JP3433793B2 - アイアンゴルフクラブセット - Google Patents
アイアンゴルフクラブセットInfo
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Description
フトを用いたアイアンゴルフクラブセットに関し、更に
詳しくは、ショートアイアンほど打球の方向性や飛距離
をより安定させることを可能にしたアイアンゴルフクラ
ブセットに関する。
アイアンからショートアイアンまでの10本程度を具備
し、各番手で異なる飛距離(数m〜約200m)が出る
ようにクラブ長さやロフト角を種々異ならせた構成にな
っている。
小さいロングアイアン側のクラブほどロフト角を小さく
し、かつクラブ長さを長くして飛距離を得やすくする一
方で、番手が大きいショートアイアン側のクラブほどロ
フト角を大きくし、かつクラブ長さを短くすることで、
ボールを上げやすくすると共にランを少なくして方向性
を重視するようにしている。
は、クラブシャフトを繊維強化樹脂から構成した場合、
そのバット端付近の曲げ剛性がロングアイアンからショ
ートアイアンに向かって徐々に大きくなるか、或いは同
一になっている。例えば、図10に示すように、ロング
アイアン側のゴルフクラブA3からショートアイアン側
のゴルフクラブSWについてクラブシャフトの曲げ剛性
を調べてみると、バット端から70mmの個所における
曲げ剛性はロングアイアン側のゴルフクラブA3からシ
ョートアイアン側のゴルフクラブSWに向かって徐々に
大きくなっている。
の曲げ剛性がロングアイアンからショートアイアンに向
かって徐々に大きくなるか、或いは同一になっているシ
ャフト構造では、特にショートアイアン側のクラブで手
元が硬くなり過ぎるため、スチールシャフトの場合とは
異なってスウィング中の撓りの強弱をグリップ部分で感
じることができず、打球の方向性や飛距離にバラツキを
生じやすいという問題があった。
ブシャフトを繊維強化樹脂から構成した場合において、
ショートアイアンほど打球の方向性や飛距離をより安定
させることを可能にしたアイアンゴルフクラブセットを
提供することにある。
の本発明のアイアンゴルフクラブセットは、クラブシャ
フトのバット側にグリップを、チップ側にクラブヘッド
をそれぞれ装着し、ロフト角が大きくなるほどクラブ長
さが短くなる複数本のアイアンゴルフクラブからなるセ
ットにおいて、前記クラブシャフトを繊維強化樹脂から
構成し、前記ロフト角が小さい番手のロングアイアンか
ら前記ロフト角が大きい番手のショートアイアンになる
に従い、前記クラブシャフトのバット端から70mmの
個所における曲げ剛性を漸次減少させたことを特徴とす
るものである。
クラブシャフトを繊維強化樹脂から構成するにあたっ
て、クラブシャフトのバット端付近の曲げ剛性をロフト
角が大きい番手ほど減少させたことにより、ショートア
イアンであってもクラブシャフトの撓りをグリップで感
知し易くすることができ、その結果、ショートアイアン
ほど打球の方向性や飛距離をより安定させることができ
る。
量は、最もロフト角が小さいゴルフクラブに用いるクラ
ブシャフトのバット端から70mmの個所における曲げ
剛性の1〜8%の範囲から選ばれた任意のピッチにする
ことが好ましい。
ト端付近の曲げ剛性をロフト角が大きい番手ほど減少さ
せる手段として、補強繊維をシャフト軸方向に対して斜
めに配列する複数のバイアス層と、補強繊維をシャフト
軸方向に対して平行に配列する複数のストレート層とを
巻回積層して、バット側ほど太径となるテーパー円管状
に形成した繊維強化樹脂製のクラブシャフトを用いるよ
うにし、前記複数のストレート層のうち少なくとも3層
のバット側にそれぞれバット端側ほど徐々に幅が拡大す
る欠落部を設け、これら欠落部をシャフト周方向に実質
的に等間隔に分布させることが好ましい。これら欠落部
は少なくともバット端からチップ側に300mmの位置
までのバット側部分に設けるようにすればよい。
により飛距離や弾道をコントロールするゴルファーにと
ってスチールシャフトが使い易く、繊維強化樹脂シャフ
トが使い難い理由は、スチールシャフトの場合はスウィ
ング時の撓りが手元のグリップまで大きく及んでいて、
その撓り具合を手元で十分に感じ取りやすくなっている
のに対して、繊維強化樹脂シャフトの場合には撓りが手
元のグリップにまで十分に及ばず、そのために撓り具合
を手元で感じ取り難くなっていることが原因である。
が取り付けられるバット端側の外径を太く、ヘッドが取
り付けられるチップ端側を細くするようなテーパ状に成
形されているが、スチールシャフトの場合は、ストレー
ト管を絞り加工によってテーパ状に成形するため、外径
の細いチップ側では肉厚が厚く、外径の太いバット側で
は肉厚が薄くなっている。
合には、繊維強化樹脂シートの強化繊維が一方向に引き
揃えられているため異方性を有し、バイアス層はシャフ
ト軸に対してせん断方向の剛性、すなわち捩れ剛性を支
配し、ストレート層は曲げ剛性を支配するように設計さ
れ、バイアス層が曲げ剛性に及ぼす影響は全体の1割程
度である。このバイアス層についてはチップ端側の肉厚
(層数)を大きくし、バット端側の肉厚(層数)を小さ
くすることが従来から行われているが、曲げ剛性を実質
的に支配するストレート層に関しては曲げ剛性の周方向
での均一性を保つためチップ端側とバット端側の肉厚
(層数)を一定としている。
し、E:弾性率、I:シャフトの断面2次モーメント)
の式で表され、この曲げ剛性を規定している断面2次モ
ーメントIは(π/64)×(Do4−Di4)(但し、D
o:パイプ外径、Di:パイプ内径)の式で表されるので、
外径Do が同じ時は内径Di が大きくて肉厚が薄くなる
ほど断面2次モーメントIが小さくなり、曲げ剛性が小
さくなる。
く加工させているスチールシャフトでは、撓りがグリッ
プまで及ぶように変形し易いが、チップ側からバット側
まで実質的に同じ肉厚になっている繊維強化樹脂シャフ
トでは、撓みがグリップまで及び難いため、グリップで
撓みを感知し難くなっているのである。
状に形成した繊維強化樹脂シャフトの複数のストレート
層において、そのバット側にバット端側ほど徐々に幅が
拡大する欠落部をそれぞれ設け、それら欠落部をシャフ
ト周方向に実質的に等間隔に配置することにより、グリ
ップを装着するバット端側の肉厚を薄くして曲げ剛性を
低減することができ、繊維強化樹脂シャフトを使用した
ショートアイアンであっても撓りをグリップで感知し易
くすることができる。しかも、欠落部をシャフト周方向
に実質的に等間隔に分布させるため、バット端側の周方
向における肉厚変動が小さく、局部的に強度が大きく低
下するようなことはない。
端付近の曲げ剛性をロングアイアンからショートアイア
ンに向かって徐々に減少させることが必要であるが、チ
ップ側の曲げ剛性は特に限定されることはなく、従来と
同様にロングアイアンからショートアイアンに向かって
徐々に増大させることができる。
トは、ゴルフクラブとして3番〜9番アイアンのほかサ
ンドウェッジやピッチングウェッジ等の各種ウェッジを
含むものであるが、必ずしも全部について曲げ剛性を上
記関係にする必要はなく、少なくとも5番〜9番アイア
ン(ロフト角24°〜42°)に適用すればよい。
の図面を参照しながら詳細に説明する。
ゴルフクラブセットを例示するものであり、アイアンゴ
ルフクラブA3〜A9(3番〜9番アイアン)と、アイ
アンゴルフクラブPW(ピッチングウェッジ)と、アイ
アンゴルフクラブSW(サンドウェッジ)との9本から
構成されている。
SWは、番手が大きくなるほどロフト角X(°)が大き
くなると共にクラブ長さが短くなるように設定されてい
る。即ち、アイアンゴルフクラブA3〜A9,PW,S
Wは、番手が大きくなるほど打球飛距離が短くなるよう
に設定されている。各ゴルフクラブは、繊維強化樹脂製
のクラブシャフトSのバット側にグリップ1が装着さ
れ、チップ側にクラブヘッド2が取り付けられた構成に
なっている。
SWにおいて、ロフト角が小さい番手から大きい番手に
なるに従い、言い換えればクラブ長さが長い番手から短
い番手になるに従い、更に言い換えれば打球飛距離が大
きい番手から小さい番手になるに従い、クラブシャフト
Sのバット端から70mmの個所における曲げ剛性が漸
次減少するように設定されている。
PW,SWにおいて、上記曲げ剛性の番手間の減少量
は、最もロフト角が小さいゴルフクラブに用いるクラブ
シャフトSのバット端から70mmの個所における曲げ
剛性の1〜8%の範囲から選ばれた任意のピッチにする
ことができる。
PW,SWのクラブシャフトSのバット端から70mm
の個所における曲げ剛性を例示するものである。この図
2の設定は曲げ剛性の番手間の減少量をゴルフクラブA
3に用いるクラブシャフトSのバット端から70mmの
個所における曲げ剛性の8%とした場合である。但し、
曲げ剛性の番手間の減少量を8%とした場合、中央値
(◆)に対して+8%の上限値(■)と−8%の下限値
(●)との間の許容範囲内で曲げ剛性を設定することが
可能である。この許容範囲は設計の自由度及び製造誤差
を含むものである。
PW,SWのクラブシャフトSのバット端から70mm
の個所における曲げ剛性を例示するものである。この図
3の設定は曲げ剛性の番手間の減少量をゴルフクラブA
3に用いるクラブシャフトSのバット端から70mmの
個所における曲げ剛性の1%とした場合である。但し、
曲げ剛性の番手間の減少量を1%とした場合、中央値
(◆)に対して+1%の上限値(■)と−1%の下限値
(●)との間の許容範囲内で曲げ剛性を設定することが
可能である。この許容範囲は上記と同様に設計の自由度
及び製造誤差を含むものである。
PW,SWのクラブシャフトSにおける曲げ剛性の分布
状態を例示するものである。この図4の設定はバット端
付近の曲げ剛性の番手間の減少量をゴルフクラブA3に
用いるクラブシャフトSのバット端から70mmの個所
における曲げ剛性の6.5%とした場合である。図4に
示すように、クラブシャフトSのバット端付近における
曲げ剛性はロフト角Xが小さいゴルフクラブA3からロ
フト角Xが大きいゴルフクラブSWに向かって徐々に減
少するようになっている。
PW,SWのクラブシャフトSにおける曲げ剛性の分布
状態を例示するものである。この図5の設定はバット端
付近の曲げ剛性の番手間の減少量をゴルフクラブA3に
用いるクラブシャフトSのバット端から70mmの個所
における曲げ剛性の2%とした場合である。図5に示す
ように、クラブシャフトSのバット端付近における曲げ
剛性はロフト角Xが小さいゴルフクラブA3からロフト
角Xが大きいゴルフクラブSWに向かって徐々に減少す
るようになっている。
付近の曲げ剛性をロフト角Xが大きい番手ほど減少させ
たことにより、ショートアイアンであってもクラブシャ
フトSの撓りをグリップで感知し易くすることができ、
その結果、ショートアイアンほど打球の方向性や飛距離
をより安定させることができる。
うに、補強繊維fをシャフト軸方向に対して斜めに配列
した複数のバイアス層3、補強繊維fをシャフト軸方向
に対して平行に配列した複数のストレート層4、補強繊
維fをシャフト軸方向に対して平行に配列した1層の先
端補強層5、及び先端パラレル部を構成するための、補
強繊維fをシャフト軸方向に対して平行に配列した三角
形状の1枚のパラレル補強層6とから構成されている。
バイアス層3の外周側にストレート層4が一体的に積層
されたシャフト本体S1は、両層3,4をシートラッピ
ング法により巻き付けてバット端ほど太径のテーパ円管
状(6/1000〜15/1000のテーパ比率)に形
成されている。チップ端部T1のシャフト本体S1の外
周上に先端補強層5とパラレル補強層6がそれぞれ巻回
積層されている。
互いにシャフト軸方向に対する傾斜方向を逆向きにして
交差するように4層設けられている。補強繊維fの傾斜
方向を逆向きにした2枚のバイアス層3A,3Bを、図
8に示すように半ピッチずらして重ね合わせ、それを2
周筒状に巻回した構造にしている。
図8に示すように、各ストレート層4A,4B,4C,
4Dがそのバット側部分B1にバット端Bまで徐々に幅
が拡大する欠落部e1,e2,e3,e4 をそれぞれ備えると
共に、各ストレート層4A,4B,4C,4Dはその欠
落部e1,e2,e3,e4 をシャフト周方向に実質的に等間
隔で分散するようにして積層されている。図9に上記ス
トレート層4を有するシャフトSの曲げ剛性分布の一例
をグラフ図にして示す。
側にバット端Bに向けて徐々に幅が拡大する欠落部e1,
e2,e3,e4 をバット端Bまで介在させることにより、
手元側の曲げ剛性を低下させたので、ダウンスイング中
にシャフトの撓り具合がゴルファーの手元まで容易に感
知できるようになり、繊維強化樹脂製のシャフトであっ
ても飛距離のコントロールを容易にし、イメージ通りの
弾道や飛距離が得やすくなるので、ミスショットを減ら
すことができる。また、欠落部e1,e2,e3,e 4 をシャ
フト周方向に実質的に等間隔に分布させるため、シャフ
ト周方向における肉厚を変動を抑え、局部的に大きな強
度低下を招くことがなく、しかも、欠落部e1,e2,e3,
e4 を設けることで、シャフトをより軽量化することが
できるという利点もある。
ト層4の補強繊維fに用いられる繊維としては、従来公
知のものが使用可能であり、例えば、炭素繊維、ガラス
繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、アルミナ繊維、炭化
珪素繊維などを例示することができる。より好ましく
は、比強度、比弾性率に優れた炭素繊維を用いるのがよ
い。
ス樹脂としては、従来と同様のものが使用でき、例え
ば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂
などの熱硬化性樹脂や、ポリプロピレン樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂な
どの熱可塑性樹脂を使用することができる。より好まし
くは、エポキシ樹脂を用いるのがよい。
もバット端Bからチップ端T側に300mmの位置Qま
でのバット側部分B1に設けることができる。即ち、ゴ
ルファーがゴルフクラブを握る位置は、一般にバット端
Bから約170mmまでの区間であり、更にダウンスウ
ィング中に重要となる左手(右ききの場合)が強く握る
部分(中指とくすり指)は、バット端Bから60〜70
mmの領域であり、ゴルファーは、この中指とくすり指
でシャフトの撓りを手元に感じつつスウィングするた
め、このバット端Bからチップ端T側に70mmまでの
バット端側部B2においてシャフト曲げ剛性を低くする
必要がある。このようにバット端Bから70mmの個所
における曲げ剛性を調整するには、繊維強化樹脂シャフ
トSにおいて、ストレート層4の少なくともバット端B
からチップ端T側に300mmの位置Qからバット端B
までの領域にバット端側に向けて徐々に幅が拡大する欠
落部e1,e2,e3,e4 を設けるようにすればよい。
が位置Qよりもバット端Bに向かうほどグリップ部での
シャフトの撓りを感知し難くなる。また、位置Qよりバ
ット端B側に欠落部e1,e2,e3,e4 を設けて、シャフ
トの撓りを感知し易いようにシャフト曲げ剛性を低する
と、シャフト曲げ剛性を大きく変化させることになるの
で、その部分に応力集中を招き、シャフトが破損する危
険があるため、好ましくない。
端es がチップ端Tからシャフト全長Lの40%の位置
Nとなるところから設けることができ、その欠落開始端
esをチップ端Tからシャフト全長Lの40%の位置と
位置Qの間の領域Zに配置することができる。欠落部e
1,e2,e3,e4 を位置Nよりチップ端T側から設ける
と、シャフト先端部分に取り付ける補強層によるシャフ
ト重心位置やキックポイント等の調整が難しくなり、設
計の自由度が大きく損なわれるので、好ましくない。
側部分B1のシャフト曲げ剛性分布は、図9に示すよう
に、連続してバット端Bまで漸増しているのが好ましい
が、それに限定されず、シャフト曲げ剛性の許す範囲
で、連続的に漸減したり、曲げ剛性を同じ値にした横軸
と水平な分布直線となるようにしてもよい。
バット端Bにおける曲げ剛性が、欠落部がないストレー
ト層を有するシャフトのバット端の曲げ剛性に対して、
20〜50%低くなるように設けることができる。図9
に点線kで欠落部がないストレート層を有するシャフト
のバット側部分B1における曲げ剛性を示す。
4B,4C,4Dに1つの欠落部e 1,e2,e3,e4 をそ
れぞれ設けた例を示しているが、欠落部をシャフト周方
向にバランスして配置するため、少なくとも3層のスト
レート層に上述したような欠落部を形成するようにすれ
ばよい。また、欠落部はそれが設けられた各ストレート
層に1つ以上設けてもよい。
ロフト角X、クラブシャフトのバット端から70mmの
個所における曲げ剛性を表1のようにした3番〜9番の
アイアンゴルフクラブ、ピッチングウェッジ、サンドウ
ェッジからなる本発明のアイアンゴルフクラブセット
(本発明セット)と、従来のアイアンゴルフクラブセッ
ト(従来セット)とをそれぞれ製作した。なお、本発明
セットではクラブシャフトのストレート層のバット側に
欠落部を設けることによりバット端付近における曲げ剛
性を変化させ、その番手間の減少量を#3のクラブシャ
フトのバット端から70mmの個所における剛性の6.
5%とした。
コントロール性を評価し、その結果を表2に示した。
にシャフトの撓り具合の感覚によりスイングをコントロ
ールして打つ5人の上級ゴルファーにより飛距離をコン
トロールして試打し、そのコントロール性を5人の採点
の平均を四捨五入した10段階で評価した。この値が大
きいほど飛距離のコントロール性が優れている。
ャフトを繊維強化樹脂から構成した従来セットと比較し
てショートアイアンほど飛距離コントロール性が優れて
いた。
シャフトのバット側にグリップを、チップ側にクラブヘ
ッドをそれぞれ装着し、ロフト角が大きくなるほどクラ
ブ長さが短くなる複数本のアイアンゴルフクラブからな
るセットにおいて、前記クラブシャフトを繊維強化樹脂
から構成し、前記ロフト角が小さい番手のロングアイア
ンから前記ロフト角が大きい番手のショートアイアンに
なるに従い、前記クラブシャフトのバット端から70m
mの個所における曲げ剛性を漸次減少させたことによ
り、クラブシャフトを繊維強化樹脂から構成したショー
トアイアンであってもシャフトの撓りをグリップで感知
し易くするので、ショートアイアンほど打球の方向性や
飛距離をより安定させることができる。
ブセットを構成する複数本のアイアンゴルフクラブをそ
れぞれ一部省略して示す側面図である。
クラブシャフトのバット端から70mmの個所における
曲げ剛性(番手間の減少量が、最もロフト角が小さい番
手に用いるクラブシャフトのバット端から70mmの個
所における曲げ剛性の8%である場合)を例示するグラ
フ図である。
クラブシャフトのバット端から70mmの個所における
曲げ剛性(番手間の減少量が、最もロフト角が小さい番
手に用いるクラブシャフトのバット端から70mmの個
所における曲げ剛性の1%である場合)を例示するグラ
フ図である。
シャフトにおける曲げ剛性(番手間の減少量が、最もロ
フト角が小さい番手に用いるクラブシャフトのバット端
から70mmの個所における曲げ剛性の6.5%である
場合)の分布状態を例示するグラフ図である。
シャフトにおける曲げ剛性(番手間の減少量が、最もロ
フト角が小さい番手に用いるクラブシャフトのバット端
から70mmの個所における曲げ剛性の2%である場
合)の分布状態を例示するグラフ図である。
の一例を理解を容易にするため、径に対して軸方向長さ
を縮尺して示す縦断面図である。
易にするため、シャフト中空部を拡大して示す一方、シ
ャフト肉厚部分を拡大して示す断面図である。
て示す分解図である。
例示するグラフ図である。
シャフトにおける曲げ剛性の分布状態を例示するグラフ
図である。
部 es 欠落開始端 f 補強繊維
Claims (4)
- 【請求項1】 クラブシャフトのバット側にグリップ
を、チップ側にクラブヘッドをそれぞれ装着し、ロフト
角が大きくなるほどクラブ長さが短くなる複数本のアイ
アンゴルフクラブからなるセットにおいて、前記クラブ
シャフトを繊維強化樹脂から構成し、前記ロフト角が小
さい番手のロングアイアンから前記ロフト角が大きい番
手のショートアイアンになるに従い、前記クラブシャフ
トのバット端から70mmの個所における曲げ剛性を漸
次減少させたアイアンゴルフクラブセット。 - 【請求項2】 前記曲げ剛性の番手間の減少量を、最も
ロフト角が小さいゴルフクラブに用いるクラブシャフト
のバット端から70mmの個所における曲げ剛性の1〜
8%の任意のピッチにした請求項1に記載のアイアンゴ
ルフクラブセット。 - 【請求項3】 補強繊維をシャフト軸方向に対して斜め
に配列する複数のバイアス層と、補強繊維をシャフト軸
方向に対して平行に配列する複数のストレート層とを巻
回積層して、バット側ほど太径となるテーパー円管状に
形成した繊維強化樹脂製のクラブシャフトを有し、前記
複数のストレート層のうち少なくとも3層のバット側に
それぞれバット端側ほど徐々に幅が拡大する欠落部を設
け、これら欠落部をシャフト周方向に実質的に等間隔に
分布させた請求項1又は請求項2に記載のアイアンゴル
フクラブセット。 - 【請求項4】 前記欠落部を少なくともバット端からチ
ップ側に300mmの位置までのバット側部分に設けた
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のアイアン
ゴルフクラブセット。
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