JP3432611B2 - 用紙加熱装置 - Google Patents

用紙加熱装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジアゾ式複写機の加熱
現像装置、電子写真方式の画像形成装置の加熱定着装
置、シート乾燥装置等に用いる用紙加熱装置に関する。
さらに詳しく言えば、加熱回転円筒と、この加熱回転円
筒内に設けられた発熱体と、前記加熱回転円筒外周面に
圧接配置される複数の用紙送りローラと、これら用紙送
りローラ間に配置されたガイド部材とを有する用紙加熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアゾ式複写機の加熱現像装置として用
いる前述の形式の用紙加熱装置は、例えば特開平4−3
04451号公報に既に開示されており、以下にこの周
知技術の要点を説明する。
【0003】図7において、加熱回転円筒100の外周
に回転可能な第1ローラ101、第2ローラ102およ
び第3ローラ103が、矢印Fで示す加熱回転円筒10
0の回転方向にこの順に該加熱回転円筒に接合して配置
されている。第2ローラ102は、弾性部材104によ
り第1および第3の両ローラ101、103の方へ押圧
されている。第1ローラ101と第2ローラ102の間
および第2ローラ102と第3ローラ103の間には、
それぞれシート状ガイド部材105a、105bが配置
され、さらに各ガイド部材105a、105bの各両端
には、これらガイド部材を加熱回転円筒100の外周に
対し所望の間隔で保持し固定する固定部材106が設け
られている。
【0004】図7に示す加熱回転円筒100を用いて用
紙を100°以上で加熱する場合、用紙に含まれる水分
が蒸発してガイド部材105a、105bに付着残留す
る。この結果、加熱回転円筒100とガイド部材105
a、105bとが、用紙が通過した後の残留水分により
密着状態となり、加熱回転円筒100の回転に対する抵
抗力が発生する。この抵抗力により、図8に示すよう
に、加熱回転円筒100が第1ローラ101を中心とし
て第1ローラ101と第2ローラ102の間から押し出
される方向に、実線で示す位置から破線で示す位置へ移
動してしまう。
【0005】シート状ガイド部材105a、105bは
固定部材106で固定保持されているので、前述した加
熱回転円筒100の移動により用紙の搬送路が塞がれ、
次に送られてくる用紙が紙づまりしてしまう不具合が発
生した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の用紙
加熱装置における前述の不具合を解消し、用紙の搬送路
を常時確保して紙づまりの発生を防止することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、用紙送り方向に上流側よりみて第1用紙送りロー
ラと第2用紙送りローラとの間の加熱回転円筒外周面に
近接して配置され、加熱回転円筒の偏心移動時に該加熱
回転円筒の外周面に当接して加熱回転円筒の移動を制限
する、摺動面を有する受け部材を設けることにより解決
される。
【0008】また、本発明は、前記の課題を有利に解決
するため、前記摺動面を有する受け部材が回転可能であ
ることを提案する。
【0009】さらに、本発明は、前記の課題を有利に解
決するため、前記回転可能な受け部材が、低熱伝導性を
有する耐熱性高分子材料あるいはセラミックよりなるこ
とを提案する。
【0010】
【作用および効果】請求項1の発明では、第1用紙送り
ローラと第2用紙送りローラとの間の加熱回転円筒外周
面に近接して配置され、加熱回転円筒の偏心移動時に該
加熱回転円筒の外周面に当接して加熱回転円筒の移動を
制限する、摺動面を有する受け部材を設けているので、
加熱回転円筒が第1ローラを中心として第1ローラと第
2ローラの間から押し出されるように偏心移動する場
合、前記受け部材により移動を制限されるので、用紙の
搬送路が常時確保され、紙づまり等の不具合が防止され
る。
【0011】請求項2の発明では、受け部材が回転可能
に形成されているので、加熱回転円筒への抵抗が小さく
なり、用紙の搬送がスムーズに行われる。
【0012】請求項3の発明では、前記回転可能な受け
部材が、低熱伝導性を有する耐熱性高分子材料あるいは
セラミックよりなるので、加熱回転円筒から側板等への
熱流出が抑制され、加熱回転円筒の加熱効率を向上させ
ることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明をジアゾ複写機に適用した実
施例を図面により説明する。
【0014】図1に示すジアゾ複写機1は、シート状記
録材料である用紙Pを収納し且つ原稿を挿入するための
給紙部2、透明シリンダガラスの内部に蛍光灯ランプを
設けた露光部3、露光後の原稿と用紙とを分離する分離
部4、潜像を形成した用紙を加熱現像する現像部5を備
えており、用紙は前記各プロセス部を経てコピーを終了
する。
【0015】前記のジアゾ複写機1を、その動作を含め
て以下に説明する。
【0016】図1において、給紙部2の給紙テーブル2
1の入口から原稿搬送部へ原稿Gを挿入すると、原稿G
はいくつかの送りローラ対22を通過する。それと同時
に、給紙ローラ24が用紙束の最上側用紙Pに接してそ
の搬送を開始し、予め設定した所定の距離該用紙Pを搬
送する。かくして、原稿Gは原稿搬送路を、そして用紙
Pは用紙搬送路を通って合流し、重合状態で合流搬送路
へ導かれ、ついで露光部3へ送り込まれる。
【0017】露光部3は、透明なシリンダガラス30
と、駆動ローラ31と、この駆動ローラ31、引張ロー
ラ32およびアイドルローラ33に掛けられた無端ベル
ト34と、シリンダ受けコロ35とを備えている。シリ
ンダガラス30内には、図示しない保持手段により保持
される蛍光灯ランプ36が設けられている。給紙部2よ
り送られて来た重合状態の原稿Gと用紙Pは、シリンダ
ガラス30と無端ベルト34との間に挾み込まれ、蛍光
灯ランプ36の光エネルギーにより原稿Gを露光し、用
紙Pに潜像を形成する。
【0018】露光を終えた原稿Gと用紙Pは、分離爪3
7によりシリンダガラス30より剥がされ、分離部4へ
導かれる。
【0019】分離部4は、原稿吸着側に原稿吸着板41
とその周りを回動するように掛けわたされた搬送ベルト
42とを備え、そして用紙側には用紙吸着板43が設け
られている。各吸着板41、43の内部には図示しない
吸引ファンにより予め設定した負圧が発生しており、原
稿Gと用紙Pをそれぞれ吸着し搬送することにより分離
が行われる。
【0020】用紙Pより分離された原稿Gは、排紙ロー
ラ44、45により排紙トレイ46へ排出される。用紙
Pは、搬送ローラ47、48およびそれらの間のガイド
板により現像部5へ導かれる。
【0021】図1および図2において、現像部5には加
熱回転円筒50が設けられ、その外周に回転可能な第1
ローラ51、第2ローラ52および第3ローラ53が、
矢印Fで示す加熱回転円筒50の回転方向にこの順に該
加熱回転円筒に接合して配置されている。加熱回転円筒
50の内部には棒状発熱体54が設けられ、この発熱体
54は図示しない制御手段により接断を制御され、加熱
回転円筒50を所望の任意温度に加熱する。
【0022】第1ローラ51と第2ローラ52の間およ
び第2ローラ52と第3ローラ53の間には、それぞれ
シート状ガイド部材55a、55bおよびこれらガイド
部材を保持する固定部材56a、56bが、加熱回転円
筒50の外周に沿って配置されている。
【0023】さらに、第1ローラ51と第2ローラ52
の間にて加熱回転円筒50の外周に近接して、摺動面を
有する受け部材57が配置されている。図2に示す58
および59は、加熱回転円筒50の加熱温度を検出する
センサおよび該加熱温度の過上昇を防止する安全装置で
あり、60は分離爪である。
【0024】第1ローラ51ないし第3ローラ53の間
で加熱現像された用紙Pは、分離爪60により加熱回転
円筒50より剥がされ、排紙ローラ対61を経てコピー
トレイ62に排出される。
【0025】図3に示す実施例では、前記受け部材57
がその摺動面57aに摺動部材57bを備えている。摺
動部材としては、耐熱性ならびに摺動性に優れるテフロ
ン系のシート、例えばPPS、PES、PEEK等が好
適である。受け部材57は、加熱回転円筒50が通常の
状態にあるとき、加熱回転円筒50の外周面に対し0.
5〜2mmの間隙を有し、加熱回転円筒50が偏心した
ときのみ、加熱回転円筒50の外周面に接するように設
定される。さらに、受け部材57は、加熱回転円筒50
の用紙搬送幅と干渉しないように、加熱回転円筒50の
端部より5〜10mmの範囲に位置するように配置する
のが望ましい。
【0026】図4に示す実施例では、受け部材として回
転可能なボールベヤリング70を用いている。ボールベ
ヤリングの代りに、ニードルベヤリングその他の回転部
材を用いることも可能である。この場合も、加熱回転円
筒50とボールベヤリング70の両外周面間の間隙を
0.5〜2mmとする。
【0027】図5に示す実施例では、回転可能な受け部
材として、耐熱性および低熱伝導性を有する高分子材料
よりなる回転可能な部材71を用いている。このような
高分子材料としては、フッ素樹脂、ポリイミド等が好適
である。
【0028】また、受け部材71をセラミック材料より
形成することも可能である。セラミック材料としては、
低熱伝導性を有するジルコニア、ムライト、コージライ
ト等がある。
【0029】以上の高分子材料またはセラミック材料
を、回転可能な筒状の受け部材に形成して使用する。ボ
ールベヤリングおよびニードルベヤリングを含む前述し
た各種材料の使用限界温度および熱伝導率を、図6に示
す。本発明の受け部材の材料として、ポリイミド、フェ
ノール樹脂、セラミック等が好適であることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するジアゾ式複写機の説明図であ
る。
【図2】本発明により構成した用紙加熱装置の斜視図で
ある。
【図3】本発明による用紙加熱装置の別の実施例の図式
断面図である。
【図4】本発明による用紙加熱装置のさらに別の実施例
の図式断面図である。
【図5】本発明による用紙加熱装置のさらに別の実施例
の図式断面図である。
【図6】受け部材に用いる各種材料の使用限界温度と熱
伝導率を示す表である。
【図7】従来の用紙加熱装置の図式断面図である。
【図8】従来の用紙加熱装置の偏心移動の説明図であ
る。
【符号の説明】
50 加熱回転円筒 51、52、53 第1、第2、第3ローラ 54 棒状発熱体 55a、55b シート状ガイド部材 57 受け部材 57a 摺動面 70、71 回転可能な受け部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 3/00 335 G03G 15/12 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/00 F26B 13/18 F26B 3/30 G03G 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱回転円筒と、この加熱回転円筒内に
    設けられた発熱体と、前記加熱回転円筒外周面に圧接配
    置される複数の用紙送りローラと、これら用紙送りロー
    ラ間に配置されたガイド部材とを有する用紙加熱装置に
    おいて、 用紙送り方向に上流側よりみて第1用紙送りローラと第
    2用紙送りローラとの間の加熱回転円筒外周面に近接し
    て配置され、加熱回転円筒の偏心移動時に該加熱回転円
    筒の外周面に当接して加熱回転円筒の移動を制限する、
    摺動面を有する受け部材を設けたことを特徴とする用紙
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動面を有する受け部材が回転可能
    であることを特徴とする、請求項1に記載の用紙加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回転可能な受け部材が、低熱伝導性
    を有する耐熱性高分子材料あるいはセラミックよりなる
    ことを特徴とする、請求項2に記載の用紙加熱装置。
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