JP3434059B2 - 石綿セメント管の補強方法 - Google Patents

石綿セメント管の補強方法

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管等に用いられる
石綿セメント管の補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石綿セメント管は、軽量で加工性がよく
安価である反面、鉄管に比して強度が低く、破損し易い
という性質がある。特に、布設後多くの年数を経ると、
土壌や地下水等により、浸食されて管体の厚さが減少
し、強度が著しく低下することがある。
【0003】このようになると、路面の振動あるいはガ
スや水道工事等により埋設されている石綿セメント管が
堀り出された際に、脆弱部が折損して溢水事故等を引起
こす原因となる。
【0004】このような事故を未然に防止するために
は、管体の脆弱部を補強する必要があるが、折損箇所は
半割円筒形の補強用継手や金具等により比較的容易に修
復可能であるが、脆弱部を簡単かつ強固に補強するのは
困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来は石綿
セメント管に脆弱部が発見されたときには、直管1本の
布設替えを行ったり、他種の強靱な管と交換しており、
その際には管の埋設箇所を広範囲に掘削したり、新管を
手配したりしなければならず、工事が大規模となって多
くの工数や工期を要し、工事費が嵩む。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、管体の脆弱部等に補強シートを密着状に
巻付けることにより、容易に脆弱部の強度を高めるよう
にした石綿セメント管の補強方法を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、石綿セメント管の損傷部又は脆弱部の外
周面に、防水シートを巻付けた後、この防水シートの外
周面に繊維強化プラスチックよりなる補強シートを所定
厚さとなるように接着しながら巻き付け、巻付けられた
前記補強シートの表面をラッピングシートにより覆い、
常温もしくは加熱によって繊維強化プラスチックを硬化
させ、前記補強シートの硬化後においてラッピングシー
トを除去するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】上記課題を解決するため、本発明は、石綿
セメント管の損傷部又は脆弱部の外周面に、硬化性コー
ティング剤を塗布した後、このコーティング層の外周面
に繊維強化プラスチックよりなる補強シートを所定厚さ
となるように接着しながら巻き付け、巻付けられた前記
補強シートの表面をラッピングシートにより覆い、常温
もしくは加熱によって繊維強化プラスチックを硬化さ
せ、前記補強シートの硬化後においてラッピングシート
を除去するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】本発明によると、使用中の石綿セメント管はセ
メント質であるという理由で、その表面が湿気を帯びて
おり、プラスチック材との接着が困難であるが、前処理
として石綿セメント管の損傷部や脆弱部等に防水シート
を巻付ける。その後、繊維強化プラスチックよりなる補
強シートを防水シートの表面に接着しながら巻き付ける
ことにより、補強シートによる強力な補強が達成され
る。さらに、本発明にあっては、補強シートの硬化前に
おいてラッピングシートを用いて補強シートを覆ってや
ることにより、土やほこり等の表面付着を効果的に防止
できることになる。
【0012】防水シートの代りに硬化性のコーティング
剤を塗布し、このコーティング層の表面に補強シートを
巻回すると、強力な補強が達成されるばかりか、補強作
業も簡単なものとなる。さらに、本発明にあっては、補
強シートの硬化前においてラッピングシートを用いて補
強シートを覆ってやることにより、土やほこり等の表面
付着を効果的に防止できることになる。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1(A)〜(C)は、本発明を工程順に
示すものであって、まず(A)の工程では、埋設された
石綿セメント管1を掘出したのち、表面に付着している
土砂や水分を除去し、損傷部や脆弱部に裏面に接着剤が
塗布されたナイロン又はポリエステルフィルム等の防水
シート2を巻付けて止水処理を施す。
【0017】次いで(B)に示すように、上記防水シー
ト2の表面に、厚さが0.2mm〜0.3mm程度のグラス
クロスまたはロービングクロスに粘着性の液状のポリエ
ステル樹脂等を含浸させて形成された繊維強化プラスチ
ックよりなる補強シート3を複数回巻付ける。なお、ガ
ラス製の繊維に代えて、カーボン、ボロン、ケブラー等
の繊維を使用することもできる。また、ポリエステル樹
脂、フェノール樹脂等を使用することもできる。
【0018】この際、予めグラスクロス又はロービング
クロスとポリエステル樹脂等により、所定厚さ(例えば
5mm)のシート状の補強シート3に予備成形し、これを
防水シート2の表面に接着しながら巻付けてもよい。
【0019】ついで、補強シート3の表面をローラ等に
よりしごいて脱泡し、防水シート2に密着させたのち、
(C)に示すように、補強シート3の表面にポリエステ
ルフィルム等のラッピングシート4を巻付ける。
【0020】この状態で、所定時間放置するか、又は適
宜の加熱手段によりラッピングシート4の表面を加熱し
て、補強シート3中のポリエステル樹脂を硬化させたの
ち、ラッピングシート4を除去すれば、補強シート3は
石綿セメント管1の外周面に一体的に固着し、脆弱部が
強固に補強される。
【0021】上記実施例では、防水シート2を用いて止
水処理を施しているが、図2に示されるように適宜の硬
化性のコーティング剤を石綿セメント管1の外周面に塗
布し、その硬化を待ってから、コーティング層5の外周
面に補強シート3を直に巻付けるようにしてもよい。
【0022】このようにすると、防水シート2やそれを
巻回する工程を省略しうるので、経済的となる。
【0023】なお、補強箇所が広範に及び、補強シート
3の幅が不足する場合には、図3に示すように、補強シ
ート3を下位と上位のものとをオーバーラップさせなが
ら所定厚さとなるまで、防水シート2またはコーティン
グ層5上に複数回巻付けるようにするのがよい。このよ
うにすると、互いの補強シート3が一体化し、補強力が
増す。
【0024】以上説明したように、本発明によれば、管
の損傷部や脆弱部の補強を繊維強化プラスチックにより
なる補強シート3により容易に行うことができるため、
従来のように直管1本を布設替えしたり、他種管等に交
換したりする必要がなく、管代が節約されるとともに、
工数や工期も短縮するので工事費が安価となる。
【0025】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、次に記載する効果が得られる。
【0027】(a)請求項1の発明によれば、使用中の
石綿セメント管はセメント質であるという理由で、その
表面が湿気を帯びており、プラスチック材との接着が困
難であるが、前処理として石綿セメント管の損傷部や脆
弱部等に防水シートを巻付ける。その後、繊維強化プラ
スチックよりなる補強シートを防水シートの表面に接着
しながら巻き付けることにより、補強シートによる強力
な補強が達成される。さらに、本発明にあっては、補強
シートの硬化前においてラッピングシートを用いて補強
シートを覆ってやることにより、土やほこり等の表面付
着を効果的に防止できることになる。
【0028】
【0029】(c)また防水シートを用いるため、管を
完全に乾燥させる手間が省けるので、工事が短縮化す
る。
【0030】(d)請求項2の発明によれば、防水シー
トの代りに硬化性のコーティング剤を塗布し、このコー
ティング層の表面に補強シートを巻回すると、強力な補
強が達成されるばかりか、補強作業も簡単なものとな
る。さらに、本発明にあっては、補強シートの硬化前に
おいてラッピングシートを用いて補強シートを覆ってや
ることにより、土やほこり等の表面付着を効果的に防止
できることになる。
【0031】
【0032】
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を工程順に示し、(A)は防水シートの
巻回工程、(B)は補強シートの巻回工程、(C)はラ
ッピングシートの巻回工程を示すものである。
【図2】本発明を工程順に示し、(A)はコーティング
剤の巻回工程、(B)は補強シートの巻回工程、(C)
はラッピングシートの巻回工程を示すものである。
【図3】補強シートの他の巻回例を示す要部の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 石綿セメント管 2 防水シート 3 補強シート 4 ラッピングシート 5 コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 9/08 F16L 57/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石綿セメント管の損傷部又は脆弱部の外
    周面に、防水シートを巻付けた後、この防水シートの外
    周面に繊維強化プラスチックよりなる補強シートを所定
    厚さとなるように接着しながら巻き付け、巻付けられた
    前記補強シートの表面をラッピングシートにより覆い、
    常温もしくは加熱によって繊維強化プラスチックを硬化
    させ、前記補強シートの硬化後においてラッピングシー
    トを除去するようにしたことを特徴とする石綿セメント
    管の補強方法。
  2. 【請求項2】 石綿セメント管の損傷部又は脆弱部の外
    周面に、硬化性コーティング剤を塗布した後、このコー
    ティング層の外周面に繊維強化プラスチックよりなる補
    強シートを所定厚さとなるように接着しながら巻き付
    け、巻付けられた前記補強シートの表面をラッピングシ
    ートにより覆い、常温もしくは加熱によって繊維強化プ
    ラスチックを硬化させ、前記補強シートの硬化後におい
    てラッピングシートを除去するようにしたことを特徴と
    する石綿セメント管の補強方法。
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