JP3434256B2 - 結晶性シリコン膜およびその作製方法 - Google Patents
結晶性シリコン膜およびその作製方法Info
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Description
れ、結晶性シリコン膜で光電変換層が形成された薄膜太
陽電池及びその作製方法に関する。
物材料を用いて作製が可能であるが、工業的には半導体
であるシリコンが主に用いられている。シリコンを用い
た太陽電池は単結晶シリコンや多結晶シリコンのウェハ
─を用いたバルク太陽電池と、基板上にシリコン膜を形
成した薄膜太陽電池に分類することができる。太陽電池
の普及には製造コストの削減が必要とされているが、薄
膜太陽電池はバルク太陽電池と比較して、使用する原材
料が少なくて済むため、低コスト化の効果が期待されて
いる。
太陽電池が実用化されているが、単結晶シリコンや多結
晶シリコン太陽電池と比較して変換効率が低く、また、
光劣化等の問題を有していため、用途が限定されてい
る。そのために、その他の手段として結晶性シリコン膜
を用いた薄膜太陽電池の開発も行われている。
を得るためには、溶融再結晶化法と固相成長法とがあっ
た。両者とも、基板上に非晶質シリコンを形成し、これ
を再結晶化させて、結晶性シリコン膜を得るものであ
る。いずれにしても基板は、結晶化温度に耐えることが
要求され、使用できる材料は限定されていた。特に、溶
融再結晶化の方法では、基板はシリコンの融点である1
412℃に耐える材料に限定された。
膜を形成しておき、加熱処理をすることにより結晶化さ
せる方法である。このような、固相成長法は、一般に温
度が高いほど処理時間は短くても良かった。しかし、5
00℃以下の温度ではほとんど結晶化しなかった。例え
ば、気相成長法で成膜された非晶質シリコン膜を加熱し
て結晶化させる場合、加熱処理温度が600℃の場合
は、10時間が必要とされていた。また、550℃の加
熱処理温度では、100時間以上の加熱処理時間が必要
とされていた。
は高い耐熱性が要求されていた。基板には、ガラス、カ
─ボン、セラミックが用いられていた。しかし、太陽電
池のコストを削減する観点からすると、これらの基板は
必ずしも適切ではなく、もっと一般に使用され、低価格
の基板上に作製されることが望ましかった。しかし、例
えば、一般によく用いられるコ─ニング社の#7059
ガラス基板では、歪み点が593℃であり、従来の結晶
化の技術では基板が歪み大きな変形をおこしてしまうた
め使用できなかった。また、本質的にシリコンと異種物
質である基板を用いることから、上記手段で結晶化を行
っても単結晶は得られず、また大きな結晶粒をもつシリ
コンが得られ難く、このことが太陽電池の効率向上の制
限要因となっていた。
シリコン膜を加熱処理によって結晶化させる方法が、特
開平7─58338号公報で開示されている。この方法
によれば、低温で結晶化を促進するために、触媒材料と
して微量の金属元素を添加することが開示されている。
前記公開特許公報によれば、加熱処理温度の低温化と、
処理時間の短縮が可能になることが記載されている。例
えば、加熱温度を550℃とした場合、4時間の加熱処
理で結晶化することが確認されている。触媒となる金属
元素には、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)、コバルト
(Co)、白金(Pt)の単体、もしくは、それらとシ
リコンの化合物等が適していることが記載されている。
するために用いた触媒材料は、いずれも結晶性シリコン
にとっては本来好ましくない材料であるので、できるだ
け濃度が低いことが望まれた。結晶化を促進するのに必
要な触媒材料の濃度は、1×1017個/cm3 以上、1
×1020個/cm3 以下の範囲であった。しかし、濃度
が比較的低い場合にも、前記触媒材料は重金属元素であ
るので、シリコン中に取り込まれた場合、欠陥準位を形
成し、作製された素子の特性を低下させる作用のあるこ
とは周知の事実である。
成して作製される太陽電池の動作原理は、概略次のよう
なものであると考えられる。太陽電池は光を吸収し、吸
収した光のエネルギ−によって電子・正孔の電荷を発生
させる。発生した電荷は、接合電界によるドリフトと、
拡散によって電子はN層側に、正孔はP層側に向かって
移動するが、シリコン中に欠陥準位が多い場合、途中で
該欠陥準位にトラップされ消滅してしまう。すなわち、
光電変換特性が低下してしまう。電子・正孔が発生し、
消滅するまでの時間は寿命時間、またはライフタイムと
呼ばれ、太陽電池においては、この値が大きい方が望ま
しい。したがって、本来シリコン中には欠陥準位を生成
する重金属元素は極力少なくすることが必要であった。
コンの結晶化の長所を生かすと共に、結晶化した後に
は、不要となった触媒材料を除去して、光電変換特性の
優れた太陽電池を得ることにある。
太陽電池の作製方法は、基板上に形成された非晶質シリ
コンと、該非晶質シリコンの結晶化を促進する触媒材料
となる金属元素を用い、加熱処理により得られた結晶性
シリコン膜を用いて薄膜太陽電池を作製するために、該
結晶性シリコン膜中に残留する前記金属元素を除去し、
その濃度を低下させることを特徴とする。また、本明細
書で開示する薄膜太陽電池は、結晶性シリコン中の前記
金属元素の濃度が低いことを特徴とする
ては、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(N
i)、白金(Pt)、から選ばれた一種または複数種類
の元素を用いることができる。この金属元素の中で、特
にニッケルを用いた場合、その効果や再現性の点で非常
に有用である。上記のような触媒元素を用いて、シリコ
ンを結晶化させた場合、その結晶構造はしばしば針状結
晶となる。
よる不純物金属元素の偏析の効果はゲッタリング技術と
して知られているが、本発明における実験の結果、前記
金属元素を、結晶性シリコンで構成した光電変換層の領
域外に偏析させるには、該光電変換層を構成する領域に
接して、リン(P)が添加されたシリコン膜や酸化シリ
コン膜を形成し、加熱処理を加えることで実現すること
が可能であった。このときの加熱処理温度は、前記非晶
質シリコン膜が結晶化する程度の温度で可能であった。
したがって、結晶化の工程において同時に行うこともで
きるし、結晶化後に加熱処理を行うことでも、同様な効
果が得られた。
は、イオン注入法やプラズマド─ピング法等で直接前記
非晶質シリコンまたは結晶性シリコン中に注入し、形成
することも可能であり、同様に前記金属元素を偏析させ
ることができた。
す。本発明に係る薄膜太陽電池の構成は、基板上に少な
くとも非晶質シリコンと、該非晶質シリコンに密接して
形成されたシリコンの結晶化を促進させる金属元素とが
設けられ、前記非晶質シリコンと前記金属元素とに加熱
処理を加えて形成された、結晶性シリコンを用いた薄膜
太陽電池において、前記結晶性シリコンは前記触媒元素
を含み、該触媒元素の濃度は、5×1018/cm3 以下
であることを特徴とする。
は、基板上に少なくとも実質的に真正な第1の結晶性シ
リコンと、一導電型の第2の結晶性シリコン膜とを有す
る薄膜太陽電池において、前記第1の結晶性シリコン膜
は、シリコンの結晶化を促進させる金属元素を含み、該
金属元素の濃度が、5×1018/cm3 以下であること
を特徴とする。
は、基板上に少なくとも実質的に真正な第1の結晶性シ
リコン膜と、一導電型の第2の結晶性シリコン膜とを有
する薄膜太陽電池において、前記第1の結晶性シリコン
膜内のシリコンの結晶化を促進させる金属元素の濃度は
5×1018/cm3 以下であり、かつ前記第2の結晶性
シリコン膜内の前記金属元素の濃度は前記第1の結晶性
シリコン膜中の濃度より高いことを特徴とする。
法の構成は、基板上に非晶質シリコン膜を形成する工程
と、前記非晶質シリコン膜の表面に、シリコンの結晶化
を促進させる金属元素を接して保持させる工程と、前記
非晶質シリコン膜に加熱処理を施し、結晶性シリコン膜
を得る工程と、前記結晶性シリコン膜に密接して、リン
が添加されたシリコン膜を形成する工程と、前記結晶性
シリコン膜と、前記リンが添加されたシリコン膜とに加
熱処理を施す工程と、を有することを特徴とする薄膜太
陽電池の作製方法。
構成は、基板上に非晶質シリコン膜を形成する工程と、
前記非晶質シリコン膜の表面にシリコンの結晶化を促進
させる金属元素を接して保持させる工程と、前記非晶質
シリコン膜に加熱処理を施し、結晶性シリコン膜を得る
工程と、前記結晶性シリコン膜に密接して、リンが添加
された、酸化シリコン膜を形成する工程と、前記結晶性
シリコン膜と、リンが添加された酸化シリコン膜とに加
熱処理を施す工程と、を有することを特徴とする。
構成は、基板上に、非晶質シリコン膜を形成する工程
と、前記非晶質シリコン膜の表面に、シリコンの結晶化
を促進させる金属元素を接して保持させる工程と、前記
非晶質シリコン膜に加熱処理を施し、結晶性シリコン膜
を得る工程と、前記結晶性シリコン膜の表面とその近傍
にリンを注入する工程と、前記リンが注入された結晶性
シリコン膜を加熱処理する工程と、を有することを特徴
とする薄膜太陽電池の作製方法。
構成は、基板上に、非晶質シリコン膜を形成する工程
と、前記非晶質シリコン膜の表面に、シリコンの結晶化
を促進させる金属元素を接して保持させる工程と、前記
非晶質シリコン膜に加熱処理を施し、結晶性シリコン膜
を得る工程と、前記結晶性シリコン膜に密接して、少な
くともリンを含有する半導体層または絶縁体層を形成す
る工程と、前記結晶性シリコン膜と、少なくともリンを
含有する半導体層または絶縁体層とに加熱処理を施す工
程と、前記結晶性シリコン膜の表面に化学エッチング処
理を施し、凹凸化させる工程と、を有することを特徴と
する薄膜太陽電池の作製方法。
構成は、基板上にシリコンの結晶化を促進させる金属元
素を形成する工程と、前記シリコンの結晶化を促進する
金属元素に密接して、非晶質シリコン膜を形成する工程
と、前記非晶質シリコン膜に加熱処理を施し、結晶性シ
リコン膜を得る工程と、前記結晶性シリコン膜に密接し
て、少なくともリンを含有する半導体層または絶縁体層
を形成する工程と、前記結晶性シリコン膜と、少なくと
もリンを含有する半導体層または絶縁体層とに加熱処理
を施す工程と、を有することを特徴とする薄膜太陽電池
の作製方法。
は、二次イオン質量分析法により測定された値であり、
その中の最大値で定義される。
料を添加し、加熱処理して得られた結晶性シリコン膜に
おいて、該結晶性シリコン膜の内部に残る前記触媒材料
は、前記結晶性シリコン膜に密接して、リンを含有する
半導体層または絶縁体層を設け、該リンを含有する半導
体層または絶縁体層に、前記触媒材料を偏析させること
により、除去することができる。その結果、前記結晶性
シリコン膜は、キャリアの寿命時間が増加し、良好な薄
膜太陽電池の特性が得られる。
膜にシリコンの結晶化を促進する金属元素を密着し形成
せしめ、加熱処理により前記非晶質シリコン膜を結晶化
させ、結晶化後残存する該金属元素を該結晶性シリコン
膜の外に除去して、薄膜太陽電池を作製する方法に関す
るものである。
は、シリコンの結晶化を促進する触媒作用のある金属元
素としてニッケルを用いた。まず、ガラス基板(例えば
コーニング7059ガラス基板)101上に下地膜とし
て、酸化シリコン膜102を0.3μmの厚さに成膜す
る。この酸化シリコン膜102は、四珪酸メチル(TE
OS)を原料としたプラズマCVD法により成膜した
が、他の方法としてスパッタ法でも形成可能である。次
に、プラズマCVD法によって、シランガスを原料とし
て、非晶質シリコン膜(アモルファスシリコン膜)10
3の成膜を行う。
マCVD法の他にも、減圧熱CVD法、スパッタ法、真
空蒸着法を用いても良い。前記非晶質シリコン膜103
は実質的に真正な非晶質シリコン膜でも良いし、ボロン
(B)が0.001〜0.1原子%添加された非晶質シ
リコン膜であっても良い。また、非晶質シリコン膜10
3の厚さは、10μmとした。勿論この厚さは、必要と
する厚さとすればよい。(図1(A))
に5分間保つことにより、非晶質シリコン膜103の表
面に酸化膜(図示せず)を形成する。この酸化膜は、後
のニッケル酢酸塩溶液の塗布工程において、その濡れ性
を改善させるために形成される。さらにニッケル酢酸塩
溶液をスピンコート法により非晶質シリコン膜103の
表面に塗布する。ニッケル元素は、非晶質シリコン膜1
03が結晶化する際に結晶化を助長する元素として機能
する。
度で1時間保持することにより、非晶質シリコン膜10
3中の水素を離脱させる。これは、非晶質シリコン膜1
03中に不対結合手を意図的に形成することにより、後
の結晶化に際してのしきい値エネルギーを下げるためで
ある。そして窒素雰囲気中において、550℃、4〜8
時間の加熱処理を施すことにより、非晶質シリコン膜1
03を結晶化させて、結晶性シリコン膜104を形成す
る。この結晶化の際の温度を550℃とすることができ
たのは、ニッケル元素の作用によるものである。またこ
の結晶化された結晶性シリコン膜104中には、水素が
0.001原子%〜5原子%の割合で含まれている。上
記加熱処理中、ニッケル元素はあ非晶質シリコン膜10
3中を移動しながら、該シリコン膜103の結晶化を促
進する。
リコン膜104が形成された。次に、結晶性シリコン膜
103上にリン・シリケ─ト・ガラス(PSG)105
を形成した。PSG105は、常圧CVD法で、シラ
ン、フォスフィン、酸素の混合ガスを用い、450℃の
温度で形成した。PSG105のリン濃度は1〜30重
量%、好ましくは7重量%とする。
中に残存するニッケルを、ゲッタリングするためのもの
であるが、450℃で前記PSG105を形成するだけ
でも、その効果があった。より効果的には、PSG10
5を形成した後に熱処理温度500〜800℃、好まし
くは550℃で1〜4時間、窒素雰囲気中で加熱処理を
加えると良い。この結果、結晶性シリコン膜104内の
ニッケル元素の濃度を5×1018/cm3 以下とするこ
とができる。また、他の方法として、PSG105の替
わりに、リンを0.1〜10wt%添加したシリコン膜
を用いることも可能であり、同様な効果を得ることがで
きる。(図1(B))
を用いてエッチングして、除去した。これによって、基
板101の主表面上に結晶性シリコン膜104の表面が
露呈される。この表面にN型結晶性シリコン膜106を
形成する。N型結晶性シリコン膜106はプラズマCV
D法を用いて形成しても良いし、減圧熱CVD法を用い
て形成しても良い。該N型結晶性シリコン膜106は
0.02〜0.2μmの厚さで形成すると良いが、本実
施例では、0.1μmの厚さに形成する。次いで、N型
結晶性シリコン膜106上に、透明電極107を形成し
た。透明電極106は、スパッタ法を用いて、酸化イン
ジウム・スズ合金(ITO)を0.08μmの厚さに形
成する。(図1(C))
る工程を行う。取り出し電極108、109を設けるに
当たっては、図1(E)に示すように、透明電極10
6、N型結晶性シリコン105、結晶性シリコン103
の一部を除去する。そしてスパッタ法や真空蒸着法によ
りアルミニウムや銀等の金属膜を形成して、パターニン
グして、結晶性シリコン膜104上にプラス側の電極1
08を設け、透明電極106上にマイナス側の電極10
9を形成する、なお、取り出し電極108、109はア
ルミニウムや銀、または、銀ペ─スト等を用いて形成す
ることが可能である。
けた後、150℃〜300℃で数分間熱処理すると、結
晶性シリコン膜104と下地膜の酸化シリコン膜102
との密着性が良くなり、良好な電気的特性が得られる。
本実施例では、オ─ブンを用い、窒素雰囲気中で200
℃、30分間の熱処理を行った。以上の工程により、薄
膜太陽電池を完成することができた。
作製方法では、シリコンの結晶化を促進する金属元素を
結晶化後除去する工程において、結晶性シリコン膜の表
面に、リンをプラズマド─プ法で注入する方法を採用す
る。
は、シリコンの結晶化を促進する触媒作用のある金属元
素としてニッケルを用いた。まず、ガラス基板(例えば
コーニング7059ガラス基板)201上に下地膜とし
て、酸化シリコン膜202を0.3μmの厚さに成膜す
る。この酸化シリコン膜は、四珪酸メチル(TEOS)
を原料としたプラズマCVD法により成膜したが、他の
方法としてスパッタ法でも形成可能である。次に、プラ
ズマCVD法によって、シランガスを原料として、非晶
質シリコン膜203の成膜を行う。非晶質シリコン膜2
03の形成は、プラズマCVD法の他にも、減圧熱CV
D法、スパッタ法、真空蒸着法を用いても良い。非晶質
シリコン膜203は、実質的に真正な非晶質シリコン膜
でも良いし、ボロン(B)が0.001〜0.1原子%
添加された非晶質シリコン膜203であっても良い。ま
た、非晶質シリコン膜203の厚さは、20μmとし
た。勿論この厚さは、必要とする厚さとすればよい。
(図2(A))
に5分間保つことにより、非晶質シリコン膜203の表
面に酸化膜(図示せず)を形成する。この酸化膜は、後
のニッケル酢酸塩溶液の塗布工程において、その濡れ性
を改善させるために形成される。ニッケル酢酸塩溶液を
スピンコート法により非晶質シリコン膜203の表面に
塗布する。ニッケル元素は、非晶質シリコン膜203が
結晶化する際に結晶化を助長する元素として機能する。
度で1時間保持することにより、非晶質シリコン膜20
3中の水素を離脱させる。これは、非晶質シリコン膜2
03中に不対結合手を意図的に形成することにより、後
の結晶化に際してのしきい値エネルギーを下げるためで
ある。そして窒素雰囲気中において、550℃、4〜8
時間の加熱処理を施すことにより、非晶質シリコン膜2
03を結晶化させて、結晶性シリコン膜204を得る。
とができたのは、ニッケル元素の作用によるものであ
る。また結晶性シリコン膜204中には、素が0.00
1原子%〜5原子%の割合で含まれている。上記加熱処
理中、ニッケル元素はシリコン膜中を移動しながら、非
晶質シリコン膜203の結晶化を促進する。こうして、
ガラス基板201上に結晶性シリコン膜204を得るこ
とができる。
により、リン(P)イオンを注入する。ド─ズ量は1×
1014〜1×1017個/cm2 で良いが、ここでは、1
×1016個/cm2 とする。加速電圧は、20keVと
した。このド─ピング処理によって、結晶性シリコン膜
204の表面から深さ0.1〜0.2μmの領域205
にリンが高濃度に含まれる層が形成される。(図2
(B))
するニッケルをゲッタリングするために、熱処理を行っ
た。熱処理温度500〜800℃、好ましくは550℃
で1〜4時間、窒素雰囲気中で加熱処理を加えた。リン
が注入された領域505は結晶が破壊されるので、イオ
ン注入直後は実質的には非晶質構造となっているため、
結晶性シリコン膜204内のニッケル元素がリンが注入
された領域205に拡散されて、結晶性シリコン膜20
4内のニッケル元素の濃度を5×1018/cm 3 以下と
することができる。また、リンが注入された領域205
はニッケルをゲッタリングするための熱処理により結晶
化されるため、N型の結晶性シリコン膜206に変成さ
れる。従ってこのN型の結晶性シリコン膜206を太陽
電池のN型層として使用することができる。この状態で
は、N型の結晶性シリコン膜206はニッケル元素を比
較的高濃度に含有しているが、太陽電池のN型層とする
場合にはニッケル元素の影響は問題にならない。そし
て、N型の結晶性シリコン膜206の表面に、透明電極
207としてITO膜を形成する。(図2(C))
成するために、図2(D)に示すように、透明電極20
6、N型結晶性シリコン膜205、真性の結晶性シリコ
ン204の一部を除去して、結晶性シリコン膜204の
表面を部分的に露出させる。そしてスパッタ法や真空蒸
着法によりアルミニウムや銀等の金属膜を形成して、パ
ターニングして、結晶性シリコン膜204上にプラス側
の電極208を設け、透明電極206上にマイナス側の
電極208を形成する、
けた後、150℃〜300℃で数分間熱処理すると、結
晶性シリコン膜204と下地膜の酸化シリコン膜202
との密着性が良くなり、良好な電気的特性が得られる。
本実施例では、オ─ブンを用い、窒素雰囲気中で200
℃、30分間の熱処理を行った。以上の工程により、薄
膜太陽電池を完成することができた。
作製方法では、シリコンの結晶化を促進する金属元素を
結晶化後除去する工程において、結晶性シリコン膜の表
面に、リンをプラズマド─プ法で注入する方法を採用す
る。
2と同様な条件で、ガラス基板201上に0.3μmの
厚さの酸化シリコン膜502、ニッケル元素の触媒作用
を利用して結晶化された結晶性シリコン膜503を順次
に形成し、結晶性シリコン膜503にプラズマド─ピン
グ法により、リン(P)イオンを注入して、結晶性シリ
コン膜503の表面から深さ0.1〜0.2μmの領域
504にリンが注入されて、リンが高濃度に含まれる層
が形成される。(図5(A))
ケルをゲッタリングするために、熱処理を行った。熱処
理温度500〜800℃、好ましくは550℃で1〜4
時間、窒素雰囲気中で加熱処理を加えた。結晶性シリコ
ン膜503内のニッケル元素はリンが注入された領域に
拡散されて、結晶性シリコン膜503内のニッケル元素
の濃度を5×1018/cm3 以下とすることができる。
また、リンが注入された領域はニッケルをゲッタリング
するための熱処理により結晶化されるため、N型の結晶
性シリコン膜505に変成される。(図5(A))
504は太陽電池のN型層として使用することは可能だ
が、N型の結晶性シリコン膜505にはニッケルが偏析
しているので、除去することがより望ましい。従って、
本実施例では、N型の結晶性シリコン膜505を除去し
て、改めて太陽電池のN型層を形成する。
方法としては、表面に薄く形成された、自然酸化膜をフ
ッ化水素水溶液を用いてエッチングした後、ドライエッ
チング法により、六フッ化硫黄、三フッ化窒素を用いて
除去した。これによって、基板201の主表面上に結晶
性シリコン膜503の表面が露呈した。この表面に、N
型結晶性シリコン膜506を形成した。N型結晶性シリ
コン膜506は、プラズマCVD法を用いて形成しても
良いし、減圧熱CVD法を用いて形成しても良い。該N
型結晶性シリコン膜506は、0.02〜0.2μmの
厚さで形成すると良いが、本実施例では、0.1μmの
厚さに形成し、次いで、N型結晶性シリコン膜506上
に、透明電極507として、スパッタ法を用いて、酸化
インジウム・スズ合金(ITO)を0.08μmの厚さ
に形成する。(図5(B))
を行う。取り出し電極508、509を設けるに当たっ
ては、図5(C)に示すように、透明電極507、N型
結晶性シリコン506、結晶性シリコン503の一部を
除去する。そしてスパッタ法や真空蒸着法によりアルミ
ニウムや銀等の金属膜を形成して、パターニングして、
結晶性シリコン膜503上にプラス側の電極508を設
け、透明電極506上にマイナス側の電極509を形成
する、なお、取り出し電極508、509はアルミニウ
ムや銀、または、銀ペ─スト等を用いて形成することが
可能である。
けた後、150℃〜300℃で数分間熱処理すると、結
晶性シリコン膜503と下地膜の酸化シリコン膜502
との密着性が良くなり、良好な電気的特性が得られる。
本実施例では、オ─ブンを用い、窒素雰囲気中で200
℃、30分間の熱処理を行った。以上の工程により、薄
膜太陽電池を完成することができた。
実施例3で示した薄膜太陽電池の工程において、結晶性
シリコン膜の表面を異方性エッチング処理し、図3に示
すような、太陽電池のI層の表面を凹凸化させた例を示
す。表面を凹凸化させ、太陽電池の表面反射を少なくす
る技術はテクスチャ─処理と呼ばれている。
ラス基板)301上に下地膜302として、酸化シリコ
ン膜を0.3μmの厚さに形成した。この酸化シリコン
膜は、四珪酸メチル(TEOS)を原料としたプラズマ
CVD法により成膜したが、他の方法としてスパッタ法
でも形成可能である。次に、プラズマCVD法によっ
て、非晶質シリコン膜の成膜を行った。非晶質シリコン
膜の形成は、プラズマCVD法の他にも、減圧熱CVD
法、スパッタ法、真空蒸着法を用いても良い。前記非晶
質シリコン膜は、実質的に真正な非晶質シリコン膜でも
良いし、ボロン(B)が0.001〜0.1%添加され
た非晶質シリコン膜であっても良い。また、非晶質シリ
コン膜の厚さは、20μmとした。勿論この厚さは、必
要とする厚さとすればよい。
に5分間保つことにより、非晶質シリコン膜の表面に酸
化膜を形成する。この酸化膜は、後のニッケル酢酸塩溶
液の塗布工程において、その濡れ性を改善させるために
形成される。さらにニッケル酢酸塩溶液をスピンコート
法により非晶質シリコン膜の表面に塗布する。ニッケル
元素は、非晶質シリコン膜が結晶化する際に結晶化を助
長する元素として機能する。
度で1時間保持することにより、非晶質シリコン膜中の
水素を離脱させる。これは、非晶質シリコン膜中に不対
結合手を意図的に形成することにより、後の結晶化に際
してのしきい値エネルギーを下げるためである。そして
窒素雰囲気中において、550℃、4〜8時間の加熱処
理を施すことにより、非晶質シリコン膜を結晶化させ
て、結晶性シリコン膜303を得る。この結晶化の際の
温度を550℃とすることができたのは、Ni元素の作
用によるものである。またこの結晶化された結晶性シリ
コン膜303中には、水素が0.001原子%〜5原子
%の割合で含まれている。上記加熱処理中、ニッケル元
素はシリコン膜中を移動しながら、シリコン膜の結晶化
を促進する。
リコン膜303を得ることができた。次に、該結晶性シ
リコン膜303中に残存するニッケルを除去するため
の、ゲッタリング処理をおこなった。ゲッタリング処理
を行う方法としては、結晶性シリコン膜303上にリン
・シリケ─ト・ガラス(PSG)を形成する方法でも良
いし、または、結晶性シリコン膜303の表面にリンを
イオン注入して行う方法でも良い。
成する方法では、該リン・シリケ─ト・ガラス膜を常圧
CVD法で、シラン、フォスフィン、酸素の混合ガスを
用い、450℃の温度で形成した。ゲッタリング処理
は、550℃で1〜4時間、窒素雰囲気中で加熱処理を
加えて行った。その後、前記リン・シリケ─ト・ガラス
は、フッ化水素水溶液を用いてエッチングし、除去する
ことが望ましい。結晶性シリコン膜303の表面にリン
をイオン注入する方法では、リンの注入をプラズマド─
ピング法により行うことができる。ド─ズ量は、1×1
014〜1×1017個/cm2 で良いが、ここでは、1×
1016個/cm2 とした。加速電圧は、20keVとし
た。この処理によって、結晶性シリコン膜の表面から深
さ方向に対して、0.1〜0.2μmの領域に、リンが
高濃度に含まれる層が形成された。その後、結晶性シリ
コン膜中に残存するニッケルをゲッタリングするため
に、熱処理を行った。熱処理温度は500〜800℃、
好ましくは550℃で1〜4時間、窒素雰囲気中で加熱
処理を加えた。
タリングした膜(PSG、リンが注入されたシリコン
膜)を除去して、結晶性シリコン膜303の表面にテク
スチャ─処理を加えた。テクスチャ─処理は、ヒドラジ
ン、もしくは水酸化ナトリウムの水溶液を用いて行うこ
とができる。以下には水酸化ナトリウムを用いた場合に
ついて示す。
度が2%の水溶液を80℃に加熱して行った。この条件
で、本実施例で用いた結晶性シリコン膜303のエッチ
ング速度は約1μm/分が得られた。エッチングは5分
間行い、その後反応を瞬時に止めるために沸騰水に浸漬
し、さらに流水で十分洗浄した。このテクスチャ─処理
後の結晶性シリコン膜303の表面を電子顕微鏡で観察
すると、ランダムではあるが0.1〜5μm程度の凹凸
観察された。
を形成した。N型結晶性シリコン膜304は、プラズマ
CVD法を用いて形成しても良いし、減圧熱CVD法を
用いて形成しても良い。該N型結晶性シリコン膜304
は、0.02〜0.2μmの厚さで形成すると良いが、
本実施例では、0.1μmの厚さに形成した。
上に透明電極305を形成した。透明電極305は、ス
パッタ法を用いて、酸化インジウム・スズ合金(IT
O)を0.08μmの厚さに形成した。最後に、取り出
し電極を設ける工程を行った。取り出し電極を設けるに
当たっては、図3に示す構造となるように、透明電極、
N型結晶性シリコン、結晶性シリコンの一部を除去し後
に、透明電極304上にマイナス側の電極306と、結
晶性シリコン膜303上にプラス側の電極306を設け
た。取り出し電極306は、スパッタ法や真空蒸着法で
形成される、アルミニウムや銀、または、銀ペ─スト等
を用いて形成可能である。さらに、電極306を設けた
後、150℃〜300℃で数分間熱処理すると、結晶性
シリコン膜303と下地膜302との密着性が良くな
り、良好な電気的特性が得られる。本実施例では、オ─
ブンを用い、窒素雰囲気中で200℃、30分間の熱処
理を行った。以上の工程により、表面にテクスチャ−構
造を有する、薄膜太陽電池が得られた。
うな、シリコンの結晶化を促進する金属元素による被膜
を基板上に形成し、該金属元素による被膜上に非晶質シ
リコン膜を密着して形成し、加熱処理により前記非晶質
シリコン膜を結晶化させ、結晶化後、該結晶性シリコン
膜中に拡散した前記金属元素を除去して薄膜太陽電池を
作製する技術を示す。
る金属元素の被膜の形成を行った。該金属元素としてニ
ッケルを用いた。まず、ガラス基板(例えばコーニング
7059ガラス基板)401上に下地膜402として、
酸化シリコン膜を0.3μmの厚さに成膜する。この酸
化シリコン膜は、四珪酸メチル(TEOS)を原料とし
たプラズマCVD法により成膜したが、他の方法として
スパッタ法でも形成可能である。次に、該基板上に、ニ
ッケル膜407を形成した。ニッケル膜は、純ニッケル
のタブレットを用い、電子ビ─ム真空蒸着法により、
0.1μmの厚さに形成した。次に、プラズマCVD法
によって、非晶質シリコン膜(アモルファスシリコン
膜)の成膜を行う。非晶質シリコン膜の形成は、プラズ
マCVD法の他にも、減圧熱CVD法、スパッタ法、真
空蒸着法を用いても良い。前記非晶質シリコン膜は、実
質的に真正な非晶質シリコン膜でも良いし、ボロン
(B)が0.001〜0.1原子%添加された非晶質シ
リコン膜であっても良い。また、非晶質シリコン膜の厚
さは、10μmとした。勿論この厚さは、必要とする厚
さとすればよい。
度で1時間保持することにより、非晶質シリコン膜中の
水素を離脱させる。これは、非晶質シリコン膜中に不対
結合手を意図的に形成することにより、後の結晶化に際
してのしきい値エネルギーを下げるためである。そして
窒素雰囲気中において、550℃、4〜8時間の加熱処
理を施すことにより、非晶質シリコン膜を結晶化させ
て、結晶性シリコン膜403を得る。この結晶化の際の
温度を550℃とすることができたのは、ニッケル元素
の作用によるものである。またこの結晶化された結晶性
シリコン膜403中には、水素が0.001原子%〜5
原子%の割合で含まれている。上記加熱処理中、前記非
晶質シリコン膜の下に設けたニッケル膜から、微量のニ
ッケル元素はシリコン膜中に拡散し、シリコン膜中を移
動しながら、該結晶性シリコン膜の結晶化を促進する。
膜403を形成した。次に、該結晶性シリコン膜403
上にリン・シリケ─ト・ガラス(PSG)を形成した。
リン・シリケ─ト・ガラス(PSG)は、常圧CVD法
で、シラン、フォスフィン、酸素の混合ガスを用い、4
50℃の温度で形成した。リン・シリケ─ト・ガラスの
リン濃度は1〜30wt%、好ましくは7wt%とし
た。リン・シリケ─ト・ガラスは、結晶性シリコン膜4
03中に残存するニッケルを、ゲッタリングするための
ものであるが、450℃で前記リン・シリケ─ト・ガラ
スを形成するだけでも、その効果があった。さらに、効
果的には、熱処理温度500〜800℃、好ましくは5
50℃で1〜4時間、窒素雰囲気中で加熱処理を加える
と良い。また、他の方法として、リン・シリケ─ト・ガ
ラスの替わりに、リンを0.1〜10wt%添加したシ
リコン膜を用いることも可能であり、同様な効果を得る
ことができる。
ッ化水素水溶液を用いてエッチングし、除去した。これ
によって、基板401の主表面上に結晶性シリコン膜4
03の表面が露呈した。この表面に、N型結晶性シリコ
ン膜404を形成した。N型結晶性シリコン膜404
は、プラズマCVD法を用いて形成しても良いし、減圧
熱CVD法を用いて形成しても良い。該N型結晶性シリ
コン膜404は0.02〜0.2μmの厚さで形成する
と良いが、本実施例では、0.1μmの厚さに形成し
た。
上に透明電極405を形成した。透明電極405は、ス
パッタ法を用いて、酸化インジウム・スズ合金(IT
O)を0.08μmの厚さに形成した。最後に、取り出
し電極406を設ける工程を行った。取り出し電極40
6を設けるに当たっては、透明電極405上にマイナス
側の電極と、透明電極405、N型結晶性シリコン40
4、結晶性シリコン403を除去して、ニッケル膜40
7を露呈させ、プラス側の電極を設けた。取り出し電極
406は、スパッタ法や真空蒸着法で形成される、アル
ミニウムや銀、または、銀ペ─スト等を用いて形成可能
である。さらに、電極406を設けた後、150℃〜3
00℃で数分間熱処理すると、下地膜との密着性が良く
なり、良好な電気的特性が得られる。本実施例では、オ
─ブンを用い、窒素雰囲気中で200℃、30分間の熱
処理を行った。以上の工程により、薄膜太陽電池が完成
することができた。
は、非晶質シリコン膜を加熱処理して結晶化させる工程
において、ニッケル等の触媒材料を用いる事により、従
来よりも低い加熱処理温度で結晶性シリコン膜を得るこ
とができる。さらに加えて、得られた結晶性シリコン膜
中に残留した、前記触媒材料の濃度を低くすることを可
能にした。その結果、安価なガラス基板を用いて、しか
も光電変換特性の優れた薄膜太陽電池を得ることができ
る。
である。
である。
示す図
示す図
である。
Claims (5)
- 【請求項1】基板上に非晶質シリコン膜を形成し、前記
非晶質シリコン膜の表面にシリコンの結晶化を促進する
金属元素を添加して、第1の加熱処理により前記金属元
素を拡散させながら前記非晶質シリコン膜を結晶化して
結晶性シリコン膜を形成し、前記結晶性シリコン膜に密
接してリンが添加されたシリコン膜を形成し且つ500
〜800℃に加熱する第2の加熱処理を行うことによ
り、前記金属元素を前記リンが添加されたシリコン膜に
偏析させ、前記結晶性シリコン膜内の前記金属元素の濃
度を低減し、前記リンが添加されたシリコン膜を除去す
ることを特徴とする結晶性シリコン膜の作製方法。 - 【請求項2】基板上に非晶質シリコン膜を形成し、前記
非晶質シリコン膜の表面にシリコンの結晶化を促進する
金属元素を添加して、第1の加熱処理により前記金属元
素を拡散させながら前記非晶質シリコン膜を結晶化して
結晶性シリコン膜を形成し、前記結晶性シリコン膜の表
面からリンイオンを注入し、表面から深さ0.1〜0.
2μmの領域にリン含有層を形成し、500〜800℃
に加熱する第2の加熱処理により、前記金属元素を前記
リン含有層に偏析させ、前記結晶性シリコン膜内の前記
金属元素の濃度を低減し、前記リン含有層を除去するこ
とを特徴とする結晶性シリコン膜の作製方法。 - 【請求項3】基板上に非晶質シリコン膜を形成し、前記
非晶質シリコン膜の表面にシリコンの結晶化を促進する
金属元素を添加して、第1の加熱処理により前記金属元
素を拡散させながら前記非晶質シリコン膜を結晶化して
結晶性シリコン膜を形成し、前記結晶性シリコン膜の表
面からリンイオンを注入し、表面から深さ0.1〜0.
2μmの領域にリン含有層を形成し、500〜800℃
に加熱する第2の加熱処理により、前記金属元素を前記
リン含有層に偏析させ、前記結晶性シリコン膜内の前記
金属元素の濃度を低減し、かつ、前記リン含有層を結晶
化させてN型の結晶性シリコン膜を形成することを特徴
とする結晶性シリコン膜の作製方法。 - 【請求項4】前記非晶質シリコン膜にはボロンが0.0
01〜0.1%の濃度で含まれていることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか一に記載の結晶性シリコン
膜。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一の作製方法に
より作製された結晶性シリコン膜。
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JP12986595 | 1995-03-27 | ||
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Title |
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Jianping Zhang and Konrad Colbow,Silver diffusion and pattern formation on polycrystalline tin oxide films,J.Appl.Phys.,米国,American Institute of Physics,1992年 3月 1日,71/5,2238−2242 |
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