JP3431584B2 - 廃プラスチック処理装置 - Google Patents

廃プラスチック処理装置

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JP3431584B2
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル(以下
「塩ビ」と略す)を含む廃棄プラスチック(以下「廃プ
ラ」と略す)をリサイクルするために、廃プラ中の有害
な塩ビを取り除くようにした廃プラ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塩ビを含む廃プラをリサイクルするにあ
たっては、大量に廃棄されるプラスチックの中から塩ビ
または塩ビ由来の製品のみを取り除き、塩ビを含まない
成分のみを廃棄する必要があった。
【0003】この塩ビまたは塩ビ由来の製品のみを取り
除く処理は、廃棄される廃プラの量の多さから、処理装
置が簡便で、かつ、時間当たりの処理能力の大きい、比
重選別方式による処理が適している。このような処理
は、すでに高炉還元剤やコークス炉原料等へのリサイク
ル手段として、実運用が開始されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】比重選別方式による処
理では、比較的比重の重い塩ビ(重量物A)とその他の
プラスチック(軽量物B)とに選別される。このため、
その他のプラスチックを容易にリサイクルすることがで
きる。
【0005】比重の重い塩ビ側に選別されたプラスチッ
クは、全処理量の2割から3割にも達するが、二次的廃
棄物として埋め立て処分されている。そして、埋め立て
処分場もやがて満杯となることが指摘されている。従っ
て、今後ますます増加するであろう廃プラに対し、より
有効な処理方式の開発が望まれている。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、廃棄されたプ
ラスチックから発生する二次的廃棄物の量を抑制し、廃
棄されたプラスチックのほとんどを何らかの態様でリサ
イクルできるような廃プラ処理装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、投入される廃
プラスチックを非加熱状態で選別する選別部と、選別部
に接続され、重量物として選別された廃プラスチックを
加熱分解する熱分解部と、を備えたことを特徴とする廃
プラスチック処理装置である。
【0008】本発明によれば、選別部と熱分解部とを組
み合わせることにより、二次的廃棄物の量を抑制しつ
つ、効率良く廃プラスチックを処理することができる。
【0009】好ましくは、熱分解部には、熱分解された
塩素含有物を燃焼させて燃焼ガスとする燃焼部が接続さ
れ、燃焼部には、燃焼ガスを冷却して塩酸を回収する塩
酸回収部が接続されている。
【0010】好ましくは、燃焼部は、熱分解された塩素
含有物を1200℃程度の温度で燃焼させるようになっ
ており、塩酸回収部は、燃焼ガスを100℃程度の温度
まで冷却するようになっている。
【0011】好ましくは、選別部と熱分解部との間に、
熱分解部における廃プラスチックの性状を調整するため
の前処理部が設けられている。
【0012】好ましくは、前処理部は、添加原料が添加
されるようになっている。
【0013】好ましくは、廃プラスチックを選別部に投
入するための配管と、廃プラスチックを前処理部に直接
投入するための配管と、を更に備えている。
【0014】好ましくは、比重選別部には、軽量物とし
て選別された廃プラスチックに添加原料を添加する後処
理部が接続され、熱分解部には、熱分解された脱塩素化
物に添加原料を添加する第2後処理部が接続されてい
る。
【0015】好ましくは、燃焼部には、添加原料が添加
されるようになっている。
【0016】好ましくは、廃プラスチックを比重選別部
に投入するための配管と、廃プラスチックを燃焼部に直
接投入するための配管と、を更に備えている。
【0017】好ましくは、比重選別部には、軽量物とし
て選別された廃プラスチックをさらに比重選別する第2
比重選別部が接続されている。
【0018】好ましくは、熱分解部には、熱分解された
塩素含有物を再び熱分解及び改質させる装置が接続され
ている。
【0019】好ましくは、熱分解部には、熱分解された
脱塩素化物を再び高温分解する装置が接続されている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の廃プラスチック処理装置
の第1の実施の形態を示す概略図である。図1に示すよ
うに、本実施の形態の廃プラスチック処理装置は、大き
な括りとして、比重選別装置1、熱分解装置2、燃焼お
よび塩酸吸収装置3から構成されている。
【0022】各装置1〜3には、後述するように、それ
ぞれの上流に位置する装置の回収物が原料として供給さ
れ、各装置1〜3は、同時に運転するようになってい
る。
【0023】次に、各装置1〜3の構成機器及びそれら
の作用について説明する。
【0024】収集された廃プラ(塩ビを含む)は、原料
受入装置10から本実施の形態の廃プラ処理装置に供給
される。原料受入装置10から供給された廃プラは、後
段に設置された磁力及び風力分別部21の分別処理可能
な大きさとされるべく、1次破砕部20にて破砕され
る。
【0025】磁力及び風力分別部21は、プラスチック
以外の金属や非鉄および異物等の不適合物を、不適合物
回収部28に除去回収させる役目を果たす。ここで分別
回収された金属などの有価物については、回収量は少な
いが、有効にリサイクルされる。一方、異物等は埋め立
て処分される。
【0026】磁力および風力分別部21による分別処理
を経た廃プラは、後段に設置された比重選別部23の選
別処理可能な大きさとされるべく、2次破砕部22にて
さらに破砕される。
【0027】なお、1次破砕部20、磁力及び風力分別
部21及び2次破砕部22の順番や配列組み合わせ等に
ついては、特に本実施の形態の態様に限定されない。
【0028】比重選別部23は、その方式や選別原理に
特別な制限はなく、廃プラを固体状態で(固形物とし
て)選別するという機能を有していればよい。具体的に
は、例えば下記のような方式例がある。
【0029】(1)湿式型:比重1より重い塩ビ等の比
重差を利用し、水等の液体中で遠心力を利用して選別す
る装置等。
【0030】(2)乾式型:塩ビ等の比重差を利用し機
械的に振動させてふるい等にて選別する装置等。
【0031】乾式型および湿式型のいずれか採用されて
も、比重選別部23は、比重の重い塩ビ(重量物)とそ
の他のプラスチック(軽量物)とを選別する。多くは軽
量物回収部24にて軽量物として回収されるが、それら
は適宜の後処理部26により、リサイクルの用途に応じ
て、破砕や造粒、洗浄、さらなる磁力及び風力分別等の
後処理がなされる。
【0032】なお、比重選別部23は、近赤外線やX線
などのセンサーを用いて直接材質を識別して選別する装
置によって置換され得る。
【0033】軽量物のリサイクルの用途としては、高炉
還元剤やコークス炉原料、セメントキルン原料、ボイラ
ー燃料や発電用燃料等がある。
【0034】一方残りの廃プラは重量物回収部25にて
塩ビ含有の重量物として回収される。重量物回収部25
には、前処理部30を介して、熱分解部31が接続され
ている。
【0035】前処理部30は、比重選別部23が湿式型
の場合には、乾燥や不要な無機塩の洗浄などを行うが、
一般には熱分解部31の処理条件に応じて、破砕、磁力
及び風力分別や造粒等の前処理を行う。
【0036】熱分解部31は、特にその方式や選別原理
に制限はなく、塩ビを含む廃プラを300℃前後で加熱
溶融(熱分解)し、塩ビに含まれる塩素を塩化水素ガス
(熱分解ガス)として取り出す脱塩素処理を行うという
機能を有していればよい。例えば、熱分解部31として
は、廃プラを直接溶融する回転カッター型またはスクリ
ュー型がある。あるいは、間接的に溶融するものとし
て、比重が廃プラより大きく金属より小さいような特殊
溶媒を300℃前後に溶融した中に廃プラを投入する方
式のものもある。いずれも、廃プラに含まれる各種熱可
塑性樹脂は約300℃〜450℃の間で熱分解反応を生
じるが、ポリエチレンやポリプロピレンは400℃以上
で分解する一方、塩ビだけは他よりも低い300℃前後
で脱塩素反応を生じるという熱分解特性の違いを利用し
たものである。
【0037】熱分解部31に、塩ビを含有する重量物が
供給されると、その多くは、無害化された流動性のある
例えば油状の液体や固形物の脱塩素化物として脱塩素化
物回収部32にて回収される。その後、それらは適宜の
後処理部34により、リサイクルの用途に応じて、破砕
や造粒、洗浄、磁力及びさらなる風力分別等の後処理が
なされる。
【0038】脱塩素化物のリサイクルの用途としては、
それらが油状の液体の場合にはボイラーやセメントキル
ン等の重油の代替とした燃料、それらが固形物の場合に
は高炉還元剤や、コークス炉原料、セメントキルン原
料、ボイラー燃料、発電用燃料等幅広い。
【0039】一方、熱分解部31の内部で熱分解されて
取り出された塩化水素ガス、および、同時に生ずるテレ
フタル酸や無水フタル酸および可塑材としてプラスチッ
ク中に含まれるDOP等は、高い熱量を保有し、塩素を
含む廃油状の塩素含有物として塩素含有物回収部33に
回収され、その後燃焼部40に導かれ1200℃程度の
高温にて数秒間焼却される。その燃焼部40から排気さ
れる燃焼ガスは、燃焼ガス冷却部41によって冷却さ
れ、100℃程度の低温まで短時間で急冷される。この
ため、ダイオキシン発生の問題はない。冷却された燃焼
ガスは、その中の塩酸を吸収するために、吸収塔等の塩
酸吸収部42に送られる。塩酸吸収部42にて吸収され
た塩酸は、塩酸回収部43にて回収され、高炉などの鉄
鋼プラントにおける酸洗等の用途にリサイクル利用され
る。
【0040】塩酸吸収部42にて塩酸を除去された排ガ
スは、排ガス回収部44にて回収され、除害部50にて
中和、脱臭等の除外処理された後大気に放出される。
【0041】この結果、熱分解部31にて分離された塩
素含有物は、完全燃焼して無害化され、ダイオキシン等
新たな物質が発生することはない。
【0042】以上が、本実施の形態による廃プラ処理装
置の基本フローであるが、前処理部30に対して、熱分
解部31における熱分解処理性状を調整するため、例え
ば塩ビ含有の有無に係わらず、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等の廃プラや塩素を含む廃油、紙等を第1添加原
料60として投入することが可能である。また燃焼部4
0に対しても、燃焼性状を調整するため、例えば塩素含
有物の塩素濃度を低減するように塩素を含まない可燃性
のガスや液体燃料または塩素を含む廃油等を第2添加原
料70として投入することが可能である。
【0043】なお、以上のように構成された比重選別装
置1(20,21,22,23)、熱分解装置2(3
0,31)、燃焼及び塩酸吸収装置3(40,41,4
2)の中の、少なくとも1つの装置は、廃プラスチック
原料または添加原料を供給することにより、単独に運転
が可能であることが好ましい。これにより、実運転中に
いずれかの装置に不適合が発生しても、全ての装置を停
止することなく継続して運転が可能となるため、当該廃
プラ処理装置全体の運用性が向上する。
【0044】次に、図2を用いて、本発明の廃プラスチ
ック処理装置の第2の実施の形態について説明する。図
2は、本実施の形態の廃プラスチック処理装置の構成概
略図である。
【0045】図2に示すように、本実施の形態では、後
処理部26に添加物61が添加されるようになってお
り、また、後処理部34に対して添加物62が追加され
るようになっている。例えば、プラスチックや廃油、紙
等が、添加物61あるいは添加物62として添加され得
る。
【0046】その他については、図1に示す第1の実施
の形態の廃プラスチック処理装置と略同様である。第2
の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0047】本実施の形態によれば、添加物61、62
の添加によって回収物の成分や形状を調整することが可
能であり、これにより、リサイクル商品(A)または
(B)の付加価値を高めることができる。
【0048】次に、図3を用いて、本発明の廃プラスチ
ック処理装置の第3の実施の形態について説明する。図
3は、本実施の形態の廃プラスチック処理装置の構成概
略図である。
【0049】図3に示すように、本実施の形態では、比
重選別部23の前の配管からバイパス部80を分岐して
設け、これを前処理部30に接続している。バイパス部
80は、切り替え弁や配管あるいはコンベア等、廃プラ
処理装置全体の構成により適宜に選択、決定される。
【0050】その他については、図1に示す第1の実施
の形態の廃プラスチック処理装置と略同様である。第3
の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0051】本実施の形態によれば、処理される原料に
ついて下記のそれぞれのパターンの運転状態が選択でき
るので、運用形態が増加して柔軟な運転が可能となる。
【0052】 比重選別部23のみへの供給 熱分解部31のみへの供給 比重選別部23および熱分解部31の両方への供給
【0053】例えば、通常はの運転モードを利用し、
リサイクル品を任意の形状に容易に後処理するために
の運転モードに切り替えたり、あるいは原料の一時的な
増加に対応するためにの運転モードを選択したりする
ことができる。
【0054】次に、図4を用いて、本発明の廃プラスチ
ック処理装置の第4の実施の形態について説明する。図
4は、本実施の形態の廃プラスチック処理装置の構成概
略図である。
【0055】図4に示すように、本実施の形態では、比
重選別部23の前の配管からバイパス部81を分岐して
設け、これを燃焼部40に接続している。バイパス部8
1は、切り替え弁や配管あるいはコンベア等、廃プラ処
理装置全体の構成により適宜に選択、決定される。
【0056】その他については、図1に示す第1の実施
の形態の廃プラスチック処理装置と略同様である。第4
の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0057】本実施の形態によれば、処理される原料に
ついて下記のそれぞれのパターンの運転状態が選択でき
るので、運用形態が増加して柔軟な運転が可能となる。
【0058】 比重選別部23のみへの供給 燃焼部40のみへの供給 比重選別部23および燃焼部40の両方への供給
【0059】例えば、通常はの運転モードを利用し、
リサイクル品として主にリサイクル品(C)(ここでは
塩酸)が必要になった場合にの運転に切り替えて増産
したり、原料の一般的な増加に対応するためにの運転
モードを選択したりすることもできる。
【0060】なお、廃プラ処理装置全体の構成により、
第3の実施の形態(図3)と第4の実施の形態(図4)
の各特徴部分を組み合わせることも選択できる。
【0061】次に、図5を用いて、本発明の廃プラスチ
ック処理装置の第5の実施の形態について説明する。図
5は、本実施の形態の廃プラスチック処理装置の構成概
略図である。
【0062】図5に示すように、本実施の形態では、軽
量物回収部24と後処理部26との間に第2比重選別部
90が設けられている。すなわち、処理される原料が比
重選別部23にて選別され、軽量物回収部24にて回収
された軽量物について、第2比重選別部90にて更に最
優良物と優良物とに選別するものである。ここで比重選
別部23と第2比重選別部90とは、適宜に選別精度が
調整されている。最優良物と優良物とは、それぞれ最優
良物回収部91及び優良物回収部92にて回収され、後
処理部26、93にて後処理される。これにより、それ
ぞれ選別精度の上がったものとしてリサイクルできるこ
とになる。
【0063】その他については、図1に示す第1の実施
の形態の廃プラスチック処理装置と略同様である。第5
の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0064】本実施の形態によれば、最優良物と優良物
とがそれぞれ最優良物回収部91及び優良物回収部92
にて回収され、後処理部26、93にて後処理され、そ
れぞれより選別精度の上がったものとしてリサイクルで
きる。
【0065】なお、さらにリサイクルの用途に応じて、
比重選別部をさらに接続することも可能である。また、
図示していないが、若干物性精度の落ちる優良回収物
を、前処理部30に接続して熱分解部31に送ることも
可能である。
【0066】次に、図6を用いて、本発明の廃プラスチ
ック処理装置の第6の実施の形態について説明する。図
6は、本実施の形態の廃プラスチック処理装置の構成概
略図である。
【0067】図6に示すように、本実施の形態の廃プラ
処理装置は、大きな括りとして、比重選別装置1、熱分
解装置2および第2熱分解装置4から構成されている。
【0068】より詳細には、熱分解装置2の塩素含有物
が、第2熱分解装置4の熱分解部100に投入されるよ
うになっている。すなわち、高い熱量を保有した塩素含
有物が、熱分解部100に供給されて約600℃程度で
熱分解され、還元性ガスを発生し、その後改質器101
に導かれて1200℃程度の高温にて改質処理されるよ
うになっている。
【0069】改質器101から排気される排ガスは、そ
の後排ガス冷却部102にて冷却され、100℃程度の
低温まで短時間で急冷されるようになっている。このた
め、ダイオキシン発生の問題はない。冷却された排ガス
は、まだ十分に高い熱量を保有していることから、ガス
回収部106にて回収されリサイクルに利用される。こ
のリサイクル品(D)は、マテリアルリサイクルや、ボ
イラー等の燃料、燃料電池等の発電用原料等広い用途に
利用される。
【0070】一方、排ガス冷却部102の冷却水は、塩
酸吸収部103にて塩酸吸収されるようになっている。
塩酸吸収部103は、例えば吸収塔によって構成されて
いる。塩酸吸収部103にて吸収された塩酸は、塩酸回
収部104にて回収され、高炉などの鉄鋼プラントにお
ける酸洗等の用途にリサイクル利用される。
【0071】その他については、図1に示す第1の実施
の形態の廃プラスチック処理装置と略同様である。第6
の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0072】次に、図7を用いて、本発明の廃プラスチ
ック処理装置の第7の実施の形態について説明する。図
7は、本実施の形態の廃プラスチック処理装置の構成概
略図である。
【0073】図7に示すように、本実施の形態の廃プラ
処理装置は、大きな括りとして比重選別装置1、第3熱
分解装置5および第2熱分解装置4から構成されてい
る。
【0074】より詳細には、熱分解部31での処理後に
続けて高温分離部120での分解処理を行い、油状の液
体の脱塩素化物のみを脱塩化物回収部121にて回収す
るようになっている。熱分解部31は、塩ビが他のプラ
スチックよりも低い300℃前後で脱塩素反応を生じる
という熱分解特性の違いを利用した装置であり、特にそ
の方式や装置構造に利限はない。
【0075】熱分解部31による脱塩素処理の後、脱塩
化物を再び400℃〜800℃程度まで加熱して高温分
解すると、その多くは無害化された油または油状の液体
の脱塩素化物として回収される。その後、リサイクルの
用途に応じて、適宜の後処理部122にてろ過や成分調
整等の後処理がなされるようになっている。
【0076】リサイクルの用途としては、例えば油また
は油状の液体の場合、ボイラーやセメントキルン等の重
油の代替とした燃料や発電用燃料等がある。
【0077】一方、熱分解部31や高温分解部120の
内部で熱分解されて取り出された塩化水素ガス、およ
び、同時に生ずるテレフタル酸や無水フタルおよび可塑
材としてプラスチック中に含まれるDOP等は、高い熱
量を保有し、塩素を含む廃油状の塩素含有物として塩素
含有物回収部124に回収され、その後熱分解部100
に導かれるようになっている。これ以後の工程は、図6
に示した第6の実施の形態と同様である。
【0078】なお、以上の各実施の形態は、例えば以下
に示すように修正、変更され得る。
【0079】 第2の実施の形態の添加物(添加原
料)の添加工程を、第3乃至第7の実施の形態において
組み合わせて使用する。
【0080】 第3の実施の形態のバイパス系統を、
第4の実施の形態のバイパス系統と同時に使用する。
【0081】 第3または第4の実施の形態のバイパ
ス系統を、第6または第7の実施の形態において組み合
わせて使用する。
【0082】 第5の実施の形態の第2比重分離装置
を、第6または第7の実施の形態において組み合わせて
使用する。
【0083】 各構成機器を、直列または並列に、多
重化して使用する。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、選別部
と熱分解部とを組み合わせることにより、二次的廃棄物
の量を抑制しつつ、効率良く廃プラスチックを処理する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【図6】本発明の第6の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【図7】本発明の第7の実施の形態による廃プラスチッ
ク処理装置を示す構成概略図。
【符号の説明】
1 比重選別装置 2 熱分解装置 3 燃焼及び塩酸回収装置 4 第2熱分解装置 5 第3熱分解装置 10 原料投入装置 20 1次破砕部 21 磁力及び風力分別部 22 2次破砕部 23 比重選別部 24 軽量物回収部 25 重量物回収部 26 後処理部 28 不適合物回収部 30 前処理部 31 熱分解部 32 脱塩化物回収部 33 塩素含有物回収部 34 後処理部 40 燃焼部 41 燃焼ガス冷却部 42 塩酸吸収部 43 塩酸回収部 44 排ガス回収部 80 バイパス部 81 バイパス部 90 第2比重選別部 91 最優良物回収部 92 優良物回収部 93 後処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 27:04 C08L 27:04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入される廃プラスチックを非加熱状態で
    選別する選別部と、 選別部に接続され、重量物として選別された廃プラスチ
    ックを加熱分解する熱分解部と、 を備え、 熱分解部には、熱分解された塩素含有物を燃焼させて燃
    焼ガスとする燃焼部が接続され、 燃焼部には、燃焼ガスを冷却して塩酸を回収する塩酸回
    収部が接続されていることを特徴とする廃プラスチック
    処理装置。
  2. 【請求項2】投入される廃プラスチックを非加熱状態で
    選別する選別部と、 選別部に接続され、重量物として選別された廃プラスチ
    ックを加熱分解する熱分解部と、 を備え、 選別部は、投入される廃プラスチックを非加熱状態で比
    重により選別する比重選別部であり、 熱分解部には、熱分解された塩素含有物を燃焼させて燃
    焼ガスとする燃焼部が接続され、 燃焼部には、燃焼ガスを冷却して塩酸を回収する塩酸回
    収部が接続されていることを特徴とする廃プラスチック
    処理装置。
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