JP3434196B2 - シート体の取付構造 - Google Patents

シート体の取付構造

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JP3434196B2
JP3434196B2 JP8544998A JP8544998A JP3434196B2 JP 3434196 B2 JP3434196 B2 JP 3434196B2 JP 8544998 A JP8544998 A JP 8544998A JP 8544998 A JP8544998 A JP 8544998A JP 3434196 B2 JP3434196 B2 JP 3434196B2
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    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/32Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
    • B60N2/36Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform
    • B60N2002/363Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform characterised by provisions for enhancing the cargo floor surface, e.g. elements closing gaps or enlarging the back-rest surface

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  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマットなど
のシート体を位置決め状態に所定の敷設箇所に取り付け
るシート体の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
具体的な例を挙げて説明すれば、車両内の荷台部や足元
部にマットを位置決め状態に敷設する場合には、一般に
敷設箇所にピン状や棒杆状の取付杆部を固定状態に突設
し、マットにはこの取付杆部を貫通させる(取付杆部に
被嵌係合する)取付孔部を設け、この取付孔部を取付杆
部に被嵌係合させて敷設することでマットを所定の位置
に敷設固定できるようにしている。
【0003】しかしながら、このような構成では、簡単
な構造でしかもマットの取り付けも容易に行えるが、マ
ットを少しずらしたり、あるいは敷設位置を移動調整し
たりすることはできない。
【0004】そこで、位置決め固定できると共に、この
ように移動調整可能にするために、例えば前記取付孔部
を所定間隔を置いて複数形成しておく手法が考えられる
が、この場合は移動調整する際に一々取付杆部からマッ
トを取り外して別の取付孔部を選択してマットを敷き直
さなければならず、取り付け作業が容易に行えない。ま
た、無段階調整もできない。
【0005】一方、取付孔部を移動方向に沿って長窓孔
に形成しておく手法も考えられるが、この場合にはこの
長窓孔がマット上に露出することになり見た目が悪くな
る上、前記マットの位置決め機能を失うおそれもある。
また、この位置決め機能を失わないようにするために、
長窓孔の内縁に位置決め係止用の凹凸縁を設ける手法も
考えられるが、この場合には位置決め機能が確実に果た
せる状態であってマットの移動調整もスムーズとなるよ
うに設計することは非常に難しく、製作が容易に行えず
量産性に適しない。
【0006】特に、車両用の敷設マットにおいて、例え
ば車両後部の荷台部から後部の座席部の背もたれ部背面
にかけて敷設し、座席部を前方へ傾倒して荷台部を拡張
した場合にマットがそのまま延長状態に敷設されるよう
に構成する場合があり、この場合には前述のように座席
部の背もたれ部を傾倒としても、あるいは座席部の背も
たれ部を傾斜調整したり、座席部自体を前後に移動調整
したりしても、マットがこれに追従して移動するように
したり、マットのたるみを修正させるためにマットを無
段階に移動調整させる必要がある。
【0007】本発明は、従来のシート体の取付構造に前
記問題点を見い出すと共に、車両用の敷設マットに前述
したような技術的課題を見い出し、これらを解決し得る
取付構造の開発に取り込むことで創作されたものであっ
て、本発明は、位置決め状態にシート体を配設できると
共に無段階にシート体を移動調整でき、しかも簡易な構
成にして取り付け操作や移動調整操作も容易に行える画
期的なシート体の取付構造を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】シート体1に取付孔部2を設け、この取付
孔部2に取付杆部3を貫通してシート体1を所定の位置
に配設し得るように構成したシート体の取付構造におい
て、シート体1の所定方向にファスナー機構Fを設け、
このファスナー機構Fは、対向ファスナー歯部4に係合
する開閉用スライダー5を少なくとも二体設け、この二
体の開閉用スライダー5A,5B間では対向ファスナー
歯部4が離反した開口状態となってファスナー開口部2
が形成され、且つ双方の開閉用スライダー5A,5Bを
対向ファスナー歯部4に沿って所定方向にスライド移動
した際、一方の開閉用スライダー5Aのスライド移動に
よっては対向ファスナー歯部4が離反して開口して行く
と共に、他方の開閉用スライダー5Bのスライド移動に
よっては逆に対向ファスナー歯部4が係合噛合して閉口
して行くように構成して、前記開閉用スライダー5A,
5Bがスライド移動しても常にこの開閉用スライダー5
A,5B間のファスナー開口部2は開口保持されるよう
に構成し、このファスナー機構Fのファスナー開口部2
を前記取付孔部2としたことを特徴とするシート体の取
付構造に係るものである。
【0010】また、前記ファスナー機構Fの二体の開閉
用スライダー5A,5Bを一緒にスライド移動させるた
めの連結部6を設け、この連結部6に前記取付孔部2と
しての前記ファスナー開口部2と連通する挿通孔7を設
け、この挿通孔7に前記取付杆部3を挿通し前記ファス
ナー開口部2に貫通して、前記シート体1を所定位置に
配設すると共に、ファスナー機構Fの形成方向に沿って
前記シート体1を前記取付杆部3に対して移動調整自在
に構成したことを特徴とする請求項1記載のシート体の
取付構造に係るものである。
【0011】また、前記シート体1を車両の所定位置に
敷設するマット1とし、前記取付杆部3を車両側の前記
マット1を覆う位置に固定状態に突設した棒状杆部3と
し、この棒状杆部3を前記取付孔部2として設けた前記
ファスナー機構Fのファスナー開口部2に貫通配設する
ように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれ
か1項に記載のシート体の取付構造に係るものである。
【0012】また、前記シート体1を車両の荷台部10に
敷設するマット1とし、前記取付杆部3を座席部8の上
部に設けるヘッドレスト9の取付用ステー3とし、この
ステー3を前記取付孔部2に貫通配設してマット1を座
席部8の背もたれ部8Aの背面部から後方の荷台部10に
かけて敷設するように構成し、前記座席部8の前後動や
この座席部8の背もたれ部8Aの傾動などによる前記ス
テー3の移動に応じて、前記ファスナー機構Fの開閉用
スライダー5A,5Bが前記マット1に対して相対的に
スライド移動して、前記ステー3に対して前記マット1
を移動調整し得るように構成したことを特徴とする請求
項3記載のシート体の取付構造に係るものである。
【0013】また、前記連結部6を、前記ファスナー機
構Fの二体の開閉用スライダー5A,5B間に架設状態
に配設する連結板6Aに、前記開閉用スライダー5A,
5B間の前記ファスナー開口部2と連通する挿通孔7を
設け、この連結板6Aの両端部に前記開閉用スライダー
5A,5Bと夫々連結する連結手段6Bを設けた構成と
し、この連結部6の挿通孔7に前記取付杆部3を挿通し
前記ファスナー開口部2に貫通配設することで、この取
付杆部3に対して前記シート体1を敷設方向に移動若し
くはシート体1のたるみを修正する方向に移動させる
際、前記取付杆部3に対して前記連結部6を介して一体
的となっている双方の開閉用スライダー5A,5Bが一
緒にシート体1に対して相対的にスライド移動して、前
記取付杆部3に対してシート体1を移動調整し得るよう
に構成したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1
項に記載のシート体の取付構造に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】最良と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0015】シート体1の所定位置に設けたファスナー
機構Fの縦列状に設けた二体の開閉用スライダー5A,
5B間のファスナー開口部2を、例えばこのシート体1
を敷設あるいは被覆配設する箇所の所定位置に突設した
取付杆部3に被嵌係合する。
【0016】即ち、ファスナー機構Fは、対向ファスナ
ー歯部4に沿ってスライド移動し一方向へのスライド移
動によってはこのファスナー歯部4を係合噛合させて開
口し、反対方向へのスライド移動によっては逆にファス
ナー歯部4を離反して開口して行く開閉用スライダー5
を少なくとも二体設け、この双方の開閉用スライダー5
A,5B間ではファスナー歯部4が離反して開口してい
る状態に構成してファスナー開口部2を設けている。
【0017】従って、本発明は、この開閉用スライダー
5A,5B間のファスナー開口部2を取付孔部2とし、
このファスナー開口部2に取付杆部3を貫通させてシー
ト体1を位置決め状態に敷設あるいは被覆配設する。
【0018】この取付状態において、シート体1をファ
スナー機構Fの形成方向、即ちファスナー歯部4の形成
方向に沿ってシート体1を移動させたり、シート体1の
たるみを修正してシート体1を張設させるべくシート体
1の一部を移動させたりする場合には、シート体1を手
で引動したりあるいはシート体1に引動力が作用する
と、その引動方向に対して相対的に前記開閉用スライダ
ー5A,5Bがファスナー歯部4に沿ってスライド移動
する(引動によって自動的にスライド移動するように構
成するが、手で適宜スライド移動させても良い。)。
【0019】即ち、一方の開閉用スライダー5Aがスラ
イド移動することによって、例えばファスナー歯部4が
離反して開口して行くと共に、他方の開閉用スライダー
5Bがスライド移動することによって、逆にファスナー
歯部4が係合噛合して閉口して行くため、結局開閉用ス
ライダー5A,5B間のファスナー開口部2は開口状態
のままシート体1に対してその形成位置が移動すること
となる。
【0020】従って、言い換えると、取付杆部3は固定
されているため、開閉用スライダー5A,5Bに対して
シート体1が引動方向にスライド移動することになり、
あるいは後述する実施例のように取付杆部3をヘッドレ
スト9のステー3とし、座席部8の可動によるステー3
の移動により開閉用スライダー5A,5Bがスライド移
動することになり、シート体1を位置決め状態で移動調
整できることとなる。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0022】シート体1を敷設あるいは被覆配設する箇
所の所定位置に固定状態に突設した取付杆部3に被嵌係
合する取付孔部2をシート体1の所定位置に設け、この
取付杆部3と取付孔部2との貫通係合によってシート体
1を位置決め状態に取り付けるシート体の取付構造にお
いて、本実施例は前記取付孔部2を次のような構成によ
って形成している。
【0023】シート体1の所定方向(移動調整する必要
が生じる方向)にファスナー機構Fを設け、このファス
ナー機構Fは、シート体1に直線状のファスナー形成用
切り込みを設け、この切り込みを利用して設けた対向フ
ァスナー歯部4に係合する開閉用スライダー5をスライ
ド移動方向に沿って二体設け、この二体の開閉用スライ
ダー5A,5B間では対向ファスナー歯部4が離反した
開口状態となってファスナー開口部2が形成され、且つ
双方の開閉用スライダー5A,5Bを対向ファスナー歯
部4に沿って所定方向にスライド移動した際、一方の開
閉用スライダー5Aのスライド移動によっては対向ファ
スナー歯部4が離反してファスナー開口部2の開口長が
広くなるように開口して行くと共に、他方の開閉用スラ
イダー5Bのスライド移動によっては逆に対向ファスナ
ー歯部4が係合噛合してファスナー開口部2の開口長が
狭くなるように閉口して行くように構成して、前記開閉
用スライダー5A,5Bがスライド移動しても常にこの
開閉用スライダー5A,5B間のファスナー開口部2は
開口保持されると共にその開口長も一定状態に保持され
るように構成し、このファスナー機構Fのファスナー開
口部2を前記取付孔部2としている。
【0024】また、前記ファスナー機構Fの二体の開閉
用スライダー5A,5Bを常に一緒にスライド移動さ
せ、前記所定の開口長となるように離間状態に保持する
ための連結部6を設け、この連結部6に前記ファスナー
開口部2と連通する挿通孔7を設けている。
【0025】本実施例ではこの挿通孔7を取付杆部3と
略合致する大きさとして、常に取付杆部3に対してシー
ト体1が位置決め状態となるように構成している(尚、
この挿通孔7を大きくしても、ファスナー開口部2の開
口長を取付杆部3と略合致する大きさとして位置決めさ
れるようにしても良い)。
【0026】従って、この挿通孔7に前記取付杆部3を
挿通し前記ファスナー開口部2に貫通して、前記シート
体1を所定位置に配設すると共に、ファスナー機構Fの
形成方向に沿って前記シート体1を前記取付杆部3に対
して移動調整自在に構成している。
【0027】また、この連結部6を、本実施例では前記
ファスナー機構Fの二体の開閉用スライダー5A,5B
間に架設状態に配設する連結板6Aに前記挿通孔7を設
け、この連結板6Aの両端部に前記開閉用スライダー5
A,5Bと(所定の開口長とすべく所定距離離間保持さ
せて)夫々連結する連結手段6Bを設けた構成としてい
る。
【0028】従って、この連結部6の挿通孔7に前記取
付杆部3を挿通し前記ファスナー開口部2に貫通配設す
ることで、この取付杆部3に対して前記シート体1を敷
設方向に移動若しくはシート体1のたるみを修正する方
向に移動させる際、前記取付杆部3に対して前記連結部
6を介して一体的となっている双方の開閉用スライダー
5A,5Bが常に一緒にシート体1に対して相対的にス
ライド移動して、前記取付杆部3に対してシート体1を
移動調整し得るように構成している。
【0029】従って、縦列状に設けた二体の開閉用スラ
イダー5A,5B間のファスナー開口部2を、このシー
ト体1を敷設あるいは被覆配設する箇所の所定位置に突
設した取付杆部3に被嵌係合して敷設あるいは被覆配設
する。
【0030】即ち、この開閉用スライダー5A,5B間
の所定の開口長に設定したファスナー開口部2を取付孔
部2とし、このファスナー開口部2並びに前記連結部6
の挿通孔7に取付杆部3を貫通させてシート体1を位置
決め状態に取り付け固定する。
【0031】この取付状態において、シート体1をファ
スナー機構Fの形成方向、即ちファスナー歯部4の形成
方向に沿ってシート体1を移動させたり、シート体1の
たるみを修正してシート体1を張設させるべくシート体
1の一部を移動させたりする場合には、シート体1を手
で引動したりあるいはシート体1に引動力が作用する
と、その引動方向に対して相対的に双方の開閉用スライ
ダー5A,5Bが一緒に自動的にファスナー歯部4に沿
ってスライド移動する。
【0032】即ち、一方の開閉用スライダー5Aがスラ
イド移動することによって、例えばファスナー歯部4が
離反して開口して行くと共に、他方の開閉用スライダー
5Bが同一方向にスライド移動することによって、逆に
ファスナー歯部4が係合噛合して閉口して行くため、結
局開閉用スライダー5A,5B間のファスナー開口部2
は開口状態のまましかも設定した開口長を保持したまま
シート体1に対してその形成位置が移動することとな
る。
【0033】従って、言い換えると、取付杆部3は固定
されているため、本実施例では何ら開閉用スライダー5
A,5Bを手で動かすこともなく、自動的に引動力が作
用した分だけ開閉用スライダー5A,5Bがスライド移
動あるいはシート体1が引動方向にスライド移動するこ
とになり、シート体1を位置決め状態で移動調整できる
こととなる。
【0034】故に、常に挿通孔7若しくはファスナー開
口部2によって位置決め状態のまま、シート体1を移動
できるし、シート体1のたるみも容易に修正でき、また
後述するようにヘッドレスト9のステー3などの可動す
る取付杆部3であっても、この可動に追従して自動的に
移動調整される。言い換えれば取付杆部3を可動可能と
なる極めて画期的なシート体の取付構造となる。
【0035】また、図1〜図3に示す第一実施例は、前
述のように挿通孔7を中央に設けた方形状の連設板6A
の両端部に折曲延長帯板部6Cを突設し、各開閉用スラ
イダー5A,5Bのスライド用摘子6Dを前記連結板6
Aに設けた摘子係止孔6Eに貫通し、このスライド用摘
子6Dの孔6Fに前記折曲延長帯板部6Cを折曲して挿
通係止し連結板6Aと各開閉用スライダー5A,5Bを
連結するように構成した連結手段6Bを設けて前記連結
部6を構成している。
【0036】また、図4に示す第二実施例では、円形状
の連結板6Aの両端部に掛孔6Gを設け、この掛孔6G
と前記スライド用摘子の孔6Fとを連結環6Hで連結す
るように連結手段6Bを構成して前記連結部6を構成し
ている。
【0037】次に具体的な使用例に基づいて本実施例を
更に説明する。
【0038】図5〜図7に示す使用例1は、前記シート
体1を車両の荷台部10に敷設するマット1とし、前記取
付杆部3を座席部8の上部に設けるヘッドレスト9の取
付用ステー3とし、このステー3を前記取付孔部2に貫
通配設してマット1を座席部8の背もたれ部8Aの背面
部から後方の荷台部10にかけて敷設するように構成し、
前記座席部8の前後動やこの座席部8の背もたれ部8A
の傾動などによる前記ステー3の移動に応じて、前記フ
ァスナー機構Fの開閉用スライダー5A,5Bが前記マ
ット1に対して相対的にスライド移動して、前記ステー
3に対して前記マット1を移動調整し得るように構成し
ている。
【0039】従って、この使用例1における第一実施例
においては、例えば図5,図6に示す状態から図7に示
す状態のように座席部8の背もたれ部8Aを前方へ傾倒
して後部の荷台部10を前方へ拡大延長すると、背もたれ
部8Aの背面に被覆配設されていたマット1がそのまま
前方へ延長状態にして敷設配設されるが、このとき自動
的に前記開閉用スライダー5A,5Bのスライド移動あ
るいはマット1に対する相対的なスライド移動による移
動調整作用が発揮され、マット1はファスナー開口部2
とステー3との係合による位置決め状態を保持したまま
前方へ延長状態に敷設されることとなる。
【0040】故に、本実施例では、このようにステー3
を利用してマット1を取り付け、座席部8の背もたれ部
8Aを傾倒してもこれに追従できる。言い換えればマッ
ト1をステー3に取り付けたままで何らマット1の取り
替え操作なしに背もたれ部8Aを傾倒して、マット1が
敷設された状態の荷台部10を前方へ拡張できることとな
る。
【0041】また、このような傾倒だけでなく、単なる
背もたれ部8Aの傾斜調整や、座席部8自体の前後調整
も同様に可能となる上、このようなステー3の移動によ
ってマット1にたるみを生じても手でマット1を押さえ
たりマット1を引動することで同様にステー3に対して
マット1を自由に移動調整でき、極めて実用性に秀れた
画期的なシート体の取付構造となる。
【0042】しかも本実施例では、このようにステー3
を取付杆部3として利用することにより取付杆部3を新
たに設けることもなく、極めて実用的である。
【0043】更に付け加えると、このような方式の従来
のマットでは、荷台部10(トランクフロア面)とシート
バック面とが同じ高さでないと、マット1が位置ズレを
生じたり、たるみを生じるために、従来例で説明したよ
うに取付孔部2を選択してマット1を付け替えなければ
ならなかったが、その必要もない。そのためトランクフ
ロア面とシートバック面の高さを選ばずに敷くことが可
能となる。また、付け替えのためにヘッドレスト9の脱
着の必要もない。
【0044】また、図8に示す使用例2は、ステー3を
利用せず、荷台部10に棒状杆部3を取付杆部3として立
設した場合であって、前記同様の作用を果たし、同様の
作用効果が発揮される。
【0045】即ち、例えば図8に示すように座席部8を
傾倒してもこれに自動的に追従できるし、たるみが生じ
たり、マット1を少し前後にズラしたい場合もマット1
を手で引けば自由に移動調整可能となり、しかも常に位
置決め状態に保持されることとなる。
【0046】尚、開閉用スライダー5A,5Bのスライ
ド移動のスムーズさについては、シート体1の移動調整
が自動的(手で開閉用スライダー5A,5B、連結部6
を動かさなくても)スムーズに行えると共に、位置決め
状態を強固として不用意にスライド移動しないスムーズ
さに設定している。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから、
位置決め状態にシート体を配設できると共に無段階にシ
ート体を移動調整でき、しかも簡易な構成にして取り付
け操作や移動調整操作も容易に行える画期的なシート体
の取付構造となる。
【0048】即ち、例えばシート体を移動させたり、シ
ート体のたるみを修正したりするためにシート体を容易
に移動調整できると共に、常に移動させた位置に位置決
め固定でき、既存のファスナー構造を利用して簡易な構
成で実現できる画期的なシート体の取付構造となる。
【0049】また、請求項2記載の発明においては、シ
ート体の移動調整に伴って開閉用スライダーの双方が常
に一緒に移動するため、シート体の移動調整に際しては
開閉用スライダーを別個にスライド移動させることな
く、常にファスナー開口部の開口長は予め設定した長さ
に保持されるから(あるいは挿通孔によって)、常にシ
ート体を移動してもシート体は位置決め状態に固定され
ることとなる一層秀れた画期的なシート体の取付構造と
なる。
【0050】また、請求項3記載の発明においては、車
両のマットを所定位置に位置決め状態にして移動調整自
在に取り付けることができ、マットの敷設位置の移動調
整や、座席部の可動等による取付杆部の変動や、マット
の移動に追従でき、またマットのたるみの修正も容易に
行える極めて画期的な車両用マットを提供できる画期的
なシート体の取付構造となる。
【0051】更に、請求項4記載の発明においては、ス
テーを利用してマットを取り付けできるために実用性に
秀れると共に、前記作用効果によって、マットは背もた
れ部の傾倒等によるステーの移動に追従して相対的に移
動でき、例えば何らマットの取り替え操作なしに背もた
れ部を傾倒して、マットが敷設された状態の荷台部を前
方へ拡張できる。
【0052】また、このような傾倒だけでなく、単なる
背もたれ部の傾斜調整や、座席部自体の前後調整も同様
に可能となる上、このようなステーの移動によってマッ
トにたるみを生じても手でマットを押さえたりマットを
引動することで同様にステーに対してマットを自由に移
動調整できるなど、極めて実用性に秀れた画期的なシー
ト体の取付構造となる。
【0053】また、請求項5記載の発明においては、前
記開閉用スライダーが一緒に連動してスライド移動する
ように設ける連結部を容易に実現可能な一層実用性に秀
れたシート体の取付構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例(第一実施例)のファスナー機構を示
す説明分解斜視図である。
【図2】本実施例(第一実施例)のファスナー機構を示
す説明斜視図である。
【図3】本実施例(第一実施例)のファスナー機構を示
す要部の説明断面図である。
【図4】第二実施例のファスナー機構を示す説明斜視図
である。
【図5】第一実施例での使用例1を示す説明斜視図であ
る。
【図6】第一実施例での使用例1を示す説明側面図であ
る。
【図7】第一実施例での使用例1を示す座席部の背もた
れ部傾倒状態での説明側面図である。
【図8】第一実施例での使用例2を示す座席部の背もた
れ部傾倒状態での説明斜視図である。
【符号の説明】
1 シート体(マット) 2 取付孔部(ファスナー開口部) 3 取付杆部(棒状杆部,ステー) 4 ファスナー歯部 5 開閉用スライダー 5A 開閉用スライダー 5B 開閉用スライダー 6 連結部 6A 連結板 6B 連結手段 7 挿通孔 8 座席部 8A 背もたれ部 9 ヘッドレスト 10 荷台部 F ファスナー機構

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート体に取付孔部を設け、この取付孔
    部に取付杆部を貫通してシート体を所定の位置に配設し
    得るように構成したシート体の取付構造において、シー
    ト体の所定方向にファスナー機構を設け、このファスナ
    ー機構は、対向ファスナー歯部に係合する開閉用スライ
    ダーを少なくとも二体設け、この二体の開閉用スライダ
    ー間では対向ファスナー歯部が離反した開口状態となっ
    てファスナー開口部が形成され、且つ双方の開閉用スラ
    イダーを対向ファスナー歯部に沿って所定方向にスライ
    ド移動した際、一方の開閉用スライダーのスライド移動
    によっては対向ファスナー歯部が離反して開口して行く
    と共に、他方の開閉用スライダーのスライド移動によっ
    ては逆に対向ファスナー歯部が係合噛合して閉口して行
    くように構成して、前記開閉用スライダーがスライド移
    動しても常にこの開閉用スライダー間のファスナー開口
    部は開口保持されるように構成し、このファスナー機構
    のファスナー開口部を前記取付孔部としたことを特徴と
    するシート体の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ファスナー機構の二体の開閉用スラ
    イダーを一緒にスライド移動させるための連結部を設
    け、この連結部に前記取付孔部としての前記ファスナー
    開口部と連通する挿通孔を設け、この挿通孔に前記取付
    杆部を挿通し前記ファスナー開口部に貫通して、前記シ
    ート体を所定位置に配設すると共に、ファスナー機構の
    形成方向に沿って前記シート体を前記取付杆部に対して
    移動調整自在に構成したことを特徴とする請求項1記載
    のシート体の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記シート体を車両の所定位置に敷設す
    るマットとし、前記取付杆部を車両側の前記マットを覆
    う位置に固定状態に突設した棒状杆部とし、この棒状杆
    部を前記取付孔部として設けた前記ファスナー機構のフ
    ァスナー開口部に貫通配設するように構成したことを特
    徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のシート体
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記シート体を車両の荷台部に敷設する
    マットとし、前記取付杆部を座席部の上部に設けるヘッ
    ドレストの取付用ステーとし、このステーを前記取付孔
    部に貫通配設してマットを座席部の背もたれ部の背面部
    から後方の荷台部にかけて敷設するように構成し、前記
    座席部の前後動やこの座席部の背もたれ部の傾動などに
    よる前記ステーの移動に応じて、前記ファスナー機構の
    開閉用スライダーが前記マットに対して相対的にスライ
    ド移動して、前記ステーに対して前記マットを移動調整
    し得るように構成したことを特徴とする請求項3記載の
    シート体の取付構造。
  5. 【請求項5】 前記連結部を、前記ファスナー機構の二
    体の開閉用スライダー間に架設状態に配設する連結板
    に、前記開閉用スライダー間の前記ファスナー開口部と
    連通する挿通孔を設け、この連結板の両端部に前記開閉
    用スライダーと夫々連結する連結手段を設けた構成と
    し、この連結部の挿通孔に前記取付杆部を挿通し前記フ
    ァスナー開口部に貫通配設することで、この取付杆部に
    対して前記シート体を敷設方向に移動若しくはシート体
    のたるみを修正する方向に移動させる際、前記取付杆部
    に対して前記連結部を介して一体的となっている双方の
    開閉用スライダーが一緒にシート体に対して相対的にス
    ライド移動して、前記取付杆部に対してシート体を移動
    調整し得るように構成したことを特徴とする請求項2〜
    4のいずれか1項に記載のシート体の取付構造。
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