JP3434783B2 - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、節水性と省エネ
性との両立を実現した風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入浴の主たる効用としては、浴湯によっ
て人体の皮膚表面部分、即ち、皮膚表面及び皮膚表面に
開孔する毛穴部分を洗浄して皮膚表面部分の清浄化を図
る「清浄化効用」と、浴湯の温度で人体をその皮膚表面
部分から加温することで人体細胞の活性化とか血流の促
進等によって新陳代謝を増進する「新陳代謝増進効用」
と、たっぷりと満たされた浴湯に浸かることで気分をリ
ラックスさせる「精神的効用」とが挙げられる。
【0003】そして、従来は、このような入浴の各効用
のうち、特に「精神的効用」が偏重され、浴槽に多量の
浴湯を張り且つこれを加熱して所要温度の温湯とし、こ
の温湯に人が浸かるのが一般的な入浴方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
毎日の入浴毎に、多量の浴湯を使用し、且つこの多量の
浴湯を加熱するものにあっては、浴湯としての水の使用
量が多くなるとともに、それに応じて浴湯加熱用のエネ
ルギー使用量も多くなり、節水性及び省エネ性という点
において好ましくなく、特に近年における地球環境の保
護、地球資源の節約という全地球的な意識の高まりを背
景とすれば、早急な改善が強く要請されるところであ
る。
【0005】また、人の健康維持という観点からすれ
ば、入浴の上記各効用のうち、少なくとも「清浄化効
用」と「新陳代謝増進効用」とが確保されればよく、特
に身体の自由な活動が困難な高齢者とか疾病患者であっ
てはその要求は殊更であり、従ってかかる要求に応え得
る風呂装置の開発が強く望まれるところである。
【0006】このような事情に鑑み、本願発明は、節水
性と省エネ性を両立させつつ、「清浄化効用」と「新陳
代謝増進効用」との実現を可能とした風呂装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0008】本願の第1の発明では、所定容積の収容部
Xaをもつ浴槽体Xと、内側袋面3aと外側袋面3bを
有し膨張萎縮自在とされた密閉袋状形態を備えるととも
に該内側袋面3aと外側袋面3bのうちの少なくとも該
内側袋面3aの表面には多数の突起32,32,・・が
設けられ、該外側袋面3bによって上記浴槽体Xの収容
部Xaの内面を覆うように該収容部Xa内に取り付けら
れることで上記内側袋面3a側への人体Bの収容を可能
とした膨縮体3と、上記膨縮体3の袋内空間33に温熱
空気を供給する温熱空気供給手段Pと、上記膨縮体3の
上記内側袋面3a側に浴湯を供給する浴湯供給手段Qと
を備えたことを特徴としている。
【0009】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる風呂装置において、上記浴槽体Xを、上面が開口
した所定容積の凹部1aを備えた風呂本体1と該風呂本
体1の上記凹部1aの一部を開閉蓋する蓋体2とで構成
し、上記蓋体2の閉蓋状態において該蓋体2と上記風呂
本体1の凹部1aとで上記収容部Xaを形成することを
特徴としている。
【0010】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0011】 本願の第1の発明にかかる風呂装置に
よれば、上記浴槽体Xの収容部Xa内に配置された上記
膨縮体3の内側袋面3a側に人体Bを収容した状態で上
記浴湯供給手段Qによって該内側袋面3a側に所定量の
浴湯を供給し、あるいは上記浴湯供給手段Qによって上
記膨縮体3の上記内側袋面3a側に所定量の浴湯を供給
した状態で該膨縮体3の内側袋面3a側に人体Bを収容
し、しかる後、上記温熱空気供給手段Pによって上記膨
縮体3の袋内空間33に温熱空気を供給してこれを膨張
させる。
【0012】すると、上記膨縮体3は温熱空気の圧力に
よって次第に膨張し、この膨張に伴って、該膨縮体3の
内側袋面3aが、浴湯を下方から次第に上方へ押しやり
ながら、人体Bの体表面Baを被覆するように該体表面
Baの形状に沿って変形し、該内側袋面3aの表面に形
成された多数の突起32,32,・・が該体表面Baに
当接することでそれ以上の変形が阻止され、該体表面B
aと上記膨縮体3の内側袋面3aとの間には、該体表面
Baに沿って且つ上記突起32,32,・・の高さ寸法
に略近似した間隔をもつとともに浴湯が充填された部分
が生じることになる。
【0013】従って、この状態においては、人体Bの体
表面Baは上記突起32,32,・・の高さに略近似し
た厚さをもつ浴湯層によって全体的に囲繞されるととも
に、該浴湯層の外側を囲繞するように該浴湯層の外側に
位置する上記膨縮体3の袋内空間33内に供給される温
熱空気によって浴湯温度が所要温度で維持される。この
結果、人体Bはその体表面Ba部分がこれに接触する浴
湯によって洗浄作用を受けるとともに、該浴湯温度によ
って温熱作用を受け、入浴による「清浄化効用」と「新
陳代謝増進効用」とが共に得られることになる。
【0014】また、この場合、浴湯は、人体Bの体表面
Baの周囲のみに層状に存在しているのみであり、しか
もこの少量の浴湯のみを加熱し且つその保温をすれば良
いことから、例えば従来のように、浴槽に多量の浴湯を
張り且つこれを加熱保温する場合に比して、浴湯の必要
使用量及び浴湯の加熱保温用の必要熱エネルギー量も格
段に少なくなる。
【0015】これらの相乗効果として、この発明の風呂
装置においては、節水性と省エネ性を両立させつつ、入
浴の本来的な目的である人体Bに対する「清浄化効用」
と「新陳代謝増進効用」とを確保することができ、特に
身体の自由な活動が困難な高齢者とか疾病患者が使用す
る風呂装置として好適なものである。
【0016】 本願の第2の発明にかかる風呂装置に
よれば、上記に記載の効果に加えて次のような特有の
効果が得られるものである。即ち、この発明の風呂装置
では、上記浴槽体Xを、上面が開口した所定容積の凹部
1aを備えた風呂本体1と該風呂本体1の上記凹部1a
の一部を開閉蓋する蓋体2とで構成し、上記蓋体2の閉
蓋状態において該蓋体2と上記風呂本体1の凹部1aと
で上記収容部Xaを形成するようにしているので、上記
蓋体2を開蓋させることで上記収容部Xaへの入浴者の
出入りが容易となり、入浴者が例え高齢者等の身体の自
由な活動が困難なものであっても手軽に入浴することが
でき、風呂装置の使用上の利便性が向上することにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0018】図1には、本願発明にかかる風呂装置Zの
全体構成を示している。この風呂装置Zは、次述の浴槽
体Xと膨縮体3と温熱空気供給手段P及び浴湯供給手段
Qを備えて構成される。
【0019】浴槽体X 上記浴槽体Xは、図1及び図4に示すように、次述の風
呂本体1と蓋体2とで構成される。
【0020】上記風呂本体1は、人の身長に近い長辺寸
法をもち且つその上面が開口した長矩形筺状の形態をも
つものであって、その長辺側において所定間隔をもって
対向する一対の側壁1A,1Bと該一対の側壁1A,1
Bの内側において屈曲状に凹入する底壁1Cとを備え、
これら三者によって上面が開口した所定容積をもつ凹部
1aを構成している。尚、上記底壁1Cは、上記一対の
側壁1A,1Bの内側において該側壁1A,1Bの一端
側の上端から斜めに下降傾斜する第1傾斜部1C1と、
該側壁1A,1Bの他端側の上端から斜めに下降傾斜す
る第3傾斜部1C3と、これら第1,第3傾斜部1C1
1C3とを接続するとともに該第1傾斜部1C1側から第
3傾斜部1C3側に向かって上昇傾斜する第2傾斜部1
2とを備えている。また、上記風呂本体1の側壁1
A,1B及び底壁1Cは、例えばこれら全体を断熱材に
よって一体形成するとか、これらの外表面のみを剛性体
で形成しその内部に断熱材を充填する等によって、共に
断熱構造を有している。
【0021】上記風呂本体1の上記底壁1Cのうち、上
記第1傾斜部1C1と第2傾斜部1C2との境界部で且つ
上記凹部1aの最下端部分には、給風口16と排湯口1
7とがそれぞれ設けられるとともに、上記第2傾斜部1
2の上位部位には給湯口15が設けられている。そし
て、この給風口16には、送風機5とヒーター6とを備
えた送風路22の下流部が接続されている(この実施形
態では、上記送風機5とヒーター6とで特許請求の範囲
の「温熱空気供給手段P」が構成される)。また、上記
排湯口17には、開閉弁(図示省略)を備えた排水路2
3が接続されている。さらに、上記給湯口15には、給
湯源4から延びる給湯路21が接続されている(この実
施形態では、上記給湯源4によって特許請求の範囲の
「浴湯供給手段Q」が構成されている)。
【0022】尚、上記風呂本体1の上記凹部1a内には
後述する袋状形態をもつ膨縮体3が、上記底壁1Cに密
着状態で取り付けられるが、この場合、上記給湯口15
と給風口16と排湯口17のうち、上記給湯口15と排
湯口17とは該膨縮体3の裏面側から外側袋面3bと内
側袋面3a(図2を参照)を貫通して表面側に開口する
一方、上記給風口16は該膨縮体3の裏面側から外側袋
面3bのみを貫通して該外側袋面3bと内側袋面3aの
内側に形成される袋内空間33(図2を参照)内に開口
するように、それぞれその開口部分の取付け構造が設定
されている。
【0023】一方、上記蓋体2は、断熱構造をもつ矩形
平板体で構成されるものであって、図1に示すように、
風呂本体1の上面開口のうち、上記底壁1Cの第1傾斜
部1C1に対応する部分以外の部分を閉蓋し得るような
形状寸法に設定されている。そして、この蓋体2は、図
示しない丁番機構によって、上記風呂本体1の側壁1B
の上端に枢支され、図1に実線図示する「開蓋姿勢」と
同図に鎖線図示する「閉蓋姿勢」とに姿勢変更自在とさ
れ、その「開蓋姿勢」においては上記風呂本体1の凹部
1aを開放し、「閉蓋姿勢」においては上記凹部1aの
一部を閉塞する。この蓋体2の「閉蓋姿勢」において
は、該蓋体2と上記風呂本体1の凹部1aとにより囲繞
された入浴スペースとなる収容部Xaと上方に開放され
た開口部10とがそれぞれ形成される。
【0024】また、上記蓋体2の上記開口部10寄りの
端面には、温度調整等の操作を行うための操作部8が設
けられるとともに、その平面方向略中央位置には該蓋体
2をその厚さ方向に貫通して調圧弁7が取り付けられて
いる。尚、この調圧弁7は、該蓋体2の内面側に密着状
態で取り付けられる後述する膨縮体3の袋内空間33内
に臨ましめられている。
【0025】膨縮体3 上記膨縮体3は、耐熱性と可撓性とを兼備した樹脂シー
ト31によって袋状に一体形成されたものであって、こ
の実施形態においては、上記膨縮体3が上記浴槽体Xの
収容部Xa内に、上記風呂本体1の凹部1aと上記蓋体
2の内面側に跨がって装着されるものであることを考慮
して、図2に概念的に示すように、自由膨張状態(即
ち、何ら膨張変形に対して制約を受けない状態)におけ
る形態を上記収容部Xaの内面形状に対応するように設
定している。即ち、上記膨縮体3は、その外周面を構成
する外側袋面3bと内周面を構成する内側袋面3aとを
備えた袋状体であって、上記風呂本体1の凹部1aに対
応する略筺状形態をもつ本体部3Aと、上記蓋体2の形
態に対応し上記本体部3Aの一方の側壁部に連続して上
方へ立ち上がる延出部3Bとを備えており、該本体部3
Aと延出部3Bの内部を膨張萎縮自在な袋内空間33と
している。
【0026】また、この膨縮体3は、図2及び図3に示
すように、その内側袋面3aと外側袋面3bのうち、該
内側袋面3aの表面に多数の突起32,32,・・を設
けている。この突起32,32,・・は、後述するよう
に、人体Bの体表面Baと上記膨縮体3の内側袋面3a
との間に所定厚さで延出する湯層12を形成するための
ものであって、例えばこの実施形態においては、該突起
32の高さを5mm程度とし、これを縦横に2cm間隔
で多数配置している。
【0027】以上のように構成された上記膨縮体3は、
図1に鎖線図示するように、これを萎縮させた状態で、
上記本体部3Aを上記風呂本体1の凹部1a内に配置し
且つその外側袋面3bを該凹部1aの内面に展延状態で
接着固定するとともに、その延出部3Bを上記蓋体2の
内面側に配置し且つその外側袋面3bを該蓋体2の内面
に展延状態で接着固定することで、上記浴槽体X側に取
り付けられる。
【0028】尚、この膨縮体3を上記浴槽体X側に取り
付けた状態においては、上記浴槽体X側の上記給湯口1
5と排湯口17とは上記膨縮体3の裏面側から外側袋面
3bと内側袋面3aとを貫通してその表面側(即ち、内
側袋面3a側)に開口し、上記給風口16は該膨縮体3
の外側袋面3bのみを貫通して上記袋内空間33内に開
口していることは既述の通りである。
【0029】風呂装置Zの使用状態の説明 続いて、上述の如く構成された風呂装置Zを用いて入浴
を行う場合の使用状態等を説明する。
【0030】入浴に際しては、先ず、上記浴槽体Xの上
記蓋体2を「開蓋姿勢」とするとともに、上記膨縮体3
を萎縮状態としておく。
【0031】そして、図4に示すように、上記収容部X
a内に配置された上記膨縮体3の内側袋面3a側に人体
Bを、その胴部B1の上部と頭部B4を上記開口部10か
ら外方に臨ませた状態で収容した後、上記蓋体2を「閉
蓋姿勢」とし、人体Bの胴部B1と脚部B2及び腕部B3
をそれぞれ上記膨縮体3の内側袋面3aによって囲繞す
る。
【0032】しかる後、上記給湯源4から該内側袋面3
a側に所定量(例えば、10リットル〜20リットル)
の浴湯(入浴に適した湯温に設定されている)を供給す
る。さらに、上記ヒーター6によって適度に加熱された
温熱空気を送風機5によって送風路22を通して上記給
風口16から上記膨縮体3の袋内空間33に供給し、該
膨縮体3を萎縮状態から次第に膨張させる。
【0033】すると、上記膨縮体3の膨張変化に伴っ
て、該膨縮体3の内側袋面3aが、その内側に投入され
た浴湯を下方から次第に上方へ押しやりながら、人体B
の体表面Baを被覆するように該体表面Baの形状に沿
って変形し、該内側袋面3aの表面に形成された多数の
突起32,32,・・が該体表面Baに当接することで
それ以上の変形が阻止される。
【0034】従って、この状態においては、人体Bの体
表面Baと上記膨縮体3の内側袋面3aとの間には、図
5及び図6に示すように、該体表面Baに沿って且つ上
記突起32,32,・・の高さ寸法に略近似した間隔を
もって浴湯が充填された湯層12が形成され、人体Bの
体表面Baは該湯層12の浴湯によって全体的に囲繞さ
れるとともに、該湯層12の外側は上記膨縮体3の袋内
空間33内に供給される温熱空気でなる空気層11によ
って囲繞されている。
【0035】尚、この場合、上記袋内空間33内へ供給
される温熱空気の圧力は、上記蓋体2に設けた上記調圧
弁7によって適宜調整され、上記空気層11により人体
Bに必要以上の圧迫感を与えるのが未然に防止される。
また、人体Bの体表面Baに沿って形成された湯層12
の湯温は、上記操作部8を操作して上記ヒーター6の加
熱作用を調整して上記空気層11の空気温度を調整する
ことで制御され、入浴者は自分の好みの温度を得ること
ができる。
【0036】このように、人体Bの体表面Baに沿って
上記湯層12を形成し且つその湯温を適正に維持するこ
とで、人体Bは、その体表面Ba部分がこれに接触する
浴湯によって洗浄作用を受けるとともに、該浴湯温度に
よって温熱作用を受けることとなり、入浴による「清浄
化効用」と「新陳代謝増進効用」とが同時に実現され、
従来一般的な入浴方法と同様の効果が得られるものであ
る。
【0037】しかも、この場合、浴湯は、人体Bの体表
面Baの周囲のみに湯層12として層状に存在している
のみであり、しかもこの少量の浴湯のみを温熱空気によ
って加熱して保温すれば良いことから、例えば従来のよ
うに、浴槽に多量の浴湯を張り且つこれを加熱保温する
場合に比して、浴湯の必要使用量及び浴湯の加熱保温用
の必要熱エネルギー量も格段に少なくなる。
【0038】これらの相乗効果として、この実施形態の
風呂装置Zにおいては、節水性と省エネ性を両立させつ
つ、入浴の本来的な目的である人体Bに対する「清浄化
効用」と「新陳代謝増進効用」とを確保することがで
き、特に身体の自由な活動が困難な高齢者とか疾病患者
が使用する風呂装置として好適なものとなる。
【0039】尚、入浴の終了時には、上記袋内空間33
への温熱空気の供給を停止させ、上記蓋体2を開蓋させ
て人体Bを収容部Xaから出す。そして、上記収容部X
aに供給されていた浴湯を上記排水路23から排出し、
次回の入浴に備える。
【0040】その他 上記実施形態においては、浴湯として給湯源4によって
所定温度に昇温されたものを使用するようにしている
が、他の実施形態においては、例えば浴湯として常温水
をそのまま使用し、これを上記浴槽体X側に供給して温
熱空気によって直接加熱昇温させる構成とすることも可
能であり、かかる場合には上記給湯源4は不要となりそ
れだけ装置の簡略化及び低コスト化が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる風呂装置の全体構成を示す斜
視図である。
【図2】図1に示した膨縮体の膨張時の形態を概念的に
示す斜視図である。
【図3】図2に示した膨縮体3の部分構造説明図であ
る。
【図4】図1に示した風呂装置の使用状態を示す断面図
である。
【図5】図4のV−V拡大断面図である。
【図6】図5におけるVI部の部分拡大図である。
【符号の説明】
1は風呂本体、2は蓋体、3は膨縮体、3Aは本体部、
3Bは延出部、4は給湯源、5は送風機、6はヒータ
ー、7は調圧弁、8は操作部、9は被覆空間、10は開
口部、11は空気層、12は湯層、15は給湯口、16
は給風口、17は排湯口、21は給湯路、22は送風
路、23は排水路、31は樹脂シート、32は突起、3
3は袋内空間、Pは温熱空気供給手段、Qは浴湯供給手
段、Xは浴槽体、Zは風呂装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/00 310 A47K 3/00 F24H 1/00 602

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定容積の収容部(Xa)をもつ浴槽
    体(X)と、 内側袋面(3a)と外側袋面(3b)を有し膨張萎縮自
    在とされた密閉袋状形態を備えるとともに該内側袋面
    (3a)と外側袋面(3b)のうちの少なくとも該内側
    袋面(3a)の表面には多数の突起(32),(3
    2),・・が設けられ、該外側袋面(3b)によって上
    記浴槽体(X)の収容部(Xa)の内面を覆うように該
    収容部(Xa)内に取り付けられることで上記内側袋面
    (3a)側への人体(B)の収容を可能とした膨縮体
    (3)と、 上記膨縮体(3)の袋内空間(33)に温熱空気を供給
    する温熱空気供給手段(P)と、 上記膨縮体(3)の上記内側袋面(3a)側に浴湯を供
    給する浴湯供給手段(Q)とを備えたことを特徴とする
    風呂装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記浴槽体(X)
    が、上面が開口した所定容積の凹部(1a)を備えた風
    呂本体(1)と該風呂本体(1)の上記凹部(1a)の
    一部を開閉蓋する蓋体(2)とで構成され、上記蓋体
    (2)の閉蓋状態において該蓋体(2)と上記風呂本体
    (1)の凹部(1a)とで上記収容部(Xa)を形成す
    ることを特徴とする風呂装置。
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