JP3434159B2 - 本原稿画像の読み取り装置・画像形成装置 - Google Patents

本原稿画像の読み取り装置・画像形成装置

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JP3434159B2
JP3434159B2 JP03061397A JP3061397A JP3434159B2 JP 3434159 B2 JP3434159 B2 JP 3434159B2 JP 03061397 A JP03061397 A JP 03061397A JP 3061397 A JP3061397 A JP 3061397A JP 3434159 B2 JP3434159 B2 JP 3434159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本原稿画像の読み
り装置、該本原稿画像の読み取り装置を有する複写
機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、
像記憶装置に接続される画像読み取り装置へ応用可能
である。
【0002】
【従来の技術】本出願人により、本原稿の画像を読み取
り、読み取りページの画像を出力し、該本原稿のページ
をめくる本原稿画像の読み取り及び形成装置が提案され
ている。この装置において本原稿の一部のページを自動
で複写する場合には、その本原稿の複写するページを指
定する必要があり、このコピーページ設定の方式には以
下の3通りがある。 本原稿の見開いた開始ページと終了ページとを入力す
る「開始〜終了ページ方式」。例えば、本出願人による
特開平7−110528号公報。 コピーする総ページ数を入力する「ページ枚数方
式」。例えば、本出願人による特開平7−110529
号公報。 コピーしないページを飛ばしコピーページ範囲を開始
ページと終了ページで入力する「設定1〜3方式」(詳
しくは後述する)。例えば、本出願人による特開平7−
110530号公報。 〜の設定方法の何れも複写に先立ち、本原稿の画像
形成のモード設定時に指定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の本
原稿画像の読み取り及び形成装置において本原稿を複写
する場合、広範囲のページを複写したり、1冊の本原稿
の全ページを複写することが多く、特に本装置は本原稿
のページめくりと複写とを自動処理できるので、本原稿
を丸ごと1冊複製する用途が多い。
【0004】しかしながら、本装置では、本原稿の全て
のページの複写を指定する手段を備えていなかった。な
お、本装置において、あるページ以降の全てのページを
複写したり、本原稿を丸ごと1冊複写するときには、理
論上では、前記〜の設定方式の終了ページの入力時
に、本原稿の最終ページを指定すればよいが、本原稿に
は、ページ数の振っていないものや、ページ数が飛んで
いるものなどがあるため、実際には、本原稿の最終ペー
ジを正しく指定することは難しい。
【0005】従って、本装置において本原稿の全ページ
を丸ごと複写する場合には、前記設定方式の本原稿の
見開いた開始ページと終了ページを入力する「開始〜終
了ページ」で、終了ページを最大の”999”など大き
く設定するか、前記設定方式のコピーする総ページ数
を入力する「ページ枚数」で、総ページ数を本原稿のペ
ージ数より十分に大きな数値にして複写を開始し、オペ
レータが装置に付いていて所望の最終ページになった時
点で装置を停止する等の対処をしていた。
【0006】このため、この種の装置では、あるページ
以降の全てのページを複写したり、本原稿を丸ごと1冊
複写するときに、その複写範囲をワンタッチで指定する
ことができず、その設定に手間がかかったり、その設定
方法がよく判らない、といった不具合があった。
【0007】そこで、本発明は、最終ページないし終了
ページを容易に且つ確実に設定することができ、よって
コピーページ設定の手間や操作手順の複雑化を解消して
操作性の向上を図ることができる本原稿画像の読み取り
及び形成装置の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】最終ページないし終了ペ
ージに、装置のページめくり動作を阻害するものを単に
挟むことによって、めくり動作を確実に終了させること
ができる。ページ数の振っていないものや、ページ数が
飛んでいるものなどがあっても最終ページないし終了ペ
ージそのものをページ数ではなく挟み込むという行為に
よって直接指定できるので、ページ設定を容易且つ確実
に行うことができる。これが本発明の趣旨である。具体
的には、請求項1記載の発明では、本原稿の画像を読み
り、該本原稿のページをめくる本原稿画像の読み取
置において、上記本原稿の読み取りの最終ページを指
示する停止手段を有し、該停止手段はシート状部材であ
って、本原稿の読み取り最終ページ又は最終ページの次
のページに挟んでセットされ、且つ、本装置のめくり動
作によりめくれない性質を有し、該停止手段により読み
取り及びページめくりの動作を停止する、という構成を
採っている。請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記停止手段は少なくとも一部が本原稿
のサイズより大きい、という構成を採っている。請求項
3記載の発明では、請求項1記載の構成において、上記
停止手段は本原稿とともに湾曲する素材で形成されて
る、という構成を採っている。請求項4記載の発明で
は、請求項記載の構成において、上記停止手段は本原
稿のページ紙より硬質の素材で形成されている、という
構成を採っている。請求項5記載の発明では、本原稿画
像の読み取り装置により本原稿の画像を読み取り、読み
取りページの画像を出力する画像形成装置において、上
記本原稿画像の読み取り装置が、請求項1ないし4のう
ちの何れか1つに記載の本原稿画像の読み取り装置であ
、という構成を採っている。
【0009】
【実施例】図1に、本原稿画像形成装置における操作・
表示部の全体を示す。また、図2に、従来からの本原稿
画像形成装置のコピーページ設定の入力操作部を示す。
【0010】図1において、操作パネル99には、取り
外したクリップやステープラーの針などを置くためのク
リップ置き99−1、本原稿(以下、製本原稿という)
を自動でめくってコピーするモードを設定するための製
本原稿キー99−2、コピーするページを設定するため
のコピーページ設定キー99−3、コピーしないページ
を飛ばしてコピーページを設定するための設定1キー9
9−4a,設定2キー99−4b,設定3キー99−4
c、製本原稿の見開き左右ページをそれぞれ独立させて
コピーする独立ページモードと見開き左右ページを1枚
の用紙にコピーする見開きページモードとの何れかを選
択するためのコピー形式キー99−5、このコピー形式
キー99−5により独立ページモードを指定したときに
コピーし始めるページを選択するためのコピー開始ペー
ジキー99−6、ソーターを使用して複数部のコピーを
1部毎に仕分けするソートモードと複数部のコピーをペ
ージ毎に仕分けするスタックモードとの何れかを選択す
るためのソーターキー99−7が設けられている。
【0011】また、両面給紙テーブルを使用して2枚の
シート原稿及びページ限定時の製本原稿を1枚の用紙の
両面にコピーする片面原稿モード,見開き製本原稿の左
右ページを1枚の用紙の両面にコピーする左右ページモ
ード,見開き製本原稿の表裏ページを独立させて2枚の
用紙の両面にコピーまたは4頁分の見開き左右ページを
1枚の用紙の両面にコピーする表裏ページモードの何れ
かを選択するための両面キー99−8、装置の操作状態
及びエラーメッセージなどを表示するための液晶表示部
99−9、コピー画像の綴じ部影を消去するためのセン
ター消去キー99−10、周辺部のコピー画像を消去す
るための枠消去キー99−11、コピーの画像を上向き
にして排出するための表面排紙キー99−12、コピー
の画像位置を移動させるための移動キー99−13、コ
ピー形式キー99−5により独立ページモードを指定し
たときに製本原稿の左ページまたは右ページだけをコピ
ーするためのページ限定キー99−14、コピー画像の
横倍率及び縦倍率を独立して変倍させるための独立変倍
キー99−15、センター消去時の消去幅を変更するた
めのセンター消去幅変更キー99−16、枠消去時の消
去幅を変更するための枠消去幅変更キー99−17、コ
ピーの画像位置を移動させる際の移動量を変更するため
の移動量変更キー99−18、ページがめくられない場
合や画像が欠けるときに製本原稿の位置をマニュアル入
力するための上端キー99−19及び右端キー99−2
0、コピー画像の倍率をズーム変倍させるためのダウン
キー99−21及びアップキー99−22、コピー画像
の定形倍率を縮小及び拡大させるための縮小キー99−
23及び拡大キー99−24、原稿と同じ大きさにコピ
ーするための等倍キー99−25、コピーする用紙サイ
ズを選択するための用紙キー99−26、製本原稿をコ
ピーするときに手差しテーブルにセットした用紙を選択
するための手差しサイズ選択キー99−27、原稿の種
類(文字/写真,写真)を選択するための写真キー99
−28、コピー画像の濃度を調整するためのうすくキー
99−29,こくキー99−30,自動濃度キー99−
31、装置の異常状態を表示するための異常状態表示部
99−32、設定できるコピー枚数を超えて設定したと
きなどに表示される置数オーバー表示部99−33が設
けられている。
【0012】また、コピー前はセットしたコピー枚数を
表示しコピー中はコピーした枚数を表示するセット枚数
/コピー枚数表示部99−34、よく使う設定を登録し
たり呼び出したりするためのプログラムキー99−3
5、コピー枚数や倍率などの数値を入力するためのテン
キー99−36、セット枚数などの取り消し(クリア)
及びコピーの停止/中止(ストップ)を指示するための
クリア/ストップキー99−37、設定した内容を取り
消し電源を入れたときの画面に戻したり約1秒以上押し
続けて余熱モードにするためのモードクリア/余熱キー
99−38、コピー中やコピーが途中で止まったときに
セットしたコピーの枚数を確認(置数確認)したり数値
や指定を確定(エンター)するための置数確認/エンタ
ーキー99−39、シート原稿のコピー中に割り込んで
別のシート原稿をコピーするための割込みキー99−4
0、コピーを開始させるためのスタートキー99−4
1、などが設けられている。
【0013】「開始〜終了ページ方式」の設定は、図2
(a)に示すように、先ず、製本原稿キー99−2を押
して製本原稿をセットし、コピーページ設定キー99−
3で「開始〜終了ページ」を選択する(このコピーペー
ジ設定キー99−3を押すと、「ページ枚数」→「開始
〜終了ページ」の順に変わる)。次いで、コピーの開始
ページ数をテンキー99−36で入力し、「#」キー
(エンターキー99−39)を押して入力した数値を確
定する。ここで、「#」キーを押す前に間違えたとき
は、クリアストップキー99−37を押し、「#」キー
を押した後はコピーページ設定手順に戻る。そして、コ
ピーの終了ページをテンキー99−36で入力し、
「#」キーを押して入力した数値を確定する。
【0014】「ページ枚数方式」の設定は、図2(b)
に示すように、先ず、製本原稿キー99−2を押して製
本原稿をセットし、コピーページ設定キー99−3で
「ページ枚数」を選択する。そして、コピーするページ
枚数をテンキー99−36で入力し、「#」キーを押し
て入力した数値を確定する。
【0015】「設定1〜3方式」の設定は、製本原稿キ
ー99−2を押して製本原稿をセットした後、設定1キ
ー99−4aを押す。次に、コピーの開始ページ数をテ
ンキー99−36で入力し、「#」キーを押して入力し
た数値を確定した後、コピーの終了ページをテンキー9
9−36で入力し、「#」キーを押して入力した数値を
確定する。次いで、設定2キー99−4bを押し、上記
のコピーページ範囲(開始ページと終了ページ)の指定
手順を繰り返す。ここで、更に設定を追加したい場合に
は、設定3キー99−4cを押して、上記のコピーペー
ジ範囲の指定手順を繰り返す。そして、用紙キー99−
26で用紙を選択し、スタートキー99−41を押して
コピーを開始する。
【0016】既述の通り、この種の装置では、あるペー
ジ以降の全てのページを複写したり、本原稿を丸ごと1
冊複写するときに、その複写範囲をワンタッチで指定で
きず、その設定に手間がかかったり、その設定方法がよ
く判らないといった不具合がある。そこで、本発明の本
原稿画像形成装置では、図3に示すように、上述のコピ
ーページ設定の入力操作部に、最終ページを指示する停
止手段としての「終了シート」入力手段を設けている。
図3において、ページ設定キー99−3を押すと、その
押下毎に、「開始〜終了ページ」→「ページ枚数」→
「終了シート」の順に、コピーページ設定の入力モード
が切り換わり、ページ設定選択表示用のLED99−3
a,99−3b,99−3cが順次点灯する。また、こ
のコピーページ設定の入力モードの切り換えにより、液
晶表示部99−9に、後述のようにページ数がガイダン
スされる。
【0017】この画像形成装置の操作ガイド及び警告の
表示は、操作表示部(液晶表示部99−9)に配置した
20桁2行のキャラクタ表示が可能なLCDパネルで行
なっている。図4に、本装置のガイダンス表示を示す。
【0018】図4(a)は、製本原稿複写中の一般的な
表示で、表示内容は製本原稿(下側読み取り)で、複写
倍率は等倍、見開き右ページの15ページから48ペー
ジまでの設定で、24ページコピー中を示している。す
なわち、ガイダンス表示部左上は読み取り選択、右上
はコピー倍率、左下は設定ページ数、右下はコピ
ー中ページ数を表示している。
【0019】また、図4(b)は、製本原稿待機中の一
般的な表示で、表示内容は製本原稿(下側読み取り)
で、複写倍率は等倍、見開きページモードの総ページ数
40ページが設定されている状態を示している。この表
示では、コピースタート前のため、右下のコピー中ペー
ジ数は表示されない。
【0020】このように、一般的な製本原稿複写時に
は、見開き製本原稿の開始ページと終了ページ、あるい
は総ページ数による画像形成ページ数を指示するページ
入力を行ない、その設定内容の表示により、設定したペ
ージ数を確認、修正する。また、本装置のように、開始
ページを見開いてセットする場合にも、ページ数設定後
に表示を見て製本原稿を開く。設定ページ数は、動作開
始前の待機時と製本原稿の読み取り終了時に表示する。
また、製本原稿の読み取り時と複写時に、設定したペー
ジ数とコピー動作中のページ数を表示する。
【0021】すなわち、この本原稿画像形成装置は、動
作開始後、製本原稿の読み取り、読み取りページの画像
形成、読み取り終了ページのページめくりなどの一連の
動作を自動で連続的に行なうとともに、その設定ページ
数と、製本原稿の読み取り中(あるいは複写中)に実行
中のページ数を表示して、動作の状況と経過をオペレー
タに知らせるようになっている。また、ストップキー9
9−37の押下にて実行ページにより途中で動作を中
断、あるいは停止させるようになっている。
【0022】図5は、シート原稿コピー中の一般的な表
示で、表示内容はシート原稿(上側読み取り)で、等倍
コピーを示している。
【0023】図6は、ガイダンス表示例で、表示内容は
製本原稿の終了シートで指定した最終ページで装置が自
動停止したことを表す。これは終了シートの指定によっ
て正常終了した場合にガイダンスされる。
【0024】図7は、ページ数設定表示で、製本原稿読
み取りモード選択からページ数設定までを表示する。こ
のページ数設定は、製本原稿の自動読み取りには必須
で、入力選択まで優先して表示する。ここでは、コピー
ページ設定キー99−3の押下により、「開始〜終了ペ
ージ」,「ページ枚数」,または「終了シート」の選択
を行なう。「開始〜終了ページ」,「ページ枚数」で
は、ページ数がキー入力されるまで、図示のガイダンス
表示が継続される。「開始〜終了ページ」入力モードで
は、図7(a)において、開始〜終了ページ入力中は数
値部が点滅し、テンキー99−36で数値を入力し、エ
ンターキー99−39または開始〜終了ページキーで、
開始ページ数を入力確定する。そしてその後、次のガイ
ダンスに移行し、同じくテンキー99−36で数値を入
力し、エンターキー99−39で、終了ページ数を入力
確定する。また、複写する総ページ数を入力する「ペー
ジ枚数」入力モードでは、ページ数の入力確定まで、図
7(b)に示すような表示を行ない、同じくテンキー9
9−36で数値を入力し、エンターキー99−39で、
ページ枚数を入力確定する。
【0025】図8は、セットされた製本原稿の終了シー
トが挟まれているページまでの複写を選択する停止ペー
ジモードの一般的な表示を示す。図8(a)は、コピー
ページ設定キー99−3の押下による終了シートモード
の選択時で、独立ページモードの表示である。独立ペー
ジで、コピー開始ページは右ページを初期として自動選
択している。図8(b)は、見開きページモードのコピ
ー中表示で、245ページのコピー中を表しており、以
降2ページずつ加算表示する。
【0026】図9は、ページ設定移行時の表示の遷移
で、コピーページ設定キー99−3の押下毎に、「開始
〜終了ページ」→「ページ枚数」→「終了シート」の順
に指定内容のガイダンスが変化する。「開始〜終了ペー
ジ」モードで入力確定されたページ数は、図示のよう
に、「ページ枚数」モードでも同一ページ数”134
頁”で設定されており、コピーページ設定キー99−3
の押下により、再度、「開始〜終了ページ」モードとな
った場合も、その値が読み出される。ここで、ページ数
の修正の必要がなければ、そのままのページ枚数がエン
ターキー99−39の押下で確定する。
【0027】図10乃至図13に、各モードにおける制
御フローを示す。これらの制御は、後述する画像形成の
モード制御を行なうメインコントローラが行ない、その
指令によりIPUコントローラは、画像の読み取り、デ
ータ処理、ページめくりの制御を行なう。また、シーケ
ンスコントローラは、画像形成部の付加のタイミング制
御を行なう。図10はコピーページ設定の選択フロー、
図11はページ数設定フロー、図12はコピー形式選択
フロー、図13は開始左右ページの設定フローである。
【0028】図10に示すコピーページ設定の選択フロ
ーでは、図3に示す本装置の操作、表示部のコピーペー
ジ設定キー99−3のキー入力により、このコピーペー
ジ設定キー99−3の押下毎に、初期設定の「開始〜終
了ページ」から、「ページ枚数」→「終了シート」へと
モードが切り替わる。ここで、「終了シート」モードが
選択されると、以降のテンキー99−36によるページ
数の指定は行なわれず、「開始〜終了ページ」,「ペー
ジ枚数」の入力モードが選択された場合には、図11に
示すページ数の設定フローにより、ページ数を入力確定
する。
【0029】図11に示すページ数の設定フローでは、
「終了シートモード」以外のモードでのページ数設定を
行ない、その設定方法には以下の2つの方法があり、そ
れを各キーの押下により選択する。第1の方法としての
「開始〜終了ページ」入力は、コピー開始ページと終了
ページの2つの数値を入力し、コピー開始ページから終
了ページまでのページ数を演算し、差分のページのコピ
ーを行なう。第2の方法としての「「ページ枚数」入力
は、複写ページ数を直接入力する方法で、指定左右ペー
ジから指定ページ数だけコピーを繰り返す。後者は、主
に、製本原稿にページ数が付いていない場合や、ページ
が飛んでいる場合に用いる。
【0030】このページ数の入力操作方法は、図4乃至
図9に示したガイダンス表示に従って、前述の通りに行
なう。また、このページ数入力は、製本原稿の読み取り
自動ページめくりの繰り返し動作には必須のものであ
り、製本原稿読み取りモード時には、優先して設定され
るように、第1にガイダンス表示する。
【0031】図11に示すように、「開始〜終了ペー
ジ」,「ページ枚数」の入力モードで一旦確定されたペ
ージ数は、メインコントローラのメモリ内に格納され、
それ以降、コピーページ設定キー99−3の押下によ
り、「開始〜終了ページ」から、「ページ枚数」→「終
了シート」へとモードが切り替わり、再び「開始〜終了
ページ」モードに戻ったときに、先に入力したページ数
が読み出される。ガイダンスにはページ数が点滅表示
(修正可能な状態を表す)され、修正する場合には、修
正値をテンキー99−36で入力し、エンターキー99
−39で確定する。また、修正せずにそのままエンター
キー99−39を押下すると、その値が確定される。こ
の時のガイダンスの様子は、図9に示した通りである。
【0032】図1に示すコピー形式キー99−5とその
状態表示用のLED99−5a,99−5bは、コピー
形式モードの操作・表示を行なう。このコピー形式モー
ドは、製本原稿読み取りモード時に有効で、図12のコ
ピー形式選択フローに示すように、(1)独立ページ、
(2)見開きページ、がある。このモードは、コピー形
式キー99−5の押下により切り替わり、指定モードの
LED99−5a(独立ページ),99−5b(見開き
ページ)が交互に点灯する。本装置では、コピー形式モ
ードに優先順位を設け、第1の設定は、製本原稿の1ペ
ージを転写紙1ページに形成する使用頻度の高い「独立
ページモード」としている。また、電源投入時や製本原
稿読み取りモードの選択時のコピー形式モードの初期設
定も、「独立ページモード」としている。
【0033】コピー形式モードの「独立ページ」モード
指定時は、読み取った見開き製本原稿のページ画像の画
像情報をページ毎にフレームメモリより読み出して、1
ページの転写紙にコピーする。その画像合わせは、後述
するように、ページ端部検知よりページ画像位置を算出
して、転写紙内に配置する。一方、「見開きページ」モ
ード指定時は、読み取った見開き製本原稿の両ページの
画像情報をフレームメモリより連続して読み出して1ペ
ージの転写紙にコピーする。
【0034】一般に、本、書籍類は、両面の印刷であ
り、ステープラー止めやファイル等のオフィス文書にも
両面原稿がある。従って、製本原稿を読み取り、読み取
りページの画像を形成し、製本原稿のページをめくる本
原稿画像形成装置でおいて、製本原稿のページ毎の画像
を用紙1ページに形成する「独立ページモード」と、製
本原稿の見開き両ページの画像を用紙1ページに形成す
る「見開き左右ページモード」とを備えることにより、
画像形成形態の違った複写を得ることができる。特に、
「独立ページモード」は、製本原稿とページ構成が同じ
となる。また、「見開きページモード」は、複写数が2
分の1となり、グラビアなどの見開きページに亘る画像
を連続画像として形成することができる。
【0035】本装置では、画像形成形態に拘らず、画像
読み取りは1回の片方向走査で同一に制御する。すなわ
ち、見開き製本原稿の両ページ画像を1回の走査で読み
取り、画像記憶手段に書き込み、「独立ページモード」
では、読み取り画像をページ毎の画像範囲に分割して記
憶手段より読み出して、用紙1ページに画像形成し、
「見開きページモード」では、読み取り画像を見開き両
ページ連続で記憶手段より読み出して、製本原稿の見開
き両ページの画像を用紙1ページに形成する。
【0036】コピー開始ページの選択には、図13の開
始左右ページの設定フローに示すように、(1)左ペー
ジ、(2)右ページ、があり、コピー開始ページキー9
9−6の押下によりどちらかを選択する。コピー開始ペ
ージモードの右ページ指定時は、読み取った見開き製本
原稿の右ページから画像形成し、ページをめくって更に
ページ毎の画像を形成する。画像形成は、「独立ページ
モード」の片方ページの画像情報ずつフレームメモリよ
り読み出して行なう。その画像合わせは、後述するよう
に、ページ端部検知より画像位置を算出して、転写紙内
に配置する。一方、コピー開始ページモードの補だ利ペ
ージ指定時は、読み取った見開き製本原稿の左ページか
ら画像形成し、ページをめくって更にページ毎の画像を
形成する。
【0037】このコピー開始ページの選択は、「独立ペ
ージモード」で、その指定により画像形成を始め、不要
なページの複写をしない。また、「見開きページモー
ド」でも、指定ページ外のページ画像を消去または画像
形成しないように制御できる。例えばこれは、「見開き
ページモード」で、コピー開始ページが右ページに選択
された場合、最初の見開き左ページ部の画像は白データ
に変換して作像する。また、前述のように、最終ページ
が見開き左ページの場合、同様に、最終の見開き右ペー
ジ部の画像は白データに変換して作像することができ
る。
【0038】次に、本装置における画像読み取り用のス
キャナユニット30を図14に基づいて説明する。走査
ユニット200は、このスキャナユニット30の内部を
図面上、左右方向に走行して原稿台1上に見開かれて載
置された製本原稿BOの走査を行う。この走査ユニット
200の走査駆動系の構成図を図15に示す。
【0039】図15は、装置本体の上部から見た走査ユ
ニット200の走査駆動系であり、図15において、装
置本体の奥側にタイミングベルト312がプーリ304
と3段プーリ302によって、装置本体の手前側にタイ
ミングベルト313がプーリ305と2段プーリ306
によって、それぞれ左右方向に張られている。ここで、
プーリ304とプーリ305の回転軸は、それぞれバネ
307とバネ308によって支持され、各タイミングベ
ルト312,313に所定の張力を与えている。3段プ
ーリ302は、タイミングベルト310でモータプーリ
301と、また、タイミングベルト311で2段プーリ
306とそれぞれ連結されている。タイミングベルト3
11は、アイドラ303をバネ309で外側に引くこと
で所定の張力を得ている。走査ユニット200は、その
奥側と手前側とがクランプ315により各タイミングベ
ルト312,313にそれぞれ固定され、モータプーリ
301の回転軸を駆動するスキャナモータ106の回転
により、各タイミングベルト312,313を介して駆
動される。
【0040】本装置における走査ユニット200の構成
を図16に示す。図16において、走査ユニット200
の下側の左右には原稿押えローラ281a,281b
が、また、その外側にはシート巻き取りローラ280
a,280bが、それぞれ回転自在に軸支されている。
各シート巻き取りローラ280a,280bには、左右
独立した原稿押えシート282a,282bのそれぞれ
の中央側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート
282a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャ
ナユニット30の側板にそれぞれ固定されている。
【0041】また、図17に示すように、各シート巻き
取りローラ280a,280bの支持体としての各巻き
取りローラ軸251a,251bの外側端部には、シー
ト巻き取りギヤ232a,232bが固定されており、
これらのシート巻き取りギヤ232a,232bは、ス
キャナユニット30の側板に左右両端を固定され、略全
長に亘って歯を有する駆動ラック231に、各アイドル
ギヤ233a,233bを介して、それぞれ噛み合って
いる。これにより、図17において走査ユニット200
が走行すると、各アイドルギヤ233a,233bとと
もに各シート巻き取りギヤ232a,232bが回転
し、各巻き取りローラ軸251a,251b、各ゼンマ
イバネ(図示せず)、及び、各シート巻き取りローラ2
80a,280bを介して、各原稿押えシート282
a,282bの引き出し及び巻き取りが行われ、左右の
シート巻き取りローラ280a,280bの張力が、常
時、略一定に維持される。
【0042】一方、図16に示すように、各原稿押えロ
ーラ281a,281bの間には、製本原稿読み取り用
のプラテンガラス205と、製本原稿ページめくり用の
めくりベルト208が配設されている。プラテンガラス
205の内側には、図16に示すように、製本原稿照明
用の2本の蛍光灯201,202が、製本原稿読み取り
部の左右にそれぞれ配置されている。これらの蛍光灯2
01,202によって照明された製本原稿像は、図16
において、第1ミラー219に反射した後、第2ミラー
220と第3ミラー221に交互に反射し、最後にレン
ズ216を透過して、CCD101上に縮小結像され
る。また、めくりベルト208は、めくりベルト駆動ロ
ーラ223とめくりローラ224とに掛け渡されてお
り、このめくりベルト208の上側の、めくりベルト駆
動ローラ224から少し離れた部位の外側には、帯電ロ
ーラ225が接触して配置されている。また、原稿押え
ローラ281aの上方には、一対のページガイド22
7,228が設けられているとともに、原稿ページを検
知するページセンサ214が設けられている。
【0043】次に、スキャナユニット30のめくり動作
について説明する。図18に、本装置における走査ユニ
ット200のページめくり部の動作説明図を示す。本装
置におけるめくりベルト208は、材質が、PET、P
C、PVCなどからなり、その表面層が表面抵抗1014
Ω以上の高抵抗フィルム、その裏面層が表面抵抗108
Ω以下の低抵抗フィルムからなる二重構造の樹脂フィル
ムで構成されている。また、めくりベルト駆動ローラ2
23は、接地された金属ローラの表面に導電性ゴムを被
覆したローラで構成されており、確実なベルト駆動とア
ースを実現している。更に、帯電ローラ225は、金属
ローラで構成されており、この帯電ローラ225には、
切り換えスイッチ253aを介して、交流電源253か
ら所定のタイミングで、±2kVの高電圧が印加され
る。
【0044】図18において、走査ユニット200を走
行させ、めくりベルト208を駆動しながら、後述する
タイミングに合わせて切り換えスイッチ253aをオン
し、帯電ローラ225に交流電源253から±2kVの
高電圧をかけると、めくりベルト208の表面上に交番
電界が生じ、この交番電界の作用により、このめくりベ
ルト208の表面に、接触した製本原稿BOの最上位ペ
ージ254を吸着させる吸着力が発生する。
【0045】次に、製本原稿BOのページ読み取り及び
ページめくり動作について説明する。先ず、読み取り開
始信号によって、見開かれた製本原稿BOの中央に位置
している走査ユニット200は、図14の右方向に移動
を開始し、製本原稿BOの右ページ端を光学的に読み取
るプレスキャンを行う。このときに検出した右ページ端
部位置は、最初のページめくり位置情報として記憶され
る。次いで、プレスキャンを終えた走査ユニット200
は、装置の右端まで移動した後、左方向に移動し始め、
装置左側のホームポジションに移動される。その後、走
査ユニット200は、図19に示すように、再び右方向
に移動を開始し、製本原稿BOの原稿ページを左ページ
から右ページへと読み取り、この初ページ目のページ読
み取りが終了すると、図20に示すように、その原稿走
査方向が逆転され、図21に示すように、読み取りを終
えた製本原稿BOの右ページのページめくり動作を開始
する。
【0046】この製本原稿BOのページめくりを始める
ときには、このページめくり動作に先行して、めくりベ
ルト208の表面上に形成された帯電パターン部が製本
原稿BOの最上位ページ254の上に重なる。そして、
この最上位ページ254の先端が、めくりベルト208
の下側の中央を越えたところで、図21に示すように、
このめくりベルト208が、図示せぬソレノイドの作用
により、図18の実線で示す位置に移動される。これに
より、このめくりベルト208の表面に形成された電荷
パターンの不平等電界による吸着力で、製本原稿BOの
最上位ページ254だけが、めくりベルト208の表面
上に吸着されて、この最上位ページ254の端部がめく
りベルト208と共に持ち上げられる。この不平等電界
による吸着力は、この最上位ページ254以外のページ
を吸着させない特徴を有している。
【0047】上述のように、製本原稿BOの最上位ペー
ジ254をめくり上げた後、この状態のまま走査ユニッ
ト200を、図21に示すように、その端部ホームポジ
ションに向けて移動させると、この製本原稿BOの最上
位ページ254は、図22に示すように、確実に搬送さ
れ、走査ユニット200の右側部に配置された上下一対
のページガイド227,228(図16)の間を通過し
て、走査ユニット200の右外側にその先端側が送り出
される。この時、この走査ユニット200の上方側のペ
ージガイド227上に取付けられたページセンサ214
(図16)が、走査ユニット200の右外側に送り出さ
れた原稿ページを検知して、この原稿ページが正常にペ
ージめくりされたことを判断する。
【0048】ここで明らかなように、本装置では、走査
ユニット200のページめくり動作によりめくり上げら
れた原稿ページが、丸められたり折り曲げられたりせず
に自然な姿勢に保持されるので、このめくり上げた原稿
ページを傷めることがなく、また、このめくり上げた原
稿ページを収納するためのページ収納手段を走査ユニッ
ト200内に配設する必要がないので、走査ユニット2
00を小型化できる。
【0049】また、本装置では、ページめくりセンサ2
14により右ページ端部が検知されるタイミングから、
ページをめくる前のページ右端部を算出することがで
き、この値を読み取り画像と、次のページめくり開始位
置として利用する。次いで、図23に示すように、製本
原稿BOの最上位ページ254を製本原稿の綴じ部BO
aまでめくり上げた状態で、走査ユニット200を更に
左側のホームポジションに向けて移動させると、図24
に示すように、めくり上げられた原稿ページが製本原稿
の綴じ部BOaに引っ張られて、一対のページガイド2
27,228の間を戻りながら、製本原稿BOの左ペー
ジ上に重ね合わされるようにして、走査ユニット200
内から排出される。このとき、ページガイド227,2
28から排出されるページの形状が常に同じ形態となる
ことから、ページめくりセンサ214により排出ページ
端部が検知されるタイミングにより、次のページ読み取
り開始位置を算出することができる。
【0050】また、スキャナユニット30には、図25
に示すように、シート原稿読み取り時の基準白板30−
1、製本原稿読み取り時の基準白板30−2、走査ユニ
ット200のホームポジションを検知するホームポジシ
ョンセンサ30−3、スキャナ30の開放状態を検知す
るスキャナ開放検知器30−4、スキャナ30内での結
露を防止するための結露防止ヒータ30−5、原稿台1
を上昇させるための原稿台上昇モータ30−6、原稿台
1への製本原稿のセット状態を検知する製本原稿セット
センサ30−7、製本原稿トレイのセット状態を検知す
る製本原稿トレイセットセンサ30−8、製本原稿トレ
イをロックする製本原稿トレイロックソレノイド30−
9、原稿台1の下限位置を検知する原稿台下限位置検知
器30−10、製本原稿トレイをセットする製本原稿ト
レイセットソレノイド30−11、製本原稿のページめ
くり条件を変更するためのめくり条件変更スイッチ30
−11、などが配設されている。
【0051】一方、スキャナユニット30のコンタクト
ガラス206上にセットした原稿を読み取る時は、図1
4に示すように、このコンタクトガラス206の左側に
配置されたスケール207の右端部を原稿の基準セット
位置とする端面基準となる。このように、この場合に
は、その基準セット位置が製本原稿の読み取り開始位置
と異なり、その構成が最小サイズになるようにしてあ
る。すなわち、このように原稿の基準セット位置を端面
基準とすることにより、コンタクトガラス206上にセ
ットされた原稿の読み取り開始ポイントが常に一定とな
り、その制御が簡単となる。
【0052】このコンタクトガラス206上の原稿を読
み取るシートモードでは、走査ユニット200が、中央
ホームポジションから左側に移動して端部HPセンサで
検知される端部ホームポジションで停止し、その読み取
り条件が入力されてスタートボタンが押されるのを待
つ。また、ここで、コンタクトガラス206の右側、す
なわち、製本原稿のページめくり開始側にスケール20
7を配置し、原稿台1とコンタクトガラス206の両方
に原稿を載せて走査ユニット200で走査することによ
り、原稿台1上の製本原稿のページめくりを行いなが
ら、同時にコンタクトガラス206上の原稿の読み取り
を行うことができる。
【0053】この構成の場合には、製本原稿のページめ
くり走査時に、後述するように、走査ユニット200の
読み取り光路の光路切り換えをしておく。このように構
成すると、走査ユニット200の副走査方向の読み取り
方向が、原稿台1上とコンタクトガラス206上とで同
じになり、そのプリント時のシート排出方向が同一とな
るので、メモリの反転が不要となる利点がある。
【0054】更に、製本原稿BOを原稿台1上に、シー
ト原稿SOをコンタクトガラス206上にセットし、走
査ユニット200を端部ホームポジションから走査して
原稿台1上の製本原稿BOを読み取り、この走査ユニッ
ト200のリターン走査で製本原稿BOのページをめく
りながら、コンタクトガラス206上のシート原稿SO
を読み取るモードを設定することもできる。この場合に
は、製本原稿BOの読み取りページめくり動作中であっ
ても、コンタクトガラス206上にシート原稿SOをセ
ットして割込みモードを設定することにより、その製本
原稿BOの読み取りページめくり動作を中断せずに両原
稿を読み取ることができる。ここで、スケール207が
コンタクトガラス206上のどちら側に配置されていて
も、このコンタクトガラス206上の原稿を読み取った
画像は、主走査方向にミラー反転してフレームメモリに
記憶しておく。
【0055】この例では、原稿台1上及びコンタクトガ
ラス206上の奥行き方向における原稿の基準セット位
置を、装置本体の手前側が突き当て基準となるように構
成して、その原稿台1上及びコンタクトガラス206に
対する原稿セット操作をし易くしている。また、この例
における走査ユニット200の動作開始時には、中央H
Pセンサにより、走査ユニット200が中央ホームポジ
ションにあることをもう一度確認する。そして、操作パ
ネル99からスタート信号が送られると、走査ユニット
200は、中央ホームポジションから左側に移動して、
端部HPセンサで検知される端部ホームポジションで停
止する。
【0056】コンタクトガラス206上にセットされた
原稿を読み取る場合には、図16に示すように、走査ユ
ニット200の読み取り光路から外れた位置に待避して
いる切り換えミラー(サブ第1ミラー)222が、図2
7に示すミラー切換えソレノイド255の作用によっ
て、図26に示すように、走査ユニット200の読み取
り光路内に進出した位置まで移動される。この切り換え
ミラー222の移動により、図26に示すように、第1
ミラー219と第2ミラー220との間の光路が、破線
で示すプラテンガラス205側から、実線で示すコンタ
クトガラス206側に切り換えられ、2本の蛍光灯20
3,204によって照明されたコンタクトガラス206
上の原稿像が、本原稿の場合と同様に、第2ミラー22
0と第3ミラー221に交互に反射し、レンズ216を
透過して読み取りセンサとしてのCCD101上に縮小
結像される。
【0057】図28に、本装置の画像形成部を示す。こ
の画像形成部は、給紙トレイ707,708より用紙を
給送し、画像を作像し、用紙に画像を定着させる定着部
712とからなるプリンタ本体701と、その周辺機器
としての手差しトレイ709、ソータ702、用紙反転
ユニット703や、両面ユニット720と大量給紙トレ
イ(LCT)704を備えるバンク705により構成さ
れる。画像形成は、像を形成する感光体706に、帯
電、露光、現像の一連のプロセスでトナー像を作り、こ
のトナー像を給紙された用紙に転写器710で転写し、
このトナー像の転写された用紙を分離器711で感光体
706から分離した後、定着して機外に排出する。用紙
へのトナー像の転写を終えた感光体706は、クリーニ
ングされて次の作像に備えられる。また、感光体706
への画像の書き込みは、半導体レーザLDにより感光体
706を露光走査して行なわれ、これにより、感光体7
06上に電荷の画像パターンが作られる。
【0058】次に、本装置における製本原稿モードの場
合の基本的な操作手順について説明する。 (1)製本原稿読み取りモード選択;「装置がシート原
稿モード」になっている場合には、製本原稿キー99−
2を押下して、「製本原稿モード」を選択する。 (2)複写モードセット;コピー形式選択:独立ペー
ジまたは見開きページ選択。編集・加工選択:ソー
ト、両面、消去、基準、ページ限定、表面排紙の選択。
ページ数設定:(必須)複写ページ数、開始左右ペー
ジを入力。その他の設定:複写機能(変倍、用紙選
択、文字、写真、濃度、置数)の設定。 (3)製本原稿セット;原稿トレイを開ける。本の
セット:本を原稿台上に綴じ部左端・手前基準で搭載、
右表紙を左押え板で挾持、左表紙を右押え板で挾持、本
の複写開始ページを開く。原稿トレイを閉める(セッ
ト動作により原稿台が上昇し、ページ上面を平坦にす
る)。 (4)複写;複写開始:スタートキー99−41を押
下して、複写工程を開始。複写終了:設定ページ数の
自動ページめくり/複写。 (5)製本原稿取り出し;原稿トレイ開放指示:製本
原稿トレイセットスイッチ30−8を押下して、原稿台
を下降し開放許可。原稿トレイを開ける。本の取り
外し:解除レバーを引いて、左右表紙の挾持解除、本の
取り出し。原稿トレイを閉める。
【0059】次に、本装置の本・シート原稿読み取り装
置TPS(Turn the Page Scanne
r)システムの動作(TPS動作モード)について説明
する。
【0060】(1)読み取りモード;製本原稿読み取
り:サブ第1ミラー(切換えミラー222)を解除し、
下側蛍光灯を点灯し、左H/P(ホームポジション)に
てシェーディング補正後に、キャリッジ(走査ユニット
200)を右方向に走査して、見開き製本原稿を一度に
読み取り、F/M(フレームメモリ)に格納する。シ
ート原稿読み取り:サブ第1ミラーを挿入し、上側蛍光
灯を点灯し、左H/Pにてシェーディング補正後に、キ
ャリッジを右方向に走査してシート原稿を読み取り、F
/M(フレームメモリ)に格納する。
【0061】(2)リターンモード;ページめくり:
製本原稿読み取りモードで、高圧のバイアスを印加し、
読み取りめくりユニットを左方向に走査して、めくりロ
ーラが見開き製本原稿の右端部に達した時点で停止し、
めくりローラを上昇させ、0.5sec.後に、キャリ
ッジを左方向に走査する。読み取りセンサ画像より、見
開き製本原稿の右端部と上端部を検出し、初回のページ
吸着位置と主走査方向の画像有効範囲を算出する。ま
た、ページめくり時に、ページ搬送路のセンサ(ページ
めくりセンサ214)により見開き製本原稿の右端部と
左端部位置を検出し、副走査方向の画像有効範囲を算出
する。ユニットリターン:シート原稿読み取りモード
で、読み取りめくりユニット(走査ユニット200)を
左方向に走査する。
【0062】(3)ホーミングモード;通常の電源投入
時、原稿台を下降させ、キャリッジから退避させる。キ
ャリッジを走査して中央H/P位置にセットする。
【0063】(4)前走査モード;左H/Pにキャリッ
ジを走査して、シェーディング補正、読み取り開始に備
える。
【0064】(5)後走査モード;リターン動作終了
後、キャリッジを走査して中央H/Pにセットし、原稿
台を下降させてキャリッジから退避させ、製本原稿の取
り出しを可能とする。
【0065】次に、図29に基づいてTPSシステムを
説明する。このシステムは、本・シート原稿読み取り装
置(TPS:Turn thePage Scanne
r)の原稿読み取り画像を電子写真方式のプリンタで出
力するシステムであって、原稿を読み取るスキャナ部5
00と、画像を形成するプリンタ501とを有し、スキ
ャナ部500は原稿をめくり走査して読み取る読み取り
キャリッジ(走査ユニット)200を有する。この走査
ユニット200は、原稿画像を読み取るCCD(電荷結
合素子)を有する画像読み取り板(SBC)101と、
この画像読み取り板101からのアナログ画像信号の処
理からA/D変換までを行うVPU(Video Pr
ocessing Unit)102と、蛍光灯及びそ
のインバータ電源、ヒータ、サーミスタ、ファン、ソレ
ノイド等の負荷系の信号線と電源ラインの配線を中継す
る部分502とを有する。この部分502とVPU10
2はそれぞれ独立のフレキシブルケーブルでIPU10
3と接続されている。
【0066】IPU(Image Processni
g Unit;画像処理装置)103はコネクタにより
着脱可能で読み取り画像信号を記憶するためのDRAM
モジュールからなるフレームメリ104を備え、IPU
103内のマイクロコンピュータは走査ユニット200
を走査するためのステッピングモータや原稿台駆動用D
Cモータ等の負荷をモータ駆動回路503を介して制御
すると共にセンサからの信号を取り込む。プリンタ50
1は、複写のモード制御、操作部99のキー信号の取り
込み及び表示制御を行うメイン制御部と、複写タイミン
グ制御を行うシーケンス制御部とからなるメイン制御板
107を有し、メイン制御部及びシーケンス制御部、操
作部99の各マイクロコンピュータは互いにシリアル通
信でコマンドの送受信を行う。メイン制御板107はプ
リンタ501の作像に係わるセンサ類の入力、モータ、
ソレノイド、クラッチ等の制御を行って画像形成のシー
ケンス制御を行う。
【0067】図30に、このTPSの原稿読み取り画像
を電子写真プリンタに複写出力する装置のデータフロー
ブロックを示す。本システムは、TPSの画像読み取り
部と画像データ処理部、画像形成部に大きく分けられ
る。TPSの走査読み取りめくりユニット(キャリッ
ジ)右端部に配置した画像読み取り板101には、CC
D(電荷結像素子)を備え、VPU(Video Pr
ocessing Unit)102で、IPU(Im
age Processnig Unit;画像処理装
置)103からの基準信号に基づきCCDに駆動信号発
生と、CCDのアナログデータ出力信号の補正からデジ
タル変換までを行う。クロック及び主走査方向のゲート
信号に同期した各ドット8ビットの読み取り画像データ
を約7.5MHzの速度でIPU103に出力し、この
IPU103で、VPU102からの画像データの変倍
等の加工処理や電子写真の高画質処理を行う。IPU1
03の最終処理では、画像データのγ補正を含む階調処
理を行い、書き込みに適した各ドット4ビットのビデオ
データに変換してその処理データをフレームメモリ10
4に蓄積する。
【0068】このTPSでは、本原稿の読み取り走査速
度90mm/sec.、シート原稿の読み取り走査速度
120mm/sec.、作像速度180mm/sec.
と、その読み取り走査速度と作像速度とに差があるの
で、その速度バッファ用にA3サイズ1ページ分のフレ
ームメモリ104を用いている。また、製本原稿に接触
して読み取り走査するため、リピートコピー時には、こ
のフレームメモリ104より画像データを複数回繰り返
して読み出して出力すればよく、このフレームメモリ1
04はリピートコピー時の原稿保護に対して有効とな
る。さらに、製本原稿の見開きの左右ページを独立にプ
リントするページ連写では、1回の走査読み取りでフレ
ームメモリ104を用いて左右頁の画像を分割すること
ができるので、TPSは画像形成部を構成するレーザプ
リンタ501の画像書き込みとの同期走査や再度の助走
がいらない。
【0069】更に、このフレームメモリ104は、IP
U103の速度対応性により各ドット4ビット構成のフ
レームメモリ104をIPU103より後段に配置し、
IPU103による画像処理後の書き込みデータをフレ
ームメモリ104に格納することにより、各ドット8ビ
ットの読み取り画像データに対してフレームメモリ10
4の容量を半分にする。
【0070】TPSのフレームメモリ104の容量は4
00dpiの画像データでA3サイズ1ページ分の12
8Mビットであり、DRAMによって構成される。IP
U103からフレームメモリ104への画像データ入力
は、画像データの2ドット分をパラレルに行い、約3.
8MHzの速度で順次入力する。一方、フレームメモリ
104からの画像データ出力は、同じく画像データの2
ドット分をパラレルに行ない、約7.5MHzの速度で
IPU103から送られるクロック及び主走査方向、副
走査方向のゲート信号に同期させてメイン制御板107
に順次出力する。更に、読み取り画像データを他のシス
テム機器、例えば、プリンタやワークステーションに転
送するための汎用SCSIインターフェースを備えてい
る。
【0071】メイン制御板107では、フレームメモリ
104によりプリンタの画像形成速度に合わせて高速に
出力された画像データを約15MHzのシリアルデータ
に結合し、FIFO(First In First
Out)を用いて、更に主走査方向に高速化し、約18
MHzの書き込みクロックに同期させる。その各ドット
4ビットの画像データを発光時間データにパルス幅変調
し、LD(LaserDiode)105のコントロー
ラにPWMデータで書き込みクロックに同期させて送信
する。LDコントローラはLDドライバを備え、LD1
05を発光させて感光体を露光走査して作像する。
【0072】IPU103は、TPSの読み取りめくり
ユニット(走査ユニット200)の走査制御も行い、シ
ート原稿読み取り時、及び製本原稿読み取りは、読み取
りめくりユニットを走査速度90mm/sec.で等速
走査し、71から141%までのズームを含む変倍時に
は、その1.41から0.71倍の線速で読み取りキャ
リッジ200を走査する。また、読み取りめくりユニッ
トを走査開始位置に戻すリターン時、及び製本原稿のペ
ージめくり時には、227mm/sec.の速度でスキ
ャナのステッピングモータ(スキャナモータ106)を
駆動する。
【0073】原稿端部の画像検知回路は、IPUに配置
され、主走査方向の画像変倍処理前の画素データをサン
プリングして判別する。検出の開始、終了は、IPUの
マイクロコンピュータにより指示され、副走査方向検出
は、読み取りめくりユニットの走査位置によりマイクロ
コンピュータが管理し、主走査方向検出は、主走査方向
の画素カウンタをマイクロコンピュータが参照する。そ
して、その検出位置より、上記ページ吸着位置、主走査
方向画像範囲をマイクロコンピュータが算出する。
【0074】次に、製本原稿動作タイミングについて説
明する。図31及び図32に、本装置の製本原稿モード
の複写動作タイミングを示す。プリントキー(スタート
キー99−41)の押下からの初期モードでは、画像に
よる端部検知を実施している。図31及び図32は、連
続複写モードの途中で、ページ収納位置による端部検知
を実施している。各モードの製本原稿のページサイズは
A4サイズで、製本原稿の見開き2ページをキャリッジ
1回の走査で連続して読み取り、前記フレームメモリ内
にA3サイズ分の読み取りデータを記憶し、各出力モー
ドに応じてフレームメモリよりデータを読み出して作像
し、転写紙に記録する。
【0075】図31は、A3サイズの転写紙に見開き出
力し、製本原稿に対して1部の複写を行う1to1複写
モードである。図32は、A4サイズの転写紙に読み取
り左右ページをそれぞれ別の転写紙に独立ページ毎に出
力し、同じく製本原稿に対して1部の複写を行う1TO
1複写モードである。
【0076】操作パネル99の複写開始を指示するスタ
ートキー99−41をオンすると、走査ユニット200
を走査するためのスキャナモータ106を正転方向へ駆
動し、中央部に位置している走査ユニット200を右方
向(読み取り開始方向)へ移動し、先ず、ページの初回
めくりの端部位置を検出する。次に、図16の本原稿モ
ード動作タイミングにおいて、キャリッジ(走査ユニッ
ト200)を左端部の読み取り開始方向へ高速で移動す
る。キャリッジが左側ホームポジションの読み取り開始
位置へ移動すると、スキャナモータ106を正転方向へ
駆動し、蛍光灯201,202を点灯させて製本原稿の
読み取り走査を開始する。
【0077】IPU103内のマイクロコンピュータ
は、見開き製本原稿の左頁端部地点から原稿画像として
処理し、読み取り副走査方向の有効画像領域信号SFG
ATEを発生する。また、IPU103内のマイクロコ
ンピュータは、この有効画像領域信号SFGATEによ
ってフレームメモリ104のデータ書き込み信号メモリ
Wを操作し、データ書き込み範囲を制御する。
【0078】読み取り走査を終了すると、復動のページ
めくり走査に入り、前述の初回はページ収納及び排出位
置による画像有効範囲の確定後に画像形成を開始する。
また、2回目以降は、前回検出のページ収納位置により
算出した画像有効範囲で読み取り走査終了直後に画像形
成を開始する。
【0079】ページ範囲の検出は、ページめくり時に、
ページガイド板へのページ挿入と排出タイミングによ
り、見開き最上位のページ位置をスキャナモータ106
の制御アドレスから検出し、見開き製本原稿綴じ部中央
地点を算出し、独立ページ出力モード時の第2の画像の
基準位置や、見開き出力モード時で読み取った画像を転
写紙の中央に形成する場合等に用いる。
【0080】プリンタ側の副走査方向の有効画像領域信
号PFGATEによってフレームメモリ104のデータ
読み出し信号メモリRを操作し、プリンタに同期してデ
ータを画像出力する。また、ページめくり時には見開き
製本原稿のページ端部をページセンサで繰り返し検出す
る。以上の行程の繰り返しにより、自動的に製本原稿の
ページをめくりながら製本原稿の見開きページ複写を行
う。
【0081】図32は、独立ページ毎に出力する1TO
1複写モードを示しており、読み取りモード時は、図3
1の場合と同様のタイミングで動作し、ページめくり時
の画像出力では、連続して搬送される転写紙に合わせて
二つのPFGATEによってフレームメモリ104のデ
ータ読み出し信号メモリRを操作し、製本原稿のページ
毎のデータを画像出力する。製本原稿右ページの画像デ
ータは、フレームメモリ104のアドレスカウンタをP
FGATEによってマスクして停止させることにより、
製本原稿の左ページの第1の画像に連結した画像データ
を第2のPFGATE信号により転写紙間隔を持って読
み出される。
【0082】本装置は、吸着ローラの変位による製本原
稿ページの吸着・分離方式に対して安定したページめく
り動作を行う。この方式は、ページ先端部のみを吸着し
て上方に変位させページ収納部へと導くため、その吸着
位置が重要となる。以上の通り、製本原稿のページめく
り走査時にページ収納センサで製本原稿のページ端部を
検出し、ページめくりの繰り返しにより変化する製本原
稿のページ端部に対する吸着・分離の動作位置を決定す
る。つまり、ページ収納位置データより走査終了側のペ
ージ端部を検出し、ページめくり走査時の吸着ローラの
上昇位置を決定し、常にページの同一量を吸着・分離す
るように制御する。
【0083】次に、読み取り画像・副走査方向における
本原稿端部検知について説明する。図33に、本発明の
画像読み取り方式での読み取りセンサによる見開き本原
稿の右端部検出のデータを示す。検出された本原稿のエ
ッジ部は、見開きサイズB4の場合、副走査方向位置で
中央セット位置(中央ホームポジション)よりおよそ1
80mmの位置である。画像読み取り走査後の頁めくり
走査時に、原稿台外枠部位置から検出を開始し、最初に
原稿台外枠部、次に黒色の原稿台部を読み取る。ある原
稿本においては右表紙部内側と頁エッジ部の段差を読み
取り、次に最上位頁の余白部である地肌濃度を読み取
り、一般に十数ミリの余白の後に画像を検出する。その
副走査方向に連続するデータとしきい値とを比較して、
余白部の始まりを検出し、その位置を頁端部と判別す
る。
【0084】本原稿の副走査方向端部の検出は、読み取
りセンサの特定画素による読み取り情報の副走査方向へ
の変化により行う。主走査方向の特定画素は本原稿載置
基準が手前側で最小原稿サイズに対応するため、装置手
前のCCD基準より64mmの1024画素目を図34
に示すカウンタ300と、データラッチ回路301によ
り主走査ライン毎にサンプリングする。その読み取り8
ビットデータの上位4ビットデータをデジタルコンパレ
ータ回路302により検出のしきい値と比較する。この
しきい値はマイクロコンピュータより設定される。D−
F/F回路303,304で判断データを遅延し、アン
ド回路305により、読み取りセンサの特定画素のデー
タがしきい値より大きい値が副走査方向に3画素続いた
場合に検知信号を発生し、コントローラに知らせる。端
部検出のための読み取りは、走査右端部の黒色の本原稿
台又は台の外枠部より左方向へ走査を開始し、コントロ
ーラは、検出開始のリセット信号を解除する。表紙又は
紙のエッジによる主走査方向に連続する縞模様部分が検
出され、本原稿最上位頁端部より右頁上の画像情報がラ
ンダムに検出される。ほとんどの本の地肌は白色で、一
般に本原稿端部から十数ミリの枠部は文字や画像はな
い。そのため、そのしきい値以上に白い均一色が発生し
た時点で頁の余白部と検知する。判定には、主走査方向
に複数のセンサ出力を用いれば精度を上げることができ
る。また、判定画素数を本例の連続3画素より増やした
り、システムや適応原稿に合わせてその比較のしきい値
を変えても効果的である。以上の結果、図33の本原稿
端部の読み取り例の場合は、本原稿端部はホームポジシ
ョンから180mmの地点と検出される。
【0085】中央綴じ部基準でセットされた本原稿サイ
ズによりその画像先後端が変化する。また、見開き頁に
よりその頁位置が変わり、綴じ部によりその頁長さも変
化する。本原稿の副走査方向端部の検出は、本装置では
頁めくりのための頁吸着位置の算出に用いている。他の
実施例においては、本原稿読み取り走査時に原稿台左側
部分から同様に見開き本原稿頁左端部をも検出できる。
本原稿の副走査方向端部の検出は、本原稿における副走
査方向の画像有効範囲を決定するのに用い、例えば複写
に際しては、その転写紙上の画像位置を決定するレジス
トに用いる。さらには、範囲外画像を自動で消去処理し
てむだな黒べた画像を防止する。また、ファイルシステ
ム等に応用した場合は、そのデータを減らし、メモリ量
を節約する。
【0086】次に、読み取り画像の主走査方向における
本原稿端部検知について説明する。図35に、本発明の
画像読み取り方式での読み取りセンサによる見開き本原
稿の上端部検出のデータを示す。検出された本原稿のエ
ッジ部は、見開きサイズB4の場合、主走査方向位置で
手前セット基準位置よりおよそ270mmの位置であ
る。画像読み取り走査後の頁めくり走査停止時の頁吸
着、上昇位置で、原稿台外枠部位置から手前方向に検出
を開始し、最初に黒色の原稿台外枠部、次に黒色の原稿
台部を読み取る。ある原稿本においては右表紙部内側を
読み取り、次に最上位頁の余白部である地肌濃度を読み
取り、一般に十数ミリの余白の後に画像を検出する。そ
の主走査方向に連続するデータとしきい値とを比較し
て、余白部の始まりを検出し、その位置を頁端部と判別
する。
【0087】図36に本原稿の主走査方向端部の検出回
路を示す。読み取りセンサの主走査1ラインの読み取り
データの変化により行う。見開き本原稿は、図37
(a)に示すように、本原稿台上に綴じ部左端を合わせ
て、中央手前にセットして固定する。本原稿載置基準が
手前側で、奥側の原稿台方向より検出するため、ある主
走査方向のデータを1ライン分のFILO(ファースト
イン・ラストアウト)306を用いて逆順に並び変え
る。データラッチ回路307により主走査ライン毎にサ
ンプリングし、その読み取り8ビットデータの上位4ビ
ットデータをデジタルコンパレータ回路308により検
出しきい値と比較する。このしきい値はコントローラよ
り設定される。D−F/F回路309,310で判断デ
ータを遅延し、アンド回路311により、読み取りセン
サの特定画素のデータがしきい値より大きい値が主走査
方向に3画素続いた場合に検知信号を発生し、主走査方
向の画素を数えるカウンタ312をゲート回路としての
OR回路313でマスクして停止させ、そのカウンタ値
をコントローラに知らせる。端部検出のための読み取り
は、奥側の黒色の本原稿台又は台の外枠部より手前方向
へ行い、上記と同様に本原稿の頁地肌の発生を検出す
る。この検出は、主走査方向の検出はコントローラが走
査制御を行わず処理時間がとれる頁吸着のためのユニッ
ト走査停止時に行われ、コントローラは検出時にリセッ
ト信号を解除する。
【0088】本原稿の主走査方向端部の検出は、比較的
不定形サイズが多い本原稿における主走査方向の画像有
効範囲を決定するのに用い、例えば複写に際してはその
範囲外画像を自動で消去処理して、むだな黒べた画像を
防止する。また、ファイルシステム等に応用した場合
は、そのデータを減らし、メモリ量を節約する。以上、
本実施例では読み取り画像によるページの端部位置検出
を図34,36に示すような回路を用いて行っている
が、IPUを制御するCPUに画像データを取り込み、
しきい値と比較する方式で行えば、処理のハードウェア
コストが不要となる。また、複数画素のデータによる検
出やしきい値の変化などで、検出の精度向上も図れる。
【0089】次に、頁センサによる副走査方向の本原稿
端部検知について説明する。初回の頁めくり以降の頁端
部検出は、頁めくり搬送路の頁センサ(透過型)を用い
て最上位頁の端部位置を正確且つ安定に算出する。本装
置は、原稿の表紙を本原稿台に固定しているため、本原
稿の走査時のズレは少ない。また、本原稿は、、1頁の
頁めくりによる位置の変位は極めて少ない傾向を持つ。
本装置では、頁の検出に、図38に示すように、透過型
の頁センサ315を用いている。頁センサ315は、上
側の頁搬送ガイド316の上に発光素子として発光ダイ
オード315a、下側の頁搬送ガイド317の下に受光
素子としてフォトダイオード315bを備える構成とな
っている。頁搬送ガイド316,317には穴部316
a,317aが設けられ、発光ダイオード315a及び
フォトダイオード315bが頁搬送部の検出位置の鉛直
方向に対して斜めに配置されている。このため、本原稿
の頁収納により発生した紙粉はセンサ部に溜らず、下方
に落ちる。1頁分離後の頁を検出する方式であるため、
原稿を選ばず、検出精度もバラツキで1mm以内と極め
て高い。また、頁めくり時の未収納、未排出の頁ジャム
検知センサにもこの頁センサ315を共用している。
【0090】図14に示す走査ユニット200は、見開
き本原稿BOの読み取り後に、左方向に走査されて本原
稿BOの頁めくりを行う。本原稿BOの最上位の右頁端
部がめくりベルト208に吸着され、走査ユニット20
0の走査が一旦停止するとともにめくりベルト208が
上昇してめくり頁が頁搬送路の方向へと導かれる。走査
ユニット200がさらに左方向に走査され、めくり頁が
頁搬送路に収納されて頁先端が走査ユニット200の外
に出る。めくり頁の軌跡は上昇しためくりベルト208
に沿って常にほぼ一定であってそのメカレイアウトによ
り決定される。頁センサ315は、めくり頁を頁搬送路
からなるめくり頁収納部の入り口近傍に配置され、本原
稿のめくり頁を検知する。IPU103内のマイクロコ
ンピュータは、頁センサ315がめくり頁を検知するめ
くり頁収納開始検知タイミング、すなわち、めくり頁収
納部のめくり頁収納検知位置での走査ユニット200の
位置より、めくり頁が本原稿上にあった時のめくり頁の
右端部位置を算出する。従って、1頁分離後の頁端部を
検出することにより、見開き本原稿BOのめくり開始方
向(本装置では右)の頁端部位置が正確且つ確実に検出
され、本原稿BOの画像有効範囲の後端、及び本原稿B
Oは1頁の頁めくりによる位置の変位は極めて小さいた
め、次回の頁めくり位置を算出して補正する。
【0091】上記算出結果による頁吸着位置の制御は以
下のように行う。本装置は、めくりベルト208と頁右
端を接触させて持ち上げる吸着幅を40mm程度として
いる。めくり頁収納部における本原稿BOのめくり頁の
収納検知タイミングが目標タイミングより早い場合、そ
の吸着幅が目標の40mmより大きいため、見開き本原
稿BOのめくり開始方向の頁端部の吸着、上昇タイミン
グを早い方向に変位させる。例えば、検出位置が距離に
して2mm分早い時、吸着幅は42mmと推定され、次
回の頁吸着位置は2mm分だけ走査ユニット200のア
ドレスで右側に変更処理する。一方、めくり頁収納部に
おける本原稿BOのめくり頁の収納検知タイミングが目
標タイミングより遅い場合、その吸着幅が目標の40m
mより小さいため、見開き本原稿BOのめくり開始方向
の頁端部の吸着、上昇タイミングを遅い方向に変位させ
る。その結果、頁吸着幅が一定に制御され、不めくりや
多数枚めくりのめくりミス、本原稿の破損が防止され、
安定した繰返し動作が行われる。
【0092】めくり頁収納部へのめくり頁収納終了後
に、走査ユニット200がさらに左方向に走査される
と、見開き本原稿は中央綴じ部でめくり頁が拘束される
ため、めくり頁が綴じ部で引っ張られながらめくり頁搬
送路からU字型の軌跡を描いて排出される。このめくり
頁排出の軌跡もめくり頁搬送路と押さえローラ281a
に沿って常にほぼ一定となる。IPU103内のマイク
ロコンピュータは頁センサ315によるめくり頁収納部
の本原稿めくり頁排出開始検知タイミング、すなわちめ
くり頁収納部の本原稿めくり頁排出開始検知タイミング
での走査ユニット200の位置より、めくり頁が本原稿
左上に乗るべき右端部位置を頁収納センサ315の出力
信号から算出する。
【0093】IPU103内のマイクロコンピュータ
は、上記算出された本原稿の右端部と左端部との間の有
効画像範囲の開始位置アドレスAと終了位置アドレスB
より、その中央位置が本原稿の見開き頁の綴じ部となる
ので、その中央綴じ部アドレスCを以下のように算出す
る。 C=(A+B)/2 これにより、一度に読み取った見開き本原稿画像の複写
の際の頁振分の基準位置が得られる。また、見開き本原
稿の中央綴じ部画像は陰や歪みが起こり易いので、IP
U103内のマイクロコンピュータはその位置の画像を
確実に消去する。さらに、IPU103内のマイクロコ
ンピュータは頁独立出力時の右頁レジストをその算出し
た中央綴じ部アドレスCを用いて行う。
【0094】以上のように、見開き本原稿はその頁めく
りの繰返しによって最上位の見開き頁位置が変位する
が、1頁の頁めくりによるその変位は極めて小さい。ま
た、10頁のめくりの繰返しにおける位置ズレは1mm
以下であるため、画像位置(複写レジスト)のズレは少
ない。従って、本原稿頁吸着位置の算出は、頁めくり走
査の繰返し複数回、例えば10頁のめくり動作に対し1
回行い、その位置データを更新することにより、走査ユ
ニット200の本原稿頁端部の算出処理と時間が低減さ
れる。
【0095】次に、本原稿の読み取り又は出力の最終ペ
ージを指示する停止手段としての終了シートに付いて説
明する。本実施例における終了シート400は、図39
に示すように、A5版より少し大きいサイズの縦150
mm、横230mmのシート状に樹脂材料で形成されて
おり、紙とほぼ同じ位の弾性を有して製本のページ群と
共に自在に湾曲するようになっている。終了シート40
0の右側は、黒ベタ部400aとなっており、この部分
がページ位置よりはみ出すようにページに挟んでセット
される。最大のページサイズであるA4サイズの製本原
稿の場合、ページ横の長さは210mmであり、ページ
間に挟んだときに終了シート400が少なくともページ
より20mmはみ出す。さらに少サイズの製本原稿では
このはみ出し幅が大きくなる。黒ベタ部400aは原稿
台と同様の黒色で、前述の初回のページめくり位置の検
出の際、ページ右端部の位置検出をし易くしている。ま
た、終了シート400の左側は、印刷部400bとなっ
ており、終了シート400の使用方法とその図示が記載
されている。
【0096】終了シート400のセットは、複写に先立
ち以下の手順でオペレータが行う。製本原稿モードに
て、製本原稿トレイを引き出し、左右の原稿台に複写す
る製本原稿をその表紙を挟んでセットする。終了シート
400は複写を終了したいページに挟んでセットする。
例えば、見開き右ページの1ページから100ページま
でを指定する場合、100ページはみひらき左ページ、
101ページは見開き右ページとなる。この100ペー
ジと101ページの間に終了シート400を挟んでセッ
トする。複写開始ページを開いて、左右のページ高さが
ほぼ平坦になるように、ページの高さを調節して製本原
稿トレイを閉める。前述の複写モードを設定してプリン
トキーを押下すれば、読み取りとページめくりの動作が
開始される。図37は原稿トレイにセットした製本原稿
BOに終了シート400をセットした状態を示してい
る。
【0097】本発明の画像形成装置には、ページめくり
動作の可否を判断する機能が備えられている。その方法
は、前述のページの収納を行うページガイド227,2
28部分にページの有無を検知するページセンサ214
を備え、めくり走査時に規定の走査ユニット200の位
置でそのページセンサ214のページ検知の有無により
判別している。ページが検知されない場合は、不めくり
又は最終ページと判別する。また、このページセンサ2
14は、この不めくり検知の他、上記ページ端部位置の
検出に用いており、ページが排出終了される、走査ユニ
ット200が最左端に到達したときにページ有りにて、
綴じ部のはがれなど異常として検出している。本装置
は、厚紙のページなどめくれない時や、最終ページでめ
くるべきページがない場合に不めくり検知で停止する。
また、偶発的にめくれない場合があるため、めくり走査
時に不めくりを検知すると、再度右端へ移動してめくり
動作を以降3回繰り返す。
【0098】終了シート400による停止の動作を以下
に説明する。ページ画像読み取りとページめくりを繰返
し、ページめくりにより終了シート400を挟んだペー
ジになると、見開き左右ページを読み取り後、めくり動
作に入る。しかし、終了シート400の端部がページよ
り右側にはみ出しており、前回と同様のめくり位置で
は、終了シート400がめくりベルト208の位置より
右側にオーバーした状態で吸着しようとするので、ペー
ジガイド227,228に収納できずめくれない。めく
り動作は前述のように繰り返すが、めくれないため、不
めくりによる検出動作に入る。検出は、図37(a)に
示すように、主走査方向の奥側からの画像変化を調べ
る。少サイズのページの時は最初に原稿台の黒部が検出
され、次に右ページ画像が検出される。そして主走査方
向のほぼ中央部からの黒画素が連続して検出された場合
に、終了シートとして判断し、前述のように動作の停
止、ガイダンスを行う。一方、終了シート400が検知
されない場合には、通常の不めくりとして処理される。
終了シート400をページ間に挟み、コピーページ設定
の入力操作部により、「開始〜終了ページ」又は「ペー
ジ枚数」を確定して複写し、設定した終了ページ前に終
了シートを検出した場合には、不めくりと画像検知によ
り同様に終了シートを判別して同様に動作を停止し、
「セッテイページヨリマエニ シュウリョウシートガア
リマス」と警告のガイダンスを行う。終了シートモード
で複写したにも拘らず、予め終了シートがページ間に挟
まれていない場合は、原稿の最終ページまで終了シート
が検知されず、前述のように原稿野最終ページまで動作
を繰返し、最終ページの不めくり検知により動作を停止
し、「サイシュウページデス」と警告のガイダンスを行
う。
【0099】上記実施例では、終了シートモードを指定
するキー入力手段を設けた例を説明したが、特にそれを
設けない他の実施例について説明する。「開始〜終了ペ
ージ」又は「ページ枚数」の数値入力を行わず、プリン
トキーにより動作を開始させた場合には、終了シートモ
ードとして終了シートがある位置までの読み取りとペー
ジめくりを繰返し、動作を停止する。また、終了シート
がない場合には、本原稿の最終ページにて動作を停止す
る。図13の開始左右ページの設定フローにおいて、ペ
ージ数入力が無い状態で複写を開始し、終了シートでの
停止動作に移るフローを示す。
【0100】次に、終了シート400の他の実施例につ
いて説明する。終了シート400の全部、あるいはめく
り位置に該当する右半分の部分を本原稿のページ紙より
も硬質の樹脂材料で構成する。サイズは縦150mm、
横150mmで、上記実施例にものに比べて横幅が小さ
くなっている。この硬質の終了シート400の場合は、
同じく終了ページに挟む場合に、ページ端部からはみ出
す必要はなく、ページ端にほぼ揃うセット状態でよい。
硬質の終了シート400の場合の動作は、めくり動作に
よって終了シート400を吸着して持ち上げようとして
も、終了シート400が本原稿の紙のように屈曲しない
ため、吸着されずに不めくりとなる。以後同様に停止処
理が行われる。本実施例において、終了シート400の
左半分は本原稿とともに湾曲するように構成すれば、読
み取りとページめくりの接触走査を阻害しない。
【0101】
【発明の効果】請求項1又は5記載の発明によれば、本
原稿の読み取り又は出力の最終ページを指示する停止手
段を設ける構成としたので、原稿のページ数が不明の場
合でも、所望する最終ページを指定することができ、オ
ペレータの操作性の向上を図ることができる。また、上
記停止手段を、読み取り及びページめくりの動作を終了
させたい位置に挟むシート状に形成したので、最終ペー
ジを、ページ数を考慮することなく単に挟むという簡単
な操作で確実に指定することができ、操作性の容易化及
び迅速化を図ることができる。また、数値入力による制
御ではなく物理的に物を挟むという極めて単純な構成で
あるので、コストアップ来すことなく最終ページの確実
な指定を行うことができる。また、上記停止手段を、本
めくり構成によってはめくれない構成としたので、指定
した最終ページにおける動作停止を確実に行うことがで
きる。
【0102】請求項2又は5記載の発明によれば、上記
停止手段を、読み取り及びページめくりの動作を終了さ
せたい位置に挟むシート状に形成するとともに、少なく
ともその一部が本原稿のサイズより大きい構成としたの
で、最終ページに挟んだ場合に必ず本原稿よりはみ出す
ことになり、その位置で不めくりが生じて動作を確実に
停止させることができる。
【0103】請求項3又は5記載の発明によれば、上記
停止手段を、読み取り及びページめくりの動作を終了さ
せたい位置に挟むシート状に形成するとともに、本原稿
のページ紙と同じ程度の弾性を有して本原稿のページ紙
とともに自在に湾曲する構成としたので、本原稿のペー
ジ群が歪んでもそれに追従し、よって読み取りとページ
めくりの接触走査を阻害しないようにすることができ
る。請求項4又は5記載の発明によれば、上記停止手段
を、読み取り及びページめくりの動作を終了させたい位
置に挟むシート状に形成するとともに、本原稿のページ
紙よりも硬質の素材で形成する構成としたので、めくり
動作において停止手段が屈曲しないので、その位置で不
めくりが生じて動作を確実に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本原稿画像形成装置の操作・表示部の全体図で
ある。
【図2】従来からの本原稿画像形成装置のコピーページ
設定の入力操作部を示す部分図である。
【図3】本発明の本原稿画像形成装置のコピーページ設
定の入力操作部を示す部分図である。
【図4】本発明の本原稿画像形成装置の本原稿複写中及
び待機中の一般的なガイダンス表示を示す図である。
【図5】本発明の本原稿画像形成装置のシート原稿コピ
ー中の一般的なガイダンス表示を示す図である。
【図6】本発明の本原稿画像形成装置のガイダンス表示
例を示す図である。
【図7】本発明の本原稿画像形成装置のページ数設定時
のガイダンス表示を示す図である。
【図8】本発明の本原稿画像形成装置の終了シート設定
時、及びコピー中の一般的なガイダンス表示を示す図で
ある。
【図9】本発明の本原稿画像形成装置のページ設定移行
時のガイダンス表示の遷移を示す図である。
【図10】本発明の本原稿画像形成装置のコピーページ
設定の選択のフローチャートである。
【図11】本発明の本原稿画像形成装置のページ数の設
定のフローチャートである。
【図12】本発明の本原稿画像形成装置のコピー形式選
択のフローチャートである。
【図13】本発明の本原稿画像形成装置の開始左右ペー
ジの設定のフローチャートである。
【図14】本発明の本原稿画像形成装置の本・シート原
稿読み取り装置(TPS)の全体的な構成を示す概略断
面図である。
【図15】上記TPSにおける走査ユニットの駆動機構
を示す概略平面図である。
【図16】上記走査ユニットの概略断面図である。
【図17】上記走査ユニットにおけるめくりベルト駆動
機構の概略側面図である。
【図18】上記TPSにおける上記走査ユニットの頁め
くり上げ動作を示す走査ユニットの要部の概略断面図で
ある。
【図19】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの左頁画像読み取り位置での遷移図
である。
【図20】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁画像読み取り完了位置での遷
移図である。
【図21】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ開始位置での遷移
図である。
【図22】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ途中の遷移図であ
る。
【図23】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁めくり上げ終了位置での遷移
図である。
【図24】上記走査ユニットの頁めくり動作モード時に
おける走査ユニットの右頁排出途中の遷移図である。
【図25】上記TPSにおけるキャリッジの構成の概略
説明図である。
【図26】上記走査ユニットの読み取り光学系の構成の
概略説明図である。
【図27】上記走査ユニットの読み取り光学系における
サブ第1ミラーの駆動装置を示す斜視図である。
【図28】本発明の本原稿画像形成装置の画像形成部の
構成を示す概略図である。
【図29】上記TPSの原稿読み取り画像を電子写真方
式のプリンタに複写出力するシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図30】上記TPSの原稿読み取り画像を電子写真方
式のプリンタに複写出力する装置のデータフローブロッ
クを示すブロック図である。
【図31】上記TPSの見開きページ出力・1TO1複
写モードにおける製本原稿モード動作タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図32】上記TPSの独立ページ出力・1TO1複写
モードにおける製本原稿モード動作タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図33】上記TPSの副走査方向における本原稿端部
の読み取りデータを示す図である。
【図34】上記TPSの副走査方向における本原稿端部
の画像検知回路図である。
【図35】上記TPSの主走査方向における本原稿端部
の読み取りデータを示す図である。
【図36】上記TPSの主走査方向における本原稿端部
の画像検知回路図である。
【図37】上記TPSの本原稿端部の検知方向と終了シ
ートのセット状態を示す図で、(a)は平面図、(b)
は原稿台省略の正面図である。
【図38】上記TPSの透過型頁センサの構成及び配置
状態を示す概要断面図である。
【図39】上記TPSの終了シートを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
400 停止手段としての終了シート BO 本原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 B42D 9/04 G03B 27/58 - 27/64

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本原稿の画像を読み取り、該本原稿のペー
    ジをめくる本原稿画像の読み取り装置において、 上記本原稿の読み取りの最終ページを指示する停止手段
    を有し、該停止手段はシート状部材であって、本原稿の
    読み取り最終ページ又は最終ページの次のページに挟ん
    でセットされ、且つ、本装置のめくり動作によりめくれ
    ない性質を有し、該停止手段により読み取り及びページ
    めくりの動作を停止することを特徴とする本原稿画像の
    読み取り装置。
  2. 【請求項2】上記停止手段は少なくとも一部が本原稿の
    サイズより大きいことを特徴とする請求項1記載の本原
    稿画像の読み取り装置。
  3. 【請求項3】上記停止手段は本原稿とともに湾曲する素
    材で形成されていることを特徴とする請求項1記載の本
    原稿画像の読み取り装置。
  4. 【請求項4】上記停止手段は本原稿のページ紙より硬質
    の素材で形成されていることを特徴とする請求項記載
    の本原稿画像の読み取り装置。
  5. 【請求項5】本原稿画像の読み取り装置により本原稿の
    画像を読み取り、読み取りページの画像を出力する画像
    形成装置において、 上記本原稿画像の読み取り装置が、請求項1ないし4の
    うちの何れか1つに記載の本原稿画像の読み取り装置で
    あることを特徴とする画像形成装置。
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