JP3437097B2 - 表示パネルの製造方法 - Google Patents

表示パネルの製造方法

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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面を細分する隔
壁を有した表示パネルの製造に関する。表示パネルの一
種であるPDP(プラズマディスプレイパネル)は、カ
ラー画面の実用化を機にテレビジョン映像やコンピュー
タのモニタなどの用途で広く用いられるようになってき
た。このようなPDPのいっそうの用途拡大に向けて構
造及び製造技術の開発が進められている。
【0002】
【従来の技術】カラー表示デバイスとして、3電極面放
電形式のAC型PDPが商品化されている。ここでいう
面放電形式は、壁電荷を利用して点灯状態を維持するA
C駆動において交番に陽極又は陰極となる第1及び第2
の主電極を基板対の一方の内面に平行に配列する形式で
ある。この形式によれば、カラー表示のための蛍光体層
を主電極対を配置した第1の基板と対向する第2の基板
上に設けることによって、放電時のイオン衝撃による蛍
光体層の劣化を軽減し、長寿命化を図ることができる。
【0003】面放電形式のPDPでは、マトリクス表示
の列毎に内部の放電空間を仕切る高さ100〜200μ
m程度の隔壁が設けられ、隔壁で細分された画面の各区
画(列領域)に蛍光体層が配置される。隔壁は、隣り合
う列どうしの間の放電結合及び色再現のクロストークを
防止するとともに、放電空間の間隙寸法を規定する役割
をもつ。なお、発光面積を大きくする上で、画面と平行
な面だけでなく隔壁の側面(概ね画面と直交する)をも
被覆するように蛍光体層を形成するのが望ましい。ま
た、アドレッシングのための第3の電極は、静電容量を
小さくするために第2の基板上に設けられる。
【0004】従来においては、隔壁形成後に電極を形成
するのは平坦面上に形成するのと比べて難しいので、表
面の平坦な基板上に第3の電極を配列した後に隔壁を形
成する製造手順が採用されていた。蛍光体層は隔壁形成
後に設けられる。隔壁形成方法としては、近年ではスク
リーン印刷法よりも寸法精度に優れるサンドブラスト法
が用いられている。
【0005】一方、上述の製造手順ではなく隔壁を電極
形成以前に設けておく製造方法が提案されている。すな
わち、特開平8−212918号公報には、あらかじめ
基板の表面を部分的にエッチングして隔壁を形成してお
き、電極を形成するために隔壁間のみにメッキで金属層
を設けてパターニングする技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法は、隔
壁と電極との形成順序に係わらず、画面を構成する個々
のセルの寸法の均一化を主眼とし、隔壁の配置位置を高
精度に制御するものであった。すなわち、電極形成後に
サンドブラスト法で隔壁を形成する場合には、一定の精
度で形成された電極に隔壁を位置合わせするためにフォ
トリソグラフィ技術を用いて切削マスクが形成されてい
た。また、あらかじめ基板をエッチングする場合にも、
フォトリソグラフィ技術を用いてエッチングマスクが形
成されていた。このため、製造工数が多くコストの低減
が困難であった。
【0007】ところが、画面を構成するセルの寸法精度
は表示を見る人が寸法差を知覚できない程度であれば実
用上は十分である。この観点からすると、従来では過剰
に精度を高めていたことになる。すなわち、個々のセル
において電極と隔壁との位置関係が適切であれば、セル
間での寸法条件のバラツキが多少増大しても支障はな
い。
【0008】本発明は、個々のセルにおける電極と隔壁
との適切な位置関係を確保しつつ、隔壁形成の位置精度
を緩和してコストの低減を図ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、隔壁
を設けた後に、セルフアラメント露光の手法を用いて電
極を形成する。また、分割露光の手法を用いて蛍光体層
を形成する。隔壁を遮光体として利用するセルフアラメ
ント露光によれば、隔壁の配置位置精度に係わらず隔壁
と電極との位置関係を適正化することができる。したが
って、長距離精度の高くない隔壁形成手法の採用が可能
になる。例えば、可撓性のシート(フィルム)上に隔壁
を形成しておき、そのシートを基板に貼り付けるラミネ
ーション手法が有用となる。シートは貼り付けに際して
伸縮し易いが、伸縮によって転写位置が多少ずれても支
障はないからである。フィルムであれば、多数の画面分
の隔壁を連続的に形成することができるので、基板上で
の隔壁形成と比べて1画面当たりのコストが低くなる。
また、分割露光によれば、露光装置の小型化を図ること
ができ、設備費の大幅な低減が可能になる。
【0010】請求項1の発明の方法は、画面の各列に列
方向に延びる帯状の電極が設けられ、前記画面を列毎に
細分する複数の帯状の隔壁を有した表示パネルの製造方
法であって、前記隔壁を有した基板構体を作製してお
き、その際に当該隔壁を前記画面の外側である前記基板
構体の端縁部まで延長させて設け、当該基板構体上に前
記画面に対応した範囲の全体に拡がりかつ前記端縁部を
覆うように電極材料層を設け、当該隔壁を遮光に利用す
るセルフアライメント露光処理を含むフォトリソグラフ
ィ工程によって当該電極材料層をパターニングして前記
電極を形成するとともに、前記電極の形成と同時に当該
電極を外部導体と接続するためのリード導体パターンを
形成するものである。
【0011】
【0012】請求項の発明の製造方法は、前記端縁部
については、セルフアライメント露光処理とは別に露光
を行うものである。請求項の発明の製造方法は、前記
セルフアライメント露光処理として、前記隔壁に対して
照射方向を行方向に傾ける斜め露光を行うものである。
【0013】請求項の発明の製造方法は、前記電極材
料層を透光性とし、前記セルフアライメント露光処理と
して、前記隔壁に対して前記基板構体における背面側か
ら光を照射するものである。
【0014】
【0015】請求項の発明の製造方法において、前記
基板構体は前記隔壁と基板とが一体成形されたものであ
【0016】請求項の発明の製造方法において、前記
基板構体は、基板に前記隔壁に対応した構造体を有した
シートを貼り付けることよって前記隔壁を形成したもの
である。
【0017】請求項の発明の製造方法は、前記電極を
形成した後に、前記画面に対応した範囲の全体に拡がる
蛍光体材料層を、照射範囲を行方向に区画するステップ
アンドリピート形式の分割露光を行ってパターニングす
る工程を一回以上行うことによって、前記画面の各列に
蛍光体層を形成するものである。
【0018】
【0019】本明細書において、基板構体とは、画面以
上の大きさの板状の支持体と他の少なくとも1種のパネ
ル構成要素とからなる構造体を意味し、支持体と他のパ
ネル構成要素としての隔壁とが一体の場合を含む。支持
体としての基板に複数種のパネル構成要素を順に形成し
ていく製造過程において、最初のパネル構成要素の形成
を終えた後の各段階の基板を主体とする仕掛品は基板構
体である。
【0020】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は本発明に
係るPDP1の電極配列を示す平面図である。
【0021】例示のPDP1は、対をなす第1及び第2
の主電極X,Yが平行配置され、各セルCにおいて主電
極X,Yと第3の電極としてのアドレス電極Aとが交差
する3電極面放電構造のAC型PDPである。主電極
X,Yはともに画面ESの行方向(水平方向)に延び、
一方の主電極Yはアドレッシングに際して行単位にセル
Cを選択するためのスキャン電極として用いられる。ア
ドレス電極Aは列方向(垂直方向)に延びており、列単
位にセルCを選択するためのデータ電極として用いられ
る。基板面のうちの主電極群とアドレス電極群とが交差
する範囲が画面(表示領域)ESとなる。
【0022】図2は本発明に係るPDPの内部の基本構
造を示す分解斜視図である。PDP1は反射型であっ
て、一対の基板構体10,20からなる。PDP1にお
いて、主電極X,Yは前面側の基板構体10の基材であ
るガラス基板11の内面に、行毎に一対ずつ配列されて
いる。行は水平方向のセル列である。主電極X,Yは、
それぞれが透明導電膜41と金属膜(バス導体)42と
からなり、厚さ30μm程度の誘電体層17で被覆され
ている。誘電体層17の表面にはマグネシア(MgO)
からなる厚さ数千オングストロームの保護膜18が設け
られている。アドレス電極Aは、背面側の基板構体20
の基材であるガラス基板21の内面に配列されており、
誘電体層24によって被覆されている。誘電体層24の
上には、高さ150μmの平面視直線帯状の隔壁29が
各アドレス電極Aの間に1つずつ設けられている。これ
らの隔壁29によって放電空間30が行方向に列毎に区
画され、且つ放電空間30の間隙寸法が規定されてい
る。そして、アドレス電極Aの上方及び隔壁29の側面
を含めて背面側の内面を被覆するように、カラー表示の
ためのR,G,Bの3色の蛍光体層28R,28G,2
8Bが設けられている。放電空間30には主成分のネオ
ンにキセノンを混合した放電ガスが充填されており、蛍
光体層28R,28G,28Bは放電時にキセノンが放
つ紫外線によって局部的に励起されて発光する。表示の
1ピクセル(画素)は行方向に並ぶ3個のサブピクセル
で構成される。各サブピクセル内の構造体がセル(表示
素子)Cである。隔壁29の配置パターンがストライプ
パターンであることから、放電空間30のうちの各列に
対応した部分は全ての行に跨がって列方向に連続してい
る。
【0023】以上の構成のPDP1は、各ガラス基板1
1,21について別個に所定の構成要素を設けて前面側
及び背面側の基板構体10,20を作製し、両基板構体
10,20を重ね合わせて対向間隙の周縁を封止し、内
部の排気及び放電ガスの充填を行う一連の工程によって
製造される。以下、本発明の特徴となる基板構体20の
作製の要領を説明する。
【0024】図3は第1実施形態の工程説明図、図4は
露光装置80の概略図である。 (1)隔壁29を有した基板構体20aを作製する〔図
3(A)〕。隔壁形成手法としては、ガラス基板21の
表層部分の加工(熱変形、切削)、転写、及びラミネー
ションがある。転写又はラミネーションの場合には必要
に応じて焼成を行う。ガラス基板21を熱変形させる場
合、表層部分を白色化しておけば、蛍光体層28R,2
8G,28Bの下面の反射率を高めて輝度を向上させる
ことができる。 (2)基板構体20aの表面における画面ESに対応し
た範囲の全域を被覆するように、スパッタリングや蒸着
などの真空成膜法又はメッキ法によって金属膜(電極材
料層)Aaを設け、基板構体20bを得る〔図3
(B)〕。 (3)電極材料層Aaに重ねてポジ型のレジストを塗布
する。塗布方法としては、スロットコート法、ディップ
コート法などがある。 (4)レジスト層61を設けた段階の基板構体20cの
上方に図4のように露光装置80を配置し、隔壁29に
対して斜め露光を行う〔図3(C)〕。行方向の一方側
及び他方側とに照射方向を適度に傾けて露光を行うこと
により、隔壁29によって陰となる部分は露光されず、
レジスト層61のうちの隔壁29の上面及び両側面を覆
う部分が感光して可溶性になる。露光装置80は、光源
としての高圧水銀ランプに代表される光源81と、照射
方向を揃えるために平行化レンズ82とからなる。な
お、画面ESの全体を一括に露光してもよいし、画面E
Sを行方向に区画して複数回に分けて露光してもよい。
後者の場合は露光装置80を小型化することができる。 (5)部分的に感光したレジスト層をアルカリ溶液など
で現像し、隔壁29の間を覆うエッチングマスク61’
を有した基板構体20dを得る〔図3(D)〕。基板構
体20dにおける電極材料層Aaの露出部分をエッチン
グすることによりアドレス電極Aが形成される。 (6)アドレス電極Aを形成し、残ったエッチングマス
ク61’を除去した後、蛍光体層28R,28G,28
Bを設け、前面側の基板構体10と重ね合わせる基板構
体20を完成させる〔図3(E)〕。3色の蛍光体層2
8R,28G,28Bを感光性蛍光体材料のベタ状塗布
とパターン露光とによって形成する場合には、画面全体
の一括露光ではなく行方向に区画する分割露光を行うこ
とにより、隔壁29及びアドレス電極Aの配置位置精度
の問題を避けることができる。
【0025】図5は隔壁パターンの要部の平面図であ
る。隔壁29とアドレス電極Aとのセルフアライメント
を、アドレス電極Aのリード導体パターンの形成に応用
することができる。すなわち、従来のように隔壁29を
画面ES内だけに設けるのではなく、図5のように基板
端縁まで延長させて設けておく。この延長された隔壁2
9の全体を被覆するように電極材料層を設けて上述の斜
め露光を行えば、各アドレス電極Aにおける画面の内側
の部分と外側のリード導体部分Aaとのセルフアライメ
ントが実現される。リード導体部分Aaの先端は、外部
との接続のための端子となる。通常、アドレス電極Aは
200本程度ずつに分けられ、グループ毎にフレキシブ
ルケーブル90によって駆動回路と接続される。このた
め、端子の配列ピッチは画面ESのセルピッチ(アドレ
ス電極Aの配列ピッチ)より狭いので、画面ESの外側
における隔壁パターンは先細りパターンとなる。ただ
し、各隔壁29の列方向に対する傾きはさほど大きくは
ないので、斜め露光に際して所定の陰が生じ、所望のリ
ード導体パターンを得ることができる。
【0026】なお、隔壁29が残存した状態でフレキシ
ブルケーブル90をリード導体部分Aaに圧着すること
も可能であるが、接続の信頼性を高めるために隔壁29
のうちの圧着範囲内の部分を研磨などで取り除いてもよ
い。両基板構体10,20を一体化した後に研磨を行え
ば、画面ES内の隔壁29の損傷及び削り粕による放電
空間の汚染を避けることができる。
【0027】図6はリード導体パターンの露光の模式図
である。リード導体パターンを形成するために必ずしも
図5のように隔壁29を画面ESの外側に延長する必要
はない。図6の例においては、隔壁29は画面ESの内
部のみに設けられている。この場合、隔壁29とアドレ
ス電極Aとのセルフアライメントのための斜め露光の照
射範囲は画面ESに限られ、リード導体パターンの露光
は画面ESの露光とは別に行われる。画面ESの露光に
際しては画面ESの外側を遮光しておく。
【0028】リード導体パターンの露光については、対
象範囲を行方向に分けて行う。図6の例は3つの領域E
e1,Ee2,Ee3に分けるものである。分割露光に
よれば、一括露光と比べて行方向のマスクアライメント
が容易になるので、各領域Ee1〜3に対して同一の露
光マスクを用いるステップアンドリピート形式の露光が
可能となる。分割数が多いほどアライメント精度は高く
なる。 〔第2実施形態〕図7は第2実施形態の工程説明図であ
る。図7及び後述の工程説明図においては図3に対応す
る構成要素に形状の差異に係わらず図3と同一の符号を
付してある。 (1)隔壁29を有した基板構体20aを作製する〔図
7(A)〕。 (2)基板構体20aの表面における画面ESに対応し
た範囲の全域を被覆するように、スパッタリングや蒸着
などの真空成膜法又はゾルゲル法によって透明電極材料
層(例えばNESA層)Abを設け、基板構体20eを
得る〔図7(B)〕。 (3)電極材料層Abに重ねてネガ型のレジストを塗布
する。 (4)レジスト層62を設けた段階の基板構体20fの
裏面側に露光装置を配置し、レジスト層62に対して背
面露光を行う〔図7(C)〕。照射光を平行光とする必
要はなく、拡散光源を用いてもよい。隔壁29によって
遮光されるので、レジスト層62のうちの隔壁29の上
面及び両側面を覆う部分は可溶性を保ち、隔壁29の間
の部分が感光して不溶性になる。この場合にも画面ES
の全体を一括に露光してもよいし、画面ESを行方向に
区画して複数回に分けて露光してもよい。 (5)部分的に感光したレジスト層をアルカリ溶液など
で現像し、隔壁29の間を覆うエッチングマスク62’
を有した基板構体20gを得る〔図7(D)〕。基板構
体20gにおける透明電極材料層Abの露出部分をエッ
チングすることによりアドレス電極Aが形成される。 (6)アドレス電極Aを形成し、残ったエッチングマス
ク62’を除去した後、蛍光体層28R,28G,28
Bを設けて基板構体20を完成させる〔図7(E)〕。
【0029】図8は第2実施形態の変形例の工程説明図
である。本例においては、図7の透明電極材料層Abに
代えて感光性電極材料層(例えば感光性銀ペースト層)
Acを設け、基板構体20hを得る〔図8(A)〕。こ
れによりレジスト層の形成を省略することができる。背
面露光を行って得られた基板構体20iに現像処理を行
うことにより、アドレス電極Aを有した基板構体20j
が得られる。その後の工程は上述の例と同様である。
【0030】図9はセルフアライメントの他の例を示す
工程説明図である。本例は沈降法を用いて所望のエッチ
ングマスク63’を形成するものである。 (1)隔壁29を有した基板構体20aを作製する〔図
9(A)〕。 (2)基板構体20aの表面における画面ESに対応し
た範囲の全域を被覆するように電極材料層Aaを設け、
基板構体20bを得る〔図9(B)〕。 (3)電極材料層Abの上に流動性のレジスト63を塗
布する〔図9(C)〕。 (4)塗布後の基板構体20mを水平に保ち又は適切に
傾けてレジスト63を沈降させ、隔壁29の間にエッチ
ングマクス63’を有した基板構体20nを得る〔図9
(D)〕。 (5)電極材料層Aaの露出部分をエッチングしてアド
レス電極Aを形成し、エッチングマスク62’を除去し
た後、蛍光体層28R,28G,28Bを設ける〔図9
(E)〕。 〔第3実施形態〕上述の各実施形態はセルフアライメン
ト手法を用いることによって隔壁29の位置精度の緩和
を図るものであった。第3実施形態は分割露光によって
隔壁29とアドレス電極Aとのアライメント精度を確保
するものである。
【0031】図10は第3実施形態に係る分割露光の一
例を示す図である。隔壁29の形成されたガラス基板2
1上に、画面ES及びリード導体形成範囲を覆うように
電極材料層及びレジスト層を順に設けた後、アドレス電
極Aを形成するための露光対象範囲を行方向に分けて分
割露光を行う。図の例ではE1,E2,E3の3つの領
域に分けてレジスト層の露光が行われている。画面ES
の内側の露光と、リード導体形成範囲の露光とを別個に
行ってもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1乃至請求項の発明によれば、
個々のセルにおける電極と隔壁との適切な位置関係を確
保しつつ、隔壁形成の位置精度を緩和してコストの低減
を図ることができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPDPの電極配列を示す平面図で
ある。
【図2】本発明に係るPDPの内部の基本構造を示す分
解斜視図である。
【図3】第1実施形態の工程説明図である。
【図4】露光装置の概略図である。
【図5】隔壁パターンの要部の平面図である。
【図6】リード導体パターンの露光の模式図である。
【図7】第2実施形態の工程説明図である。
【図8】第2実施形態の変形例の工程説明図である。
【図9】セルフアライメントの他の例を示す工程説明図
である。
【図10】第3実施形態に係る分割露光の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 PDP(表示パネル) ES 画面 A アドレス電極(電極) 29 隔壁 20a 基板構体 Aa,Ab,Ac 電極材料層 28R,28G,28B 蛍光体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 晋也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 笠原 滋雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−212918(JP,A) 特開 平3−71530(JP,A) 特開 平8−273537(JP,A) 特開 平9−231908(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/02 H01J 9/227 H01J 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面の各列に列方向に延びる帯状の電極が
    設けられ、前記画面を列毎に細分する複数の帯状の隔壁
    を有した表示パネルの製造方法であって、 前記隔壁を有した基板構体を作製しておき、その際に当
    該隔壁を前記画面の外側である前記基板構体の端縁部ま
    で延長させて設け、当該基板構体上に前記画面に対応し
    た範囲の全体に拡がりかつ前記端縁部を覆うように電極
    材料層を設け、当該隔壁を遮光に利用するセルフアライ
    メント露光処理を含むフォトリソグラフィ工程によって
    当該電極材料層をパターニングして前記電極を形成する
    とともに、前記電極の形成と同時に当該電極を外部導体
    と接続するためのリード導体パターンを形成することを
    特徴とする表示パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記端縁部については、セルフアライメン
    ト露光処理とは別に露光を行う請求項記載の表示パネ
    ルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記セルフアライメント露光処理として、
    前記隔壁に対して照射方向を行方向に傾ける斜め露光を
    行う請求項1または請求項2記載の表示パネルの製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記電極材料層を透光性とし、 前記セルフアライメント露光処理として、前記隔壁に対
    して前記基板構体における背面側から光を照射する請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示パネルの製造
    方法。
  5. 【請求項5】前記基板構体は、前記隔壁と基板とが一体
    成形されたものである請求項1乃至請求項のいずれか
    に記載の表示パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】前記基板構体は、基板に前記隔壁に対応し
    た構造体を有したシートを貼り付けることよって前記隔
    壁を形成したものである請求項1乃至請求項のいずれ
    かに記載の表示パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】前記電極を形成した後に、前記画面に対応
    した範囲の全体に拡がる蛍光体材料層を、照射範囲を行
    方向に区画するステップアンドリピート形式の分割露光
    を行ってパターニングする工程を一回以上行うことによ
    って、前記画面の各列に蛍光体層を形成する請求項1乃
    至請求項のいずれかに記載の表示パネルの製造方法。
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