JP3437187B2 - 遊技機の発射装置 - Google Patents

遊技機の発射装置

Info

Publication number
JP3437187B2
JP3437187B2 JP19123391A JP19123391A JP3437187B2 JP 3437187 B2 JP3437187 B2 JP 3437187B2 JP 19123391 A JP19123391 A JP 19123391A JP 19123391 A JP19123391 A JP 19123391A JP 3437187 B2 JP3437187 B2 JP 3437187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
firing
control case
board
front frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19123391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515650A (ja
Inventor
吉平 新山
広司 伊東
Original Assignee
株式会社ソフィア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソフィア filed Critical 株式会社ソフィア
Priority to JP19123391A priority Critical patent/JP3437187B2/ja
Publication of JPH0515650A publication Critical patent/JPH0515650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3437187B2 publication Critical patent/JP3437187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット基板に電気的
駆動源と、該電気的駆動源の出力軸に固定した発射杆の
回動範囲を規制するストッパを取り付けて発射ユニット
を構成し、ユニット基板の表面側を前面枠の裏面に当接
した状態で発射ユニットを取り付けると共に、電気的駆
動源を制御する発射制御回路を収納した制御ケースをユ
ニット基板の裏面側に着脱可能に取り付けた遊技機の発
射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の発射装置としては、遊技
球を弾発するための発射杆を作動させる電気的駆動源と
してシンクロナスモータを使用するのが一般的であっ
た。このようなシンクロナスモータを用いる場合、発射
杆により弾発される球の飛距離調整には、発射杆或いは
発射杆に連動して作動する部材にバネ等の弾性部材の一
方を取り付け、他方をユニット基板等に固定して、発射
杆を発射方向に作動させる強さを調整しておくものであ
った。上記のようなシンクロナスモータを利用した旧来
の発射装置で必須となるバネ等のメカ的な弾性部材は、
経年的な変化が生じたり、あるいは弾性部材個々の弾性
率のバラツキが含まれるため、メンテナンスや調整が煩
雑であったことから、近時は、電気的に発射杆の発射勢
を制御できるように、ロータリーソレノイドを電気的駆
動源とした発射装置が利用され始めている。すなわち、
電気的駆動源にローターソレノイドを使用することで、
発射勢の管理を電気的に制御することができるので、遊
技機毎に発射装置の電気的制御を調整することで、性能
を均一に保持することが容易となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
リーソレノイドを用いた発射装置であっても、従来のシ
ンクロナスモータを駆動源とする発射装置と同様に、発
射杆の作動範囲を規制する規制部材(有弾性素材のゴム
等)が必要であるため、経年の使用による磨耗や劣化を
考慮すれば、規制部材等のメンテナンス(交換等)が必
要となってしまうので、必ずしも十分な遊技店の省力化
を期せるとは言えない点もあった。さらに、発射杆の発
射勢調整をメカ的に行っていた旧来の発射装置(シンク
ロナスモータを用いた発射装置)から発射勢調整を電子
制御する発射装置(ロータリーソレノイドを用いた発射
装置)に移行させたことから、従前に比べ電気回路が複
雑化して制御基板が大きくなって、当該制御基板を収納
する制御ケースも大型化してしまうが、遊技機裏面側に
はスペースが余り無いことから、発射ユニットのユニッ
ト基板裏面側に制御ケースを取り付けざるを得ないた
め、上記した規制部材をメンテナンスする際には、制御
ケース全体をユニット基板から一旦取り外さないと作業
が行えず、この点からも十分な省力化を期せるものでは
なかった。また、発射装置の基板に制御回路を取り付け
た従来のパチンコ機は、球貯留タンクなどからこぼれ落
ちた球が発射装置の基板と制御回路の基板との間に挟ま
ることもあった。球が挟まると、発射杆の回動に支障を
来したり、電気回路が途中で断線したり、短絡するなど
トラブルの原因となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1に係る発明は、上記に鑑み提案された
もので、ユニット基板に電気的駆動源と、該電気的駆動
源の出力軸に固定した発射杆の回動範囲を規制するスト
ッパを取り付けて発射ユニットを構成し、ユニット基板
の表面側を前面枠の裏面に当接した状態で発射ユニット
を取り付けると共に、電気的駆動源を制御する発射制御
回路を収納した制御ケースをユニット基板の裏面側に着
脱可能に取り付けた遊技機の発射装置において、前記ユ
ニット基板は、左右側縁を後方に各々屈曲すると共に、
両屈曲部分の下部に当該ユニット基板の平面部分から球
径以上の間隔を空けて軸受溝を形成し、前記制御ケース
の両側面には、前記軸受溝に各々係合させる軸を突設
し、前記軸受溝と前記軸とを係合させることで、前記
御ケースを前記軸を中心にして回動可能にしたことを特
徴とするものである。また、請求項2に係る発明は、請
求項1に記載の遊技機の発射装置において、前記制御ケ
ースは、当該制御ケースの上部に設けた取付片と前記ユ
ニット基板の上部に設けた受部とを係止部材によって着
可能にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記請求項1に係る遊技機の発射装置において
は、ユニット基板の裏面側に取り付けられる制御ケース
は、下部の軸を中心にして縦方向に回動させることがで
きるので、制御ケースをユニット基板から取り外すこと
なく、ユニット基板の裏面側を表出させることができ
る。また、ユニット基板と制御ケースとの間隔が球径以
上空いているので、球タンクなどからこぼれた球がユニ
ット基板と制御ケースとの間に落下してきても、この球
はそのまま当該間隔内を流下し、途中で詰まることはな
い。また、ユニット基板の左右より後方に屈曲する屈曲
部分の下部に設けた軸受溝に対して、制御ケースの両側
面に各々突設された軸を上方から落とし込むようにすれ
ば、ユニット基板の軸受溝と制御ケースの軸を係合させ
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。パチンコ機1は、図1に示すように、機枠2の
一側に前面枠3を蝶番4,4により開閉自在に蝶着し、
該前面枠3の窓部にガラス枠5と開閉パネル6を上下に
配してそれぞれ独立して開閉自在に軸着し、前面枠3の
裏側にフレーム7を止着するとともに、フレーム7の下
部にフレームボード8を設け、フレームボード8上に載
置した遊技盤をフレーム7内に着脱可能な状態で装着
し、前面枠3の裏側下部に発射装置の発射ユニット9を
取り付け、該発射ユニット9を操作する打球発射操作ハ
ンドル10を前面枠3の表側の一側に突設してある。
【0007】面枠3は、プラスチックにより一体成形
した額縁状の浅い枠体であり、裏側には後述する発射装
置の電気的駆動源を収納する収納空部11を形成した
り、補強リブ12…を形成してある。
【0008】フレームボード8は、図1及び図2に示す
ように、遊技盤の厚さとほぼ同じ厚さで形成した横長な
部材であり、上面には遊技盤を載置する遊技盤載置部1
3…を形成し、前面の左側にはファール球及び落下球の
回収樋14を設け、前面のほぼ中央上部に発射レール傾
斜上端側位置決め用突起15を突設すると共に、前面の
右側下部に発射レール傾斜下端側位置決め用嵌合孔16
を開設し、該位置決め用突起15と位置決め用嵌合孔1
6により位置決めして発射レール17を止着し、該発射
レール17の下方に球供給皿18から抜いた球を案内す
る流路19などを設けるように構成してある。なお、発
射レール傾斜下端側位置決め用嵌合孔16は、後述する
位置決め用突起を嵌合した状態で該位置決め用突起が上
下方向に位置調整し得る大きさに設定してある。
【0009】発射レール17は、図2および図3に示す
ように、断面M字状の金属製のレールであり、レール基
材20により支持された状態でフレームボード8に取り
付けられている。このレール基材20は、略直角三角形
のプラスチック製板状体であり、発射レール17の下面
開口部に嵌合する受部21を斜辺に形成し、斜辺の傾斜
下端から上方に延設した板部22には球受部23を一体
的に形成し、斜辺の上端側(図2中左側)の裏面にはフ
レームボード8の位置決め用突起15を嵌合する嵌合孔
を開設し、斜辺の下端側の裏面に位置決め用突起24を
突設してある。なお、斜辺の上端側に開設した嵌合孔
は、フレームボード8の位置決め用突起15がガタつく
ことなく嵌合し得る大きさに設定してある。
【0010】このレール基材20に発射レール17を止
着するには、発射レール17を受部21に上方から嵌合
してレール基材20側面のネジ孔25…と受部21側面
のネジ孔26…を合わせ、該ネジ孔25,26…内にネ
ジ27,27を締め込んで止着する。そして、フレーム
ボード8に取り付けるには、レール基材20の傾斜上端
側に開設してある嵌合孔内にフレームボード8の位置決
め用突起15を嵌合して発射レール17の傾斜上端側の
位置を所定位置を決定し、傾斜下端側の位置決め用突起
24をフレームボード8の位置決め用嵌合孔16内に嵌
合すると共に位置決め用突起24を位置決め用嵌合孔1
6内で多少位置調整して後述する発射杆28の弾発部2
9との位置を調整し、傾斜上端側についてはネジを表側
から孔内に挿通してネジの先端をフレームボード8前面
のネジ孔内に締め込み、傾斜下端側についてはフレーム
ボード8の裏側からネジ30を孔31内に挿通してネジ
の先端をレール基材20裏面の孔内に締め込むことによ
り止着する。
【0011】発射装置の発射ユニット9は、図4及び図
5に示すように、金属板製のユニット基板32の表側の
面にロータリーソレノイド33などの電気的駆動源を取
り付け、裏側の面に突出した出力軸34に発射杆28の
基端をナットにより固定し、該発射杆28が往復回動し
得る範囲を第1ストッパ35と第2ストッパ36とによ
り規制してなり、待機位置で発射杆28を支持する第1
ストッパ35は位置を固定したままであるが、弾発位置
で発射杆28を受け止める第2ストッパ36は取付孔3
7を長孔にして発射杆28の弾発位置に応じて位置調整
できるようにしてある。また、この発射ユニット9のユ
ニット基板32には、図4に示すように、前面枠3に対
向する面(表側の面)に位置決め用突起38,38を突
設し、また、上端縁の一側には一旦後方水平方向に屈曲
してから先端部分を垂直方向に向けて屈曲してなるレー
ル基材取付部39を形成するとともに、垂直部分に位置
決め用嵌合孔40とネジ孔41を開設し、更に、下端縁
には前方水平方向に延出する滑べり金具42を突設す
る。なお、ユニット基板32に開設した孔43は、発射
操作ハンドル10と後述する発射制御回路とを電気的に
接続する配線を通すための孔である。また、滑べり金具
42は、重い前面枠3を開閉する際に、機枠2の幕板
2′の上端縁上を滑べることにより、前面枠3の開閉動
作を容易に行なえるようにするものである。
【0012】そして、この発射ユニット9のロータリー
ソレノイド33を制御する発射制御回路44は、図6に
示すように、ケース本体45aと蓋45bとからなる制
御ケース45内に収納されており、ケース本体45aの
表側には、図7に示すように、打球の飛距離の範囲の調
整表示部46や球無し表示部47を設けてある。この様
な構成からなる制御ケース45をユニット基板32に取
り付ける場合、図5に示すように、ユニット基板32の
裏側に係止用支柱48…を予めネジ止めし、これら係止
用支柱48…の先端に制御ケース45を当接し、制御ケ
ース45の取付片49…に装着した係止部材50…を使
用して止着する。なお、上記係止用支柱48の長さは、
球の直径よりも充分に長く設定してある。したがって、
ユニット基板32に係止用支柱48を介在させて制御ケ
ース45を取り付けると、ユニット基板32と制御ケー
ス45との間隔が球径以上となり、しかも該間隔の上下
左右が開放したままであり、この間隔内に球が流下して
来ても球はそのまま間隔内を通過して、途中で詰まるこ
とはない。また、上記係止部材50は、操作部50aを
押し込むと先端50bが拡径して係止用支柱48先端の
係止孔48′内に係止し、操作部50aを手前に引くと
先端50bが縮径する構造である。したがって、この係
止部材50の先端を係止用支柱48先端の係止孔48′
内に嵌合した状態で操作部50aを押し込むと、先端5
0bが拡径して制御ケース45を発射ユニット9に止着
することができ、一方、操作部50aを手前に引くと先
端50bが縮径するので、制御ケース45を簡単に取り
外すことができる。
【0013】発射ユニット9を前面枠3に取り付けるに
は、ユニット基板32の表側を前面枠3の裏面に臨ま
せ、ロータリーソレノイド33を前面枠3の収納空部1
1内に収納してからユニット基板32の位置決め用突起
38,38を前面枠3の位置決め用嵌合孔51,51内
に嵌合すると共に、レール基材取付部39の位置決め用
孔40内に前記レール基材20の位置決め用突起24を
嵌合することにより発射ユニット9の前面枠3に対する
位置決めを行ない、ユニット基板32のネジ孔52…内
にネジを挿通してユニット基板32が前面枠3の裏面に
当接するまでねじ込む。
【0014】この様にして発射ユニット9を前面枠3に
取り付けると、ユニット基板32のレール基材取付部3
9の位置決め用孔40とレール基材20の位置決め用突
起24との嵌合により両者の位置が特定されるので、発
射杆28と発射レール17との相対位置が特定され、こ
れにより発射杆28先端の弾発部29の位置と発射レー
ル17基端の発射位置との位置関係が所定位置に設定さ
れ、発射杆28が回動した際に弾発部29が発射レール
17の発射位置の中心に丁度入り込んで発射位置の球を
正常に弾発、即ち弾発部29が球の中心を弾発できるよ
うになる。
【0015】なお、発射ユニット9と制御ケース45と
の取付構造上記したように、着脱式のものとすると、
ユニット基板32から制御ケース45を取り外す際には
接続線も外さなければならないために、必ずしも望まし
いとは言えない。また、図8に示すように、前面枠3の
裏側に支柱53を前面枠3と一体的に形成し、ユニット
基板32には上記支柱53…を貫通させる通孔54…を
開設し、発射ユニット9を前面枠3の裏側に取り付ける
際には各支柱53を通孔54内に貫通した状態でネジに
より止着し、ユニット基板32から球径以上の長さで突
出した支柱53…の先端に制御ケース45を前記係止部
材50によって着脱可能な状態で止着するようにした場
合も、同様である
【0016】また、発射ユニット9を前面枠3の所定位
置に取り付ける手段は上記した構造に限定されるもので
はない。例えば、図9に示すように、前面枠3の裏側に
係止爪部材54,54と止着座55とを左右に一体成形
すると共に位置規制部材56,56を上下に前面枠3と
一体的に形成し、係止爪部材54,54の内側には位置
規制突条57を形成し、発射ユニット9のユニット基板
32には位置規制突条57に係合可能な切欠部58を形
成する。そして、ユニット基板32の切欠部58と前面
枠3側の位置規制突条57とが係合する状態でユニット
基板32の一側を係止爪部材54,54により係止し、
他側を止着座55に当接した状態でネジをネジ孔に挿入
して締め込むことにより固定するようにしてもよい。
【0017】また、図10に示すように、前面枠3の裏
側に係止爪部材59…を左右及び下方に形成し、ユニッ
ト基板32にはこれらの係止爪部材59…に対応する位
置に係止耳片60…を突設し、ユニット基板32を前面
枠3に取り付ける場合には、ユニット基板32を前面枠
3の所定位置よりも少し高い位置に先ず当接してから、
その後にユニット基板32を前面枠3に対して下降し、
これによりユニット基板32の下端縁を下の両係止爪部
材59,59により係止すると共に下の係止耳片60を
両係止爪部材59,59間に嵌合して左右の位置を規制
し、左右に突出している係止耳片60…を左右の係止爪
部材59…にそれぞれ係止し、ネジ孔に挿入したネジを
前面枠3のネジ孔にねじ込んで固定するようにしてもよ
い。そして、発射ユニット9を取り外す場合には、ネジ
を抜いてからユニット基板32を前面枠3に対して上昇
させると簡単に外すことができる。なお、図9および図
10に示す何れのにおいても、ユニット基板32にレ
ール基材取付部39を形成し、該レール基材取付部39
の位置決め用嵌合孔40内にレール基材20の位置決め
用突起24を嵌合することにより発射ユニット9の発射
杆28の位置と発射レール17の発射位置との位置決め
を行なう構成、および前面枠3の裏側に形成した収納空
部11内に発射ユニット9の電気的駆動源を収納する構
成は、前記したと同様である。
【0018】えば、図11に示すように、制御ケース
45の蓋45bの部分に発射ユニットカバーの機能を持
たせるために、この蓋45bをユニット基板32とほぼ
同じ大きさとし、上縁には発射杆28が回動する発射杆
通過空部61を除いて上面部62を形成し、左右側縁に
は側面部63,63を形成する。そして、この制御ケー
ス45を発射ユニット9に着脱可能な状態で取り付ける
には、前記したと同様に、ユニット基板32に係止用
支柱48を予め固定し、ワンタッチで係脱可能な係止部
材50…を使用して止着する。なお、制御ケース45と
ユニット基板32との間隔の下面を開放しておくため、
下面部は設けない
【0019】上述した遊技機の発射装置における各例で
は、発射ユニットのメンテナンス等を行う場合、ユニッ
ト基板から制御ケースを一旦取り外す必要があるため
に、作業終了後は再び制御ケースをユニット基板に位置
決めして取り付けなければならず、必ずしも効率の良い
作業を期せるとは言えない。而して、本発明に係る遊技
機の発射装置は、ユニット基板と制御ケースとを取り外
すことなく、発射ユニットのメンテナンス等の作業を行
うことができるものであり、図12に示すように、ユニ
ット基板32の左右を後方に屈曲すると共に、屈曲部分
64a,64bの下部に軸受溝65,65を形成し、一
方の屈曲部分64bの上部に屈曲形成した受部66にネ
ジ孔を開設し、軸受溝65,65とユニット基板32の
平面部分との間の距離、および受部66とユニット基板
32の平面部分との間の距離は、いずれも球の直径より
大きく設定する。そして、制御ケース45の側面に突設
した軸67,67をユニット基板32側の軸受溝65,
65内に係合させることにより、軸67,67を中心に
縦方向に制御ケース45を縦方向に回動可能にするとと
もに、制御ケース45から突設した耳片68をユニット
基板32の受部66に当接し、耳片68に開設したネジ
孔から挿入したネジを受部66のネジ孔内にねじ込むこ
とにより制御ケース45をユニット基板32に着脱可能
な状態で取り付けるように構成する。本実施例の場合、
蓋45bの耳片68を受部66に止着する手段は、ネジ
に限らず、例えば前記した係止部材50により着脱可能
に止着してもよいし、また、蓋45bの上端縁の一部に
上面部を形成し、ユニット基板32と制御ケース45と
の間に形成される間隔の上面開放部分の一部を、発射杆
通過空部を残して上面部によって塞ぐようにしてもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、ユニット基板の裏面側に取り付けられる制御
ケースは、下部の軸を中心にして縦方向に回動させるこ
とができるので、制御ケースをユニット基板から取り外
すことなく、ユニット基板の裏面側を表出させることが
でき、発射杆の弾発部が摩耗して交換する場合や弾発部
の位置を調整する場合にも制御ケースを取り外すことな
く、発射装置の保守・点検作業を簡単に行なうことがで
きる。しかも、球タンクなどから球がこぼれ落ちても、
この球は、ユニット基板と制御ケースとの間をそのまま
通過してしまい、途中で詰まることがないので、こぼれ
た球により発射杆の回動に支障を生じたり、発射制御回
路に悪影響を及ぼしたりすることを回避することができ
る。更に、ユニット基板の左右より後方に屈曲する屈曲
部分の下部に設けた軸受溝に対して、制御ケースの両側
面に各々突設された軸を上方から落とし込むようにすれ
ば、ユニット基板の軸受溝と制御ケースの軸を係合させ
ることができるので、制御ケースの着脱動作における作
業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前面枠、ガラス枠、開閉パネルをそれぞれ開い
た状態におけるパチンコ機の斜視図である。
【図2】フレームボードと発射レールの斜視図である。
【図3】発射ユニットを前面枠に取り付けた状態におけ
る断面図である。
【図4】発射ユニットの斜視図である。
【図5】発射ユニットと制御ケースとの取付状態を示す
斜視図である。
【図6】制御ケースの分解斜視図である。
【図7】制御ケースの斜視図である。
【図8】発射ユニットを前面枠の裏側に取り付ける状態
を示す斜視図である。
【図9】発射ユニットを前面枠に止着する構造の他の実
施例を示す斜視図である。
【図10】発射ユニットを前面枠に止着する構造の他の
実施例を示す斜視図である。
【図11】制御ケースの他の実施例の斜視図である。
【図12】ユニット基板の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機である。 2 機枠である。 3 前面枠である。 7 フレームである。 8 フレームボードである。 9 発射ユニットである。 11 電気的駆動源の収納空部である。 17 発射レールである。 20 レール基材である。 28 発射杆である。 29 弾発部である。 32 ユニット基板である。 33 電気的駆動源としてのロータリーソレノイドであ
る。 35 第1ストッパである。 36 第2ストッパである。 39 レール基材取付部である。 42 滑べり金具である。 44 発射制御回路である。 45 制御ケースである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット基板に電気的駆動源と、該電気
    的駆動源の出力軸に固定した発射杆の回動範囲を規制す
    るストッパを取り付けて発射ユニットを構成し、ユニッ
    ト基板の表面側を前面枠の裏面に当接した状態で発射ユ
    ニットを取り付けると共に、電気的駆動源を制御する発
    射制御回路を収納した制御ケースをユニット基板の裏面
    側に着脱可能に取り付けた遊技機の発射装置において、
    前記ユニット基板は、左右側縁を後方に各々屈曲すると
    共に、両屈曲部分の下部に当該ユニット基板の平面部分
    から球径以上の間隔を空けて軸受溝を形成し、前記制御
    ケースの両側面には、前記軸受溝に各々係合させる軸を
    突設し、前記軸受溝と前記軸とを係合させることで、前
    制御ケースを前記軸を中心にして回動可能にしたこと
    を特徴とする遊技機の発射装置。
  2. 【請求項2】 前記制御ケースは、当該制御ケースの上
    部に設けた取付片と前記ユニット基板の上部に設けた受
    部とを係止部材によって着脱可能にしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機の発射装置。
JP19123391A 1991-07-05 1991-07-05 遊技機の発射装置 Expired - Fee Related JP3437187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19123391A JP3437187B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 遊技機の発射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19123391A JP3437187B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 遊技機の発射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515650A JPH0515650A (ja) 1993-01-26
JP3437187B2 true JP3437187B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=16271118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19123391A Expired - Fee Related JP3437187B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 遊技機の発射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3437187B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005081062A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP5956204B2 (ja) * 2012-03-14 2016-07-27 株式会社Mrd 遊技機の球発射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515650A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4877214A (en) Holding device of mirror element for rearview mirror
JP3437187B2 (ja) 遊技機の発射装置
KR100526598B1 (ko) 벽걸이형 스피커 장치
US5003347A (en) Opening-closing mechanism for automatic document feeder
JP4619661B2 (ja) 投射型映像表示装置
JP3220943B2 (ja) 遊技機
JP2022117498A (ja) ビデオスクリーン据え付け台
WO2006106497A1 (en) Positioning mechanism and mount apparatus including the same
JP2019501828A (ja) 全画面表示ミラー(fdm)用のトグルスイッチの係止及び緩衝材付きトグルスイッチ
JP4426274B2 (ja) 戸パネルの支持装置
CN213040208U (zh) 一种便携式安防摄录仪
KR200248174Y1 (ko) 도어용피벗힌지
JP3377926B2 (ja) ヒンジ
KR910006462Y1 (ko) 소형액정 tv의 화면각도 조절장치
JP2534619B2 (ja) パチンコ機の遊技盤取付枠
JP4402938B2 (ja) 可変入賞装置
JP2002219252A (ja) 弾球遊技機
KR100257727B1 (ko) 피디피의 시청방향 조절장치
JPH09140892A (ja) パチンコ機
JP2002136755A (ja) パチンコ機の設置構造及びパチンコ機の設置方法
KR950001851Y1 (ko) 비데오 카메라 뷰파인더의 위치조절장치
JPH0319902Y2 (ja)
JPH08150256A (ja) 遊技機の止着部材及び遊技機用止着装置
KR100444579B1 (ko) 캠코더의 뷰파인더 초점 조절장치
JP2004135974A (ja) 遊技機の取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees