JP3432567B2 - 目地材 - Google Patents
目地材Info
- Publication number
- JP3432567B2 JP3432567B2 JP02440094A JP2440094A JP3432567B2 JP 3432567 B2 JP3432567 B2 JP 3432567B2 JP 02440094 A JP02440094 A JP 02440094A JP 2440094 A JP2440094 A JP 2440094A JP 3432567 B2 JP3432567 B2 JP 3432567B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint material
- groove
- adhesive tape
- release paper
- back surface
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、屋上等のスラブ上面
に防水層、断熱層等を設け、それらの上面に押えコンク
リートを打設する際のその押えコンクリートの目地材に
関するものである。
に防水層、断熱層等を設け、それらの上面に押えコンク
リートを打設する際のその押えコンクリートの目地材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋上等のスラブ上面には防水処理をした
後、又は断熱層をさらに設けた後、押えコンクリートを
打設する。この際、その押えコンクリートには目地材を
介在して、目地材により押えコンクリート層を分割し、
温度変化によって押えコンクリート層が伸縮すると、そ
の伸縮を目地材の伸縮により吸収して、パラペットの押
出し、立上がり部防水層の破断、押えコンクリート相互
の突上げが生じることを防止している。
後、又は断熱層をさらに設けた後、押えコンクリートを
打設する。この際、その押えコンクリートには目地材を
介在して、目地材により押えコンクリート層を分割し、
温度変化によって押えコンクリート層が伸縮すると、そ
の伸縮を目地材の伸縮により吸収して、パラペットの押
出し、立上がり部防水層の破断、押えコンクリート相互
の突上げが生じることを防止している。
【0003】その目地材は断熱層等にブチルテープ等の
粘着テープによって固定されるが、その固定後、直ちに
コンクリートを打設する場合はよいが、長時間経過後に
行う場合にはその間に雨が降ることがある。このため、
図6、図7に示すように、目地材A裏面(断熱層B又は
防水層との固定面)にその幅全長に亘る溝2を形成し、
この溝2を通して、目地材A中を雨水が通り抜けるよう
にしている。
粘着テープによって固定されるが、その固定後、直ちに
コンクリートを打設する場合はよいが、長時間経過後に
行う場合にはその間に雨が降ることがある。このため、
図6、図7に示すように、目地材A裏面(断熱層B又は
防水層との固定面)にその幅全長に亘る溝2を形成し、
この溝2を通して、目地材A中を雨水が通り抜けるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の目地材A
は、図6、図7に示すように、裏面全長に亘り溝2を等
間隔に形成し、各溝2間適宜位置(突部2a)に離型紙
付きの粘着テープ3、3aを設けている。このため、施
工に際しては、各離型紙をそれぞれ剥して固定する。そ
の剥す際、図7に示すように、粘着テープ3、3aは、
その縁が目地材Aの突部2a幅方向及び長さ方向全長に
ぴったり合わせたり(符号3)、少し内側となっており
(符号:3a)、離型紙も同一大きさであるため、軍手
をはめた指で離型紙の端を掴みにくく、その作業が非常
に煩わしいものとなっている。
は、図6、図7に示すように、裏面全長に亘り溝2を等
間隔に形成し、各溝2間適宜位置(突部2a)に離型紙
付きの粘着テープ3、3aを設けている。このため、施
工に際しては、各離型紙をそれぞれ剥して固定する。そ
の剥す際、図7に示すように、粘着テープ3、3aは、
その縁が目地材Aの突部2a幅方向及び長さ方向全長に
ぴったり合わせたり(符号3)、少し内側となっており
(符号:3a)、離型紙も同一大きさであるため、軍手
をはめた指で離型紙の端を掴みにくく、その作業が非常
に煩わしいものとなっている。
【0005】また、目地材Aを途中で切断して使用する
際、粘着テープ3の間隔が大きすぎて、切断後の目地材
Aに十分な数の粘着テープ3がなかったり、全くない場
合があった。このため、十分な固定力を得られなかった
り、新たに接着層を形成する(接着剤を使用する)等の
作業が必要となっていた。
際、粘着テープ3の間隔が大きすぎて、切断後の目地材
Aに十分な数の粘着テープ3がなかったり、全くない場
合があった。このため、十分な固定力を得られなかった
り、新たに接着層を形成する(接着剤を使用する)等の
作業が必要となっていた。
【0006】ここで、スラブ上面は、排水口に向って傾
斜させて排水可能となっており、その上に固定される目
地材Aの大部分はその長さ方向に傾斜するため、水はそ
の傾斜に沿って流れることとなり、溝2は下側の端にあ
れば、目地材Aを通る排水には十分である。
斜させて排水可能となっており、その上に固定される目
地材Aの大部分はその長さ方向に傾斜するため、水はそ
の傾斜に沿って流れることとなり、溝2は下側の端にあ
れば、目地材Aを通る排水には十分である。
【0007】この発明は以上の点に鑑み、目地材の施工
性を高めることを課題とする。
性を高めることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、上記裏面に溝及び粘着テープ
を設けた目地材であって、下記の構成をなしたのであ
る。
に、この発明にあっては、上記裏面に溝及び粘着テープ
を設けた目地材であって、下記の構成をなしたのであ
る。
【0009】 上記溝を一端に形成し、その溝と目地
材他端の間全長には離型紙付きの粘着テープを設けて、
その粘着テープの少なくとも一角の目地材裏面は凹部と
なって、その粘着テープの一角を浮かす。
材他端の間全長には離型紙付きの粘着テープを設けて、
その粘着テープの少なくとも一角の目地材裏面は凹部と
なって、その粘着テープの一角を浮かす。
【0010】上記溝は他端にも形成することができ、こ
の場合は両端の溝間全長に粘着テープを設ける。
の場合は両端の溝間全長に粘着テープを設ける。
【0011】
【作用】このように構成するこの発明に係る目地材は、
粘着テープをその浮き上がった一角でもって、離型紙を
掴んで剥し、溝側を傾斜方向の下側として従来と同様
に、粘着テープによりスラブ上面に固定する。この固定
は、粘着テープが目地材のほぼ全長にあるため安定す
る。この施工後、コンクリート打設前に雨が降っても、
その雨水は目地材に沿って流れ、端の溝から通り抜け
る。
粘着テープをその浮き上がった一角でもって、離型紙を
掴んで剥し、溝側を傾斜方向の下側として従来と同様
に、粘着テープによりスラブ上面に固定する。この固定
は、粘着テープが目地材のほぼ全長にあるため安定す
る。この施工後、コンクリート打設前に雨が降っても、
その雨水は目地材に沿って流れ、端の溝から通り抜け
る。
【0012】溝が両端にあるものは、溝の位置を傾斜方
向下側とする考慮をすることなく、必ず下側に溝が位置
し、途中で分断しても、一端には溝があって、その溝を
下側にすればよい。
向下側とする考慮をすることなく、必ず下側に溝が位置
し、途中で分断しても、一端には溝があって、その溝を
下側にすればよい。
【0013】
【効果】この発明は以上のように構成し、上記の作用に
よって目地材を固定するようにしたので、以下の効果
を発揮する。
よって目地材を固定するようにしたので、以下の効果
を発揮する。
【0014】 離型紙は容易に剥すことができ、非常
に作業性がよく、目地材の固定も安定する。
に作業性がよく、目地材の固定も安定する。
【0015】
【実施例】図1に一実施例を示し、この目地材Aは目地
本体10の下側に脚を有する自立型であって、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンな
どの樹脂発泡体から成り、例えば、その長さは1000
mm、脚の幅は80mm、その厚さは12mmである。
本体10の下側に脚を有する自立型であって、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンな
どの樹脂発泡体から成り、例えば、その長さは1000
mm、脚の幅は80mm、その厚さは12mmである。
【0016】この目地材A(脚)裏面には、同図及び図
2、図3に示すように、その両端に3条の溝12が形成
されており、この溝12は幅30mm、深さ5mm、間
隔10mmであるが、これらの溝数、幅、深さ、間隔は
任意である。この溝12間全長に離型紙14付きの粘着
テープ13が貼付されている。この粘着テープ13はブ
チルテープなどである。
2、図3に示すように、その両端に3条の溝12が形成
されており、この溝12は幅30mm、深さ5mm、間
隔10mmであるが、これらの溝数、幅、深さ、間隔は
任意である。この溝12間全長に離型紙14付きの粘着
テープ13が貼付されている。この粘着テープ13はブ
チルテープなどである。
【0017】粘着テープ13の両端の両角の目地材A裏
面は同図のごとく凹部15が形成されており、この凹部
15に指先を入れて離型紙14を掴み、図3のごとく引
き上げて剥す。凹部15は四角の少なくとも一角にあれ
ばよい。
面は同図のごとく凹部15が形成されており、この凹部
15に指先を入れて離型紙14を掴み、図3のごとく引
き上げて剥す。凹部15は四角の少なくとも一角にあれ
ばよい。
【0018】図4に示す実施例の目地材Aは、目地本体
10とそのベース11とから成り、ベース11の裏面に
溝12が形成されている。図5に示す実施例の目地材A
は、目地本体10のみで成したものであり、その裏面に
溝12が形成されている。両実施例とも溝12間には離
型紙14付粘着テープ13が貼付されて、その少なくと
も一角には凹部15を形成している。
10とそのベース11とから成り、ベース11の裏面に
溝12が形成されている。図5に示す実施例の目地材A
は、目地本体10のみで成したものであり、その裏面に
溝12が形成されている。両実施例とも溝12間には離
型紙14付粘着テープ13が貼付されて、その少なくと
も一角には凹部15を形成している。
【0019】各実施例の目地材Aは、従来と同様にして
離型紙14を剥ぎ取って粘着テープ13によって固定
し、図5のものは必要に応じてモルタルだんごによって
固定する。この固定後、押えコンクリートを打設する。
離型紙14を剥ぎ取って粘着テープ13によって固定
し、図5のものは必要に応じてモルタルだんごによって
固定する。この固定後、押えコンクリートを打設する。
【0020】各実施例は両端に溝12を形成したが、一
端のみでもよく、この場合、溝12のない端に凹部15
を形成することもできる。また、途中に溝12を形成す
ることもできる(図2鎖線参照)。
端のみでもよく、この場合、溝12のない端に凹部15
を形成することもできる。また、途中に溝12を形成す
ることもできる(図2鎖線参照)。
【図1】一実施例の一部切欠き斜視図
【図2】同実施例の一部切欠き底面斜視図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】他の実施例の一部切欠き斜視図
【図5】他の実施例の一部切欠き斜視図
【図6】従来例の一部切欠き斜視図
【図7】同従来例の一部切欠き底面斜視図
2、12 溝
10 目地本体
11 ベース
13 粘着テープ
14 離型紙
15 凹部
A 目地材
Claims (2)
- 【請求項1】 屋上等のスラブ上面に固定される押えコ
ンクリート用目地材Aであって、下記の点を特徴とす
るもの。 目地材A裏面一端にその幅全長に亘る溝12が形成
され、その溝12と目地材A他端の間全長には離型紙1
4付の粘着テープ13が設けられて、その粘着テープ1
3の少なくとも一角の目地材A裏面は凹部15となっ
て、その粘着テープ13の一角が浮いている。 - 【請求項2】 請求項1記載の目地材であって、目地材
A他端にもその幅全長に亘る上記溝12が形成され、そ
の両端の溝12、12間全長に上記粘着テープ12が設
けられていることを特徴とする目地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02440094A JP3432567B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 目地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02440094A JP3432567B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 目地材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07229250A JPH07229250A (ja) | 1995-08-29 |
JP3432567B2 true JP3432567B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=12137120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02440094A Expired - Fee Related JP3432567B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 目地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3432567B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP02440094A patent/JP3432567B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07229250A (ja) | 1995-08-29 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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