JP3434686B2 - 段積み変圧器及び固定金具 - Google Patents

段積み変圧器及び固定金具

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JP3434686B2 JP30846797A JP30846797A JP3434686B2 JP 3434686 B2 JP3434686 B2 JP 3434686B2 JP 30846797 A JP30846797 A JP 30846797A JP 30846797 A JP30846797 A JP 30846797A JP 3434686 B2 JP3434686 B2 JP 3434686B2
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智幸 沢口
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洋二 松田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段積み変圧器及び
固定金具であり、特に、複数個の単位変圧器を固定金具
によりタンクやフレーム等の外箱構造物中に複数個鉛直
方向に積み重ね、固定する段積み変圧器及び固定金具に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気エネルギを取扱う電気機器として変
圧器があり、そして、複数個の単位変圧器を固定金具に
よりタンクやフレーム等の外箱構造物中に複数個鉛直方
向に積み重ね、固定する段積み変圧器が知られている。
従来の段積み変圧器及び固定金具の例を図9に示す。こ
の段積み変圧器は、単位変圧器2個を鉛直方向に積んで
いる。使用する単位変圧器の一例を図8に示す。単位変
圧器は、鉄心11と巻線12とを有している。段積み変
圧器は、この単位変圧器を鉛直方向に積むため、締金具
23´と固定金具21´とを使用している。締金具23
´には孔231´が設けられており、単位変圧器の鉄心
11´を周回するバンド22´を孔231´に通すこと
によりバンド22´及び鉄心11´を支持している。固
定金具21´は、ボルト24´により締金具23´を固
定しており、これにより、2個の単位変圧器を鉛直方向
に積み重ねている。なお、バンド22´を締金具23´
に固定するために止め金具221´が使用されている。
【0003】この段積み変圧器は、締金具23´と固定
金具21´という2種類の金具を必要とし、そして、組
立る際に、まず、単位変圧器の鉄心11´と締金具23
´とをバンド22´で締め付けし、次に締金具23´を
固定金具21´に取付けるという、2段階の作業を必要
とする等、問題点を有していた。また、段積み変圧器に
使用される単位変圧器の鉄心11´は、隣の鉄心11´
との距離が近くなり、漏洩磁束等の悪影響を受けること
が有った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、段積み変圧
器を組立る際の作業を簡単にし、そして、隣の鉄心との
距離を離すことができる段積み変圧器及び固定金具を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉄心とコイル
とからなる単位変圧器を、固定金具によりタンクやフレ
ーム等の外箱構造物中に複数個鉛直方向に積み重ね、固
定する段積み変圧器において、前記固定金具は、単位変
圧器の鉄心を周回するバンドを支持するバンド支持部を
鉛直部分に有する段積み変圧器である。
【0006】また、本発明は、上記固定金具の長手方向
とバンドの長手方向とが平行である段積み変圧器であ
る。
【0007】そして、本発明は、上記固定金具の長手方
向とバンドの長手方向が直交する段積み変圧器である。
【0008】更に、本発明は、上記固定金具のバンド支
持部は、孔である段積み変圧器である。
【0009】また、本発明は、上記固定金具のバンド支
持部は、切欠部である段積み変圧器である。
【0010】そして、本発明は、上記固定金具は、単位
変圧器の鉄心を載せる座を有する段積み変圧器である。
【0011】更に、本発明は、上記固定金具は、単位変
圧器の鉄心を支持する鉄心ガイド部を有する段積み変圧
器である。
【0012】更に、本発明は、上記固定金具は、水平部
分を有する段積み変圧器である。
【0013】また、本発明は、鉄心とコイルとからなる
単位変圧器を、タンクやフレーム等の外箱構造物中に複
数個鉛直方向に積み重ね、固定する段積み変圧器に固定
する固定金具において、単位変圧器の鉄心を周回するバ
ンドを支持するバンド支持部を鉛直部分に有する固定金
具である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態を説明
する。本発明の段積み変圧器及び固定金具の実施例につ
いて、図面を用いて説明する。図1は、実施例1の段積
み変圧器及び固定金具の説明図である。図2は、実施例
1の段積み変圧器におけるバンドの取付方法の説明図で
ある。図3は、実施例1の変形例の段積み変圧器及び固
定金具の説明図である。図4は、実施例2の段積み変圧
器及び固定金具の説明図である。図5は、実施例2の変
形例の段積み変圧器及び固定金具の説明図である。図6
は、実施例3の段積み変圧器及び固定金具の説明図であ
る。図7は、実施例4の段積み変圧器及び固定金具の説
明図である。図8は、各実施例で使用する単位変圧器の
説明図であり、従来例と同様である。また、各実施例を
二段変圧器で説明するが、三段以上の複数段とすること
も可能である。
【0015】実施例1の段積み変圧器及び固定金具につ
いて、図1〜図3を用いて説明する。固定金具21の長
手方向とバンド22の長手方向とが平行である例であ
る。単位変圧器の鉄心11の巻軸が水平になる向きで端
面を揃えて重ね、そして、鉄心露出部の最外周面に対し
平行に2個の固定金具21を配置する。固定金具21に
はその鉛直部分にバンド通し孔211が複数個穿孔して
ある。バンド22は、図2に示すようにバンド通し孔2
11を通し、そして、コイル12と鉄心11の隙間を通
して周回させてから、両端を合わせてベルト止め金具2
21ではさみ、単位変圧器の鉄心11を両側の固定金具
21で押しつけるように締め付けを行って中身を組み立
てる。なお、固定金具21のバンド通し孔211につい
ては、固定金具21を通過するバンド22の位置を決定
し、そして、バンド支持部とするのが目的であるため、
固定金具の外形寸法によっては、図3に示す固定金具の
ように、孔211の代わりにバンド幅程度の切欠部21
2を設けることでも同じ機能を果たすことができる。ま
た、バンド通し孔211の代わりとして、断面コの字状
の部材を固定金具21に取付けて形成した孔を使用する
ことも可能である。このように、単位変圧器を直接、固
定金具21に取り付けることで、締金具・取り付け用ボ
ルトが不要になり、また、バンド22の締め付けによ
り、取り付け部品の位置決めと部品の固定とを同時に行
うことができる。そして、単位変圧器の鉄心11と隣の
鉄心11は、その間に巻線12が存在するため近づくこ
とはなく、漏洩磁束等の悪影響を受けにくくなる。
【0016】実施例2の段積み変圧器及び固定金具につ
いて、図4及び図5を用いて説明する。固定金具21の
長手方向とバンド22の長手方向とが直交する例であ
る。単位変圧器の鉄心11の巻軸が鉛直になる向きで端
面を揃えて重ね、そして、鉄心露出部の最外周面に対し
直角に2個の固定金具21を配置する。固定金具21に
はその鉛直部分にバンド通し孔211が複数個設けてあ
り、そして、水平に板状の座213を有している。鉄心
巻軸が鉛直になる向きにした単位変圧器の鉄心11の両
端を固定金具の座213の上に載せ、そして、水平方向
に単位変圧器を固定するためのバンド22を固定金具2
1と鉄心11に周回させて締め付けを行い、ベルト止め
金具221で固定して中身を組み立てる。取付金具の座
213を使用しているので単位変圧器の重量を支えるこ
とができる。なお、固定金具のバンド通し孔211につ
いては、図5に示す固定金具のように、孔とする代わり
に固定金具21の側面にバンドの幅程度の切欠部212
を設けることもできる。このように、単位変圧器を直
接、固定金具21に取り付けることで締金具・取り付け
用ボルトが不要になり、また、バンド22の締め付けに
より、取り付け部品の位置決めと部品の固定とを同時に
行える。更に、単位変圧器の重量を固定金具の座213
で受けるため、バンド22に要求される強度が従来より
も小さくなるため、断面積が小さく材料費が安い物を使
用することができる。
【0017】実施例3の段積み変圧器及び固定金具につ
いて、図6を用いて説明する。固定金具21の長手方向
とバンド22の長手方向とが平行である例である。前述
の実施例1の段積み変圧器において、2個用いていた固
定金具21に水平部分215を設けることにより一体化
する。また、鉄心11の幅の鉄心ガイド部214を設け
る。これにより、固定金具21の強度は高くなり、そし
て、単位変圧器を水平方向に支持することができる。
【0018】実施例4の段積み変圧器及び固定金具につ
いて、図7を用いて説明する。固定金具21の長手方向
とバンド22の長手方向とが直交する例である。前述の
実施例2の段積み変圧器において、2個用いていた固定
金具21に水平部分215を設けることにより一体化す
る。また、座213を設ける。これにより、固定金具2
1の強度は高くなり、そして、単位変圧器の重量を支え
ることができるを固定することができる。
【0019】このように、各実施例によれば、単位変圧
器を直接、固定金具21に取り付けることで締金具・取
り付け用ボルトが不要になるため、構造が簡単になり、
材料費が安価になり、製造作業時にボルトの締め付け作
業が無くなる。また、バンド22の締め付けにより、取
り付け部品の位置決めと部品の固定とを同時に行えるた
め、製造作業時間を短縮できる。そして、部品点数が減
り、中身全体の体積が減った分、従来の外箱構造物より
小型化できる。また、中身組立品の外周部にボルトの頭
などの突起物が無くなるため、外箱構造物に中身組立品
を入れる作業が容易になり、作業時間も短縮できる。更
に、変圧器では外箱構造物内部の絶縁油の自然対流が放
熱に寄与しているが、締金具・ボルトなどの障害物が無
くなったことにより、油の自然対流が活発に行われ、放
熱効率が向上する。また、単位変圧器の重量を座213
で受けると、バンド22で受けないようにすることがで
き、バンド22に要求される強度が従来よりも小さくな
るため、断面積が小さく材料費が安い物を使用すること
ができる。そして、鉄心ガイド部214を設けると、単
位変圧器を水平方向に支持することができる。
【0020】各実施例の単位変圧器として単相変圧器で
説明したが、三相変圧器等の多相変圧器でも使用するこ
とは可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、組立る際の作業を簡単
にし、そして、隣の鉄心との距離を離すことができる段
積み変圧器及び固定金具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の段積み変圧器及び固定金具の説明
図。
【図2】実施例1の段積み変圧器及び固定金具における
バンドの取付方法の説明図。
【図3】実施例1の変形例の段積み変圧器及び固定金具
の説明図。
【図4】実施例2の段積み変圧器及び固定金具の説明
図。
【図5】実施例2の変形例の段積み変圧器及び固定金具
の説明図。
【図6】実施例3の段積み変圧器及び固定金具の説明
図。
【図7】実施例4の段積み変圧器及び固定金具の説明
図。
【図8】単位変圧器の説明図。
【図9】従来の段積み変圧器の説明図。
【符号の説明】
11 鉄心 12 コイル 21 固定金具 211 ベルト通し孔 212 切欠部 213 座 214 鉄心ガイド部 215 水平部 22 ベルト 221 ベルト止め金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 雅之 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所 産業機器事業部 内 (72)発明者 松田 洋二 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所 産業機器事業部 内 (72)発明者 稲垣 勝敏 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所 産業機器事業部 内 (56)参考文献 特開 平8−130122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心とコイルとからなる単位変圧器を、
    固定金具によりタンクやフレーム等の外箱構造物中に複
    数個鉛直方向に積み重ね、固定する段積み変圧器におい
    て、 前記固定金具は、単位変圧器の鉄心を周回するバンドを
    支持するバンド支持部を鉛直部分に有することを特徴と
    する段積み変圧器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の段積み変圧器において、 上記固定金具の長手方向とバンドの長手方向とが平行で
    あることを特徴とする段積み変圧器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の段積み変圧器において、 上記固定金具の長手方向とバンドの長手方向が直交する
    ことを特徴とする段積み変圧器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の段
    積み変圧器において、 上記固定金具のバンド支持部は、孔であることを特徴と
    する段積み変圧器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の段
    積み変圧器において、 上記固定金具のバンド支持部は、切欠部であることを特
    徴とする段積み変圧器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の段
    積み変圧器において、 上記固定金具は、単位変圧器の鉄心を載せる座を有する
    ことを特徴とする段積み変圧器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の段
    積み変圧器において、 上記固定金具は、単位変圧器の鉄心を支持する鉄心ガイ
    ド部を有することを特徴とする段積み変圧器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の段
    積み変圧器において、 上記固定金具は、水平部分を有することを特徴とする段
    積み変圧器。
  9. 【請求項9】 鉄心とコイルとからなる単位変圧器を、
    タンクやフレーム等の外箱構造物中に複数個鉛直方向に
    積み重ね、固定する段積み変圧器に固定する固定金具に
    おいて、 単位変圧器の鉄心を周回するバンドを支持するバンド支
    持部を鉛直部分に有することを特徴とする固定金具。
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