JP3434296B2 - 水感応性及び水非感応性構造を有する区分状ポケット内に配置された超吸収材料を有する吸収性物品 - Google Patents

水感応性及び水非感応性構造を有する区分状ポケット内に配置された超吸収材料を有する吸収性物品

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、吸収性物品、特に吸収性個人ケア物品に関
する。もっと詳細に述べると、本発明は、一対のキャリ
ヤーシートの間に保持された超吸収性材料ポリマーの区
分状ポケットを備える使い捨て衣類に関する。
背景技術 使い捨ておむつのような吸収性物品は、吸収性パッド
と外パッドに組み合わされた水性コロイド物質を保持す
るポケットとを有する吸収性パッド組立体からなるもの
であった。たとえば、1977年10月25日にH.カラミに付与
された米国特許第4,055,180号、及び1982年11月23日に
J.スティマに付与された米国特許第4,360,021号を参照
されたい。
また、吸収性物品には、バラバラの超吸収性材料粒子
とバラバラのイントロファイング粒子の均一な混合体を
含む少なくとも一つのポケットを備える吸収性層からな
るものもある。たとえば、1982年5月4日にR.エリアス
に付与された米国特許第4,327,728号、及び1983年5月
3日にR.エリアスに付与された米国特許第4,381,783号
を参照されたい。
他の吸収性物品としては、おむつ吸収綿となる上下の
繊維質ウエブの間に互いに間隔をもって形成した区分領
域に一定量の高度に液体吸収性の超吸収性材料を備え、
ネットワーク状の高密度導液用エンボスと、少なくとも
一つの一体の高密度導液層を、吸収性構造内での液体の
案内と位相のためにもうゅるものがある。たとえば、19
90年10月2日にF.メセックに付与された米国特許第4,96
0,477号を参照されたい。
上述したような従来の吸収性物品は、十分な性能を発
揮しなかった。使用した量の超吸収性材料が有効に利用
されず、物品の使用サイクル中における超吸収性材料の
収容が十分でなかった。吸収した液体の保有が不十分
で、吸収性物品は過度の洩れを生じた。
発明の簡単な説明 一般的にいうと、本発明は、第1の液体透過性のキャ
リヤー層と少なくとも一つの第2のキャリヤー層とから
なる顕著性のある吸収性物品を提供する。水感応性取付
け手段がキャリヤー層を互いに固定し、実質的に取付け
られた区域と実質的に取付けられない区域とを形成す
る。実質的に取付けられない区域は、複数のポケット領
域を形成し、このポケット領域に高度に吸収性の材料が
配置されて吸収性積層体を形成する。2次的な取付け手
段が、選定した2次的な取付け領域に沿ってキャリヤー
層を互いに固定し、両者間に実質的に水非感応性の結合
部を形成する。2次的な取付け領域は、ポケット領域か
ら離れた位置にほぼ限定される。
本発明の吸収性部物品の種々の特徴は、外物品が乾燥
した状態で、選定した列状のポケットに高度に吸収性の
材料をしっかりと配置し、収容する吸収性構造を提供す
ることができる点にある。物品が湿った状態になったと
き、本発明の吸収性構造は、膨潤し堆積が大きくなった
材料を収納したままで、高度に吸収性の材料の位置を、
より確かな状態で維持することができる。さらに、膨潤
した吸収性のゲル状材料は、吸収性積層体の領域から逃
げる可能性が低い。同時に、取り付け手段の水感応性
が、個々のポケット領域間の通路を維持するのを助け、
各ポケット領域に液体が流れるのを助長することができ
る。吸収性構造のポケット領域内に収容された高度に吸
収性の材料は、より有効に利用でき、構造体の吸収特性
が改良される。その結果、吸収性物品は薄い構造とする
ことができ、多量の液体を吸収でき、洩れが少ない。構
造体が薄いことは、着用性が改善されることであり、着
用者の快適性が得られる。
図面の簡単な説明 本発明は、以下の詳細な説明と図面を参照することに
より、もっと完全に理解でき、その利点も明らかにな
る。図において、 図1は、本発明の物品を完全に開いた状態で示す、一
部断面の平面図、 図2は、図1に示す本発明の物品の長さ方向の断面
図、 図3は、種々の弾性部材が収縮して弾性化された部分
にギャザーが漬けられた状態を示す本発明の物品の斜視
図、 図4は、上シートの外側面上にサージ層を有する本発
明の物品の実施例の長さ方向の断面図、 図5は、選定した分配層により構成される補助吸収体
の身体側表面に吸収性積層体が配置された本発明の吸収
性構造の上面図、 図6は、本発明の吸収性積層体の一部切断平面図、 図7は、図6に示す吸着性積層体の横断面図、 図8は、吸収性積層体の身体側表面に分配層が配置さ
れた本発明の吸収性構造の横断面図、 図9は、吸収性積層体のポケット領域を形成するヒー
トシールユニットの使用状態を示す図、 図10は、吸収性積層体のポケット領域を形成するため
に採用されるエンボス型の使用状態を示す図、 図11は、本発明の特定の構造を形成するために使用さ
れる真空箱の平面図、 図12は、実質的に水非感応性の吸収性積層体と、該積
層体の全周に沿って延びる2次的取り付け手段を一部断
面で示す平面図、 図13は、実質的に水非感応性の吸収性積層体と、該積
層体の横側周に沿って延びる2次的取り付け手段と、隣
接したポケット領域間に配置された実質的に水感応性の
2次的取り付け手段を一部断面で示す平面図、 図14は、湿った積層体内で実質的に水非感応性の2次
的取り付け手段が通路領域を維持するのを助ける状態を
示す湿った吸収性積層体の横断面図である。
発明の詳細な説明 ここでは、本発明の吸収性構造を使い捨て吸収性物品
について使用する場合を説明するが、本発明の吸収性構
造の潜在的な用途は使い捨て吸収性物品には限らないこ
とを理解されたい。ここで、「使い捨て吸収性物品」と
いう用語は、身体排出物を吸収し、収容するものであ
り、限られた期間の使用の後に捨てられる物品を意味す
る。これらの物品は、再使用のために回収されたり、貯
蔵されたりするものではない。これらの物品は、身体か
らの排出物を吸収し、収容するために着用者の身体に接
して、又はその近傍に置かれるものである。ここでの説
明は、特におしめについてなされるが、本発明は、成人
のための失禁衣類、生理用ナプキン、幼児のトレーニン
グパンツ、ベッドパッド等、他の使い捨て個人ケア用吸
収性物品にも適用できる。
図1及び図2を参照すると、おしめ10のような吸収性
物品が、弾性収縮体やギャザーを除去して拡げられ、平
坦にした状態で示されている。この吸収性物品は、図
5、図6、図7に示すように、顕著性のある吸収性構造
を備えることができる。吸収性構造は、第1の液体透過
性キャリヤー層98と、少なくとも一つの第2のキャリヤ
ー層100を備える。水感応性接着剤102のような水感応性
取り付け手段がキャリヤー層98、100を互いに固定し
て、実質的に取り付けられた区域104と多数の実質的に
取り付けられない区域106を形成する。実質的に取り付
けられない区域106は、複数のポケット領域108を形成
し、このポケット領域108に超吸収性材料の粒子のよう
な高度に吸収性の材料が配置され、吸収性積層体112を
構成する。
本発明の種々の構成では、吸収性積層体112を形成す
るのに使用される取り付け手段は、積層体が実質的に乾
燥状態にあるとき該積層体の一体性を作用上維持ずくの
に十分な強度を有する。加えて、該取り付け手段は、キ
ャリヤーシートが尿のような水性液体により濡らされた
ときにも積層体の一体性を全体的に維持できるほど十分
な強度を有する。しかし、取り付け手段の保持強度は、
高度に吸収性の材料が実質的に飽和するまで濡らされた
ときに該高度に吸収性の材料が膨潤するのを過度に制限
するのを実質的に避け得る程度に十分に低いものであ
る。さらに、取り付け手段の強度は、高度に吸収性の材
料が水性液体を吸収する際に該高度に吸収性の材料によ
って発生する膨張力のもとで、キャリヤー層98がキャリ
ヤー層100から分離できる程度に十分に低いものであ
る。取り付け手段の強度を適当に調和させることによ
り、キャリヤー層は取り付け手段の取り付け強度より大
きい破裂強度を有するように形成できる。取り付け手段
の選定した保持強度と選定され制御された分離能力が、
高度に吸収性の材料に、液体吸収に際して効率的かつ有
効な体積膨張を許容すると同時に、キャリヤー層の破裂
を実質的に裂けるのを可能にする。
図1において、おしめ10の構造を明瞭に示すため、構
造体を部分的に切断して、おしめの側部が観察者側に出
るように示してある。おしめ10の図示した実施例は、中
間の股領域16を有し、該股領域16が前後の腰バンド領域
12、14を接続する。おしめの外縁が周辺を形成し、この
周辺において、縦方向に延びる側縁部が符号20で示さ
れ、横方向に延びる縁部が符号22で示されている。側縁
は湾曲しておしめの脚開口を形成することが好ましい。
端縁は直線状に目死されているが、湾曲していてもよ
い。さらに、おしめは横方向中心線24と縦方向中心線26
を有する。
おしめ10は液体透過性の上シート28と、実質的に液体
不透過性のバックシート30と、該上シートとバックシー
トの間に配置された吸収性構造32のような吸収体と、脚
部弾性部材34と、腰部弾性部材42、44を備える。上シー
ト28と、バックシート30と、吸収性構造32と、弾性部材
34、42、44は周知のおしめ構造を形成するように組み合
わせることができる。
図4及び図5を参照すると、本発明の吸収性物品の種
々の態様は、吸収性構造32が、尿等の吸収した液体を貯
蔵し保持するための、吸収性積層体112のような一次吸
収部を有する保持部48を備えることができる。保持部は
又、外側分配層120のような補助吸収体を備えることが
でき、本発明の特定の態様においては、この補助吸収体
は、身体側分配層184に代えるか、又は該補助吸収体に
加えて身体側分配層184を設けることもできる(図
8)。
本発明の種々の態様は又、サージ処理部46を有する吸
収性物品を提供することもでき、このサージ処理部46
は、上シート28の身体側表面上に配置するか(図2)、
又は反対側の、バックシート30に面した上シート28の外
側表面に配置することができる(図4)。本発明の理想
的な配置では、サージ処理部は、複数部品からなる上シ
ートに対応するように配置する。この上シート形状は、
たとえば2個の個別の上シート部分をおしめの横方向に
互いに間隔をもって配置して、これら上シート部分をつ
なぐように中間のサージ処理部を接続するものである。
これによって、サージ処理部は上シート複合体の中間部
を構成するようになる。
本発明に使用するのに適した吸収性物品構造は、1991
年9月11日に出願され、1993年3月9日に米国特許第5,
192,606号として特許されたた、D.プロクシマイアーら
の米国特許出願07/757,778「改良された柔軟性及び乾燥
性を示し、液体を迅速に取り込むことができる吸収性物
品」に説明されており、その開示を適切である範囲(反
するものでない範囲)で本明細書の一部とする。本発明
にとって適当な他の吸収性構造がW.ハンソンらの米国特
許出願07/757,760「液体を迅速に取り込むことができる
薄い吸収性物品」に開示されており、その開示を適切な
範囲で本明細書の一部とする。
図1ないし図3に例示されたおしめ10の実施例では、
上シート28とバックシート30がほぼ同じ大きさであり、
長さと幅の寸法が吸収性構造32のそれより全体的に大き
い。上シート28はバックシート30に組み合わされ、その
上に重ねられており、おしめ10の周辺18を形成する。こ
の周辺は、おしめ10の外周又は外縁を限定しており、図
示実施例では、端縁22と成形された縦縁20とからなる。
おしめ10は、おしめの周辺18の端縁22から横方向に、お
しめの横方向中心線24に向かって、おしめの長さの約2
%から約10%、好ましくは約5%の距離にわたって延び
る前後の腰バンド領域12、14を有する。これらの腰バン
ド領域は、着用状態で、着用者の腰部又は中下胴部を全
体的又は部分的に覆うか、或いは囲むようになるおしめ
10の上部を構成する。本発明の特定の態様では、バック
シート30は前後腰バンド領域12、14の両者又は一方にほ
ぼ液体不透過性を与える。本発明の他の態様では、バッ
クシート30は、腰部領域12、14の両者又は一方に、液体
及び空気の両方に対する不透過性を与えるようにするこ
とができる。
中間の股領域16は、腰バンド領域12、14の間にあって
これら領域を連結しており、着用状態で、着用者の脚部
間に位置し、着用者の下胴部を覆うおしめの部分を構成
する。したがって、股領域16は、おしめ10又は他の使い
捨て吸収性物品において流体のサージが繰り返し生じる
代表的な部分である。
上シート28は、着用者の肌に接したとき、なじみがあ
り、柔らかい感触を与え、刺激しない身体側の表面を提
供する。さらに、上シート28は、保持部48より親水性が
少なく、液体透過性のために十分に多孔性であり、液体
が容易に厚さ方向に透過できるようにすることができ
る。適当な上シート28は、多孔性発泡体、編み状発泡
体、多孔プラスチックフィルム、天然繊維(たとえば木
質又は綿繊維)合成繊維(たとえばポリエステル又はポ
リプロピレン繊維)又は天然繊維と合成繊維の混合物な
ど、広い範囲から選択して製造することができる。上シ
ート28は、着用者の肌を吸収性構造32に保持される液体
から隔離するのを助けるために採用されるものである。
上シート28として種々の織布又は不織布を使用するこ
とができる。例えば、上シート28は、メルトブローまた
はスパンボンドにより形成したポリオレフィン繊維から
形成することができる。上シート28は又、天然繊維及び
合成繊維を接合しカーディングしたウエブから形成して
もよい。
ここの説明では、「不織布」という用語は、織工程又
は編み工程なしに形成される材料のウエブを意味する。
「布」という用語は、織布、編布及び不織繊維ウエブの
すべてを含む意味に用いる。
上シートの布は、実質的に疎水性の材料により形成さ
れ、この疎水性材料は、所望のレベルの濡れ性及び親水
性を与えるために表面活性剤で処理するか他の処理を行
ってもよい。本発明の特定の実施例では、上シート28
は、スパンボンドにより形成された不織状態の、2.8な
いし3.2デニールの繊維を、基礎重量が約22gsm、密度が
約0.06gm/ccのウエブに形成したものである。布は約0.2
8%のトリトン(Triton)X−102表面活性剤により処理
する。
図示実施例では、上シート層28の身体側表面に2つの
収納フラップ62が結合される。収納フラップ62の適当な
構造及び配置は、たとえば1987年11月3日にK.エンロー
に付与された米国特許第4,704,116号に記載されてお
り、その開示は適切な範囲でここに採り入れる。
図示した配置においては、収納フラップ62は該フラッ
プの固定縁64に沿って上シート層28に取り付けられる。
各収納フラップの可動縁66は、1又はそれ以上の弾性材
料の帯からなるフラップ弾性部材68を備える。たとえ
ば、複数の弾性帯を空間的に分離したほぼ平行な配置状
態にすることができ、適当な弾性帯は、たとえば470デ
シテックス(decitex)リクラ(Lycra)エラストマーか
ら形成することができる。弾性部材68は、弾性的に収縮
できる状態で収納フラップの可動縁に結合されており、
その弾性部品が収縮すると収納フラップの縁にギャザー
が付され、縁が短くなる。その結果、各収納フラップの
可動縁が、特におしめの股領域において、上シート28の
身体側表面又はサージ処理部46から離れて全体として直
立しほぼ直角な形状になるような位置をとる傾向を持
つ。この収納フラップは、上シート28を構成する材料と
同じものから構成してもよいし、違うもので構成しても
よい。理想的な実施例では、収納フラップは、サージ処
理部46を構成する材料と同じ又は異なる材料により形成
することができる。収納フラップは空気透過性、液体透
過性、実質的に液体不透過性の材料又はそれらの組み合
わせにより形成してもよい。
バックシート30は液体透過性材料により形成すること
ができるが、実質的に液体不透過性にされた材料により
形成することが好ましい。たとえば、典型的なバックシ
ートは、薄いプラスチックフィルム又は他の液体不透過
性の材料により形成することができる。本明細書では、
「可撓性」という用語は、着用者の身体になじみ、身体
の形状及び外形に容易に適合する材料を意味する。バッ
クシート30は、吸収性構造32に含まれる排泄物がおしめ
10に接するベッドのシーツや衣類のような物品を濡らす
のを紡糸する。バックシートは材料の一体的な層とする
か又は複数の部品を横に並べて或いは積層して組み合わ
せた複合層構成とすることができる。図示実施例のバッ
クシート30は、おしめの腰バンド領域12、14において横
方向に延びるように突出する耳部を備える。この耳部は
バックシート30の股部と対応し着用者の脚まわりに位置
する脚開口を形成する。
本発明の特定の実施例では、バックシート30は約0.01
2mmから約0.051mmまでの厚さのポリエチレンフィルムで
ある。図示実施例における、バックシートは約0.032mm
の厚さのフィルムである。バックシートの別の構造例と
しては、吸収体に隣接するか又は該吸収体の近傍に位置
する選定した領域において完全に又は部分的に所定レベ
ルの液体不透過性を与える処理を施した織布又は不織繊
維ウエブ層により形成することができる。
本発明の特定の態様では、ほぼ液体不透過性のバック
シート材料の端縁がバックシート部材の前後腰バンド縁
部の位置まで延びるように形成する。図示実施例では、
たとえばバックシート30を構成するポリマーフィルムが
該バックシートのほぼ前後腰バンド縁部まで延びるよう
に形成する。
典型的には、バックシート30は、物品が外カバーを形
成する。任意に、物品のバックシートは、1又はそれ以
上の別々の層とすることができ、これらの層を外側カバ
ー層とは別に設けて該外側カバー層と吸収性構造との間
に配置することができる。
任意に、バックシート30は、マイクロポーラス構造の
「通気性」材料として水蒸気は吸収性構造から逃がすが
液状排泄物はバックシートを透過しないようにすること
ができる。たとえば、通気性のバックシートは、マイク
ロポーラス構造のポリマーフィルム又は不織布に所望レ
ベルの液体不透過性を与えるような被覆又は処理を施し
たものから構成することができる。たとえば、適当なマ
イクロポーラスフィルムとしては、日本国東京所在の三
井東圧株式会社から入手できるPMP−1材料、又はミネ
ソタ州ミネアポリスの3Mから入手できるXKO−8044ポリ
オレフィンフィルムがある。バックシートは又、美学的
に好ましい外観を示すようにエンボス加工するか或いは
マット仕上げをすることができる。
バックシート30の寸法及び形状は、典型的には吸収性
構造32の寸法と選んだ正確なおしめの設計により決定さ
れる。おしめ10は、たとえばほぼT型、ほぼI型又は変
形砂時計形状とすることができ、それぞれ前後耳物品3
8、40を形成することができる。バックシートは、吸収
性構造32の端縁を越えて所定距離だけ、たとえば約1.3c
mから約20.3cm(約0.5インチから8インチ)の範囲の距
離だけ延びるようにすることができる。
上シート28とバックシート30は、互いに結合するか、
又は作動的に組み合わせる。ここで、「組み合わせる」
という用語は、上シート28をバックシート30に直接固定
することにより上シート28がバックシート30に直接に接
合される形状と、上シート28を中間部材に固定し、該中
間部材をバックシート30に固定することにより上シート
28がバックシート30に結合される形状を含む意味に用い
る。上シート28とバックシート30は、おしめ周辺18にお
いて、接着剤、超音波接合、熱接合、その他当業界で知
られたどのような取り付け手段(図示せず)を用いて互
いに直接的に固定してもよい。たとえば、接着剤の均一
な連続層、接着剤のパターン状の層、接着剤の噴射パタ
ーン、接着剤の分離した線の列、渦巻き状又は点状のパ
ターン等を使用して上シート28をバックシート30に固定
することができる。上述の取り付け手段は又、物品の他
の部品を連結したり組み立てたりするのに使用すること
ができる。
典型的には、テープタブファスナー36のような固定手
段をおしめ10の後側腰バンド領域14の横方向側端部に設
けて、通常の方法でおしめを着用者上に保持する機構を
構成する。テープタブファスナー36は、当業界で周知の
どの形式のものでもよく、典型的にはおしめの隅部に設
ける。適当な接着性テープファスナーは、1992年9月15
日にY.ヒュアンらに付与された米国特許第5,147,347号
に記載されており、適切な範囲でその開示をここに採り
入れる。
おしめ10の周辺18に隣接した位置に弾性部材34、42、
44が配置されている。各側縁領域20に沿って、脚用弾性
部材34が配置され、おしめ10を着用者の脚に引きつけて
保持する。後腰部弾性部材42のような腰部弾性部材がお
しめ10の端縁22のいずれか一方又は両方に配置されて弾
性化された腰バンドを形成する。
弾性部材は、弾性的に収縮できる状態でおしめ10に固
定され、通常の変形状態では弾性部材がおしめ10を有効
に収縮させる。弾性部材は、少なくとも2つの方法によ
り弾性的に収縮可能な状態で取り付けることができ
る。、たとえば、弾性部材を引き延ばし、おしめ10を収
縮していない状態にして取り付ける。別の方法として
は、おしめ10をたとえばプリーツにより収縮させてお
き、弾性部材を緩めた状態すなわち引き延ばしていない
状態でおしめ10に取り付ける。まだ他の手段、たとえば
熱収縮弾性材料を使用して衣類にギャザーを付与するこ
とができる。
図1に示す実施例では、脚部弾性部材34は、おしめ10
の股領域16のほぼ全長にわたって延びる。別の形態とし
ては、弾性部材34は、おしめ10の全長にわたって、或い
は特定のおしめ設計にとって望ましい弾性的に収縮可能
な線の配置を形成するに適当な長さに渡って延びるよう
にしてもよい。
弾性部材34、42、44は、多くの形状のどの形状であっ
てもよい。たとえば、個々の弾性部材34の幅は、0.25mm
(0.01インチ)から25mm(1.0インチ)又はそれ以上の
範囲で変えることができる。弾性部材は、弾性材料の1
本の帯でもよく、また弾性材料の数本の平行又は非平行
の帯でも、或いは直線状または曲線状に配置してもよ
い。帯が非平行である場合には、2本又はそれ以上の帯
が交差するか、又は弾性部材内で連結されるようにして
もよい。弾性部材は、周知の幾つかの方法のいずれでお
しめに固定してもよい。たとえば、弾性部材を種々の接
合パターンを使用して超音波接合、加熱及び加圧接着す
ることができ、またホットメルト接着剤の噴射パターン
又は渦巻きパターンによりおしめ10に接着することがで
きる。本発明の種々の形態では、弾性部材は上シート28
の最も内側の身体側表面に配置できる。別の形態として
は、弾性部材を上シート28とバックシート30の間に配置
することができる。
本発明の例示した実施例では、図示した脚部弾性部材
34はキャリヤーシート37を備え、このキャリヤーシート
に複数の弾性帯39からなる弾性剤の群が取り付けられ
る。弾性帯は互いに交差したり接合されたものでもよ
く、また互いに完全に離れたものでもよい。図示したキ
ャリヤーシートは、たとえば0.002cmの厚さのエンボス
されないポリプロピレン材料から形成することができ
る。たとえば、図示した弾性帯は、デラウエア州ウイル
ミントン所在のデュポン社から入手可能なリクラ(Lycr
a )弾性材とすることができる。各弾性帯は、典型的
には約620から1050デシテックス(decitex(dtx))の
範囲内であり、各弾性化脚バンドに3個の帯を採用した
本発明の実施例では、約940dtxとすることができる。
脚部弾性体34は、全体的に直線状とすることができ、
任意に曲線状とすることもできる。たとえば、湾曲状の
弾性体の場合には、内向きにおしめの縦方向中心線の方
に向けて湾曲させて、湾曲した弾性帯の組の最内方の点
(すなわち物品の横方向に対して頂部にあたる点)が弾
性帯の組の最外方の縁から内方に約1.9ないし3.8cm(約
0.75ないし1.5インチ)のところに位置するようにする
ことができる。特定の配置では、弾性体の曲率は、おし
めの中心線に対して対称になるような形状又は配置には
しない。図1に例示したように、湾曲した弾性体は、内
向きの湾曲と外向きの湾曲を有するレフレックス型の湾
曲で、弾性体の中心の長さが、おしめの前又は後の腰バ
ンドの方に向けて約0ないし8cmの範囲内で選定した距
離だけオフセットした形にして、望ましい着用感と外観
を呈するようにすることができる。本発明の特定の実施
例では、湾曲した弾性体の組の最内方の点(頂部)が約
0ないし12cmだけおしめの前又は後の腰バンドの方に向
けてオフセットして、外向きに湾曲したレフレックス部
分がおしめの前側腰バンドの方に向かって位置するよう
に形成できる。
本発明の図示実施例は、おしめ10の後側腰バンド部14
に配置された第1腰部弾性部材42と、前側腰バンド部12
に配置された第2腰部弾性部材44を備えている。しか
し、本発明の任意の形態では、おしめの前側又は後側腰
バンドのいずれかに1個の弾性部材を配置してもよい。
たとえば、おしめは、後側腰バンドに沿って只1個の腰
部弾性部材を配置したものでよい。腰部弾性体42は、バ
ックシート30により形成された後端縁部22に配置するこ
とができ、図示した対のファスナータブ36と同じ長さで
横方向に重なるように配置することができる。
腰部弾性部材は、横方向に延びる横断方向幅寸法が物
品幅92の約20ないし80%の範囲内になるようにすること
ができる。別の構成としては、腰物品弾性体の幅寸法
は、物品幅92の約25ないし60%の範囲内とすることがで
き、理想的には、物品幅の約40ないし50%とすることが
できる。本発明の特定の態様においては、腰部弾性体42
又は44は、横断方向幅寸法が約5ないし33cmの範囲にな
るようにすることができる。別の構成では、腰部弾性体
の横断方向幅寸法は、約10ないし20cmの範囲内、理想的
には約12ないし16cmの範囲内とする。
また、腰部弾性部材42又は44は、縦方向に延びる長さ
についての寸法が約1ないし10cmとなるようにすること
ができる。別の構成としては、腰部弾性体の長さ方向の
寸法は、約2ないし8cmの範囲内、理想的には約2.5ない
し5cmの範囲内とする。腰部弾性体42、44のような弾性
部材は、エラストマー状の引き延ばして接合した積層体
(SBL)又はエラストマー状メルトブローウエブのよう
なエラストマー質の衣類状不織繊維材料から構成するこ
とができる。弾性部材を形成するのに適当なメルトブロ
ーエラストマー繊維ウエブは、1987年5月5日T.ウイス
ネスキーらに付与された米国特許第,663,220号に記載さ
れており、ここでの説明に適切な範囲でその開示をここ
に採り入れる。繊維質弾性層に固定した不織布の少なく
とも1層からなる複合布の例は、発明者がJ.テイラーと
表示された1987年公開のヨーロッパ特許出願EPA 011001
0号に記載されており、適切である範囲でその開示をこ
こに採り入れる。この複合不織布は、ストレッチボンド
積層体と通称される。
本発明のさらに別の態様では、腰部弾性体42、44のよ
うな弾性部材は、弾性材料の個別に区分された帯状部が
1又はそれ以上の不織繊維層に固定された構成の、伸長
させ得る弾性複合ウエブにより構成することができる。
そのような複合ウエブは、たとえばメルトブローによる
エラストマー材料の選定した帯状パターンをスパンボン
ドによる不織繊維材料2つの層の間に適当に挟んだ構成
とすることができる。この複合ウエブは又、個別のエラ
ストマー性の帯を不織繊維層に固定するか又は2つの不
織層間に挟んだ構成とすることもできる。たとえば、エ
ラストマー性帯は、熱可塑性で溶融押し出しが可能な材
料から形成することができる。適当なエラストマー材料
の例としては、ポリエーテル−ポリアミド・ブロック・
コポリマー、ポリウレタン、合成リニアA−B−A及び
A−Bブロック・コポリマー、塩素化ゴムとEVA(エチ
レン−ビニル・アセテート)の混合物、EPDM(エチレン
−ポリプロピレン・ジエン・モノマー)ゴム、EPM(エ
チレン−ポリプロピレン・モノマー)ゴム、EPDMとEPM
とEVAの混合物等がある。
吸収性構造32のような吸収体は、上シート28とバック
シート30の間に配置されておしめ10を形成する。吸収体
は、全体的に圧縮性で、着用者の肌になじみ、刺激しな
い構造である。本発明の目的では、吸収性構造は、材料
の単一の一体片から構成することができるが、別の構成
として、複数の個別に形成した材料片を互いに組み合わ
せて構成してもよい。吸収性構造が単一でほぼ一体的な
材料片から形成される場合には、該材料は、所望の構造
的特徴が選定した空間的領域に形成されるようにするこ
とができる。吸収性構造が複数の材料片からなるとき
は、これら材料片は、区分状の層形状とするか、又は他
の層状でない形状又は形態とすることができる。さら
に、製品の要求するところに応じて、個々の材料片は同
一範囲に配置しても別の範囲に配置してもよい。しか
し、個々の材料片の各々は、少なくともその境界の一部
に沿って吸収性構造内の少なくとも1つの他の材料片と
作用的に緊密な接触状態に配置ずくことが好ましい。別
の形態では、各材料片を、超音波接合又は接着剤接合、
或いは機械的ないしは液圧的ニードリング等の適当な接
着又は繊維交絡機構により吸収性構造の隣接する部分に
結合する。
吸収性構造32は、液状人体排泄物を吸収し保持する保
持部48を備える。たとえば、図5に示す実施例では、保
持部48は、分配層120により補助される吸収性積層体112
を備える。
吸収性構造32は、裏部51と前部49を有し、液体受取の
ためのターゲットゾーン53を形成する。吸収性構造は、
湾曲形状の周を特にその側縁に沿って有する。2つのほ
ぼ鏡像関係の、内方に湾曲した横縁部が、着用者の股部
内に配置するのに適した狭い中間部を形成する。
例示した吸収性構造32の実施例では、前部49が、概念
的に、2つの横方向に間隔をもった耳領域50、52と中央
領域54からなる3つの領域に分割されている。耳領域5
0、52は、吸収性構造の横方向側縁から該吸収性構造32
の全幅の1/10から1/3の距離だけ中心線58の方に向かっ
て延びて中央領域54に連なる部分により形成される。お
しめが着用されたとき、耳領域は着用者の腰部及び胴部
の側部にほぼ係合するような形状にされ、中央領域54は
着用者の腰部及び胴部の中間部にほぼ係合するような形
状にされる。
吸収性物品に関しては、嵩が小さいこと又は価格が低
いことが重要であり、サージ処理部及び保持部は衣類の
全体にわたって延びるようにはしない。たとえば図示し
た本発明の実施例では、吸収性構造32は、物品長90の約
90%より大きくない長さ94を持つ保持部48を備える。別
の構成としては、保持部は、物品長90の約80%より大き
くない長さ94を持ち、理想的には、所望の利点を得るた
めに物品長の約70%より大きくない長さとする。本発明
の特定の態様においては、保持部は、物品長90の約40%
より小さくない長さ94とする。或いは、保持部は、物品
長90の約50%より小さくない長さ94とし、理想的には、
所望の利点を得るために物品長の60%より小さくない長
さとする。
本発明の特定の態様においては、保持部48はバックシ
ート30の長さに沿って非対称に配置することができ、保
持部長94の少なくとも約45%がバックシート30の前半分
に配置されるようにすることができる。或いは、保持部
長の少なくとも約55%がバックシート30の前半分に配置
され、理想的には、所望の利点を得るために保持部長の
少なくとも約65%がバックシート30の前半分に配置され
るようにすることができる。
本発明の他の態様においては、分配層120のような保
持部の特定の領域に、該保持部48の長さよりその約50%
以上大きくない長さ69を有する液体透過性ラップシート
70を設けることができる。別の構成では、ラップシート
の長さ69は、保持部48の長さよりその約25%以上大きく
ないようにし、理想的には、所望の利点を得るために保
持部の長さよりその約10%以上大きくないようにする。
保持部48は、ラップシート70の長さ方向に沿って非対
称に配置することができ、該保持部の重量の少なくとも
約55%がラップシート70の前半部に位置するようにする
ことができる。別の構成では、保持部の少なくとも約65
重量%(wt%)がラップシート70の前半部に位置するよ
うに、そして理想的には、保持部長の少なくとも約75重
量%がラップシート70の前半部に位置するようにする。
吸収性構造32は、種々の寸法と形状(たとえば、矩
形、台形、T形、I形、砂時計形など)に形成すること
ができ、種々の材料から製造することができる。吸収性
構造32の寸法と吸収容量歯、意図される着用者の大きさ
と、吸収性物品の意図される用途により印加される液体
負荷に対応するものである。さらに、吸収性構造32の寸
法と吸収容量は、幼児から成人までの着用者を対象にで
きるように、種々変えることができる。加えて、本発明
によれば、サージ処理部46と保持部48の基礎重量及びそ
れらの比率は、変えることができる。
本発明の特定の態様においては、吸収性構造は、食塩
水について少なくとも約100gmの吸収容量を有する。理
想的には、吸収容量は、食塩水について少なくとも約20
0gmとする。別の構成では、吸収性構造は、食塩水につ
いて少なくとも約300gm、改善された性能を得るために
は理想的には、食塩水について少なくとも約400gmの吸
収容量を有する。
吸収性構造32の構成部品を形成するために、種々の形
式の濡らすことができる親水性繊維材料を使用すること
ができる。適当な材料の例としては、セルロース繊維の
ような自然に発生する本来的に濡らすことができる性質
の有機繊維、レーヨン繊維のようなセルロース又はセル
ロース誘導体からなる合成繊維は、ガラス繊維のような
固有の濡れ性を有する材料からなる無機繊維、特定のポ
リエステル又はポリアミド繊維のような固有の濡れ性を
有する熱可塑性ポリマーから製造された合成繊維、ポリ
プロピレンのような濡れ性のない熱可塑性ポリマーに適
当な手段により親水性を付与したものからなる合成繊維
がある。これら繊維は、たとえば、シリカによる処理、
適当な親水性を備え繊維から容易に除去できない物質に
よる処理、又は濡れ性のない疎水性の繊維を繊維形成中
又は繊維形成後に親水性ポリマーにより被覆することな
どにより親水性にすることができる。本発明の目的のた
めには、上述した種々の形式の繊維を選定的に混合して
使用することもできる。
ここで、「親水性」という用語は、繊維に接触する水
性液体により濡らされる繊維又は繊維表面を意味する。
材料の濡れ性の程度は、液体と材料の接触角又は表面張
力で表される。サージ処理部46において使用される特定
の繊維材料又は繊維材料の混合物の濡れ性を測定するた
めに適当な設備と技術としては、カーンSFA−222表面力
分析システムがある。このシステムで測定した場合、接
触角が90゜以下のものは「濡れ性」があり、また接触角
が90゜以上のものは「濡れ性なし」と表示される。
図5ないし図7に例示的に示したように、保持部48の
少なくとも一部はターゲットゾーン53に位置しており、
吸収性構造32の境界を実質的に定める。もっと詳細に述
べると、保持部は、第1の液体透過性キャリヤー層98と
少なくとも一つの第2のキャリヤー層100を有する。水
感応性接着剤102からなる機構のような水感応性取り付
け手段が、キャリヤー層98、100を互いに固定して実質
的に取り付けられた領域104と、多数の実質的に取り付
けられない領域106を形成する。実質的に取り付けられ
ない領域106は、複数のポケット領域108を形成し、この
ポケット領域108に超吸収性材料粒子110のような高度に
吸収性の材料が配置され、吸収性積層体112を構成す
る。
吸収性積層体112を構成するために種々の技術を使用
することができる。たとえば、選定した量の粒状超吸収
性材料をキャリヤー層100の所定のポケット位置に封じ
込め、通常の技術を使用して、全体的なパターン又は特
定の局部的なパターンで接着剤102を噴射又は他の手段
で塗布する。次いでキャリヤー層98をキャリヤー層100
の上に重ね、封入した量の超キャリヤー材料粒子をこれ
ら層間に挟む。2つのキャリヤー層は、個々のポケット
の間の分離領域とポケット位置の外周まわりの周辺領域
とで互いに接合される。ポケット位置のパターンは所望
のポケット列を定め、全体の組み合わせが作用可能な吸
収性積層体112を形成する。
キャリヤー層98は濡れ性又は非濡れ性の材料により形
成でき、図示実施例では、濡れ性の繊維ウエブにより形
成される。適当な繊維ウエブとしては、液圧的ニードリ
ングを行った不織パルプ繊維ウエブ、セルロース質ティ
シューからなるウエブ、メルトブロー繊維からなるウエ
ブ等がある。
キャリヤー層98を構成する繊維ウエブは、約5ないし
400gsm(平方メートル当たりのグラム値)の範囲の基礎
重量を有するものとすることができ、望ましくは約5な
いし100gsmの範囲の基礎重量のものとすることができ
る。或いは、基礎重量は、約10ないし50gsmの範囲、理
想的には所望の利点を得るために、約10ないし30gsmの
範囲とすることができる。キャリヤー層98がメルトブロ
ーウエブのような繊維質合成ポリマーウエブからなると
きは、この繊維は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、レーヨン、ハイドロフィル(Hydrofil
等から構成する。
第2のキャリヤー層100は、第1のキャリヤー層98を
構成する材料と同じ又は異なる材料から構成することが
できる。第2のキャリヤー層100は、液体透過性でも実
質的に液体不透過性でもよく、図示した実施例では、液
体透過性である。加えて、図示実施例の第2のキャリヤ
ー層100は、濡れ性の繊維ウエブにより構成するが、非
濡れ性繊維ウエブでもよい。
本発明の種々の配置において、キャリヤー層は、美学
的利点を与えるために、着色したり他の視覚的な強調を
備えるようにしてもよい。たとえば、吸収性積層体のポ
ケット領域におけるキャリヤー層材料の断面を着色し
て、吸収性構造の顕著性のある特徴の存在又は性能を視
覚的に示すようにすることができる。
図示実施例では、第1のキャリヤー層98は吸収性積層
体112の身体側に配置され、選定したレベルの湿潤状態
強度と約22gsmの基礎重量を有する、濡れ性で液体透過
性のセルロースティシューから形成される。同様に、吸
収性積層体112の外面側に配置される第2のキャリヤー
層100は、選定したレベルの湿潤状態強度と約17gsmの基
礎重量を有する、濡れ性で液体透過性のセルロースティ
シューから形成される。
取り付けゾーン104に沿ってキャリヤー層98、100を互
いに固定するための水感応性取り付け手段は、ステッチ
ング、ニードリング等の機械的接合、水感応性熱接合、
水素接合、接着剤接合などから構成することができる。
たとえば図示の実施例では、水感応性取り付け手段は、
選定したパターンの水感応性接着剤102を含む。本発明
においては、種々の水感応性接着剤を使用することがで
きる。適当な接着剤としては、たとえば、ナショナルス
ターチ70−3998サイクロフレックス(ビニールモノポリ
マー、ポリアルキレン酸化物ポリマー及びある割合のポ
リエチレン酸化物を含むグラフトコポリマーから構成さ
れるホットメルト接着剤)、ナショナルスターチ33−20
58(ポリビニールアセテートをベースとするラテック
ス)等がある。ナショナルスターチの接着剤は、ニュー
ジャージー州ブリッジウオーター所在のナショナルスタ
ーチアンドケミカル社から入手することができる。
ここでの説明の目的で、水感応性取り付け手段という
用語は、取り付けシステムの強度が、該システムが実質
的に乾燥状態にあるときと湿潤状態にあるときにおい
て、キャリヤー層98、100を十分に保持できる大きさで
あるような取り付けシステムを意味する。加えて、取り
付けシステムの湿潤状態強度は、液体吸収状態において
高度に吸収性の材料の膨潤による膨張を過度に拘束しな
い程度に十分に低いようにする。取り付け手段の湿潤状
態強度は、高度に吸収性の材料が尿のような水性液体に
曝されたとき、該高度に吸収性の材料の膨潤により与え
られる分離力より小さい。さらに、水感応性取り付けシ
ステムは、キャリヤー層が濡れた状態で、2つのキャリ
ヤー層のいずれか又は両方を構成する材料に過度の破れ
を生じることなく層間剥離を生じさせるのに必要な力よ
り低い力で剥がれるように構成する。また、水感応性取
り付けシステムは、キャリヤー層が濡れた状態で、2つ
のキャリヤー層のいずれか又は両方を構成する材料に過
度の破れを生じるに必要な力より低い力が与えられたと
きに剥がれるように構成する。典型的には、与えられる
力は、一般に、高度に吸収性の材料が液体を吸収して膨
潤するときに該高度に吸収性の材料の膨張により発生す
る圧力を起因とする張力である。キャリヤー手段98、10
0のような適当な取り付けシステム部品は、この圧力に
耐え、破裂や剥離を実質てきに避けることができる、十
分な強さを持つように構成され、配置される。
本発明の他の態様では、取り付けシステムの固定強度
は、ゼロより大きく、望ましくは、取り付けシステムが
濡れた状態で少なくとも約0.05N/cmである。本発明の特
定の態様においては、取り付けシステムの強度は、水性
液体き存在に応じて変化するように構成することができ
る。もっと詳細に述べると、取り付けシステムの水性液
体に接触した状態での取り付け強度は、実質的に乾燥し
た取り付けシステムの取り付け強度より小さくすること
ができる。取り付け強度のこの相対的な減少は、キャリ
ヤー層間の相互接続機構の劣化に起因する。たとえば、
取り付け手段が接着剤接合からなる場合には、選定した
湿気に曝されたとき接着剤の接合強度が減少するように
構成して、所望の程度の水感応性を与えるようにするこ
とができる。また、取り付け手段の水感応性は、キャリ
ヤー層の一方又は両方を構成する材料の強度が低下する
ことにより与えられるようにすることも可能である。た
とえば、キャリヤー層が湿潤強度セルロースティシュー
により形成される場合には、湿潤状態でのティシューの
強度が、他のキャリヤー層への取り付けから作用的に剥
がすことを可能にするレベルまで減少するように構成で
きる。繊維がメルトブロー繊維を含む場合には、該メル
トブロー層は、その湿潤状態強度が、他のキャリヤー層
への取り付けから作用的に剥がすことを可能にするレベ
ルまで減少するように構成できる。メルトブローウエブ
の湿潤強度の減少は、たとえばウエブ材料の調整や、ウ
エブの内部構造の調整により達成できる。任意ではある
が、取り付け手段の水感応性は、キャリヤー層間の結合
機構の劣化と、2つのキャリヤー層のいずれか又は両方
を構成する材料の強度低下の組み合わせで達成できるよ
うにすることができる。
本発明の種々の構成において、吸収性積層体112の接
合された取り付けゾーン104は、各ポケット内の超吸収
性材料を分離し収納するのに十分な一体性を備えるよう
に構成される。キャリヤー層98、100間の固定強度は、
吸収性積層体が実質的に乾燥状態のとき、ピーク力で少
なくとも約0.05N/cmである。或いは、乾燥時の強度を少
なくとも約0.08N/cm、理想的には少なくとも約0.1N/cm
とする。
取り付けゾーン104に沿ったキャリヤー層98、100間の
固定強度は、吸収性積層体112の湿潤状態において、該
吸収性積層体の一体性を維持するのに十分なようにす
る。本発明の特定の態様においては、湿潤固定強度は約
0.04N/cmより小さくないようにする。別の構成では、湿
潤固定強度は約0.07N/cmより小さくなく、所望の利点を
得るためには理想的に約0.07N/cmより小さくないように
する。
本発明の望ましい形状では、キャリヤー層98、100間
の固定強度は、高度に吸収性の材料が尿のような水性液
体を吸収したとき、該高度に吸収性の材料の膨潤及び膨
張を過度に制限しないように定める。本発明の特定の態
様では、キャリヤー層98、100間の湿潤固定強度がピー
ク力で約5N/cmより大きくならないようにする。或い
は、湿潤固定強度は、約2N/cmより大きくなく、所望の
性能を得るために理想的には、約2N/cmより大きくない
ようにする。
本発明の目的のために、取り付け手段の乾燥時及び湿
潤時の固定強度を求めるための適当な技術は、1993年1
月15日に承認されたASTM接着剤の剥がれ強度についての
標準試験方法(T−ピールテスト)、基準番号D 1876−
93があり、後の実施例において詳細に説明する。
本発明のさらに別の態様においては、吸収性積層体11
2内の高度に吸収性の材料の飽和状態での膨張及び膨潤
は、該高度に吸収性の材料の飽和状態での自由膨潤体積
の少なくとも約90%である。別の構成では、吸収性積層
体内の高度に吸収性の材料の飽和膨張は、該高度に吸収
性の材料の飽和状態での自由膨潤体積の少なくとも約95
%、理想的には改善された性能を得るために、少なくと
も約97%とする。
吸収性積層体内の高度に吸収性の材料の飽和状態での
自由膨潤体積を求めるための適当な技術は、後の実施例
において詳細に説明する自由膨潤手順である。
吸収性積層体内の高度に吸収性の材料の飽和状態での
膨張膨潤を求める適当な技術は、後の実施例において詳
細に説明する積層体膨潤手順である。
本発明の種々の態様において、キャリヤー層98、100
は、膨張する高度に吸収性の材料110により発生する圧
力でキャリヤー層間の湿潤接合が実質的に剥がれるまで
の間に、該圧力に耐えられる十分な湿潤強度を備えるよ
う゛ち構成される。その結果、湿潤状態のキャリヤー層
は、高度に吸収性の材料が液体を吸収し膨潤する過程に
おいて、実質的に裂けることなく、十分な一体性を維持
することができる。本発明の特定の態様は、キャリヤー
層の一方又は両方を、少なくとも約0.08N/cmのピーク湿
潤状態破裂強度を有する材料により構成することができ
るものである。別の構成においては、キャリヤー層の材
料は、少なくとも約0.10N/cmの破裂強度を有し、改良さ
れた性能を達成するために理想的には、少なくとも約0.
12N/cmの破裂強度を有するものとする。
本発明の目的のために、キャリヤー層の破裂強度を求
める適当な技術は、次の手順である。
湿潤破裂試験手順 材料及び設備 a) インストロン又はシンテックから入手でき、0.01
Nないし5Nの範囲で測定可能なロードセルを備えるもの
のような、圧縮試験器具(又は圧縮モードで作動するよ
うになった引っ張り試験機)。この試験器具は、プロー
ブをキャリヤーシートに差し込んだとき該プローブに作
用するピーク荷重を記録するように構成されている。
b) 直径127cm、長さが少なくとも10cmで、中実の円
筒形プローブ。キャリヤーシートに当たる端は半円筒形
の突形である。このプローブは、作動時に垂直に48cm/m
inの速度で下降するように、圧縮宇検器具に取り付けら
れる。
c) 内径が6.35cmで、外径が約8cmの中空円筒形試料
ホルダー。この試料ホルダーは、試料を傷つけないよう
に、内部の上端が平滑で丸みをもったものであることが
必要である。
d) 試料ホルダーの上部に試料を保持するためのリン
グクランプ。このリングクランプを試料ホルダーにしっ
かりと保持するための一つの適当な方法は、磁石を使用
することである。
e) 試験用溶液。蒸留水又は食塩水(血液銀行用の食
塩水、通常値として、水1リットル当たり8.5グラムの
塩化ナトリウムを含むもので、イリノイ州マックグロー
パーク所在のバクスターヘルスケア社から、又はニュー
ジャージー州リバーデール所在のコーネルコーポレーシ
ョンのステフェンスサイエンティフィクディビジョンか
ら入手できる)のうちの適当なもの。
手順 a) 試料を12.7x12.7cmの正方形に切断する。材料
は、少なくとも48時間にわたって調整され、試験は、23
±1℃及び相対湿度50±2%の周囲条件のもとで行っ
た。
b) 試料を試料ホルダーの中心に位置決めし、その場
所にクランプする。
c) 試料ホルダーをプローブの下に位置決めする。
d) 約0.25mlの試験用溶液を加える。
e) 30秒間待ち、プローブを作動させて試料に差し込
む。
計算 ピーク力を器具のディスプレイ又はレコーダーにより
読み取る。必要に応じて単位をニュートンに変換する。
N/cmとして示すためにピーク力をプローブの周長(3.99
cm)により割る。
キャリヤーシートとして使用する可能性のある幾つか
のシートの湿潤状態強度を、上述の手順で求めた。以下
の表の各平均偏差及び標準偏差は20個の試料に基づくも
のである。
単位長当たりのピーク荷重(N/cm)については、この
手順で使用した遠景プローブの直径は、1.27cmで、これ
らのデータは、荷重をプローブの周長が割った値を表
す。
これらの材料は、バッチ間での変動とバッチ内での変
動があることで知られており、したがって、上述のデー
タは、幾つかの使用可能なキャリヤー材料の破裂強度の
範囲を示唆するものである。たとえば幾つかのスパンボ
ンドの不織布のような幾つかの使用可能なキャリヤー材
料は、上述したティシューやペーパータオルの強度を遙
かに越える。
本発明の種々の形態において、水感応性取り付け手段
と、キャリヤー層98、100の強度とを選択的に決定し、
湿潤状態の高度に吸収性の材料の膨張を許容し、少なく
とも一つのキャリヤー層での破裂を実質的に紡糸するこ
とが可能である。キャリヤー層の破裂は、キャリヤー層
に生じる可視的な破れであり、少なくとも長さが3mmで
ある。本発明の特定の態様では、高度に吸収性の材料を
収容するポケット領域のうち、過度の食塩水溶液に曝さ
れたときに破裂する部分は、吸収性積層体112の約25%
より大きくないようにして、有利性を得ることででき
る。改良した性能を得るために、吸収性積層体は又、過
度の食塩水に曝されたときに、該ポケット領域の約15%
より大きくない部分、理想的には、該ポケット領域の約
10%より大きくない部分しか破裂しないようにすること
もできる。
吸収性積層体112の破裂の傾向を求める適当な技術
は、吸収性積層体を飽和させるのに必要な量以上の量の
0.85%食塩水溶液を含むトレーに吸収性複合体を入れる
ことである。積層体を食塩水のトレーに15分以上保持し
た後、積層体の上方及び下方キャリヤー層を検査して、
可視的な少なくとも3mmの長さの裂けがあるかどうかを
調べる。そのような裂けがあるポケットの数を、高度に
吸収性の材料を含むポケットの数が割ると(100倍す
る)、破裂したポケットの百分率割合が得られる。
水感応性取り付け手段が湿潤状態で減少する取り付け
強度を有する接着剤システムからなるとき、接着剤102
は選択的に湿潤剥離可能であり、高度に吸収性の材料が
膨潤するにつれてポケット108の寸法の膨張を許容する
という有利さを与えることができる。その結果、高度に
吸収性の材料は、膨潤する際に、その位置に良好な形で
収容され、キャリヤー層98、100の破裂の可能性を減少
する。
接着剤102は、キャリヤーシート98、100のいずれか、
又は両方に塗布することができる。たとえば図示実施例
では、接着剤102は、キャリヤーシート98、100の一方の
み、たとえばキャリヤーシート100にのみ塗布する。こ
のような構造では、各ポケット108に収容される高度に
吸収性の材料の片側のみが接着剤を塗布したキャリヤー
層に接触することになる。
本発明の一つの態様では、接着剤102は、選定したパ
ターンで、たとえば、玉状に区分された噴射パターン、
接着剤フィラメントの渦巻き状のパターン、接着剤フィ
ラメントの規則的又は不規則なネットワーク状パター
ン、プリント法による全体に不規則な接着剤の塗布など
によって塗布することができる。接着剤102は、固形接
着剤を接着面積の1平方メートル当たり少なくとも約1
グラムの量で加える方法で与えることも可能である。別
の構成としては、接着剤は、1平方メートル当たり少な
くとも約7.5グラム、理想的には、1平方メートル当た
り少なくとも約10グラムの量を加えるようにすることが
できる。本発明の他の態様では、接着剤を加える量は、
接着面積の1平方メートル当たり約150グラムを越えな
いようにする。或いは、接着剤を加える量は、1平方メ
ートル当たり約65グラムを越えないように、理想的に
は、1平方メートル当たり約65グラムを越えないように
する。
本発明の種々の実施例では、接着剤102は、ポケット1
08の容積をほぼ充満するような選定的な形状分布で高度
に吸収性の材料110を保持する配置に与えるようにする
ことができる。この形状により、高度に吸収性の材料を
各ポケット内に配置し分布する状態を維持することがで
きる。各ポケット108に充填されてい自由容積が過度に
生じるのを避けることにより、高度に吸収性の材料は、
各ポケット内の隔離された部分に固まったり体積したり
するのを実質的に紡糸することができる。その結果、高
度に吸収性の材料の吸収能力をより有効に利用すること
ができる。
ポケット領域108がほぼ充満されたかどうかは、吸収
性積層体の平面がほぼ水平位置になるように物品を置い
た状態で決定する。この状態では、個々のポケット108
の投影面積が各ポケットに収容された高度に吸収性の材
料の投影面積によりほぼ完全にカバーされる。特定の形
状では、高度に吸収性の材料の投影面積(吸収性積層体
の一般的平面に対してほぼ直角方向の投影)が各ポケッ
トの投影面積の少なくとも約60%をカバーするようにす
る。別の構成では、高度に吸収性の材料の投影面積が、
各ポケットの投影面積の少なくとも約75%をカバーする
ようにし、所望の性能を得るために理想的には、高度に
吸収性の材料の投影面積が、各ポケットの投影面積の少
なくとも約75%をカバーするようにする。他の形状で
は、所望の利点を得るために、高度に吸収性の材料の投
影面積が、各ポケットの投影面積の100%をカバーする
ようにする。
個々のポケット領域内では、高度に吸収性の材料の粒
子は互いに容易に接触するようになり、他の幾つかの材
料とも実質的に分離されない。その結果、吸収性積層体
112の薄さが助長され、たの材料が存在するために生じ
る過剰な嵩高性を避けることができる。ポケット領域内
に収容される材料の少なくとも約90重量%が高度に吸収
性の材料から構成される。別の構成では、少なくとも約
95重量%、理想的には、収容材料の少なくとも約97%が
高度に吸収性の材料により構成される。
本発明の特定の態様においては、取り付けゾーン104
は、各ポケット108のまわりに非交差状のリングとし
て、規則的又は不規則なシリーズに配置される形状とす
る。取り付け領域のリングは、所望により規則的又は不
規則な形状でよく、円形又は非円形でよい。
吸収性積層体の取り付けゾーン104内において、取り
付け手段は、キャリヤー層98、100を互いに保持し、互
いに隣接する個々のポケット間に位置し、該ポケット間
に延びる通路領域86を作用的に形成する。該通路は、該
ポケット内に保持される高度に吸収性の材料に、液体を
より効果的に、かつより迅速に分布するのを助ける。取
り付け手段の水感応性は、取り付けの剥離を作用的に調
節し、制御して、吸収過程での通路領域の存在及び作用
をより有効に維持するように選定する。その結果、吸収
性積層体のある領域が他の領域より多く濡れた状態にな
ったとき、通路86の作用が続いて、濡れの程度が大きい
領域から濡れの程度が小さい領域に、ほぼ制限のない流
れ通路を提供することができる。
吸収性積層体の濡れていない区域は、高度に吸収性の
材料の制御された形での位置決めを維持することがで
き、積層体の濡れた区域は、局部的な領域で剥離して高
度に吸収性の材料の膨張を許容することができる。濡れ
た高度に吸収性の材料の膨張は、積層体の濡れていない
区域での高度に吸収性の材料の選定した位置決め及び分
布とは干渉しない。
たとえば、代表的な吸収性物品においては、液体は一
次的には吸収性構造のターゲット部で吸収性積層体112
に入り、該ターゲット部のポケット領域が濡らされ、タ
ーゲット部より比較的遠い吸収性構造の部分にあるポケ
ット領域が濡らされて飽和する前に飽和状態になる。し
かし、通路86をはっきりと制御された形で設けることに
より、より多く濡らされ膨潤した高度に吸収性の材料の
ポケットのまわりを通ったり、該ポケットを通過して、
より遠くの、濡れの程度が少ない高度に吸収性の材料の
ポケットに容易に流れることができる。その結果、吸収
性構造のほぼ全体、特に吸収性積層体112の全体の完全
な吸収能力をより有効に利用できる。本発明は、物品の
ターゲット部のポケット領域の膨潤が該ターゲット領域
より外側のポケット領域の液体の流れを過度に阻止しな
い構造を有利に構成することができる。
本発明の一つの態様においては、液体透過性のキャリ
ヤー層98が水性液体を効果的に取り込むように構成され
る。たとえば、所望のレベルの透過性を得るために、キ
ャリヤー層98は、10cmの高さで測定してキャリヤー層材
料1グラム当たり毎分少なくとも約0.3グラムの食塩水
を移送することができる。或いは、キャリヤー層98は、
キャリヤー層材料1グラム当たり毎分少なくとも約0.6
グラムの食塩水の移送能力を示し、理想的には、キャリ
ヤー層材料1グラム当たり毎分少なくとも約2グラムの
食塩水の移送能力を示すものとする。
本発明の他の態様においては、キャリヤー層98は、エ
ンボスのパターンを形成したものとすることができ、エ
ンボスが形成された領域ではエンボスが形成されない領
域より高い密度を有する。本発明の図示した実施例で
は、エンボスの形成又はエンボスの存在は、取り付けゾ
ーン104でのキャリヤー層98、100間の固定を行うもので
はない。
吸収性積層体112に含まれる高度に吸収性の材料の少
なくとも90%がポケット領域108内に保持される。特定
の配置においては、吸収性積層体構造内の高度に吸収性
の材料の少なくとも約90%がポケット領域内に含まれ
る。別の構成では、吸収性積層体内の高度に吸収性の材
料の少なくとも約95%がポケット領域内に含まれ、所望
レベルの性能を得るために理想的には、高度に吸収性の
材料の100%がポケット領域内に含まれる。したがっ
て、高度に吸収性の材料の約20%より多い材料が吸収性
積層体の取り付けゾーン104内に保持されることはな
い。別の構成では、高度に吸収性の材料の約10%より多
い材料が吸収性積層体の取り付けゾーン104内に保持さ
れることはなく、所望の利点を達成するために理想的に
は、高度に吸収性の材料の約5%より多い材料が吸収性
積層体の取り付けゾーン内に保持されることはない。
吸収性積層体112内に含まれる高度に吸収性の材料の
全量は、複数のポケット108間で非均一的に又はほぼ均
一に分布させることができる。高度に吸収性の材料のほ
ぼ等しい量を個々のポケット108の各々に収容すること
ができる。或いは、選定したポケット領域には異なる量
の高度に吸収性の材料を収容することができる。本発明
の特定の態様では、個々ののポケットのいずれも、各ポ
ケットに収容される高度に吸収性の材料の平均量の200
%より多い量を収容するものはない。本発明の特定の配
置では、各ポケット領域の高度に吸収性の材料の平均量
は少なくとも約0.05グラムである。別の構成では、各ポ
ケット領域の高度に吸収性の材料の平均量は少なくとも
約0.1グラムであり、所望の性能を得るために理想的に
は、少なくとも約0.15グラムである。本発明のさらに別
の態様においては、各ポケット領域の高度に吸収性の材
料の平均量は約2.0グラムより多くない。別の構成で
は、高度に吸収性の材料の平均量は約0.85グラムより多
くなく、所望の利点を得るために理想的には、約0.30グ
ラムより多くない。本発明の種々の実施例では、各ポケ
ット領域はほぼ100%に高度に吸収性の材料が充填され
る。
取り付けられていない領域106では、実質的にキャリ
ヤー層98、100間の直接的接合ないしは連結はない。そ
の結果、取り付けられていない領域は、選定した寸法の
個々のポケット領域108を形成することができる。たと
えば、各ポケット領域は、約0.25cm2より少なくない面
積にわたってほぼ連続して延びるように形成できる。別
の構成では、ポケット領域の寸法は、約0.75cm2より少
なくない大きさとし、所望の特性を得るために理想的に
は、約1.25cm2より少なくない大きさとする。本発明の
さらに他の態様においては、個々のポケット領域の寸法
は約310cm2より大きくないようにする。或いは、このポ
ケット領域寸法は、70cm2より大きくないようにし、所
望の性能を得るために理想的には、5cm2より大きくない
ようにする。
さらに、ポケット108の全体的なシステムは、互いに
協同する個々のポケットからなる選定的に作動可能なポ
ケット列144を与えるように所望のパターンで配置され
る。本発明の一態様においては、該ポケット列は、約5c
m2より小さくない囲み面積のパターン寸法を与えること
ができる。或いは、パターン寸法は約20cm2より小さく
ないようにし、所望の特性のポケット列を与えるために
理想的には、約145cm2より小さくないようにする。本発
明の他の態様では、ポケット列は、成人用ケア衣類につ
いては、約4000cm2より大きくないパターン寸法を与え
るようにすることができ、また別の場合には、約4000cm
2より大きくないようにする。幼児用ケア物品について
は、パターン寸法は約470cm2より大きくないようにす
る。或いは、ポケット領域寸法は、約390cm2より大きく
ないようにし、所望の性能を達成するために理想的に
は、約310cm2より大きくないようにする。
本発明の特定の態様においては、図6及び図7に例示
的に示すように、個々のポケット108間に分離距離114が
ある。ポケット分離距離114は少なくとも約0.15cmであ
る。或いは、ポケット分離距離は、少なくとも約0.25cm
とし、所望の性能を得るために理想的には、少なくとも
約0.3cmとする。本発明の他の態様では、ポケット分離
距離114は約3cmより大きくない。或いは、ポケット分離
距離は約1.9cmより大きくないようにし、所望の性能を
得るために理想的には約1.2cmより大きくないようにす
る。個々のポケット間の分離距離が小さすぎると、水性
液体は吸収性積層体112の表面に沿って、かつ該表面を
横断して十分な速さで移動することができなくなる。
吸収性積層体は、予定される物品の前方腰バンド部に
位置させられるようになった前方腰バンド部212と、予
定される物品の後方腰バンド部に位置させられるように
なった後方腰バンド部214を有する。物品の予定股部
に、又はその近傍に位置させられるように、吸収性積層
体の股部216が設けられる。
図12を参照すると、吸収性積層体112は、選定した2
次取り付け領域123に沿ってキャリヤー層98、100を互い
に固定して両者間に実質的に水非感応性の取り付けを行
うための2次取り付け手段122を備えることができる。
このような2次取り付け手段は、たとえば、接着剤表面
接合、接着剤封入、機械的ファスナー、熱接合、超音波
接合、封じ込め機構等により与えることができる。封じ
込め機構の例としては、一方のキャリヤー層で第2のキ
ャリヤー層のまわりを巻いて適当に固定することができ
る。2次取り付け手段は、実質的には、ポケット領域10
8から分離距離だけ離れた位置に制限される。
本発明の一態様においては、2次取り付け手段122
は、キャリヤー積層体112の外周部126に実質的に限定さ
れる。図12に例示的に示すように、この2次取り付け
は、積層体の縦方向に延びる側周部と横方向に延びる端
周部の両方に沿って延びる形状にすることができる。2
次取り付けは又、図13に示すように、縦方向の側周部に
沿ってのみ延びるように配置することもできる。
本発明の他の態様においては、2次取り付け122は、
隣接するポケット領域108間の位置に配置することもで
きる。加えて、図13に例示するように、2次取り付け
は、選定した周辺領域及び選定した中間領域に沿って延
びるようにすることもできる。
2次取り付け122は、水感応性取り付け102により与え
られる剥離作用を選択的にブロックするように構成さ
れ、配置されている。したがって、各吸収性ポケット領
域108又は選定したポケット群の膨張及び横方向の成長
は、図14に例示する選定した領域125に限定される。そ
の結果、一つのポケットの横方向の膨張が隣接する他の
ポケットの膨張と干渉するのを防止され、吸収性積層体
の全体的な吸収効率が高められる。吸収性積層体112の
外周部における2次取り付け122は、膨潤した吸収性ゲ
ル物質が積層体構造から逃げる望ましくない作用をブロ
ックする有利な効果を達成する。中間位置128における
2次取り付け122は、通路86を維持して、液体が積層体1
12の濡れの程度が少ない領域に流れるのを助長する。
本発明の目的において、水非感応性取り付け手段(又
は水非感応性取り付け)という用語は、濡れた状態で、
水感応性取り付け手段により与えられる湿潤状態強度よ
り比較的強い固定強度を有する取り付け手段を意味す
る。この比較的強い固定強度は、たとえば、異なる比較
的強い取り付け機構、比較的強い接着剤、比較的多量に
加えられた接着剤、比較的強い接着パターンにより形成
された取り付けなどにより与えられる。
2次取り付け122は、線、ビード、渦巻き形状、点の
ような選定した形状に配置できる。たとえば図示実施例
では、2次取り付けは、実質的に水非感応性取り付け部
の線を含み、本発明の特定の態様においては、取り付け
の線は、幅寸法130が約3cmより大きくない形状にするこ
とができる。或いは、取り付け幅寸法は、約1cmより大
きくないようにし、所望の効果を達成するために理想的
には約0.3cmより大きくないようにする。
さらに、中間位置128における2次取り付けは、直ぐ
傍に隣接するポケットの各々から約0.1cmより小さくな
い距離だけ離れて位置するようにすることができる。或
いは、間隔は約0.5cmより小さくないようにし、所望の
性能を達成するために理想的には、約1cmより小さくな
いようにする。本発明のさらに他の態様においては、中
間位置128における2次取り付けは、直ぐ傍に隣接する
ポケットの各々から約5cmより大きくない距離だけ離れ
て位置するように選択的に間隔をもって配置される。或
いは、この間隔は、約3cmより大きくなく、所望の利点
をえるために理想的には、約3cmより大きくないように
する。
本発明の特定の態様では、2次取り付けの湿潤強度
は、少なくとも約0.09N/cmとすることができる。或い
は、2次取り付けの湿潤強度は少なくとも約0.15N/cmと
し、改良された性能を達成するため理想的には、少なく
とも約1N/cmとする。本発明の他の態様では、2次取り
付けの湿潤強度は少なくとも約5N/cmとし、所望の特性
を達成するため理想的には、少なくとも約10N/cmとす
る。
本発明の種々の形態においては、2次取り付け手段
は、周方向(周辺)剥離値が15%より大きくないように
形成することができる。或いは、周辺剥離値は、約10%
より大きくないようにし、所望の特定を与えるために理
想的には、約5%より大きくないようにする。2次取り
付け手段の特定の配置では、周辺剥離値は約1%より大
きくないようにし、改良された性能を与えるために理想
的には、約0.5%より大きくないようにする。周辺剥離
値を求めるのに適当な技術として、後の実施例の項に詳
細に説明するゲル含有量試験法である。
本発明の実施例では、2次取り付けは、実質的に水不
溶性の接着剤の線により与えられる。適当な接着剤とし
ては、ニュージャージー州ブリッジウオーター所在のナ
ショナルスターチアンドケミカル社から入手可能な、合
成ゴムベースのホットメルト接着剤である34−5541があ
る。取り付け線は約0.2cmの幅を有し、隣接するポケッ
ト領域108間に配置され、各隣接ポケットから少なくと
も約0.1cmだけ離れて位置する線を含む。
吸収性積層体112は身体側表面116と外側表面118を有
し、本発明の特定の態様では、吸収性積層体112の外側
表面に近接して分配値120を配置することができる。別
の構成では、分配層は吸収性積層体の身体側表面に近接
して配置することができる。任意に、一対の分配層12
0、184(図8)を、それらの間に吸収性積層体112を挟
むように配置し、吸収性積層体の外側と身体側の両方に
分配層が配置されるようにすることができる。本発明の
さらに他の配置においては、分配層120のいずれか又は
すべては、おしめ10を補助して液体を吸収する2次吸収
体を形成するような形状にすることができる。
分配層120は、セルロース繊維のような親水性材料の
接着しない形態のものから実質的に構成することができ
る。セルロース繊維は、たとえば木材パルプフラフ、ク
レープワディング、ペーパータオルなどから構成するこ
とができる。別の構成では、分配層120は、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、綿などからなる親
水性繊維のような親水性繊維から構成される不織布によ
り形成することができる。
本発明の他の配置においては、分配層120は、不織接
合ウエブからなる不織布材料の1又はそれ以上の層によ
り構成することができる。繊維は、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、わたなどにより形成すれば
よい。ウエブは種々の機構、たとえばスパンボンド、熱
接着、空気貫通接合、超音波接合、赤外線接合、接着剤
接合などにより接合することができる。
分配層120は、吸収性積層体112により覆われる面積の
約50%より少なくない面積上に延びるようにすることが
できる。或いは、分配層の面積は、吸収性積層体面積の
約70%より少なくないようにし、所望の性能を得るため
に理想的には、吸収性積層体面積の約90%より少なくな
いようにする。本発明の他の配置では、分配層120の面
積範囲は、吸収性積層体112の投影された表面積の約300
%より大きくない。或いは、分配層面積は、吸収性積層
体の面積の約200%より大きくなく、理想的には約150%
よりおおきくないようにする。
分配層120の種々の形状では、該分配層は、その全重
量に対して、約0ないし20重量%の高度に吸収性の材料
を含むようにすることができる。或いは、分配層120内
の高度に吸収性の材料の量は、約10重量%より多くな
く、所望の利点を得るために理想的には、約5%より多
くないようにする。
図示実施例では、たとえば、分配層120は、セルロー
スフラフののウエブのような親水性繊維のマトリックス
に高度に吸収性の材料の粒子を混合したものから構成す
ることができる。特定の配置では、分配層120は、超吸
収性の水性ゲル形成粒子と合成ポリマーのメルトブロー
繊維の混合物、又は超吸収性材料粒子に天然繊維又は合
成ポリマー繊維の混合物を混ぜたものから形成すること
ができる。超吸収性材料粒子は、親水性繊維にほぼ均一
に混ぜても、不均一に混ぜてもよい。たとえば、超吸収
性材料粒子の濃度は、分配層の実質的厚さ(Z方向)に
わたって非段階的な勾配を有するようにして、分配層の
身体側で濃度が低く、外側で濃度が高くなるようにする
ことができる。適当なZ方向勾配形状は、1987年10月13
日にケレンバーガーらに付与された米国特許第4,699,82
3号に記載されており、その開示は、ここでの説明に適
切な範囲でここに採り入れる。超吸収性材料粒子は又、
親水性マトリックス内に、ほぼ区分された層の形態とし
て配置してもよい。加えて、2又はそれ以上の異なる形
式の超吸収性材料を、選択的に繊維マトリックス内又は
該繊維マトリックスに沿って異なる位置に配置すること
ができる。
本発明の特定の配置では、分配層120は、長さ又は幅
が吸収性積層体112の対応する長さ又は幅より小さく
も、或いは大きくてもよい。分配層の長さ及び/又は幅
が吸収性積層体の長さ及び/又は幅より大きい配置とし
た場合には、分配層120の縁部境界領域が、吸収性積層
体112の端縁を越えて移動する液体を捕捉するようにす
ることができる。たとえば、図示実施例では、分配層12
0は、長さ及び/又は幅が吸収性積層体112の対応する長
さ及び/又は幅の約75ないし175%の範囲内にある。
本発明の種々の態様において採用される高度に吸収性
の材料は、超吸収性材料のような、吸収性ゲル形成材料
とすることができる。吸収性ゲル形成材料は、天然、合
成及び変成天然ポリマー及び材料とすることができる。
加えて、吸収性ゲル形成材料は、シリカゲルのような無
機質材料、又はクロスリンク結合のポリマーのような有
機化合物とすることができる。この「クロスリンク結
合」という用語は、通常は水溶性の材料を実質的に水不
溶性とするのに有効なすべての手段を意味する。そのよ
うな手段は、たとえば、物理的な交絡、結晶ドメイン、
共有結合、イオン錯体及び結合、水素結合のような親水
性結合、及び疎水性結合又はファンデルワールス力を含
む。
合成吸収性ゲル形成材料ポリマーの例としては、ポリ
(アクリル酸)及びポリ(メタクリル酸)のアルカリ金
属及びアンモニウム塩、ポリ(アクリルアミド)、ポリ
(ビニルエステル)、ビニルエステル及びアルファオレ
フィンとのマレイン酸無水共重合体、ポリ(ビニルピロ
ロリドン)、ポリ(ビニルモルフォリノン)、ポリ(ビ
ニルアルコール)、およびそれらの混合物及び共重合体
がある。吸収性構造に使用するのに適した別のポリマー
としては、加水分解したアクリロニトリル・グラフト・
スターチ、アクリル酸グラフト・スターチ、メチルセル
ロース、カルボキシ・メチル・セルロース、ヒドロキシ
プロピル・セルロースきような天然又は変成天然ポリマ
ー、及びアルジネート、キサンタンガム、イナゴマメガ
ム等の天然ガムがある。本発明においては、天然ポリマ
ーと完全に又は部分的に合成の吸収性ポリマーとの混合
物も有用である。他の適当な吸収性ゲル形成材料は1975
年8月26日に付与された米国特許第3,902,236号におい
てアサルソンらにより開示されている。合成吸収性ゲル
形成ポリマーを形成する方法は、1978年2月28日にマス
ダらに付与された米国特許第4,076,663号及び1981年8
月25日にツバキモトらに付与された米国特許第4,286,08
2号に開示されている。
合成吸収性ゲル形成材料は、典型的にはキセロゲルで
あり、濡らされたときヒドロゲルを形成する。しかし、
「ヒドロゲル」という用語は、湿潤状態及び非湿潤状態
の両方の材料を意味するのに通常は使用されている。
前述したように、保持部48に使用される高度に吸収性
の材料は一般的にバラバラの粒子の形態である。粒子は
所望のどのような形状でもよく、たとえば、螺旋状又は
半螺旋状、直方体、棒状、多面体等であってよい。針
状、フレーク状、繊維状のような最大寸法/最大寸法比
が大きい形状のものが、ここで使用するのに推奨され
る。吸収性ゲル形成材料の粒子の塊も又、保持部48に使
用することができる。
使用するのに好ましいものとしては、平均寸法が約20
μmから約1mmまでの粒子がある。ここで、「粒子寸
法」は、ここの粒子の最小寸法の重み付け平均を意味す
る。
本発明の種々の態様では、吸収性構造32の特定の部
分、たとえば吸収性積層体112及び分配層120は、一定量
の高度に吸収性の材料を分布した状態で含むことができ
る。改良した吸収性特性を有する選定した超吸収性ポリ
マーは、吸収性物品の薄さを維持しながら最大の性能を
得るために重要であり得る。
本発明の他の態様においては、吸収性積層体112に採
用した高度に吸収性の材料は、0.98psi(6.2kPa)の圧
力のもとで求めた場合、高度に吸収性の材料の1グラム
当たり少なくとも約10グラムの液状食塩水を吸収する
「負荷のもとでの吸収性」(AUL)を示すものである。
或いは、高度に吸収性の材料は、少なくとも約15グラム
/グラムのAUL値を示すものであり、所望の性能を与え
るために理想的には、少なくとも約20グラム/グラムの
AUL値を示すものである。ここでは、特定超吸収性材料
の負荷のもとでの吸収性値は、選定した拘束負荷のもと
で1グラムの超吸収性材料が60分間に吸収できる塩化ナ
トリウムの水性溶液(塩化ナトリウム0.9重量%)のグ
ラム値である。
本発明において使用するのに適した高度に吸収性の材
料の特定の例としては、ノースカロライナ州グリーンス
ボロ所在のストックハウゼン・インコーポレーテッドが
製造しているFAVOR SAB超吸収性ポリマーがある。
超吸収性材料の性能は、約0.3psi(約2kPa)といった
単一の与えられた拘束力のもとだけでなく、約0.01から
0.9psiまで(約0.7から6.2kPaまで)といった広い範囲
にわたる拘束力のもとで液体吸収に対する超吸収性材料
の能力に関係することが判明した。本発明の目的のため
には、種々の異なる拘束圧力のもとでの超吸収性材料の
液体吸収能力は、圧力吸収性指標として定量化される。
圧力吸収性指標は、次の荷重、0.01psi(0.07kPa)、
0.29psi(2.0kPa)、0.57psi(3.9kPa)、及び0.90psi
(6.2kPa)のもとで求められる超吸収性材料の負荷のも
とでの吸収性値の合計である。すなわち、与えられた超
吸収性材料の負荷のもとでの吸収性値は、上述の拘束力
のもとで、以下に示す書類の記載された方法で求められ
る。そして、上述の拘束負荷のもとで求められた負荷の
もとでの吸収性値は合計されて圧力吸収性指標が決定さ
れる。
本発明にとって有用な超吸収性材料は、圧力吸収性指
標が少なくとも約100であり、特に少なくとも約105、よ
り好ましくは少なくとも約110であり、さらに好ましく
は少なくとも約120、最も好ましくは少なくとも約140で
ある。
本発明にとって有用な超吸収性材料は又、以下に示す
書類に記載されているようにして求められる16時間抽出
物レベルが約13重量%より少なく、好ましくは約10重量
%より少なく、より好ましくは約7重量%より少なく、
さらに好ましくは3重量%より少ない。
高度に吸収性の材料110のAUL値、圧力吸収性指標及び
抽出物レベルを求めるのに適当な技術は、1993年2月24
日に出願されたM.メリウスらの係属中の米国特許出願番
号第016,312号「吸収性複合体」(代理人整理番号10,83
8)と、本出願と同日に出願されたその一部継続出願に
記載されており、その開示は適切な範囲でここに援用す
る。
分配層120が、木質パルプフラフのような親水性繊維
のマトリックス内に分布された超吸収性材料の粒子から
形成されている場合には、親水性繊維及び高度に吸収性
の材料の粒子は、繊維対粒子比が約50:50より小さくな
く、望ましくは約80:20より小さくないようにする。或
いは、この比は、重量比で、約90:10より小さくなく、
所望の性能を得るために理想的には、約95:5より小さく
ないようにする。この繊維対粒子比は、吸収性構造のタ
ーゲットゾーンで特に望ましい。本発明の特定の実施例
では、繊維対粒子の重量比は、所望の性能を達成するた
めに、約95:5から100:0の範囲内とする。
たとえば、本発明は、「ステップ3」サイズおしめと
呼ばれる中間サイズの物品に形成することができる。こ
のような物品は、分配層120を、4ないし25グラムの木
質パルプを含むフラフパッドの形態とすることができ
る。或いは、このパッドは、約5ないし20グラムのフラ
フを含み、所望の利点を達成するために理想的には、約
6ないし15グラムのフラフを含むようにすることができ
る。木質パルプのフラフは一般的におしめ10の形状及び
形態を与え、超吸収性ポリマーその他の高度に吸収性の
材料の粒子を支持し位置決めすることができる。分配層
120は又、約0ないし12グラムの超吸収性ポリマーを含
むことができ、図示実施例では、分配層は実質的に超吸
収性ポリマーがない状態である。
親水性繊維及び高度に吸収性の材料の粒子は、複合体
の平均基礎重量が約90ないし650グラムとなるように形
成される。再び、この基礎重量は、吸収性構造のターゲ
ットゾーンに特に望ましい。本発明のある態様では、複
合体の平均基礎重量は約110ないし550gsmであり、所望
の性能を達成するために理想的には、約130ないし450gs
mの範囲内である。
吸収性物品の望ましい厚さ寸法を与えるために、保持
部48は、約0.6cmより大きくないように形成される。或
いは、厚さは約0.53cmより大きくなく、改良された利点
を達成するために理想的には、約0.5cmより大きくない
ようにする。本発明の目的のためには、厚さは、拘束圧
力0.2psi(1.38kPa)のもとで求められる。
分配層120又は吸収性物品の他の部品の密度は、その
基礎重量と厚さから計算される。たとえば、おしめにつ
いては、重量と厚さは、新しいパックされていない、折
り畳まれない乾燥状態のおしめのサンプルを、拘束圧力
0.2psi(1.38kPa)のもとで測定して得られる。厚さを
測定する適当な装置は、TMI発泡体厚さゲージ、モデル
番号TMI−49−21、又はそれと同等なものである。この
装置は、ニューヨーク州アミティビル所在のテスティン
グマシーンズから入手できる。
フラフと超吸収性材料粒子は、分配層120の望ましい
領域に選定的に置かれる。たとえば、フラフの基礎重量
は分配層120の厚さ方向にわたって変化するようにする
ことができる。或いは、比較的大量のフラフを分配層の
前側腰バンド端に寄せて配置することができる。たとえ
ば、1986年4月29日にK.エンローに付与された米国特許
第4,585,448号を参照されたい。図示実施例では、超吸
収性材料の大部分は、保持部の長さ方向に沿って延び、
約1ないし10インチ(約2.54ないし25.4cm)の幅にわた
る分配層120の中間領域に分布させられる。この中間領
域は、理想的には、約1.5ないし4インチ(約3.8ないし
10.2cm)の範囲内の幅を有するようにする。さらに、超
吸収性材料は、分布層の側部や端縁部の近傍に位置する
超吸収性材料の量を減少させるために、選定した領域に
配置することができる。分配層の縁に或る超吸収性材料
の量を減少させることで、超吸収性材料粒子の分配層12
0の繊維状フラフマトリックス内における収容状態が改
善される。たとえば、1990年1月9日に出願されたC.ピ
ーパーらの継続中の米国特許出願番号07/462,363「基体
に粒状材料を間欠的に分配する方法及び装置」に記載さ
れた方法及び装置によって、超吸収性材料をパルス状の
ゾーンに配置することができ、この特許出願の開示を適
切な範囲でここに援用する。
本発明の特定の態様では、吸収性構造32はほぼT形
で、「T」の横方向に延びるクロスバーが前側腰バンド
部に対応し、これが特に弾性幼児用の吸収性物品にとっ
て改善された性能を与える。図示実施例では、物品の前
側腰バンド領域の耳部を通る保持部は、横方向幅が約9
インチ(約23cm)で、股部の最も狭い部分の幅が約3.5
インチ(約8.9cm)であり、後側腰バンド領域の幅は約
4.5インチ(約11.4cm)である。
図2及び図4を参照すると、吸収性構造32全体又はた
とえば分配層120のようなその個々の部分は、湿潤強度
が高いティシュー又は合成繊維ウエブのような親水性の
湿潤強度が高い被覆用ウエブで包むことができる。この
ような被覆用ウエブは又、吸収性構造の使用中の一体性
を増すことができる。ウエブは接着剤等により製品構造
の他の部品に適当に接合することができる。
典型的には、吸収性被覆70は一層のラップシートから
構成される。任意に、該被覆は、別体の身体側ラップ層
71と別体の外側ラップ層73とが保持部48の周縁部の全体
又は一部を通って延びるように配置された複数部品ラッ
プシートとすることができる。図示のおしめの後側腰バ
ンド部では、吸収性被覆が、保持部の周から離れる方向
に長い距離だけ延びており、おしめの後側耳部に不透明
性と強度を与えている。図示実施例では、吸収性被覆70
の身体側及び外側層が保持部の周縁を越えて少なくとも
約0.5インチ(約1.27cm)だけ延びており、外向きに突
出するフランジ状の接合区域を形成し、この上で、吸収
性被覆の身体側部分の周が完全に又は部分的に吸収性被
覆の外側部の周辺部に接合される。
複数部品ラップシート70の身体側及び外側層は、実質
的に同じ材料で形成してもよいし、違う材料で形成して
もよい。たとえば、ラップシートの外側層を、軟質木材
パルプからなるセルロースティシューのような比較的高
い多孔性の比較的低い基礎重量の材料で形成することが
できる。ラップシートの身体側層は、比較的低い多孔質
の上述した材料の一つから構成すればよい。
吸収性ラップ70の身体側及び外側部間の接合を行うた
めに、ナショナルスターチ33−9156接着剤(ポリビニル
アセテートベースの乳剤)を、たとえば輪転グラビア型
システムにより、吸収性ラップの所定の接合区域74に印
刷することができる。輪転グラビア型接着剤塗布機は、
ウイスコンシン州オコントフォールス所在のイーガンマ
シーナリーディビジョンから入手できる。次いで、保持
部48を機ラップの身体側及び外側部間に配置し、吸収性
ラップの合わせ縁を互いに接合して保持部48のほぼ全周
に沿ってほぼ完全な周方向シールを形成する。
保持部48の薄さと高濃度の超吸収性材料を保持部に有
することのために、該保持部自体の液体吸収率は低すぎ
る可能性があるか、又は3回までにわたっての吸収性構
造内への液体排出に十分に耐えられない可能性がある。
しかし、サージ処理材料の層を吸収性構造内に追加する
ことにより、複合吸収性構造の全体としての吸収率を有
利に改善することができる。サージ処理部46は、典型的
には保持部48より親水性が少なく、液体サージを迅速に
集め、一時的に保持し、液体を最初の進入点から吸収性
構造32の選定した領域、特に保持部48に伝達するように
作動するレベルの密度と基礎重量を有する。この形状
は、液体が着用者の肌に面して位置する吸収性衣類の部
分上に蓄えられ集積されるのを防止する助けとなる。
サージ処理部46を形成するために種々の織布及び不織
布を使用することができる。たとえば、サージ処理部
は、メルトブロー又はスパンボンドのポリオレフィン繊
維ウエブから形成した層とすることができる。サージ処
理層は又、天然繊維及び合成繊維から形成されるボンデ
ッド・カーデッド・ウエブから形成してもよい。サージ
処理部は、実質的に疎水性の材料から形成することがで
き、この疎水性材料は、任意に、所定レベルの濡れ性及
び親水性を付与するために表面活性剤又は他の処理を施
すことができる。
さらに、サージ処理層は、0.2psi(1.38kPa)で求め
られる平均体積密度が約0.10g/ccより大きくないように
することができる。或いは、サージ処理部の平均体積密
度は、改良された有効性を与えるために、0.02ないし0.
06g/ccの範囲内とする。採用できる不織材料の形式とし
ては、粒子・ボンデッド・カーデッド・ウエブ、赤外線
接合カーデッド・ウエブ、空気貫通接合カーデッド・ウ
エブがある。赤外線接合カーデッド・ウエブと空気貫通
接合カーデッド・ウエブは、任意に、異なる繊維の混合
物を含むことができ、選定した布ウエブ内での繊維長
は、約1.0ないし3.0インチ(約2.54ないし7.62cm)とす
ることができる。
サージ処理部46は、全体として、均一な厚さ及び横断
面積を持つことができる。或いは、サージ処理部の身体
側の表面積が、該サージ処理部の身体側表面より下方に
配置されたX−Y平面に沿って採った断面の面積より大
きいか、小さくなるようにすることができる。
図1、図2、図4を参照すると、おしめ10として表さ
れる吸収性物品は、概略的には、液体サージ処理物品46
と、該サージ処理部に対し直接的に接触し、液体伝達関
係になるように隣接配置された吸収性保持部48を備え
る。りとえば図示実施例では、サージ処理部は吸収性積
層体112の身体側上に配置される。任意に、該サージ処
理部は吸収性積層体の外側上に配置することもできる。
図2及び図4に例示的に示すように、サージ処理部46
は、上シート28の内側に向いた身体側に隣接して置かれ
るように形成しても、上シートの外側に隣接するように
形成してもよい。
本発明の種々の実施例では、サージ処理部46の少なく
も一部がターゲットゾーン53内に配置され、特定の配置
では、サージ処理部は完全にターゲットゾーン53上にわ
たって延びる面積的な拡がりを有する。保持部48は、サ
ージ処理部46と液体連通関係に配置され、サージ処理部
から放出された液体を受け取り、該液体を保持し貯え
る。図示実施例では、サージ処理部46は、互いに重ね合
わされた別の層を有し、この別の層は保持部を構成する
ので、これによって2重配置が形成される。サージ処理
部は、排出された液体を迅速に集め、一時的に保持し、
該液体を最小の接触点からサージ処理部の他の部分に移
動させ、拡散させて、最終的には該液体を保持部48を構
成する層に放出する。
サージ処理部を構成する層は、実質的に吸収性ゲル形
成材料を含まない。しかし、サージ処理部46は、最初の
液体サージを受け取るのを助けるため、非常に少量のゲ
ル形成材料を含むようにすることができるが、その量は
過剰であってはならない。過剰の量のゲル形成材料がサ
ージ処理部46に保持されると、該ゲル形成材料は、構造
体が許容できないほど大量の液体を保持する原因とな
る。さらに、ターゲットゾーン53から吸収性構造32の他
の部分、特に保持部48への液体の移動が望ましくないほ
ど妨げられる。
前述したように、サージ層46は別に形成した層とする
ことができ、この層は保持部と上シートとの間で該上シ
ートの外向き面に隣接して配置される。したがって、サ
ージ処理部46は、吸収性構造32の厚さ全体にわたって延
びる必要はない。保持部は、任意に、サージ処理部46を
全体的に又は部分的に囲む凹形区域を備えるようにする
か、又は保持部を全体としてサージ処理部の下方に配置
することができる。保持部48に凹形区域を持つ配置は、
該保持部とサージ処理部48との間の接触面積と液体流通
を増大させることができる。しかし、サージ処理部46
は、吸収性構造32の厚さ全体わたって存在するように形
成することもでき、この場合には、保持部48に至る主と
してほぼ横方向(X−Y)の液体の毛細管流れを生じ
る。
毛細管現象による力の差は、保持部48と該保持部の身
体側直ぐ近傍に隣接する材料との間に生じて、吸収性構
造32の収容特性を改善する。たとえば、サージ処理部46
が保持部の直ぐ近傍に隣接するように配置された層であ
る場合においては、そして又、サージ層が保持部48によ
り示される毛細管吸引作用に比して比較的低い毛細管作
用を形成し維持するように適切に形成されている場合に
おいては、ターゲットゾーン53に生じる液体サージは、
容易にサージ処理部から保持部に伝達されるようにな
る。したがって、保持部48はサージ処理部46より高い毛
細管作用を持つことができるので、液体サージは保持部
48に引き込まれ、該保持部により形成される平面に沿っ
て、より多くの領域に分散させられる傾向を生じる。
サージ処理部は、吸収性構造32の吸収性要求に対応し
た所望の形状とすることができる。適当な形状として
は、たとえば、円形、矩形、3角形、台形、長円形、犬
骨形、砂時計形、楕円形がある。サージ処理部の好まし
い形状は、該サージ処理部46と保持部48との間の接触面
すなわち液体伝達面の面積を増大させて、これら部分間
での相対的毛細管作用の差を十分に利用できるようにす
るものである。ある実施例では、サージ処理部はほぼ矩
形として、上表面積が約15ないし102平方インチ(約97
ないし660cm2)となるようにする。図示実施例では、サ
ージ処理部46は、上表面積が約68平方インチ(約440c
m2)である。
本発明の種々の実施例、たとえばサージ処理部46が上
シート28と保持部48の間に配置される図4の実施例にお
いては、サージ処理部は、基礎重量が17ないし102gsm
で、所望の2成分繊維接合マトリックスを形成するよう
に少なくとも25重量%の2成分繊維を含む不織布により
形成する。サージ用布の100%まで2成分繊維で形成し
てもよく、したがって、布の0ないし75%が非2成分繊
維となる。さらに、該布は、比較的直結の小さい繊維と
比較的直径の大きい繊維の混合からなるものとすること
ができる。直径が小さい繊維は、約3dより大きくないデ
ニール値を有し、或いは所望の利点を達成するために
は、デニール値が約0.9ないし3dの範囲のものとするこ
とができる。大きなサイズの繊維はデニール値が約3dよ
り小さくないものとし、所望の性能を得るためには、約
3ないし18dの範囲のデニール値とする。サージ処理材
料として採用される繊維の長さは、約1ないし3インチ
(約2.54ないし7.62cm)の範囲である。接合マトリック
ス及び繊維デニールの混合により、所望の孔寸法の構造
を与え、維持することができる。
たとえば、サージ処理部は、ノースカロライナ州シャ
ーロット所在のヘキストセラニーズから入手できるPET
(ポリエチレンテレフタレート)繊維のような少なくと
も6デニールのポリエステル繊維を約75%含む不織繊維
ウエブから構成することができる。ポリエステル繊維
は、長さが約1.5ないし2.0インチ(約3.8ないし5.1cm)
とする。残りの25%の繊維ウエブは、2成分バインダー
繊維から構成することができ、3デニールより大きくな
く、図示実施例では、約1.5デニールである。2成分繊
維の長さは、約1.5ないし2インチ(約3.8ないし5.1c
m)の範囲とする。適当な2成分繊維としては、たとえ
ば、日本国大阪所在のチッソから入手できる濡れ性のポ
リエチレン/ポリプロピレン2成分繊維がある。この成
分繊維は、複合形式のシース・コア型であり、ポリプロ
ピレンが複合繊維のコアを形成し、ポリエチレンが鞘を
形成する。ポリエステル繊維と2成分繊維はほぼ均一に
混合され、層形成にはしない。繊維は梳いだウエブに形
成し、空気貫通接合又は赤外線接合のような熱接合を行
うことができる。
別の実施例として、サージ処理部は、基礎重量が約50
gsmで、ポリエステル(PET)単成分繊維とPET/ポリエチ
レン2成分繊維の混合物からなるボンデッド・カーデッ
ド・ウエブから形成することができる。PET繊維は、不
織布の約60重量%のを構成し、約6デニールで、平均繊
維長が約2インチ(約5.1cm)である。PET/ポリエチレ
ン2成分繊維は、不織布の約40重量%を構成し、約1.8
デニールで、平均繊維長が約1.5インチ(約3.8cm)であ
る。PETは繊維のコアを形成しポリエチレンは鞘を形成
する。任意の構成として、大きいサイズのPET繊維の代
わりに2成分繊維を用いることもできる。さらに別の任
意の構成としては、上述のいずれの布においても、2成
分繊維部分を構成するために、ポリプロピレン/ポリエ
チレン2成分繊維を採用することができる。加えて、2
成分繊維には、平坦クリンプまたはヘリカルクリンプを
施してもよい。
図2を参照すると、サージ処理部46は、上シート28の
身体側に対して配置されるように形成される。したがっ
て、サージ処理部の外側主面が上シートの直ぐ近傍に隣
接し、該上シートに接触し、サージ処理部の反対側の主
面すなわち内側主面が着用者の肌に接触する。図示実施
例では、バックシート30が、前側腰バンド部12、後側腰
バンド部14、該前側及び後側腰バンド部を接続する中間
すなわち股部16を形成する。バックシートは、所定の幅
及び長さ寸法を有し、吸収体32がバックシートに重ねら
れている。吸収体に対面する関係で上シート層28が配置
され、バックシートと上シート層との間に吸収体を挟
み、上シートは、外側表面と身体側表面とを有する。上
シート28の幅寸法は、少なくとも吸収体の股部の少なく
とも一部では該吸収体の幅全体にわたって広がるように
形成される。図示実施例では、上シートは又、少なくと
もバックシートの股部の一部において該バックシートの
幅と同じ幅を有する。サージ層46のようなサージ処理部
が、上シート層の身体側表面上に配置されており、サー
ジ層の幅寸法は上シート層の幅より小さい。
サージ処理部46が上シート28の身体側に隣接して配置
される構成では、サージ処理部は、複合ライナーサージ
ウエブ76とすることができる。この複合ウエブは、身体
側層部分と外側層部分を備えることができる。これら層
部分は、別々に置かれ、異なる構造及び組成のものとす
ることができる。層内の繊維及びこれら層部分間の繊維
が、(パウダー接合、点接合、接着剤接合、ラテックス
接合、又は空気通過接合或いは性外線熱接合のような)
適当な手段により接合されて複合ウエブを形成する。結
果として得られる複合ウエブは、全基礎重量が約102gsm
より大きくない。或いは、全基礎重量は、約24ないし68
gsmの範囲、任意には、約45ないし55gsmの範囲とする。
加えて、0.2psi(1.38kPa)で求められる複合ウエブの
全平均密度は、約0.10g/ccより大きくなく、理想的には
0.05g/ccより大きくないようにする。
外側のサージ層は、基礎重量が約17ないし50gsmの範
囲内で、所望の2成分繊維ボンドマトリックスを形成す
るために、少なくとも約25重量%の2成分繊維を含む。
外側層は又、小直径繊維と比較的大直径の繊維の混合物
から構成する。小寸法の繊維は、デニール値が約0.9な
いし3dの範囲内であり、大寸法の繊維は、デニール値が
約3ないし15dの範囲内である。このボンドマトリック
ス及び栓歩デニールの混合は、外側層内に所望の孔サイ
ズ構造を実質的に維持する利点を与える。
たとえば、外側層は梳いたウエブから構成し、基礎重
量が約34gsmで、ヘキストセラニーズから得られるポリ
エステル(PET)単成分繊維とノースカロライナ州エン
カ所在のBASFコーポレーションのファイバーズディビジ
ョンから得られるポリエチレン/PETのシース・コア2成
分繊維との混合物を含む。このPET繊維は、外側層の約6
0重量%を構成し、デニール値が約6で、平均繊維長が
約2インチ(約5.1cm)とすることができる。ポリエチ
レン/PETの2成分繊維は、外側層の約40重量%を構成
し、デニール値が約1.8で、平均繊維長が約1.5インチ
(約5.1cm)とする。任意に、大寸法のPET単成分繊維の
代わりに2成分繊維を使用することができる。さらに別
の代替構成として、上述の布のいずれの場合にも、2成
分繊維部分を形成するために、ポリエチレン/ポリプロ
ピレン(PE/PP)シース・コア2成分繊維を使用するこ
とができる。適当なPE/PP 2成分繊維は、日本国大阪
所在のチッソ社から入手できる。
身体側ライナー層は、所望のレベルの布柔軟性と擦過
抵抗性を備えるため、少なくとも約90重量%、好ましく
は100重量%の2成分繊維を含む。身体側層は、少なく
とも約10gsmの基礎重量で、2成分繊維寸法は、約0.9な
いし3デニール、繊維長は約1ないし3インチ(2.54な
いし7.62cm)の範囲内である。或いは、繊維のデニール
値は、約1.5ないし2.5の範囲内で、理想的には約1.8デ
ニールである。好ましい繊維長は約1.5インチ(約3.8c
m)である。たとえば、身体側層80は、基礎重量が約17g
smで、繊維デニールが約1.8であり、繊維長が約1.5イン
チ(約3.8cm)の、BASFコーポレーションから入手でき
る100%PET/ポリエチレンのシース・コア2成分繊維か
らなる梳いたウエブにより構成することができる。
複合サージ処理部の特定の実施例においては、外側層
が複合ウエブの約65%を構成し、ポリエステル繊維と2
成分繊維の混合物からなる。この混合物からなる外側層
については、該混合層の約60重量%が、少なくとも約6
デニールで繊維長が約1.5ないし2インチ(約3.8ないし
5.1cm)の範囲内にあるポリエステル繊維により形成さ
れる。混合層の残りの40%は、約3デニールより大きく
なく、好ましくは約1.8デニールより大きくなく、繊維
長が約1.5ないし2インチ(約3.8ないし5.1cm)の2成
分繊維から形成される。身体側層80が複合ウエブの残り
の35重量%を構成し、着用者の肌に接して置かれるため
の柔らかいライナータイプの材料を構成するために、デ
ニール値が約0.9ないし3の2成分繊維から形成され
る。特定の実施例では、複合ウエブの身体側層は、基礎
重量が約15gsmで、約2デニールの2成分繊維から形成
される。
複合ウエブの他の実施例では、身体側層は、約3デニ
ールより大きくない、約100%のポリエチレン/ポリエ
ステルのシース・コア2成分繊維から形成される。身体
側層は、約15gsmの基礎重量を有する。加えて、複合ウ
エブのこの実施例では、外側層は、約6デニールのポリ
エステル繊維と約3デニールより大きくないポリエステ
ル/ポリエチレンのシース・コア2成分繊維との50/50
混合物からなる。
本発明の種々の実施例では、サージ層の幅は上シート
の幅に対して16ないし100%の幅を有する。或いは、サ
ージ層の幅は、上シート幅の少なくとも約24%とし、所
望レベルの有効性を達成するために理想的には、上シー
ト幅の少なくとも約50%とする。
サージ処理部46の種々の実施例は、保持部48の全長に
わたって延びるか、又は保持部長の一部のみにわたって
延びるようにすることができる。サージ処理部が保持部
の長さ方向に沿って一部にのみ延びる場合には、サージ
処理部は、吸収性構造32に沿って選定したどの位置に配
置してもよい。たとえば、サージ処理部46は、衣類の前
側腰バンドに寄せてオフセット配置し、横方向には吸収
性構造32の前部49内で中心に配置することにより、より
有効に機能するようになる。したがって、サージ処理部
46は、吸収性構造32の縦方向中心線58に対してほぼ中心
に配置され、吸収性構造32の前部49の中心領域に主とし
て位置決めされる。図示実施例では、サージ処理部46は
耳部50、52には配置されていない。
サージ処理部46の全体としての前方にオフセットした
配置は、吸収性構造32の長さ方向における基準点、たと
えば横方向中心線24より前方にあるサージ処理部46の上
表面の面積の割合として定義することができる。サージ
処理部46の位置は又、基準点より前方に位置するサージ
処理部の体積割合又は重量割合でも定義することができ
る。
サージ処理部及び上シート層の各々は、有効平均孔サ
イズを有する。サージ処理部が上シートの外側に隣接し
て配置された構成では、サージ処理材料の有効平均孔サ
イズは、該上シートの有効平均孔サイズより小さいこと
が好ましく、サージ処理部の材料が上シートの材料より
親水性であることが好ましい。
本発滅の種々の実施例においては、サージ処理部46の
基礎重量は少なくとも24g/m2(gsm)であり、或いは別
の構成では少なくとも約40gsmであり、有効な作動のた
めに望ましい空隙容積を形成するために理想的には、少
なくとも約45gsmである。本発明の特定の態様では、基
礎重量は約300gsmより大きくなく、或いは約150gsmより
大きくなく、所望の利点を得るために理想的には約100g
smより大きくない。本発明のさらに別の態様において
は、サージ処理部は、基礎重量が約40ないし60gsmの範
囲にあり、改良された有効性を得るために理想的には約
45ないし55gsmの範囲にある。特定の実施例では、基礎
重量は約50gsmである。
基礎重量は、着用者が吸収性物品に対して一回に行う
液体のサージ/放出の間に出される液体の量を一時的に
保持するのに十分な全保持容量を与えるために重要であ
る。たとえば、基礎重量が低すぎると、過剰な液体が着
用者の肌に接して蓄えられることになるか、又は液体の
過剰な洩れを生じる。
サージ容量の大きいものが要求される吸収性物品にお
いては、それに比例して大きな量のサージ処理材料が必
要になる。しかし、サージ処理材料は、その面積にわた
って一様な基礎重量である必要はなく、ある部分には他
の部分より多くのサージ処理材料を配置することができ
る。本発明の目的のためには、有効基礎重量は、サージ
処理材料の重量を該サージ処理材料が広がって存在する
面積で割った値とする。
本発明のより詳細な理解のために、以下に実施例を説
明する。これらの実施例は、例示的なものであり、本発
明の範囲を特に限定するものではない。
実施例 層剥離試験手順 積層複合体を層剥離、取り付け強度についてコンピュ
ーター化した張力試験機が試験した。適当な機械として
は、たとえば、最大力が22Nで±0.005Nのロードセルを
備えたシンテック印の張力テスターがある。試料ホルダ
ーすなわち「ジョー」は、試験される試料のうち最も広
いものと少なくとも同等なように形成される。シンテッ
クは、マサチューセッツ州のストートンに所在する。他
の製造業者から同等の試験機を入手できる。
手順は、1993年1月15日に承認されたASTM標準「接着
剤の剥がれ抵抗試験方法(T−剥離試験)」、標準番号
D 1876−93に基づいた。この手順は次の通り修正した。
§4.1.1 試料の幾つかは荷重範囲の上限の15%以下の
最大荷重である。
§§4.2及び6.1 材料は規定された条件のもとで少なく
とも2日間調整した。しかし、これら材料は、22±2℃
及び相対湿度50±20%の試験室条件で試験した。材料
は、調整室から取り出して2時間以内に試験した。
§5.2 特に指定する場合を除き、試料はASTM手順に対
応するように102mm幅の試片に切断した。
§5.3 各コードについての試料の数はデータ表に示す
通りである。
§7.1 ヘッド速度300mm/min.を使用した。
§7.3 試験は、長さ60mmについて行った。ピーク力を
ニュートンで記録した。次いで、このピーク力を試験片
の幅で割って、単位幅当たりの力(N/cm)を得た。
§10 ピーク力、エネルギ、及び平均荷重はすべて記録
した。試料が剥離せずに破れる場合には、平均剥離強度
は意味が少ない。
試料は、以下の表に示す通り、乾燥状態と、蒸留水で
湿らせた状態又は「食塩水」溶液(0.85%塩化ナトリウ
ム水溶液)で湿らされた状態で試験した。「湿らせた」
試料及び「食塩水」試料は、乾燥状態で試験機のジョー
に取り付け、手持ちの噴射ボトルを使用して水又は食塩
水(1ないし3グラム)を噴射した。最後の噴射から30
秒後に試料を宇検した。
実施例1〜8 試料準備手順 1977年10月25日にカラミに付与された組立技術(たと
えば第3欄26行以降を参照)を用いて試料を準備した。
ポリエチレンフィルム(厚さ0.18mm、40gsm)及び通常
のセルロースティシューを127mm x 305mmの部分に切断
した。ティシューは、ベルトロッドコーポレーションの
熱パルスヒートシール機モデル8MG−3/4を用いてポリエ
チレンフィルムに溶着した。
図9に例示的に示すように、ポリエチレンシート220
をティシューシート222の上に置いた。シリコン処理し
た剥離紙224でポリエチレンフィルムを覆ってヒートシ
ール機の加熱されていないバー226に付着するのを防止
した。加熱されたバー228はティシュー222に接触するよ
うに配置した。作用可能な接合及びシールが達成される
ように温度及び持続時間を設定した。高すぎる温度及び
持続時間は、ポリエチレンシートを溶融させた。実施例
では、接合きために温度は「7」に設定し、持続時間は
約2秒とした。
材料を互いに接合するために、ティシュー/ポリエチ
レンの幅を横断して8本のシール線を形成した。各シー
ル線は、17mm幅で、シール線は中心間距離で約16mm離れ
て形成した。シートの1つの長さ方向の縁に沿って長さ
方向の溶融線を入れて、7本のスロットを形成した。こ
れらスロットの各々に、0.25±0.01グラムのFAVOR 870
ポリアクリレート超吸収性材料を配置した。これらスロ
ットは他の長さ方向の線によりシールし、線間に16mmの
ギャップを残して7個のポケットと7個の新しいスロッ
トを形成した。次いで、この手順を2回繰り返して21個
のポケットを有し、各ポケットに約0.25グラムの超吸収
性材料を収容する吸収性積層構造を形成した。
試験前に、吸収性積層体を長さ方向に切断して、各々
が4.2cm幅で、7個の超吸収性材料のポエットを有する
3個のストリップを形成した。以下の試験データは、こ
れら4.2cm幅の積層体に基づくものである。
特に規定する場合を除き、「層剥離」という用語は、
キャリヤーが接合線に沿って分離したことを示す。
結果 カラミの方法(米国特許第4,055,180号)で作成され
た試料は、複合体にしたとき、湿潤強度が不十分である
か、湿潤状態でキャリヤーシートが破れた。試料1ない
し10は十分な乾燥強度を有するが、試料11ないし14及び
試料16は湿潤状態で層剥離を生じるよりは裂ける傾向に
ある。試料15は湿潤強度が不十分である。
実施例17〜22 試料準備手順 1993年11月8日にトクヤマに付与された米国特許第4,
414,255号に記載されたエンボスロールの1断面(たと
えば、第5欄3ないし17行を参照)に似せた金属型を作
成した。図10に例示的に示すように、55mm x 118mmのア
ルミニウム板に多数の孔230及びピンを形成した。14個
の2.6mm直径の孔を該板に形成した。孔230は整列状態と
し、各孔間の縁から縁までの距離を5.2mmとした。各孔
のまわりに8個の鋼製ピン232を、各孔の両側に各々4
個ずつのピンが位置するように取り付けた。したがっ
て、隣接する孔間には8個のピンが位置することにな
る。これらのピンは、中心間距離が1.25mmで、板表面か
ら0.4mmだけ突出するように配置した。全体のエンボス
パターンは、4mm x 71mmとなる。型は、使用前に、強制
通風炉内で160℃のもとで30分間加熱した。
FAVOR 870超吸収性ポリマー(SAP)を篩にかけて300
μmより大きい粒子を除去した。60mm x 120mmの通常の
セルロースティシュー(27グラム)の小片に20gsmの分
布で均一にSAPを吹きつけた。次いで、第2のセルロー
スティシューシートをSAPの上に置いた。この方法を使
用して6個の試料を作成した。このティシュー/SAP/テ
ィシューの組み合わせをポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)被覆表面に置いた。
3個の試料を、次のように、トクヤマ特許と対応する
ようにして処理した。
(a)型を炉から取り出して、400ニュートン(N)の
力を用いて1秒間、ティシュー/SAP/ティシューの組み
合わせに押しつけた。この力は、エンボスパターンの長
さ1cm当たり5.7kgの重量と同等である。この手順を3回
繰り返した。
残りの3個の試料は、トクヤマにおいて与えられた圧
力を越える圧力で以下の手順で処理した。
(b)型を炉から取り出し、20,000Nの力を用いて1秒
間、ティシュー/SAP/ティシューの組み合わせに押しつ
けた。この力は、エンボスパターンの長さ1cm当たり290
kgの重量と同等である。この手順を3回繰り返した。
結果 両方の押圧手順を使用して、得られた複合体を非常に
弱く接合した。
(a)の手順に従った場合、接合は脆く、複合体はPT
FEから持ち上げる前に層剥離を生じた。1プライのティ
シューに超吸収性材料を加えた質量は0.34gであった。
試料をPTFEから持ち上げるときの、該試料を層剥離させ
ようとする重力は、0.03Nであった。
(b)の手順に従った場合、接合ははるかに強かった
が、複合体は、試験機のジョーに取り付ける前に層剥離
を生じた。層剥離強度は0.3Nより大きくはなかった。
結論 トクヤマ(米国特許第4,414,255)の例1に対応する
方法で作成した試料は、接合力が非常に弱い複合体とな
り、乾燥剥離強度が本発明で望まれるものより大幅に低
い。
実施例23〜91、試料準備手順 真空箱236の上部材240に、図11に例示的に示す配置で
多数の孔238を形成した。細長いスロット238の各々は、
約25mm x 12mmであった。全体のパターンは、260mm x 8
7mmであった。スロットの長い方の寸法は、試料の長さ
方向に揃えられ、試料の長さは、該試料が組み込まれる
物品の長さ90に対応するものであった。パターンの長さ
方向に沿って、直ぐ近傍に隣接するスロットの丸みを付
した端部は、互いに6ないし7mmの間隔で離され、試料
の幅方向に沿っては、直ぐ近傍に隣接するスロットの直
線的側辺は互いに6ないし7mmの間隔で離されるように
した。
試料は、第1キャリヤーシートを真空箱の上に置いて
作成した。3種類の基材すなわちキャリヤーシート層を
使用した。すなわち、10gsmのHydrfil メルトブロー、
キンバリークラークコーポレーションにより作成された
111gsmの水圧交絡パルプ、Long Lac 19ノーザン軟質木
材パルプ、及び23gsmのセルロース形き形成用ティシュ
ーである。Hydrfil は、ニュージャージー州モリスト
ン所在のアライドシグナルコーポレーションから入手で
きる親水性アミド・コ・エチレン・オキサイド・コポリ
マー材料である。このキャリヤーシートを、ティシュー
又は不織布の機械方向が矩形の長さ方向になるように、
127mm x 305mmの矩形に切断した。加えて、形成用ティ
シューを横機械方向に切断して合計で4個のキャリヤー
シートを得た。
真空を作動させ、SAP(超吸収性材料ポリマー)の5
グラムを第1のキャリヤーシート上に均一に分布させ
た。Favor 870ポリアクリレートSAPを用いてこの実験を
行った。小さいブラシを使用して、超吸収性材料を孔領
域に位置する第1キャリヤーシートの区域に掃き付け
た。
超吸収性材料/キャリヤー複合体上に接着剤を噴射し
た。接着剤は、ナショナルスターチアンドケミカルカン
パニー34−5541(ホットメルト構造用接着剤)、70−39
98(サイクロフレックスのホットメルト水感応性接着
剤)、及び33−2058(ポリビニルアセテート乳液接着
剤)を含むものを使用した。ホットメルト接着剤は、ノ
ースカロライナ州シャーロット所在のファスニングテク
ノロジーインコーポレーテッドから入手できるPAM 600
スプレーマチックスプレーガンのような手動操作のスプ
レーガンを使用して塗布した。乳剤状の接着剤は、10%
固形物(重量比)となるように希釈し、手動スプレーボ
トルで塗布した。接着剤の乾燥質量は0.8±0.3グラムで
あった。第1のキャリヤーシートと同じ形式の第2のキ
ャリヤーシートを接着剤の上に置いて、表面を横切って
シリンダを転がすことにより押圧した。シリンダは約1k
gの重量であり、直径は5cm、長さも5cmであった。
場合によっては、シンテックのジョー内に配置するの
に十分な長さだけ複合体を剥がすことができないので、
その場合には、ホットエアガンを使用して複合体き端部
を加熱し、ジョーが把持するのに十分なだけの材料の接
合を弱めた。幾つかの試料では、数滴の水でシリンダの
端を開くことができたが、この場合には、複合体の端
は、後で試験前にホットエアガンで乾燥させた。ホット
エアガンを使用する必要があった試料はすべて、試験前
に室温まで冷却した。
以下の表及びチャートにおいて、使用する用語は次の
意味を持つ。
「Hydrofil」−−Hydrofilコポリマーにより形成した
メルトブロー不織布から構成されるキャリヤー層であっ
て、基礎重量が10gsmのもの。
「機械」−−セルロースティシューにより形成された
キャリヤー層であって、試料はティシューが製造された
方向に試料の長さ方向が向けられる機械方向で試験され
る。
「横」−−セルロースティシューにより形成されたキ
ャリヤー層であって、試料はティシューが製造された方
向とは直角に試料の長さ方向が向けられる横機械方向で
試験される。
「HEP」−−ここで説明するように水圧交絡パルプに
より形成されるキャリヤー層。
実施例23〜45 70−3998により接合された試料の剥がれ試験結果 70−3988に基づく結論 70−3988(サイクロフレックス)接着剤により作成し
た試料は、試験に使用した基材によれば、湿潤及び乾燥
強度が変化した。
例23のHydrofilメルトブロー複合体は、十分な乾燥強
度を有した。湿潤状態では、例24のキャリヤーシートは
乾燥強度に比して弱すぎたため、複合体は層剥離を生じ
ずに裂けを生じた。例24は本発明を表すものではない。
例26ないし28、33ないし35、39ないし42の複合体はす
べて、本発明にとって十分な乾燥強度を備えていた。例
29、36ないし38、43ないし45はすべて本発明の例であ
る。これらは十分な湿潤強度を有しており、裂けなしで
層剥離を生じた。例30ないし32は十分な湿潤強度を有し
たが、湿潤状態のキャリヤーシートに幾分かの裂けを示
した。したがって、例30ないし32はぎりぎりで本発明の
例ということができる。これらの例は、局部的に接着剤
添加量が多い領域を有していたか、又はキャリヤーシー
トに局部的に弱い領域があったものと信じられる。
機械方向及び機械横方向で試験したティシューベース
の複合体は、本発明の好ましい特性を示す。すなわち、
接合は、乾燥状態で十分に強く、超吸収性材料を保持で
きた。しかし、湿潤状態では接合が緩んだ。これは、キ
ャリヤーを破ることなく、超吸収性材料の膨潤を許容す
るものである。
水圧交絡のパルプシートは接着剤より十分に強く、乾
燥状態で複合体は裂けることなく層剥離を生じた。それ
自体、これは許容できる。
複合体の最大湿潤層剥離強度を決定することは本質的
には必要でない。この用途において最も好ましい超吸収
性材料は、0.9psi(6.2kPa)で膨潤する能力である。剥
がれ試験では、10.2cm幅の試験片が層剥離された。如何
なる時点でも負荷をかけられる複合体の長さは0.5cmで
ある。6.2kPaの圧力が0.0005m2の面積(10cmx0.5cm)に
作用するとき、接着部の幅方向には3.1N又は0.3N/cmの
力が作用することになる。これが複合体の許容できる湿
潤剥離強度の上限の1つの評価となる。
実施例46〜77 34−5541により接着された試料の剥がれ強度試験結果 34−5541の結果に基づく結論 34−5541により作成された試料は、使用した基材にお
いては、疎水性のホットメルト接着剤の湿潤強度と乾燥
強度との間に変化がみられる。一般に、試料は乾燥強度
よりは湿潤強度の方が低い。接着剤の疎水性にもかかわ
らず、キャリヤーは濡れたとき特に弱くなる傾向にあ
る。
機械方向のテイシューにより作成された複合体の場合
について考えると、例46ないし例49は十分な乾燥強度を
示した。例57、58、61はすべて、本発明の例である。こ
れらは、十分な湿潤強度を有し、裂けなしで層剥離を生
じた。例51は濡れたとき裂けを生じたので、許容できな
い。例52ないし56、59、60はすべて十分な湿潤強度を有
していたが、湿潤状態でキャリヤーシートの裂けをある
程度生じた。したがって、これら後者の例は、かろうじ
て本発明に含まれる。これらの例は、局部的に接着剤の
添加量が大きかったか、キャリヤーシートに局部的に弱
い箇所があったものと考えられる。
横方向のテイシューにより作成された複合体の場合に
ついて考えると、例62ないし65は十分な乾燥強度を示し
た。例66ないし69は、湿潤状態で裂けを生じたので、本
発明の例ではない。例66ないし69は、湿潤状態で裂けを
生じたので、本発明の例ではない。
HEPで作成された例について考えると、例70ないし73
は十分な乾燥強度を示した。例74、75、77はすべて、本
発明の例であり、これらは十分な湿潤強度を有し裂けな
しで層剥離を生じた。例76は十分な湿潤強度を有してい
たが、濡れたキャリヤーシートではある程度の裂けを生
じた。したがって、これら後者の例は、かろうじて本発
明の例である。これらの例は、試験機のジョーにおいて
斜め送りを生じたものと思われる。
例78〜91 33−2058により接合された試料の剥がれ試験結果 33−2058の結果による結論 3302058(ポリビニルアセテート乳剤)接着剤により
作成された資料では、試験に使用した基材においては湿
潤強度と乾燥強度との間に違いがあった。さらに加え
て、同一の化合物から構成される複合体のなかでも接着
強度に顕著な違いがあった。ポリビニルアセテート乳剤
で作成された複合体のなかでは、資料78、81、82、85、
86、87、88、90、91が本発明を表す。資料79、80は乾燥
強度が不十分であり、資料83、84は本発明としては湿潤
強度が不十分であった。
例92〜107 吸収性積層体内の高度に吸収性の材料の飽和自由膨潤
体積を求めるための適当な技術は、下記の自由膨潤手順
である。
高度に吸収性の材料5グラムを、収容され濡らされた
高度に吸収性の材料の膨張を妨げない程度の十分な大き
さのポーチに密封状態で収容する。ポーチの材料はセル
ローステイッシューで、基礎重量は21グラムで、湿潤強
度が試験を行うのに十分に高く、液体に対して多孔性で
ある。ポーチの材料は、高度に吸収性の材料が該容器か
ら外に移動するのを実質的に防止するものである。ポー
チのセルローステイッシューは、通常のホットメルト型
構造用接着剤のビードにより縁部で接着する。高度に吸
収性の材料を拘束しない状態で収容するポーチを、過剰
の0.85%食塩水内で15分間膨潤させる。次いで、膨潤し
た高度に吸収性の材料を収容するポーチは、3,45kPaの
圧力のもとで2,25分間加圧し、ドレンさせる。高度に吸
収性の材料の自由膨潤容量は、保持される食塩水の全グ
ラム値からポーチ材料の湿潤重量と高度に吸収性の材料
の乾燥重量を除き、ポーチに配置した高度に吸収性の材
料の最初の乾燥重量(5グラム)で割った値である(自
由膨潤値)。
吸収性積層体内の高度に吸収性の材料の飽和膨張膨潤
を求めるための技術は、下記の積層体膨潤手順である。
吸収性積層体を形成する複合体を自由膨潤手順におい
て説明したのと同じポーチ内に密封状態で収容する。該
ポーチとこれに収容された吸収性複合体を、過剰の0.85
%食塩水内で15分間膨潤させる。この膨潤手順のあと
で、ポーチとその収容物を食塩水から取り出し、3,45kP
aの圧力のもとに置き、ドレンさせる。ポーチを計量し
て吸収した液体の総量を求める。ポーチの湿潤重量と吸
収性積層体部品(高度に吸収性の材料を除く)の湿潤重
量と高度に吸収性の材料の乾燥重量を、ポーチとそれに
収容された吸収性積層体を合わせたものの総湿潤重量か
ら差し引いて、高度に吸収性の材料に含まれる液体の重
量のみを求める。高度に吸収性の材料に含まれる液体の
重量を高度に吸収性の材料の乾燥重量で割った値が吸収
性積層体に組み込まれたときの高度に吸収性の材料の膨
潤容量である(積層体膨潤値)。
ポーチ(自由膨潤手順)又は高度に吸収性の材料を除
くすべての吸収性積層体部品を含むポーチ(積層体膨潤
手順)の湿潤重量は、上述の手順において説明したもの
と同じ浸漬手順(15分間の浸漬時間の後、3,45kPaの圧
力を与えて、ドレンさせる)により求められる。これら
の材料の湿潤重量は、高度に吸収性の材料に含まれる液
体を求める計算において風袋重量として使用される。
積層体膨潤手順においてすべての測定が行われたの
ち、ポーチは注意深く開かれ、吸収性積層体を調べる。
吸収性積層体を調べて、壊れたポケットの数(吸収性積
層体キャリヤー層の一つが破裂したために超吸収性材料
が移動したもの)を記録し、吸収性積層体パターン内の
ポケットの総数に対する割合都して表す。
ポリアクリレート超吸収性材料の膨潤に対する拘束と
吸収能力を下記の手順で求めた。超吸収性材料は、ノー
スカロライナ州グリーンスボロ所在のストックハウゼン
インコーポレーテッドから入手できるFavor SAB 870で
あった。吸収性積層体の複合体は、例23〜91について述
べた準備手順と、第1キャリヤー層及びシール用テイッ
シューとしてそれぞれ17gsm及び21gsmのセルローステイ
ッシューを使用した点を除いて同じ手順で作成した。例
98〜102において使用した接着剤は、Cycloflex 70−399
8(ホットメルト型の水感応性接着剤)であり、約75gsm
のレベルの量の噴射パターンで塗布した。例103〜107に
使用した接着剤は、ナショナルスターチ34−5541ホット
メルト型構造用接着剤であり、約33gsmの噴射パターン
で塗布した。34−5541で作成した資料は、試験前に60℃
の対流型炉において2分間熱処理をした。
例98〜102は、区分されたポケット内に収容された高
度に吸収性の材料の過大な移動及び膨潤に対する過剰な
拘束を裂けるためには、キャリヤー層の剥離を有するこ
とが有利であることを示すものである。
例のセットC、T、B、P 資料セットCの例を、例23〜91を作成するのに使用し
たのと同じ真空箱で作成した。真空箱上に17gsmの基礎
重量を有するセルローステイッシューを置いた。次い
で、7グラムのFavor 870超吸収性材料を均一に分散さ
せ、真空により形成されたセルローステイッシューのポ
ケットにブラシで導入した。ナショナルスターチアンド
ケミカルカンパニーのCycloflex 70−3998接着剤を、33
0゜Fに設定したPAM 600スプレーマチックスプレーガン
を使用して、約23gsmの分布でテイッシュー及び超吸収
性材料上に噴射した。次いで、21gsmの第2のセルロー
ステイッシューを第1のテイッシュー及び超吸収性材料
粒子のポケット区域の上に置いて、ポケット間のスペー
ス及びポケットのまわりを手で押してテイッシュー層と
接着剤との間の緊密な接触を得た。次に、積層体構造を
手動の紙用カッターで140mm x 292mmに切断した。
資料セットPの例を、所望のポケット区域が囲まれ、Cy
cloflex接着剤が開口した型のウインドー領域の内側に
のみ接触するように、102mm x 267mmの「ウインドーフ
レーム」型を第1テイッシューの上に置いた以外は、資
料セットCの例を作成するのに使用したのと同じ技術に
より作成した。型を取り除いたのち、第2のテイッシュ
ーを第1のテイッシューと超吸収性材料のポケットと上
に重ねて置いた。積層体を真空箱から取り出す前に、第
2のテイッシュー層を折り返し、第2のPAM600スプレー
マチックスプレーガンにより約23gsmのナショナルスタ
ーチアンドケミカルの34−5541接着剤を露出した縁に吹
きつけた。次いで、折り返したテイッシューを戻して接
着剤に手で押しつけて第2の取り付け手段を形成した。
資料セットBの例を、第2のテイッシュー層の折り返し
により形成された露出縁上のポケット列の縁から約6mm
離れた位置に34−5541接着剤の0.5ないし3mmの線を塗布
する以外は、資料セットPの例を作成するのに使用した
のと同じ技術により作成した。接着剤の線が、資料セッ
トPにおいて使用した23gsmの噴射接着剤の代わりとな
るものである。
資料セットTの例を、87mm x 180mmのポケット列区域を
形成するために10個の穴をあけた以外は、資料セットC
の例を作成するのに使用したのと同じ技術により作成し
た。5.2グラムの超吸収性材料を使用した。10gsmのHydr
ofil メルトブローをセルローステイッシューの各層の
代わりに使用した。積層体は、140mm x 230mmに切断し
て、手持ちのシーラーでポケット列のまわり全体を熱融
着した。熱融着した区域は最も近いポケットから約2mm
であった。
ゲル収容試験 第2の取り付け部の超吸収性材料を収容する能力を求
めるために、資料を過剰な量(すなわち、資料を漬ける
のに十分な量)の0.85重量%食塩水に浸漬した。次い
で、各資料を食塩水から引き上げ、オープンメッシュの
ポリオレフィンスクリーン上に置いて、僅かに振って幾
分かの水分を除去し、試験用のベンチ上に置き、152mm
x 305mmのピクセルガラス(すなわちポケット領域144よ
り大きい)の中実板で覆った。次に、ピクセルガラス上
に重りを置いて、全体で6.7kPaの均一な圧力(すなわ
ち、資料Tに使用したものより軽い。これは長さが短い
からである)を与えた。5分後に、重りとピクセルガラ
スを注意深く取り除いた。第2の取り付け部の全周長を
ミリメーターで測定した。さらに、露出された(逃げ出
た)超吸収性材料が視認される第2の取り付け部の長さ
を(ミリメーターで)測定した。露出された超吸収性材
料の長さ第2の取り付け手段の全周長の割り、係数100
を掛けて「開いた」周長の割合を計算した。計算した割
合は周剥離値である。
超吸収性材料ポケットを除いた以外は上述した手順に
より、別の資料を作成した。2つのテイッシュー層を接
合するための第2の取り付け部は、単に接着剤を塗布す
るか、熱シールにより形成した。結果として得られた取
り付け部の「線」を前述した層剥離試験手順(湿潤)に
より試験した。結果を以下の表に示す。
これらの結果は、試料セットCにおける第2の取り付
け部が常に許容できるとは限らないことを示している。
試料T、B、Pは常に許容でき、本発明の例である。こ
れらの試料セットは、高い湿潤ピーク剥がれ強度を持つ
改良された収容装置を示す。
以上、本発明を非常に詳細に説明したが、本発明の精
神から離れることなく種々の変更や修正を行うことがで
きる。そのような変更や修正は請求の範囲において定義
される本発明の範囲に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アブート フランク ポール アメリカ合衆国 ジョージア州 30202 アルファレッタ モートンズ サーク ル 10730 (72)発明者 ケーレンバーガー スタンリー ロイ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54911 アップルトン ウェスト リン ドバーグ ストリート 306 (72)発明者 ロークス ダニエル リチャード アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54913 アップルトン サウス オール ド オーナイダ ストリート 405 ア パートメント 412 (72)発明者 ノートマン ブライアン キース アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン ウィンターグリ ーン ドライヴ 2249 (72)発明者 ポンプルン ウィリアム シール アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ ブルックフィールド ドライヴ 1873 (72)発明者 リップル カール ジェラード アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン ウェスト フォ ース ストリート 4314 (72)発明者 ロビンソン マーク ルイス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン ノース リンウ ッド アベニュー 1909 (72)発明者 サーリー ローリー フランシス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54965 パイン リヴァー ルート1 ボックス 93 (72)発明者 シュローダー ウェン ジオ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン ウェスト キャ ピトル ドライヴ 3120 (72)発明者 ヤーブロー サンドラ マリー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54952 メナシャ ニコレット ブール ヴァード 472 (72)発明者 ツェンカー ディヴィッド ルイス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ ギルバートソン プレ イス 1817 (56)参考文献 特開 平2−26555(JP,A) 特開 平1−14301(JP,A) 特開 平1−45801(JP,A) 特開 平6−254118(JP,A) 特開 平5−148468(JP,A) 特開 昭50−60537(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/49 A61F 5/44 A61F 13/15 A61F 13/53

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の液体透過性のキャリヤー層と、少な
    くとも1つの第2のキャリヤー層と、 前記キャリヤー層を互いに固定して、実質的な取り付け
    区域と実質的な非取り付け区域とを形成し、前記実質的
    な非取り付け区域に複数のポケット領域を形成する水感
    応性取り付け手段と、 前記ポケット領域内に配置されて吸収性積層体を形成す
    る高度に吸収性の材料と、 前記キャリヤー層を選定した第2の取り付け領域に沿っ
    て互いに固定し、これら層間に実質的に水非感応性の接
    合部を形成する第2の取り付け手段と、 を備え、前記第2の取り付け領域は前記ポケット領域か
    ら離れた位置に実質的に限定されており、 前記実質的な取付け区域の前記水感応性取り付け手段
    は、湿潤時に前記キャリヤー層を保持できるのに十分な
    湿潤強度を与えるものであり、該湿潤強度は、前記高度
    に吸収性の材料が水性液体に曝されるときに前記高度に
    吸収性の材料の膨潤により与えられる分離力よりも小さ
    いものであることを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品で
    あって、前記第2の取り付け手段は前記吸収性積層体の
    外周に限定されていることを特徴とする吸収性物品。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品で
    あって、前記第2の取り付け手段は、前記吸収性積層体
    の外周と、前記ポケット領域の間の位置に限定されてい
    ることを特徴とする吸収性物品。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品で
    あって、前記第2の取り付け手段は実質的に水非感応性
    取り付け部の線を備え、前記取り付け部の線は約3mmよ
    り大きくない幅を有することを特徴とする吸収性物品。
  5. 【請求項5】請求の範囲第4項に記載した吸収性物品で
    あって、前記第2の取り付け手段は実質的に水不溶性の
    線からなることを特徴とする吸収性物品。
  6. 【請求項6】請求の範囲第4項に記載した吸収性物品で
    あって、前記第2の取り付け手段は熱接着剤の線を含む
    ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品で
    あって、前記水感応性取り付け手段は、前記キャリヤー
    層が水性液体により濡らされたとき、該キャリヤー層の
    少なくとも1つの過大な裂けを生じることなく前記第2
    の取り付け手段に層剥離を生じさせるのに必要な荷重よ
    り小さい荷重で剥がれるように形成されていることを特
    徴とする吸収性物品。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品で
    あって、前記水感応性取り付け手段は、約0.04N/cmより
    小さくない湿潤接合強度を備えることを特徴とする吸収
    性物品。
  9. 【請求項9】請求の範囲第8項に記載した吸収性物品で
    あって、前記水感応性取り付け手段は、約5N/cmより大
    きくない湿潤接合強度を備えることを特徴とする吸収性
    物品。
  10. 【請求項10】請求の範囲第9項に記載した吸収性物品
    であって、前記水感応性取り付け手段は、少なくとも約
    0.05N/cmの乾燥接合強度を有することを特徴とする吸収
    性物品。
  11. 【請求項11】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品
    であって、前記第1のキャリヤー層は少なくとも約0.08
    N/cmの破裂強度を有することを特徴とする吸収性物品。
  12. 【請求項12】請求の範囲第11項に記載した吸収性物品
    であって、前記第2のキャリヤー層は少なくとも約0.08
    N/cmの破裂強度を有することを特徴とする吸収性物品。
  13. 【請求項13】請求の範囲第12項に記載した吸収性物品
    であって、前記第1のキャリヤー層は濡れ性の繊維ウエ
    ブからなることを特徴とする吸収性物品。
  14. 【請求項14】請求の範囲第13項に記載した吸収性物品
    であって、前記第2のキャリヤー層は液体透過性であ
    り、濡れ性の繊維ウエブからなることを特徴とする吸収
    性物品。
  15. 【請求項15】請求の範囲第14項に記載した吸収性物品
    であって、前記キャリヤー層の少なくとも1つはメルト
    ブロー繊維を含むウエブであり、前記メルトブロー繊維
    は前記水感応性取り付け手段に水感応性を与えるように
    なったことを特徴とする吸収性物品。
  16. 【請求項16】請求の範囲第14項に記載した吸収性物品
    であって、前記キャリヤー層の少なくとも1つは、セル
    ロース繊維からなる湿潤強度の高いテイッシューである
    ことを特徴とする吸収性物品。
  17. 【請求項17】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品
    であって、前記ポケット領域は,約0.15cmより小さくな
    い距離だけ互いに離されていることを特徴とする吸収性
    物品。
  18. 【請求項18】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品
    であって、直ぐ近傍に隣接したポケット領域は、約3mm
    より大きくない距離だけ互いに離されていることを特徴
    とする吸収性物品。
  19. 【請求項19】請求の範囲第18項に記載した吸収性物品
    であって、前記吸収性積層体の身体側主表面にほぼ隣接
    して配置されたサージ処理層を備えることを特徴とする
    吸収性物品。
  20. 【請求項20】請求の範囲第19項に記載した吸収性物品
    であって、前記サージ処理層は合成繊維からなり、基礎
    重量が24ないし300gsmである不織繊維ウエブにより形成
    されたことを特徴とする吸収性物品。
  21. 【請求項21】請求の範囲第19項に記載した吸収性物品
    であって、前記吸収性積層体の外側主表面の隣に分配層
    が配置されたことを特徴とする吸収性物品。
  22. 【請求項22】請求の範囲第19項に記載した吸収性物品
    であって、前記分配層は、前記呼吸性積層体の長さ及び
    /又は幅の約75ないし175%の範囲内の長さ及び/又は
    幅を有することを特徴とする吸収性物品。
  23. 【請求項23】請求の範囲第1項に記載した吸収性物品
    であって、前記高度に吸収性の材料は圧力吸収性指標が
    少なくとも約100であることを特徴とする吸収性物品。
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