JP3433812B2 - 車両の従動輪差動制限装置 - Google Patents

車両の従動輪差動制限装置

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JP3433812B2
JP3433812B2 JP29223692A JP29223692A JP3433812B2 JP 3433812 B2 JP3433812 B2 JP 3433812B2 JP 29223692 A JP29223692 A JP 29223692A JP 29223692 A JP29223692 A JP 29223692A JP 3433812 B2 JP3433812 B2 JP 3433812B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、車両の従動輪差動制
限装置に関し、特に車両の走行状態に応じた差動制限を
行い且つ路面μに応じた差動制限補正を行うようにした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】 自動車は、一般に、左右1対の駆動輪
と左右1対の従動輪とを備えているが、従来の自動車で
は、円滑な旋回走行を達成する為に左右の駆動輪間の差
動を許容する差動装置が設けられているが、左右の従動
輪は、夫々独立に路面に従動するように構成され、左右
の従動輪間の差動を制限する差動制限装置は、全く設け
られていない。
【0003】つまり、従来の自動車の左右の従動輪は、
単に、重量を支持し、姿勢安定性を確保し、制動力を確
保し、旋回横力を分担する機能を達成するに過ぎず、左
右の従動輪を介して自動車のステアリング特性や走行特
性を変化させるようには構成されていない。ここで、実
開昭61−94427号公報には、車両の直進安定性を
高める為に、左右の駆動輪の車軸間に多板摩擦クラッチ
からなる差動制限手段を設け、左右の従動輪の車軸間に
も前記同様の多板摩擦クラッチからなる差動制限手段を
設けた車両用車軸装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前記公報の車両用車
軸装置では、多板摩擦クラッチからなる差動制限手段を
何ら制御するように構成していないので、ステアリング
特性をアンダーステア化して直進安定性を高め得る反
面、旋回性能が極度に低下してしまうという問題があ
る。
【0005】特に、路面の摩擦係数μの大きさに応じた
差動制限を行なうことができないため、雪道等の低μ路
走行時の旋回性や走行安定性を確保するのが難しい。本
発明の目的は、走行状態に応じた差動制限を行い且つ路
面の摩擦係数μに応じた差動制限を行ない得る車両の従
動輪差動制限装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1の車両の従動
輪差動制限装置は、左右1対の駆動輪と左右1対の従動
輪とを備えた車両において、左右の従動輪の差動を制限
する差動制限手段と、前記車両の走行状態に関連する諸
物理量を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検
出手段の出力に基いて、車両の走行状態に応じた差動制
限を行うように差動制限手段を制御する制御手段と、路
面の摩擦係数μを検知する路面μ検知手段と、前記路面
μ検知手段の出力を受けて、低μ路走行時、舵角が第1
所定舵角以下の領域では所定の第1差動制限力を保持
し、舵角が上記第1所定舵角を越えると舵角の増大に応
じて差動制限力を小さくするとともに、舵角が上記第1
所定舵角よりも大きい第2所定舵角を越えると上記第1
差動制限力よりも小さな所定の第2差動制限力を保持す
るように、前記制御手段における制御量を補正する補正
手段とを備え、前記補正手段は、前記走行状態検出手段
で検出される車速と舵角を受け、車速と舵角速度をパラ
メータとする舵角速度補正係数を算出し、この舵角速度
補正係数を用いて前記制御量を補正することを特徴とす
るものである。請求項2の車両の従動輪差動制限装置
は、請求項1の発明において、前記補正手段は、車速の
増大に応じて、舵角が同じのときの差動制限力が大きく
なるように設定されるとともに、上記第1,第2所定舵
角を舵角大の方向に変化させることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【発明の作用及び効果】 請求項1の車両の従動輪差動
制限装置においては、差動制限手段が、左右の従動輪の
差動を制限し、走行状態検出手段が、車両の走行状態に
関連する諸物理量を検出し、制御手段が、走行状態検出
手段の出力に基いて、車両の走行状態に応じた差動制限
を行うように差動制限手段を制御し、路面μ検知手段
が、路面の摩擦係数μを検知する。補正手段は、路面μ
検知手段の出力を受けて、低μ路走行時、舵角が第1所
定舵角以下の領域では所定の第1差動制限力を保持し、
舵角が上記第1所定舵角を越えると舵角の増大に応じて
差動制限力を小さくするとともに、舵角が上記第1所定
舵角よりも大きい第2所定舵角を越えると上記第1差動
制限力よりも小さな所定の第2差動制限力を保持するよ
うに、制御手段における制御量を補正する。
【0008】ここで、走行状態に応じた差動制限とは、
例えば、舵角の増大に応じて差動制限を緩めたり、車速
の増大に応じて差動制限を強めたりする差動制限のこと
である。このように、低μ路走行時、舵角が第1所定舵
角以下の領域では所定の第1差動制限力を保持するた
め、小舵角で高速走行する時の操縦安定性を高めること
ができる。また、舵角が上記第1所定舵角よりも大きい
第2所定舵角を越えると上記第1差動制限力よりも小さ
な所定の第2差動制限力を保持するため、大舵角で旋回
する時の旋回性能の低下を防止できるうえ、大舵角で旋
回する時の差動制限力が極力変動しないように、旋回性
能の変動を防止できる。そして、舵角が上記第1所定舵
角を越えてから第2所定舵角までは、舵角の増大に応じ
て差動制限力を小さくするため、差動制限力を舵角の増
大に応じて連続的に変化させることができる。更に、補
正手段は、車速と舵角速度をパラメータとする舵角速度
補正係数を算出し、この舵角速度補正係数を用いて、制
御手段における制御量の補正を介して差動制限力を補正
するので、旋回時の舵角速度の増大に応じて差動制限力
を小さく設定したり、車速の増大に応じて差動制限力を
大きく設定することが可能となる。請求項2の車両の従
動輪差動制限装置においては、車速の増大に応じて、舵
角が同じのときの差動制限力が大きくなるように設定さ
れるとともに、上記第1,第2所定舵角を舵角大の方向
に変化させる。車速の増大に応じて差動制限力が大きく
なるように設定するため、低速走行時の旋回性能を確保
しつつ高速走行時の直進安定性を高め且つアンダーステ
ア傾向を強めて走行安定性を高めることができる。そし
て、上記の第1所定舵角を舵角大の方向に変化させるた
め、小舵角の高速走行時に差動制限力が変化しない範囲
を広くして、高速走行時の安定性を確保できる。また、
上記の第2所定舵角を舵角大の方向に変化させるため、
低速大舵角時には差動制限力が変化しない範囲を広くし
て旋回安定性を確保できる。
【0009】
【実施例】 以下、本発明の実施例について図面に基い
て説明する。この実施例は、後輪駆動型の自動車の従動
輪差動制限装置(以下、差動制限装置という)に本発明
を適用した場合の例であり、図1に示すように、後輪駆
動型自動車1において、車体の前部にエンジン2と自動
変速機3とが縦向きに配置され、自動変速機3からの出
力回転は、ドライブ軸5と、左右1対の後輪6a,6b
(駆動輪)の車軸7a,7b間に設けられた差動装置5
とを介して左右の車軸7a,7bに伝達される。
【0010】左右1対の前輪8a,8b(従動輪)の車
軸9a,9bには、回転伝達可能な自在継手10a,1
0bを介して左右1対の車軸部材11a,11bが夫々
連結され、左右の車軸部材11a,11b間には、差動
制限装置の多板粘性クラッチ12(これが、差動制限機
構に相当する)が配設され、左側の車軸部材11aは、
多板粘性クラッチ12の軸部材に一体的に連結され、ま
た、右側の車軸部材11bは多板粘性クラッチ12のケ
ースに一体的に連結されている。尚、操舵ハンドル14
に連結された操舵機構14も図示してある。
【0011】前記差動制限装置は、左右の前輪8a,8
bの差動(回転速度差)を、自動車1の走行状態に応じ
て制限する為のもので、この差動制限装置は、前記多板
粘性クラッチ12と、これを制御するコントロールユニ
ット20と、自動車の走行状態に関連する諸物理量を検
出する各種センサ類22〜26とで構成されている。前
記多板粘性クラッチ12は、その軸部材に固着された複
数の内側クラッチ板と、これら内側クラッチ板間に配設
されてケースに固着された複数の外側クラッチ板と、ケ
ース内に充填されて内側クラッチ板と外側クラッチ板間
に粘性力を作用させる電磁粘性流体と、ケース内の一端
側部分に設けられたソレノイド21等で構成されてい
る。前記ソレノイド21により電磁粘性流体に作用させ
る磁界を強くするのに応じて、電磁粘性流体の粘度が大
きくなり、内側クラッチ板と外側クラッチ板間に作用す
る粘性力が強くなるように、つまり、左右の前輪8a,
8bの差動を制限する差動制限力が強くなるように構成
してある。
【0012】前記センサ類としては、操舵ハンドルの舵
角θhを検出する舵角センサ22、自動車1の車速Vを
検出する車速センサ23、ブレーキ装置のブレーキ油圧
Pを検出する油圧センサ24、悪路判定の為に車体の上
下加速度Gを検出する上下加速度センサ25、路面の摩
擦係数μを検出するμセンサ26等が設けられ、これら
センサ類の検出信号がコントロールユニット20へ供給
されている。
【0013】前記コントロールユニット20は、検出信
号を変換するA/D変換器や波形整形回路、入出力イン
ターフェース、マイクロコンピュータ、前記ソレノイド
21に制御された駆動電流を供給する駆動回路、等で構
成され、前記マイクロコンピュータには、後述の差動制
限制御の制御プログラムが予め入力格納されている。こ
こで、前記差動制限装置を設けるのは、走行特性をアン
ダーステア側へ補正したり、高速走行時の直進安定性や
加速時の操縦安定性を向上させながらも、路面μに応じ
た差動制限により低μ路走行の操縦安定性を高めたり、
制動時のスリップを抑制して安全性を向上させたりする
為である。
【0014】次に、前記差動制限装置の多板粘性クラッ
チ12における差動制限力を、自動車1の走行状態に応
じて制御する差動制限制御のルーチンについて、図2の
フローチャートを参照しつつ説明する。尚、図2におい
てSi(i=1,2,・・)は各ステップを示す。自動
車1のエンジン2の始動とともに制御が開始されると、
S1において前記センサ類から自動車1の走行状態に関
連する諸物理量(舵角θh、車速V、ブレーキ油圧P、
上下加速度G、路面μ)の信号が読み込まれる。次にS
2において、上下加速度Gが所定値以上か否か判定する
ことで、走行中の道路が悪路か否か判定され、悪路でな
いときには、S3において左右の前輪8a,8bの差動
を制限する差動制限力Fが、図3のマップ(Map(θ
h,V))から演算される。
【0015】図3のマップは、舵角θhと車速Vとをパ
ラメータとして差動制限力Fを設定したもので、低速走
行時の旋回性能を確保しつつも、高速走行時の直進安定
性を向上させる為に、舵角θhの増大に応じて差動制限
力Fが小さくなるように、また、車速Vの増大に応じて
差動制限力Fが大きくなるように設定してある。ここ
で、小舵角の高速走行時に差動制限力Fが極力変動しな
いようにする為に、所定舵角以下では、差動制限力Fの
変化率が零に設定され、点a1,a2,a3で示すよう
に、この所定舵角が、車速Vの増大に応じて大きくなる
ように設定してある。これにより、高速走行時、車速V
に応じた直進安定性を向上させ且つアンダーステア傾向
を強めて、操縦安定性を高めることができる。
【0016】また、大舵角で旋回する時の差動制限力F
が極力変動しないようにする為に、所定舵角以上では、
差動制限力Fの変化率が零に設定され、点b1,b2,
b3で示すように、この所定舵角が、車速Vの増大に応
じて大きくなるように設定してある。これにより、比較
的低速で旋回する時の旋回性能の変動を防止するように
なっている。
【0017】一方、S2の判定の結果、悪路走行時に
は、S4へ移行し、S4において、差動制限力Fが、図
4のマップ(Map(G))から演算され、同時に補正
係数F1、F2、F3、F4が全て1.0に設定され
る。図4のマップは、上下加速度Gが所定値以上の悪路
の領域における差動制限力Fを設定したもので、上下加
速度Gの増大に応じて差動制限力Fが小さくなるように
設定してある。これにより、悪路走破性を確保すること
ができる。S4の演算後にはS13へ移行する。但し、
図4のマップは、上下加速度Gと車速Vをパラメータと
するマップに設定してもよい。
【0018】悪路でない場合、S3にて差動制限力Fを
演算後には、S5へ移行し、ブレーキ油圧Pに基いて制
動状態か否か判定され、制動状態のときはS6において
制動補正係数F1がF1=1.2に設定され、また、制
動状態でないときはS7において制動補正係数F1がF
1=1.0に設定され、夫々、S8へ移行する。次に、
S8にて、路面μが低μになるのに応じて差動制限力F
を小さく補正する為の路面μ補正係数Fが図5のマッ
プ(Map(μ))から演算される。
【0019】次に、S9において、車速Vの変化率に基
いて、加速状態か否か判定され、加速状態のときはS1
0において加速補正係数F3がF3=1.2に設定さ
れ、また、加速状態でないときはS11において加速補
正係数F3がF3=1.0に設定され、夫々、S12へ
移行する。次に、S12において、舵角速度補正係数F
4が図6のマップから演算される。図6のマップは、舵
角速度(dθ/dt)と車速Vをパラメータとして、舵
角速度補正係数F4を1.0以下の値に設定したもの
で、舵角速度の増大に応じて、舵角速度補正係数F4が
小さくなり、また、車速Vの増大に応じて、舵角速度補
正係数F4が大きくなるように設定してある。これによ
り、旋回時の舵角速度に応じて、差動制限力Fを小さく
設定でき、また、車速Vに応じて、差動制限力Fを大き
く設定できる。
【0020】S12の演算後、S13において目標差動
制限力Ftが次式で演算される。 Ft=F×F1×F2×F3×F4 次に、S14において、目標差動制限力Ftが所定値F
c未満か否か判定し、Ft<FcのときはS16へ移行
し、また、Ft<FcでないときはS15において、F
tがFcに設定され、その後S16へ移行する。前記F
cは、差動制限を最大限行う場合にも、僅かの差動を許
容する為に目標差動制限力Ftをクリップする為のもの
であるが、差動を全く許容しない場合には、高速走行時
に路面の僅かの凹凸等で走行安定性が損なわれるからで
ある。
【0021】次に、S16においては、S13で設定さ
れた目標差動制限力Ftに基づく制御信号がソレノイド
21の駆動回路に出力され、その駆動回路からソレノイ
ド21へ駆動電流が出力され、S16の後リターンして
繰り返しS1〜S16が実行される。その結果、多板粘
性クラッチ12の差動制限力が目標差動制限力Ftとな
るように制御され、左右の前輪8a,8bの差動を制限
する差動制限が行われることになる。尚、S6、S10
に示した「1.2」の値は、一例を示す値に過ぎず、こ
の値に限定されるものではない。
【0022】次に、以上説明した自動車の従動輪差動制
限装置の作用について説明する。前記多板粘性クラッチ
12は、電磁粘性流体を介して差動制限力を伝達する構
成であるため、クラッチ板が摩耗することがないから、
クラッチ板の摩耗による特性変化がなく、信頼性に優
れ、耐久性に優れる。更に、図3のマップに設定したよ
うに、舵角θhの増大に応じて差動制限を緩めるため、
峠道をワインディング走行する時や交差点等で旋回する
時の旋回性能を確保できる。
【0023】同時に、40Km/h未満の低車速時には
差動制限を行わず、車速Vの増大に応じて差動制限を強
めるため、低速時の旋回性能を確保しつつも高速時の直
進安定を高め且つアンダーステア傾向を強めて走行安定
性を高めることができる。更に、直進時(舵角θh=
0)には、最大限の差動制限を行ない、且つ、図2のS
14とS15を介して目標差動制限力Ftをクリップ
し、高速走行時の最大限の差動制限においても、僅かの
差動を許容するように構成してあるため、直進時の直進
安定性を極度に高めつつ、路面の凹凸による走行安定性
の低下を防止できる。
【0024】また、図3の点a1、a2、a3を順に舵
角大の方へシフトさせたため、小舵角の高速走行時に差
動制限力が変化しない範囲を広くして、高速走行時の安
定性を確保できる。図3の点b3、b2、b1を順に舵
角小の方へシフトさせたため、低速大舵角時に差動制限
力が変化しない範囲を広くして旋回安定性を確保でき
る。悪路走行時に差動制限を緩めることで、悪路走破性
を高めることができる。
【0025】更に、路面μが低μになるのに応じて差動
制限力Fが小さくなるように補正するため、雪道や濡れ
た路面等の低μ路を走行する時の操縦安定性と、高μ路
を走行する時の操縦安定性とを両立させることができ
る。また、加速時には差動制限を強めることで、オーバ
ーステア傾向の強い後輪駆動型自動車においてオーバー
ステア傾向を緩和できる。
【0026】ここで、前記図5のマップの代わりに、図
7のマップに基いて、路面μ補正係数F3を設定するよ
うに構成してもよい。即ち、図7のマップは、路面μが
所定値μ0よりも大きな高μ路に対しては、路面μ補正
係数F3が1.0に設定してある。これに対して、路面
μが所定値μ0以下の低μ路に対しては、図の実線折線
で示すように、小舵角領域では路面μ補正係数F3が
1.0に設定され、また、大舵角領域では路面μ補正係
数F3が1.0よりも格段に小さくなるように設定され
ている。このように路面μ補正係数F3を設定すると、
小舵角高速走行時のアンダーステア化を図って直進安定
性を高め、かつ大舵角旋回走行時の旋回性を確保でき
る。但し、図7のマップは、路面μを複数段階に区分し
たマップにしてもよい。
【0027】第1別実施例 次に、前記実施例の一部を変更した実施例について説明
する。本実施例は、前輪駆動型の自動車の左右の後輪の
差動を制限する従動輪差動制限装置に関するもので、図
8に示すように、前輪駆動型の自動車30において、左
右1対の前輪31a,31bの車軸32a,32b間に
エンジンと自動変速機とからなるパワーユニット33が
横置きに配置され、操舵ハンドル34とそれに連結され
た操舵機構35も図示してある。
【0028】左右1対の後輪36a,36b(従動輪)
の車軸37a,37b間に前記多板粘性クラッチ12と
同様の多板粘性クラッチ38が横向きに配設され、左側
の後輪36aの車軸37aが多板粘性クラッチ38の軸
部材に一体的に連結され、また、右側の後輪36bの車
軸37bが多板粘性クラッチ38のケースに一体的に連
結され、この多板粘性クラッチ38により左右の後輪3
6a,36bの差動を制限できるように構成してある。
尚、この多板粘性クラッチ38は、前記多板粘性クラッ
チ12と同様に、電磁粘性流体を充填した構成のもので
ある。自動車30の走行状態に応じて左右の後輪36
a,36bの差動を制限する為の差動制限装置は、多板
粘性クラッチ38と、コントロールユニット39と、前
記実施例と同様のセンサ類とで構成されている。
【0029】このコントロールユニット39で多板粘性
クラッチ38のソレノイドを制御する制御ルーチンは、
前記実施例と同様であるので、その説明は省略する。但
し、前輪駆動型の自動車30では、走行特性がアンダー
ステア傾向となるため、加速時のアンダーステア傾向を
緩和する為に、図2のS10においては、加速補正係数
F3がF3=0.8に設定される。以上の差動制限装置
の作用・効果については、基本的に前記実施例と同様で
あるので、説明を省略する。
【0030】第2別実施例 次に、前輪駆動型の自動車の左右の後輪の差動を、流体
圧又は流体力を介して制限する差動制限装置の実施例に
ついて説明する。図9に示すように、前輪駆動型の自動
車40において、前記第1別実施例と同様に左右1対の
前輪41a,41b、パワーユニット42、操舵ハンド
ル43、操舵機構44等が前記と同様に設けられてい
る。
【0031】更に、流体圧又は流体力を介して左右の後
輪45a,45bの差動を制限する為の差動制限手段と
して、車体に固定された左右1対の油圧ポンプ/モータ
47a,47bであって、その軸部材が左右1対の後輪
45a,45bの車軸46a,46bに夫々連結された
油圧ポンプ/モータ47a,47bと、左側の油圧ポン
プ/モータ47aの吐出口48aと右側の油圧ポンプ/
モータ47bの吸入口49bとを接続する油路50と、
右側の油圧ポンプ/モータ47bの吐出口48bと左側
の油圧ポンプ/モータ47aの吸入口49aとを接続す
る油路51と、左側の油圧ポンプ/モータ47aの近く
において油路50と油路51とを接続する油路に介装さ
れた制御バルブ52aと、右側の油圧ポンプ/モータ4
7bの近くにおいて油路50と油路51とを接続する油
路に介装された制御バルブ52bとが設けられている。
前記制御バルブ52a,52bは、その流量を電気的に
制御可能な構成のものである。差動制限装置は、前記差
動制限手段と、コントロールユニット53と、前記実施
例と同様のセンサ類とで構成され、前記コントロールユ
ニット53は、センサ類で検出される走行状態に応じて
左右の制御バルブ52a,52bを制御して差動制限制
御を行う。
【0032】この差動制限装置の作用について説明する
と、左右の制御バルブ52a,52bを全閉状態に保持
すると、油圧ポンプ/モータ47aから吐出された油の
全量が油圧ポンプ/モータ47bに吸入され、また、油
圧ポンプ/モータ47bから吐出された油の全量が油圧
ポンプ/モータ47aに吸入されるため、左右の後輪4
5a,45b間に差動がない状態では、両油圧ポンプ/
モータ47a,47b殆ど抵抗なく回転するが、左右の
後輪45a,45b間に差動が生じると、その差動を解
消する方向の流体抵抗が作用して、差動制限を行う。そ
して、両制御バルブ52a,52bを開くと、その開度
に応じた流量の油が流れるため、開度に応じて差動制限
作用が低下する。両制御バルブ52a,52bを全開状
態にすると、油圧ポンプ/モータ47aから吐出した油
圧の全量が制御バルブ52aを介して油圧ポンプ/モー
タ47aへ吸入され、また、油圧ポンプ/モータ47b
から吐出した油圧の全量が制御バルブ52bを介して油
圧ポンプ/モータ47bへ吸入されるため、差動制限作
用が得られなくなる。
【0033】従って、両制御バルブ52a,52bの開
度を全閉から全開の範囲で制御することで、差動制限力
を最大から最小の範囲に亙って変化させることができ
る。前記コントロールユニット53により、両制御バル
ブ52a,52bを制御する制御特性は、前記実施例と
同様であるので、その説明を省略する。尚、前記油圧ポ
ンプ/モータ47a,47bとしては、例えばベーンポ
ンプ/モータやその他の油圧ポンプ/モータを適用可能
であるし、また、油温による油の粘性の影響を補償する
こともある。
【0034】この実施例の差動制限装置では、油圧ポン
プ/モータ47a,47bを左右の後輪45a,45b
の近くに配置できるため、車体中央部のスペースの制約
無しに配置でき、レイアウト的に有利であり、また、流
体圧や流体力で差動制限する構成であるので、クラッチ
板等の摩耗が生じることがなく、信頼性と耐久性に優れ
る。
【0035】第3別実施例 次に、前輪駆動型の自動車の左右の後輪の差動を、流体
圧又は流体力を介して制限する差動制限装置の別の実施
例について説明する。図10に示すように、前輪駆動型
の自動車60において、前記第1別実施例と同様に左右
1対の前輪61a,61b、パワーユニット62、操舵
ハンドル63、操舵機構64等が設けられている。
【0036】更に、流体圧又は流体力を介して左右の後
輪65a,65bの差動を制限する為の差動制限手段と
して、車体に固定された左右1対の油圧ポンプ/モータ
67a,67bであって、その軸部材が左右1対の後輪
65a,65bの車軸66a,66bに夫々連結された
油圧ポンプ/モータ67a,67bと、油圧ポンプ/モ
ータ67aの吐出口68aと吸入口69aとを接続する
油路70aと、油圧ポンプ/モータ67bの吐出口68
bと吸入口69bとを接続する油路70bと、両油路7
0a,70bに夫々介装された左右1対の制御バルブ7
1a,71bとが設けられている。
【0037】各油圧ポンプ/モータ67a,67bにお
いて、制御バルブ71a,71bを全開状態に保持する
と、吐出油の全量が同一の油圧ポンプ/モータに吸入さ
れるため、差動制限作用は全く得られないが、制御バル
ブ71aの開度を絞ると、油圧ポンプ/モータ67aに
流体抵抗が作用し、また、制御バルブ71bの開度を絞
ると、油圧ポンプ/モータ67bに流体抵抗が作用する
ことになる。
【0038】従って、コントロールユニット72によ
り、センサ類で検出される走行状態に応じて制御バルブ
71a,71bを制御し、回転速度の大きい方の後輪6
5a又は後輪65bに対応する制御バルブ71a又は制
御バルブ71bの開度を絞ることで、回転速度の大きい
方の後輪65a又は後輪65bの回転速度を低下させ、
左右の後輪65a,65b間の差動を制限することがで
きる。尚、前記左右の制御バルブ70を介して差動制限
する制御特性は、基本的に前記実施例と同様であるの
で、その説明を省略する。本実施例の差動制限装置によ
れば、前記第2別実施例と同様の作用・効果が得られ
る。
【0039】第4別実施例 次に、前輪駆動型の自動車の左右の後輪の差動を、左右
の後輪のブレーキユニットを介して制限するように構成
した差動制限装置の実施例について説明する。図11に
示すように、前輪駆動型の自動車80において、その前
部には、左右の前輪81a,81b、パワーユニット8
2、操舵ハンドル83、操舵機構84等が設けられてい
る。
【0040】ここで、左右の後輪85a,85bを制動
する為のブレーキ装置について説明すると、左右の後輪
85a,85bの車軸86a,86bには、夫々、ブレ
ーキ装置のブレーキディスク87a,87bが固定的に
連結され、各ブレーキディスク87a,87bには、キ
ャリパー88a,88bが夫々付設され、これらキャリ
パー88a,88bの油圧シリンダへの油圧は、ブレー
キペダル89で操作されるブレーキブースタ90とマス
タシリンダ91とで発生してマスタシリンダ91から左
右のキャリパー88a,88bの油圧シリンダへ夫々供
給される。以上のブレーキ装置は、通常の自動車に設け
られている一般的な構成のものである。
【0041】ここで、本実施例の差動制限装置において
は、差動制限手段として、左右のブレーキディスク87
a,87bに夫々付設された補助キャリパー92a,9
2bと、これら補助キャリパー92a,92bに油圧を
供給する油圧供給装置93とが設けられている。但し、
補助キャリパー92a,92bを設けるのは、油圧供給
装置93から左右のキャリパー88a,88bの油圧シ
リンダに油圧を供給して差動制限するように構成する場
合には、非制動時に左右のキャリパー88a,88bの
油圧シリンダの油圧を一定に保持できずブレーキ装置の
制動性能が変動するので、それを防止する為である。
【0042】前記油圧供給装置93は、電動モータ94
で駆動される油圧ポンプ95と、その油圧ポンプ95で
発生した油圧を分配する分配バルブ96と、分配バルブ
96から延びて左側の補助キャリパー92aの油圧シリ
ンダに接続された油路98aと、分配バルブ96から延
びて右側の補助キャリパー92bの油圧シリンダに接続
された油路98bと、油路98a,98bに夫々介装さ
れた制御バルブ97a,97bとで構成されている。そ
れ故、両制御バルブ97a,97bを介して左右の補助
キャリパー92a,92bの油圧シリンダの油圧を制御
することにより、左右の後輪85a,85bの差動制限
を行うことができる。
【0043】このように、差動制限装置は、左右1対の
ブレーキディスク87a,87bに夫々付設された左右
1対の補助キャリパー92a,92bと、油圧供給装置
93と、両制御バルブ97a,97bを制御するコント
ロールユニット99と、前記実施例と同様のセンサ類と
で構成され、コントロールユニット99は、センサ類で
検出される走行状態に応じて制御バルブ97a,97b
を制御することで、左右の後輪に対する差動制限を行
う。但し、その差動制限制御の制御特性は、前記実施例
のものと同様であるので、説明を省略する。
【0044】第5別実施例 次に、多板摩擦クラッチを適用した差動制限装置の実施
例について説明する。図12に示すように、前輪駆動型
の自動車の左右の後輪の差動を制限する為の差動制限装
置は、油圧付勢型の多板摩擦クラッチ100と、油圧供
給装置101と、コントロールユニット102で構成さ
れている。前記油圧付勢型の多板摩擦クラッチ100に
ついて説明すると、そのケース 103は、左側の後輪
の車軸105に一体的に連結され、また、その軸部材1
04は、右側の後輪の車軸106に一体的に連結され、
ケース103内において軸部材104には、複数の内側
クラッチ板107がスプライン嵌合され、ケース103
の内部において内側クラッチ板107間に位置する複数
の外側クラッチ板108がケース103の内周部にスプ
ライン嵌合され、更に皿バネ109と、ピストン部材1
10とが図示のように設けられ、ケース103内のピス
トン110の右側の油室111には、油圧供給装置10
1から油圧が供給され、油室111の油圧を制御するこ
とにより、軸部材105と軸部材106間の差動を制限
するように構成してある。尚、皿バネ109は省略可能
である。
【0045】油圧供給装置101は、電動モータ112
で駆動される油圧ポンプ113と、その吐出口から延び
て油室111に接続された油路114と、油路114に
介装された制御バルブ115とで構成され、制御バルブ
115は、コントロールユニット102により制御され
る。前記油室111の油圧が十分に低いときには、内側
クラッチ板107と外側クラッチ板108間に摩擦力が
作用しないため差動制限作用が得られず、油室111の
油圧を高めていくと、その油圧に応じて内側クラッチ板
107と外側クラッチ板108間に摩擦力が作用するた
め、差動制限作用が得られる。
【0046】尚、前記コントロールユニット102によ
って行う差動制限制御の制御特性は、基本的に前記実施
例と同様であるので、その説明は省略する。尚、この差
動制限装置を後輪駆動型自動車の左右の前輪の差動を制
限するのにも適用できる。尚、前記多板摩擦クラッチ1
00の代わりに摩擦板同士の摩擦接触により締結力を伝
達する機構の電磁クラッチを設け、その電磁クラッチを
それに供給される駆動電流の大きさに応じて締結力を変
化させ得るように構成し、電磁クラッチに供給する駆動
電流を制御することにより、差動制限力を制御するよう
に構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る後輪駆動型自動車の従動輪差動制
限装置の構成図である。
【図2】図1の差動制限装置の差動制限制御のフローチ
ャートである。
【図3】差動制限力のマップの線図である。
【図4】差動制限力のマップの線図である。
【図5】路面μ補正係数のマップの線図である。
【図6】舵角速度補正係数のマップの線図である。
【図7】路面μ補正係数のマップの線図である。
【図8】第1別実施例に係る前輪駆動型自動車の従動輪
差動制限装置の構成図である。
【図9】第2別実施例に係る前輪駆動型自動車の従動輪
差動制限装置の構成図である。
【図10】第3別実施例に係る前輪駆動型自動車の従動
輪差動制限装置の構成図である。
【図11】第4別実施例に係る前輪駆動型自動車の従動
輪差動制限装置の構成図である。
【図12】第5別実施例に係る差動制限装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
8a,8b 前輪 9a,9b 車軸 12 多板粘性クラッチ 20 コントロールユニット 22〜26 センサ類 36a,36b 後輪 37a,37b 車軸 38 多板粘性クラッチ 39 コントロールユニット 45a,45b 後輪 46a,46b 車軸 47a,47b 油圧ポンプ/モータ 50,51 油路 52a,52b 制御バルブ 53 コントロールユニット 65a,65b 後輪 66a,66b 車軸 67a,67b 油圧ポンプ/モータ 70a,70b 油路 71a,71b 制御バルブ 72 コントロールユニット 85a,85b 後輪 86a,86b 車軸 87a,87b キャリパー 92a,92b 補助キャリパー 93 油圧供給装置 97a,97b 制御バルブ 99 コントロールユニット 100 油圧付勢型多板摩擦クラッチ 101 油圧供給装置 102 コントロールユニット 115 制御バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今田 隆夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−159134(JP,A) 実開 平1−113628(JP,U) 実開 昭62−59524(JP,U) 実開 昭63−2624(JP,U) 実開 昭61−73430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 23/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対の駆動輪と左右1対の従動輪と
    を備えた車両において、 左右の従動輪の差動を制限する差動制限手段と、 前記車両の走行状態に関連する諸物理量を検出する走行
    状態検出手段と、 前記走行状態検出手段の出力に基いて、車両の走行状態
    に応じた差動制限を行うように差動制限手段を制御する
    制御手段と、 路面の摩擦係数μを検知する路面μ検知手段と、 前記路面μ検知手段の出力を受けて、低μ路走行時、舵
    角が第1所定舵角以下の領域では所定の第1差動制限力
    を保持し、舵角が上記第1所定舵角を越えると舵角の増
    大に応じて差動制限力を小さくするとともに、舵角が上
    記第1所定舵角よりも大きい第2所定舵角を越えると上
    記第1差動制限力よりも小さな所定の第2差動制限力を
    保持するように、前記制御手段における制御量を補正す
    る補正手段とを備え、 前記補正手段は、前記走行状態検出手段で検出される車
    速と舵角を受け、車速と舵角速度をパラメータとする舵
    角速度補正係数を算出し、この舵角速度補正係数を用い
    て前記制御量を補正する、 ことを特徴とする車両の従動輪差動制限装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、車速の増大に応じて、
    舵角が同じのときの差動制限力が大きくなるように設定
    されるとともに、上記第1,第2所定舵角を舵角大の方
    向に変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両
    の従動輪差動制限装置。
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