し、アセトニトリル/ジエチルエーテ
ルにより結晶化させて、(4−ベンジルオキシカルボニ
ル−2、6−ジイソプロピル)フェニル10−メチル−
アクリジニウム−9−カルボキシレートフルオロスルホ
ネート(DIPAE−Bz)(20mg、26%)を得た。
ボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−メトキシ−1
0−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレートフ
ルオロスルホネート(3−MeO−DMAE−Bz)の
調製メチル3−メトキシ−アクリジン−9−カルボキシレー
ト メチルスルホキシド(50ml)中の3−ヒドロキシ−ア
クリジン−9−カルボン酸(2g、8.368 mモル)の溶
液に、25℃で炭酸セシウム(10.9g、33.47 mモル)を
加え、続いてヨードメタン(2.08ml、33.47 mモル)
をゆっくりと加えた。窒素雰囲気で2時間に亘る25℃で
の撹拌後、混合物を水(500 ml)中に注ぎ入れた。沈
殿物を集積し、水(200 ml)で洗浄し、空気乾燥させ
た。生成した混合物を、クロロホルムを充填したシリカ
カラム上でフラッシュクロマトグラフし、1%のメタノ
ール/クロロホルムで、続いて2%のメタノール/クロ
ロホルムで溶出し、粗生成物を得た。この粗生成物をさ
らに5%のメタノール/クロロホルムの溶出により6つ
の準備TLC板(2mmシリカゲル)上で精製した。主
要な帯を集積し、5%のメタノール/クロロホルムで抽
出した。減圧下で溶剤を除去して、メチル3−メトキシ
−アクリジン−9−カルボキシレート(1.05g、47%)、
Rf 0.7 (シリカゲル、5%メタノール/クロロホル
ム)を得た。
酸ヒドロクロライド メタノール(30ml)および4Nの水酸化ナトリウム
(10ml)中のメチル3−メトキシ−アクリジン−9−
カルボキシレート(900 mg、3.37mモル)の溶液を窒
素雰囲気で14時間に亘り65℃で撹拌し、冷却し、減圧下
で乾燥するまで蒸発させた。固体を水(100 ml)中に
溶解させた。この水性溶液をジエチルエーテル(4×50
ml)で洗浄し、氷水浴中で濃縮HClによりpH3に
酸性化した。生成した沈殿物を集積し、水(200 ml)
で洗浄し、空気乾燥させ、3−メトキシ−アクリジン−
9−カルボン酸ヒドロクロライド(710 mg、73%)、
Rf0.6 (シリカゲル、クロロホルム/メタノール/水
65:25:4)を得た。
−ジメチル)フェニル3−メトキシ−アクリジン−9−
カルボキシレート ピリジン(25ml)中の3−メトキシ−アクリジン−9
−カルボン酸ヒドロクロライド(150 mg、0.519 mモ
ル)の懸濁液に、0℃でp−トルエンスルホニル塩化物
(198 mg、1.038 mモル)を加えた。10分間の撹拌後
には懸濁液は均質になった。次いでベンジル3、5−ジ
メチル−4−オキシベンゾエート(132mg、0.519 m
モル)を加えた。溶液を窒素雰囲気で、2時間に亘り65
℃で、さらに20時間に亘り25℃で撹拌し、減圧下で乾燥
するまで蒸発させた。残留物をクロロホルム(100 m
l)中で懸濁させ、5%の水酸化アンモニウム(4×50
ml)、水(2×50ml)、塩水(1×50ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムにより乾燥させた。減圧下で
クロロホルムを除去して、粗製混合物を得た。この混合
物を、トルエン/酢酸エチル(4:1)を展開した2つ
の準備TLC板(2mmシリカゲル)上で精製した。主
要な帯を集積し、10%のメタノール/クロロホルムで抽
出した。減圧下で溶剤を除去し、(4−ベンジルオキシ
カルボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−メトキシ
−アクリジン−9−カルボキシレート、Rf 0.7 (シ
リカゲル、20%酢酸エチル/トルエン)、MS:(CI
CH4)m/z 492 (M+1)を得た。
−ジメチル)フェニル3−メトキシ−10−メチル−ア
クリジニウム−9−カルボキシレートフルオロスルホネ
ート(3−MeO−DMAE−Bz) 無水塩化メチレン(2ml)中の(4−ベンジルオキシ
カルボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−メトキシ
−アクリジン−9−カルボキシレート(45mg、0.0916
mモル)の溶液を、フルオロスルホン酸メチル(74u
l、0.916 mモル)で処理した。窒素雰囲気で19時間に
亘り25℃で撹拌した後、溶液を無水ジエチルーテル(6
ml)で処理した。生成した沈殿物を集積し、ジエチル
エーテル(20ml)で洗浄し、(4−ベンジルオキシカ
ルボニル−2、6−ジメチル)フェニル3−メトキシ−
10−メチル−アクリジニウム−9−カルボキシレート
フルオロスルホネート(3−MeO−DMAE−Bz)
(41mg、74%)、MS(FAB、チオグリセロールマ
トリックス):m/z 506 (M)を得た。
ジルオキシカルボニル−2、6−ジメチル)フェニル5
−メチル−ベンズ[a]アクリジニウム−12−カルボ
キシレートメトスルフェートおよび中間体の調製を以下
のように行なう:ベンズ[a]アクリジン−12−カルボン酸 マーチネット、J.およびダンセット、A.によりBul
l.Soc.Chim.、Fr. 、45、101 、(1929)に記載された
方法を基本的に用いる。
g、0.1 mモル)(アルドリッヒ、カタログ#17,805-
5)を5mlの酢酸中のジエチルケトマロン酸塩(18
g、0.1mモル)と混合し、油浴中で45分間に亘り150
℃で加熱した。反応混合物を冷却により凝固させた。固
体をフリット漏斗(fritted funnel)に移し、エチルア
ルコールで完全に洗浄し、真空下のデシケーター中で乾
燥させて、エチルフェニル−1−ベンゾ−4、5−ジオ
キシンドール−3−カルボキシレート:mp169 −170
℃を得た。この最初の中間体の一部(7g、0.02モル)
をさらに100 mlの10%KOHで処理し、90分間に亘り
還流により加熱し、一晩室温で放置した。この第2の反
応混合物に、200 mlの1N HClを加えた。生成し
た黄色の沈殿物を濾過し、沸騰したエタノールで洗浄
し、乾燥させて2.1 g(33.8%)のベンズ[a]アクリ
ジン−12−カルボン酸、MS(CI、CH4):m/
z 274(M+1)を得た。
カルボン酸(1g、3.66mモル)に、10mlの塩化チオ
ニルを加えた。混合物を3時間に亘り95℃で加熱し、冷
却して、50mlのベンゼンで処理し、4℃で一晩貯蔵し
た。沈殿物を濾過により集積し、ベンゼン、次いでエチ
ルエーテルで洗浄し、真空下のデシケーター中で乾燥さ
せ、300 mg(28%)の酸塩化物を得た。
−ジメチル)フェニル5−メチル−ベンズ[a]アクリ
ジニウム−12−カルボキシレートメトスルフェート 10ml中の乾燥ピリジン中の4−ベンジルオキシカルボ
ニル−2、6−ジメチルフェノール(0.27g、1mモ
ル)の溶液を、32mg、0.26mモルの4−ジメチルアミ
ノピリジン(アルドリッヒ、カタログ#10,770-0)で処
理した。この溶液に、上述のように調製したベンズ
[a]アクリジン−12−ホスゲンを加えた。溶液を3
時間に亘り100 ℃で加熱し、蒸発させて、残留物を得
た。この残留物は、トルエン/酢酸エチル(4:1)混
合物中の5%のメタノールの展開により3つの準備TL
C板(EMカタログ#5751)上で精製した。開始フェノ
ールのRfよりやや低いRfを有する発光帯を取り出
し、クロロホルム中の5%で溶出し、溶出物を蒸発させ
て、433 mgの黄色の中間体、(4−ベンジルオキシカ
ルボニル−2、6−ジメチル)フェニル ベンズ[a]
アクリジン−12−カルボキシレートを得た。
に溶解させ、4mlの硫酸ジメチルで処理し、48時間に
亘り85℃で加熱して冷却した。黄色の沈殿物を濾過して
エーテルで洗浄し、222 mg(37%)の所望の生成物、
MS(FAB、チオグリセロールマトリックスマ):m
/z 526 (M)を得た。
て、どの結合部位が選択されるかに依存して、好ましく
はR6 位置で、AFAC標識は、水性媒質または有機媒
質中の特定の結合パートナー、配位子、またはハプテン
と直接反応し得る。
ナーと反応して接合体を形成する結合部位を有してもよ
いことは理解されよう。
aving group )、または物質と結合させるスペーサによ
り直接結合または連結して試験検定に利用する接合体を
形成するような反応基に容易に転化される官能基または
リービング基により結合する求電子官能基を含む。LE
AE−抗−TSH接合体を調製する実施例を以下に示
す。
ーン性抗−TSH抗体の溶液(2mg、0.013 uモル)
を、1時間に亘りチャンバ温で240 ulのアセトニトリ
ル中のLEAE−NHSの溶液(43ug、0.067 uモ
ル)で処理した。0.5 mlの0.1 Mリン酸塩緩衝液、p
H8.0 中のリシンの溶液(10mg)を加えることによ
り、接合反応を停止させた。反応混合物を、充填済みの
セファデックスG−25カラム(1×20cm)を通過さ
せることにより、LEAE−接合抗−TSHを精製し、
10mMのリン酸塩、pH8で溶出した。ISCO UV
検出器によりこの溶出物を280 nmでモニタした。最初
の溶媒容量ピークが溶出したときに、所望の接合体を集
積した。
ン、または配位子を接合する方法が、ヨーロッパ特許公
開第0 537 994 号(10/16/91に出願した米国特許出願第
775,399 号を優先権とする)に記載されており、この特
許は譲渡され、ここに参照文献として包含するものであ
る。
ペクトルを、米国、カリフォルニア州、バーバンクの写
真研究所(コルモーゲン社の部門)の高速スペクトル走
査システム(FSSS)により測定した。実験は暗チャ
ンバ内で行なった。各試料を1mg/ml以上の濃度で
HPLC級のアセトニトリルに溶解させ、同一の溶媒で
希釈して明示した濃度の試料溶液を調製した。典型的な
測定には、核間ベンズ[a]アクリジニウムエステル
(2mg)を除いて、各化合物は10から100 ugで、13
×100 mmのホウケイ酸塩試験管中に含有された0.5 m
lのアセトニトリル中に別々に、もしくはともに混合し
て用いた。試験管を試験管ラックに配し、適切な高さに
掲げた。FSSS光学ヘッドを近接した距離で試験管の
正面に配し、レンズの焦点を試験管中の液体に合わせ
た。最初に、0.1 NのHNO3 および0.1 %のH2 O2
を含有するフラッシング試薬(flashing reagent)#1
(チバコーニングダイアグナスティックス)0.35mlで
試料溶液を処理した。次いでチャンバ内を暗くし、0.25
NのNaOHおよび0.2 %のアーカッド(ARQUAD)を含
有するフラッシング試薬#2(チバコーニングダイアグ
ナスティックス)0.35mlを反応混合物にただちに加え
た。譲渡され、ここに参照文献として包含する米国特許
第4,927,769 号を参照のこと。試薬#2の添加後瞬時に
発せられた光を、試薬#2を加える前の分割秒(split
second)から開始して30秒間に亘り記録した2−MeO
−LEAE−イミデート(imidate )を除いて4秒間に
亘りFSSSにより記録した。様々な測定の結果を表I
に要約する。
E、図4A−4F、図5G−5J、および図6A−6D
に示す。図3A−3E、図4A−4F、および図5G−
5Jは、アクリジニウム環系を含む化学発光化合物およ
びベンズアクリジニウム環系を含む化学発光化合物の個
々の発光スペクトルを示している。アクリジニウムエス
テルとLBACの間の最大発光の差は、80から128 nm
の範囲に亘ることが分かったが、一方アクリジニウムエ
ステルとABACの間の差は約8から14nmであった。
図6A−6Dに示すように、アクリジニウムエステルと
LBACが試験管中で混合され、同時に発光した場合に
は、生じた組合せ発光スペクトル(combined emission
spedtra )は、これら2つの群の化学発光の発光信号が
非干渉の性質であることを示す、理想的に足し合わされ
たスペクトルプロファイルを示した。これらのデータ
は、利用する計測器およびその計測器の構成部品、特に
フィルタに依存して変化してもよいことが理解されよ
う。不変のままであった元の構成スペクトルの主要部分
は、実際に重複しないものであった。これらの重要な物
理特性は、試験試料中の少なくとも2つの物質を検出お
よび/または定量する試験検定、特に多数の分析物を検
出および/または定量する臨床診断検定に用いられる2
つ以上のサブクラスの化学発光化合物にとって必要な条
件を満たしている。好ましい方法において、検定法の1
つの成分として、ベンズアクリジニウム化合物、特に詳
しくは、N−アルキル化ベンズアクリジニウム化合物を
用いる。
範囲を有するBG−38フィルタを装着したバーソルド
ルミノメータ(MLA−I)(チバコーニングダイアグ
ノスティック社)を用いて、20から97%の伝達効率で、
LBAC、ABAC、およびDMAE−Bzの光発光効
率を測定した(図6、パネルA)。別のフィルタをルミ
ノメータに組み込んで、伝達効率の範囲を広げてもよ
い。
mlに調製し、続いてアセトニトリルで10ug/mlま
で希釈し、さらに、0.15MのNaCl、0.1 %のBS
A、0.05%のNaN3 を含有する10mMのリン酸塩緩衝
液、pH8中で1ng/ml、0.1 ng/mlおよび0.
01ng/mlの溶液を調製した。
グ試薬#1および#2それぞれを続けて0.35mlずつ注
入することにより、25ulのブランク(緩衝液マトリッ
クス)または各試料を発光させた。光発光を2秒間集積
し、2回の測定の平均として算出した結果を表IIに示
す。
光効率は、ベンズアクリジニウム核およびフェノキシ基
の置換基に依存して、DMAE−Bzの光発光効率の0.
21から1.39倍の範囲内であった。これらの測定は2秒の
信号集積に基づき、個々の化合物の発光速度論(flashi
ng kinetics )、例えば、いくつかの化合物は大部分の
信号を放出するのに2秒より長くかかる、光電子増倍管
の感度、およびスペクトル範囲の異なる点での光学フィ
ルタの伝達効率を考慮しなかったことに注意すべきであ
る。しかしながら、異性体ABACの極めて低い光発光
効率の点から見て、これらの発見はまったく予期せぬこ
とであった。この水準の光発光効率のために、LEAC
は、多数分析物検定を含む、感受性結合検定に有用であ
る。
びベンズアクリジニウム核への電子効果および/または
立体効果(steric effect )により、DMAEアナロ
グ、ABACおよびLEACの全てが同一条件下で同一
の発光速度(flashing rate )を有するわけではないこ
とが予測された。言い換えれば、2秒の信号集積時間内
では、異なる化合物は、放出可能な信号の合計に対して
異なる百分率を放出することが予測された。化合物を発
光させて、異なる長さの時間に亘り集積した信号の全て
を10秒の長さに亘り集積した信号に対して標準化するこ
とにより、10秒までの期間に亘る時間の経過についての
研究を行なってこれらの百分率を求めた。結果を表III
に要約する。
に0.5 秒と1秒の間隔において、発光速度論は、異なる
DMAEアナログ、ABACおよびLEACについて広
く変化する。放出百分率についてのこれらのデータは、
化学発光化合物を用いた様々な検定の発展のために化合
物の光発光効率を比較するのに用いるべきである。
光発光のスペクトルが明確な相互非干渉特性を示すが、
複合タンパク質の形状にあるDMAEおよびLEAはま
た、登録された組合せ相対光単位(RLU)の減少も増
加もないことにより示されるように、閃光中の光発光に
おいて相互作用がないことを示す。
抗−TSHおよびLEAE−抗−TSHを、0.15MのN
aCl、0.1 %のBSA、0.05%のNaN3 を有するリ
ン酸塩緩衝液(pH8)10mM中に2つの濃度で希釈し
たが、これは、その溶液が前述したように装備したバー
ソルドルミノメータを用いて同様な方法により発光した
ときに、25ulの溶液がそれぞれ約200,000 および1,00
0,000 RLUとなるように希釈を行なった。各試料(25
ul)の光発光を別々に測定し、次いでそれぞれ同容量
の試料を混合し、再度測定した。単独の試料測定におい
て、追加に等量の緩衝液を加えて混合した試料の測定と
同一の試料容量を維持した。この試験の結果を表IVに要
約する。
る発光スペクトルは、光発光において互いにまったく干
渉しないことが分かった。この特徴により、これらのト
レーサが多数分析物結合検定(multi-analyte binding
assay )に利用できることが確認できる。好ましい方法
のLEAEは、N−アルキル化ベンズアクリジニウム化
合物である。
TSH接合体を調製し、水性媒質中での安定性について
試験した。DMAE−抗−TSH接合体もまた並行して
試験した。様々なpHで(0.1%のBSAを含有するク
エン酸塩−リン酸塩緩衝液を用いた)温度を関数とした
化学発光活性度の保持について、7日間に亘りモニタし
た。適切な濃度(0.8 −1.4 ×106 RLU/25ul)の
上述した接合体を、二組の異なる緩衝液(pH7.4 、8.
0 、8.5 、および9.0 )中に配した。一組を対照として
4−8℃に保持し、一方もう一組を37℃に設定した。緩
衝した試料(25ul)を上述したように定期的に発光さ
せた。結果を表Vに要約する。
ト置換のフェノキシ環への安定化効果は、アクリジニウ
ムエステルのクラスにも適応されるだけでなく、市販の
結合検定産物に要求されるような長期の熱ストレス条件
下のpH8辺りでの水性媒質中の化学発光活性度を保持
することについて、ほぼ同程度に一連のLBACにも効
果が見られる。pH8での非−オルト−置換アクリジニ
ウムエステル接合体の安定性データが顕著な対照として
記載されている。非−オルト−置換LEACもおそらく
水性媒質中で乏しい安定性しか有さない。
抗−TSHをTSH検定におけるトレーサとして用い
た。信号対雑音(S/N)比を測定することにより、性
能を評価した。DMAE−抗−TSHの性能も並べて比
較した。検定は以下のように構成した:100 マイクロリ
ットルの上述した接合体のいずれかを、100 マイクロリ
ットルのTSH標準物(MA、ミッドフィールド、チバ
コーニングダイアグノスティックス社)により、チャン
バ温で2時間に亘り培養した。0、0.5 、1.0 、16また
は100 uIu/mlのTSHのいずれかを含有する5つ
の標準物について、培養は別々に行なった。ヒツジ抗−
TSH(チバコーニングダイアグノスティックス社)に
固定化されたマジック(登録商標)磁気粒子500 ulを
上述した混合物に加え、次いでチャンバ温で30分間放置
することにより、2回目の培養を行なった。
にデカンテーションを行ない、次いで500 ulの水を加
えることにより最初に洗浄を行ない、その後もう1度磁
気分離を行なった。洗浄した粒子を100 ulの水中に懸
濁させた。上述した方法に従って、発光と計数を行なっ
た。TSHを含有するTSH標準の計数にゼロTSH基
準の比率を用いて、結果を表VIに示す。
を免疫学的検定方式に利用して容量−応答曲線が得ら
れ、従って、検定を有用なものにできることが分かっ
た。
た二重−PMTルミノメータ(DPL)のある実施態様
は、少なくとも2つの光電子増倍管(PMT)アッセン
ブリ、フラッシング試薬#2の注入ポンプ、および使捨
てキュベットを保持するために設計した立方体型光機密
チャンバを含む。チャンバの2つの対面する側では、2
つの管状PMT管を、キュベット内で生じる2つの異な
るスペクトル範囲の光がPMTアッセンブリにより個々
に記録できるように、別々に備え付けた。キュベット保
持チャンバの上面はヒンジ構造となっており、キュベッ
トを手動で挿入して取り出すことができる。さらに、上
面はまた、キュベットにフラッシング試薬#2を注入す
ることを目的として備え付けた固定プローブを有する。
各PMTアッセンブリ内において、光学フィルタを特定
のスペクトル範囲に選択し、キュベットとPMT管の間
に挿入する。
試料中の2つ以上の化学発光化合物または接合体の半自
動および自動検出のために設計してもよい。自動分析器
の構成物としてのルミノメータが上述したヨーロッパ特
許公開番号第0 502 638 号に記載されている。
選択することは、2つ以上の発光光スペクトルの識別に
必要不可欠である。
れ、積層により変更したり、接合体のスペクトル信号の
検出および/または定量のためのPMTアッセンブリに
組み込むように特別に製造してもよい。フィルタを注意
深く選択することにより、発光信号を認識する能力を高
め、適切な修正により、発光が重複する多数の信号を識
別できるようにしてもよい。
二重免疫学的検定を行なうために、長波長域フィルタ
(long pass filter)(MA、ホリストン、コリオンの
P/NLL−500)および短波長域フィルタ(short
pass filter )(コリオンのP/N P70−450)
を、一組のトレーサ、LEAE−抗−LHおよびDMA
E−抗−FSHから発せられた光の2つの異なるスペク
トル範囲に適合するように選択した。これらのトレーサ
は、それぞれLEAE−抗−TSHおよびDMAE−抗
−TSHについて上述したのと同様な方法で調製した。
2つのフィルタの透過率曲線を図7のパネルBおよびC
に示す。光学フィルタを選択する際には、最大信号透過
率および最小信号漏話の必要条件を考慮すべきである。
より望ましい透過率プロファイルおよび遮断を有する光
学フィルタを選択して、トレーサから発せられた光の透
過率を最大にしてもよく、および/または前述したよう
な漏話百分率(PCT)を改良するために特定の化学発
光化合物の発光スペクトル範囲と良好に適合させてもよ
い。DMAEおよびLEAEトレーサの組の測定のため
の長波長域フィルタと適合する短波長域フィルタとして
のフィルタP70−450は、例えばコリオンの積層C
S550/CS600フィルタ(図7、パネルD)と代
替することが好ましいことが分かった。このフィルタを
使用した結果、DMAEトレーサの記録RLUが2倍以
上も増加しただけでなく、表VII に示すように、漏話百
分率も著しく改良された。さらに、いっそう長い発光最
大値を有する多くのLEAE誘導体、例えば2−MeO
−LEAEを用いるときに、PCTをさらに減少させる
ためには、フィルタLL−500よりもLL−520
(図8E)のような長波長域フィルタを選択したほうが
よい。
記録、使用するフィルタおよび利用する化学発光化合物
の関数として以下に記載するような信号補正、およびデ
ータの表示の基本機能を含むシステムをコントロールす
るために、適切なソフトウェアを含むパーソナルコンピ
ュータ装置を利用して、DPLに接続する。
うに、DPLの2つのPMTアッセンブリに備えられた
2つの光学フィルタは、2つの異なるスペクトル範囲の
発光光を透過させるように意図したものである:長波長
域フィルタは、LEAEトレーサからの長波長の発光に
適合したものであり、短波長域フィルタはDMAEトレ
ーサからの短波長の発光に適合したものである。しかし
ながら、図4、5および6に示したように、透過率曲線
と交差試験対(cross-matching pair )の発光スペクト
ルとの間のわずかな重複のために、一方のトレーサによ
り発せられた信号は、この信号を検出するように意図し
た第1のPMTにより検出されるだけでなく、他方のト
レーサを検出するように意図した第2のPMTによって
もわずかに検出され得る。そして、その逆もまた同様で
ある。一方のトレーサの信号のその部分は第2のPMT
により記録され得るが、2つのトレーサが同一管中で同
時に発光したときに、みかけのRLUを補正して各PM
Tアッセンブリにより検出される各トレーサの純粋な信
号を得るように、それらのトレーサを二重分析物免疫学
的検定に使用する前に各トレーサについて百分率でその
部分を別々に定量しなければならない。
測定したPCTを示す。以下に記載する同時のLH/F
SH二重分析物検定において、抗−FSH−DMAEお
よび抗−LH−LEAEを用いた。発光最大値が大きく
離れたアクリジニウム化合物とベンズアクリジニウム化
合物を選択し、光学フィルタを適切に選択したことによ
り、多分析物検定に理想の最小PCTが実現できること
を説明するために、他のトレーサの組を含んだ。それぞ
れの場合において、第2のPMTからの微小信号を第1
のPMTからの主要信号で割り、その結果に100 %をか
けることにより、PCTを得た。
当たり100,000 から1,500,000 RLUの範囲に入るよう
に、適当に選択した。25ulの第1のトレーサ溶液、30
0 ulのフラッシング試薬#1をピペットを用いて連続
してキュベットに測り取り、精製した溶液を簡単に混ぜ
合わせ、このキュベットをPMTハウジングに挿入し、
キーボードを操作して300 ulのフラッシング試薬#2
を注入することにより試料を発光させて、各測定を行な
った。
とが、多分析物検定信号補正には重要である。表VIII
は、積層CS550/CS600フィルタとLL520
フィルタを、それぞれ短波長域信号と長波長域信号を通
過させるのに用いた場合、抗体−TSH−DMAEにつ
いてのPCTは、10,000から7,000,000 計数のRLU範
囲もしくはそれより広い範囲に亘り0.16%の標準偏差で
2.96%の平均値を有し、一方抗−CKMB−LEAEに
ついてのPCTは、50,000から7,000,000 計数のRLU
範囲もしくはそれより広い範囲に亘り0.23%の標準偏差
で4.79%の平均値を有することを示している。
けのRLUを補正するための等式DMAEおよびLEA
Eの誘導体またはトレーサを混合し、同時に発光させる
場合、観察した長波長域信号と短波長域信号は以下のよ
うに分類できる:
た短波長域信号と長波長域信号である場合、S(DMA
E)およびS(LEAE)は、それぞれ観察した短波長
域信号と長波長域信号におけるDMAEおよびLEAE
による信号部分である。それらの信号もまた補正DMA
E信号および補正LEAE信号と称する。S′(LEA
E)およびS′(DMAE)は、それぞれDMAEおよ
びLEAE漏話による長波長域信号と短波長域信号の部
分である。b1およびb2は、それぞれDMAEトレー
サおよびLEAEトレーサの存在しない場合の検定成分
とシステムのノイズによる混合信号である。
す)はどの特定のDMAEトレーサおよびLEAEトレ
ーサにも一定であるので、以下の関係式が成立する:
ーサおよびLEAEトレーサのPCTである。
(2)に代入すると:
MAEトレーサによる補正短波長域信号およびLEAE
トレーサにより長波長域信号が得られる。同時のLH/
FSH二重分析物検定を行なう実行可能性を示すことを
目的として、混合マトリックスおよびシステムのノイ
ズ、b1およびb2の測定は重要ではないことが分かっ
た。従って、以下の二重分析物検定の実施例において
は、それらのノイズは両者とも信号補正に0の値を設定
した。
ルモン(FSH)の同時免疫学的検定:本発明の目的の
1つは、2つの異なる化学発光標識または接合体を用い
ることにより、1つの試料中の2つ以上の物質または分
析物を同時に検出および/または定量する方法を提供す
ることにある。
MAE標識FSH抗体およびLEAE標識LH抗体を利
用する。以下の実施例は、1つの化学発光トレーサを検
定システム中に導入することにより各分析物を単独の分
析物として検定する場合、または2つの化学発光トレー
サを用いる二重分析物システムにおいて各分析物を単独
の分析物として検定する場合、LHおよびFSH標準曲
線と試料の回収率(sample recovery )は実験誤差の範
囲内では同一であることを示している。実施例はさら
に、対応する結合パートナー、例えば抗体が得られる2
つの物質の同時検定において一組のDMAEおよびLE
ACから調製したトレーサが利用できることを示してい
る。
テムを用いた単一FSH検定:トレーサの選択により単
一または二重分析物検定として検定が行なえるように、
マジックライトFSHキットの成分およびプロトコル
(チバコーニングダイアグノスティックス)を改良し
た。抗−FSH抗体に結合した常磁性粒子(PMP)お
よび抗−LH抗体に結合したPMPからなる固相を、マ
ジックライトFSHキットの固相から緩衝液希釈物を除
去し、マジックライトLHキットの固相(チバコーニン
グダイアグノスティックス)中にこれらの粒子を懸濁さ
せることにより調製した。キットトレーサ、抗−FSH
−DMAEを、マジックライトLHキットトレーサ緩衝
液により1:2に希釈した。目盛定めのための標準物
は、FSHおよびLHの両方を含有した。既知の濃度の
精製ヒトFSHおよびヒトLHをウマ血清ベースプール
(basepool)中に加えることにより標準物を調製した。
公称標準値は0、0.9 、2.2 、4.4 、8.8 、21.9、43.
8、87.5、140.0 、201.0 mIu/mlのFSHであっ
た。公称LH濃度は、0、1.0 、2.5 、5.0 、10.0、2
5.0、50.0、100.0 、160.0 、230.0 mIu/mlのL
Hであった。精製ヒトFSHおよびヒトLHの両者の様
々な濃度のヒト血清プールを加えることにより、分析の
試料を調製した。さらに、ヒトFSHおよびヒトLHを
含有する血清ベースの多成分キャリブレータを試料とし
て用いた。
は試料および200 ulの希釈FSHトレーサをうず流混
合して(vortex mixed)室温で30分間に亘り培養した。
500ulの結合抗−FSH/抗−LH固相を加え、うず
流混合し、室温で30分間に亘り培養した。マジックライ
トラック(チバコーニングダイアグノスティックス)中
で反応した固相を磁気的に3分間に亘り分離し(ヨーロ
ッパ特許第136126号を参照のこと)、上澄液をデカンタ
ーに移した。次に、反応させた固相を1.0 mlの蒸留水
で洗浄し、3分間に亘り分離した。上澄液をデカンター
に移して、100ulの上流水を加えた。各試料を手動で
キュベットに移し、上述したDPL上で5秒間計測し
た。短波長透過(DMAE)チャンネルから得た結果
(RLU)を用いて、各試料におけるFSH濃度を計算
した。スプラインデータ整理ルーチン(spline data re
duction routine )による10点目盛定めを使用して、濃
度を計算した。各標準と試料を三重に検定した。この検
定のRLUおよび%CVCを、FSH単一分析物検定と
いう項目の表IXに示す。FSH試料回収率を、FSH単
一分析物検定という項目の表Xに示す。%B/Bmax
対log FSH濃度として示したFSH標準曲線をF
SH単一分析物検定として示した図11に示す。
テムを用いた単一LH検定 実施例15に記載した固相試薬、標準、および試料を用
いてLH検定を行なった。抗−FSH−DMAEトレー
サを、マジックライトFSHキットトレーサ希釈物で
1:2に希釈した抗−LH−LEAEトレーサと置き換
えた。長波長透過(LEAE)チャンネルから得たRL
Uの結果を用いてLH試料濃度を計算したことを除いて
は、実施例13に記載した検定方法論をこの検定に適応
した。
実施例15に記載した9の標準を用いて検定の目盛を定
めた。LH単一分析物検定という項目で、この検定の結
果を表XIおよび表XII に記載した。標準曲線をLH単一
分析物検定として示した図12に示す。
テムを用いた同時LH/FSH検定:実施例15および
16に記載した固相試薬、標準、および試料を用いて1
つの試験管中で二重標識LH/FSH検定を行なった。
トレーサは、マジックライトFSHキットトレーサ、す
なわち抗−LH−LEAEトレーサ中で1:2に希釈し
た抗−FSH−DMAEからなる。検定方法論は、実施
例15に記載したものど同一であった。濃度の計算の前
に、各チャンネルからの元のRLUを漏話について数学
的に補正した。これらの補正RLUから生じた補正RL
Uりおよび濃度を表IXからXII に示し、二重分析物検定
として示す。表X−XII におけるt検定により、単一分
析物検定対二重分析物検定についての平均試料回収率を
比較する。FSHおよびLH標準曲線を図11および1
2に示し、それぞれFSHおよびLH二重分析物検定と
して示す。
料中の2つ以上の物質を同時に検出するための2つ以上
の化学発光接合体を使用する使用方法に関するものであ
る。この開示には、そのような検定に、ベンズアクリジ
ニウム化合物、および好ましくはN−アルキル化ベンズ
アクリジニウム化合物を使用することが教示されてい
る。
は定量したいいかなる成分または分析物を含み、制限さ
れるものではないが、単一の構造の2つ以上、例えば核
酸配列または染色体、ゲノムまたは分子の異なる座の2
つ以上を含み、この場合、成分または分析物は、適切な
検定方法がそれに対して構成できる核酸、タンパク質、
配位子、ハプテンまたは他の材料のような生物学上の源
または工業上の源であってもよい。試験試料および/ま
たは物質を前処理して試験法により検定可能にする必要
があってもよいことが理解されよう。検出すべき試験物
質および量によって、例えば、検出のための化学発光標
識の使用のためではなく、感受性に関することのため
に、行なえる検定の種類が制限されるかもしれない。様
々な内標準または対照を検出および/または定量のため
の試験試料に加えて、検定の性能を評価してもよい。免
疫学的検定により例証した診断検定、ハイブリタイゼー
ション検定および増幅検定では、その方式に化学発光標
識をますます多く含むようになっている。そのような検
定の設計および方式は当業者によく知られており、技術
文献および特許文献に広く発表されている。例えば、検
定方式は、反応生成物または非反応試薬を分離して、検
出および/または定量のための移送管(transfer tube
)へ移すことを必要としてもよい。そのような分離技
術は競合検定、固相検定のために、または干渉を制限す
るのに有用であろう。
の化学発光接合対を増幅検定における標識として利用す
る。代表的な増幅検定は、制限すべきではないが、ポリ
メラーラゼチェーンリアクション(PCR)、組換えR
NAの自己触媒複製およびミディバリアント(midivari
ant )DNAまたはRNAの増幅を含む。本出願人に譲
渡され、ここに参照文献として包含するヨーロッパ特許
公開第481 704 号(米国特許出願598,269 号(10/16/9
0)を優先権とする)を参照のこと。技術文献および特
許文献に教示されたような方法を、化学発光標識、特に
関心のある標的配列の検出のための2つ以上の化学発光
標識を含有するように適応してもよい。多数標識方法
(multi-label method)を用いることの利点は、複数の
標的配列または1つ以上の標的配列および内標準を検出
および/または定量することにある。そのような方法の
実施例は、1つ以上の標的配列を含有すると思われる試
験試料を調製すること、その標的配列を増幅すること、
それぞれが標的配列と関連するような少なくとも2つの
化学発光接合体を調製すること、および少なくとも2つ
の化学発光接合体の発光により増幅した標的配列を同時
に検出および/または定量することを含む。本方法の別
の工程において、内参照、対照または対照システムを検
定に加えて、検定性能および結果を確認してもよい。内
参照は、標的配列と同様に増幅してもよい。
用することにより、本発明の有用性が説明できる。
ットの形態にパッケージするように適応できる。これら
キットの化学発光標識は、試験試料中で検出しようとす
る物質に特異的な適切な物質または材料に接合してもよ
い。適切な官能基を、様々な検定および他の用途に使用
するための化学発光化合物に加えてもよい。本発明の方
法を利用してもよい検定の実施例は、限定するものでは
ないが、少なくとも2つの異なる特異性の抗体を含む検
定;少なくとも2つの抗原を含む検定、少なくとも1つ
の抗原および少なくとも1つの抗体を含む検定;および
癌、感染病、遺伝的異常、遺伝的気質、遺伝的評価を示
す分子および医薬治療をモニタする分子の検定を含む。
逸脱することなく、様々な他の変更が当業者にとっては
明確であり、容易に行なえることが理解されよう。しか
しながら、請求の範囲はここに述べた記載を制限するも
のではなく、本発明に属する特許性を有する新規事項の
すべてを包含するものとして構成したことを意図する。
この請求の範囲は、本発明に関する同等物として当業者
にみなされる全ての特徴を含む。ここに記載した実施例
は説明を意図するものであり、制限を意図するものでは
ないことに注意されたい。
およびLBACの構造式
およびLBACの構造式
スペクトルを示すグラフ
発光スペクトルを示すグラフ
曲線とDMAE−Bzの発光スペクトルとの間の重複区
域を示すグラフ
透過率曲線とLEAE−Bzの発光スペクトルとの間の
重複区域を示すグラフ
標準曲線検定を示すグラフ
準曲線検定を示すグラフ
Claims (35)
- 【請求項1】 以下の化学式で表される化学発光化合
物: 【化1】 ここでWは炭素であり、 あるいは、C7 、W、C9 またはC10は−N=と
置換でき; あるいは、Wを省いてC7 をC9 に結合させ、C
7 、C9 またはC10は−O−、−S−、−NH
−、または−NR−と置換でき; R1 は必要に応じて20までのヘテロ原子を含有するア
ルキル、アルケニル、アルキニルまたはアラルキルを含
み; R2 、R3 、R9 およびR10は、水素、置換ま
たは非置換アリール(ArRまたはAr)、ハロゲン化
物、アミノ、ヒドロキシル、ニトロ、スルホネート、−
R、−CN、−COOH、−SCN、−OR、−SR、
−SSR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)
NHR、または−NHC(O)Rから選択される同一の
基または異なる基であり; R2 はC1−4 で1つまたは多数の置換基を含み; R2 はまた、ヘテロ原子を有するかまたは有さない融
合芳香環であってもよく; R3 はC7 、W、C9 またはC10で1つまたは
多数の置換基を含み; A−は対イオンであり; Xは窒素、酸素または硫黄を含むヘテロ原子であり、X
が酸素または硫黄のときにZが省かれ、Xが窒素のとき
にZが−SO2 −Y′であり、Y′がYと等しく、Y
とY′の置換基は同一である必要はなく; Yは、必要に応じて20までの炭素原子を含有する、ハロ
ゲン化または非ハロゲン化の側鎖または直鎖アルキル、
または式: 【化2】 の多置換アリール部分を含むものであり; R4 およびR8 はアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アルコキシル、アルキルチオールまたはアミドを含
み、 R5 およびR7 は上述したR3 、R9 およびR
10のいずれかであり; R6 =−R11−R12、 ここでR11は、必要条件ではないが、必要に応じて、
20までのヘテロ原子を任意に含有する、側鎖または直鎖
アルキル、置換または非置換アリールまたはアラルキル
であり; R12は、リービング基、またはリービング基もしくは
−Q−R−Nu、−Q−R(I)n Nu、−Q−N
u、−R−Nu、または−Nuに結合する求電子官能基
を含み、ここでnは少なくとも1であり、Nuは求核基
であり、Qは官能結合であり、Iはイオン基またはイオ
ン化基であり; R5 とR6 、およびR6 とR7 は相互に交換で
き; Rは必要に応じて20までのヘテロ原子を含有するアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アリールまたはアラルキ
ルである。 - 【請求項2】 前記対イオンが、CH3 SO4 −、
FSO3 −、CF3 SO4 −、C4 F9 SO
3 −、CH3 C6 H4 SO3 −およびハロゲ
ン化物を含むことを特徴とする請求項1記載の化学発光
化合物。 - 【請求項3】 異性部分環、フラノ部分環、チオフェノ
部分環、ピロ部分環またはピリド部分環が、R3 から
なる置換基を有することを特徴とする請求項1記載の化
学発光化合物。 - 【請求項4】 a. (4−ベンジルオキシカルボニル
−2、6−ジメチル)フェニル5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオ
ロスルホネート、 b. (2、6−ジメチル−4−N−サクシンイミジル
オキシカルボニル)フェニル5−メチル−ベンズ[b]
アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオロスル
ホネート、 c. (4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジイ
ソプロピル)フェニル5−メチル−ベンズ[b]アクリ
ジニウム−12−カルボキシレートフルオロスルホネー
ト、 d. N−(4−メトキシフェニル−N−[3−(ベン
ジルオキシカルボニル)フェニルスルホニル]5−メチ
ル−ベンズ[b]アクリジニウム−12−カルボキシア
ミドフルオロスルホネート、 e. (4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメ
チル)フェニル3−エトキシ−5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオ
ロスルホネート、 f. (4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメ
チル)フェニル3−(N、N−ジエチル−N−メチル−
アンモニウム)エトキシ−5−メチル−ベンズ[b]ア
クリジニウム−12−カルボキシレートジフルオロスル
ホネート、 g. (4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメ
チル)フェニル2−メトキシ−5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレートフルオ
ロスルホネート、 h. (2、6−ジメチル−4−サクシンイミジルオキ
シカルボニル)フェニル5−メチル−2−(トリメチル
アンモニウム)エトキシ−ベンズ[b]アクリジニウム
−12−カルボキシレートジフルオロスルホネート、 i. (4−ベンジルオキシカルボニル−2、6−ジメ
チル)フェニル5−(3−スルホプロピル)−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレート、 j. (2、6−ジメチル−4−N−サクシンイミジル
オキシカルボニル)フェニル2−メトキシ−5−(2−
スルホエチル)−ベンズ[b]アクリジニウム−12−
カルボキシレート、 k. [2、6−ジメチル−4−(2−メトキシイミノ
エチル)]フェニル2−メトキシ−5−メチル−ベンズ
[b]アクリジニウム−12−カルボキシレート二塩化
物、 からなる群より選択されることを特徴とする請求項1記
載の化学発光化合物。 - 【請求項5】 試験検定に使用するために結合パートナ
ーと接合されることを特徴とする請求項1記載の化学発
光化合物。 - 【請求項6】 a. ベンズ[b]アクリジン−12−
カルボン酸ヒドロクロライド、 b. 3−EtO−ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボン酸、 c. 3−ヒドロキシ−ベンズ[b]アクリジン−12
−カルボン酸、 d. 2−MeO−ベンズ[b]アクリジン−12−カ
ルボン酸、 e. 2−ヒドロキシ−ベンズ[b]アクリジン−12
−カルボン酸、 からなる群より選択される、請求項1記載の化学発光化
合物を合成するのに使用される中間体化合物。 - 【請求項7】 請求項1記載の化学発光化合物の合成に
用いられる中間体化合物であって、式: 【化3】 で表され、 ここでWは炭素であり、 あるいは、C7 、W、C9 またはC10は−N=と
置換でき; あるいは、Wを省いてC7 をC9 に結合させ、C
7 、C9 またはC10は−O−、−S−、−NH
−、または−NR−と置換でき; R2 、R3 、R9 およびR10は、水素、置換ま
たは非置換アリール(ArRまたはAr)、ハロゲン化
物、アミノ、ヒドロキシル、ニトロ、スルホネート、−
R、−CN、−COOH、−SCN、−OR、−SR、
−SSR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)
NHR、または−NHC(O)Rから選択される同一の
基または異なる基であり; R2 はC1−4 で1つまたは多数の置換基を含み; R2 はまた、ヘテロ原子を有するかまたは有さない融
合芳香環であってもよく; R3 はC7 、W、C9 またはC10で1つまたは
多数の置換基を含み; Rは必要に応じて20までのヘテロ原子を含有するアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アリールまたはアラルキ
ルであることを特徴とする中間体化合物。 - 【請求項8】 請求項1記載の化学発光化合物の合成に
用いる中間体化合物であって、式: 【化4】 で表され、 ここでWは炭素であり、 あるいは、C7 、W、C9 またはC10は−N=と
置換でき; あるいは、Wを省いてC7 をC9 に結合させ、C
7 、C9 またはC10は−O−、−S−、−NH
−、または−NR−と置換でき; R2 、R3 、R9 およびR10は、水素、置換ま
たは非置換アリール(ArRまたはAr)、ハロゲン化
物、アミノ、ヒドロキシル、ニトロ、スルホネート、−
R、−CN、−COOH、−SCN、−OR、−SR、
−SSR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)
NHR、または−NHC(O)Rから選択される同一の
基または異なる基であり; R2 はC1−4 で1つまたは多数の置換基を含み; R2 はまた、ヘテロ原子を有するかまたは有さない融
合芳香環であってもよく; R3 はC7 、W、C9 またはC10で1つまたは
多数の置換基を含み; Xは窒素、酸素または硫黄を含むヘテロ原子であり、X
が酸素または硫黄のときにZが省かれ、Xが窒素のとき
にZが−SO2 −Y′であり、Y′がYと等しく、Y
とY′の置換基は同一である必要はなく; Yは、必要に応じて20までの炭素原子を含有する、ハロ
ゲン化または非ハロゲン化の側鎖または直鎖アルキル、
または式: 【化5】 の多置換アリール部分を含むものであり; R4 およびR8 はアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アルコキシル、アルキルチオールまたはアミドを含
み、 R5 およびR7 は上述したR3 、R9 およびR
10のいずれかであり; R6 =−R11−R12、 ここでR11は、必要条件ではないが、必要に応じて、
20までのヘテロ原子を任意に含有する、側鎖または直鎖
アルキル、置換または非置換アリールまたはアラルキル
であり; R12は、リービング基、またはリービング基もしくは
−Q−R−Nu、−Q−R(I)n Nu、−Q−N
u、−R−Nu、または−Nuに結合する求電子官能基
を含み、ここでnは少なくとも1であり、Nuは求核基
であり、Qは官能結合であり、Iはイオン基またはイオ
ン化基であり; R5 とR6 、およびR6 とR7 は相互に交換で
き; Rは必要に応じて20までのヘテロ原子を含有するアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アリールまたはアラルキ
ルであることを特徴とする中間体化合物。 - 【請求項9】 試験試料中の少なくとも2つの物質を検
出および/または定量する方法であって、それぞれが前
記試験試料中の物質と関係付けられている少なくとも2
つの異なる化学発光化合物の発光信号を同時に検出する
工程からなり、前記化学発光化合物の各々の発光信号を
それぞれの発光スペクトルにより識別して前記物質を検
出および/または定量し、前記化学発光化合物の少なく
とも1つが請求項1記載の化学発光化合物であることを
特徴とする検出および/または定量方法。 - 【請求項10】 前記化学発光化合物の少なくとも1つ
がアクリジニウム環系を含むことを特徴とする請求項9
記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項11】 前記化学発光化合物の各々が、試験物
質に対して特異的で該試験物質に結合する結合パートナ
ーに接合して前記試験試料中で検出および/または定量
される反応生成物を形成することを特徴とする請求項9
記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項12】 前記化学発光接合体の発光スペクトル
は、各発光最大値同士が、各接合体の信号を識別するの
に十分な程離れている点で識別可能であることを特徴と
する請求項11記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項13】 前記化学発光接合体の発光スペクトル
は、各発光最大値同士が約60ナノメートルよりも大きく
離れている点で識別可能であることを特徴とする請求項
11記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項14】 前記発光スペクトルの各々が約100 か
ら250 nmの幅を有することを特徴とする請求項9記載
の検出および/または定量方法。 - 【請求項15】 検出および/または定量のための前記
試験試料中に追加の試験物質を導入して、該追加の物質
を対照または内部参照として機能させることを特徴とす
る請求項9記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項16】 前記方法が1つの反応媒質または移送
管中で行なわれることを特徴とする請求項9記載の検出
および/または定量方法。 - 【請求項17】 前記方法が、工業検定および臨床診断
検定を含む分析検定を行なうのに有用であることを特徴
とする請求項9記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項18】 免疫学的検定、雑種形成検定および増
幅検定が含まれることを特徴とする請求項17記載の検
出および/または定量方法。 - 【請求項19】 前記免疫学的検定が同種免疫学的検定
または異種免疫学的検定であることを特徴とする請求項
18記載の検出および/または定量方法。 - 【請求項20】 試験試料中の標的配列を増幅させる方
法であって、 a. 1つ以上の標的配列を含有すると思われる試験試
料を用意し、 b. 該試験試料に内部参照または対照を加え、 c. 前記標的配列を増幅させ、 d. それぞれが標的配列および前記内部参照と関係つ
けられる少なくとも2つの異なる化学発光接合体を用意
し、 e. 該2つの化学発光接合体の発光により、増幅した
標的配列および内部参照を同時に検出および/または定
量する各工程からなり、 前記化学発光接合体の少なくとも1つが請求項1記載の
化学発光化合物を含むことを特徴とする増幅方法。 - 【請求項21】 前記化学発光接合体の少なくとも1つ
がアクリジニウム環系を含むことを特徴とする請求項2
0記載の増幅方法。 - 【請求項22】 前記試験試料を、前記方法に使用する
前に予備処理することを特徴とする請求項20記載の増
幅方法。 - 【請求項23】 前記内部参照が、増幅を行なわない標
的配列であることを特徴とする請求項20記載の増幅方
法。 - 【請求項24】 前記内部参照が、増幅を行なう標的配
列であることを特徴とする請求項20記載の増幅方法。 - 【請求項25】 前記試験試料の標的配列に対して特異
的な少なくとも1つの結合反応を行なう工程を含むこと
を特徴とする請求項20記載の増幅方法。 - 【請求項26】 前記内部参照に対して特異的な少なく
とも1つの結合反応を行なう工程を含むことを特徴とす
る請求項20記載の増幅方法。 - 【請求項27】 前記結合反応が雑種形成反応であるこ
とを特徴とする請求項25または26記載の増幅方法。 - 【請求項28】 試験試料中の標的配列を増幅させる方
法であって、 a. 1つ以上の標的配列を含有すると思われる試験試
料を用意し、 b. 該標的配列を増幅させ、 c. それぞれが標的配列と関係付けられる少なくとも
2つの異なる化学発光接合体を用意し、 d. 該少なくとも2つの化学発光接合体の発光によ
り、増幅した標的配列を検出および/または定量する各
工程からなり、 前記化学発光接合体の少なくとも1つが、請求項1記載
の化学発光化合物を含むことを特徴とする増幅方法。 - 【請求項29】 前記化学発光接合体の少なくとも1つ
がアクリジニウム環系を含むことを特徴とする請求項2
8記載の増幅方法。 - 【請求項30】 試験試料中の少なくとも2つの物質を
検出および/または定量する化学発光標識検定方法であ
って、 a. 前記試験試料中の1つの試験物質に対して特異的
な請求項1記載の化学発光化合物を含む第1の化学発光
試薬を前記試験試料に加え、 b. 前記試験試料中のもう1つの試験物質に対して特
異的なアクリジニウム環系を含む第2の化学発光試薬を
前記試験試料に加え、 c. 前記化学発光試薬を活性化して、前記試験物質を
検出および/または定量するための識別可能な発光信号
を得る各工程からなることを特徴とする化学発光標識検
定方法。 - 【請求項31】 前記方法が結合工程を含み、前記化学
発光試薬の各々が前記試験試料中の試験物質に対して特
異的な接合分子を含んでおり、反応生成物が形成される
ように試験物質との結合反応を生じさせることを特徴と
する請求項30記載の方法。 - 【請求項32】 試験試料中の2つ以上の物質を検出お
よび/または定量するキットであって、少なくとも2つ
の異なる化学発光化合物からなり、各化合物が試験試料
中の少なくとも1つの物質に対して特異的である結合パ
ートナーに接合し、前記化学発光化合物の少なくとも1
つが請求項1記載の化学発光化合物であることを特徴と
するキット。 - 【請求項33】 試験試料中の2つ以上の物質について
同時に検定を行なうための試験キットであって、 a. 請求項1記載の化学発光化合物を含む第1の化学
発光試薬、および b. アクリジニウム環系を含む第2の化学発光試薬を
含有することを特徴とする試験キット。 - 【請求項34】 試験試料中の2つ以上の物質について
同時に検定を行なうための試験キットであって、少なく
とも2つの異なる化学発光試薬からなり、該化学発光試
薬の少なくとも1つが請求項1記載の化学発光化合物を
含み、各試薬が前記試験物質を検出および/または定量
するための識別可能な発光スペクトルを有することを特
徴とする試験キット。 - 【請求項35】 前記化学発光試薬の少なくとも1つ
は、アクリジニウム環系であることを特徴とする請求項
34記載の試験キット。
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