JP3434506B2 - シート材分配収納装置 - Google Patents
シート材分配収納装置Info
- Publication number
- JP3434506B2 JP3434506B2 JP2002015535A JP2002015535A JP3434506B2 JP 3434506 B2 JP3434506 B2 JP 3434506B2 JP 2002015535 A JP2002015535 A JP 2002015535A JP 2002015535 A JP2002015535 A JP 2002015535A JP 3434506 B2 JP3434506 B2 JP 3434506B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bin
- paper
- jogger
- holder
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Collation Of Sheets And Webs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送されたシート材
(用紙)を順次収納する複数のビントレイ(ビン)を備
えたシート材分配収納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のシート材分配収納装置として
は、例えば特開昭57−4855号公報にゼネバホイー
ルを用いて、用紙を受け入れるべきビントレイとその上
方のビントレイとの間隔を拡げて用紙の収納を容易にし
た用紙用丁合い分類装置が、また、特開昭56−787
69号公報にはヘリカルカムを利用して同様にビントレ
イの間隔を拡げるようにした改良型分類装置が開示され
ている。 【0003】さらに、特開平2−110075号公報に
は、上述の従来技術のようにビン間隔を拡げることな
く、ビンの上下動とカムとの係合により、用紙を受け入
れるビンをビンの用紙収納面と平行に移動させて用紙の
受け入れ口を形成するようにしたソーティング装置が開
示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術におい
て、前者のように通常時狭いビン間隔で保持されている
ビンに用紙を収納する時、ビン間隔を拡大させる装置で
は、無用なビン間隔を有しないので用紙の収納効率が良
い反面、ゼネバホイールやヘリカルカムのように機械的
な拡開機構を必要とするので、滑らかな拡開動作性能が
得られず、用紙収納動作時の耳障りな衝撃音の発生を防
ぐことができなかった。 【0005】また、後者のものではビン間隔が常に一定
に保たれるため、拡開機構を必要とせず、動作時の騒音
が少ない反面、十分な大きさの用紙の受け入れ口を確保
することが困難であり、撓んだ用紙を受け入れた時、収
納不良や仕分け不良を生じる事があった。また、用紙の
収納間隔を大きく設定して収納可能な用紙の量を増やそ
うとすると、全てのビン間隔を拡げる必要があり、装置
の小型化を図りながら用紙の収納効率を向上させること
は不可能になるものであった。 【0006】これらを解決するものとして、本出願人は
先に提案しているが、複数のビン上に収納されたシート
材をジョガー(揃え)棒により全ビンの揃えを行う揃え
手段では、前記ジョガー棒がビンを貫通する必要がある
ためビンにジョガー棒の逃しのため、ジョガー棒の揺動
に必要な大きさより大きめに長孔又は切欠部を設ける必
要がある。しかしながら、シート材がビン上に排出され
る時、逃し用の長孔又は切欠部に引っかかりジャムの原
因となってしまうため、このような長孔又は切欠部はで
きる限り小さくする必要がある。 【0007】しかし、前述したように複数のビンが垂直
方向に移動するとともに、水平方向にも移動し、シート
材を収納するソーティング装置においては、ビンが水平
方向に移動するため、その移動量Aだけ余分にジョガー
棒を逃げるための長孔又は切欠部を大きくする必要があ
り、シート材が逃しの長孔又は切欠部に引っかかりジャ
ムになるという問題が避けられなかった。また、多数枚
並んだビンにジョガー棒を通す場合、鉛直方向に障害物
があると取り除きがなくてはならず、ビン、ジョガー棒
の交換性が悪く、一方、ビンの孔を大きくして交換性を
良くするようにすると、ビンの強度が落ち、紙の孔への
引っ掛かりが起きる。 【0008】また、従来機では、ジョガー棒と移動用の
タイミングベルトがオフセットしているため、シート材
を寄せる時、ホルダーに回転力が加わるため、動作がス
ムーズではなくなってしまい負荷が大きくなってしま
う。そのためホルダーの回転を押さえるために軸やレー
ルなどが必要となる。 【0009】また、従来のジョガー装置では、ジョガー
棒のホルダーを保持し、スライドのガイドをするために
軸やレールをステーに取りつけていたためコストUPと
なっていた。 【0010】本発明は前記従来技術の課題に鑑み、これ
を解消すべくなされたもので、その目的は、ホルダーに
回転力が加わらないため特別な回転止めを必要とするこ
となく、スムーズに移動することができるためモータの
小型化をもできるシート材分配収納装置を提供すること
にある。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シート材を寄せるシート材
揃え装置において、ジョガー棒と、ジョガー棒を保持す
るホルダーと、前記ホルダーを移動させるためのタイミ
ングベルト又はワイヤを有し、前記ホルダーには、前記
ジョガー棒を保持するための保持孔と、前記タイミング
ベルト又はワイヤの延設方向に対して前記保持孔を挟ん
で前記タイミングベルト又はワイヤを迂回させて保持す
る位置決め部とを備え、前記タイミングベルト又はワイ
ヤを、前記位置決め部に掛けるとともに、前記位置決め
部間の当該タイミングベルト又はワイヤ部分を迂回し
て、前記タイミングベルト又はワイヤの延設方向上に前
記ジョガー棒が配置されるように、前記ジョガー棒を前
記保持孔内に保持した構成にしてある。 【0012】 【作用】前記手段により、タイミングベルト又はワイヤ
の延設方向上にジョガー棒が配置されるように、ジョガ
ー棒を保持孔内に保持して、揃え装置においてはホルダ
ーに回転力が発生しないため、特別な回転止めを必要と
することなく、スムーズに移動することができるためモ
ータの小型化ができる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 【0014】図1は本発明が適用される用紙処理装置全
体の斜視模式図、図2はそのビントレイ近傍の平面図、
図3は用紙処理装置のビントレイの偏倚動作を示す説明
図、図4は同じくその偏倚部を拡大して示した説明図で
ある。 【0015】この用紙処理装置は複写機等の画像形成装
置から排出された画像記録済の用紙を仕分けし、さらに
綴じる動作を複数部、連続して行うことができる後処理
装置であって、通常は画像形成装置に密着配置して使用
される。 【0016】まず、図1ないし図4を参照して用紙処理
装置の構成の概要を説明する。 【0017】1は主面が用紙受け入れ側に傾斜し、各図
で右側から搬入される転写紙pを受け入れて収納するビ
ントレイ、10a、10bはビントレイ1の用紙受け入
れ側の側方と、その反対側の前後側縁にそれぞれ延設さ
れ、積装状態において上下面が水平方向に保持されるス
ライドカムである。ビントレイ1は上下方向に多段に積
装され、後述する垂直移動装置によって多段積装状態で
上下方向に移動可能であると共に、上下移動によって偏
倚部Bで後述するカムトラックを含む水平スライド機構
より、水平方向に所定距離移動して上側積装群1Uと、
下側積装群1Dに分離可能になっている。 【0018】ビントレイ1の後縁側には用紙揃え装置4
が、また、上側積装群1Uの再下位に位置するビントレ
イ1の前縁外方の対向部には、上記ビントレイ1上の転
写紙束Pの一端に針を嵌着して綴じる用紙綴じ装置5
と、同じく揃えて積載された転写紙束Pを銜え機構によ
って銜持して、用紙綴じ装置5の綴じ位置まで引き出す
と共に、元の位置まで押し戻す用紙移動ユニット6が配
設されている(図2参照)。 【0019】以下、用紙処理装置の各部分について詳細
に説明する。 【0020】まず、ビントレイ1において、11は各ス
ライドカム10の上下面にそれぞれ図で左右方向に延び
て設けられた転動コロ溝、13はスライドカム10aの
前後側縁に突設されたピン12に遊嵌されて転動するト
ラニオン、14はビントレイ1の用紙受け入れ側に屈曲
形成されて用紙の後端位置を揃える後端揃えフェンス、
15は後述する用紙揃え装置4の後述するジョガー棒3
3が挿通する挿通孔、16は同じく後述する用紙移動ユ
ニット6の銜え機構の銜え片が遊挿される切り欠き部で
ある。転動コロ溝11には球状の転動コロ31が上下の
ビントレイ1のスライドカム10間に挟合されて嵌入し
ている。 【0021】次に、垂直移動装置3と、垂直移動装置3
による垂直方向の駆動力を利用してビントレイ1をスラ
イドカム10に沿って移動させる水平スライド機構につ
いて説明する。 【0022】2f,2rは前フレームと後フレームであ
り、該前フレーム2fと後フレーム2rの対応箇所には
用紙受け入れ側に、上垂直部位21U、下垂直部位21
Dおよびその間の偏倚部位21Bから成る長孔のカムト
ラック21、およびその反対側に垂直方向に延びるガイ
ド孔22がそれぞれ穿設され、カムトラック21の偏倚
部位21Bは上垂直部位21U下端から下垂直部位21
D上端に向かって用紙受け入れ側から滑らかに斜行する
斜行部となっている。カムトラック21内に各ビントレ
イ1および後述する第1ビン駆動バーの支持部材に設け
られたトラニオン6が遊嵌されて、カムトラック21に
沿って案内される。 【0023】カムトラック21の下垂直部位21D上方
に軸受を介して回転軸23が軸架されており、前フレー
ム2fと後フレーム2r外方の上記回転軸23の両端に
巻き取りプーリ24が固定されている。後方の巻き取り
プーリ24の外方には巻き取りギヤ25が回転軸23に
止着され、噛み合わせギヤ群を構成する減速ギヤ26に
噛合している。後フレーム3r後部には垂直移動装置3
の駆動源である垂直移動モーター27が配設され、垂直
移動モーター27の駆動力は噛み合わせギヤ群を介して
巻き取りギヤ25に伝達される。カムトラック21の下
垂直部位21D下方およびガイド孔22の上方に、それ
ぞれ第1および第2方向変換プーリ28,29が前フレ
ーム2fと後フレーム2rの外方に各々軸支されてい
る。 【0024】17aおよび17bはそれぞれ第1および
第2ビン駆動バー、30は懸架ワイヤーであり、懸架ワ
イヤー30は一端が巻き取りプーリ24に巻きつけら
れ、他端が第1および第2方向変換プーリ28,29を
介して第2ビン駆動バー17bの両端19bに固定さ
れ、さらに、巻き取りプーリ24と第1方向変換プーリ
28の間で第1ビン駆動バー17aの両端19aに止着
されている。即ち、懸架ワイヤー30は第1および第2
ビン駆動バー17a,17bを介してその上に多段に積
装されるビントレイ1群を上下方向に平行移動可能に懸
架する。 【0025】第1および第2ビン駆動バー17a,17
bのそれぞれの両端部近傍にはビントレイ1群を担持す
る第1および第2支持部材18a,18bが固着されて
おり、それらの上面にもそれぞれ図で左右方向に延びて
穿たれた転動コロ溝11が設けられ、転動コロ溝11内
に嵌入されている転動コロ31を介してビントレイ1群
を支持する。第1支持部材18aの外方側面に突設され
たピン20にもトラニオン13が遊嵌されて転動可能と
なっている。第1支持部材18aのトラニオン13も各
ビントレイ1のトラニオン13と共に、カムトラック2
1に嵌入しており、カムトラック21に沿って垂直方向
に移動する時はそれらは一体的に移動する。 【0026】32は図示しない駆動機構によって駆動さ
れて反時計回り方向に回動するジョガーアーム、33は
上下端をそれぞれジョガーアーム32の先端間に張架さ
れてビントレイ1上に収納された転写紙pの側面を叩い
てビントレイ1の前縁に打ち当てて紙揃えを行うジョガ
ー棒33であり、上記駆動機構と共に用紙揃え装置4を
構成する。 【0027】36は用紙処理装置の前段に設けられる画
像処理装置の排紙ローラ対、38は排紙ローラ対36の
上流直近に位置して排紙される転写紙pを案内する上下
の用紙搬送ガイド板であり、排紙ローラ対36は図4に
示すように偏倚部Bに位置するビントレイ1の用紙受け
入れ側端縁に対向する位置に配設され、排紙モーター3
7に駆動されて画像形成済の転写紙pを用紙搬送ガイド
板38に沿って上記ビントレイ1上に排出する(図1参
照)。 【0028】以下、用紙処理装置の動作を説明する。 【0029】図示しない画像形成装置のプリントスター
ト釦が押下されると、転写紙pに画像が記録された後、
排紙ローラ対36の搬送により用紙処理装置に送り込ま
れる。一方、画像形成装置から用紙処理装置に所定のビ
ントレイ1を選択する信号が送られ、用紙処理装置がそ
の信号を受信すると、指定のビントレイ1が偏倚部Bに
位置するように垂直移動モーター27が所定の回転数だ
け正、または逆回転し、懸架ワイヤー30を介してビン
トレイ1群を上下動させる。ビントレイ1群はそのスラ
イドカム10aの前後端縁に配設されたトラニオン13
のカムトラック21に沿った案内によって垂直方向に上
下動する。 【0030】例えば、指定のビントレイ1が下側積装群
1D内にあった場合を説明すると、ビントレイ1群は第
1および第2ビン駆動バー17a,17bの第1および
第2支持部材18a,18bに担持されて所定距離懸架
ワイヤー30に引き上げられる。ビントレイ1のトラニ
オン13が転動しつつカムトラック21の偏倚部位21
Bに達すると、用紙受け入れ側に斜行する偏倚部位21
Bによって垂直上方への上昇が阻止され、偏倚部位21
Bの斜行縁に沿って用紙受け入れ側斜め上方に向かって
移動する。ビントレイ1はトラニオン13の上記動きに
対応して、転動コロ溝11内を転動する転動コロ31に
支持されてその転動によって用紙受け入れ側水平方向に
スライドする。トラニオン13が偏倚部位21B右上端
に達すると、カムトラック21の上垂直部位21Uに沿
って垂直上方へ案内される。こうしてビントレイ1のト
ラニオン13が順次下垂直部位21Dから上垂直部位2
1Uに移行し、それにつれてビントレイ1の偏倚部Bで
の水平方向への移動が行われる。やがて、指定のビント
レイ1が偏倚部Bに達すると垂直移動モーター27が回
転を停止し、転写紙pの受け入れ準備が完了する。この
ように本実施例においては偏倚部Bでのビントレイ1の
間隔の拡開動作は、垂直移動装置3によるビントレイ1
群の垂直移動に伴ってトラニオン13がカムトラック2
1に案内されることによって生じるビントレイ1の水平
移動のみによっているので、このビントレイ1の偏倚動
作によってもその垂直位置は変化しない。即ち、ビント
レイ1間の垂直間隔Gは常に一定に保たれ、ビントレイ
1間の支持部となるスライドカム10は互いに離間する
ことがない。 【0031】図4に示すように、上記のビントレイ1の
下側積装群1Dから上側積装群1Uへ移行する際の距離
Hの水平移動によって、ビントレイ1間の間隔は上側積
装群1Uまたは下側積装群1D内における間隔GVに対
して、偏倚部Bでの間隔GBは上記のビントレイ1の水
平移動距離とカムトラック21の偏倚部位21Bの傾き
に対応して拡大する。 【0032】前述のように、この位置のビントレイ1の
用紙受け入れ側端縁に対向して排紙ローラ対36が配設
されており、転写紙pが拡大されたビントレイ1間隔G
Bの間に排出されて自重により後端揃えフェンス14に
突き当たって整合する。なお、偏倚部位21Bの傾斜角
が小さいとビントレイ1の間隔GBは大きくなるが、ト
ラニオン13の下垂直部位21Dから上垂直部位21U
への滑らかな移行が困難になる。また、偏倚部位21B
の傾斜角が大き過ぎると、偏倚部Bのビントレイ1の間
隔GBを十分採ることができないので、これらの兼ね合
いを考慮して適当な角度を設定すれば良い。 【0033】転写紙pの後端が揃えられると、用紙揃え
装置4の駆動が開始され、ジョガーアーム32の反時計
回り方向の所定角度の揺動によって(矢印s)、ジョガ
ーワイヤー33が挿通孔15内を水平方向に弧を描いて
移動し、ビントレイ1上に収納された転写紙pの側面を
叩いて紙揃えを行う(図2参照)。この紙揃え動作によ
って転写紙pはビントレイ1の前縁に打ち当てられて前
縁が揃えられる。 【0034】画像形成装置からの次の転写紙pの排出動
作に伴って、用紙処理装置に次のビントレイ1を指示す
る信号が送られると、垂直移動モーター27が所定数の
回転数だけ回転し、第1および第2ビン駆動バー17
a、17bを引き上げて、下側積装群1Dの最上位にあ
ったビントレイ1を上側積装群1Uの最下位の位置まで
移動させる。この垂直移動装置3によるビントレイ1群
の引き上げ動作によって下側積装群1Dの最上位にあっ
たビントレイ1と、直下のビントレイ1の間に幅広間隔
GBが形成されると共に、下側積装群1Dの最上位にあ
ったビントレイ1と上側積装群1Uの最下位にあったビ
ントレイ1との間の間隔は幅狭のGVとなり、転写紙p
が湾屈していた場合、あるいは既に一定量の転写紙束P
を収納済であった場合は転写紙pが上側積装群1Uの最
下位にあったビントレイ1の裏面に押し当てられて圧延
される。 【0035】こうして、一連の垂直移動装置3によるビ
ントレイ1群の間歇引き上げ動作と、画像形成装置から
排出される転写紙pのビントレイ1上への収納動作によ
って、用紙仕分け動作が完了した時、画像形成装置から
引き続いて転写紙束Pの綴じ動作を実行する指令を受け
た場合は、次に述べる用紙綴じ装置5による用紙綴じ動
作に移る。 【0036】まず、垂直移動モーター27を回転させて
最上位にある転写紙束Pを積載したビントレイ1が上側
積装群1Uの最下位に位置するまでビントレイ1群を上
または下方向に移動させる。次に用紙移動ユニット6の
銜え片34が用紙移動モーター35に駆動されて上記ビ
ントレイ1の切り欠き部16に先端を開いた状態で侵入
し、銜え片34の先端を閉じて転写紙束Pを銜持して用
紙綴じ装置5の綴じ位置まで引き出す。転写紙束Pは銜
え片34によって銜持されたまま、用紙綴じ装置5によ
り一端に綴じ処理が施される。転写紙束Pへの綴じ処理
が終了すると、用紙移動モーター35が逆回転し、転写
紙束Pを元の位置へ押し戻す。上記用紙綴じ装置5およ
び用紙移動ユニット6の構成は従来例と変わるところが
ないので説明を省略する。 【0037】本例ではビントレイ1群の垂直移動装置と
して懸架ワイヤ30による懸架方式を採用したが、もち
ろん他の移動装置によるものであっても良いし、転動コ
ロ31は必ずしも必要ではなく、カムトラック10の上
下面に形成した凹凸溝の嵌合によるものであっても良
い。また、転動コロ31は球状のものを用いたが、もち
ろん円柱状のものでも良い。さらに、ビントレイ1上に
収納された転写紙の紙揃えを行うジョガーワイヤは棒状
のジョガー棒であっても良い。 【0038】次に、用紙揃え装置を説明する。 【0039】図5〜図8は用紙揃え装置の第1例を説明
するもので、図5は第1例の要部を示す説明図、図6は
図5を上方から見て示す説明図、図7は第1例に対する
比較例を図5に対応して示す説明図、図8は第1例に対
する比較例を図6に対応して示す説明図である。 【0040】この第1例では、前記図1及び図2に挿通
孔15、ジョガーアーム32に代えて、複数のビン1に
長孔41を有し前記ビン長孔41を貫通するジョガー棒
40によりシート材Pを揃える揃え手段とを有し、前記
ジョガー棒40は前記ビン1の移動軌跡と略同一形状、
つまり、略中央で屈曲して形成されている。なお、特に
説明していない構成及び動作は図1〜図4で説明したシ
ート材分配収納装置と同様である。本例及び以下の例も
ジョガー棒の符号は図1の33から40に代えて付して
ある。 【0041】次に、第1例の動作を説明する。 【0042】図示しない本体から搬送されてきたシート
材Pは搬送ローラ1により、水平方向に移動し、用紙受
入位置にあるビン1に収納される。収納されたシート材
Pは、ジョガー棒40をフェンス14方向に動かし、シ
ート材Pをフェンス14まで寄せることにより用紙揃え
を行う。一方ビン1は、シート材Pを収納した後上昇す
るとともに水平方向に移動し斜め上に移動し、下のビン
1をシート材受入れ状態にする。又は、ビン1はシート
材Pを収納した後、下降し、一つ上のビン1が下降する
とともに水平方向に移動し、斜め下に移動しビン1をシ
ート材受入れ状態にする。上記動作をくりかえしシート
材Pを分配していく。このためビン1の移動軌跡Nは図
5,6に示すようにシート材受入部に変倚部Bを有する
軌跡となる。 【0043】このように構成された第1例にあっては、
図7及び図8の如くジョガー棒33を直すぐに形成して
長孔(或いは切欠部)15を大きく形成したものに比べ
て、ジョガー棒40はビン1の変倚部に当たる部分をビ
ン1の移動軌跡Nと同じ形状に曲げ部を設けることによ
りビン1のジョガー棒40の逃し孔の大きさを最小にで
きる。したがって、ビン1の長孔(切欠部)41が必要
最小限の大きさで済むため、ジャムの発生する危険を最
小限にすることができる。 【0044】図9〜図12は用紙揃え装置の第2例を示
すもので、この第2例が前記第1例と異なる点は、ビン
1上に紙揃え時のジョガー棒40の移動範囲以外にも長
孔51に連続してつジョガー棒交換用孔52を設けたこ
とである。 【0045】図9は第2例のビンを示す平面図、図10
はジョガー棒交換用穴を示す説明図、図11はジョガー
棒の斜視図、図12はビンのシフト量を示す説明図であ
る。 【0046】この第2例では、前記図1及び図2に挿通
孔15、ジョガーアーム32に代えて、各ビン1には図
9に示すように、L字状の孔50が穿設され、この孔5
0は、ジョガー棒40が揺動動作を行なう長孔51と、
揺動範囲外に、長孔51に連続して形成された交換用孔
52とから構成されている。この長孔51にはジョガー
棒40が貫通されており、長孔51内でのb方向(図1
0)に往復運動をして前述した如く紙揃えを行なう。 【0047】ジョガー棒40は、図11のビン1、1、
1のシフト量fと同じ量(f)シフトして屈曲形成さ
れ、また、長孔51の幅cはジョガー棒40の径eより
少し大きく設定されている。交換用孔52は、ジョガー
棒40のシフト量fより少し大きい長さaとジョガー棒
40の径eより少し大きい幅dで切り欠かれ、ジョガー
棒40の往復運動範囲からはずれた所に配設されてい
る。この交換用孔52により、ジョガー棒40の脱着を
行なう。 【0048】このように構成された前記第2例にあって
は、交換用孔52を設けたことにより、ジョガー棒40
を容易に脱着でき、ビン1の交換性も良くなる。 【0049】また、交換用孔52は孔幅をジョガー棒幅
より少し大きく取るだけで済むので、ビン強度を保つこ
とができ、またビン1に排出される紙Pの孔への引っ掛
かりを防ぐことができる。 【0050】次に、本発明の実施例を説明する。 【0051】図13〜図18は本発明の実施例を説明す
るためのもので、図13は実施例の要部斜視図、図14
は図13の縦断面図、図15は支持部を装着前の状態を
示す説明図、図16のベルトと支持部との関係を示す平
面図、図17は図16の斜視図、図18は比較例として
図16に対応して示す説明図である。 【0052】この実施例では、前記図1及び図2に挿通
孔15、ジョガーアーム32に代えて、シート材Pを寄
せる用紙揃え(ジョガー)装置において、ジョガー棒4
0(或いは33)とジョガー棒40を保持するホルダー
60とを有し、ホルダー60の保持及びスライドガイド
用の長孔61を有するステー62が配設されている。ま
た、ホルダー60には、ジョガー棒40を挿入して保持
するための保持孔60aと、複数の抜け防止用の凸部6
3、63が設けられ、ステー62には、ガイドスライド
用の長孔61及びホルダー60の抜け防止用凸部63に
対応する位置に逃し形状とした取付孔64が設けられて
いる。また、ホルダー60を移動させるためのタイミン
グベルト65が配設され、タイミングベルト65とジョ
ガー棒40がほぼ1直線上に配置されている。66は保
持孔60a内に嵌め込まれてジョガー棒40を保持する
コイルスプリング等のクッション材、67は保持孔60
aの両側にそれぞれ設けられたタイミングベルト65の
位置決めピンである。タイミングベルト65は、一対の
位置決めピン67、67に掛けるとともに、一対の位置
決めピン67、67間の当該タイミングベルト65部分
を保持孔60aの外壁60bに迂回してある。なお、タ
イミングベルト65の変わりに、ホルダー60を移動さ
せるためにワイヤーを用いてもよい。 【0053】このように構成された実施例にあっては、
上下ステー62、62には、ホルダー60が入り寄せの
時のスライドガイドとなるように長孔状のバーリングを
形成して長孔61を構成し、この長孔61の中をホルダ
ー60がスライドするようにすることにより、ステー6
2、62はホルダーガイドとステーを兼用するので、部
品点数が削減されコストダウンとなる。 【0054】また、ホルダー60に複数のホルダー抜け
防止用の凸部63を有しステー62のスライドガイド用
長孔61とつながって、前記ホルダー凸部63に対応す
る位置に逃しを有する孔64を有することから、ホルダ
ー60取付時には、逃しを有する孔64を通し、使用時
はホルダー60がスライドガイド用長孔61にあるた
め、前記凸部63がステー62に引っかりホルダー60
が抜けるのを防止することができる。 【0055】また、ジョガー棒40を保持し、スライド
を行うホルダー60とホルダー60を移動させるための
タイミングベルトを有する揃え装置で、前記ジョガー棒
40とタイミングベルト65を一直線上に配置すること
により、ジョガー棒40でシート材Pを押しても、図1
8に示すようにホルダー60に回転力が加わらない。そ
のため、特別な回転止め機構がなくてもホルダー60を
スムースに動かすことが可能であり、モータの小型化も
できる。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、タイミングベルト又はワイヤをホルダーに
埋設することなく、タイミングベルト又はワイヤの延設
方向上にジョガー棒が簡単に配置できて、ホルダーに回
転力が発生せず、従来の如く特別な回転止めを必要とす
ることなく、スムースに移動させることができる。
(用紙)を順次収納する複数のビントレイ(ビン)を備
えたシート材分配収納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のシート材分配収納装置として
は、例えば特開昭57−4855号公報にゼネバホイー
ルを用いて、用紙を受け入れるべきビントレイとその上
方のビントレイとの間隔を拡げて用紙の収納を容易にし
た用紙用丁合い分類装置が、また、特開昭56−787
69号公報にはヘリカルカムを利用して同様にビントレ
イの間隔を拡げるようにした改良型分類装置が開示され
ている。 【0003】さらに、特開平2−110075号公報に
は、上述の従来技術のようにビン間隔を拡げることな
く、ビンの上下動とカムとの係合により、用紙を受け入
れるビンをビンの用紙収納面と平行に移動させて用紙の
受け入れ口を形成するようにしたソーティング装置が開
示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術におい
て、前者のように通常時狭いビン間隔で保持されている
ビンに用紙を収納する時、ビン間隔を拡大させる装置で
は、無用なビン間隔を有しないので用紙の収納効率が良
い反面、ゼネバホイールやヘリカルカムのように機械的
な拡開機構を必要とするので、滑らかな拡開動作性能が
得られず、用紙収納動作時の耳障りな衝撃音の発生を防
ぐことができなかった。 【0005】また、後者のものではビン間隔が常に一定
に保たれるため、拡開機構を必要とせず、動作時の騒音
が少ない反面、十分な大きさの用紙の受け入れ口を確保
することが困難であり、撓んだ用紙を受け入れた時、収
納不良や仕分け不良を生じる事があった。また、用紙の
収納間隔を大きく設定して収納可能な用紙の量を増やそ
うとすると、全てのビン間隔を拡げる必要があり、装置
の小型化を図りながら用紙の収納効率を向上させること
は不可能になるものであった。 【0006】これらを解決するものとして、本出願人は
先に提案しているが、複数のビン上に収納されたシート
材をジョガー(揃え)棒により全ビンの揃えを行う揃え
手段では、前記ジョガー棒がビンを貫通する必要がある
ためビンにジョガー棒の逃しのため、ジョガー棒の揺動
に必要な大きさより大きめに長孔又は切欠部を設ける必
要がある。しかしながら、シート材がビン上に排出され
る時、逃し用の長孔又は切欠部に引っかかりジャムの原
因となってしまうため、このような長孔又は切欠部はで
きる限り小さくする必要がある。 【0007】しかし、前述したように複数のビンが垂直
方向に移動するとともに、水平方向にも移動し、シート
材を収納するソーティング装置においては、ビンが水平
方向に移動するため、その移動量Aだけ余分にジョガー
棒を逃げるための長孔又は切欠部を大きくする必要があ
り、シート材が逃しの長孔又は切欠部に引っかかりジャ
ムになるという問題が避けられなかった。また、多数枚
並んだビンにジョガー棒を通す場合、鉛直方向に障害物
があると取り除きがなくてはならず、ビン、ジョガー棒
の交換性が悪く、一方、ビンの孔を大きくして交換性を
良くするようにすると、ビンの強度が落ち、紙の孔への
引っ掛かりが起きる。 【0008】また、従来機では、ジョガー棒と移動用の
タイミングベルトがオフセットしているため、シート材
を寄せる時、ホルダーに回転力が加わるため、動作がス
ムーズではなくなってしまい負荷が大きくなってしま
う。そのためホルダーの回転を押さえるために軸やレー
ルなどが必要となる。 【0009】また、従来のジョガー装置では、ジョガー
棒のホルダーを保持し、スライドのガイドをするために
軸やレールをステーに取りつけていたためコストUPと
なっていた。 【0010】本発明は前記従来技術の課題に鑑み、これ
を解消すべくなされたもので、その目的は、ホルダーに
回転力が加わらないため特別な回転止めを必要とするこ
となく、スムーズに移動することができるためモータの
小型化をもできるシート材分配収納装置を提供すること
にある。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シート材を寄せるシート材
揃え装置において、ジョガー棒と、ジョガー棒を保持す
るホルダーと、前記ホルダーを移動させるためのタイミ
ングベルト又はワイヤを有し、前記ホルダーには、前記
ジョガー棒を保持するための保持孔と、前記タイミング
ベルト又はワイヤの延設方向に対して前記保持孔を挟ん
で前記タイミングベルト又はワイヤを迂回させて保持す
る位置決め部とを備え、前記タイミングベルト又はワイ
ヤを、前記位置決め部に掛けるとともに、前記位置決め
部間の当該タイミングベルト又はワイヤ部分を迂回し
て、前記タイミングベルト又はワイヤの延設方向上に前
記ジョガー棒が配置されるように、前記ジョガー棒を前
記保持孔内に保持した構成にしてある。 【0012】 【作用】前記手段により、タイミングベルト又はワイヤ
の延設方向上にジョガー棒が配置されるように、ジョガ
ー棒を保持孔内に保持して、揃え装置においてはホルダ
ーに回転力が発生しないため、特別な回転止めを必要と
することなく、スムーズに移動することができるためモ
ータの小型化ができる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 【0014】図1は本発明が適用される用紙処理装置全
体の斜視模式図、図2はそのビントレイ近傍の平面図、
図3は用紙処理装置のビントレイの偏倚動作を示す説明
図、図4は同じくその偏倚部を拡大して示した説明図で
ある。 【0015】この用紙処理装置は複写機等の画像形成装
置から排出された画像記録済の用紙を仕分けし、さらに
綴じる動作を複数部、連続して行うことができる後処理
装置であって、通常は画像形成装置に密着配置して使用
される。 【0016】まず、図1ないし図4を参照して用紙処理
装置の構成の概要を説明する。 【0017】1は主面が用紙受け入れ側に傾斜し、各図
で右側から搬入される転写紙pを受け入れて収納するビ
ントレイ、10a、10bはビントレイ1の用紙受け入
れ側の側方と、その反対側の前後側縁にそれぞれ延設さ
れ、積装状態において上下面が水平方向に保持されるス
ライドカムである。ビントレイ1は上下方向に多段に積
装され、後述する垂直移動装置によって多段積装状態で
上下方向に移動可能であると共に、上下移動によって偏
倚部Bで後述するカムトラックを含む水平スライド機構
より、水平方向に所定距離移動して上側積装群1Uと、
下側積装群1Dに分離可能になっている。 【0018】ビントレイ1の後縁側には用紙揃え装置4
が、また、上側積装群1Uの再下位に位置するビントレ
イ1の前縁外方の対向部には、上記ビントレイ1上の転
写紙束Pの一端に針を嵌着して綴じる用紙綴じ装置5
と、同じく揃えて積載された転写紙束Pを銜え機構によ
って銜持して、用紙綴じ装置5の綴じ位置まで引き出す
と共に、元の位置まで押し戻す用紙移動ユニット6が配
設されている(図2参照)。 【0019】以下、用紙処理装置の各部分について詳細
に説明する。 【0020】まず、ビントレイ1において、11は各ス
ライドカム10の上下面にそれぞれ図で左右方向に延び
て設けられた転動コロ溝、13はスライドカム10aの
前後側縁に突設されたピン12に遊嵌されて転動するト
ラニオン、14はビントレイ1の用紙受け入れ側に屈曲
形成されて用紙の後端位置を揃える後端揃えフェンス、
15は後述する用紙揃え装置4の後述するジョガー棒3
3が挿通する挿通孔、16は同じく後述する用紙移動ユ
ニット6の銜え機構の銜え片が遊挿される切り欠き部で
ある。転動コロ溝11には球状の転動コロ31が上下の
ビントレイ1のスライドカム10間に挟合されて嵌入し
ている。 【0021】次に、垂直移動装置3と、垂直移動装置3
による垂直方向の駆動力を利用してビントレイ1をスラ
イドカム10に沿って移動させる水平スライド機構につ
いて説明する。 【0022】2f,2rは前フレームと後フレームであ
り、該前フレーム2fと後フレーム2rの対応箇所には
用紙受け入れ側に、上垂直部位21U、下垂直部位21
Dおよびその間の偏倚部位21Bから成る長孔のカムト
ラック21、およびその反対側に垂直方向に延びるガイ
ド孔22がそれぞれ穿設され、カムトラック21の偏倚
部位21Bは上垂直部位21U下端から下垂直部位21
D上端に向かって用紙受け入れ側から滑らかに斜行する
斜行部となっている。カムトラック21内に各ビントレ
イ1および後述する第1ビン駆動バーの支持部材に設け
られたトラニオン6が遊嵌されて、カムトラック21に
沿って案内される。 【0023】カムトラック21の下垂直部位21D上方
に軸受を介して回転軸23が軸架されており、前フレー
ム2fと後フレーム2r外方の上記回転軸23の両端に
巻き取りプーリ24が固定されている。後方の巻き取り
プーリ24の外方には巻き取りギヤ25が回転軸23に
止着され、噛み合わせギヤ群を構成する減速ギヤ26に
噛合している。後フレーム3r後部には垂直移動装置3
の駆動源である垂直移動モーター27が配設され、垂直
移動モーター27の駆動力は噛み合わせギヤ群を介して
巻き取りギヤ25に伝達される。カムトラック21の下
垂直部位21D下方およびガイド孔22の上方に、それ
ぞれ第1および第2方向変換プーリ28,29が前フレ
ーム2fと後フレーム2rの外方に各々軸支されてい
る。 【0024】17aおよび17bはそれぞれ第1および
第2ビン駆動バー、30は懸架ワイヤーであり、懸架ワ
イヤー30は一端が巻き取りプーリ24に巻きつけら
れ、他端が第1および第2方向変換プーリ28,29を
介して第2ビン駆動バー17bの両端19bに固定さ
れ、さらに、巻き取りプーリ24と第1方向変換プーリ
28の間で第1ビン駆動バー17aの両端19aに止着
されている。即ち、懸架ワイヤー30は第1および第2
ビン駆動バー17a,17bを介してその上に多段に積
装されるビントレイ1群を上下方向に平行移動可能に懸
架する。 【0025】第1および第2ビン駆動バー17a,17
bのそれぞれの両端部近傍にはビントレイ1群を担持す
る第1および第2支持部材18a,18bが固着されて
おり、それらの上面にもそれぞれ図で左右方向に延びて
穿たれた転動コロ溝11が設けられ、転動コロ溝11内
に嵌入されている転動コロ31を介してビントレイ1群
を支持する。第1支持部材18aの外方側面に突設され
たピン20にもトラニオン13が遊嵌されて転動可能と
なっている。第1支持部材18aのトラニオン13も各
ビントレイ1のトラニオン13と共に、カムトラック2
1に嵌入しており、カムトラック21に沿って垂直方向
に移動する時はそれらは一体的に移動する。 【0026】32は図示しない駆動機構によって駆動さ
れて反時計回り方向に回動するジョガーアーム、33は
上下端をそれぞれジョガーアーム32の先端間に張架さ
れてビントレイ1上に収納された転写紙pの側面を叩い
てビントレイ1の前縁に打ち当てて紙揃えを行うジョガ
ー棒33であり、上記駆動機構と共に用紙揃え装置4を
構成する。 【0027】36は用紙処理装置の前段に設けられる画
像処理装置の排紙ローラ対、38は排紙ローラ対36の
上流直近に位置して排紙される転写紙pを案内する上下
の用紙搬送ガイド板であり、排紙ローラ対36は図4に
示すように偏倚部Bに位置するビントレイ1の用紙受け
入れ側端縁に対向する位置に配設され、排紙モーター3
7に駆動されて画像形成済の転写紙pを用紙搬送ガイド
板38に沿って上記ビントレイ1上に排出する(図1参
照)。 【0028】以下、用紙処理装置の動作を説明する。 【0029】図示しない画像形成装置のプリントスター
ト釦が押下されると、転写紙pに画像が記録された後、
排紙ローラ対36の搬送により用紙処理装置に送り込ま
れる。一方、画像形成装置から用紙処理装置に所定のビ
ントレイ1を選択する信号が送られ、用紙処理装置がそ
の信号を受信すると、指定のビントレイ1が偏倚部Bに
位置するように垂直移動モーター27が所定の回転数だ
け正、または逆回転し、懸架ワイヤー30を介してビン
トレイ1群を上下動させる。ビントレイ1群はそのスラ
イドカム10aの前後端縁に配設されたトラニオン13
のカムトラック21に沿った案内によって垂直方向に上
下動する。 【0030】例えば、指定のビントレイ1が下側積装群
1D内にあった場合を説明すると、ビントレイ1群は第
1および第2ビン駆動バー17a,17bの第1および
第2支持部材18a,18bに担持されて所定距離懸架
ワイヤー30に引き上げられる。ビントレイ1のトラニ
オン13が転動しつつカムトラック21の偏倚部位21
Bに達すると、用紙受け入れ側に斜行する偏倚部位21
Bによって垂直上方への上昇が阻止され、偏倚部位21
Bの斜行縁に沿って用紙受け入れ側斜め上方に向かって
移動する。ビントレイ1はトラニオン13の上記動きに
対応して、転動コロ溝11内を転動する転動コロ31に
支持されてその転動によって用紙受け入れ側水平方向に
スライドする。トラニオン13が偏倚部位21B右上端
に達すると、カムトラック21の上垂直部位21Uに沿
って垂直上方へ案内される。こうしてビントレイ1のト
ラニオン13が順次下垂直部位21Dから上垂直部位2
1Uに移行し、それにつれてビントレイ1の偏倚部Bで
の水平方向への移動が行われる。やがて、指定のビント
レイ1が偏倚部Bに達すると垂直移動モーター27が回
転を停止し、転写紙pの受け入れ準備が完了する。この
ように本実施例においては偏倚部Bでのビントレイ1の
間隔の拡開動作は、垂直移動装置3によるビントレイ1
群の垂直移動に伴ってトラニオン13がカムトラック2
1に案内されることによって生じるビントレイ1の水平
移動のみによっているので、このビントレイ1の偏倚動
作によってもその垂直位置は変化しない。即ち、ビント
レイ1間の垂直間隔Gは常に一定に保たれ、ビントレイ
1間の支持部となるスライドカム10は互いに離間する
ことがない。 【0031】図4に示すように、上記のビントレイ1の
下側積装群1Dから上側積装群1Uへ移行する際の距離
Hの水平移動によって、ビントレイ1間の間隔は上側積
装群1Uまたは下側積装群1D内における間隔GVに対
して、偏倚部Bでの間隔GBは上記のビントレイ1の水
平移動距離とカムトラック21の偏倚部位21Bの傾き
に対応して拡大する。 【0032】前述のように、この位置のビントレイ1の
用紙受け入れ側端縁に対向して排紙ローラ対36が配設
されており、転写紙pが拡大されたビントレイ1間隔G
Bの間に排出されて自重により後端揃えフェンス14に
突き当たって整合する。なお、偏倚部位21Bの傾斜角
が小さいとビントレイ1の間隔GBは大きくなるが、ト
ラニオン13の下垂直部位21Dから上垂直部位21U
への滑らかな移行が困難になる。また、偏倚部位21B
の傾斜角が大き過ぎると、偏倚部Bのビントレイ1の間
隔GBを十分採ることができないので、これらの兼ね合
いを考慮して適当な角度を設定すれば良い。 【0033】転写紙pの後端が揃えられると、用紙揃え
装置4の駆動が開始され、ジョガーアーム32の反時計
回り方向の所定角度の揺動によって(矢印s)、ジョガ
ーワイヤー33が挿通孔15内を水平方向に弧を描いて
移動し、ビントレイ1上に収納された転写紙pの側面を
叩いて紙揃えを行う(図2参照)。この紙揃え動作によ
って転写紙pはビントレイ1の前縁に打ち当てられて前
縁が揃えられる。 【0034】画像形成装置からの次の転写紙pの排出動
作に伴って、用紙処理装置に次のビントレイ1を指示す
る信号が送られると、垂直移動モーター27が所定数の
回転数だけ回転し、第1および第2ビン駆動バー17
a、17bを引き上げて、下側積装群1Dの最上位にあ
ったビントレイ1を上側積装群1Uの最下位の位置まで
移動させる。この垂直移動装置3によるビントレイ1群
の引き上げ動作によって下側積装群1Dの最上位にあっ
たビントレイ1と、直下のビントレイ1の間に幅広間隔
GBが形成されると共に、下側積装群1Dの最上位にあ
ったビントレイ1と上側積装群1Uの最下位にあったビ
ントレイ1との間の間隔は幅狭のGVとなり、転写紙p
が湾屈していた場合、あるいは既に一定量の転写紙束P
を収納済であった場合は転写紙pが上側積装群1Uの最
下位にあったビントレイ1の裏面に押し当てられて圧延
される。 【0035】こうして、一連の垂直移動装置3によるビ
ントレイ1群の間歇引き上げ動作と、画像形成装置から
排出される転写紙pのビントレイ1上への収納動作によ
って、用紙仕分け動作が完了した時、画像形成装置から
引き続いて転写紙束Pの綴じ動作を実行する指令を受け
た場合は、次に述べる用紙綴じ装置5による用紙綴じ動
作に移る。 【0036】まず、垂直移動モーター27を回転させて
最上位にある転写紙束Pを積載したビントレイ1が上側
積装群1Uの最下位に位置するまでビントレイ1群を上
または下方向に移動させる。次に用紙移動ユニット6の
銜え片34が用紙移動モーター35に駆動されて上記ビ
ントレイ1の切り欠き部16に先端を開いた状態で侵入
し、銜え片34の先端を閉じて転写紙束Pを銜持して用
紙綴じ装置5の綴じ位置まで引き出す。転写紙束Pは銜
え片34によって銜持されたまま、用紙綴じ装置5によ
り一端に綴じ処理が施される。転写紙束Pへの綴じ処理
が終了すると、用紙移動モーター35が逆回転し、転写
紙束Pを元の位置へ押し戻す。上記用紙綴じ装置5およ
び用紙移動ユニット6の構成は従来例と変わるところが
ないので説明を省略する。 【0037】本例ではビントレイ1群の垂直移動装置と
して懸架ワイヤ30による懸架方式を採用したが、もち
ろん他の移動装置によるものであっても良いし、転動コ
ロ31は必ずしも必要ではなく、カムトラック10の上
下面に形成した凹凸溝の嵌合によるものであっても良
い。また、転動コロ31は球状のものを用いたが、もち
ろん円柱状のものでも良い。さらに、ビントレイ1上に
収納された転写紙の紙揃えを行うジョガーワイヤは棒状
のジョガー棒であっても良い。 【0038】次に、用紙揃え装置を説明する。 【0039】図5〜図8は用紙揃え装置の第1例を説明
するもので、図5は第1例の要部を示す説明図、図6は
図5を上方から見て示す説明図、図7は第1例に対する
比較例を図5に対応して示す説明図、図8は第1例に対
する比較例を図6に対応して示す説明図である。 【0040】この第1例では、前記図1及び図2に挿通
孔15、ジョガーアーム32に代えて、複数のビン1に
長孔41を有し前記ビン長孔41を貫通するジョガー棒
40によりシート材Pを揃える揃え手段とを有し、前記
ジョガー棒40は前記ビン1の移動軌跡と略同一形状、
つまり、略中央で屈曲して形成されている。なお、特に
説明していない構成及び動作は図1〜図4で説明したシ
ート材分配収納装置と同様である。本例及び以下の例も
ジョガー棒の符号は図1の33から40に代えて付して
ある。 【0041】次に、第1例の動作を説明する。 【0042】図示しない本体から搬送されてきたシート
材Pは搬送ローラ1により、水平方向に移動し、用紙受
入位置にあるビン1に収納される。収納されたシート材
Pは、ジョガー棒40をフェンス14方向に動かし、シ
ート材Pをフェンス14まで寄せることにより用紙揃え
を行う。一方ビン1は、シート材Pを収納した後上昇す
るとともに水平方向に移動し斜め上に移動し、下のビン
1をシート材受入れ状態にする。又は、ビン1はシート
材Pを収納した後、下降し、一つ上のビン1が下降する
とともに水平方向に移動し、斜め下に移動しビン1をシ
ート材受入れ状態にする。上記動作をくりかえしシート
材Pを分配していく。このためビン1の移動軌跡Nは図
5,6に示すようにシート材受入部に変倚部Bを有する
軌跡となる。 【0043】このように構成された第1例にあっては、
図7及び図8の如くジョガー棒33を直すぐに形成して
長孔(或いは切欠部)15を大きく形成したものに比べ
て、ジョガー棒40はビン1の変倚部に当たる部分をビ
ン1の移動軌跡Nと同じ形状に曲げ部を設けることによ
りビン1のジョガー棒40の逃し孔の大きさを最小にで
きる。したがって、ビン1の長孔(切欠部)41が必要
最小限の大きさで済むため、ジャムの発生する危険を最
小限にすることができる。 【0044】図9〜図12は用紙揃え装置の第2例を示
すもので、この第2例が前記第1例と異なる点は、ビン
1上に紙揃え時のジョガー棒40の移動範囲以外にも長
孔51に連続してつジョガー棒交換用孔52を設けたこ
とである。 【0045】図9は第2例のビンを示す平面図、図10
はジョガー棒交換用穴を示す説明図、図11はジョガー
棒の斜視図、図12はビンのシフト量を示す説明図であ
る。 【0046】この第2例では、前記図1及び図2に挿通
孔15、ジョガーアーム32に代えて、各ビン1には図
9に示すように、L字状の孔50が穿設され、この孔5
0は、ジョガー棒40が揺動動作を行なう長孔51と、
揺動範囲外に、長孔51に連続して形成された交換用孔
52とから構成されている。この長孔51にはジョガー
棒40が貫通されており、長孔51内でのb方向(図1
0)に往復運動をして前述した如く紙揃えを行なう。 【0047】ジョガー棒40は、図11のビン1、1、
1のシフト量fと同じ量(f)シフトして屈曲形成さ
れ、また、長孔51の幅cはジョガー棒40の径eより
少し大きく設定されている。交換用孔52は、ジョガー
棒40のシフト量fより少し大きい長さaとジョガー棒
40の径eより少し大きい幅dで切り欠かれ、ジョガー
棒40の往復運動範囲からはずれた所に配設されてい
る。この交換用孔52により、ジョガー棒40の脱着を
行なう。 【0048】このように構成された前記第2例にあって
は、交換用孔52を設けたことにより、ジョガー棒40
を容易に脱着でき、ビン1の交換性も良くなる。 【0049】また、交換用孔52は孔幅をジョガー棒幅
より少し大きく取るだけで済むので、ビン強度を保つこ
とができ、またビン1に排出される紙Pの孔への引っ掛
かりを防ぐことができる。 【0050】次に、本発明の実施例を説明する。 【0051】図13〜図18は本発明の実施例を説明す
るためのもので、図13は実施例の要部斜視図、図14
は図13の縦断面図、図15は支持部を装着前の状態を
示す説明図、図16のベルトと支持部との関係を示す平
面図、図17は図16の斜視図、図18は比較例として
図16に対応して示す説明図である。 【0052】この実施例では、前記図1及び図2に挿通
孔15、ジョガーアーム32に代えて、シート材Pを寄
せる用紙揃え(ジョガー)装置において、ジョガー棒4
0(或いは33)とジョガー棒40を保持するホルダー
60とを有し、ホルダー60の保持及びスライドガイド
用の長孔61を有するステー62が配設されている。ま
た、ホルダー60には、ジョガー棒40を挿入して保持
するための保持孔60aと、複数の抜け防止用の凸部6
3、63が設けられ、ステー62には、ガイドスライド
用の長孔61及びホルダー60の抜け防止用凸部63に
対応する位置に逃し形状とした取付孔64が設けられて
いる。また、ホルダー60を移動させるためのタイミン
グベルト65が配設され、タイミングベルト65とジョ
ガー棒40がほぼ1直線上に配置されている。66は保
持孔60a内に嵌め込まれてジョガー棒40を保持する
コイルスプリング等のクッション材、67は保持孔60
aの両側にそれぞれ設けられたタイミングベルト65の
位置決めピンである。タイミングベルト65は、一対の
位置決めピン67、67に掛けるとともに、一対の位置
決めピン67、67間の当該タイミングベルト65部分
を保持孔60aの外壁60bに迂回してある。なお、タ
イミングベルト65の変わりに、ホルダー60を移動さ
せるためにワイヤーを用いてもよい。 【0053】このように構成された実施例にあっては、
上下ステー62、62には、ホルダー60が入り寄せの
時のスライドガイドとなるように長孔状のバーリングを
形成して長孔61を構成し、この長孔61の中をホルダ
ー60がスライドするようにすることにより、ステー6
2、62はホルダーガイドとステーを兼用するので、部
品点数が削減されコストダウンとなる。 【0054】また、ホルダー60に複数のホルダー抜け
防止用の凸部63を有しステー62のスライドガイド用
長孔61とつながって、前記ホルダー凸部63に対応す
る位置に逃しを有する孔64を有することから、ホルダ
ー60取付時には、逃しを有する孔64を通し、使用時
はホルダー60がスライドガイド用長孔61にあるた
め、前記凸部63がステー62に引っかりホルダー60
が抜けるのを防止することができる。 【0055】また、ジョガー棒40を保持し、スライド
を行うホルダー60とホルダー60を移動させるための
タイミングベルトを有する揃え装置で、前記ジョガー棒
40とタイミングベルト65を一直線上に配置すること
により、ジョガー棒40でシート材Pを押しても、図1
8に示すようにホルダー60に回転力が加わらない。そ
のため、特別な回転止め機構がなくてもホルダー60を
スムースに動かすことが可能であり、モータの小型化も
できる。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、タイミングベルト又はワイヤをホルダーに
埋設することなく、タイミングベルト又はワイヤの延設
方向上にジョガー棒が簡単に配置できて、ホルダーに回
転力が発生せず、従来の如く特別な回転止めを必要とす
ることなく、スムースに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が適用される用紙処理装置全体
の斜視模式図である。 【図2】本発明の実施例が適用される用紙処理装置のビ
ントレイ近傍の平面図である。 【図3】本発明の実施例が適用される用紙処理装置のビ
ントレイの偏倚動作を示す説明図である。 【図4】本発明の実施例が適用される用紙処理装置の偏
倚部を拡大して示した説明図である。 【図5】用紙揃え装置の第1例の要部を示す説明図であ
る。 【図6】図5を上方から見て示す説明図である。 【図7】第1例に対する比較例を図5に対応して示す説
明図である。 【図8】第1例に対する比較例を図6に対応して示す説
明図である。 【図9】用紙揃え装置の第2例のビンを示す平面図であ
る。 【図10】第2例のジョガー棒交換用孔を示す説明図で
ある。 【図11】第2例のジョガー棒の斜視図である。 【図12】第2例のビンのシフト量を示す説明図であ
る。 【図13】本発明の実施例の要部斜視図である。 【図14】図13の縦断面図である。 【図15】本発明の実施例の支持部を装着前の状態を示
す説明図である。 【図16】本発明の実施例のベルトと支持部との関係を
示す平面図である。 【図17】図16の斜視図である。 【図18】本発明の実施例に対する比較例として図16
に対応して示す説明図である。 【符号の説明】 1 ビントレイ 40 ジョガー棒 60 ホルダー 61 長孔 62 ステー 63 凸部 64 取付孔 65 タイミングベルト 66 クッション材 67 位置決めピン
の斜視模式図である。 【図2】本発明の実施例が適用される用紙処理装置のビ
ントレイ近傍の平面図である。 【図3】本発明の実施例が適用される用紙処理装置のビ
ントレイの偏倚動作を示す説明図である。 【図4】本発明の実施例が適用される用紙処理装置の偏
倚部を拡大して示した説明図である。 【図5】用紙揃え装置の第1例の要部を示す説明図であ
る。 【図6】図5を上方から見て示す説明図である。 【図7】第1例に対する比較例を図5に対応して示す説
明図である。 【図8】第1例に対する比較例を図6に対応して示す説
明図である。 【図9】用紙揃え装置の第2例のビンを示す平面図であ
る。 【図10】第2例のジョガー棒交換用孔を示す説明図で
ある。 【図11】第2例のジョガー棒の斜視図である。 【図12】第2例のビンのシフト量を示す説明図であ
る。 【図13】本発明の実施例の要部斜視図である。 【図14】図13の縦断面図である。 【図15】本発明の実施例の支持部を装着前の状態を示
す説明図である。 【図16】本発明の実施例のベルトと支持部との関係を
示す平面図である。 【図17】図16の斜視図である。 【図18】本発明の実施例に対する比較例として図16
に対応して示す説明図である。 【符号の説明】 1 ビントレイ 40 ジョガー棒 60 ホルダー 61 長孔 62 ステー 63 凸部 64 取付孔 65 タイミングベルト 66 クッション材 67 位置決めピン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−192069(JP,A)
特開 昭62−12573(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65H 39/11
B65H 31/00 - 31/40
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シート材を寄せるシート材揃え装置にお
いて、 ジョガー棒と、前記 ジョガー棒を保持するホルダーと、前記 ホルダーを移動させるためのタイミングベルト又は
ワイヤを有し、前記ホルダーには、前記ジョガー棒を保持するための保
持孔と、前記タイミングベルト又はワイヤの延設方向に
対して前記保持孔を挟んで前記タイミングベルト又はワ
イヤを迂回させて保持する位置決め部とを備え、 前記タイミングベルト又はワイヤを、前記位置決め部に
掛けるとともに、前記位置決め部間の当該タイミングベ
ルト又はワイヤ部分を迂回して、 前記タイミングベルト
又はワイヤの延設方向上に前記ジョガー棒が配置される
ように、前記ジョガー棒を前記保持孔内に保持したこと
を特徴とするシート材分配収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015535A JP3434506B2 (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | シート材分配収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002015535A JP3434506B2 (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | シート材分配収納装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33933891A Division JP3297065B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | シート材分配収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002255440A JP2002255440A (ja) | 2002-09-11 |
JP3434506B2 true JP3434506B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=19191952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002015535A Expired - Fee Related JP3434506B2 (ja) | 2002-01-24 | 2002-01-24 | シート材分配収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3434506B2 (ja) |
-
2002
- 2002-01-24 JP JP2002015535A patent/JP3434506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002255440A (ja) | 2002-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2642804B2 (ja) | シート分類装置 | |
JP2001106423A (ja) | 高速後処理装置 | |
JP6623067B2 (ja) | シート集積装置 | |
JP3434506B2 (ja) | シート材分配収納装置 | |
JP3658476B2 (ja) | 紙片位置揃え機構を備えた紙片ソート装置 | |
JP3297065B2 (ja) | シート材分配収納装置 | |
JP3277465B2 (ja) | シート分配収納装置 | |
JP3122677B2 (ja) | シート分配収納装置 | |
JP2784036B2 (ja) | 画像形成後処理装置 | |
JP3155578B2 (ja) | シート分配収納装置 | |
JP3137679B2 (ja) | 画像形成処理装置 | |
JPH05155507A (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP3409908B2 (ja) | シート材分配収納装置 | |
JP3299301B2 (ja) | 冊子類の頁捲り装置 | |
JP3122674B2 (ja) | シート分配収納装置 | |
JP2018184301A (ja) | シート集積装置、シート処理装置、及び画像形成装置 | |
JP3340214B2 (ja) | 紙葉類分離繰り出し集積機構 | |
JPH10329962A (ja) | シート送り装置 | |
JP3273449B2 (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP3105586B2 (ja) | シート収納装置 | |
JPH10310320A (ja) | 後処理装置 | |
JP3582296B2 (ja) | 後処理装置 | |
JP3214506B2 (ja) | シート揃え装置 | |
JP2024074127A (ja) | シート処理装置並びに画像形成システム | |
JP3986841B2 (ja) | 用紙後処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |