JP3434013B2 - テールゲートリフト装置の駆動源配置構造 - Google Patents

テールゲートリフト装置の駆動源配置構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、トラック等の荷役車
両の荷台後端部に設置されるテールゲートリフト装置に
おいて、シリンダへ作動流体を供給する駆動源の配置構
造を改良したテールゲートリフト装置の駆動源配置構造
に関する。 【0002】 【従来の技術】トラック等の荷役車両にあっては、荷役
後端部での荷役作業能率を高めるために、テールゲート
を昇降可能とするテールゲートリフト装置が設置された
ものがある。 【0003】このようなテールゲートリフト装置は、例
えば実開昭61− 51239号公報に記載されたように、取付
ブラケットを介して一対の支柱が立設され、テールゲー
トを枢支するスライドが上記支柱の長手方向に沿ってス
ライド可能に設けられ、ワイヤの基端部が上記支柱に固
定され、他端部が上記スライダに固定され、上記支柱内
に収納されたシリンダ装置のピストンロッド端部にプー
リが設置され、上記ワイヤがこのプーリに巻き掛けられ
たものである。 【0004】従って、シリンダ装置のピストンロッドの
進退運動によって、プーリ及びワイヤを介し、テールゲ
ートが支柱の長手方向に沿い昇降する。 【0005】上記テールゲートリフト装置のシリンダ装
置へ作動油を供給するポンプユニットは、例えば特公昭
63−2816号公報に記載のように、車両の荷台下方に設置
され、テールゲートリフト装置とは別体に構成されるも
のが一般的である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
のように、テールゲートリフト装置とパワーユニットと
が別体構成であると、両者の取付が煩雑となり、取付時
間が増大してしまう。 【0007】しかも、テールゲートリフト装置のシリン
ダ装置とパワーユニットとを連結する作動油給排用の配
管長さが長くなってしまうので、テールゲート装置とパ
ワーユニットとの車両への取付がより一層煩雑化すると
共に、作動油の管路抵抗が増大して、効率が低下してし
まう虞れがある。 【0008】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、駆動源をテールゲートリフト装置にユニ
ット化して取付を容易にし、効率を向上させることがで
きるテールゲートリフト装置の駆動源配置構造を提供す
ることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は、車両1の荷
台2の後端部に配置され、取付ブラケット13、14を
介して断面略矩形状の一対の支柱12が立設されるとと
もに、それぞれの支柱12には、テールゲート11を枢
支するスライダ16が上記支柱12の長手方向にスライ
ド自在に配設され、このスライダ16と上記支柱12
が、索条ガイド19に巻き掛けられた索条18にて連結
され、上記索条ガイド19がシリンダ装置17A、17
Bのピストンロッド32端部に設置され、この索条ガイ
ド19の往復動により上記索条18を介して、上記テー
ルゲート11を上記支柱12に対し昇降可能とするテー
ルゲートリフト装置10において、上記シリンダ装置1
7A、17Bに作動流体を供給する駆動源20を前記取
付ブラケット14に配置し、該取付ブラケット14を荷
台2に取着するに際し、上記取付ブラケット13、14
が、車両1の荷台2に沿って配置され、一対の支柱12
を両端部に固着するメイン取付ブラケット13と、車両
1の荷台2の両側に配設された側面アオリ3に沿って配
置され、上記各支柱12に固着してこの支柱12の立設
状態を保持するサブ取付ブラケット14とを有してな
り、このサブ取付ブラケット14に上記駆動源20を配
置したものである。 【0010】 【0011】 【0012】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係るテールゲートリフト装
置の索条テンショナの第1実施例が適用されたテールゲ
ートリフト装置を備えるトラックを示し、(A)がその
後背面図であり、(B)が平面図である。図2は、図1
のテールゲートリフト装置を示し、図5のII−II線に沿
う断面図である。図3は、図2の要部を拡大して示す拡
大断面図である。図4は、図5のIV−IV線に沿う断面図
である。図5は、図2のテールゲートリフト装置の平面
図である。図6は、図5の要部を拡大して示す拡大断面
図である。図7(A)は、図3の VIIA −VIIA線に沿う
断面図である。図8は、図3の要部を拡大して示す拡大
断面図である。図9は、図2のテールゲートリフト装置
の電気配線図である。図10(A)は、図2のテールゲ
ートリフト装置の油圧回路図を示し、図10(B)は、
図10(A)のマニュアルバルブ装置を示す構成図であ
る。図11は、図2のテールゲートリフト装置における
ガイドローラの変形例を示す断面図である。 【0013】図1及び図12に示すように、テールゲー
トリフト装置10は、荷役車両としてのトラック1の荷
台2の後端部に設置される。このテールゲートリフト装
置10は、テールゲート11を一対の支柱12に沿って
鉛直方向に昇降させ、図示しない荷物を荷台2へ積み降
ろす荷役作業を容易化するものである。 【0014】上記テールゲートリフト装置10は、図2
〜図3に示すように、前記テールゲート11及び支柱1
2、並びにメイン取付ブラケット13、サブ取付ブラケ
ット14、ガイドレール15、スライダ16、シリンダ
装置17A及び17B、索条としてのワイヤ18、索条
ガイドとしてのプーリ19並びに駆動源としてのポンプ
ユニット20を有して構成される。 【0015】メイン取付ブラケット13は、トラック1
の荷台2に沿い車両幅方向に配置されたものであり、こ
の両端部に一対の支柱12が立設状態でそれぞれ固着さ
れる。また、サブ取付ブラケット14は側面視ほぼ三角
形状であり、トラック1の荷台2の両側に配設された側
面アオリ3に沿い、メイン取付ブラケット13に立設状
態で一体に固着される。このサブ取付ブラケット14
は、更に支柱12に固着されて、この支柱12の立設状
態を保持する。 【0016】一対の支柱12は、荷台2の上方から下方
へ沿って延在され、断面略矩形状に構成される。この支
柱12の下端部にサポートプレート30Aが掛け渡され
て、支柱12の立設状態が補強される。サポートプレー
ト30Aは断面略コ字形状であり、このサポートプレー
ト30Aにサポートカバー30Bが固着される。上記ガ
イドレール15は、各支柱12において、長手方向全長
に渡り固着される。それぞれのガイドレール15には、
内側(車両中央側)にガイドスリット21が長手方向全
長に渡り形成される。 【0017】上記スライダ16は、図5に示すように断
面ほぼL字形状を有し、二つのスライダ16によってテ
ールゲート11を開閉可能に枢支する。テールゲート1
1は、開状態では、図2及び図5の実線矢印に示すよう
にトラック1の荷台2と平行に保持可能とされ、閉状態
では、図2の一点鎖線に示すように、荷台2に対し直角
に立設可能とされる。このテールゲート11の閉状態
で、テールゲート11の先端に固着された係止爪22
が、支柱12の上端の係止フック23に係合して、テー
ルゲート11の閉状態が保持されて、このテールゲート
11が荷台2の後部扉となる。 【0018】また、スライダ16には、図4における上
下部一対のローラシャフト24が固着され、各ローラシ
ャフト24に第1ガイドローラ25が回転自在に支持さ
れる。ローラシャフト24がガイドレール15のガイド
スリット21に挿通され、第1ガイドローラ25がガイ
ドレール15における車両前後方向の内面上を転動可能
に設けられる(図3)。また、図4に示すように、スラ
イダ16の車両幅方向外側に、断面コ字形状のローラプ
レート26がボルト固定され、このローラプレート26
の図4における上下部に第2ガイドローラ27が回転自
在に支持される。この第2ガイドローラ27は、ガイド
レール15における車両幅方向外側の内面上を転動可能
に設けられる。スライダ16は、上記第1ガイドローラ
25及び第2ガイドローラ27によって、ガイドレール
15に沿い横振れすることなく、スライド自在に構成さ
れる。 【0019】更に、スライダ16にはクッションラバー
28が固着される。このクッションラバー28は、テー
ルゲート11の閉状態で、テールゲート11の係止爪2
2が係止フック23に係止された時、テールゲート11
によって若干圧縮され、その復元力により、上記係止爪
22と係止フック23とをがたつきなく係合させる。ま
た、スライダ16にはワイヤ固定片29が固着され、こ
のワイヤ固定片29にワイヤ18の先端部が固定され
る。 【0020】前記シリンダ装置17A、17Bは、一対
の支柱12内にそれぞれ収納されボルト固定される。こ
れらのシリンダ装置17A、17Bのピストンロッド3
2の先端にプーリ固定ブラケット33が固着される。こ
のプーリ固定ブラケット33の先端は、図7(A)に示
すように二又形状であり、このプーリ固定ブラケット3
3の先端部に前記プーリ19が回転自在に支持される。
プーリ19は、図6に示すように、支柱12の断面略矩
形状の対角線上に配置される。このプーリ19にワイヤ
18が、図3の上方から巻き掛けられる。 【0021】プーリ固定ブラケット33には、その先端
部、つまりワイヤ18が巻き掛けられた側に、ガイド部
材としてのワイヤガード34が取付けられる。このワイ
ヤガード34は、図7に示すように断面コ字形状であ
り、ボルトによりプーリ固定ブラケット33に固定され
る。このワイヤガード33によって、ワイヤ18がたる
んだ場合にもこのワイヤ18がプーリ19から外れるこ
とがないよう考慮されている。 【0022】ワイヤ18は、前述のように、その先端部
がスライダ16のワイヤ固定片29に固定され、プーリ
19に巻き掛けられ、その基端部がワイヤテンショナ3
5を介して、支柱12に支持される。 【0023】このワイヤテンショナ35は図8に示すよ
うに、弾性体としてのコイルスプリング36、検出装置
としてのワイヤテンションスイッチ37及び作動片38
を備えて構成される。ワイヤ18の基端部は、支柱12
の内面に固着された挿通ピース39に挿通され、2個の
ナット(ダブルナット)40が取付けられる。このダブ
ルナット40が挿通ピース39に当接して、ワイヤ18
の基端部が挿通ピース39から抜け外れることが防止さ
れる。 【0024】コイルスプリング36の一端はワイヤ18
の基端部に係止され、多端はサポートカバー30Bに固
定される。このコイルスプリング36の付勢力によっ
て、ワイヤ18が常時引張状態に保持され、ワイヤ18
のたるみが防止される。また、作動片38は、ダブルナ
ット40に挟持される。更に、ワイヤテンションスイッ
チ37は、支柱12の下端内面に固着されて、常閉接点
41(図9)と、この常閉接点41を開作動させるスイ
ッチレバー42とを備える。 【0025】つまり、ワイヤテンションスイッチ37で
は、ワイヤ18に作用する張力が減少して、ワイヤ18
の基端部がコイルスプリング36により図8の下方へ引
っ張られて移動した時、この移動により作動片38がス
イッチレバー42を押圧して、常閉接点41が開作動さ
れる。この結果、後述の如くギヤポンプ46を回転駆動
させるモータ43が停止されて、シリンダ装置17A及
び17Bへの作動油の供給が遮断され、テールゲート1
1の下降が停止される。 【0026】一方、前記ポンプユニット20は図3に示
すように、モータ43及びタンク44がマニホールド4
5を介して一体化されたものであり、マニホールド45
にギヤポンプ46及びチェックバルブ装置47が内蔵さ
れる。ポンプユニット20は、モータ43に順次電気的
に接続されたリレー装置48及び制御盤49と共に、一
対のサブ取付ブラケット14のうちの一方に設置され
る。ギヤポンプ46は、モータ43の正逆回転によりそ
れぞれ正方向、逆方向に回転駆動される。ポンプユニッ
ト20のタンク44に、作動流体としての作動油が充填
される。 【0027】モータ43の正逆回転によりそれぞれ正逆
方向に回転駆動されるギヤポンプ46によって、チェッ
クバルブ装置47並びに後述の第1配管50A、第2配
管50B、第3配管50C及び第4配管50Dを介し、
2本のシリンダ装置17A及び17Bへ作動油が供給さ
れる。これにより、シリンダ装置17A、17Bのそれ
ぞれのピストンロッド32が同期して進退運動し、ピス
トンロッド32先端のプーリ19が昇降して、ワイヤ1
8を介しスライダ16がガイドレール15に沿って昇降
し、テールゲート11が上昇或いは下降する。 【0028】図9に示すように、制御盤49のアップ側
スイッチ51AをON操作するとトラック1のバッテリ
52からの電気がリレー装置48のアップ側リレーコイ
ル53Aへ流れて、このリレーコイル53Aを励磁し、
アップ側リレー接点54Aが閉じてポンプユニット20
のモータ43が正転する。これにより、ギヤポンプ46
が正転して、作動油がシリンダ装置17A及び17Bへ
流れ、ピストンロッド32が進出してテールゲート11
が上昇する。 【0029】また、制御盤49のダウン側スイッチ51
BをON操作すると、バッテリ52からの電気がリレー
装置48のダウン側リレーコイル53Bへ流れて、この
リレーコイル53Bを励磁し、ダウン側リレー接点54
Bが閉じて、ポンプユニット20のモータ43が逆転す
る。これにより、ギヤポンプ46が逆転して作動油がシ
リンダ装置17A及び17Bへ流れ、ピストンロッド3
2が後退してテールゲート11が下降する。 【0030】ダウン側スイッチ41BのON操作時に、
前述の如くワイヤテンションスイッチ37の常閉接点4
1が開作動されると、リレー装置48のダウン側リレー
コイル53Bの励磁が中止されてダウン側リレー接点5
4Bが開き、モータ43の逆転が停止してギヤポンプ4
6の逆転が停止し、作動油の供給が遮断されて、シリン
ダ装置17A及17Bにおけるピストンロッド32の下
降が停止されて、テールゲート11の下降が停止する。 【0031】尚、制御盤49は、制御盤ボックス49A
内に脱着可能に収納され、制御盤ボックス49A内にお
いても、また取り出した任意の場所においても、テール
ゲート11の上下操作が可能である。 【0032】ギヤポンプ46からのシリンダ装置17A
及び17Bへの作動油の流れを、図10に示す油圧回路
10Aを用いて説明する。ポンプユニット20における
チェックバルブ装置47は、両端部にアップ側チェック
バルブ55及びダウン側チェックバルブ56を、中央部
にスプール57を備えたものである。従って、このチェ
ックバルブ装置47は、作動油の供給により、上記アッ
プ側チェックバルブ55或いはダウン側チェックバルブ
56のいずれか一方の開作動時にスプール57が移動し
て、他方のダウン側チェックバルブ56或いはアップ側
チェックバルブ55を開作動するものである。 【0033】ポンプユニット20では、タンク44とギ
ヤポンプ46とがアップ側第1流路58及びダウン側第
1流路59などによって接続される。ギヤポンプ46と
チェックバルブ装置47のアップ側チェックバルブ55
とがアップ側第2流路60によって、また、ギヤポンプ
46とチェックバルブ装置47のダウン側チェックバル
ブ56とがダウン側第2流路61によってそれぞれ接続
される。チェックバルブ装置47のアップ側チェックバ
ルブ55は、アップ側第3流路62によって第1配管5
0Aに接続され、また、チェックバルブ装置47のダウ
ン側チェックバルブ56は、ダウン側第3流路63によ
って第2配管50Bに接続される。上記アップ側第3流
路62にはバイパス流路64が分岐される。また、図1
0中の符号65はブローバルブである。 【0034】一方、シリンダ装置17Aは、その下室6
6が第1配管50Aに接続され、上室67がシリンダ装
置17Bの下室68に第3配管50Cを介して接続され
る。シリンダ装置17Bの上室69には、第2配管50
Bが接続される。第4配管50Dは、ポンプユニット2
0のバイパス流路64に接続されるとともに、ジョイン
ト70を介して第3配管50Cに接続される。このバイ
パス配管64にはマニュアルバルブ71が配設されて、
このマニュアルバルブ71の手動操作により、アップ側
第3流路62と第4配管50Dとが連通可能とされる。 【0035】ここで、上記シリンダ装置17Aの内径
は、シリンダ装置17Bの内径より大径に設定される。
つまり、シリンダ装置17Aの上室67から排出され
て、第3配管50Cを介しシリンダ装置17Bの下室6
8へ供給される作動油の体積によって、シリンダ装置1
7Bのピストン61が、シリンダ装置17Aのピストン
31と同一の移動量となるように、シリンダ装置17
A、17Bのそれぞれの内径が設定される。 【0036】シリンダ装置17Aの上室67或は第3配
管50Cにエア抜きバルブ72が配設される。このエア
抜きバルブ72によって、シリンダ装置17Aへの作動
油充填時にシリンダ装置17Aの上室67内の空気が排
出され、或いは作動油の温度上昇により膨張した作動油
が排出される。 【0037】更に、ポンプユニット20内においてアッ
プ側第3流路62とダウン側第3流路63との間にマニ
ュアルバルブ装置73が配設される。このマニュアルバ
ルブ装置73は、図10(B)に示すように、手動操作
により、アップ側第3流路62とダウン側第3流路63
とを直接タンク44に接続する流路74と、ダウン側第
3流路63をサーマルバルブ75を介してタンク44に
接続する流路76とを備えるものである。流路74側に
切換え操作することによって、ギヤポンプ46の停止時
にもシリンダ装置17A及び17Bのピストンロッドの
進退運動を可能とし、テールゲート11を手動にて昇降
可能とする。また、流路76側に切換え操作することに
より、作動油の温度上昇によって膨張した作動油が、シ
リンダ装置17Bの上室69からタンク44へ排出され
る。 【0038】マニュアルバルブ71を閉操作した後ギヤ
ポンプ46の正転によって、図10の実線矢印に示すよ
うに、タンク44からフィルタ77を経、アップ側第1
流路58を経て、ギヤポンプ46へ作動油が供給され
る。このギヤポンプ46により昇圧された作動油は、ア
ップ側第2流路60を介してチェックバルブ装置47の
アップ側チェックバルブ55側へ流れ、アップ側第3流
路62を経て第1流路50Aへ圧送されると同時に、チ
ェックバルブ装置47のスプール57を移動して、ダウ
ン側チェックバルブ56を開作動する。 【0039】第1配管50Aに圧送された作動油はシリ
ンダ装置17Aの下室66へ導かれて、このシリンダ装
置17Aのピストンロッド32を上昇させるとともに、
シリンダ装置17Aの上室67内の作動油が第3配管5
0Cを経てシリンダ装置17Bの下室68へ圧送され、
このシリンダ装置17Bのピストンロッド32をシリン
ダ装置17Aと同期して上昇させる。このとき、シリン
ダ装置17Bの上室69内の作動油は、第2配管50B
及びダウン側第3流路63を経て、開作動されたチェッ
クバルブ装置47のダウン側チェックバルブ56を通り
ギヤポンプ46へ戻される。こうして、ワイヤ18及び
スライダ16を介してテールゲート11が上昇する。 【0040】マニュアルバルブ71を閉操作した後ギヤ
ポンプ46の逆転によって、図10の破線矢印に示すよ
うに、フィルタ77及びダウン側第1流路59を経て、
タンク44内の作動油がギヤポンプ46へ導かれる。作
動油は、ギヤポンプ46にて昇圧されて、ダウン側第3
流路61からチェックバルブ装置47のダウン側チェッ
クバルブ56へ至り、スプール57を介してアップ側チ
ェックバルブ55を開作動させると同時に、ダウン側第
3流路63を経てシリンダ装置17Bの上室69へ圧送
される。これにより、シリンダ装置17Bのピストンロ
ッド32が下降する。このとき、シリンダ装置17Bの
下室68内の作動油は、第3配管50Cを経てシリンダ
装置17Bの上室67へ至り、下室66の作動油は、第
1配管50A及びアップ側第3流路62を経てチェック
バルブ装置47のアップ側チェックバルブ55へ至り、
ギヤポンプ46へ戻される。こうして、シリンダ装置1
7Aのピストンロッド32が、シリンダ装置17Bのピ
ストンロッド32と同期して下降し、テールゲート11
が下降する。 【0041】シリンダ装置17A及び17Bへの作動油
の充填は、当初シリンダ装置17A及び17Bのそれぞ
れのピストン31を最下位置に設定し、エア抜きバルブ
72を閉操作し、マニュアルバルブ71を開操作する。
こうして、モータ43を駆動してギヤポンプ46を正転
させ、第1配管50A並びに第3配管50C及び第4配
管50Dを介して、シリンダ装置17Aの下室66及び
上室67、並びにシリンダ装置17Bの下室68へ作動
油を供給する。次に、ギヤポンプ46を停止し、マニュ
アルバルブ71を閉操作し、エア抜きバルブ72を開操
作して、シリンダ装置17Aの上室67内の空気を抜き
取る。その後、再びエア抜きバルブ72を閉操作し、マ
ニュアルバルブ71を開操作してギヤポンプ46を正転
させ、作動油を供給する。上述の操作を複数回繰り返し
て、シリンダ装置17Aの下室66及び上室67並びに
シリンダ装置17Bの下室68及び上室69内に作動油
を充填する。 【0042】シリンダ装置17A及びシリンダ装置17
Bへの作動油の充填後、作動油が漏洩して不足したとき
には、マニュアルバルブ71を開操作してギヤポンプ4
6を正転させることにより、シリンダ装置17Aの上室
67及びシリンダ装置17Bの下室68へ適正量の作動
油が供給される。これにより、シリンダ装置17A及び
17Bのそれぞれのピストンロッド32が同期して同一
量移動し、テールゲート11の傾きが防止される。 【0043】シリンダ装置17A及び17Bへの作動油
の充填後、作動油の温度が上昇した時には、作動油が膨
張して体積が増大する。この時、通常、マニュアルバル
ブ装置73が流路62側に設定されているので、マニュ
アルバルブ装置73のサーマルバルブ75が開作動し
て、作動油がタンクへ戻される。更に、エア抜きバルブ
72を開操作して、過剰な作動油を排出する。これによ
り、シリンダ装置17Bのピストンロッド32がシリン
ダ装置17Aのピストンロッド32よりも大きく移動し
てテールゲート11が傾くことが防止される。 【0044】上記実施例によれば、図6に示すように断
面ほぼ矩形状の支柱12内に収納されたプーリ19が、
支柱12のほぼ矩形断面の対角線上に配置されたことか
ら、プーリ19を大径化して、このプーリ19に巻き掛
けられたワイヤ18を長寿命化できる。 【0045】また、プーリ19が支柱12のほぼ矩形断
面の対角線上に配置されたので、プーリ19を大径化し
ても支柱12の断面形状を大きくする必要がない。この
ため、支柱12をコンパクト化でき、トラック1の荷台
2における荷物の積み下し作業を容易化できる。 【0046】更に、図7(A)に示すようにプーリ19
がワイヤガード34に覆われたことから、プーリ19に
巻き掛けられたワイヤ18がワイヤテンショナ35によ
ってもその撓みが吸収されないときに、このワイヤ18
はワイヤガード34によってプーリ19から外れること
がないので、損傷が防止される。 【0047】また、図3に示すシリンダ装置17A及び
17Bの作動によるテールゲート11の下降過程でこの
テールゲート11が障害物に接すると、その下降が停止
される。また、トラック1の荷台2への荷物積載時と空
車時には車高が変化し、荷物積載時においては、シリン
ダ装置17A及び17Bによるテールゲート11の下降
過程でテールゲート11が大地に接した時点で、このテ
ールゲート11の下降が停止されてしまうことがある。
このように、テールゲート11の下降が停止されるとワ
イヤ18が弛んで、このワイヤ18の基端部がワイヤテ
ンショナ35のコイルスプリング36の付勢力によって
引っ張られて、図3及び図8における下方へ移動する。
このとき、作動片38がワイヤテンションスイッチ37
のスイッチレバー42を押圧してこのワイヤテンション
スイッチ37の常閉接点41を開作動し、シリンダ装置
17A及び17Bへの作動油の供給を停止するので、こ
のシリンダ装置17A及び17Bのピストンロッド32
の下降が停止されて、ワイヤ18の撓みが防止される。
この結果、ワイヤ18がプーリ19から外れて他部品管
に噛み込まれたり擦れたりすることが防止され、ワイヤ
18の健全性を確保できる。 【0048】更に、テールゲートリフト装置10のサブ
取付ブラケット14の一方にポンプユニット20が配置
されたので、このポンプユニット20とテールゲートリ
フト装置10とをユニット化できる。このため、テール
ゲートリフト装置10とポンプユニット20とのトラッ
ク1への取付を簡単に実施できる。 【0049】また、ポンプユニット20をトラック1の
車体に設置した場合に比べ、テールゲートリフト装置1
0のシリンダ装置17A及び17Bとポンプユニット2
0とを接続する第1配管50A、第2配管50B及び第
4配管50Dのそれぞれの長さを短く設定できる。この
結果、作動油の流路抵抗が減少して効率を向上させるこ
とができる。 【0050】また、ポンプユニット20の作動を制御す
るリレー装置48及び制御盤49が、ポンプユニット2
0が設置されたと同一のサブ取付ブラケット14に、こ
のポンプユニット20に接近して設置されたので、ポン
プユニット20とリレー48とを接続する配線も短く設
定できる。 【0051】尚、上記実施例では、索条がワイヤ18で
あり、索条ガイドがプーリ19の場合を述べたが索条を
チェーンとし、索条ガイドを歯車としてもよい。 【0052】また、支柱12内に図3、図5及び図6に
示すようにインナレール78を配置して、シリンダ装置
17A及び17Bのそれぞれのピストンロッド32の昇
降時に、上記インナレール78によりプーリ19の昇降
を案内してもよい。このインナレール78によって、プ
ーリ19が支柱12内で、ピストンロッド32の軸回り
に回転することが確実に防止される。 【0053】更に、上記実施例では、スライダ16にロ
ーラプレート26を介して第2ガイドローラ27を設置
するものを述べたが、図11に示すように、第1ガイド
ローラ79の軸長を長くして、ガイドレール15の車両
幅方向外側の内面に当接できるようにし、ローラプレー
ト26及び第2ガイドローラ27を削除してもよい。つ
まり、この第1ガイドローラ79がガイドレール15の
内面において、車両前後方向両面及び車両幅方向外面に
当接し、スライダ16のスライド時における上記両方向
の横振れを防止できるようにしても良い。 【0054】また、図3の2点鎖線及び図7(B)に示
すように、ワイヤ固定ブラケット33Aの両側部がワイ
ヤ18側へ延在され、この両側部にガイド部材としての
断面略ロ字形状の挿通ガード部33Bが形成されていて
も良い。この挿通ガード部33Bにワイヤ18が挿通さ
れて、ワイヤ18の弛みによるプーリ19からの外れが
防止される。 【0055】 【発明の効果】以上のように、この発明に係るテールゲ
ートリフト装置の駆動源配置構造によれば、駆動源をテ
ールゲートリフト装置にユニット化して取付を容易に
し、かつ効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、この発明に係るテールゲートリフト装
置の駆動源配置構造の第1実施例が適用されたテールゲ
ートリフト装置を備えるトラックを示し、(A)がその
後背面図であり、(B)が平面図である。 【図2】図2は、図1のテールゲートリフト装置を示
し、図5のII−II線に沿う断面図である。 【図3】図3は、図2の要部を拡大して示す拡大断面図
である。 【図4】図4は、図5のIV−IV線に沿う断面図である。 【図5】図5は、図2のテールゲートリフト装置の平面
図である。 【図6】図6は、図5の要部を拡大して示す拡大断面図
である。 【図7】図7(A)は、図3のVIIA-VIIA 線に沿う断面
図であり、図7(B)は図3のVIIB-VIIB 線に沿う断面
図である。 【図8】図8は、図3の要部を拡大して示す拡大断面図
である。 【図9】図9は、図2のテールゲートリフト装置の電気
配線図である。 【図10】図10(A)は、図2のテールゲートリフト
装置の油圧回路図を示し、図10(B)は、図10
(A)のマニュアルバルブ装置を示す構成図である。 【図11】図11は、図2のテールゲートリフト装置に
おけるガイドローラの変形例を示す断面図である。 【図12】図12は、図1(A)及び(B)に示すトラ
ックの斜視図である。 【符号の説明】 10 テールゲートリフト装置 11 テールゲート 12 支柱 13 メイン取付ブラケット 14 サブ取付ブラケット 16 スライダ 17A、17B シリンダ装置 18 ワイヤ 19 プーリ 20 ポンプユニット 29 ワイヤ固定片 32 ピストンロッド 33 プーリ固定ブラケット 34 ワイヤガード 35 ワイヤテンショナー 36 コイルスプリング 37 ワイヤテンションスイッチ 38 作動片 40 サブモータ 44 タンク 46 ギヤポンプ 50A 第1配管 50B 第2配管 50C 第3配管 50D 第4配管 80 テールゲートリフト装置 83A、83B 固定プーリ 87、88 ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 力 埼玉県行田市藤原町1丁目14番地1 株 式会社ショーワ埼玉本社工場内 (72)発明者 石島 正知 埼玉県行田市藤原町1丁目14番地1 株 式会社ショーワ埼玉本社工場内 (72)発明者 関川 新介 埼玉県行田市藤原町1丁目14番地1 株 式会社ショーワ埼玉本社工場内 (72)発明者 花谷 隆考 埼玉県和光市中央1丁目4番地1号 株 式会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−128035(JP,A) 実開 平2−59043(JP,U) 実開 昭61−51239(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両1の荷台2の後端部に配置され、取
    付ブラケット13、14を介して断面略矩形状の一対の
    支柱12が立設されるとともに、それぞれの支柱12に
    は、テールゲート11を枢支するスライダ16が上記支
    柱12の長手方向にスライド自在に配設され、このスラ
    イダ16と上記支柱12が、索条ガイド19に巻き掛け
    られた索条18にて連結され、上記索条ガイド19がシ
    リンダ装置17A、17Bのピストンロッド32端部に
    設置され、この索条ガイド19の往復動により上記索条
    18を介して、上記テールゲート11を上記支柱12に
    対し昇降可能とするテールゲートリフト装置10におい
    て、 上記シリンダ装置17A、17Bに作動流体を供給する
    駆動源20を前記取付ブラケット14に配置し、該取付
    ブラケット14を荷台2に取着するに際し、 上記取付ブラケット13、14が、車両1の荷台2に沿
    って配置され、一対の支柱12を両端部に固着するメイ
    ン取付ブラケット13と、車両1の荷台2の両側に配設
    された側面アオリ3に沿って配置され、上記各支柱12
    に固着してこの支柱12の立設状態を保持するサブ取付
    ブラケット14とを有してなり、このサブ取付ブラケッ
    ト14に上記駆動源20を配置した ことを特徴とするテ
    ールゲートリフト装置の駆動源配置構造。
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