JP3434899B2 - 光半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

光半導体素子収納用パッケージ

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光半導体素子を収容す
るための光半導体素子収納用パッケージに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、光半導体素子を収容するための光
半導体素子収納用パッケージは、図5、図6に示すよう
に鉄−ニッケル−コバルト合金や銅−タングステン合金
等の金属から成り、上面中央部に光半導体素子21がペ
ルチェ素子22を介して載置される載置部23aを有す
る金属基体23と、前記金属基体23の載置部23a周
辺に該金属基体23を上下に貫通するようにして絶縁部
材24を介して固定され、光半導体素子21及びペルチ
ェ素子22をそれぞれ外部電気回路に接続するための複
数の円柱状の外部リード端子25と、前記載置部23a
及び外部リード端子25を囲繞するようにして金属基体
23上に銀ロウ等のロウ材を介して接合され、側部に光
半導体素子21と外部との光信号の授受を行う光ファイ
バー26が貫通固定される固定部材27が配された金属
枠体28と、前記金属枠体28の上面に接合され、光半
導体素子21を気密に封止する金属蓋体29とから構成
され、前記金属基体23の載置部23aに光半導体素子
21を間にペルチェ素子22を挟んで取着固定するとと
もに該光半導体素子21の電極をボンディングワイヤ3
0を介して外部リード端子25の一部に電気的に接続
し、次に前記金属枠体28上面に金属蓋体29を接合さ
せ、金属基体23と金属枠体28と金属蓋体29とから
成る容器の内部に光半導体素子21を気密に収容し、最
後に金属枠体28の固定部材27に光ファイバー26を
接着固定することによって製品としての光半導体装置と
なる。 【0003】かかる光半導体装置は外部電気回路から供
給される駆動信号によって光半導体素子21に光を励起
させ、該励起させた光を光ファイバー26を介して外部
に伝達することによって高速光通信等に使用される光半
導体装置として機能する。 【0004】また前記光半導体素子収納用パッケージの
外部リード端子25の一部は、ペルチェ素子22を外部
電気回路に接続するためのペルチェ素子用外部リード端
子25aとして作用し、該ペルチェ素子用外部リード端
子25aにはペルチェ素子22の電極に接続されたリー
ド線31が半田付けにより電気的に接続され、ペルチェ
素子用外部リード端子25aを外部電気回路に電気的に
接続することによって外部電気回路よりペルチェ素子2
2に電力を供給し、ペルチェ素子22を光半導体素子2
1から金属基体23に熱を移動させる熱ポンプとして作
動させ、光半導体素子21が作動時に発生する熱をペル
チェ素子22を介して金属基体22に強制的に伝達し、
該熱を金属基体23より大気中に放散除去することによ
り光半導体素子21の温度を常に定温として光半導体素
子21が常に安定して作動するようになしている。 【0005】尚、前記ペルチェ素子用外部リード端子2
5aに前記リード線31を半田付けにより電気的に接続
するには、先ずペルチェ素子用リード端子25aの上端
部にリード線31の一端を巻回して仮止めし、しかる
後、前記仮止めされたリード線31をペルチェ素子用外
部リード端子25に半田付けすることによって行われ
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光半導体素子収納用パッケージによれば、外部リー
ド端子が円柱状であり、ペルチェ素子の電極に接続され
たリード線をペルチェ素子用外部リード端子に仮止めす
るために該リード線の一端をペルチェ素子用外部リード
端子の上端部に巻回しなければならず、このため仮止め
の作業が極めて繁雑となるとともに巻回仮止めされたリ
ード線が緩んでペルチェ素子用外部リード端子の上端部
からずり落ちてしまい、その結果、ペルチェ素子用外部
リード端子へのリード線の半田付け作業が極めて困難な
ものとなっていた。 【0007】 【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
であり、その目的は、ペルチェ素子の電極に接続された
リード線をペルチェ素子用外部リード端子に容易、且つ
確実に仮止めすることができるとともにペルチェ素子用
外部リード端子へのリード線の半田付け作業を容易に行
うことができる光半導体素子収納用パッケージを提供す
ることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、上面に光半導
体素子がペルチェ素子を介して載置される載置部を有す
る金属基体と、前記金属基体の載置部周辺に配列される
とともに該金属基体を上下に貫通するようにして絶縁部
材を介して固定され、上端部に前記ペルチェ素子の電極
がリード線を介して電気的に接続されるペルチェ素子用
の外部リード端子を含む複数の外部リード端子と、前記
金属基体上に載置部及び前記複数の外部リード端子を囲
繞するようにして接合された金属枠体と、前記金属枠体
の上面に取着され、光半導体素子を気密に封止する金属
蓋体とから成る光半導体素子収納用パッケージであっ
て、前記ペルチェ素子用の外部リード端子は、前記複数
の外部リード端子の配列の端に位置しているとともに、
板状とされた上端部に前記リード線を挿通可能な切り欠
き部若しくは貫通孔が形成されていることを特徴とする
ものである。 【0009】 【作用】本発明の光半導体素子収納用パッケージによれ
ば、ペルチェ素子の電極がリード線を介して電気的に接
続されるペルチェ素子用の外部リード端子の上端部に前
記リード線を挿通可能な切り欠き部若しくは貫通孔が形
成されていることから、該切り欠き部若しくは貫通孔内
にリード線の一端を挿通して係止することによってリー
ド線をペルチェ素子用の外部リード端子に正確、且つ容
易に仮止めすることができ、また前記リード線の一端が
該切り欠き部若しくは貫通孔内に挿通係止されているこ
とから、リード線がペルチェ素子用の外部リード端子の
上端部からずり落ちることはなく、従ってリード線をペ
ルチェ素子用の外部リード端子に容易に半田付けするこ
とができる。 【0010】 【実施例】次に本発明を添付の図面に基づき詳細に説明
する。 【0011】図1及び図2は、本発明の光半導体素子収
納用パッケージの一実施例を示し、1は金属基体、2は
金属枠体、3は金属蓋体であり、前記金属基体1と金属
枠体2と金属蓋体3とで光半導体素子4を収容する容器
5を構成する。 【0012】前記金属基体1は、例えば銅−タングステ
ン合金や鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属から成る
略矩形状の平板であり、その上面中央部に光半導体素子
4を載置するための載置部1aが形成されており、該載
置部1aには光半導体素子4が間にペルチェ素子6を挟
んでロウ材等の接着材により接着固定される。 【0013】前記金属基体1は例えば、銅−タングステ
ン合金から成る場合、タングステン粉末(粒径約10μ
m)を1000kgf/cm2の圧力で加圧成形すると
ともにこれを還元雰囲気中、約2300℃の温度で焼成
して多孔質のタングステン焼結体を得、次に約1100
℃の温度で加熱溶融させた銅を前記タングステン焼結体
の多孔部分に毛管現象を利用して含浸させることによっ
て製作される。 【0014】また前記金属基体1には、金属基体1に接
着固定された光半導体素子4を外部電気回路に接続する
ための光半導体素子用の外部リード端子7aとペルチェ
素子6を外部電気回路に接続するためのペルチェ素子用
の外部リード端子7bとを含む複数の外部リード端子7
が搭載部1aの周辺に配列されるとともに該金属基体1
を上下に貫通するようにしてガラス等の絶縁部材8を介
して固定されている。 【0015】前記外部リード端子7は、例えば鉄−コバ
ルト−ニッケル合金や鉄−ニッケル合金等の金属から成
る棒状体であり、該外部リード端子7のうち、光半導体
素子4を外部電気回路に接続するための光半導体素子用
の外部リード端子7aは、その上端面が平坦となってお
り、該光半導体素子用の外部リード端子7aの上端面に
は光半導体素子4の電極がボンディングワイヤ9を介し
て電気的に接続され、光半導体素子用の外部リード端子
7aの他端を外部電気回路基板の配線導体に接続するこ
とにより光半導体素子4がボンディングワイヤ9及び光
半導体素子用の外部リード端子7aを介して外部電気回
路に電気的に接続されることとなる。 【0016】また、前記外部リード端子7のうち、ペル
チェ素子6を外部電気回路に接続するためのペルチェ素
子用の外部リード端子7bは、図3に示すように、複数
の外部リード端子7の配列の端に位置しているととも
に、その板状とされた上端部にペルチェ素子6の電極に
接続されたリード線10を挿通可能な切り欠き部Cが形
成されており、前記切り欠き部C内にペルチェ素子6の
電極に接続されたリード線10の一端が挿通されるとと
もに該挿通された一端がペルチェ素子用の外部リード端
子7bの上端部に半田付けされ、外部リード端子7bの
他端を外部電気回路基板の配線導体に接続することによ
り、ペルチェ素子6がリード線10及びペルチェ素子用
の外部リード端子7bを介して外部電気回路基板に電気
的に接続されることとなる。 【0017】尚、前記ペルチェ素子用の外部リード端子
7bの上端部にリード線10を半田付けするには、先ず
ペルチェ素子用の外部リード端子7bの上端部に形成さ
れた切り欠き部C内にリード線10の一端を挿通するこ
とによってリード線10をペルチェ素子用の外部リード
端子7b上端部に仮止め係止し、しかる後、前記仮止め
係止されたリード線10の一端をペルチェ素子用の外部
リード端子7b上端部に半田付けすることによって行わ
れる。 【0018】前記ペルチェ素子用の外部リード端子7b
は、その上端部にペルチェ素子6の電極と接続されたリ
ード線10を挿通可能な切り欠き部Cが形成されている
ことから、リード線10の一端を該切り欠き部C内に挿
通するだけで、リード線10をペルチェ素子用の外部リ
ード端子7b上端部に容易に仮止め係止することがで
き、またリード線10の一端がペルチェ素子用の外部リ
ード端子7bに形成された切り欠き部C内に挿通される
ことにより該切り欠き部C内に係止されるのでリード線
10がペルチェ素子用の外部リード端子7bの上端部か
ら容易にずり落ちることはなく、従ってリード線10の
ペルチェ素子用の外部リード端子7bへの半田付けの作
業が容易なものとなる。 【0019】尚、前記光半導体素子用の外部リード端子
7a及びペルチェ素子用の外部リード端子7bを含む外
部リード端子7の金属基体1への固定は、金属基体1に
外部リード端子7より若干大きな径の孔をあけておき、
この孔にリング状のガラスからなる絶縁部材8と外部リ
ード端子7を挿通させ、しかる後、前記ガラスから成る
絶縁部材8を加熱溶融させることによって行われる。 【0020】更に前記金属基体1の上面には、載置部1
aを囲繞するようにして筒状の金属枠体2が接合されて
おり、これにより内部に光半導体素子4を収容するため
の空所が形成される。前記金属枠体2は、例えば鉄−ニ
ッケル−コバルト合金、鉄−ニッケル合金等の金属から
成り、金属基体1への接合は銀ロウ等のロウ材を介して
ロウ付けすることによって行われる。 【0021】また、前記金属枠体2には内部に収容する
光半導体素子4との間で光信号を授受するための光ファ
イバー11が固定される固定部材12が該金属枠体2を
貫通して設けられている。 【0022】前記固定部材12は例えば鉄−ニッケル−
コバルト合金、鉄−ニッケル合金等の金属から成る円筒
状部材であり、金属枠体2に設けた貫通孔2aに挿入さ
れるとともに該金属枠体2に銀ロウ等のロウ材を介して
接合されており、その内部に光ファイバーが挿通固定さ
れ、これにより該光ファイバー11を介して内部に収容
する光半導体素子4と外部との光信号の授受が可能とな
る。 【0023】また更に前記金属枠体2の上面には、例え
ば鉄−ニッケル−コバルト合金、鉄−ニッケル合金等の
金属から成る略矩形平板状の金属蓋体3が接合され、こ
れにより金属基体1と金属枠体2と金属蓋体3とから成
る容器5の内部に光半導体素子4が気密に封止されるこ
ととなる。 【0024】前記金属蓋体3の金属枠体2上面への接合
は例えばシームウエルド法等の溶接によって行われる。 【0025】かくして本発明の光半導体素子収納用パッ
ケージによれば金属基体1の載置部1aに光半導体素子
4を間にペルチェ素子6を挟んで接着固定し、次に前記
光半導体素子4の電極をボンディングワイヤ9を介して
光半導体素子用の外部リード端子7aに電気的に接続す
るとともにペルチェ素子6の電極をリード線10を介し
てペルチェ素子用の外部リード端子7bに電気的に接続
し、しかる後、金属枠体2の上面に金属蓋体3を接合さ
せ、金属基体1と金属枠体2と金属蓋体3とから成る容
器5内部に光半導体素子4を収容し、最後に金属枠体2
の固定部材12に光ファイバー11の一端を挿通接着さ
せ、光ファイバー11を金属枠体2に固定することによ
って最終製品としての光半導体装置として機能し、光フ
ァイバー11を介して内部に収容する光半導体素子4と
外部との光信号の授受が可能となる。 【0026】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は可能であり、例えば上述の実施例ではペルチ
ェ素子6を外部電気回路に接続するためのペルチェ素子
用の外部リード端子7bの上端部にリード線10を挿通
可能な切り欠きCを形成したが、図4に示すように外部
リード端子7bの上端部にリード線10を挿通可能な貫
通孔Hを形成しても良い。 【0027】 【発明の効果】本発明の光半導体素子収納用パッケージ
によれば、ペルチェ素子の電極がリード線を介して接続
されるペルチェ素子用の外部リード端子の上端部に前記
リード線を挿通可能な切り込み若しくは貫通孔が形成さ
れていることから、該切り込み若しくは貫通孔内にリー
ド線の一端を挿通することによってリード線を正確、且
つ容易に仮止めすることができ、またリード線の一端が
ペルチェ素子用の外部リード端子に形成した切り欠き部
若しくは貫通孔に挿通係止されていることから、リード
線がペルチェ素子用の外部リード端子の上端部からずり
落ちることはなく、従ってリード線を外部リード端子に
容易に半田付けすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の光半導体素子収納用パッケージの金属
基体上面の平面図である。 【図2】図1に示す光半導体素子収納用パッケージのX
−X線における断面図である。 【図3】図1及び図2に示した光半導体素子収納用パッ
ケージの要部拡大図である。 【図4】本発明の他の実施例を説明するための要部拡大
図である。 【図5】従来の光半導体素子収納用パッケージの金属基
体上面の平面図である。 【図6】図5に示した光半導体素子収納用パッケージの
X−X線における断面図である。 【符号の説明】 1・・・金属基体 2・・・金属枠体 3・・・金属蓋体 4・・・光半導体素子 6・・・ペルチェ素子 7b・・ペルチェ素子用の外部リード端子 8・・・絶縁部材 10・・・リード線 C・・・切り欠き部 H・・・貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/10 H01L 31/0232 H01L 33/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上面に光半導体素子がペルチェ素子を介
    して載置される載置部を有する金属基体と、前記金属基
    体の載置部周辺に配列されるとともに該金属基体を上下
    に貫通するようにして絶縁部材を介して固定され、上端
    部に前記ペルチェ素子の電極がリード線を介して電気的
    に接続されるペルチェ素子用外部リード端子を含む複
    数の外部リード端子と、前記金属基体上に載置部及び
    記複数の外部リード端子を囲繞するようにして接合され
    た金属枠体と、前記金属枠体の上面に取着され、光半導
    体素子を気密に封止する金属蓋体とから成る光半導体素
    子収納用パッケージであって、前記ペルチェ素子用
    部リード端子は、前記複数の外部リード端子の配列の端
    に位置しているとともに、板状とされた上端部に前記リ
    ード線を挿通可能な切り欠き部若しくは貫通孔が形成さ
    れていることを特徴とする光半導体素子収納用パッケー
    ジ。
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DE102016102327B4 (de) 2016-02-10 2018-02-08 Schott Ag Gehäuse für ein elektronisches Bauelement sowie Lasermodul
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